JP2024512538A - 各バンドのデュアルアップリンク(UL)キャリアアグリゲーション(CA)に対するトランスミッタ(Tx)電力の活用 - Google Patents

各バンドのデュアルアップリンク(UL)キャリアアグリゲーション(CA)に対するトランスミッタ(Tx)電力の活用 Download PDF

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Abstract

方法に関して様々な技法が提供され、方法は、ユーザ機器(UE)から、UEによって使用される無線バンド組み合わせ(BC)のバンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションを、ネットワークデバイスで受信することと、UE能力のインジケーションに基づいて、UEが無線BCのバンド当たり最大電力をサポートするか否かを判定することと、UEが無線BCのバンド当たり最大電力をサポートすると判定することに応じて、無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計に基づいて、総UE送信電力を決定することと、を含む。【選択図】図2

Description

関連出願
本出願は、2021年3月31日に出願された「EXPLOITATION OF TRANSMITTER (TX) POWER FOR EACH BAND DUAL UP‐LINK (UL) CARRIER AGGREGATION (CA)」と題する米国特許出願第17/301,370号に対する優先権を主張し、当該出願の継続出願であり、当該出願の開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれるものとする。
本説明は、無線通信に関する。
通信システムは、固定通信デバイスまたは移動通信デバイスなどの2つ以上のノードまたはデバイス間の通信を可能にする設備であり得る。信号は、有線キャリアまたは無線キャリアで伝送され得る。
無線セルラー通信システムの例として、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)により規格化されたアーキテクチャが挙げられる。この分野での最近の開発として、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)無線アクセス技術のロングタームエボリューション(LTE)に言及されることが多い。E‐UTRA(進化型UMTS地上無線アクセス)は、3GPPのロングタームエボリューション(LTE)のモバイルネットワーク用アップグレードパスのエアインターフェースである。LTEでは、拡張ノードAP(eNB)と称される基地局またはアクセスポイント(AP)が、カバレッジエリアすなわちセル内の無線アクセスを提供する。LTEでは、モバイルデバイスすなわち移動局は、ユーザ機器(UE)と称される。LTEには、多数の改良または開発が含まれている。また、LTEの態様は、改良され続けている。
5Gニューラジオ(NR)の開発は、以前の3G及び4G無線ネットワーク進化と同様に、5Gの要件を満たすための継続的なモバイルブロードバンド進化プロセスの一部である。5Gは、モバイルブロードバンドに加えて、新たに出現したユースケースも対象としている。5Gの目標は、無線性能の著しい向上をもたらすことであり、これには、新たなレベルのデータレート、レイテンシ、信頼性、及びセキュリティが含まれ得る。5G NRはまた、大規模なモノのインターネット(IoT)を効率的に接続するために拡張し得、新たなタイプのミッションクリティカルサービスを提供し得る。例えば、超高信頼低遅延通信(URLLC)デバイスは、高い信頼性と非常に低いレイテンシを要し得る。
通常の態様では、デバイス、システム、非一時的コンピュータ可読媒体(コンピュータシステム上で実行され得るコンピュータ実行可能プログラムコードを格納している)、及び/または方法は、2つ以上のアップリンクキャリアを含む無線バンド組み合わせ(BC)のバンド当たりパワークラス(PC)に基づいた最大電力に対するサポートを、ユーザ機器(UE)からネットワークデバイスにインジケートすることと、アップリンク電力制御において、無線BCにおける各バンドに対するバンド当たりPCに従って、最大UE送信を適用することと、を含む方法により、プロセスを実行し得る。
実施態様は、下記の特徴のうちの1つ以上を含み得る。例えば、UEは、アップリンクキャリアアグリゲーション(CA)をサポートし得る。無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートし得る。方法はさらに、無線BCにおける各バンドに対するバンド当たりPCを、UEからネットワークデバイスにインジケートすることを含み得る。バンド当たりに基づいた最大電力をサポートすることをインジケートすることは、UEが各アップリンクバンドでフルパワーで動作可能であり得ることをインジケートする。無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、関連付けられた無線バンドのPCに制限され得る。
通常の態様では、デバイス、システム、非一時的コンピュータ可読媒体(コンピュータシステム上で実行され得るコンピュータ実行可能プログラムコードを格納している)、及び/または方法は、ユーザ機器(UE)から、UEが使用する無線バンド組み合わせ(BC)のバンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションを、ネットワークデバイスで受信することと、UE能力のインジケーションに基づいて、UEが無線BCのバンド当たり最大電力をサポートするか否かを判定することと、UEが無線BCのバンド当たり最大電力をサポートすると判定したことに応じて、無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計に基づいて、総UE送信電力を決定することと、を含む方法により、プロセスを実行し得る。
実施態様は、下記の特徴のうちの1つ以上を含み得る。例えば、バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、UEがアップリンクキャリアアグリゲーション(CA)をサポートすることをインジケートし得る。無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートし得る。バンド当たり最大電力にUE能力がサポートすることのインジケーションは、UEが各アップリンクバンドでフルパワーで動作可能であることをインジケートし得る。バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、UEが各アップリンクバンドでフルパワーで動作可能であることをインジケートし得る。バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、UEが各アップリンクバンドでフルパワーで動作可能であることをインジケーショトし得る。バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、UEが各アップリンクバンドでフルパワーで動作可能であることをインジケートし得る。方法はさらに、UEから、無線BCにおける各バンドに対するバンド当たりPCを受信することを含み得る。
方法はさらに、無線BCの対応するバンドに関連付けられた最大パワークラスに基づいて、各バンドに対する最大許容UE送信電力を計算することと、アップリンク電力制御において、無線BCのBC当たりパワークラスを考慮することなく、各バンドに対する最大UE送信電力を適用することと、を含み得る。UEが使用する無線BCのバンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、UE電力能力レポートに含まれ得、UEが使用する無線BCのバンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションが、UE電力能力レポートに含まれていない場合、アップリンク電力制御は、デフォルトの電力制御に基づく。無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、関連付けられた無線バンドのPCに制限され得る。
方法はさらに、無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計から、対応するバンド構成内のそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値を差し引いたものに等しいデルタ値として、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和することを含み得る。方法はさらに、UL CAに対するULパワークラスを、UL CAに対するそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値で置き換えることにより、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和することを含み得る。方法はさらに、UL CAに対するULパワークラスで下限式を決定するための式において、合計ではなくUL CAに対するULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限を緩和することを含み得る。
実施形態の1つ以上の例の詳細は、添付の図面及び下記の説明に示される。他の特徴は、説明及び図面、ならびに特許請求の範囲から、明らかになる。
例示的な実施形態による、無線ネットワークのブロック図である。 例示的な実施形態による、信号フローのブロック図である。 例示的な実施形態による、信号フローのさらなる別のブロック図である。 例示的な実施形態による、アップリンク(UL)電力を制御する方法を示すフロー図である。 例示的な実施形態による、アップリンク(UL)電力を制御する方法のブロック図を示す。 例示的な実施形態による、アップリンク(UL)電力を制御する方法のブロック図を示す。 例示的な実施形態による、無線局または無線ノード(例えばAP、BS、gNB、RANノード、中継ノード、UEもしくはユーザデバイス、ネットワークノード、ネットワークエンティティ、DU、CU‐CP、CU‐CP、・・・、または他のノード)のブロック図である。
図1は、例示的な実施形態による、無線ネットワーク130のブロック図である。図1の無線ネットワーク130では、移動局(MS)またはユーザ機器(UE)とも称され得るユーザデバイス131、132、133、及び135は、基地局(BS)134と接続され得(及び通信状態にあり得)、基地局(BS)134は、アクセスポイント(AP)、拡張ノードB(eNB)、BS、次世代ノードB(gNB)、次世代拡張ノードB(ng‐eNB)、またはネットワークノードとも称され得る。用語「ユーザデバイス」と用語「ユーザ機器(UE)」は、同じ意味で使用され得る。BSは、RAN(無線アクセスネットワーク)ノードも含み得、すなわちRANノードと称され得、BSの一部またはRANノードの一部を含み得る(例えば、分割BSの場合は、集中ユニット(CU)及び/または分散ユニット(DU)などを含み得る)。BS(例えばアクセスポイント(AP)、基地局(BS)、または(e)ノードB(eNB)、BS、RANノード)の機能の少なくとも一部はまた、遠隔無線ヘッドなどのトランシーバに動作可能に接続され得る任意のノード、サーバ、またはホストにより実行されてもよい。BS(またはAP)134は、セル136内の無線カバレッジを提供し、これはユーザデバイス(またはUE)131、132、133、及び135に対する無線カバレッジも含む。4つのユーザデバイス(またはUE)のみがBS134に接続するまたは属するように示されるが、任意の数のユーザデバイスが与えられてもよい。BS134は、S1インターフェースまたはNGインターフェース151を介して、コアネットワーク150にも接続される。これは無線ネットワークの単純な一例にすぎず、他のものが使用されてもよい。
基地局(例えばBS134など)は、無線ネットワーク内の無線アクセスネットワーク(RAN)ノードの例である。BS(またはRANノード)は、例えばアクセスポイント(AP)、gNB、eNB、もしくはAP、gNB、eNBの一部(分割BSまたは分割gNBの場合は、集中ユニット(CU)及び/または分散ユニット(DU)など)、または他のネットワークノードであり得る、あるいはそれを含み得る(すなわち代替的にその名称で称され得る)。例えば、BS(またはgNB)は、gNB分散ユニット(gNB‐DU)などの分散ユニット(DU)ネットワークエンティティと、複数のDUを制御し得る集中ユニット(CU)と、を含み得る。いくつかの事例では、例えば、集中ユニット(CU)は、gNB集中(または中央)ユニットコントロールプレーン(gNB‐CU‐CP)などのコントロールプレーンエンティティと、gNB集中(または中央)ユニットユーザプレーン(gNB‐CU‐UP)などのユーザプレーンエンティティとに、分割または分離され得る。例えば、CUサブエンティティ(gNB‐CU‐CP、gNB‐CU‐UP)は、異なる論理エンティティまたは異なるソフトウェアエンティティとして(例えば通信する独立したまたは別個のソフトウェアエンティティとして)として提供され得、これらは、同一のハードウェアもしくはサーバ上、クラウド内などで実行または提供されてもよく、あるいは、例えば物理的に独立した、異なるハードウェア、システム、もしくはサーバ上で提供されてもよく、または異なるシステム、ハードウェア、もしくはサーバ上で実行されてもよい。
上記のように、gNB/BSの分割構成では、gNBの機能は、DUとCUに分割され得る。分散ユニット(DU)は、1つ以上のUEとの無線通信を提供または確立し得る。よって、DUは、1つ以上のセルを提供し得、UEがデータを送信または受信することを可能にするなど、無線サービスを受けるために、UEがDUと通信し及び/またはDUへの接続を確立することを可能にし得る。集中(または中央)ユニット(CU)は、1つ以上の接続されたDUに制御機能及び/またはデータプレーン機能を提供し得、これには、例えばユーザデータ転送のgNB制御、モビリティ制御、無線アクセスネットワーク共有、測位、セッション管理などの制御機能が含まれるが、DUに排他的に割り当てられる機能は含まれない。CUは、フロントホール(Fs)インターフェースを介して、DUの動作を制御し得る(例えばCUは1つ以上のDUと通信する)。
解説例によれば、通常、BSノード(例えばBS、eNB、gNB、CU/DU、・・・)または無線アクセスネットワーク(RAN)は、移動通信システムの一部であり得る。RAN(無線アクセスネットワーク)は、例えば1つ以上のUEがネットワークまたはコアネットワークにアクセスできるようにするために、無線アクセス技術を実施する1つ以上のBSまたはRANノードを含み得る。よって、例えば、RAN(BSまたはgNBなどのRANノード)は、1つ以上のユーザデバイスまたはUEと、コアネットワークとの間に存在し得る。例示的な実施形態によれば、各RANノード(例えばBS、eNB、gNB、CU/DU、・・・)またはBSは、1つ以上のUEまたはユーザデバイスに1つ以上の無線通信サービスを提供して、例えばUEがRANノードを介してネットワークに無線アクセスすることを可能にし得る。
各RANノードまたはBSは、例えば、UEまたはユーザデバイスがRANノードへの無線接続を確立することを可能にする、及びUEのうちの1つ以上とのデータ送信及び/またはデータ受信を行うなど、無線通信サービスを実行または提供し得る。RANノード(例えばBS、eNB、gNB、CU/DU、・・・)は、例えば、UEへの接続を確立した後、ネットワークまたはコアネットワークから受信したデータをUEに転送し、及び/またはUEから受信したデータをネットワークまたはコアネットワークに転送し得る。RANノード(例えばBS、eNB、gNB、CU/DU、・・・)は、例えば、UEへの制御情報(例えばシステム情報など)のブロードキャスト、UEに配信するデータが存在する時のUEのページング、セル間におけるUEのハンドオーバー支援、UE(複数可)からのアップリンクデータ送信及びUE(複数可)へのダウンリンクデータ送信のためのリソースのスケジューリング、及び1つ以上のUEを構成するための制御情報の送信など、多種多様な他の無線機能またはサービスを実行し得る。これらは、RANノードまたはBSが実行し得る1つ以上の機能のうちのいくつかの例である。基地局はまた、IAB(無線アクセスバックホール統合)ノード(別称リレーノード)のDU(分散ユニット)部分であり得る。DUにより、IABノードのアクセスリンク接続(複数可)が促進される。
ユーザデバイス(ユーザ端末、ユーザ機器(UE)、モバイル端末、ハンドヘルド無線デバイスなど)は、加入者識別モジュール(SIM)(汎用SIMと称され得る)の有無にかかわらず動作する無線移動通信デバイスを含むポータブルコンピューティングデバイスを指し得、これには、例として、移動局(MS)、モバイルフォン、セルフォン、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ハンドセット、無線モデムを使用するデバイス(警報デバイスまたは測定デバイスなど)、ラップトップ及び/またはタッチスクリーンコンピュータ、タブレット、ファブレット、ゲームコンソール、ノートブック、ビークル、センサ、ならびにマルチメディアデバイス、あるいは任意の他の無線デバイス、以上のタイプのデバイスが挙げられるが、これらに限定されない。ユーザデバイスは、ほぼアップリンク専用のデバイスであってもよく(またはそのようなデバイスを含んでもよく)、例として、画像またはビデオクリップをネットワークにロードするカメラまたはビデオカメラが挙げられることを、理解されたい。ユーザデバイスはまた、IAB(無線アクセスバックホール統合)ノード(別称リレーノード)のMT(移動体終端)部分であり得る。MTにより、IABノードのバックホール接続が促進される。
LTEでは(解説例として)、コアネットワーク150は、進化型パケットコア(EPC)と称され得、これは、BS間のユーザデバイスのモビリティ/ハンドオーバーを処理または支援し得るモビリティ管理エンティティ(MME)、BSとパケットデータネットワークまたはインターネットとの間でデータ信号及び制御信号を転送し得る1つ以上のゲートウェイ、及び他の制御機能または制御ブロックを含み得る。5G(ニューラジオ(NR)と称され得る)などの他のタイプの無線ネットワークも、コアネットワークを含み得る(例えば5G/NRでは5GCと称され得る)。
さらに、解説例として、本明細書で説明される様々な例示的な実施形態または技法は、様々なタイプのユーザデバイスまたはデータサービスタイプに適用することができ、または、異なるデータサービスタイプであり得る複数のアプリケーションが実行され得るユーザデバイスに適用することができる。ニューラジオ(5G)の開発では、例えば、マシンタイプ通信(MTC)、拡張マシンタイプ通信(eMTC)、大規模MTC(mMTC)、モノのインターネット(IoT)、及び/またはナローバンドIoTユーザデバイス、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、ならびに超高信頼低遅延通信(URLLC)など、多数の異なるアプリケーションまたは多数の異なるデータサービスタイプをサポートし得る。これらの新たな5G(NR)関連アプリケーションの多くは、通常、従来の無線ネットワークよりも高いパフォーマンスが必要であり得る。
IoTは、インターネットまたはネットワーク接続を有し得るオブジェクトの増え続けるグループを指し得、これらのオブジェクトは、他のネットワークデバイスと情報を送受信し得る。例えば、多くのセンサタイプのアプリケーションまたはデバイスは、物理的状態またはステータスを監視し得、例えばイベント発生時には、サーバまたは他のネットワークデバイスにレポートを送信し得る。マシンタイプ通信(MTC、またはマシンツーマシン通信)は、人間の介入の有無にかかわらず、例えばインテリジェントマシン間での完全に自動化されたデータ生成、交換、処理、及び作動により、特徴付けられ得る。拡張モバイルブロードバンド(eMBB)は、LTEで現在利用可能なデータレートよりも、はるかに高いデータレートをサポートし得る。超高信頼低遅延通信(URLLC)は、新たなデータサービスタイプまたは新たな使用シナリオであり、ニューラジオ(5G)システムに対してサポートされ得る。
これにより、産業オートメーション、自動運転サービス、ビークル安全サービス、及びeヘルスサービスなど、新たに現れたアプリケーション及びサービスが可能となる。解説例として、3GPPは、10‐5のブロック誤り率(BLER)及び最大1msのU‐Plane(ユーザ/データプレーン)レイテンシに相当する信頼性を備えた接続を提供することを目標とする。よって、例えば、URLLCユーザデバイス/UEは、他のタイプのユーザデバイス/UEよりも著しく低いブロック誤り率、ならびに低レイテンシ(同時高信頼性の必要性の有無にかかわらず)を要求し得る。よって、例えば、URLLC UE(またはUE上のURLLCアプリケーション)は、eMBB UE(またはUE上で実行されるeMBBアプリケーション)と比較して、はるかに短いレイテンシを要求し得る。
様々な例示的な実施形態は、LTE、LTE‐A、5G(ニューラジオ(NR))、cmWave、及び/またはmmWaveバンドネットワーク、IoT、MTC、eMTC、mMTC、eMBB、URLLCなどの多種多様な無線技術または無線ネットワーク、あるいは任意の他の無線ネットワークまたは無線技術に、適用することができる。これらの例示的なネットワーク、技術、またはデータサービスタイプは、解説例としてのみ提供される。
最初、LTE仕様には、パワークラス3(23dBm、以下PC3と称される)が含まれていた。その後、パワークラス2(26dBm、以下PC2と称される)が、シングルバンド動作のために多くのTDDバンドに導入された。3GPPにおいてシングルバンドに対するPC2の仕様が安定したことに応じて、バンド間CA及びデュアルコネクティビティなどのバンド組み合わせに、PC2の適用が始まった。デュアルコネクティビティも、キャリアアグリゲーションの汎用化として作成されたものであり、CAのほとんどの態様(UL電力など)は、DCにも適用することができる(時にこのデュアルコネクティビティは概してマルチコネクティビティと称される)。PC2に対する需要は元々、TDDバンドをメインバンドとする通信事業者からのものであった。現在、さらに高いUE送信電力が可能になると、ネットワークカバレッジ及びネットワーク容量の向上に大きな効果があるため、より多くの通信事業者が自身の運用バンドにPC2を使用することを要求している。
現在の規格では、UEが特定のケースでUEのハードウェア能力をフル活用することをパワークラス(PC)が制限し得るように、PCは定義されている。例えば、現在の仕様では、アップリンク(UL)バンド間キャリアアグリゲーション(CA)中に、UEのハードウェア能力が最大許容電力で送信を行うことは、制限されている。表1は、ULバンド間CAに対する例示的なUE PC2規格を示す。表1は、キャリアx及びキャリアyの電力の合計が、例えばケースb及びケースcの両方で27.8dBm、ならびにケースdで29dBmなど、26dBmを超える場合でも、総電力は、ULバンド間CAに対するUEパワークラスである26dBmに制限されることを示す。
Figure 2024512538000002
上記の問題の解決策は、ネットワークデバイスがUE能力に基づいてUEのバンドあたりUL電力を制御できることを、ネットワークデバイスが認識できるようにすることであり得る。言い換えると、UEは、ネットワークデバイスにPC関連能力をレポートして、UEが各ULバンドでフルパワーで動作できることをインジケートし得る。ネットワークデバイスは、使用されるバンド構成に関してレポートされたPC関連UE能力に基づいて、UE電力を制御し得る。UE能力レポートには、UEが各ULバンドでフルパワーで動作可能であることをインジケートするフィールドを追加することができる。UE能力レポートに当該フィールドが存在しない場合、ネットワークは、UEが各ULバンドで同時にフルパワーで動作可能ではない(及び/または現時点では望ましくない)とみなすことができる。
UEの観点から考えると、UEがUL CA(及びMR‐DC)バンド構成に対してフルパワーで動作可能であること(本文では時にUE能力fullPowerUL‐CAと表記される)を、UEが自身のUE能力レポートにおいてネットワークにインジケートしない、及び/またはUEがPCをレポートしない場合、デフォルトの(バンド構成当たりの)PCが使用され得る。例えば、デフォルトの(バンド構成あたりの)PC(例えばNR RRCでは、UE能力BandCombination:: powerClass‐v1530またはBandCombination:: ue‐PowerClass‐v1610)が適用され得る。UEがUL CA(及びMR‐DC)バンド構成に対してフルパワーで動作可能であること(例えばfullPowerUL‐CA)を、UEが自身のUE能力レポートにおいてネットワークにインジケートせず、UEがUL CAバンド構成に対するPCをレポートする場合、レポートされたPCが適用され得る。UEがUL CA(及びMR‐DC)バンド構成に対してフルパワーで動作可能であること(例えばfullPowerUL‐CA)を、UEが自身のUE能力レポートにおいてネットワークにインジケートする場合、UEインジケーションは、ネットワークデバイスがレポートされたPC関連バンド当たり能力に基づいてUE電力を制御できることを示唆する。
ネットワークの観点から考えると、UEがUL CA(及びMR‐DC)バンド構成に対してフルパワーで動作可能であること(例えばfullPowerUL‐CA)をインジケートするフィールドが存在しない場合、ネットワークは、UEのPCがデフォルトであるとみなす。例えば、UL CAに対するPCの場合、PC3、またはPCが明示的に信号伝達され得る。したがって、ネットワークは、UL CAに対する総電力内で各バンドに対する電力割り当てを考慮することにより、UEのバンド電力のそれぞれを制御することができる。UEがUL CA(及びMR‐DC)バンド構成に対してフルパワーで動作可能であること(例えばfullPowerUL‐CA)をインジケートするフィールドが存在する場合、ネットワークは、信号伝達されているならばUL CAに対するBC当たりPCを無視し、バンド当たりPCのみを利用して、BC当たり電力割り当てとは無関係にUEのバンド電力のそれぞれを制御し得る。
さらに、UEがUL CA(及びMR‐DC)バンド構成に対してフルパワーで動作可能であること(例えばfullPowerUL‐CA)をインジケートするフィールドが存在する場合、UL CAに対するPCは、シングルバンド動作に適用可能な各バンドに対するそれぞれのPCの合計で構成される。あるいは、UEは、UL CAバンド構成に関するUE能力レポート内で各バンドに対する追加PCをレポートすることができ、これは、電力を制限し得るいずれのレガシー(バンド当たりまたはBC当たり)のPC信号伝達もオーバーライドすると理解される。
上記の解決策のいくつかの利点は、例示的な実施態様は、UL CAならびにMR‐DCに適用するように拡張できることであり得る。UEの実際のデバイス能力を最大限に活用できるようにネットワークは構成され得、よって、UL CA/MR‐DCのカバレッジ及び容量が増大し得る。さらに、新たなPCが導入されるたびに、新たに定義されたPCのためにネットワークソフトウェアを更新する必要性が、ネットワークにより軽減され得る。ネットワーク事業者は、UEの電力能力を最大化して、UE/チップセットベンダーにUE設計における自由を与えることができる。より優れたハードウェア設計のUEは、ネットワーク内でULバンド間CAモード中にUEが達成可能な電力に従って、動作することができる。ULバンド間CAに対する個々のNRバンドのパワークラスをインジケートする技法の導入により、ネットワークは、ULバンド間CAに対する達成可能なバンド当たり最大電力を知ることが可能となり得る。したがって、例示的な実施態様により、ネットワークが個々の電力に基づいてスケジューリングを最適化することが可能となり得る。
図2は、例示的な実施形態による、信号フローのブロック図である。図2に示されるように、信号フローには、UE205とネットワークデバイス210との通信が含まれる。UE205は、ネットワークデバイス210にUE能力レポートを(例えばメッセージまたは信号で)通信する(215)。例えば、UE能力レポートには、パワークラス(PC)情報が含まれ得る。PC情報は、バンド当たりPCを含み得る。例えば、PC情報は、各バンド(例えばバンドA及び/またはバンドBなど)のPC(例えばPC2及び/またはPC3など)を含み得る。さらに、PC情報は、UL CAに対するバンド組み合わせ(BC)当たりPCを含み得る。例えば、PC情報は、BC当たりのPC(例えばPC2及び/またはPC3など)を含み得る。PC情報がBC当たりPCを含まない場合、デフォルトのBC当たりPCは、PC3になり得る。
例示的な実施態様によれば、PC情報は、UE205が各ULバンドでフルパワーで動作可能であることをインジケートするフィールドを含み得る。当該フィールドは、UE205がUL CA(及びMR‐DC)バンド構成に対してフルパワーで動作可能であること(時にfullPowerUL‐CAと表記される)をインジケートし得る。
当該フィールドが含まれる場合、ネットワークデバイス210は、各バンドに対するUL電力を別個に制御することができる(220)。例示的な実施態様では、ネットワークデバイス210は、このバンド組み合わせの個々のバンド及び/またはバンド内CAでUE205がサポートするそれぞれのNRバンド及び/またはバンド内NR CAパワークラスの合計として、UE205のパワークラスを決定し得る。バンドが2つ以上のULコンポーネントキャリアを含む場合、合計電力は、関連バンドのPCに制限される。例えば3GPP TS38.101‐1及び3GPP TS38.101‐3に規定されるように、当該フィールドが存在しない場合は、このバンド組み合わせ(BC)のパワークラスは、レポートされたパワークラスになり得る。
ネットワークデバイス210は、UE205に、バンド当たりCA電力を信号伝達して(例えばメッセージまたは信号で)通信する(225)。バンド当たりCA電力は、PC情報として通信されるBC当たりPC(例えばPC2及び/またはPC3など)であり得る。上記のように、UE205のパワークラスは、このバンド組み合わせの個々のバンド及び/またはバンド内CAでUE205がサポートするそれぞれのNRバンド及び/またはバンド内NR CAパワークラスの合計であり得る。その後、UE205は、各バンド別個の最大UL CA電力で動作し得る(230)。最大UL CA電力は、UEがレポートした関連バンド用PCであり得る。バンドが2つ以上のULコンポーネントキャリアを含む場合(例えばバンド内CA)、合計電力は、UEがレポートした関連バンド用PCに制限され得る。
図3は、例示的な実施形態による、信号フローのさらなる別のブロック図である。図3に示されるように、信号フローには、UE205とネットワークデバイス210との通信が含まれる。信号フローは、UE能力レポートの信号伝達に相当し得る。ネットワークデバイス210は、UE能力問い合わせを(例えばメッセージまたは信号で)通信する(310)。UE能力問い合わせは、UE能力情報の要求であり得る。UE205が無線リソース制御(RRC)接続された時に(305)、UE能力の問い合わせは通信され得る。UE能力問い合わせは、初期RRC登録プロセス中に、及び/またはRRC接続状態中の任意の時点で、通信されるRRCメッセージであり得る。UE能力の問い合わせは、コンポーネントキャリアの最大数を含み得、最大数のコンポーネントキャリアの場合、ネットワークデバイス210は、サポートするCAバンド構成及びUEがサポートする非CAバンドを必要とする。
UE205は、少なくともサポートするバンド及びバンド組み合わせ(BC)を含むUE能力をコンパイル(または生成)し得る。UE能力には、少なくとも電力能力を含むRF能力が含まれ得る。電力能力は、バンド能力またはバンド組み合わせ能力であり得る。電力能力には、周波数バンドのパワークラス(PC)情報、またはキャリアアグリゲーション(CA)もしくはデュアルコネクティビティ(DC)バンド組み合わせのパワークラス(PC)情報が含まれ得る。
UE205は、UE能力の問い合わせに応じて、ネットワークデバイス210にUE能力情報を(例えばメッセージまたは信号で)通信する(320)。その後、ネットワークデバイスは、UE能力に基づいてUEパワークラス(PC)を決定する(325)。上記でさらに詳しく論述されたように、例示的な実施態様では、ネットワークデバイス210は、このバンド構成の個々のバンド及び/またはバンド内CAでUE205がサポートするそれぞれのNRバンド及び/またはバンド内NR CAパワークラスの合計として、UE205のパワークラスを決定し得る。バンドが2つ以上のULコンポーネントキャリアを含む場合、合計電力は、関連バンドのPCに制限される。例えば3GPP TS38.101‐1及び3GPP TS38.101‐3に規定されるように、当該フィールドが存在しない場合は、このバンド構成(BC)のパワークラスは、レポートされたパワークラスになり得る。
図4は、例示的な実施形態による、アップリンク(UL)電力を制御する方法を示すフロー図である。図4に示されるように、ステップS405では、アップリンク(UL)キャリアアグリゲーション(CA)電力能力レポートが受信される。例えば、UEは、ネットワークデバイスにUE能力レポートを(例えばメッセージまたは信号で)通信し得る。UE能力レポートには、パワークラス(PC)情報が含まれ得る。PC情報は、バンド当たりPCを含み得る。PC情報は、各バンド(例えばバンドA及び/またはバンドBなど)のPC(例えばPC2及び/またはPC3など)を含み得る。さらに、PC情報は、UL CAに対するバンド組み合わせ(BC)当たりPCを含み得る。PC情報は、BC当たりのPC(例えばPC2及び/またはPC3など)を含み得る。PC情報がBC当たりPCを含まない場合、デフォルトのBC当たりPCは、PC3になり得る。例示的な実施態様によれば、PC情報は、UEが各ULバンドでフルパワーで動作可能であることをインジケートするフィールドを含み得る。当該フィールドは、UEがUL CA(及びMR‐DC)バンド構成に対してフルパワーで動作可能であること(時にfullPowerUL‐CAと表記される)をインジケートし得る。
ステップS410では、UEが各ULバンドでフルパワーで動作可能であること(例えばfullPowerUL‐CA)をインジケートするフィールドが、レポートが含まれているか否かが判定される。UEが各ULバンドでフルパワーで動作可能であることをインジケートするフィールドがレポートに含まれていない場合、処理はステップS415に続く。あるいは、UEが各ULバンドでフルパワーで動作可能であることをインジケートするフィールドがレポートに含まれている場合、処理はステップS425に続く。
ステップS415では、総アップリンク電力と、UL CAに対するPC内の各バンドUL電力割り当てとの両方に基づいて、UL電力が制御される。例えば、UL電力は、バンド当たりUL電力割り当てによるPC(例えばPC2またはPC3)に関連付けられた最大UE電力であり得、バンド当たりUL電力のうちの1つだけが最大となり得る。UL CAに対するPCがCA内のバンド当たりのPCの合計と等しい場合にのみ、バンド当たりの両方のUL電力が最大となり得ることに留意されたい。UL電力は、PCの線形値であり得る。前述のように、PCは、規格に基づき得る。次いで、ステップS420では、総UL電力及び各バンドに対するUL電力に基づいて、UL電力を制御するように、UEは信号伝達される。例えば、UE電力制御が(例えばメッセージまたは信号で)UEに通信される。
ステップS425では、各バンドに対するUL電力が別個に制御される。例えば、UL CAに対するULパワークラスは、このバンド組み合わせの個々のバンド及び/またはバンド内CAでUEがサポートするそれぞれのNRバンド及び/またはバンド内NR CAパワークラスの合計として決定され得る。さらに、UL CAに対するULパワークラスは、3GPP TS38.101‐1または3GPP TS38.101‐3に規定される最大出力電力を使用して(またはこれに基づいて)決定され得、これにより、前述の合計から、このバンド構成内のそれぞれのNRバンド及び/またはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの最大値を差し引いたものに関連付けられた等しいデルタ値として、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和することが可能になり得る。言い換えると、UL CAに対するULパワークラスを、UL CAに対するそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値で置き換えることにより、設定された最大出力電力の総計の下限は緩和される。
UEは、各バンド別個の最大UL CA電力で動作し得る。最大UL CA電力は、UEがレポートした関連バンドに対するPCであり得る。バンドが2つ以上のULコンポーネントキャリアを含む場合(例えばバンド内CA)、合計電力は、UEがレポートした関連バンドに対するPCに制限され得る。次に、ステップS430では、各バンドに対するUL電力を別個に制御するように、UEは信号伝達を受ける。例えば、電力割り当てを考慮することなく、各バンドに対する最大UL CA電力が(例えばメッセージまたは信号で)UEに通信される。
例示的な実施態様では、設定された最大出力電力の総計上限を決定するための式では、前述の合計が、UL CAに対するULパワークラスで置き換えられ、一方で、設定された最大出力電力の総計の下限を決定するための式では、UL CAに対するそれぞれのNRバンド及び/またはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの最大値が、UL CAに対するULパワークラスで置き換えられる。言い換えると、UL CAに対するULパワークラスで下限式を決定するための式において、合計ではなくUL CAに対するULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限は緩和される。別の例示的な実施態様では、設定された最大出力電力の総計上限を決定するための式では、前述の合計は、UL CAに対するULパワークラスで置き換えられ、一方で、設定された最大出力電力の総計の下限を決定するための式では、UL CAに対するULパワークラスが保持される。言い換えると、UL CAに対するULパワークラスで下限式を決定するための式において、合計ではなくUL CAに対するULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限は緩和される。
例示的な実施態様は、数学的に解説され得る。例えば、動作バンド当たり1つのサービングセルcによるアップリンクバンド間キャリアアグリゲーションで、すべての集約されたサービングセルで同じスロットシンボルパターンが使用される場合、以下のようになり得る。
CMAX_L=MIN{10log10ΣMIN[pEMAX,c/(ΔtC,c),pPowerClass,c/(MAX(mpr,a-mpr)・ΔtC,c・ΔtIB,c・ΔtRxSRS,c),pPowerClass,c/pmpr],PEMAX,CA,PPowerClass,CA-ΔTFull},
CMAX_H=MIN{10log10ΣpEMAX,c,PEMAX,CA,PPowerClass,CA},
EMAX,cは、サービングセルcのIE P‐Maxにより与えられるPEMAX,cの線形値である。
PowerClass,cは、3GPP TS38.101‐1の表6.2.1‐1に規定されるサービングセルcの最大UE電力の線形値であり、許容値は考慮されない。
fullPowerUL‐CAのフィールドが存在しない場合、PPowerClass,CAは、3GPP TS38.101‐1の表6.2A.1.3‐1に規定される最大UE電力であり、3GPP TS38.101‐1の表6.2A.1.3‐1に規定される許容値は考慮されない。
PowerClass,CAは、PPowerClass,CAの線形値である。
fullPowerUL‐CAのフィールドが存在する場合、pPowerClass,CA=ΣpPowerClass,cである。
ΔtFullは、ΔtFull=ΣpPowerClass,c-MAX(pPowerClass,c)として定義されるΔTFullの線形値である。fullPowerUL‐CAのフィールドが存在する場合に、ΔTFullが適用される。
実施例1.
図5は、例示的な実施形態による、アップリンク(UL)電力を制御する方法のブロック図である。動作S505は、2つ以上のアップリンクキャリアを含む無線バンド組み合わせ(BC)のバンド当たりパワークラス(PC)に基づいた最大電力に対するサポートを、ユーザ機器(UE)からネットワークデバイスにインジケートすることを含む。動作S510は、アップリンク電力制御において、無線BCにおける各バンドに対するバンド当たりPCに従って、最大UE送信を適用することを含む。
実施例2.
アップリンクキャリアアグリゲーション(CA)は、前記UEによりサポートされる、実施例1に記載の方法。
実施例3.
前記無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートする、実施例2に記載の方法。
実施例4.
前記無線BCにおける各バンドに対する前記バンド当たりPCを、前記UEから前記ネットワークデバイスにインジケートすることをさらに含む、実施例1~実施例3に記載の方法。
実施例5.
バンド当たりに基づいた前記最大電力に対する前記サポートを前記インジケートすることは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、実施例1~実施例4に記載の方法。
実施例6.
無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、関連付けられた無線バンドの前記PCに制限される、実施例1~実施例5に記載の方法。
実施例7.
図6は、例示的な実施形態による、アップリンク(UL)電力を制御する方法のブロック図である。動作705は、ユーザ機器(UE)から、UEによって使用される無線バンド組み合わせ(BC)のバンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションを、ネットワークデバイスで受信することを含む。動作710は、UE能力のインジケーションに基づいて、UEが無線BCのバンド当たり最大電力をサポートするか否かを判定することを含む。動作715は、UEが無線BCのバンド当たり最大電力をサポートすると判定することに応じて、無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計に基づいて、総UE送信電力を決定することを含む。
実施例8.
バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、アップリンクキャリアアグリゲーション(CA)が前記UEによってサポートされることをインジケートする、実施例7に記載の方法。
実施例9.
前記無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートする、実施例7及び実施例8に記載の方法。
実施例10.
バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてでフルパワーで動作可能であることをインジケートする、実施例7~実施例9に記載の方法。
実施例11.
バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、実施例7~実施例10に記載の方法。
実施例12.
バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、実施例7~実施例11に記載の方法。
実施例13.
バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、実施例7~実施例12に記載の方法。
実施例14.
前記UEから、前記無線BCにおける各バンドに対する前記バンド当たりPCを受信することをさらに含む、実施例7~実施例13に記載の方法。
実施例15.
前記無線BCの対応するバンドに関連付けられた最大パワークラスに基づいて、各バンドに対する最大許容UE送信電力を計算することと、アップリンク電力制御において、前記無線BCに対する前記BC当たりパワークラスを考慮することなく、各バンドに対する前記最大UE送信電力を適用することと、をさらに含む、実施例7~実施例14に記載の方法。
実施例16.
前記UEによって使用される前記無線BCの前記バンド当たり最大電力をサポートする前記UE能力の前記インジケーションは、UE電力能力レポートに含まれ、前記UE電力能力レポートが、前記UEによって使用される前記無線BCに対する前記バンド当たり最大電力をサポートする前記UE能力の前記インジケーションを含まない場合、前記アップリンク電力制御は、デフォルトの電力制御に基づく、実施例7~実施例15に記載の方法。
実施例17.
無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、前記関連付けられた無線バンドに対するPCに制限される、実施例7~実施例16に記載の方法。
実施例18.
前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計から、対応するバンド構成内のそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値を差し引いたものに等しいデルタ値として、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和することをさらに含む、実施例7~実施例17に記載の方法。
実施例19.
前記UL CAに対する前記ULパワークラスを、前記UL CAに対するそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値で置き換えることにより、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和することをさらに含む、実施例7~実施例18に記載の方法。
実施例20.
前記UL CAに対するULパワークラスで前記下限式を決定するための式において、前記合計ではなく前記UL CAに対する前記ULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限を緩和することをさらに含む、実施例7~実施例19に記載の方法。
実施例21.
非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、格納された命令を備え、前記命令は、少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、実施例1~20のうちのいずれかの実施例に記載の方法をコンピューティングシステムに実行させるように構成される、前記非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
実施例22.
実施例1~20のいずれかの実施例に記載の方法を実行するための手段を備える装置。
実施例23.
少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える装置であって、前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサと共に、少なくとも実施例1~20のうちのいずれかの実施例に記載の方法を前記装置に実行させるように構成される、前記装置。
図7は、例示的な実施形態による、無線局700または無線ノードまたはネットワークノード700のブロック図である。例示的な実施形態によれば、無線ノードまたは無線局またはネットワークノード700は、例えば、AP、BS、gNB、RANノード、中継ノード、UEもしくはユーザデバイス、ネットワークノード、ネットワークエンティティ、DU、CU‐CP、CU‐UP、・・・、または他のノードのうちの1つ以上を含み得る。
無線局700は、例えば1つ以上(例えば図7に示されるように2つ)の無線周波数(RF)トランシーバすなわち無線トランシーバ702A、702Bを含み得、各無線トランシーバは、信号を送信するトランスミッタと、信号を受信するレシーバとを含む。無線局はまた、命令またはソフトウェアの実行及び信号の送受信の制御を行うプロセッサまたは制御ユニット/エンティティ(コントローラ)704と、データ及び/または命令を格納するメモリ706とを含む。
プロセッサ704は、決定または判定、送信に対するフレーム、パケット、またはメッセージの生成、さらなる処理のために受信したフレームまたはメッセージの復号化、及び本明細書で説明される他のタスクまたは機能も行い得る。ベースバンドプロセッサであり得るプロセッサ704は、例えば、無線トランシーバ702(702Aまたは702B)を介して送信するメッセージ、パケット、フレーム、または他の信号を生成し得る。プロセッサ704は、無線ネットワークを介した信号またはメッセージの送信を制御し得、無線ネットワークを介した信号またはメッセージなどの受信を制御し得る(例えば無線送トランシーバ702によりダウンコンバートされた後)。プロセッサ704は、前述のタスクまたは方法のうちの1つ以上など、前述の様々なタスク及び機能を実行するように、プログラム可能であり、メモリまたは他のコンピュータ媒体に格納されたソフトウェアまたは他の命令を実行することが可能であり得る。プロセッサ704は、例えば、ハードウェア、プログラマブルロジック、ソフトウェアもしくはファームウェアを実行するプログラマブルプロセッサ、及び/またはこれらの任意の組み合わせであり得る(あるいはこれら及び/またはこれらの任意の組み合わせを含み得る)。他の用語を使用すると、プロセッサ704及びトランシーバ702はまとめて、例えば無線トランスミッタ/レシーバシステムとみなされ得る。
さらに、図7を参照すると、コントローラ(またはプロセッサ)708は、ソフトウェア及び命令を実行し得、局700の全体的制御を提供し得、図7に示されていない他のシステムの制御、例えば入出力デバイス(例えばディスプレイ、キーパッド)の制御などを提供し得、ならびに/あるいは無線局700で提供され得る1つ以上のアプリケーションのソフトウェア、例えば電子メールプログラム、オーディオ/ビデオアプリケーション、ワードプロセッサ、ボイスオーバーIPアプリケーション、または他のアプリケーションもしくはソフトウェアを実行し得る。
さらに、記憶媒体が提供され得、記憶媒体は格納された命令を含み、命令は、コントローラまたはプロセッサにより実行されると、プロセッサ704、または他のコントローラもしくはプロセッサに、前述の機能またはタスクのうちの1つ以上を実行させ得る。
別の例示的な実施形態によれば、RFまたは無線トランシーバ(複数可)702A/702Bは、信号もしくはデータを受信し、及び/または信号もしくはデータを送信し得る。プロセッサ704(及び場合によりトランシーバ702A/702B)は、信号またはデータを受信、送信、ブロードキャスト、または伝送するように、RFまたは無線トランシーバ702Aまたは702Bを制御し得る。
しかし、例示的な実施形態は、例として挙げられたシステムに限定されるものではなく、当業者であれば、本解決策を他の通信システムに適用することができる。適切な通信システムの別の例として、5Gシステムが挙げられる。5Gのネットワークアーキテクチャは、LTEアドバンストのネットワークアーキテクチャに非常に類似すると想定される。5Gは、多入力多出力(MIMO)アンテナ、LTEよりもはるかに多い基地局またはノード(いわゆる小型セル概念)を使用する可能性があり、これは、より小型の局と連携して動作するマクロサイトを含み、また恐らく、より良いカバレッジ及びデータレート向上のために様々な無線技術を採用し得る。
将来のネットワークでは、ネットワーク機能の仮想化(NFV)が利用される可能性が高く、NFVとは、ネットワークノード機能を、サービスを提供するために動作的に共に接続またはリンクされ得る「ビルディングブロック」またはエンティティに仮想化することを提案するネットワークアーキテクチャ概念であることを、理解されたい。仮想化ネットワーク機能(VNF)は、カスタマイズされたハードウェアの代わりに標準または汎用タイプのサーバを使用して、コンピュータプログラムコードを実行する1つ以上の仮想マシンを備え得る。クラウドコンピューティングまたはデータストレージも利用され得る。無線通信では、これは、遠隔無線ヘッドに動作可能に接続されたサーバ、ホスト、またはノードで、ノード動作が少なくとも部分的に実行され得ることを意味し得る。ノード動作が、複数のサーバ、ノード、またはホストに分散されることも可能である。また、コアネットワーク動作及び基地局動作の間の作業配分は、LTEの場合とは異なり得る、または存在さえし得ないことを、理解されたい。
本明細書に記載される様々な技法の例示的な実施形態は、デジタル電子回路で、またはコンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアで、またはこれらの組み合わせで、実施され得る。例示的な実施形態は、コンピュータプログラム製品、すなわち、情報媒体で、例えばマシン可読記憶装置または伝播信号で有形に具現化されたコンピュータプログラムとして実装され得、データ処理装置、例えばプログラム可能プロセッサ、コンピュータ、または複数のコンピュータにより実行される、またはこれらの動作を制御する。実施形態はまた、非一時的媒体であり得るコンピュータ可読媒体またはコンピュータ可読記憶媒体上に提供され得る。様々な技法の実施形態には、一時的な信号もしくは媒体を介して提供される実施形態、ならびに/あるいはインターネットまたは他のネットワーク(複数可)、有線ネットワーク及び/または無線ネットワークを介してダウンロード可能なプログラム及び/またはソフトウェアの実施形態も含まれ得る。さらに、実施形態は、マシンタイプコミュニケーション(MTC)を介して、またモノのインターネット(IOT)を介しても、提供され得る。
コンピュータプログラムは、ソースコード形式、オブジェクトコード形式、または何らかの中間形式であり得、プログラムを搬送可能な任意のエンティティまたはデバイスであり得るある種のキャリア、配布媒体、またはコンピュータ可読媒体に格納され得る。このようなキャリアには、例えば、記録媒体、コンピュータメモリ、読み出し専用メモリ、光電及び/または電気搬送信号、電気通信信号、ならびにソフトウェア配布パッケージが含まれる。コンピュータプログラムは、必要な処理能力に応じて、単一の電子デジタルコンピュータで実行されてもよく、または複数のコンピュータ間で分散されてもよい。
さらに、本明細書で説明される様々な技法の例示的な実施形態は、サイバーフィジカルシステム(CPS)(物理エンティティを制御する計算要素を連携させるシステム)を使用し得る。CPSにより、様々な場所の物理オブジェクトに埋め込まれた大量の相互接続ICTデバイス(センサ、アクチュエータ、プロセッサマイクロコントローラなど)の具現化及び活用が可能になり得る。対象のフィジカルシステムが固有のモビリティを有するモバイルサイバーフィジカルシステムは、サイバーフィジカルシステムのサブカテゴリである。モバイルフィジカルシステムの例には、人間または動物により運ばれるモバイルロボット機器及びモバイル電子機器が挙げられる。スマートフォンの人気の上昇により、モバイルサイバーフィジカルシステムの分野への関心が高まっている。したがって、本明細書で説明される技法の様々な実施形態は、これらの技術のうちの1つ以上を介して提供され得る。
前述のコンピュータプログラム(複数可)などのコンピュータプログラムは、コンパイラ型言語またはインタプリタ型言語を含む任意の形式のプログラミング言語で記述され得、スタンドアロンプログラム、あるいはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、またはコンピューティング環境での使用に適切な他のユニットもしくはその一部を含む任意の形態で、導入され得る。コンピュータプログラムは、1つのコンピュータ上で、あるいは1つの場所に配置された、または複数の場所にわたり分散され、通信ネットワークにより相互接続された複数のコンピュータ上で、実行されるように導入され得る。
方法ステップは、入力データを処理して出力を生成することで機能を実行するコンピュータプログラムまたはコンピュータプログラム部分を、1つ以上のプログラマブルプロセッサが実行することにより、実行され得る。方法ステップはまた、例えばFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)またはASIC(特定用途向け集積回路)などの専用論理回路により実行され得、装置は専用論理回路として実装され得る。
コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサには、例として、汎用マイクロプロセッサ及び専用マイクロプロセッサの両者、ならびに任意の種類のデジタルコンピュータ、チップ、またはチップセットの任意の1つ以上のプロセッサが挙げられる。通常、プロセッサは、読み出し専用メモリ、またはランダムアクセスメモリ、またはその両方から、命令及びデータを受信する。コンピュータの要素には、命令を実行するための少なくとも1つのプロセッサ、ならびに命令及びデータを格納するための1つ以上のメモリデバイスが含まれ得る。通常、コンピュータはまた、例えば磁気ディスク、光磁気ディスク、または光ディスクなど、データを格納する1つ以上の大量記憶装置を含み得、あるいは1つ以上の大量記憶装置からのデータ受信、または1つ以上の大量記憶装置へのデータ転送、またはその両方を行うように動作可能に接続され得る。コンピュータプログラム命令及びデータを具現化するのに適切な情報媒体には、すべての形態の不揮発性メモリが含まれ、これらには、例えばEPROM、EEPROM、及びフラッシュメモリデバイスなどの半導体メモリデバイス、例えば内部ハードディスクまたはリムーバブルディスクなどの磁気ディスク、光磁気ディスク、ならびにCD‐ROM及びDVD‐ROMディスクが例として含まれる。プロセッサ及びメモリは、専用論理回路により補完され得る、または専用論理回路に組み込まれ得る。
ユーザとのインタラクションを提供するために、例えばブラウン管(CRT)または液晶表示(LCD)モニタなどのユーザに情報を表示するディスプレイデバイスと、キーボード及び例えばマウスまたはトラックボールなどのポインティングデバイスといったユーザがコンピュータ入力することを可能にするユーザインターフェースと、を有するコンピュータ上に、実施形態は実装され得る。同様に他の種類のデバイスも、ユーザとのインタラクションを提供するために使用され得、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、例えば視覚フィードバック、聴覚フィードバック、または触覚フィードバックなどの任意の形式の感覚フィードバックであり得、ユーザからの入力は、音声入力、発話入力、または触覚入力を含む任意の形式で受信され得る。
例示的な実施形態は、例えばデータサーバのようなバックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム、または例えばアプリケーションサーバなどのミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム、または例えばユーザが実施形態とインタラクトすることを可能にするグラフィカルユーザインターフェースもしくはウェブブラウザを有するクライアントコンピュータなどのフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム、またはこのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、またはフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステムに、実装され得る。コンポーネントは、任意の形態または媒体のデジタルデータ通信、例えば通信ネットワークにより、相互接続され得る。通信ネットワークの例として、ローカルエリアネットワーク(LAN)及び広域ネットワーク(WAN)、例えばインターネットが挙げられる。
本明細書に記載されるように、説明の実施形態の特定の特徴が例示されたが、数多くの修正、置換、変更、及び均等物が、当業者には想到されるであろう。したがって、添付の特許請求の範囲には、様々な実施形態の真の趣旨に収まるそのような修正及び変更をすべて網羅する意図があることを、理解されたい。

Claims (80)

  1. 方法であって、
    2つ以上のアップリンクキャリアを含む無線バンド組み合わせ(BC)に対するバンド当たりパワークラス(PC)に基づいた最大電力に対するサポートを、ユーザ機器(UE)からネットワークデバイスにインジケートすることと、
    アップリンク電力制御において、前記無線BCにおける各バンドに対する前記バンド当たりPCに従って、最大UE送信を適用することと、
    を含む、前記方法。
  2. アップリンクキャリアアグリゲーション(CA)は、前記UEによりサポートされる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートする、請求項2に記載の方法。
  4. 前記無線BCにおける各バンドに対する前記バンド当たりPCを、前記UEから前記ネットワークデバイスにインジケートすること、
    をさらに含む、請求項1~請求項3のいずれかに記載の方法。
  5. バンド当たりに基づいた前記最大電力に対する前記サポートを前記インジケートすることは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、請求項1~請求項4のいずれかに記載の方法。
  6. 無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、関連付けられた無線バンドに対する前記PCに制限される、請求項1~請求項5のいずれかに記載の方法。
  7. 前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計から、対応するバンド構成内のそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値を差し引いたものに等しいデルタ値として、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    をさらに含む、請求項1~請求項6のいずれかに記載の方法。
  8. UL CAに対するULパワークラスを、前記UL CAに対するそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値で置き換えることにより、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    をさらに含む、請求項1~請求項7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記UL CAに対するULパワークラスで前記下限式を決定するための式において、合計ではなく前記UL CAに対する前記ULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    をさらに含む、請求項1~請求項8のいずれかに記載の方法。
  10. 方法であって、
    ユーザ機器(UE)から、前記UEによって使用される無線バンド組み合わせ(BC)のバンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションを、ネットワークデバイスで受信することと、
    前記UE能力の前記インジケーションに基づいて、前記UEが前記無線BCのバンド当たり最大電力をサポートするか否かを判定することと、
    前記UEが前記無線BCのバンド当たり最大電力をサポートすると判定することに応じて、前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計に基づいて、総UE送信電力を決定することと、
    を含む、前記方法。
  11. バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、アップリンクキャリアアグリゲーション(CA)が前記UEによってサポートされることをインジケートする、請求項10に記載の方法。
  12. 前記無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートする、請求項11に記載の方法。
  13. バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、請求項10~請求項12のいずれかに記載の方法。
  14. 前記UEから、前記無線BCにおける各バンドに対するバンド当たりパワークラスを受信すること、
    をさらに含む、請求項10~請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記無線BCの対応するバンドに関連付けられた最大パワークラスに基づいて、各バンドに対する最大許容UE送信電力を計算することと、
    アップリンク電力制御において、前記無線BCに対する前記BC当たりパワークラスを考慮することなく、各バンドに対する前記最大UE送信電力を適用することと、
    をさらに含む、請求項10~請求項14のいずれかに記載の方法。
  16. 前記UEによって使用される前記無線BCの前記バンド当たり最大電力をサポートする前記UE能力の前記インジケーションは、UE電力能力レポートに含まれ、
    前記UE電力能力レポートが、前記UEによって使用される前記無線BCに対する前記バンド当たり最大電力をサポートする前記UE能力の前記インジケーションを含まない場合、アップリンク電力制御は、デフォルトの電力制御に基づく、
    請求項10~請求項15のいずれかに記載の方法。
  17. 無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、関連付けられた無線バンドに対するパワークラスに制限される、請求項10~請求項16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計から、対応するバンド構成内のそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値を差し引いたものに等しいデルタ値として、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    をさらに含む、請求項10~請求項17のいずれかに記載の方法。
  19. UL CAに対するULパワークラスを、前記UL CAに対するそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値で置き換えることにより、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    をさらに含む、請求項10~請求項18のいずれかに記載の方法。
  20. 前記UL CAに対するULパワークラスで前記下限式を決定するための式において、前記合計ではなく前記UL CAに対する前記ULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    をさらに含む、請求項10~請求項19のいずれかに記載の方法。
  21. 非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、格納された命令を備え、前記命令は、少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    ユーザ機器(UE)から、前記UEによって使用される無線バンド組み合わせ(BC)のバンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションを、ネットワークデバイスで受信することと、
    前記UE能力の前記インジケーションに基づいて、前記UEが前記無線BCのバンド当たり最大電力をサポートするか否かを判定することと、
    前記UEが前記無線BCのバンド当たり最大電力をサポートすると判定することに応じて、前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計に基づいて、総UE送信電力を決定することと、
    をコンピューティングシステムに実行させるように構成される、前記非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  22. バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、アップリンクキャリアアグリゲーション(CA)が前記UEによってサポートされることをインジケートする、請求項21に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  23. 前記UEによって使用される前記無線BCの前記バンド当たり最大電力をサポートする前記UE能力の前記インジケーションは、UE電力能力レポートに含まれ、
    前記UE電力能力レポートが、前記UEによって使用される前記無線BCに対する前記バンド当たり最大電力をサポートする前記UE能力の前記インジケーションを含まない場合、アップリンク電力制御は、デフォルトの電力制御に基づく、
    請求項21または請求項22に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  24. 前記無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートする、請求項21~請求項23のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  25. バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、請求項21~請求項24のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  26. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記UEから、前記無線BCにおける各バンドに対するバンド当たりパワークラスを受信すること、
    を前記コンピューティングシステムに実行させるように構成される、請求項21~請求項25のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  27. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記無線BCの対応するバンドに関連付けられた最大パワークラスに基づいて、各バンドに対する最大許容UE送信電力を計算することと、
    アップリンク電力制御において、前記無線BCの前記BC当たりパワークラスを考慮することなく、各バンドに対する前記最大UE送信電力を適用することと、
    を前記コンピューティングシステムに実行させるように構成される、請求項21~請求項26のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  28. 無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、関連付けられた無線バンドに対するパワークラスに制限される、請求項21~請求項27のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  29. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計から、対応するバンド構成内のそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値を差し引いたものに等しいデルタ値として、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記コンピューティングシステムに実行させるように構成される、請求項21~請求項28のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  30. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    UL CAに対するULパワークラスを、前記UL CAに対するそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値で置き換えることにより、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記コンピューティングシステムに実行させるように構成される、請求項21~請求項29のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  31. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記UL CAに対するULパワークラスで前記下限式を決定するための式において、前記合計ではなく前記UL CAに対する前記ULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記コンピューティングシステムに実行させるように構成される、請求項21~請求項30のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  32. 装置であって、
    ユーザ機器(UE)から、前記UEによって使用される無線バンド組み合わせ(BC)のバンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションを、ネットワークデバイスで受信することと、
    前記UE能力の前記インジケーションに基づいて、前記UEが前記無線BCのバンド当たり最大電力をサポートするか否かを判定することと、
    前記UEが前記無線BCのバンド当たり最大電力をサポートすると判定することに応じて、前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計に基づいて、総UE送信電力を決定することと、
    のための手段を備える、前記装置。
  33. バンド当たり最大電力にUE能力がサポートすることのインジケーションは、アップリンクキャリアアグリゲーション(CA)が前記UEによってをサポートされることをインジケートする、請求項32に記載の装置。
  34. 前記無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートする、請求項33に記載の装置。
  35. バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、請求項32~請求項34のいずれかに記載の装置。
  36. 前記UEから、前記無線BCにおける各バンドに対するバンド当たりパワークラスを受信すること、
    のための手段をさらに備える、請求項32~請求項35に記載の装置。
  37. 前記無線BCの対応するバンドに関連付けられた最大パワークラスに基づいて、各バンドに対する最大許容UE送信電力を計算することと、
    アップリンク電力制御において、前記無線BCの前記BC当たりパワークラスを考慮することなく、各バンドに対する前記最大UE送信電力を適用することと、
    のための手段をさらに備える、請求項32~請求項36のいずれかに記載の装置。
  38. 前記UEによって使用される前記無線BCの前記バンド当たり最大電力をサポートする前記UE能力の前記インジケーションは、UE電力能力レポートに含まれ、
    前記UE電力能力レポートが、前記UEによって使用される前記無線BCに対する前記バンド当たり最大電力をサポートする前記UE能力の前記インジケーションを含まない場合、アップリンク電力制御は、デフォルトの電力制御に基づく、
    請求項32~請求項37のいずれかに記載の装置。
  39. 無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、関連付けられた無線バンドに対するパワークラスに制限される、請求項32~請求項38のいずれかに記載の装置。
  40. 前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計から、対応するバンド構成内のそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値を差し引いたものに等しいデルタ値として、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    のための手段をさらに備える、請求項32~請求項39のいずれかに記載の装置。
  41. UL CAに対するULパワークラスを、前記UL CAに対するそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値で置き換えることにより、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    のための手段をさらに備える、請求項32~請求項40のいずれかに記載の装置。
  42. 前記UL CAに対するULパワークラスで前記下限式を決定するための式において、前記合計ではなく前記UL CAに対する前記ULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    のための手段をさらに備える、請求項32~請求項41のいずれかに記載の装置。
  43. 少なくとも1つのプロセッサと、
    コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
    を備える装置であって、
    前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサと共に、少なくとも、
    ユーザ機器(UE)から、前記UEによって使用される無線バンド組み合わせ(BC)のバンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションを、ネットワークデバイスで受信することと、
    前記UE能力の前記インジケーションに基づいて、前記UEが前記無線BCのバンド当たり最大電力をサポートするか否かを判定することと、
    前記UEが前記無線BCのバンド当たり最大電力をサポートすると判定することに応じて、前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計に基づいて、総UE送信電力を決定することと、
    を前記装置に実行させるように構成される、前記装置。
  44. バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、アップリンクキャリアアグリゲーション(CA)が前記UEによってサポートされることをインジケートする、請求項43に記載の装置。
  45. 前記UEによって使用される前記無線BCの前記バンド当たり最大電力をサポートする前記UE能力の前記インジケーションは、UE電力能力レポートに含まれ、
    前記UE電力能力レポートが、前記UEによって使用される前記無線BCに対する前記バンド当たり最大電力をサポートする前記UE能力の前記インジケーションを含まない場合、アップリンク電力制御は、デフォルトの電力制御に基づく、
    請求項43または請求項44に記載の装置。
  46. 前記無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートする、請求項43~請求項45のいずれかに記載の装置。
  47. バンド当たり最大電力をサポートするUE能力のインジケーションは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、請求項43~請求項46のいずれかに記載の装置。
  48. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記UEから、前記無線BCにおける各バンドに対するバンド当たりパワークラスを受信すること、
    を前記装置に実行させるように構成される、請求項43~請求項47のいずれかに記載の装置。
  49. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記無線BCの対応するバンドに関連付けられた最大パワークラスに基づいて、各バンドに対する最大許容UE送信電力を計算することと、
    アップリンク電力制御において、前記無線BCに対する前記BC当たりパワークラスを考慮することなく、各バンドに対する前記最大UE送信電力を適用することと、
    を前記装置に実行させるように構成される、請求項43~請求項48のいずれかに記載の装置。
  50. 無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、関連付けられた無線バンドに対するパワークラスに制限される、請求項43~請求項49のいずれかに記載の装置。
  51. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計から、対応するバンド構成内のそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値を差し引いたものに等しいデルタ値として、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記装置に実行させるように構成される、請求項43~請求項50のいずれかに記載の装置。
  52. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    UL CAに対するULパワークラスを、前記UL CAに対するそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値で置き換えることにより、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記装置に実行させるように構成される、請求項43~請求項51のいずれかに記載の装置。
  53. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記UL CAに対するULパワークラスで前記下限式を決定するための式において、前記合計ではなく前記UL CAに対する前記ULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記装置に実行させるように構成される、請求項43~請求項52のいずれかに記載の装置。
  54. 非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、格納された命令を備え、前記命令は、少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    2つ以上のアップリンクキャリアを含む無線バンド組み合わせ(BC)に対するバンド当たりパワークラス(PC)に基づいた最大電力に対するサポートを、ユーザ機器(UE)からネットワークデバイスにインジケートすることと、
    アップリンク電力制御において、前記無線BCにおける各バンドに対する前記バンド当たりPCに従って、最大UE送信を適用することと、
    をコンピューティングシステムに実行させるように構成される、前記非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  55. アップリンクキャリアアグリゲーション(CA)は、前記UEによりサポートされる、請求項54に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  56. 前記無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートする、請求項55に記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  57. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記無線BCにおける各バンドに対する前記バンド当たりPCを、前記UEから前記ネットワークデバイスにインジケートすること、
    を前記コンピューティングシステムに実行させるように構成される、請求項54~請求項56のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  58. バンド当たりに基づいた前記最大電力に対する前記サポートを前記インジケートすることは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、請求項54~請求項57のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  59. 無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、関連付けられた無線バンドに対する前記PCに制限される、請求項54~請求項58のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  60. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計から、対応するバンド構成内のそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値を差し引いたものに等しいデルタ値として、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記コンピューティングシステムに実行させるように構成される、請求項54~請求項59のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  61. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    UL CAに対するULパワークラスを、前記UL CAに対するそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値で置き換えることにより、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記コンピューティングシステムに実行させるように構成される、請求項54~請求項60のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  62. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記UL CAに対するULパワークラスで前記下限式を決定するための式において、合計ではなく前記UL CAに対する前記ULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記コンピューティングシステムに実行させるように構成される、請求項54~請求項61のいずれかに記載の非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
  63. 装置であって、
    2つ以上のアップリンクキャリアを含む無線バンド組み合わせ(BC)に対するバンド当たりパワークラス(PC)に基づいた最大電力に対するサポートを、ユーザ機器(UE)からネットワークデバイスにインジケートすることと、
    アップリンク電力制御において、前記無線BCにおける各バンドに対する前記バンド当たりPCに従って、最大UE送信を適用することと、
    のための手段を備える、前記装置。
  64. アップリンクキャリアアグリゲーション(CA)は、前記UEによりサポートされる、請求項63に記載の装置。
  65. 前記無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートする、請求項64に記載の装置。
  66. 前記無線BCにおける各バンドに対する前記バンド当たりPCを、前記UEから前記ネットワークデバイスにインジケートすること、
    のための手段をさらに備える、請求項63~請求項65のいずれかに記載の装置。
  67. バンド当たりに基づいた前記最大電力に対する前記サポートを前記インジケートすることは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、請求項63~請求項66のいずれかに記載の装置。
  68. 無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、関連付けられた無線バンドに対する前記PCに制限される、請求項63~請求項67のいずれかに記載の装置。
  69. 前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計から、対応するバンド構成内のそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値を差し引いたものに等しいデルタ値として、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    のための手段をさらに備える、請求項63~請求項68のいずれかに記載の装置。
  70. UL CAに対するULパワークラスを、前記UL CAに対するそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値で置き換えることにより、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    のための手段をさらに備える、請求項63~請求項69のいずれかに記載の装置。
  71. 前記UL CAに対するULパワークラスで前記下限式を決定するための式において、合計ではなく前記UL CAに対する前記ULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    のための手段をさらに備える、請求項63~請求項70のいずれかに記載の装置。
  72. 少なくとも1つのプロセッサと、
    コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
    を備える装置であって、
    前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサと共に、少なくとも、
    2つ以上のアップリンクキャリアを含む無線バンド組み合わせ(BC)に対するバンド当たりパワークラス(PC)に基づいた最大電力に対するサポートを、ユーザ機器(UE)からネットワークデバイスにインジケートすることと、
    アップリンク電力制御において、前記無線BCにおける各バンドに対する前記バンド当たりPCに従って、最大UE送信を適用することと、
    を前記装置に実行させるように構成される、前記装置。
  73. アップリンクキャリアアグリゲーション(CA)は、前記UEによりサポートされる、請求項72に記載の装置。
  74. 前記無線BCは、2つ以上のアップリンクCAをサポートする、請求項73に記載の装置。
  75. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記無線BCにおける各バンドに対する前記バンド当たりPCを、前記UEから前記ネットワークデバイスにインジケートすること、
    を前記装置に実行させるように構成される、請求項72~請求項74のいずれかに記載の装置。
  76. バンド当たりに基づいた前記最大電力に対する前記サポートを前記インジケートすることは、前記UEが各アップリンクバンドにおいてフルパワーで動作可能であることをインジケートする、請求項72~請求項75のいずれかに記載の装置。
  77. 無線バンドが2つ以上のアップリンクキャリアを含む場合、合計電力は、関連付けられた無線バンドに対する前記PCに制限される、請求項72~請求項76のいずれかに記載の装置。
  78. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記無線BCにおける各バンドに対する最大電力の合計から、対応するバンド構成内のそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値を差し引いたものに等しいデルタ値として、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記装置に実行させるように構成される、請求項72~請求項77のいずれかに記載の装置。
  79. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    UL CAに対するULパワークラスを、前記UL CAに対するそれぞれのNRバンドまたはバンド内NR CA UEパワークラスのうちの1つの最大値で置き換えることにより、設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記装置に実行させるように構成される、請求項72~請求項78のいずれかに記載の装置。
  80. 命令をさらに備え、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサにより実行されると、
    前記UL CAに対するULパワークラスで前記下限式を決定するための式において、合計ではなく前記UL CAに対する前記ULパワークラスを置き換えることにより、ULバンド間CAに対する設定された最大出力電力の総計の下限を緩和すること、
    を前記装置に実行させるように構成される、請求項72~請求項79のいずれかに記載の装置。
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