JP2024514504A - 測位情報報告方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

この出願の実施形態は、測位情報報告方法及び装置を提供し、通信技術の分野に関係し、測位技術における測定誤差を低減し、測位精度を向上させる。本方法は、端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素のものである角度補助情報を含む要求位置情報を取得することを含む。角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示してもよい。端末デバイスは、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信する。測定結果は、端末デバイスによって、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて測定した結果であってもよい。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示してもよい。

Description

この出願は、2021年4月2日に中国国家知識産権局に出願された「POSITIONING INFORMATION REPORTING METHOD AND APPARATUS」と題する中国特許出願第202110365571.5号に対する優先権、及び2021年8月24日に中国国家知識産権局に出願された「POSITIONING INFORMATION REPORTING METHOD AND APPARATUS」と題する中国特許出願第202110975593.3号に対する優先権を主張し、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
この出願は、通信技術の分野に関係し、特に、測位情報報告方法及び装置に関係する。
通信技術の急速な発展に伴い、通信システムは、測位技術の精度に対する要求がますます高くなっている。例えば、測位技術は、上りリンク測位技術、下りリンク測位技術、及び、上り/下りリンク測位技術を含んでもよい。
位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって報告される端末デバイスと複数のアクセス・ネットワーク要素との間の信号遅延に基づいて、測位技術、例えば、下りリンク到達時間差(downlink time difference of arrival、DL-TDOA)技術、マルチラウンドトリップ時間(multi-round-trip time、Multi-RTT)技術を使用して、遅延を測定することによって、端末デバイスの位置情報を決定してもよいし、端末デバイスよって報告される端末デバイスと複数のアクセス・ネットワーク要素との間の参照信号受信電力(reference signal received power、RSRP)の測定値と、各アクセス・ネットワーク要素の送信ビーム・パターンとに基づいて、測位技術、例えば、下りリンク時間発射角(downlink time angle of departure、DL-AOD)技術を使用して、角度を測定することによって、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
信号は、ライン・オブ・サイト(line of sight、LOS)パスを使用して、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素との間の直線ラインで送信されてもよいし、ノン・ライン・オブ・サイト(non-line of sight、NLOS)パスを使用して、反射や回折を介して送信されてもよいため、端末デバイスが、前述の測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するときに、端末デバイスが、NLOSパスを使用して送信された信号を測定する場合、測定を介して取得された信号の遅延誤差又はRSRP誤差が大きい。その結果、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差が大きく、測位精度が影響を受ける。
この出願は、測位技術における測定誤差を低減し、測位精度を向上させるための測位情報報告方法及び装置を提供する。
第1の態様によれば、この出願は、測位情報報告方法を提供する。本方法は、端末デバイスは、角度補助情報を含む位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得することを含む。角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。端末デバイスは、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信する。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。
第1の発明によれば、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、測定結果を位置管理ネットワーク要素に報告するときに、測定結果に対応する角度又は到来方向が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに搬送してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報をさらに決定して、端末デバイスの測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
可能な設計では、第1の指標情報は、測定結果で搬送される。
可能な設計では、端末デバイスは、測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信し、測定結果に対応する第1の指標情報を、位置管理ネットワーク要素に送信する。
上記2つの可能な設計に基づいて、端末デバイスは、提供位置情報において、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、測定結果において第1の指標情報を搬送し、提供位置情報を使用して、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、提供位置情報において測定結果を搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、他のシグナリングを使用して、測定結果に対応する第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。これは、限定されるものではない。これにより、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを、位置管理ネットワーク要素に送信するための複数の実現可能な解決策が提供される。
可能な設計では、端末デバイスは、測定結果を含む提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスが、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にある測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信した測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
可能な設計では、角度補助情報は、方位角情報及び/又は天頂角情報を含み、方位角情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、天頂角情報は、天頂角方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素とが同じ高さにないときに、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を2つの平面、例えば、水平面と垂直面に分解してもよい。言い換えれば、角度補助情報は、方位角情報と天頂角情報とを含む。位置管理ネットワーク要素は、代替的に、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を別の平面に分解してもよい。これは、限定されるものではない。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。方位角範囲は、方位角値と第1の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット方位角値情報は、方位角値を示し、プリセット方位角範囲情報は、方位角範囲を示す。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、方位角値を送信することによって、又はプリセット方位角値情報を送信することによって方位角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、方位角範囲を送信することによってか、方位角値及び第1の値を送信することによってか、又はプリセット方位角範囲情報を送信することによって方位角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角範囲で信号測定を実行する。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第1の値は、0である。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素が、値が0である第1の値を端末デバイスに送信するときに、端末デバイスは、受信した方位角値によって示された方向において信号測定を実行して、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。
可能な設計では、天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。天頂角範囲は、天頂角値と第2の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット天頂角値情報は、天頂角値を示し、プリセット天頂角範囲情報は、天頂角範囲を示す。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、天頂角値を送信することによって、又はプリセット天頂角値情報を送信することによって天頂角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、天頂角範囲を送信することによってか、天頂角値及び第1の値を送信することによってか、又はプリセット天頂角範囲情報を送信することによって天頂角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角範囲で信号測定を実行してもよい。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を絞り込み、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第2の値は、0である。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素が、値が0である第2の値を端末デバイスに送信するときに、端末デバイスは、受信した天頂角値によって示された方向において信号測定を実行して、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。
可能な設計では、要求位置情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示し、パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、アクセス・ネットワーク要素の信号を端末デバイスによって測定した測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、粒度情報は、測定結果の粒度を示し、報告タイプは、定期報告又は非定期報告である。
可能な設計では、報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含んでもよい。
上記2つの設計に基づいて、要求位置情報は、上記の情報の1つ以上をさらに含んでもよく、そのため、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて信号測定を実行し、測定結果を報告する。
可能な設計では、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、及び反射パスのうちの1つ以上を含む。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって示されるパスのタイプに基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信される信号を測定してもよい。
可能な設計では、要求位置情報は、ロング・ターム・エボリューション測位プロトコルLPP要求位置情報であり、提供位置情報は、LPP提供位置情報である。
可能な設計では、測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含む。到来角は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する角度である。
例えば、RSTDは、第1の瞬間と第2の瞬間との間の差であってもよい。第1の瞬間は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよく、第2の瞬間は、参照アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよい。RSRPは、ビームレベルRSRPであってもよい。RTTは、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のラウンドトリップ時間であってもよい。
この可能な設計に基づいて、測定結果は、端末デバイスが信号測定を実行し、測定結果を取得するための実現可能な解決策を提供するために、上述のうちの1つ以上を含んでもよい。
可能な設計では、到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、第1の方位角値は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角であり、第1の天頂角値は、端末デバイスによって測定される天頂方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角である。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素とが同じ高さにないときに、端末デバイスは、第1の方位角値と第1の天頂角値とを報告することによって、到来角を位置管理ネットワーク要素に報告して、通知精度を向上させてもよい。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示し、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示す。
このような設計によれば、端末デバイスは、第2の指標情報をさらに報告してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、測定結果と、測定結果に対応する角度座標系とに基づいて、端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させる。端末デバイスは、第2のパス・タイプ情報をさらに報告してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素は、第2のパス・タイプ情報に基づいて、測定結果に対応するパスのタイプを決定する。
可能な設計では、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて、角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行する。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて、角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングをさらに実行して、角度補助情報によって示された角度の方向のパスのエネルギーを強化し、別の反射パスのエネルギーを弱め、測定を通して端末デバイスによって取得された角度、レイテンシ、RSRPの正確性を向上させて、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の正確性を向上させ、測位精度を向上させることができる。ビームフォーミングはまた、空間フィルタリングとして説明されてもよい。
可能な設計では、端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得する。要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。端末デバイスは、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する。提供位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報と、を含む。i番目の測定結果は、端末デバイスによって、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定した結果である。i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果に対応する角度がi番目の角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。
この可能な設計に基づいて、要求位置情報が複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を含むときに、端末デバイスは、X個の角度補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の第1の指標情報とを決定し、X個の測定結果と、X個の第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素は、X個の測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させる。
可能な設計では、i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果で搬送される。
可能な設計では、端末デバイスは、X個の測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信し、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を、位置管理ネットワーク要素に送信する。
上記2つの可能な設計に基づいて、端末デバイスは、提供位置情報において、X個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報とを搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、i番目の測定結果においてi番目の第1の指標情報を搬送し、提供位置情報を使用して、i番目の測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、提供位置情報においてX個の測定結果を搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、他のシグナリングを使用して、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。これは、限定されるものではない。これにより、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを、位置管理ネットワーク要素に送信するための複数の実現可能な解決策が提供される。
可能な設計では、端末デバイスは、Y個の測定結果を含む提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する。j番目の測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスが、X個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報とを位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスが、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるY個の測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信したY個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
可能な設計では、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、X個のパス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報とX個の第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、X個の測定結果に対応する角度座標系を示し、i番目の第2のパス・タイプ情報は、i番目の測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて、X個の角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行する。
X個の角度補助情報の各々、X個の測定結果の各々、及びX個の第1の指標情報の各々の説明については、角度補助情報、測定結果、及び第1の指標情報の特定の説明を参照されたい。詳細は、説明しない。
第2の観点によれば、この出願は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計における端末デバイスによって実行される機能を実装してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアにより実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュール、例えば、トランシーバ・モジュールを含む。トランシーバ・モジュールは、角度補助情報を含む位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得するように構成されている。角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。トランシーバ・モジュールは、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。
可能な設計では、第1の指標情報は、測定結果で搬送される。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されており、測定結果に対応する第1の指標情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。
可能な設計では、角度補助情報は、方位角情報及び/又は天頂角情報を含み、方位角情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、天頂角情報は、天頂角方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。方位角範囲は、方位角値と第1の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット方位角値情報は、方位角値を示し、プリセット方位角範囲情報は、方位角範囲を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第1の値は、0である。
可能な設計では、天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。天頂角範囲は、天頂角値と第2の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット天頂角値情報は、天頂角値を示し、プリセット天頂角範囲情報は、天頂角範囲を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第2の値は、0である。
可能な設計では、要求位置情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示し、パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、アクセス・ネットワーク要素の信号を端末デバイスによって測定した測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、粒度情報は、測定結果の粒度を示し、報告タイプは、定期報告又は非定期報告である。
可能な設計では、報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含む。
可能な設計では、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、及び反射パスのうちの1つ以上を含む。
可能な設計では、要求位置情報は、ロング・ターム・エボリューション測位プロトコルLPP要求位置情報であり、提供位置情報は、LPP提供位置情報である。
可能な設計では、測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含む。到来角は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する角度である。
例えば、RSTDは、第1の瞬間と第2の瞬間との間の差であってもよい。第1の瞬間は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよく、第2の瞬間は、参照アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよい。RSRPは、ビームレベルRSRPであってもよい。RTTは、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の往復時間であってもよい。
可能な設計では、到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、第1の方位角値は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角であり、第1の天頂角値は、端末デバイスによって測定される天頂方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示し、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、端末デバイスは、処理モジュールをさらに含む。処理モジュールは、要求位置情報に基づいて、角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行するように構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得するようにさらに構成されている。要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。トランシーバ・モジュールは、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。提供位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報と、を含む。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果に対応する角度がi番目の角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。
可能な設計では、i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果で搬送される。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、X個の測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されており、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、Y個の測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。j番目の測定結果は、端末デバイスによって、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。
可能な設計では、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、X個のパス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報とX個の第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、X個の測定結果に対応する角度座標系を示し、i番目の第2のパス・タイプ情報は、i番目の測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、処理モジュールは、要求位置情報に基づいて、X個の角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行するようにさらに構成されている。
X個の角度補助情報の各々、X個の測定結果の各々、及びX個の第1の指標情報の各々の説明については、角度補助情報、測定結果、及び第1の指標情報の特定の説明を参照のこと。詳細は、説明しない。
トランシーバ・モジュールが、受信モジュールと送信モジュールをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
端末デバイスの具体的な実装については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における端末デバイスの挙動機能を参照することに留意されたい。端末デバイスによってもたらされる技術的効果については、第1の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第3の観点によれば、この出願は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、端末デバイスであってもよいし、端末デバイス内のチップ又はシステムオンチップであってもよい。端末デバイスは、前述の態様又は可能な設計における端末デバイスによって実行される機能を実装してもよく、機能は、ハードウェアによって実装されてもよい。可能な設計では、端末デバイスは、トランシーバを含んでもよい。トランシーバは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける機能を実装する際に端末デバイスをサポートするように構成されてもよい。例えば、トランシーバは、角度補助情報を含む位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得するように構成されてもよい。角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。トランシーバ・モジュールは、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されてもよい。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。別の可能な設計では、端末デバイスは、プロセッサ及びメモリをさらに含んでもよい。メモリは、端末デバイスに必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成されている。端末デバイスが実行するときに、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そのため、端末デバイスは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行する。
可能な設計では、トランシーバは、受信機及び送信機をさらに含んでもよい。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよいことに留意されたい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
第3の態様における端末デバイスの具体的な実装については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における端末デバイスの挙動機能を参照のこと。
第4の態様によれば、この出願は、測位情報報告方法を提供する。本方法は、位置管理ネットワーク要素が、要求位置情報を端末デバイスに送信することを含んでもよい。要求位置情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの位置情報を提供する。提供位置情報は、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報と、を含む。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。位置管理ネットワーク要素は、提供位置情報に基づいて、前記端末デバイスの位置情報を決定する。
第4の態様によれば、位置管理ネットワーク要素は、角度補助情報を端末デバイスに送信し、そのため、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、測定結果を位置管理ネットワーク要素に報告するときに、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された到来角又は方向内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに搬送してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報をさらに決定して、端末デバイスの測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
可能な設計では、第1の指標情報は、測定結果で搬送される。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得し、測定結果に対応する第1の指標情報を取得する。
上記2つの可能な設計に基づいて、端末デバイスは、提供位置情報において、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、測定結果において第1の指標情報を搬送し、提供位置情報を使用して、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、提供位置情報において測定結果を搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、他のシグナリングを使用して、測定結果に対応する第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。これは、限定されるものではない。これにより、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを、位置管理ネットワーク要素に送信するための複数の実現可能な解決策が提供される。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得する。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスが、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にある測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信した測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
可能な設計では、角度補助情報は、方位角情報及び天頂角情報を含み、方位角情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、天頂角情報は、天頂角方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素とが同じ高さにないときに、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を2つの平面、例えば、水平面と垂直面に分解してもよい。言い換えれば、角度補助情報は、方位角情報と天頂角情報とを含む。位置管理ネットワーク要素は、代替的に、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を別の平面に分解してもよい。これは、限定されるものではない。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。方位角範囲は、方位角値と第1の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット方位角値情報は、方位角値を示し、プリセット方位角範囲情報は、方位角範囲を示す。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、方位角値を送信することによって、又はプリセット方位角値情報を送信することによって方位角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、方位角範囲を送信することによってか、方位角値及び第1の値を送信することによってか、又はプリセット方位角範囲情報を送信することによって方位角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角範囲で信号測定を実行する。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第1の値は、0である。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素が、値が0である第1の値を端末デバイスに送信するときに、端末デバイスは、受信した方位角値によって示された方向において信号測定を実行して、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。
可能な設計では、天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。天頂角範囲は、天頂角値と第2の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット天頂角値情報は、天頂角値を示し、プリセット天頂角範囲情報は、天頂角範囲を示す。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、天頂角値を送信することによって、又はプリセット天頂角値情報を送信することによって天頂角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、天頂角範囲を送信することによってか、天頂角値及び第1の値を送信することによってか、又はプリセット天頂角範囲情報を送信することによって天頂角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角範囲で信号測定を実行してもよい。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第2の値は、0である。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素が、値が0である第2の値を端末デバイスに送信するときに、端末デバイスは、受信した天頂角値によって示された方向において信号測定を実行して、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。
可能な設計では、要求位置情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示し、パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、アクセス・ネットワーク要素の信号を端末デバイスによって測定した測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、粒度情報は、測定結果の粒度を示し、報告タイプは、定期報告又は非定期報告である。
可能な設計では、報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含んでもよい。
上記2つの設計に基づいて、要求位置情報は、上記の情報の1つ以上をさらに含んでもよく、そのため、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて信号測定を実行し、測定結果を報告する。
可能な設計では、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、及び反射パスのうちの1つ以上を含む。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって示されるパスのタイプに基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信される信号を測定してもよい。
可能な設計では、要求位置情報は、ロング・ターム・エボリューション測位プロトコルLPP要求位置情報であり、提供位置情報は、LPP提供位置情報である。
可能な設計では、測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含む。到来角は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する角度である。
例えば、RSTDは、第1の瞬間と第2の瞬間との間の差であってもよい。第1の瞬間は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよく、第2の瞬間は、参照アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよい。RSRPは、ビームレベルRSRPであってもよい。RTTは、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のラウンドトリップ時間であってもよい。
この可能な設計に基づいて、測定結果は、端末デバイスが信号測定を実行し、測定結果を取得するための実現可能な解決策を提供するために、上述のうちの1つ以上を含んでもよい。
可能な設計では、到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、第1の方位角値は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角であり、第1の天頂角値は、端末デバイスによって測定される天頂方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角である。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素とが同じ高さにないときに、端末デバイスは、第1の方位角値と第1の天頂角値とを報告することによって、到来角を位置管理ネットワーク要素に報告して、通知精度を向上させてもよい。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示し、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示す。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、第2の指標情報をさらに報告してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、測定結果と、測定結果に対応する角度座標系とに基づいて、端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させる。端末デバイスは、第2のパス・タイプ情報をさらに報告してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素は、第2のパス・タイプ情報に基づいて、測定結果に対応するパスのタイプを決定する。
可能な設計では、第1の指標情報が、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内であることを示すときに、位置管理ネットワーク要素が、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
この可能な設計に基づいて、第1の指標情報が、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあることを示す場合、位置管理ネットワーク要素は、測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させることができる。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素が要求位置情報を端末デバイスに送信する前に、方法は、位置管理ネットワーク要素が、端末デバイスの履歴位置情報を取得することと、位置管理ネットワーク要素が、端末デバイスの履歴位置情報に基づいて角度補助情報を決定することと、をさらに含む。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの履歴位置情報に基づいて角度補助情報を決定して、角度補助情報の正確性を向上させることができる。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、要求位置情報を端末デバイスに送信する。要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの提供位置情報を取得する。提供位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報と、を含む。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果に対応する角度がi番目の角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。位置管理ネットワーク要素は、提供位置情報に基づいて、前記端末デバイスの位置情報を決定する。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、要求位置情報において、複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を搬送してもよく、そのため、端末デバイスは、X個の角度補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の第1の指標情報とを決定し、X個の測定結果と、X個の第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、X個の測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させる。
可能な設計では、i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果で搬送される。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、X個の測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得し、端末デバイスのX個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を取得する。
上記2つの可能な設計に基づいて、端末デバイスは、提供位置情報において、X個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報とを搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、i番目の測定結果においてi番目の第1の指標情報を搬送し、提供位置情報を使用して、i番目の測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、提供位置情報においてX個の測定結果を搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、他のシグナリングを使用して、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。これは、限定されるものではない。これにより、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを、位置管理ネットワーク要素に送信するための複数の実現可能な解決策が提供される。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、Y個の測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得する。j番目の測定結果は、端末デバイスによって、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。位置管理ネットワーク要素は、Y個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスが、X個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報とを位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスが、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるY個の測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信したY個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
可能な設計では、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、X個のパス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報とX個の第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、X個の測定結果に対応する角度座標系を示し、i番目の第2のパス・タイプ情報は、i番目の測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの履歴位置情報を取得し、端末デバイスの履歴位置情報に基づいてX個の角度補助情報を決定する。
X個の角度補助情報の各々、X個の測定結果の各々、及びX個の第1の指標情報の各々の説明については、角度補助情報、測定結果、及び第1の指標情報の特定の説明を参照されたい。詳細は、説明しない。
第5の態様によれば、この出願は、位置管理ネットワーク要素を提供する。位置管理ネットワーク要素は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計における位置管理ネットワーク要素によって実行される機能を実装してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアにより実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュール、例えば、トランシーバ・モジュール及び処理モジュールを含む。トランシーバ・モジュールは、要求位置情報を端末デバイスに送信するように構成されている。要求位置情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの提供位置情報を取得するようにさらに構成されている。提供位置情報は、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報と、を含む。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。処理モジュールは、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するように構成されている。
可能な設計では、第1の指標情報は、測定結果で搬送される。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得し、測定結果に対応する第1の指標情報を取得するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得するようにさらに構成されている。測定結果は、端末デバイスによって、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて測定した結果であり、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。
可能な設計では、角度補助情報は、方位角情報及び天頂角情報を含み、方位角情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、天頂角情報は、天頂角方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。方位角範囲は、方位角値と第1の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット方位角値情報は、方位角値を示し、プリセット方位角範囲情報は、方位角範囲を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第1の値は、0である。
可能な設計では、天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。天頂角範囲は、天頂角値と第2の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット天頂角値情報は、天頂角値を示し、プリセット天頂角範囲情報は、天頂角範囲を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第2の値は、0である。
可能な設計では、要求位置情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示し、パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、アクセス・ネットワーク要素の信号を端末デバイスによって測定した測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、粒度情報は、測定結果の粒度を示し、報告タイプは、定期報告又は非定期報告である。
可能な設計では、報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含んでもよい。
可能な設計では、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、及び反射パスのうちの1つ以上を含む。
可能な設計では、要求位置情報は、ロング・ターム・エボリューション測位プロトコルLPP要求位置情報であり、提供位置情報は、LPP提供位置情報である。
可能な設計では、測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含む。到来角は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する角度である。
例えば、RSTDは、第1の瞬間と第2の瞬間との間の差であってもよい。第1の瞬間は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよく、第2の瞬間は、参照アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよい。RSRPは、ビームレベルRSRPであってもよい。RTTは、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のラウンドトリップ時間であってもよい。
測定結果が到来角を含むときに、到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、第1の方位角値は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角であり、第1の天頂角値は、端末デバイスによって測定される天頂方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示し、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、第1の指標情報が、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内であることを示すときに、処理モジュールが、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
可能な設計では、要求位置情報を端末デバイスに送信する前に、トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの履歴位置情報を取得するようにさらに構成されている。処理モジュールは、端末デバイスの履歴位置情報に基づいて、角度補助情報を決定するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、要求位置情報を端末デバイスに送信するようにさらに構成されている。要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの提供位置情報を取得するようにさらに構成されている。提供位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報と、を含む。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果に対応する角度がi番目の角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。処理モジュールは、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するようにさらに構成されている。
可能な設計では、i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果で搬送される。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、X個の測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得し、端末デバイスのX個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を取得するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、Y個の測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得するようにさらに構成されている。j番目の測定結果は、端末デバイスによって、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。処理モジュールは、Y個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するようにさらに構成されている。
可能な設計では、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、X個のパス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報とX個の第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、X個の測定結果に対応する角度座標系を示し、i番目の第2のパス・タイプ情報は、i番目の測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの履歴位置情報を取得するようにさらに構成されている。処理モジュールは、端末デバイスの履歴位置情報に基づいて、X個の角度補助情報を決定するようにさらに構成されている。
X個の角度補助情報の各々、X個の測定結果の各々、及びX個の第1の指標情報の各々の説明については、角度補助情報、測定結果、及び第1の指標情報の特定の説明を参照のこと。詳細は、説明しない。
トランシーバ・モジュールが、受信モジュールと送信モジュールをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
位置管理ネットワーク要素の具体的な実装については、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における位置管理ネットワーク要素の挙動機能を参照することに留意されたい。位置管理ネットワーク要素によってもたらされる技術的効果については、第4の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第6の態様によれば、この出願は、位置管理ネットワーク要素を提供する。位置管理ネットワーク要素は、位置管理ネットワーク要素、又は位置管理ネットワーク要素内のチップ若しくはシステムオンチップであってもよい。位置管理ネットワーク要素は、前述の態様又は可能な設計における位置管理ネットワーク要素によって実行される機能を実装してもよく、その機能はハードウェアによって実装されてもよい。可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、トランシーバ及びプロセッサを含んでもよい。トランシーバ及びプロセッサは、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つにおける機能を実装するために、位置管理ネットワーク要素をサポートするように構成されてもよい。例えば、トランシーバは、要求位置情報を端末デバイスに送信するように構成されてもよい。要求位置情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。トランシーバは、端末デバイスの提供位置情報を取得するようにさらに構成されてもよい。提供位置情報は、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報と、を含む。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。プロセッサは、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するように構成されてもよい。別の可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、メモリを含んでもよい。メモリは、位置管理ネットワーク要素に必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成されている。位置管理ネットワーク要素が実行するときに、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行する。
可能な設計では、トランシーバは、受信機及び送信機をさらに含んでもよい。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよいことに留意されたい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
第6の態様における位置管理ネットワーク要素の具体的な実装については、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における位置管理ネットワーク要素の挙動機能を参照のこと。
第7の態様によれば、この出願は、測位情報報告方法を提供する。この方法は、端末デバイスが、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信することを含んでもよい。端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得する。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。端末デバイスは、提供補助情報に基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得する。端末デバイスは、測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
第7の態様によれば、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するときに、測定結果がLOSパスに対応するか、NLOSパスに対応するかをさらに決定してもよく、LOSパスに対応する測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報をさらに決定し、端末デバイスの測定結果に基づいて判定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
可能な設計では、提供補助情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、及びパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、端末デバイスは、端末デバイスの位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する。
可能な設計では、端末デバイスは、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信する。端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得する。提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。端末デバイスは、提供補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果を取得する。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。端末デバイスは、X個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
この可能な設計に基づいて、提供補助情報が複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を含むときに、端末デバイスは、X個の角度補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果を決定し、X個の測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させることができる。
可能な設計では、端末デバイスは、Y個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。j番目の測定結果は、端末デバイスによって、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、X個の測定結果からLOSパスに対応するY個の測定結果を選択し、Y個の測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させてもよい。
可能な設計では、提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、及びX個のパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて、X個の角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行する。
この出願における角度補助情報及び測定結果の説明については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける角度補助情報及び測定結果の説明を参照することに留意されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
第8の観点によれば、この出願は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、第7の態様又は第7の態様の可能な設計における端末デバイスによって実行される機能を実装してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアにより実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュール、例えば、トランシーバ・モジュール及び処理モジュールを含む。トランシーバ・モジュールは、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信するように構成されている。トランシーバ・モジュールは、位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得するようにさらに構成されている。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。処理モジュールは、提供補助情報に基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得するように構成されている。端末デバイスは、測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
可能な設計では、提供補助情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、及びパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。トランシーバ・モジュールは、位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得するようにさらに構成されている。提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。処理モジュールは、提供補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果を取得するようにさらに構成されている。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。処理モジュールは、X個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するようにさらに構成されている。
可能な設計では、処理モジュールは、Y個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するようにさらに構成されている。j番目の測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。
可能な設計では、提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、及びX個のパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、処理モジュールは、要求位置情報に基づいて、X個の角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行するようにさらに構成されている。
トランシーバ・モジュールが、受信モジュールと送信モジュールをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
端末デバイスの具体的な実装については、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における端末デバイスの挙動機能を参照することに留意されたい。端末デバイスによってもたらされる技術的効果については、第7の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第9の観点によれば、この出願は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、端末デバイスであってもよいし、端末デバイス内のチップ又はシステムオンチップであってもよい。端末デバイスは、前述の態様又は可能な設計における端末デバイスによって実行される機能を実装してもよく、機能は、ハードウェアによって実装されてもよい。可能な設計では、端末デバイスは、トランシーバ及びプロセッサを含んでもよい。トランシーバ及びプロセッサは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける機能を実装する際に端末デバイスをサポートするように構成されてもよい。例えば、トランシーバ・モジュールは、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信するように構成されてもよい。トランシーバは、位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得するようにさらに構成されてもよい。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。プロセッサは、提供補助情報に基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得するように構成されてもよい。端末デバイスは、測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。別の可能な設計では、端末デバイスは、メモリをさらに含んでもよい。メモリは、端末デバイスに必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成されている。端末デバイスが実行するときに、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そのため、端末デバイスは、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行する。
可能な設計では、トランシーバは、受信機及び送信機をさらに含んでもよい。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよいことに留意されたい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
第9の態様における端末デバイスの具体的な実装については、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における端末デバイスの挙動機能を参照のこと。
第10の態様によれば、この出願は、測位情報報告方法を提供する。本方法は、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの要求補助データを取得することを含んでもよい。位置管理ネットワーク要素は、提供補助情報を端末デバイスに送信する。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。
第10の態様によれば、位置管理ネットワーク要素は、角度補助情報を端末デバイスに送信し、そのため、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。
可能な設計では、提供補助情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、及びパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの位置情報を取得する。端末デバイスの位置情報は、測定結果に基づいて、端末デバイスによって決定され、測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの要求補助データを取得する。位置管理ネットワーク要素は、提供補助情報を端末デバイスに送信する。提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、提供補助情報において複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を含んでもよく、そのため、端末デバイスは、X個の角度補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果を決定し、X個の測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させることができる。
可能な設計では、提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、及びX個のパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
この出願における角度補助情報及び測定結果の説明については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける角度補助情報及び測定結果の説明を参照することに留意されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
第11の態様によれば、この出願は、位置管理ネットワーク要素を提供する。位置管理ネットワーク要素は、第10の態様又は第10の態様の可能な設計における位置管理ネットワーク要素によって実行される機能を実装してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアにより実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュール、例えば、トランシーバ・モジュールを含む。トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの要求補助データを取得するように構成されている。トランシーバ・モジュールは、提供補助情報を端末デバイスに送信するようにさらに構成されている。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。
可能な設計では、提供補助情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、及びパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの位置情報を取得するようにさらに構成されている。端末デバイスの位置情報は、測定結果に基づいて、端末デバイスによって決定され、測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの要求補助情報を取得するようにさらに構成されている。トランシーバ・モジュールは、提供補助情報を端末デバイスに送信するようにさらに構成されている。提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。
可能な設計では、提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、及びX個のパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
トランシーバ・モジュールが、受信モジュールと送信モジュールをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
位置管理ネットワーク要素の具体的な実装については、第10の態様又は第10の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における位置管理ネットワーク要素の挙動機能を参照することに留意されたい。位置管理ネットワーク要素によってもたらされる技術的効果については、第10の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第12の態様によれば、この出願は、位置管理ネットワーク要素を提供する。位置管理ネットワーク要素は、位置管理ネットワーク要素、又は位置管理ネットワーク要素内のチップ若しくはシステムオンチップであってもよい。位置管理ネットワーク要素は、前述の態様又は可能な設計における位置管理ネットワーク要素によって実行される機能を実装してもよく、その機能はハードウェアによって実装されてもよい。可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、トランシーバを含んでもよい。トランシーバは、第10の態様又は第10の態様の可能な設計のいずれか1つにおける機能を実装するために、位置管理ネットワーク要素をサポートするように構成されてもよい。例えば、トランシーバは、端末デバイスの要求補助データを取得するように構成されてもよい。トランシーバは、提供補助情報を端末デバイスに送信するようにさらに構成されてもよい。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。別の可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、プロセッサ及びメモリを含んでもよい。メモリは、位置管理ネットワーク要素に必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成されている。位置管理ネットワーク要素が実行するときに、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、第10の態様又は第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行する。
可能な設計では、トランシーバは、受信機及び送信機をさらに含んでもよい。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよいことに留意されたい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
第12の態様における位置管理ネットワーク要素の具体的な実装については、第10の態様又は第10の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における位置管理ネットワーク要素の挙動機能を参照のこと。
第13の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、1つ以上のプロセッサを含む。1つ以上のプロセッサは、コンピュータ・プログラム又は命令を実行するように構成されている。1つ以上のプロセッサがコンピュータ命令又は命令を実行するときに、通信装置は、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第4の態様若しくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第7の態様若しくは第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、又は第10の態様若しくは第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行することが可能となる。
可能な設計では、通信装置は、1つ以上の通信インターフェースをさらに含み、1つ以上の通信インターフェースは、1つ以上のプロセッサに結合され、1つ以上の通信インターフェースは、通信装置以外の別のモジュールと通信するように構成されている。通信インターフェースはまた、入力/出力インターフェースとして説明されてもよい。入力/出力インターフェースは、入力インターフェースと出力インターフェースとを含んでもよい。
可能な設計では、通信装置は、1つ以上のメモリをさらに含み、1つ以上のメモリは、1つ以上のプロセッサに結合され、1つ以上のメモリは、前述のコンピュータ・プログラム又は命令を記憶するように構成されている。可能な実装では、メモリは、通信装置の外部に位置する。別の可能な実装では、メモリは、通信装置の内部に位置する。この出願では、プロセッサとメモリは、代替的に、1つのコンポーネントに統合されてもよい。言い換えれば、プロセッサとメモリは、代替的に、一緒に統合されてもよい。
第14の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、インターフェース回路及び論理回路を含む。インターフェース回路は、論理回路に結合される。論理回路は、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第4の態様若しくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第7の態様若しくは第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、又は第10の態様若しくは第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するように構成されている。インターフェース回路は、通信装置以外の別のモジュールと通信するように構成されている。
インターフェース回路はまた、入力/出力回路として説明されてもよい。入力/出力回路は、入力回路と出力回路とを含んでもよい。
第15の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令又はプログラムを記憶する。コンピュータ命令又はプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、コンピュータは、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第4の態様若しくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第7の態様若しくは第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、又は第10の態様若しくは第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行することが可能となる。
第16の態様によれば、コンピュータ命令を含むコンピュータ・プログラム製品が提供される。コンピュータ・プログラム製品がコンピュータ上で実行されるときに、コンピュータは、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第4の態様若しくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第7の態様若しくは第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、又は第10の態様若しくは第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行することが可能となる。
第17の観点によれば、この出願は、コンピュータ・プログラムを提供する。コンピュータ・プログラムがコンピュータ上で実行されるときに、コンピュータは、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第4の態様若しくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第7の態様若しくは第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、又は第10の態様若しくは第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行することが可能となる。
第13の態様~第17の態様までの任意の設計によってもたらされる技術的効果については、第1の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照するか、第4の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照するか、第7の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照するか、又は第10の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第18の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、第2の態様若しくは第3の態様による端末デバイスと、第5の態様若しくは第6の態様による位置管理ネットワーク要素とを含むか、又は第8の態様若しくは第9の態様による端末デバイスと、第11の態様若しくは第12の態様による位置管理ネットワーク要素とを含む。
この出願の一実施形態による、通信システムの構成の概略図である。
この出願の一実施形態による、通信システムの構成の概略図である。
この出願の一実施形態による、通信システムの構成の概略図である。
この出願の一実施形態による、通信装置の構造の概略図である。
この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。
この出願の一実施形態による、角度補助情報の概略図である。
この出願の一実施形態による、到来角の概略図である。
この出願の一実施形態による、到来角の概略図である。
この出願の一実施形態による、DL-TDOA測位技術の概略図である。
この出願の一実施形態による、DL-AOD測位技術の概略図である。
この出願の一実施形態による、マルチRTT測位技術の概略図である。
この出願の一実施形態による、空間フィルタリングに基づく測位精度の概略図である。
この出願の一実施形態による、DL-AOA測位技術の概略図である。
この出願の一実施形態による、マルチRTT測位技術の概略図である。
この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。
この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。
この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。
この出願の一実施形態による、端末デバイスの構成を示す概略図である。
この出願の一実施形態による、位置管理ネットワーク要素の構成の概略図である。
通信技術の急速な発展に伴い、高精度測位は、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3 GPP)における第5世代モバイル通信システム(5th generation mobile networks、又は5th generation wireless systems、5G)の重要な研究プロジェクトとして次第に決定されてきている。新しい無線(new radio、NR)通信システムにおける測位シナリオは、屋外での拡張モバイル・ブロードバンド(enhanced mobile broadband、eMBB)、屋内でのeMBB、超高信頼性・低遅延通信(ultra-reliable and low latency communications、URLLC)、大規模マシン型通信(massive machine type of communication、mMTC)/モノのインターネット(internet of things、IoT)などを含んでもよい。追加的に、通信システムは、高速アプリケーションにおける高いセキュリティ、スケーラビリティ、高可用性及び精度保証の特徴が要求される。測位要求と測位シナリオがますます広範囲になるにつれて、測位精度に対する要求はますます高くなっている。
測位技術は、上りリンク測位技術、下りリンク測位技術、及び、上り/下りリンク測位技術を含んでもよい。上りリンク測位技術では、アクセス・ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたチャネル・サウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)を検出してもよい。下りリンクの測位技術では、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素によって送信された測位参照信号(positioning reference signal、PRS)を検出してもよい。上りリンク/下りリンク測位技術では、端末デバイスが、アクセス・ネットワーク要素によって送信されたPRS信号を検出してもよいし、アクセス・ネットワーク要素が、端末デバイスによって送信されたSRS信号を検出してもよい。
例えば、下りリンク測位技術は、下りリンク到達時間差(downlink time difference of arrival、DL-TDOA)技術と、下りリンク発射時間角(downlink time angle of departure、DL-AOD)技術と、を含んでもよい。上りリンク/下りリンク測位技術は、マルチラウンドトリップ時間(multi-round-trip time、Multi-RTT)技術を含んでもよい。
現在、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって報告された端末デバイスと複数のアクセス・ネットワーク要素との間の信号レイテンシに基づいて、測位技術、例えば、DL-TDOA技術、又はMulti-RTT技術を使用してレイテンシを測定することによって、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。代替的には、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって報告された端末デバイスと複数のアクセス・ネットワーク要素との間の参照信号受信電力(reference signal received power、RSRP)の測定値と、各アクセス・ネットワーク要素の送信ビーム・パターンとに基づいて、測位技術、例えば、DL-AOD技術を使用して、角度を測定することによって、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
信号が、ライン・オブ・サイト(Line of Sight、LOS)パスを使用して、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素との間を直線ラインで送信されてもよいし、信号が、非ライン・オブ・サイト(Non-Line of Sight、NLOS)パスを使用して、壁又は別の物体の反射又は回折を介して送信されてもよいため、NLOSパスに比べて、LOSパスに対応する測定値に基づいた計算により取得される端末デバイスの位置情報がより正確である。端末デバイスが、前述の測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するときに、端末デバイスは、最も早い到来パスに対応する信号、又は、最もエネルギーの強いパスに対応する信号を選択し、その信号のレイテンシ又は角度を測定してもよい。
しかし、端末デバイスが信号のレイテンシを測定するときに、NLOSパス使用して送信された信号が端末デバイスに到来する瞬間とLOSパスを使用して送信された信号が端末デバイスに到来する瞬間とが非常に近い場合(例えば、サンプリング間隔内)、端末デバイスがNLOSパスを使用して送信された信号を測定する場合、又は端末デバイスがNLOSパスのエネルギーが過剰であるためにLOSパスを正確に検出できない場合、端末デバイスによる測定を介して取得されるレイテンシの誤差が大きくなることがある。その結果、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差が大きく、測位精度が影響を受ける。
例えば、100MHzの動作帯域幅が使用される。レイテンシ誤差がサンプリング間隔内にある場合、対応する距離誤差は、3mである。
端末デバイスが信号の角度を測定するときに、NLOSパスとLOSパスとの距離が近い場合、端末デバイスがNLOSパスを使用して送信された信号を測定する場合、端末デバイスによる測定を介して取得されるRSRP誤差が大きくなることがある。その結果、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差が大きく、測位精度が影響を受ける。追加的に、角度ベースの測位技術を使用して信号を測定するときに、端末デバイスは、アンテナ・パネルによってカバーされる角度範囲(例えば、-90°~90°)内を探索する必要がある。これに対応して、端末デバイスの計算速度及び複雑さが高い。
端末デバイスから遠く離れたアクセス・ネットワーク要素の場合、角度偏差が測位精度に大きな影響を与えることに留意されたい。
以上のように、端末デバイスが、前述の測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するときに、端末デバイスがNLOSパスを使用して送信された信号を測定する場合、端末デバイスによる測定を介して取得される信号のレイテンシ誤差又はRSRP誤差が大きい。その結果、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差が大きく、測位精度が影響を受ける。
この技術的課題を解決するために、この出願の実施形態は、測位情報報告方法及び装置を提供する。端末デバイスは、角度補助情報を含む位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得してもよい。角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示してもよい。端末デバイスは、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であってもよい。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。
この出願の実施形態では、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、測定結果を位置管理ネットワーク要素に報告するときに、測定結果に対応する角度又は到来方向が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに搬送してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報をさらに決定して、端末デバイスの測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
以下、この明細書の添付図面を参照して、この出願の実施形態の実装を詳細に説明する。
この出願の実施形態で提供される測位情報報告方法は、任意の通信システムで使用されてもよい。例えば、通信システムは、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution、LTE)システムであってもよいし、5G NR通信システム、NRビークル・ツー・エブリシング(vehicle-to-everything、V2X)システム、又は他の次世代通信システムであってもよい。これは、限定されるものではない。
この出願の実施形態で提供される測位情報報告方法は、様々な通信シナリオに適用されてもよく、例えば、eMBB、URLLC、MTC、mMTC、デバイス・ツー・デバイス(device to device、D2D)、V2X、ビークル・ツー・ビークル(vehicle to vehicle、V2V)、IoTなどの1つ以上の情報処理シナリオに適用されてもよい。以下、図1を一例として使用して、この出願の実施形態で提供される測位情報報告方法について説明する。
図1は、本出願の一実施形態による通信システムの概略図である。図1に示すように、通信システムは、端末デバイス、アクセス・ネットワーク要素、及びコア・ネットワーク要素を含んでもよい。コア・ネットワーク要素は、アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素と、位置管理ネットワーク要素と、を含んでもよい。
図1の端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素のビーム/セルのカバレッジ内に位置してもよい。端末デバイスは、ユーザ・ツー・ネットワーク・インターフェース・ユニバーサル(user to network interface universal、Uu)リンクを使用して、アクセス・ネットワーク要素と通信してもよい。
図1の端末デバイス(terminal)は、ユーザ機器(user equipment、UE)、モバイル局(mobile station、MS)、モバイル端末(mobile terminal、MT)などとも呼ばれてもよい。具体的には、図1の端末デバイスは、ハンドヘルド・デバイス、車載デバイス、ウェアラブル・デバイス、又は無線通信機能を有するコンピューティング・デバイスであってもよい。例えば、端末デバイスは、携帯電話(mobile phone)、タブレット・コンピュータ、又は無線トランシーバ機能を有するコンピュータであってもよいし、仮想現実(virtual reality、VR)端末、拡張現実(augmented reality、AR)端末、産業用制御における無線端末、自動運転における無線端末、遠隔医療における無線端末、スマートグリッドにおける無線端末、スマート・シティ(smart city)における無線端末、スマート・ホーム(smart home)における無線端末、車載端末、ビークル・ツー・ビークル(vehicle-to-vehicle、V2V)通信能力を有する車両、インテリジェント・コネクテッド車両、UAVツーUAV(UAV-to-UAV、U2U)通信能力を有する無人航空機、路側ユニット(road side unit、RSU)などであってもよい。これは、限定されるものではない。
図1のアクセス・ネットワーク要素は、無線トランシーバ機能を有し、かつ端末デバイスをコア・ネットワーク要素に接続するように構成されている任意のデバイスであってもよい。アクセス・ネットワーク要素は、主に、無線物理制御機能、リソース・スケジューリング及び無線リソース管理、無線アクセス制御、モビリティ管理、サービス品質管理、データ暗号化及び圧縮などの機能を実装するように構成されており、信頼性の高い無線伝送プロトコル及びデータ暗号化プロトコルを提供する。アクセス・ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク(access network、AN)/無線アクセス・ネットワーク(radio access network、RAN)デバイスとも呼ばれてもよい。具体的には、アクセス・ネットワーク要素は、有線アクセスをサポートするデバイスであってもよいし、無線アクセスをサポートするデバイスであってもよい。例えば、アクセス・ネットワーク要素は、マクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセス・ポイントなどであってもよい。
例えば、図2aに示すように、この出願の実施形態におけるアクセス・ネットワーク要素は、NRにおける基地局であってもよい。5G NRにおける基地局は、代替的に、送受信ポイント(transmission reception point、TRP)、又は次世代NodeB(next generation NodeB、gNB)と呼ばれてもよいし、モバイル通信のためのグローバル・システム(global system for mobile communications、GSM)、又は符号分割多元接続(code division multiple accessCDMA)における基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)であってもよいし、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、WCDMA)システムにおけるNodeB(NodeB、NB)であってもよい。アクセス・ネットワーク要素は、代替的に、ロング・タームLTEシステムにおける発展型NodeB(evolved NodeB、eNB、又はeNodeB)であってもよい。アクセス・ネットワーク要素は、代替的に、拡張型NodeB(enhanced NodeB、eNB)、次世代発展型NodeB(next generation evolved NodeB、ng-eNB)、アクセス・ポイント(access point、AP)、伝送ポイント(transmission point、TP)、又は別のアクセス・ノードであってもよい。これは、限定されるものではない。アクセス・ネットワーク要素は、Xnインターフェースを介して互いに通信してもよいことに留意されたい。
図1のアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素によって送信されたデータを位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、位置管理ネットワーク要素によって送信されたデータをアクセス・ネットワーク要素に送信してもよい。アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素と位置管理ネットワーク要素との間の通信のためのルータに相当する。
例えば、図2aに示すように、アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素は、5G移動通信システムにおけるアクセス及び移動度管理機能(access and mobility management function、AMF)ネットワーク要素であってもよい。アクセス・ネットワーク要素は、gNBと5Gコア・ネットワーク制御プレーンとの間のインターフェース(the interface between the gNB and 5G core network control plane、NG-C)を介してAMFと通信してもよい。
図1の位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信された測定結果に基づいて、端末デバイスに対して測位計算を実行して、端末デバイスの位置情報を取得してもよい。
例えば、図2aに示すように、位置管理ネットワーク要素は、5G通信システムにおける位置管理機能(location management function、LMF)であってもよく、LMFは、測位サーバ、測位サービス管理機能とも呼ばれてもよい。LMFは、NL1インターフェースを介してAMFと通信してもよい。
図2aに示すように、コア・ネットワーク要素は、サービス・ロケーション・プロトコル(service location protocol、SLP)及び発展型サービス提供モバイル・ロケーション・センタ(evolved serving mobile location center、E-SMLC)のうちの1つ以上をさらに含んでもよい。これは、限定されるものではない。
図2aは、この出願の実施形態が適用可能である通信システムを説明するための一例にすぎず、この出願が適用可能である通信システムに含まれるネットワーク要素のタイプ、数量、接続方式などを具体的に限定しない。例えば、E-SMLC又はSLPは必須ではない。例えば、ng-eNBは、いくつかの実施形態では、複数の伝送ポイント(transmission points、TPs)を有してもよく、gNBは、いくつかの実施形態では、複数の送受信ポイント(transmission reception points、TRP)を有してもよい。端末デバイスは、いくつかの実施形態では、SUPL対応端末(SUPL enabled terminal、SET)と呼ばれるか、又は、いくつかの実施形態では、SETを含み、SUPLが、セキュア・ユーザ・プレーン・ロケーション(secure user plane location)である。
追加的に、端末デバイス、サイド・リンク(side link、SL)を使用して互いに通信してもよい。具体的には、端末デバイスは、PC5インターフェースを介して互いに通信してもよい。
端末デバイス間の通信は、端末デバイスがアクセス・ネットワーク要素のカバレッジ内にあるかどうかに基づいて、カバレッジ内シナリオ、部分的カバレッジ・シナリオ、及びカバレッジ外シナリオの3つの通信シナリオに分類されてもよい。
図2bの(a)に示すように、カバレッジ内シナリオは、PC5インターフェースを介して通信を実行する全ての端末デバイスがアクセス・ネットワーク要素のカバレッジ内にある通信シナリオであってもよい。図2bの(b)に示すように、部分カバレッジ・シナリオとは、PC5インターフェースを介して通信を実行する1つの端末デバイスがアクセス・ネットワーク要素のカバレッジ内にあり、別の端末デバイスがアクセス・ネットワーク要素のカバレッジ外にあることを意味してもよい。図2bの(c)に示すように、カバレッジ外シナリオは、PC5インターフェースを介して通信を実行する全ての端末デバイスがアクセス・ネットワーク要素のカバレッジ外にあることを意味してもよい。
具体的な実装では、図1に示すように、例えば、端末デバイス、アクセス・ネットワーク要素、コア・ネットワーク要素の各々が、図3に示す構成構造を使用してもよいし、図3に示すコンポーネントを含んでもよい。図3は、この出願の一実施形態による、通信装置300の構成の概略図である。通信装置300は、端末デバイス、又は端末デバイス内のチップ若しくはシステムオンチップであってもよいし、アクセス・ネットワーク要素、又はアクセス・ネットワーク要素内のチップ若しくはシステムオンチップであってもよいし、コア・ネットワーク要素、又はコア・ネットワーク要素内のチップ若しくはシステムオンチップであってもよい。図3に示すように、通信装置300は、プロセッサ301と、トランシーバ302と、通信回線303と、を含む。
さらに、通信装置300は、メモリ304を含んでもよい。プロセッサ301、メモリ304、及びトランシーバ302は、通信回線303を介して接続されてもよい。
プロセッサ301は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、汎用プロセッサ、ネットワーク・プロセッサ(network processor、NP)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor、DSP)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブル論理デバイス(programmable logic device、PLD)、又はこれらの任意の組み合わせである。代替的に、プロセッサ301は、処理機能を有する別の装置、例えば、回路、コンポーネント、又はソフトウェア・モジュールであってもよい。これは、限定されるものではない。
トランシーバ302は、別のデバイス又は別の通信ネットワークと通信するように構成されている。別の通信ネットワークは、イーサネット、無線アクセス・ネットワーク(radio access network、RAN)、無線ローカル・エリア・ネットワーク(wireless local area network、WLAN)などであってもよい。トランシーバ302は、モジュール、回路、トランシーバ、又は通信を実装することができる任意の装置であってもよい。
任意選択で、トランシーバ302は、受信機及び送信機をさらに含んでもよい。受信機は、トランシーバ302によって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバ302によって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
なお、トランシーバ302は、入力/出力ユニットとして説明されてもよいことに留意されたい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバ302によって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバ302によって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
通信回線303は、通信装置300に含まれたコンポーネント間で情報を伝送するように構成されている。
メモリ304は、命令を記憶するように構成されている。命令は、コンピュータ・プログラムであってもよい。
メモリ304は、読み出し専用メモリ(read-only memory、ROM)、又は静的情報及び/又は命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイスであってもよいし、ランダム・アクセス・メモリ(random access memory、RAM)又は情報及び/又は命令を記憶することができる別のタイプの動的記憶デバイスであってもよいし、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(electrically erasable programmable read-only memory、EEPROM)、コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(compact disc read-only memory、CD-ROM)、又は別のコンパクト・ディスク・ストレージ、光ディスク・ストレージ(圧縮光ディスク、レーザ・ディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ・ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体若しくは別の磁気記憶デバイスなどであってもよい。これは、限定されるものではない。
メモリ304は、プロセッサ301とは独立して存在してもよいし、プロセッサ301と統合されてもよいことに留意されたい。メモリ304は、命令、プログラム・コード、何らかのデータなどを記憶するように構成されてもよい。メモリ304は、通信装置300の内部に位置してもよいし、通信装置300の外部に位置してもよい。これは、限定されるものではない。プロセッサ301は、メモリ304に記憶された命令を実行して、この出願の以下の実施形態で提供される測位情報報告方法を実装するように構成されている。
一例では、プロセッサ301は、1つ以上のCPU、例えば、図3のCPU0及びCPU1を含んでもよい。
任意選択の実装では、通信装置300は、複数のプロセッサを含む。例えば、通信装置300は、図3のプロセッサ301に加えて、プロセッサ307をさらに含んでもよい。
任意の実装では、通信装置300は、出力デバイス305及び入力デバイス306をさらに含む。例えば、入力デバイス306は、キーボード、マウス、マイク、又はジョイスティックなどのデバイスであり、出力デバイス305は、ディスプレイ、スピーカ(speaker)などのデバイスである。
なお、通信装置300は、デスクトップ・コンピュータ、ポータブル・コンピュータ、ネットワーク・サーバ、携帯電話、タブレット・コンピュータ、無線端末、組み込みデバイス、チップ・システム、又は図3と同様の構造を有するデバイスであってもよい。追加的に、図3に示すゲートウェイ構造は、通信装置に対する制限を構成しない。図3に示すコンポーネントに加えて、通信装置は、図3に示すものよりも多く又は少ないコンポーネントを含んでもよいし、いくつかのコンポーネントが組み合わせられてもよいし、異なるコンポーネント配置が使用されてもよい。
この出願のこの実施形態では、チップ・システムは、チップを含んでもよいし、チップ及び別の別個のコンポーネントを含んでもよい。
追加的に、この出願の実施形態におけるアクション、用語などについては、互いを参照する。これは、限定されるものではない。この出願の実施形態では、デバイス間で交換されるメッセージの名前、メッセージ内のパラメータの名前などは、例にすぎない。特定の実装の際、別の名前が代替的に使用されてもよい。これは、限定されるものではない。
次に、図1又は図2(a)に示す通信システムを参照して、この出願の実施形態で提供される測位情報報告方法について、図4~図14を参照して説明する。端末デバイスは、図1又は図2aに示す通信システム内の任意の端末デバイスであってよく、アクセス・ネットワーク要素は、図1又は図2aに示す通信システム内の任意のアクセス・ネットワーク要素であってよく、アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素は、図1又は図2aに示す通信システム内の任意のアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素であってよく、位置管理ネットワーク要素は、図1又は図2aに示す通信システム内の任意の位置管理ネットワーク要素であってよい。以下の実施形態における端末デバイス、アクセス・ネットワーク要素、アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素、及び位置管理ネットワーク要素は、図3に示すコンポーネントを全て有してもよい。
図4は、この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。図4に示すように、方法は、以下のステップを含む。
401:位置管理ネットワーク要素は、要求位置情報を端末デバイスに送信する。
要求位置情報は、角度補助情報を含んでもよく、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示してもよい。
任意選択で、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの履歴位置情報とアクセス・ネットワーク要素の位置情報とに基づいて、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を決定する。
例えば、端末デバイスは、端末デバイスの測位ユニットに基づいて、端末デバイスの履歴位置情報を取得し、履歴位置情報を位置管理ネットワーク要素に報告してもよい。
測位ユニットは、全地球測位システム(global positioning system、GPS)ユニット、北斗航法衛星システム(BeiDou navigation satellite system、BDS)ユニット、又は測位を実装するように構成され得る別のユニットであってもよい。これは、限定されるものではない。
別の例では、位置管理ネットワーク要素は、代替的に、例えば、上りリンク測位技術、下りリンク測位技術、上りリンク/下りリンク測位技術などの測位技術を使用して、端末デバイスの履歴位置情報を決定してもよい。詳細は、ここでは再度説明しない。
前述の2つの例に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、幾何学的関係に従って、端末デバイスの履歴位置情報と予め記憶されたアクセス・ネットワーク要素の位置情報とに基づいて、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を計算してもよい。
任意選択で、位置管理ネットワーク要素は、グローバル座標系(global coordinate system、GCS)に基づいて、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を決定する。
アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度はまた、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の相対的な方向としても説明されてもよいことに留意されたい。
例えば、図5に示すように、真北方向が参照方向として使用され、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度は、角度値及び/又は角度範囲を含んでもよい。角度値は、端末デバイスを原点として使用して送信されるアクセス・ネットワーク要素を通過する光線の伝送方向と真北方向との間の内角の値であってもよい。角度範囲は、端末デバイスを原点として使用して送信されるアクセス・ネットワーク要素に近い光線の伝送方向と真北方向との間の内角の範囲であってもよい。
任意選択で、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素によってカバーされるセル範囲に基づいて、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度範囲を決定する。
アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとが同じ高さにないときに、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を2つの平面に分解してもよいことに留意されたい。
可能な設計では、例えば、位置管理ネットワーク要素が、相対的な方向を水平面と垂直面に分解し、角度補助情報が、方位角情報及び/又は天頂角情報を含む。
方位角情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面上の内角を示してもよく、方位角情報は、代替的に、水平方向角情報として説明されてもよい。天頂角情報は、端末デバイスに対するアクセス・ネットワーク要素の方向と天頂角方向との間の内角を示してもよく、天頂角情報は、代替的に、垂直方向角情報として説明されてもよい。
任意選択で、例えば、真北方向が、参照方向であり、方位角情報は、端末デバイスに対するアクセス・ネットワーク要素の方向と真北方向との間の内角を示す。
例えば、方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。
方位角範囲は、方位角値と第1の値とを加算又は減算することにより取得されてもよく、プリセット方位角値情報は、方位角値を示してもよく、プリセット方位角範囲情報は、方位角範囲を示す。
第1の値は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、又は位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされてもよい。これは、限定されるものではない。
例えば、方位角値とプリセット方位角値情報との対応関係を表1に示す。位置管理ネットワーク要素によって決定された方位角値が90°であると仮定すると、位置管理ネットワーク要素は、方位角情報として3を端末デバイスに送信してもよい。
Figure 2024514504000002
方位角値とプリセット方位角値情報との対応は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされて端末デバイスに送信されてもよい。これは、限定されるものではない。
他の例として、方位角範囲とプリセット方位角範囲情報との対応関係を表2に示す。位置管理ネットワーク要素によって決定された方位角範囲が0°~90°であると仮定すると、位置管理ネットワーク要素は、方位角情報として1を端末デバイスに送信してもよい。
Figure 2024514504000003
方位角範囲とプリセット方位角範囲情報との対応は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされて端末デバイスに送信されてもよい。これは、限定されるものではない。
前述の例に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、方位角値を送信することによって、又はプリセット方位角値情報を送信することによって方位角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、方位角範囲を送信することによってか、方位角値及び第1の値を送信することによってか、又はプリセット方位角範囲情報を送信することによって方位角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角範囲で信号測定を実行する。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
方位角情報が方位角値と第1の値とを含むときに、第1の値は、0であってもよいことに留意されたい。この場合、方位角範囲は、方位角値とゼロを加算又は減算することにより取得される結果に等しく、すなわち、方位角範囲が方位角値である。代替的に、第1の値は、非ゼロ値であってもよい。この場合、方位角範囲は、方位角値と第1の値を加算又は減算することにより取得される結果に等しくてもよい。
位置管理ネットワーク要素よって決定された方位角値が不正確であるときに、位置管理ネットワーク要素は、第1の値を0以外の値に設定して、方位角値と第1の値とを使用して方位角範囲を端末デバイスに示してもよい。端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって示された方位角範囲内で信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあることを示す。
位置管理ネットワーク要素によって決定された方位角値が正確であるときに、位置管理ネットワーク要素は、第1の値を0にセットしてもよい。端末デバイスは、受信した値が0である第1の値に基づいて、受信した方位角値が正確であると考え、方位角値によって示された方向において信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあることを示す。しかし、端末デバイスが、方位角値に示された方向において測定結果を取得することができないときに、端末デバイスは、方位角値に基づいて角度範囲を拡張し、拡張した角度範囲において信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度の範囲外にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にないことを示す。
例えば、天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含んでもよい。
天頂角範囲は、天頂角値と第2の値とを加算又は減算することにより取得されてもよく、プリセット天頂角値情報は、天頂角値を示し、プリセット天頂角範囲情報は、天頂角範囲を示す。
第2の値は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、又は位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされてもよいことに留意されたい。これは、限定されるものではない。
例えば、天頂角値とプリセット天頂角値情報との対応関係を表3に示す。位置管理ネットワーク要素によって決定された天頂角値が45°であると仮定すると、位置管理ネットワーク要素は、天頂角情報として3を端末デバイスに送信してもよい。
Figure 2024514504000004
天頂角値とプリセット天頂角値情報との対応は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされて端末デバイスに送信されてもよい。これは、限定されるものではない。
他の例として、天頂角範囲とプリセット天頂角範囲情報との対応関係を表4に示す。位置管理ネットワーク要素によって決定された天頂角範囲が0°~45°であると仮定すると、位置管理ネットワーク要素は、天頂角情報として1を端末デバイスに送信してもよい。
Figure 2024514504000005
天頂角範囲とプリセット天頂角範囲情報との対応は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされて端末デバイスに送信されてもよい。これは、限定されるものではない。
前述の例に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、天頂角値を送信することによって、又はプリセット天頂角値情報を送信することによって天頂角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、天頂角範囲を送信することによってか、天頂角値及び第2の値を送信することによってか、又はプリセット天頂角範囲情報を送信することによって天頂角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角範囲で信号測定を実行してもよい。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
天頂角情報が天頂角値と第2の値とを含むときに、第2の値は、0であってもよいことに留意されたい。この場合、天頂角範囲は、天頂角値とゼロを加算又は減算した結果に等しくなり、天頂角範囲が天頂角値となる。代替的に、第2の値は、非ゼロ値であってもよい。この場合、天頂角範囲は、天頂角値と第2の値を加算又は減算することにより取得される結果に等しくてもよい。
位置管理ネットワーク要素よって決定された天頂角値が不正確であるときに、位置管理ネットワーク要素は、第2の値を0以外の値に設定して、天頂角値と第2の値とを使用して天頂角範囲を端末デバイスに示してもよい。端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって示された天頂角範囲内で信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあることを示す。
位置管理ネットワーク要素によって決定された天頂角値が正確であるときに、位置管理ネットワーク要素は、第2の値を0にセットしてもよい。端末デバイスは、受信した値が0である第2の値に基づいて、受信した天頂角値が正確であると考え、天頂角値によって示された方向において信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度の範囲内にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあることを示す。しかし、端末デバイスが、天頂角値に示された方向において測定結果を取得することができないときに、端末デバイスは、天頂角値に基づいて角度範囲を拡張し、拡張した角度範囲において信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度外にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にないことを示す。
任意選択で、要求位置情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。
第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示してもよい。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応してもよい。N≧1である。粒度情報は、測定結果の粒度又は測定結果の解像度を示してもよい。報告タイプは、定期報告又は非定期報告であってもよい。報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含んでもよい。
例えば、アクセス・ネットワーク要素の識別情報は、識別子(identifier、ID)、送受信ポイント(Transmit receive point、TRP)識別子(ID)、測位参照信号テーブル(Positioning reference signal、PRS)識別子(ID)、物理セル識別子(physical cell identifier、PCI)、セル・グローバル識別子(cell global identifier、CGI)、又はアクセス・ネットワーク要素のアイデンティティ情報を識別し得る別の識別子であってもよい。これは、限定されるものではない。
例えば、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、反射パス、K番目のパスのうちの1つ以上を含んでもよい。
第1のパスは、最初に到来する信号に対応するパスであってもよい。最強のパスは、最強の信号強度を有する信号に対応するパスであってもよい。反射パスは、反射伝送が実行される信号に対応するパスであってもよい。K番目のパスは、時間内に端末デバイスによって検出されるK番目の到来パスを示し、Kは、整数であり、K>1である。
ピーク検出は、チャネル・データによって生成されるチャネル・インパルス応答(Channel impulse response、CIR)に基づいて実行される。信号強度は、ピークに基づいて決定されてもよい。複数のピークがあるときに、各ピークが1つのパスに対応する。信号強度はまた、信号強度を測定できるパラメータ、例えば、RSRP、参照信号受信品質(reference signal received quality、RSRQ)に基づいて決定されてもよい。
測定結果が角度であるときに、粒度情報は、代替的に、角度分解能として説明されてもよい。測定結果がレイテンシであるときに、粒度情報は、代替的に、レイテンシ分解能として説明されてもよい。測定結果がRSRPであるときに、粒度情報は、代替的に、RSRP分解能などとして説明されてもよい。これは、限定されるものではない。
報告タイプが非定期報告であるときに、端末デバイスが、測定を1回のみ実行してもよく、測定結果が報告された後にタスクが終了することを示す。
報告タイプが定期報告であるときに、報告周期は、端末デバイスが信号測定を実行する周期性を示してもよい。端末デバイスは、信号測定を実行した後に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に報告する。報告回数は、測定周期性が継続する回数を示してもよい。この回数に達するときに、端末デバイスは、信号測定を実行することを停止する。
任意選択で、報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、測定期間をさらに含んでもよい。
端末デバイスは、測定報告周期性に基づいて定期的に信号測定を実行し、測定期間が満了したときに信号測定を実行することを停止してもよい。
例えば、端末デバイスは、初めて信号測定を実行するときに、作業期間が測定期間であるタイマを開始し、タイマが満了した後に信号測定を実行することを停止してもよい。
任意選択で、要求位置情報は、ロング・ターム・エボリューション測位プロトコル(LTE positioning protocol、LPP)要求位置情報(request location information)である。
この実施形態では、位置管理ネットワーク要素は、アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素及びアクセス・ネットワーク要素を使用して、要求位置情報を端末デバイスに送信してもよい。
追加的に、401では、要求位置情報は、複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報も含んでもよい。
例えば、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示してもよい。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。
各アクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報の説明については、角度補助情報の前述の説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意選択で、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、X個のパス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。
i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示してもよい。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
前述の角度補助情報の説明に基づいて、端末デバイスは、移動状態が継続することがあり、姿勢及び向きが随時変化することがあるため、端末デバイスは、角度補助情報に基づいて、位置管理ネットワーク要素によって計算された端末デバイスの履歴位置情報が正確かつ有効であるかどうかを決定してもよいし、端末デバイスの測位ユニットによって決定された履歴位置情報が正しくないどうかを決定してもよい。
例えば、端末デバイスの測位ユニットが、端末デバイスが一定時間移動していないと決定したが、端末デバイスによって受信した角度補助情報が変化する場合、端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって計算された端末デバイスの履歴位置情報が不正確であると決定してもよいし、端末デバイスの測位ユニットが故障していると決定してもよい。
さらに別の例では、端末デバイスの測位ユニットは、端末デバイスの移動方向を決定してもよく、端末デバイスは、新たに受信した角度補助情報を参照して、角度補助情報の次の変化を予測してもよい。受信した角度補助情報が期待値に達していないときに、端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって計算された端末デバイスの履歴位置情報が不正確であると決定してもよいし、端末デバイスの測位ユニットが故障していると決定してもよい。
402:端末デバイスは、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する。
提供位置情報は、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報と、を含んでもよい。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であってもよい。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示される角度内にあるかどうかを示してもよい。
端末デバイスが、角度補助情報を取得した後に、角度補助情報がGCS座標系に対応しているため、端末デバイスは、角度補助情報をローカル座標系(local coordinate system、LCS)における角度に変換する。座標系は、端末デバイスによってプリセットされたパラメータに基づいて変換されてもよいし、端末デバイスの慣性航法又はジャイロスコープ・ユニットを使用して測定されてもよい。LCS座標系に基づいて信号測定が実行されて、測定結果を取得する。
可能な設計では、測定結果は、到来角(angle of arrival、AOA)、参照信号時間差(reference signal time difference、RSTD)、RSRP、又はRTTのうちの1つ以上を含む。
例えば、端末デバイスは、DL-AOA測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された下りリンク信号を測定し、端末デバイスの受信アンテナの複数のアンテナ・アレイ要素間の位相差又は時間差に基づいて到来角を決定してもよい。
到来角は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到来する角度であってもよい。
例えば、図6に示すように、真北方向が参照方向であり、端末デバイスを原点として使用して送信されるアクセス・ネットワーク要素を通過する光線の伝送方向と真北方向との間の内角が到来角AOAとして決定されてもよい。
例えば、図7に示すように、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素によって送信されたPRS信号が端末デバイスの各アンテナ・アレイ要素に到達する時間差を測定を介して取得し、以下の式を使用して到来角を決定してもよい。
Figure 2024514504000006
式中、τは、PRS信号が端末デバイスの各アンテナ・アレイ素子に到達する時間差を示し、dは、アンテナ・アレイ要素間の間隔を示し、cは、光速を示し、θは、到来角を示す。
他の例として、図7に示すように、端末デバイスは、端末デバイスの各アンテナ・アレイ要素に到達するアクセス・ネットワーク素子によって送信されたPRS信号の位相差を測定を介して取得し、以下の式を使用して到達角を決定してもよい。
Figure 2024514504000007
式中、Ψは、端末デバイスの各アンテナ・アレイ要素に到達するPRS信号の位相差を示し、dは、アンテナ・アレイ要素間の間隔を示し、λは、波長を示し、θは、到来角を示す。
アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとが同じ高さにないときに、又は端末デバイスに対して3次元測位が実行される必要があるときに、端末デバイスは、到来角を2つの平面に分解してもよい。
例えば、端末デバイスは、到来角を水平面と垂直面に分解する。到来角は、第1の方位角値及び第1の天頂角値を含んでもよい。
第1の方位角値は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角であってもよく、第1の天頂角値は、端末デバイスによって測定される天頂方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角であってもよい。
任意選択で、例えば、真北方向が、参照方向であり、第1の方位角値は、端末デバイスによって測定される端末デバイスに対するアクセス・ネットワーク要素の方向と真北方向との間にある内角であってもよい。
さらに別の例では、端末デバイスは、DL-TDOA測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された下りリンク信号を測定して、参照信号時間差(reference signal time difference、RSTD)を取得してもよい。
例えば、RSTDは、第1の瞬間と第2の瞬間との間の差であってもよい。第1の瞬間は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であり、第2の瞬間は、参照アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間である。
例えば、図8に示すように、アクセス・ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1、アクセス・ネットワーク要素2、及びアクセス・ネットワーク要素3を含む。端末デバイスが、アクセス・ネットワーク要素1を参照アクセス・ネットワーク要素として使用すると仮定すると、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素2によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t2を第1の瞬間として決定し、アクセス・ネットワーク要素1によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t1を第2の瞬間として使用し、t2-t1をアクセス・ネットワーク要素2に対応する測定結果RSTDとして使用してもよい。同様に、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素3によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t3を第1の瞬間として決定し、アクセス・ネットワーク要素1によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t1を第2の瞬間として使用し、t3-t1をアクセス・ネットワーク要素3に対応する測定結果RSTDとして使用してもよい。
各時間差に対応する距離差は、時間差に対応する2つのアクセス・ネットワーク要素に焦点を合わせる双曲線を形成し得ることに留意されたい。
さらに別の例では、端末デバイスは、DL-AOD測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された下りリンク信号を測定して、RSRPを取得してもよい。
RSRPは、ビームレベルRSRPであってもよい。
例えば、図9に示すように、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素によって送信されたPRS信号を測定して、各アクセス・ネットワーク要素に対応するビームレベルRSRPを取得してもよい。
さらに他の例では、端末デバイスは、Multi-RTT測位技術を使用した測定を介して、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のラウンドトリップ時間RTTを取得してもよい。
例えば、図10に示すように、瞬間t1において、アクセス・ネットワーク要素が下りリンク信号を端末デバイスに送信し、瞬間t2において、端末デバイスが下りリンク信号を受信し、瞬間t3において、端末デバイスが上りリンク信号をアクセス・ネットワーク要素に送信し、瞬間t4において、アクセス・ネットワーク要素が上りリンク信号を受信する。端末デバイスは、下りリンク信号の送信瞬間及び到来瞬間と、上りリンク信号の送信瞬間及び到来瞬間とに基づいて、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のラウンドトリップ時間RTTとして、t2-t1+t4-t3を決定してもよい。
代替的に、端末デバイスは、下りリンク信号の到来瞬間と上りリンク信号の送信瞬間との時間差tB=t2-t3を位置管理ネットワーク要素に送信する。アクセス・ネットワーク要素は、上りリンク信号の到来瞬間と下りリンク信号の送信瞬間との時間差tA=t4-t1を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、tA+tBをアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のラウンドトリップ時間RTTとして決定する。
前述の4つの例に基づいて、測定結果が到来角を含むときに、第1の指標情報は、到来角が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示してもよい。測定結果がRSTDを含むときに、第1の指標情報は、端末デバイスが測定を介してRSTDを取得した測定角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す情報であってもよい。測定結果がRSRPを含むときに、第1の指標情報は、端末デバイスが測定を介してRSRPを取得した測定角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す情報であってもよい。測定結果がRTTを含むときに、第1の指標情報は、端末デバイスが測定を介してRTTを取得した測定角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す情報であってもよい。
任意選択で、提供位置情報は、第2の指標情報、及び第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上をさらに含む。
第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示してもよく、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示してもよい。
例えば、測定結果に対応する角度座標系は、LCSであってもよいし、GCSであってもよい。これは、限定されるものではない。
例えば、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、反射パス、K番目のパスのうちの1つ以上を含んでもよい。
任意選択で、提供位置情報は、LPP提供位置情報(provide location information)である。
さらに、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する前に、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて、角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングをさらに実行して、角度補助情報によって示された角度の方向のパスのエネルギーを強化し、別の反射パスのエネルギーを弱め、測定を通して端末デバイスによって取得された角度、レイテンシ、RSRPの正確性を向上させて、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の正確性を向上させ、測位精度を向上させることができる。ビームフォーミングはまた、空間フィルタリングとして説明されてもよい。
例えば、図11に示すように、DL-TDOA測位技術が一例として使用される。141は、端末デバイスが空間フィルタリングを実行することを示し、111は、端末デバイスが空間フィルタリングを実行しないことを示し、LOSは、測位計算を行うために測定結果からLOSパスに対応する測定結果が選択されることを示し、NLOSパスは、測定結果が選択されないことを示す。図11から、丸2の測位精度は、90%で0.3mに到達し、丸4の測位精度は、90%で1.4mに到達し、丸2の測位精度が丸4の測位精度よりも高いことが分かる。すなわち、LOSパスに対応する測定結果を使用して測位計算が実行され、そのため、測位精度を向上させることができる。
この出願の実施形態では、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素とアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素を使用して、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。
通常、端末デバイスのアンテナの数量は限られており、アンテナの展開も限られていることに留意されたい。したがって、端末デバイスのビームフォーミング能力は限られている。端末デバイスによって受信した角度補助情報は、端末デバイスが測定結果に対してより正確な評価を提供することに役立つことができる。
例えば、端末デバイスが移動状態を継続することがあり、姿勢及び向きが随時変化することがあるため、ビームフォーミング能力を有する端末デバイスは、端末姿勢及びアンテナの制限により、角度補助情報によって示された角度で理想的な空間フィルタリングを実行することができないことがある。測定結果がマルチパスによって影響を受けて、大きな誤差をもたらすことがある。この場合、端末デバイスは、現在理想的な空間フィルタリングが実行されていないと決定し、非理想的な度合を量子化し、測定品質などのパラメータを使用して、非理想的な度合を位置管理ネットワーク要素に報告してもよい。置管理ネットワーク要素は、位置計算を実行するときに、測位のための理想的な空間フィルタリングを実装しない測定結果を使用しないことを考慮して、位測位精度を向上させてもよい。
追加的に、要求位置情報が複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を含むときに、提供位置情報は、複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する測定結果を含んでもよい。
例えば、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。提供位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果を含んでもよい。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。
各アクセス・ネットワーク要素に対応する測定結果の説明については、前述の測定結果の説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意選択で、提供位置情報は、第2の指標情報、及びX個の第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。
i番目の第2のパス・タイプ情報は、i番目の測定結果に対応するパスのタイプを示す。
任意選択で、端末デバイスが、提供位置情報において、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスは、代替的に、第1の指標情報に対応する測定結果において第1の指標情報を搬送し、提供位置情報を使用して、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、提供位置情報において測定結果を搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、他のシグナリングを使用して、測定結果に対応する第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。これは、限定されるものではない。
端末デバイスが、第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスは、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にある測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信した測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
例えば、端末デバイスは、Y個の測定結果を含む提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。j番目の測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。
端末デバイスが、X個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報とを位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスが、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるY個の測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信したY個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
403:位置管理ネットワーク要素は、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
第1の指標情報が、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示される角度内であることを示すときに、位置管理ネットワーク要素は、測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
例えば、測定結果が到来角を含むときに、位置管理ネットワーク要素は、少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信して、端末デバイスによって測定された少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応する到来角を取得して、到来角に基づいて端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
例えば、図12に示すように、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に対応する角度補助情報と、アクセス・ネットワーク要素2に対応する角度補助情報とを端末デバイスに送信する。位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたアクセス・ネットワーク要素1に対応する測定結果AOA1とアクセス・ネットワーク要素2に対応する測定結果AOA2を受信し、AOA1に対応する直線とAOA2に対応する直線との交点を端末デバイスの位置情報として決定してもよい。真北方向が、参照方向として使用され、AOA1に対応する直線は、真北方向との内角AOA1を有し、かつアクセス・ネットワーク要素1を通過する直線であってもよく、AOA2に対応する直線は、真北方向との内角AOA2を有し、かつアクセス・ネットワーク要素2を通過する直線であってもよい。
さらに別の例では、測定結果がRSTDを含むときに、位置管理ネットワーク要素は、少なくとも3つのアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信してもよく、そのため、端末デバイスは、少なくとも3つのアクセス・ネットワーク要素のうちの1つを参照アクセス・ネットワーク要素として使用し、別のアクセス・ネットワーク要素と参照アクセス・ネットワーク要素との間のRSTDを取得する。
例えば、図8に示すように、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に対応する角度補助情報、アクセス・ネットワーク要素2に対応する角度補助情報、及びアクセス・ネットワーク要素3に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信する。端末デバイスが、アクセス・ネットワーク要素1を参照アクセス・ネットワーク要素として決定すると仮定すると、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたアクセス・ネットワーク要素2に対応するRSTD1とアクセス・ネットワーク要素3に対応するRSTD2を受信し、RSTD1に基づいて双曲線1を決定し、RSTD2に基づいて双曲線2を決定し、双曲線1と双曲線2の交点を端末デバイスの位置情報として決定してもよい。
端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素2によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t2を第1の瞬間として決定し、アクセス・ネットワーク要素1によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t1を第2の瞬間として使用し、t2-t1をアクセス・ネットワーク要素2に対応する測定結果RSTD1として使用してもよい。同様に、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素3によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t3を第1の瞬間として決定し、アクセス・ネットワーク要素1によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t1を第2の瞬間として使用し、t3-t1をアクセス・ネットワーク要素3に対応する測定結果RSTD2として使用してもよい。
位置管理ネットワーク要素は、RSTD1に対応する距離差に基づいて、アクセス・ネットワーク要素1とアクセス・ネットワーク要素2を焦点とする双曲線1を決定し、RSTD 2に対応する距離差に基づいて、アクセス・ネットワーク要素1とアクセス・ネットワーク要素3を焦点とする双曲線を決定してもよい。
さらに別の例では、測定結果がRSRPを含むときに、RSRPは、ビームレベルRSRPのセット、すなわち、各ビームが、1つのRSRPを有し、位置管理ネットワーク要素は、少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信して、端末デバイスによって送信された少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応するRSRPを取得し、RSRPと各基地局の送信ビーム・パターンとに基づいて、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
例えば、図9に示すように、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に対応する角度補助情報と、アクセス・ネットワーク要素2に対応する角度補助情報とを端末デバイスに送信する。位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたアクセス・ネットワーク要素1に対応するビームレベルRSRPのグループ、及びアクセス・ネットワーク要素2に対応するビームレベルRSRPのグループを受信してもよい。位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に対応するビームレベルRSRPのグループとアクセス・ネットワーク要素1の送信ビーム・パターンとに基づいて、アクセス・ネットワーク要素1に対応する発射角1を決定し、アクセス・ネットワーク要素2に対応するビームレベルRSRPのグループとアクセス・ネットワーク要素2の送信ビーム・パターンとに基づいて、アクセス・ネットワーク要素2に対応する発射角2を決定し、発射角1と発射角2とアクセス・ネットワーク要素1の位置情報とアクセス・ネットワーク要素2の位置情報とに基づいて、真北方向を参照方向として使用して、アクセス・ネットワーク要素1を原点とし発射角1を偏向角とする光線1と、アクセス・ネットワーク要素2を原点とし発射角2を偏向角とする光線2との交点が端末デバイスの位置情報であると決定する。
各アクセス・ネットワーク要素の送信ビーム・パターンは、位置管理ネットワーク要素に予め記憶されてもよい。
代替的には、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に、アクセス・ネットワーク要素1に対応するビームレベルRSRPのグループを送信してもよく、そのため、アクセス・ネットワーク要素1が、ビームレベルRSRPのグループとアクセス・ネットワーク要素1の送信ビーム・パターンとに基づいて、アクセス・ネットワーク要素1に対応する発射角1を決定し、発射角1を位置管理ネットワーク要素に報告する。位置管理ネットワーク要素はまた、アクセス・ネットワーク要素2に、アクセス・ネットワーク要素2に対応するビームレベルRSRPのグループを送信してもよく、そのため、アクセス・ネットワーク要素2が、ビームレベルRSRPのグループとアクセス・ネットワーク要素2の送信ビーム・パターンとに基づいて、アクセス・ネットワーク要素2に対応する発射角2を決定し、発射角2を位置管理ネットワーク要素に報告する。位置管理ネットワーク要素は、発射角1、発射角2、アクセス・ネットワーク要素1の位置情報、及びアクセス・ネットワーク要素2の位置情報に基づいて、真北方向を参照方向として使用して、アクセス・ネットワーク要素1を原点とし発射角1を偏向角とする光線1と、アクセス・ネットワーク要素2を原点とし発射角2を偏向角とする光線2との交点が端末デバイスの位置情報であると決定する。
さらに別の例では、測定結果がRTTを含むときに、位置管理ネットワーク要素は、少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信して、端末デバイスによって送信された少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応するRTTを取得し、RTTに基づいて端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
例えば、図13に示すように、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に対応する角度補助情報、アクセス・ネットワーク要素2に対応する角度補助情報、及びアクセス・ネットワーク要素3に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信する。位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたアクセス・ネットワーク要素1に対応するRTT1、アクセス・ネットワーク要素2に対応するRTT2、アクセス・ネットワーク要素3に対応するRTT3を受信し、アクセス・ネットワーク要素1の位置を中心にRTT1を半径とする円を描き、アクセス・ネットワーク要素2の位置を中心にRTT2を半径とする円を描き、アクセス・ネットワーク要素3の位置を中心にRTT3を半径とする円を描き、3つの円の交点を端末デバイスの位置情報として決定してもよい。
代替的に、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたアクセス・ネットワーク要素1による測定を介して取得された時間差tB1、アクセス・ネットワーク要素2による測定を介して取得された時間差tB2、アクセス・ネットワーク要素3による測定を介して取得された時間差tB3を受信し、アクセス・ネットワーク要素1によって送信された時間差tA1、アクセス・ネットワーク要素2によって送信された時間差tA2、アクセス・ネットワーク要素3によって送信された時間差tA3を受信し、アクセス・ネットワーク要素1に対応するRTT1としてtA1+tB1を決定し、アクセス・ネットワーク要素2に対応するRTT2としてtA2+tB2を決定し、アクセス・ネットワーク要素3に対応するRTT3としてtA3+tB3を決定してもよい。
前述の例によれば、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信された測定結果を受信した後に、測定結果の第1の指標情報に基づいて、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを決定してもよい。測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にない場合、それは、測定結果が位置管理ネットワーク要素の予測を満たさず、測定結果がNLOSパスからのものである可能性が高いことを示してもよい。測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にある場合、それは、測定結果が位置管理ネットワーク要素の予測を満たし、測定結果がLOSパスからのものである可能性が高いことを示してもよい。位置管理ネットワーク要素は、LOSパスに対応する測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定し、そのため、測位精度を向上させることができる。
図4~図13に示すこの出願の実施形態に基づけば、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、測定結果を位置管理ネットワーク要素に報告するときに、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに搬送してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報をさらに決定して、端末デバイスの測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
位置管理ネットワーク要素が測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定することに対応して、図14に示すように、端末デバイスも、測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
図14は、この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。図14に示すように、方法は、以下のステップを含む。
1401:端末デバイスは、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信する。
要求補助データは、LPP要求補助データであってもよい。
1402:位置管理ネットワーク要素は、提供補助情報を端末デバイスに送信する。
提供補助情報は、角度補助情報を含んでもよく、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示してもよい。
任意選択で、提供補助情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、及びパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。
この出願の実施形態における角度補助情報、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプの説明については、図4の角度補助情報、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプの具体的な説明を参照することに留意されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
提供補助情報は、LPP提供補助情報であってもよい。
1403:端末デバイスは、提供補助情報に基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得する。
この出願のこの実施形態における測定結果の具体的な説明については、図4の測定結果の具体的な説明を参照することに留意されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
1404:端末デバイスは、測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
ステップ1404では、図4の測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素が端末デバイスの位置情報を決定する方式を参照して、端末デバイスは、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。詳細は、ここでは再度説明されない。
さらに、端末デバイスは、端末デバイスによって決定された位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。
図14に示すこの出願の実施形態に基づけば、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するときに、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに決定してもよく、そのため、端末デバイスが、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報をさらに決定して、端末デバイスの測定結果に基づいて決定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
図4~図14と同様に、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す角度補助情報に基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得し、位置管理ネットワーク要素又は端末デバイスは、測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定してもよく、図15に示すように、サイドリンク通信シナリオでは、第2の端末デバイスは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の角度を示す角度補助情報に基づいて、第1の端末デバイスによって送信された信号を測定してもよく、第1の端末デバイスは、測定結果に基づいて第2の端末デバイスの位置情報を決定する。
図15は、この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。図15に示すように、方法は、以下のステップを含む。
1501:第1の端末デバイスが、第2の端末デバイスに測定要求を送信する。
測定要求は、第2の端末デバイスにPRSを測定するように要求するために使用されてもよい。測定要求は、PRS設定情報及び角度補助情報を含んでもよい。
角度補助情報は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の角度を示してもよい。
任意選択で、第1の端末デバイスは、第1の端末デバイスの位置情報と第2の端末デバイスの履歴位置情報とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の角度を決定する。
第2の端末デバイスの履歴位置情報は、特定の履歴位置であってもよいし、第1の端末デバイスに対する第2の端末デバイスの位置又は方向であってもよい。これは、限定されるものではない。
例えば、第2の端末デバイスは、第2の端末デバイスの測位ユニットに基づいて、第2の端末デバイスの履歴位置情報を取得し、履歴位置情報を第1の端末デバイスに送信してもよい。
別の例では、第1の端末デバイスは、代替的に、例えば、上りリンク測位技術、下りリンク測位技術、上りリンク/下りリンク測位技術などの測位技術を使用して、第2の端末デバイスの履歴位置情報を決定してもよい。詳細は、ここでは再度説明しない。
第1の端末デバイスによる角度補助情報(第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の角度を示す)を決定する説明については、図4の位置管理ネットワーク要素による角度補助情報(アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す)を決定する関連説明を参照されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意選択で、第1の端末デバイスが測定要求を第2の端末デバイスに送信する前に、第1の端末デバイスがPRSリソースを取得し、取得したPRSリソースに基づいて、PRSを第2の端末デバイスに送信するようにしてもよい。
PRSリソースは、サイドリンク伝送のために使用される予め設定されたリソース又は割り当てられたリソースであってもよく、又は、設定されたリソースプール又は予め設定されたリソースプールから第1の端末デバイスによって選択され、サイドリンク伝送のために使用されるリソースであってもよい。
任意選択で、測定要求は、第1の端末デバイスの識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。
サイドリンク通信シナリオでは、第1のパス・タイプ情報は、第2の端末デバイスによって測定される第1の端末デバイスの信号に対応するパスのタイプを示してもよい。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、第2の端末デバイスによって第1の端末デバイスの信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応してもよい。N≧1である。粒度情報は、測定結果の粒度又は測定結果の解像度を示してもよい。報告タイプは、定期報告又は非定期報告であってもよい。報告タイプが定期報告であるときに、測定要求は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含んでもよい。
この出願の実施形態における第1の端末デバイスの識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプの説明については、図4のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプの具体的な説明を参照することに留意されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
1502:第2の端末デバイスは、測定結果を第1の端末デバイスに送信する。
測定結果は、第1の端末デバイスによって送信された信号(例えばPRS)を角度補助情報に基づいて第2の端末によって測定した結果であってもよい。
第2の端末デバイスは、第1の指標情報を第1の端末デバイスにさらに送信してもよい。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示してもよい。
第1の端末デバイスによって送信された信号を角度補助情報に基づいて第2の端末デバイスによって測定する説明については、図4の402のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定する関連説明を参照のこと。測定結果の説明については、図4の402の測定結果の関連説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意選択で、第2の端末デバイスが、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報を第1の端末デバイスにさらに送信してもよい。
サイドリンク通信シナリオでは、第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示してもよく、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示してもよい。
さらに、測定結果を第1の端末デバイスに送信する前に、第2の端末デバイスは、測定要求に基づいて、角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングをさらに実行して、角度補助情報によって示された角度の方向のパスのエネルギーを強化し、別の反射パスのエネルギーを弱め、測定を通して端末デバイスによって取得された角度、レイテンシ、RSRPの正確性を向上させて、第1の端末デバイスによって決定される第2の端末デバイスの位置情報の正確性を向上させ、測位精度を向上させることができる。ビームフォーミングはまた、空間フィルタリングとして説明されてもよい。
1503:第1の端末デバイスが、測定結果に基づいて、第2の端末デバイスの位置情報を決定する。
第1の指標情報が、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内であることを示すときに、第1の端末デバイスは、測定結果に基づいて、第2の端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
ステップ1503では、図4の測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素が端末デバイスの位置情報を決定する方式を参照して、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスの位置情報を決定してもよい。詳細は、ここでは再度説明されない。
図15に示すこの出願の実施形態に基づけば、第2の端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、第1の端末デバイスによって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、第1の端末デバイスによって送信された信号を第2の端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、第2の端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、第2の端末デバイスは、第1の端末デバイスによって送信された信号を測定するときに、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに決定してもよく、そのため、第1の端末デバイスが、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、第2の端末デバイスの位置情報をさらに決定して、第2の端末デバイスの測定結果に基づいて決定される第2の端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
図15に対応して、第2の端末デバイスは、第1の端末デバイスによって送信された信号を測定して、測定結果を取得し、第1の端末デバイスは、測定結果に基づいて第2の端末デバイスの位置情報を決定し、図16に示すように、第1の端末デバイスは、代替的に、第2の端末デバイスによって送信された信号を測定してもよく、測定結果に基づいて第1の端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
図16は、この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。図16に示すように、方法は、以下のステップを含む。
1601:第1の端末デバイスが、PRS送信要求を第2の端末デバイスに送信する。
PRS送信要求は、PRS設定情報を含んでもよく、PRS送信要求は、PRS設定情報に基づいてPRSを送信するように第2の端末デバイスに示すために使用されてもよい。
任意選択で、PRS送信要求は、第1の角度補助情報を含む。
第1の角度補助情報は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の角度を示してもよい。
第1の角度補助情報の説明については、図15の1501の角度補助情報の説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意選択で、第1の端末デバイスがPRS送信要求を第2の端末デバイスに送信する前に、第1の端末デバイスがPRSリソースを取得し、取得したPRSリソースに基づいて、PRSを第2の端末デバイスに送信するようにしてもよい。
PRSリソースは、サイドリンク伝送のために使用される予め設定されたリソース又は割り当てられたリソースであってもよく、又は、設定されたリソースプール又は予め設定されたリソースプールから第1の端末デバイスによって選択され、サイドリンク伝送のために使用されるリソースであってもよい。
1602:第2の端末デバイスは、PRSを第1の端末デバイスに送信する。
PRS送信要求が第1の角度補助情報を含むときに、第2の端末デバイスは、第1の角度補助情報に基づいてPRS送信角を調整してもよく、そのため、送信されたPRSが、第1の端末デバイスによってより正確に測定することができ、第1の端末デバイスによってPRSを受信する正確性が向上する。
任意選択で、第2の端末デバイスは、第1の角度補助情報に基づいて、PRSを送信するために第1の端末デバイスを指す(又は、可能な限り第1の端末デバイスを指す)ビームを選択してもよい。
任意選択で、第2の端末デバイスは、PRSを第1の端末デバイスに送信するときに、第2の角度補助情報を第1の端末デバイスにさらに送信してもよい。
第2の角度補助情報は、第2の端末デバイスと第1の端末デバイスとの間の角度を示してもよい。第2の角度補助情報の説明については、図15の1501の角度補助情報の説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第1の端末デバイスが第2の角度補助情報を受信するときに、第1の端末デバイスは、第2の角度補助情報によって示された角度に基づいてPRSを受信して、第1の端末デバイスによってPRSを受信する正確性を向上させてもよい。
1603:第1の端末デバイスは、PRSに基づいて測定を実行して、測定結果を取得し、測定結果に基づいて第1の端末デバイスの位置情報を決定する。
第2の端末デバイスによって送信されたPRSに基づいて第1の端末デバイスによって測定を実行して、測定結果を取得し、測定結果に基づいて第1の端末デバイスの位置情報を決定する説明については、図14の1403及び1404のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定して、測定結果を取得し、測定結果に基づいて第1の端末デバイスの位置情報を決定する関連説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
図16に示すこの実施形態に基づけば、第2の端末デバイスは、第1の角度補助情報によって示された角度内で、PRSを第1の端末デバイスに送信してもよいし、好ましくは送信する。第1の端末デバイスはまた、第2の角度補助情報によって示された角度において、第2の端末デバイスによって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、第1の端末デバイスによってPRSを受信する正確性を向上させ、角度探索範囲の狭め、第2の端末デバイスによって送信された信号を第1の端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、第1の端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、及び計算時間を節約することができる。
追加的に、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスによって送信された信号を測定するときに、第2の角度補助情報に基づいて測定結果に対応する角度が第2の角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかをさらに決定して、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかをさらに決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて第1の端末デバイスの位置情報を決定して、第1の端末デバイスの測定結果に基づいて決定される第1の端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させることができる。
前述のものは、主に、デバイス間の相互作用の観点から、この出願の実施形態で提供される解決策を説明する。前述の機能を実装するために、デバイスは、その機能に対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェア・モジュールを含むことが理解されよう。当業者は、この明細書に開示された実施形態に説明されたアルゴリズム及びステップと組み合わせて、この出願がハードウェア又はハードウェアとコンピュータ・ソフトウェアとの組み合わせによって実装され得ることを容易に認識すべきである。機能がハードウェアによって行われるか、コンピュータ・ソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって行われるかは、特定の用途と技術的解決策の設計上の制約に依存する。当業者であれば、特定の用途ごとに、記載された機能を実装するために異なる方法を使用してもよいが、その実装がこの出願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
この出願の実施形態では、各デバイスの機能モジュールは、前述の方法例に従って分割を介して取得されてもよい。例えば、機能モジュールが様々な機能に対応する分割を通して取得されてもよいし、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。この出願の実施形態では、モジュール分割は一例であり、論理機能分割にすぎないことに留意されたい。実際の実装では、別の分割方式が使用されてもよい。
各機能モジュールが、対応する各機能に基づいて分割を介して取得されるときに、図17は、端末デバイスを示す。端末デバイス170は、トランシーバ・モジュール1701と処理モジュール1702とを含んでもよい。例えば、端末デバイス170は、端末デバイスであってもよいし、端末デバイスに使用されるチップであってもよいし、端末デバイスの機能を有する別の組み合わされたコンポーネント又は部品であってもよい。端末デバイス170が端末デバイスであるときに、トランシーバ・モジュール1701は、トランシーバであってもよく、トランシーバは、アンテナ、無線周波数回路などを含んでもよく、処理モジュール1702は、プロセッサ(又は処理回路)であってもよく、例えば、ベースバンド・プロセッサであって、ベースバンド・プロセッサは、1つ以上のCPUを含んでもよい。端末デバイス170が端末デバイスの機能を有するコンポーネントであるときに、トランシーバ・モジュール1701は、無線周波数ユニットであってもよく、処理モジュール1702は、プロセッサ(又は処理回路)、例えば、ベースバンド・プロセッサであってもよい。端末デバイス170がチップ・システムであるときに、トランシーバ・モジュール1701は、チップ(例えば、ベースバンド・チップ)の入力/出力インターフェースであってもよい。処理モジュール1702は、チップ・システムのプロセッサ(又は処理回路)であってもよく、1つ以上の中央処理ユニットを含んでもよい。この出願のこの実施形態におけるトランシーバ・モジュール1701は、トランシーバ又はトランシーバ関連回路コンポーネントによって実装されてもよく、処理モジュール1702は、プロセッサ又はプロセッサ関連回路コンポーネント(又は処理回路と呼ぶ)によって実装されてもよいことに理解されたい。
例えば、トランシーバ・モジュール1701は、図4~図16に示される実施形態において端末デバイスによって実行される全ての送受信動作を実行するように構成されてもよく、及び/又は本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。処理モジュール1702は、図4~図16に示す実施形態における端末デバイスによって実行される送受信以外の全ての動作を実行するように構成されてもよく、及び/又は本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。
さらに別の可能な実装では、図17のトランシーバ・モジュール1701がトランシーバに置き換えられてもよく、トランシーバ・モジュール1701の機能がトランシーバに統合されてもよく、処理モジュール1702がプロセッサに置き換えられてもよく、処理モジュール1702の機能がプロセッサに統合されてもよい。さらに、図17に示す端末デバイス170は、メモリを含んでもよい。トランシーバ・モジュール1701がトランシーバに置き換えられ、処理モジュール1702がプロセッサに置き換えられるときに、この出願のこの実施形態における端末デバイス170は、図3に示す通信装置であってもよい。
トランシーバ・モジュール1701が、受信モジュールと送信モジュールとをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュール1701によって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュール1701は、トランシーバ・モジュールによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
追加的に、トランシーバは、受信機及び送信機を含む。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
各機能モジュールが、対応する各機能に基づいて分割を介して取得されるときに、図18は、位置管理ネットワーク要素を示す。位置管理ネットワーク要素180は、トランシーバ・モジュール1801及び処理モジュール1802を含んでもよい。例えば、位置管理ネットワーク要素180は、位置管理ネットワーク要素であってもよく、位置管理ネットワーク要素で使用されるチップであってもよく、位置管理ネットワーク要素の機能を有する別の組み合わされたコンポーネント又は部品であってもよい。位置管理ネットワーク要素180が位置管理ネットワーク要素であるときに、トランシーバ・モジュール1801は、トランシーバであってもよく、トランシーバは、アンテナ、無線周波数回路などを含んでもよく、処理モジュール1802は、プロセッサ(又は処理回路)であってもよく、例えば、ベースバンド・プロセッサであって、ベースバンド・プロセッサは、1つ以上のCPUを含んでもよい。位置管理ネットワーク要素180が位置管理ネットワーク要素の機能を有するコンポーネントであるときに、トランシーバ・モジュール1801は、無線周波数ユニットであってもよく、処理モジュール1802は、プロセッサ(又は処理回路)、例えば、ベースバンド・プロセッサであってもよい。位置管理ネットワーク要素180がチップ・システムであるときに、トランシーバ・モジュール1801は、チップ(例えば、ベースバンド・チップ)の入力/出力インターフェースであってもよい。処理モジュール1802は、チップ・システムのプロセッサ(又は処理回路)であってもよく、1つ以上の中央処理ユニットを含んでもよい。この出願のこの実施形態におけるトランシーバ・モジュール1801は、トランシーバ又はトランシーバ関連回路コンポーネントによって実装されてもよく、処理モジュール1802は、プロセッサ又はプロセッサ関連回路コンポーネント(又は処理回路と呼ぶ)によって実装されてもよいことに理解されたい。
例えば、トランシーバ・モジュール1801は、図4~図16に示される実施形態において位置管理ネットワーク要素によって実行される全ての送受信動作を実行するように構成されてもよく、及び/又は本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。処理モジュール1802は、図4~図16に示す実施形態における位置管理ネットワーク要素によって実行される送受信以外の全ての動作を実行するように構成されてもよく、及び/又は本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。
さらに別の可能な実装では、図18のトランシーバ・モジュール1801がトランシーバに置き換えられてもよく、トランシーバ・モジュール1801の機能がトランシーバに統合されてもよく、処理モジュール1802がプロセッサに置き換えられてもよく、処理モジュール1802の機能がプロセッサに統合されてもよい。さらに、図18に示す位置管理ネットワーク要素180は、メモリを含んでもよい。トランシーバ・モジュール1801がトランシーバに置き換えられ、処理モジュール1802がプロセッサに置き換えられるときに、この出願のこの実施形態における位置管理ネットワーク要素180は、図3に示す通信装置であってもよい。
トランシーバ・モジュール1801が、受信モジュールと送信モジュールとをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュール1801によって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュール1801は、トランシーバ・モジュールによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
追加的に、トランシーバは、受信機及び送信機を含む。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
この出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。前述の実施形態の処理の全部又は一部が、関連するハードウェアに命令するコンピュータ・プログラムによって実装されてもよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが実行されるときに、前述の方法の実施形態のプロセスが含まれてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、前述の実施形態のいずれか1つにおいても、端末(データ送信端及び/又はデータ受信端を含む)の内部記憶ユニット、例えば、端末のハード・ディスク・ドライブ又はメモリであってもよい。代替的に、コンピュータ可読記憶媒体は、端末の外部記憶デバイス、例えば、端末上に構成されるプラグイン・ハード・ディスク、スマート・メディア・カード(smart media card、SMC)、セキュア・デジタル(secure digital、SD)カード、フラッシュ・カード(flash card)などであってもよい。さらに、コンピュータ可読記憶媒体は、代替的に、端末の内部記憶ユニットと外部記憶ユニットの両方を含んでもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ・プログラム、及び端末によって必要とされるコンピュータ・プログラム及びデータを記憶するように構成されている。コンピュータ可読記憶媒体は、出力されたデータ、又は出力されるデータを一時的に記憶するようにさらに構成されてもよい。
この出願の明細書、特許請求の範囲、及び添付図面において、「第1」、「第2」などの用語は、異なるオブジェクトを区別することを意図しているが、特定の順序を示すものではないことに留意されたい。追加的に、「含む」及び「有する」という用語、又はそれらの任意の他の派生語は、非排他的包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含む、プロセス、方法、システム、製品、又はデバイスは、列挙されたステップ又はユニットに限定されず、任意選択で、さらに、列挙されていないステップ又はユニットを含むか、あるいは任意選択で、さらに、プロセス、方法、製品、又はデバイスの別の固有のステップ又はユニットを含む。
この出願において、「少なくとも1つの(項目)」は1つ以上を意味し、「複数の」は2つ以上を意味し、「少なくとも2つの(アイテム)」は2つ、3つ、又はそれ以上を意味し、「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクト間の関連付け関係を説明するために使用され、かつ3つの関係があってもよいことを示すことを理解されたい。例えば、「A及び/又はB」は、Aのみが存在すること、Bのみが存在すること、及びAとBの両方が存在することを示してもよく、A及びBは、単数又は複数であってもよい。文字「/」は、一般に、関連するオブジェクト間の「又は」関係を示す。「以下の(アイテム)もののうちの少なくとも1つ」又はそれと同様の表現は、単数のアイテム(もの)又は複数のアイテム(もの)の任意の組み合わせを含め、これらのアイテムの任意の組み合わせを指す。例えば、a、b、又はcのうちの少なくとも1つ(もの)は、a、b、c、「a及びb」、「a及びc」、「b及びc」、又は「a、b、及びc」を表してもよく、a、b及びcは、単数又は複数である。
実装についての前述の説明は、便宜的かつ簡潔な説明を目的として、前述の機能モジュールへの分割が図示のための一例として使用されているにすぎないと当業者が理解することを可能にする。実際の用途では、前述の機能は、要件に基づいた実装のために異なる機能モジュールに割り振られてもよい。すなわち、装置の内部構造が、異なる機能モジュールに分割されて、上述の機能の全部又は一部を実装する。
この出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示された装置及び方法は、他の方式で実装され得ると理解されたい。例えば、説明された装置の実施形態は、一例にすぎない。例えば、モジュール又はユニットへの分割は、論理機能分割にすぎず、実際の実装の際には他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントが別の装置に組み合わされたり、統合されてもよいし、いくつかの特徴が無視されたり、実行されなくてもよい。追加的に、表示又は議論された相互結合、直接結合、又は通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実装されてもよい。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形態において実装されてもよい。
別個の部分として説明されるユニットは、物理に分離されていても、されていなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、1つ以上の物理ユニットであってもよいし、1つの場所に位置していてもよいし、複数の場所に分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてもよい。
追加的に、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、ユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよく、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用されるときに、統合されたユニットは、可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、この出願の実施形態における技術的解決策が、本質的にソフトウェア製品の形態で実装されてもよいし、従来技術に寄与する部分が、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよいし、技術的解決策の全部又は一部が、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、デバイス(シングルチップ・マイクロコンピュータ、チップなどであってもよい)又はプロセッサ(processor)に、この出願の実施形態に説明される方法のステップの全部又は一部を実行させるように命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、例えば、USBフラッシュ・ドライブ、リムーバブル・ハード・ディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクであるプログラム・コードを記憶することができる任意の媒体を含む。
前述の説明は、この出願の単に具体的な実装に過ぎないが、この出願の保護範囲を制限することを意図したものではない。この出願に開示された技術的範囲内の変形又は置換は、この出願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、この出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。
この出願は、2021年4月2日に中国国家知識産権局に出願された「POSITIONING INFORMATION REPORTING METHOD AND APPARATUS」と題する中国特許出願第202110365571.5号に対する優先権、及び2021年8月24日に中国国家知識産権局に出願された「POSITIONING INFORMATION REPORTING METHOD AND APPARATUS」と題する中国特許出願第202110975593.3号に対する優先権を主張し、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれる。
この出願は、通信技術の分野に関係し、特に、測位情報報告方法及び装置に関係する。
通信技術の急速な発展に伴い、通信システムは、測位技術の精度に対する要求がますます高くなっている。例えば、測位技術は、上りリンク測位技術、下りリンク測位技術、及び、上り/下りリンク測位技術を含んでもよい。
位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって報告される端末デバイスと複数のアクセス・ネットワーク要素との間の信号遅延に基づいて、測位技術、例えば、下りリンク到達時間差(L-TDOA)技術、マルチラウンドトリップ時間(ulti-RTT)技術を使用して、遅延を測定することによって、端末デバイスの位置情報を決定してもよいし、端末デバイスよって報告される端末デバイスと複数のアクセス・ネットワーク要素との間の参照信号受信電力(SRP)の測定値と、各アクセス・ネットワーク要素の送信ビーム・パターンとに基づいて、測位技術、例えば、下りリンク時間発射角(L-AOD)技術を使用して、角度を測定することによって、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
信号は、ライン・オブ・サイト(OS)パスを使用して、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素との間の直線ラインで送信されてもよいし、ノン・ライン・オブ・サイト(LOS)パスを使用して、反射や回折を介して送信されてもよいため、端末デバイスが、前述の測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するときに、端末デバイスが、NLOSパスを使用して送信された信号を測定する場合、測定を介して取得された信号の遅延誤差又はRSRP誤差が大きい。その結果、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差が大きく、測位精度が影響を受ける。
この出願は、測位技術における測定誤差を低減し、測位精度を向上させるための測位情報報告方法及び装置を提供する。
第1の態様によれば、この出願は、測位情報報告方法を提供する。本方法は、端末デバイスは、角度補助情報を含む位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得することを含む。角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。端末デバイスは、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信する。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。
第1の発明によれば、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、測定結果を位置管理ネットワーク要素に報告するときに、測定結果に対応する角度又は到来方向が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに搬送してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報をさらに決定して、端末デバイスの測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
可能な設計では、第1の指標情報は、測定結果で搬送される。
可能な設計では、端末デバイスは、測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信し、測定結果に対応する第1の指標情報を、位置管理ネットワーク要素に送信する。
上記2つの可能な設計に基づいて、端末デバイスは、提供位置情報において、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、測定結果において第1の指標情報を搬送し、提供位置情報を使用して、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、提供位置情報において測定結果を搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、他のシグナリングを使用して、測定結果に対応する第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。これは、限定されるものではない。これにより、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを、位置管理ネットワーク要素に送信するための複数の実現可能な解決策が提供される。
可能な設計では、端末デバイスは、測定結果を含む提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスが、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にある測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信した測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
可能な設計では、角度補助情報は、方位角情報及び/又は天頂角情報を含み、方位角情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、天頂角情報は、天頂角方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素とが同じ高さにないときに、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を2つの平面、例えば、水平面と垂直面に分解してもよい。言い換えれば、角度補助情報は、方位角情報と天頂角情報とを含む。位置管理ネットワーク要素は、代替的に、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を別の平面に分解してもよい。これは、限定されるものではない。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。方位角範囲は、方位角値と第1の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット方位角値情報は、方位角値を示し、プリセット方位角範囲情報は、方位角範囲を示す。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、方位角値を送信することによって、又はプリセット方位角値情報を送信することによって方位角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、方位角範囲を送信することによってか、方位角値及び第1の値を送信することによってか、又はプリセット方位角範囲情報を送信することによって方位角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角範囲で信号測定を実行する。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第1の値は、0である。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素が、値が0である第1の値を端末デバイスに送信するときに、端末デバイスは、受信した方位角値によって示された方向において信号測定を実行して、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。
可能な設計では、天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。天頂角範囲は、天頂角値と第2の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット天頂角値情報は、天頂角値を示し、プリセット天頂角範囲情報は、天頂角範囲を示す。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、天頂角値を送信することによって、又はプリセット天頂角値情報を送信することによって天頂角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、天頂角範囲を送信することによってか、天頂角値及び第の値を送信することによってか、又はプリセット天頂角範囲情報を送信することによって天頂角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角範囲で信号測定を実行してもよい。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を絞り込み、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第2の値は、0である。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素が、値が0である第2の値を端末デバイスに送信するときに、端末デバイスは、受信した天頂角値によって示された方向において信号測定を実行して、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。
可能な設計では、要求位置情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示し、パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、アクセス・ネットワーク要素の信号を端末デバイスによって測定した測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、粒度情報は、測定結果の粒度を示し、報告タイプは、定期報告又は非定期報告である。
可能な設計では、報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含んでもよい。
上記2つの設計に基づいて、要求位置情報は、上記の情報の1つ以上をさらに含んでもよく、そのため、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて信号測定を実行し、測定結果を報告する。
可能な設計では、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、及び反射パスのうちの1つ以上を含む。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって示されるパスのタイプに基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信される信号を測定してもよい。
可能な設計では、要求位置情報は、ロング・ターム・エボリューション測位プロトコルLPP要求位置情報であり、提供位置情報は、LPP提供位置情報である。
可能な設計では、測定結果は、(AOA)参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含む。AOAは、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する角度である。
例えば、RSTDは、第1の瞬間と第2の瞬間との間の差であってもよい。第1の瞬間は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよく、第2の瞬間は、参照アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよい。RSRPは、ビームレベルRSRPであってもよい。RTTは、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のラウンドトリップ時間であってもよい。
この可能な設計に基づいて、測定結果は、端末デバイスが信号測定を実行し、測定結果を取得するための実現可能な解決策を提供するために、上述のうちの1つ以上を含んでもよい。
可能な設計では、AOAは、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、第1の方位角値は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角であり、第1の天頂角値は、端末デバイスによって測定される天頂方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角である。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素とが同じ高さにないときに、端末デバイスは、第1の方位角値と第1の天頂角値とを報告することによって、AOAを位置管理ネットワーク要素に報告して、通知精度を向上させてもよい。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示し、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示す。
このような設計によれば、端末デバイスは、第2の指標情報をさらに報告してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、測定結果と、測定結果に対応する角度座標系とに基づいて、端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させる。端末デバイスは、第2のパス・タイプ情報をさらに報告してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素は、第2のパス・タイプ情報に基づいて、測定結果に対応するパスのタイプを決定する。
可能な設計では、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて、角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行する。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて、角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングをさらに実行して、角度補助情報によって示された角度の方向のパスのエネルギーを強化し、別の反射パスのエネルギーを弱め、測定を通して端末デバイスによって取得された角度、レイテンシ、RSRPの正確性を向上させて、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の正確性を向上させ、測位精度を向上させることができる。ビームフォーミングはまた、空間フィルタリングとして説明されてもよい。
可能な設計では、端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得する。要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。端末デバイスは、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する。提供位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報と、を含む。i番目の測定結果は、端末デバイスによって、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定した結果である。i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果に対応する角度がi番目の角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。
この可能な設計に基づいて、要求位置情報が複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を含むときに、端末デバイスは、X個の角度補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の第1の指標情報とを決定し、X個の測定結果と、X個の第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素は、X個の測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させる。
可能な設計では、i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果で搬送される。
可能な設計では、端末デバイスは、X個の測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信し、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を、位置管理ネットワーク要素に送信する。
上記2つの可能な設計に基づいて、端末デバイスは、提供位置情報において、X個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報とを搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、i番目の測定結果においてi番目の第1の指標情報を搬送し、提供位置情報を使用して、i番目の測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、提供位置情報においてX個の測定結果を搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、他のシグナリングを使用して、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。これは、限定されるものではない。これにより、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを、位置管理ネットワーク要素に送信するための複数の実現可能な解決策が提供される。
可能な設計では、端末デバイスは、Y個の測定結果を含む提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する。j番目の測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスが、X個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報とを位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスが、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるY個の測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信したY個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
可能な設計では、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、X個のパス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報とX個の第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、X個の測定結果に対応する角度座標系を示し、i番目の第2のパス・タイプ情報は、i番目の測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて、X個の角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行する。
X個の角度補助情報の各々、X個の測定結果の各々、及びX個の第1の指標情報の各々の説明については、角度補助情報、測定結果、及び第1の指標情報の特定の説明を参照されたい。詳細は、説明しない。
第2の観点によれば、この出願は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計における端末デバイスによって実行される機能を実装してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアにより実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュール、例えば、トランシーバ・モジュールを含む。トランシーバ・モジュールは、角度補助情報を含む位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得するように構成されている。角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。トランシーバ・モジュールは、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。
可能な設計では、第1の指標情報は、測定結果で搬送される。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されており、測定結果に対応する第1の指標情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。
可能な設計では、角度補助情報は、方位角情報及び/又は天頂角情報を含み、方位角情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、天頂角情報は、天頂角方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。方位角範囲は、方位角値と第1の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット方位角値情報は、方位角値を示し、プリセット方位角範囲情報は、方位角範囲を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第1の値は、0である。
可能な設計では、天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。天頂角範囲は、天頂角値と第2の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット天頂角値情報は、天頂角値を示し、プリセット天頂角範囲情報は、天頂角範囲を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第2の値は、0である。
可能な設計では、要求位置情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示し、パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、アクセス・ネットワーク要素の信号を端末デバイスによって測定した測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、粒度情報は、測定結果の粒度を示し、報告タイプは、定期報告又は非定期報告である。
可能な設計では、報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含む。
可能な設計では、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、及び反射パスのうちの1つ以上を含む。
可能な設計では、要求位置情報は、PP要求位置情報であり、提供位置情報は、LPP提供位置情報である。
可能な設計では、測定結果は、AOA、RSTD、RSRP、RTTのうちの1つ以上を含む。AOAは、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する角度である。
例えば、RSTDは、第1の瞬間と第2の瞬間との間の差であってもよい。第1の瞬間は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよく、第2の瞬間は、参照アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよい。RSRPは、ビームレベルRSRPであってもよい。RTTは、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の往復時間であってもよい。
可能な設計では、AOAは、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、第1の方位角値は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角であり、第1の天頂角値は、端末デバイスによって測定される天頂方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示し、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、端末デバイスは、処理モジュールをさらに含む。処理モジュールは、要求位置情報に基づいて、角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行するように構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得するようにさらに構成されている。要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。トランシーバ・モジュールは、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。提供位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報と、を含む。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果に対応する角度がi番目の角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。
可能な設計では、i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果で搬送される。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、X個の測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されており、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、Y個の測定結果を含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。j番目の測定結果は、端末デバイスによって、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。
可能な設計では、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、X個のパス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報とX個の第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、X個の測定結果に対応する角度座標系を示し、i番目の第2のパス・タイプ情報は、i番目の測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、処理モジュールは、要求位置情報に基づいて、X個の角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行するようにさらに構成されている。
X個の角度補助情報の各々、X個の測定結果の各々、及びX個の第1の指標情報の各々の説明については、角度補助情報、測定結果、及び第1の指標情報の特定の説明を参照のこと。詳細は、説明しない。
トランシーバ・モジュールが、受信モジュールと送信モジュールをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
端末デバイスの具体的な実装については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における端末デバイスの挙動機能を参照することに留意されたい。端末デバイスによってもたらされる技術的効果については、第1の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第3の観点によれば、この出願は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、端末デバイスであってもよいし、端末デバイス内のチップ又はシステムオンチップであってもよい。端末デバイスは、前述の態様又は可能な設計における端末デバイスによって実行される機能を実装してもよく、機能は、ハードウェアによって実装されてもよい。可能な設計では、端末デバイスは、トランシーバを含んでもよい。トランシーバは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける機能を実装する際に端末デバイスをサポートするように構成されてもよい。例えば、トランシーバは、角度補助情報を含む位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得するように構成されてもよい。角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。トランシーバ・モジュールは、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されてもよい。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。別の可能な設計では、端末デバイスは、プロセッサ及びメモリをさらに含んでもよい。メモリは、端末デバイスに必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成されている。端末デバイスが実行するときに、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そのため、端末デバイスは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行する。
可能な設計では、トランシーバは、受信機及び送信機をさらに含んでもよい。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよいことに留意されたい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
第3の態様における端末デバイスの具体的な実装については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における端末デバイスの挙動機能を参照のこと。
第4の態様によれば、この出願は、測位情報報告方法を提供する。本方法は、位置管理ネットワーク要素が、要求位置情報を端末デバイスに送信することを含んでもよい。要求位置情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの位置情報を提供する。提供位置情報は、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報と、を含む。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。位置管理ネットワーク要素は、提供位置情報に基づいて、前記端末デバイスの位置情報を決定する。
第4の態様によれば、位置管理ネットワーク要素は、角度補助情報を端末デバイスに送信し、そのため、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、測定結果を位置管理ネットワーク要素に報告するときに、測定結果に対応する到来の角度又は方向が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに搬送してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報をさらに決定して、端末デバイスの測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
可能な設計では、第1の指標情報は、測定結果で搬送される。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得し、測定結果に対応する第1の指標情報を取得する。
上記2つの可能な設計に基づいて、端末デバイスは、提供位置情報において、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、測定結果において第1の指標情報を搬送し、提供位置情報を使用して、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、提供位置情報において測定結果を搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、他のシグナリングを使用して、測定結果に対応する第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。これは、限定されるものではない。これにより、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを、位置管理ネットワーク要素に送信するための複数の実現可能な解決策が提供される。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得する。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスが、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にある測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信した測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
可能な設計では、角度補助情報は、方位角情報及び天頂角情報を含み、方位角情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、天頂角情報は、天頂角方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素とが同じ高さにないときに、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を2つの平面、例えば、水平面と垂直面に分解してもよい。言い換えれば、角度補助情報は、方位角情報と天頂角情報とを含む。位置管理ネットワーク要素は、代替的に、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を別の平面に分解してもよい。これは、限定されるものではない。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。方位角範囲は、方位角値と第1の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット方位角値情報は、方位角値を示し、プリセット方位角範囲情報は、方位角範囲を示す。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、方位角値を送信することによって、又はプリセット方位角値情報を送信することによって方位角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、方位角範囲を送信することによってか、方位角値及び第1の値を送信することによってか、又はプリセット方位角範囲情報を送信することによって方位角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角範囲で信号測定を実行する。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第1の値は、0である。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素が、値が0である第1の値を端末デバイスに送信するときに、端末デバイスは、受信した方位角値によって示された方向において信号測定を実行して、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。
可能な設計では、天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。天頂角範囲は、天頂角値と第2の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット天頂角値情報は、天頂角値を示し、プリセット天頂角範囲情報は、天頂角範囲を示す。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、天頂角値を送信することによって、又はプリセット天頂角値情報を送信することによって天頂角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、天頂角範囲を送信することによってか、天頂角値及び第の値を送信することによってか、又はプリセット天頂角範囲情報を送信することによって天頂角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角範囲で信号測定を実行してもよい。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第2の値は、0である。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素が、値が0である第2の値を端末デバイスに送信するときに、端末デバイスは、受信した天頂角値によって示された方向において信号測定を実行して、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。
可能な設計では、要求位置情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示し、パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、アクセス・ネットワーク要素の信号を端末デバイスによって測定した測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、粒度情報は、測定結果の粒度を示し、報告タイプは、定期報告又は非定期報告である。
可能な設計では、報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含んでもよい。
上記2つの設計に基づいて、要求位置情報は、上記の情報の1つ以上をさらに含んでもよく、そのため、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて信号測定を実行し、測定結果を報告する。
可能な設計では、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、及び反射パスのうちの1つ以上を含む。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって示されるパスのタイプに基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信される信号を測定してもよい。
可能な設計では、要求位置情報は、PP要求位置情報であり、提供位置情報は、LPP提供位置情報である。
可能な設計では、測定結果は、AOA、RSTD、RSRP、RTTのうちの1つ以上を含む。AOAは、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する角度である。
例えば、RSTDは、第1の瞬間と第2の瞬間との間の差であってもよい。第1の瞬間は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよく、第2の瞬間は、参照アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよい。RSRPは、ビームレベルRSRPであってもよい。RTTは、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のラウンドトリップ時間であってもよい。
この可能な設計に基づいて、測定結果は、端末デバイスが信号測定を実行し、測定結果を取得するための実現可能な解決策を提供するために、上述のうちの1つ以上を含んでもよい。
可能な設計では、AOAは、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、第1の方位角値は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角であり、第1の天頂角値は、端末デバイスによって測定される天頂方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角である。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素とが同じ高さにないときに、端末デバイスは、第1の方位角値と第1の天頂角値とを報告することによって、AOAを位置管理ネットワーク要素に報告して、通知精度を向上させてもよい。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示し、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示す。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、第2の指標情報をさらに報告してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、測定結果と、測定結果に対応する角度座標系とに基づいて、端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させる。端末デバイスは、第2のパス・タイプ情報をさらに報告してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素は、第2のパス・タイプ情報に基づいて、測定結果に対応するパスのタイプを決定する。
可能な設計では、第1の指標情報が、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内であることを示すときに、位置管理ネットワーク要素が、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
この可能な設計に基づいて、第1の指標情報が、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあることを示す場合、位置管理ネットワーク要素は、測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させることができる。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素が要求位置情報を端末デバイスに送信する前に、方法は、位置管理ネットワーク要素が、端末デバイスの履歴位置情報を取得することと、位置管理ネットワーク要素が、端末デバイスの履歴位置情報に基づいて角度補助情報を決定することと、をさらに含む。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの履歴位置情報に基づいて角度補助情報を決定して、角度補助情報の正確性を向上させることができる。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、要求位置情報を端末デバイスに送信する。要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの提供位置情報を取得する。提供位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報と、を含む。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果に対応する角度がi番目の角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。位置管理ネットワーク要素は、提供位置情報に基づいて、前記端末デバイスの位置情報を決定する。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、要求位置情報において、複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を搬送してもよく、そのため、端末デバイスは、X個の角度補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の第1の指標情報とを決定し、X個の測定結果と、X個の第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、X個の測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させる。
可能な設計では、i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果で搬送される。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、X個の測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得し、端末デバイスのX個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を取得する。
上記2つの可能な設計に基づいて、端末デバイスは、提供位置情報において、X個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報とを搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、i番目の測定結果においてi番目の第1の指標情報を搬送し、提供位置情報を使用して、i番目の測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、提供位置情報においてX個の測定結果を搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、他のシグナリングを使用して、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。これは、限定されるものではない。これにより、端末デバイスが、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを、位置管理ネットワーク要素に送信するための複数の実現可能な解決策が提供される。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、Y個の測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得する。j番目の測定結果は、端末デバイスによって、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。位置管理ネットワーク要素は、Y個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスが、X個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報とを位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスが、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるY個の測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信したY個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
可能な設計では、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、X個のパス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報とX個の第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、X個の測定結果に対応する角度座標系を示し、i番目の第2のパス・タイプ情報は、i番目の測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの履歴位置情報を取得し、端末デバイスの履歴位置情報に基づいてX個の角度補助情報を決定する。
X個の角度補助情報の各々、X個の測定結果の各々、及びX個の第1の指標情報の各々の説明については、角度補助情報、測定結果、及び第1の指標情報の特定の説明を参照されたい。詳細は、説明しない。
第5の態様によれば、この出願は、位置管理ネットワーク要素を提供する。位置管理ネットワーク要素は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計における位置管理ネットワーク要素によって実行される機能を実装してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアにより実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュール、例えば、トランシーバ・モジュール及び処理モジュールを含む。トランシーバ・モジュールは、要求位置情報を端末デバイスに送信するように構成されている。要求位置情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの提供位置情報を取得するようにさらに構成されている。提供位置情報は、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報と、を含む。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。処理モジュールは、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するように構成されている。
可能な設計では、第1の指標情報は、測定結果で搬送される。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得し、測定結果に対応する第1の指標情報を取得するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得するようにさらに構成されている。測定結果は、端末デバイスによって、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて測定した結果であり、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。
可能な設計では、角度補助情報は、方位角情報及び天頂角情報を含み、方位角情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、天頂角情報は、天頂角方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。方位角範囲は、方位角値と第1の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット方位角値情報は、方位角値を示し、プリセット方位角範囲情報は、方位角範囲を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第1の値は、0である。
可能な設計では、天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。天頂角範囲は、天頂角値と第2の値とを加算又は減算することにより取得され、プリセット天頂角値情報は、天頂角値を示し、プリセット天頂角範囲情報は、天頂角範囲を示す。
可能な設計では、方位角情報は、方位角値と第1の値とを含み、第2の値は、0である。
可能な設計では、要求位置情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示し、パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、アクセス・ネットワーク要素の信号を端末デバイスによって測定した測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、粒度情報は、測定結果の粒度を示し、報告タイプは、定期報告又は非定期報告である。
可能な設計では、報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含んでもよい。
可能な設計では、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、及び反射パスのうちの1つ以上を含む。
可能な設計では、要求位置情報は、PP要求位置情報であり、提供位置情報は、LPP提供位置情報である。
可能な設計では、測定結果は、AOA、RSTD、RSRP、RTTのうちの1つ以上を含む。AOAは、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する角度である。
例えば、RSTDは、第1の瞬間と第2の瞬間との間の差であってもよい。第1の瞬間は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよく、第2の瞬間は、参照アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であってもよい。RSRPは、ビームレベルRSRPであってもよい。RTTは、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のラウンドトリップ時間であってもよい。
測定結果がAOAを含むときに、AOAは、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、第1の方位角値は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角であり、第1の天頂角値は、端末デバイスによって測定される天頂方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示し、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、第1の指標情報が、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内であることを示すときに、処理モジュールが、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
可能な設計では、要求位置情報を端末デバイスに送信する前に、トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの履歴位置情報を取得するようにさらに構成されている。処理モジュールは、端末デバイスの履歴位置情報に基づいて、角度補助情報を決定するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、要求位置情報を端末デバイスに送信するようにさらに構成されている。要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの提供位置情報を取得するようにさらに構成されている。提供位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報と、を含む。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果に対応する角度がi番目の角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。処理モジュールは、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するようにさらに構成されている。
可能な設計では、i番目の第1の指標情報は、i番目の測定結果で搬送される。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、X個の測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得し、端末デバイスのX個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報を取得するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、Y個の測定結果を含む端末デバイスの提供位置情報を取得するようにさらに構成されている。j番目の測定結果は、端末デバイスによって、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。処理モジュールは、Y個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するようにさらに構成されている。
可能な設計では、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、X個のパス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、提供位置情報は、第2の指標情報とX個の第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第2の指標情報は、X個の測定結果に対応する角度座標系を示し、i番目の第2のパス・タイプ情報は、i番目の測定結果に対応するパスのタイプを示す。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの履歴位置情報を取得するようにさらに構成されている。処理モジュールは、端末デバイスの履歴位置情報に基づいて、X個の角度補助情報を決定するようにさらに構成されている。
X個の角度補助情報の各々、X個の測定結果の各々、及びX個の第1の指標情報の各々の説明については、角度補助情報、測定結果、及び第1の指標情報の特定の説明を参照のこと。詳細は、説明しない。
トランシーバ・モジュールが、受信モジュールと送信モジュールをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
位置管理ネットワーク要素の具体的な実装については、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における位置管理ネットワーク要素の挙動機能を参照することに留意されたい。位置管理ネットワーク要素によってもたらされる技術的効果については、第4の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第6の態様によれば、この出願は、位置管理ネットワーク要素を提供する。位置管理ネットワーク要素は、位置管理ネットワーク要素、又は位置管理ネットワーク要素内のチップ若しくはシステムオンチップであってもよい。位置管理ネットワーク要素は、前述の態様又は可能な設計における位置管理ネットワーク要素によって実行される機能を実装してもよく、その機能はハードウェアによって実装されてもよい。可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、トランシーバ及びプロセッサを含んでもよい。トランシーバ及びプロセッサは、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つにおける機能を実装するために、位置管理ネットワーク要素をサポートするように構成されてもよい。例えば、トランシーバは、要求位置情報を端末デバイスに送信するように構成されてもよい。要求位置情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。トランシーバは、端末デバイスの提供位置情報を取得するようにさらに構成されてもよい。提供位置情報は、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報と、を含む。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。プロセッサは、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するように構成されてもよい。別の可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、メモリを含んでもよい。メモリは、位置管理ネットワーク要素に必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成されている。位置管理ネットワーク要素が実行するときに、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行する。
可能な設計では、トランシーバは、受信機及び送信機をさらに含んでもよい。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよいことに留意されたい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
第6の態様における位置管理ネットワーク要素の具体的な実装については、第4の態様又は第4の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における位置管理ネットワーク要素の挙動機能を参照のこと。
第7の態様によれば、この出願は、測位情報報告方法を提供する。この方法は、端末デバイスが、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信することを含んでもよい。端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得する。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。端末デバイスは、提供補助情報に基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得する。端末デバイスは、測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
第7の態様によれば、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するときに、測定結果がLOSパスに対応するか、NLOSパスに対応するかをさらに決定してもよく、LOSパスに対応する測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報をさらに決定し、端末デバイスの測定結果に基づいて判定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
可能な設計では、提供補助情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、及びパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、端末デバイスは、端末デバイスの位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する。
可能な設計では、端末デバイスは、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信する。端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得する。提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。端末デバイスは、提供補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果を取得する。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。端末デバイスは、X個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
この可能な設計に基づいて、提供補助情報が複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を含むときに、端末デバイスは、X個の角度補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果を決定し、X個の測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させることができる。
可能な設計では、端末デバイスは、Y個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。j番目の測定結果は、端末デバイスによって、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。
この可能な設計に基づいて、端末デバイスは、X個の測定結果からLOSパスに対応するY個の測定結果を選択し、Y個の測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させてもよい。
可能な設計では、提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、及びX個のパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて、X個の角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行する。
この出願における角度補助情報及び測定結果の説明については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける角度補助情報及び測定結果の説明を参照することに留意されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
第8の観点によれば、この出願は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、第7の態様又は第7の態様の可能な設計における端末デバイスによって実行される機能を実装してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアにより実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュール、例えば、トランシーバ・モジュール及び処理モジュールを含む。トランシーバ・モジュールは、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信するように構成されている。トランシーバ・モジュールは、位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得するようにさらに構成されている。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。処理モジュールは、提供補助情報に基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得するように構成されている。端末デバイスは、測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
可能な設計では、提供補助情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、及びパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている。トランシーバ・モジュールは、位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得するようにさらに構成されている。提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。処理モジュールは、提供補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果を取得するようにさらに構成されている。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。処理モジュールは、X個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するようにさらに構成されている。
可能な設計では、処理モジュールは、Y個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定するようにさらに構成されている。j番目の測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。
可能な設計では、提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、及びX個のパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、処理モジュールは、要求位置情報に基づいて、X個の角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングを実行するようにさらに構成されている。
トランシーバ・モジュールが、受信モジュールと送信モジュールをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
端末デバイスの具体的な実装については、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における端末デバイスの挙動機能を参照することに留意されたい。端末デバイスによってもたらされる技術的効果については、第7の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第9の観点によれば、この出願は、端末デバイスを提供する。端末デバイスは、端末デバイスであってもよいし、端末デバイス内のチップ又はシステムオンチップであってもよい。端末デバイスは、前述の態様又は可能な設計における端末デバイスによって実行される機能を実装してもよく、機能は、ハードウェアによって実装されてもよい。可能な設計では、端末デバイスは、トランシーバ及びプロセッサを含んでもよい。トランシーバ及びプロセッサは、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける機能を実装する際に端末デバイスをサポートするように構成されてもよい。例えば、トランシーバ・モジュールは、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信するように構成されてもよい。トランシーバは、位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得するようにさらに構成されてもよい。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。プロセッサは、提供補助情報に基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得するように構成されてもよい。端末デバイスは、測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。別の可能な設計では、端末デバイスは、メモリをさらに含んでもよい。メモリは、端末デバイスに必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成されている。端末デバイスが実行するときに、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そのため、端末デバイスは、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行する。
可能な設計では、トランシーバは、受信機及び送信機をさらに含んでもよい。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよいことに留意されたい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
第9の態様における端末デバイスの具体的な実装については、第7の態様又は第7の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における端末デバイスの挙動機能を参照のこと。
第10の態様によれば、この出願は、測位情報報告方法を提供する。本方法は、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの要求補助データを取得することを含んでもよい。位置管理ネットワーク要素は、提供補助情報を端末デバイスに送信する。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。
第10の態様によれば、位置管理ネットワーク要素は、角度補助情報を端末デバイスに送信し、そのため、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。
可能な設計では、提供補助情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、及びパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの位置情報を取得する。端末デバイスの位置情報は、測定結果に基づいて、端末デバイスによって決定され、測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。
可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの要求補助データを取得する。位置管理ネットワーク要素は、提供補助情報を端末デバイスに送信する。提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。
この可能な設計に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、提供補助情報において複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を含んでもよく、そのため、端末デバイスは、X個の角度補助情報に基づいて、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果を決定し、X個の測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定して、測位精度を向上させることができる。
可能な設計では、提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、及びX個のパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
この出願における角度補助情報及び測定結果の説明については、第1の態様又は第1の態様の可能な設計のいずれか1つにおける角度補助情報及び測定結果の説明を参照することに留意されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
第11の態様によれば、この出願は、位置管理ネットワーク要素を提供する。位置管理ネットワーク要素は、第10の態様又は第10の態様の可能な設計における位置管理ネットワーク要素によって実行される機能を実装してもよく、機能は、対応するソフトウェアを実行することによりハードウェアにより実装されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、機能に対応する1つ以上のモジュール、例えば、トランシーバ・モジュールを含む。トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの要求補助データを取得するように構成されている。トランシーバ・モジュールは、提供補助情報を端末デバイスに送信するようにさらに構成されている。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。
可能な設計では、提供補助情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、及びパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの位置情報を取得するようにさらに構成されている。端末デバイスの位置情報は、測定結果に基づいて、端末デバイスによって決定され、測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果である。
可能な設計では、トランシーバ・モジュールは、端末デバイスの要求補助情報を取得するようにさらに構成されている。トランシーバ・モジュールは、提供補助情報を端末デバイスに送信するようにさらに構成されている。提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。
可能な設計では、提供補助情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、及びX個のパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示す。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
トランシーバ・モジュールが、受信モジュールと送信モジュールをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュールは、トランシーバ・モジュールによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
位置管理ネットワーク要素の具体的な実装については、第10の態様又は第10の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における位置管理ネットワーク要素の挙動機能を参照することに留意されたい。位置管理ネットワーク要素によってもたらされる技術的効果については、第10の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第12の態様によれば、この出願は、位置管理ネットワーク要素を提供する。位置管理ネットワーク要素は、位置管理ネットワーク要素、又は位置管理ネットワーク要素内のチップ若しくはシステムオンチップであってもよい。位置管理ネットワーク要素は、前述の態様又は可能な設計における位置管理ネットワーク要素によって実行される機能を実装してもよく、その機能はハードウェアによって実装されてもよい。可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、トランシーバを含んでもよい。トランシーバは、第10の態様又は第10の態様の可能な設計のいずれか1つにおける機能を実装するために、位置管理ネットワーク要素をサポートするように構成されてもよい。例えば、トランシーバは、端末デバイスの要求補助データを取得するように構成されてもよい。トランシーバは、提供補助情報を端末デバイスに送信するようにさらに構成されてもよい。提供補助情報は、角度補助情報を含み、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す。別の可能な設計では、位置管理ネットワーク要素は、プロセッサ及びメモリを含んでもよい。メモリは、位置管理ネットワーク要素に必要なコンピュータ実行可能命令及びデータを記憶するように構成されている。位置管理ネットワーク要素が実行するときに、トランシーバ及びプロセッサは、メモリに記憶されたコンピュータ実行可能命令を実行し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、第10の態様又は第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行する。
可能な設計では、トランシーバは、受信機及び送信機をさらに含んでもよい。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよいことに留意されたい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
第12の態様における位置管理ネットワーク要素の具体的な実装については、第10の態様又は第10の態様の可能な設計のいずれか1つで提供される測位情報報告方法における位置管理ネットワーク要素の挙動機能を参照のこと。
第13の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、1つ以上のプロセッサを含む。1つ以上のプロセッサは、コンピュータ・プログラム又は命令を実行するように構成されている。1つ以上のプロセッサがコンピュータ・プログラム又は命令を実行するときに、通信装置は、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第4の態様若しくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第7の態様若しくは第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、又は第10の態様若しくは第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行することが可能となる。
可能な設計では、通信装置は、1つ以上の通信インターフェースをさらに含み、1つ以上の通信インターフェースは、1つ以上のプロセッサに結合され、1つ以上の通信インターフェースは、通信装置以外の別のモジュールと通信するように構成されている。通信インターフェースはまた、入力/出力インターフェースとして説明されてもよい。入力/出力インターフェースは、入力インターフェースと出力インターフェースとを含んでもよい。
可能な設計では、通信装置は、1つ以上のメモリをさらに含み、1つ以上のメモリは、1つ以上のプロセッサに結合され、1つ以上のメモリは、前述のコンピュータ・プログラム又は命令を記憶するように構成されている。可能な実装では、メモリは、通信装置の外部に位置する。別の可能な実装では、メモリは、通信装置の内部に位置する。この出願では、プロセッサとメモリは、代替的に、1つのコンポーネントに統合されてもよい。言い換えれば、プロセッサとメモリは、代替的に、一緒に統合されてもよい。
第14の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、インターフェース回路及び論理回路を含む。インターフェース回路は、論理回路に結合される。論理回路は、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第4の態様若しくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第7の態様若しくは第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、又は第10の態様若しくは第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するように構成されている。インターフェース回路は、通信装置以外の別のモジュールと通信するように構成されている。
インターフェース回路はまた、入力/出力回路として説明されてもよい。入力/出力回路は、入力回路と出力回路とを含んでもよい。
第15の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体が提供される。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ命令又はプログラムを記憶する。コンピュータ命令又はプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、コンピュータは、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第4の態様若しくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第7の態様若しくは第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、又は第10の態様若しくは第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行することが可能となる。
第16の態様によれば、コンピュータ命令を含むコンピュータ・プログラム製品が提供される。コンピュータ・プログラム製品がコンピュータ上で実行されるときに、コンピュータは、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第4の態様若しくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第7の態様若しくは第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、又は第10の態様若しくは第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行することが可能となる。
第17の観点によれば、この出願は、コンピュータ・プログラムを提供する。コンピュータ・プログラムがコンピュータ上で実行されるときに、コンピュータは、第1の態様若しくは第1の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第4の態様若しくは第4の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、第7の態様若しくは第7の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行するか、又は第10の態様若しくは第10の態様の可能な設計のいずれか1つによる測位情報報告方法を実行することが可能となる。
第13の態様~第17の態様までの任意の設計によってもたらされる技術的効果については、第1の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照するか、第4の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照するか、第7の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照するか、又は第10の態様の任意の可能な設計によってもたらされる技術的効果を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第18の態様によれば、通信システムが提供される。通信システムは、第2の態様若しくは第3の態様による端末デバイスと、第5の態様若しくは第6の態様による位置管理ネットワーク要素とを含むか、又は第8の態様若しくは第9の態様による端末デバイスと、第11の態様若しくは第12の態様による位置管理ネットワーク要素とを含む。
この出願の一実施形態による、通信システムの構成の概略図である。
この出願の一実施形態による、通信システムの構成の概略図である。
この出願の一実施形態による、通信システムの構成の概略図である。
この出願の一実施形態による、通信装置の構造の概略図である。
この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。
この出願の一実施形態による、角度補助情報の概略図である。
この出願の一実施形態による、到来角の概略図である。
この出願の一実施形態による、到来角の概略図である。
この出願の一実施形態による、DL-TDOA測位技術の概略図である。
この出願の一実施形態による、DL-AOD測位技術の概略図である。
この出願の一実施形態による、マルチRTT測位技術の概略図である。
この出願の一実施形態による、空間フィルタリングに基づく測位精度の概略図である。
この出願の一実施形態による、DL-AOA測位技術の概略図である。
この出願の一実施形態による、マルチRTT測位技術の概略図である。
この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。
この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。
この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。
この出願の一実施形態による、端末デバイスの構成を示す概略図である。
この出願の一実施形態による、位置管理ネットワーク要素の構成の概略図である。
通信技術の急速な発展に伴い、高精度測位は、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(GPP)における第5世代モバイル通信システム(5th generation mobile networks、又は5th generation wireless systems、5G)の重要な研究プロジェクトとして次第に決定されてきている。新しい無線(R)通信システムにおける測位シナリオは、屋外での拡張モバイル・ブロードバンド(MBB)、屋内でのeMBB、超高信頼性・低遅延通信(RLLC)、大規模マシン型通信(MTC)/モノのインターネット(oT)などを含んでもよい。追加的に、通信システムは、高速アプリケーションにおける高いセキュリティ、スケーラビリティ、高可用性及び精度保証の特徴が要求される。測位要求と測位シナリオがますます広範囲になるにつれて、測位精度に対する要求はますます高くなっている。
測位技術は、上りリンク測位技術、下りリンク測位技術、及び、上り/下りリンク測位技術を含んでもよい。上りリンク測位技術では、アクセス・ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたチャネル・サウンディング参照信号(RS)を検出してもよい。下りリンクの測位技術では、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素によって送信された測位参照信号(RS)を検出してもよい。上りリンク/下りリンク測位技術では、端末デバイスが、アクセス・ネットワーク要素によって送信されたPRS信号を検出してもよいし、アクセス・ネットワーク要素が、端末デバイスによって送信されたSRS信号を検出してもよい。
例えば、下りリンク測位技術は、下りリンク到達時間差(L-TDOA)技術と、下りリンク発射時間角(L-AOD)技術と、を含んでもよい。上りリンク/下りリンク測位技術は、マルチラウンドトリップ時間(ulti-RTT)技術を含んでもよい。
現在、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって報告された端末デバイスと複数のアクセス・ネットワーク要素との間の信号レイテンシに基づいて、測位技術、例えば、DL-TDOA技術、又はMulti-RTT技術を使用してレイテンシを測定することによって、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。代替的には、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって報告された端末デバイスと複数のアクセス・ネットワーク要素との間の参照信号受信電力(SRP)の測定値と、各アクセス・ネットワーク要素の送信ビーム・パターンとに基づいて、測位技術、例えば、DL-AOD技術を使用して、角度を測定することによって、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
信号が、ライン・オブ・サイト(OS)パスを使用して、端末デバイスとアクセス・ネットワーク要素との間を直線ラインで送信されてもよいし、信号が、非ライン・オブ・サイト(LOS)パスを使用して、壁又は別の物体の反射又は回折を介して送信されてもよいため、NLOSパスに比べて、LOSパスに対応する測定値に基づいた計算により取得される端末デバイスの位置情報がより正確である。端末デバイスが、前述の測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するときに、端末デバイスは、最も早い到来パスに対応する信号、又は、最もエネルギーの強いパスに対応する信号を選択し、その信号のレイテンシ又は角度を測定してもよい。
しかし、端末デバイスが信号のレイテンシを測定するときに、NLOSパス使用して送信された信号が端末デバイスに到来する瞬間とLOSパスを使用して送信された信号が端末デバイスに到来する瞬間とが非常に近い場合(例えば、サンプリング間隔内)、端末デバイスがNLOSパスを使用して送信された信号を測定する場合、又は端末デバイスがNLOSパスのエネルギーが過剰であるためにLOSパスを正確に検出できない場合、端末デバイスによる測定を介して取得されるレイテンシの誤差が大きくなることがある。その結果、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差が大きく、測位精度が影響を受ける。
例えば、100MHzの動作帯域幅が使用される。レイテンシ誤差がサンプリング間隔内にある場合、対応する距離誤差は、3mである。
端末デバイスが信号の角度を測定するときに、NLOSパスとLOSパスとの距離が近い場合、端末デバイスがNLOSパスを使用して送信された信号を測定する場合、端末デバイスによる測定を介して取得される信号のRSRP誤差が大きくなることがある。その結果、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差が大きく、測位精度が影響を受ける。追加的に、角度ベースの測位技術を使用して信号を測定するときに、端末デバイスは、アンテナ・パネルによってカバーされる角度範囲(例えば、-90°~90°)内を探索する必要がある。これに対応して、端末デバイスの計算速度及び複雑さが高い。
端末デバイスから遠く離れたアクセス・ネットワーク要素の場合、角度偏差が測位精度に大きな影響を与えることに留意されたい。
以上のように、端末デバイスが、前述の測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するときに、端末デバイスがNLOSパスを使用して送信された信号を測定する場合、端末デバイスによる測定を介して取得される信号のレイテンシ誤差又はRSRP誤差が大きい。その結果、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差が大きく、測位精度が影響を受ける。
この技術的課題を解決するために、この出願の実施形態は、測位情報報告方法及び装置を提供する。端末デバイスは、角度補助情報を含む位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得してもよい。角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示してもよい。端末デバイスは、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを含む提供位置情報を、位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であってもよい。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す。
この出願の実施形態では、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、測定結果を位置管理ネットワーク要素に報告するときに、測定結果に対応する角度又は到来方向が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに搬送してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報をさらに決定して、端末デバイスの測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
以下、この明細書の添付図面を参照して、この出願の実施形態の実装を詳細に説明する。
この出願の実施形態で提供される測位情報報告方法は、任意の通信システムで使用されてもよい。例えば、通信システムは、ロング・ターム・エボリューション(TE)システムであってもよいし、5G NR通信システム、NRビークル・ツー・エブリシング(2X)システム、又は他の次世代通信システムであってもよい。これは、限定されるものではない。
この出願の実施形態で提供される測位情報報告方法は、様々な通信シナリオに適用されてもよく、例えば、eMBB、URLLC、MTC、mMTC、デバイス・ツー・デバイス(2D)、V2X、ビークル・ツー・ビークル(2V)、IoTなどの1つ以上の情報処理シナリオに適用されてもよい。以下、図1を一例として使用して、この出願の実施形態で提供される測位情報報告方法について説明する。
図1は、本出願の一実施形態による通信システムの概略図である。図1に示すように、通信システムは、端末デバイス、アクセス・ネットワーク要素、及びコア・ネットワーク要素を含んでもよい。コア・ネットワーク要素は、アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素と、位置管理ネットワーク要素と、を含んでもよい。
図1の端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素のビーム/セルのカバレッジ内に位置してもよい。端末デバイスは、ユーザ・ツー・ネットワーク・インターフェース・ユニバーサル(u)リンクを使用して、アクセス・ネットワーク要素と通信してもよい。
図1の端末デバイス(terminal)は、ユーザ機器(E)、モバイル局(S)、モバイル端末(T)などとも呼ばれてもよい。具体的には、図1の端末デバイスは、ハンドヘルド・デバイス、車載デバイス、ウェアラブル・デバイス、又は無線通信機能を有するコンピューティング・デバイスであってもよい。例えば、端末デバイスは、携帯電話(mobile phone)、タブレット・コンピュータ、又は無線トランシーバ機能を有するコンピュータであってもよいし、仮想現実(R)端末、拡張現実(R)端末、産業用制御における無線端末、自動運転における無線端末、遠隔医療における無線端末、スマートグリッドにおける無線端末、スマート・シティ(smart city)における無線端末、スマート・ホーム(smart home)における無線端末、車載端末、ビークル・ツー・ビークル(2V)通信能力を有する車両、インテリジェント・コネクテッド車両、UAVツーUAV(2U)通信能力を有する無人航空機、路側ユニット(SU)などであってもよい。これは、限定されるものではない。
図1のアクセス・ネットワーク要素は、無線トランシーバ機能を有し、かつ端末デバイスをコア・ネットワーク要素に接続するように構成されている任意のデバイスであってもよい。アクセス・ネットワーク要素は、主に、無線物理制御機能、リソース・スケジューリング及び無線リソース管理、無線アクセス制御、モビリティ管理、サービス品質管理、データ暗号化及び圧縮などの機能を実装するように構成されており、信頼性の高い無線伝送プロトコル及びデータ暗号化プロトコルを提供する。アクセス・ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク(N)/無線アクセス・ネットワーク(AN)デバイスとも呼ばれてもよい。具体的には、アクセス・ネットワーク要素は、有線アクセスをサポートするデバイスであってもよいし、無線アクセスをサポートするデバイスであってもよい。例えば、アクセス・ネットワーク要素は、マクロ基地局、マイクロ基地局、中継局、アクセス・ポイントなどであってもよい。
例えば、図2aに示すように、この出願の実施形態におけるアクセス・ネットワーク要素は、NRにおける基地局であってもよい。5G NRにおける基地局は、代替的に、送受信ポイント(RP)、又は次世代NodeB(NB)と呼ばれてもよいし、モバイル通信のためのグローバル・システム(SM)、又は符号分割多元接続(DMA)における基地トランシーバ局(BTS)であってもよいし、広帯域符号分割多元接続(CDMA)システムにおけるNodeB(B)であってもよい。アクセス・ネットワーク要素は、代替的に、ロング・タームLTEシステムにおける発展型NodeB(NB、又はeNodeB)であってもよい。アクセス・ネットワーク要素は、代替的に、拡張型NodeB(NB)、次世代発展型NodeB(g-eNB)、アクセス・ポイント(P)、伝送ポイント(P)、又は別のアクセス・ノードであってもよい。これは、限定されるものではない。アクセス・ネットワーク要素は、Xnインターフェースを介して互いに通信してもよいことに留意されたい。
図1のアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素によって送信されたデータを位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、位置管理ネットワーク要素によって送信されたデータをアクセス・ネットワーク要素に送信してもよい。アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素と位置管理ネットワーク要素との間の通信のためのルータに相当する。
例えば、図2aに示すように、アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素は、5G移動通信システムにおけるアクセス及び移動度管理機能(MF)ネットワーク要素であってもよい。アクセス・ネットワーク要素は、gNBと5Gコア・ネットワーク制御プレーンとの間のインターフェース(the interface between the gNB and 5G core network control plane、NG-C)を介してAMFと通信してもよい。
図1の位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信された測定結果に基づいて、端末デバイスに対して測位計算を実行して、端末デバイスの位置情報を取得してもよい。
例えば、図2aに示すように、位置管理ネットワーク要素は、5G通信システムにおける位置管理機能(MF)であってもよく、LMFは、測位サーバ、測位サービス管理機能とも呼ばれてもよい。LMFは、NL1インターフェースを介してAMFと通信してもよい。
図2aに示すように、コア・ネットワーク要素は、サービス・ロケーション・プロトコル(LP)及び発展型サービス提供モバイル・ロケーション・センタ(-SMLC)のうちの1つ以上をさらに含んでもよい。これは、限定されるものではない。
図2aは、この出願の実施形態が適用可能である通信システムを説明するための一例にすぎず、この出願が適用可能である通信システムに含まれるネットワーク要素のタイプ、数量、接続方式などを具体的に限定しない。例えば、E-SMLC又はSLPは必須ではない。例えば、ng-eNBは、いくつかの実施形態では、複数の有してもよく、gNBは、いくつかの実施形態では、複数のTRPを有してもよい。端末デバイスは、いくつかの実施形態では、SUPL対応端末(ET)と呼ばれるか、又は、いくつかの実施形態では、SETを含み、SUPLが、セキュア・ユーザ・プレーン・ロケーション(secure user plane location)である。
追加的に、端末デバイス、サイド・リンク(L)を使用して互いに通信してもよい。具体的には、端末デバイスは、PC5インターフェースを介して互いに通信してもよい。
端末デバイス間の通信は、端末デバイスがアクセス・ネットワーク要素のカバレッジ内にあるかどうかに基づいて、カバレッジ内シナリオ、部分的カバレッジ・シナリオ、及びカバレッジ外シナリオの3つの通信シナリオに分類されてもよい。
図2bの(a)に示すように、カバレッジ内シナリオは、PC5インターフェースを介して通信を実行する全ての端末デバイスがアクセス・ネットワーク要素のカバレッジ内にある通信シナリオであってもよい。図2bの(b)に示すように、部分カバレッジ・シナリオとは、PC5インターフェースを介して通信を実行する1つの端末デバイスがアクセス・ネットワーク要素のカバレッジ内にあり、別の端末デバイスがアクセス・ネットワーク要素のカバレッジ外にあることを意味してもよい。図2bの(c)に示すように、カバレッジ外シナリオは、PC5インターフェースを介して通信を実行する全ての端末デバイスがアクセス・ネットワーク要素のカバレッジ外にあることを意味してもよい。
具体的な実装では、図1に示すように、例えば、端末デバイス、アクセス・ネットワーク要素、コア・ネットワーク要素の各々が、図3に示す構成構造を使用してもよいし、図3に示すコンポーネントを含んでもよい。図3は、この出願の一実施形態による、通信装置300の構成の概略図である。通信装置300は、端末デバイス、又は端末デバイス内のチップ若しくはシステムオンチップであってもよいし、アクセス・ネットワーク要素、又はアクセス・ネットワーク要素内のチップ若しくはシステムオンチップであってもよいし、コア・ネットワーク要素、又はコア・ネットワーク要素内のチップ若しくはシステムオンチップであってもよい。図3に示すように、通信装置300は、プロセッサ301と、トランシーバ302と、通信回線303と、を含む。
さらに、通信装置300は、メモリ304を含んでもよい。プロセッサ301、メモリ304、及びトランシーバ302は、通信回線303を介して接続されてもよい。
プロセッサ301は、中央処理ユニット(PU)、汎用プロセッサ、ネットワーク・プロセッサ(P)、デジタル信号プロセッサ(SP)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブル論理デバイス(LD)、又はこれらの任意の組み合わせである。代替的に、プロセッサ301は、処理機能を有する別の装置、例えば、回路、コンポーネント、又はソフトウェア・モジュールであってもよい。これは、限定されるものではない。
トランシーバ302は、別のデバイス又は別の通信ネットワークと通信するように構成されている。別の通信ネットワークは、イーサネット、RAN無線ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)などであってもよい。トランシーバ302は、モジュール、回路、トランシーバ、又は通信を実装することができる任意の装置であってもよい。
任意選択で、トランシーバ302は、受信機及び送信機をさらに含んでもよい。受信機は、トランシーバ302によって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバ302によって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
なお、トランシーバ302は、入力/出力ユニットとして説明されてもよいことに留意されたい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバ302によって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバ302によって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
通信回線303は、通信装置300に含まれたコンポーネント間で情報を伝送するように構成されている。
メモリ304は、命令を記憶するように構成されている。命令は、コンピュータ・プログラムであってもよい。
メモリ304は、読み出し専用メモリ(OM)、又は静的情報及び/又は命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイスであってもよいし、ランダム・アクセス・メモリ(AM)又は情報及び/又は命令を記憶することができる別のタイプの動的記憶デバイスであってもよいし、電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(EPROM)、コンパクト・ディスク読み出し専用メモリ(D-ROM)、又は別のコンパクト・ディスク・ストレージ、光ディスク・ストレージ(圧縮光ディスク、レーザ・ディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク、ブルーレイ・ディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体若しくは別の磁気記憶デバイスなどであってもよい。これは、限定されるものではない。
メモリ304は、プロセッサ301とは独立して存在してもよいし、プロセッサ301と統合されてもよいことに留意されたい。メモリ304は、命令、プログラム・コード、何らかのデータなどを記憶するように構成されてもよい。メモリ304は、通信装置300の内部に位置してもよいし、通信装置300の外部に位置してもよい。これは、限定されるものではない。プロセッサ301は、メモリ304に記憶された命令を実行して、この出願の以下の実施形態で提供される測位情報報告方法を実装するように構成されている。
一例では、プロセッサ301は、1つ以上のCPU、例えば、図3のCPU0及びCPU1を含んでもよい。
任意選択の実装では、通信装置300は、複数のプロセッサを含む。例えば、通信装置300は、図3のプロセッサ301に加えて、プロセッサ307をさらに含んでもよい。
任意の実装では、通信装置300は、出力デバイス305及び入力デバイス306をさらに含む。例えば、入力デバイス306は、キーボード、マウス、マイク、又はジョイスティックなどのデバイスであり、出力デバイス305は、ディスプレイ、スピーカ(speaker)などのデバイスである。
なお、通信装置300は、デスクトップ・コンピュータ、ポータブル・コンピュータ、ネットワーク・サーバ、携帯電話、タブレット・コンピュータ、無線端末、組み込みデバイス、チップ・システム、又は図3と同様の構造を有するデバイスであってもよい。追加的に、図3に示すゲートウェイ構造は、通信装置に対する制限を構成しない。図3に示すコンポーネントに加えて、通信装置は、図3に示すものよりも多く又は少ないコンポーネントを含んでもよいし、いくつかのコンポーネントが組み合わせられてもよいし、異なるコンポーネント配置が使用されてもよい。
この出願のこの実施形態では、チップ・システムは、チップを含んでもよいし、チップ及び別の別個のコンポーネントを含んでもよい。
追加的に、この出願の実施形態におけるアクション、用語などについては、互いを参照する。これは、限定されるものではない。この出願の実施形態では、デバイス間で交換されるメッセージの名前、メッセージ内のパラメータの名前などは、例にすぎない。特定の実装の際、別の名前が代替的に使用されてもよい。これは、限定されるものではない。
次に、図1又は図2(a)に示す通信システムを参照して、この出願の実施形態で提供される測位情報報告方法について、図4~図14を参照して説明する。端末デバイスは、図1又は図2aに示す通信システム内の任意の端末デバイスであってよく、アクセス・ネットワーク要素は、図1又は図2aに示す通信システム内の任意のアクセス・ネットワーク要素であってよく、アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素は、図1又は図2aに示す通信システム内の任意のアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素であってよく、位置管理ネットワーク要素は、図1又は図2aに示す通信システム内の任意の位置管理ネットワーク要素であってよい。以下の実施形態における端末デバイス、アクセス・ネットワーク要素、アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素、及び位置管理ネットワーク要素は、図3に示すコンポーネントを全て有してもよい。
図4は、この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。図4に示すように、方法は、以下のステップを含む。
401:位置管理ネットワーク要素は、要求位置情報を端末デバイスに送信する。
要求位置情報は、角度補助情報を含んでもよく、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示してもよい。
任意選択で、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスの履歴位置情報とアクセス・ネットワーク要素の位置情報とに基づいて、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を決定する。
例えば、端末デバイスは、端末デバイスの測位ユニットに基づいて、端末デバイスの履歴位置情報を取得し、履歴位置情報を位置管理ネットワーク要素に報告してもよい。
測位ユニットは、全地球測位システム(PS)ユニット、北斗航法衛星システム(DS)ユニット、又は測位を実装するように構成され得る別のユニットであってもよい。これは、限定されるものではない。
別の例では、位置管理ネットワーク要素は、代替的に、例えば、上りリンク測位技術、下りリンク測位技術、上りリンク/下りリンク測位技術などの測位技術を使用して、端末デバイスの履歴位置情報を決定してもよい。詳細は、ここでは再度説明しない。
前述の2つの例に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、幾何学的関係に従って、端末デバイスの履歴位置情報と予め記憶されたアクセス・ネットワーク要素の位置情報とに基づいて、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を計算してもよい。
任意選択で、位置管理ネットワーク要素は、グローバル座標系(CS)に基づいて、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を決定する。
アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度はまた、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の相対的な方向としても説明されてもよいことに留意されたい。
例えば、図5に示すように、真北方向が参照方向として使用され、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度は、角度値及び/又は角度範囲を含んでもよい。角度値は、端末デバイスを原点として使用して送信されるアクセス・ネットワーク要素を通過する光線の伝送方向と真北方向との間の内角の値であってもよい。角度範囲は、端末デバイスを原点として使用して送信されるアクセス・ネットワーク要素に近い光線の伝送方向と真北方向との間の内角の範囲であってもよい。
任意選択で、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素によってカバーされるセル範囲に基づいて、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度範囲を決定する。
アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとが同じ高さにないときに、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を2つの平面に分解してもよいことに留意されたい。
可能な設計では、例えば、位置管理ネットワーク要素が、相対的な方向を水平面と垂直面に分解し、角度補助情報が、方位角情報及び/又は天頂角情報を含む。
方位角情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面上の内角を示してもよく、方位角情報は、代替的に、水平方向角情報として説明されてもよい。天頂角情報は、端末デバイスに対するアクセス・ネットワーク要素の方向と天頂角方向との間の内角を示してもよく、天頂角情報は、代替的に、垂直方向角情報として説明されてもよい。
任意選択で、例えば、真北方向が、参照方向であり、方位角情報は、端末デバイスに対するアクセス・ネットワーク要素の方向と真北方向との間の内角を示す。
例えば、方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含む。
方位角範囲は、方位角値と第1の値とを加算又は減算することにより取得されてもよく、プリセット方位角値情報は、方位角値を示してもよく、プリセット方位角範囲情報は、方位角範囲を示す。
第1の値は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、又は位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされてもよい。これは、限定されるものではない。
例えば、方位角値とプリセット方位角値情報との対応関係を表1に示す。位置管理ネットワーク要素によって決定された方位角値が90°であると仮定すると、位置管理ネットワーク要素は、方位角情報として3を端末デバイスに送信してもよい。
Figure 2024514504000027
方位角値とプリセット方位角値情報との対応は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされて端末デバイスに送信されてもよい。これは、限定されるものではない。
他の例として、方位角範囲とプリセット方位角範囲情報との対応関係を表2に示す。位置管理ネットワーク要素によって決定された方位角範囲が0°~90°であると仮定すると、位置管理ネットワーク要素は、方位角情報として1を端末デバイスに送信してもよい。
Figure 2024514504000028
方位角範囲とプリセット方位角範囲情報との対応は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされて端末デバイスに送信されてもよい。これは、限定されるものではない。
前述の例に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、方位角値を送信することによって、又はプリセット方位角値情報を送信することによって方位角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、方位角範囲を送信することによってか、方位角値及び第1の値を送信することによってか、又はプリセット方位角範囲情報を送信することによって方位角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが方位角範囲で信号測定を実行する。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
方位角情報が方位角値と第1の値とを含むときに、第1の値は、0であってもよいことに留意されたい。この場合、方位角範囲は、方位角値とゼロを加算又は減算することにより取得される結果に等しく、すなわち、方位角範囲が方位角値である。代替的に、第1の値は、非ゼロ値であってもよい。この場合、方位角範囲は、方位角値と第1の値を加算又は減算することにより取得される結果に等しくてもよい。
位置管理ネットワーク要素よって決定された方位角値が不正確であるときに、位置管理ネットワーク要素は、第1の値を0以外の値に設定して、方位角値と第1の値とを使用して方位角範囲を端末デバイスに示してもよい。端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって示された方位角範囲内で信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあることを示す。
位置管理ネットワーク要素によって決定された方位角値が正確であるときに、位置管理ネットワーク要素は、第1の値を0にセットしてもよい。端末デバイスは、受信した値が0である第1の値に基づいて、受信した方位角値が正確であると考え、方位角値によって示された方向において信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度内にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあることを示す。しかし、端末デバイスが、方位角値に示された方向において測定結果を取得することができないときに、端末デバイスは、方位角値に基づいて角度範囲を拡張し、拡張した角度範囲において信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度の範囲外にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にないことを示す。
例えば、天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含んでもよい。
天頂角範囲は、天頂角値と第2の値とを加算又は減算することにより取得されてもよく、プリセット天頂角値情報は、天頂角値を示し、プリセット天頂角範囲情報は、天頂角範囲を示す。
第2の値は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、又は位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされてもよいことに留意されたい。これは、限定されるものではない。
例えば、天頂角値とプリセット天頂角値情報との対応関係を表3に示す。位置管理ネットワーク要素によって決定された天頂角値が45°であると仮定すると、位置管理ネットワーク要素は、天頂角情報として3を端末デバイスに送信してもよい。
Figure 2024514504000029
天頂角値とプリセット天頂角値情報との対応は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされて端末デバイスに送信されてもよい。これは、限定されるものではない。
他の例として、天頂角範囲とプリセット天頂角範囲情報との対応関係を表4に示す。位置管理ネットワーク要素によって決定された天頂角範囲が0°~45°であると仮定すると、位置管理ネットワーク要素は、天頂角情報として1を端末デバイスに送信してもよい。
Figure 2024514504000030
天頂角範囲とプリセット天頂角範囲情報との対応は、通信プロトコルで予め定義されてもよいし、位置管理ネットワーク要素によって端末デバイスと予めネゴシエートされてもよいし、位置管理ネットワーク要素によってカスタマイズされて端末デバイスに送信されてもよい。これは、限定されるものではない。
前述の例に基づいて、位置管理ネットワーク要素は、天頂角値を送信することによって、又はプリセット天頂角値情報を送信することによって天頂角値を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角値によって示された方向で信号測定を実行してもよいし、天頂角範囲を送信することによってか、天頂角値及び第2の値を送信することによってか、又はプリセット天頂角範囲情報を送信することによって天頂角範囲を端末デバイスに示してもよく、そのため、端末デバイスが天頂角範囲で信号測定を実行してもよい。これにより、端末デバイスの角度探索範囲を狭め、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約する。
天頂角情報が天頂角値と第2の値とを含むときに、第2の値は、0であってもよいことに留意されたい。この場合、天頂角範囲は、天頂角値とゼロを加算又は減算した結果に等しくなり、天頂角範囲が天頂角値となる。代替的に、第2の値は、非ゼロ値であってもよい。この場合、天頂角範囲は、天頂角値と第2の値を加算又は減算することにより取得される結果に等しくてもよい。
位置管理ネットワーク要素よって決定された天頂角値が不正確であるときに、位置管理ネットワーク要素は、第2の値を0以外の値に設定して、天頂角値と第2の値とを使用して天頂角範囲を端末デバイスに示してもよい。端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって示された天頂角範囲内で信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあることを示す。
位置管理ネットワーク要素によって決定された天頂角値が正確であるときに、位置管理ネットワーク要素は、第2の値を0にセットしてもよい。端末デバイスは、受信した値が0である第2の値に基づいて、受信した天頂角値が正確であると考え、天頂角値によって示された方向において信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度の範囲内にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあることを示す。しかし、端末デバイスが、天頂角値に示された方向において測定結果を取得することができないときに、端末デバイスは、天頂角値に基づいて角度範囲を拡張し、拡張した角度範囲において信号測定を実行して、測定結果を取得してもよい。この場合、測定結果に対応する角度は、角度補助情報によって示された角度外にある。言い換えれば、測定結果に対応する第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にないことを示す。
任意選択で、要求位置情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。
第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示してもよい。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応してもよい。N≧1である。粒度情報は、測定結果の粒度又は測定結果の解像度を示してもよい。報告タイプは、定期報告又は非定期報告であってもよい。報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含んでもよい。
例えば、アクセス・ネットワーク要素の識別情報は、識別子(D)、RP別子(ID)、RS別子(ID)、物理セル識別子(CI)、セル・グローバル識別子(GI)、又はアクセス・ネットワーク要素のアイデンティティ情報を識別し得る別の識別子であってもよい。これは、限定されるものではない。
例えば、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、反射パス、K番目のパスのうちの1つ以上を含んでもよい。
第1のパスは、最初に到来する信号に対応するパスであってもよい。最強のパスは、最強の信号強度を有する信号に対応するパスであってもよい。反射パスは、反射伝送が実行される信号に対応するパスであってもよい。K番目のパスは、時間内に端末デバイスによって検出されるK番目の到来パスを示し、Kは、整数であり、K>1である。
ピーク検出は、チャネル・データによって生成されるチャネル・インパルス応答(IR)に基づいて実行される。信号強度は、ピークに基づいて決定されてもよい。複数のピークがあるときに、各ピークが1つのパスに対応する。信号強度はまた、信号強度を測定できるパラメータ、例えば、RSRP、参照信号受信品質(SRQ)に基づいて決定されてもよい。
測定結果が角度であるときに、粒度情報は、代替的に、角度分解能として説明されてもよい。測定結果がレイテンシであるときに、粒度情報は、代替的に、レイテンシ分解能として説明されてもよい。測定結果がRSRPであるときに、粒度情報は、代替的に、RSRP分解能などとして説明されてもよい。これは、限定されるものではない。
報告タイプが非定期報告であるときに、端末デバイスが、測定を1回のみ実行してもよく、測定結果が報告された後にタスクが終了することを示す。
報告タイプが定期報告であるときに、報告周期は、端末デバイスが信号測定を実行する周期性を示してもよい。端末デバイスは、信号測定を実行した後に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に報告する。報告回数は、測定周期性が継続する回数を示してもよい。この回数に達するときに、端末デバイスは、信号測定を実行することを停止する。
任意選択で、報告タイプが定期報告であるときに、要求位置情報は、測定期間をさらに含んでもよい。
端末デバイスは、測定報告周期性に基づいて定期的に信号測定を実行し、測定期間が満了したときに信号測定を実行することを停止してもよい。
例えば、端末デバイスは、初めて信号測定を実行するときに、作業期間が測定期間であるタイマを開始し、タイマが満了した後に信号測定を実行することを停止してもよい。
任意選択で、要求位置情報は、ロング・ターム・エボリューション測位プロトコル(PP)要求位置情報(request location information)である。
この実施形態では、位置管理ネットワーク要素は、アクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素及びアクセス・ネットワーク要素を使用して、要求位置情報を端末デバイスに送信してもよい。
追加的に、401では、要求位置情報は、複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報も含んでもよい。
例えば、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。i番目の角度補助情報は、i番目のアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示してもよい。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。
各アクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報の説明については、角度補助情報の前述の説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意選択で、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、X個の第1のパス・タイプ情報、X個のパス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。
i番目の第1のパス・タイプ情報は、端末デバイスによって測定されるi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号に対応するパスのタイプを示してもよい。i番目のパス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、端末デバイスによってi番目のアクセス・ネットワーク要素の信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応する。N≧1である。
前述の角度補助情報の説明に基づいて、端末デバイスは、移動状態が継続することがあり、姿勢及び向きが随時変化することがあるため、端末デバイスは、角度補助情報に基づいて、位置管理ネットワーク要素によって計算された端末デバイスの履歴位置情報が正確かつ有効であるかどうかを決定してもよいし、端末デバイスの測位ユニットによって決定された履歴位置情報が正しくないどうかを決定してもよい。
例えば、端末デバイスの測位ユニットが、端末デバイスが一定時間移動していないと決定したが、端末デバイスによって受信した角度補助情報が変化する場合、端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって計算された端末デバイスの履歴位置情報が不正確であると決定してもよいし、端末デバイスの測位ユニットが故障していると決定してもよい。
さらに別の例では、端末デバイスの測位ユニットは、端末デバイスの移動方向を決定してもよく、端末デバイスは、新たに受信した角度補助情報を参照して、角度補助情報の次の変化を予測してもよい。受信した角度補助情報が期待値に達していないときに、端末デバイスは、位置管理ネットワーク要素によって計算された端末デバイスの履歴位置情報が不正確であると決定してもよいし、端末デバイスの測位ユニットが故障していると決定してもよい。
402:端末デバイスは、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する。
提供位置情報は、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報と、を含んでもよい。測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であってもよい。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示される角度内にあるかどうかを示してもよい。
端末デバイスが、角度補助情報を取得した後に、角度補助情報がGCS座標系に対応しているため、端末デバイスは、角度補助情報をローカル座標系(CS)における角度に変換する。座標系は、端末デバイスによってプリセットされたパラメータに基づいて変換されてもよいし、端末デバイスの慣性航法又はジャイロスコープ・ユニットを使用して測定されてもよい。LCS座標系に基づいて信号測定が実行されて、測定結果を取得する。
可能な設計では、測定結果は、到来角(OA)、参照信号時間差(STD)、RSRP、又はラウンドトリップ時間(RTTのうちの1つ以上を含む。
例えば、端末デバイスは、DL-AOA測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された下りリンク信号を測定し、端末デバイスの受信アンテナの複数のアンテナ・アレイ要素間の位相差又は時間差に基づいてAOAを決定してもよい。
AOAは、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到来する角度であってもよい。
例えば、図6に示すように、真北方向が参照方向であり、端末デバイスを原点として使用して送信されるアクセス・ネットワーク要素を通過する光線の伝送方向と真北方向との間の内角がAOAとして決定されてもよい。
例えば、図7に示すように、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素によって送信されたPRS信号が端末デバイスの各アンテナ・アレイ要素に到達する時間差を測定を介して取得し、以下の式を使用してAOAを決定してもよい。
Figure 2024514504000031
式中、τは、PRS信号が端末デバイスの各アンテナ・アレイ素子に到達する時間差を示し、dは、アンテナ・アレイ要素間の間隔を示し、cは、光速を示し、θは、AOAを示す。
他の例として、図7に示すように、端末デバイスは、端末デバイスの各アンテナ・アレイ要素に到達するアクセス・ネットワーク素子によって送信されたPRS信号の位相差を測定を介して取得し、以下の式を使用して到達角を決定してもよい。
Figure 2024514504000032
式中、Ψは、端末デバイスの各アンテナ・アレイ要素に到達するPRS信号の位相差を示し、dは、アンテナ・アレイ要素間の間隔を示し、λは、波長を示し、θは、AOAを示す。
アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとが同じ高さにないときに、又は端末デバイスに対して3次元測位が実行される必要があるときに、端末デバイスは、AOAを2つの平面に分解してもよい。
例えば、端末デバイスは、AOAを水平面と垂直面に分解する。AOAは、第1の方位角値及び第1の天頂角値を含んでもよい。
第1の方位角値は、端末デバイスによって測定されるアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の水平面における内角であってもよく、第1の天頂角値は、端末デバイスによって測定される天頂方向とアクセス・ネットワーク要素の端末デバイスに対する方向との間の内角であってもよい。
任意選択で、例えば、真北方向が、参照方向であり、第1の方位角値は、端末デバイスによって測定される端末デバイスに対するアクセス・ネットワーク要素の方向と真北方向との間にある内角であってもよい。
さらに別の例では、端末デバイスは、DL-TDOA測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された下りリンク信号を測定して、RSTD取得してもよい。
例えば、RSTDは、第1の瞬間と第2の瞬間との間の差であってもよい。第1の瞬間は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間であり、第2の瞬間は、参照アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が端末デバイスに到達する瞬間である。
例えば、図8に示すように、アクセス・ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1、アクセス・ネットワーク要素2、及びアクセス・ネットワーク要素3を含む。端末デバイスが、アクセス・ネットワーク要素1を参照アクセス・ネットワーク要素として使用すると仮定すると、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素2によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t2を第1の瞬間として決定し、アクセス・ネットワーク要素1によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t1を第2の瞬間として使用し、t2-t1をアクセス・ネットワーク要素2に対応する測定結果RSTDとして使用してもよい。同様に、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素3によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t3を第1の瞬間として決定し、アクセス・ネットワーク要素1によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t1を第2の瞬間として使用し、t3-t1をアクセス・ネットワーク要素3に対応する測定結果RSTDとして使用してもよい。
各時間差に対応する距離差は、時間差に対応する2つのアクセス・ネットワーク要素に焦点を合わせる双曲線を形成し得ることに留意されたい。
さらに別の例では、端末デバイスは、DL-AOD測位技術を使用して、アクセス・ネットワーク要素によって送信された下りリンク信号を測定して、RSRPを取得してもよい。
RSRPは、ビームレベルRSRPであってもよい。
例えば、図9に示すように、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素によって送信されたPRS信号を測定して、各アクセス・ネットワーク要素に対応するビームレベルRSRPを取得してもよい。
さらに他の例では、端末デバイスは、Multi-RTT測位技術を使用した測定を介して、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のRTTを取得してもよい。
例えば、図10に示すように、瞬間t1において、アクセス・ネットワーク要素が下りリンク信号を端末デバイスに送信し、瞬間t2において、端末デバイスが下りリンク信号を受信し、瞬間t3において、端末デバイスが上りリンク信号をアクセス・ネットワーク要素に送信し、瞬間t4において、アクセス・ネットワーク要素が上りリンク信号を受信する。端末デバイスは、下りリンク信号の送信瞬間及び到来瞬間と、上りリンク信号の送信瞬間及び到来瞬間とに基づいて、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のRTTとして、t2-t1+t4-t3を決定してもよい。
代替的に、端末デバイスは、下りリンク信号の到来瞬間と上りリンク信号の送信瞬間との時間差tB=t2-t3を位置管理ネットワーク要素に送信する。アクセス・ネットワーク要素は、上りリンク信号の到来瞬間と下りリンク信号の送信瞬間との時間差tA=t4-t1を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、tA+tBをアクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間のRTTとして決定する。
前述の4つの例に基づいて、測定結果がAOAを含むときに、第1の指標情報は、AOAが角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示してもよい。測定結果がRSTDを含むときに、第1の指標情報は、端末デバイスが測定を介してRSTDを取得した測定角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す情報であってもよい。測定結果がRSRPを含むときに、第1の指標情報は、端末デバイスが測定を介してRSRPを取得した測定角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す情報であってもよい。測定結果がRTTを含むときに、第1の指標情報は、端末デバイスが測定を介してRTTを取得した測定角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す情報であってもよい。
任意選択で、提供位置情報は、第2の指標情報、及び第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上をさらに含む。
第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示してもよく、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示してもよい。
例えば、測定結果に対応する角度座標系は、LCSであってもよいし、GCSであってもよい。これは、限定されるものではない。
例えば、パスのタイプは、第1のパス、最強のパス、反射パス、K番目のパスのうちの1つ以上を含んでもよい。
任意選択で、提供位置情報は、LPP提供位置情報(provide location information)である。
さらに、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する前に、端末デバイスは、要求位置情報に基づいて、角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングをさらに実行して、角度補助情報によって示された角度の方向のパスのエネルギーを強化し、別の反射パスのエネルギーを弱め、測定を通して端末デバイスによって取得された角度、レイテンシ、RSRPの正確性を向上させて、位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の正確性を向上させ、測位精度を向上させることができる。ビームフォーミングはまた、空間フィルタリングとして説明されてもよい。
例えば、図11に示すように、DL-TDOA測位技術が一例として使用される。141は、端末デバイスが空間フィルタリングを実行することを示し、111は、端末デバイスが空間フィルタリングを実行しないことを示し、LOSは、測位計算を行うために測定結果からLOSパスに対応する測定結果が選択されることを示し、NLOSパスは、測定結果が選択されないことを示す。図11から、丸2の測位精度は、90%で0.3mに到達し、丸4の測位精度は、90%で1.4mに到達し、丸2の測位精度が丸4の測位精度よりも高いことが分かる。すなわち、LOSパスに対応する測定結果を使用して測位計算が実行され、そのため、測位精度を向上させることができる。
この出願の実施形態では、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素とアクセス及びモビリティ管理ネットワーク要素を使用して、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。
通常、端末デバイスのアンテナの数量は限られており、アンテナの展開も限られていることに留意されたい。したがって、端末デバイスのビームフォーミング能力は限られている。端末デバイスによって受信した角度補助情報は、端末デバイスが測定結果に対してより正確な評価を提供することに役立つことができる。
例えば、端末デバイスが移動状態を継続することがあり、姿勢及び向きが随時変化することがあるため、ビームフォーミング能力を有する端末デバイスは、端末姿勢及びアンテナの制限により、角度補助情報によって示された角度で理想的な空間フィルタリングを実行することができないことがある。測定結果がマルチパスによって影響を受けて、大きな誤差をもたらすことがある。この場合、端末デバイスは、現在理想的な空間フィルタリングが実行されていないと決定し、非理想的な度合を量子化し、測定品質などのパラメータを使用して、非理想的な度合を位置管理ネットワーク要素に報告してもよい。置管理ネットワーク要素は、位置計算を実行するときに、測位のための理想的な空間フィルタリングを実装しない測定結果を使用しないことを考慮して、位測位精度を向上させてもよい。
追加的に、要求位置情報が複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を含むときに、提供位置情報は、複数のアクセス・ネットワーク要素に対応する測定結果を含んでもよい。
例えば、要求位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の角度補助情報を含む。提供位置情報は、X個のアクセス・ネットワーク要素に対応するX個の測定結果を含んでもよい。i番目の測定結果は、i番目のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定した結果である。Xは、1以上であり、1≦i≦Xである。
各アクセス・ネットワーク要素に対応する測定結果の説明については、前述の測定結果の説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意選択で、提供位置情報は、第2の指標情報、及びX個の第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。
i番目の第2のパス・タイプ情報は、i番目の測定結果に対応するパスのタイプを示す。
任意選択で、端末デバイスが、提供位置情報において、測定結果と、測定結果に対応する第1の指標情報とを搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスは、代替的に、第1の指標情報に対応する測定結果において第1の指標情報を搬送し、提供位置情報を使用して、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信してもよいし、提供位置情報において測定結果を搬送し、提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信し、他のシグナリングを使用して、測定結果に対応する第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。これは、限定されるものではない。
端末デバイスが、第1の指標情報を位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスは、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にある測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信した測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
例えば、端末デバイスは、Y個の測定結果を含む提供位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。j番目の測定結果は、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号をj番目の角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定した結果であり、j番目の測定結果に対応する角度は、j番目の角度補助情報によって示された角度内にある。Y≦Xであり、1≦j≦Yである。
端末デバイスが、X個の測定結果と、X個の測定結果に対応するX個の第1の指標情報とを位置管理ネットワーク要素に送信する場合に比べて、端末デバイスが、代替的に、測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信するときに、測定結果を選択してもよい。すなわち、端末デバイスが、対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるY個の測定結果を位置管理ネットワーク要素に送信し、そのため、位置管理ネットワーク要素は、受信したY個の測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を直接決定して、測位精度を向上させ、シグナリング・オーバヘッドを低減することができる。
403:位置管理ネットワーク要素は、提供位置情報に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
第1の指標情報が、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示される角度内であることを示すときに、位置管理ネットワーク要素は、測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
例えば、測定結果がAOAを含むときに、位置管理ネットワーク要素は、少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信して、端末デバイスによって測定された少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応する到来角を取得して、到来角に基づいて端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
例えば、図12に示すように、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に対応する角度補助情報と、アクセス・ネットワーク要素2に対応する角度補助情報とを端末デバイスに送信する。位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたアクセス・ネットワーク要素1に対応する測定結果AOA1とアクセス・ネットワーク要素2に対応する測定結果AOA2を受信し、AOA1に対応する直線とAOA2に対応する直線との交点を端末デバイスの位置情報として決定してもよい。真北方向が、参照方向として使用され、AOA1に対応する直線は、真北方向との内角AOA1を有し、かつアクセス・ネットワーク要素1を通過する直線であってもよく、AOA2に対応する直線は、真北方向との内角AOA2を有し、かつアクセス・ネットワーク要素2を通過する直線であってもよい。
さらに別の例では、測定結果がRSTDを含むときに、位置管理ネットワーク要素は、少なくとも3つのアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信してもよく、そのため、端末デバイスは、少なくとも3つのアクセス・ネットワーク要素のうちの1つを参照アクセス・ネットワーク要素として使用し、別のアクセス・ネットワーク要素と参照アクセス・ネットワーク要素との間のRSTDを取得する。
例えば、図8に示すように、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に対応する角度補助情報、アクセス・ネットワーク要素2に対応する角度補助情報、及びアクセス・ネットワーク要素3に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信する。端末デバイスが、アクセス・ネットワーク要素1を参照アクセス・ネットワーク要素として決定すると仮定すると、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたアクセス・ネットワーク要素2に対応するRSTD1とアクセス・ネットワーク要素3に対応するRSTD2を受信し、RSTD1に基づいて双曲線1を決定し、RSTD2に基づいて双曲線2を決定し、双曲線1と双曲線2の交点を端末デバイスの位置情報として決定してもよい。
端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素2によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t2を第1の瞬間として決定し、アクセス・ネットワーク要素1によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t1を第2の瞬間として使用し、t2-t1をアクセス・ネットワーク要素2に対応する測定結果RSTD1として使用してもよい。同様に、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素3によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t3を第1の瞬間として決定し、アクセス・ネットワーク要素1によって送信された信号が端末デバイスに到達した瞬間t1を第2の瞬間として使用し、t3-t1をアクセス・ネットワーク要素3に対応する測定結果RSTD2として使用してもよい。
位置管理ネットワーク要素は、RSTD1に対応する距離差に基づいて、アクセス・ネットワーク要素1とアクセス・ネットワーク要素2を焦点とする双曲線1を決定し、RSTD2に対応する距離差に基づいて、アクセス・ネットワーク要素1とアクセス・ネットワーク要素3を焦点とする双曲線を決定してもよい。
さらに別の例では、測定結果がRSRPを含むときに、RSRPは、ビームレベルRSRPのセット、すなわち、各ビームが、1つのRSRPを有し、位置管理ネットワーク要素は、少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信して、端末デバイスによって送信された少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応するRSRPを取得し、RSRPと各基地局の送信ビーム・パターンとに基づいて、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
例えば、図9に示すように、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に対応する角度補助情報と、アクセス・ネットワーク要素2に対応する角度補助情報とを端末デバイスに送信する。位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたアクセス・ネットワーク要素1に対応するビームレベルRSRPのグループ、及びアクセス・ネットワーク要素2に対応するビームレベルRSRPのグループを受信してもよい。位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に対応するビームレベルRSRPのグループとアクセス・ネットワーク要素1の送信ビーム・パターンとに基づいて、アクセス・ネットワーク要素1に対応する発射角1を決定し、アクセス・ネットワーク要素2に対応するビームレベルRSRPのグループとアクセス・ネットワーク要素2の送信ビーム・パターンとに基づいて、アクセス・ネットワーク要素2に対応する発射角2を決定し、発射角1と発射角2とアクセス・ネットワーク要素1の位置情報とアクセス・ネットワーク要素2の位置情報とに基づいて、真北方向を参照方向として使用して、アクセス・ネットワーク要素1を原点とし発射角1を偏向角とする光線1と、アクセス・ネットワーク要素2を原点とし発射角2を偏向角とする光線2との交点が端末デバイスの位置情報であると決定する。
各アクセス・ネットワーク要素の送信ビーム・パターンは、位置管理ネットワーク要素に予め記憶されてもよい。
代替的には、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に、アクセス・ネットワーク要素1に対応するビームレベルRSRPのグループを送信してもよく、そのため、アクセス・ネットワーク要素1が、ビームレベルRSRPのグループとアクセス・ネットワーク要素1の送信ビーム・パターンとに基づいて、アクセス・ネットワーク要素1に対応する発射角1を決定し、発射角1を位置管理ネットワーク要素に報告する。位置管理ネットワーク要素はまた、アクセス・ネットワーク要素2に、アクセス・ネットワーク要素2に対応するビームレベルRSRPのグループを送信してもよく、そのため、アクセス・ネットワーク要素2が、ビームレベルRSRPのグループとアクセス・ネットワーク要素2の送信ビーム・パターンとに基づいて、アクセス・ネットワーク要素2に対応する発射角2を決定し、発射角2を位置管理ネットワーク要素に報告する。位置管理ネットワーク要素は、発射角1、発射角2、アクセス・ネットワーク要素1の位置情報、及びアクセス・ネットワーク要素2の位置情報に基づいて、真北方向を参照方向として使用して、アクセス・ネットワーク要素1を原点とし発射角1を偏向角とする光線1と、アクセス・ネットワーク要素2を原点とし発射角2を偏向角とする光線2との交点が端末デバイスの位置情報であると決定する。
さらに別の例では、測定結果がRTTを含むときに、位置管理ネットワーク要素は、少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信して、端末デバイスによって送信された少なくとも2つのアクセス・ネットワーク要素に対応するRTTを取得し、RTTに基づいて端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
例えば、図13に示すように、位置管理ネットワーク要素は、アクセス・ネットワーク要素1に対応する角度補助情報、アクセス・ネットワーク要素2に対応する角度補助情報、及びアクセス・ネットワーク要素3に対応する角度補助情報を端末デバイスに送信する。位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたアクセス・ネットワーク要素1に対応するRTT1、アクセス・ネットワーク要素2に対応するRTT2、アクセス・ネットワーク要素3に対応するRTT3を受信し、アクセス・ネットワーク要素1の位置を中心にRTT1を半径とする円を描き、アクセス・ネットワーク要素2の位置を中心にRTT2を半径とする円を描き、アクセス・ネットワーク要素3の位置を中心にRTT3を半径とする円を描き、3つの円の交点を端末デバイスの位置情報として決定してもよい。
代替的に、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信されたアクセス・ネットワーク要素1による測定を介して取得された時間差tB1、アクセス・ネットワーク要素2による測定を介して取得された時間差tB2、アクセス・ネットワーク要素3による測定を介して取得された時間差tB3を受信し、アクセス・ネットワーク要素1によって送信された時間差tA1、アクセス・ネットワーク要素2によって送信された時間差tA2、アクセス・ネットワーク要素3によって送信された時間差tA3を受信し、アクセス・ネットワーク要素1に対応するRTT1としてtA1+tB1を決定し、アクセス・ネットワーク要素2に対応するRTT2としてtA2+tB2を決定し、アクセス・ネットワーク要素3に対応するRTT3としてtA3+tB3を決定してもよい。
前述の例によれば、位置管理ネットワーク要素は、端末デバイスによって送信された測定結果を受信した後に、測定結果の第1の指標情報に基づいて、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを決定してもよい。測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にない場合、それは、測定結果が位置管理ネットワーク要素の予測を満たさず、測定結果がNLOSパスからのものである可能性が高いことを示してもよい。測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にある場合、それは、測定結果が位置管理ネットワーク要素の予測を満たし、測定結果がLOSパスからのものである可能性が高いことを示してもよい。位置管理ネットワーク要素は、LOSパスに対応する測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定し、そのため、測位精度を向上させることができる。
図4~図13に示すこの出願の実施形態に基づけば、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、測定結果を位置管理ネットワーク要素に報告するときに、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに搬送してもよく、そのため、位置管理ネットワーク要素が、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報をさらに決定して、端末デバイスの測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素によって決定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
位置管理ネットワーク要素が測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定することに対応して、図14に示すように、端末デバイスも、測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
図14は、この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。図14に示すように、方法は、以下のステップを含む。
1401:端末デバイスは、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信する。
要求補助データは、LPP要求補助データであってもよい。
1402:位置管理ネットワーク要素は、提供補助情報を端末デバイスに送信する。
提供補助情報は、角度補助情報を含んでもよく、角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示してもよい。
任意選択で、提供補助情報は、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、及びパス数量情報のうちの1つ以上の情報をさらに含む。
この出願の実施形態における角度補助情報、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプの説明については、図4の角度補助情報、アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプの具体的な説明を参照することに留意されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
提供補助情報は、LPP提供補助情報であってもよい。
1403:端末デバイスは、提供補助情報に基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得する。
この出願のこの実施形態における測定結果の具体的な説明については、図4の測定結果の具体的な説明を参照することに留意されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
1404:端末デバイスは、測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報を決定する。
ステップ1404では、図4の測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素が端末デバイスの位置情報を決定する方式を参照して、端末デバイスは、端末デバイスの位置情報を決定してもよい。詳細は、ここでは再度説明されない。
さらに、端末デバイスは、端末デバイスによって決定された位置情報を位置管理ネットワーク要素に送信してもよい。
図14に示すこの出願の実施形態に基づけば、端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定するときに、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに決定してもよく、そのため、端末デバイスが、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、端末デバイスの位置情報をさらに決定して、端末デバイスの測定結果に基づいて決定される端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
図4~図14と同様に、端末デバイスは、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す角度補助情報に基づいて、アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得し、位置管理ネットワーク要素又は端末デバイスは、測定結果に基づいて端末デバイスの位置情報を決定してもよく、図15に示すように、サイドリンク通信シナリオでは、第2の端末デバイスは、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の角度を示す角度補助情報に基づいて、第1の端末デバイスによって送信された信号を測定してもよく、第1の端末デバイスは、測定結果に基づいて第2の端末デバイスの位置情報を決定する。
図15は、この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。図15に示すように、方法は、以下のステップを含む。
1501:第1の端末デバイスが、第2の端末デバイスに測定要求を送信する。
測定要求は、第2の端末デバイスにPRSを測定するように要求するために使用されてもよい。測定要求は、PRS設定情報及び角度補助情報を含んでもよい。
角度補助情報は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の角度を示してもよい。
任意選択で、第1の端末デバイスは、第1の端末デバイスの位置情報と第2の端末デバイスの履歴位置情報とに基づいて、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の角度を決定する。
第2の端末デバイスの履歴位置情報は、特定の履歴位置であってもよいし、第1の端末デバイスに対する第2の端末デバイスの位置又は方向であってもよい。これは、限定されるものではない。
例えば、第2の端末デバイスは、第2の端末デバイスの測位ユニットに基づいて、第2の端末デバイスの履歴位置情報を取得し、履歴位置情報を第1の端末デバイスに送信してもよい。
別の例では、第1の端末デバイスは、代替的に、例えば、上りリンク測位技術、下りリンク測位技術、上りリンク/下りリンク測位技術などの測位技術を使用して、第2の端末デバイスの履歴位置情報を決定してもよい。詳細は、ここでは再度説明しない。
第1の端末デバイスによる角度補助情報(第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の角度を示す)を決定する説明については、図4の位置管理ネットワーク要素による角度補助情報(アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す)を決定する関連説明を参照されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意選択で、第1の端末デバイスが測定要求を第2の端末デバイスに送信する前に、第1の端末デバイスがPRSリソースを取得し、取得したPRSリソースに基づいて、PRSを第2の端末デバイスに送信するようにしてもよい。
PRSリソースは、サイドリンク伝送のために使用される予め設定されたリソース又は割り当てられたリソースであってもよく、又は、設定されたリソースプール又は予め設定されたリソースプールから第1の端末デバイスによって選択され、サイドリンク伝送のために使用されるリソースであってもよい。
任意選択で、測定要求は、第1の端末デバイスの識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含む。
サイドリンク通信シナリオでは、第1のパス・タイプ情報は、第2の端末デバイスによって測定される第1の端末デバイスの信号に対応するパスのタイプを示してもよい。パス数量情報がパス数量がNであることを示すときに、第2の端末デバイスによって第1の端末デバイスの信号を測定した測定結果は、N個のパスに対応してもよい。N≧1である。粒度情報は、測定結果の粒度又は測定結果の解像度を示してもよい。報告タイプは、定期報告又は非定期報告であってもよい。報告タイプが定期報告であるときに、測定要求は、報告周期性及び/又は報告回数をさらに含んでもよい。
この出願の実施形態における第1の端末デバイスの識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプの説明については、図4のアクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプの具体的な説明を参照することに留意されたい。詳細は、ここでは再度説明しない。
1502:第2の端末デバイスは、測定結果を第1の端末デバイスに送信する。
測定結果は、第1の端末デバイスによって送信された信号(例えばPRS)を角度補助情報に基づいて第2の端末によって測定した結果であってもよい。
第2の端末デバイスは、第1の指標情報を第1の端末デバイスにさらに送信してもよい。第1の指標情報は、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示してもよい。
第1の端末デバイスによって送信された信号を角度補助情報に基づいて第2の端末デバイスによって測定する説明については、図4の402のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を角度補助情報に基づいて端末デバイスによって測定する関連説明を参照のこと。測定結果の説明については、図4の402の測定結果の関連説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意選択で、第2の端末デバイスが、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報を第1の端末デバイスにさらに送信してもよい。
サイドリンク通信シナリオでは、第2の指標情報は、測定結果に対応する角度座標系を示してもよく、第2のパス・タイプ情報は、測定結果に対応するパスのタイプを示してもよい。
さらに、測定結果を第1の端末デバイスに送信する前に、第2の端末デバイスは、測定要求に基づいて、角度補助情報によって示された角度でビームフォーミングをさらに実行して、角度補助情報によって示された角度の方向のパスのエネルギーを強化し、別の反射パスのエネルギーを弱め、測定を通して端末デバイスによって取得された角度、レイテンシ、RSRPの正確性を向上させて、第1の端末デバイスによって決定される第2の端末デバイスの位置情報の正確性を向上させ、測位精度を向上させることができる。ビームフォーミングはまた、空間フィルタリングとして説明されてもよい。
1503:第1の端末デバイスが、測定結果に基づいて、第2の端末デバイスの位置情報を決定する。
第1の指標情報が、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内であることを示すときに、第1の端末デバイスは、測定結果に基づいて、第2の端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
ステップ1503では、図4の測定結果に基づいて位置管理ネットワーク要素が端末デバイスの位置情報を決定する方式を参照して、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスの位置情報を決定してもよい。詳細は、ここでは再度説明されない。
図15に示すこの出願の実施形態に基づけば、第2の端末デバイスは、角度補助情報によって示された角度において、第1の端末デバイスによって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、角度探索範囲を狭め、第1の端末デバイスによって送信された信号を第2の端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、第2の端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、計算時間を節約することができる。追加的に、第2の端末デバイスは、第1の端末デバイスによって送信された信号を測定するときに、測定結果に対応する角度が角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかを示す第1の指標情報をさらに決定してもよく、そのため、第1の端末デバイスが、第1の指標情報に基づいて、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかを決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて、第2の端末デバイスの位置情報をさらに決定して、第2の端末デバイスの測定結果に基づいて決定される第2の端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させる。
図15に対応して、第2の端末デバイスは、第1の端末デバイスによって送信された信号を測定して、測定結果を取得し、第1の端末デバイスは、測定結果に基づいて第2の端末デバイスの位置情報を決定し、図16に示すように、第1の端末デバイスは、代替的に、第2の端末デバイスによって送信された信号を測定してもよく、測定結果に基づいて第1の端末デバイスの位置情報を決定してもよい。
図16は、この出願の一実施形態による、測位情報報告方法のフローチャートである。図16に示すように、方法は、以下のステップを含む。
1601:第1の端末デバイスが、PRS送信要求を第2の端末デバイスに送信する。
PRS送信要求は、PRS設定情報を含んでもよく、PRS送信要求は、PRS設定情報に基づいてPRSを送信するように第2の端末デバイスに示すために使用されてもよい。
任意選択で、PRS送信要求は、第1の角度補助情報を含む。
第1の角度補助情報は、第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとの間の角度を示してもよい。
第1の角度補助情報の説明については、図15の1501の角度補助情報の説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
任意選択で、第1の端末デバイスがPRS送信要求を第2の端末デバイスに送信する前に、第1の端末デバイスがPRSリソースを取得し、取得したPRSリソースに基づいて、PRSを第2の端末デバイスに送信するようにしてもよい。
PRSリソースは、サイドリンク伝送のために使用される予め設定されたリソース又は割り当てられたリソースであってもよく、又は、設定されたリソースプール又は予め設定されたリソースプールから第1の端末デバイスによって選択され、サイドリンク伝送のために使用されるリソースであってもよい。
1602:第2の端末デバイスは、PRSを第1の端末デバイスに送信する。
PRS送信要求が第1の角度補助情報を含むときに、第2の端末デバイスは、第1の角度補助情報に基づいてPRS送信角を調整してもよく、そのため、送信されたPRSが、第1の端末デバイスによってより正確に測定することができ、第1の端末デバイスによってPRSを受信する正確性が向上する。
任意選択で、第2の端末デバイスは、第1の角度補助情報に基づいて、PRSを送信するために第1の端末デバイスを指す(又は、可能な限り第1の端末デバイスを指す)ビームを選択してもよい。
任意選択で、第2の端末デバイスは、PRSを第1の端末デバイスに送信するときに、第2の角度補助情報を第1の端末デバイスにさらに送信してもよい。
第2の角度補助情報は、第2の端末デバイスと第1の端末デバイスとの間の角度を示してもよい。第2の角度補助情報の説明については、図15の1501の角度補助情報の説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
第1の端末デバイスが第2の角度補助情報を受信するときに、第1の端末デバイスは、第2の角度補助情報によって示された角度に基づいてPRSを受信して、第1の端末デバイスによってPRSを受信する正確性を向上させてもよい。
1603:第1の端末デバイスは、PRSに基づいて測定を実行して、測定結果を取得し、測定結果に基づいて第1の端末デバイスの位置情報を決定する。
第2の端末デバイスによって送信されたPRSに基づいて第1の端末デバイスによって測定を実行して、測定結果を取得し、測定結果に基づいて第1の端末デバイスの位置情報を決定する説明については、図14の1403及び1404のアクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を端末デバイスによって測定して、測定結果を取得し、測定結果に基づいて第1の端末デバイスの位置情報を決定する関連説明を参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
図16に示すこの実施形態に基づけば、第2の端末デバイスは、第1の角度補助情報によって示された角度内で、PRSを第1の端末デバイスに送信してもよいし、好ましくは送信する。第1の端末デバイスはまた、第2の角度補助情報によって示された角度において、第2の端末デバイスによって送信された信号を測定するか、又は好ましくは測定して、第1の端末デバイスによってPRSを受信する正確性を向上させ、角度探索範囲の狭め、第2の端末デバイスによって送信された信号を第1の端末デバイスによって測定する測定誤差を低減し、第1の端末デバイスの処理の複雑さを低減し、計算効率を向上させ、及び計算時間を節約することができる。
追加的に、第1の端末デバイスは、第2の端末デバイスによって送信された信号を測定するときに、第2の角度補助情報に基づいて測定結果に対応する角度が第2の角度補助情報によって示された角度内にあるかどうかをさらに決定して、測定結果がLOSパスに対応するかNLOSパスに対応するかをさらに決定し、LOSパスに対応する測定結果に基づいて第1の端末デバイスの位置情報を決定して、第1の端末デバイスの測定結果に基づいて決定される第1の端末デバイスの位置情報の誤差を低減し、測位精度を向上させることができる。
前述のものは、主に、デバイス間の相互作用の観点から、この出願の実施形態で提供される解決策を説明する。前述の機能を実装するために、デバイスは、その機能に対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェア・モジュールを含むことが理解されよう。当業者は、この明細書に開示された実施形態に説明されたアルゴリズム及びステップと組み合わせて、この出願がハードウェア又はハードウェアとコンピュータ・ソフトウェアとの組み合わせによって実装され得ることを容易に認識すべきである。機能がハードウェアによって行われるか、コンピュータ・ソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって行われるかは、特定の用途と技術的解決策の設計上の制約に依存する。当業者であれば、特定の用途ごとに、記載された機能を実装するために異なる方法を使用してもよいが、その実装がこの出願の範囲を超えるものであると考えるべきではない。
この出願の実施形態では、各デバイスの機能モジュールは、前述の方法例に従って分割を介して取得されてもよい。例えば、機能モジュールが様々な機能に対応する分割を通して取得されてもよいし、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。この出願の実施形態では、モジュール分割は一例であり、論理機能分割にすぎないことに留意されたい。実際の実装では、別の分割方式が使用されてもよい。
各機能モジュールが、対応する各機能に基づいて分割を介して取得されるときに、図17は、端末デバイスを示す。端末デバイス170は、トランシーバ・モジュール1701と処理モジュール1702とを含んでもよい。例えば、端末デバイス170は、端末デバイスであってもよいし、端末デバイスに使用されるチップであってもよいし、端末デバイスの機能を有する別の組み合わされたコンポーネント又は部品であってもよい。端末デバイス170が端末デバイスであるときに、トランシーバ・モジュール1701は、トランシーバであってもよく、トランシーバは、アンテナ、無線周波数回路などを含んでもよく、処理モジュール1702は、プロセッサ(又は処理回路)であってもよく、例えば、ベースバンド・プロセッサであって、ベースバンド・プロセッサは、1つ以上のCPUを含んでもよい。端末デバイス170が端末デバイスの機能を有するコンポーネントであるときに、トランシーバ・モジュール1701は、無線周波数ユニットであってもよく、処理モジュール1702は、プロセッサ(又は処理回路)、例えば、ベースバンド・プロセッサであってもよい。端末デバイス170がチップ・システムであるときに、トランシーバ・モジュール1701は、チップ(例えば、ベースバンド・チップ)の入力/出力インターフェースであってもよい。処理モジュール1702は、チップ・システムのプロセッサ(又は処理回路)であってもよく、1つ以上のCPUを含んでもよい。この出願のこの実施形態におけるトランシーバ・モジュール1701は、トランシーバ又はトランシーバ関連回路コンポーネントによって実装されてもよく、処理モジュール1702は、プロセッサ又はプロセッサ関連回路コンポーネント(又は処理回路と呼ぶ)によって実装されてもよいことに理解されたい。
例えば、トランシーバ・モジュール1701は、図4~図16に示される実施形態において端末デバイスによって実行される全ての送受信動作を実行するように構成されてもよく、及び/又は本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。処理モジュール1702は、図4~図16に示す実施形態における端末デバイスによって実行される送受信以外の全ての動作を実行するように構成されてもよく、及び/又は本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。
さらに別の可能な実装では、図17のトランシーバ・モジュール1701がトランシーバに置き換えられてもよく、トランシーバ・モジュール1701の機能がトランシーバに統合されてもよく、処理モジュール1702がプロセッサに置き換えられてもよく、処理モジュール1702の機能がプロセッサに統合されてもよい。さらに、図17に示す端末デバイス170は、メモリを含んでもよい。トランシーバ・モジュール1701がトランシーバに置き換えられ、処理モジュール1702がプロセッサに置き換えられるときに、この出願のこの実施形態における端末デバイス170は、図3に示す通信装置であってもよい。
トランシーバ・モジュール1701が、受信モジュールと送信モジュールとをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュール1701によって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュールは、トランシーバ・モジュール1701によって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
追加的に、トランシーバは、受信機及び送信機を含む。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
各機能モジュールが、対応する各機能に基づいて分割を介して取得されるときに、図18は、位置管理ネットワーク要素を示す。位置管理ネットワーク要素180は、トランシーバ・モジュール1801及び処理モジュール1802を含んでもよい。例えば、位置管理ネットワーク要素180は、位置管理ネットワーク要素であってもよく、位置管理ネットワーク要素で使用されるチップであってもよく、位置管理ネットワーク要素の機能を有する別の組み合わされたコンポーネント又は部品であってもよい。位置管理ネットワーク要素180が位置管理ネットワーク要素であるときに、トランシーバ・モジュール1801は、トランシーバであってもよく、トランシーバは、アンテナ、無線周波数回路などを含んでもよく、処理モジュール1802は、プロセッサ(又は処理回路)であってもよく、例えば、ベースバンド・プロセッサであって、ベースバンド・プロセッサは、1つ以上のCPUを含んでもよい。位置管理ネットワーク要素180が位置管理ネットワーク要素の機能を有するコンポーネントであるときに、トランシーバ・モジュール1801は、無線周波数ユニットであってもよく、処理モジュール1802は、プロセッサ(又は処理回路)、例えば、ベースバンド・プロセッサであってもよい。位置管理ネットワーク要素180がチップ・システムであるときに、トランシーバ・モジュール1801は、チップ(例えば、ベースバンド・チップ)の入力/出力インターフェースであってもよい。処理モジュール1802は、チップ・システムのプロセッサ(又は処理回路)であってもよく、1つ以上のCPUを含んでもよい。この出願のこの実施形態におけるトランシーバ・モジュール1801は、トランシーバ又はトランシーバ関連回路コンポーネントによって実装されてもよく、処理モジュール1802は、プロセッサ又はプロセッサ関連回路コンポーネント(又は処理回路と呼ぶ)によって実装されてもよいことに理解されたい。
例えば、トランシーバ・モジュール1801は、図4~図16に示される実施形態において位置管理ネットワーク要素によって実行される全ての送受信動作を実行するように構成されてもよく、及び/又は本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。処理モジュール1802は、図4~図16に示す実施形態における位置管理ネットワーク要素によって実行される送受信以外の全ての動作を実行するように構成されてもよく、及び/又は本明細書に記載される技術の別のプロセスをサポートするように構成されてもよい。
さらに別の可能な実装では、図18のトランシーバ・モジュール1801がトランシーバに置き換えられてもよく、トランシーバ・モジュール1801の機能がトランシーバに統合されてもよく、処理モジュール1802がプロセッサに置き換えられてもよく、処理モジュール1802の機能がプロセッサに統合されてもよい。さらに、図18に示す位置管理ネットワーク要素180は、メモリを含んでもよい。トランシーバ・モジュール1801がトランシーバに置き換えられ、処理モジュール1802がプロセッサに置き換えられるときに、この出願のこの実施形態における位置管理ネットワーク要素180は、図3に示す通信装置であってもよい。
トランシーバ・モジュール1801が、受信モジュールと送信モジュールとをさらに含んでもよいことに留意されたい。受信モジュールは、トランシーバ・モジュール1801によって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信モジュール、トランシーバ・モジュール1801によって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
追加的に、トランシーバは、受信機及び送信機を含む。受信機は、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよい。送信機は、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。トランシーバは、代替的に、入力/出力ユニットとして説明されてもよい。入力/出力ユニットは、代替的に、入力ユニットと出力ユニットとを含んでもよい。入力ユニットは、トランシーバによって実行される受信動作を実行するように構成されてもよく、出力ユニットは、トランシーバによって実行される送信動作を実行するように構成されてもよい。
この出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。前述の実施形態の処理の全部又は一部が、関連するハードウェアに命令するコンピュータ・プログラムによって実装されてもよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。プログラムが実行されるときに、前述の方法の実施形態のプロセスが含まれてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、前述の実施形態のいずれか1つにおいても、端末(データ送信端及び/又はデータ受信端を含む)の内部記憶ユニット、例えば、端末のハード・ディスク・ドライブ又はメモリであってもよい。代替的に、コンピュータ可読記憶媒体は、端末の外部記憶デバイス、例えば、端末上に構成されるプラグイン・ハード・ディスク、スマート・メディア・カード(MC)、セキュア・デジタル(D)カード、フラッシュ・カード(flash card)などであってもよい。さらに、コンピュータ可読記憶媒体は、代替的に、端末の内部記憶ユニットと外部記憶ユニットの両方を含んでもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータ・プログラム、及び端末によって必要とされるコンピュータ・プログラム及びデータを記憶するように構成されている。コンピュータ可読記憶媒体は、出力されたデータ、又は出力されるデータを一時的に記憶するようにさらに構成されてもよい。
この出願の明細書、特許請求の範囲、及び添付図面において、「第1」、「第2」などの用語は、異なるオブジェクトを区別することを意図しているが、特定の順序を示すものではないことに留意されたい。追加的に、「含む」及び「有する」という用語、又はそれらの任意の他の派生語は、非排他的包含をカバーすることを意図している。例えば、一連のステップ又はユニットを含む、プロセス、方法、システム、製品、又はデバイスは、列挙されたステップ又はユニットに限定されず、任意選択で、さらに、列挙されていないステップ又はユニットを含むか、あるいは任意選択で、さらに、プロセス、方法、製品、又はデバイスの別の固有のステップ又はユニットを含む。
この出願において、「少なくとも1つの(項目)」は1つ以上を意味し、「複数の」は2つ以上を意味し、「少なくとも2つの(アイテム)」は2つ、3つ、又はそれ以上を意味し、「及び/又は」は、関連付けられたオブジェクト間の関連付け関係を説明するために使用され、かつ3つの関係があってもよいことを示すことを理解されたい。例えば、「A及び/又はB」は、Aのみが存在すること、Bのみが存在すること、及びAとBの両方が存在することを示してもよく、A及びBは、単数又は複数であってもよい。文字「/」は、一般に、関連するオブジェクト間の「又は」関係を示す。「以下の(アイテム)もののうちの少なくとも1つ」又はそれと同様の表現は、単数のアイテム(もの)又は複数のアイテム(もの)の任意の組み合わせを含め、これらのアイテムの任意の組み合わせを指す。例えば、a、b、又はcのうちの少なくとも1つ(もの)は、a、b、c、「a及びb」、「a及びc」、「b及びc」、又は「a、b、及びc」を表してもよく、a、b及びcは、単数又は複数である。
実装についての前述の説明は、便宜的かつ簡潔な説明を目的として、前述の機能モジュールへの分割が図示のための一例として使用されているにすぎないと当業者が理解することを可能にする。実際の用途では、前述の機能は、要件に基づいた実装のために異なる機能モジュールに割り振られてもよい。すなわち、装置の内部構造が、異なる機能モジュールに分割されて、上述の機能の全部又は一部を実装する。
この出願で提供されるいくつかの実施形態では、開示された装置及び方法は、他の方式で実装され得ると理解されたい。例えば、説明された装置の実施形態は、一例にすぎない。例えば、モジュール又はユニットへの分割は、論理機能分割にすぎず、実際の実装の際には他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又はコンポーネントが別の装置に組み合わされたり、統合されてもよいし、いくつかの特徴が無視されたり、実行されなくてもよい。追加的に、表示又は議論された相互結合、直接結合、又は通信接続は、いくつかのインターフェースを介して実装されてもよい。装置又はユニット間の間接結合又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形態において実装されてもよい。
別個の部分として説明されるユニットは、物理に分離されていても、されていなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、1つ以上の物理ユニットであってもよいし、1つの場所に位置していてもよいし、複数の場所に分散されてもよい。ユニットの一部又は全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてもよい。
追加的に、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、ユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよく、又は2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用されるときに、統合されたユニットは、可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、この出願の実施形態における技術的解決策が、本質的にソフトウェア製品の形態で実装されてもよいし、従来技術に寄与する部分が、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよいし、技術的解決策の全部又は一部が、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、デバイス(シングルチップ・マイクロコンピュータ、チップなどであってもよい)又はプロセッサ(processor)に、この出願の実施形態に説明される方法のステップの全部又は一部を実行させるように命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、例えば、USBフラッシュ・ドライブ、リムーバブル・ハード・ディスク、ROM、RAM、磁気ディスク、又は光ディスクであるプログラム・コードを記憶することができる任意の媒体を含む。
前述の説明は、この出願の単に具体的な実装に過ぎないが、この出願の保護範囲を制限することを意図したものではない。この出願に開示された技術的範囲内の変形又は置換は、この出願の保護範囲に含まれるものとする。したがって、この出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うものとする。

Claims (124)

  1. 測位情報報告方法であって、
    端末デバイスによって、位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得することであって、前記要求位置情報は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の角度を示す、取得することと、
    前記端末デバイスによって、前記位置管理ネットワーク要素に提供位置情報を送信することであって、前記提供位置情報は、測定結果を含み、前記測定結果は、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を前記角度補助情報に基づいて前記端末デバイスによって測定した結果である、送信することと、を含む、方法。
  2. 前記提供位置情報は、前記測定結果に対応する第1の指標情報をさらに含み、前記第1の指標情報は、前記測定結果に対応する角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内にあるかどうかを示す、請求項1に記載の方法。
  3. 前記角度補助情報は、方位角情報及び/又は天頂角情報を含み、前記方位角情報は、前記アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、前記天頂角情報は、天頂角方向と前記アクセス・ネットワーク要素の前記端末デバイスに対する方向との間の内角を示す、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記方位角範囲は、前記方位角値と前記第1の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット方位角値情報は、前記方位角値を示し、前記プリセット方位角範囲情報は、前記方位角範囲を示す、請求項3に記載の方法。
  5. 前記方位角情報は、前記方位角値と前記第1の値とを含み、前記第1の値は、0である、請求項3又は4に記載の方法。
  6. 前記天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記天頂角範囲は、前記天頂角値と前記第2の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット天頂角値情報は、前記天頂角値を示し、前記プリセット天頂角範囲情報は、前記天頂角範囲を示す、請求項3~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記天頂角情報は、前記天頂角値と前記第2の値とを含み、前記第2の値は、0である、請求項3~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記要求位置情報は、前記アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第1のパス・タイプ情報は、前記端末デバイスによって測定される前記アクセス・ネットワーク要素の前記信号に対応するパスのタイプを示し、前記パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、前記アクセス・ネットワーク要素の前記信号を前記端末デバイスによって測定した前記測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、前記粒度情報は、前記測定結果の粒度を示し、前記報告タイプは、定期報告又は非定期報告である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記要求位置情報は、ロング・ターム・エボリューション測位プロトコルLPP要求位置情報であり、前記提供位置情報は、LPP提供位置情報である、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含み、
    前記到来角は、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号が前記端末デバイスに到達する角度である、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、前記第1の方位角値は、前記端末デバイスによって測定される前記アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の水平面における内角であり、前記第1の天頂角値は、前記端末デバイスによって測定される前記天頂方向と前記アクセス・ネットワーク要素の前記端末デバイスに対する方向との間の内角である、請求項10に記載の方法。
  12. 前記提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第2の指標情報は、前記測定結果に対応する角度座標系を示し、前記第2のパス・タイプ情報は、前記測定結果に対応するパスのタイプを示す、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記端末デバイスによって、前記要求位置情報に基づいて、前記角度補助情報によって示される前記角度でビームフォーミングを実行することをさらに含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 測位情報報告方法であって、
    位置管理ネットワーク要素によって、要求位置情報を端末デバイスに送信することであって、前記要求位置情報は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の角度を示す、送信することと、
    前記位置管理ネットワーク要素によって、前記端末デバイスの位置情報を提供することであって、前記提供位置情報は、測定結果を含み、前記測定結果は、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を前記角度補助情報に基づいて前記端末デバイスによって測定した結果である、提供することと、
    前記位置管理ネットワーク要素によって、前記提供位置情報に基づいて、前記端末デバイスの位置情報を決定することと、を含む、方法。
  15. 前記提供位置情報は、前記測定結果に対応する第1の指標情報をさらに含み、前記第1の指標情報は、前記測定結果に対応する角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内にあるかどうかを示す、請求項14に記載の方法。
  16. 前記角度補助情報は、方位角情報及び天頂角情報を含み、前記方位角情報は、前記アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、前記天頂角情報は、天頂角方向と前記アクセス・ネットワーク要素の前記端末デバイスに対する方向との間の内角を示す、請求項14又は15に記載の方法。
  17. 前記方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記方位角範囲は、前記方位角値と前記第1の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット方位角値情報は、前記方位角値を示し、前記プリセット方位角範囲情報は、前記方位角範囲を示す、請求項16に記載の方法。
  18. 前記方位角情報は、前記方位角値と前記第1の値とを含み、前記第1の値は、0である、請求項16又は17に記載の方法。
  19. 前記天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記天頂角範囲は、前記天頂角値と前記第2の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット天頂角値情報は、前記天頂角値を示し、前記プリセット天頂角範囲情報は、前記天頂角範囲を示す、請求項16~18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記天頂角情報は、前記天頂角値と前記第2の値とを含み、前記第2の値は、0である、請求項16~19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記要求位置情報は、前記アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第1のパス・タイプ情報は、前記端末デバイスによって測定される前記アクセス・ネットワーク要素の前記信号に対応するパスのタイプを示し、前記パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、前記アクセス・ネットワーク要素の前記信号を前記端末デバイスによって測定した前記測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、前記粒度情報は、前記測定結果の粒度を示し、前記報告タイプは、定期報告又は非定期報告である、請求項14~20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記要求位置情報は、ロング・ターム・エボリューション測位プロトコルLPP要求位置情報であり、前記提供位置情報は、LPP提供位置情報である、請求項14~21のいずれか一項に記載の方法。
  23. 前記測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含み、
    前記到来角は、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された前記信号が前記端末デバイスに到達する角度である、請求項14~22のいずれか一項に記載の方法。
  24. 前記到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、前記第1の方位角値は、前記端末デバイスによって測定される前記アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の水平面における内角であり、前記第1の天頂角値は、前記端末デバイスによって測定される前記天頂方向と前記アクセス・ネットワーク要素の前記端末デバイスに対する方向との間の内角である、請求項23に記載の方法。
  25. 前記提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第2の指標情報は、前記測定結果に対応する角度座標系を示し、前記第2のパス・タイプ情報は、前記測定結果に対応するパスのタイプを示す、請求項14~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記位置管理ネットワーク要素によって、前記提供位置情報に基づいて、前記端末デバイスの位置情報を決定することは、
    前記第1の指標情報が、前記測定結果に対応する前記角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内であることを示すときに、前記位置管理ネットワーク要素によって、前記提供位置情報に基づいて、前記端末デバイスの前記位置情報を決定することをさらに含む、請求項14~25のいずれか一項に記載の方法。
  27. 前記位置管理ネットワーク要素が前記要求位置情報を前記端末デバイスに送信する前に、
    前記位置管理ネットワーク要素によって、前記端末デバイスの履歴位置情報を取得することと、
    前記位置管理ネットワーク要素によって、前記端末デバイスの前記履歴位置情報に基づいて、前記角度補助情報を決定することと、をさらに含む、請求項14~26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 測位情報報告方法であって、
    端末デバイスによって、要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信することと、
    前記端末デバイスによって、前記位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得することであって、前記提供補助情報は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の角度を示す、取得することと、
    前記端末デバイスによって、前記提供補助情報に基づいて、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得することと、
    前記端末デバイスによって、前記測定結果に基づいて、前記端末デバイスの位置情報を決定することと、を含む、方法。
  29. 前記端末デバイスによって、前記端末デバイスの位置情報を前記位置管理ネットワーク要素に送信することを含む、請求項28に記載の方法。
  30. 測位情報報告方法であって、
    位置管理ネットワーク要素によって、端末デバイスの要求補助データを取得することと、
    前記位置管理ネットワーク要素によって、提供補助情報を前記端末デバイスに送信することであって、前記提供補助情報は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の角度を示す、送信することと、を含む、方法。
  31. 前記位置管理ネットワーク要素によって、前記端末デバイスの位置情報を取得することであって、前記端末デバイスの前記位置情報は、測定結果に基づいて、前記端末デバイスによって決定され、前記測定結果は、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を前記角度補助情報に基づいて前記端末デバイスによって測定した結果である、取得することを含む、請求項28に記載の方法。
  32. 測位情報報告方法であって、
    第2の端末デバイスによって、第1の端末デバイスからの測定要求を受信することであって、前記測定要求は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の角度を示す、受信することと、
    前記第2の端末デバイスによって、測定結果を前記第1の端末デバイスに送信することであって、前記測定結果は、前記第1のデバイスによって送信された信号を前記角度補助情報に基づいて前記端末デバイスによって測定した結果である、送信することと、を含む、方法。
  33. 前記第2の端末デバイスによって、前記測定結果に対応する第1の指標情報を前記第1の端末デバイスに送信することであって、前記第1の指標は、前記測定結果に対応する角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内にあるかどうかを示す、送信することをさらに含む、請求項32に記載の方法。
  34. 前記角度補助情報は、方位角情報及び/又は天頂角情報を含み、前記方位角情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、前記天頂角情報は、天頂角方向と前記第1の端末の前記第2の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す、請求項32又は33に記載の方法。
  35. 前記方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記方位角範囲は、前記方位角値と前記第1の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット方位角値情報は、前記方位角値を示し、前記プリセット方位角範囲情報は、前記方位角範囲を示す、請求項34に記載の方法。
  36. 前記方位角情報は、前記方位角値と前記第1の値とを含み、前記第1の値は、0である、請求項34又は35に記載の方法。
  37. 前記天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記天頂角範囲は、前記天頂角値と前記第2の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット天頂角値情報は、前記天頂角値を示し、前記プリセット天頂角範囲情報は、前記天頂角範囲を示す、請求項34~36のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記天頂角情報は、前記天頂角値と前記第2の値とを含み、前記第2の値は、0である、請求項34~37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記測定要求は、前記第1の端末デバイスの識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第1のパス・タイプ情報は、前記第2の端末デバイスによって測定される前記第1の端末デバイスの前記信号に対応するパスのタイプを示し、前記パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、前記第1の端末デバイスの前記信号を前記第2の端末デバイスによって測定した前記測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、前記粒度情報は、前記測定結果の粒度を示し、前記報告タイプは、定期報告又は非定期報告である、請求項32~38のいずれか一項に記載の方法。
  40. 前記測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含み、
    前記到来角は、前記第1の端末デバイスによって送信された前記信号が前記第2の端末デバイスに到達する角度である、請求項32~39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、前記第1の方位角値は、前記端末デバイスによって測定される前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の水平面における内角であり、前記第1の天頂角値は、前記第2の端末デバイスによって測定される前記天頂方向と前記第1の端末デバイスの前記第2の端末デバイスに対する方向との間の内角である、請求項40に記載の方法。
  42. 前記第2の端末デバイスによって、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報を第1の端末デバイスに送信することをさらに含み、
    前記第2の指標情報は、前記測定結果に対応する角度座標系を示し、前記第2のパス・タイプ情報は、前記測定結果に対応するパスのタイプを示す、請求項32~41のいずれか一項に記載の方法。
  43. 前記第2の端末デバイスによって、前記測定要求に基づいて、前記角度補助情報によって示される前記角度でビームフォーミングを実行することをさらに含む、請求項32~42のいずれか一項に記載の方法。
  44. 測位情報報告方法であって、
    第1の端末デバイスによって、測定要求を第2の端末デバイスに受信することであって、前記測定要求は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の角度を示す、送信することと、
    前記第1の端末デバイスによって、前記第2の端末デバイスの測定結果を取得することであって、前記測定結果は、前記第1のデバイスによって送信された信号を前記角度補助情報に基づいて前記第2の端末デバイスによって測定した結果である、取得することと、
    前記端末デバイスによって、前記測定結果に基づいて、前記第2の端末デバイスの位置情報を決定することと、を含む、方法。
  45. 前記第1の端末デバイスによって、前記測定結果に対応する第1の指標情報を前記第2の端末デバイスから受信することであって、前記第1の指標は、前記測定結果に対応する角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内にあるかどうかを示す、受信することをさらに含む、請求項44に記載の方法。
  46. 前記角度補助情報は、方位角情報及び天頂角情報を含み、前記方位角情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、前記天頂角情報は、天頂角方向と前記第1の端末の前記第2の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す、請求項44又は45に記載の方法。
  47. 前記方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記方位角範囲は、前記方位角値と前記第1の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット方位角値情報は、前記方位角値を示し、前記プリセット方位角範囲情報は、前記方位角範囲を示す、請求項46に記載の方法。
  48. 前記方位角情報は、前記方位角値と前記第1の値とを含み、前記第1の値は、0である、請求項46又は47に記載の方法。
  49. 前記天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記天頂角範囲は、前記天頂角値と前記第2の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット天頂角値情報は、前記天頂角値を示し、前記プリセット天頂角範囲情報は、前記天頂角範囲を示す、請求項46~48のいずれか一項に記載の方法。
  50. 前記天頂角情報は、前記天頂角値と前記第2の値とを含み、前記第2の値は、0である、請求項46~49のいずれか一項に記載の方法。
  51. 前記測定要求は、前記第1の端末デバイスの識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第1のパス・タイプ情報は、前記第2の端末デバイスによって測定される前記第1の端末デバイスの前記信号に対応するパスのタイプを示し、前記パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、前記第1の端末デバイスの前記信号を前記第2の端末デバイスによって測定した前記測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、前記粒度情報は、前記測定結果の粒度を示し、前記報告タイプは、定期報告又は非定期報告である、請求項44~50のいずれか一項に記載の方法。
  52. 前記測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含み、
    前記到来角は、前記第1の端末デバイスによって送信された前記信号が前記第2の端末デバイスに到達する角度である、請求項44~51のいずれか一項に記載の方法。
  53. 前記到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、前記第1の方位角値は、前記端末デバイスによって測定される前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の水平面における内角であり、前記第1の天頂角値は、前記第2の端末デバイスによって測定される前記天頂方向と前記第1の端末デバイスの前記第2の端末デバイスに対する方向との間の内角である、請求項52に記載の方法。
  54. 前記第1の端末デバイスによって、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報を第2の端末デバイスから受信することをさらに含み、
    前記第2の指標情報は、前記測定結果に対応する角度座標系を示し、前記第2のパス・タイプ情報は、前記測定結果に対応するパスのタイプを示す、請求項44~53のいずれか一項に記載の方法。
  55. 前記第1の端末デバイスによって、前記測定結果に基づいて、前記第2の端末デバイスの位置情報を決定することは、
    前記第1の指標情報が、前記測定結果に対応する前記角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内であることを示すときに、前記第1の端末デバイスによって、前記測定結果に基づいて、前記第2の端末デバイスの前記位置情報を決定することを含む、請求項44~54のいずれか一項に記載の方法。
  56. 前記第1の端末デバイスが前記測定要求を前記第2の端末デバイスに送信する前に、
    前記第1の端末デバイスによって、前記第2の端末デバイスの履歴位置情報を取得することと、
    前記第1の端末デバイスによって、前記第2の端末デバイスの前記履歴位置情報に基づいて、前記角度補助情報を決定することと、をさらに含む、請求項44~55のいずれか一項に記載の方法。
  57. 測位情報報告方法であって、
    第1の端末デバイスによって、測位参照信号PRS送信要求を第2の端末デバイスに送信することと、
    前記第1の端末デバイスによって、前記第2の端末デバイスからPRSを受信することであって、前記PRSは、第2の角度補助情報を含み、前記第2の角度補助情報は、前記第2の端末デバイスと前記第1の端末デバイスとの間の角度を示す、受信することと、
    前記第1の端末デバイスによって、前記第2の角度補助情報に基づいて、前記第2の端末デバイスによって送信された前記PRSを測定して、測定結果を取得することと、
    前記第1の端末デバイスによって、前記測定結果に基づいて、前記第1の端末デバイスの位置情報を決定することと、を含む、方法。
  58. 前記PRS送信要求は、第1の角度補助情報を含み、前記第1の角度補助情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の角度を示す、請求項57に記載の方法。
  59. 測位情報報告方法であって、
    第2の端末デバイスによって、第1の端末デバイスからの測位参照信号PRS送信要求を受信することと、
    前記第2の端末デバイスによって、PRSを前記第1の端末デバイスに送信することであって、前記PRSは、第2の角度補助情報を含み、前記第2の角度補助情報は、前記第2の端末デバイスと前記第1の端末デバイスとの間の角度を示す、送信することと、を含む、方法。
  60. 前記PRS送信要求は、第1の角度補助情報を含み、前記第1の角度補助情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の角度を示し、
    前記第2の端末デバイスによって、前記第1の角度補助情報に基づいて、前記PRSを前記第1の端末デバイスに送信する、請求項59に記載の方法。
  61. 通信装置であって、
    位置管理ネットワーク要素の要求位置情報を取得するように構成されているトランシーバ・モジュールであって、前記要求位置情報は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と端末デバイスとの間の角度を示す、トランシーバ・モジュールを含み、
    前記トランシーバ・モジュールは、前記位置管理ネットワーク要素に提供位置情報を送信するようにさらに構成されており、前記提供位置情報は、測定結果を含み、前記測定結果は、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を前記角度補助情報に基づいて前記端末デバイスによって測定した結果である、装置。
  62. 前記提供位置情報は、前記測定結果に対応する第1の指標情報をさらに含み、前記第1の指標情報は、前記測定結果に対応する角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内にあるかどうかを示す、請求項61に記載の装置。
  63. 前記角度補助情報は、方位角情報及び/又は天頂角情報を含み、前記方位角情報は、前記アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、前記天頂角情報は、天頂角方向と前記アクセス・ネットワーク要素の前記端末デバイスに対する方向との間の内角を示す、請求項61又は62に記載の装置。
  64. 前記方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記方位角範囲は、前記方位角値と前記第1の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット方位角値情報は、前記方位角値を示し、前記プリセット方位角範囲情報は、前記方位角範囲を示す、請求項63に記載の装置。
  65. 前記方位角情報は、前記方位角値と前記第1の値とを含み、前記第1の値は、0である、請求項63又は64に記載の装置。
  66. 前記天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記天頂角範囲は、前記天頂角値と前記第2の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット天頂角値情報は、前記天頂角値を示し、前記プリセット天頂角範囲情報は、前記天頂角範囲を示す、請求項63~65のいずれか一項に記載の装置。
  67. 前記天頂角情報は、前記天頂角値と前記第2の値とを含み、前記第2の値は、0である、請求項63~66のいずれか一項に記載の装置。
  68. 前記要求位置情報は、前記アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第1のパス・タイプ情報は、前記端末デバイスによって測定される前記アクセス・ネットワーク要素の前記信号に対応するパスのタイプを示し、前記パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、前記アクセス・ネットワーク要素の前記信号を前記端末デバイスによって測定した前記測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、前記粒度情報は、前記測定結果の粒度を示し、前記報告タイプは、定期報告又は非定期報告である、請求項61~67のいずれか一項に記載の装置。
  69. 前記要求位置情報は、ロング・ターム・エボリューション測位プロトコルLPP要求位置情報であり、前記提供位置情報は、LPP提供位置情報である、請求項61~68のいずれか一項に記載の装置。
  70. 前記測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含み、
    前記到来角は、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された前記信号が前記端末デバイスに到達する角度である、請求項61~69のいずれか一項に記載の装置。
  71. 前記到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、前記第1の方位角値は、前記端末デバイスによって測定される前記アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の水平面における内角であり、前記第1の天頂角値は、前記端末デバイスによって測定される前記天頂方向と前記アクセス・ネットワーク要素の前記端末デバイスに対する方向との間の内角である、請求項70に記載の装置。
  72. 前記提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第2の指標情報は、前記測定結果に対応する角度座標系を示し、前記第2のパス・タイプ情報は、前記測定結果に対応するパスのタイプを示す、請求項61~71のいずれか一項に記載の装置。
  73. 前記要求位置情報に基づいて、前記角度補助情報によって示される前記角度でビームフォーミングを実行するように構成されている処理モジュールを含む、請求項61~72のいずれか一項に記載の装置。
  74. 通信装置であって、
    要求位置情報を端末デバイスに送信するように構成されているトランシーバ・モジュールであって、前記要求位置情報は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の角度を示し、
    前記トランシーバ・モジュールは、前記端末デバイスの提供位置情報を取得するようにさらに構成されており、前記提供位置情報は、測定結果を含み、前記測定結果は、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を前記角度補助情報に基づいて前記端末デバイスによって測定した結果である、トランシーバ・モジュールと、
    前記提供位置情報に基づいて、前記端末デバイスの位置情報を決定するように構成されている処理モジュールと、を含む、装置。
  75. 前記提供位置情報は、前記測定結果に対応する第1の指標情報をさらに含み、前記第1の指標情報は、前記測定結果に対応する角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内にあるかどうかを示す、請求項74に記載の装置。
  76. 前記角度補助情報は、方位角情報及び天頂角情報を含み、前記方位角情報は、前記アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、前記天頂角情報は、天頂角方向と前記アクセス・ネットワーク要素の前記端末デバイスに対する方向との間の内角を示す、請求項74又は75に記載の装置。
  77. 前記方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記方位角範囲は、前記方位角値と前記第1の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット方位角値情報は、前記方位角値を示し、前記プリセット方位角範囲情報は、前記方位角範囲を示す、請求項76に記載の装置。
  78. 前記方位角情報は、前記方位角値と前記第1の値とを含み、前記第1の値は、0である、請求項76又は77に記載の装置。
  79. 前記天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記天頂角範囲は、前記天頂角値と前記第2の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット天頂角値情報は、前記天頂角値を示し、前記プリセット天頂角範囲情報は、前記天頂角範囲を示す、請求項76~78のいずれか一項に記載の装置。
  80. 前記天頂角情報は、前記天頂角値と前記第2の値とを含み、前記第2の値は、0である、請求項76~79のいずれか一項に記載の装置。
  81. 前記要求位置情報は、前記アクセス・ネットワーク要素の識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第1のパス・タイプ情報は、前記端末デバイスによって測定される前記アクセス・ネットワーク要素の前記信号に対応するパスのタイプを示し、前記パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、前記アクセス・ネットワーク要素の前記信号を前記端末デバイスによって測定した前記測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、前記粒度情報は、前記測定結果の粒度を示し、前記報告タイプは、定期報告又は非定期報告である、請求項74~80のいずれか一項に記載の装置。
  82. 前記要求位置情報は、ロング・ターム・エボリューション測位プロトコルLPP要求位置情報であり、前記提供位置情報は、LPP提供位置情報である、請求項74~81のいずれか一項に記載の装置。
  83. 前記測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含み、
    前記到来角は、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された前記信号が前記端末デバイスに到達する角度である、請求項74~82のいずれか一項に記載の装置。
  84. 前記到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、前記第1の方位角値は、前記端末デバイスによって測定される前記アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の水平面における内角であり、前記第1の天頂角値は、前記端末デバイスによって測定される前記天頂方向と前記アクセス・ネットワーク要素の前記端末デバイスに対する方向との間の内角である、請求項83に記載の装置。
  85. 前記提供位置情報は、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第2の指標情報は、前記測定結果に対応する角度座標系を示し、前記第2のパス・タイプ情報は、前記測定結果に対応するパスのタイプを示す、請求項74~84のいずれか一項に記載の装置。
  86. 前記第1の指標情報が、前記測定結果に対応する前記角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内であることを示すときに、前記処理モジュールは、前記提供位置情報に基づいて、前記端末デバイスの前記位置情報を決定する、請求項74~85のいずれか一項に記載の装置。
  87. 前記トランシーバ・モジュールは、前記端末デバイスの履歴位置情報を取得するようにさらに構成されており、
    前記処理モジュールは、前記端末デバイスの前記履歴位置情報に基づいて、前記角度補助情報を決定するようにさらに構成されている、請求項74~86のいずれか一項に記載の装置。
  88. 通信装置であって、
    要求補助データを位置管理ネットワーク要素に送信するように構成されているトランシーバ・モジュールであって、
    前記トランシーバ・モジュールは、前記位置管理ネットワーク要素の提供補助情報を取得するようにさらに構成されており、前記提供補助情報は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の角度を示す、トランシーバ・モジュールと、
    前記提供補助情報に基づいて、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を測定して、測定結果を取得するように構成されている処理モジュールであって、
    前記処理モジュールは、前記測定結果に基づいて、前記端末デバイスの位置情報を決定するようにさらに構成されている、処理モジュールと、を含む、装置。
  89. 前記トランシーバ・モジュールは、前記端末デバイスの位置情報を前記位置管理ネットワーク要素に送信するようにさらに構成されている、請求項88に記載の装置。
  90. 通信装置であって、
    端末デバイスの要求補助データを取得するように構成されているトランシーバ・モジュールを含み、
    前記トランシーバ・モジュールは、提供補助情報を前記端末デバイスに送信するようにさらに構成されており、前記提供補助情報は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、アクセス・ネットワーク要素と前記端末デバイスとの間の角度を示す、装置。
  91. 前記トランシーバ・モジュールは、前記端末デバイスの位置情報を取得するようにさらに構成されており、前記端末デバイスの前記位置情報は、測定結果に基づいて、前記端末デバイスによって決定され、前記測定結果は、前記アクセス・ネットワーク要素によって送信された信号を前記角度補助情報に基づいて前記端末デバイスによって測定した結果である、取得することを含む、請求項90に記載の装置。
  92. 通信装置であって、
    第1の端末デバイスからの測定要求を受信するように構成されているトランシーバ・モジュールを含み、前記測定要求は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の角度を示し、
    前記トランシーバ・モジュールは、測定結果を前記第1の端末デバイスに送信するようにさらに構成されており、前記測定結果は、前記第1のデバイスによって送信された信号を前記角度補助情報に基づいて前記端末デバイスによって測定した結果である、装置。
  93. 前記トランシーバ・モジュールは、前記測定結果に対応する第1の指標情報を前記第1の端末デバイスに送信するようにさらに構成されており、前記第1の指標は、前記測定結果に対応する角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内にあるかどうかを示す、請求項92に記載の装置。
  94. 前記角度補助情報は、方位角情報及び/又は天頂角情報を含み、前記方位角情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、前記天頂角情報は、天頂角方向と前記第1の端末の前記第2の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す、請求項92又は93に記載の装置。
  95. 前記方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記方位角範囲は、前記方位角値と前記第1の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット方位角値情報は、前記方位角値を示し、前記プリセット方位角範囲情報は、前記方位角範囲を示す、請求項94に記載の装置。
  96. 前記方位角情報は、前記方位角値と前記第1の値とを含み、前記第1の値は、0である、請求項94又は95に記載の装置。
  97. 前記天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記天頂角範囲は、前記天頂角値と前記第2の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット天頂角値情報は、前記天頂角値を示し、前記プリセット天頂角範囲情報は、前記天頂角範囲を示す、請求項94~96のいずれか一項に記載の装置。
  98. 前記天頂角情報は、前記天頂角値と前記第2の値とを含み、前記第2の値は、0である、請求項94~97のいずれか一項に記載の装置。
  99. 前記測定要求は、前記第1の端末デバイスの識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第1のパス・タイプ情報は、前記第2の端末デバイスによって測定される前記第1の端末デバイスの前記信号に対応するパスのタイプを示し、前記パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、前記第1の端末デバイスの前記信号を前記第2の端末デバイスによって測定した前記測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、前記粒度情報は、前記測定結果の粒度を示し、前記報告タイプは、定期報告又は非定期報告である、請求項92~98のいずれか一項に記載の装置。
  100. 前記測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含み、
    前記到来角は、前記第1の端末デバイスによって送信された前記信号が前記第2の端末デバイスに到達する角度である、請求項92~99のいずれか一項に記載の装置。
  101. 前記到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、前記第1の方位角値は、前記端末デバイスによって測定される前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の水平面における内角であり、前記第1の天頂角値は、前記第2の端末デバイスによって測定される前記天頂方向と前記第1の端末デバイスの前記第2の端末デバイスに対する方向との間の内角である、請求項100に記載の装置。
  102. 前記トランシーバ・モジュールは、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報を第1の端末デバイスに送信するようにさらに構成されており、
    前記第2の指標情報は、前記測定結果に対応する角度座標系を示し、前記第2のパス・タイプ情報は、前記測定結果に対応するパスのタイプを示す、請求項92~101のいずれか一項に記載の装置。
  103. 前記要求位置情報に基づいて、前記角度補助情報によって示される前記角度でビームフォーミングを実行するように構成されている処理モジュールを含む、請求項92~102のいずれか一項に記載の装置。
  104. 通信装置であって、
    測定要求を第2の端末デバイスに送信するように構成されているトランシーバ・モジュールであって、前記測定要求は、角度補助情報を含み、前記角度補助情報は、第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の角度を示し、
    前記トランシーバ・モジュールは、前記第2の端末デバイスの測定結果を取得するようにさらに構成されており、前記測定結果は、前記第1のデバイスによって送信された信号を前記角度補助情報に基づいて前記端末デバイスによって測定した結果である、トランシーバ・モジュールと、
    前記測定結果に基づいて、前記端末デバイスの位置情報を決定するようにさらに構成されている処理モジュールと、を含む、装置。
  105. 前記トランシーバ・モジュールは、前記測定結果に対応する第1の指標情報を前記第2の端末デバイスから受信するようにさらに構成されており、前記第1の指標は、前記測定結果に対応する角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内にあるかどうかを示す、請求項104に記載の装置。
  106. 前記角度補助情報は、方位角情報及び天頂角情報を含み、前記方位角情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の水平面における内角を示し、前記天頂角情報は、天頂角方向と前記第1の端末の前記第2の端末デバイスに対する方向との間の内角を示す、請求項104又は105に記載の装置。
  107. 前記方位角情報は、方位角値、方位角範囲、第1の値、プリセット方位角値情報、及びプリセット方位角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記方位角範囲は、前記方位角値と前記第1の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット方位角値情報は、前記方位角値を示し、前記プリセット方位角範囲情報は、前記方位角範囲を示す、請求項106に記載の装置。
  108. 前記方位角情報は、前記方位角値と前記第1の値とを含み、前記第1の値は、0である、請求項106又は107に記載の装置。
  109. 前記天頂角情報は、天頂角値、天頂角範囲、第2の値、プリセット天頂角値情報、及びプリセット天頂角範囲情報のうちの1つ以上の情報を含み、
    前記天頂角範囲は、前記天頂角値と前記第2の値とを加算又は減算することにより取得され、前記プリセット天頂角値情報は、前記天頂角値を示し、前記プリセット天頂角範囲情報は、前記天頂角範囲を示す、請求項106~108のいずれか一項に記載の装置。
  110. 前記天頂角情報は、前記天頂角値と前記第2の値とを含み、前記第2の値は、0である、請求項106~109のいずれか一項に記載の装置。
  111. 前記測定要求は、前記第1の端末デバイスの識別情報、第1のパス・タイプ情報、パス数量情報、粒度情報、及び報告タイプのうちの1つ以上の情報をさらに含み、
    前記第1のパス・タイプ情報は、前記第2の端末デバイスによって測定される前記第1の端末デバイスの前記信号に対応するパスのタイプを示し、前記パス数量情報が、パス数量がNであることを示すときに、前記第1の端末デバイスの前記信号を前記第2の端末デバイスによって測定した前記測定結果は、N個のパスに対応し、N≧1であり、前記粒度情報は、前記測定結果の粒度を示し、前記報告タイプは、定期報告又は非定期報告である、請求項104~110のいずれか一項に記載の装置。
  112. 前記測定結果は、到来角、参照信号時間差RSTD、参照信号受信電力RSRP、ラウンドトリップ時間RTTのうちの1つ以上を含み、
    前記到来角は、前記第1の端末デバイスによって送信された前記信号が前記第2の端末デバイスに到達する角度である、請求項104~111のいずれか一項に記載の装置。
  113. 前記到来角は、第1の方位角値と第1の天頂角値とを含み、前記第1の方位角値は、前記端末デバイスによって測定される前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の水平面における内角であり、前記第1の天頂角値は、前記第2の端末デバイスによって測定される前記天頂方向と前記第1の端末デバイスの前記第2の端末デバイスに対する方向との間の内角である、請求項112に記載の装置。
  114. 前記トランシーバ・モジュールは、第2の指標情報と第2のパス・タイプ情報のうちの1つ以上の情報を第2の端末デバイスから受信するようにさらに構成されており、
    前記第2の指標情報は、前記測定結果に対応する角度座標系を示し、前記第2のパス・タイプ情報は、前記測定結果に対応するパスのタイプを示す、請求項104~113のいずれか一項に記載の装置。
  115. 前記処理モジュールは、具体的には、前記第1の指標情報が、前記測定結果に対応する前記角度が前記角度補助情報によって示される前記角度内であることを示すときに、前記測定結果に基づいて、前記第2の端末デバイスの前記位置情報を決定するように構成されている、請求項104~114のいずれか一項に記載の装置。
  116. 前記トランシーバ・モジュールは、前記第2の端末デバイスの履歴位置情報を取得するようにさらに構成されており、
    前記処理モジュールは、前記第2の端末デバイスの前記履歴位置情報に基づいて、前記角度補助情報を決定するようにさらに構成されている、請求項104~115のいずれか一項に記載の装置。
  117. 通信装置であって、
    測位参照信号PRS送信要求を第2の端末デバイスに送信するように構成されているトランシーバ・モジュールであって、
    前記トランシーバ・モジュールは、前記第2の端末デバイスからPRSを受信するようにさらに構成されており、前記PRSは、第2の角度補助情報を含み、前記第2の角度補助情報は、前記第2の端末デバイスと第1の端末デバイスとの間の角度を示す、トランシーバ・モジュールと、
    前記第2の角度補助情報に基づいて、前記第2の端末デバイスによって送信された前記PRSを測定して、測定結果を取得するように構成されている処理モジュールであって、
    前記処理モジュールは、前記測定結果に基づいて、前記端末デバイスの位置情報を決定するようにさらに構成されている、処理モジュールと、を含む、装置。
  118. 前記PRS送信要求は、第1の角度補助情報を含み、前記第1の角度補助情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の角度を示す、請求項117に記載の装置。
  119. 通信装置であって、
    第1の端末デバイスから測位参照信号PRS送信要求を受信するように構成されているトランシーバ・モジュールを含み、
    前記トランシーバ・モジュールは、PRSを前記第1の端末デバイスに送信するようにさらに構成されており、前記PRSは、第2の角度補助情報を含み、前記第2の角度補助情報は、第2の端末デバイスと前記第1の端末デバイスとの間の角度を示す、装置。
  120. 前記PRS送信要求は、第1の角度補助情報を含み、前記第1の角度補助情報は、前記第1の端末デバイスと前記第2の端末デバイスとの間の角度を示し、
    前記トランシーバ・モジュールは、前記第1の角度補助情報に基づいて、前記PRSを前記第1の端末デバイスに送信するようにさらに構成されている、請求項119に記載の装置。
  121. プロセッサを含む通信装置であって、前記プロセッサは、コンピュータ・プログラム又は命令を実行するように構成されて、前記通信装置は、請求項1~13のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項14~27のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項28若しくは29に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項30若しくは31に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項32~43のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項44~56のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項57若しくは58に記載の測位情報報告方法を実行するか、又は請求項59若しくは60に記載の測位情報報告方法を実行するようにする、装置。
  122. インターフェース回路と論理回路と、を含む通信装置であって、前記インターフェース回路は、入力情報及び/又は出力情報を取得するように構成されており、前記論理回路は、請求項1~13のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項14~27のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項28若しくは29に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項30若しくは31に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項32~43のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項44~56のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項57若しくは58に記載の測位情報報告方法を実行するか、又は請求項59若しくは60に記載の測位情報報告方法を実行して、前記入力情報に基づいて、前記出力情報を処理及び/又は生成するように構成されている、装置。
  123. コンピュータ命令又はプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ命令又は前記プログラムがコンピュータ上で実行するときに、前記コンピュータは、請求項1~13のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項14~27のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項28若しくは29に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項30若しくは31に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項32~43のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項44~56のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項57若しくは58に記載の測位情報報告方法を実行するか、又は請求項59若しくは60に記載の測位情報報告方法を実行することが可能となる、コンピュータ可読記憶媒体。
  124. コンピュータ命令を含むコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ命令の一部又は全部がコンピュータ上で実行されるときに、前記コンピュータは、請求項1~13のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項14~27のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項28若しくは29に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項30若しくは31に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項32~43のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項44~56のいずれか一項に記載の測位情報報告方法を実行するか、請求項57若しくは58に記載の測位情報報告方法を実行するか、又は請求項59若しくは60に記載の測位情報報告方法を実行することが可能となる、コンピュータ・プログラム製品。
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