JP2024516639A - 無線通信システムにおけるサイドリンクチャネル予約取得及び衝突回復 - Google Patents

無線通信システムにおけるサイドリンクチャネル予約取得及び衝突回復 Download PDF

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Abstract

Figure 2024516639000001
本開示は、一般に、無線通信システムにおけるオンデマンド低電力サイドリンクチャネル予約取得のための方法及び装置に関する。WTRUは、サイドリンクリソース使用に関連するオンデマンドレポートを要求することを決定し得る。レポートを受信するWTRUは、サイドリンクリソース使用のその知識に基づいてレポートを生成し得る。応答側WTRUは、サイドリンクリソース使用に関してそれが有する情報の相対的な量に基づいて、レポートに関連付けられた優先度を決定し得る。応答のための応答ウィンドウは、優先度に基づいて決定され得る。次いで、応答側WTRUは、対応する応答ウィンドウ内でレポートを送信する。レポート送信について衝突が検出された場合、応答ウィンドウは拡張され得、レポートは、拡張された応答ウィンドウ中で再送信され得る。

Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年5月7日に出願された米国仮出願第63/185,833号及び2021年10月29日に出願された米国仮出願第63/273,476号の優先権を主張し、これらの全体は参照により本明細書に組み込まれる。
(発明の分野)
本開示は、無線通信システムにおけるオンデマンド低電力サイドリンクチャネル予約取得のための方法及び装置に関する。
モバイル通信は継続的に進化している。例えば、5Gネットワークは、フレキシブルな無線アクセス技術で構築されてもよい。これらの新しい技術が出現するにつれて、異なる特性を有する多種多様な使用事例をどのようにサポートするかを判定する際に課題が生じる。例として、無線通信ネットワークは、1つ以上の無線送信/受信ユニット(WTRU)間の直接通信を可能にし得る。そのような直接通信は、サイドリンク(SL)通信と称され得る。サイドリンク通信は、複数のWTRU間の効率的で低レイテンシの通信を可能にし得るが、送信及び/又は受信のためのサイドリンクリソースをどのように選択し、要求するかに関する問題が生じる可能性がある。本開示は、サイドライン通信のためのチャネルアクセスを容易にするために使用され得る方法及び技法に対処する。
サイドリンクリソース使用を容易にするための方法及びシステムが開示される。例えば、本明細書で開示される方法及びシステムは、他のWTRUのサイドリンクリソース使用に関する情報をWTRUに提供するために使用され得る。サイドリンクリソース使用に関する情報は、要求側WTRUが、多数のサイドリンクリソースを監視することなく、現在使用されているサイドリンクリソースに関する情報を取得し得るように、オンデマンドで提供し得る。例として、サイドリンクリソース使用に関する情報が要求されるべきであると判定すると、WTRUは、1つ以上の他のWTRUに要求を送信し得る。要求は、WTRUが現在のサイドリンクリソース使用に関する情報を要求していることを示し得る。他のWTRUは、要求を受信し得る。他のWTRUは、サイドリンクリソース使用を監視している可能性があり、どのサイドリンクリソースが現在使用されているかに関する情報を取得している可能性がある。どのリソースが現在使用されているかに関する情報は、サイドリンクリソースの測定に基づいて決定されている可能性があり、かつ/又は他のWTRUによって受信された以前のサイドリンク使用レポート/応答に基づいて決定される可能性がある。
クエリを受信したWTRUは、どのサイドリンクリソースが現在使用されているかについてのそれらの知識に基づいて、サイドリンクリソース使用のレポートを生成し得る。WTRUは、レポートに関連付けられた優先度を判定し得る。例えば、WTRUが、サイドリンクリソース使用についての比較的多くの知識を有する場合、WTRUは、高優先度レポートを送信すべきであると判定し得る。例えば、WTRUは、長期間にわたってサイドリンクリソースの使用を以前に監視していた可能性があり、サイドリンクリソース使用に関する比較的大量の情報を収集している可能性がある。例において、WTRUは、サイドリンクリソース使用についてのいくつかの最近のレポートを受信している可能性があり、それらのレポートにおいて受信された情報を集約し得る。このようにして、サイドリンクリソース使用に関する比較的大量の情報を有するWTRUは、それらのレポートが比較的高い優先度のものであると判定し得る。比較的短い時間にわたってサイドリンクリソースを監視していた、及び/又は比較的少ないレポートを受信したWTRUは、それらのレポートが比較的低い優先度のものであると判定し得る。本明細書で更に説明されるように、以前の期間にわたってWTRUによって収集されたリソース使用情報の量に基づいて、レポートが高優先度、中優先度、低優先度などであるか否かを判定するために、様々な閾値が確立され得る。
次いで、WTRUは、クエリに対する応答を送信し得る。応答は、WTRUに知られているリソース使用に関する情報を含み得る。情報は、様々なソースからの情報の集約であってもよい。応答ウィンドウは、応答のために確立され得る。応答ウィンドウは、決定された優先度に関連付けられ得る。例えば、高優先度応答ウィンドウが時間的に最初に発生し得る。比較的低い優先度応答ウィンドウは、後の時間に発生し得る。WTRUは、応答をリッスンし得る。WTRUが、比較的高い優先度応答ウィンドウ内の2つ以上のレポートについて衝突が発生したと判定した場合、WTRUは、高優先度の応答ウィンドウを拡張することを決定し得る。
本開示の1つ以上の実施形態では、WTRUは、プロセッサ及びメモリを含む。1つ以上の場合において、プロセッサは、1つ以上の他のWTRUによって利用されるサイドリンクリソースの指示を要求するクエリを受信するように構成される。1つ以上の場合において、プロセッサは、WTRU及び1つ以上の他のWTRUのうちの少なくとも1つによって利用される1つ以上のサイドリンクリソースを示す応答を生成するように構成される。1つ以上の場合において、プロセッサは、応答の優先度レベルを決定するように構成される。1つ以上の場合には、プロセッサは、応答ウィンドウ内で応答を送信するように構成される。例えば、高優先度応答ウィンドウは長くされ得、比較的低い優先度応答ウィンドウは短縮及び/又は遅延され得る。衝突を検出した高優先度レポートに関連付けられたWTRUは、高優先度応答ウィンドウの拡張された部分において、その高優先度レポートを再送信し得る。衝突を検出した比較的低い優先度のレポートに関連付けられたWTRUは、遅延及び/又は短縮された低優先度応答ウィンドウの発生まで、その低優先度レポートの送信を遅延させ得る。
本開示の1つ以上の実施形態において、WTRUにおいて実装される方法は、1つ以上の他のWTRUによって利用されるサイドリンクリソースの指示を要求するクエリを受信することを含む。1つ以上の場合において、本方法は、WTRU及び1つ以上の他のWTRUのうちの少なくとも1つによって利用される1つ以上のサイドリンクリソースを示す応答を生成することを含む。1つ以上の場合において、方法は、応答の優先度レベルを決定することを含む。1つ以上の場合において、本方法は、応答ウィンドウ内で応答を送信することを含む。
例として本明細書に添付される図面と併せて与えられる以下の詳細な説明から、より詳細な理解を得ることができる。そのような図面の図は、詳細な説明と同様に、例示的なものである。したがって、図及び詳細な説明は限定的であるとみなされるべきではなく、他の同様に効果的な例が可能であり、可能性が高い。更に、図(Figure、「FIG」)内の同様の参照番号(reference numeral、「ref」)は、同様の要素を示している。
1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システムを示すシステム図である。 図1Aに示される通信システム内で使用され得る例示的な無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)を示すシステム図である。 図1Aに示される通信システム内で使用され得る例示的な無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)及び例示的なコアネットワーク(core network、CN)を示すシステム図である。 図1Aに示される通信システム内で使用され得る更なる例示的なRAN及び更なる例示的なCNを示すシステム図である。 PSSCH上でのSCIの送信を示すタイミング図である。 SCIの送信を示すフローチャートである。 SL WTRUを構成しているRANノードにおけるメッセージングのタイムラインを示す。 CRQ発見のためのシグナリングを示すタイミング図である。 チャネル予約及び占有のサイドリンクオンデマンドクエリの手順を要約するフローチャートである。 少なくとも単一のチャネル予約クエリ(CRQ)指示に応答するためにSL WTRUをアクティブに送信するための手順を要約するフローチャートである。 SLインターフェースのオンデマンドチャネル予約クエリを示すタイミング図である。 SLインターフェースのオンデマンドチャネル予約クエリを示す図8の例をSSLマルチキャリア使用事例に拡張するタイミング図である。 QRRリソースセットの動的な割り当てを示す図である。 QRRリソースの動的な割り当てを示す信号フロー図である。 蓄積されたQRRレポートを示す時間及び周波数リソースの図である。 例示的な蓄積されたQRRレポートの内容を示す図である。 蓄積されたQRRレポートに従った信号フローを示す信号フロー図である。 QRRチャネルアクセスの手順を示すフローチャートである。 QRR増分フィードバックレポート及び対応するWTRUシーケンスアクションを示す図である。 動的SL WTRU QRRチャネルアクセスを示す図である。 動的SL WTRU QRRチャネルアクセスを示す図である。 動的SL WTRU QRRチャネルアクセスを示す図である。 動的なSL WTRU QRRチャネルアクセスを示す図である。 QRRチャネルアクセス優先度を決定することを示す図である。 QRRアクセス優先度及び対応するWTRUシーケンスアクションを決定することを示す図である。 アクティブチャネル割り当てのための動的繰り返し手順を示す図である。 TR 22.886からの例示的なサイドリンク使用事例の表である。
本明細書の開示は、添付の図面に関連して読まれることが意図されており、添付の図面は、明細書全体の一部とみなされるべきである。単数形の使用は、特に明記しない限り複数形を含む。「又は」の使用は、特に明記しない限り、「及び/又は」を意味する。更に、「含む(including)」という用語、並びに「含む(includes)」及び「含まれる(included)」などの他の形態の使用は、限定的ではない。加えて、「要素」又は「構成要素」などの用語は、特に明記しない限り、1つの単位を含む要素及び構成要素、並びに2つ以上のサブユニットを含む要素及び構成要素の両方を包含する。更に、本明細書で使用されるセクションの見出しは、構成上の目的のみのためであり、記載される主題を限定するものとして解釈されるべきではない。更に、本開示は可能な実装形態の詳細な例を提供するが、詳細は例示的なものであり、決して本出願の範囲を限定するものではないことに留意されたい。例えば、本明細書に具体的に記載されていない可能な実装形態は、本明細書に明示的、暗黙的及び/又は本質的に「提供」、記載、開示、又は他の方法で提供される他の実装形態の代わりに、又はそれと組み合わせて実施してもよい。
図1Aは、1つ以上の開示された実施形態が実装され得る、例示的な通信システム100を示す図である。通信システム100は、音声、データ、ビデオ、メッセージ伝達、ブロードキャストなどのコンテンツを、複数の無線ユーザに提供する、多重アクセスシステムであり得る。通信システム100は、複数の無線ユーザが、無線帯域幅を含むシステムリソースの共有を通じて、上記のようなコンテンツにアクセスすることを可能にし得る。例えば、通信システム100は、コード分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)、時分割多重アクセス(time division multiple access、TDMA)、周波数分割多重アクセス(frequency division multiple access、FDMA)、直交FDMA(orthogonal FDMA、OFDMA)、シングルキャリアFDMA(single-carrier FDMA、SC-FDMA)、ゼロテールユニークワードDFT-Spread OFDM(zero-tail unique-word DFT-Spread OFDM、ZT UW DTS-s OFDM)、ユニークワードOFDM(unique word OFDM、UW-OFDM)、リソースブロックフィルタ処理OFDM、フィルタバンクマルチキャリア(filter bank multicarrier、FBMC)などの、1つ以上のチャネルアクセス方法を用い得る。
図1Aに示されるように、通信システム100は、無線送信/受信ユニット(WTRU)102a、102b、102c、102dと、RAN104/113と、CN106/115と、公衆交換電話網(public switched telephone network、PSTN)108と、インターネット110と、他のネットワーク112とを含み得るが、開示される実施形態は、任意の数のWTRU、基地局、ネットワーク、及び/又はネットワーク要素を企図していることが理解されよう。WTRU102a、102b、102c、102dの各々は、無線環境において動作し、かつ/又は通信するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、それらのいずれも「局」及び/又は「STA」と称され得るWTRU102a、102b、102c、102dは、無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得、ユーザ機器(user equipment、UE)、移動局、固定又は移動加入者ユニット、加入ベースのユニット、ページャ、携帯電話、携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)、スマートフォン、ラップトップ、ネットブック、パーソナルコンピュータ、無線センサ、ホットスポット又はMi-Fiデバイス、モノのインターネット(Internet of Things、IoT)デバイス、ウォッチ又は他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(head-mounted display、HMD)、車両、ドローン、医療デバイス及びアプリケーション(例えば、遠隔手術)、工業用デバイス及びアプリケーション(例えば、工業用及び/又は自動処理チェーンコンテキストで動作するロボット及び/又は他の無線デバイス)、家電デバイス、商業用及び/又は工業用無線ネットワークで動作するデバイスなどを含み得る。WTRU102a、102b、102c、及び102dのいずれも、互換的にUEと称され得る。
通信システム100はまた、基地局114a及び/又は基地局114bを含み得る。基地局114a、114bの各々は、CN106/115、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112など、1つ以上の通信ネットワークへのアクセスを容易にするために、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの少なくとも1つと無線でインターフェース接続するように構成された、任意のタイプのデバイスであり得る。例として、基地局114a、114bは、基地局トランシーバ(base transceiver station、BTS)、ノードB、eノードB、ホームノードB、ホームeノードB、gNB、NRノードB、サイトコントローラ、アクセスポイント(access point、AP)、無線ルータなどであり得る。基地局114a、114bは各々単一の要素として示されているが、基地局114a、114bは、任意の数の相互接続された基地局及び/又はネットワーク要素を含み得ることが理解されるであろう。
基地局114aは、基地局コントローラ(base station controller、BSC)、無線ネットワークコントローラ(radio network controller、RNC)、リレーノードなど、他の基地局及び/又はネットワーク要素(図示せず)も含み得る、RAN104/113の一部であり得る。基地局114a及び/又は基地局114bは、セル(図示せず)と称され得る、1つ以上のキャリア周波数で無線信号を送信及び/又は受信するように構成され得る。これらの周波数は、認可スペクトル、未認可スペクトル、又は認可スペクトル及び未認可スペクトルの組み合わせであり得る。セルは、相対的に固定され得るか又は経時的に変化し得る特定の地理的エリアに、無線サービスのカバレッジを提供し得る。セルは、更にセルセクタに分割され得る。例えば、基地局114aと関連付けられたセルは、3つのセクタに分割され得る。したがって、一実施形態では、基地局114aは、3つのトランシーバを、すなわち、セルのセクタごとに1つのトランシーバを含み得る。一実施形態では、基地局114aは、多重入力多重出力(multiple-input multiple output、MIMO)技術を用い得、セルのセクタごとに複数のトランシーバを利用し得る。例えば、ビームフォーミングを使用して、所望の空間方向に信号を送信し、かつ/又は受信し得る。
基地局114a、114bは、エアインターフェース116を介して、WTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上と通信し得るが、このエアインターフェース116は、任意の好適な無線通信リンク(例えば、無線周波数(radio frequency、RF)、マイクロ波、センチメートル波、マイクロメートル波、赤外線(infrared、IR)、紫外線(ultraviolet、UV)、可視光など)であり得る。エアインターフェース116は、任意の好適な無線アクセス技術(radio access technology、RAT)を使用して確立され得る。
より具体的には、上記のように、通信システム100は、多重アクセスシステムであり得、例えば、CDMA、TDMA、FDMA、OFDMA、SC-FDMAなどの、1つ以上のチャネルアクセススキームを用い得る。例えば、RAN104/113及びWTRU102a、102b、102cの基地局114aは、広帯域CDMA(wideband CDMA、WCDMA)を使用してエアインターフェース116を確立し得る、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)地上無線アクセス(Terrestrial Radio Access、UTRA)などの無線技術を実装し得る。WCDMAは、高速パケットアクセス(High-Speed Packet Access、HSPA)及び/又は進化型HSPA(HSPA+)などの通信プロトコルを含み得る。HSPAは、高速ダウンリンクパケットアクセス(High-Speed Downlink Packet Access、HSDPA)及び/又は高速アップリンクパケットアクセス(High-Speed Uplink Packet Access、HSUPA)を含み得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、進化型UMTS地上無線アクセス(Evolved UMTS Terrestrial Radio Access、E-UTRA)などの無線技術を実装し得、これは、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)及び/又はLTE-Advanced(LTE-Advanced、LTE-A)及び/又はLTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)を使用してエアインターフェース116を確立し得る。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、NR無線アクセスなどの無線技術を実装することができ、この技術は、新無線(New Radio、NR)を使用してエアインターフェース116を確立することができる。
一実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、複数の無線アクセス技術を実装し得る。例えば、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、例えば、デュアルコネクティビティ(dual connectivity、DC)原理を使用して、LTE無線アクセス及びNR無線アクセスを一緒に実装し得る。したがって、WTRU102a、102b、102cによって利用されるエアインターフェースは、複数のタイプの基地局(例えば、eNB及びgNB)に/から送信される複数のタイプの無線アクセス技術及び/又は送信によって特徴付けられ得る。
他の実施形態では、基地局114a及びWTRU102a、102b、102cは、IEEE802.11(すなわち、無線フィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)、IEEE802.16(すなわち、ワイマックス(Worldwide Interoperability for Microwave Access、WiMAX))、CDMA2000、CDMA2000 1X、CDMA2000 EV-DO、暫定規格2000(IS-2000)、暫定規格95(IS-95)、暫定規格856(IS-856)、汎欧州デジタル移動電話方式(Global System for Mobile communications、GSM)、GSM進化型高速データレート(Enhanced Data rates for GSM Evolution、EDGE)、GSM EDGE(GERAN)などの無線技術を実装し得る。
図1Aの基地局114bは、例えば、無線ルータ、Home Node B、Home eNode B又はアクセスポイントであり得、事業所、家庭、車両、キャンパス、工業施設、(例えば、ドローンによる使用のための)空中回廊、道路などの場所などの局所的エリアにおける無線接続を容易にするために、任意の好適なRATを利用し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.11などの無線技術を実装して、無線ローカルエリアネットワーク(wireless local area network、WLAN)を確立し得る。一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、IEEE802.15などの無線技術を実装して、無線パーソナルエリアネットワーク(wireless personal area network、WPAN)を確立し得る。更に別の一実施形態では、基地局114b及びWTRU102c、102dは、セルラベースのRAT(例えば、WCDMA、CDMA2000、GSM、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NRなど)を利用して、ピコセル又はフェムトセルを確立し得る。図1Aに示すように、基地局114bは、インターネット110への直接接続を有し得る。したがって、基地局114bは、CN106/115を介してインターネット110にアクセスする必要がない場合がある。
RAN104/113は、CN106/115と通信し得、これは、音声、データ、アプリケーション、及び/又はボイスオーバインターネットプロトコル(voice over internet protocol、VoIP)サービスをWTRU102a、102b、102c、102dのうちの1つ以上に提供するように構成された、任意のタイプのネットワークであり得る。データは、例えば、異なるスループット要件、待ち時間要件、エラー許容要件、信頼性要件、データスループット要件、モビリティ要件などの、様々なサービス品質(quality of service、QoS)要件を有し得る。CN106/115は、呼制御、支払い請求サービス、移動体位置ベースのサービス、プリペイド呼、インターネット接続性、ビデオ配信などを提供し、かつ/又はユーザ認証などの高レベルセキュリティ機能を実行し得る。図1Aには示されていないが、RAN104/113及び/又はCN106/115は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用する他のRANと、直接又は間接的に通信し得ることが理解されよう。例えば、NR無線技術を利用し得るRAN104/113に接続されていることに加えて、CN106/115はまた、GSM、UMTS、CDMA2000、WiMAX、E-UTRA、又はWiFi無線技術を採用して別のRAN(図示せず)と通信し得る。
CN106/115はまた、PSTN108、インターネット110、及び/又は他のネットワーク112にアクセスするために、WTRU102a、102b、102c、102dのためのゲートウェイとしての機能を果たし得る。PSTN108は、基本電話サービス(plain old telephone service、POTS)を提供する公衆交換電話網を含み得る。インターネット110は、相互接続されたコンピュータネットワーク及びデバイスのグローバルシステムを含み得るが、これらのネットワーク及びデバイスは、送信制御プロトコル(transmission control protocol、TCP)、ユーザデータグラムプロトコル(user datagram protocol、UDP)、及び/又はTCP/IPインターネットプロトコルスイートのインターネットプロトコル(internet protocol、IP)などの、共通通信プロトコルを使用する。ネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有及び/又は運営される、有線及び/又は無線通信ネットワークを含み得る。例えば、ネットワーク112は、RAN104/113と同じRAT又は異なるRATを採用し得る、1つ以上のRANに接続された別のCNを含み得る。
通信システム100におけるWTRU102a、102b、102c、102dのいくつか又は全ては、マルチモード能力を含み得る(例えば、WTRU102a、102b、102c、102dは、異なる無線リンクを介して異なる無線ネットワークと通信するための複数のトランシーバを含み得る)。例えば、図1Aに示されるWTRU102cは、セルラベースの無線技術を用い得る基地局114a、及びIEEE802無線技術を用い得る基地局114bと通信するように構成され得る。
図1Bは、例示的なWTRU102を示すシステム図である。図1Bに示すように、WTRU102は、とりわけ、プロセッサ118、トランシーバ120、送信/受信要素122、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、ディスプレイ/タッチパッド128、非リムーバブルメモリ130、リムーバブルメモリ132、電源134、全地球測位システム(global positioning system、GPS)チップセット136、及び/又は他の周辺機器138を含み得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、前述の要素の任意の部分的組み合わせを含み得ることが理解されよう。
プロセッサ118は、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来のプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(integrated circuit、IC)、状態機械などであり得る。プロセッサ118は、信号コーディング、データ処理、電力制御、入力/出力処理、及び/又はWTRU102が無線環境で動作することを可能にする任意の他の機能性を実行し得る。プロセッサ118は、送信/受信要素122に結合され得るトランシーバ120に結合され得る。図1Bは、プロセッサ118及びトランシーバ120を別個のコンポーネントとして示すが、プロセッサ118及びトランシーバ120は、電子パッケージ又はチップにおいて一緒に統合され得るということが理解されよう。
送信/受信要素122は、エアインターフェース116を介して基地局(例えば、基地局114a)に信号を送信するか又は基地局(例えば、基地局114a)から信号を受信するように構成され得る。例えば、一実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号を送信し、かつ/又は受信するように構成されたアンテナであり得る。一実施形態では、送信/受信要素122は、例えば、IR、UV又は可視光信号を送信し、かつ/又は受信するように構成されたエミッタ/検出器であり得る。更に別の実施形態では、送信/受信要素122は、RF信号及び光信号の両方を送信し、かつ/又は受信するように構成され得る。送信/受信要素122は、無線信号の任意の組み合わせを送信し、かつ/又は受信するように構成され得るということが理解されよう。
送信/受信要素122は、単一の要素として図1Bに示されているが、WTRU102は、任意の数の送信/受信要素122を含み得る。より具体的には、WTRU102は、MIMO技術を用い得る。したがって、一実施形態では、WTRU102は、エアインターフェース116を介して無線信号を送受信するための2つ以上の送信/受信要素122(例えば、複数のアンテナ)を含み得る。
トランシーバ120は、送信/受信要素122によって伝送される信号を変調し、送信/受信要素122によって受信される信号を復調するように構成され得る。上記のように、WTRU102は、マルチモード能力を有し得る。したがって、トランシーバ120は、例えば、NR及びIEEE802.11などの複数のRATを介してWTRU102が通信することを可能にするための複数のトランシーバを含み得る。
WTRU102のプロセッサ118は、スピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128(例えば、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)表示ユニット若しくは有機発光ダイオード(organic light-emitting diode、OLED)表示ユニット)に結合され得、これらからユーザが入力したデータを受信し得る。プロセッサ118はまた、ユーザデータをスピーカ/マイクロフォン124、キーパッド126、及び/又はディスプレイ/タッチパッド128に出力し得る。加えて、プロセッサ118は、非リムーバブルメモリ130及び/又はリムーバブルメモリ132などの任意のタイプの好適なメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。非リムーバブルメモリ130は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)、読み取り専用メモリ(read-only memory、ROM)、ハードディスク、又は任意の他のタイプのメモリ記憶デバイスを含み得る。リムーバブルメモリ132は、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリスティック、セキュアデジタル(secure digital、SD)メモリカードなどを含み得る。他の実施形態では、プロセッサ118は、サーバ又はホームコンピュータ(図示せず)上など、WTRU102上に物理的に配置されていないメモリから情報にアクセスし、かつ当該メモリにデータを記憶し得る。
プロセッサ118は、電源134から電力を受電し得るが、WTRU102における他のコンポーネントに電力を分配し、かつ/又は制御するように構成され得る。電源134は、WTRU102に電力を供給するための任意の好適なデバイスであり得る。例えば、電源134は、1つ以上の乾電池(例えば、ニッケルカドミウム(nickel-cadmium、NiCd)、ニッケル亜鉛(nickel-zinc、NiZn)、ニッケル金属水素化物(nickel metal hydride、NiMH)、リチウムイオン(lithium-ion、Li-ion)など)、太陽電池、燃料電池などを含み得る。
プロセッサ118はまた、GPSチップセット136に結合され得、これは、WTRU102の現在の場所に関する場所情報(例えば、経度及び緯度)を提供するように構成され得る。GPSチップセット136からの情報に加えて又はその代わりに、WTRU102は、基地局(例えば、基地局114a、114b)からエアインターフェース116を介して場所情報を受信し、かつ/又は2つ以上の近くの基地局から受信されている信号のタイミングに基づいて、その場所を判定し得る。WTRU102は、一実施形態との一貫性を有したまま、任意の好適な位置判定方法によって位置情報を取得し得るということが理解されよう。
プロセッサ118は、他の周辺機器138に更に結合され得、他の周辺機器138には、追加の特徴、機能、及び/又は有線若しくは無線接続を提供する1つ以上のソフトウェア及び/又はハードウェアモジュールが含まれ得る。例えば、周辺機器138には、加速度計、電子コンパス、衛星トランシーバ、(写真及び/又はビデオのための)デジタルカメラ、ユニバーサルシリアルバス(universal serial bus、USB)ポート、振動デバイス、テレビトランシーバ、ハンズフリーヘッドセット、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(frequency modulated、FM)無線ユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、仮想現実及び/又は拡張現実(Virtual Reality/Augmented Reality、VR/AR)デバイス、アクティビティトラッカなどが含まれ得る。周辺機器138は、1つ以上のセンサを含み得、センサは、ジャイロスコープ、加速度計、ホール効果センサ、磁力計、方位センサ、近接センサ、温度センサ、時間センサ、ジオロケーションセンサ、高度計、光センサ、タッチセンサ、磁力計、気圧計、ジェスチャセンサ、生体認証センサ、及び/又は湿度センサのうちの1つ以上であり得る。
WTRU102は、(例えば、アップリンク(例えば、送信用)及びダウンリンク(例えば、受信のために、)の両方のための特定のサブフレームと関連付けられた)信号の一部又は全部の送信及び受信が並列及び/又は同時であり得る全二重無線機を含み得る。全二重無線機は、ハードウェア(例えば、チョーク)又はプロセッサを介した信号処理(例えば、別個のプロセッサ(図示せず)又はプロセッサ118を介した)信号処理のいずれかを介した自己干渉を低減及び又は実質的に排除するための干渉管理ユニット139を含み得る。一実施形態では、WTRU102は、(例えば、アップリンク(例えば、送信用)又はダウンリンク(例えば、受信用)のいずれかのための特定のサブフレームと関連付けられた)信号の一部又は全部の送受信のための半二重無線機を含み得る。
図1Cは、一実施形態によるRAN104及びCN106を図示するシステム図である。上記のように、RAN104は、E-UTRA無線技術を用いて、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN104はまた、CN106と通信し得る。
RAN104は、eNode-B160a、160b、160cを含み得るが、RAN104は、一実施形態との一貫性を有しながら、任意の数のeNode-Bを含み得るということが理解されよう。eNode-B160a、160b、160cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、eNode-B160a、160b、160cは、MIMO技術を実装し得る。したがって、eNode-B160aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。
eNode-B160a、160b、160cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられ、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンク(UL)及び/又はダウンリンク(DL)におけるユーザのスケジューリングなどを処理するように構成され得る。図1Cに示すように、eNode-B160a、160b、160cは、X2インターフェースを介して互いに通信し得る。
図1Cに示されるCN106は、モビリティ管理エンティティ(mobility management entity、MME)162、サービングゲートウェイ(serving gateway、SGW)164、及びパケットデータネットワーク(packet data network、PDN)ゲートウェイ(又はPGW)166を含み得る。前述の要素の各々は、CN106の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
MME162は、S1インターフェースを介して、RAN104におけるeNode-B162a、162b、162cの各々に接続され得、かつ制御ノードとして機能し得る。例えば、MME162は、WTRU102a、102b、102cのユーザを認証すること、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化、WTRU102a、102b、102cの初期アタッチ中に特定のサービス中のゲートウェイを選択すること、などの役割を果たし得る。MME162は、RAN104と、GSM及び/又はWCDMAなどの他の無線技術を採用する他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
SGW164は、S1インターフェースを介してRAN104におけるeNode-B160a、160b、160cの各々に接続され得る。SGW164は、概して、ユーザデータパケットをWTRU102a、102b、102cに/それらからルーティングし、かつ転送し得る。SGW164は、eNode B間ハンドオーバ中にユーザプレーンをアンカする機能、DLデータがWTRU102a、102b、102cに利用可能であるときにページングをトリガする機能、WTRU102a、102b、102cのコンテキストを管理かつ記憶する機能などの、他の機能を実行し得る。
SGW164は、PGW166に接続され得、PGW166は、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。
CN106は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN106は、WTRU102a、102b、102cと従来の地上回線通信デバイスとの間の通信を容易にするために、PSTN108などの回路交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。例えば、CN106は、CN106とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。加えて、CN106は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有される、かつ/又は動作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。
WTRUは、無線端末として図1A~図1Dに記載されているが、特定の代表的な実施形態では、そのような端末は、通信ネットワークとの(例えば、一時的又は永久的に)有線通信インターフェースを使用し得ることが企図される。
代表的な実施形態では、他のネットワーク112は、WLANであり得る。
インフラストラクチャ基本サービスセット(Basic Service Set、BSS)モードのWLANは、BSSのアクセスポイント(Access Point、AP)及びAPと関連付けられた1つ以上のステーション(station、STA)を有し得る。APは、配信システム(Distribution System、DS)若しくはBSSに入る、かつ/又はBSSから出るトラフィックを搬送する別のタイプの有線/無線ネットワークへのアクセス又はインターフェースを有し得る。BSS外から生じる、STAへのトラフィックは、APを通って到達し得、STAに配信され得る。STAからBSS外の宛先への生じるトラフィックは、APに送信されて、それぞれの宛先に送信され得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、例えば、APを介して送信され得、ソースSTAは、APにトラフィックを送信し得、APは、トラフィックを宛先STAに配信し得る。BSS内のSTA間のトラフィックは、ピアツーピアトラフィックとしてみなされ得る、かつ/又は称され得る。ピアツーピアトラフィックは、ソースSTAと宛先STAとの間で(例えば、それらの間で直接的に)、直接リンクセットアップ(direct link setup、DLS)で送信され得る。特定の代表的な実施形態では、DLSは、802.11e DLS又は802.11zトンネル化DLS(tunneled DLS、TDLS)を使用し得る。独立BSS(Independent BSS、IBSS)モードを使用するWLANは、APを有しない場合があり、IBSS内又はそれを使用するSTA(例えば、STAの全部)は、互いに直接通信し得る。通信のIBSSモードは、本明細書では、「アドホック」通信モードと称され得る。
802.11acインフラストラクチャ動作モード又は同様の動作モードを使用するときに、APは、プライマリチャネルなどの固定チャネル上にビーコンを送信し得る。プライマリチャネルは、固定幅(例えば、20MHz幅の帯域幅)又はシグナリングを介して動的に設定される幅であり得る。プライマリチャネルは、BSSの動作チャネルであり得、APとの接続を確立するためにSTAによって使用され得る。特定の代表的な実施形態では、例えば、802.11システムにおいて、衝突回避を備えたキャリア感知多重アクセス(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance、CSMA/CA)が実装され得る。CSMA/CAの場合、APを含むSTA(例えば、全てのSTA)は、プライマリチャネルを感知し得る。プライマリチャネルが特定のSTAによってビジーであると感知され/検出され、かつ/又は判定される場合、特定のSTAは、バックオフされ得る。1つのSTA(例えば、1つのステーションのみ)は、所与のBSSにおいて、任意の所与の時間に送信し得る。
高スループット(High Throughput、HT)STAは、通信のための40MHz幅のチャネルを使用し得るが、この40MHz幅のチャネルは、例えば、プライマリ20MHzチャネルと、隣接又は非隣接の20MHzチャネルとの組み合わせを介して形成され得る。
非常に高いスループット(Very High Throughput、VHT)のSTAは、20MHz、40MHz、80MHz、及び/又は160MHz幅のチャネルをサポートし得る。上記の40MHz及び/又は80MHz幅のチャネルは、連続する複数の20MHzチャネルを組み合わせることによって形成され得る。160MHzチャネルは、8つの連続する20MHzチャネルを組み合わせることによって、又は80+80構成と称され得る2つの連続していない80MHzチャネルを組み合わせることによって、形成され得る。80+80構成の場合、チャネル符号化後、データは、データを2つのストリームに分割し得るセグメントパーサを通過し得る。逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform、IFFT)処理及び時間ドメイン処理は、各ストリームで別々に行われ得る。ストリームは、2つの80MHzチャネルにマッピングされ得、データは、送信STAによって送信され得る。受信STAの受信機では、80+80構成に対する上記で説明される動作は逆にされ得、組み合わされたデータを媒体アクセス制御(Medium Access Control、MAC)に送信し得る。
サブ1GHzの動作モードは、802.11af及び802.11ahによってサポートされる。チャネル動作帯域幅及びキャリアは、802.11n及び802.11acで使用されるものと比較して、802.11af及び802.11ahでは低減される。802.11afは、TVホワイトスペース(TV White Space、TVWS)スペクトルにおいて、5MHz、10MHz及び20MHz帯域幅をサポートし、802.11ahは、非TVWSスペクトルを使用して、1MHz、2MHz、4MHz、8MHz、及び16MHz帯域幅をサポートする。代表的な実施形態によれば、802.11ahは、マクロカバレッジエリア内のMTCデバイスなど、メータタイプの制御/マシンタイプ通信をサポートし得る。MTCデバイスは、例えば、特定の、かつ/又は限定された帯域幅のためのサポート(例えば、そのためのみのサポート)を含む、特定の能力を有し得る。MTCデバイスは、(例えば、非常に長いバッテリ寿命を維持するために)閾値を超えるバッテリ寿命を有するバッテリを含み得る。
複数のチャネル、並びに802.11n、802.11ac、802.11af、及び802.11ahなどのチャネル帯域幅をサポートし得るWLANシステムは、プライマリチャネルとして指定され得るチャネルを含む。プライマリチャネルは、BSSにおける全てのSTAによってサポートされる最大共通動作帯域幅に等しい帯域幅を有し得る。プライマリチャネルの帯域幅は、最小帯域幅動作モードをサポートするBSSで動作する全てのSTAの中から、STAによって設定され、かつ/又は制限され得る。802.11ahの例では、プライマリチャネルは、AP及びBSSにおける他のSTAが2MHz、4MHz、8MHz、16MHz、及び/又は他のチャネル帯域幅動作モードをサポートする場合であっても、1MHzモードをサポートする(例えば、それのみをサポートする)STA(例えば、MTCタイプデバイス)に対して1MHz幅であり得る。キャリア感知及び/又はネットワーク配分ベクトル(Network Allocation Vector、NAV)設定は、プライマリチャネルの状態に依存し得る。例えば、APに送信する(1MHz動作モードのみをサポートする)STAに起因してプライマリチャネルがビジーである場合、周波数帯域の大部分がアイドルのままであり、利用可能であり得るとしても、利用可能な周波数帯域全体がビジーであるとみなされ得る。
米国では、802.11ahにより使用され得る利用可能な周波数帯域は、902MHz~928MHzである。韓国では、利用可能な周波数帯域は917.5MHz~923.5MHzである。日本では、利用可能な周波数帯域は916.5MHz~927.5MHzである。802.11ahに利用可能な総帯域幅は、国のコードに応じて6MHz~26MHzである。
図1Dは、一実施形態によるRAN113及びCN115を例解するシステム図である。上記のように、RAN113は、NR無線技術を使用して、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信し得る。RAN113はまた、CN115と通信し得る。
RAN113は、gNB180a、180b、180cを含み得るが、RAN113は、一実施形態との一貫性を維持しながら、任意の数のgNBを含み得ることが理解されよう。gNB180a、180b、180cは各々、エアインターフェース116を介してWTRU102a、102b、102cと通信するための1つ以上のトランシーバを含み得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、MIMO技術を実装し得る。例えば、gNB180a、180bは、ビームフォーミングを利用して、gNB180a、180b、180cに信号を送信及び/又は受信し得る。したがって、gNB180aは、例えば、複数のアンテナを使用して、WTRU102aに無線信号を送信し得る、かつ/又はWTRU102aから無線信号を受信し得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、キャリアアグリゲーション技術を実装し得る。例えば、gNB180aは、複数のコンポーネントキャリアをWTRU102a(図示せず)に送信し得る。これらのコンポーネントキャリアのサブセットは、未認可スペクトル上にあり得、残りのコンポーネントキャリアは、認可スペクトル上にあり得る。一実施形態では、gNB180a、180b、180cは、協調マルチポイント(Coordinated Multi-Point、CoMP)技術を実装し得る。例えば、WTRU102aは、gNB180a及びgNB180b(及び/又はgNB180c)からの協調送信を受信し得る。
WTRU102a、102b、102cは、拡張可能なヌメロロジと関連付けられた送信を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。例えば、OFDMシンボル間隔及び/又はOFDMサブキャリア間隔は、無線送信スペクトルの異なる送信、異なるセル、及び/又は異なる部分に対して変化し得る。WTRU102a、102b、102cは、(例えば、様々な数のOFDMシンボルを含み、かつ/又は様々な長さの絶対時間が持続する)様々な又はスケーラブルな長さのサブフレーム又は送信時間間隔(transmission time interval、TTI)を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。
gNB180a、180b、180cは、スタンドアロン構成及び/又は非スタンドアロン構成でWTRU102a、102b、102cと通信するように構成され得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、他のRAN(例えば、eNode-B160a、160b、160cなど)にアクセスすることなく、gNB180a、180b、180cと通信し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、モビリティアンカポイントとしてgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上を利用し得る。スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、未認可バンドにおける信号を使用して、gNB180a、180b、180cと通信し得る。非スタンドアロン構成では、WTRU102a、102b、102cは、gNB180a、180b、180cと通信し、これらに接続する一方で、eNode-B160a、160b、160cなどの別のRANとも通信し、これらに接続し得る。例えば、WTRU102a、102b、102cは、1つ以上のgNB180a、180b、180c及び1つ以上のeNode-B160a、160b、160cと実質的に同時に通信するためのDC原理を実装し得る。非スタンドアロン構成では、eNode-B160a、160b、160cは、WTRU102a、102b、102cのモビリティアンカとして機能し得るが、gNB180a、180b、180cは、WTRU102a、102b、102cをサービス提供するための追加のカバレッジ及び/又はスループットを提供し得る。
gNB180a、180b、180cの各々は、特定のセル(図示せず)に関連付けられ得、無線リソース管理決定、ハンドオーバ決定、アップリンク(UL)及び/又はダウンリンク(DL)におけるユーザのスケジューリング、ネットワークスライシングのサポート、デュアルコネクティビティ、NRとE-UTRAとの間のインターワーキング、ユーザプレーン機能(UPF)184a、184bに向かうユーザプレーンデータのルーティング、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF)182a、182bに向かう制御プレーン情報のルーティングなどを処理するように構成され得る。図1Dに示すように、gNB180a、180b、180cは、Xnインターフェースを介して互いに通信し得る。
図1Dに示されるCN115は、少なくとも1つのAMF182a、182b、少なくとも1つのUPF184a、184b、少なくとも1つのセッション管理機能(Session Management Function、SMF)183a、183b、及び場合によってはデータネットワーク(Data Network、DN)185a、185bを含み得る。前述の要素の各々は、CN115の一部として示されているが、これらの要素のいずれも、CNオペレータ以外のエンティティによって所有及び/又は操作され得ることが理解されよう。
AMF182a、182bは、N2インターフェースを介してRAN113におけるgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、制御ノードとして機能し得る。例えば、AMF182a、182bは、WTRU102a、102b、102cのユーザの認証、ネットワークスライシングのサポート(例えば、異なる要件を有する異なるPDUセッションの処理)、特定のSMF183a、183bの選択、登録エリアの管理、NASシグナリングの終了、モビリティ管理などの役割を果たすことができる。ネットワークスライスは、WTRU102a、102b、102cを利用しているサービスのタイプに基づいて、WTRU102a、102b、102cのCNサポートをカスタマイズするために、AMF182a、182bによって使用され得る。例えば、異なるネットワークスライスは、高信頼低遅延(ultra-reliable low latency、URLLC)アクセスに依存するサービス、高速大容量(enhanced massive mobile broadband、eMBB)アクセスに依存するサービス、マシンタイプ通信(machine type communication、MTC)アクセスのためのサービス、及び/又は同様のものなどの異なる使用事例のために確立され得る。AMFa82a、182bは、RAN113と、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、及び/又はWiFiなどの非3GPPアクセス技術などの他の無線技術を用いる他のRAN(図示せず)との間で切り替えるための制御プレーン機能を提供し得る。
SMF183a、183bは、N11インターフェースを介して、CN115内のAMF182a、182bに接続され得る。SMF183a、183bはまた、N4インターフェースを介して、CN115内のUPF184a、184bに接続され得る。SMF183a、183bは、UPF184a、184bを選択及び制御し、UPF184a、184bを通るトラフィックのルーティングを構成し得る。SMF183a、183bは、UE IPアドレスを管理して割り当てること、PDUセッションを管理すること、ポリシー執行及びQoSを制御すること、ダウンリンクデータ通知を提供することなど、他の機能を実施し得る。PDUセッションタイプは、IPベース、非IPベース、イーサネットベースなどであり得る。
UPF184a、184bは、N3インターフェースを介して、RAN113内のgNB180a、180b、180cのうちの1つ以上に接続され得、これにより、WTRU102a、102b、102cとIP対応デバイスとの間の通信を容易にするために、インターネット110などのパケット交換ネットワークへのアクセスをWTRU102a、102b、102cに提供し得る。UPF184、184bは、パケットをルーティングして転送すること、ユーザプレーンポリシーを執行すること、マルチホームPDUセッションをサポートすること、ユーザプレーンQoSを処理すること、ダウンリンクパケットをバッファすること、モビリティアンカリングを提供することなど、他の機能を実施し得る。
CN115は、他のネットワークとの通信を容易にし得る。例えば、CN115は、CN115とPSTN108との間のインターフェースとして機能するIPゲートウェイ(例えば、IPマルチメディアサブシステム(IP multimedia subsystem、IMS)サーバ)を含み得るか、又はそれと通信し得る。加えて、CN115は、WTRU102a、102b、102cに他のネットワーク112へのアクセスを提供し得、他のネットワーク112は、他のサービスプロバイダによって所有される、かつ/又は動作される他の有線及び/又は無線ネットワークを含み得る。一実施形態では、WTRU102a、102b、102cは、UPF184a、184bへのN3インターフェース、及びUPF184a、184bとDN185a、185bとの間のN6インターフェースを介して、UPF184a、184bを通じてローカルデータネットワーク(DN)185a、185bに接続され得る。
図1A~図1D、及び図1A~図1Dの対応する説明を鑑みると、WTRU102a~d、基地局114a~b、eノードB160a~c、MME162、SGW164、PGW166、gNB180a~c、AMF182a~b、UPF184a~b、SMF183a~b、DN185a~b、及び/又は本明細書に説明される任意の他のデバイスのうちの1つ以上に関して本明細書に説明される機能のうちの1つ以上又は全ては、1つ以上のエミュレーションデバイス(図示せず)によって実行され得る。エミュレーションデバイスは、本明細書に説明される機能の1つ以上又は全てをエミュレートするように構成された1つ以上のデバイスであり得る。例えば、エミュレーションデバイスを使用して、他のデバイスを試験し、かつ/又はネットワーク及び/若しくはWTRU機能をシミュレートし得る。
エミュレーションデバイスは、ラボ環境及び/又はオペレータネットワーク環境における他のデバイスの1つ以上の試験を実装するように設計され得る。例えば、1つ以上のエミュレーションデバイスは、通信ネットワーク内の他のデバイスを試験するために、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として完全に若しくは部分的に実装され、かつ/又は展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として一時的に実装/展開されている間、1つ以上若しくは全ての機能を実行し得る。エミュレーションデバイスは、試験を目的として別のデバイスに直接結合され得、かつ/又は地上波無線通信を使用して試験を実行し得る。
1つ以上のエミュレーションデバイスは、有線及び/又は無線通信ネットワークの一部として実装/展開されていない間、全てを含む1つ以上の機能を実行し得る。例えば、エミュレーションデバイスは、1つ以上のコンポーネントの試験を実装するために、試験実験室での試験シナリオ、並びに/又は展開されていない(例えば、試験用の)有線及び/若しくは無線通信ネットワークにおいて利用され得る。1つ以上のエミュレーションデバイスは、試験機器であり得る。RF回路(例えば、1つ以上のアンテナを含み得る)を介した直接RF結合及び/又は無線通信は、データを送信する、かつ/又は受信するように、エミュレーションデバイスによって使用され得る。
LTEは、高度なサイドリンク通信をサポートする最初の主要なセルラ技術である。主な目的は、基本的なV2X(vehicular to anything)使用事例を満たし、サポートすることであった。LTE V2Xは、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)に基づき、10MHzチャネル及び20MHzチャネルをサポートする。更に、LTE V2X通信は、ブロードキャスト送信のみをサポートし、サイドリンク(SL)トラフィックのためのベースライン仮定は、サイドリンクトラフィックの到着が周期的であることである。特に、トラフィックは、いつでもLTE UEに到着することができるが、サイドリンク送信は、固定された事前定義された周期で送信される。したがって、LTE V2X WTRUは、周期的トラフィックを検知及び/又は送信若しくは受信するために、常にオン/アウェイクであると仮定される。したがって、V2X WTRUの電力節約及びエネルギー効率は、対処されていない。
LTE SL通信の場合、物理リソースブロック(PRB)は、いくつかのサブチャネルにグループ化される。サブチャネルは、単一のサブフレームの持続時間内にいくつかのPRBを含んでもよい。しかしながら、サブチャネルごとのPRBの正確な数は構成可能であり、展開シナリオに応じて変化し得る。サブチャネルは、データ及び制御情報を送信及び受信するために使用される。データペイロード送信は、LTEインターフェース上と同じ方法でSLインターフェース上で編成される。すなわち、ペイロードはトランスポートブロック(TB)に編成され、TBは1つ以上のパケットを含む。したがって、TBは、パケットのサイズ、サブチャネルごとのPRBの構成された数、及び使用される変調及びコーディンク形式(MCS)に応じて、1つ又はいくつかのサブチャネルを占有し得る。LTE無線インターフェースを介した通常のデータと同様に、SL TBは、QPSK、16-QAM、又は64QAMを使用して送信され得る。
制御SLプレーン上で、各TB送信は、関連付けられたサイドリンク制御情報(SCI)メッセージを有する。すなわち、SCIは、LTEダウンリンク制御情報(DCI)に類似している。SCIは、関連付けられたTB送信によって占有されるPRB/サブチャネルの指示、TBに使用されるMCS、送信されているメッセージの優先度、それがTBの最初の送信であるかブラインド再送信であるかの指示、リソース予約間隔(RRI)などの情報を含む。
LTE V2X使用事例は、全てのLTE V2X送信がブロードキャストモードにあるので、受信機フィードバックなしでSL送信信頼性を高めるために主にブラインド再送信に依拠する。したがって、TBの送信は、時間ドメイン及び/又は周波数ドメインにおいて繰り返され、受信機側で組み合わされ得る。一方、RRI指示は、サイドリンクUEが周期的な将来の送信を必要とする場合に、予約されたリソースの周期性を示す。したがって、RRIは、選択されたリソースが、リソース割り当て有効性が満了するまで、このRRI周期性上で予約されるものとすることを、近接する他のサイドリンクWTRUに示す。
5G新無線(NR)サイドリンク通信では、5G SL通信は、LTE V2X全体機能の大部分を継承するが、主要なシステム更新を伴う。LTE V2Xとは異なり、5G NR SLは、PC5 SLインターフェースを介したユニキャスト、グループキャスト、及びマルチキャスト送信をサポートする。更に、5G NR SLは、SL通信信頼性を改善するために、SL PC5インターフェースを介したHARQフィードバックをサポートする。その点に関して、5G SLは、SLリンクのサービス品質の確立及び追跡を導入する。更に、5G NRは、車両隊列走行、高度運転、拡張センサ、及び遠隔運転などの新しいV2X使用事例の多様性をサポートする。その点に関して、5G NR SLは、LTEのような周期的なSLトラフィック到着及び送信、並びに非周期的なトラフィック到着をサポートする。
NR V2X SLにおける送信は、直交周波数分割多重(OFDM)波形を使用する。5G NR無線機能の大部分は、フレキシブルなヌメロロジ、スロットベースの送信、及び帯域幅部分(BWP)などの5G NRサイドリンク通信に利用可能である。しかしながら、ミニスロットSL送信は、それぞれの短いカバレッジ及びより低いWTRU送信電力のためにサポートされない可能性がある。NR V2XにおいてSL送信をスケジューリングするための最小時間単位はスロットであり、最小周波数単位はサブチャネルであり、したがって、LTE V2Xと同じ構造を共有する。
BWPの概念は、NR V2Xサイドリンクにも採用されており、SL BWPはキャリア内の帯域幅の連続する部分を占有し、1つのSL BWPが全てのWTRUに対して構成される。サイドリンクWTRU送信及び受信は、SL BWP内に含まれ、同じヌメロロジを使用し得る。したがって、NR V2Xサイドリンクにおける全ての物理チャネル、基準信号、及び同期信号は、SL BWP内で送信される。
構成された5G NR BWPの場合、全てのSLチャネルは以下のように送信され得る。例えば、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)は、サイドリンクインターフェースを介してサイドリンク制御情報を搬送する。5G NR SLの場合、SCI情報は2つの段階/部分に分割される。第1段階は、PSCCHチャネルを介して送信される段階であり、SLスケジューリング情報のより小さいセットを含む。SCI情報の第1段階は、例えば、予約されたSLリソースのタイミング及び周波数リソース、並びに第2段階SCIのタイミング及び周波数リソースを含むが、これらに限定されない。後者(すなわち、第2段階SCI情報)は、例えば、使用されるMCS、CSI要求、HARQプロセスID及び構成など、スケジュールされたSL送信の送信構成を含むが、これらに限定されない。第2段階SCIは、PSSCHチャネルを介して送信される。
別の例では、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH)が、サイドリンクインターフェースを介して実際のSLデータペイロード及び追加の制御情報(第2段階SCI)を搬送する。更に別の例では、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)は、サイドリンクインターフェースを介した同期をサポートするための情報を搬送する。PSBCHは、1つ以上のアクティブなSL WTRUからサイドリンク同期信号ブロック(S-SSB)内で送信される。PSBCHはまた、SSB送信WTRUのSL ID/RNTI、及びPSBCHが元々RANインターフェース若しくは衛星と同期されているか、又はPSBCHのクロックを含み得る。更に、PSBCHは、例えば、限定はしないが、RANシステムフレーム番号(SFN)に類似する、SLインターフェースのダイレクトフレーム番号(DFN)を含む。後者の情報(すなわち、SLインターフェースのDFN)は、SSBを受信しているSL WTRUがRANインターフェースのカバレッジ外(OOC)にある場合に、SLPC5インターフェースに同期され得る。更に、別の事例では、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)は、サイドリンク送信の受信の成功又は失敗に関連するHARQフィードバックを搬送する。PSFCHは、異なる受信側SL WTRUからのHARQ ACK/NACKを、符号分割多重化を使用して同じタイミング及び周波数リソース上で多重化することができる小さい帯域幅を有する。
1つ以上の場合では、5G RANは、例えば、限定はしないが、SLデータシンボルの配置、SL制御シンボル、SL SSB送信周期及びタイミング、並びにスロット内のPSBCH機会に関して(例えば、スロットの数及び配置に関して)、SLスロット構造を構成し得る。1つ以上の場合において、PSCCH及びPSSCHは多重化され、同時に送信され得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、対応するPSSCHチャネル送信の構成を識別するために、PSCCHを介して送信された情報をブラインドで探索及び復号し得る。場合によっては、SL SSBの送信は、SLデータ又は制御チャネルのいずれかと多重化されない場合がある。そのような場合、5G NR SL WTRUからSL SSBを検出するために、ブラインド復号は必要とされなくてもよい。
NR V2Xでは、1つ以上のスロットが、SLデータ又は制御送信を収容するように構成される。例えば、利用可能なサイドリンクリソースは、サイドリンクのために割り当てられたスロット(すなわち、時間リソース)と、SL BWP内の共通PRB(すなわち、周波数リソース)とを含み得る。1つ以上の場合において、利用可能なSLリソースのサブセットは、それらのSLデータ/制御送信のためにいくつかのWTRUによって使用されるように構成又は事前構成される。利用可能なSLリソースのこのサブセットは、リソースプールと称され得る。1つ以上の場合には、リソースプールは、ある数のシンボル又はスロットにわたる連続するサブチャネルのセットである。加えて、リソースプールは、構成された周期性でSL WTRUのためにスケジュールされ得る。単一のSLサブチャネルは、SL帯域幅部分内のL個の連続するSL PRBを意味する。1つ以上の場合において、RANノードは、SL DMRS(すなわち、復調基準信号)の配置を構成し得る。そのような場合、受信側SL WTRUは、データ復号のためにSLチャネル推定値によってそれらの受信機を調整し得る。
1つ以上の場合には、SL SSBは、構成されたデータ/制御SLリソースプールの外側であるが、構成されたSL BWPの内側で送信される。場合によっては、RANノードは、SL WTRUのうちの1つを、そのようなSL WTRUがSLデータを送信しているか否かにかかわらず、常にSL SSBを送信するように構成し得る。別の実装形態では、SL SSBを送信しているSL WTRUからの不十分なカバレッジがあると判定するSL WTRUは、代わりにSL SSBを送信するようにそれ自体を自己昇格させ得る。異なるWTRUからのSL SSBは、SL SSBの周波数リソースの位置が送信SL WTRU ID/RNTIに依存するため、衝突を起こしにくい可能性があり、したがって、ソースSL WTRU IDに応じて周波数ドメインでシフトされる。
LTE V2Xと同様に、2つのSLリソース割り当てモードが存在する。例えば、第1のモードは、SL WTRUが5G RANインターフェースのカバレッジ内にあると仮定する。したがって、SL WTRUが送信のためのSLペイロードを有するとき、SL WTRUは、サービングRANノードからSLスケジューリンググラントを受信する。SL WTRUがSLスケジューリンググラントを受信する場合、典型的なRAN動的グラント又は構成されたグラントスケジューリングを使用することができる。前者は、SL送信の増加したエンドツーエンドレイテンシにつながり、後者は、構成されたグラントタイプ1のためのリソース利用不足又は構成されたグラントタイプ2のためのSLスケジューリング衝突につながり得る。
別の例では、場合によっては、SLリソース割り当ての第2のモードは、SL WTRUがRANインターフェースのOOCであるときに行われ得る。いくつかの他の場合には、SLリソース割り当ての第2のモードは、SL WTRUが、RANインターフェースの制御オーバーヘッドを低減するために第2のモードを使用するように構成されるときに発生し得る。第2のモードでは、SL WTRUは、RANインターフェースへの接続なしに、SL PC5インターフェースを介して自律的に送信及び受信し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUがSL送信又は受信のために選択し得るリソースプールの構成は、RANノードから事前構成される。それらのプールは、複数のSL WTRUにわたって共有されてもよく、したがって、SL WTRUは、チャネルを自律的に検知し、それらのSLペイロードを送信し得る自由に利用可能なリソースを選択してもよい。
第2のSLリソース割り当てモードでは、WTRUは、WTRUがSLペイロードを送信し得る前に、3ステップベースライン手順を実行するように構成される。例えば、第1のステップは、検知ウィンドウ中にチャネルを検知することを含み得る。1つ以上の場合において、WTRUが送信すべきSLペイロードを有するか否かにかかわらず、SL WTRUは、構成されたシンボル中にPSCCHの全ての可能な位置を検知し、ブラインド復号する(すなわち、PSCCH探索空間をブラインド探索し、復号することによって)。SL WTRUは、現在、及び潜在的に将来、SLペイロードを送信している他のアクティブSL WTRUから第1段階SCIを識別する。したがって、チャネルを検知することによって、SL WTRUは、他のSL WTRUのために予約された現在及び将来のリソースを識別し、すなわち、RRIを検出することによって、将来のチャネル予約を識別することができる。
第2のステップは、例えば、検知されたリソースプールからSLリソースをダウン選択することを含み得る。1つ以上の場合では、SL WTRUがこのステップをどのように実行すべきかに関する幅広い事前定義された規則が存在する。場合によっては、SL WTRUが検知されたリソースをダウン選択するために使用する基準の1つは、現在又は将来の他の送信WTRUのために予約されると識別されるSLリソースを除外することである。したがって、SL WTRUは、SLパケットが到着したときにそれらのSLペイロードを送信するために使用することができる、空いている利用可能なリソースのリストで終わる。
第3のステップは、例えば、リソースを再評価して選択することを含み得る。1つ以上の場合において、リソース再評価は、SL WTRUが実際のSLペイロード送信の直前にチャネルを再検知することを可能にし得る。リソース再評価は、第1のステップにおける完全チャネル検知によって検出されない他のSL WTRUからの1つ以上の非周期的SLペイロード送信とのリソース衝突を回避し得る。再評価が終了すると、SL WTRUは、より低いSLインターフェース輻輳を保証し、したがって、それらのSLペイロードを送信するために、選択された空き利用可能リソースから適切な量のリソースをランダムに選ぶように、それらのSL送信構成を調整し得る。
SLインターフェースは、共有リソース上の分散型マルチアクセス媒体であるため、輻輳が発生し得る。1つ以上の場合では、チャネルビジー比(CBR)及びチャネル占有率(CR)などであるがこれらに限定されないメトリックが、SLインターフェース輻輳を制御するために定義される。
場合によっては、CBRは、前の100個のサブフレーム中のサブチャネルの総数に対する、事前構成又は構成された閾値よりも高いRSSIを経験するサブチャネルの比として定義され得る。いくつかの場合には、CRは、送信車両によって生成されるチャネル占有を定量化し得る。例えば、CRは、サブフレームnにおいて、サブフレーム[n-a,n-1]において送信車両によって利用され、サブフレーム[n,n+b]におけるその残りの再選択カウンタ送信のために車両によって選択されるサブチャネルの数と、サブチャネルの総数との間の比として推定される(すなわち、ここで、a及びbは、RANから事前にシグナリングされ得る事前定義された整数である)。
SL WTRUがSLインターフェースを介してTBを送信しようとするとき、SL WTRUは、CBRを測定し、それを事前定義された範囲及び事前構成された範囲のうちの1つにマッピングして、それが使用することを許可された最大CR制限を得る。したがって、SL WTRUは、それ自体のCRを推定し、それがCR限界よりも高いか否かをチェックする。そのような場合、SL WTRUは、そのようなSL送信のために必要とされるSLリソースの量を低減するために、そのSL送信を終了するか、又は利用されるMCSを増加させ、したがって、SLインターフェースの現在の状態のための最大許容CR限度を下回るCRを使用する。
1つ以上の場合において、SLリレーの目的は、WTRU対ネットワーク中継器を介して中継することによってリモートWTRUのネットワークカバレッジを拡張することと、より低いパスロスのWTRU対ネットワーク又はWTRU対WTRU中継器上で送信することによって電力クリティカルなリモートWTRUの電力節約とを含み得る。
SL WTRUが周囲の利用可能なSL中継器を発見し、それに接続するための2つの定義されたモデルは、例えば、限定はしないが、モデルA及びモデルBを含み得る。
1つ以上の場合において、モデルA(すなわち、「私はここにいます」)は、アナウンスWTRU及び監視WTRUを含み得る。アナウンスWTRUに関して、WTRUは、発見する許可を有する近接するWTRUによって使用され得る特定の情報をアナウンスする。監視側WTRUに関して、WTRUは、アナウンスWTRUの近くで関心のある特定の情報を監視する。モデルAでは、アナウンスWTRUは、事前定義された発見間隔で発見メッセージをブロードキャストする。発見メッセージに関心のある監視WTRUは、これらの発見メッセージを読み取り、発見メッセージを処理する。
1つ以上の場合において、モデルB(すなわち、「誰がそこにいるか?」/「あなたはそこにいるか」)は、発見側WTRU及び被発見側WTRUを含み得る。発見側WTRUに関して、WTRUは、WTRUが何を発見することに関心があるかに関する特定の情報を含む要求を送信する。被発見側WTRUに関して、送信側WTRU(すなわち、発見側WTRU)から要求メッセージを受信するWTRU(すなわち、被発見側WTRU)は、発見側の要求に関連する情報で応答することができる。1つ以上の場合において、モデルBでは、発見側WTRUは、発見側WTRUが応答を受信したい他のWTRUに関する情報を送信する。例えば、発見側WTRUによって送信される情報は、WTRUのグループに対応するProSeアプリケーション識別情報を含むか、又はそれに対応し得、送信された情報を受信すると、グループのメンバーは応答し得る。
リモートWTRUが中継器WTRUに接続されるとき、リモートWTRUは、サイドリンクユニキャストリンク上のSL-RSRP測定を使用して、中継器WTRUとのPC5リンク品質がリレー再選択基準を満たすか否かを評価し得る。リレー選択又はリレー再選択のために、リモートWTRUは、リレーWTRUのPC5無線測定を、gNBによって構成又は事前構成され得る閾値と比較する。1つ以上の場合では、現在のサイドリンクリレーのNRサイドリンク信号強度が、構成された閾値又は事前構成された閾値を下回る場合、リレー再選択がトリガされる。また、現在の中継器WTRUとのPC5リンクの無線リンク障害(Radio Link Failure、RLF)がリモートWTRUによって検出された場合、リレー再選択がトリガされ得る。
1つ以上の場合において、LTE SLは、電力節約WTRU(例えば、歩行者WTRU(すなわち、P-WTRU))が、周期的に、サブ検知ウィンドウ上で検知を実行すると仮定する。場合によっては、サブ検知ウィンドウの幅が構成され得、しかしながら、サブ検知ウィンドウの位置は、各WTRU自身によって設定される。そのような場合、TX専用(すなわち、P-WTRU)は、常にアクティブなWTRUと周期的に通信する。非周期的トラフィックを有する5G V2Xの場合、部分検知に基づくリソース選択のために、追加の短期検知が考慮され得る。部分検知に関して、追加の短期検知は、選択されたリソースが他のWTRU、例えば、非周期的サービスであるが、これに限定されない他のWTRUによって予約されているか否かを評価するのを助け得る。周期的トラフィックを有する5G V2Xの場合、部分検知は、少なくとも後続の周期における再評価をサポートする。
1つ以上の場合において、DRXは、5G NR DRXと同じ又は同様の動作のうちの1つ以上を含む、SL P-WTRUの電力節約のために提案される。そのような場合、(すなわち、RXのために使用される)DRXオン/オフ持続時間は、部分的な(すなわち、限定された)(すなわち、TX候補リソース選択のために使用される)検知定義に整合される。例えば、WTRUは、DRXアクティブ機会中に検知及びRX復号を行い得る。したがって、WTRU間調整は、DRXセットアップ及びWTRU固有の部分的な検知サイクルを通信するための様々なオプションを利用し得る。例えば、WTRUは、実際の条件に基づいて、それらのサブ検知ウィンドウ及び/又は受信アクティビティタイマを拡張し得る。別の例では、サブ検知ウィンドウ(すなわち、DRXオン持続時間)及び非アクティブ検知期間(すなわち、DRXオフ持続時間)の長さは、適応的に選択され得る。例えば、チャネルがより輻輳しており(高いCBR値を有する)、SAが高いRSRP値を有するスポットにWTRUが近づいている場合、WTRUは、この危機的状態のより良好な受信のために、そのサブ検知/DRXオン持続時間を拡張し得る。
WTRUにおける改善されたエネルギー効率について本明細書で説明される概念は、セルラ通信に関して説明されるが、これらの概念は、WLAN(すなわち、IEEE 802.11 Wi-Fiシステム)又は他の無線システムにも適用可能であることに留意されたい。
TR 22.886から再現される図22に例示される表に示されるように、5G SLのために定義されるいくつかのターゲット通信シナリオがある。1つ以上の場合には、ターゲット通信シナリオは、異なるパケット送信レート及び様々なターゲットエンドツーエンドレイテンシによって特徴付けられ得る。現在のSL仕様に基づいて、SL WTRUは、例えば、他のアクティブなSL WTRUから現在及び将来のチャネル予約を連続的に識別するために、少なくともSLチャネル周期的部分検知を実行し、これは、著しい電力消費につながる。1つ以上の場合において、SL WTRUは、SL WTRUがSLWTRU上で送信しているか否かにかかわらず、及び/又はSLが高速パケット送信レートを有するか否かにかかわらず、チャネル周期的部分検知を実行し得る。場合によっては、SL WTRUは、電力消費を最適化するために、より低い頻度及び/又はより短い持続時間でチャネル検知を実行することを決定し得るが、そのような低減された頻度及び/又は持続時間は、SL送信信頼性を低下させる場合がある。例えば、SLインターフェースを介した送信のためのSLパケットを伴うSL WTRUは、十分な周期的部分チャネル検知(すなわち、多くのPSCCHブラインド復号を伴う)なしに、SL WTRUがSLパケットを送信するために使用し得る空きの利用可能なSLリソースを十分に識別せず、したがって、より低い信頼性につながる可能性がある。この問題は、以下の例によって説明し得る。低送信レートSL WTRU(例えば、500 ms当たり1つのSLパケット送信)の場合、及び十分なSL信頼性を有するために、対応するSL WTRUは、他のアクティブSL WTRUによって使用され得る最も低い可能なRRI間隔と整合される周期性を用いて、部分的チャネル検知を実行する。したがって、SL WTRUは、将来のチャネル予約を検出することができる。さもなければ、SLの信頼性が失われる。5G NR SLでは、RRIは、1 msから開始する値を有し得る。これは、SL WTRUが、500 ms当たり1パケットの平均パケット送信レートにもかかわらず、1 ms期間ごとにPSCCHブラインド復号を用いて部分検知を実行し得ることを意味する。しかしながら、これは、SL WTRUにおいてかなりの電力使用をもたらす。
本明細書では、最小電力を使用するSL WTRUのためのオンデマンドサイドリンクチャネル予約及び取得のための方法、装置、技法、及び手順が開示される。
1つ以上の場合では、高いSL送信信頼性を維持するために、すでに送信しているSL WTRUと、新しいSL送信を開始しようとしているSL WTRUの両方が、衝突のない環境を維持することに関心がある。部分的なチャネル検知は、SL WTRUが衝突のない環境を維持することを可能にし得る。しかしながら、部分検知を用いると、レイテンシ/信頼性が重要なSL送信のチャネル予約のうちのいくつかが見逃される可能性があり、したがって、SLリソース衝突の確率が増加する。したがって、アクティブな送信を有するレイテンシ/信頼性が重要なWTRUが、PSCCHリソース上でそれらのSLチャネル予約を複製/繰り返す1つ以上の場合において、チャネルリソース繰り返し手順は、異なるチャネル検知能力を有する他のSL WTRUにおいてそれらのチャネル予約が検出される確率を改善する。場合によっては、チャネルリソース繰り返しは、それらの繰り返しが新しくスケジュールされたSL送信ではないので、(例えば、第2段階SCI上の情報を除外することによって)第1段階SCI又は第1段階SCIのより小さいバージョンの形態であり得る。1つ以上の場合には、繰り返し構成は、RANノード、SL中継器、又はサービスプロバイダからシグナリングされ得る。
1つ以上の他の場合には、参照により本明細書に完全に組み込まれる、2021年5月7日に出願された「Methods,Architectures,Apparatuses and Systems Directed to Low-Power Proximity-Based Service Paging for Multi-Carrier Sidelink Communications」と題する米国仮特許出願第63/185,504号(代理人整理番号2021P00144 US)に記載されているSLページング手順を用いて、SL WTRUは、部分的なチャネル検知を実行しない場合がある。したがって、1つ以上の場合において、SL WTRUは、潜在的なアイドルSL WTRUが、SLインターフェースを介した送信のための新しいパケット到着を有するときに、部分検知のオンデマンド手段を実行するように構成され得る。他の場合には、部分検知要件は、SL信頼性の損失なしにSL WTRUのために利用されない場合がある。そのような場合、2つの新しい周期的又は非周期的機会/チャネルが、SLインターフェースを介して定義され、SLチャネル予約クエリ及びチャネル予約応答を送信する目的のために予約される。それらの信号は、SLアイドルWTRUに対するオンデマンドウェイクアップ期間であると考えられ、SLアイドルWTRUは、SLアイドルWTRUが即時SL送信のためのSLパケット到着を有するときにウェイクアップする。アクティブなTX SL WTRUの場合、新しい周期的又は非周期的チャネルは、送信ギャップであるとみなされる。すなわち、新しい周期的又は非周期的チャネルは、チャネルがチャネル予約のための潜在的クエリを受信することが予期されるSLインターフェース上で送信しない場合がある。場合によっては、そのような制限は、半二重WTRUに適用可能であってもよい。他の場合には、全二重Tx SL WTRUは、潜在的なチャネル予約クエリを受信及び処理しながら、SLインターフェース上で送信し得る。そのようなクエリを受信すると、アクティブなチャネル予約を有するTX WTRU又はSL WTRUは、ブロードキャスト方式で、かつチャネル予約クエリ応答のために構成されたリソースを介して、それらの予約されたチャネル予約で応答する。このように、オンデマンドチャネル予約クエリを使用して、アイドルSL WTRUは、電力消費部分検知及び関連付けられたブラインド復号を実行することなく、即時のSLパケット送信のためにリソースの空きセットを選択し得る。
1つ以上の他の場合において、及び部分検知を利用することも利用しないこともある上記で論じた場合と同様に、電力制限されたSL WTRUは、(例えば、連続的又は部分的なチャネル検知を実行しないが、大部分の時間にわたって)ディープスリープで構成され得る。電力制限されたSL WTRUは、例えば、SL WTRUがサイドリンクインターフェースを介した送信のための到着ペイロードを有するまで、ディープスリープのままである。そのような場合、SL WTRUは、近接する他のSL WTRUに、それらのアクティブなチャネル予約を示すように要求する。1つ以上の場合において、ソースWTRUは、送信のためにアイドルSLリソースを選択すること、及び/又は選択するように構成されることが可能である。更に、以前にチャネル検知を実行した、及び/又は以前にいくつかのチャネル予約レポートを受信した1つ以上のSL WTRUは、例えば、各SL WTRUの観点から、集約アクティブチャネル予約をコンパイルし得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、集約アクティブチャネル予約を要求SL WTRUにシグナリングして戻し得る。すなわち、例えば、提案されたフィードバックチャネル中に、SL WTRUは、チャネルアクセスを実行して、それらのアクティブ予約を要求側SL WTRUにシグナリングし得る。場合によっては、そのようなシグナリングは、例えば、限定はしないが、複数の周囲SL WTRUがアクティブなSL送信に関連付けられているとき、かなり大きいオーバーヘッドを伴う場合がある。そのような場合、1つ以上のSL WTRUは、重複する集約チャネル予約(例えば、部分的に同様のアクティブチャネル予約)をレポートし返す。例えば、1つ以上のSL WTRUは、それらのWTRUが同時チャネル検知を実行した可能性がある場合に、重複する集約チャネル予約をレポートし返し得る。すなわち、重複するチャネル予約レポートの送信を不必要に繰り返す場合、フィードバックレイテンシが増加する可能性があり、したがって、送信側WTRUはより多くの電力を消費する。1つ以上の場合において、例えば、重複するチャネル予約レポートの繰り返し送信を含むものに限定されないが、SL WTRUは、受信側SL WTRUに近接する他のSL WTRUからチャネル予約レポートを受信し、復号し得る。更に、場合によっては、SL WTRUは、他のSL WTRUによって以前にレポートされていない予約されたチャネルリソースの増分チャネル予約レポートのみを送信し得る。更に他の場合には、SL WTRUは、追加情報とともに増分チャネル予約レポートを送信し得る。したがって、増分チャネル予約レポートを利用することによって、チャネル予約フィードバックレポートのサイズ及び送信時間が最小化され得る。
1つ以上の他の場合、及び部分検知を利用してもしなくてもよい上述の場合と同様に、少なくとも1つのSL WTRUからCRQ要求を受信したことに応答して(すなわち、それを条件として)、少なくとも1つの要求側SL WTRUに近接する1つ以上のSL WTRUは、構成されたQRRリソースセットを介して、それらのQRRレポートを要求側WTRUにレポートし返し得る。そのような場合、潜在的なQRR衝突を解決するためにQRRチャネルアクセススキームが使用され得る。SL WTRUは、例えば、それらの決定されたQRR性能メトリック(例えば、限定はしないが、接続時間、以前のSLの数、モビリティ状態など)に基づいて、それらのQRRアクセス優先度及び/又は競合ウィンドウを決定し得る。1つ以上の場合において、最高の構成されたアクセス優先度のSL WTRUであって、それらのQRRレポートが最も信頼でき包括的であるSL WTRUは、このQRRアクセス優先度に関連付けられたQRRリソースセット上でそれぞれのQRRレポートを送信し得る。そのような場合、同じ又は他のアクセス優先度からの1つ、2つ以上、又は全てのSL WTRUは、他のSL WTRUから受信されたQRRレポートを監視し、復号し得る。衝突が検出されるという条件で、より高いアクセス優先度を有するSL WTRUは、例えば、衝突したQRRレポートを再送信することを可能にするために、例えば、事前構成されたタイミング又は周波数オフセットによって、それらのQRRリソースの有効性を動的に拡張し得る。そのような場合、より低いアクセス優先度を有するSL WTRUは、タイミング及び/又は周波数オフセットによって、それらのQRRリソースを低減及び/又は短縮し得る。QRRリソースを削減及び/又は短縮することに加えて、又はその代わりに、より低いアクセス優先度を有するSL WTRUは、現在のQRR機会の間に、それらのQRRレポートを送信することを(例えば、完全に)スキップしてもよい。例えば、より低いアクセス優先度を有するSL WTRUは、QRR機会の固定リソースサイズに基づいて、それらのQRRレポートを送信することをスキップし得る。1つ以上の場合には、調節された応答ウィンドウは、応答の送信が必要とされないことを示し得る。すなわち、SL WRTUは、応答ウィンドウが調節されたと判定し得、応答の送信が必要とされないと判定し得る。
1つ以上の場合において、及び部分検知を利用することも利用しないこともある上記で論じられた場合と同様に、SL WTRUは、QRR機会の各々の前に、QRRアクセス優先度を決定し得る。そのような場合、SL WTRUは、SL性能メトリック(例えば、限定はしないが、モビリティ状態、SL接続時間、以前に検出されたQRRレポートの数など)の事前定義されたセットを考慮し得る。SL WTRUは、例えば、事前構成されたモビリティ閾値に基づいて、対応するSLモビリティ状態を決定し得る。決定されたSLモビリティ状態に基づいて、SL WTRUは、決定されたSLモビリティ状態を1つ以上のSL性能領域に動的にマッピングし得る。場合によっては、SL WTRUは、例えば、決定されたスケーリングファクタに基づいて、決定されたSLモビリティ状態を動的にマッピングし得るが、これに限定されない。1つ以上の場合には、各性能領域は、事前構成されたQRRアクセス優先度及び競合ウィンドウに関連付けられ得る。例えば、SL WTRUの高モビリティ状態は、事前構成されたモビリティ閾値に基づいて決定され得る。SL WTRUは、チャネルアクセスのために採用された性能メトリックの対応するスケーリングファクタ(例えば、QRR機会の前のSL接続時間)を決定し得る。SL WTRUは、例えば、十分であるか、又は十分でないとして、モビリティ状態をあるSL性能領域にマッピングし得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、それ自体のQRRアクセス優先度を決定し得る。
1つ以上の場合において、及び部分検知を利用することも利用しないこともある上記で論じた場合と同様に、1つ以上のSL WTRUは、様々なチャネル検知設定を有し得る。1つ以上の場合において、1つ以上のSL WTRUは、例えば、限定はしないが、モビリティ及び異なる電力能力に基づいて、様々なチャネル検知設定を有し得る。SL WTRUが様々なチャネル検知設定を有する場合、近接しており、同時チャネル検知を実行していない他のSL WTRUは、1つ以上のチャネル予約アナウンス及び/又は割り当てを検出しない可能性がある。そのような場合、SL WTRUは、電力制限されたSL UEのための電力効率をサポートしながら、信頼できるSL送信を維持するように構成され得る。1つ以上の場合において、WTRUは、動的チャネル予約繰り返し手順を実行し得、電力制限のないSL WTRUは、共通機会にそれらのチャネル割り当ての送信を繰り返しし得る。WTRUは、電力制限されたSL WTRUのDRXサイクルに基づいて共通機会を決定するように構成し得る。例えば、WTRUは、電力制限されたSL WTRUのDRXサイクルに基づいて共通の機会を決定し、これは都合の良いチャネル検知のためにウェイクアップし得る。そのような場合、SLサービスプロバイダは、電力制限されたSL WTRUがチャネル検知を実行するための共通機会をコンパイルし得る。更に、電力制限されていないSL WTRUは、例えば、それらの割り当ての有効性が失効していないという条件で、それらのチャネル割り当て情報を繰り返し得る。
1つ以上の場合において、WTRUは、SL信頼性を改善するために、1つ以上のチャネル予約を繰り返すように構成され得る。例えば、SL WTRUは、サービングRANノードによって構成されると、1つ以上のPSCCHリソース上でそのアクティブなSLチャネル予約を繰り返し又は複製する。例えば、PSCCHのタイミング図である図2を参照すると、信頼性クリティカルなSL WTRUは、その意図されたSL受信機に対して第1段階SCIを送信する。信頼性重視SL WTRUは、そのような送信のために選択されたSLリソース、並びにSL送信構成のうちの1つ以上を識別するために、第1段階SCIを送信し得る。第1段階SCIを送信すると、SL WTRUは、1つ以上の次回のPSCCH機会(例えば、機会201、203、205)にわたってアクティブチャネル予約の送信を複製する。複製されたチャネル予約指示は、SL時間及び周波数予約リソース(すなわち、リソースプール)と、関連するRRIと、それらの予約リソースの有効持続時間とを含み得る。すなわち、複製されたチャネル予約指示は、最初の第1段階SCIの短いバージョンを含み得る。別の場合には、SL WTRUは、1つ以上の構成されたPSCCH機会にわたって完全な第1段階SCIの送信を繰り返し得る。したがって、本明細書で説明するように1つ以上のチャネル予約を繰り返すことによって、部分検知の異なる設定(例えば、限定はしないが、電力消費の様々な要件を満たすための様々な検知時点及び検知持続時間)を採用するSL WTRUは、それらのチャネル予約をより良く検出し得る。更に、チャネル予約をより良好に検出することによって、SL WTRUは、関連付けられたリソースの選択を回避することができ、それによってSL信頼性を向上させ得る。図3は、SL信頼性を改善するためのSCIの例示的な送信を示す。
1つ以上の場合において、予約されたチャネル予約送信繰り返しの構成は、Tx SL WTRUによって受信される(301)。例えば、Tx SL WTRUは、SLインターフェースを介して、SLチャネルリソース予約の繰り返しの構成をRANノードから受信する。1つ以上の場合には、構成は、予約されたリソース指示/レポートのフォーマットを含み得る。予約されたリソース指示/レポートは、例えば、限定はしないが、PSCCHチャネル上のSL繰り返しの数を含み得る。いくつかの場合には、構成は、後続のPSCCH機会上の連続する繰り返しとして受信され得る。他の場合には、構成は、SLダイレクトフレーム番号(DFN)と、予約されたリソースレポート繰り返しがそれを介して送信されるべきスロットとの指示をもつ不均一な繰り返しとして受信され得る。追加又は代替として、予約されたリソース指示/レポートは、PSCCHチャネル上でのSL繰り返しの数を含み得、予約されたリソース指示/レポートは、予約された時間及び周波数SLリソース(すなわち、リソースプール)、関連するRRI、並びに予約されたSLリソースの有効性を含み得る。
1つ以上の場合において、アクティブなSL送信を有するTx SL WTRUは、その予約されたチャネルリソースを繰り返し送信する。例えば、Tx SL WTRUは、SLパケット送信のための第1段階SCIを送信し得る(303)。他の例では、Tx SL WTRUは、RRR複製を送信し得る(311及び317)。1つ以上の場合において、Tx SL WTRUは、その予約されたチャネルリソースを、予約されたチャネルリソース指示/レポートの形態で、構成された数のPSCCH機会にわたって繰り返し送信する。図3に示すように、第1のRx SL WTRU(UE 1)は、Tx SL WTRUの第1及び第2のRRR送信303及び311と重複するように構成された検知ウィンドウ305を有し、したがって、RRRを2回受信する。この例では、図3は、他のRx SL WTRU(UE 2)が、最初の2つのRRR送信機会303及び311と一致する検知ウィンドウを有していないことを示す。しかしながら、図3は、Rx SL WTRU(UE 2)が、第3の機会317と重複する検知ウィンドウ319を有することを示す。したがって、Rx SL WTRU(UE2)は、第3の機会317においてRRRを受信する。
1つ以上の場合において、WTRUは、各SLキャリアについてのチャネル予約及び占有のサイドリンクオンデマンドクエリを可能にするように構成される。1つ以上の場合において、SLアイドルWTRU(例えば、前述の米国仮特許出願第63/185,504号において提案されたSLアイドルモードに基づく)は、ユニキャスト受信、マルチキャスト受信、ブロードキャスト受信のために、又はSLインターフェースを介した即時送信のために少なくとも単一のSLパケット到着がある場合のために、SLページングされるときを除いて、構成され、ディープスリープにとどまり得る。ディープスリープ中、SL WTRUは、周期的な部分的検知を実行しない可能性があり、それによって適切な電力節約を達成する。しかしながら、周期的な部分検知を実行しないことによって、SL WTRUは、他のアクティブなSL送信機のSLチャネル予約を識別しない可能性がある。したがって、ランダムに選択されたリソースセット上でSLパケットをブラインド送信するとき、衝突の確率が増加する。更に、全体的なSLリンク信頼性が大幅に低下する可能性がある。更に、SLインターフェースの輻輳制御のために、SL WTRUは、SLインターフェースがどのくらいビジーであるかを識別するために、チャネルビジー比(CBR)を常に推定し、したがって、SLインターフェースを輻輳させることを回避するために、それらの現在のチャネル占有率(CR)を動作させ、動的に調節し得る。アイドルSL WTRUは、電力節約ゲインのために周期的な部分検知を実行しないので、CBRメトリックは、非常に少数の推定値に起因して確実に計算されない。したがって、SL輻輳は良好に制御されない可能性がある。
これらの問題を回避するために、本開示は、オンデマンドチャネル予約クエリのための手順を本明細書で(例えば、図4に示すように)提供する。この手順では、アイドルSL WTRUは、それらのアクティブ予約をアイドルSL WTRUに送信するために、オンデマンド方式を利用して、到達可能なSL WTRUを要求し得る。1つ以上の場合において、オンデマンド方式は、SLインターフェースを介した即時送信のためのパケット到着があるときに利用され得る。1つ以上の場合において、応答SL WTRUは、SLインターフェース上で進行中の送信を有し、及び/又は、限定はしないが、潜在的なSLパケット繰り返しなどの将来のSL送信のために将来の予約されたSLリソースを含む。したがって、アイドルSL WTRUは、SL信頼性を失うことなく(すなわち、衝突のないSL送信)、即時のSLパケット送信のために使用するために利用可能なリソースを識別し得る。
図4は、例示的なベースラインオンデマンドSLチャネル予約取得、特に、SL WTRUを構成しているRANノードにおけるメッセージングの例示的なタイムラインを示す。図4に示すように、RANノードは、チャネル予約クエリ(CRQ)及び対応するクエリリソース応答(QRR)(例えば、メッセージ401)を送信するためのSLリソースを構成し、シグナリングする。1つ以上の場合において、CRQは、アクティブ/現在及び/又は将来のチャネル予約を有する到達可能なWTRUが、それらのそれぞれのチャネルブッキングをRANノードに送信することを示す要求である。1つ以上の場合には、対応するQRR(例えば、メッセージ403)は、予約されたリソースプール、リソース予約間隔(RRI)、及びそれらのリソース予約の有効性のうちの1つ以上を含むレポートである。1つ以上の場合において、レポートを受信した後、他のSL WTRUは、それらのリソースが現在利用可能であると仮定し得る。更に、他のSL WTRUは、それらのリソースがシグナリングWTRUの送信から解放されると仮定し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、1つ以上の応答ウィンドウを含むクエリ応答を送信するために、リソース割り当てパターンで構成され得る。いくつかの場合には、各応答ウィンドウは、1つ以上の時間及び周波数リソースに関連付けられ得る。1つ以上の場合において、RANノードは、周期性及び時間/周波数リソースを構成する。RANノードは、RANインターフェースを介して周期性及び時間/周波数リソースを送信し得る。場合によっては、SL中継器は、周期性及び時間/周波数リソースを、RANカバレッジの外側に配置され得るリモートWTRUに(例えば、PC5インターフェースを介して)リレーし得る。
1つ以上の場合には、CRQ及びQRRリソースは、前述の米国仮特許出願第63/185,504号におけるSLページングと同じ又は同様のアクセスモードのうちの1つ以上を採用することができる。すなわち、CDMベース又は検知ベースのCRQ及びQRR送信は、複数のSLアイドルWTRUがCRQを同時に送信すること、及び/又は複数のTx SL WTRUがそれぞれのQRRにフィードバックを同時に提供することを可能にする。CRQのリソースを提供するとき、アクティブSL Tx WTRUは、潜在的なアイドルSL WTRUからCRQ指示を受信するために、それらをSL送信ギャップとみなし得る。1つ以上の場合において、アクティブなSL Tx WTRUは、半二重SL WTRUが潜在的なCRQを受信すると予期されるのと同時に、半二重SL WTRUがSLインターフェースを介して送信することができないので、半二重SL WTRUのための送信ギャップを考慮し得る。1つ以上の他の場合において、アクティブなSL Tx WTRUは、SL全二重WTRUが同時にRX及びTXし得るので、全二重SL WTRUのための送信ギャップを考慮しなくてもよい。
例では、図5に示されるように、アイドルSL WTRU 501は、SLパケット到着(図示せず)を有し、アイドルSL WTRU 501は、ディープスリープ510(すなわち、SLアイドル状態)にある。1つ以上の場合において、アイドルSL WTRU 501は、ウェイクアップし、十分な量のSLリソースを選ぶ。SLリソースを選ぶと、SL WTRU 501は、SLパケットを送信する。1つ以上の場合において、SL WTRU 501は、RANノードから構成された次の利用可能なCRQリソース機会を介してCRQ指示512を送信する。到達可能なSL WTRUの場合、アクティブなSL送信を用いて、それらのCRQ機会は、送信ギャップとみなされる。例えば、SL WTRU 503、505(すなわち、Tx UE 2及びTx UE 3)は両方とも、半二重SL WTRUが想定される場合、CRQ送信中にそれらのSL送信514、516を停止する。1つ以上の場合において、SL WTRU 503、505は、対応するCRQ要求を受信し(例えば、518、520で示されるように)、それぞれQRRレポート522、524で応答する。1つ以上の場合において、QRRレポート522、524で応答することに加えて、又はその代わりに、SL WTRU 503、505は、予約されたリソースプール、関連付けられたRRI(適用可能な場合)、リソース予約の有効性、及び推定されたチャネルCBR比で応答する。Tx SL WTRU 503、505は、それらのQRRレポート522、524を送信した後に、それらのSL送信514、516に戻ることができる。1つ以上の場合には、QRRレポート内でCBRの指示を与えることによって、CBRサンプルの数が増加され得、それによって、SL輻輳制御を与える。そのような場合、アイドルSL WTRUは、そのSLパケットを送信する前に、増加した数のCBRサンプルを分析し得、それによって、アイドルSL WTRUが、知覚されたCBRに基づいてそれ自体のSL送信パラメータを調整し、SLインターフェース輻輳に寄与することを回避することを可能にする。1つ以上の場合において、アイドルSL WTRU 501は、(526に示すように)様々なQRRレポートを受信し、Txプール3が示されたSLスロットから開始する送信に利用可能であると判定する。したがって、アイドルSL WTRU 501は、528に示すように、それ自体のパケット送信のためにTxプール3を占有する。1つ以上の場合には、CRQチャネル及びQRRチャネルの送信は、SLページング機会と同じ手順に従う(すなわち、CDM又は検知ベース)。
1つ以上の他の場合には、SL WTRUは、他のSL WTRUからの第1段階SCIをブラインド復号し得る。SL WTRUは、SL WTRUのSLチャネル予約、並びに他のアクティブなSL WTRUからの検出されたチャネルブッキングを反映する蓄積されたSCIをコンパイルし得る。CRQ機会が予定であり、少なくとも単一のアイドルSL WTRUからのCRQ要求指示がある場合、アクティブWTRUは、対応するQRR機会中に蓄積されたSCIを送信する。1つ以上の場合において、検知ベースのアクセスが採用される場合、他のアクティブなSL WTRUは、それらのSL WTRUがそれらのQRRレポートを自由に送信するまで、QRRリソースを検知及び検出し得る。他のアクティブなSL WTRUが、自身のチャネル予約の最新のチャネル予約を有する蓄積されたSCIを検出した場合、これらのWTRUは、QRRリソースの専用セット上でQRRレポートを送信することをスキップし得る。すなわち、これらのWTRUは、それらのチャネル予約情報がソースSL WTRUにおいてすでに更新されているので、QRRレポートの送信をスキップし得る。
図6は、チャネル予約及び占有のサイドリンクオンデマンドクエリの手順を要約したフローチャートを示す。
1つ以上の場合において、SLページング構成は、RAN及び/又はSL中継器から受信され得、更新され得る(601)。例えば、SL WTRU(すなわち、SL UE)は、RANノードから、SLチャネル予約のオンデマンドクエリの構成(例えば、SLページング構成)を受信する。SL WTRUは、構成を更新する。1つ以上の場合には、SLチャネル予約のオンデマンドクエリの構成は、チャネル予約クエリ(CRQ)のTxリソースプール(例えば、限定はしないが、時間及び周波数リソース)と、対応するクエリリソース応答(QRR)のRXリソースプール(例えば、限定はしないが、時間及び周波数リソース)とを含み得る。1つ以上の場合には、新しいSLが送信のために利用可能であるか否かに関する決定が行われる(603)。例えば、アイドルSL WTRUは、新しいSLパケットが送信のために利用可能であるか否かを判定する。アイドルSL WTRUが、送信に利用可能な新しいSLパケットが存在しないと判定する場合(603:いいえ)、アイドルSL WTRUは、例えば、ディープスリープであるが、これに限定されないスリープ状態のままである(605)。アイドルSL WTRUが、送信に利用可能な新しいSLパケットがあると判定する場合(603:はい)アイドルSL WTRUがウェイクアップし、構成されたCRQリソースセット(607)を介して、到達可能なアクティブSL WTRU(すなわち、SL UE)にチャネルクエリ要求を送信する。例えば、SL WTRUは、次の利用可能なCRQ機会中にCRQ要求指示を送信し得る。
1つ以上の場合において、個々の/蓄積されたクエリ予約応答が受信される(609)。例えば、SL WTRU、及び/又はアクティブな進行中のチャネル予約を有するSL WTRUは、個々の/蓄積されたクエリ予約応答を受信し得る。1つ以上の場合において、クエリ予約応答は、到達可能なアクティブSL WTRU(すなわち、SL UE)からの進行中のチャネル予約を示し得る。1つ以上の場合において、送信SL WTRU及び/又はアクティブな進行中のチャネル予約を有するSL WTRUは、CRQ機会を監視し、復号する。SL半二重WTRUを送信することを含むいくつかの場合では、CRQ及びQRR機会は、送信ギャップであるとみなされる。1つ以上の場合には、構成されたTxプールから空きSLリソースが選択される(611)。例えば、アイドルSL WTRUは、QRRレポートを受信及び復号し得、それらのSLパケット送信のために空いている利用可能なチャネルリソースを選択し得る。アイドルSL WTRUは、意図されたSL WTRUに向けてSLページング手順をトリガし得る。1つ以上の場合において、アイドルSL WTRUは、周囲のSL UEからのシグナリングされたクエリ応答に基づいて、構成されたTxプールから空きSLリソースを選択し得る。1つ以上の場合において、第1段階SCIは、次のSLページング機会中に、意図されたSL WTRU(すなわち、SL UE(複数可))のSLページに送信される(613)。例えば、アクティブなSL WTRU、及び/又はアクティブな進行中のチャネル予約を有するSL WTRUは、次のSLページング機会中に、意図されたSL WTRUのSLページに第1段階SCIを送信し得る。したがって、1つ以上の場合において、アクティブなSL WTRU、及び/又はアクティブな進行中のチャネル予約を有するSL WTRUは、選択されたリソースを介してSLパケットを送信する。CRQ要求が存在する場合(例えば、613において)、アクティブなSL WTRU及び/又はアクティブな進行中のチャネル予約を有するSL WTRUは、RRI、リソース有効性、及び推定されたチャネルビジー比を含むそれらのアクティブなチャネル予約(例えば、時間及び周波数SLリソースであるが、これらに限定されない)を、要求している1つ以上のアイドルSL WTRUに送信する。
1つ以上の場合において、図7は、少なくとも単一のチャネル予約クエリ(CRQ)指示に応答するためにSL WTRUをアクティブに送信するための手順を要約するフローチャートを示す。例えば、図7は、アクティブに送信している半二重SL WTRUが少なくとも単一のチャネル予約クエリ(CRQ)指示に応答する例示的なプロセスを示す。1つ以上の場合には、データは、ユニキャスト送信、マルチキャスト送信、及びブロードキャスト送信のいずれかを使用して、SLインターフェースを介して送信される(701)。例えば、アクティブなSL WTRU(例えば、半二重SL UE)は、ユニキャスト、マルチキャスト、及びブロードキャストのうちのいずれかを使用して、SLインターフェースを介してアクティブに送信し得る。1つ以上の場合では、CRQリソース上で送信ギャップが作成される(703)。例えば、構成されたCRQリソースセット上で、半二重SL WTRUは、送信ギャップを作成する。1つ以上の場合において、半二重SL WTRUは、半二重SL WTRUが潜在的なCRQ要求を受信すると予期される期間、SLインターフェース上で進行中の送信を停止することによって送信ギャップを作成し得る。1つ以上の場合には、CRQ要求が存在するか否かに関する判定が行われる(705)。例えば、アクティブなSL WTRUは、CRQリソースセットを監視及び復号し、真のCRQ要求があるか否かを判定し得る。アクティブSL WTRUが、CRQ要求がないと判定する場合(705:いいえ)、アクティブSL WTRUは、それらのアクティブSL送信を再開する(707)。アクティブSL WTRUが、CRQ要求があると判定する場合(705:はい)、アクティブSL WTRUは、それらの個々の及び/又は蓄積されたクエリリソース応答レポート(QRR)を送信する(709)。1つ以上の場合において、アクティブなSL WTRUは、構成されたQRRリソースセットを介して、それらの個々の及び/又は蓄積されたQRRを送信し得る。1つ以上の場合において、QRRは、各アクティブなSL WTRUの予約された現在及び将来のリソース、及び/又は単一のQRRレポートに蓄積されたリソース、対応するRRI、及び推定されたCBR値を含む。QRRリソースが満了した場合、アクティブなSL WTRUは、それに応じてそれらのSL送信を再開する(707)。
図8は、SLインターフェースを介したオンデマンドチャネル予約クエリの時間フロー例を示す。この例では、SL WTRUはアイドル状態で構成される(801)。1つ以上の場合において、SLパケットは、アイドルSL WTRUのスタックの上位レイヤに到着する(803)。アイドルSL WTRUはウェイクアップし、第1の利用可能なCRQリソース機会を介してCRQ要求指示805、807を送信する。到達可能なアクティブSL WTRUは、対応するQRRレポート809、811で応答する。1つ以上の場合において、到達可能なアクティブSL WTRUは、構成されたQRRリソースセット上で、CDMベースのアプローチ又は検知ベースのアプローチのいずれかを使用して、QRRレポート809、811で応答し得る。1つ以上の場合において、ソースSL WTRUは、受信されたQRRレポートを復号する(813)。ソースSL WTRUは、アクティブなSL Tx WTRU(すなわち、SL Tx UE)からの情報に基づいて、受信されたQRRレポートを復号し得る。1つ以上の場合において、ソースSL WTRUは、そのSLパケット送信のために使用するために空いている利用可能なSLリソースを識別し得る。1つ以上の場合において、ソースSL WTRUは、QRRレポートに基づいて、SLページングを送信するためのリソースを選択する(815)。ソースSL WTRUは、第1の利用可能なページング機会内で初期SLページングSCI及び/又は第1段階SCIを意図されたWTRUに送信する(817)。1つ以上の場合には、初期SLページングSCI及び/又は第1段階SCIは、実際のSLパケット送信のための選択された空きSL PSSCHリソースを示す。1つ以上の場合において、ソースSL WTRUは、選択されたSLリソース上でSLパケットを送信する。
図9は、SLインターフェースのオンデマンドチャネル予約クエリを示す図8の例をSSLマルチキャリア使用事例に拡張するタイミング図である。すなわち、図9は、図8で説明した前者の例を、複数のSLキャリアがSL送信のために構成されるSLマルチキャリア使用事例に拡張する。1つ以上の場合において、SL WTRUは、アイドル状態で構成される(901)。この例では、CRQ及び対応するQRR構成(例えば、限定はしないが、周期性及び周波数リソース)は、SLキャリアの各々のために構成され得る。1つ以上の場合において、CRQ及び対応するQRR構成は、RANインターフェースを介してプライマリRANノードによってSL WTRUにシグナリングされる。場合によっては、CRQ及び対応するQRR構成は、リモートのRANカバレッジ外SL WTRUに向けて、PC5インターフェースを介してSL中継器によってプライマリRANノードからリレーされ得る。1つ以上の場合において、アイドルSL WTRUがブロードキャストのためのパケット到着を有するとき(903)、アイドルSL WTRUは、SLキャリアごとのCRQ要求を送信し(905、911)、それに応じて、両方のキャリア(例えば、SLキャリア1及び2)上で潜在的なQRRレポートを受信する(907、913)。1つ以上の場合において、ソースアイドルSL WTRUは、受信されたQRRレポートを復号する(915)。更に、ソースアイドルSL WTRUは、そのSLパケット送信に使用するために空いている利用可能なSLリソースを識別する。1つ以上の場合において、ソースアイドルSL WTRUは、QRRレポートに基づいて、SLページングを送信するためのリソースを選択する(917)。場合によっては、ソースアイドルSL WTRUは、QRRキャリア1及び2の両方で、受信されたSLに基づいてリソース選択を実行する。1つ以上の場合において、アイドルソースSL WTRUは、SLキャリアごとのページング機会中に、初期SLページングSCI及び/又はSLキャリアごとの第1段階SCIのいずれかの送信をトリガする(919)。1つ以上の場合において、アイドルソースSL WTRUは、それぞれのSL送信のために選択されたSLキャリアごとの選択されたリソースを示すために、SLキャリアごとのページング機会中に、初期SLページングSCI及び/又はSLキャリアごとの第1段階のSCIの送信をトリガする。したがって、SL WTRUは、複数の部分検知作業を実行することなく、複数のキャリアを介してSLパケットを送信することができる。
1つ以上の場合において、WTRUは、オンデマンドSLチャネル検知リソース(例えば、限定されないが、QRRチャネル)を動的に割り当てるように構成され得る。本明細書で説明されるオンデマンド検知を用いて、QRRリソースは、RAN、SLサービスプロバイダ、及び選出されたSL WTRU(例えば、自己選択又はグループ選択されたSL WTRU)のうちの1つ以上から事前定義され、事前構成され得る。すなわち、全てのSL WTRUは、CRQ及びQRRリソースに肯定応答する。アクティブ送信SL WTRUに関して、アクティブ送信SL WTRUは、QRRリソースを送信ギャップとみなし、アクティブ送信SL WTRUは、それらの進行中のSL送信を停止するか、又はそれらの事前構成されたリソースの周囲でそれらの送信を一致させる。少なくとも1つのCRQ要求を受信し、検出したSL WTRUに対して、SL WTRUは、例えば、これらのSL WTRUの現在及び将来のチャネル予約を含むが、これらに限定されない、チャネル検知関連情報をQRRメッセージでレポートする。要求側WTRUに近接しているが、CRQ要求を受信していない他のアクティブな送信側SL WTRUに関して、これらのSL WTRUは、QRRリソース上/周りでのそれらの送信をミュート/停止/一致させ得る。1つ以上の場合において、これらのSL WTRUは、それらのQRRレポートを送信している近くのSL WTRUに強いSL干渉を課さないように、QRRリソースを介して/その周りでそれらの送信をミュート/停止/マッチングする。通常、CRQリソースは、CRQがチャネル検知情報を受信するための単純な要求を表すので、制限されるが、QRRリソースは、近接するSL WTRUがそれらのチャネル検知情報を交換するのに十分な容量を提供するために、いくつかのOFDMシンボル及び/又はスロットにわたって拡張され得る。そのような固定されたQRRリソース割り当ては、SL WTRUが低いSLパケット送信レートを有するSLサブ展開又はSLゾーンにおいて非効率的なリソース利用をもたらす可能性がある。例えば、CRQ要求がほとんどない(例えば、SLページングをサポートするSL WTRUのSLパケット送信レートが低い)場合、QRRレポート送信は、ほとんど又は全く必要とされない。すなわち、QRRリソースの固定割り当てを維持することは非効率的であり、SL容量劣化につながる。したがって、QRRリソースの動的な割り当てを可能にするためのSL WTRU間調整方式が説明される。1つ以上の場合において、SL WTRU間調整方式は、SL通信ゾーン内のSL WTRUのうちの1つ以上がSL送信のためのSLパケットを有するときに、QRRリソースセットを割り当て、予約する。したがって、SL WTRU間調整方式は、オンデマンドチャネル検知をトリガし、したがって、送信SL WTRUがそれらのQRRレポートを送信するためのQRRリソース予約をアクティブ化する。
図10は、QRRリソースセットの動的割り当ての一例を示している。1つ以上の場合において、RAN/SLサービスプロバイダは、それぞれ、CRQ及びQRR信号/メッセージのための事前定義されたリソースセットを用いてSL WTRUを構成する。これは、SL OFDMシンボル/スロットのうちの1つ以上にわたって複数の周波数リソース/PRB/サブチャネルを伴う。より具体的には、QRRリソースセットは事前定義されていてもよいが、実際には必要になるまで予約されていなくてもよい。1つ以上の場合において、SL WTRUは、デフォルトで、少なくとも1つの受信されたCRQ指示がない限り、QRRリソースセットがSLデータペイロード予約に利用可能であると考える。
1つ以上の場合において、SL WTRU 1は、SLパケット送信のために上位レイヤによってトリガされるので、SL WTRU 1は、CRQ要求側WTRUである。1つ以上の場合において、WTRU 1は、利用可能なCRQ構成リソースセットのうちの1つの中でCRQ要求指示を送信する(1001)。SL WTRU 2は、CRQ指示を受信し、それに応じて、近接のSL WTRUにブロードキャスト方式で、そのような要求をリレーする(1003)。1つ以上の場合において、CRQリレーは、SL WTRUがCRQ要求指示を受信したことをSL WTRUがアナウンスすることを可能にし、したがって、SL WTRUは、第1の利用可能なQRRリソースセットをアクティブ化して使用するように要求される。1つ以上の場合には、QRRリソースセット上での周囲のSL送信は、次のQRRリソースが満了するまで、延期され、ミュートされ、及び/又はQRRリソースの周囲でマッチングされる。全てのCRQ指示受信側SL WTRUがCRQ指示をリレーする必要があるわけではないが、それらのSL WTRUのサブセットのみがCRQ指示をリレーする必要があることに留意されたい。例えば、SLゾーン内のSL WTRU密度及びCRQ指示の受信信号強度に基づいてCRQ指示をリレーするために、SL WTRUのサブセットが必要とされ得る。
1つ以上の他の場合には、1つ以上のCRQ要求を受信及びアナウンスすると、次の構成されたQRRリソースセットが即時アクティブ化され、それらのリソースを介したSLトラフィックがプリエンプティブに停止される。この例では、SL WTRU 4は、スケジュールされたリソースの一部又は全てがQRRリソースセットと整合する、SL WTRU 3からの進行中のSL受信(1005)を経験している。CRQアナウンスメントを受信すると、送信側WTRU 3は、近接しているSL WTRUのうちの1つ以上がQRRレポートを送信しているはずであるので、QRRリソースをプリエンプティブにミュートする。これは、SL WTRU受信機中断を課す。1つ以上の場合において、SL WTRU 4は、SL WTRU 4がリレーされたCRQ要求を受信しなかった場合、SL WTRU 4がQRRリソースを介して通常のSLトラフィックを受信していると仮定し得る。これは、パケット受信失敗及びSL HARQ NACKのトリガリングにつながり得る。そのような場合、送信WTRU 3は、後続のPSCCHチャネル機会を介して、プリエンプティブQRRリソース指示を、WTRU 4などの受信側SL WTRUのうちの1つ以上に送信する。1つ以上の場合には、そのような指示は、受信側WTRUが意図されたSLペイロードではなく、送信されたQRRレポートのうちの1つ以上であるので、QRRリソースセットを介して受信されたバッファされたペイロードをフラッシュするように受信側WTRUに通知する。QRRリソースを介して受信されたバッファされたペイロードをフラッシュすることによって、受信側WTRUは、復号エラーを伝搬しないようにHARQ合成を実行するとき、プリエンプトされたQRRトラフィックの合成をスキップする。
図11は、QRRリソースの動的な割り当てを示す信号フロー図である。例えば、図11は、動的QRRリソース割り当て及びプリエンプションの手順と、対応するWTRUシーケンスアクションとを要約している。この例では、SLリモートWTRU 1は最初にアイドルであり、SLリモートWTRU 2はアクティブなリソース予約を有し、SLリモートWTRU 3及び4は最初に、WTRU 3からWTRU 4への進行中のSLトラフィックを有する。また、この例では、RANノードは、様々なSL WTRU 1、2、3、及び4に、CRQ及びQRRリソース(図示せず)の事前定義されたセットを送信し、構成している。RANノード、SL中継器、SLサービスプロバイダ、及び選出されたSL WTRUのうちの1つ以上は、CRQ及びQRRリソース(図示せず)の事前定義されたセットを用いて、様々なSL WTRU 1、2、3、及び4を送信し、構成し得ることに留意されたい。1つ以上の場合において、SLを介した送信のためにデータがSL WTRU 1に到着すると、SL WTRUは、SL接続状態に遷移し(1101)、次の利用可能なCRQ機会においてCRQ指示を送信するようにそれ自体を構成する(1103)。1つ以上の場合において、SL WTRU 1は、その近傍にあるSL WTRU、例えばSL WTRU 2にCRQを送信する(1105)。場合によっては、CRQを受信するWTRUは、その近傍にある追加のSL WTRUにCRQをリレーし得る。例えば、SL WTRU 2は、SL WTRU密度及びCRQ受信信号強度に基づいて、CRQをSL WTRU 3(1107)にリレーし得る。SL WTRU 1は、CRQに応答して1つ以上のQRRを受信し得る(1109)。1つ以上の場合において、SL WTRU 1は、レポートを分析し、そのデータを送信するための空いているSLリソースを選択する(1115)。
1つ以上の場合において、リレーされた/CRQ指示を受信する、アクティブなSL送信を有するSL WTRU(例えば、SL WTRU 3)は、次の利用可能なQRRリソースセットのSLリソース上での送信をプリエンプティブに停止する(1111)。1つ以上の場合において、リレーされた/CRQ指示を受信するアクティブなSL送信を有するSL WTRU(例えば、SL WTRU 3)は、QRRリソースに対するSLプリエンプティブ/中断指示を決定し(1113)、QRRリソースセット上で適用可能であるように、SLプリエンプティブ/中断指示を、近接する受信側SL WTRUのうちの1つ以上(例えば、SL WTRU 4)に送信する(1117)ことができる。1つ以上の場合において、SLトラフィックプリエンプション指示を受信すると、アクティブ受信を有するSL WTRU(例えば、SL WTRU 4)は、プリエンプトされたQRRリソースセット上で、受信されたSLペイロードバッファをフラッシュし得る(1119)。
1つ以上の場合において、WTRUは、QRRレポートを蓄積するように構成され得る。1つ以上の場合において、CRQ機会を監視するWTRUの数、したがって、QRRレポートを送信するWTRUの数を低減及び制御するために、単一のSL WTRUは、代わりに、複数のSL WTRUのSLチャネル予約を含む蓄積されたQRRレポートを送信し得る。すなわち、単一のSL WTRUが蓄積されたQRRレポートを送信し得るので、チャネル予約を有する各WTRUは、その個々のQRRレポートを送信することができない。そのような場合、CRQに応答してQRRを送信する必要がないSL WTRUは、SL送信ギャップを導入する代わりに、SLインターフェース上で送信を継続し得る(すなわち、これらのSL WTRUが進行中のSL送信を有する場合)。
図12は、蓄積されたQRRレポートの一例を示す時間及び周波数チャートである。この例では、互いに近接する3つのSL WTRUが存在し、第1のWTRUは、あるリソース予約間隔(RRI)及び短いリソース有効期間で第1の送信プール1 1201を予約する。リソース有効期間は、示されたリソース予約が有効である持続時間を示す。この例では、第2のSL WTRUは、より長い有効持続時間を有するより広い帯域幅の送信プール3 1203を予約する。1つ以上の場合において、蓄積されたQRRレポートは、図12の時間及び周波数チャートの下部に示されるように、2つのSL WTRUからの両方のリソース予約の組み合わせを含む。1つ以上の場合では、このリソース予約は、単一のSL QRRレポート時点においてシグナリングされる。場合によっては、このQRRは、前述の2つのSL WTRUのいずれかによって送信されてもよい。他の場合には、このQRRは、更に第3のSL WTRUによって送信され得る。実際のQRRは図12には示されておらず、予約されたリソースのみを示しており、その実際のレポートを示していないことに留意されたい。
図13は、例示的な蓄積されたQRRレポートの内容を示す図である。例えば、図13は、蓄積されたQRRレポートの段階3の内容を示す。1つ以上の場合において、蓄積されたQRRレポートは、図13に示されるように、そのリソース予約データがそのようなQRRレポートに含まれる様々なSL WTRUからのチャネル予約のいくつかの新しい情報要素を含む。例えば、リソース予約データは、予約されたTxプールインデックス、SLサブチャネルインデックス、対応するRRI、それぞれのSL WTRUのリソース有効性サンプル、及びそれぞれのSL WTRUの推定されたCBRサンプルのうちの1つ以上を含み得る。1つ以上の他の場合では、タイミングリソース及び周波数リソースは、例えば、限定はしないが、周波数PRB(物理リソースブロック)、OFDMシンボル、割り当ての持続時間などを具体的に識別することなどによって、累積QRRレポートの一部として更により正確にシグナリングされ得る。場合によっては、累積QRRレポートは、開始OFDM SLシンボル、ダイレクトフレーム番号(DFN)、OFDMシンボルの数における割り当ての持続時間、示されたDFN内のスロットインデックス、並びに対応するサブチャネル及び/又はPRBのうちの1つ以上を含む。
図14は、蓄積されたQRRレポートに従う信号フローを示す信号フロー図である。例えば、図14は、蓄積されたQRRレポート及び対応するWTRUシーケンスアクションの手順による信号フローを示す。この例では、SL WTRU 1及び3は、最初はアイドルであり、SL WTRU 2は、最初はSL接続状態にあり、進行中のSL送信を有する。更に、SLを介した送信のためのデータは、SL WTRU 1に到着する。SL WTRU 1がSLを介して送信するためのデータを受信する場合、SL WTRU 1は、SL接続状態に遷移する(1401)。1つ以上の場合において、SLパケット送信のためにSL接続状態に遷移した後、SL WTRU 1は、CRQ指示を作成する(1403)。SL WTRU 1は、次の利用可能なCRQ機会にわたってCRQ指示を送信し得る。1つ以上の場合において、SL WTRU 1は、CRQメッセージをSL WTRU 2に送信する(1405)。1つ以上の場合において、SL WTRU 2は、QRRで応答する(1407)。QRRを受信すると、SL WTRUは、そのSLペイロード送信のための空きリソースのセットを選択する(1409)。1つ以上の場合では、その後の時間に、SLを介した送信のためのデータがSL WTRU 3に到着する。SL WTRU 3がSLを介して送信するためのデータを受信する場合、SL WTRU 3は、SL接続状態に遷移する(1411)。1つ以上の場合において、SLパケット送信のためにSL接続状態に遷移した後、SL WTRU 3は、CRQ指示を作成する(1413)。SL WTRU 3は、CRQメッセージ(1415、1417)をSL WTRU 1及び2にそれぞれ送信する。SL WTRU 3からCRQを受信すると、SL WTRU 1は、SL WTRU 3がそのペイロードデータを送信するために使用するための空きSLリソースを選択する。SL WTRU 1は、(1409)において生成されたSL WTRU 1のためのQRRデータ、並びに(1419)においてSL WTRU 3のために定式化されたQRRデータを含む蓄積されたQRRレポートを定式化する。1つ以上の場合において、SL WTRU 1は、蓄積されたQRRを用いてSL WTRU 3のCRQに応答する(1421)。
1つ以上の場合において、WTRUは、蓄積されたQRRレポートのためのチャネルアクセススキームで構成される。例えば、チャネルアクセスメカニズムは、QRRリソースセットのうちの1つを介して、蓄積されたQRRレポートを送信してもよい。特に、チャネルアクセスメカニズムは、QRRリソースセットのうちの1つを介して、蓄積されたQRRレポートを送信して、QRRレポートの送信を区別し、優先順位を付けながら、SL WTRUに対するQRRレポート負荷を低減し得る。場合によっては、QRRレポートは、チャネル予約に関するより包括的な情報を含む(例えば、レポートWTRUは、蓄積されたQRRレポート、例えば、SLリソース予約及びチャネルビジー比を定式化する前に、十分な時間量の間アクティブであり、部分的なチャネル検知を実行している)。場合によっては、完全に分散されたSL送信及びリソース予約に起因して、QRRリソースセットを介して送信されるべき多くの同時QRRレポートが存在し得る。更に、送信されたQRRレポートのうちのいくつかは、レポートSL WTRUの変動するSL条件に起因して、他のものよりも有益であり得る。したがって、これらの問題に対処するために、SL WTRUは、本明細書で説明されるチャネルアクセスメカニズムを利用して、それらのQRRレポートの質を検証し、SL WTRUが対応するQRRをレポートすべきか否かを判定する。更に、これらの問題に対処することによって、チャネルアクセスメカニズムは、QRRレポートのうちの1つ以上が誤解を招く場合に、SL WTRUがチャネル検知エラーを伝搬しないことを可能にする。
1つ以上の場合において、SL WTRUは、それぞれのQRRレポートを送信するために自己優先される。例えば、より包括的で有益なQRRレポートを有するSL WTRUは、より少ない情報又はより重要でない情報を有するQRRを介してそれらのレポートを送信するように優先順位付けされる。別の例では、制限されたQRRリソースセットに起因して、より低い優先順位のSL WTRUは、それらのQRR送信を、例えば、都合良く、後のQRRリソースに延期し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、それらのそれぞれのQRRレポートの品質及びそれらのそれぞれのQRR送信優先度を決定するために、1つ以上のメトリックを考慮するように構成され得る。例えば、QRR送信優先度は、以下に説明するQRRアクセス優先度であってもよい。場合によっては、SL WTRUは、1つ以上のメトリックを考慮するように構成され得る。例えば、WTRUは、QRR送信を決定する前に(すなわち、各QRRレポート間隔の前に)、サイドリンクチャネルメトリックの任意の数のサンプルを考慮し得る。メトリックは、以下のうちの1つ以上を含み得る。場合によっては、メトリックは、事前構成されたQRRリソースセットの前にSL WTRUがSL接続モードにあった持続時間を含み得る。例えば、WTRUが、現在のQRRリソースセットの前に比較的長い時間にわたってSLアイドルモードにあった場合、WTRUは、近接した全てのSLチャネル予約を検出し得る確率がより低くなる可能性がある。したがって、このWTRUに比較的低いQRRレポート送信優先度を割り当てることが賢明であり得る。場合によっては、メトリックは、WTRUがサイドリンクリソース使用を監視していた時間の長さ、又は以前の期間にわたってWTRUによって受信されたサイドリンクリソース使用に関する他の応答の数のうちの1つ以上に基づいて、応答のQRRレポート送信優先度レベルを決定することを含み得る。更に、いくつかの場合には、メトリックは、現在のQRRリソースセットより前のある期間の間に監視及び検出されたQRRリソース/レポートの時点の数/密度を含み得る。例えば、以前のQRR監視時点が密であればあるほど、現在の蓄積されたQRRレポートはより包括的で有益である可能性が高い。したがって、このWTRUに比較的高いQRRアクセス優先度を割り当てることが賢明であり得る。場合によっては、メトリックは、レポートSL WTRUのSLモビリティ状態を含み得る。例えば、高度に移動性のSL WTRUの場合、高い移動性に起因してCRQ及びQRRレポートの多くの受信失敗を有する可能性に加えて、レポートされたQRRは、到達不可能なWTRU(すなわち、CRQ要求SL WTRU(複数可)に近接していないWTRU)のためのチャネル予約情報を含み得る。
1つ以上の場合において、SL WTRUが、近接していない他のSL WTRUのチャネル予約を考慮することを回避するために、QRRレポートは、図13に示されるように、チャネル予約情報要素(IE)の各々に関連付けられたSL WTRUのSL ID(例えば、SL RNTI又はTMSI)を含み得る。したがって、CRQ要求側WTRUは、発見されなかったSL WTRU(すなわち、周期的SL発見から識別されなかったWTRU)に対するIEをスキップし得る。
1つ以上の場合において、SL WTRU手順は、対応するSL QRRアクセス優先度を決定するために、前述のメトリックのいずれかを組み合わせることができる。SL WTRUのアクセス優先度は、対応するSL競合ウィンドウを決定する。
1つ以上の場合において、SL WTRUは、競合ウィンドウ内のQRRリソースセット選択のための確率分布を決定する。より詳細には、例えば、決定されたアクセス優先度に基づいて、WTRUは、あるリソースセット上でそれ自体のQRRレポートを送信するためのある確率を決定し得る。したがって、各リソースセットは確率を有し、WTRUは、最も高い確率を有するQRRレポートを送信する。競合ウィンドウは、時間の最小長及び最大長によって定義され得る。競合ウィンドウの時間の最小長及び最大長は、QRRリソースセットが事前構成され、SL WTRUがQRRレポートを送信しようと試みるSLシンボル又はスロットの最小数及び最大数を意味する。1つ以上の場合には、アクセス優先度の定義、並びに様々な定義されたSL競合ウィンドウ及びQRRリソースセット選択のための確率分布とのその関連付けは、RANによって構成され得る。1つ以上の場合には、アクセス優先度の定義、並びに様々な定義されたSL競合ウィンドウ及びQRRリソースセット選択のための確率分布とのその関連付けは、SL中継器及び/又はSLサービスプロバイダからリレーされ得る。SL WTRUは、構成された確率分布に従って、決定されたSLアクセス優先度に基づいて最小及び最大競合ウィンドウ閾値内のQRR競合値(すなわち、QRRリソースセット)をランダムに選択し得る。SL WTRUは、競合ウィンドウ内で、その選択されたQRRリソースセットの前に、1つ、複数、又は全てのQRRリソースセットを監視し得る。1つ以上の場合において、SL QRRリソースがアイドルであると判定されるという条件で、SL WTRUは、選択されたQRRリソースセットにおいてQRRレポートの送信をトリガする。1つ以上の他の場合では、QRRリソース監視時点のうちの1つ以上が、他のSL WTRU QRR送信でビジーであるとみなされる場合、SL WTRUは、受信されたQRRレポートを、その生成されたQRRレポートと比較し得、比較結果に基づいて、選択されたQRRリソースセットにおけるQRRレポート送信を控え得る。例えば、SL WTRUは、受信されたQRRレポートを、その生成されたQRRレポートと比較し得、受信されたQRRレポートのうちの1つ以上が、それ自体のQRRレポートと同じ又はより良好な情報をすでに含んでいる場合、選択されたQRRリソースセットにおけるQRRレポート送信を控え得る。
1つ以上の場合において、あまり包括的でないQRRレポートのSL WTRUは、より低いSL QRRアクセス優先度を割り当てられ得る。対応するQRR SL競合ウィンドウ及びリソースセット選択の確率分布は、以下のいずれかを保証するように構成されてもよい。例えば、対応するQRR SL競合ウィンドウ及びリソースセット選択の確率分布は、SL WTRUが現在のQRRリソースセットの間隔の間にQRRレポートを送信することを制限するように構成されてもよい。1つ以上の場合において、SL WTRUは、最小競合ウィンドウ閾値を最大QRRリソース長に設定することによって制限され得る。したがって、SL WTRUは、現在のQRRリソースセットの間隔内でQRRレポートを送信しない。別の例では、対応するQRR SL競合ウィンドウ及びリソースセット選択の確率分布は、現在のQRRリソースセット上でQRR送信を延期するように構成されてもよい。例えば、QRRリソースが10スロットである例では、より低いアクセス優先度を有するSL WTRUは、7番目のスロットからのみQRRレポートを送信し得るか否かの判定を開始することを許可されてもよい。これは、より高い優先度のSL WTRUからのQRR送信のための最初の6つのQRRスロットを残す。
1つ以上の場合において、SL WTRUのQRR監視時間中に、その計算された競合ウィンドウに起因して、SL WTRUは、QRRリソースセットと、近接する他のSL WTRUから送信されたQRRレポートとを監視する(例えば、常に監視するが、これに限定されない)ことができる。SL WTRUは、受信されたQRRレポートをそれ自体のQRRレポート(すなわち、送信を待っている)と比較し得る。例えば、SL WTRUが完全一致を決定する場合、及び/又はSL WTRUがそれ自体のQRRレポートよりも良好な/より包括的なQRRレポートを受信した場合、SL WTRUは、QRR送信を控え、それ自体のチャネル検知情報を更新し得る。別の例では、SL WTRUが、それ自体のQRRレポートが受信したQRRレポートよりも良好/より包括的であると判定した場合、SL WTRUは、構成されたSL QRR競合ウィンドウ及び選択されたパラメータ値に従ってそれ自体のQRRレポートを送信し得る。
1つ以上の場合において、応答ウィンドウは、1つ以上のWTRUによって利用されるサイドリンクリソースの指示を要求するクエリがWTRUによって受信されないという条件で、サイドリンク共有チャネル送信のために使用可能であり得る。
1つ以上の場合において、CRQ要求SL WTRUは、構成されたQRRリソースセットの間隔の間に、全て又は複数の可能なQRRを受信する。したがって、CRQ要求SL WTRUは、その意図されたSLペイロード送信の前にチャネル検知情報を組み合わせることができる。
図15は、QRRチャネルアクセス及び対応するWTRUシーケンスアクションのための手順を示すフローチャートである。
1つ以上の場合において、SL QRRチャネルアクセス構成は、RAN/SL中継器から受信される(1501)。例えば、SL WTRUは、RANノード及び/又はSL中継器から、SL QRRチャネルアクセスの構成を受信し得る。場合によっては、SL QRRチャネルアクセスの構成は、SLアクセス優先度、SL QRR競合ウィンドウパラメータ、及び決定されたアクセス優先度とSL競合ウィンドウとの間の対応するマッピングのうちの1つ以上を含み得る。1つ以上の場合において、SL QRRリソースセットアクセス優先度が決定される(1503)。例えば、SL WTRUは、1つ以上のCRQ要求を受信すると、SLモビリティ状態、接続モード持続時間、及び現在のQRRリソースセットの間隔の前の有効期間中の以前の正しいQRR検出の数を含む、動的に変化するSL状態のうちの1つ以上に基づいて、SLアクセス優先度を決定し得る。1つ以上の場合には、CRQ要求が検出されたか否かに関する決定が行われる(1505)。例えば、SL WTRUは、CRQ要求が検出されたか否か(すなわち、SL WTRUがCRQレディを有するか否か)を判定し得る。例えば、SL WTRUは、SLを介して送信される必要がある新しいデータがSL WTRUに到着したときに、CRQが準備完了であると判定し得る。SL WTRUが、CRQ要求が検出されないと判定する場合(1505:いいえ)、SL WTRUは、例えば、限定はしないが、次のSLページング及び/又はCRQ機会まで、SL又はディープスリープ上でアクティブに送信することを再開する(1507)。
SL WTRUが、CRQ要求が検出された(すなわち、CRQ要求が保留中である)と判定する場合(1505:はい)、SL WTRUは、前に論じたのと同じ又は同様の方法で、構成されたQRRリソース上でのアクティブなSL送信を停止/ミュートする(1509)。例えば、SL WTRUは、QRRの監視及び送信のために、構成されたQRRリソース介したアクティブなSL送信を停止又はミュートする。
1つ以上の場合には、SLプリエンプション指示が送信される(1511)。例えば、SL WTRUは、影響を受けた受信側SL WTRU(すなわち、SL UE)に向けてSLプリエンプション指示を送信し得る(1511)。1つ以上の場合において、影響を受けるSL WTRUは、例えば、図11に関連して前に説明されたように、CRQ及び/又はQRRによって影響を受けるもののうちの1つ以上を含み得る。1つ以上の場合には、ウィンドウ内の競合のためのランダムSLリソースセットが選択される(1513)。例えば、SL WTRUは、QRRチャネルアクセス優先度及びネットワークアクセス構成によって決定されるウィンドウ(例えば、SL競合ウィンドウ)内で競合のためにランダムなSLリソースセットを選択する。場合によっては、SL WTRUは、QRRチャネルアクセスのために使用されるべき対応するSL競合ウィンドウ構成を決定し、それぞれの競合ウィンドウ内でランダム競合閾値(すなわち、QRRリソースセット)を選択する。1つ以上の場合には、選択されたQRRリソースセットの前の複数又は全てのQRRリソースセットが監視され、復号される(1515)。例えば、SL WTRUは、選択されたものの前にQRRリソースセットを監視し得、近接している他のSL WTRUからのQRRレポートを復号し得る。
1つ以上の場合には、QRRレポートが十分であるか否かに関する決定が行われる(1517)。例えば、SL WTRUは、1515に対応する先行するQRRレポートが、SL WTRUがそれ自体のQRRレポートを送信する必要がない十分な情報を有するか否かを判定し得る。例えば、SL WTRUは、例えば、限定はしないが、先行する/より高い優先度のQRRレポートが、それ自体のQRRレポートと一致するか、又はチャネル検知情報をより多く含む場合、先行するQRRレポートが十分な情報を含むと判定し得る。QRRレポートが十分であるとSL WTRUが判定する場合(1517:はい)、SL WTRUは、選択されたQRRリソースセットにおいてそのQRRレポートを送信することを控える(1521)。1つ以上の場合では、SL WTRUは、現在のQRRレポート間隔においてQRRレポートを送信することを控える。SL WTRUが、QRRレポートが十分でないと判定する場合(1517:いいえ)、SL WTRUは、選択されたQRRリソース上で(すなわち、それらがアイドルである場合)、その蓄積された及び/又は個々のQRRレポートをコンパイルし、送信する(1519)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、例えば、これに限定されないが、次のSLページング及び/又はCRQ機会まで、SL又はディープスリープ上でアクティブに送信することを再開する(1507)。
1つ以上の場合において、WTRUは、チャネル予約レポートの増分フィードバックを提供するように構成される。1つ以上の事例では(例えば、部分検知を利用してもしなくてもよい場合を指す)、アクティブなSLチャネル予約及び/又は割り当てを取得しながらSLチャネル検知を回避し得る(例えば、完全に回避し得る)電力制限されたSL WTRUの場合があり得る。例えば、電力制限されたSL WTRUは、SL WTRUが送信に利用可能なSLパケットを有する場合に、オンデマンドベースでアクティブなSLチャネル予約及び/又は割り当てを取得しながら、SLチャネル検知を回避し得る。そのような場合、SL WTRU(例えば、近接しているもの)は、要求元のSL WTRUに向かって、アクティブなチャネル予約(すなわち、各SL WTRUの観点から)をレポートし返し得る。そのような場合、(例えば、新しい、提案された、などの)はフィードバックチャネルについて、複数のSL WTRUは、対応するチャネル予約レポートを送信し得る。対応するチャネル予約レポートは、例えば、クエリリソース応答(QRR)であり得るが、これに限定されない。1つ以上の場合には、QRRレポートは、アクティブなチャネル予約及び/又は割り当ての集合及び/又は全体を含み得る(例えば、伴い得る)。場合によっては、例えば、QRRレポートは、送信側SL WTRUにおいて検出されたアクティブなチャネル予約及び/又は割り当ての集合及び全体のうちの一方又は両方を含み得る。そのようなQRRレポートは、各SL WTRU自体のアクティブなチャネル予約及びチャネル割り当て、並びに/又は、それぞれ、以前のチャネル検知機会及び/若しくはQRR機会の間に送信側SL WTRUにおいて検出された、近接する他のSL WTRUの予約を含み得る。
1つ以上の事例(例えば、部分検知を利用してもしなくてもよい場合を指す)では、(例えば、典型的なSL展開)多数のSL WTRUが互いに近接して存在(例えば、存在)してもよく、いくつかのSL WTRUからのチャネル予約QRRレポートが重複及び/又は同様のチャネル情報を含んでいてもよい場合があってもよい。そのような場合、そのような重複及び/又は同様のチャネル情報は、それらが同様のチャネル予約を検出するように、ほぼ同時のチャネル検知時点(例えば、インスタンス)及び/又はQRRレポート時点を有する、近接したSL WTRUに帰し得る。そのような場合、SL WTRUは、(例えば、CRQ要求に応答して)ほぼ同様のQRRレポートを送信し得、これは、例えば、SL WTRUの追加の不必要な電力消費を課し、(例えば、必要とされる、要求される(required、requested)などの)フィードバックレイテンシを増加させる場合がある。
1つ以上の場合において、SL WTRUは(例えば、フィードバックチャネルリソースの発生の間に)、近接する他のSL WTRUからの他のQRRレポートを(例えば、チャネル予約レポートを介して)監視及び/又は復号し得る。1つ以上の場合において、フィードバックチャネルリソースを介してQRRレポートを送信するSL WTRUのシーケンス及び/又は順序は、以下で説明するように、提案されたチャネルアクセススキームによって処理される。1つ以上の場合において、SL WTRUは、クエリに対する応答を送信する前に、クエリに対する第2の応答を受信し得る。1つ以上の場合において、第2の応答は、別のWTRUから受信され得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、第2のクエリに含まれるサイドリンクリソース使用情報に基づいて、応答を更新し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、先行するSL WTRUから、レポートされたアクティブな予約されたチャネルリソースセットを決定し得る。例えば、以下の条件である。SL WTRUは、それらのコンパイルされた集約QRRレポートにおいて、現在のQRRフィードバックチャネル期間中に他のSL WTRUからの復号されたQRRレポートのいずれにも存在しない一意のチャネル予約エントリを有し、SL WTRUは、一意のチャネル予約セットを含む増分QRRレポートをコンパイルし得る。場合によっては、SL WTRUは、例えば、一意のチャネル予約セットのみを含む増分QRRレポートをコンパイルし得る。SL WTRUが他のSL WTRUからのQRRレポートを復号し、それら自体のQRRレポートに一意のチャネル予約セットがないと判定する1つ以上の場合には、SL WTRUは、コンパイル及び/又はバッファリングされた集約QRRレポートを消去し得、現在のQRRチャネル機会中にそれらのQRRレポートを送信することをスキップし得る。
図16は、QRR増分フィードバックレポート及び対応するWTRUシーケンスアクションを示す図である。
実施形態によれば、図16を参照すると、以下の動作のいずれかを実行し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、近接する少なくとも1つのSL WTRUからチャネルリソースクエリを受信し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、決定されたチャネルアクセス優先度に基づいて、それらの決定されたQRRリソース機会に先行する現在のQRRリソースセット上で、送信されたQRRレポートを監視及び復号し得る。1つ以上の場合において、一意のチャネル予約エントリが決定され、復号されたQRRレポートと比較されるという条件で、SL WTRUは、一意のチャネル予約リソースセットの増分QRRレポートをコンパイルし、送信し得る。1つ以上の場合において、一意のチャネル予約エントリが決定されず、復号されたQRRレポートと比較されないという条件で、SL WTRUは、コンパイル及び/又はバッファリングされたQRRレポートを消去し得、現在のQRR機会の間にQRRレポートを送信することをスキップし得る。
1つ以上の場合において、SL WTRUは、RAN及び/又はSL中継器からSL QRRチャネルアクセス構成を受信し得る(1601)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、現在のQRRリソースセットの前に、SLアクセス優先度を決定し得る(1603)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、(例えば、リレーされた)CRQ要求があるか否かを判定し得る(1605)。CRQ要求がないとSL WTRUが判定する場合(1605:いいえ)、SL WTRUは、アクティブなSL送信を再開し得、及び/又は次のSLページング機会までディープスリープし得る(1607)。CRQ要求があるとSL WTRUが判定する場合(1605:はい)、SL WTRUは、QRR監視及び送信のために、構成されたQRRリソース上でのアクティブなSL送信を停止及び/又はミュートし得る(1609)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、影響を受ける受信側SL WTRU(すなわち、SL UE)に向けてSLプリエンプション指示を送信し得る(1611)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、最小競合ウィンドウパラメータと最大競合ウィンドウパラメータとの間のランダムSL競合閾値を選択し得る(1613)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、選択された競合閾値が満了するまで、QRRリソースセットを受信し、復号し得る(1615)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、それ自体のQRRレポート内に任意の一意のQRRエントリがあるか否かを判定し得る(1617)。SL WTRUが、それ自体のQRRレポート内に一意のQRRエントリがないと判定する場合(1617:いいえ)SL WTRUは、現在のQRRリソースの間にQRRレポートを送信することをスキップし得る(1619)。SL WTRUが、それ自体のQRRレポート内に任意の一意のQRRエントリがあると判定する場合(1617:はい)、SL WTRUは、決定された一意のチャネル予約エントリの増分QRRレポートをコンパイルし、送信し得る(1621)。更に、SL WTRUは、次のSLページング機会まで、アクティブなSL送信を再開し、及び/又はディープスリープを実行し得る(1607)。
1つ以上の場合において、WTRUは、SL QRRレポートのための動的チャネルアクセス手順を用いて構成される。例えば、チャネル予約クエリ(CRQ)要求を受信した場合、近接しているSL WTRUは、クエリリソース応答(QRR)レポートを返信し得る。1つ以上の場合において、QRRレポートは、各SL WTRUの観点からのアクティブチャネル予約を含み得る。そのような場合、QRRチャネルアクセススキームは、近接しているSL WTRUからのQRRレポートの送信を規制し、潜在的な衝突を解決し得る。QRRレポートの送信を規制するために、SL WTRUは、QRRチャネルリソースアクセス優先度を決定し得る。更に、SL WTRUは、対応するQRRチャネル競合ウィンドウを決定し得る。更に、SL WTRUは、決定された競合ウィンドウの間に、QRRリソースを介して、受信されたQRRレポートを受信し、復号し得る。競合ウィンドウ中に衝突が検出された場合、SL WTRUは、現在のQRRチャネル機会中にQRRレポート送信を延期及び/又はスキップし得る。そのような場合、SL WTRU(すなわち、SL UE)は、以前のQRRリソース中に1つ以上の衝突を検出すると、事前構成されたパターンに従って、それらの競合ウィンドウを動的に拡張し得る。最後に決定された競合ウィンドウの間に衝突が検出されない場合、SL WTRUは、コンパイルされた完全又は増分QRRレポートを送信し得る。
1つ以上の場合において、SL WTRUは、例えば、RANノード、SL中継器、及びSLサービスプロバイダのうちの1つ以上から、それぞれ、性能メトリック、対応する性能閾値、QRRチャネルアクセス優先度、及びそれぞれの競合ウィンドウのうちのいずれかを受信し得る。そのような場合、SL WTRUは、サイドリンク接続時間、以前のQRR検出の数、及びモビリティ状態をそれぞれ含む、その性能メトリックを決定し得る。場合によっては、SL WTRUは、QRRリソース機会の前に、その性能メトリックを決定し得る。そのような場合、SL WTRUは、全体的な性能メトリックをマッピングし得る。場合によっては、SL WTRUは、事前定義された性能閾値に従って、全体的な性能メトリックを、QRRアクセス優先度クラスに、したがって競合ウィンドウにマッピングし得る。性能メトリックを事前定義されたQRRアクセス優先度にマッピングするための詳細な動的手順を以下に説明する。
1つ以上の場合において、最高のQRRアクセス優先度のSL WTRUは、そのようなアクセス優先度クラスのために構成されたリソースセットを介して、それら自体の又は蓄積されたQRRレポートを送信し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、QRRリソースがアイドルであるか否かを判定するために、実際のQRRレポート送信の前に、短チャネル検知期間を実行し得る。そのような場合、同じアクセス優先度の2つ以上のSL WTRUが対応するQRRレポートを同時に送信しているため、衝突が発生する可能性がある。衝突の場合、QRRレポートを最初に要求した受信側SL WTRUは、複数のQRRレポートを復号することができない場合がある。例えば、受信側SL WTRUは、強いリソース干渉(例えば、QRR衝突)に起因して、複数のQRRレポートを復号することができない場合がある。QRRレポートを送信するSL WTRUが、最も高いアクセス優先度に属する場合、衝突したQRRレポートは、信頼できない場合があり、チャネル予約及び/又は割り当てを含まない可能性があり、これは、SLインターフェース全体の著しい性能損失につながる可能性がある。
1つ以上の場合において、(例えば、全てのQRRアクセス優先度の)SL WTRUは、同じ又は異なるアクセス優先度の他のSL WTRUから送信されたQRRレポートを受信し、復号し得る。SL WTRUは、以下の条件のいずれかに従って動作し得る。QRRリソース衝突が検出された場合(すなわち、第1の条件)、SL WTRUは、現在のQRRリソース構成を更新し得る。1つ以上の場合において、より低いQRRアクセス優先度を有するSL WTRUは、現在のQRR機会の間に、それらのQRRレポート送信を延期するか、又は完全にスキップし得る。それらのQRRレポート送信を延期又はスキップすることによって、より低いQRRアクセス優先度を有するSL WTRUは、より高いアクセス優先度のSL WTRUのQRRレポート再送信を可能にする(例えば、後者は、より信頼でき、包括的なチャネル予約レポートである可能性が高いため)。そのような場合、現在のアクセス優先度のSL WTRUは、拡張された1つ以上のリソースセットによってそれらのQRRリソース有効性を更新し得る。1つ以上の場合では、現在のアクセス優先度のSL WTRUは、RANノード/SL中継器事前構成に従って、拡張された1つ以上のリソースセットによって、それらのQRRリソース有効性を更新し得る。そのような場合、最高のアクセス優先度のSL WTRUは、拡張されたQRRリソース有効性に対するランダムバックオフオフセットをトリガし得、したがって、それぞれのQRRレポートを再送信し得る。1つ以上の場合において、より低いQRRアクセス優先度のSL WTRUは、QRR送信オフセットが事前構成され得る現在のQRR機会にわたってQRRレポート送信を延期及び/又はスキップすることによって、更新されたQRRリソース構成及び有効性に従うことができる。1つ以上の場合では、SL WTRUは、より高いQRRアクセス優先度の衝突が検出された場合に、そのようなオフセットだけ、それらのQRR送信を遅延させ得る。より高いQRRアクセス優先度の複数の連続する衝突が発生した場合、より低いQRRアクセス優先度のSL WTRUは、現在のQRR機会中にそれらのQRRレポートを送信することが可能でなくなるまで、それらのQRR送信を延期し続けることができ、現在のQRR機会は、QRR機会が満了したときであり得る。QRRリソース衝突が検出されない場合(すなわち、第2の条件)、SL WTRUは、各アクセス優先度に関連付けられたQRRリソースを介して、自身のQRRレポート、蓄積されたQRRレポート、及び増分QRRレポートのいずれかを送信し得る。
図17a~図17Cは、動的SL WTRU QRRチャネルアクセスを示す図である。
1つ以上の場合には、3つのQRRアクセス優先度が事前構成され得る。1つ以上の場合には、QRRアクセス優先度の各々は、QRR特定競合ウィンドウに関連付けられ得る。事前構成されたSL性能メトリック及び閾値に基づいて、SL WTRUは、現在のQRR機会中にそれらが属するQRRアクセス優先度を決定し得る。1つ以上の場合において、最高のQRRアクセス優先度1を有するSL WTRUは、アクセス優先度1のための構成されたQRRリソース(例えば、3NスロットQRR機会の最初のNスロット)上で、それぞれのQRRレポートを送信し得る。1つ以上の場合において、アクセス優先度1のQRRリソースの間に、全てのアクセス優先度のSL WTRUは、近接しているSL WTRUから送信された送信QRRレポートを受信し、復号し得る。そのようなものでは、より低いアクセス優先度を有するSL WTRUは、より高いアクセス優先度のSL WTRUから送信され得るQRRレポートを受信及び復号し得るが、それは、それらがアイドルである(例えば、競合ウィンドウ中に、したがって、より高いアクセス優先度のSL WTRUのQRRリソース中に送信していない)からである。
1つ以上の場合において、同じアクセス優先度を有するSL WTRUは、それらが送信したQRRレポートについて衝突があったか否かを検出し得る。同じアクセス優先度を有するSL WTRUが、それらが送信したQRRレポートについて衝突があったか否かを検出し得る場合には、SL WTRUは、完全な二重化能力を用いてQRRレポート送信を実行し得る。そのような場合、SL WTRUは、起こり得る衝突を検出するためにそれぞれのQRRリソースを監視及び受信しながら、QRRレポートを送信し得る。1つ以上の場合において、各アクセス優先度SL WTRUセットのためのQRRリソースセットは、同じQRRアクセス優先度の送信SL WTRUが完全な二重化を行うことができない場合に、1つ以上のフィードバックチャネルリソース(例えば、1つのPRBを有する単一のOFDMシンボル)を用いて構成される。同じQRRアクセス優先度の送信SL WTRUが、全二重化を行うことができない可能性があるそのような場合、そのようなSL WTRUは、それらのQRRレポートを送信し、それに応じて、構成されたQRRフィードバックリソース上で、CRQ送信SL WTRU(例えば、QRRフィードバックを最初に要求しているSL WTRU)からのACK/NACKフィードバックを監視し得る。SL WTRUがNACKを受信し、かつ/又はACKを受信しない場合、現在のアクセス優先度のQRRリソース中にQRRレポートを送信した全てのSL WTRUは、衝突が発生したと仮定し得る。
最も高いアクセス優先度のQRRリソースの衝突が検出された場合、SL WTRUは、事前構成されたオフセットに従って、QRRリソース構成を更新し得る。例えば、第1のQRRアクセス優先度のSL WTRUは、構成されたオフセット(例えば、N/2スロット)だけQRRリソースを拡張し得る。そのような場合、最も高いアクセス優先度1を有するSL WTRUは、それらの信頼できる、より包括的なQRRレポートを再送信し得る(例えば、許可される)。1つ以上の場合において、第2のアクセス優先度を有するSL WTRUは、N/2スロットのQRRオフセットによってそれらのQRRリソースセットをオフセットし得る。1つ以上の場合において、全体的なQRRリソースは、制限されたサイズ(例えば、3Nスロット)を有し得るので、最低のアクセス優先度3のSL WTRUは、それらのQRRリソースサイズをN/2スロットだけ低減し得る。最高のアクセス優先度1を有するSL WTRUの拡張されたQRRリソースの連続的な衝突が発生する場合、同じ手順が繰り返されてもよく、最低のアクセス優先度3を有するSL WTRUは、それらのQRRリソースをN/2スロットだけ更に減少させてもよい。1つ以上の場合において、最低のアクセス優先度3を有するSL WTRUは、更に、現在のQRR機会中にそれらのQRRレポートを送信することをスキップし得る。
図18は、動的なSL WTRU QRRチャネルアクセスを示す図である。1つ以上の場合において、SL WTRUは、QRR衝突解決のためのQRR時間及び周波数リソースオフセットパターンを受信し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、同じ及び/又は異なるQRRアクセス優先度リソースを有するQRRリソース上で送信された、レポートされたQRRを監視及び復号し得る。1つ以上の場合において、QRRリソース衝突が検出されたという条件で、衝突したQRRアクセス優先度のSL WTRUは、事前構成されたQRR時間/周波数オフセットだけ、それらのQRRリソースを拡張し得る。そのような場合、より低いQRRアクセス優先度を有するSL WTRUは、現在のQRR機会の間に、それらのQRR送信をバッファリング及び/又は延期若しくはスキップし得る。
1つ以上の場合において、SL WTRUは、RAN/SL中継器からSL QRRチャネルアクセス構成及びQRR衝突オフセットを受信し得る(1801)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、現在のQRRリソースセットの前に、SLアクセス優先度及び対応する競合ウィンドウを決定し得る(1803)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、競合ウィンドウ中に、より高いアクセス優先度のWTRUから送信されたQRRレポートを受信し、復号し得る(1805)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、QRR競合ウィンドウの後に、WTRU自身の、蓄積された、及び/又は増分的なQRRレポートを送信し得る(1807)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、QRR衝突が検出されたか否かを判定し得る(1809)。QRR衝突が検出されない場合(1809:いいえ)、SL WTRUは、アクセス優先度ごとに、シグナリングされたデフォルト又は更新されたQRRリソースに従って、QRRレポートを送信及び/又は再送信し得る(1811)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、次のSLページング機会まで、アクティブなSL送信を再開し、及び/又はディープスリープを実行し得る(1813)。QRR衝突が検出された場合(1809:はい)、同じQRRアクセス優先度を有するSL WTRUは、それらのQRRリソースを、示された時間及び/又は周波数QRRオフセットだけ拡張し得る(1815)。1つ以上の場合において、より低いQRRアクセス優先度を有するSL WTRUは、それらのQRRリソースを、示された時間及び/又は周波数QRRオフセットだけ短縮及び/又は低減し得、或いは、例えば、QRR機会の限られたリソース側を条件として、現在のQRR機会の間にQRRレポートを送信することをスキップし得る(1817)。
1つ以上の場合において、WTRUは、QRRチャネルアクセス優先度を決定するための手順を用いて構成され得る。上記で説明したようなQRRチャネルアクセス手順では、例えば、QRRアクセス優先度及び対応するQRR競合ウィンドウを決定する一貫したSL WTRU挙動は、一貫したSL WTRU挙動に基づき得る。例えば、SL WTRUが、QRRアクセス優先度を決定するために考慮すべき様々な性能基準を有するとき、SL WTRUの様々な性能基準は、不十分なQRRレポートを引き起こす可能性があり、その場合、信頼性が低く包括的なQRRチャネル予約レポートは、他の信頼性が高く包括的なQRRレポートよりも高い優先度で送信される可能性がある。1つ以上の場合において、不十分なQRRレポートに対処するために、(例えば、それぞれの)QRRアクセス優先度を決定するための統一された及び/又は標準化されたWTRU挙動。1つ以上の場合には、いくつかの性能インジケータが、各QRRリソース機会の前に考慮され得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、そのような性能インジケータを使用して、現在のQRR機会のQRRアクセス優先度及び競合ウィンドウを決定し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、そのような性能インジケータを使用して、現在のQRR機会のQRRアクセス優先度及び競合ウィンドウを、各QRR機会の前の平均及び/又はフィルタリングされたSL接続時間、例えば、事前定義された状態に基づく、低モビリティ状態又は高モビリティ状態のいずれかである、モビリティ状態、及び平均及び/又はフィルタリングされたDL接続時間中のQRR検出時点の数、のうちの1つ以上として決定し得る。クエリ応答送信を決定するための1つ以上の場合において、SL WTRUは、構成又は事前構成された閾値に基づいて、モビリティ状態を決定するように構成され得る。
図19は、QRRチャネルアクセス優先度を決定することを示す図である。
1つ以上の場合には、2つのモビリティ状態は、例えば、(例えば、事前構成された)モビリティ閾値に従って、低モビリティ状態及び高モビリティ状態のいずれかとして定義され得る。1つ以上の場合において、低モビリティ状態を有するSL WTRUは、他のSL性能メトリックのデフォルト設定を採用し得る。そのような場合、低モビリティSL WTRUがSL接続時間のデフォルトパラメータ化を考慮し得るように、SL接続時間が存在する可能性がある。すなわち、そのようなSL WTRUは、1つの十分な状態、並びに2つの短い不十分な状態及び長い不十分な状態を有するように構成され得る。低モビリティSL WTRUのための1つ以上の場合において、QRR機会の前の非常に短い又は長いSL接続持続時間は、例えば、そのような接続が、SL WTRUが、非包括的なQRRレポート、又はもはや近接していないSL WTRUのチャネル予約エントリを有するQRRレポートのいずれかをレポートすることにつながり得るので(例えば、それらのチャネル予約が以前の時間から検出された場合)、準最適である。高モビリティSL WTRUの1つ以上の場合では、例えば、高モビリティWTRUのQRRレポートがQRR機会の直前に検出されたチャネル予約エントリを有するため、十分なSL接続時間の領域及び/又は境界は、事前構成されたスケーリングファクタによって低減され得る。すなわち、高モビリティSL WTRUは、QRRレポートによって間違えられる可能性があり、もはや近接していないSL WTRUのためのチャネル予約エントリを用いてQRR手順を不適切に(例えば、誤って、不良データに基づいて、不正確になど)実行する可能性がある。そのような場合、(例えば、SL WTRU固有のモビリティ状態からマッピングされた)十分なSL接続時間を有するSL WTRUは、より高いQRRアクセス優先度を採用し得る。
図20は、QRRアクセス優先度及び対応するWTRUシーケンスアクションを決定するための手順を示す図である。1つ以上の場合において、SL WTRUは、QRRアクセス優先度を決定するためのSL性能メトリックのリストを受信し得る。1つ以上の場合には、SL性能メトリックは、SL接続時間(例えば、持続時間)、モビリティ状態、及び以前に検出されたQRR機会の数のうちの1つ以上を含み得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、シグナリングされた性能メトリックから、スケーリングオフセットを含む、示されたQRRアクセス優先度レベルのうちの少なくとも1つへのマッピングリストを受信し得る。QRR機会の前の1つ以上の場合において、SL WTRUは、例えば、シグナリングされたモビリティ閾値に基づいて、モビリティ状態を決定し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、例えば、決定されたモビリティ状態及び/又は対応するシグナリングされたスケーリングオフセットに基づいて、示された性能メトリックの性能領域をオフセット(すなわち、後方又は前方に)し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、例えば、シグナリングされた性能メトリックの決定された領域に基づいて、現在のQRR機会のQRRアクセス優先度レベルを決定し得る。
1つ以上の場合において、SL WTRUは、QRRアクセス優先度を決定するためのSL性能メトリックのリストを受信し得る(2001)。1つ以上の場合において、SL性能メトリックは、SL接続時間(例えば、持続時間)、モビリティ状態、及び以前に検出されたQRR機会の数のうちのいずれかを含み得る。1つ以上の場合において、SL WTRUは、例えば、シグナリングされた性能メトリックから、示されたQRRアクセス優先度レベルのうちの少なくとも1つへのマッピングのための、スケーリングオフセットを含むマッピングリストを受信し得る(2003)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、例えば、シグナリングされたモビリティ閾値に基づいて、モビリティ状態を決定し得る(2005)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、例えば、決定されたモビリティ状態及び/又は対応するシグナリングされたスケーリングオフセットに基づいて、示された性能メトリックの性能領域をオフセット(すなわち、後方又は前方に)し得る(2007)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、例えば、シグナリングされた性能メトリックの決定された領域に基づいて、現在のQRR機会のQRRアクセス優先度レベルを推定及び決定し得る(2009)。1つ以上の場合において、SL WTRUは、決定されたアクセス優先度に関連付けられたQRRリソースを介して、QRRレポートを送信し得る(2011)。
1つ以上の場合において、WTRUは、アクティブなチャネル割り当てのための動的な繰り返し手順を用いて構成され得る。上記で説明したように高いSL送信信頼性を維持する場合について、動的リソース割り当て手順があり得る。1つ以上の場合において、SL WTRUの少なくとも2つのクラス(例えば、タイプ)が存在してもよく、それらは、電力制限されたSL WTRU(例えば、クラス/タイプ)及び電力制限のないSL WTRU(例えば、クラス/タイプ)であってもよい。1つ以上の場合において、電力制限されたSL WTRUは、それらのSL WTRU固有のチャネル検知設定を、RANノードに、並びに/又はSL WTRUサービスプロバイダ及び/若しくは中継器に、アナウンス及び/又は送信し得る。1つ以上の場合において、検知設定は、WTRU固有のSL DRXサイクル、チャネル検知周期性、及びウェイクアップ時間当たりの長さのうちの1つ以上を含み得る。1つ以上の場合において、SL中継器及び/又はサービスプロバイダは、電力制限されたSL WTRUのウェイクアップ及び/又は必要とされる検知を最小限に抑える1つ以上の共通リソース機会をコンパイルし得る。そのような場合、RANノード及び/又はSL中継器は、電力制限のないWTRUに向けて、繰り返しの共通リソースセット(例えば、リソース機会)を送信し得る。1つ以上の場合において、電力制限のないSL WTRUは、チャネル割り当てのために第1段階のSCIを送信し得、シグナリングされた共通繰り返し機会にわたって予約されたリソースレポート(RRR)の送信を繰り返し得る。例えば、電力制限のないSL WTRUは、チャネル割り当てのために第1段階SCIを送信し得、予約されたリソースセットが共通繰り返しリソース機会中に依然としてアクティブであるという条件で、シグナリングされた共通繰り返し機会上で予約されたリソースレポート(RRR)の送信を繰り返し得る。そのような場合、RRRレポートは、現在の繰り返し機会中にアクティブである残りのチャネル割り当ての情報を含み(例えば、必然的に伴い)得る。1つ以上の場合において、電力制限されたSL WTRUは、それらのDRXサイクルを調節して、示された共通RRR機会のうちの少なくとも1つ以上を復号し得、それにわたって、電力制限されたSL WTRUは、他のアクティブな電力制限のないSL WTRUからのチャネル予約を検出し得る。1つ以上の場合には、送信される共通RRRリソースは、周期的発見シグナリング、制御チャネル上及び/又はSLページング機会上の第1段階のSCIであって、SCIがSL PSSCH送信ではなくRRRリソースをスケジュールすることを示すために非スケジューリングSCIの指示が送信される、第1段階のSCI、グループ共通コードでスクランブルされ、電力制限のないWTRUによってのみ監視され得る新しい繰り返しサイドリンク制御チャネルフォーマット(rSCI)のうちの1つ以上の一部であってもよい。
図21は、アクティブチャネル割り当てのための動的繰り返し手順を示す図である。1つ以上の場合において、SL WTRUは、事前構成された電力基準(例えば、バッテリレベル、バッテリ容量閾値)に基づいて、電力カテゴリ(例えば、非制限カテゴリ上の電力制限)を決定し得る。1つ以上の場合において、電力制限されたSL WTRUは、WTRU固有のDRXサイクルを、SL WTRUクラスタヘッド、SL中継器、及びSLサービスプロバイダのいずれかに送信し得る。1つ以上の場合において、SL WTRUクラスタヘッド、SL中継器、及びSLサービスプロバイダのうちのいずれかは、電力制限されたSL WTRUの最小ウェイクアップ時間(例えば、及び検知期間)に基づいて、共通チャネル割り当て繰り返し機会セットをコンパイルし、送信し得る。1つ以上の場合において、電力制限されたSL WTRUは、WTRU固有のDRXサイクルを適応させて、示された繰り返し機会の少なくとも単一のリソースセットを検出し得る。1つ以上の場合において、電力制限のないSL WTRUは、共通繰り返し機会中に残りのアクティブな割り当てられたリソースを含む予約されたリソースレポートを定式化し得る。1つ以上の場合において、電力制限のないSL WTRUは、共通繰り返し機会セット中に予約されたリソースレポートの送信を複製し得る。
1つ以上の場合において、電力制限のないSL WTRU又は電力制限されたSL WTRUのいずれかは、ネットワーク(例えば、SLサービスプロバイダ)から、WTRU電力クラス関連の決定基準のいずれかを示す情報を受信し得る(2101、2103)。1つ以上の場合において、電力制限のないSL WTRU又は電力制限されたSL WTRUのいずれかが、そのそれぞれのSL WTRU電力クラスを決定し得る(2105、2107)。1つ以上の場合において、電力制限されたWTRUは、WTRU固有のDRXサイクルを示す/に従う情報を、SLサービスプロバイダに送信し得る(2109)。1つ以上の場合において、SLサービスプロバイダは、アクティブリソース繰り返し機会の共通セットを決定(例えば、コンパイル)し(2110)、電力制限のないSL WTRUに送信(2112)し得る。1つ以上の場合において、電力制限のないSL WTRUは、現在の繰り返し機会セット中のアクティブチャネル予約を条件として、アクティブ予約されたリソースレポートをコンパイルし、電力制限されたSL WTRUに送信し得る(2114)。
上記では特徴及び要素が特定の組み合わせにおいて提供されているが、当該技術分野の通常の技術を有する者には、各特徴若しくは各要素を単独で使用する、又は他の特徴及び要素との任意の組み合わせにおいて使用できることが理解されるであろう。本開示は、本出願に記載されている特定の実施形態の観点において限定されるものではなく、これらの実施形態は、様々な態様の例示として意図されるものである。当業者には明らかなように、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、多くの修正及び変形を行うことができる。本出願の説明において使用されているいかなる要素、動作、又は指示も、そのように明示的に提示されていない限り、本発明にとって重要又は本質的であると解釈されるべきではない。本明細書に列挙したものに加えて、本開示の範囲内の機能的に等価な方法及び装置が、上述した説明から、当業者には明らかであろう。そのような修正及び変形は、添付の請求項の範囲に入ることが意図されている。本開示は、添付の請求項の条項によってのみ限定されるものであり、かかる請求項が権利を有する均等物の完全な範囲とともに、限定されるものである。本開示は、特定の方法又はシステムに限定されないことを理解されたい。
前述した実施形態は、簡潔さのために、赤外線対応装置(すなわち赤外線放射装置及び受信機)の用語及び構造に関連して記載されている。しかしながら、記載されている実施形態は、これらのシステムに限定されるものではなく、他の形態の電磁波、又は音響波などの非電磁波を使用する他のシステムにも適用することができる。
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態のみを説明する目的のためであり、限定することを意図するものではないということも理解されたい。本明細書で使用されるとき、「ビデオ」という用語又は「画像」という用語は、スナップショット、単一画像、及び/又は経時的に表示される複数の画像のいずれかを意味し得る。別の例として、本明細書で言及される場合、「ユーザ機器」という用語及びその略語「UE」、「リモート」という用語並びに/又は「ヘッドマウントディスプレイ」という用語又はその略語「HMD」は、(i)無線送信及び/又は受信ユニット(WTRU)を意味するか、又は含むことができる。(ii)WTRUの複数の実施形態のいずれか、(iii)特にWTRUの一部若しくは全ての構造及び機能を有するように構成された無線対応及び/若しくは有線対応(例えばテザリング可能)デバイス、(iii)WTRUの全ての構造及び機能より少ない構造及び機能を有するように構成された無線対応及び/若しくは有線対応デバイス、又は(iv)その他、を意味し得る。本明細書に列挙された任意のWTRUを表すことができる例示的なWTRUの詳細は、図1A~図1Dに関して本明細書で提供される。別の例として、本明細書の上記及び下記に開示される様々な実施形態は、ヘッドマウントディスプレイを利用するものとして説明される。当業者であれば、ヘッドマウントディスプレイ以外のデバイスを利用することができ、本開示及び様々な開示された実施形態の一部又は全部を、過度の実験なしにそれに応じて変更することができることを認識するであろう。そのような他のデバイスの例は、適応現実体験を提供するための情報をストリーミングするように構成されたドローン又は他のデバイスを含み得る。
加えて、本明細書に提供されている方法は、コンピュータ又はプロセッサによって実行されるようにコンピュータ可読媒体に組み込まれたコンピュータプログラム、ソフトウェア、又はファームウェアにおいて実施され得る。コンピュータ可読媒体の例には、電子信号(有線又は無線接続を介して送信される)及びコンピュータ可読記憶媒体が含まれる。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、レジスタ、キャッシュメモリ、半導体メモリデバイス、内部ハードディスク及びリムーバブルディスクなどの磁気媒体、磁気光学媒体及びCD-ROMディスク及びデジタル多用途ディスク(digital versatile disk、DVD)などの光学媒体が挙げられるが、これらに限定されない。ソフトウェアに関連するプロセッサを使用して、WTRU、UE、端末、基地局、RNC、MME、EPC、AMF、又は任意のホストコンピュータで使用するための無線周波数トランシーバを実装してもよい。
本発明の範囲から逸脱することなく、上記で提供された方法、装置、及びシステムの変形が可能である。適用され得る多種多様な実施形態を考慮して、図示された実施形態は単なる例であり、添付の特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではないことを理解されたい。例えば、本明細書に提供されている実施形態は、ハンドヘルド装置を含み、この装置は、任意の適切な電圧を提供するバッテリなどの任意の適切な電圧源を含み得る、又はそのような電圧源を用いて利用され得る。本開示のプロセスフローにおいて、動作は、異なる順序及び/又は異なる回数で実行されてもよい。いくつかの動作はプロセスフローに含まれなくてもよく、又は他の動作がプロセスフローに追加されてもよいことに留意されたい。
更に、上記の実施形態では、処理プラットフォーム、コンピューティングシステム、コントローラ、及びプロセッサを含む他のデバイスに留意されたい。これらのデバイスは、少なくとも1つの中央処理装置(「CPU」)及びメモリを含み得る。コンピュータプログラミングの技術分野における当業者の慣例によれば、動作、及び演算又は命令の記号表現の言及は、様々なCPU及びメモリによって実施され得る。そのような動作及び演算又は命令は、「実行される」、「コンピュータによって実行される」、又は「CPUによって実行される」と言及されることがある。
当該技術分野における通常の技術を有する者には、動作及び記号的に表現された演算又は命令が、CPUによる電気信号の操作を含むことが理解されるであろう。電気システムは、電気信号の結果的な変換又は減少を引き起こすことができるデータビットを表し、メモリシステムのメモリ位置にデータビットを維持し、それによってCPUの動作及び他の信号の処理を再構成又は別の方法で変更する。データビットが維持されるメモリ位置は、データビットに対応する、又はデータビットを表す特定の電気的特性、磁気的特性、光学的特性、又は有機的特性を有する物理的位置である。実施形態は、上述したプラットフォーム又はCPUに限定されず、他のプラットフォーム及びCPUが、提供される方法をサポートし得ることを理解されたい。
データビットはまた、磁気ディスク、光ディスク、及びCPUによって読み取り可能な任意の他の揮発性(例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM))又は不揮発性(例えば、読み取り専用メモリ(ROM))大容量記憶システムを含むコンピュータ可読媒体上に維持されてもよい。コンピュータ可読媒体は、処理システム上に排他的に存在するか、又は処理システムに対してローカル又はリモートであり得る複数の相互接続された処理システム間で分散された、協調的又は相互接続されたコンピュータ可読媒体を含んでもよい。実施形態は、上述したメモリに限定されず、他のプラットフォーム及びメモリが、提供される方法をサポートし得ることを理解されたい。
例示的な実施形態において、本明細書に記載されている動作、プロセスなどのいずれも、コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータ可読命令として実装されてもよい。コンピュータ可読命令は、移動体、ネットワーク要素、及び/又は任意の他のコンピューティングデバイスのプロセッサによって実行され得る。
システムの態様のハードウェア実装とソフトウェア実装の間には、ほとんど区別がない。ハードウェア又はソフトウェアの使用は、一般に、(しかし、必ずしもそうとは限らないが、特定の状況では、ハードウェアとソフトウェアとの間の選択が重要になる場合がある)コスト対効率のトレードオフを表す設計選択である。本明細書に記載されているプロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が影響を受ける可能性があり得る様々なビークル(例えばハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェア)が存在し得、好ましいビークルは、プロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が配備される状況によって変化し得る。例えば、実装者が、速度及び正確性が最重要であると判定した場合、実装者は、主にハードウェア及び/又はファームウェアのビークルを選択することができる。柔軟性が最重要である場合、実装者は、主にソフトウェア実装を選択することができる。代替的に、実装者は、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェアの何らかの組み合わせを選択してもよい。
前述の詳細な説明では、ブロック図、フローチャート、及び/又は例の使用を通じて、デバイス及び/又はプロセスの様々な実施形態を示した。そのようなブロック図、フローチャート、及び/又は例が1つ以上の機能及び/又は動作を含む限り、そのようなブロック図、フローチャート、又は例内の各機能及び/又は動作は、広範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又は実質的にそれらの任意の組み合わせによって個別に及び/又は集合的に実装され得ることが当業者によって理解されよう。一実施形態において、本明細書に記載されている主題のいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Arrays、FPGA)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processors、DSP)、及び/又は他の集積形式を介して実装されてもよい。しかしながら、本明細書に開示されている実施形態のいくつかの態様は、その全体又は一部が、1つ以上のコンピュータ上で動作する1つ以上のコンピュータプログラムとして(例えば1つ以上のコンピュータシステム上で動作する1つ以上のプログラムとして)、1つ以上のプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして(例えば1つ以上のマイクロプロセッサ上で動作する1つ以上のプログラムとして)、ファームウェアとして、又はこれらの実質的に任意の組み合わせとして、集積回路において等価的に実装され得ること、並びに、回路を設計すること、及び/又は、ソフトウェア及び/若しくはファームウェアのコードを書くことが、この開示に照らして当業者の技術の範囲内であることが、当業者には認識されるであろう。加えて、本明細書に記載されている主題のメカニズムが、様々な形態のプログラム製品として配布され得ること、及び、本明細書に記載されている主題の例示的な実施形態が、配布を実際に行うために使用される特定のタイプの信号担持媒体にかかわらず適用されることが、当業者には理解されるであろう。信号担持媒体の例としては、フロッピーディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの記録可能型媒体、並びに、デジタル及び/又はアナログ通信媒体(例えば光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)などの送信型媒体が挙げられ、ただしこれらに限定されない。
本明細書に記載されている方法でデバイス及び/又はプロセスを説明し、その後、エンジニアリング手法を使用して、そのような説明されたデバイス及び/又はプロセスをデータ処理システムに統合することが、当該技術分野において一般的であることが、当業者には認識されるであろう。すなわち、本明細書に記載のデバイス及び/又はプロセスの少なくとも一部は、妥当な量の実験によってデータ処理システムに統合されてもよい。典型的なデータ処理システムは、一般に、システムユニットハウジング、ビデオ表示装置、揮発性及び不揮発性メモリなどのメモリ、マイクロプロセッサ及びデジタル信号プロセッサなどのプロセッサ、オペレーティングシステム、ドライバ、グラフィックユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどの計算エンティティ、タッチパッド若しくはスクリーンなどの1つ以上の対話デバイス、並びに/又は、フィードバックループ及び制御モータ(例えば、位置及び/又は速度を感知するフィードバック、コンポーネント及び/又は量を移動及び/又は調節する制御モータ)などの制御システム、のうちの1つ以上を含み得ることが、当業者には認識されるであろう。典型的なデータ処理システムは、データコンピューティング/通信システム及び/又はネットワークコンピューティング/通信システムに典型的に見られるような、任意の好適な市販の構成要素を利用して実施され得る。
本明細書に記載の主題は、異なる他の構成要素内に含まれるか、又は異なる他の構成要素と接続される異なる構成要素を示すことがある。そのような図示されたアーキテクチャは単なる例であり、実際には、同じ機能を達成する他の多くのアーキテクチャが実装され得ることを理解されたい。概念的には、同じ機能を達成するための構成要素の任意の配置は、所望の機能が達成され得るように、効果的に「関連付けられる」。したがって、特定の機能を達成するために組み合わされた本明細書における任意の2つの構成要素は、アーキテクチャ又は介在する構成要素に関係なく、所望の機能が達成されるように、互いに「関連付けられている」とみなすことができる。同様に、そのように関連付けられた任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に接続されている」、又は「動作可能に結合されている」とみなすこともでき、そのように関連付けることができる任意の2つの構成要素は、所望の機能を達成するために互いに「動作可能に結合可能」であるとみなすこともできる。動作可能に結合可能の具体例としては、物理的に嵌合可能かつ/若しくは物理的に相互作用する構成要素、及び/又は、無線で相互作用可能かつ/若しくは無線で相互作用する構成要素、及び/又は、論理的に相互作用するかつ/若しくは論理的に相互作用可能な構成要素が挙げられ、ただしこれらに限定されない。
本明細書における実質的に任意の複数形及び/又は単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈及び/又は用途に適切であるように、複数形から単数形に、かつ/又は単数形から複数形に変換することができる。本明細書では、明瞭にする目的で、様々な単数形/複数形の並べ換えが明示的に記載され得る。
当業者には理解されるように、書面による説明を提供するという観点など、あらゆる目的のために、本明細書に開示される全ての範囲は、その任意の可能な部分範囲及び部分範囲の組み合わせも包含している。任意の列挙された範囲は、同じ範囲が、少なくとも等しい2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1などに分解されることを十分に説明して可能にするものとして、容易に認識し得る。非限定的な例として、本明細書に記載されている各範囲は、下位3分の1、中央の3分の1、及び上位3分の1などに容易に分解され得る。また、当業者には理解されるように、「まで」、「少なくとも」、「より大きい」、「より小さい」などの全ての言葉は、言及された数を含み、かつ、上述したように更に部分範囲に分解され得る範囲を意味する。最後に、当業者には理解されるように、範囲は個々の各要素を含む。したがって、例えば、1~3個のセルを有するグループは、1個、2個、又は3個のセルを有するグループを指す。同様に、1~5個のセルを有するグループは、1個、2個、3個、4個、又は5個のセルを有するグループを指し、以下同様である。
好適なプロセッサとしては、例として、汎用プロセッサ、専用プロセッサ、従来型プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連付けられた1つ以上のマイクロプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途用標準製品(ASSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)回路、任意の他のタイプの集積回路(IC)、及び/又は状態機械が挙げられる。
WTRUは、例えば、ソフトウェア無線(Software Defined Radio、SDR)などのハードウェア及び/又はソフトウェアに実装されたモジュールと併せて使用され得、また、カメラ、ビデオカメラモジュール、テレビ電話、スピーカ電話、振動デバイス、スピーカ、マイクロフォン、テレビジョントランシーバ、ハンズフリー式ヘッドセット、キーボード、Bluetooth(登録商標)モジュール、周波数変調(FM)ラジオユニット、近距離無線通信(Near Field Communication、NFC)モジュール、LCDディスプレイユニット、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイユニット、デジタル音楽プレーヤ、メディアプレーヤ、ビデオゲームプレーヤモジュール、インターネットブラウザ、及び/又は無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)又は超広帯域(Ultra Wide Band、UWB)モジュールなどの他のコンポーネントに実装され得る。
様々な実施形態を通信システムに関して説明したが、システムは、マイクロプロセッサ/汎用コンピュータ(図示せず)上のソフトウェアに実装することができると企図される。特定の実施形態では、様々な構成要素の機能のうちの1つ以上は、汎用コンピュータを制御するソフトウェアに実装され得る。
加えて、本発明は、特定の実施形態を参照して本明細書に例示及び説明されるが、本発明は、示された詳細に限定されることを意図していない。むしろ、特許請求の範囲及びその等価物の範囲内において、しかも本発明から逸脱することなく、詳細に様々な修正を行うことができる。

Claims (16)

  1. プロセッサ及びメモリであって、前記プロセッサ及び前記メモリが、
    1つ以上のWTRUによって利用されるサイドリンクリソースの指示を要求するクエリを受信し、
    前記1つ以上のWTRUによって利用される1つ以上のサイドリンクリソースを示す応答を生成し、
    前記応答の優先度レベルを決定し、
    応答ウィンドウ内で前記応答を送信するように構成されている、プロセッサ及びメモリ
    を備える、無線送信/受信ユニット(wireless transmit/receive unit、WTRU)。
  2. 前記クエリが、チャネル予約クエリを含む、請求項1に記載のWTRU。
  3. 前記プロセッサ及び前記メモリが、前記応答の前記優先度レベルに基づいて、前記応答を送信するための前記応答ウィンドウを決定するように構成されている、請求項1に記載のWTRU。
  4. 前記プロセッサ及び前記メモリが、前記WTRUがサイドリンクリソース使用を監視していた時間の長さ、以前の期間にわたって前記WTRUによって受信されたサイドリンクリソース使用に関する他の応答の数、又はWTRUモビリティ状態のうちの1つ以上に基づいて、前記応答の前記優先度レベルを決定するように構成されている、請求項1に記載のWTRU。
  5. 前記プロセッサ及び前記メモリが、前記応答の前記決定された優先度レベルに基づいて、前記応答ウィンドウの時間リソース及び周波数リソースのうちの少なくとも1つを決定するように構成されている、請求項1に記載のWTRU。
  6. 前記プロセッサ及び前記メモリが、
    前記応答に対して衝突が発生したと判定し、
    前記衝突に基づいて前記応答ウィンドウを拡張し、
    前記拡張された応答ウィンドウにおいて、第2の応答であって、前記第2の応答が、前記応答の前記1つ以上のサイドリンクリソースの前記指示又は追加情報と、前記応答の前記1つ以上のサイドリンクリソースの前記指示とを含む、第2の応答を送信するように構成されている、請求項1に記載のWTRU。
  7. 前記応答ウィンドウに関連付けられたリソースが、1つ以上のWTRUによって利用されるサイドリンクリソースの指示を要求するクエリが前記WTRUによって受信されないという条件で、サイドリンク共有チャネル送信のために使用可能である、請求項1に記載のWTRU。
  8. 前記プロセッサ及び前記メモリが、
    前記クエリに対する前記応答を送信する前に、前記クエリに対する第2の応答であって、前記第2の応答が別のWTRUから受信される、第2の応答を受信し、
    前記第2の応答に含まれるサイドリンクリソース使用情報に基づいて前記応答を更新するように構成されている、請求項1に記載のWTRU。
  9. 前記決定された優先度が、第1の優先度レベルに対応し、前記プロセッサ及び前記メモリが、
    第2の優先度レベル応答に関連付けられた応答ウィンドウの間にレポート衝突が発生したと判定し、
    前記第2の優先度レベル応答に関連付けられた前記応答ウィンドウの間に前記レポート衝突が発生したと判定したことに基づいて、前記応答のための前記応答ウィンドウを調節し、
    前記第2の優先度レベルが、前記第1の優先度レベルよりも高い優先度レベルであるように構成されている、請求項1に記載のWTRU。
  10. 無線送信/受信ユニット(WTRU)で実装される方法であって、
    1つ以上のWTRUによって利用されるサイドリンクリソースの指示を要求するクエリを受信することと、
    前記1つ以上のWTRUによって利用される1つ以上のサイドリンクリソースを示す応答を生成することと、
    前記応答の優先度レベルを決定することと、
    応答ウィンドウ内で前記応答を送信することと、を含む、方法。
  11. 前記WTRUがサイドリンクリソース使用を監視していた時間の長さ、以前の期間にわたって前記WTRUによって受信された他の応答の数、又はWTRUモビリティ状態のうちの1つ以上に基づいて、前記応答の前記優先度レベルを決定することを更に含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記応答の前記決定された優先度レベルに基づいて、前記応答ウィンドウの時間リソース又は周波数リソースのうちの少なくとも1つを決定することを更に含む、請求項10に記載の方法。
  13. 前記応答に対して発生した衝突を判定することと、
    前記衝突に基づいて前記応答ウィンドウを拡張することと、
    前記拡張応答ウィンドウ中で、第2の応答であって、前記第2の応答が、前記応答の前記1つ以上のサイドリンクリソースの前記指示又は追加情報と、前記応答の前記1つ以上のサイドリンクリソースの前記指示とを含む、第2の応答を送信することと、
    を更に含む、請求項10に記載の方法。
  14. 前記応答ウィンドウが、スロット数に対応する、請求項10に記載の方法。
  15. 第1の優先度応答ウィンドウが、第2の優先度応答ウィンドウよりも時間的に早く生じる、請求項10に記載の方法。
  16. 前記第1の優先度応答ウィンドウが、前記第1の優先度応答ウィンドウに関連付けられた複数の優先度応答について衝突が発生するという条件で、前記第2の優先度応答ウィンドウ内に拡張される、請求項15に記載の方法。
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