JP2024516222A - チオフェン誘導体の結晶及びその製造方法 - Google Patents

チオフェン誘導体の結晶及びその製造方法 Download PDF

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リー、チーシアン
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ドンバオ パープル スター (ハンチョウ) バイオファーマシューティカル シーオー.,エルティーディー.
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Abstract

式(I)で表される化合物の結晶及びその製造方法を提供する。【化1】JPEG2024516222000032.jpg5366

Description

本発明は、チオフェン誘導体の結晶及びその製造方法に関し、具体的には式(I)で表される化合物の結晶及びその製造方法に関する。
本発明は下記の優先権を主張する:
CN202110472705.3、出願日:2021年04月29日;
CN202111112439.X、出願日:2021年09月18日。
痛風性関節炎は、一般的かつ複雑なタイプの関節炎である。人体の血液中の尿酸濃度が7mg/dLを超えると、尿酸は一ナトリウム塩の形で関節、軟骨、及び腎臓に沈着し、体の免疫システムを過剰(敏感)活性化させ、痛みを伴う炎症を引き起こす。一般的な発作部位は足の親指の関節、足首の関節、膝関節などである。高尿酸血症は痛風性関節炎の病理学的基礎である。高尿酸血症とは、人体内のプリン物質の新陳代謝の異常により、人体の尿酸の合成が増加するか、又は排泄が減少し、血液中の尿酸レベルが異常に高くなる状態を指す。国際的には、HUAの診断は次のように定義される:通常のプリン食の状態で、異なる日における2回の空腹時の血中尿酸レベルは:男性は>400μmol/L(6.8mg/dL)であり、女性は>360μmol/L(6mg/dL)である。尿酸排泄不良型、尿酸過剰生成型、混合型の3種類に分けられる。臨床研究の結果、原発性高尿酸血症の90%は尿酸排泄不良型に属することが示されている。
高尿酸血症は痛風と密接に関連しており、代謝性疾患(糖尿病、メタボリックシンドローム(metabolic syndrome、MS)、高脂血症など)、慢性腎臓病、心血管疾患、脳卒中の独立した危険因子である。従って、人体内の尿酸レベルを下げることは、高尿酸血症と痛風の治療と予防に使用できるだけではなく、高尿酸血症に関連する他の合併症のリスクも軽減することができる。
人体には2つのプリン源があり:内因性プリンは自己合成又は核酸分解から生じ(約600mg/d)、外因性プリンはプリン食の摂取から生じる(約100mg/d)。正常な状態では、体内の尿酸プールは1200mgであり、毎日約700mgの尿酸が生成され、そのうち2/3が腎臓から排泄され、1/3が腸から排泄され、また少量が汗腺から排泄される。従って、現在臨床で一般的に使用されている尿酸降下薬には、尿酸の生成を阻害するキサンチンオキシダーゼ(Xanthine Oxidase)阻害剤(アロプリノール及びフェブキソスタットなど)と尿酸を排泄するUrat1阻害剤(ベンズブロマロン及びレシヌラドなど)が含まれる。
キサンチンオキシダーゼは、ヒポキサンチンを触媒してキサンチンを生成し、それにより尿酸を生成させるだけではなく、キサンチンを直接触媒して尿酸を生成させる、特異性の低い酵素である。キサンチンオキシダーゼ阻害剤は高尿酸血症の第一選択治療薬であり、現在市販されている薬剤は主にアロプリノールとフェブキソスタットがある。しかし、そのような薬剤はすべての患者の臨床ニーズを満たすことができず、また、有意な副作用がある。アロプリノールは世界中で入手可能な唯一の尿酸降下治療薬であるが、重篤な皮膚有害事象を引き起こす可能性がある。アロプリノール関連の重篤な過敏反応は白血球抗原(HLA)-B*5801と密接に関連しており、HLA-B*5801陽性の中国人(6%~8%)の比率は白人(~2%)よりも高く、過敏反応のリスクが高い。フェブキソスタットの尿酸低下効果はアロプリノールよりも優れているが、80mg/日の高用量では、患者の40%~52%が予想される尿酸低下目標を達成できず、また、急性痛風発作を増加させる可能性がある。
市場には、安全で効果的な尿酸降下薬に対する臨床上のニーズがまだ満たされていない。
本発明は、粉末X線回折パターンが下記の2θ角:12.35±0.20°、15.05±0.20°、18.19±0.20°、20.10±0.20°、23.05±0.20°、25.05±0.20°、25.87±0.20°、27.16±0.20°において特徴的な回折ピークを有することを特徴とする、式(I)の化合物のA型結晶を提供する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記A型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:10.89±0.20°、12.35±0.20°、13.42±0.20°、15.05±0.20°、18.19±0.20°、20.10±0.20°、21.82±0.20°、23.05±0.20°、25.05±0.20°、25.87±0.20°、27.16±0.20°、30.28±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記A型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:6.72°、8.94°、10.89°、12.35°、13.42°、15.05°、17.26°、18.19°、18.70°、20.10°、21.82°、23.05°、24.28°、25.05°、25.87°、27.16°、29.41°、30.28°、30.89°、33.58°、36.29°、37.29°、38.99°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記A型結晶のXRPDパターンは基本的に図1に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記A型結晶のXRPDパターン解析データは表1に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記A型結晶の熱重量分析曲線は200℃±3℃で重量減少が1.96%に達する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記A型結晶のTGAパターンは図2に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記A型結晶の示差走査熱量曲線は244.3.0℃±2℃において一つの吸熱ピークの開始値を有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記A型結晶のDSCパターンは図3に示された通りである。
本発明は、粉末X線回折パターンが下記の2θ角:23.93±0.20°、24.73±0.20°、26.58±0.20°において特徴的な回折ピークを有することを特徴とする、式(I)の化合物のB型結晶を提供する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記B型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:13.02±0.20°、14.68±0.20°、16.44±0.20°、19.50±0.20°、22.69±0.20°、23.93±0.20°、24.73±0.20°、26.58±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記B型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:13.02±0.20°、14.68±0.20°、16.44±0.20°、19.50±0.20°、22.69±0.20°、23.93±0.20°、24.73±0.20°、25.87±0.20°、26.58±0.20°、28.98±0.20°、29.34±0.20°、31.86±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記B型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:5.37°、11.72°、13.02°、14.68°、15.44°、16.05°、16.44°、16.94°、18.68°、19.50°、20.69°、21.13°、21.32°、21.70°、22.41°、22.69°、23.46°、23.93°、24.73°、25.87°、26.58°、27.78°、28.98°、29.34°、29.66°、30.07°、31.26°、31.38°、31.86°、32.73°、33.71°、34.02°、34.68°、35.41°、36.64°、37.30°、37.86°、38.30°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記B型結晶のXRPDパターンは基本的に図4に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記B型結晶のXRPDパターン解析データは表2に示された通りである。
本発明は、粉末X線回折パターンが下記の2θ角:13.28±0.30°、15.34±0.30°、25.14±0.30°において特徴的な回折ピークを有することを特徴とする、式(I)の化合物の結晶を提供する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.11±0.30°、13.28±0.30°、15.34±0.30°、18.16±0.30°、22.06±0.30°、25.14±0.30°、26.75±0.30°、27.25±0.30°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.11±0.30°、11.21±0.30°、13.28±0.30°、15.34±0.30°、18.16±0.30°、22.06±0.30°、23.15±0.30°、25.14±0.30°、25.97±0.30°、26.75±0.30°、27.25±0.30°、30.82±0.30°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明は、粉末X線回折パターンが下記の2θ角:13.20±0.20°、15.26±0.20°、25.07±0.20°において特徴的な回折ピークを有することを特徴とする、式(I)の化合物の結晶を提供する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:13.20±0.20°、15.26±0.20°、18.08±0.20°、21.99±0.20°、25.07±0.20°、26.66±0.20°、28.38±0.20°、30.70±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.03±0.20°、11.13±0.20°、13.20±0.20°、15.26±0.20°、18.08±0.20°、21.99±0.20°、25.07±0.20°、26.66±0.20°、28.38±0.20°、29.41±0.20°、30.70±0.20°、38.53±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明は、粉末X線回折パターンが下記の2θ角:13.20±0.20°、18.08±0.20°、25.07±0.20°において特徴的な回折ピークを有することを特徴とする、式(I)の化合物のC型結晶を提供する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:13.20±0.20°、15.26±0.20°、18.08±0.20°、21.99±0.20°、25.07±0.20°、26.66±0.20°、28.38±0.20°、30.70±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:13.20±0.20°、15.26±0.20°、18.08±0.20°、21.99±0.20°、25.07±0.20°、25.38±0.20°、26.66±0.20°、30.70±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.03±0.20°、11.13±0.20°、13.20±0.20°、15.26±0.20°、18.08±0.20°、21.99±0.20°、25.07±0.20°、26.66±0.20°、28.38±0.20°、29.41±0.20°、30.70±0.20°、38.53±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.03±0.20°、13.20±0.20°、15.26±0.20°、18.08±0.20°、21.99±0.20°、25.07±0.20°、25.38±0.20°、26.66±0.20°、28.38±0.20°、29.41±0.20°、30.70±0.20°、38.53±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.03±0.20°、11.13±0.20°、13.20±0.20°、15.26±0.20°、18.08±0.20°、21.99±0.20°、24.09±0.20°、25.07±0.20°、25.38±0.20°、26.66±0.20°、27.17±0.20°、28.38±0.20°、29.41±0.20°、30.70±0.20°、31.02±0.20°、38.53±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:13.20±0.20°、25.07±0.20°において特徴的な回折ピークを有し、さらに18.08±0.20°、及び/又は9.03±0.20°、及び/又は11.13±0.20°、及び/又は15.26±0.20°、及び/又は18.92±0.20°、及び/又は21.99±0.20°、及び/又は24.09±0.20°、及び/又は25.38±0.20°、及び/又は26.66±0.20°、及び/又は27.17±0.20°、及び/又は28.38±0.20°、及び/又は29.41±0.20°、及び/又は30.70±0.20°、及び/又は31.02±0.20°、及び/又は33.67±0.20°、及び/又は35.40±0.20°、及び/又は36.35±0.20°、及び/又は37.26±0.20°、及び/又は38.53±0.20°において特徴的な回折ピークを有してもよい。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.03°、11.13°、13.20°、15.26°、18.08°、18.92°、21.99°、24.09°、25.07°、25.38°、26.66°、27.17°、28.38°、29.41°、30.70°、31.02°、33.67°、35.40°、36.35°、37.26°、38.53°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:5.66°、9.03°、11.13°、13.20°、13.70°、15.26°、17.25°、18.08°、18.92°、20.88°、21.99°、23.41°、24.09°、25.07°、25.38°、25.99°、26.66°、27.17°、28.38°、29.41°、29.98°、30.70°、31.02°、31.72°、33.67°、35.40°、36.35°、36.74°、37.26°、38.53°、39.80°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶のXRPDパターンは基本的に図5に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶のXRPDパターン解析データは表3に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶の熱重量分析曲線は200℃±3℃で重量減少が1.21%に達する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶のTGAパターンは図6に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶の示差走査熱量曲線は250.0℃±2℃において一つの吸熱ピークの開始値を有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記C型結晶のDSCパターンは図7に示された通りである。
本発明は、粉末X線回折パターンが下記の2θ角:6.71±0.20°、11.87±0.20°、25.21±0.20°において特徴的な回折ピークを有することを特徴とする、式(I)の化合物のD型結晶を提供する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記D型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:6.71±0.20°、11.87±0.20°、13.39±0.20°、15.44±0.20°、20.77±0.20°、22.16±0.20°、25.21±0.20°、27.05±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記D型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:6.71±0.20°、11.87±0.20°、13.39±0.20°、15.44±0.20°、16.32±0.20°、17.90±0.20°、20.77±0.20°、22.16±0.20°、24.31±0.20°、25.21±0.20°、27.05±0.20°、27.41±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記D型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:6.45°、6.71°、9.22°、10.40°、11.61°、11.87°、12.53°、13.39°、13.82°、15.44°、16.32°、17.37°、17.90°、18.27°、19.07°、19.67°、19.90°、20.77°、22.16°、24.31°、25.21°、26.10°、27.05°、27.41°、28.50°、29.59°、30.10°、30.89°、31.17°、32.81°、33.77°、34.17°、35.52°、36.57°、38.20°、38.68°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記D型結晶のXRPDパターンは基本的に図8に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記D型結晶のXRPDパターン解析データは表4に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記D型結晶の熱重量分析曲線は200℃±3℃で重量減少が1.14%に達する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記D型結晶のTGAパターンは図9に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記D型結晶の示差走査熱量曲線は251.4℃±2℃において一つの吸熱ピークの開始値を有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記D型結晶のDSCパターンは図10に示された通りである。
本発明は、粉末X線回折パターンが下記の2θ角:13.28±0.20°、15.34±0.20°、25.14±0.20°において特徴的な回折ピークを有することを特徴とする、式(I)の化合物のE型結晶を提供する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.11±0.20°、13.28±0.20°、15.34±0.20°、18.16±0.20°、22.06±0.20°、25.14±0.20°、26.75±0.20°、27.25±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.11±0.20°、12.43±0.20°、13.28±0.20°、15.34±0.20°、18.16±0.20°、22.06±0.20°、23.15±0.20°、25.14±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.11±0.20°、11.21±0.20°、13.28±0.20°、15.34±0.20°、18.16±0.20°、22.06±0.20°、23.15±0.20°、25.14±0.20°、25.97±0.20°、26.75±0.20°、27.25±0.20°、30.82±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.11±0.20°、11.21±0.20°、12.43±0.20°、13.28±0.20°、15.34±0.20°、18.16±0.20°、22.06±0.20°、23.15±0.20°、25.14±0.20°、25.97±0.20°、26.75±0.20°、27.25±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:13.28±0.20°、25.14±0.20°において特徴的な回折ピークを有し、さらに15.34±0.20°、及び/又は9.11±0.20°、及び/又は10.94±0.20°、及び/又は11.21±0.20°、及び/又は12.43±0.20°、及び/又は18.16±0.20°、及び/又は22.06±0.20°、及び/又は23.15±0.20°、及び/又は23.35±0.20°、及び/又は24.19±0.20°、及び/又は25.97±0.20°、及び/又は26.75±0.20°、及び/又は27.25±0.20°、及び/又は28.45±0.20°、及び/又は29.49±0.20°、及び/又は30.82±0.20°、及び/又は33.74±0.20°、及び/又は36.39±0.20°、及び/又は37.34±0.20°、及び/又は38.57±0.20°において特徴的な回折ピークを有してもよい。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.11±0.20°、10.94±0.20°、11.21±0.20°、12.43±0.20°、13.28±0.20°、15.34±0.20°、18.16±0.20°、22.06±0.20°、23.15±0.20°、23.35±0.20°、24.19±0.20°、25.14±0.20°、25.97±0.20°、26.75±0.20°、27.25±0.20°、28.45±0.20°、29.49±0.20°、30.82±0.20°、33.74±0.20°、36.39±0.20°、37.34±0.20°、38.57±0.20°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶の粉末X線回折パターンは下記の2θ角:9.11°、10.94°、11.21°、12.43°、13.28°、15.34°、17.39°、18.16°、20.18°、18.94°、20.95°、22.06°、23.15°、23.35°、24.19°、25.14°、25.97°、26.75°、27.25°、28.45°、29.49°、30.16°、30.82°、33.74°、35.45°、36.39°、37.34°、38.57°において特徴的な回折ピークを有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶のXRPDパターンは基本的に図11に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶のXRPDパターン解析データは表5に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶の熱重量分析曲線は200℃±3℃で重量減少が0.79%に達する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶のTGAパターンは図12に示された通りである。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶の示差走査熱量曲線は250.4℃±2℃において一つの吸熱ピークの開始値を有する。
本発明のいくつかの実施形態において、上記E型結晶のDSCパターンは図13に示された通りである。
本発明は、痛風及び高尿酸血症を治療するための医薬の製造における、式(I)の化合物のA型結晶、B型結晶、C型結晶、D型結晶及びE型結晶の使用をさらに提供する。
(発明の効果)
式(I)の化合物の結晶は物性が安定であり、吸湿性がなく、医薬としての期待が高い。
定義と説明
特に明記しない限り、本明細書で使用される下記の用語及び語句、下記の意味を有するものとする。特定の語句や用語は、特に定義されていない場合、不確定又は不明瞭であるとみなされるべきではなく、通常の意味に従って理解されるべきである。本明細書に商品名が記載されている場合、それは対応する商品名又はその有効成分を指すことを意図している。
本発明の中間体化合物は、下記に列挙される具体的な実施形態、他の化学合成方法との組み合わせによって形成される実施形態、及び当業者に周知の等価置換の方式を含む、当業者に周知の様々な合成方法によって製造することができ、好ましい実施形態には、本発明の実施例が含まれるが、これらに限定されない。
本発明の具体的な実施形態の化学反応は適切な溶媒中で完了し、前記溶媒は本発明の化学変化及びそれに必要な試薬と材料に適すべきである。本発明の化合物を得るために、当業者は、既存の実施形態に基づいて合成工程又は反応スキームを変更又は選択することが必要な場合がある。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、これらの実施例は本発明を何ら限定するものではない。
本発明で使用される溶媒はすべて市販されており、さらに精製することなく使用することができる。
化合物は、本分野の従来の命名原則又はChemDraw(登録商標)ソフトウェアに従って命名され、市販の化合物はサプライヤーのカタログで命名される。
本発明の化合物の構造は、当業者に周知の通常の方法によって確認することができ、本発明が化合物の絶対配置に関する場合、当該絶対配置は、当業者の通常の技術的手段によって確認することができる。例えば、単結晶X線回折法(SXRD)は、培養した単結晶をBruker D8 venture回折計で回折強度データを収集し、光源はCuKα線であり、走査方法はφ/ω走査であり、関連データを収集した後、さらに直接法(Shelxs97)を使用して結晶構造を解析し、絶対配置を確認することができる。
本発明で使用される溶媒は市販品から得ることができる。本発明において下記の略語が使用される:-OMOMはメトキシメチルエーテルを表し;HPEは100%阻害率活性を表し;ZPEは0%阻害率活性を表し;DPBSはダルベッコリン酸緩衝生理食塩水を表す。
本発明の粉末X線回折(X-ray powder diffractometer、XRPD)方法
装置モデル:Bruker社のD2 PHASER型X線回折装置
詳細なXRPDパラメーターは下記の通りである:
線源:Cu、k-Alphal(λ=1.54184オングストローム)
発光管電圧:30kV
発光管電流:10mA
発散スリット:0.6mm
主光路軸方向ソーラスリット:2.5°
二次光路軸方向ソーラスリット:2.5°
検出器スリット:5.827°
飛散防止スリット:0mm
走査軸:θs-θd
ステップサイズ:0.02deg
1ステップあたりの滞留時間:0.2秒
走査角度範囲:3~40deg
本発明の示差走査熱量分析(Differential Scanning Calorimeter、DSC)方法
装置モデル:TA DSC Q2000示差走査熱量計
試験方法:試料(~1mg)を採取し、DSCアルミニウム坩堝に置いて試験し、50mL/min N条件下で、10℃/minの昇温速度で、試料を30℃から250℃まで加熱する。
本発明の熱重量分析(Thermal Gravimetric Analyzer、TGA)方法
装置モデル:DISCOVERY TGA 5500熱重量分析装置
試験方法:試料(2~5mg)を採取し、TGA白金坩堝に置いて試験し、25mL/min N条件下で、10℃/minの昇温速度で、試料を室温から300℃まで加熱する。
本発明の動的水蒸気吸着分析(Dynamic Vapor Sorption、DVS)方法
装置モデル:Intrinsic動的水蒸気吸着装置
試験条件:試料(10~30mg)を採取し、DVS試料トレイに置いて試験する。
詳細なDVSパラメーターは下記の通りである:
温度:25℃
バランス:dm/dt=0.002%/min(最短:10min、最長:180min)
RH(%)試験勾配:10(90~0~90%)、5(90~95%)
RH(%)試験範囲:0%~95%~0%
吸湿性評価の分類は下記の表6に示された通りである。

注:ΔW%は、25±1℃、80±2%RHにおける試験品の吸湿重量増加を表す。
式(I)の化合物のA型結晶のCu-Kα線のXRPDパターンである。 式(I)の化合物のA型結晶のTGAパターンである。 式(I)の化合物のA型結晶のDSCパターンである。 式(I)の化合物のB型結晶のCu-Kα線のXRPDパターンである。 式(I)の化合物のC型結晶のCu-Kα線のXRPDパターンである。 式(I)の化合物のC型結晶のTGAパターンである。 式(I)の化合物のC型結晶のDSCパターンである。 式(I)の化合物のD型結晶のCu-Kα線のXRPDパターンである。 式(I)の化合物のD型結晶のTGAパターンである。 式(I)の化合物のD型結晶のDSCパターンである。 式(I)の化合物のE型結晶のCu-Kα線のXRPDパターンである。 式(I)の化合物のE型結晶のTGAパターンである。 式(I)の化合物のE型結晶のDSCパターンである。 式(I)の化合物のC型結晶のDVSパターンである。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、これらは本発明を何ら不利に限定するものではない。本発明を本明細書において詳細に説明したが、その具体的な実施形態も開示されており、当業者にとって、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明の具体的な実施形態に関して様々な変更及び改良を行うことが明らかである。
実施例1:式(I)の化合物のA型結晶の製造
ステップ1:化合物I-2の合成
カリウムtert-ブトキシド(234.26g、2.09mol)をジメチルスルホキシド(1200mL)に加え、室温条件下で清澄化するまで撹拌し、化合物I-1(200g、1.49mol)のジメチルスルホキシド(500mL)溶液を15~20℃で滴下し、滴下終了後、40分間撹拌し続けた。二硫化炭素(113.54g、1.49mol、90.11mL)を滴下し続け、反応溶液の温度が20℃を超えないように保ち、滴下終了後、20分間撹拌し続けた。カリウムtert-ブトキシド(100.40g、894.70mmol)をゆっくりと加え、反応溶液の温度を15~20℃に保ち、30分間撹拌した。次にブロモ酢酸エチル(498.05g、2.98mol、329.83mL)を滴下し、反応溶液の温度を15~20℃に保ち、この温度で1.5時間撹拌した。炭酸カリウム(206.09g、1.49mol)を加え、反応溶液を60℃まで昇温させ、1.5時間撹拌し続けた。反応溶液に1Lの水を加え、6Mの塩酸水溶液でpHを3~4に調節し、酢酸エチル(1.5L×2)で抽出し、合わせた有機相を飽和食塩水(200mL×3)で洗浄し、有機溶媒を減圧して除去し、得られた粗生成物をイソプロパノール(200mL)に加え、均一に撹拌し、15時間放置し、濾過し、45℃で1時間真空乾燥させて、化合物I-2を得た。H NMR (400MHz, CDCl) δ: 4.32 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 4.19 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.56 (s, 2H), 3.25 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.19 (t, J = 14.4 Hz, 2H), 2.26 - 2.17 (m, 2H), 1.37 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.27(t, J = 7.2Hz, 3H). MS m/z= 364.8 [M+H]
ステップ2:化合物I-3の合成
化合物I-2(282g、773.82mmol)をエタノール(3.5L)に溶解させ、ラネーニッケル(99.45g、1.16mol)を加え、窒素ガスで3回置換し、2.5MPAの水素ガス圧下で、85℃で48時間攪拌して反応させた。冷却させ、窒素ガス保護下で珪藻土で濾過し、濾液を減圧して溶媒を除去して、化合物I-3を得、この化合物をさらに精製せずに次のステップの反応に直接に使用した。H NMR (400MHz, CDCl) δ: 7.09 (s, 1H), 4.26 (q, J = 7.2 Hz, 2H), 3.20 (t, J = 6.8 Hz, 2H), 3.12 (t, J = 14.4 Hz, 2H), 2.20 - 2.10 (m, 2H), 1.30 (t, J = 6.8 Hz, 3H). MS m/z=247.0 [M+H]
ステップ3:化合物I-4の合成
化合物I-3(40.00g、162.42mmol)をメタノール(200mL)に溶解させ、水酸化ナトリウム(12.99g、324.84mmol)の水溶液200mLを加え、反応溶液を50℃まで昇温させ、2時間撹拌し続けた。有機溶媒を減圧して除去し、残留物に150mLの水を加え、6Mの塩酸水溶液でpHを2~3に調節し、大量の白色固体が析出した。濾過し、ケーキを100mLの水で洗浄し、50mLの石油エーテルで洗浄し、50℃で3時間真空乾燥させて、化合物I-4を得た。H NMR (400MHz, CDOD) δ: 7.38 (s, 1H), 3.33 - 3.17 (m, 4 H), 2.28 - 2.21 (m, 2H)。
ステップ4:化合物I-5の合成
化合物I-4(35.0g、160.39mmol)をテトラヒドロフラン(200mL)に溶解させ、カルボニルジイミダゾール(33.81g、208.51mmol)を加え、反応溶液を窒素ガス保護下で2時間撹拌し、アンモニア水(31.23g、240.58mmol、34.32mL)を加え、反応溶液を15時間撹拌し続けた。有機溶媒を減圧して除去し、得られた残留物に300mLの水を加え、10分間撹拌し、濾過し、ケーキを100mLの水で洗浄し、55℃で2.5時間真空乾燥させて、化合物I-5を得た。H NMR (400MHz, CDCl) δ: 7.09 (s, 1H), 5.72 (brs, 2H), 3.30 - 3.18 (m, 4H), 2.29 - 2.19 (m, 2H)。
ステップ5:化合物I-6の合成
化合物I-5(31g、142.70mmol)をN,N-ジメチルホルムアミド(200mL)に溶解させ、N-ブロモスクシンイミド(27.94g、156.97mmol)をバッチでゆっくりと加え、反応溶液を20℃で2時間撹拌し続けた。反応溶液を600mLの撹拌した水にゆっくりと注ぎ、大量の固体が析出し、10分間撹拌し、濾過し、ケーキを200mLの水で洗浄し、100mLの石油エーテルで洗浄し、50℃で2時間真空乾燥させて、化合物I-6を得た。H NMR (400MHz, CDCl) δ: 5.62 (brs, 2H), 3.25 (t, J = 7.2 Hz, 2H), 3.04 (t, J = 14.0 Hz, 2H), 2.26 - 2.18 (m, 2H)。
ステップ6:化合物I-7の合成
化合物I-6(48g、162.09mmol)及びトリエチルアミン(32.80g、324.18mmol、45.12mL)を酢酸エチル(250mL)に加え、窒素ガス保護下で0℃まで冷却させ、トリフルオロ酢酸無水物(44.26g、210.72mmol、29.31mL)を滴下し、反応溶液をこの温度で1時間撹拌し続け、20℃まで昇温させて0.5時間撹拌し続けた。反応溶液を250mLの酢酸エチルで希釈し、水(100mL×2)、飽和炭酸水素ナトリウム溶液(150mL)及び飽和食塩水(100mL)で順次に洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、有機溶媒を減圧して除去して、化合物I-7を得、この化合物をさらに精製せずに次のステップの反応に直接に使用した。H NMR (400MHz, CDCl) δ: 3.13 - 2.97 (m, 4H), 2.30 - 2.20 (m, 2H)。
ステップ7:化合物I-8の合成
化合物I-7(6.0g、21.57mmol)、化合物I-7-1(7.60g、23.73mmol)及び無水リン酸カリウム(9.16g、43.15mmol)をエチレングリコールジメチルエーテル(60mL)及び水(12mL)に加え、窒素ガス保護下で、Pd(dppf)Cl(394.64mg、539.34μmol)を加え、反応溶液を窒素ガス保護下で85℃まで昇温させて15時間撹拌し続けた。冷却させ、反応溶液に20mLの水及び100mLの酢酸エチルを加え、10分間撹拌し、濾過し、濾液から有機相を分離し、水相を酢酸エチル(30mL×3)で抽出し、合わせた有機相を飽和食塩水(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、有機溶媒を減圧して除去した。得られた粗生成物を酢酸エチル(80mL)に加え、活性炭(4g)及びパラジウム除去用シリカゲル(4g)を順次に加え、80℃まで昇温させて1時間撹拌し続け、冷却させ、珪藻土で濾過し、有機溶媒を減圧して除去した。得られた粗生成物を引き続きtert-ブチルメチルエーテル(25mL)で25℃で0.5時間スラリー化させ、濾過し、得られたケーキを45℃で1時間真空乾燥させて、化合物I-8を得た。H NMR (400MHz, CDCl) δ: 11.18 (s, 1H), 7.86 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 7.01 (d, J = 1.6 Hz, 1H), 6.92 - 6.90 (m, 1H), 3.24 (t, J = 14.4 Hz, 2H), 3.12 (t, J = 6.8Hz, 2H), 2.36 - 2.26 (m, 2H), 1.64 (s, 9H)。
ステップ8:式(I)の化合物のA型結晶の合成
化合物I-8(32g、81.75mmol)をトリフルオロ酢酸(250mL)に加え、反応溶液を20℃で1時間撹拌して反応させた。トリフルオロ酢酸を減圧して除去し、得られた残留物に水(300mL)を加え、完全に分散するまで室温で20分間スラリー化させ、濾過し、ケーキを水(200mL)で洗浄し、45℃で1時間真空乾燥させて、式(I)の化合物のA型結晶を得た。H NMR (400MHz, CDOD) δ: 8.03 - 7.96 (m, 1H), 7.12 - 7.06 (m, 2H), 3.36 - 3.29 (m, 2H), 3.16 - 3.07 (m, 2H), 2.44 - 2.30 (m, 2H)。A型結晶のXRPDパターンは図1に、TGAパターンは図2に、DSCパターンは図3に示された通りである。
実施例2:式(I)の化合物の製造
ステップ1:化合物I-4の合成
化合物I-3(2.5g、10.15mmol)をメタノール(10mL)に溶解させ、次に水(10mL)及び水酸化ナトリウム(1.62g、40.61mmol)を加えた。得られた反応溶液を40℃のオイルバスに置き、2時間撹拌して反応させた。反応溶液を減圧濃縮して半分を除去し、残留物に水(5mL)を加え、撹拌しながら6Mの塩酸でpHを2~3に調節し、大量の白色固体が析出した。濾過により固体を収集し、50℃で3時間真空乾燥させて、化合物I-4を得た。H NMR (400MHz, CDCl) δ: 7.28 (s, 1H), 3.30 (t, J=7.0 Hz, 2H), 3.22 (t, J=14.3 Hz, 2H), 2.25 (tt, J=6.8, 13.4 Hz, 2H)。
ステップ2:化合物I-5の合成
化合物I-4(500mg、2.29mmol)をジクロロメタン(5mL)に溶解させ、次にカルボニルジイミダゾール(445.83mg、2.75mmol)を加え、得られた反応溶液を窒素ガス保護下で1時間撹拌して反応させ、次にこの反応溶液を激しく撹拌したアンモニア水(2.87g、22.91mmol、3.15mL、含有量:28%)のテトラヒドロフラン(5mL)に注ぎ、30分間撹拌して反応させた。反応溶液を25℃で減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル(20mL×3)で抽出し、有機相を合わせ、スピン乾燥させて、粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル=0~45%)に付して、化合物I-5を得た。H NMR (400MHz, CDCl ) δ: 7.10 (s, 1H), 5.58 (br s, 2H), 3.28 (t, J=6.9 Hz, 2H), 3.21 (t, J=14.4 Hz, 2H), 2.24 (tt, J=6.9, 13.4 Hz, 2H)。
ステップ3:化合物2-4の合成
化合物I-5(320mg、1.47mmol)をDMF(3mL)に溶解させ、得られた溶液を0℃まで冷却させ、次に塩化シアヌル(298.81mg、1.62mmol)を加え、最終反応溶液を窒素ガス保護下で2時間撹拌して反応させた(この時大量の白色固体が析出した)。反応溶液を酢酸エチル(50mL)で希釈し、次に水(10mL×3)及び飽和食塩水(10mL)で洗浄し、有機相を適量の無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して乾燥剤を除去した。濾液を減圧して溶媒を除去して、粗生成物化合物2-4を得、粗生成物を次のステップの反応に直接に使用した。H NMR: (400MHz, CDCl) δ: 7.25 (s, 1H), 3.21 (t, J=14.3 Hz, 2H), 3.09 (t, J=6.9 Hz, 2H), 2.28 (tt, J=6.8, 13.2 Hz, 2H)。
ステップ4:化合物2-5の合成
化合物2-4(290mg、1.46mmol)を酢酸(2mL)に溶解させ、次に液体臭素(348.94mg、2.18mmol、112.56μL)を加え、得られた反応溶液を室温25℃で15時間攪拌して反応させた。反応溶液をスピン乾燥させ、残留物に酢酸エチル(30mL)を加え、次に飽和炭酸ナトリウムでpHを7~8に調節し、有機相を分離し、水相を酢酸エチル(30mL)で抽出した。有機相を合わせ、減圧濃縮して粗生成物を得た。粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル=0~5%)に付して、化合物I-7を得た。H NMR:(400MHz, CDCL) δ:3.10-2.99 m, 4H), 2.32-2.19 (m, 2H)。
ステップ5:化合物2-6の合成
化合物I-7(140mg、503.39μmol)、ホウ酸エステル2-5A(178.39mg、553.73μmol)、炭酸カリウム(139.14mg、1.01mmol)をジオキサン(3mL)及び水(0.6mL)に加え、次に[1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)(Pd(dppf)Cl)(36.83mg、50.34μmol)を加え、窒素ガス保護下で105℃のオイルバスに置き、15時間撹拌して反応させた。反応溶液をスピン乾燥させて粗生成物を得、粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/石油エーテル=0~25%)に付して、化合物2-6を得た。H NMR: (400MHz, CHCl) δ: 7.87 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.28 (d, J=1.6 Hz, 1H), 7.10 (dd, J=1.6, 8.0 Hz, 1H), 5.0 (s, 2H), 3.3 (s, 3H), 3.55(s, 3H), 3.23 (t, J=14.4 Hz, 2H), 3.13 (t, J=6.8 Hz, 2H), 2.39-2.24 (m, 2H)。
ステップ6:化合物2-7の合成
化合物2-6(105mg、266.90μmol)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解させ、次に水酸化リチウム一水和物水溶液(2M、533.80μL)を加え、得られた反応溶液を室温25℃で15時間攪拌して反応させた。40℃で反応溶液からテトラヒドロフランをスピン除去し、残留物を2Mの塩酸でpHを2~3に調節し、大量の固体が析出し、酢酸エチル(50mL)を加えて撹拌し、酢酸エチルを分離し、スピン乾燥させて、化合物2-7を得、粗生成物を次のステップの反応に直接に使用した。
ステップ7:式(I)の化合物の合成
化合物2-7(105mg、276.77μmol)をメタノール(1mL)に溶解させ、次に塩酸(60.55mg、1.66mmol、59.36μL)を加え、反応溶液が濁り、25℃で3時間攪拌して反応させた。反応溶液を40℃でスピン乾燥させ、得られた残留物を分取高速液体クロマトグラフィー(クロマトグラフィーカラム:Venusil ASB Phenyl 150×30mm×5μm;移動相:[水(0.05%のHCl)-ACN];ACN%:60%~90%、9min)で分離・精製して、式(I)の化合物を得た。H NMR (400MHz, CDOD) δ: 8.00 (d, J=8.0 Hz, 1H), 7.13 - 7.04 (m, 2H), 3.35-3.32 (m, 2H), 3.12 (t, J=7.2 Hz, 2H), 2.45-2.30 (m, 2H);MS (ESI) m/z: 334.02 [M-H]
実施例3:式(I)の化合物のB型結晶の製造
式(I)の化合物のA型結晶(20mg、0.06mmol)をジクロロメタン(1mL)に加え、次に25℃で120時間撹拌し続けた。濾過し、ケーキを50℃で2~5時間真空乾燥させて、式(I)の化合物のB型結晶を得た。B型結晶のXRPDパターンは図4に示された通りである。
実施例4:式(I)の化合物のC型結晶の製造
式(I)の化合物のA型結晶(1.0g、2.98mmol)を酢酸エチル(5mL)とn-ヘプタン(5mL)との混合溶媒に加え、次に25℃で72時間撹拌し続けた。濾過し、ケーキを45℃で2時間真空乾燥させて、式(I)の化合物のC型結晶を得た。C型結晶のXRPDパターンは図5に、TGAパターンは図6に、DSCパターンは図7に示された通りである。
実施例5:式(I)の化合物のD型結晶の製造
式(I)の化合物のA型結晶約20mgを秤量し、テトラヒドロフラン(0.4mL)と水(0.4mL)との混合溶媒に加え、固体が溶解するまで混合溶液を50℃で撹拌し、13℃まで冷却させ、72時間撹拌した。濾過し、ケーキを45℃で2時間真空乾燥させて、式(I)の化合物のD型結晶を得た。D型結晶のXRPDパターンは図8に、TGAパターンは図9に、DSCパターンは図10に示された通りである。
実施例6:式(I)の化合物のE型結晶の製造
式(I)の化合物のA型結晶(1.0g、2.98mmol)をテトラヒドロフラン(3.3mL)と水(6.6mL)との混合溶媒に加え、得られた混合物を25℃で72時間撹拌した。濾過し、ケーキを45℃で2時間真空乾燥させて、式(I)の化合物のE型結晶を得た。E型結晶のXRPDパターンは図11に、TGAパターンは図12に、DSCパターンは図13に示された通りである。
実施例7:式(I)の化合物のC型結晶の吸湿性研究
実験材料:
DVS Intrinsic動的水蒸気吸着装置
実験方法:
式(I)の化合物のC型結晶10~30mgを取り、DVS試料トレイに置いて試験する。
実験結果:
式(I)の化合物のC型結晶のDVSパターンは図14に示された通りであり、△W=0.196%である。
実験結論:
25℃及び80%RHにおける式(I)の化合物のC型結晶の吸湿性重量増加は0.196%であり、吸湿性がない。
実施例8:式(I)の化合物のC型結晶の固体安定性試験
『原薬及び製剤の安定性試験の指導原則』(中国薬局方2015年版第四部通則9001)に従って、高温(60℃、開放)、高湿度(室温/相対湿度92.5%、開放)及び強光照射(5000 lx、密閉)の条件における式(I)の化合物のC型結晶の安定性を考察した。
式(I)の化合物のC型結晶12部を平行に秤量し、1部あたり約1.5gとし、平型秤量瓶(70×35mm)又は使い捨てシャーレに置き、薄い層に広げた。それぞれ高温(60℃)、高湿度(25℃/92.5%湿度)、高温高湿度(40℃/75%湿度)及び光照射安定性の条件下に置いた。高温及び高湿度の条件下に置かれた試料は、アルミホイルで瓶の口を密封し、試料が周囲の空気と完全に接触できるようにアルミホイルにいくつかの小さな穴を開け、強光照射の条件下に置かれた試料は、石英ガラスの蓋で密封された。高温(60℃)及び高湿度(92.5%湿度、室温)の条件下に置かれた試料は、5日目、10日目にサンプリングして、試験し(外観、関連物質及び含有量)、高温高湿度(40℃/75%湿度)の条件下に置かれた試料は、1ヶ月目、2ヶ月目、3ヶ月目にサンプリングして、試験し(外観、関連物質及び含有量)、光照射の条件下に置かれた試料は、全照度が1.2×10Lux・hrに達したときにサンプリングし、試験し、試験結果を0日目の初期試験結果と比較し、試験結果は下記の表7に示された通りである:

結論:式(I)の化合物のC型結晶は、影響因子である高温、高湿度、強光照射条件及び加速条件下で良好な安定性を有する。

生物学的試験データ:
実験例1:キサンチンオキシダーゼ阻害活性試験
1.実験目的
キサンチンオキシダーゼ活性に対する化合物の阻害レベルを評価することである。
2.試薬
本研究で使用される主な試薬は、キサンチン(Sigma、商品番号:X4002-1G、バッチ番号:SLBB5664V)とキサンチンオキシダーゼ(Sigma、商品番号:X4376-5UN、バッチ番号:SLBQ1518V)である。
3.機器
本研究で使用される主な機器は、多機能マイクロプレートリーダーである。
4.実験方法
1)化合物のバックグラウンド対照ウェルとHPE(100%阻害率活性)陽性対照ウェルに50μLのダルベッコリン酸緩衝生理食塩水(DPBS)を加えた。
2)2U/mLのキサンチンオキシダーゼをDPBSで0.04U/mLに希釈し、化合物活性試験ウェルとZPE(0%阻害率活性)陰性対照ウェルに50μLのキサンチンオキシダーゼを加えた。
3)化合物をDMSOで3倍勾配で8ポイントに希釈し、次に化合物をDPBSで希釈し、各ウェルに50μLを加え、三つの複製ウェルとした。HPE(100%阻害率活性)陽性対照ウェルとZPE(0%阻害率活性)陰性対照ウェルの各ウェルに50μLのDPBSを加えた。
4)200mMのキサンチンをDPBSで300μMに希釈した。各ウェルに100μLのキサンチンを加え、室温で30分間反応させ、各ウェルのキサンチンオキシダーゼの最終濃度は0.01U/mLであり、各ウェルのDMSOの最終濃度は0.5%であった。HPE(100%阻害率活性)陽性対照ウェルにはキサンチンが含まれるがキサンチンオキシダーゼは含まれず、ZPE(0%阻害率活性)陰性対照ウェルにはキサンチンとキサンチンオキシダーゼが含まれ、化合物バックグラウンド対照ウェルには様々な濃度の化合物とキサンチンが含まれるがキサンチンオキシダーゼは含まれなかった。
5)290nmでの吸光度を分光光度計で検出した。
6)データ分析:下記の式に従ってキサンチンオキシダーゼに対する各ウェルの阻害率を計算した。

*ODtest sampleは、化合物、キサンチン及びキサンチンオキシダーゼを含む化合物活性試験ウェルの光学密度(optical density)値である。
ODcompound controlは、化合物とキサンチンを含み、キサンチンオキシダーゼを含まない、様々な濃度の試験化合物のバックグラウンド光学密度(optical density)値である。
ODZPEは、0.5%のDMSO、キサンチン及びキサンチンオキシダーゼを含む、阻害活性のない対照ウェルの光学密度(optical density)値の平均値である。
ODHPEは、0.5%のDMSO及びキサンチンを含み、キサンチンオキシダーゼを含まない、100%阻害活性対照ウェルの光学密度(optical density)値の平均値である。
7)GraphPad Prismソフトウェアを使用して、化合物の阻害率データ(阻害率%)に対してlog(agonist)vs.response--Variable slope非線形フィッティング分析を行い、化合物のIC50値を得、フィッティング式は次の通りである:
Y=Bottom+(Top-Bottom)/(1+10^((LogIC50-X)×HillSlope))
5.実験結果
実験結果は表8に示された通りである。

実験結論:本発明の化合物は良好なキサンチンオキシダーゼ阻害活性を有する。
実験例2:尿酸摂取に対する化合物の阻害活性試験
1.実験目的
本研究では、ヒトUrat1遺伝子を安定的にトランスフェクトした細胞株を使用して、尿酸摂取に対する試験化合物の阻害活性を評価した。
2.実験材料
2.1 細胞株
ヒトUrat1遺伝子を安定的にトランスフェクトした細胞株は、Wuxi APPTEC(Shanghai) Co., Ltd.によって構築された。ヒトUrat1遺伝子を安定的にトランスフェクトした細胞株(Urat1-MDCK)は、ヒトUrat1遺伝子をMDCK細胞によってトランスフェクトし、G418によってスクリーニングして得られた。細胞株は、10%のウシ胎児血清(FBS)、100U/mlのペニシリン、100μg/mlのストレプトマイシン、2mMのL-グルタミンと、1%の非必須アミノ酸、及び250μg/mlのG418を含むMEM培地で培養された。
2.2 試薬
本研究で使用される主な試薬は、14C-尿酸(ARC、商品番号:ARC-0513、バッチ番号:200122)である。
2.3 機器
本研究で使用される主な機器は、液体シンチレーションアナライザー(Perkin Elmer、Tri-Carb 4910TR)である。
3.実験方法
3.1 細胞のプレーティング
3.1.1 T150細胞培養フラスコで培養したUrat1-MDCK細胞を0.25%のトリプシンで消化した後、新鮮な培地で希釈して200000細胞/mlの懸濁液に調節した。
3.1.2 細胞を48ウェル細胞培養プレートに1ウェル当たり0.5mlで播種し、最終細胞密度は100000細胞/ウェルであった。
3.1.3 細胞培養プレートを37℃、5%のCOインキュベーターに置き、一晩培養した。
3.2 化合物の処理と検出
3.2.1 化合物をDMSOで5倍勾配で4ポイントに希釈し、希釈後の濃度は最終検出濃度の200倍であった。次に、化合物をHBSS緩衝液で10倍に希釈した。
3.2.2 10mMの14C-尿酸濃縮ストック溶液をHBSS緩衝液で1mMに希釈した。
3.2.3 細胞培養プレートを一晩培養した後、培養プレート内の細胞培養培地を除去し、HBSS緩衝液で細胞を3回洗浄し、各ウェルに90μlのHBSS緩衝液を加えた。
3.2.4 5μlの希釈した化合物を各ウェルに加え、細胞を37℃、5%のCOインキュベーターに置き、20分間培養した。各ウェルのDMSOの含有量は0.5%であった。試験化合物(10μM)を100%阻害率対照として使用し、0.5%のDMSOを0%阻害率対照として使用した。
3.2.5 5μlの希釈した14C-尿酸を細胞プレートの各ウェルに加え、各ウェルの尿酸の最終濃度は50μMであった。細胞を37℃、5%のCOインキュベーターに置き、15分間培養した。次に、細胞を予め冷却させたHBSS緩衝液で3回洗浄した。
3.2.6 0.1MのNaOH150μlを各ウェルに加え、細胞を10分間溶解させた。
3.2.7 細胞溶解液を液体シンチレーション検出ボトルで収集し、検出のために各ボトルに2mlのシンチレーション液を加えた。
3.2.8 各チューブの試料の14C含有量は液体シンチレーションアナライザーで検出された。
3.2.9 データ分析:

*CPDは化合物ウェルの放射性シグナル値である。
HCは0%阻害率対照ウェルの放射性シグナルの平均値である。
LCは100%阻害率対照ウェルの放射性シグナルの平均値である。
3.2.10 GraphPad Prismソフトウェアを使用して、非線形回帰log(inhibitor)vs.response--Variable slope方法で下記の式に従って用量-反応曲線をフィッティングし、化合物のIC50値とIC90値を得た。
Y=Bottom+(Top-Bottom)/(1+10^((LogIC50-X)×HillSlope))
4.実験結果
実験結果は表9に示された通りである。

実験結論:本発明の化合物は良好な尿酸摂取阻害活性を有する。
実験例3:肝細胞における代謝安定性(HMS)研究
1.実験目的
ヒト及びラットの肝細胞における試験化合物の代謝安定性を試験することである。
2.実験材料
2.1 試験化合物(10mM)、対照化合物:7-エトキシクマリン(7-Ethoxycoumarin、30mM)、7-ヒドロキシクマリン(7-Hydroxycoumarin、対照化合物、30mM)
2.2 細胞
細胞の情報は表10に示された通りである。

2.3 緩衝系:
解凍培地:ウィリアム培地Eは、5%のウシ胎児血清と30%のパーコール溶液及びその他の補助化合物を含む。
培養培地:2mMのL-グルタミン及び25mMの2-[4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジニル]エタンスルホン酸を含むウィリアム培地E(フェノールレッドを含まない)。
終止液:200ng/mLのトシルアミド及びラベタロールを内部標準として含むアセトニトリル。
希釈液:超純水。
3.実験方法
1)正確な量の陽性対照化合物をジメチルスルホキシド(DMSO)に溶解させ、30mMの溶液を調製した。
2)96ウェルプレート上で10mMの試験化合物及び30mMの陽性対照化合物をDMSOで1mM及び3mMに希釈した。
3)1mMの試験化合物及び3mMの陽性対照化合物をアセトニトリルで100μM及び300μMの定量溶液に希釈した。
4)凍結保存下細胞を解凍し、分離して培地に懸濁させ、予熱した培地で0.5×10細胞/mLに希釈した。
5)198μLの予熱した細胞懸濁液を96ウェルプレートに加えた。
6)100μLの終止液を予め標識された96ウェルプレートのセットに移した(200ng/mLのトシルアミド及び200ng/mLのラベタロールを内部標準として含むアセトニトリル)。
7)2μLの100μM試験化合物又は300μMの陽性対照定量溶液を96ウェルプレートの各ウェルに2回ずつ加えた。
8)T0試料の場合、均一な懸濁液になるまで約1分間混合し、直ちに各試料20μLを100μLの氷冷終止液を含むウェルに移し、混合した。
9)すべてのプレートを95%加湿インキュベーターの中で、5%のCOで、37℃で培養し、約600rpmの所定の振盪で反応を開始させた。
10)15、30、60、90分の時点で試料を混合し、次に各時点で各試料20μLを100μLの氷冷終止液を含むウェルに移し、混合した。
11)細胞懸濁液以外の同じ成分を各ウェルに加えることにより、T0及びT90で培地対照(MC)試料プレート(T0-MC及びT90-MCと標識した)を製造した。最終濃度表を作成した。
12)対応する各時点で、プレートをインキュベーターから取り出し、100μLの氷冷終止液と混合して反応を終止させた。
13)直ちにプレートをプレートシェーカーで500rpmで10分間ボルテックスした。次に、すべての試料プレートを3220xgで4℃で20分間遠心分離した。
14)遠心分離後、35μL/ウェルの試料プレートの上清を、70μLの超純水を含む別のセットの予め標識された96ウェルプレートに移した。
15)分析プレートを密封し、LC-MS-MS分析まで4℃で保存した。
下記の式により試験化合物と対照化合物の残存率を求めた。

時間対残存率の対数をプロットすることにより、肝細胞における試験化合物と対照化合物の消失速度定数kを計算し、消失速度kにより半減期(T1/2)及び体外固有クリアランス(CLint)を求め、式は下記の通りである:
1/2=0.693/k
CLint(hep)=k/1mLあたりの細胞量(million cells/mL)
CLint(liver)=CLint(hep)×肝臓重量対体重比×肝臓1gあたりの肝細胞数
式の各種のパラメーターは下記の表11に示された通りである:
4.実験結果
結果は表12に示された通りである。

実験結論:本発明の化合物は、ヒト肝細胞では中程度に除去され、ラット肝細胞では高度に除去される。
実験例4.膜透過性MDR1試験
1.実験目的:
MDR1-MDCK II細胞は、ヒトMDR1遺伝子をトランスフェクトしたMadin-Darbyイヌ腎臓細胞であり、P-gpを安定かつ高発現することができる。本研究の目的は、MDR1-MDCK II細胞モデルにわたる化合物の双方向透過性を試験し、化合物が外部に排出されて輸送されるか否かを評価することである。
2.細胞培養:
MDR1-MDCK II細胞(オランダがん研究所のPiet Borstから入手した)を2.5×10細胞/mLの密度で96ウェルインサートシステムのポリエチレン膜(PET)に接種し、4~7日目に、コンフルエントな細胞単層を形成させた。
3.実験方法
試験化合物を輸送緩衝液(HBSS、DMSOを含む10mMのHepes、pH:7.4)で希釈し、濃度は2μM(DMSO<1%)であり、細胞単層の頂端側又は基底外側にコーティングした。AからB方向又はBからA方向への試験化合物を繰り返し試験し、ジゴキシンはAからB方向又はBからA方向へ10μMで試験し、ナドロール及びメトプロロールはAからB方向へ2μMで試験し、プレートを37±1℃のCOインキュベーター中で、飽和湿度5%のCO中で振盪せずに2.5時間培養し、さらに、各化合物の流出比を測定し、試験化合物及び参照化合物について定量化した。分析物/ISのピーク面積比に基づいて、LC/MS/MSで分析した。輸送測定後、ルシファーイエロー拒絶測定を使用して細胞単層の完全性を決定した。頂端室及び基底外側室から緩衝液を除去し、次にそれぞれ輸送緩衝液に75μLの100μMルシファーイエローを加え、頂端及び基底外側室に250μLの輸送緩衝液を加えた。プレートを37℃、5%のCO及び飽和湿度で振盪せずに30分間培養した。30分間培養した後、頂端から20μLのルシファーイエロー試料を採取し、次に60μLの輸送緩衝液を加えた。次に、基底外側から80μLのルシファーイエロー試料を採取した。Envisionマイクロプレートリーダーを使用して425/528nm(励起/発光)でルシファーイエローの相対蛍光単位(RFU)を測定した。
4.データ計算
下記の式を使用して、見かけの透過係数(Papp、cm/s)、外排率、及び回収率を計算した。
見かけの透過係数(Papp、cm/s)は、下記の式を使用して計算される。
app=(dC/d)×V/(A×C
dC/dは単位時間当たりの受け端の化合物の累積濃度(μM/s)であり、Vは受け端の溶液の体積(頂端及び基底端の溶液体積はそれぞれ0.075mLと0.250mLである)であり、Aは細胞単層の相対表面積(0.0804cm)であり、Cは投与端の試験物質の初期濃度(nM)又は参照物質のピーク面積比である。
外排比は下記の式を使用して計算される。
外排比=Papp(BA)/Papp(AB)
回収率は下記の式を使用して計算される。
%回收率=100×[(V×C)+(V×C)]/(V×C
は投与端の試験物質の初期濃度(nM)又は参照物質のピーク面積比であり、Vは投与端の体積(頂端側は0.075mLであり、基底端側は0.250mLである)であり、C及びCはそれぞれ投与端と受け端の試験物質の最終濃度(nM)又は参照物質のピーク面積比である。
基底外側のウェルにおけるルシファーイエローのパーセンテージは、下記の式を使用して計算される。

ここで、RFUApical及びRFUBasolateralは、それぞれ頂端及び基底外側のウェルにおけるルシファーイエローの相対蛍光単位値であり、VApical及びVBasolateralウェルは、それぞれ頂端及び基底外側のウェルの体積(0.075mL及び0.25mL)である。ルシファーイエローの%は2未満である必要がある。
5.実験結果
結果は表13に示された通りである。

実験結論:本発明の化合物は高い透過性を有する化合物である。
実験例5:シトクロムP450アイソザイム阻害活性試験
1.実験目的
ヒトシトクロムP450アイソザイムの異なるアイソフォームに対する試験化合物の阻害活性を測定することである。
2.実験方法
試験化合物、標準阻害剤(最終濃度100倍)及び混合基質作業溶液を製造し、-80℃の冷蔵庫で凍結したミクロソーム(Corning Incから購入した)を取り出して解凍した。20μLの試験化合物及び標準阻害剤溶液を対応するウェルに加え、同時に20μLの対応する溶媒を阻害剤のない対照ウェル(NIC)及び空白対照ウェル(Blank)に加えた。次に20μLの混合基質溶液を空白ウェルを除く対応するウェルに加えた(20μLのリン酸緩衝液(PB)を空白ウェルに加えた)。ヒト肝ミクロソーム溶液を準備し(使用後、日付を記入し、直後に冷蔵庫に戻した)、次に158μLのヒト肝ミクロソーム溶液をすべてのウェルに加えた。上記の試料プレートを37℃の水浴中で予め培養し、補酵素因子(NADPH)溶液を準備した。10分後、20μLのNADPH溶液をすべてのウェルに加え、試料プレートをよく振盪した後、37℃の水浴中で10分間培養した。対応する時点で、400μLの冷アセトニトリル溶液(内部標準は200ng/mLのトルブタミド及びラベタロールである)を加えて反応を終止させた。試料プレートをよく混合した後、4000rpmで20分間遠心分離してタンパク質を沈殿させた。200μLの上清を採取し、100μLの水に加え、よく振盪してLC/MS/MSで検出した。
3.実験結果
結果は表14に示された通りである。

実験結論:本発明の化合物は、CYP1A2、CYP2C19、CYP2D6及びCYP3A4-Mに対して非常に低い阻害活性を有し、CYP2C9に対して中等度の阻害活性を有する。
実験例6:SDラットにおける薬物動態
1.実験目的:
SDラットにおける試験化合物の薬物動態を試験することである。
2.実験材料:
Sprague Dawleyラット(オス、180~350g、6~10週齢、Beijing Vital River Laboratory Animal Technology Co., Ltd.)
3.実験方法:
化合物を5%のDMSO/10%のSolutol/85%の水と混合し、撹拌及びボルテックスし、0.6mg/mLの透明な溶液を調製して、注射群の投与に使用し、微多孔膜で濾過して使用した。化合物を5%のDMSO/10%のSolutol/85%の水と混合し、撹拌及びボルテックスし、1mg/mLの透明な溶液を調製して、経口投与に使用した。6匹のオスのSDラットを2群に分けた。群1の動物には単回静脈内投与し、投与量は3mg/kgであり、溶媒は5%のDMSO/10%のSolutol/85%の水であり、投与量は5mL/kgであった。群2の動物には10mg/kgの試験化合物を単回胃内経口投与し、経口溶媒は5%のDMSO/10%のSolutol/85%の水であり、経口投与量は10mL/kgであった。投与後0時間(胃内投与群のみ)、0.083時間(静脈内注射群のみ)、0.25時間、0.5時間、1時間、2時間、4時間、8時間、及び24時間後に全血を採取した。3200gの全血を4℃で10分間遠心分離して血漿を得、LC/MS/MS法により血漿中の化合物及び尿酸の濃度(胃内投与群のみ)を測定し、Phoenix WinNonlinソフトウェアを使用して、ピーク濃度、ピーク時間、クリアランス率、半減期、薬物濃度-時間曲線下面積、バイオアベイラビリティなどの薬物動態パラメータを計算した。
実験結果は下記の表15に示された通りである。

実験結論:本発明の化合物は、良好な薬物動態特性及び高い経口バイオアベイラビリティを有する。ここで、Cは初期濃度であり、T1/2は消失半減期であり、Vdssは定常状態における見かけの分布容積であり、Clは総クリアランス率であり、AUC0-lastは0時間から最終定量可能時点までの血漿濃度-時間曲線下面積であり、AUC0-infは0時間から無限大時間まで外挿した時の血漿濃度-時間曲線下面積であり、Cmaxはピーク濃度であり、Tmaxは血中濃度がピーク時間である。

Claims (19)

  1. 粉末X線回折パターンが下記の2θ角:13.20±0.20°、15.26±0.20°、18.08±0.20°、21.99±0.20°、25.07±0.20°、25.38±0.20°、26.66±0.20°、30.70±0.20°において特徴的な回折ピークを有する、式(I)の化合物のC型結晶。
  2. 粉末X線回折パターンが下記の2θ角:9.03±0.20°、13.20±0.20°、15.26±0.20°、18.08±0.20°、21.99±0.20°、25.07±0.20°、25.38±0.20°、26.66±0.20°、28.38±0.20°、29.41±0.20°、30.70±0.20°、38.53±0.20°において特徴的な回折ピークを有する、請求項1に記載のC型結晶。
  3. 粉末X線回折パターンが下記の2θ角:13.20°、15.26°、18.08°、21.99°、25.07°、25.38°、26.66°、30.70°において特徴的な回折ピークを有する、請求項2に記載のC型結晶。
  4. 粉末X線回折パターンが下記の2θ角:5.66°、9.03°、11.13°、13.20°、13.70°、15.26°、17.25°、18.08°、18.92°、20.88°、21.99°、23.41°、24.09°、25.07°、25.38°、25.99°、26.66°、27.17°、28.38°、29.41°、29.98°、30.70°、31.02°、31.72°、33.67°、35.40°、36.35°、36.74°、37.26°、38.53°、39.80°において特徴的な回折ピークを有する、請求項3に記載のC型結晶。
  5. XRPDパターンが基本的に図5に示された通りである、請求項1~4のいずれか一項に記載のC型結晶。
  6. 熱重量分析曲線が200℃±3℃で重量減少が1.21%に達する、請求項1~4のいずれか一項に記載のC型結晶。
  7. TGAパターンが図6に示された通りである、請求項6に記載のC型結晶。
  8. 示差走査熱量曲線が250.0℃±2℃において一つの吸熱ピークの開始値を有する、請求項1~4のいずれか一項に記載のC型結晶。
  9. DSCパターンが図7に示された通りである、請求項8に記載のC型結晶。
  10. 粉末X線回折パターンが下記の2θ角:9.11±0.20°、12.43±0.20°、13.28±0.20°、15.34±0.20°、18.16±0.20°、22.06±0.20°、23.15±0.20°、25.14±0.20°において特徴的な回折ピークを有する、式(I)の化合物のE型結晶。
  11. 粉末X線回折パターンが下記の2θ角:9.11±0.20°、11.21±0.20°、12.43±0.20°、13.28±0.20°、15.34±0.20°、18.16±0.20°、22.06±0.20°、23.15±0.20°、25.14±0.20°、25.97±0.20°、26.75±0.20°、27.25±0.20°において特徴的な回折ピークを有する、請求項10に記載のE型結晶。
  12. 粉末X線回折パターンが下記の2θ角:9.11°、12.43°、13.28°、15.34°、18.16°、22.06°、23.15°、25.14°において特徴的な回折ピークを有する、請求項11に記載のE型結晶。
  13. 粉末X線回折パターンが下記の2θ角:9.11°、10.94°、11.21°、12.43°、13.28°、15.34°、17.39°、18.16°、18.94°、20.18°、20.95°、22.06°、23.15°、23.35°、24.19°、25.14°、25.97°、26.75°、27.25°、28.45°、29.49°、30.16°、30.82°、33.74°、35.45°、36.39°、37.34°、38.57°において特徴的な回折ピークを有する、請求項12に記載のE型結晶。
  14. XRPDパターンが基本的に図11に示された通りである、請求項10~13のいずれか一項に記載のE型結晶。
  15. 熱重量分析曲線が200℃±3℃で重量減少が0.79%に達する、請求項10~13のいずれか一項に記載のE型結晶。
  16. TGAパターンが図12に示された通りである、請求項15に記載のE型結晶。
  17. 示差走査熱量曲線が250.4℃±2℃において一つの吸熱ピークの開始値を有する、請求項10~13のいずれか一項に記載のE型結晶。
  18. DSCパターンが図13に示された通りである、請求項17に記載のE型結晶。
  19. 痛風及び高尿酸血症を治療するための医薬の製造における、請求項1~9のいずれか一項に記載のC型結晶又は請求項10~18のいずれか一項に記載のE型結晶の使用。
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