JP2024517468A - 物体を検査するためのプロセス及びシステム - Google Patents

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Abstract

【解決手段】 物体を検査する非破壊プロセスは、第1及び第2の超音波素子を物体の本体に対して位置決めすることと、第1及び第2の超音波素子を、本体の長手方向軸に直交する方向においてオフセットさせることと、を含むことができる。物体を検査する更なるプロセスは、少なくとも1つの異常を含む、物体の本体のマップを作成することと、少なくとも1つの異常のタイプ、数、サイズ、形状、位置、配向、エッジ鮮鋭度、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される1つ以上の基準の評価に基づいて、本体と関連付けられた品質値を提供することと、を含むことができる。超音波システムは、第1及び第2の超音波素子と、処理素子と、を含むことができる。プロセス素子は、少なくとも1つの異常を含む、本体のマップを作成することと、少なくとも1つの異常のタイプ、数、サイズ、形状、位置、配向、エッジ鮮鋭度、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される1つ以上の基準の評価に基づいて、本体と関連付けられた品質値を提供することと、を行うように構成することができる。【選択図】図1

Description

本開示は、概して、物体を検査するためのプロセス及びシステムに関し、特に、セラミック体を含む物体を検査するために超音波を利用するプロセス及びシステムに関する。
製造プロセス(例えば、プレス、取り扱い、焼成、又は研削)において、時折、大きい耐火ブロックの内側に亀裂が形成されることがある。最終的な用途では、亀裂の存在は、ブロックの重大な故障につながる可能性があり、これは、許容不能なダウンタイム及び関連するコストをもたらす可能性がある。しかしながら、ブロックの検査において、内部亀裂は、常に識別されるわけではない可能性がある。
本発明の一態様によれば、セラミック体を検査するプロセスは、第1及び第2の超音波素子をセラミック体に対して位置決めすることであって、第1及び第2の超音波素子が、セラミック体の長手方向軸に直交する方向にオフセットされる、位置決めすることと、超音波信号をセラミック体に導入することと、を含むことができる。
本発明の別の態様によれば、セラミック体を検査するプロセスは、超音波信号をセラミック体に導入することと、セラミック体を離れる超音波信号を受信することと、受信された超音波信号に基づいて、少なくとも1つの異常を含む、セラミック体のマップを作成することと、少なくとも1つの異常のタイプ、数、サイズ、形状、位置、配向、エッジ鮮鋭度、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される1つ以上の基準の評価に基づいて、セラミック体と関連付けられた品質値を提供することと、を含むことができる。
本発明の別の態様によれば、超音波検査システムは、物体の本体に超音波信号を導入するように構成された第1の超音波素子と、物体の本体を離れる超音波信号を受信するように構成された第2の超音波素子と、少なくとも1つの異常を含む、本体のマップを作成し、少なくとも1つの異常のタイプ、数、サイズ、形状、位置、配向、エッジ鮮鋭度、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される1つ以上の基準の評価に基づいて、本体と関連付けられた品質値を提供するように構成された処理素子と、を含むことができる。
本開示は、添付の図面を参照することによって、より良く理解され、その多数の特徴及び利点が当業者に明らかにされ得る。実施形態は、例として例解されており、添付の図面に限定されない。
図1は、本明細書における実施形態による、システムの一部分の例解図を含む。 図2は、本明細書における実施形態による、物体の本体の例解図を含む。 図3は、本明細書における実施形態による、プロセスを例解するフローチャートを含む。 図4Aは、本明細書における実施形態による、物体及び超音波素子の異なる図の例解図を含む。 図4Bは、本明細書における実施形態による、物体及び超音波素子の異なる図の例解図を含む。 図5は、本明細書における実施形態による、プロセスを例解するフローチャートを含む。 図6は、一実施形態による、本体の例示的なマップを含む。 図7は、別の実施形態による、本体の例示的なマップを含む。 図8は、一実施形態による、異常の例解図を含む。 図9Aは、異常を含むマップを含む。 図9Bは、本明細書における実施形態による、マップを含む。 図10Aは、異常を含むマップを含む。 図11Aは、異常を含むマップを含む。 図12Aは、異常を含むマップを含む。 図10Bは、本明細書における実施形態による、マップを含む。 図11Bは、本明細書における実施形態による、マップを含む。 図12Bは、本明細書における実施形態による、マップを含む。 図13は、一実施形態による、超音波素子の例解図を含む。
当業者は、図中の要素が簡略化及び明瞭化を目的として例解されており、必ずしも縮尺どおりに描画されていないことを理解されたい。例えば、図中の一部の素子の寸法は、本発明の実施形態の理解を改善させるのに役立つように、他の素子に対して誇張されている場合がある。
実施形態は、非破壊様式で物体を検査するプロセスを対象とする。プロセスは、物体の本体の超音波走査を実施することと、取得されたデータを分析して、本体内の異常を識別することと、を含むことができる。超音波走査は、B走査、C走査などを含み得る。特定の実施形態では、物体は、欠陥、非欠陥異常、又はこれらの組み合わせを含む異常を含む本体を含むことができる。プロセスは、異常を亀裂などの欠陥、又は非欠陥異常に分類することと、異常の識別及び/又は分析に基づいて、本体の品質に対応する品質値を提供することと、を更に含み得る。更なる実施形態では、プロセスは、欠陥を含む異常を選択的に拡大するために、特定の様式で超音波素子(例えば、送信機及び受信機)を位置決めすることを含むことができる。
実施形態は、超音波検査システムを対象とする。システムは、超音波素子及び処理素子を含むことができる。システムは、本明細書における実施形態のプロセスを実施するように構成することができる。例えば、処理素子は、識別された異常を分類し、物体の本体と関連付けられた品質値を提供するように構成することができる。特に、システムは、自動化又は半自動化された様式でプロセスを実行するように構成することができる。
本明細書における実施形態のプロセス及びシステムは、限定されるものではないが、ブロック、立方体、円柱、角柱、又は別の形状を含む、様々な形状を有する物体を検査するのに好適であり得る。物体は、例えば、セラミック、金属、プラスチック、複合材料などを含む材料を含むことができる。特定の実施形態では、物体は、セラミック体を含み得る。
一実施形態による例示的な超音波検査システム100は、図1に例解され、第1の超音波素子101、第2の超音波素子103、及び処理素子105を含む。処理素子105は、計算デバイス、プロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができる。処理素子105は、初期電圧及び/又は電流を第1及び第2の超音波素子101及び103に適用するように構成することができる。いくつかの場合では、処理素子105は、物体に対して第1及び第2の超音波素子101及び103を位置決めすること、第1及び第2の超音波素子の動きを方向付けること、又はその両方を行うように構成され得る。処理素子105はまた、走査から取得されたデータの分析を実施するように構成することもできる。例えば、処理素子105は、超音波素子(例えば、図1に例解されるような超音波素子103)から受信された信号に基づいて、データをプロットすること、撮像データを取得すること、異常を識別及び分類すること、物体と関連付けられる品質値を提供すること、又はこれらの任意の組み合わせを行うように構成することができる。
一実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、空気結合トランスデューサを含むことができる。第1及び第2の超音波素子101及び103は、物体の本体から離間して位置決めされることと、空気を結合媒体として使用することと、を行うように構成され得る。第1及び第2の超音波素子101及び103は、物体の本体の異なる側に位置決めされるように構成され得る。例示的な用途では、第1の超音波素子101は、送信機であり得、第2の超音波素子103は、受信機であり得る。第1の超音波素子101は、物体の本体に超音波信号を送信するように構成され得、超音波信号は、本体を通過し、第2の超音波素子103によって受信され得る。超音波システム100の更なる詳細は、本開示において後に考察される。
物体300を検査する例示的なプロセスの一部分は、実施形態により、図3において例解される。プロセス300は、物体の本体に対して超音波素子を位置決めすることによって、ブロック301において開始することができる。
図2を参照すると、実施形態による、本体200を有する例示的な物体、ブロックが例解される。本体200は、本体200の長手方向軸220に延在する長さL、幅、及び厚さTを含み、L≧W≧Tである。例解されるように、本体200は、直方体形状を有する。本開示を読んだ後、当業者は、物体の本体が別の形状を有し得ることを理解するであろう。例えば、特定の用途では、本体は、長さL及び直径Dを含むことができ、L≧Dである。
図2に例解されるように、ブロックは、長手方向軸220及び長さLが、X軸の方向に延在し、厚さTがY軸の方向に延在し、幅WがZ軸の方向に延在するように、表面上に配置される。当業者であれば、物体の走査を促進するために、長手方向がX軸以外の方向に延在するように、物体の本体が配置され得ることを理解するであろう。
一実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103を位置決めすることは、第1及び第2の超音波素子101及び103を本体200の異なる側に位置決めすることを含むことができる。例えば、図4A及び図4Bを参照すると、第1及び第2の超音波素子101及び103は、本体200にわたって両側に位置決めされる。一例では、第1及び第2の超音波素子は、走査を実施するために本体の長手方向側部表面に向かって配置され得る。例解されるように、走査は、本体200の長さL及び幅Wによって画定される長手方向側部表面251及び252に沿って実施され得る。別の例では、第1及び第2の超音波素子は、走査を実施するために、本体200の厚さT及び幅Wによって画定され得る端部表面に向かって配置され得る。更なる場合では、本体200の走査は、端部表面、長手方向両側、又はこれらの任意の組み合わせを走査することを含み得る。特定の場合では、走査は、信号減衰を最小限に抑えるために、改善された信号強度を得るために、又はその両方のために、本体200の幅方向及び/又は厚さ方向に沿って実施され得る。
第1及び第2の超音波素子101及び103は、それぞれ、図4A及び図4Bに例解されるような側面図及び上面図を有する形状を有し得るが、第1及び第2の超音波素子は、様々な形状であり得ることを理解されたい。例えば、第1及び第2の超音波素子は、長方形以外の形状を有する側部表面図、上面図、又はその両方を有することができる。
第1及び第2の超音波素子101及び103は、それぞれ、本体200に面する表面部分110及び130を有することができる。表面部分110及び130は、様々な形状又はサイズを有することができる。例えば、表面部分110及び130は、実質的に円形、楕円形、長方形、正方形、三角形、凹形、若しくは凸形であり得るか、又は別の形状を有し得る。表面部分110及び130は、実質的に同じサイズ、形状、又はその両方を有し得る。特定の場合では、表面部分110及び130は、異なる形状、サイズ、又はその両方を有し得る。
一実施形態では、表面部分110及び130は、直径、幅、長さ、外周、厚さ、又は本体の走査を促進し得るこれらの任意の組み合わせを含む特定の寸法を含み得る。例えば、第1及び第2の超音波素子101及び103は、それぞれ、特定の長さの側部111及び131を有する表面部分110及び130を含むことができる。側部113及び111は、(図1に例解されるように)それぞれ、表面部分130及び110の幅W103及びW101であり得る。特定の例では、幅W103及びW101は、実質的に同じであり得る。
別の実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103を位置決めすることは、第1及び第2の超音波素子101及び103を1つ以上の方向にオフセットさせることを含むことができる。一態様では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、本体200の長手方向軸220に直交する方向にオフセットされ得る。図4Aは、本体200の幅W及び厚さTによって画定される端部表面260を含む本体200の端面図を含む。第1及び第2の超音波素子101及び103は、例解されるように長手方向軸220に直交する幅Wの延在方向にオフセットされるように位置決めされる。オフセットは、物体が長手方向側部表面251又は252のうちの1つの上に配置されるとき、厚さ方向にあり得ることが理解され得る。特に、例解されるように、物体200は、本体の長手方向側に載置され、第1及び第2の超音波素子101及び103のオフセットは、垂直方向のオフセットを含むことができる。
図2を参照すると、特定の実装形態では、走査は、長さL及び厚さTによって画定される長手方向側部表面において実施され得、第1及び第2の超音波素子は、Z軸の方向において本体によって分離され得、オフセットは、Y軸、X軸、又はその両方を含む方向にあり得る。別の特定の実装形態では、オフセットは、長さL及び幅Wによって画定される長手方向側部表面において実施される走査に対して、Z軸、X軸、又はその両方を含む方向にあり得、第1及び第2の超音波素子は、Y軸の方向において本体200によって分離され得る。更なる特定の実装形態では、オフセットは、厚さT及び幅Wによって画定される端部表面において実施される走査に対して、Y軸、Z軸、又はその両方を含む方向にあり得、第1及び第2の超音波素子は、X軸の方向において本体によって分離され得る。
第1及び第2の超音波素子101及び103を長手方向軸220に直交する方向にオフセットさせることは、超音波信号が異常を複数回通過し得るように、超音波信号が本体200内の直線経路の代わりに対角線経路を進行するように強制することができ、これは異常を拡大してプロットすることを容易にし得る。
更なる態様では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、長手方向軸220の方向においてオフセットされるように位置決めされ得る。図4Bは、本体200並びに第1及び第2の超音波素子101及び103の上面図の例解図を含む。本体200は、本体200の厚さT及び長さLによって各々画定される上部表面250及び底部表面(例解せず)を含むことができる。例解された例では、上部表面250及び底部表面は、本体200の長手方向側部であることが理解され得る。超音波素子101及び103は、表面部分110及び130が、それぞれ長手方向側部表面251及び252に対して実質的に平行であり得るように位置決めされ得る。第1及び第2の超音波素子101及び103は、長さLの延在方向、すなわち長手方向軸220にオフセットされる。更なる態様では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、素子が長手方向軸220に直交する方向及び長手方向軸220の方向においてオフセットされるように位置決めすることができる。更なる態様では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、x軸、y軸、及びz軸の少なくとも2つの方向にオフセットさせることができる。
一実施形態では、超音波素子101及び103をオフセットさせることは、超音波素子101及び103を1つ以上の方向に部分的に重複することを含み得る。一例では、超音波素子101及び103は、長手方向軸に直交する方向において部分的に重複し得る。別の実施例では、超音波素子101及び103は、長手方向軸の方向において部分的に重複し得る。別の実施形態では、超音波素子101及び103は、少なくとも1つの方向、少なくとも2つの方向、又は全ての方向において重複しない場合がある。
更なる実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、物体の改善された走査及び検査を促進し得る特定の距離dだけオフセットされ得る。距離dは、図4A及び図4Bで例解されるように、オフセット方向における表面部分110及び130の中心間で測定され得る。第1及び第2の表面部分110及び130は、それぞれ、中心軸121及び123を含むことができる。例解されたように、中心軸121及び123は、実質的に平行であり得る。超音波素子101及び103は、中心軸121と123との間の距離だけオフセットされ得る。特に、第1及び第2の超音波素子101及び103は、本体の長手方向において、距離d2だけ、及び幅方向において、距離d1だけオフセットされ得る。一実施形態では、距離d1は、d2と実質的に同じであり得る。別の実施形態では、距離d1は、d2と異なり得る。一例では、d1は、d2より大きくあり得る。別の実施例では、d2は、d1より大きくあり得る。更なる実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、オフセットされ、1つ以上の方向において部分的に重複し得る。
図13を参照すると、超音波素子1301及び1302が、例解される。超音波素子1301及び1302は、部分的に重複し、それぞれ表面部分1310及び1320を含む。
別の実施形態では、第1及び第2の超音波素子1301及び1302は、物体の改善された走査及び検査を促進することができる特定の重複を有し得る。一態様では、重複DOLは、表面部分1310又は1320の外径Dの50%未満、例えば、表面部分1310又は1320の外径の45%未満、40%未満、最大で37%、最大で35%、最大で33%、最大で30%、最大で25%、最大で20%、最大で15%、最大で10%、又は最大で5%であり得る。特定の場合では、第1及び第2の超音波素子1301及び1302は、重なり合わない場合がある。別の場合では、第1及び第2の超音波素子1301及び1302の重複は、表面部分の寸法の少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも4%、少なくとも5%、少なくとも7%、又は少なくとも10%など、表面部分1310又は1320の外径Dの少なくとも0.5%であり得る。更に、第1及び第2の超音波素子1301及び1302の重複は、本明細書において記載される最小及び最大パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にあり得ることが理解され得る。第1及び第2の超音波素子1301及び1302の外径Dが異なる場合、重複は、2つのうちの小さい方の外径に関連し得る。超音波素子が非円形の表面部分を含むとき、重複は、小さい方の寸法に関連し得、超音波素子1301及び1302に関して本明細書において記載されるパーセンテージのいずれか又は全てが適用され得ることが理解され得る。本明細書における実施形態において説明される重複は、1つ以上の方向にあり得ることが更に理解され得る。
一実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、物体の改善された走査及び検査を促進し得る特定の距離dだけ長手方向軸220に直交する方向においてオフセットされ得る。一態様では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、少なくとも25mm、少なくとも28mm、又は更には28mm超など、少なくとも20mmだけ、長手方向軸220に直交する方向においてオフセットされ得る。更なる態様では、第1及び第2の超音波素子を相対的に大きいオフセットでオフセットさせることは、特定の異常の改善された検出可能性を促進し得、異常の特徴付けを促進する。例えば、長手方向軸220に直交する方向におけるオフセットは、少なくとも30mm、少なくとも33mm、少なくとも35mm、少なくとも38mm、少なくとも40mm、少なくとも42mm、少なくとも47mm、又は少なくとも50mmであり得る。別の態様では、第1及び第2の超音波素子をオフセットさせることは、オフセットが信号減衰を引き起こさないように注意深く制御された様式で実施され得る。一例では、第1及び第2の素子101及び103は、最大で200mm、最大で190mm、最大で180mm、最大で160mm、又は最大で150mmだけ、長手方向軸に直交する方向においてオフセットされ得る。特定の実装形態では、オフセットは、最大で120mm、最大で100mm、最大で80mm、最大で55mm、最大で48mm、最大で45mm、最大で41mm、最大で38mm、又は最大で35mmであり得る。更なる態様では、第1及び第2の超音波素子は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内の距離dだけオフセットされ得る。
図4A及び図4Bを簡単に参照すると、第1及び第2の電子素子101及び103は、長手方向軸では、及び長手方向軸に直交する幅の方向においてオフセットされ得る。例示的な実装形態では、C走査が、実施され得る。例えば、物体200の本体の走査は、第1及び第2の電子素子101及び103を長手方向軸に沿って、端部260などの一端部から第1の高さの反対側の端部まで移動させることと、第1及び第2の電子素子を幅方向において、第2の高さまで上下に移動させることと、第1及び第2の電子素子を長手方向軸に沿って端部260まで戻すように移動させることと、を含み得る。走査は、長手方向側部表面252及び251全体が走査されるまで、第1及び第2の超音波素子を、異なる高さに、かつ端部260と反対側の端部との間で移動させることによって継続することができる。第1の高さは、物体200の本体の上部、底部、又はその間の任意の位置であり得、第2の高さは、第1の高さを上回るか、又は下回り得る。
別の態様では、第1及び第2の超音波素子は、表面110又は130の寸法の少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、又は少なくとも90%など、本体200の長手方向軸220に直交する方向では、表面部分110又は130の寸法の少なくとも30%だけオフセットされ得る。特定の態様では、寸法は、表面部分110又は130の長さ、幅、又は直径を含むことができる。表面部分110と130との間で寸法が異なるとき、距離dは、より小さい寸法に対するものであり得る。別の態様では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、表面部分110又は130の寸法の最大で5倍、表面部分110又は130の寸法の最大で4倍、最大で3倍、最大で2倍、最大で1.5倍、最大で1.2倍、最大で1倍、又は最大で0.9倍だけオフセットされ得る。更なる態様では、第1及び第2の超音波素子は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内の距離dだけオフセットされ得る。寸法は、図4A及び図4Bに例解されるように、表面部分110又は130の幅であり得ることが理解され得る。別の実施例では、寸法は、図13に例解される、第1及び第2の超音波素子1301及び1302と同様に、表面部分110及び130が円形であるとき、外径であり得る。
一実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、物体の改善された走査及び検査を促進することができる特定の距離dだけ幅Wの延在方向においてオフセットされ得る。幅Wの延在方向は、物体の長手方向軸に直交し得る(図4A及び図4Bに例解される)。特定の実施例では、物体が長手方向側に配置されるとき、幅は、物体の長手方向軸に対して垂直方向において延在し得る。一実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、28mm超、少なくとも30mm、少なくとも33mm、少なくとも35mm、少なくとも38mm、少なくとも40mm、少なくとも42mm、少なくとも45mm、少なくとも47mm、又は少なくとも50mmなど幅Wの延在方向において、25mm超だけオフセットされ得る。別の態様では、第1及び第2の素子101及び103は、最大で200mm、最大で190mm、最大で180mm、最大で160mm、最大で150mm、最大で120mmだけ幅Wの延在方向においてオフセットされ得る。特定の実施例では、オフセットは、最大で100mm、最大で90mm、最大で75mm、最大で70mm、最大で65mm、最大で60mm、最大で50mm、最大で45mm、最大で40mm、又は最大で35mmであり得る。更なる態様では、第1及び第2の超音波素子は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内の幅Wの延在方向において、距離dだけオフセットされ得る。
本明細書においてオフセット又は重複の距離に関して説明される特定の値は、絶対値を参照していることを理解されたい。特定のオフセット又は重複を有することが理解され得、第1及び第2の超音波素子は、互いに対して移動され得る。第1及び/又は第2の超音波素子を互いから離れるように移動させることによって作成された距離又は重複は、正の値を与えられ得る。第1及び/又は第2の超音波素子を互いに交差するように移動させることによって作成された距離又は重複は、負の値を与えられ得る。本明細書における実施形態において言及される絶対値、例えば、少なくとも33mmのオフセット距離は、正の値以上、例えば、33mm以上のオフセット距離を含み得、負の値以下、例えば、-33mm以下のオフセット距離を含み得ることが更に理解され得る。
特定の実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、長手方向軸の方向及び長手方向軸に直交する方向において、25mm超の距離だけオフセットされ得る。
別の実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、物体の改善された走査及び検査を促進することができる特定の距離dだけ幅Wの延在方向においてオフセットされ得る。一態様では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、セラミック体の幅の少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも35%、少なくとも50%、少なくとも70%、又は少なくとも90%など、本体の幅Wの少なくとも2%、少なくとも5%だけ、幅Wの延在方向においてオフセットされ得る。別の態様では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、本体の幅Wの最大で45%、最大で40%、最大で30%、最大で20%、最大で15%、最大で10%、又は最大で5%など、本体の幅Wの最大で50%だけ幅Wの延在方向においてオフセットされ得る。更なる態様では、第1及び第2の超音波素子は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内の距離dだけオフセットされ得る。
一実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、物体の改善された走査及び検査を促進することができる特定の距離dだけ、長手方向軸220(図2に例解される)の方向においてオフセットされ得る。一実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、28mm超、少なくとも30mm、少なくとも33mm、少なくとも35mm、少なくとも38mm、少なくとも40mm、少なくとも42mm、少なくとも45mm、少なくとも47mm、又は少なくとも50mmなど、20mm超だけ長手方向軸220の方向においてオフセットされ得る。別の態様では、第1及び第2の素子101及び103は、最大で200mm、最大で190mm、最大で180mm、最大で160mm、最大で150mm、最大で120mm、最大で90mm、最大で75mm、最大で70mm、最大で65mm、最大で60mm、最大で50mm、最大で45mm、最大で40mm、又は最大で35mmだけ、長手方向軸に直交する方向においてオフセットされ得る。更なる態様では、第1及び第2の超音波素子は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内で、長手方向軸220の方向において、距離dだけオフセットされ得る。
別の実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、物体の改善された走査及び検査を促進することができる特定の距離dだけ長さLの延在方向においてオフセットされ得る。一態様では、第1及び第2の超音波素子は、本体の長さLの少なくとも0.7%、少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも5%、少なくとも8%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも50%、少なくとも70%、又は少なくとも90%など、長さLの少なくとも0.5%だけ長手方向軸の方向においてオフセットされ得る。別の態様では、第1及び第2の超音波素子は、長さLの最大で80%、最大で70%、最大で60%、最大で50%、最大で40%、最大で30%、最大で20%、最大で10%、最大で7%、最大で5%、最大で3%、又は最大で2%など、セラミック体の長さLの最大で90%だけ本体の長手方向軸の方向においてオフセットされ得る。更なる態様では、第1及び第2の超音波素子は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内の距離dだけオフセットされ得る。
別の実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、物体の改善された走査及び検査を促進することができる特定の距離dだけ厚さTの延在方向にオフセットされ得る。一態様では、第1及び第2の素子101及び103は、本体の厚さTの少なくとも2%、少なくとも5%、少なくとも8%、少なくとも10%、少なくとも13%、少なくとも17%、少なくとも20%、少なくとも23%、少なくとも28%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも70%、又は少なくとも90%など、本体の厚さTの少なくとも1%だけ、本体の厚さTの延在方向においてオフセットされ得る。別の態様では、第1及び第2の素子は、本体の厚さTの最大で80%、最大で70%、最大で60%、最大で50%、最大で40%、最大で30%、最大で20%、最大で10%、又は最大で5%など、本体の厚さTの最大で90%だけ、本体の厚さTの延在方向においてオフセットされ得る。更なる態様では、第1及び第2の超音波素子は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内の距離dだけオフセットされ得る。
別の実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、物体の改善された走査及び検査を促進することができる特定の距離dだけ厚さTの延在方向においてオフセットされ得る。厚さTの延在方向は、物体の長手方向軸に直交することができる(図4A及び図4Bに例解される)。特定の例では、物体が長手方向側に配置されるとき、厚さは、物体の長手方向軸に対して垂直方向において延在し得る。一実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103は、28mm超、少なくとも30mm、少なくとも33mm、少なくとも35mm、少なくとも38mm、少なくとも40mm、少なくとも42mm、少なくとも45mm、少なくとも47mm、又は少なくとも50mmなど厚さTの延在方向において、25mm超だけオフセットされ得る。別の態様では、第1及び第2の素子101及び103は、最大で200mm、最大で190mm、最大で180mm、最大で160mm、最大で150mm、最大で120mm、最大で90mm、最大で75mm、最大で70mm、最大で65mm、最大で60mm、最大で50mm、最大で45mm、最大で40mm、又は最大で35mmだけ厚さTの延在方向において、オフセットされ得る。更なる態様では、第1及び第2の超音波素子は、本明細書に記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内の厚さTの延在方向において、距離dだけオフセットされ得る。
更なる実施形態では、処理素子105は、本明細書における実施形態において説明される様式で、第1及び第2の超音波素子101及び103をオフセットさせるように構成することができる。別の実施形態では、第1及び第2の超音波素子101及び103をオフセットさせることは、手動で実施され得る。
プロセス300は、ブロック303に続き、超音波信号を本体200に導入して、本体200の走査を実施することができる。第1及び第2の超音波素子101及び103には、初期電圧が適用されて、超音波信号(すなわち、超音波)を発生させ得る。一実施形態では、処理素子105は、超音波素子の一方(例えば、図1に例解されるような素子101)が超音波信号を送信し、他方(例えば、図1に例解されるような素子103)が本体200を通過する超音波信号を受信するように、初期電圧を超音波素子に適用するように構成され得る。一実施形態では、初期電圧は、少なくとも100V、少なくとも200V、少なくとも300V、又は少なくとも400Vであり得る。別の実施形態では、初期電圧は、最大で800V、最大で700V、最大で600V、最大で500V、又は最大で400Vである。更に、初期電圧は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内にあり得る。
一実施形態では、プロセス100は、低周波超音波信号を本体に導入することを含むことができる。例えば、第1及び第2の超音波素子101及び103は、それぞれ、低周波超音波信号を送信及び受信するように構成され得る。一態様では、本体200に導入される超音波信号は、最大で500kHz、最大で400kHz、最大で350kHz、最大で300kHz、最大で275kHz、最大で250kHz、最大で220kHz、又は最大で200kHzの周波数を有することができる。別の態様では、本体200に導入される超音波信号は、少なくとも5kHz、少なくとも10kHz、少なくとも50kHz、少なくとも100kHz、少なくとも150kHz、少なくとも175kHz、又は少なくとも200kHzの周波数を有することができる。更に、本体200に導入された超音波信号は、本明細書において記載された最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内の周波数を有し得る。更なる例では、周波数は、5kHz~500kHzの範囲内、又は50kHz~300kHzの範囲内、又は100kHz~275kHzの範囲内であり得る。
一実施形態では、超音波信号を本体に導入することは、本体200の長手方向軸220、幅Wの延在方向、厚さTの延在方向、又はこれらの任意の組み合わせに沿って走査することを含み得る。別の実施形態では、超音波信号は、側部表面、端部表面、又はその両方を通して本体に導入され得る。特定の実施形態では、超音波信号は、超音波信号が本体200に入る側部表面又は端部表面に垂直な方向において本体200に導入され得る。
更なる実施形態では、プロセス100は、受信された超音波信号に基づいて、ヒストグラムを計算することを含み得る。超音波素子103は、本体200を通過する超音波信号を受信し、対応する信号を処理素子105に送信するように構成することができる。処理素子105は、本体200から受信された超音波信号に基づいて、ヒストグラムを計算するように構成され得る。ヒストグラムは、周波数、速度、振幅、減衰、飛行時間、又はこれらの任意の組み合わせを含むデータを含み得る。
一実施形態では、プロセス100は、ヒストグラムを記憶された基準ヒストグラムと比較して、本体200の走査が許容可能であるかどうかを判定することを含むことができる。基準ヒストグラムは、本体200と同様の本体の以前の良好な走査から取得されたデータに基づくことができる。代替的に又は追加的に、プロセス100は、ピークの位置、ピークの幅、ヒストグラムの飽和レベル、又はこれらの任意の組み合わせを含むヒストグラムの特性を調査することを含むことができる。例えば、最大70%の透過率に対応するピーク位置及び/又は幅は、本体200の許容可能な走査が実施されることを示唆し得る。
場合によっては、プロセス100は、本体200の許容可能な走査が実施されるまで、プロセス100を繰り返すことができる。以前に使用された1つ以上の取得パラメータは、走査を改善するために調整され得る。一例では、取得パラメータは、第1及び第2の超音波素子101及び103のオフセット、初期電圧、利得及びウィンドウパラメータ、並びにこれらの任意の組み合わせを含むことができる。
一実施形態では、物体のバッチは、本明細書における実施形態で説明されるようなプロセス100を使用して検査され得る。以前に記憶された取得パラメータは、同様の物体を検査するために使用され得る。代替的に、1つ以上の物体を検査して、バッチの残りを検査するために使用することができる許容可能な走査のための取得パラメータを設定することができる。当業者であれば、各物体の許容可能な走査を確実とするために、必要に応じて1つ以上の取得パラメータに調整がされ得ることを理解するであろう。
図5は、本明細書における実施形態による、例示的なプロセス500を例解するフローチャートを含む。プロセスは、以前に取得されたデータに対して、又はプロセス300に続いてなど、別個に実施することができる。特定の実施形態では、処理素子105は、プロセス500を実施するように構成され得る。
プロセス500は、ブロック501で開始することができ、本体200から受信された超音波信号に基づいて、本体のマップを作成する。一実施形態では、本体200のマップを作成することは、受信された超音波信号に基づいて、撮像データを取得することを含むことができる。処理素子105は、本体200のマップを生成するために、例えば、振幅、周波数、時間、速度、又はこれらの任意の組み合わせを含む超音波信号の特性に関するデータを取得するように構成され得る。
一態様では、本体200は、1つ以上の異常を含み得る。超音波信号が1つ以上の異常を通過する際、超音波信号の特性が変化し得る。別の態様では、マップは、本体200内の1つ以上の異常に対応する1つ以上の異常を含むことができる。更なる態様では、マップは、2色マップであり得るか、又は2つより多くの色を有し得る。更なる態様では、マップは、振幅マップ、飛行時間マップ、又はこれらの組み合わせを含むことができる。更に別の態様では、マップは、本体の断面の平面図画像を含むことができる。特定の態様では、マップは、本体の厚さ全体を表す平面図画像を含み得る。更に別の態様では、マップは、本体の三次元画像を含み得る。
一実施形態では、プロセス500は、本体200のマップ内の1つ以上の異常を識別することを含むことができる。特定の態様では、1つ以上の異常は、複数の減衰ピクセルを含むことができる。図6は、本体200と同様に、物体の本体の例示的な撮像マップを含む。マップは、第1の領域601、第2の領域603、及び第3の領域605を含む、減衰領域を含む。
特定の実施形態では、プロセス500は、1つ以上の異常の識別を促進するために、本体200のマップに第1の閾値を適用することを含み得る。一態様では、第1の閾値は、同様の本体の少なくとも40回、少なくとも50回、少なくとも80回、少なくとも100回、又は少なくとも200回の走査などの、同様の本体の少なくとも30回の走査の記憶された超音波検査データに基づいて、既定され得る。更なる態様では、第1の閾値は、振幅閾値を含むことができる。特定の態様では、第1の閾値は、送信された超音波信号の少なくとも15%、少なくとも18%、又は少なくとも20%であり得る。別の態様では、第1の閾値は、送信された超音波信号の最大で35%、最大で30%、最大で25%、又は最大で20%であり得る。更なる態様では、第1の閾値は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内にあり得る。
別の態様では、第1の閾値は、欠陥を有しないことが知られている物体の第1の群と、同様の物体であるが欠陥(例えば、亀裂)を有することが知られている物体の第2の群と、を試験することによって設定され得る。マップは、本明細書における実施形態で説明されるように、第1及び第2の群から取得された撮像データに基づいて、生成され得る。異なる閾値をマップに適用して、偽陽性物体及び偽陰性物体の両方の最小の誤り率を可能にし得る閾値を見つけることができる。閾値は、第1の既定された閾値として使用され、将来同様の物体を検査するために記憶され得る。
図7は、既定された閾値が適用された後の、第1の異常701、第2の異常703、及び第3の異常705を含む、本体200と同様の本体の例示的な2色画像マップを含む。
一実施形態では、プロセス500は、識別された1つ以上の異常を分析すること、及び分類することを更に含むことができ、これは、物体の改善された検査を促進し得る。一態様では、プロセス500は、1つ以上の異常の分析を促進するためにより鮮明な画像を提供するように、ガウス雑音除去、中央値フィルタリング、全変動雑音除去等、又はこれらの任意の組み合わせなどの画像雑音除去を更に含み得る。少なくとも1つの態様では、1つ以上の異常を分類することは、1つ以上の異常のサイズ、形状、エッジ鮮鋭度、又はこれらの任意の組み合わせの評価を含む分析に基づくことができる。更なる態様では、処理素子105は、1つ以上の異常の分析を実施し、1つ以上の異常を分類するように構成され得る。
一態様では、分析することは、識別された異常のサイズを評価することを含むことができる。特定の場合では、欠陥を含む異常は、非欠陥異常の表面積とは異なる表面積を有し得る。例示的な用途では、1つ以上の異常の各表面積が判定され得、1つ以上の異常の総表面積に対する表面積のパーセンテージが、基準パーセンテージと比較するために使用され得る。一例では、基準パーセンテージは、欠陥(例えば、亀裂)に対応する異常及び非欠陥異常の表面積パーセンテージを含む履歴データに基づいて既定され、欠陥異常を非欠陥異常から区別するのに役立ち得る。代替的に、基準パーセンテージは、欠陥を有しないことが知られている物体の群と、欠陥を有することが知られている同様の物体の別の群とのサイズを評価することによって判定され得る。最小の偽陽性及び偽陰性誤り率を可能にするパーセンテージは、基準パーセンテージとして使用され得、また、将来同様の物体を検査するために記憶され得る。
特定の態様では、1つ以上の異常は、亀裂などの欠陥を含む異常、非欠陥異常、又はこれらの任意の組み合わせを含み得る。例示的な非欠陥異常は、超音波信号の1つ以上の特性に変化を引き起こす可能性がある本体200内の変動を含み得る。特定の場合では、非欠陥異常は、信号減衰又は散乱を引き起こす可能性があり、本体の走査時に透過の低減をもたらす可能性がある。例示的な非欠陥異常は、気孔率変動、密度変動、微細構造変化(すなわち、粗粒子対微粒子の特定の含有率比による)、化学汚染、又はこれらの任意の組み合わせを含み得る。密度変動などの特定の非欠陥異常を、気孔率などの別の非欠陥異常よりも、亀裂を含む欠陥異常から区別することは、より困難であり得る。本明細書における実施形態の検査プロセス及びシステムの例解を助けるために、代表的な耐火ブロックの例示的な画像及び実施例は、密度変動が偶発的に現れるような密度変動を意図的に導入した異常を含む。
一実施形態では、プロセス500は、1つ以上の異常を、第1のタイプの異常又は第2のタイプの異常を含むあるタイプの異常に分類することを含むことができる。第1のタイプの異常は、欠陥に対応することができ、第2のタイプの異常は、非欠陥異常に対応することができる。特定の態様では、分類は、1つ以上の異常のサイズの評価に基づくことができる。例えば、異常は、異常の表面積パーセンテージが少なくとも基準パーセンテージ以上であるとき、第1のタイプの異常に分類され得る。別の例では、異常は、表面積パーセンテージが基準パーセンテージ未満であるとき、第2のタイプの異常に分類することができる。特定の例示的な用途では、基準パーセンテージは、50%~70%であり得る。特定の場合では、1つ以上の異常は、サイズの評価なしに分類され得る。例えば、1つの異常がマップ内で識別されるとき、異常の分類は、形状、エッジ鮮鋭度、又はこれらの任意の組み合わせなど、サイズ以外の特徴の評価に基づいて、実施され得る。
特定の態様では、第2の閾値をマップに適用して、1つ以上の異常のサイズの評価、又は1つ以上の異常の分類を促進し得る。一例では、第2の閾値は、基準パーセンテージを含むサイズ閾値を含み得る。
更なる態様では、1つ以上の異常の形状の評価を実施して、1つ以上の異常の分類を促進し得る。特定の態様では、1つ以上の異常の形状の評価は、1つ以上の異常のサイズの評価に続いて実施され得る。例えば、形状評価は、第2の閾値の、又は第2の閾値を上回るサイズを有する1つ以上の異常に対して実施され得る。別の態様では、形状の評価は、1つ以上の異常の幅:長さ(Wa:La)のアスペクト比を判定することと、アスペクト比を基準アスペクト比と比較することと、を含み得る。図8は、長軸における長さLa、及び短軸における幅Waを有する異常800の例解図を含む。特定の例では、基準アスペクト比は、欠陥及び非欠陥異常に対応する異常のアスペクト比を含む履歴データに基づいて既定され、欠陥異常を非欠陥異常から区別するのに役立ち得る。代替的に、基準アスペクト比は、欠陥を有しないことが知られている物体の群と、欠陥を有することが知られている同様の物体の別の群とのアスペクト比を評価することによって判定され得る。最小の偽陽性及び偽陰性誤り率を可能にするアスペクト比は、基準アスペクト比として使用され得、将来同様の物体を検査するために記憶され得る。少なくとも1つの態様では、形状の評価は、異常のサイズの評価とは独立して実施され得る。例えば、形状の評価は、1つ以上の異常のサイズの評価の前に実施され得る。
別の特定の態様では、1つ以上の異常は、形状の評価に基づいて、第1のタイプの異常又は第2のタイプの異常に分類され得る。例えば、異常は、Wa:Laのアスペクト比が、基準アスペクト比未満であるとき、第1のタイプの異常に分類され得る。別の例では、異常は、Wa:Laのアスペクト比が、基準アスペクト比以上であるとき、第2のタイプの異常に分類され得る。
更なる例では、Wa:Laの基準アスペクト比は、最大で1、最大で0.9、最大で0.8、最大で0.7、最大で0.6、最大で0.5、最大で0.4、又は最大で0.3であり得る。別の例では、Wa:Laの基準アスペクト比は、少なくとも0.01、少なくとも0.02、少なくとも0.03、少なくとも0.04、少なくとも0.05、少なくとも0.06、少なくとも0.07、少なくとも0.08、少なくとも0.09、又は少なくとも0.1である。更に別の例では、Wa:Laの基準アスペクト比は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内にあり得る。
更なる態様では、第3の閾値が、1つ以上の異常の形状の評価又は分類を促進するために、マップに適用され得る。特定の例では、第3の閾値は、基準アスペクト比を含み得る。特定の場合では、閾値は、最大で0.3のアスペクト比に設定され得る。
別の態様では、エッジ鮮鋭度は、1つ以上の異常の分類を促進するために評価され得る。一例では、1つ以上の異常のエッジ鮮鋭度値が判定され、基準エッジ鮮鋭度値と比較され得る。基準エッジ鮮鋭度値は、欠陥及び非欠陥異常に対応する異常の表面積パーセンテージを含む履歴データに基づいて既定され、欠陥異常を非欠陥異常から区別するのに役立ち得る。代替的に、エッジ鮮鋭度値は、欠陥を有しないことが知られている物体の群と、欠陥を有することが知られている同様の物体の別の群とのエッジ鮮鋭度値を評価することによって判定され得る。基準エッジ鮮鋭度値は、最小の偽陰性及び偽陽性誤り率を可能にし得る。判定されたエッジ鮮鋭度値はまた、記憶され、将来同様の物体を検査するための基準エッジ鮮鋭度値として使用され得る。更なる態様では、プロセス500は、エッジ鮮鋭度値の評価に基づいて、1つ以上の異常を第1又は第2のタイプの異常に分類することを含むことができる。
一実施形態では、プロセス500は、本体200内に1つ以上の異常を位置特定することを含み得る。一態様では、マップ内の1つ以上の異常の場所は、本体200内の1つ以上の異常の場所に対応することができる。特定の場合では、1つ以上の異常の場所の評価は、1つ以上の異常の分類を促進し得る。別の実施形態では、プロセス500は、1つ以上の異常の配向、数、又はこれらの任意の組み合わせを判定することを含み得る。一態様では、本体200内の1つ以上の異常の配向は、本体200のマップ内の1つ以上の異常の配向に基づいて、判定され得る。更なる態様では、本体200内の1つ以上の異常の数は、本体200のマップ内の1つ以上の異常の数に対応し得る。ある場合では、1つ以上の異常の場所及び/又は数の評価は、1つ以上の異常の分類を促進し得る。
別の実施形態では、プロセス500は、ブロック503に続き、本体200と関連付けられた品質値を提供し得る。一態様では、品質値は、1つ以上の異常のタイプ、数、サイズ、形状、位置、配向、エッジ鮮鋭度、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される1つ以上の基準の評価に基づいて、提供され得る。特定の態様では、プロセス500は、本体200が第1のタイプの異常を含むとき、ゼロの品質値を提供することを含むことができる。別の特定の態様では、プロセス500は、1つ以上の異常が第2のタイプの異常からなるとき、品質値1を提供することを含むことができる。
特定の実施形態では、感知素子は、プロセス500、300、又はこれらの任意の組み合わせを自動化された様式で実施するように構成され得る。別の特定の実施形態では、感知素子は、プロセス500、300、又はこれらの任意の組み合わせを半自動化された様式で実施するように構成され得る。例えば、感知素子105は、1つ以上の異常の自動化された分析を実施するように構成され得る。別の例では、感知素子は、1つ以上の異常を、自動化された様式の1つ以上の異常のうちの分析に基づいて、第1のタイプの異常又は第2のタイプの異常に分類するように構成され得る。
特定の実施形態では、プロセス及びシステムは、セラミック物体を検査するように適合され得る。より特定の場合では、セラミック物体は、相対的に高い密度、相対的に大きいサイズ、又はその両方を有し得る。
一実施形態では、物体の本体は、粗粒子と微粒子の混合物を含むセラミック材料を含むことができる。一態様では、本体は、少なくとも10、少なくとも20、少なくとも30、少なくとも50、少なくとも70、少なくとも80、少なくとも100、少なくとも200、又は少なくとも300の最大粒径対最小粒径の比を含むことができる。ある場合では、最大粒径対最小粒径の比は、最大1000であり得る。
一態様では、本体は、最大で10mm、最大で8mm、最大で6mm、又は最大で5mmの最大粒径を含むことができる。別の態様では、本体は、少なくとも200マイクロメートル、少なくとも300マイクロメートル、少なくとも400マイクロメートル、又は少なくとも500マイクロメートルの最大粒径を含むことができる。特定の態様では、最大粒径は、少なくとも700マイクロメートル、少なくとも900マイクロメートル、少なくとも1mm、少なくとも2mm、少なくとも3mm、少なくとも4mm、又は少なくとも5mmなど、500マイクロメートル超であり得る。最大粒径は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内にあり得ることを理解されたい。
更なる態様では、本体は、最大で400マイクロメートル、最大で200マイクロメートル、最大で100マイクロメートル、最大で80マイクロメートル、最大で60マイクロメートル、最大で40マイクロメートル、最大で20マイクロメートル、最大で10マイクロメートル、又は最大で5マイクロメートルなど、最大で500マイクロメートルの最小粒径を含むことができる。更に別の態様では、本体は、少なくとも1マイクロメートル、少なくとも2マイクロメートル、少なくとも3マイクロメートル、少なくとも4マイクロメートル、又は少なくとも5マイクロメートルなど、少なくとも0.5マイクロメートルの最小粒径を含むことができる。最大粒径は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内にあり得ることを理解されたい。
一実施形態では、物体の本体は、少なくとも0.5マイクロメートル及び、最大で5mmの粒径を有する粒子を含むセラミック材料を含むことができる。更なる実施形態では、本体は、特定の粒径を有する特定の含有量の粒子を含むことができる。一態様では、本体は、本体の総体積に対して、少なくとも10体積%、少なくとも20体積%、少なくとも30体積%、少なくとも40体積%、又は少なくとも50体積%の粒子など、本体の総体積に対して、少なくとも200マイクロメートル及び最大で10mmの粒径を有する少なくとも5体積%の粒子を含むことができる。別の態様では、本体は、本体の総体積に対して、少なくとも200マイクロメートル及び最大で10mmの粒径を有する最大で65体積%、最大で60体積%、最大で55体積%、最大で50体積%、又は最大で45体積%の粒子など、本体の総体積に対して、少なくとも200マイクロメートル及び最大で10mmの最大粒径を有する最大で60体積%の粒子を含むことができる。本体は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内で、少なくとも200マイクロメートル~最大で10mmの粒径を有するある含有量の粒子を含むことができることを理解されたい。
別の態様では、本体は、本体の総体積に対して、少なくとも0.5マイクロメートル及び最大で5マイクロメートルの粒径を有する最大で65体積%、最大で60体積%、最大で55体積%、最大で50体積%、又は最大で45体積%の粒子など、少なくとも0.5マイクロメートル及び最大で5マイクロメートルの粒径を有する最大で70体積%の粒子を含むことができる。更なる態様では、セラミック体は、本体の総体積に対して、少なくとも0.5マイクロメートル及び最大で5マイクロメートルの粒径を有する少なくとも10体積%、少なくとも20体積%、少なくとも30体積%、少なくとも40体積%、少なくとも50体積%の粒子など、少なくとも0.5マイクロメートル及び最大で5マイクロメートルの粒径を有する少なくとも5体積%の粒子を含むことができる。本体は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内で、少なくとも0.5マイクロメートル~最大で5マイクロメートルの粒径を有するある含有量の粒子を含むことができることを理解されたい。
一実施形態では、物体は、耐火材料を含む本体を含むことができる。一態様では、本体は、酸化物、窒化物、炭化物、リン酸塩、又はこれらの任意の組み合わせを含むことができる。例えば、本体は、クロム、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、ケイ素、鉄、アルカリ土類金属元素、又はこれらの任意の組み合わせを含む、金属酸化物を含むことができる。
一実施形態では、本体は、特定の含有量の酸化クロム(III)(Cr)を含むことができる。一例では、本体は、セラミック体の総重量に対して少なくとも30重量%、少なくとも40重量%、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも92重量%、少なくとも95重量%、少なくとも97重量%、又は少なくとも99重量%の酸化クロム(III)(Cr)などの、本体の総重量に対して、少なくとも25重量%の酸化クロム(III)(Cr)を含むことができる。特定の態様では、本体は、本体の総重量に対して少なくとも90重量%の酸化クロム(III)(Cr)を含むことができる。別の態様では、本体は、本体の総重量に対して最大で97重量%、最大で95重量%、最大で93重量%、又は最大で91重量%の酸化クロム(III)(Cr)などの、本体の総重量に対して最大で99重量%の酸化クロム(III)(Cr)を含むことができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最大及び最小パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にある含有量で酸化クロム(III)(Cr)を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、本体は、酸化クロム(III)(Cr)を本質的に含まない場合がある。
一実施形態では、本体は、特定の含有量の酸化クロム(IV)(Cr)を含むことができる。一例では、本体は、セラミック体の総重量に対して少なくとも30重量%、少なくとも40重量%、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80重量%、少なくとも90重量%、少なくとも92重量%、少なくとも95重量%、少なくとも97重量%、又は少なくとも99重量%の酸化クロム(IV)(Cr)など、本体の総重量に対して少なくとも25重量%の酸化クロム(IV)(Cr)を含むことができる。特定の態様では、本体は、本体の総重量に対して少なくとも90重量%の酸化クロム(IV)(Cr)を含むことができる。別の態様では、本体は、本体の総重量に対して最大で97重量%、最大で95重量%、最大で93重量%、又は最大で91重量%の酸化クロム(IV)(Cr)などの、本体の総重量に対して最大で99重量%の酸化クロム(IV)(Cr)を含むことができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最大及び最小パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にある含有量で酸化クロム(IV)(Cr)を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、本体は、酸化クロム(IV)(Cr)を本質的に含まない場合がある。
一実施形態では、本体は、特定の含有量の酸化チタン(TiO)を含むことができる。一態様では、本体の総重量に対して最大で40重量%、最大で30重量%、最大で20重量%、最大で10重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、又は最大で1重量%の酸化チタンなどの、本体の総重量に対して50重量%未満の酸化チタン(TiO)を含み得る。別の態様では、本体は、セラミック体の総重量に対して少なくとも1重量%、少なくとも2重量%、少なくとも5重量%、少なくとも7重量%、少なくとも9重量%、又は少なくとも10重量%の酸化チタン(TiO)などの、本体の総重量に対して少なくとも0.5重量%の酸化チタン(TiO)を含むことができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最大及び最小パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にある含有量で酸化チタン(TiO)を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、本体は、酸化チタン(TiO)を本質的に含まない場合がある。
一実施形態では、本体は、酸化ジルコニウム(ZrO)を含むことができる。一態様では、本体は、本体の総重量に対して最大で70重量%、最大で60重量%、最大で50重量%、50重量%未満、最大で45重量%、最大で40重量%、最大で35重量%、最大で30重量%、最大で20重量%、最大で10重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、又は最大で1重量%の酸化ジルコニウム(ZrO)などの、本体の総重量に対して最大で80重量%の酸化ジルコニウム(ZrO)を含むことができる。別の態様では、本体は、本体の総重量に対して、少なくとも1重量%、少なくとも2重量%、少なくとも5重量%、少なくとも7重量%、少なくとも9重量%、少なくとも10重量%、少なくとも15重量%、少なくとも20重量%、少なくとも25重量%、少なくとも30重量%、少なくとも32重量%、少なくとも36重量%、少なくとも40重量%、少なくとも41重量%、又は少なくとも45重量%の酸化ジルコニウム(ZrO)などの、本体の総重量に対して少なくとも0.5重量%の酸化ジルコニウム(ZrO)を含むことができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最小及び最大パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にある含有量の酸化ジルコニウム(ZrO)を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、本体は、酸化ジルコニウム(ZrO)を本質的に含まない場合がある。
一実施形態では、本体は、酸化アルミニウムを含むことができる。一態様では、本体は、本体の総重量に対して最大で65重量%、最大で60重量%、最大で50重量%、50重量%未満、最大で47重量%、最大で40重量%、最大で30重量%、最大で20重量%、最大で10重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、又は最大で1重量%の酸化アルミニウム(Al)などの、本体の総重量に対して最大で70重量%の酸化アルミニウム(Al)を含むことができる。一態様では、本体は、本体の総重量に対して少なくとも1重量%、少なくとも2重量%、少なくとも5重量%、少なくとも7重量%、少なくとも9重量%、又は少なくとも10重量%の酸化アルミニウム(Al)などの、本体の総重量に対して少なくとも0.5重量%の酸化アルミニウム(Al)を含むことができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最大及び最小パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にある含有量で酸化アルミニウム(Al)を含むことができる。特定の態様では、本体は、酸化アルミニウム(Al)から本質的になることができる。少なくとも1つの実施形態では、本体は、酸化アルミニウム(Al)を本質的に含まない場合がある。
一実施形態では、本体は、酸化ケイ素を含むことができる。一態様では、本体は、本体の総重量に対して最大で40重量%、最大で30重量%、最大で20重量%、最大で15重量%、最大で12重量%、最大で10重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、又は最大で1重量%の酸化ケイ素(SiO)などの、50重量%未満の酸化ケイ素(SiO)を含むことができる。別の態様では、本体は、セラミック体の総重量に対して少なくとも1重量%、少なくとも2重量%、少なくとも5重量%、少なくとも7重量%、少なくとも9重量%、又は少なくとも10重量%の酸化ケイ素(SiO)などの、セラミック体の総重量に対して少なくとも0.5重量%の酸化ケイ素(SiO)を含むことができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最小及び最大パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にある含有量で酸化ケイ素(SiO)を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、本体は、酸化ケイ素(SiO)を本質的に含まない可能性がある。
一実施形態では、本体は、1つ以上のアルカリ土類金属酸化物を含むことができる。一態様では、本体は、本体の総重量に対して最大で9重量%、最大で8重量%、最大で7重量%、最大で6重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、又は最大で3重量%などの、本体の総重量に対して最大10重量%の総含有量のアルカリ土類金属酸化物を含み得る。更なる態様では、本体は、本体の総重量に対して少なくとも0.3重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.8重量%、少なくとも1重量%、又は少なくとも2重量%などの、本体の総重量に対して少なくとも0.1重量%のアルカリ土類酸化物の総含有量を含むことができる。更なる別の態様では、本体は、本明細書において記載される最小及び最大パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にある総含有量のアルカリ土類酸化物を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、本体は、アルカリ土類酸化物を本質的に含まない場合がある。
更なる実施形態では、本体は、酸化マグネシウム(MgO)を含むことができる。一態様では、本体は、本体の総重量に対して最大で9重量%、最大で8重量%、最大で7重量%、最大で6重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、又は最大で3重量%などの、本体の総重量に対して最大で10重量%の酸化マグネシウム(MgO)を含むことができる。更に別の態様では、本体は、本体の総重量に対して少なくとも0.3重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.8重量%、少なくとも1重量%、又は少なくとも2重量%など、本体の総重量に対して少なくとも0.1重量%の酸化マグネシウム(MgO)を含むことができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最小及び最大パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にある含有量の酸化マグネシウム(MgO)を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、本体は、酸化マグネシウム(MgO)を本質的に含まない場合がある。
一実施形態では、本体は、リン酸塩を含むことができる。一態様では、本体は、本体の総重量に対して最大で4重量%、又は最大で3重量%などの、本体の総重量に対して最大で5重量%のリン酸塩を含むことができる。別の態様では、本体は、本体の総重量に対して少なくとも0.3重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.8重量%、少なくとも1重量%、又は少なくとも2重量%など、セラミック体の総重量に対して少なくとも0.1重量%のリン酸塩を含むことができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最小及び最大パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にある含有量のリン酸塩を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、本体は、リン酸塩を本質的に含まない場合がある。
別の実施形態では、本体は、酸化鉄(Fe)を含み得る。一態様では、本体は、本体の総重量に対して最大で4重量%、又は最大で3重量%などの、本体の総重量に対して最大で5重量%の酸化鉄(Fe)を含むことができる。別の態様では、本体は、本体の総重量に対して少なくとも0.3重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.8重量%、少なくとも1重量%、又は少なくとも2重量%などの、本体の総重量に対して少なくとも0.1重量%の酸化鉄(Fe)を含むことができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最小及び最大パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にある含有量の酸化鉄(Fe)を含むことができる。少なくとも1つの実施形態では、本体は、酸化鉄(Fe)を本質的に含まない場合がある。
特定の実施形態では、物体は、酸化クロム(III)(Cr)を含むセラミック体を含むことができる。一態様では、本体は、酸化クロム(III)(Cr)と、酸化クロム(IV)(Cr)、酸化チタン(TiO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、及び酸化ケイ素(SiO)からなる群から選択される1つ以上の酸化物と、を含むことができる。特定の態様では、本体は、本体の総重量に対して少なくとも80重量%又は少なくとも90重量%の酸化クロム(III)(Cr)と、酸化チタン(TiO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、及び酸化ケイ素(SiO)からなる群から選択される1つ以上の酸化物と、を含むことができ、1つ以上の酸化物の総含有量は、本体の総重量に対して最大20重量%又は最大10重量%であり得る。例えば、本体の特定の組成は、少なくとも90重量%の酸化クロム(III)(Cr)と、最大10重量%の酸化チタン(TiO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、又はこれらの組み合わせと、を含むことができる。物体の別の特定の例は、少なくとも80重量%の酸化クロム(III)(Cr)及び最大20重量%の酸化チタン(TiO)を含む本体を含むことができる。更なる態様では、本体は、50重量%超の総含有量の酸化クロム(III)(Cr)及び酸化アルミニウム(Al)を含み得、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化ケイ素(SiO)、又はこれらの組み合わせを更に含み得る。更に別の態様では、本体は、少なくとも90重量%の酸化クロム(IV)(Cr)、並びに合計で最大10重量%の酸化チタン(TiO)、酸化ジルコニウム(ZrO)、及び酸化クロム(III)(Cr)を含むことができる。物体の本体を作製するための材料は、最終的に形成された本体中に残る微量の1つ以上の不純物を含み得ることを理解されたい。不純物の総含有量は、本体の総重量に対して最大5重量%であり得る。
一実施形態では、本体は、特定の密度を有することができる。一態様では、本体は、少なくとも3.0g/cm、少なくとも3.2g/cm、少なくとも3.5g/cm、少なくとも3.8g/cm、少なくとも4.0g/cm、少なくとも4.1g/cm、又は少なくとも4.2g/cmなどの、少なくとも2.8g/cmの密度を有することができる。別の態様では、本体は、最大で7.5g/cm、最大で7.0g/cm、最大で6.5g/cm、最大で6.0g/cm、最大で5.5g/cm、最大で5.4g/cm、最大で5.2g/cm、最大で5.0g/cm、最大で4.9g/cm、最大で4.7g/cm、最大で4.5g/cm、最大で4.3g/cm、又は最大で4.2g/cmなどの、最大で8.0g/cmの密度を有し得る。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内の密度を含むことができる。
一実施形態では、物体は、相対的に高密度の本体を含むことができる。一態様では、本体は、少なくとも92%、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、又は少なくとも99.9%の理論密度などの、少なくとも90%の理論密度の密度を含むことができる。別の態様では、本体は、最大で99.5%、最大で99.2%、最大で99%、最大で98%、最大で96%、又は最大で95%の理論密度などの、最大で99.9%の理論密度の密度を有することができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最小及び最大パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内の密度を含むことができる。
一実施形態では、物体は、気孔率を含む本体を含むことができる。一態様では、本体は、開気孔率、閉気孔率、又はこれらの組み合わせを含むことができる。更なる態様では、気孔率の大部分は開気孔率であり得る。特定の例では、本体は、本質的に開気孔率からなる気孔率を含むことができる。別の態様では、気孔率の大部分は、閉気孔率であり得る。例えば、本体は、本質的に閉気孔率からなる気孔率を含むことができる。
別の態様では、本体は、セラミック体の総体積に対して、少なくとも7体積%、少なくとも9体積%、少なくとも10体積%、少なくとも12体積%、少なくとも14体積%、少なくとも15体積%、又は少なくとも16体積%などの、セラミック体の総体積に対して少なくとも5体積%の気孔率を含むことができる。更なる態様では、本体は、本体の総体積に対して最大で25体積%、最大で22体積%、最大で20体積%、最大で18体積%、最大で16体積%、最大で10体積%、又は最大で5体積%などの、本体の総体積に対して最大で30体積%の気孔率を含むことができる。更に別の態様では、本体は、本明細書において記載される最小及び最大パーセンテージのうちのいずれかを含む範囲内にある気孔率を含むことができる。
一実施形態では、本体は、長さ:幅の特定のアスペクト比を有する孔を含むことができる。一態様では、本体は、少なくとも1.1、少なくとも1.3、少なくとも1.5、少なくとも1.7、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも8、又は少なくとも10などの、少なくとも1の長さ:幅の平均アスペクト比を有する気孔を含むことができる。別の態様では、本体は、最大で100、最大で80、最大で60、最大で50、最大で40、最大で30、最大で20、最大で10、又は最大で5の長さ:幅の平均アスペクト比を有する気孔を含む気孔率を含むことができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内にある長さ:幅の平均アスペクト比を有する気孔を含むことができる。特定の態様では、気孔の大部分は、細長い気孔である。別の特定の態様では、本体は、1より大きい長さ:幅の平均アスペクト比を有する気孔を含むことができる。更に別の態様では、本体は、実質的に球状の気孔を含む気孔率を含むことができる。
一実施形態では、本体は、特定のサイズを有する気孔を含むことができる。一態様では、本体は、少なくとも4マイクロメートル、少なくとも6マイクロメートル、少なくとも10マイクロメートル、少なくとも20マイクロメートル、少なくとも30マイクロメートル、少なくとも40マイクロメートル、少なくとも50マイクロメートル、少なくとも70マイクロメートル、少なくとも80マイクロメートル、少なくとも100マイクロメートル、少なくとも200マイクロメートル、少なくとも300マイクロメートル、少なくとも500マイクロメートル、少なくとも700マイクロメートル、少なくとも1mm、少なくとも3mm、少なくとも5mm、又は少なくとも7mmの平均幅を有する気孔を含むことができる。別の態様では、本体は、最大で8mm、最大で6mm、最大で4mm、最大で2mm、最大で1mm、又は最大で800マイクロメートルなどの、最大で10mmの平均幅を有する気孔を含むことができる。更なる態様では、本体は、本明細書において記載される最小値及び最大値のうちのいずれかを含む範囲内にある平均幅を有する気孔を含むことができる。特定の態様では、本体は、実質的に球状の気孔を含む気孔率を含むことができ、幅は、気孔の直径である。より具体的な態様では、本体は、50マイクロメートル~8mmの範囲内の平均直径を有する実質的に球状の気孔を含むことができる。
多くの異なる態様及び実施形態が可能である。これらの態様及び実施形態のうちのいくつかを以下に説明する。本明細書を読んだ後、当業者は、それらの態様及び実施形態が、例解的であるにすぎず、本発明の範囲を限定するものではないことを理解するであろう。実施形態は、以下に列挙される実施形態のうちのいずれか1つ以上に従い得る。
実施形態
実施形態1.セラミック体を検査するプロセスであって、第1及び第2の超音波素子を、セラミック体に対して位置決めすることであって、第1及び第2の超音波素子が、セラミック体の長手方向軸に直交する方向においてオフセットされる、位置決めすることと、超音波信号をセラミック体に導入することと、を含む、プロセス。
実施形態2.セラミック体を検査するプロセスであって、超音波信号をセラミック体に導入することと、セラミック体を離れる超音波信号を受信することと、受信された超音波信号に基づいて、少なくとも1つの異常を含む、セラミック体のマップを作成することと、少なくとも1つの異常のタイプ、数、サイズ、形状、位置、配向、エッジ鮮鋭度、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される1つ以上の基準の評価に基づいて、セラミック体と関連付けられた品質値を提供することと、を含む、プロセス。
実施形態3.セラミック体が、粗粒子と微粒子との混合物を含む、実施形態1~2のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態4.セラミック体が、最大で10mm、最大で8mm、最大で6mm、又は最大で5mmの最大粒径の粒子を含む、実施形態1~3のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態5.セラミック体が、少なくとも200マイクロメートル、少なくとも300マイクロメートル、少なくとも400マイクロメートル、又は少なくとも500マイクロメートルの最大粒径の粒子を含む、実施形態1~4のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態6.セラミック体が、500マイクロメートル超、少なくとも700マイクロメートル、少なくとも900マイクロメートル、少なくとも1mm、少なくとも2mm、少なくとも3mm、少なくとも4mm、又は少なくとも5mmの最大粒径の粒子を含む、実施形態1~5のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態7.セラミック体が、本体の総体積に対して少なくとも200マイクロメートル及び最大で10mmの粒径を有する少なくとも5体積%の粒子、本体の総体積に対して少なくとも200マイクロメートル及び最大で10mmの粒径を有する少なくとも10体積%、少なくとも20体積%、少なくとも30体積%、少なくとも40体積%、又は少なくとも50体積%の粒子を含む、実施形態1~6のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態8.セラミック体が、本体の総体積に対して、少なくとも200マイクロメートル及び最大で10mmの粒径を有する最大で70体積%の粒子、本体の総体積に対して、少なくとも200マイクロメートル及び最大で10mmの粒径を有する最大で65体積%、最大で60体積%、最大で55体積%、最大で50体積%、又は最大で45体積%の粒子を含む、実施形態1~7のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態9.セラミック体が、最大で500マイクロメートル、最大で400マイクロメートル、最大で200マイクロメートル、最大で100マイクロメートル、最大で80マイクロメートル、最大で60マイクロメートル、最大で40マイクロメートル、最大で20マイクロメートル、最大で10マイクロメートル、又は最大で5マイクロメートルの最小粒径の粒子を含む、実施形態1~8のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態10.セラミック体が、少なくとも0.5マイクロメートル、少なくとも1マイクロメートル、少なくとも2マイクロメートル、少なくとも3マイクロメートル、少なくとも4マイクロメートル、又は少なくとも5マイクロメートルの最小粒径の粒子を含む、実施形態1~9のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態11.セラミック体が、少なくとも0.5マイクロメートル及び最大で5マイクロメートルの粒径を有する最大で70体積%の粒子、本体の総体積に対して、少なくとも0.5マイクロメートル及び最大で5マイクロメートルの粒径を有する最大で65体積%、最大で60体積%、最大で55体積%、最大で50体積%、又は最大で45体積%の粒子を含む、実施形態1~10のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態12.セラミック体が、少なくとも0.5マイクロメートル及び最大で5マイクロメートルの粒径を有する少なくとも5体積%の粒子、本体の総体積に対して少なくとも0.5マイクロメートル及び最大で5マイクロメートルの粒径を有する少なくとも10体積%、少なくとも20体積%、少なくとも30体積%、少なくとも40体積%、又は少なくとも50体積%の粒子を含む、実施形態1~11のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態13.セラミック体が、少なくとも0.5マイクロメートル及び最大で5mmの粒径を有する粒子を含む、実施形態1~12のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態14.セラミック体が、耐火性材料を含む、実施形態1~13のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態15.セラミック体が、酸化物、窒化物、炭化物、リン酸塩、又はこれらの任意の組み合わせを含む、実施形態1~14のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態16.セラミック体が、クロム、ジルコニウム、チタン、アルミニウム、ケイ素、鉄、アルカリ土類金属元素、又はこれらの任意の組み合わせを含む金属酸化物を含む、実施形態1~15のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態17.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して少なくとも25重量%の酸化クロム、セラミック体の総重量に対して少なくとも30重量%、少なくとも40重量%、少なくとも50重量%、少なくとも60重量%、少なくとも70重量%、少なくとも80%、少なくとも90重量%、少なくとも92重量%、少なくとも95重量%、少なくとも97重量%、又は少なくとも99重量%の酸化クロムを含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態18.セラミック体が、酸化クロムを本質的に含まない、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態19.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して最大で80重量%の酸化ジルコニウム、セラミック体の総重量に対して最大で70重量%、最大で60重量%、最大で50重量%、50重量%未満、最大で45重量%、最大で40重量%、最大で35重量%、最大で30重量%、最大で20重量%、最大で10重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、又は最大で1重量%の酸化ジルコニウムを含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態20.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して少なくとも0.5重量%の酸化ジルコニウム、セラミック体の総重量に対して少なくとも1重量%、少なくとも2重量%、少なくとも5重量%、少なくとも7重量%、少なくとも9重量%、少なくとも10重量%、少なくとも15重量%、少なくとも20重量%、少なくとも25重量%、少なくとも30重量%、少なくとも32重量%、少なくとも36重量%、少なくとも40重量%、少なくとも41重量%、又は少なくとも45重量%の酸化ジルコニウムを含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態21.セラミック体が、酸化ジルコニウムを本質的に含まない、実施形態1~20のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態22.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して50重量%未満の酸化チタン、セラミック体の総重量に対して最大で40重量%、最大で30重量%、最大で20重量%、最大で10重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、又は最大で1重量%の酸化チタンを含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態23.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して少なくとも0.5重量%の酸化チタン、セラミック体の総重量に対して、少なくとも1重量%、少なくとも2重量%、少なくとも5重量%、少なくとも7重量%、少なくとも9重量%、少なくとも10重量%の酸化チタンを含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態24.セラミック体が、酸化チタンを本質的に含まない、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態25.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して最大で70重量%の酸化アルミニウム、セラミック体の総重量に対して最大で65重量%、最大で60重量%、最大で50重量%、50重量%未満、最大で47重量%、最大で40重量%、最大で30重量%、最大で20重量%、最大で10重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、又は最大で1重量%の酸化アルミニウムを含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態26.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して、少なくとも0.5重量%の酸化アルミニウム、セラミック体の総重量に対して少なくとも1重量%、少なくとも2重量%、少なくとも5重量%、少なくとも7重量%、少なくとも9重量%、少なくとも10重量%の酸化アルミニウムを含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態27.セラミック体が、酸化アルミニウムから本質的になる、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態28.セラミック体が、酸化アルミニウムを本質的に含まない、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態29.セラミック体が、50重量%未満の酸化ケイ素、最大で40重量%、最大で30重量%、最大で20重量%、最大で15重量%、最大で12重量%、最大で10重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、最大で3重量%、最大で2重量%、又は最大で1重量%の酸化ケイ素を含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態30.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して少なくとも0.5重量%の酸化ケイ素、セラミック体の総重量に対して少なくとも1重量%、少なくとも2重量%、少なくとも5重量%、少なくとも7重量%、少なくとも9重量%、少なくとも10重量%の酸化ケイ素を含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態31.セラミック体が、酸化ケイ素を本質的に含まない、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態32.セラミック体が、1つ以上のアルカリ土類金属酸化物を含み、アルカリ土類金属酸化物の総含有量が、セラミック体の総重量に対して最大で10重量%、セラミック体の総重量に対して最大で9重量%、最大で8重量%、最大で7重量%、最大で6重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、又は最大で3重量%である、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態33.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して最大で10重量%、セラミック体の総重量に対して最大で9重量%、最大で8重量%、最大で7重量%、最大で6重量%、最大で5重量%、最大で4重量%、又は最大で3重量%の含有量で酸化マグネシウムを含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態34.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して少なくとも0.1重量%、セラミック体の総重量に対して少なくとも0.3重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.8重量%、少なくとも1重量%、又は少なくとも2重量%の含有量で酸化マグネシウムを含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態35.セラミック体が、本体の総重量に対して最大で5重量%、最大で4重量%、又は最大で3重量%の含有量でリン酸塩を含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態36.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して少なくとも0.1重量%、セラミック体の総重量に対して少なくとも0.3重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.8重量%、少なくとも1重量%、又は少なくとも2重量%の含有量でリン酸塩を含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態37.セラミック体が、リン酸塩を本質的に含まない、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態38.セラミック体が、本体の総重量に対して最大で5重量%、最大で4重量%、又は最大で3重量%の含有量で酸化鉄を含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態39.セラミック体が、セラミック体の総重量に対して少なくとも0.1重量%、セラミック体の総重量に対して少なくとも0.3重量%、少なくとも0.5重量%、少なくとも0.8重量%、少なくとも1重量%、又は少なくとも2重量%の含有量で酸化鉄を含む、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態40.セラミック体が、酸化鉄を本質的に含まない、実施形態1~16のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態41.セラミック体が、少なくとも2.8g/cm、少なくとも3.0g/cm、少なくとも3.2g/cm、少なくとも3.5g/cm、少なくとも3.8g/cm、少なくとも4.0g/cm、少なくとも4.1g/cm、又は少なくとも4.2g/cmの密度を含む、実施形態1~40のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態42.セラミック体が、最大で8.0g/cm、最大で7.5g/cm、最大で7.0g/cm、最大で6.5g/cm、最大で6.0g/cm、最大で5.5g/cm、最大で5.4g/cm、最大で5.2g/cm、最大で5.0g/cm、最大で4.9g/cm、最大で4.7g/cm、最大で4.5g/cm、最大で4.3g/cm、又は最大で4.2g/cmの密度を含む、実施形態1~41のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態43.セラミック体が、開気孔率、閉気孔率、及びこれらの組み合わせからなる群から選択されるタイプの気孔率を含む気孔率を含む、実施形態1~31のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態44.セラミック体が、気孔率を含み、気孔率の体積の大部分が、開気孔率である、実施形態1~43のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態45.セラミック体が、本質的に開気孔率からなる気孔率を含む、実施形態44に記載のプロセス。
実施形態46.セラミック体が気孔率を含み、気孔率の体積の大部分が、閉気孔率であり、気孔率が、本質的に閉気孔率からなる、実施形態1~43のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態47.セラミック体が、セラミック体の総体積に対して少なくとも5体積%、セラミック体の総体積に対して少なくとも7体積%、少なくとも9体積%、少なくとも10体積%、少なくとも12体積%、少なくとも14体積%、少なくとも15体積%、又は少なくとも16体積%の気孔率を含む、実施形態1~46のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態48.セラミック体が、本体の総体積に対して最大で30体積%、本体の総体積に対して最大で25体積%、最大で22体積%、最大で20体積%、最大で18体積%、最大で16体積%、最大で10体積%、又は最大で5体積%の気孔率を含む、実施形態1~47のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態49.セラミック体が、少なくとも90%の理論密度、少なくとも92%、少なくとも95%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%、又は少なくとも99.9%の理論密度を含む、実施形態1~42のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態50.セラミック体が、最大で99.9%の理論三津と、最大で99.5%、最大で99.2%、最大で99%、最大で98%、最大で96%、又は最大で95%の理論密度の密度を含む、実施形態1~42のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態51.セラミック体が、気孔率を含み、気孔率が細長い気孔率を含む、実施形態1~48のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態52.セラミック体が、少なくとも1、少なくとも1.1、少なくとも1.3、少なくとも1.5、少なくとも1.7、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも4、少なくとも5、少なくとも8、又は少なくとも10の長さ:幅の平均アスペクト比を有する気孔を含む気孔率を含む、実施形態1~48のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態53.セラミック体が、最大で100、最大で80、最大で60、最大で50、最大で40、最大で30、最大で20、最大で10、最大で5の長さ:幅の平均アスペクト比を有する気孔を含む気孔率を含む、実施形態1~48のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態54.セラミック体が、少なくとも4マイクロメートル、少なくとも6マイクロメートル、少なくとも10マイクロメートル、少なくとも20マイクロメートル、少なくとも30マイクロメートル、少なくとも40マイクロメートル、少なくとも50マイクロメートル、少なくとも70マイクロメートル、少なくとも80マイクロメートル、少なくとも100マイクロメートル、少なくとも200マイクロメートル、少なくとも300マイクロメートル、少なくとも500マイクロメートル、少なくとも700マイクロメートル、少なくとも1mm、少なくとも3mm、少なくとも5mm、又は少なくとも7mmの幅を有する気孔を含む、実施形態1~48のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態55.セラミック体が、最大で10mm、最大で8mm、最大で6mm、最大で4mm、最大で2mm、最大で1mm、又は最大で800マイクロメートルの幅を有する気孔を含む、実施形態1~48のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態56.セラミック体が、実質的に球状の気孔を含む気孔率を含み、幅が気孔の直径である、実施形態54~55のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態57.実質的に球状の気孔が、50マイクロメートル~8mmの範囲内にある直径を含む、実施形態56に記載のプロセス。
実施形態58.セラミック体が、長さL及び幅Wを含み、L≧Wである、実施形態1~56のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態59.幅が、直径Dを含み、L≧Dである、実施形態58に記載のプロセス。
実施形態60.セラミック体が、厚さTを含み、L≧W≧Tである、実施形態1~57のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態61.セラミック体が、少なくとも10mm、少なくとも20mm、少なくとも40mm、少なくとも60mm、少なくとも80mm、少なくとも100mm、少なくとも200mm、少なくとも300mm、少なくとも400mm、少なくとも500mm、少なくとも700mm、少なくとも900mm、少なくとも1000、少なくとも1200mm、少なくとも1400mm、又は少なくとも1500mmの長さを含む、実施形態58~60のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態62.セラミック体が、最大で5000mm、最大で4000mm、最大で3000mm、最大で2000mm、最大で1900mm、最大で1800mm、最大で1700mm、最大で1600mm、最大で1400mm、又は最大で1200mmの長さを含む、実施形態58~61のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態63.セラミック体が、少なくとも5mm、少なくとも10mm、少なくとも20mm、少なくとも25mm、少なくとも30mm、少なくとも40mm、少なくとも50mm、少なくとも60mm、少なくとも70mm、少なくとも80mm、少なくとも90mm、少なくとも100mm、少なくとも200mm、少なくとも300mm、少なくとも400mm、少なくとも500mm、少なくとも550mm、又は少なくとも600mmの幅を含む、実施形態58~62のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態64.セラミック体が、最大で1000mm、最大で900mm、最大で700mm、最大で650mm、最大で600mm、最大で500mm、最大で400mm、最大で300mm、最大で200mm、又は最大で100mmの幅を含む、実施形態58~63のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態65.セラミック体が、少なくとも100mm、少なくとも200mm、少なくとも250mm、少なくとも300mm、又は少なくとも350mmの厚さを含む、実施形態60~64のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態66.セラミック体が、最大で1000mm、最大で900mm、最大で700mm、最大で600mm、最大500mm、最大で400mm、最大で350mm、又は最大で300mmの厚さを含む、実施形態60~65のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態67.超音波信号をセラミック体に導入することが、第1及び第2の超音波素子を、セラミック体に対して位置決めすることを含み、第1及び第2の超音波素子が、セラミック体の長手方向軸に直交する方向においてオフセットされる、実施形態2に記載のプロセス。
実施形態68.第1及び第2の超音波素子が、セラミック体の両側に位置決めされる、実施形態1及び3~67のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態69.第1及び第2の超音波素子が、セラミック体から離間されている、実施形態1及び3~68のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態70.第1及び第2の超音波素子が、空気結合トランスデューサを含む、実施形態1及び3~69のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態71.第1及び第2の超音波素子が、セラミック体の長手方向軸に平行な方向においてオフセットされる、実施形態1及び3~70のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態72.第1及び第2の超音波素子が、セラミック体の長手方向軸に直交する方向における第1又は第2の超音波素子の寸法の少なくとも30%、第1又は第2の超音波の寸法の少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、又は少なくとも90%だけオフセットされ、寸法が、直径、幅、長さ、周長、又は厚さを含む、実施形態1及び3~71のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態73.第1及び第2の超音波素子が、第1若しくは第2の超音波素子の寸法の最大で5倍、第1若しくは第2の超音波素子の寸法の最大で4倍、最大で3倍、最大で2倍だけオフセットされ、寸法が、直径、幅、長さ、外周、又は厚さを含む、実施形態1及び3~72のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態74.第1及び第2の超音波素子が、直径を含み、寸法が、直径を含む、実施形態72又は73に記載のプロセス。
実施形態75.第1及び第2の超音波素子が、x軸、y軸、及びz軸の少なくとも2つの方向においてオフセットされる、実施形態1及び3~74のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態76.セラミック体が、長手方向軸に延在する長さを含む、実施形態1及び3~75のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態77.セラミック体の長手方向軸が、x軸に延在し、セラミック体が、z軸に延在する幅を含む、実施形態76に記載のプロセス。
実施形態78.セラミック体が、y軸に延在する厚さを含む、実施形態1及び3~77のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態79.第1及び第2の超音波素子が、セラミック体の幅の少なくとも5%、セラミック体の幅の少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも35%、少なくとも50%、少なくとも70%、又は少なくとも90%だけ、幅の延在方向においてオフセットされる、実施形態58~78のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態80.第1及び第2のトランスデューサが、幅の延在方向において、セラミック体の幅の最大で50%、セラミック体の幅の最大で45%、最大で40%、最大で30%、又は最大で20%だけオフセットされる、実施形態58~79のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態81.第1及び第2の超音波素子が、長さの少なくとも0.5%、セラミック体の長さの少なくとも1%、少なくとも2%、少なくとも5%、少なくとも8%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも50%、少なくとも70%、又は少なくとも90%だけ長手方向軸の方向においてオフセットされる、実施形態58~80のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態82.第1及び第2の超音波素子が、セラミック体の長さの最大で90%、長さの最大で80%、最大で70%、最大で60%、最大で50%、最大で40%、最大で30%、最大で20%、最大で10%、又は最大で5%だけセラミック体の長手方向軸の方向においてオフセットされる、実施形態58~81のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態83.第1及び第2の素子が、セラミック体の厚さの少なくとも1%、セラミック体の厚さの少なくとも2%、少なくとも5%、少なくとも8%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも70%、又は少なくとも90%だけセラミック体の厚さの延在方向においてオフセットされる、実施形態58~82のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態84.第1及び第2の素子が、セラミック体の厚さの最大で90%、セラミック体の厚さの最大で80%、最大で70%、最大で60%、最大で50%、最大で40%、最大で30%、最大で20%、最大で10%、又は最大で5%だけ、セラミック体の厚さの延在方向においてオフセットされる、実施形態58~83のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態85.第1及び第2の素子の中心が、長手方向軸に直交する方向において、少なくとも20mm、少なくとも30mm、少なくとも40mm、又は少なくとも50mmだけオフセットされる、実施形態1及び3~84のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態86.第1及び第2の素子の中心が、長手方向軸に直交する方向において、最大で200mm、最大で190mm、最大で180mm、最大で160mm、又は最大で150mmだけオフセットされる、実施形態1及び3~85のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態87.第1の超音波素子が、超音波信号を送信するように構成され、第2の超音波素子が、超音波信号を受信するように構成される、実施形態1及び3~86のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態88.第1及び第2の超音波素子が、それぞれ、低周波超音波信号を送信及び受信するように構成される、実施形態87に記載のプロセス。
実施形態89.超音波信号が、最大で500kHz、最大で400kHz、最大で300kHz、又は最大で200kHzの周波数を含む、実施形態1~88のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態90.超音波信号が、少なくとも5kHz、少なくとも10kHz、少なくとも50kHz、少なくとも100kHz、少なくとも200kHzの周波数を含む、実施形態1~89のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態91.第1又は第2の超音波素子に初期電圧を適用することを更に含む、実施形態1~90のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態92.初期電圧が、少なくとも100V、少なくとも200V、少なくとも300V、又は少なくとも400Vである、実施形態91に記載のプロセス。
実施形態93.初期電圧が、最大800V、最大700V、最大600V、最大500V、又は最大400Vである、実施形態91又は92に記載のプロセス。
実施形態94.セラミック体の表面の走査を実施することを含み、表面が、側部表面、端部表面、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態1~93のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態95.超音波信号が、セラミック体の表面に垂直な方向においてセラミック体に導入される、実施形態94に記載のプロセス。
実施形態96.受信された超音波信号に基づいて、ヒストグラムを計算することを含む、実施形態94~95のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態97.ヒストグラムを基準と比較して、走査が許容可能であるかどうかを判定することを含む、実施形態96に記載のプロセス。
実施形態98.走査が許容可能でないとき、表面の別の走査が実施され、別の走査が許容可能であるかどうかを判定するために別のヒストグラムが計算される、実施形態97に記載のプロセス。
実施形態99.別の走査を実施することが、第1及び第2の超音波素子のオフセット、初期電圧、利得及びウィンドウパラメータ、並びにこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される、少なくとも1つの取得パラメータに変更を作製することを含む、実施形態97に記載のプロセス。
実施形態100.受信された超音波信号に基づいて、撮像データを取得することを更に含む、実施形態1~78のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態101.撮像データが、時間、速度、振幅、周波数、又はこれらの任意の組み合わせを含む、実施形態100に記載のプロセス。
実施形態102.受信された超音波信号に基づいて、セラミック体のマップを作成することを更に含む、実施形態1に記載のプロセス。
実施形態103.マップが、振幅マップ、飛行時間マップ、又はこれらの組み合わせを含む、実施形態2~102のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態104.既定された閾値をセラミック体のマップに適用することを更に含む、実施形態2~102のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態105.既定された閾値が、同様のセラミック体の少なくとも30回の走査、同様のセラミック体の少なくとも40回、少なくとも50回、少なくとも80回、少なくとも100回、又は少なくとも200回の走査の記憶された超音波検査データに基づいて、判定される、実施形態104に記載のプロセス。
実施形態106.既定された閾値が、送信された超音波信号の少なくとも15%、少なくとも18%、又は少なくとも20%である、実施形態104又は105に記載のプロセス。
実施形態107.閾値が、送信された超音波信号の最大で35%、最大で30%、最大で25%、又は最大で20%である、実施形態104~106のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態108.セラミック体のマップにおいて少なくとも1つの異常を識別することを更に含む、実施形態2~107のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態109.少なくとも1つの異常が、複数の減衰画素を含む、実施形態108に記載のプロセス。
実施形態110.少なくとも1つの異常のうちの第1の異常を分析することと、少なくとも1つの異常のうちの第1の異常を第1のタイプ又は第2のタイプの異常に分類することとを更に含む、実施形態108又は109に記載のプロセス。
実施形態111.少なくとも1つの異常のうちの第1の異常を分析することが、少なくとも1つの異常の総表面積に対する第1の異常の表面積のパーセンテージを判定することと、パーセンテージを既定されたパーセンテージと比較することと、を含む、実施形態110に記載のプロセス。
実施形態112.マップから少なくとも1つの異常を抽出することと、少なくとも1つの異常に第2の閾値を適用することと、を更に含む、実施形態109又は110に記載のプロセス。
実施形態113.第2の閾値が、既定されたパーセンテージである、実施形態112に記載のプロセス。
実施形態114.第1の異常の表面積のパーセンテージが少なくとも既定されたパーセンテージであるとき、第1の異常を、第1のタイプの異常として分類することを含む、実施形態111~113のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態115.第1の異常の表面積のパーセンテージが既定されたパーセンテージ未満であるとき、第1の異常を、第2のタイプの異常として分類することを含む、実施形態111~113のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態116.少なくとも1つの異常の第2の異常を分析することと、少なくとも1つの異常の第2の異常を、第1のタイプ又は第2のタイプの異常に分類することと、を更に含む、実施形態111~115のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態117.第1の異常、第2の異常、又はその両方の形状を分析することを更に含む、実施形態111~113及び116のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態118.形状を分析することが、第1の異常、第2の異常、又はその両方の幅:長さのアスペクト比を判定することを含む、実施形態117に記載のプロセス。
実施形態119.第3の閾値を適用することを更に含み、第3の閾値が、既定された幅:長さのアスペクト比を含む、実施形態118に記載のプロセス。
実施形態120.プロセスが、アスペクト比が既定されたアスペクト比未満であるとき、第1の異常、第2の異常、又はその両方を第1のタイプの異常として分類すること、又はアスペクト比が既定されたアスペクト比よりも大きいとき、第1の異常、第2の異常、又はその両方を第2のタイプの異常として分類することを更に含む、実施形態119に記載のプロセス。
実施形態121.既定された幅:長さのアスペクト比が、記憶された超音波検査データに基づく、実施形態116又は117に記載のプロセス。
実施形態122.既定された幅:長さのアスペクト比が、最大で1、最大で0.9、最大で0.8、最大で0.7、最大で0.6、最大で0.5、最大で0.4、又は最大で0.3である、実施形態116~119のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態123.既定された幅:長さのアスペクト比が、少なくとも0.01、少なくとも0.02、少なくとも0.03、少なくとも0.04、少なくとも0.05、少なくとも0.06、少なくとも0.07、少なくとも0.08、少なくとも0.09、又は少なくとも0.1である、実施形態116~120のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態124.形状を分析することが、第1の異常、第2の異常、又はその両方のエッジ鮮鋭度値を判定することを含む、実施形態115~121のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態125.エッジ鮮鋭度値に基づいて、第1の異常、第2の異常、又はその両方を、第1又は第2のタイプの異常に分類することを更に含む、実施形態122に記載のプロセス。
実施形態126.第1の異常、第2の異常、又はその両方を位置特定することを更に含む、実施形態115~117及び122のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態127.第1の異常、第2の異常、又はその両方の場所に基づいて、第1の異常、第2の異常、又はその両方を分類することを更に含む、実施形態124に記載のプロセス。
実施形態128.第1の異常、第2の異常、又はその両方の配向を判定することを更に含む、実施形態115~117、122、及び124のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態129.第1の異常、第2の異常、又はその両方の配向に基づいて、第1の異常、第2の異常、又はその両方を分類することを更に含む、実施形態125に記載のプロセス。
実施形態130.セラミック体の表面の走査を実施することを更に含み、走査を実施することが、第1及び第2の超音波素子を、長手方向軸に平行な方向に位置合わせすること、第1及び第2の素子を、長手方向軸に直交する方向において位置合わせすること、又はその両方を含む、実施形態93~127のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態131.少なくとも1つの異常のタイプ、数、サイズ、形状、位置、配向、エッジ鮮鋭度、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される1つ以上の基準の評価に基づいて、セラミック体と関連付けられた品質値を提供することを更に含む、実施形態1に記載のプロセス。
実施形態132.セラミック体の超音波検査データを記憶された超音波検査データに追加することを更に含む、実施形態105~131のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態133.第1のタイプの異常が、亀裂を含む欠陥に対応する、実施形態2~132のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態134.第2のタイプの異常が、密度変動を含む非欠陥に対応する、実施形態2~132のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態135.セラミック体が第1のタイプの異常を含むとき、ゼロの品質値を提供することを含む、実施形態133又は134に記載のプロセス。
実施形態136.少なくとも1つの異常が、第2のタイプの異常からなるとき、品質値1を提供することを含む、実施形態133又は134に記載のプロセス。
実施形態137.少なくとも1つの異常の第1の異常又は第2の異常を分析することが、自動化された分析を含む、実施形態110~136のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態138.プロセスが、自動化されたプロセスである、実施形態1~137のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態139.プロセスが、半自動化されたプロセスである、実施形態1~137のいずれか一項に記載のプロセス。
実施形態140.超音波検査システムであって、物体の本体に超音波信号を導入するように構成された第1の超音波素子と、物体の本体を離れる超音波信号を受信するように構成された第2の超音波素子と、
少なくとも1つの異常を含む、本体のマップを作成することと、少なくとも1つの異常のタイプ、数、サイズ、形状、位置、配向、エッジ鮮鋭度、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される1つ以上の基準の評価に基づいて、本体と関連付けられた品質値を提供することと、を行うように構成された処理素子と、を含む、超音波検査システム。
実施形態141.処理素子が、計算デバイス、プロセッサ、ASIC、FPGA、又はこれらの任意の組み合わせを備える、実施形態140に記載の超音波検査システム。
実施形態142.第1及び第2の超音波素子が、空気結合トランスデューサを含む、実施形態140又は141に記載の超音波検査システム。
実施形態143.第1の超音波素子が、超音波信号を送信するように構成され、第2の超音波素子が、超音波信号を受信するように構成される、実施形態140~142のいずれか一項に記載の超音波検査システム。
実施形態144.第1及び第2の超音波素子が、それぞれ、低周波超音波信号を送信及び受信するように構成される、実施形態140~143のいずれか一項に記載の超音波検査システム。
実施形態145.処理素子が、受信された超音波信号に基づいて、撮像データを取得するように構成される、実施形態140~144のいずれか一項に記載の超音波検査システム。
実施形態146.処理素子が、物体の本体のマップ内の少なくとも1つの異常を識別するように構成される、実施形態140~145のいずれか一項に記載の超音波検査システム。
実施形態147.処理素子が、少なくとも1つの異常の分析を実施するように構成される、実施形態146に記載の超音波検査システム。
実施形態148.プロセス素子が、自動化された分析を実施するように構成される、実施形態147に記載の超音波検査システム。
実施形態149.処理素子が、少なくとも1つの異常を第1のタイプの異常又は第2のタイプの異常に分類するように構成される、実施形態147又は148のいずれか一項に記載の超音波検査システム。
実施形態150.超音波検査システムが、セラミック体を検査するように適合される、実施形態140~149のいずれか一項に記載の超音波検査システム。
実施形態151.処理素子が、第1及び第2の超音波素子を、垂直方向にオフセットさせるように構成される、実施形態140~150のいずれか一項に記載の超音波検査システム。
実施形態152.マップが、セラミック体の断面の平面図画像を含む、実施形態2~151のいずれか一項に記載のプロセス又は超音波検査システム。
実施形態153.マップが、セラミック体の厚さ全体を表す平面図画像を含む、実施形態2~152のいずれか一項に記載のプロセス又は超音波検査システム。
実施形態154.マップが、セラミック体の三次元画像を含む、実施形態2~153のいずれか一項に記載のプロセス又は超音波検査システム。
実施形態155.マップを作成することが、3つ以上の色を含むマップ、2色マップ、又はその両方を作成することを含む、実施形態2~154のいずれか一項に記載のプロセス又は超音波検査システム。
実施例1
ブロック試料S1の超音波検査を行った。ブロックは、6×21×22インチの寸法を有し、少なくとも90重量%のCr及び最大10重量%のTiOを有した。ブロックは、5mmの最大粒径及び5マイクロメートルの最小粒径を有する粗粒子及び微粒子を含んでいた。ブロックを、最大900℃に加熱し、急速に冷却して、熱衝撃によって亀裂を誘発した。トランスデューサが長手方向軸及び長手方向軸に直交する方向において位置合わせされ、オフセットされていないことを除いて、C走査を、本明細書における実施形態において説明されるような様式で、空気結合トランスデューサを使用してブロックを通して超音波信号を送信及び受信することによって、再加熱されたブロック上で実施した。第1の走査の2色画像は、図9Aに含まれる。ブロックの第2の走査は、本明細書における実施形態において説明されるように、長手方向軸に直交する方向及び平行な方向にトランスデューサをオフセットさせて実施された。第2の走査の2色画像は、図9Bに含まれる。
ブロックの表面を機械加工した後、ブロックの表面上の異常905~908の場所に対応する位置で内部亀裂が視認可能となり、ブロックは、異常908に対応する位置で亀裂に沿って破損した。異常901~904の位置に対応する位置において亀裂は見られなかった。
実施例2
S1と同じ組成及び40×16×12インチのサイズを有するブロックのバッチを検査した。バッチは、52の良好なブロックと、亀裂を有する4つのブロックと、を含む。C走査は、本明細書における実施形態に説明されるように、バッチのブロック上で実施された。マップを、本明細書における実施形態に説明されるように、生成及び分析した。表1は、各閾値がマップに適用された後に異常を有すると識別されたブロックの数を含む検査結果を含む。第1の閾値は、減衰閾値であり、透過の30%である。第2の閾値は、0.7のサイズ閾値である。第3の閾値は、0.3のアスペクト比閾値である。
実施例3
実施例2のブロックの同じバッチを検査した。バッチは、52の良好なブロックと、亀裂を有する4つのブロックと、を含む。C走査は、本明細書における実施形態に説明されるようにバッチのブロックに対して実施され、センサ電圧は、200Vであった。マップを、本明細書における実施形態に説明されるように、生成及び分析した。表2は、各閾値がマップに適用された後に異常を有すると識別されたブロックの数を含む検査結果を含む。第1の閾値は、減衰閾値であり、透過の30%である。第2の閾値は、0.4のサイズ閾値である。第3の閾値は、0.4のアスペクト比閾値である。
実施例4
ブロックの別のバッチを検査した。バッチは、10の良好なブロックと、10の亀裂を有するブロックと、を含む。C走査は、本明細書における実施形態に説明されるように、バッチのブロック上で実施された。マップを、本明細書における実施形態に説明されるように、生成及び分析した。表3は、各閾値がマップに適用された後に異常を有すると識別されたブロックの数を含む検査結果を含む。第1の閾値は、減衰閾値であり、透過の40%である。第2の閾値は、0.9のサイズ閾値である。第3の閾値は、0.5のアスペクト比閾値である。
実施例5
ブロック試料S5の超音波検査を行った。24インチの長さ及び幅、並びに6インチの厚さを有するブロックをアイソプレスした。ブロックは、ブロックの総重量に対して、およそ94.4~95.2重量%のAl、2.8重量%のSiO、1~1.8重量%のZrO及びHfO、最大0.4~0.6重量%のTiO、並びに0.1~0.2重量%のFeを含んでいた。特定の構成成分についていくつかの範囲が与えられていても、全ての構成成分の含有量は、最大100重量%になることを理解されたい。ブロックは、粒径1~50マイクロメートルを有する微粒子で形成された。ブロックは、3.54g/ccの密度及びブロックの総体積に対して0.3体積%未満の気孔率を有していた。
ブロックを、最大900℃に加熱し、急速に冷却して、熱衝撃によって亀裂を誘発した。C走査は、空気結合トランスデューサを使用して、ブロックの長さ方向及び幅方向に沿って実施された。第1の走査は、トランスデューサが長手方向軸及び長手方向軸に直交する方向において位置合わせされ、オフセットされていないことを除いて、本明細書における実施形態で説明されるような様式で行われた。第1の走査の2色画像は、図10Aに含まれる。本明細書における実施形態で記載されるように閾値を適用した後、異常1001は、アーチファクトとして特徴付けられた。ブロックの第2の走査は、本明細書における実施形態において説明されるように、長手方向軸に直交する方向及び平行な方向にトランスデューサをオフセットさせて実施された。第2の走査の2色画像は、図10Bに含まれる。異常1002~005は、亀裂として特徴付けられた。ブロックの表面を機械加工した後、ブロックの表面上で異常1001~1005が現れた場所で内部亀裂が視認可能となった。
実施例6
ブロック試料S6の超音波検査を行った。1~50マイクロメートルの粒径を有し、42インチの長さ、12インチの幅、10インチの厚さを有する微粒子を使用して、ブロックをアイソプレスした。ブロックは、ブロックの総重量に対して、およそ最大0.8重量%のAl、32.5重量%のSiO、65.8重量%のZrO及びHfO、1.1重量%のTiO、並びに最大0.8重量%のFeを含んでいた。特定の構成成分についていくつかの範囲が与えられていても、全ての構成成分の含有量は、最大100重量%になることを理解されたい。4.33g/ccの密度及びブロックの総体積に対して0.5体積%未満の気孔率を有するブロックが形成された。
亀裂は、実施例1において説明されたものと同様の様式で誘発された。
空気結合トランスデューサを使用して、ブロックの長さ方向及び幅方向に沿ってC走査を実施した。第1の走査を、トランスデューサが長手方向軸及び長手方向軸に直交する方向において位置合わせされ、オフセットされていないことを除いて、本明細書における実施形態で説明されるような様式で行った。第1の走査の2色画像は、図11Aに含まれる。ブロックの第2の走査は、本明細書における実施形態において説明されるように、長手方向軸に直交する方向及び平行な方向にトランスデューサをオフセットさせて実施された。第2の走査の2色画像は、図11Bに含まれる。
ブロックの表面を機械加工した後、異常1101及び1102の場所がブロックの表面上に現れた場所で、内部亀裂が視認可能となった。異常1101が存在するだけでは、ブロックは亀裂が入っているとみなされないことは注目に値する。異常1102の検出により、ブロックが亀裂を有すると結論付けることができる。
実施例7
ブロック試料S7の超音波検査を行った。ブロックは、54インチの長さ、9インチの幅、5~10インチの厚さを有し振動キャストされた。ブロックは、ブロックの総重量に対して、およそ61重量%のAl、3重量%のSiO、4重量%のZrO及びHfO、最大2重量%のTiO、最大2重量%のFe、並びに30重量%のCrを含んでいた。特定の構成成分についていくつかの範囲が与えられていても、全ての構成成分の含有量は、最大100重量%になることを理解されたい。ブロックは、最大0.5mmの粒径を有するおよそ35重量%の微粒子、0.5~2mmの粒径を有する37.5重量%の微粒子、及び2~5mmの粒径を有する粗粒子を含んでいた。ブロックは、3.37g/ccの密度及びブロックの総体積に対して15体積%の気孔率を有していた。
第1のC走査は、トランスデューサが、長手方向軸及び長手方向軸に直交する方向において位置合わせされ、オフセットされていないことを除いて、本明細書における実施形態で説明されるような様式で空気結合トランスデューサを使用することによって、ブロック上で実施された。第1の走査の2色画像は、図12Aに含まれる。ブロックの第2の走査は、本明細書における実施形態において説明されるように、長手方向軸に直交する方向及び平行な方向にトランスデューサをオフセットさせて実施された。第2の走査の2色画像は、図12Bに含まれる。ブロックの表面を機械加工した後、異常1206~1207の場所がブロックの表面上にある場合、内部亀裂が視認可能となった。異常1202~1205の位置に対応する位置に亀裂が確認されず、異常1202~1205がアーチファクトであったことが示された。
実施例8
ブロック試料S9の超音波検査を、試料を長手方向側に置き、試料の幅を垂直方向に置いた状態で、超音波センサを水平及び/又は垂直方向に異なる距離だけオフセットさせることによって行った。ブロックは、6×21×22インチの寸法T×W×L、並びにおよそ95重量%のCr及び5重量%のTiOを有した。ブロックは、5mmの最大粒径及び5マイクロメートルの最小粒径を有する粗粒子及び微粒子を含んでいた。C走査を、本明細書における実施形態で説明されるような様式で、空気結合トランスデューサを使用して、ブロックを通して超音波信号を送信及び受信することによって、ブロック上で実施した。トランスデューサは各々、試料に直接面する表面部分の外径35mmを有し、以下の表4に記載されるようにオフセットされている。
ブロック試料S10の超音波検査を、試料を長手方向側に置き、試料の幅を垂直方向に置いた状態で、超音波センサを水平及び/又は垂直方向に異なる距離だけオフセットさせることによって行った。ブロックは、6×21×22インチの寸法T×W×L、並びにおよそ95重量%のCr及び5重量%のTiOを有した。ブロックは、5mmの最大粒径及び5マイクロメートルの最小粒径を有する粗粒子及び微粒子を含んでいた。ブロックを、最大900℃に加熱し、急速に冷却して、熱衝撃によって亀裂を誘発した。C走査を、本明細書における実施形態で説明されるような様式で、空気結合トランスデューサを使用して、ブロックを通して超音波信号を送信及び受信することによって、再加熱されたブロック上で実施した。トランスデューサは各々、試料に直接面する表面部分の外径35mmを有し、以下の表4に記載されるようにオフセットされている。
ブロック試料S11の超音波検査を、試料を長手方向側に置き、試料の幅を垂直方向に置いた状態で、超音波センサを水平及び/又は垂直方向に異なる距離だけオフセットさせることによって行った。ブロックは、6×21×22インチの寸法T×W×L、並びにおよそ95重量%のCr及び5重量%のTiOを有した。ブロックは、5mmの最大粒径及び5マイクロメートルの最小粒径を有する粗粒子及び微粒子を含んでいた。ブロックを、最大900℃に加熱し、急速に冷却して、熱衝撃によって亀裂を誘発した。C走査を、本明細書における実施形態で説明されるような様式で、空気結合トランスデューサを使用して、ブロックを通して超音波信号を送信及び受信することによって、再加熱されたブロック上で実施した。トランスデューサは各々、試料に直接面する表面部分の外径35mmを有し、以下の表4に示すようにオフセットされている。
実施例9
試料S10及びS11は、超音波センサのオフセットを表5に記載したこと以外は、実施例8と同じ条件を仕様することによって検査される。予想される検査結果を表5に示す。
本出願は、先行技術からの逸脱を表している。とりわけ、本明細書における実施形態は、物体の検査において予想外の改善を示すプロセス及びシステムに関する。特に、プロセス及びシステムは、特に相対的に大きいセラミック物体では、従来の超音波非破壊プロセスによって識別され得ない異常の識別を可能にし、偽陽性誤り率を著しく低減させることができる。より具体的には、異常の検出は、超音波トランスデューサを1つ以上の方向にオフセットさせること、特定のオフセットを有するようにトランスデューサを位置決めすること、取得された画像に閾値の1つ以上又はカスケードを適用すること、異常の特徴の分析、又はこれらの任意の組み合わせによって容易にされ得る。いかなる理論にも束縛されることを望むものではないが、物体の第1の方向、例えば、長手方向軸にトランスデューサをオフセットさせることは、第1の方向に直交する方向において延在する異常の改善された検出を容易にし得ることに留意されたい。直交する少なくとも2つの方向、例えば、長手方向軸及び長手方向に垂直な方向にトランスデューサをオフセットさせることは、異常の検出における全体的な改善を促進することができる。
一般的な説明又は実施例において、上で説明される活動の全てが必要とされるわけではなく、特定の活動の一部が必要とされない場合があり、説明される活動に加えて1つ以上の更なる活動が行われ得ることに留意されたい。なお更に、活動が列挙される順序は、必ずしもそれらが行われる順序ではない。本明細書における実施形態の特性又は特徴の任意の値は、統計的に関連する試料サイズから導出された平均値又は中央値を表すことができる。特に明記されない限り、組成物は、合計100%に基づき、構成成分の総含有量は、100%を超えないことが理解されよう。
前述の明細書では、特定の実施形態を参照して概念を記載してきた。しかしながら、当業者であれば、以下の特許請求の範囲に掲げる本発明の範囲から逸脱することなく、様々な修正及び変更を行うことができることを理解する。そのため、明細書及び図面は、限定的な意味ではなく、例解的な意味で考慮されるべきであり、全てのそのような修正は、本発明の範囲内に含まれることが意図される。
本明細書で使用される場合、「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(has)」、「有する(having)」という用語、又はこれらの任意の他の変形は、非排他的な包含を網羅することが意図される。例えば、特徴のリストを含むプロセス、方法、物品、又は装置は、必ずしもそれらの特徴のみに限定されず、明示的に列挙されていないか、又はそのようなプロセス、方法、物品、若しくは装置に固有の他の特徴を含み得る。更に、矛盾する記載がない限り、「又は/若しくは(or)」は、包含的な「又は/若しくは(or)」を指し、排他的な「又は/若しくは(or)」を指すものではない。例えば、条件A又はBは、以下のいずれか1つによって満たされる:Aが真であり(又は存在し)、Bが偽である(又は存在しない)、Aが偽であり(又は存在せず)、Bが真である(又は存在する)、及び、AとBとの両方が真である(又は存在する)。
また、「1つの(a)」又は「1つの(an)」の使用は、本明細書に記載の要素及び構成成分を説明するために用いられる。これは、単に便宜上、及び本発明の範囲の一般的な意味を与えるために行われる。この説明は、1つ又は少なくとも1つを含むように読まれるべきであり、単数はまた、そうでないことを意味することが明らかでない限り、複数も含む。
利益、他の利点、及び問題の解決策は、特定の実施形態に関して上で説明されている。しかしながら、利益、利点、問題の解決策、及び任意の利益、利点、又は解決策をもたらすかより顕著にする可能性がある任意の特徴は、請求項のいずれか又は全ての重要な、必要な、又は本質的な特徴として解釈されるべきではない。
本明細書を読んだ後、当業者には、特定の特徴が、明確にするために、別個の実施形態の文脈において本明細書に記載されており、単一の実施形態において組み合わせて提供され得ることが理解されよう。逆に、簡潔にするために、単一の実施形態の文脈で説明されている様々な特徴は、別個に又は任意の部分的な組み合わせで提供され得る。更に、範囲で述べられた値への言及は、その範囲内のありとあらゆる値を含む。

Claims (15)

  1. セラミック体を検査するプロセスであって、
    前記セラミック体に対して第1及び第2の超音波素子を位置決めすることであって、前記第1及び第2の超音波素子が、前記セラミック体の長手方向軸に直交する方向においてオフセットされる、位置決めすることと、
    前記セラミック体に超音波信号を導入することと、を含む、プロセス。
  2. セラミック体を検査するプロセスであって、
    前記セラミック体に超音波信号を導入することと、
    前記セラミック体を離れる前記超音波信号を受信することと、
    前記受信された超音波信号に基づいて、少なくとも1つの異常を含む、前記セラミック体のマップを作成することと、
    前記少なくとも1つの異常のタイプ、数、サイズ、形状、位置、配向、エッジ鮮鋭度、及びこれらの任意の組み合わせからなる群から選択される1つ以上の基準の評価に基づいて、前記セラミック体と関連付けられた品質値を提供することと、を含む、プロセス。
  3. 前記セラミック体が、耐火性材料を含む、請求項1又は2に記載のプロセス。
  4. 前記セラミック体が、長さL、厚さT、及び幅Wを含み、L≧W≧Tである、請求項1又は2に記載のプロセス。
  5. 前記セラミック体が、少なくとも0.5マイクロメートル及び最大で5mmの粒径を有する粒子を含む、請求項1又は2に記載のプロセス。
  6. 第1及び第2の超音波素子を前記セラミック体に対して位置決めすることを含み、前記第1及び第2の超音波素子が、前記セラミック体の長手方向軸に直交する方向においてオフセットされる、請求項2に記載のプロセス。
  7. 前記第1及び第2の超音波素子を、前記セラミック体の両側に隣接して位置決めすることを含む、請求項1又は6に記載のプロセス。
  8. 前記第1及び第2の超音波素子が、空気結合超音波センサを含む、請求項1又は6に記載のプロセス。
  9. 前記第1及び第2の超音波素子を、前記セラミック体の長手方向軸の方向においてオフセットさせることを含む、請求項1又は6に記載のプロセス。
  10. 前記第1及び第2の超音波素子を、前記セラミック体の前記長手方向軸に直交する方向において、前記第1又は第2の超音波素子の寸法の70%超だけオフセットさせることを含み、前記寸法が、外径、幅、長さ、周長、又は厚さを含む、請求項1又は6に記載のプロセス。
  11. 前記第1及び第2の超音波素子を、前記セラミック体の前記長手方向軸において両側に分離して位置決めし、前記第1及び第2の超音波素子を、前記セラミック体の幅方向及び厚さ方向においてオフセットさせることであって、前記幅方向若しくは前記厚さ方向の一方が、前記長手方向軸に直交する、オフセットさせること、
    前記第1及び第2の超音波素子を、前記セラミック体の前記幅方向において両側に分離して位置決めし、前記第1及び第2の超音波素子を、前記セラミック体の前記長手方向軸及び前記厚さ方向においてオフセットさせること、又は
    前記第1及び第2の超音波素子を、前記セラミック体の前記厚さ方向において両側に分離して位置決めし、前記第1及び第2の超音波素子を、前記セラミック体の前記長手方向軸及び前記幅方向にオフセットさせることを含む、請求項1又は6に記載のプロセス。
  12. 前記第1及び第2の超音波素子が、前記セラミック体の前記長手方向軸において、少なくとも30mmだけオフセットされる、請求項1又は6に記載のプロセス。
  13. 前記第1及び第2のトランスデューサが、前記セラミック体の前記長手方向軸に直交する方向において、28mm超だけオフセットされる、請求項12に記載のプロセス。
  14. 受信された超音波信号に基づいて、前記セラミック体のマップを作成することと、
    前記マップ内の第1の異常を識別することと、
    前記第1の異常を分析することと、
    前記第1の異常を第1のタイプ又は第2のタイプの異常に分類することと、を更に含む、請求項1又は6に記載のプロセス。
  15. 前記第1の異常を分析することが、表面積、形状、及び既定された値に対する前記第1の異常の幅:長さのアスペクト比のうちの1つ以上を比較することを含む、請求項14に記載のプロセス。
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