JP2024518662A - 廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造 - Google Patents

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Abstract

本発明は、廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造に関し、廃棄物を前後側で重ねるタイプでラップ原反を密着移動させながら縁を密封するにあたり、第1ギア軸のスパーギアはギア本体の外径部に歯先円が一致する形態に形成され、前記第1ギア軸のスパーギアとかみ合いになる第2ギア軸のスパーギアは、ギア本体の外径部と歯底円が一致し、歯先円が突出される形態に形成されて相互噛合いになって、ギア部から区分けされる外径部に凹溝を形成し、この凹溝にはOリングを介在してラップ原反を密着加圧して2個のOリングによる押え作用による密封部分を加えながら、ギアの噛合い部位は容易に破れないように密封させることによって、既存のようにラップ原反の破れ現象によって悪臭及び生理血が漏れる現象を防止させ、廃棄物収集箱の衛生的な使用と以後の廃棄物収去管理にも有用である。

Description

本発明は、廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造に関し、より詳細には、密着性の良いラップ原反の縁部分を一対のギア噛合いで密着して密封が行われるようにするにあたり、包装紙の密封部分が破れる事例を防止して悪臭が漏れる問題点を解決することはもちろん、密封力をさらに強化して廃棄物の安全な包装処理が行われるようにした廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造に関する。
一般に、高速道路の休憩施設、学校、病院などの機関に用意された公衆トイレは、男女トイレを区分して使用しており、特に、トイレブース(大便用ブース)にはトイレットペーパーの使用後に捨てることができるゴミ箱、ペーパー供給ディスペンサー、棚などが提供されて利用に便宜を提供している。
最近は、トイレットペーパーの使用後に便器に直ぐ捨てて水に流して使えるように改正され、ゴミ箱を無くすよう、2018年1月1日から公衆トイレ法施行令にしたがって行われている。
通常、女性が使った後の生理用ナプキンの正しい処理及び収去のために、特に女性専用公衆トイレには女性専用衛生用品収集箱(以下、生理用ナプキン収集箱と称する)が用意されて、生理用ナプキン専用で収去されている。
既存の生理用ナプキン収集箱と係る先行技術は、大体使用後に生理用ナプキンを収集する箱に依存し、このような収集箱は根本的な悪臭(においが漏れる)を解決することができないうえ、特に、トイレ管理美化員が収集箱を開放し、収集箱に集まった生理用ナプキンを収去する過程で2次悪臭が結局発生するので、使用後の生理用ナプキンの収去による空気汚染は勿論、害虫などが集まるようになって、不特定多数の人が利用する公衆トイレの衛生的な部分が常に指摘され、快適なトイレの内部を維持することができない問題点があった。
一方、前記のような生理用ナプキンの他に病院での廃棄物(例えば、傷の治療後に捨てられる綿、ガーゼ、絆創膏、包帯、使い捨て手袋、マスクなど)は、廃棄物に残る薬品の臭いと共に感染性があるので、別途廃棄物を処理している。
しかし、前記のような廃棄物処理は、その都度に行われない事例が頻繁であって、薬品の臭いはもちろん2次感染のおそれがあるため、病院の消毒にもっと愼重を要するべきであり、実質的に廃棄物処理の際に専用廃棄物箱に捨てたり、廃棄物を1ヶ所に集めて処理するため、空気の汚染、感染などをもたらす要因となっている。
前記のような点に鑑みた先行技術を見れば、韓国登録特許第10‐2213504号公報(名称:生理用ナプキン収集箱、登録日:2021年02月02日、以下、これを「特許文献」という)が開示されている。
前記特許文献の生理用ナプキン収集箱は、前面に使用後生理用ナプキンを回収するためのロックドアが用意され、上部内側に使用後生理用ナプキン通路が形成された隔壁を持つ四角形の本体と、前記本体の上部に脱着されるように結合され、その上部中央に使用後生理用ナプキンを投入するための横型の投入口が上面と側面が露出されるように形成され、前記投入口の下部両側には下部に行くほど狭くなる透明なラップガイド片が下向きに垂直になるように附着された上部カバーと、前記本体の上部両側に対応されるように固定設置され、両側に軸案内溝部が形成され、軸案内溝部の間の上部に縮支持部が平行に間隔を置いて形成され、中間にセンサー支持部が形成され、センサー支持部の下部に軸支持孔及び本体との固定のための固定孔が形成された第1支持台と、前記本体の隔壁上部の使用後生理用ナプキン通路と一致して本体下部に通じる通孔が形成された底部と、底部両側に軸貫通孔が形成された側部からなって、前記本体の隔壁上面に底部の底面が安着固定され、両側の側部は前記第1支持台の間に間隔を置いて配置される第2支持台と、前記第1支持台の軸案内溝部にそれぞれ両端が転がって支持される回転軸及び回転軸にそれぞれ装着されて投入される使用後生理用ナプキンを包んで密封するためのロール状の第1ラップ及び第2ラップと、前記第1支持台の軸支持部に両端が回転できるように設置されて第1ラップ及び第2ラップから上部カバー側の投入口の開口された部分を経由して上部カバーの内側下部にラップを案内誘導するローラー軸と、前記第1支持台のセンサー支持部に固定設置されて使用後生理用ナプキンを感知する発光部及び発光部と向い合う第1支持台のセンサー支持部に固定設置されて発光部で照射された光の有無を感知する受光部と、一対で軸棒の両側にスパーギアが固定され、スパーギアの間にはチューブ型のクッション材が設置されて前記第2支持台に両端が転がるように設置される第1ギア軸及び第2ギア軸と、前記第2支持台を貫く第1ギア軸の軸棒に結合される受動ギア及び受動ギアが設置された第1支持台の一側に回転できるように設置される駆動ギアと、前記第2支持台に設置されて駆動ギアを回転させる駆動モーターを含んで構成される。
前記のような生理用ナプキン収集箱1は、使用後生理用ナプキンの投入感知、駆動モーターMの作動、支持台2側に装着されたロール状の第1ラップ原反W1と第2ラップ原反W2の連続移送で投入された使用後生理用ナプキンのような廃棄物Pを密封する構造であって、本体内に使用後生理用ナプキンが収去されるようにして、使用後生理用ナプキンで最も問題となっている汚染、悪臭部分を解決すると同時に、きれいな使用及び密封包装収集箱ができるようにしたものである。
しかし、前記のように、ラップ原反W1,W2の供給と相互噛み合い、クッション材30の密着加圧による使用後生理用ナプキンの包装、駆動モーターM側の駆動ギアG1、受動ギアG2の噛合い回転される第1ギア軸10及び第2ギア軸20のスパーギア12,22の作動上でスパーギアが噛合になった端は、添付の図1~図2で示されたように、クッション材30と境界をなす部位にラップ原反の密封不良が発生する。
すなわち、ラップ原反の密封不良は、使用後生理用ナプキンが投入されて前記第1ギア軸と第2ギア軸のクッション材の間を通過することにあたり、厚く折り畳まれた生理用ナプキンであるか、あるいは体積の大きい乳児用おむつの場合、前記第1ラップと第2ラップとが相互密着されるスパーギア部分で前記のような廃棄物の体積の大きさによってラップを引っ張る現象と一緒にスパーギアの端でラップが破れる事例が発生する。
通常、前記のような収集箱に適用されるスパーギアは、生産が容易であるプラスチック素材で射出成形された製品でラップ原反に比べてハードな素材であるため、ラップの特性上、相互密着されるようにして縁を密封するには容易な部品であるが、上述したように投入される廃棄物の体積が大きくなる場合、前記のように原反が損傷される原因を提供することになる。
前記のような廃棄物Pである使用後生理用ナプキンの包装が行われて収集箱1内に徐々に積もるようになるが、添付の図3で図示した「ア」部分、すなわち、ラップ原反がスパーギアにかみ合う席の側でスパーギアのかみ合いの端部位に発生する引張力によって原反が破れる現象が発生する問題点があった。
前記のような破れた部位をもって廃棄物の臭いまたは生理血が漏れる原因によって収集箱に汚染が発生し、このような点はトイレブースの内部空間での臭い発生、使用後生理用ナプキンを収去するために収集箱を開放し、これらを収去する過程で作業者が不潔な臭いを嗅ぐようになる原因となって、収集箱の汚染された部位を掃除したり消毒しなければならない問題点を発生させている。
本発明が属する技術分野の先行技術文献には、上述した韓国登録特許第10‐2213504号公報などがある。
本発明は、前記のように従来の問題点を解決するために発明したものであって、密着性がよいラップ原反の縁部分を一対のギア噛合いで密着して密封が行われるようにすることにあたり、包装紙の密封部分が破れる事例を防止して悪臭が漏れる問題点を解決することはもちろん、密封力をさらに強化して廃棄物の安全な包装処理が行われるようにした廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造を提供することにその目的がある。
前記目的を達成するための本発明によれば、収集箱側の投入口を通じて収集箱の内部支持台に両端が回転できるように備えられて、廃棄物の投入時に廃棄物を挟んでそれぞれ2つのラップ原反が合される形態で供給され、両側にスパーギアが備えられた第1ギア軸と第2ギア軸との間を通過しながらスパーギアの噛合いと一緒に第1ギア軸、第2ギア軸上のクッション材の密着加圧によってラップ原反の端が密封されるようにしたことにあたり、前記第1ギア軸及び第2ギア軸上のスパーギアは、ギア部と外径部が区画されたギア本体でそれぞれ構成され、前記第1ギア軸のスパーギアは、ギア本体の外径部に歯先円が一致する形態に形成され、前記第1ギア軸のスパーギアとかみ合いになる第2ギア軸のスパーギアは、ギア本体の外径部と歯底円が一致し、歯先円が突出される形態に形成され、前記スパーギアのギア本体の外径部には凹溝が形成され、前記凹溝にはラップ原反を密着させるOリングが介在され、前記ギア本体の外径部の一端側は傾くように形成されて凹溝からラップ原反の直角となる干渉が行われず、ラップ原反が通過されるように構成されることを特徴とする。
本発明による前記第1ギア軸のスパーギアが形成されたギア本体と、第2ギア軸のスパーギアが形成されたギア本体の凹溝とは、相互ずれる形態に形成されてOリングを通じたラップ原反の加圧密封が2地点のラップ原反の加圧密封になるように形成されたことを特徴とする。
本発明による前記第1ギア軸のスパーギア外径部には一つ以上の加圧突部が間隔を置くように形成され、前記第2ギア軸のスパーギアが形成されたギア本体の外径部には幅と深さを有する安着溝が形成され、前記安着溝には加圧突部が接する帯状のバンドリングが挿入されてラップ原反の加圧密封が行われるように構成されたことを特徴とする。
本発明による前記ギア部の歯先円から歯底円までは1.5~2.5mmの深さに形成されて、スパーギアの噛合いが行われることを特徴とする。
本発明による廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造は、廃棄物を前後側で重ねるタイプで、ラップ原反を密着移動させながら周辺を密封するにあたり、第1ギア軸のスパーギアは、ギア本体の外径部に歯先円が一致する形態に形成され、前記第1ギア軸のスパーギアとかみ合いになる第2ギア軸のスパーギアは、ギア本体の外径部と歯底円が一致し、歯先円が突出される形態に形成されて相互噛合いになって、ギア部から区分けされる外径部に凹溝を形成し、この凹溝にはOリングを介在してラップ原反を密着加圧して2個のOリングによる押え作用による密封部分を加えながら、ギアの噛合い部位は容易に破れないように密封させることで既存のようにラップ原反の破れ現象によって悪臭及び生理血が漏れる現象を防止し、廃棄物収集箱の衛生的な使用と、以後の廃棄物収去管理にも有用な利点を提供する。
従来技術の収集箱内部に適用されて、ラップ原反を密封、移送するためのギア及びギア側を示す斜視図である。 図1でギアとギアの噛合いによるラップが密着通過される状態を示す収集箱の使用状態側断面図である。 図2でギアの噛合いによって廃棄物が密封された状態を示す平面図である。 本発明の廃棄物収集箱に適用された第1ギア軸、第2ギア軸及びOリングを分離して示す斜視図である。 本発明による第1ギア軸と第2ギア軸とのギア部分の噛合い状態を示す側断面図である。 本発明による廃棄物包装材であるラップの縁側の密封状態を示す図5のA‐A線の横断面図である。 本発明による第1ギア軸のOリングの適用例を示す他の実施例である。 本発明による第1ギア軸のOリングの適用例を示す他の実施例である。 本発明による他の実施例のラップの縁側密封構造を示す第1ギア軸及び第2ギア軸の横断面図である。 本発明によるラップ原反が密封された状態を示す正面図である。
以下、本発明を添付の図面を参照してより詳細に説明すれば次のとおりである。
これに先たち、本明細書及び請求範囲に使われた用語や単語は、通常的や辞書的な意味に限定して解釈されてはならず、発明者は自分の発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義することができるという原則に即して本発明の技術的思想に符合する意味と概念に解釈しなければならない。
したがって、本明細書に記載された実施例と図面に示された構成は、本発明の最も好ましい一実施例に過ぎず、本発明の技術的思想を全て代弁することではないので、本出願時点において、これらは代替することができる多様な均等物と変形例があり得ることを理解しなければならない。
本発明である廃棄物密封構造は、添付の図4~図10を参照して説明すれば、次のとおりである。
収集箱側の投入口を通じて収集箱の内部支持台2に両端が回転できるように備えられて、廃棄物Pの投入時に廃棄物を挟んでそれぞれ2つのラップ原反W1,W2が合される形態に供給され、両側にスパーギア12,22が備えられた第1ギア軸10と第2ギア側20の間を通過しながらスパーギア14,14の噛合いとともに第1ギア軸、第2ギア軸上のクッション材30の密着加圧によってラップ原反の縁が密封されるようにしたことにおいて、前記第1ギア軸10及び第2ギア軸20上のスパーギア12,22は、ギア部12a,22aと外径部12b,22bが区画されたギア本体11,21からなる。
前記スパーギアはスパーギア(Spur gear)で、金属ではないプラスチック系列の合成樹脂で成形製作され、ギアの動力伝達を要する部品よりはラップ原反の密着加圧に樹脂で成形製作され、ギアの動力伝達を要する部品よりはラップ原反の密着加圧による密封効果を高めるためにギアの歯数の基礎円(Base circle)から少なくとも80個~150個程度に稠密に形成される。
前記第1ギア軸10のスパーギア12は、ギア本体11の外径部12aに歯先円(addendum circle)が一致する形態に形成され、前記第1ギア軸10のスパーギア12とかみ合いになる第2ギア軸20のスパーギア22は、ギア本体21の外径部22aと歯底円(tooth circle)とが一致し、歯先円が突出される形態に形成される。
すなわち、前記第1ギア軸のスパーギアと第2ギア軸のスパーギアの噛合い回転は、それぞれ外径部が密着される形態に近接するように配置され、後述する凹溝に介在されたOリングによって最低限の間隙でラップ原反を押して加圧できるようにする。
前記スパーギア12,22のギア本体11,21の外径部12b,22bには凹溝12‐1,22‐1が形成され、前記凹溝12‐1,22‐1には前後側でそれぞれ狭められる角度で供給されるラップ原反W1,W2を密着させるOリング40が介在される。
前記ギア本体11,21の外径部12b,22bの一端側は傾くように形成されて、凹溝12‐1,22‐1からラップ原反W1,W2に直角となる干渉が行われずにラップ原反W1,W2が通過するように構成される。
前記第1ギア軸10のスパーギア12が形成されたギア本体11と第2ギア軸20のスパーギア22が形成されたギア本体22の凹溝12‐1,22‐1、及びこの凹溝に弾力的にかけられたOリング40は、添付の図8で示すように、相互ずれる形態に形成されてOリング40を通じたラップ原反W1,W2の加圧密封が2地点になるように形成される。
または、添付の図7で示すように、前記スパーギア12,22の外径部12b,22bに形成される凹溝12‐1,22‐1及びOリング40は相互向い合う形態に形成され、ここにOリング40が相互最大限接する形態でもラップ原反を加圧密封できるようにする。
前記Oリング40はウレタン系列のゴム素材として、所定のクッションと弾性力でラップ原反W1,W2を密着して密封できるようにしたものである。
一方、本発明による一実施例として、添付の図9で示すように、前記第1ギア軸10のスパーギア12の外径部12bには、一つ以上の加圧突部12b‐2が間隔を置いて形成され、前記第2ギア軸20のスパーギア22が形成されたギア本体21の外径部22bには、幅と深さを有する安着溝22b‐2が形成され、前記安着溝22b‐2には加圧突部12b‐2が接する帯状のバンドリング23が挿入されてラップ原反の加圧密封が行われるように構成される。
一方、前記ギア部12a,22aの歯先円から歯底円までは1.5~2.5mmの深さに形成され、スパーギア12,22の噛合いがなされるようにすることが好ましい。
参考として、前記ラップ(Wrap)の原反は、食べ物の包装用に多く使われており、電荷を帯びない物体や電熱体(不導体)によくくっつく静電気の性質(ラップが巻かれたロールからラップ原反を解く際に表面で発生する静電気)によってくっつくようになる。なお、伸縮性を有するので、元に戻ろうとする力が発生して、前記のような使用後生理用ナプキンを包みながらラップ原反とラップ原反がよくくっついて密封されるようになることで、ここで、ラップ原反は発泡スポンジ素材からなるクッション材の加圧によって自然に廃棄物を密着包装させる。
参考として、本発明による廃棄物収集箱の前記スパーギアのいずれか一つのスパーギアには、駆動モーターの回転軸に備えられた駆動ギアの噛合い回転で動力が伝達される構造であり、収集箱の制御部を通じて簡単な動作制御が行われるものであって、これに関する具体的な説明は、以下省略する。
このように構成された本発明の廃棄物収集箱の廃棄物密封による作用を記述すれば次のとおりである。
図2を参照して説明すれば、収集箱の投入口に生理用ナプキンなどのような廃棄物Pが投入されれば、これを感知し、感知された信号は駆動モーターを稼動して駆動ギアを通じて支持台2に両端が回転できるように設置された前記第1ギア軸10のスパーギア12を回転させ、第1ギア軸10のスパーギア12と噛合いになった第2ギア軸20のスパーギア22のかみ合い回転によって廃棄物Pを間に置いたラップ原反W1,W2は下向きに移動しながら、その縁部分が加圧密封される。
前記のように、ラップ原反W1,W2の密封は第1ギア軸10のスパーギア12と第2ギア軸20のスパーギア22との間に介在されたクッション材30が進入された廃棄物Pの形態によってラップ原反の外部を押しながら密着させ、ラップ原反W1,W2の縁は前記第1ギア軸10のスパーギア12、第2ギア軸20のスパーギア22をなす外径部12b,22b側のOリング40によって加圧が2地点で行われ、ギア部12a,22aの噛合いによるラップ原反W1,W2の押えによって廃棄物Pを基準にしてラップ原反W1,W2の進行方向の両端方向に3ヶ所を密封しながらクッション材30を通過させる。
特に、前記スパーギア12,22の外径部の一端側は傾くように形成されていて、ラップ原反W1,W2が外径部12b,22bの端部から直角にならず、自然に反対される斜角を成しながら前記のように密封されるので、既存のスパーギアの噛合いによってスパーギアの端で押されると同時に発生する破れ現象を防止することができるようになる。
なお、本発明によるラップ原反W1,W2の密封は、2つのOリング40部分をもって2地点の密封とともに、ギア部12a,22aの噛合いは外径部12b,22b側の凹溝12‐1,22‐1に備えられたOリング40から離隔されて外径部と区画され、より稠密なギア部12a,22aの歯数の噛合いによって押え密封が行われるので、廃棄物の体積によってラップ原反が増えながらスパーギアの直角部分になるかみ合いの端でよく発生する破れ現象を無くし、廃棄物の臭いが漏れない安定した密封を実現できるようにする。
特に、前記ギア部12a,22aによる密封は、前記第1ギア軸10のスパーギア12は、ギア本体11の外径部12aに歯先円が一致する形態に形成され、前記第1ギア軸10のスパーギア12とかみ合いになる第2ギア軸20のスパーギア22は、ギア本体21の外径部22aと歯底円が一致し、歯先円が突出される形態に形成され、
これらのギア部12a,22aの噛合いは、歯先円から歯底円までは1.5~2.5mmの深さと80個~150個の稠密なギア歯数の噛合いで行われるので、密封効果が稠密で、且つ優れる。
本発明による前記ギア部12a,22aの噛合い適用とともに、Oリング40は添付の図7のように外径部12b,22bと同一位置の凹溝12‐1,22‐1と、凹溝に備えられたOリング40が適用されて、OリングとOリングとの弾性的な加圧接触によるラップ原反を密封することができるか、または図8のように前記第1ギア軸10のスパーギア12が形成されたギア本体11と、第2ギア軸20のスパーギア22が形成されたギア本体22の凹溝12‐1,22‐1に介在され、それぞれずれる形態に配置されてOリング40を通じたラップ原反W1,W2の加圧密封が2地点で行われることで、より安定した密封を要することができるようになる。
添付の図9は、本発明によるまた他の実施例を示すもので、これは前記第1ギア軸10のスパーギア12の外径部12bには一つ以上の加圧突部12b‐1が突出されており、前記第2ギア軸20のスパーギア22が形成されたギア本体21の外径部22bには幅と深さを有する安着溝22b‐1に備えられた帯状のバンドリング23にラップ原反を挟んで加圧突部12b‐1が加圧する構造としてラップ原反W1,W2の密封が行われる。
前記帯状のバンドリング23は、弾力性を有するウレタンゴム素材で相対的に密着している加圧突部12b‐1がラップ原反を押しながら回転するので、上述したように同一な効果の加圧密封が行われる。
前記のように、加圧密封されたラップ原反W1,W2の正面は、添付の図10のように2つの直線押え部分Bと、ギア部噛合いによる押え部分Cが同時に形成されるため、既存ギアによる密封より悪臭や生理血などがラップ原反の縁側に漏れないように密封することができる。
したがって、廃棄物収集箱が置かれたトイレブースの内部、あるいは病院での治療室などでの使用は、より衛生的な使用が可能であり、以後廃棄物を収去する過程でも廃棄物収集箱の汚染を防止すると同時に、悪臭問題なく収去される衛生的な処理が可能である。
本発明のラップ原反の密封不良防止構造は、比較的に簡単な構造の適用であるが、廃棄物を悪臭の発生なく密封包装し、収去する面を考慮すると、充分廃棄物収集箱で求める部分を満たすに十分な技術である。
以上のように、本発明では具体的な構成要素などのような特定事項と、限定された実施例及び図面によって説明されたが、これは本発明のより全般的な理解を助けるために提供されたものに過ぎず、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明が属する分野における通常の知識を有する者であれば、このような記載から多様な修正及び変形が可能である。
したがって、本発明の思想は説明された実施例に限って決まってはならず、後述する特許請求範囲だけでなく、この特許請求範囲と均等であるか、等価的変形があるすべてのものなどは本発明の思想の範疇に属するといえる。
2:支持台
W1、W2:ラップ原反
10:第1ギア軸
11、21:ギア本体
12、22:スパーギア
12a、22a:ギア部
12b、22b:外径部
12‐1、22‐1:凹溝
12b‐1:加圧突部
22b‐1:安着溝
20:第2ギア軸
23:バンドリング
30:クッション材
40:Oリング
P:廃棄物
B、C:密封部分

Claims (4)

  1. 収集箱側の投入口を通じて収集箱の内部支持台2に両端が回転できるように備えられ、廃棄物Pの投入時に廃棄物を挟んでそれぞれ2つのラップ原反W1,W2が合される形態に供給され、両側にスパーギア12,22が備えられた第1ギア軸10と第2ギア側20の間を通過しながらスパーギア14,14の噛合いとともに第1ギア軸、第2ギア軸上のクッション材30の密着加圧によってラップ原反の縁の密封が行われるようにしたことにおいて、
    前記第1ギア軸10及び第2ギア軸20上のスパーギア12,22は、ギア部12a,22aと外径部12b,22bが区画されたギア本体11,21からなって、
    前記第1ギア軸10のスパーギア12はギア本体11の外径部12aに歯先円が一致する形態に形成され、
    前記第1ギア軸10のスパーギア12とかみ合いになる第2ギア軸20のスパーギア22は、ギア本体21の外径部22aと歯底円が一致し、歯先円が突出される形態に形成され、
    前記スパーギア12,22のギア本体11,21の外径部12b,22bには凹溝12‐1,22‐1が形成され、前記凹溝12‐1,22‐1にはラップ原反を密着させるOリング40が介在され、
    前記ギア本体11,21の外径部12b,22bの一端側は傾くように形成され、凹溝12‐1,22‐1からラップ原反に直角になる干渉が行われずにラップ原反が通過するように構成されることを特徴とする、廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造。
  2. 前記第1ギア軸10のスパーギア12が形成されたギア本体11と第2ギア軸20のスパーギア22が形成されたギア本体22の凹溝12‐1,22‐1は、相互ずれる形態に形成されてOリング40を通じたラップ原反の加圧密封が2地点で行われるように形成されたことを特徴とする、請求項1に記載の廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造。
  3. 前記第1ギア軸10のスパーギア12の外径部12bには一つ以上の加圧突部12b‐1が間隔を置いて形成され、前記第2ギア軸20のスパーギア22が形成されたギア本体21の外径部22bには幅と深さを有する安着溝22b‐1が形成され、前記安着溝22b‐1には加圧突部12b‐1が接する帯状のバンドリング23が挿入されてラップ原反の加圧密封が行われるように構成されたことを特徴とする、請求項1に記載の廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造。
  4. 前記ギア部12a,22aの歯先円から歯底円までは1.5~2.5mmの深さに形成されてスパーギア12,22の噛合いが行われることを特徴とする、請求項1に記載の廃棄物収集箱の廃棄物密封不良防止構造。

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