JP2024511921A - マルチリンクオペレーションのための管理リンク - Google Patents

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Abstract

MLディスカバリの間にAP MLDにより送信されたML Beaconフレームは、アフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを報告する。複数のチャネル上でのこの重複は、データ伝送のために利用可能なネットワーク帯域幅を実質的に削減する。アフィリエイテッドAPの中から、管理及び制御フレームを処理するための管理APが選択される。管理APからのML Beaconフレームは、アフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを運び、一方、他のアフィリエイテッドAPは、例えば、完全なML Beaconフレームをどこで発見できるかを示す、より軽いML Beaconフレームを送信する。ML Beaconフレームは、したがって、リンクIDを用いて、どのアフィリエイテッドAPが管理APであるかをシグナリングする。軽いML Beaconフレームの受信により、非AP MLDは、管理APと通信するためのアフィリエイテッド非APステーションを設定することができ、そして管理リンク上でのアソシエーション手順に切り替えることができる。【選択図】図10a

Description

本発明は、一般的に、無線通信に関連し、より具体的にはマルチリンク(ML)通信に関連する。
無線通信ネットワークは、音声、映像、パケットデータ、メッセージ、放送等の様々な通信サービスを提供するために、広く展開されている。これらの無線ネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することにより、複数のユーザをサポート可能な多重接続ネットワークでありうる。そのような多重接続ネットワークの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時間分割多重接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多重接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク及びシングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワークを含む。
Institute of Electrical and Electronics Engineers(IEEEは登録商標)により採用された802.11ファミリ規格は、ステーション間の無線通信のための多数のメカニズムを提供する。
オンラインゲーミング、リアルタイム映像配信、仮想現実、ドローン又はロボット遠隔制御のような遅延に敏感なアプリケーションの発展に伴い、より良いスループット、低遅延及びロバストネスへの要求と課題を考慮する必要がある。そのような問題のある課題は、802.11be又は EHT(Extremely High Throughput)として知られる、IEEE802.11ワーキンググループの次の主要な802.11リリースを発行する主な目的として現在検討されている。
IEEE P802.11be/D1.0版(2021年5月)は、マルチリンク(ML)オペレーション(MLO)を定義する。MLOは、並列かつ不連続な複数の通信リンク上での、ステーション間の通信を可能にすることにより、データスループットを改善する。
マルチリンクオペレーション(MLO)は、非AP(アクセスポイント)MLD(MLデバイス)がAP MLDに登録すること(例えば、検出、認証、アソシエーション及びAP MLDとの複数のリンクのセットアップ)を可能とする。各リンクは、アソシエーションの間に交換されたサポートされる機能に基づいて、非AP MLDとAP MLDとの間のチャネルアクセス及びフレーム交換を可能にする。
MLDは、1つ以上のアフィリエイテッド非APステーション(STA)を有し、1つのMACデータサービスを含む、1つの論理リンク制御(LLC)への媒体アクセス制御(MAC)サービスアクセスポイント(SAP)を有する論理的なエンティティである。AP MLDは、このように、複数のアフィリエイテッドAPにより構成され、一方、非AP MLDは、複数の非AP ステーションにより構成される。AP MLD及び非AP MLDの双方のアフィリエイテッド非APステーションは、セットアップされた複数の通信リンクのそれぞれの上で、他のMLDのアフィリエイテッド非APステーションと、802.11メカニズムを使用して通信しうる。
MLディスカバリの間、非AP MLDは、(例えば、複数のアフィリエイテッドAPにより提供される)AP MLDにより利用可能な様々な無線リンクを検出する。そのために、AP MLDの複数のアフィリエイテッドAPは、MLOに特有のマルチリンクエレメントにより802.11axの管理フレームと比較して拡張された、例えばブロードキャストビーコンフレームのような管理フレームを送信する。
マルチリンクエレメントは、フレームに直接含まれる、そのフレームを送信しているアフィリエイテッドAP(報告側アフィリエイテッドAPとして知られる)のプロファイルに加えて、そのAP MLDに帰属する全ての他のAP(被報告側アフィリエイテッドAPとして知られる)のプロファイル(例えば、機能と動作のパラメータ)を規定する。
この追加の情報は、複数のアフィリエイテッドAPと非AP MLDの複数のアフィリエイテッド非APステーションとの間の複数のアソシエーションを実行するために必要な情報が、1つのステップのみに集約されるため、アソシエーション手順を好都合に簡易化する。
しかし、この手法には、欠点がある。特に、様々なリンクの上で重複される実質的なシグナルコストがある、つまり、被報告側アフィリエイテッドAPのプロファイルが、様々なリンクにおける周期的なビーコンに重複される。したがって、データ送信に利用可能な帯域幅が低減する。そのような情報が、散発的に、MLアソシエーション又はML更新手順のような特定のMLOにのみ使用されるため、帯域幅がさらに劣化する。
この文脈において、発明者は、十分な拡張を模索した。
特に、発明は、以下のような複数のアフィリエイテッドAPを有するアクセスポイント(AP)マルチリンクデバイス(MLD)を含んで構成される無線ネットワークにおける通信方法を提案する:
報告側アフィリエイテッドAPにより、管理フレームの送信が行われ、
その管理フレームは、複数のアフィリエイテッドAPの1つが、アフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを提供する管理APであることのシグナリングを送信する。そのシグナリングは、非AP MLDが全てのプロファイルを受信するために、アフィリエイテッドAPを一意に定義する、どのリンクIDに接続すべきかを示しうる。
以下で言及するように、AP MLDにおいて、複数の管理APの1つずつが例えばRF帯ごとに提供されうる。
これに対応して、非AP MLDの観点では、発明は、以下のような非アクセスポイント(非AP)マルチリンクデバイス(MLD)を含んで構成される無線ネットワークにおける通信方法を提案する:
複数のアフィリエイテッドAPを有するAP MLDの報告側アフィリエイテッドAPから、アフィリエイテッドAPの1つがアフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを提供する管理APであることのシグナリングを受信し、
管理APからアフィリエイテッドAPのプロファイルを取得する。
AP MLDは、管理フレームにおけるシグナリングにより、非AP MLDにアフィリエイテッドAPのプロファイル(例えばネットワーク情報)を取得させるために、必要に応じて、非AP MLDに管理APを示し、そのようにリダイレクトすることが可能である。そのようにして、(管理APと)1つの管理リンクが、プロファイルを運ぶことができる。これにより、他の(非管理)アフィリエイテッドAPにより送信される管理フレームは、大幅に簡易化され、したがって帯域幅を節約できる利点がある。
また、本発明は、複数のアフィリエイテッドAPを有するアクセスポイント(AP)マルチリンクデバイス(MLD)を含んで構成される無線ネットワークにおける管理フレームを提案し、管理フレームは、アフィリエイテッドAPの1つがアフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを提供する管理APであること、をシグナリングするフィールドを含む。
本発明のこれらの実施形態の、オプションの機能は、添付の特許請求の範囲において規定される。これらの機能のいくつかは、方法を参照して以下に説明されるが、それらは装置の機能に置き換えられうる。
いくつかの実施形態では、管理APによりプロファイルを提供することは、例えば、Beaconフレームのような管理フレームにおいて、アフィリエイテッドAPの全てのプロファイルが知らせることを含む。
管理フレームは、Beaconフレームでありうる。変形において、それは、Probe Responseフレームでもありうる。これらのフレームは、802.11be D1.0において規定される。
他の実施形態では、報告側アフィリエイテッドは、管理APであり、管理フレーム(好ましくはBeaconフレームであるが、必ずしもそうとは限らない)は、さらにアフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを知らせる。それは、その管理フレームは、管理APのシグナリングとアフィリエイテッドAPのプロファイルとの、両方を提供することを意味する。
例えば、報告側アフィリエイテッドAP以外のアフィリエイテッドAPのプロファイルは、管理フレームのBasic variant Multi-Linkエレメント(802.11be D1.0)において運ばれる。それらは、下記で規定されるようにPer-STA Profileサブエレメントでありうる。
いくつかの実施形態では、AP MLDのアフィリエイテッドAPの1つのみが、管理APである。したがって、AP MLDは、1つのアフィリエイテッドAPに、ほとんどの管理を集中する。
他の実施形態では、複数のアフィリエイテッドAPにおいて、周波数帯ごとに1つのアフィリエイテッドAPが、管理APである。したがって、1つの管理APが、RF帯ごとに提供される。
いくつかの実施形態では、報告側アフィリエイテッドAPは、非管理APであり、管理フレームは、報告側アフィリエイテッドAPのプロファイル及び管理APの1つ以上の管理APプロファイルのみを提供する。換言すると、非管理APは、他の非管理アフィリエイテッドAPのプロファイルを知らせず、(自己のプロファイルに加えて)管理アフィリエイテッドAPのプロファイルのみを知らせる。
各非管理アフィリエイテッドAPは、この方法(例えば、管理APのプロファイルのみを伴うBeaconフレームを送信する)で動作してもよく、一方、管理APは、全てのプロファイルを伴うビーコン/管理フレームを送信する。
いくつかの実施形態では、方法は、さらに、非AP MLDにおいて、報告側アフィリエイテッドAPが、管理APであるかどうかを管理フレームから判定することを含む。
実施形態では、報告側アフィリエイテッドAPが管理APではないとの判定に応答して、非AP MLDは、非AP MLDのアフィリエイテッド非APステーションを管理APと通信するよう設定する。これにより、例えば、アフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを取得する管理の交換に特化した(MLの)管理リンクがセットアップされる。
実施形態では、報告側アフィリエイテッドAPが、管理APではないとの判定に応答して、ある報告側アフィリエイテッド非APステーションから他のアフィリエイテッド非APステーションに切り替えて、管理APと管理フレームを交換する。例えば、管理フレームは、非AP MLDとAP MLDとの間のアソシエーションを実行するために交換される。そのため、本発明のシグナリングにより、非AP MLDは、そのアフィリエイテッド非APステーションに対応するアフィリエイテッドAPとアソシエーションを実行するために、AP MLDの適切な管理APを発見しうる。
いくつかの実施形態では、管理APプロファイルは、管理フレームのBasic variant Multi-LinkエレメントのLink Infoフィールドに含まれるPer-STAフィールドにおいて運ばれる。したがって、1つの管理APのみが宣言される場合、1つのPer-STAフィールドのみが提供される。従来の管理フレームにおける(BSSの)ネットワーク情報を規定する類似のフィールドが、プロファイルとして使用されうる。
変形において、管理APプロファイルは、管理フレームのBasic variant Multi-LinkエレメントのLink Infoフィールドに含まれるサブエレメントであって、0及び221と異なる値に設定されたSubelement IDサブフィールドを有するサブエレメントにおいて運ばれる。それは、Link Infoフィールドにおいて(802.11be D1.0との比較で)新たなサブエレメントタイプが規定され、(例えば、管理APに接続するために必要な最低限の情報を含むように)本発明の必要性に合わせて細かく定義されうることを意味する。
例えば、管理APの管理APプロファイルは、管理APの動作クラス(例えば、2.4GHz、5GHz、6GHzの中からの周波数帯)を規定する第1のサブフィールドと、アフィリエイテッドAPの(その周波数帯内の)動作チャネルを規定する第2のサブフィールを含む。そのプロファイルは、合計のシグナリング長を削減するために、これら2つのサブフィールドに限定されうる。そのプロファイルは、また、管理APのBSSIDを含みうる。
実施形態において、管理APプロファイルは、さらに、管理APが、アフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを提供する次のBeaconフレームを送信するスケジュールされた時間を示すManagement AP TBTT Offsetサブフィールドを含む。
いくつかの実施形態では、方法は、さらに、非AP MLDにおいて、Management AP TBTT Offsetサブフィールドに基づいて、管理APからアフィリエイテッドAPのプロファイルを取得するために、管理APによる次のBeaconフレームを待つか、管理APにProbe Requestフレームを送信するかを判定することを含む。
したがって、アフィリエイテッドAPのプロファイルを取得することは、単に管理APにより送信される次のBeaconフレームを受信することを含む。
または、アフィリエイテッドAPのプロファイルを取得することは、単に、管理APにProbe Requestフレームを送信し、その応答に管理APからアフィリエイテッドAPのプロファイルを提供するProbe Responseフレームを受信することを含む。
いくつかの実施形態では、シグナリングは、AP MLDが管理APを実装するか否かを規定する第1のフィールドを含む。
いくつかの実施形態では、シグナリングは、管理APを一意に識別するリンクIDを格納する第2のフィールドを含み、報告側アフィリエイテッドAPを一意に識別するリンクIDを格納する別のフィールドを含む。したがって、報告側アフィリエイテッドAPが管理APか否かを判定するステップは、単に第2のフィールドのリンクIDと別のフィールドのリンクIDを比較することを含みうる。
いくつかの実施形態では、AP MLDは、非AP MLDとマルチリンクオペレーション(MLO)を実行し、方法は、AP MLDにおいて、管理APと確立した管理リンク上でのみ、マルチリンクオペレーションのリンクに影響するパラメータの少なくとも1つを含む管理フレーム及び/又は制御フレームを交換することをさらに含んで構成される。
これに対応して、非AP MLDは、AP MLDとマルチリンクオペレーション(MLO)を実行し、方法は、非AP MLDにおいて、アフィリエイテッドAPと確立した管理リンク上でのみ、マルチリンクオペレーションのリンクに影響するパラメータの少なくとも1つ以上を含む管理フレーム及び/又は制御フレームを交換することをさらに含んで構成される。
相関的に、本発明はまた、上記の任意の方法のステップを実行するように構成されたマイクロプロセッサの1つ以上を含んで構成される無線通信デバイスを提供する。無線通信デバイスは、したがって、非AP MLD又はAP MLDのいずれかである。
本発明の他の側面は、無線デバイスにおけるマイクロプロセッサ又はコンピュータシステムにより実行された場合に、上記で説明した任意の方法を無線デバイスに実行させるプログラムを記憶する非一時的なコンピュータ可読媒体と関連する。
本発明による方法の少なくとも一部分は、コンピュータにより実装されうる。したがって、本発明は、完全にハードウェアの実装、完全にソフトウェア(フォームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等)の実装、又は、本明細書において“回路”、“モジュール”又は“システム”と全て一般的に呼ばれうるソフトウェアとハードウェアの側面の組合せの実装の形態をとりうる。さらに、本発明は、媒体において実装されたコンピュータ使用可能なプログラムコードを有する任意の有形の表現媒体に実装されたコンピュータプログラム製品の形態をとりうる。
本発明は、ソフトウェアにおいて実装することができるため、任意の適切なキャリア媒体上のプログラム可能な装置に提供するためのコンピュータ可読コードとして実装されうる。有形のキャリア媒体は、ハードディスクドライブ、磁気テープデバイス又はソリッドステートメモリデバイス等のような記憶媒体を含みうる。一時的なキャリア媒体は、電気信号、電子信号、光信号、音響信号、磁気信号、又は、マイクロ波又はRF信号のような電磁信号を含みうる。
本発明の実施形態は、例示の目的のみで、以下の図面を参照して説明される:
ML伝送を含む典型的な802.11ネットワーク環境を示す。 IEEE P802.11be/D1.0で規定されたMLディスカバリ及びMLセットアップの手順を動作するための管理フレームのシーケンスの一例を模式的に示す。 IEEE P802.11be/D1.0で規定された管理フレームにおいて含まれるBasic variant Multi-Linkエレメントを示す。 IEEE P802.11be/D1.0で規定されたBasic variant Multi-Linkエレメントにおいて含まれるLink InfoフィールドのPer-STA Profileサブエレメントのフォーマットを示す。 本発明の実施形態によって拡張されたBasic variant Multi-Linkエレメントを示す。 本発明の実施形態によるManagement Profileサブエレメントを示す。 本発明の実施形態による他のManagement Profileサブエレメントを示す。 本発明の実施形態によるMLディスカバリ及びMLセットアップ手順の間に送信される管理フレームを処理するためのAP MLDに帰属する報告側APにおける一般的なステップを、フローチャートを用いて示す。 本発明の実施形態によるMLディスカバリ及びMLセットアップ手順の間に送信される管理フレームを処理するための非AP MLDに帰属する報告側非APステーションにおける一般的なステップを、フローチャートを用いて示す。 本発明の実施形態によるMLディスカバリ及びMLセットアップ手順を動作するための管理フレームのシーケンス例を模式的に示す。 本発明の実施形態によるMLディスカバリ及びMLセットアップ手順を動作するための管理フレームのシーケンス例を模式的に示す。 本発明の実施形態によるMLディスカバリ及びMLセットアップ手順を動作するための管理フレームのシーケンス例を模式的に示す。 本発明の実施形態によるMLディスカバリ及びMLセットアップ手順を動作するための管理フレームのシーケンス例を模式的に示す。 本発明の実施形態による無線通信デバイスを表す概要図を示す。
本明細書において説明される技術は、直交多重方式に基づく通信システムを含む様々なブロードバンド無線通信システムに使用されうる。そのような通信システムの例は、空間分割多重接続(SDMA)システム、時間分割多重接続(TDMA)システム、直交周波数分割多重接続(OFDMA)システム及びシングルキャリア周波数分割多重接続(SC-FDMA)システムを含む。SDMAシステムは、複数のユーザ端末(例えば無線デバイス又はステーション)へのデータを同時に送信するために、十分に異なる方向を利用しうる。TDMAシステムは、送信信号を異なる時間スロット又はリソースユニットに分割し、各タイムスロットが異なるユーザ端末に割り当てられることによって、複数のユーザ端末に同一の周波数チャネルを共有させうる。OFDMシステムは、システム全体の帯域幅を複数の直交サブキャリア又はリソースユニットに分ける変調技術である直交周波数分割多重(OFDM)を利用する。これらのサブキャリアは、トーン、ビン等とも呼ばれうる。OFDMでは、各サブキャリアをデータで独立して変調しうる。SC-FDMAは、インタリーブドFDMA(IFDMA)を使ってシステム帯域幅に渡って分散したサブキャリア上で送信し、ローカライズドFDMA(LFDMA)を使って隣接するサブキャリアのブロック上で送信し、又は、エンハンストFDMA(EFDMA)を使って隣接するサブキャリアのブロックの複数の上で送信しうる。
本明細書における教示は、様々な装置(例えば、ステーション)に組み込まれうる(例えば、その内部に実装されるか、又は、それにより実行されてもよい)。いくつかの面で、本明細書の教示に従って実装された無線デバイス又はステーションは、アクセスポイント(APと呼ばれる)を含んでもよく、含まなくてもよい(非APステーション又はSTAと呼ばれる)。
例は、WiFi(登録商標)ネットワークの文脈で説明されるが、発明は、非常に類似したメカニズムを実装する(例えば、モバイルフォンセルラネットワークのような)任意のタイプの無線ネットワークにおいて使用されうる。
APは、Node B、無線ネットワーク制御装置(“RNC”)、evolved Node B (eNB)、第5世代基地局(gNB)、基地局制御装置(“BSC”)、無線基地局(“BTS”)、基地局(“BS”)、送受信機能 (“TF”)、無線ルータ、無線送受信機、基本サービスセット (“BSS”)、拡張サービスセット (“ESS”)、無線基地局(“RBS”)、その他の用語を含んでもよく、それらとして実装されてもよく、又はそれらとして知られてもよい。
非APステーションは、加入者ステーション、加入者ユニット、移動ステーション(MS)、リモートステーション、リモート端末、ユーザ端末(UT)、ユーザエージェント、ユーザデバイス、ユーザ装置(UE)ユーザステーション、又は、その他の用語を含んでもよく、それらとして実装されてもよく、又はそれらとして知られてもよい。いくつかの実装において、STAは、セルラ電話、コードレス電話、セッション開始プロトコル(SIP)フォン、無線ローカルループ(“WLL”) ステーション、パーソナルディジタルアシスタント (“PDA”)、無線接続機能を有するハンドヘルドデバイス、その他の無線モデルに接続された適切な処理デバイスを含みうる。したがって、本明細書における教示の側面の1つ以上は、フォン(例えば、セルラフォン、スマートフォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、タブレット、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、パーソナルデータアシスタント)、エンタテイメントデバイス(例えば、音楽又は映像デバイス、又は衛星無線)、グローバルポジショニングシステム(GPS)デバイス、又は任意の他の無線又は有線の媒体を介して通信するように構成された、適切なデバイスに組み込まれうる。いくつかの面において、非APステーションは、無線ノードでありうる。そのような無線ノードは、例えば、有線又は無線の通信リンクを介して、ネットワーク(例えば、インターネット又はセルラネットワークのような広域ネットワーク)への接続性を提供しうる。
APは、一連のステーションを管理し、それらの通信目的での無線媒体へのアクセスをまとめて整理する。ステーション(APを含む)は、サービスセットを形成し、以降はそれを基本サービスセット、BSSと呼ぶ(他の用語が使用されうる)。アクセスポイントとして動作する同一の物理的なステーションが、2つ以上のBSS(及び対応するWLAN)を管理しうる:各BSSは、特定の基本サービスセット識別子、BSSIDにより一意に識別され、その物理的なAPに実装された独立した仮想的なAPにより管理される。
802.11ファミリ規格は、無線媒体へのアクセスを促進するための様々な媒体アクセス制御(MAC)を規定する。
現在の802.11beタスクグループの議論は、2021年5月のドラフトIEEE P802.11be/D1.0に示されるように、MACレイヤオペレーションに関して、マルチリンクオペレーション(MLO)を導入する。MLOは、マルチリンクデバイスに対して、複数のリンクを確立又はセットアップし、それらを並行して運用することを可能とする。
マルチリンクデバイス(MLD)は、論理的なエンティティであり、1つ以上のアフィリエイテッド非APステーション(STA)と、1つのMACデータサービスを含む論理リンク制御(LLC)への1つの媒体アクセスコントロール(MAC)サービスアクセスポイント(SAP)を有する。アクセスポイントマルチリンクデバイス(又は、AP MLD)は、MLDに帰属する各ステーション(STA)がAP(“アフィリエイテッドAP”と呼ばれる)であるMLDに対応する。非APステーションマルチリンクデバイス(又は、非APステーション)は、MLDに帰属する各ステーション(STA)が非APステーション(“アフィリエイテッド非APステーション”と呼ばれる)であるMLDに対応する。文献によれば、“マルチリンクデバイス”、“MLデバイス”(MLD)、“マルチリンク論理エンティティ”、“ML論理エンティティ”(MLE)、“マルチリンクセット”及び“MLセット”は、同じタイプのMLデバイスを指定する同義語である。
非AP MLDの複数のアフィリエイテッド非APステーションは、AP MLDの複数のアフィリエイテッドAPとの通信リンクをセットアップしうるため、マルチリンクチャネルが形成されうる。
MLDのために確立された複数のリンクは、理論的に独立し、(通信媒体への)チャネルアクセス手順及び通信は、各リンクで独立して実行されることを意味する。したがって、異なるリンクは、異なるデータレート(例えば、異なる帯域幅、アンテナ数等)を有し、異なるタイプの情報を(それぞれ特定のリンク上で)通信するために使用されうる。
通信リンク、又は、“リンク”は、AP MLDに帰属するAPと非AP MLDに帰属する非APステーションとの間の、所定の周波数帯(例えば、2.4GHz、5GHz、6GHz)の所定のチャネル(例えば、20MHz、40MHz等)に対応する。
アフィリエイテッドAPと非APステーションは、は、IEEE802.11規格(a/b/g/n/ac/ad/af/ah/aj/ay/ax/be)の1つ以上、又は、他の無線通信規格に従って、それぞれのチャネル上で動作する。
マルチリンクアグリゲーションにより、1つのMLDに関連付けられたトラヒックが、複数の並列の通信リンクに渡って送信されることが可能で、これによりネットワーク容量が増加し、使用可能なリソースの利用率が最大化される。
図1は、本発明において実装されうるML伝送を含む、典型的な802.11ネットワーク環境を示す。
無線通信ネットワーク100は、AP MLD110と2つの非AP MLD120及び130とを含む。もちろん、他の多数の非AP MLDが、AP MLD110に登録し、フレーム交換を行いうる。
AP MLD110は、複数のアフィリエイテッドAP(例の図では4つのアフィリエイテッドAP111、112、113及び114(それぞれAP1、AP2、AP3及びAP4とも呼ばれる))を有し、それぞれのアフィリエイテッドAPは、1つの周波数帯内で運用しているチャネル上で、802.11APとして動作する。既知の802.11周波数帯には、2.4GHz帯、5GHz帯及び6GHz帯が含まれる。もちろん、他の周波数帯が、これらの3つの帯域の代わりに又は追加で使用されうる。
非AP MLD120、130は、複数のアフィリエイテッド非APステーションを有し、それぞれのアフィリエイテッド非APステーションは、登録するBSS(アフィリエイテッドAP111、112、113、114により管理される)における802.11非APステーションとして動作する。必ずではないが望ましくは、非AP MLDは、AP MLD110に帰属するAPの数よりも少ない、アフィリエイテッド非APを有する。例の図では、3つの非AP STA121、122及び123(それぞれA1、A2、A3とも呼ばれる)が、非AP MLD120に帰属し、3つの非AP STA131、132及び133(それぞれB1、B2、B3とも呼ばれる)がまた非AP MLD130に帰属する。
例示の目的で、AP111は、2.4GHz周波数帯で動作する20MHzチャネルに対応するチャネル10上で動作するよう設定され、AP112は、5GHz周波数帯で動作する40MHzチャネルに対応するチャネル36-40上で動作するよう設定され、AP113も、5GHz周波数帯で動作する40MHzチャネルに対応するチャネル149-153上で動作するよう設定され、AP114は、6GHz周波数帯で動作する160MHzチャネルに対応するチャネル301上で動作するよう設定される。この例では、アフィリエイテッドステーションは、様々な周波数帯で動作する。
各アフィリエイテッドAPは、アフィリエイテッド非APステーションにAP MLD110へのリンクを提供する。したがって、各非AP MLDのリンクは、それぞれのアフィリエイテッドAPの識別子だけで識別されうる。この文脈において、各アフィリエイテッドAP111-114は、“リンクID”と呼ばれる識別子により一意に識別されうる。各アフィリエイテッドAPのリンクIDは、一意であり、AP MLDの有効期間において変わらない。AP MLDは、IDを0(最初のアフィリエイテッドAP用)から増加することによりアフィリエイテッドAPにリンクIDを割り当てうる。もちろん、“AP ID”のような他の用語がバリエーションとして使用されうる。
マルチリンク通信を実行するため、各非AP MLD120、130は、AP MLD110のアフィリエイテッドAPと非AP MLDの非APステーションとの間で確立する各リンクについて、AP MLD110との検出、認証、アソシエーション及び複数のリンクセットアップを行わなければならない。各リンクは、アソシエーションの間に交換されたサポートする機能に基づいて、非AP MLDとAP MLD間の個別のチャネルアクセス及びフレーム交換を可能とする。
ディスカバリフェーズは、以下ではMLディスカバリ手順と呼ばれ、マルチリンクセットアップフェーズ(又はアソシエーションフェーズ)は、以下ではMLセットアップ手順と呼ばれる。
MLディスカバリ手順により、非AP MLDは、無線通信ネットワーク100(例えば、複数のアフィリエイテッドAPにより提供されるAP MLDへの様々なリンク)を検出できる。したがって、MLディスカバリ手順は、AP MLDの様々なアフィリエイテッドAPを、それぞれのネットワーク情報とともに公表しようとする。
アフィリエイテッドAPのネットワーク情報(又は、“プロファイル”)は、機能と動作のパラメータ(capabilities and operational parameters)の全部又は一部を含みうる。
典型的に、ネットワーク情報は、少なくとも動作クラス(又は、RF帯域、例えば、2.4GHz、5GHz又は6GHz帯)、チャネル番号(又は動作チャネル)及びアフィリエイテッドAPのBSSIDを含む。ネットワーク情報は、機能と動作のパラメータに関する、より完全な情報要素(Information elements)をも含みうる。機能の要素(capability elements)は、とりわけ、1つ以上のhigh-throughput(HT)機能、very high-throughput(VHT)機能、High-efficiency(HE)機能、HE6GHz帯機能、又は、Extremely high-throughput(EHT)機能を含みうる。動作の要素(Operating elements)は、とりわけ、1つ以上のHT動作パラメータ、VHT動作パラメータ、HE動作パラメータ、EHT動作パラメータ、拡張分散チャネルアクセス(EDCA)、マルチユーザ(MU)EDCAパラメータ、上りリンク(UL)直交周波数分割多重接続(OFDMA)ランダムアクセス(UORA)パラメータ、ターゲットウエイトタイム(TWT)パラメータ、高速イニシャルリンクセットアップ(FILS)パラメータ、又は、空間再利用(SR)パラメータを含みうる。
ディスカバリは、アクティブ(非AP MLDがAP MLDに要求する)であってもよく、又は、パッシブ(非AP MLDがAP MLDにブロードキャストされたBeaconフレームを受信する)であってもよい。
非AP MLDが、MLディスカバリ手順を介して、無線通信ネットワーク100を検出し、その後にMLD認証手順が行われると、非AP MLDは、MLセットアップ手順により、自身が有するアフィリエイテッド非APステーションといくつかの検出されたアフィリエイテッドAPとの間のセットアップリンクの候補のセットを選択し、AP MLD110に対してこれらのリンクをセットアップすることを要求でき、この要求は、AP MLDにより受け入れられ、又は、拒絶されうる。
受け入れられた場合、非AP MLDは、AP MLDからアソシエーション識別子(AID)を提供され、AIDは、非AP MLDの複数のアフィリエイテッド非APが、対応する複数のアフィリエイテッドAPと複数のリンク(通信チャネル)上で無線通信を行うために、使用される。
例示の目的で、無線通信ネットワーク100において、3つの候補セットアップリンクが非AP MLD120からAP MLD110に対して要求され、AP MLD110により受け入れられている:アフィリエイテッドAP111(AP1)とアフィリエイテッド非AP STA121(A1)との間の第1リンク151、アフィリエイテッドAP112(AP2)とアフィリエイテッド非AP STA122(A2)との間の第2リンク152、及び、アフィリエイテッドAP114(AP4)とアフィリエイテッド非AP STA123(A3)との間の第3リンク153である。同様に、3つの候補セットアップリンクが非AP MLD130からAP MLD110に要求され、AP MLD130により受け入れられている:アフィリエイテッドAP111(AP1)とアフィリエイテッド非AP STA131(B1)との間の第1リンク161、アフィリエイテッドAP113(AP3)とアフィリエイテッド非AP STA132(B2)との間の第2リンク162、及び、アフィリエイテッドAP114(AP4)とアフィリエイテッド非AP STA133(B3)との間の第3リンク163である。
リンクがセットアップされ、機能性(capabilities)が交換されると、非AP MLD120、130は、それらが帰属するAP MLD110とマルチリンクオペレーション(MLD)を実行する。MLOの一例は、フレームの交換(上りリンク及び/又は下りリンク通信)である。
MLOの間、他のBSSから入ってくる干渉、1つ又は複数のリンク上での輻輳、データトラフィック負荷の変化等の様々な理由により、ネットワーク100の実行時に、セットアップリンク上でのいくつかの変更が必要となりうる。
802.11-21/534r3文書で説明されるMLリコンフィグレーション手順により、ディスアソシエーションなしで、非AP MLDとその帰属するAP MLDとの間のリンクの設定を変更することができる。これは、非AP MLDが手順全体を通してその帰属状態を維持したまま、AP MLDと帰属する非AP MLDが、マルチリンク(ML)設定、又は、アフィリエイテッドSTA間のリンクのセットを変更できる、アソシエーション後の手順のセットである。
例えば、非AP MLDは、自身が帰属するAP MLDに対して、複数のリンクの追加及び/又は削除を要求でき、AP MLDは、そのマルチリンクオペレーションに複数のAPを追加し、又は、複数のAPを削除することができ、AP MLDは、帰属する非AP MLDに対して1つ以上のリンクの削除を通知でき、AP MLDは、帰属する非AP MLDに対して、複数のリンクの追加及び/又は削除を求めることができ、推奨する設定を提供することができる。
管理フレーム、つまりML Reconfiguration Request及びML Reconfiguration Responseフレームは、追加された、削除された、及び、変更されたリンクに関するパラメータのみを含んで使用される。その再構成の要求は、非AP MLDにより開始されうる。
その管理フレームは、有効化されたリンクで交換されることができ、その間に、他のリンクの上で並行してデータが交換され、及び/又は、非AP MLDと帰属するAP MLDとの間で新たなリンクが追加される。
図2は、AP MLD110と非AP MLD120との間のML伝送を確立する際の、MLディスカバリとMLセットアップ手順の動作のための管理フレームのシーケンスの一例を示す。
ML伝送を確立するために、非AP MLDは、AP MLD110により提案される可能なリンクを取得するための、MLディスカバリ手順210を開始する。これは、1つ以上の周波数帯域(典型的には、2.4GHz、5GHz及び6GHz帯)の周波数チャネル上でのパッシブな及び/又はアクティブなスキャニング動作を通じて実行されうる。
(図で(a)とラベルづけされた)パッシブスキャニングは、AP MLD110のアフィリエイテッドAPによりそれらが動作するチャネル上で周期的に送信されるML Beaconフレーム213-1、213-2、213-3及び213-4を聞くことにより構成される。アフィリエイテッドAPのそれぞれ、又は一部、又は全ては、ML Beaconフレームをそれ/それらが動作するチャネル上で周期的に送信する。
ML Beaconフレームは、アフィリエイテッドAP111、112、113及び114の全てのプロファイルを知らせる。そのため、非AP MLDは、単一のML Beaconフレームを受信して、全てのアフィリエイテッドAPのネットワーク特性を把握し、セットアップされるリンクを要求することができる。例において、非AP MLD120は、アフィリエイテッドAP112からのML Beaconフレーム213-2を、アフィリエイテッド非AP STA A2を介して受信する。
アフィリエイテッドAPから送信されたML Beacon213は、802.11ax(例えば、IEEE P802.11ax/D8.0(2020年10月))で規定されたBeaconフレームがIEEE P802.11be/D1.0で規定されたBasic variant Multi-Linkエレメントにより拡張されたものである。特に、Basic variant Multi-Linkエレメントは、AP MLD110に帰属する各APの完全又は部分的なPer-STA Profileを運ぶ。
Basic variant Multi-Linkエレメントのフォーマットは、図3を参照して以下に説明される。
(図において(b)でラベルづけされた)アクティブスキャニングは、非AP MLDとAP MLD間の管理フレームの交換により構成される。特に、非AP MLDは、(そのアフィリエイテッド非APステーションを介して)アフィリエイテッド非APステーション121、122及び123によりスキャニングされる対応する複数のチャネル上で、1つ以上のML Probe Requestフレーム211を送信しうる。非AP MLDは、それから、AP MLDからの(それぞれの動作チャネル上のアフィリエイテッドAPからの)ML Probe Responseフレーム212の受信を聞く。ML Probe Requestフレーム211は、各アフィリエイテッド非APステーションにより、それが設定された動作チャネル上で、送信されうる。
ML Probe Requestフレーム211により、アフィリエイテッド非APステーションは、アフィリエイテッドAPに対して、その応答において、それ自身のネットワーク情報(例えば、プロファイル)に加えて、同一のAP MLDに帰属する他のAPの完全又は一部の機能と動作の要素(ネットワーク情報又はプロファイル)を含むよう要求できる。
管理フレーム交換を実行するアフィリエイテッドステーションは、“報告側”アフィリエイテッドステーションと呼ばれ、同一のMLDの他のアフィリエイテッドSTAは、“被報告側”アフィリエイテッドステーションと呼ばれる。
そのため、図2の例では、報告側アフィリエイテッド非APステーション122(A2)は、ML Probe Requestフレーム211を報告側アフィリエイテッドAP112(AP2)に送信し、AP2のネットワーク情報(プロファイル)と、被報告側アフィリエイテッドAP111、113、114(AP1、AP3、AP4)のネットワーク情報とを取得する。例は、報告側アフィリエイテッドステーションとしてAP2 112とステーションA2 122を示すが、同じ動作チャネル上で動作する任意の他のアフィリエイテッドステーションのペア(例えば、AP4とA3)が、報告側アフィリエイテッドステーションとして使用されうる。
報告側アフィリエイテッドAPにより送信されたML Probe Responseフレーム212は、802.11ax(例えば、IEEE P802.11ax/D8.0(2020年10月))において規定されたProbe Responseフレームが、図3に示されるようなIEEE P802.11be/D1.0で規定されたBasic variant Multi-Linkエレメントで拡張されたものである。特に、Basic variant Multi-Linkエレメントは、ML Probe Requestフレーム211で対象とされた各被報告側アフィリエイテッドAPの完全又は部分的なPer-STA Profileを運ぶ。
ML Probe Responseフレーム212又はML Beaconフレーム213の802.11axフィールドは、従来の方法で使用され、例えば、AP MLD110の報告側アフィリエイテッドAP(ここではAP2 112)のネットワーク情報(プロファイル)を運ぶ。さらに、MACヘッダのAddress 1フィールドは、任意の非AP MLDが、このフレーム(ML Probe Responseフレーム又はML Beaconフレームによらず)からアフィリエイテッドAPのプロファイルを取得できるように、ブロードキャストアドレスに設定されうる。
図3のBasic variant Multi-Linkエレメント300は、Element IDフィールド301、Lengthフィールド302(オプションのフィールドの存在の有無とフィールド330におけるPer-STA Profileの数を把握可能とする)、Element ID Extensionフィールド303、Multi-Link Controlフィールド310、Common Infoフィールド320及びオプションのLink Infoフィールド330を含む。
Multi-Link Controlフィールド310は、Typeサブフィールド311、Reservedサブフィールド312及びPresence Bitmapサブフィールド340を含む。Typeサブフィールド311は、Multi-Linkエレメント300がBasic variant MLエレメントであることを通知するため、値が1に設定される。
Presence Bitmapサブフィールド340は、どのサブフィールドがCommon Infoフィールド320に含まれるか、を示すために使用される。Presence Bitmapサブフィールド340は、そのように、MLD MAC Address Presentサブフィールド341、Link ID Info Presentサブフィールド342、BSS Parameter Change Count Presentサブフィールド344、Medium Synchronization Delay Information Presentサブフィールド344、EML Capabilities Presentサブフィールド345、MLD Capabilities Presentサブフィールド346及びReservedサブフィールド347を含む。
MLD MAC Address Presentサブフィールド341は、Common Infoフィールド320にMLD MAC Addressフィールドが存在する場合は1に設定され、それ以外、このサブフィールドは0に設定される。
Link ID Info Presentサブフィールド342は、Common Infoフィールド320にLink ID Infoサブフィールドが存在する場合は1に設定され、それ以外、Link ID Info Presentサブフィールドは0に設定される。
BSS Parameter Change Count Presentサブフィールド343は、Common Infoフィールド320にBSS Parameter Change Countサブフィールドが存在する場合は1に設定され、それ以外、BSS Parameter Change Count Presentサブフィールドは0に設定される。
Medium Synchronization Delay Information Presentサブフィールド344は、Common Infoフィールド320にMedium Synchronization Delay Informationサブフィールドが存在する場合は1に設定され、それ以外、Medium Synchronization Delay Information Presentサブフィールドは0に設定される。
EML Capabilities Presentサブフィールド345は、Common Infoフィールド320にEML Capabilitiesサブフィールドが存在する場合は1に設定され、それ以外、EML Capabilities Presentサブフィールドは0に設定される。
MLD Capabilities Presentサブフィールド346は、Common Infoフィールド320に、MLD Capabilitiesサブフィールドが存在する場合は1に設定され、それ以外、MLD Capabilities Presentサブフィールドは0に設定される。
Present Bitmapサブフィールド340により規定された値に従って、Common Infoフィールド320は、オプションのMLD MAC Addressサブフィールド321、Link ID Infoサブフィールド322、BSS Parameter Change Countサブフィールド323、Medium Synchronization Delay Informationサブフィールド324、EML Capabilitiesサブフィールド325及びMLD Capabilitiesサブフィールド326を含む。
それらの様々なフィールドは、D1.0規格において説明される。例えば、Link ID Infoサブフィールド322は、Link IDサブフィールド322a及びReservedフィールド322bを含む。Common InfoフィールドにおけるLink ID Infoサブフィールドは、非APステーションにより送信された管理フレームのBasic variant Multi-Linkエレメントには、存在しない。Link IDサブフィールド322aは、Basic variant Multi-Linkエレメントが、AP MLD110により送信された管理フレームの場合、報告側アフィリエイテッドAPのリンクIDを運ぶ。
Link Infoフィールド330は、Subelement350のセット331を含む。Basic variant Multi-Linkエレメントでは2つのサブエレメントフォーマットのみが利用でき、第1のフォーマットは、Subelement IDが、0に設定されること(Per-STA Profileサブエレメントに対応する)により識別され、第2のフォーマットは、Subelement IDが、221に設定されること(Vendor Specificサブエレメントに対応する)により識別される。Per-STA Profileサブエレメントは、被報告側アフィリエイテッドAPのプロファイルを運ぶために使用される。このように、それは、被報告側アフィリエイテッドAPのネットワーク情報を知らせるために、報告側アフィリエイテッドAPにより使用される。各Per-STA Profileサブエレメント350は、1つの特定の被報告側アフィリエイテッドAP(例えば1つの特定のリンクID)を特定するために使用される。
図4で示されるように、Per-STA Profileサブエレメント350は、0に設定されたSubelement IDサブフィールド351、Lengthサブフィールド352、STA Controlサブフィールド360、STA Infoサブフィールド354、及び、STA Profileサブフィールド355を含む。これらのフィールドは、D1.0規格において定義される。
STA Controlサブフィールド360は、Link IDサブフィールド361、Complete Profileサブフィールド362、MAC Address Presentサブフィールド363、Beacon Interval Presentサブフィールド364、DTIM Info Presentサブフィールド365、NSTR Link Pair Presentサブフィールド366、NSTR Bitmap Sizeサブフィールド367、及び、Reservedフィールド368を含む。Link IDサブフィールド361は、Per-STA Profileサブエレメント350に対応する被報告側アフィリエイテッドAP(例えば、同一のPer-STA Profileサブエレメント350のSTA Profileサブフィールド355において、そのプロファイルが規定された被報告側アフィリエイテッドAP)のリンクIDを運ぶ。
STA Infoフィールド354は、STA Controlフィールド360のサブフィールド363-367によりその存在が示された、ゼロ以上のフィールドにより構成される。STA Infoフィールドにおけるそのサブフィールドは、STA Controlフィールドにおける対応するPresenceサブフィールドと同じ順番で現れる。
STA Profileサブフィールド355は、要求されたネットワーク情報を運び、例えば、Link IDサブフィールド361において特定されたリンクIDである被報告側アフィリエイテッドAPのプロファイルである。
被報告側アフィリエイテッドAPの数と同じ数のPer-STA Profileサブエレメント350が提供される。
図2に戻り、MLディスカバリ手順は、非AP MLD120にAP MLD110のアフィリエイテッドAPのネットワーク情報を提供する。そして、非AP MLD120は、“セットアップリンク”と呼ばれ、ML伝送に含まれるリンクをセットアップするためのMLセットアップ手順220を開始しうる。MLセットアップ手順は、非AP MLD120に帰属する報告側非APステーション(例におけるA2 122)とAP MLD110に帰属する報告側AP(例におけるAP2 112)との間のML Association Request及びML Association Responseフレームにより構成される。MLセットアップ手順において、報告側ステーションは、MLディスカバリ手順における報告側ステーションと同一であってもよく、異なっていてもよい。
ML Association Request221の準備のため、報告側アフィリエイテッド非APステーションA2は、MLディスカバリ手順210の間に取得したネットワーク情報に基づいて、(報告側アフィリエイテッドAP AP2を介して)AP MLD110にどの候補セットアップリンクを要求すべきかを決定する。
候補セットアップリンクが把握されると、非AP MLDは、それらのリンクをセットアップするように、AP MLD110に要求する。これは、非AP MLDの任意の(報告側)アフィリエイテッド非APステーションにより、MLセットアップが要求されるAP MLDのアフィリエイテッドAPとの候補セットアップリンクを通知するML Association Requestフレーム221が送信されることにより、実行される。
ML Association Requestフレーム221は、802.11ax(例えば、IEEE P802.11ax/D8.0(2020年10月))において規定されるAssociation Requestフレームを図3に示されるようなIEEE P802.11be/D1.0で規定されたBasic variant Multi-Linkエレメント300で拡張したものである。特に、Link Infoフィールド330は、セットアップが要求された候補セットアップリンクを示す。Link Infoサブフィールド330は、Per-STA Profileサブフィールド350のセット331により構成され、各Per-STA Profileエレメントは、要求された候補セットアップリンクの1つを規定する。より正確には、Per-STA Profile350のLink IDサブフィールド361は、関係する候補セットアップリンクに対応するアフィリエイテッドAPのリンクIDが設定される。Complete Profileサブフィールド362が1に設定され、STA Profileサブフィールド355は、関係する候補セットアップリンクに対応するアフィリエイテッド非APステーションの全てのネットワーク情報要素を含む。{Link IDサブフィールド361、STA Profileサブフィールド355}のペアは、アフィリエイテッドAPとアフィリエイテッド非APを示し、所望のリンクを規定する。
図3-4において多数のフィールドが説明されるが、フィールドの一部は省略されてもよく、他の一部は追加されてもよい。
図2に戻り、同様のML Association Request221が、非AP MLD130のアフィリエイテッド非APステーション133により送信されてもよく、それは、(例えば、図1に示される)アフィリエイテッド非AP STAとAP MLD110のアフィリエイテッドAPとの間の候補セットアップリンクを規定する。
図1のシナリオにおいて、非AP MLD120は、3つのリンク(151、152,153)を確立するよう要求し、非AP MLD130は、また、3つのリンク(161から163)を要求する。AP MLD110は、非AP MLD120、130のリンク提案を受け入れ、又は、拒絶しうる。AP MLD110は、ML Association Request221の受信に応答するML Association Responseを送信することにより、その決定を提供する。そのシナリオでは、全ての要求された候補セットアップリンクが受け入れられ、そして有効化(例えば、セットアップ)される。
したがって、ML Association Request221を受信すると、AP MLD110は、MLO伝送のために受け入れられた、要求された候補セットアップリンクを示すML Association Response222で応答する。ML Association Response212は、ML Association Request221を受信したアフィリエイテッドAPにより送信される。
ML Association Response222は、802.11ax(例えば、IEEE P802.11ax/D8.0(2020年10月))において規定されるAssociation Responseフレームを、図3に示されるIEEE P802.11be/D1.0で規定されるものと同様のBasic variant Multi-Linkエレメントで拡張したものである。
Link Infoサブフィールド330は、セットアップのために受け入れられた候補リンクに対応するPer-STA Profile350のセット331を含み、各Per-STA Profile350は、受け入れられた候補リンク(例えば、アフィリエイテッドAP)に対応する。所定の受け入れられた候補セットアップリンクについて、Link IDサブフィールド361は、受け入れられたセットアップリンクのアフィリエイテッドAPのリンクIDが設定され、Complete Profileサブフィールド362は1が設定され、STA Profileサブフィールド355は、受け入れられた候補リンクのアフィリエイテッド非APステーションの完全なネットワーク情報を含む。
非AP MLD120とAP MLD110との間のMLセットアップ手順は、このように1つ以上のセットアップリンクの確立により終了する。この状況において、非AP MLD120は、AP MLD110に帰属した状態となり、複数の有効化されたリンクの上で無線通信するためのAIDが割り当てられる。非AP MLD120は、それから、確立されたセットアップリンクを介して、ML送信/受信のためにアフィリエイテッド非APステーションを設定する。
次に、マルチリンクオペレーション(MLO)230(例えばフレームの交換)が、確立されたセットアップリンク上で実行されうる。
MLO230の間、AP MLD110及び/又はAP MLD120は、リンク設定の変更(例えば、新たなリンクの追加、リンクの削除、リンクの変更等)を決定しうる。そのために、再構成を要求するMLDは、ML Reconfiguration Requestフレーム241を他のMLDに送信する。
示されたシナリオでは、非AP MLD120は、非AP STA A3123を介して、再構成を開始する。再構成は、他のリンクでデータ伝送が行われている間にも発生するする可能性がある(例えば、ここでは151及び152は、再構成による影響を受けない)。
AP MLD110(及び、より一般的には宛先MLD)は、非AP MLD120の再構成提案を受け入れ、又は、拒絶しうる。それは、ML Reconfiguration Request241の受信に応答してML Reconfiguration Response242を送信することにより、その決定を提供する。
IEEE 802.11-21/534r3において規定されるように、ML Reconfiguration Request及びResponseフレームは、Protected EHT Actionフィールドがそれぞれ7及び8に設定されたProtected EHT Actionフレームとして規定される。それは、管理フレームに適合でき、IEEE 802.11-21/534r3で規定されるReconfiguration variant Multi-Linkエレメントを含む。
MLディスカバリの間にAP MLDにより送信されたML managementフレームは、通常、全てのアフィリエイテッドAPのプロファイルを報告する。特に、全てのML Beaconフレーム213は、全てのアフィリエイテッドAPのプロファイルを運ぶ。AP MLDの複数のチャネル上でのこれらの重複は、データ伝送のために利用可能なネットワーク帯域幅を、実質的に低減する。したがって、この状況を改善する必要がある。
この発明は、AP MLDのアフィリエイテッドAPの1つが、特に、管理及び制御フレームに関する特定の伝送の処理のために選択されることを提案する。例えば、全てのアフィリエイテッドAPのプロファイルを運ぶML Beaconフレームは、この特定の“管理”アフィリエイテッドAPによりブロードキャストされてよく、一方、他のアフィリエイテッドAPは、例えば完全なML Beaconフレームがどこにあるかを示す、より軽いML Beaconフレームをブロードキャストしうる。
そのような特定のアフィリエイテッドAPは、管理アフィリエイテッドAP(management affiliated AP)、又は、管理AP(management AP)と呼ばれうる。それにより確立された任意のリンクは、同様に管理リンク(management link)と呼ばれうる。
そのような報告側管理APにより送信された管理フレームは、アフィリエイテッドAPの1つが、全てのアフィリエイテッドAPのプロファイルを提供する管理APであることを通知することがわかる。例えば、それは、どのリンクIDが、そのような管理AP又は管理リンクを規定するか、を通知しうる。
そのような管理フレームを受信する非AP MLDは、必要であれば、そのアフィリエイテッドAPのプロファイルを、その管理APから取得するために、その管理APに接続しうる。
そのため、他の例えば非管理のアフィリエイテッドAPにより送信される管理フレームは、もはや全てのプロファイルを提供する必要がなく、例えば、報告側非管理アフィリエイテッドAPのプロファイルと、非AP MLDがプロファイルを取得するために接続するアフィリエイテッドAPを把握するための、管理APのプロファイルのみを提供しうる。
言い換えると、AP MLDは、管理フレームにおいて、AP MLDが管理AP(リンク)で動作するか否かを示す。例えば、AP MLDに帰属するAPにより送信された各ML Beaconフレームは、AP MLDが、管理AP(リンク)で動作するか否かを示す。肯定的には、アフィリエイテッドAPにより送信された各ML Beaconフレームは、AP MLDに帰属するどのAPが管理APに対応するかを、リンクID識別子を用いて報告しうる。さらに、アフィリエイテッドAPにより送信された各ML Beaconフレームは、非AP MLDの非APステーションの1つが、管理APに接続して送信するために十分な最小限の情報を報告しうる。
図5を参照し、管理フレームにおける管理APのシグナリングの例を説明する。このシグナリングの例では、AP MLD110により送信された管理フレームのBasic variant Multi-Linkエレメントにおいてシグナリングが提供される。したがって、少なくともBeaconフレーム213及びProbe Responseフレーム212において適用される。図3におけるBasic variant MLエレメント300と同様のフィールド及びサブフィールドには、同じ数字参照がラベル付けされる。
第1のフィールドは、AP MLDが、管理APを実装するか否かを規定する。図の例では、Common Infoフィールド320のPresence Bitmapサブフィールド340が追加のサブフィールドであるManagement Link IDInfo Presentサブフィールド500を含む。それは、1ビットの値であることが好ましい。例えば、AP MLDが管理リンクと動作しないこと(例えば、管理アフィリエイテッドAPを実装しないこと)を示すために0の値が設定される。AP MLDが管理リンクと動作すること(したがって少なくとも1つのアフィリエイテッドAPが管理APであること)を示すために1の値が設定される。
管理リンクが動作する場合、第2のフィールドは、管理APを一意に特定するリンクIDを格納する。例えば、Management Link ID Info Presentサブフィールド500が1に設定される場合、Common Infoフィールド320は、対応するManagement Link ID Infoサブフィールド520を含む。Management Link ID Info Presentサブフィールド520は、管理アフィリエイテッドAPのリンクIDを格納する。
いくつかの実施形態では、AP MLDが、そのアフィリエイテッドAPの中から1つだけの管理APを実装する。その場合、Management Link ID Infoサブフィールド520は、その管理APのリンクIDを格納する。
他の実施形態では、AP MLDは、そのアフィリエイテッドAPの中で複数の管理APを実装しうる。例えば、周波数帯ごとに1つの管理APが提供されうる。その場合、Management Link ID Infoサブフィールド520は、Basic variant Multi-Linkエレメント300を運ぶ管理フレームを送信しようとしている報告側アフィリエイテッドAPと同じRF帯に属する管理APのリンクIDを格納する。
Management Link ID Infoサブフィールド520は、管理フレームを受信する任意の非AP MLDが、報告側アフィリエイテッドAP(例えば、管理フレームを送信しているAP)が管理APであるかを判定するために役立つ。これは、Management Link ID Infoサブフィールド520のリンクIDと、報告側アフィリエイテッドAPを一意に識別するリンクIDを格納する別のフィールド322(図3)又は510(図5)のリンクIDとを比較することにより実行されうる。
Management Link ID Infoサブフィールド520とLink ID Infoサブフィールド510の2つの実装が提案される。
(図5の上部で(a)とラベル付けされている)第1の実装では、Link ID Infoサブフィールド510は、従来のLink ID Infoサブフィールド322であり、Management Link ID Infoサブフィールド520が(D1.0規格と比較して)追加的なサブフィールドであり、管理APの識別子であるリンクIDが設定されたManagement Link IDサブフィールド520aとオプションのReservedサブフィールド520bにより構成される。
(図5の上部で(b)とラベル付けされている)第2の実装では、D1.0規格に規定されたCommon Infoフィールド320の長さを変更せず、4ビットで符号化された管理APの識別子であるリンクIDを運ぶために、Link ID Infoフィールド322のReservedサブフィールド322bが使用される。Reservedサブフィールド322bは、Management Link IDサブフィールドに変更される。
図3を参照して説明したように、Link Infoフィールド330は、(おそらくProbe Requestフレーム211において要求されるように)全ての被報告側アフィリエイテッドAPのプロパティを運ぶPer-STA Profileサブエレメント350のセット331を含む。従来の802.11axの管理フレームのフィールドも、報告側アフィリエイテッドAPのプロファイルを含む。
報告側アフィリエイテッドAPが管理APである場合、それが送信する管理フレーム(したがって、Basic variant Multi-Linkエレメント300)は、従来行われていたように、(MLエレメント300の外にある従来の802.11axフィールドにおける自身のプロファイルに加えて)他のアフィリエイテッドAP全てのプロファイルを知らせる。
報告側アフィリエイテッドAPが管理APでない場合(“非管理”AP)、それが送信する管理フレーム(したがって、Basic variant Multi-Linkエレメント300)は、(従来の802.11axフィールドの)自身のプロファイルに加えて、管理APのプロファイル(例えば、管理APの1つ以上のプロファイル)のみを知らせる。
いくつかの実施形態では、AP MLDは、そのアフィリエイテッドAPの中から1つの管理APのみを実装する。その場合、Link ID Info330は、その単一の管理AP専用の単一のPer-STA Profileサブエレメント350を含む。
他の実施形態では、AP MLDは、そのアフィリエイテッドAPの中で複数の管理APを実装する。その場合、Link Infoフィールド330は、1つがそれぞれ管理APの専用となる複数のPer-STA Profileサブエレメント350を含む。好ましくは、管理フレームを送信しようとしている報告側アフィリエイテッドAPと同じRF帯に帰属する管理APが、セット331の最初に宣言される
Per-STA Profileサブエレメント350は、プロファイルされるアフィリエイテッドAPを考慮して、従来の方法で埋められる。
この例では、管理APのプロファイルは、管理フレームのBasic variant Multi-Linkエレメント300のLink Infoフィールド330に含まれるPer-STAフィールド350により運ばれる。
図6に示された変形では、管理APのプロファイルは、管理フレームのBasic variant Multi-Linkエレメント300のLink Infoフィールド330に含まれる、新たに規定されたSubelement600(つまりPer-Management-STAフィールド)において運ばれる。Per-Management-STA Profileサブエレメント600は、0および221とは異なる値(例えば1)に設定されたSubelement IDサブフィールド351を有し、したがって、例えば、D1.0規格と比較して新たなタイプのサブエレメントであるPer-Management-STA Profileサブエレメントを定義する。
この変形により、管理APのより軽いプロファイルを提供でき、管理APに接続するために非AP MLDが必要とする情報を最低限に削減しうる利点がある。
好ましくは、非管理APにより送信された管理フレームのみが、そのようなPer-Management-STA Profileサブエレメント600を含む。
必要に応じて、Per-Management-STA Profileサブエレメント600は、関係する管理APのリンクIDをさらに含みうる。その場合、Management Link ID Info Presentサブフィールド500及び対応するManagement Link ID Infoサブフィールド520は、省略されうる。実際、そのような(Subelement IDサブフィールド351が1に設定された)Per-Management-STA Profileサブエレメント600の存在を検出することにより、非AP MLDは、報告側アフィリエイテッドAPが管理APではなく、管理APはPer-Management-STA Profileサブエレメントにおいて定義されることを把握する。
図6の例では、Per-Management-STA Profileサブエレメント600は、1に設定されたSubelement IDサブフィールド351、Lengthサブフィールド352及びManagement AP Profileサブフィールド610を含む。必要に応じて、Per-Management-STA Profileサブエレメント600は、さらに関係する管理APのリンクIDを含みうる。
Management AP Profileサブフィールド610は、AP MLDのアフィリエイテッド非APステーションの1つによる、管理APとの送信が開始されるために十分な最低限の情報を少なくとも含む。
例えば、それは、関係する管理APの動作クラス(例えば、周波数帯、一例として2.4GHz、5GHz、6GHzの中から)を規定する第1のサブフィールドである図のManagement Operating Classサブフィールド611と、アフィリエイテッドAPの動作チャネル(その周波数帯の中の)を規定する第2のサブフィールドである図のManagement Operating Channelサブフィールド612とを含む。
例では、これらの2つのサブフィールド(及び必要に応じてLink IDサブフィールド)のみが提供される。他の実施形態では、管理APのBSSIDが、第3及び最後のフィールドにおいても提供されうる。さらに他の実施形態では、管理APを規定する追加のフィールドが提供されうる。
例えば、図7に示されるような実施形態では、Management AP Profileサブフィールド610は、必要に応じて、管理APのBSSIDを規定する第3のサブフィールドであるBSSID613と、全てのアフィリエイテッドAPのプロファイルを提供する次の(ML)Beaconフレームを関連する管理APが送信するスケジュールされた時間を示す第4のサブフィールドである、Management AP TBTT(Target Beacon Transmission Time) Offsetサブフィールド614をさらに含む。
そのようなManagement AP TBTT Offsetサブフィールド614により、管理フレームを受信している非AP MLDは、管理AP又はその複数(実装される場合)からの完全ML Beaconフレーム(アフィリエイテッドAPのプロファイルの全てを伴う)の受信が期待できる時間を把握できる。その場合、非AP MLDは、Management AP TBTT Offsetサブフィールドに基づいて、管理APからアフィリエイテッドAPのプロファイルを取得するために、管理APからの次のBeaconフレームを待機するか、管理APにProbe Requestフレームを送信するかを、決定しうる。それは、また、(複数のPer-Management-STA Profileサブエレメント600を通して宣言された管理APが複数ある場合に)例えば、できるだけ早く完全ML Beaconフレームを受信するために、聞くべき管理APがどれであるかを決定しうる。
Management AP TBTT Offsetサブフィールド614は、D1.0規格のNeighbor AP TBTT Offsetサブフィールドと同じ方法で、規定されうる。
図8は、AP MLD110に帰属する報告側APにおける一般的なステップを、フローチャートを用いて示す。同じステップが、AP MLD110のそれぞれの及び全てのアフィリエイテッドAPにより実行されうる。
処理は、従来のようにアフィリエイテッドAPのプロファイルを提供するために、ML managementフレームが生成されるときに開始する(ステップ800)。これは、ML Beaconフレーム213及びML Probe Responseフレーム212を含む。いくつかの実施形態では、アフィリエイテッドAPにより送信されたML Beaconフレームのみが、この方法で扱われうる(ML Probe Responseフレームは従来のもののままである)。
管理フレームが用意される必要がある場合、AP MLDは、ステップ805において、管理AP(又は管理リンク)を実装するかどうかを確認する。これは、例えばRF帯ごとに1つの、複数の管理APを含みうる。
テスト805が否定である場合、AP MLDは、ステップ810において、Basic variant Multi-Linkエレメント300のMulti-Link Controlフィールド310のManagement Link ID Info Presentサブフィールド500を、0に設定する。したがって、Common Infoフィールド320及びLink Infoフィールド330は、ステップ915において従来通りに用意される。その管理フレームは、これで送信の準備ができる。
テスト805が肯定である場合、AP MLDは、ステップ820において、Basic variant Multi-Linkエレメント300のMulti-Link Control310のManagement Link ID Info Presentサブフィールド500を1に設定し、対応するCommon Infoフィールド320のManagement Link ID Info Presentサブフィールド520を管理APの識別子であるリンクIDに設定する。AP MLD110において、複数の管理APが提供される場合、被報告側アフィリエイテッドAP(同じAPでありうる)と同じRF帯で動作している管理APリンクIDが、Subfield520において示されることが好ましい。
管理APは、それゆえに、管理フレームにおいてシグナリングされる。
ステップ820の次に、テスト825は、(管理フレームを構築し、図のステップを実行する)被報告側アフィリエイテッドAPが、管理APであるか否かを確認する。
肯定の場合、可能な限り従来の完全ML managementフレームを送信することが好ましい。そのため、処理は、管理フレームの他のフィールド(特にLink Infoフィールド330)が、従来通りに準備されるステップ815に進む。特に、Link Infoフィールド330は、全ての被報告側アフィリエイテッドAP(又は、ML Probe Responseフレーム212の場合に非AP MLDから要求された被報告側アフィリエイテッド)を規定する、Per-STA Profileサブエレメントのセット331を含む。これは、管理アフィリエイテッドAPにより用意されたML Beaconフレームが、全てのアフィリエイテッドAPのプロファイルを知らせることを意味する。
テスト825が否定の場合、報告側非管理APの(MLエレメント300の外側にある、そのフレームの従来の802.11axフィールドに含まれる)プロファイルに加えて、管理APの1つ以上の管理プロファイルのみが通知される軽いML managementフレームを送信することが好ましい。そのため、処理はステップ830に進み、そこでは管理プロファイルのみを含むセット331でLink Infoフィールド330が用意される。
上述したように、セット331は、Per-STA Profileサブエレメント350の1つ以上により、構成されうる。変形例では、それは、Per-Management-STA Profileサブエレメント600の1つ以上により、構成されうる。
複数の管理APが、AP MLD110において実装される場合、セット331における第1のPer-STA Profileサブエレメント350又はPer-Management-STA Profileサブエレメント600は、(そのリンクIDを介して)Management Link IDサブフィールド520において示されるものでありうる。好ましくは、報告側APと同じRF帯に属する管理APに対応する。
ステップ815又はステップ830の後で管理フレームの準備が整うと、ステップ940において、管理フレームは、報告側APが動作している周波数帯及びチャネル上で送信される。
(例えば、図8に従って処理されない)他の管理フレームは、従来の方法で取り扱われる。
図8の軽微な変形では、(関係する管理APの識別子であるリンクIDを含む)Per-Management-STA Profileサブエレメント600が、非管理アフィリエイテッドAPにより送信される管理フレームで使用される場合、ステップ810及び820が省略されうる。実際、上記で説明されるように、Link Infoフィールド330を含むサブエレメントの特定のフォーマットにより、報告側アフィリエイテッドAPが管理APであるか否かを管理フレームにより把握できる。Per-Management-STA Profileサブエレメント600は、管理APのプロファイルを含む。
この変形では、ステップ815は、従来のPer-STA Profileサブエレメント350を構築し、一方、ステップ930は、Per-Management-STA Profileサブエレメント600を構築する。
図9は、非AP MLDに帰属する報告側アフィリエイテッド非APステーションにおける一般的なステップを、フローチャートを用いて示す。同じステップが、非AP MLDのアフィリエイテッド非APステーションのそれぞれ又は全てにより実行されうる。
処理は、ステップ900において、AP MLDの報告側アフィリエイテッドAPにより管理フレームが受信されることにより、開始する。上述したように、これは、パッシブスキャニングの間のML Beaconフレーム213、又は、アクティブスキャニングの間のML Probe Responseフレーム212でありうる。
ステップ910において、非AP MLDは、受信した管理フレームから、Basic variant Multi-Linkエレメント300を抽出する。
次に、ステップ915において、非AP MLDは、AP MLDが管理APと動作するか否かを確認する。これは、例えば、Management Link ID Info Presentサブフィールド500が1に設定されていることを確認することにより、実行される。
上記で紹介された変形では、この確認は、Link Infoフィールド330がPer-Management-STA Profileサブエレメント600のみを含む(すなわち、AP MLDが管理APと動作する)か、Per-STA Profileサブエレメント350のみを含むか(すなわち、AP MLDが管理APと動作しない)を検証することにより、構成されうる。
AP MLDが管理APと動作しない場合、次のステップは920であり、報告側アフィリエイテッドAP(この報告側アフィリエイテッドAPからの管理フレームが受信された)との従来のMLディスカバリ及びセットアップ手順が実行される。
AP MLDが管理APと動作する場合、次のステップは925であり、非AP MLDは、報告側アフィリエイテッドAPが管理AP(又は管理APが複数ある場合は、複数の管理AP)であるか否かを確認する。
これは、Management Link ID Infoサブフィールド520において特定されるリンクIDを取得し、Link IDフィールド322aにおいて特定される報告側アフィリエイテッドAPのリンクIDと比較することにより、実行される。2つのリンクIDの値が等しい場合、報告側アフィリエイテッドAPは、管理APである。
上記で紹介された変形では、この確認は、Link IDフィールド322aで特定された報告側アフィリエイテッドAPのリンクIDが、Link Infoフィールド330における第1の(又は任意の)Per-Management-STA Profileサブエレメント600におけるリンクIDに、対応するか否かを検証することにより構成されうる。
肯定(報告側アフィリエイテッドAPが管理AP)の場合、管理フレームを受信した報告側アフィリエイテッド非APステーションは、ステップ930において管理非APステーションとして宣言され、したがって、管理APと管理リンクを規定する。MLセットアップ手順は、その後に、ステップ970で、管理リンク上で実行されうる。実際、ML managementフレームがこの管理リンクを介して受信されると、それは、AP MLDに帰属する全てのAPを検出するために必要な全ての情報を含み、MLセットアップ手順が開始されうる。
確認925で否定の場合、非AP MLDは、AP MLDの管理APと現在はやりとりしない。したがって、ステップ940において、非AP MLDは、受信したML managementフレームのLink Infoフィールド330に含まれる、管理APのネットワーク情報を取得する。この情報は、Link Infoフィールド330のPer-STA Profileサブエレメント350又はPer-Management-STA Profileサブエレメント600のいずれかの中の管理APのプロファイルに格納される。
いずれかの実施形態において、非AP MLDは、管理APのOperating Class611及びOperating Channel612を取得する。
次に、ステップ950において、非AP MLDは、そのアフィリエイテッド非APステーションの1つを、その管理アフィリエイテッド非APステーションとして、割り当てる。そのようにするために、非AP MLDは、そのアフィリエイテッド非APステーションを取得したオペレーティングクラス(周波数帯)とチャネルで設定する。
次に、ステップ960において、MLディスカバリ手順が、管理アフィリエイテッド非APステーションにより、管理リンク上で起動される。これは、アソシエーション手順を実行するために、非AP MLDが、ある報告側アフィリエイテッド非APステーションから、管理APと管理フレームを交換するための他のアフィリエイテッド非APステーションに切り替えることを意味する。
例えば、それは、上述したように、ML Probe Requestフレーム211を送信する。実際、ステップ900における管理フレームは、AP MLDに帰属する全てのAPのプロファイルを含まない。
変形では、管理アフィリエイテッド非APステーションは、単に、管理APから送信される次のML Beaconフレーム213を待ちうる。
非AP MLDは、例えば、ステップ900において受信した管理フレームにおいて示されるManagement AP TBTT Offsetサブフィールド614に応じて、その2つの変形の間での決定をしてもよい。
アフィリエイテッドAPのプロファイルが把握されると、次のステップは、管理APと管理アフィリエイテッド非APステーションとの間で、管理リンク上でMLステップ手順を実行するステップ970である。
本発明のこのアプローチでは、AP MLDが管理リンクと動作すると、他のリンクの帯域幅をリリースする代わりに、AP MLDは、管理又は制御に関連するトラヒックを管理リンクに集中させる。
上記の例に示されるように、非AP MLDは、AP MLDと管理リンクで接続されなければならない。これは、非AP MLDのアフィリエイテッド非APステーションの1つが、管理APに割り当てられなければならないことを意味する。これができない場合、非AP MLDは、AP MLDに帰属できず、MLアソシエーション手順の間に、この非AP MLDは拒否されると判定されうる。
いくつかの実施形態では、各非AP MLDは、AP MLDに接続される管理リンクを優先的に選択しなければならない。より正確には、非AP MLDが管理リンクを選択し、アフィリエイテッド非APステーションの1つを管理リンクに割り当ててもよく、その非APは、MLセットアップ手順の間、その管理リンクをセットアップリンクの候補として選択しなければならない。これができない場合、AP MLDは、他の候補セットアップリンクを選択する。
さらに、MLD APは、MLセットアップ手順の間、管理リンクを拒否できない。
図10a、10b、10c及び10dは、本発明を実装する図2のシナリオのいくつかの変形を示す。これらのシナリオでは、AP1は、AP MLD110に帰属する管理APとみなされる。
図10a及び10bは、MLディスカバリ手順の間のパッシブスキャニングに関係する。
両方のシナリオにおいて、AP MLD110の各アフィリエイテッドAP(AP1、AP2、AP3、AP4)は、それぞれML Beaconフレーム1013-1、1013-2、1013-3及び1013-4を送信する。
ML Beaconフレーム1013-2、1013-3及び1013-4は、非管理アフィリエイテッドAPにより送信される。それらは、報告側APのプロファイルに加えて、管理AP(AP1)のネットワーク情報(プロファイル)のみを含むため、軽いML Beaconフレームである。一方、ML Beaconフレーム1013-1は、管理APであるAP1により送信される。したがって、それは、AP MLD110のアフィリエイテッドAP(AP1、AP2、AP3、AP4)の全てのネットワーク情報(プロファイル)を含むため、完全ML Beaconフレームである。
そのシナリオでは、非AP MLD Aのアフィリエイテッド非AP2ステーションA2は、AP2から軽いML Beaconフレーム1013-2を受信する。非AP MLD Aは、そのBasic variant Multi-Linkエレメント300を抽出し、報告側AP AP2は、AP MLD110の管理アフィリエイテッドAPではなく、AP1が管理APであることを識別する。非AP MLD Aは、または、AP1が動作している周波数帯とチャネルを取得し、アフィリエイテッド非APステーションA1の動作する周波数とチャネルを設定することにより、AP1と動作するようアフィリエイテッド非APステーションA1の設定を行う。ステーションA1は、これで非AP MLD Aの管理アフィリエイテッド非APステーションとなる。
図10aのシナリオでは、A1は、その後、APとのディスカバリ手順を開始するために、ML Probe Requestフレーム211を送信する。応答において、それは、管理リンク上で送信されるため、アフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを提供するML Probe Responseフレーム212を受信する。次に、管理リンク上で、AP1とステーションA1との間のMLセットアップ手順220が、実行される。その後に、MLO230が、行われうる。
図10bのシナリオでは、ML Probe Requestフレーム211を送信するよりも、A1は、管理リンク上でAP1により次の完全ML Beaconフレーム1013-1が送信されることを待つ。A1は、上述したManagement AP TBTT Offsetサブフィールド614により、この次の完全ML Beaconフレームがスケジュールされる時間を認識しうる。その方法では、A1は、アフィリエイテッドAPの全ての情報を取得する。次に、管理リンク上で、AP1とステーションA1との間のMLセットアップ手順220が、実行される。その後に、MLO230が、行われうる。
図10c及び10dは、MLディスカバリの間のアクティブスキャニングに関連する。
両方のシナリオでは、非AP MLD Aのアフィリエイテッド非APステーションA1-A3が、AP MLD110とのディスカバリ手順を開始するために、そのチャネル上でML Probe Requestフレーム211を送信する。図を簡略化するため、A2により送信されたProbe Requestフレーム211のみが示される。
応答で、非AP MLDは、複数のチャネルのうちの1つの上で、ML Probe Responseフレーム212を受信する。ML Probe Responseフレーム212が、管理AP AP1から受信された場合、AP MLD110のアフィリエイテッドAP(AP1、AP2、AP3、AP4)の全てのネットワーク情報(プロファイル)を含むため、通常の処理が実行されうる。
図に示されるように、ML Probe Responseフレーム212が、非管理AP(ここではAP2)から受信された場合、ML Probe Responseフレーム212は、報告側AP AP2のプロファイルに加えて管理AP(AP1)のネットワーク情報(プロファイル)のみを含む点で“軽い”。
非AP MLD Aは、受信したフレーム212からBasic variant Multi-Linkエレメント300を抽出し、報告側AP AP2は、AP MLD110の管理アフィリエイテッドAPではなく、管理APがAP1であることを識別する。非AP MLD Aは、または、AP1が動作している周波数帯及びチャネルを取得し、アフィリエイテッド非APステーションA1の動作する周波数及びチャネルを設定することにより、AP1と動作するようにアフィリエイテッド非APステーションA1を設定する。ステーションA1は、これにより非AP MLD Aの管理アフィリエイテッド非APステーションとなる。
図10aと同様に、図10cにおいて、A1は、その後にAP1とのディスカバリ手順を開始するために、ML Probe Requestフレーム211aを送信する。応答で、(管理リンクで送信されるため)A1は、アフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを提供するML Probe Responseフレーム212aを受信する。次に、管理リンクの上で、AP1とステーションA1との間でMLセットアップ手順220が実行される。その後に、MLO230が、行われうる。
図10bと同様に、図10dのシナリオでは、ML Probe Requestフレーム211aを送信するよりも、A1は、管理リンク上でAP1から送信される次の完全ML Beaconフレーム1013-1を待つ。A1は、上述のManagement AP TBTT Offsetサブフィールド614により、この次の完全ML Beaconフレームがスケジュールされる時間を認識しうる。この方法では、A1は、アフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを取得する。次に、管理リンク上でAP1とステーションA1との間でMLセットアップ手順220が実行される。その後に、MLO230が行われうる。
アソシエーション手順が完了すると、管理AP及び管理アフィリエイテッド非APステーションは、MLO設定に関連する管理フレーム及び制御フレーム(例えば、マルチリンクオペレーションのリンクに影響するパラメータの最低1つを含む管理フレーム及び/又は制御フレーム)を(管理リンク上で)交換するために優先的に使用される。例えば、マルチリンク再構成を実行するための管理フレーム241、242は、MLO230の他のいかなるリンクよりも管理リンク上で送信されることが好ましい。管理リンク上で送信される他のフレームの例は、D1.0ドラフトで規定されTID-To-Link Mapping Request/Response又はTID-To-Link Mapping TeardownのようなMLOに特有のアクションフレームを含む。
上記から明らかなように、例示の動作モードでは、管理リンク上で(管理APにより)送信されたML Beaconフレームは、AP MLDの(アフィリエイテッドAPの全てに関連する)完全な情報を体系的に含む。特に、ML Beaconフレームは、被報告側アフィリエイテッドAPの全てのプロファイルを伴う従来のLink Infoフィールド330を有するBasic variant Multi-Linkエレメントを含む。
一方、例示の動作モードでは、管理リンク以外のリンクを介して送信されたML Beaconフレームは、被報告側アフィリエイテッドAPの中から管理APのみの最低限の情報を体系的に含む。特に、ML Beaconフレームは、管理APのこの最低限の情報のみに削減されたLink Infoフィールド330を有するBasic variant Multi-Linkエレメントを含む。
図11は、本発明の実施形態の少なくとも1つを実装するよう設定された、上記で論じられた任意のMLの1つである無線ネットワークの通信デバイス1100を示す。通信デバイス1100は、好ましくは、マイクロコンピュータ、ワークステーション又は軽いポータブルデバイスのようなデバイスでありうる。通信デバイス1100は、好ましくは以下と接続する通信バス1113を含む:
CPUと表記されるプロセッサのような中央処理ユニット1101、
発明の実施形態に従う方法や方法のステップを実行可能なコードと、その方法を実装するために必要な変数やパラメータを記録するように適合されたレジスタとを記録するメモリ1103、及び、
送信及び受信アンテナ1104を介して、無線通信ネットワーク、例えばIEEE802.11ファミリ規格の1つに従う通信ネットワーク、に接続する通信インタフェース1102の少なくとも1つ。
好ましくは、通信バスは、通信デバイス1100に含まれる多様な構成要素、又は、それに接続された多様な構成要素の間の通信及び相互運用性を提供する。バスの表現は、限定的でなく、特に、中央処理ユニットは、通信デバイス1100の任意の構成要素への命令を、直接又は通信装置1100の他の構成要素を通じて、通信するよう動作しうる。
実行可能なコードは、読取りのみ可能なメモリ、ハードディスク、又は、例えばディスクのような取外し可能なデジタル媒体に格納されうる。オプションの変形によると、プログラムの実行可能なコードは、実行される前に通信デバイス1100のメモリに記録されるために、インタフェース1102を介して、通信ネットワークによって受信されうる。
実施形態において、デバイスは、発明の実施形態を実装するソフトウェアを使用するプログラム可能な装置である。しかし、本発明の実施形態は、全体的に又は部分的に、ハードウェア(例えば、特定用途向け集積回路、又は、ASIC)においても実装されうる。
本発明は、上記の特定の実施形態を参照して説明されたが、本発明は、特定の実施形態に限定されず、本発明の範囲における当業者にとって明らかな変更が可能である。
多くのさらなる変更及びバリエーションは、当業者が前述の例示的な実施形態を参照する際にそれら自体を示唆するであろうし、それらは例示目的のみのために提供され、発明の範囲を限定することを意図せず、発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ決定される。特に、異なる実施形態からの異なる機能は、適切な場合、互いに交換されうる。
特許請求の範囲において、“含む”の用語は、他の構成要素又はステップを除外せず、“a”又は“an”の不定冠詞は、複数形を除外しない。異なる機能が相互に異なる従属クレームに列挙されているとの単なる事実が、これらの組合せが有利に使用されうることを示すものではない。

Claims (29)

  1. 無線ネットワークにおける通信方法であって、複数のアフィリエイテッドAPを有するアクセスポイント(AP)マルチリンクデバイス(MLD)において、
    報告側アフィリエイテッドAPにより、管理フレームの送信が行われる工程を含み、
    前記管理フレームが、前記アフィリエイテッドAPの1つが全ての前記アフィリエイテッドAPのプロファイルを提供する管理APであることのシグナリングを行う
    ことを特徴とする通信方法。
  2. 無線ネットワークにおける通信方法であって、non-access point(非AP)マルチリンクデバイス(MLD)において、
    複数のアフィリエイテッドAPを有するAP MLDの報告側アフィリエイテッドAPから、前記アフィリエイテッドAPの1つが全ての前記アフィリエイテッドAPのプロファイルを提供する管理APであることのシグナリングを行う管理フレームを受信する工程と、
    前記管理APからアフィリエイテッドAPのプロファイルを取得する工程と、を有する
    ことを特徴とする通信方法。
  3. 前記管理APによりプロファイルを提供することが、管理フレームにおいて全ての前記アフィリエイテッドAPのプロファイルを知らせることを含む
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信方法。
  4. 前記管理フレームが、Beaconフレームである
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信方法。
  5. 前記報告側アフィリエイテッドAPが前記管理APであり、前記管理フレームがさらに全ての前記アフィリエイテッドAPのプロファイルを知らせる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信方法。
  6. 前記報告側アフィリエイテッドAP以外の他の前記アフィリエイテッドAPの前記プロファイルが、前記管理フレームのBasic variant Multi-Linkエレメントにおいて運ばれる
    ことを特徴とする請求項5に記載の通信方法。
  7. 前記AP MLDの前記アフィリエイテッドAPのうち、1つのみが管理APである
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信方法。
  8. 前記アフィリエイテッドAPのうち、周波数帯ごとに1つのアフィリエイテッドAPが前記管理APである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
  9. 前記報告側アフィリエイテッドAPが非管理APであり、前記管理フレームが、前記報告側アフィリエイテッドAPのプロファイル、及び、1つ以上の管理APの管理APプロファイルのみを提供する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
  10. 前記管理APプロファイルが、前記管理フレームのBasic variant Multi-LinkエレメントのLink Infoフィールドに含まれるPer-STAフィールドにおいて運ばれる
    ことを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
  11. 前記管理APプロファイルが、前記管理フレームのBasic variant Multi-LinkエレメントのLink Infoフィールドに含まれるサブエレメントであって、0及び221と異なる値に設定されたSubelement IDサブフィールドを有する前記サブエレメントにおいて運ばれる
    ことを特徴とする請求項9に記載の通信方法。
  12. 管理APの前記管理APプロファイルが、前記管理APの動作クラスを規定する第1のサブフィールドと、前記アフィリエイテッドAPの動作チャネルを規定する第2のサブフィールドとを含む
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信方法。
  13. 前記管理APプロファイルが、さらに、全ての前記アフィリエイテッドAPのプロファイルを提供する次のBeaconフレームを前記管理APが送信するスケジュールされた時間を示すManagement AP TBTT Offsetサブフィールドを含む
    ことを特徴とする請求項12に記載の通信方法。
  14. 前記通信方法が、非AP MLDにおいて、前記アフィリエイテッドAPの前記プロファイルを前記管理APから取得するために、前記管理APからの前記次のBeaconフレームを待つか、又は、前記管理APへProbe Requestフレームを送信するか、を前記Management AP TBTT Offsetサブフィールドに基づいて決定する工程をさらに含んで構成される
    ことを特徴とする請求項13に記載の通信方法。
  15. 前記アフィリエイテッドAPの前記プロファイルを取得する工程が、前記管理APにより送信された次のBeaconフレームを受信することを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
  16. 前記アフィリエイテッドAPの前記プロファイルを取得する工程が、前記管理APに対してProbe Requestフレームを送信し、応答において、前記アフィリエイテッドAPの前記プロファイルを提供するProbe Responseフレームを前記管理APから受信することを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
  17. 前記通信方法が、非AP MLDにおいて、前記報告側アフィリエイテッドAPが前記管理APであるか否かを前記管理フレームから決定する工程を、さらに含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
  18. 前記報告側アフィリエイテッドAPが前記管理APでないことの決定に対して、前記非AP MLDが、前記非AP MLDのアフィリエイテッド非APステーションに前記管理APと通信するよう設定を行う
    ことを特徴とする請求項17に記載の通信方法。
  19. 前記報告側アフィリエイテッドAPが前記管理APでないことの決定に対して、前記管理APとの管理フレームの交換のために、1つの報告側アフィリエイテッド非APステーションから他のアフィリエイテッド非APステーションへ切り替える
    ことを特徴とする請求項17に記載の通信方法。
  20. 前記管理フレームが、前記非AP MLDと前記AP MLDとの間のアソシエーションを実行するために交換される
    ことを特徴とする請求項19に記載の通信方法。
  21. 前記AP MLDが、管理APを実装するか否かを規定する第1のフィールドを前記シグナリングが含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信方法。
  22. 前記シグナリングが、前記管理APを一意に識別するリンクIDを格納する第2のフィールドを含み、前記報告側アフィリエイテッドAPを一意に識別するリンクIDを格納する別のフィールドを含む
    ことを特徴とする請求項21に記載の通信方法。
  23. 前記通信方法が、前記報告側アフィリエイテッドAPが前記管理APであるか否かを前記管理フレームから判定するために、非AP MLDにおいて、前記第2のフィールドのリンクIDと前記別のフィールドのリンクIDとを比較する工程を、さらに含む
    ことを特徴とする請求項22に記載の通信方法。
  24. 前記AP MLDが、非AP MLDとのマルチリンクオペレーション(MLO)を実行し、前記通信方法が、前記AP MLDにおいて、前記管理APと確立した管理リンク上でのみ、非AP MLDとの間で、前記マルチリンクオペレーションのリンクに影響する少なくとも1つのパラメータを含む管理フレーム及び/又は制御フレームを交換する工程を、さらに含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  25. 前記非AP MLDが、前記AP MLDとのマルチリンクオペレーション(MLO)を実行し、前記通信方法が、前記AP MLDにおいて、前記アフィリエイテッドAPと確立した管理リンク上でのみ、前記AP MLDとの間で、前記マルチリンクオペレーションのリンクに影響する少なくとも1つのパラメータを含む管理フレーム及び/又は制御フレームを交換する工程を、さらに含む
    ことを特徴とする請求項2に記載の通信方法。
  26. 複数のアフィリエイテッドAPを有するアクセスポイント(AP)マルチリンクデバイス(MLD)を含んだ無線ネットワークにおける管理フレームであって、前記アフィリエイテッドAPの1つが全ての前記アフィリエイテッドAPのプロファイルを提供する管理APであることのシグナリングを行うフィールドを含む
    ことを特徴とする管理フレーム。
  27. 前記管理フレームが、Beaconフレームタイプである
    ことを特徴とする請求項26に記載の管理フレーム。
  28. 請求項1または2に記載の通信方法のステップを実行するように設定された少なくとも1つのマイクロプロセッサを含む
    ことを特徴とする無線通信デバイス。
  29. 無線デバイスにおけるマイクロプロセッサ又はコンピュータシステムにより実行される場合に、請求項1または2に記載の通信方法を前記無線デバイスに実行させるプログラムを格納する
    ことを特徴とする非一時的なコンピュータ可読媒体。
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