JP2024512093A - クレンジング粉末組成物 - Google Patents
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Abstract
本発明は、タウレートおよびグリシネートを有する界面活性剤系と、多糖ビルダーと、少なくとも8のHLBを有する少なくとも1つの乳化剤とを含むクレンジング粉末組成物に関する。クレンジング粉末組成物は、使用中に穏やかであり、消費者にとって望ましい泡立ちをもたらし、バイカーボネートを実質的に含まない。クレンジング粉末組成物は、凝集せず、包装から排出するのに便利であり、単回使用用途のために水和させるのが容易である。
Description
本発明は、クレンジング粉末組成物に関する。さらに詳細には、クレンジング粉末組成物は、タウレートおよびグリシネートを有する界面活性剤系と、多糖ビルダーと、少なくとも8のHLBを有する少なくとも1つの乳化剤とを含む。クレンジング粉末組成物は、使用中に穏やかであり、消費者にとって望ましい泡立ち特性をもたらし、バイカーボネートを実質的に含まない。そのようなクレンジング粉末組成物は、予想外に凝集せず、包装から排出するのに便利であり、単回使用用途のために水和させるのが容易である。
シャンプー、ボディウォッシュおよび硬質表面クリーナーなどの液体状クレンジング組成物は一般的であり、多くの消費者に好まれている。これらの従来の組成物は、典型的には主な成分として水を有し、プラスチックボトル、プラスチックポンプ容器およびチューブで販売されることが多い。組成物は、消費者の使用にとって慣習となっており、かつそれらが販売されている包装からの排出が容易である粘度を有するように従来の方法で製剤化される。
世界の海洋では魚よりもプラスチックが間もなく多くなるであろうことは、多くの場合、公になっている。環境上の懸念、ならびに消費者および意識の強い企業が地球のためにさらに多くのことを行いたいという要望を考慮すると、消費者向製品を含む製品を販売する際にプラスチックの使用量をさらに減らしたいという強い要望がある。これを鑑みて、濃縮形態の製品を販売し、含水量が減少した製品を出荷するための努力が払われてきた。濃縮物の難しい点は、消費者が濃縮物に追加の水を加えること、ならびに濃縮物を最終使用可能製品に変換するために撹拌および振盪などの追加の作業を行うことを好まないことが多いことである。濃縮物に由来する水和生成物に関して、一般的な不満には、水を加えた後に生成物が均質でないこと、および/または望ましくない粘度が含まれる。さらに、濃縮物は、典型的には、最終用途消費者向製品の単回使用量(または投与量)を調製するために使用されない。
プラスチックをあまり使用しないという要望と相まって、病気になるリスクを最小限に抑えるために、例えば、手および表面を定期的に清掃するという消費者の要望が高まっている。手洗いは、病原菌および細菌の拡散を防止するための最も効果的な方法の1つである。試験では、手洗いが一般的な風邪をひく機会を約50%減少させ、インフルエンザウイルスを不活化することが示されている。消費者は、パンデミック中、手、顔、および使用または接触する可能性のある何らかの他の表面を一貫して洗浄することが最も有益であることを知っている。
運搬および水和が容易であり、限られた剪断力および水を用いて消費者にとって望ましい泡立ちをもたらすクレンジング粉末組成物を開発することに関心が高まっている。最終用途消費者向洗浄製品の単回使用用途を調製するために容易に使用され得るクレンジング粉末組成物を有することにも関心が高まっている。したがって、本発明は、タウレートおよびグリシネートを有する界面活性剤系と、多糖ビルダーと、少なくとも8のHLBを有する少なくとも1つの乳化剤とを含むクレンジング粉末組成物に関する。クレンジング粉末組成物は、使用時に穏やかであり、バイカーボネートを実質的に含まない。そのようなクレンジング粉末組成物は、予想外に凝集せず、包装から排出するのに便利であり、単回使用用途のために水和させるのが容易である。
追加情報
粉末状組成物を作製するための取組みが開示されている。米国特許出願公開第2009/099050号明細書には、デンプン粉末およびフィチン酸を含む顔用クレンジング粉末が記載されている。
粉末状組成物を作製するための取組みが開示されている。米国特許出願公開第2009/099050号明細書には、デンプン粉末およびフィチン酸を含む顔用クレンジング粉末が記載されている。
粉末の形態であり得る組成物を作製するための他の取組みが開示されている。米国特許第8,232,417号明細書には、アルテミシニン誘導体ペプチド、アミノ酸およびアミノ糖を含む組成物が記載されている。
粉末組成物を作製するためのさらに他の取組みが開示されている。欧州特許第0995423号明細書には、デンプンと50~90重量%の油性相とを有するメイクアップ除去およびクレンジング粉末が記載されている。
追加情報のいずれも、本出願に記載および特許請求されているようなクレンジング粉末の用途を記載していない。
第1の態様では、本発明は、
a)タウレートおよびグリシネートを含む界面活性剤系と、
b)多糖ビルダーと、
c)少なくとも8のHLBを有する乳化剤と、を含むクレンジング粉末組成物に関する。
a)タウレートおよびグリシネートを含む界面活性剤系と、
b)多糖ビルダーと、
c)少なくとも8のHLBを有する乳化剤と、を含むクレンジング粉末組成物に関する。
第2の態様では、本発明は、組成物を剪断力によって水和させて最終用途洗浄組成物を製造し、皮膚、毛髪、爪または無生物を最終用途洗浄組成物と接触させることによって、本発明の第1の態様のクレンジング粉末組成物を用いて洗浄する方法に関する。
第3の態様では、本発明は、
皮膚、毛髪、爪または無生物を洗浄するために、
a)タウレートおよびグリシネートを含む界面活性剤系と、
b)多糖ビルダーと、
c)少なくとも8のHLBを有する乳化剤と、を含む組成物を使用することに関する。
皮膚、毛髪、爪または無生物を洗浄するために、
a)タウレートおよびグリシネートを含む界面活性剤系と、
b)多糖ビルダーと、
c)少なくとも8のHLBを有する乳化剤と、を含む組成物を使用することに関する。
本明細書で使用されるクレンジング粉末組成物とは、水和可能であり、皮膚、毛髪、爪または無生物を洗浄するのに適した組成物を意味する。タウレートおよびグリシネートを含む界面活性剤系とは、系内の全体の界面活性剤が少なくとも70重量%、好ましくは少なくとも80重量%、最も好ましくは少なくとも90重量%のタウレートおよびグリシネートである、タウレートおよびグリシネートの両方を含むクレンジング組成物粉末内の界面活性剤の供給源全体を意味する。本発明の一実施形態では、タウレートおよびグリシネートは、界面活性剤系内の界面活性剤の92.5~100重量%を構成する。本発明のなお別の実施形態では、タウレートおよびグリシネートは、系内の全体の界面活性剤(乳化剤を除く)の100重量%を構成する。多糖ビルダーとは、最終用途洗浄組成物の粘度を構築する(すなわち、最終用途洗浄組成物の粘度に寄与する)および/または滑らかな感覚的利点を構築する炭水化物を意味する。本明細書で使用される皮膚には、足、顔、首、胸、腕(腋の下を含む)、手、脚、臀部、背中および頭皮の皮膚が含まれる。無生物とは、カウンター、ガラス、機器用ドア、乗り物、および皿、マグ、シンク、タブまたはトイレなどの磁器備品のような硬質表面を含むことを意味する。無生物とはまた、ナイロン、綿および/またはポリエステル(例えば、衣類、カーテン、シャツ、ラグ、運動靴、内装材)、ならびに典型的には消費前に洗浄される果物および野菜を含む材料を含むことを意味する。バイカーボネートを実質的に含まないとは、クレンジング粉末組成物の総重量に基づいて、5.0重量%未満、好ましくは2.75重量%未満、最も好ましくは1.25重量%未満のバイカーボネートを意味する。本発明の一実施形態では、クレンジング粉末組成物は、バイカーボネートを含まない(0.0重量%)。水和(すなわち、水と合わせた)後のクレンジング粉末組成物は、本明細書では最終用途洗浄組成物と呼ばれ、したがって、最終用途組成物の前駆体である。最終用途洗浄組成物には、洗髪用シャンプー、ボディウォッシュ、自動車洗浄製品、ならびに硬質表面および窓クリーナー、便器クリーナーおよび洗濯洗剤のようなホームケア洗浄組成物が含まれる。一実施形態では、本発明の最終用途洗浄組成物は、手、体、顔、頭皮および/または爪洗浄組成物である。別の実施形態では、最終用途洗浄組成物はシャンプー(すなわち、洗髪)組成物である。さらに別の実施形態では、最終用途洗浄組成物は、ホームケア組成物である。本明細書で使用される粉末流とは、シェーカーから容易に振り出すことを意味し、ここで、粉末の凝集および静的な凝集は視覚的に観察されない。
特に明記しない限り、本明細書に記載されるあらゆる範囲は、その中に包含されるあらゆる範囲を含むことを意味する。含む(comprises)という用語は、から本質的になる(consisting essentially of)およびからなる(consisting of)という用語を包含することを意味する。誤解を避けるために、タウレート、グリシネート、多糖ビルダーおよび乳化剤を含む組成物とは、それらから本質的になる組成物およびそれらからなる組成物を含むことを意味する。本明細書で使用されるパーセンテージに関して、特に記載のない限り、パーセンテージとは、成分の重量によるものであることを意味する(例えば、供給され得る水を含まない)。操作実施例および比較実施例、または他に明示されている場合を除いて、材料および/またはその使用の量または比を示す本明細書で使用されるすべての数字が、用語「約」によって修飾されると理解されるべきである。
クレンジング粉末組成物の界面活性剤系に使用されるタウレートに関して、タウレートは、消費者向製品に使用するのに適したものである範囲内にのみ限定される。本発明のクレンジング粉末組成物に使用され得るタウレート界面活性剤の実例には、例えば、タウリンまたはN-メチルタウリンのアシルアミドであるもの、およびその塩が挙げられる。例えば、使用に適したタウレートは、以下の一般式によって表されるアシルタウレートである:
R1C(O)N(R2)(CH2)ySO3M (I)、および
R1C(O)N(R2)CH2CH2SO3M (II)、
式中、R1は、C6~C30、さらに具体的にはC6~C24アルキルであり、yは、2または3であり、R2は、水素またはメチルであり、Mは、水素または可溶化カチオン、例えば、水素、アンモニウム、アルカリ金属カチオン、低級C1~C4、アルカノールアンモニウムカチオンおよび/または塩基性アミノ酸カチオンなどである。一実施形態では、R1はC8~C18アルキルである。別の実施形態では、R1基の少なくとも半分はC8~C18アルキルである。さらに別の実施形態では、R1基の少なくとも半分はC10~C14アルキルである。R1は、飽和であっても不飽和であってもよい。なお別の実施形態では、R2はメチルである。
R1C(O)N(R2)(CH2)ySO3M (I)、および
R1C(O)N(R2)CH2CH2SO3M (II)、
式中、R1は、C6~C30、さらに具体的にはC6~C24アルキルであり、yは、2または3であり、R2は、水素またはメチルであり、Mは、水素または可溶化カチオン、例えば、水素、アンモニウム、アルカリ金属カチオン、低級C1~C4、アルカノールアンモニウムカチオンおよび/または塩基性アミノ酸カチオンなどである。一実施形態では、R1はC8~C18アルキルである。別の実施形態では、R1基の少なくとも半分はC8~C18アルキルである。さらに別の実施形態では、R1基の少なくとも半分はC10~C14アルキルである。R1は、飽和であっても不飽和であってもよい。なお別の実施形態では、R2はメチルである。
本発明の界面活性剤系に使用され得る例示的なアシルタウレートには、例えば、ナトリウムメチルラウロイルタウレート(sodium methyl lauroyl taurate)、ナトリウムメチルミリストイルタウレート(sodium methyl myristoyl taurate)、ナトリウムメチルココイルタウレート(sodium methyl cocoyl taurate)、ナトリウムメチルオレオイルタウレート(sodium methyl oleoyl taurate)、ナトリウムココイルタウレート(sodium cocoyl taurate)、それらの混合物などとして一般的に知られているタウレートが含まれる。本発明の一実施形態では、使用されるタウレートはナトリウムメチルラウロイルタウレートである。
クレンジング粉末組成物の界面活性剤系に使用されるグリシネートに関して、グリシネートは、消費者向製品に使用するのに適したものである範囲内にのみ限定される。使用するのに多くの場合好ましいグリシネートおよびその塩の実例には、以下の式を有するものが挙げられる:
R3C(O)N(R4)CH2CO2X (III)、
式中、R3はC8~C24(好ましくはC10~C24)アルキル基であり、R4は、HまたはCH3であり、Xは、水素カチオン、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、アンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオンまたはそれらの混合物である。
R3C(O)N(R4)CH2CO2X (III)、
式中、R3はC8~C24(好ましくはC10~C24)アルキル基であり、R4は、HまたはCH3であり、Xは、水素カチオン、例えば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、アンモニウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオンまたはそれらの混合物である。
本発明のクレンジング粉末組成物に使用するのに適した最も好ましいグリシネートの実例には、ナトリウムココイルグリシネート(sodium cocoyl glycinate)、カリウムココイルグリシネート(potassium cocoyl glycinate)またはそれらの混合物が挙げられる。
本発明のクレンジング粉末組成物に使用される界面活性剤系は、典型的には、クレンジング粉末組成物の12~38重量%、好ましくは16~32重量%、最も好ましくは20~30重量%を構成する。本発明の一実施形態では、界面活性剤系は、クレンジング粉末組成物の22~28重量%を構成する。
存在するタウレートおよびグリシネートに関して、典型的には、タウレートとグリシネートとの組合せは、界面活性剤系内のタウレートおよびグリシネートの総重量に基づいて、少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも60重量%、最も好ましくは少なくとも70重量%のタウレートである。本発明の一実施形態では、グリシネートは、界面活性剤系内のタウレートおよびグリシネートの総重量の2重量%~25重量%を構成する。別の実施形態では、グリシネートは、界面活性剤系内のタウレートおよびグリシネートの総重量の3.5重量%~12重量%を構成する。なおも別の実施形態では、グリシネートは、界面活性剤系内のタウレートおよびグリシネートの総重量の4重量%~8重量%を構成する。
クレンジング粉末組成物に使用されるグリシネートは、水和後に、クレンジング粉末組成物中のグリシネートの総重量に基づいて、5重量%を超える非イオン性グリシネート、好ましくは3重量%を超える非イオン性グリシネートを含むべきではない。本発明の一実施形態では、クレンジング粉末組成物が水和された後、クレンジング粉末組成物に使用されるグリシネートの総重量に基づいて、1.5%未満のグリシネートが非イオン性であり、好ましくはグリシネートは非イオン性ではない(0.0重量%のグリシネートが非イオン性である)(すなわち、グリシネートはアニオン性である)。したがって、水和時に、クレンジング粉末組成物のpHは、Thermo Fisher Scientific pH計を使用してpHが決定される場合、5超~約8、好ましくは5.4~7.5、最も好ましくは6.2~7.2であると予測される。
必須ではないが、洗浄組成物に見られる追加の従来の界面活性剤を、本発明のクレンジング粉末組成物に使用される界面活性剤系に含めることができる。そのような界面活性剤は、ラウロアンホ酢酸ナトリウム、ココアンホ酢酸ナトリウム、ラウロアンホ酢酸カリウム、ココアンホ酢酸カリウムまたはそれらの混合物のような両性界面活性剤を含んでいてもよい。双性イオン性界面活性剤が使用されていてもよく、これらには、ラウリルベタイン、クエン酸ベタイン、ココジメチルカルボキシメチルベタイン、ココアミドプロピルベタイン、ココアルキルジメチルベタインおよびラウリルアミドプロピルベタインなどのベタインが含まれる。使用に適したさらに他の双性イオン性界面活性剤には、コカミドプロピルスルタイン(cocoamidopropyl sultaine)、コカミドプロピルヒドロキシスルタイン(cocamidopropyl hydroxysultaine)またはそれらの混合物が含まれる。カチオン性界面活性剤が本発明の洗浄組成物に含まれていてもよい。使用され得るものには、セチルピリジニウムクロリドまたはステアリルピリジニウムクロリド、アルキルアミドエチルピリリノジウムメチルサルフェート(alkyl amidoethyl pyrrylinodium methyl sulfate)、ラピリウムクロリドまたはそれらの混合物などの複素環アンモニウム塩が含まれる。本発明の界面活性剤系に使用されていてもよい追加の界面活性剤には、ラウロイルグルタミン酸ナトリウム、ココイルグルタミン酸ナトリウム、ラウロイルイセチオン酸ナトリウム、ココイルイセチオン酸ナトリウムまたはそれらの混合物のようなアニオン性物質が含まれる。本発明の一実施形態では、界面活性剤系の総重量の5重量%未満がイセチオネートである。本発明の別の実施形態では、界面活性剤系の総重量の2.5重量%未満がイセチオネートであり、好ましくは、界面活性剤系はイセチオネートを含まない(0.0重量%)。使用されていてもよい非イオン性界面活性剤には、ポリグリセリル-8カプリレート(polyglyceryl-8 caprylate)、ポリグリセロール-8カプレート(polyglycerol-8 caprate)、ポリグリセリル-8ミリステート(polyglyceryl-8 myristate)、ポリグリセリル-8パルミテート(polyglyceryl-8 palmitate)、ポリグリセリル-9カプリレート(polyglyceryl-9 caprylate)、ポリグリセロール-9カプレート(polyglycerol-9 caprate)、ポリグリセリル-9ラウレート(polyglyceryl-9 laurate)、ポリグリセリル-9ミリステート(polyglyceryl-9 myristate)、ポリグリセリル-9パルミテート(polyglyceryl-9 palmitate)またはそれらの混合物のようなポリグリセロールエステルが含まれる。ただし、上述したように、界面活性剤系全体は、少なくとも70重量%、好ましくは少なくとも80重量%、最も好ましくは少なくとも90重量%のタウレートおよびグリシネートである。本発明の一実施形態では、タウレートおよびグリシネートは、界面活性剤系内の界面活性剤の92.5~100重量%を構成する。本発明のなお別の実施形態では、タウレートおよびグリシネートは、系内の界面活性剤全体の100重量%を構成する。
本発明で使用される多糖ビルダーは、局所組成物に使用するのに適したものである範囲内にのみ限定される。これらには、繊維、デンプン、ガムおよびセルロース系が含まれる。デンプンの代表例は、化学修飾デンプン、例えば、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸ナトリウムおよびアルミニウムデンプンオクテニルスクシネートである。タピオカデンプンが、マルトデキストリンと同様に、多くの場合好ましい。好適なガムには、キサンタン、スクレロチウム、ペクチン、カラヤ、アラビア、寒天、グアー(アカシアセネガルグアーを含む)、カラギーナン、アルジネートおよびそれらの組合せが含まれる。好適なセルロース系には、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム(セルロースガム/カルボキシメチルセルロース)およびセルロース(例えば、セルロースミクロフィブリル、セルロースナノ結晶または微結晶セルロース)が含まれる。セルロースミクロフィブリルの供給源には、二次細胞壁材料(例えば、木材パルプ、綿)、細菌セルロースおよび一次細胞壁材料が含まれる。好ましくは、一次細胞壁材料の供給源は、果実、根、球根、塊茎、種子、葉およびそれらの組合せ由来の実質組織から選択され、さらに好ましくは、柑橘類果実、トマト果実、モモ果実、カボチャ果実、キウィフルーツ、リンゴ果実、マンゴー果実、サトウダイコン、ビート根、カブ、パースニップ、トウモロコシ、エンバク、小麦、エンドウ豆およびそれらの組合せから選択され、さらになお好ましくは、柑橘類果実、トマト果実およびそれらの組合せから選択される。一次細胞壁材料の最も好ましい供給源は、柑橘類果実由来の実質組織である。柑橘類繊維、例えば、AQ PlusとしてHerbacel(登録商標)によって入手可能なものも、セルロースミクロフィブリルの供給源として使用することができる。セルロース源は、Colloidal Polymer Science,Kalia et al.,“Nanofibrillated cellulose:surface modification and potential applications”(2014),Vol 292,Pages 5-31に記載されているものを含む公知の方法のいずれかによって表面修飾され得る。
本発明の一実施形態では、使用される多糖ビルダーは、例えば、コメデンプン、および/またはIngredionによってFarmal(商標)CS 3650の商品名の下に販売されている製品のような、INCI:トウモロコシ(Zea Mays)(トウモロコシ(Corn))デンプンと呼ばれるトウモロコシデンプンである。別の実施形態では、使用される多糖ビルダーは、同じくNativacare(商標)という名称の下にIngredionから市販されている、INCI:オリザ・サティバ(Oryza sativa)(コメ)デンプンと呼ばれる未改質コメデンプンである。さらに別の実施形態では、使用される多糖ビルダーは、IngredionによってFarmal(商標)MD 10として入手可能なマルトデキストリン(すなわち、同等のデキストロース(DE)9.0~12.0)である。なおも別の実施形態では、使用される多糖ビルダーは、Acticel(登録商標)12(CAS 9004-34-6)の名称の下にActive Organicsによって入手可能な微結晶セルロースである。
多糖ビルダーに加えて、合成ポリマー(非多糖)をビルダーとして使用していてもよい。このカテゴリーには、Carbomerなどの架橋ポリアクリレート、Sepigel 305などのポリアクリルアミド、ならびにSimulgel EGおよびArlstoflex AVCなどのタウレートコポリマーが含まれ、コポリマーは、それぞれのINCI命名法によって、アクリル酸ナトリウム/アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウムおよびアクリロイルジメチルタウリン酸/ビニルピロリドンコポリマーとして同定されている。増粘に適した別の好ましい合成ポリマーは、Seppicによって市販され、Simulgel INS100の名称の下に販売されているアクリレート系ポリマーである。炭酸水素カルシウム、ヒュームドシリカ、およびマグネシウム-アルミニウム-シリケートも使用されていてもよい。ただし、クレンジング粉末組成物は、バイカーボネートを実質的に含まないことが好ましい。
本発明のクレンジング粉末組成物に使用されるビルダー全体(すなわち、多糖ビルダー全体および非多糖ビルダー全体)に関して、クレンジング粉末組成物中のビルダーの総重量に基づいて、20重量%以下、好ましくは8重量%以下、最も好ましくは3重量%以下の非多糖ビルダーが使用される。使用されていてもよい場合、非多糖ビルダーは、クレンジング粉末組成物中のビルダーの総重量に基づいて、0.001重量%という低い量で存在し得る。本発明の一実施形態では、非多糖ビルダーは使用されない(0.0重量%)。したがって、クレンジング粉末組成物中の唯一のビルダーは多糖ビルダーである。さらに別の実施形態では、使用される多糖ビルダーは、多糖ビルダーの総重量に基づいて、35~75重量%の微結晶セルロース対3~15重量%のマルトデキストリン対20~60重量%のオリザ・サティバ(コメ)デンプンの重量比、好ましくは40~70重量%の微結晶セルロース対4~12重量%のマルトデキストリン対25~55重量%のオリザ・サティバ(コメ)デンプンの重量比、最も好ましくは45~65重量%の微結晶セルロース対5~10重量%のマルトデキストリン対35~50重量%のオリザ・サティバ(コメ)デンプンの重量比で、微結晶セルロース、マルトデキストリンおよびオリザ・サティバ(コメ)デンプンを含む。別の好ましい実施形態では、多糖ビルダーは、微結晶セルロース、マルトデキストリンおよびオリザ・サティバ(コメ)デンプンから本質的になり、最も好ましくはこれらからなる。
クレンジング粉末組成物は、クレンジング粉末組成物の総重量に基づいて、55~80重量%、好ましくは57.5~77.5重量%、最も好ましくは58~70重量%の合計したビルダーを含む。本発明の一実施形態では、クレンジング粉末組成物は、クレンジング粉末組成物の総重量に基づいて、61.5~68.5重量%のビルダーを含む。
多糖ビルダーは、一般に円形または不規則な形状の粒子として存在することができる。そのような粒子はまた、望ましくは親水性である。本発明の一実施形態では、多糖ビルダーは、175~3000の重合度を有し得る。さらに別の実施形態では、粒子は、0.5~250ミクロン、好ましくは5~200ミクロン、最も好ましくは10~175ミクロンの平均粒径を有し得る。本明細書で使用される平均粒径とは、水性分散液中の粒子の直径を指す体積平均粒径を意味する。球形でないポリマー粒子の場合、粒子の直径は、粒子の長軸および短軸の平均である。粒径は、Beckman-Coulter LS 13 320レーザー回折粒径分析器、当技術分野で認識されているふるい、または当技術分野で認識されている任意の他の装置を用いて測定され得る。本発明の一実施形態では、微結晶セルロースは、クレンジング粉末組成物に使用される総多糖ビルダーの残部の平均粒径の3~10分の1、好ましくは4~9分の1、最も好ましくは5~8分の1の平均粒径を有する。
クレンジング粉末組成物に使用するのに適した乳化剤は、少なくとも8のHLBを典型的に有し、ここで、HLBとは、両親媒性分子の親水性部分と親油性部分との間のバランスである。本発明の組成物に使用され得る例示的な乳化剤には、ポリエチレンラウリルエーテル(Brij(登録商標)30)、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(Brij(登録商標)35)、レシチン、メチルセルロース(Methocel(商標))、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンモノステアレート(Myrj(商標)45)、トリエタノールアミンオレエート、ポリオキシエチレンアルキルフェノール(Igepal(登録商標))、ポリエチレングリコール400モノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(Tween(登録商標)80)、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(Tween(登録商標)20)、ポリソルベート60、PEG 8ラウレート、Oleth 10、アーモンドグリセリド(almond glyceride)、オレイン酸ナトリウム、オレイン酸カリウムまたはそれらの混合物が含まれる。
本発明の一実施形態では、使用される乳化剤は、10~20のHLBを有する。別の実施形態では、乳化剤は、12~18、好ましくは13.5~17.5のHLBを有する。本発明のさらに別の実施形態では、粒子の凝集または凝塊形成を回避するために、液体である乳化剤が、クレンジング粉末組成物成分に噴霧される。さらに別の実施形態では、クレンジング粉末組成物に使用される乳化剤は、ポリソルベート、好ましくはTween(登録商標)20である。
クレンジング粉末組成物に使用される乳化剤の量は、クレンジング粉末組成物の総重量に基づいて、典型的には1~4重量%、好ましくは1.5~3.5重量%、最も好ましくは1.75~2.75重量%である。本発明の一実施形態では、乳化剤の量は、クレンジング粉末組成物の総重量の2.0~2.5重量%である。
本発明のクレンジング粉末組成物を使用する場合、粉末および水は、特定の順序ではなく、混合容器に入れられ、中程度の剪断力によって振盪、撹拌(stirred)および/または撹拌(agitated)され得る。得られた最終用途洗浄組成物は、所望により使用され得る(例えば、手、顔および/または毛髪に対して)。作製される最終用途洗浄組成物の量は、消費者の好みによって決定される。単回使用の手洗い、洗顔または洗髪には、典型的には1.0~12グラム、好ましくは1.5~10グラム、最も好ましくは2~8グラムのクレンジング粉末組成物が使用される。最終用途組成物を作製するためにクレンジング粉末組成物とともに使用される水の量も、消費者の好みによって決定される。多くの場合、最終用途洗浄組成物を製造するためにクレンジング粉末組成物とともに使用される水の量/重量は、使用されるクレンジング粉末組成物の量/重量の0.25~4倍、好ましくは0.5~3倍、最も好ましくは1~2倍である。本発明の一実施形態では、最終用途組成物を作製するために使用される水対クレンジング粉末組成物の重量比は、45:55~55:45である。
本発明の一実施形態では、クレンジング粉末組成物および水は、特定の順序ではなく、手の中に入れられる。両手を用いた混合および剪断は、手洗いと、最終用途洗浄組成物の生成とを同時にもたらす。洗髪用の最終用途洗浄組成物は、手を用いても製造することができる。本発明の一実施形態では、水およびクレンジング組成物は、手の中に入れられ、続いて、洗顔または洗髪および頭皮の洗浄のために顔または頭に供給され得、場合によっては洗顔料またはシャンプー組成物を作製するために、洗浄運動が剪断力を提供する。さらに別の実施形態では、クレンジング粉末組成物は、毛髪のような基材、乾燥したまたは湿ったラグまたは内装材に乾燥して塗布され、続いて、水(前もって湿らせた基材の場合、必要に応じて)が塗布されてもよく、それにより、手、またはスクラブブラシのような物体からの剪断力が、クレンジング洗浄組成物の洗浄および同時生成をもたらす。
本発明のクレンジング粉末組成物に使用され得る任意の成分には、最終用途洗浄組成物が作製される際に潜在的に有害な微生物の増殖に対抗するのを助けるための防腐剤が含まれる。本発明の組成物に使用され得る好適な従来の防腐剤には、パラヒドロキシ安息香酸のアルキルエステルが含まれる。他の防腐剤には、ヒダントイン誘導体、プロピオン酸塩および様々な第四級アンモニウム化合物が含まれる。多くの場合好ましい防腐剤は、安息香酸ナトリウム、ソルビン酸カリウム、ヨードプロピニルブチルカルバメート、フェノキシエタノール、メチルパラベン、ワサビ系防腐剤、プロピルパラベン、イミダゾリジニル尿素、デヒドロ酢酸ナトリウムおよびベンジルアルコールである。本発明のクレンジング粉末組成物に使用するのに適した特に好ましい添加剤は、1,2-オクタンジオール、1,2-ヘキサンジオールまたはそれらの混合物のような1,2-アルカンジオールである。
オイゲノール、クマリン、酢酸リナリル、シトロネラール、アイリス濃縮物、酢酸テルピニル、テルピネオール、チモール、ピネン(例えば、αピネンおよびβピネン)およびシトロネロールのような従来の芳香剤成分も、クレンジング粉末組成物に加えられていてもよい。
使用される場合、従来の防腐剤、ビシナルジオールおよび/または芳香剤成分は、本発明の最終用途洗浄組成物の2重量%超、好ましくは1重量%超、最も好ましくは0.2~0.85重量%を構成しない。本発明の一実施形態では、最終用途洗浄組成物の総重量に基づいて、0.2~0.8重量%の任意の防腐剤、ビシナルジオールおよび/または芳香剤成分が使用される。本発明の一実施形態では、従来の防腐剤、ビシナルジオールおよび/または芳香剤成分(最終用途洗浄組成物に使用される芳香剤に提供され得るものを除く)は、このような洗浄組成物を作製し、必要に応じて所望により使用し、防腐剤を含まない洗浄製品を有するという選択肢を消費者に与えることができるため、最終用途洗浄組成物には使用されない。
本発明のクレンジング粉末組成物には、芳香剤、固定剤および研磨剤が使用されていてもよい。使用に適した他の任意の成分には、特に最終用途洗浄組成物がフケ防止効果を提供するシャンプーである場合、ジンクピリチオン、オクトピロックスまたはそれらの混合物が含まれる。これらの物質の各々は、最終用途洗浄組成物の総重量の0.05~3重量%、好ましくは0.1~2重量%の範囲であり得る。
使用され得る追加の任意の成分には、官能油(sensory oil)および/または表層剥離剤(exfoliant)が含まれる。好適な油には、(1または複数の)ローズ油、ライム油、ココナッツ油、ラベンダー油またはそれらの混合物が含まれる。使用に適した例示的な表層剥離剤には、(1または複数の)塩、糖、アンズ、クルミ殻、米、ナツメグおよび/またはオートミール粉末が含まれる。使用される場合、官能油および表層剥離剤は、芳香剤および官能油の総量が最終用途組成物の2.5重量%、好ましくは組成物の2.0重量%超を超えないことを条件として、最終用途洗浄組成物の0.1~2重量%を構成することができる。
本発明の化粧用粉末組成物は、ビタミンを含み得る。例示的なビタミンは、ビタミンB2、ビタミンB3(ナイアシンアミド)、ビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE、葉酸およびビオチンである。ビタミンの誘導体も使用され得る。例えば、ビタミンC誘導体には、アスコルビルテトライソパルミテート、マグネシウムアスコルビルホスフェートおよびアスコルビルグリコシドが含まれる。ビタミンEの誘導体には、酢酸トコフェロール、パルミチン酸トコフェロール(tocopheryl palmitate)およびリノール酸トコフェロールが含まれる。DL-パンテノールおよび誘導体も使用され得る。存在する場合のビタミンの総量は、化粧用粉末組成物の0.001~4重量%、好ましくは0.01重量%~3.5重量%、最適には0.1~2.5重量%の範囲であり得る。
本発明に使用するのに適した他の任意の添加剤には、4-エチルレゾルシノール、4-ヘキシルレゾルシノール、4-フェニルエチルレゾルシノール、ジメトキシトルイルプロピルレゾルシノール、4-シクロペンチルレゾルシノール、4-シクロヘキシルレゾルシノール、α-および/またはβ-ヒドロキシ酸、ペトロセリン酸、共役リノール酸、12-ヒドロキシステアリン酸、それらの混合物などのようなレゾルシノールが含まれる。エタノール、第四級アンモニウム化合物のような(塩化セトリモニウム、塩化ベンザルコニウムなどのような)さらに他の任意の添加剤も含まれ得る。このような添加剤は、使用される場合、最終用途洗浄組成物の0.001~3重量%、好ましくは0.01~2重量%、最も好ましくは0.1~1.5重量%を合計で構成する。
落屑促進剤が存在してもよい。例示は、α-ヒドロキシカルボン酸、β-ヒドロキシカルボン酸である。用語「酸」は、遊離酸だけでなく、その塩およびC1~C30アルキルエステルまたはC1~C30アリールエステル、ならびに環状ラクトン構造または直鎖ラクトン構造を形成するために水の除去から生成されるラクトンも含むことを意味する。代表的な酸は、グリコール酸およびその誘導体、乳酸およびリンゴ酸である。サリチル酸は、β-ヒドロキシカルボン酸の代表である。存在する場合、これらの材料の量は、最終用途洗浄組成物の0.01~3重量%、好ましくは0.1~2重量%の範囲であり得る。
本発明の化粧用洗浄組成物には、様々なハーブ抽出物が含まれていてもよい。例示的な抽出物には、緑茶、ノコギリソウ、人参、マリゴールド、ハイビスカス、イチョウ(gingko biloba)、カモミール、カンゾウ、アロエベラ、ブドウ種子、ウンシュウミカン、ヤナギ樹皮、セージおよびローズマリーから除去されたものが含まれる。グリセロールおよび他のポリオールのような湿潤剤も含まれ得る。湿潤剤および/または抽出物は、使用される場合、典型的には、最終用途組成物の0.01~0.2、好ましくは0.01~0.15、最も好ましくは0.02~0.1重量%を構成する。
また、使用するのに適していてもよい材料には、キレート剤(例えば、EDTA)、乳白剤(TiO2、50~1200nm、好ましくは50~350nmの粒径のような)、カオリン、ベントナイト、酸化亜鉛、酸化鉄、雲母、C8~22脂肪酸置換糖、リポ酸、レチノキシトリメチルシラン(Clariant Corp.からSilcare 1M-75の商標の下に入手可能)、デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)またはそれらの混合物のような材料が含まれる。セラミド(セラミド1、セラミド3、セラミド3B、セラミド6を含む)およびプソイドセラミドも、10および/または12ヒドロキシステアリン酸と同様に含まれていてもよい。抽出物、ポリオールおよびこれらの追加の材料の量は、使用される場合、最終用途洗浄組成物の0.0001~3重量%、好ましくは0.001~2重量%、最も好ましくは0.001~1.5重量%の範囲であり得る。
リン酸三カルシウムのような固化防止剤が、クレンジング粉末組成物に使用されていてもよい。使用される場合、固化防止剤は、クレンジング粉末組成物の0.01~3.5重量%、好ましくは0.5~3重量%、最も好ましくは1~3重量%を構成する。ヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、5-ウレイドヒダントインおよび/またはグリオキシルジウレイドのようなコンディショニング剤が使用されてもよい。該成分は、使用される場合、クレンジング粉末組成物の0.5~4重量%、好ましくは0.75~4重量%、最も好ましくは1~3重量%を構成する。
アーモンド油、オリーブ油、ベニバナ油および鉱油のような閉塞性物質(occlusives)も、本発明のクレンジング粉末組成物に使用され得る。使用される場合、これらの材料は、クレンジング粉末組成物の0.06重量%未満、好ましくは0.03重量%未満を構成する。
日焼け止め活性物質もまた、本発明の化粧用粉末組成物に含まれていてもよい。Parsol MCX(登録商標)として入手可能なエチルヘキシルp-メトキシシンナメート、Parsol 1789(登録商標)として入手可能なアボベンゼン(Avobenzene)、およびオキシベンゾンとしても知られるベンゾフェノン-3などの材料が特に好ましい。無機日焼け止め活性物質、例えば、微細二酸化チタン、酸化亜鉛、ポリエチレンおよび様々な他のポリマーが使用され得る。日焼け止め剤の量は、存在する場合、一般に、最終用途洗浄組成物の0.01~3重量%、好ましくは0.5~2重量%、最適には0.75~1.5重量%の範囲であり得る。
従来の緩衝液/pH調整剤が使用されてもよい。これらには、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、塩酸、クエン酸、トリエタノールアミン、シトレート/クエン酸緩衝液またはそれらの混合物のような一般的に使用される添加剤が含まれる。これらの材料は、最終用途洗浄組成物の所望のpHを得る量で加えられる。
本発明の一実施形態では、本発明の最終用途洗浄組成物は、好ましくはサルフェートを含まず、したがって、2.5重量%未満、好ましくは1.5重量%未満、最も好ましくは0.5重量%未満のサルフェートを有する。特に好ましい実施形態では、最終用途洗浄組成物は、サルフェート含有成分を有しない(0.0重量%)。さらに別の好ましい実施形態では、最終用途洗浄組成物の5重量%未満、好ましくは3重量%未満、最も好ましくは1.5重量%未満が水不溶性成分を含む。最も好ましい実施形態では、本発明の最終用途洗浄組成物は、水不溶性成分を有しない(0.0重量%)。別の好ましい実施形態では、粉末組成物の凝集または凝塊形成を促進するおよび引き起こす成分は、化粧用粉末組成物に使用されない。
化粧用粉末組成物のかさ密度は、典型的には0.2~1.2、好ましくは0.3~0.9、最も好ましくは0.35~0.7g/cm3であり、ここで、かさ密度は、例えば、Microtrac MRBによって市販されているガス式比重計を使用する、当技術分野で認識されている技術によって測定される。
本発明の最終用途洗浄組成物の粘度は、典型的には100~8,000cps、好ましくは120~7,000cps、最も好ましくは200~6000cpsである。粘度は、25℃、20RPM、60秒でRVスピンドル5を使用して、当技術分野で認識されている機器、例えば、Brookfield Viscometer RV5、Model D220を用いて測定され得、ここで、最終用途洗浄組成物は、水とクレンジング粉末組成物との50:50混合物を用いて調製された。
クレンジング粉末組成物を調製する場合、成分を大気圧で混合および/または撹拌してもよい。混合および撹拌を行う温度は、典型的には20~50℃である。均質な混合物が得られ、得られたクレンジング粉末組成物が凝集粒子を含まなければ、混合および/または撹拌は停止される。クレンジング粉末組成物の粒子は、本明細書に記載の当技術分野で認識されている装置を用いて決定される場合、0.2~600ミクロン、好ましくは0.3~500ミクロン、最も好ましくは0.4~350ミクロンのサイズを有する。
本発明のクレンジング粉末組成物を保存するために、多種多様な包装を使用することができる。ジャー、小袋、シェーカー、バッグ、ポンプ、ボトル、金属容器およびプラスチック容器を使用してもよい。好ましくは、本発明のクレンジング粉末組成物とともに使用される包装は、使用済み樹脂または生分解性材料のようなリサイクル材料から作製された包装である。最も好ましくは、クレンジング粉末組成物は、紙または厚紙材料のような生分解性包装材料で販売され、それによって、場合によっては、ジャーまたはボトルは、生分解性包装で販売されるクレンジング粉末組成物によって再充填される。特に好ましい実施形態では、クレンジング粉末組成物は、生分解性包装から直接消費者によって使用される。
以下の実施例は、本発明の理解を容易にするために提供される。実施例は、特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。
例I
表Iに記載の成分および量を用いて、本発明に従ってクレンジング粉末組成物を作製した。成分を大気圧および25℃で撹拌することによって合わせた。驚くべきことに、製造物を密封パッケージ内で37、45および50℃で12週間保存した後であっても、組成物の目に見える凝集または凝塊形成は観察されなかった。さらに、クレンジング粉末組成物は、約0.43g/cm3のかさ密度を有し、目に見える静的な凝集が存在しない状態で容易に流動可能であった。
表Iに記載の成分および量を用いて、本発明に従ってクレンジング粉末組成物を作製した。成分を大気圧および25℃で撹拌することによって合わせた。驚くべきことに、製造物を密封パッケージ内で37、45および50℃で12週間保存した後であっても、組成物の目に見える凝集または凝塊形成は観察されなかった。さらに、クレンジング粉末組成物は、約0.43g/cm3のかさ密度を有し、目に見える静的な凝集が存在しない状態で容易に流動可能であった。
表Iに記載される約4グラムのクレンジング粉末組成物を訓練されたパネリストの左前腕に塗布し、続いて、約4グラムの水を塗布した。パネリストは、右手によって中程度の剪断力を使用して、水とクレンジング粉末組成物とを混合して、粒状ではなく、使用時に消費者が許容可能な(クリーム状の)泡立ちを提供する最終用途洗浄組成物を生成することができた。粉末の流動性により、シェーカー、および生分解性の小袋またはパウチから取り出すことが容易になった。
例II
この例で作製された処方の成分は、例Iに記載されたものと同様の方法で混合された。以下の表II~Vで作製された処方のいずれも、特許請求された発明の成分と一致する成分を用いて作製されたものではなかった。製造物を密封パッケージ内で37、45および50℃で2週間保存した後、組成物の目に見える凝集または凝塊形成が観察された。本発明に従って作製されなかった配合物は使用することができなかった。
この例で作製された処方の成分は、例Iに記載されたものと同様の方法で混合された。以下の表II~Vで作製された処方のいずれも、特許請求された発明の成分と一致する成分を用いて作製されたものではなかった。製造物を密封パッケージ内で37、45および50℃で2週間保存した後、組成物の目に見える凝集または凝塊形成が観察された。本発明に従って作製されなかった配合物は使用することができなかった。
Claims (15)
- a)タウレートおよびグリシネートを含む界面活性剤系と、
b)多糖ビルダーと、
c)少なくとも8のHLBを有する乳化剤と、
を含むクレンジング粉末組成物であって、
前記系内の全体の界面活性剤が、少なくとも70重量%のタウレートおよびグリシネートであり、さらに、前記多糖ビルダーが、前記多糖ビルダーの総重量に基づいて、35~75重量%の微結晶セルロース対3~15重量%のマルトデキストリン対20~60重量%のオリザ・サティバ(コメ)デンプンの重量比で、微結晶セルロース、マルトデキストリンおよびオリザ・サティバ(コメ)デンプンを含むクレンジング粉末組成物。 - 前記タウレートが、ナトリウムメチルラウロイルタウレート、ナトリウムメチルミリストイルタウレート、ナトリウムメチルココイルタウレート、ナトリウムメチルオレオイルタウレート、ナトリウムラウロイルタウレート、ナトリウムココイルタウレートまたはそれらの混合物であり、前記グリシネートが、ナトリウムココイルグリシネート、カリウムココイルグリシネート、ナトリウムラウロイルグリシネート、カリウムラウロイルグリシネートまたはそれらの混合物である、請求項1に記載のクレンジング粉末組成物。
- 前記系内の全体の界面活性剤が、少なくとも80重量%、好ましくは少なくとも90重量%のタウレートおよびグリシネートである、請求項1または2に記載のクレンジング粉末組成物。
- 前記界面活性剤系が、前記界面活性剤系内のタウレートおよびグリシネートの総重量に基づいて、少なくとも50重量%、好ましくは少なくとも60重量%、最も好ましくは少なくとも70重量%のタウレートである、請求項1~3のいずれか一項に記載のクレンジング粉末組成物。
- グリシネートが、前記界面活性剤系内のタウレートおよびグリシネートの総重量の2重量%~25重量%、好ましくは3.5重量%~12重量%、最も好ましくは4重量%~8重量%を構成する、請求項1~4のいずれか一項に記載のクレンジング粉末組成物。
- 前記組成物が、手、顔、体、爪または無生物のための洗浄組成物の前駆物質である、請求項1~5のいずれか一項に記載のクレンジング粉末組成物。
- 前記組成物が、10~20、好ましくは12~18のHLBを有する乳化剤をさらに含む、請求項1~6のいずれか一項に記載のクレンジング粉末組成物。
- 使用される前記界面活性剤系が、前記クレンジング粉末組成物の12~38重量%、好ましくは16~32重量%、最も好ましくは20~30重量%、さらになお好ましくは前記クレンジング粉末組成物の22~28重量%を構成する、請求項1~7のいずれか一項に記載のクレンジング粉末組成物。
- 前記多糖ビルダーが、前記多糖ビルダーの総重量に基づいて、40~70重量%の微結晶セルロース対4~12重量%のマルトデキストリン対25~55重量%のオリザ・サティバ(コメ)デンプンの重量比、好ましくは45~65重量%の微結晶セルロース対5~10重量%のマルトデキストリン対35~50重量%のオリザ・サティバ(コメ)デンプンの重量比で、微結晶セルロース、マルトデキストリンおよびオリザ・サティバ(コメ)デンプンを含む、請求項1~8のいずれか一項に記載のクレンジング粉末組成物。
- 前記乳化剤が、10~20、好ましくは12~18、最も好ましくは13.5~17.5のHLBを有する、請求項1~9のいずれか一項に記載のクレンジング粉末組成物。
- 前記組成物が、前記クレンジング粉末組成物の総重量に基づいて、55~80重量%、好ましくは57.5~77.5重量%、最も好ましくは58~70重量%の合計したビルダーを含む、請求項1~10のいずれか一項に記載のクレンジング粉末組成物。
- 水で水和された請求項1~11のいずれか一項に記載のクレンジング粉末組成物を含む洗浄組成物。
- 水が、前記洗浄組成物を作製するために使用されるクレンジング粉末組成物の重量の0.25~4倍の重量で存在する、請求項12に記載の洗浄組成物。
- 皮膚、毛髪、爪または無生物のための組成物である、請求項12および13のいずれか一項に記載の洗浄組成物。
- a)請求項1~11のいずれか一項に記載のクレンジング粉末組成物を水和させて、洗浄組成物を製造する工程、および
b)皮膚、毛髪、爪または無生物を前記洗浄組成物と接触させる工程、
を含む洗浄方法であって、
前記クレンジング粉末組成物が、前記皮膚、毛髪、爪または無生物との接触の前または後に剪断力によって水和されて洗浄組成物を製造する洗浄方法。
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