JP2024511810A - 設定グラント送信のための機構 - Google Patents

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Abstract

設定グラント送信の機構を提供する。スモールデータ送信が必要な場合、第1のデバイスは、スモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断する。第1のデバイスはまた、有効性条件の評価がスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて適用可能であるかどうかを判断する。タイミングアドバンスが有効であり、評価が適用可能な場合、第1のデバイスは、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行する。このようにして、第1のデバイスは有効性条件の評価を事前に実行できるため、遅延が軽減され、失敗が回避される。【選択図】図3

Description

本開示の実施形態は、一般に、通信技術に関し、より具体的には、設定グラント送信のための方法、デバイス及びコンピュータ可読媒体に関する。
通信システムの発展に伴い、新しい技術が提案されている。例えば、周期的に割り当てられるリソースの利用率を高めるために、通信システムは、設定グラント(CG:configured grant)機構によって割り当てられた周期的リソースを複数のデバイスが共有できるようにし得る。基地局は、設定グラントリソースを複数の端末デバイスに割り当て、端末デバイスは、送信するデータがあるときにそのリソースを利用する。設定グラントリソースを割り当てることにより、通信システムはスケジューリング要求手順に起因するパケット送信遅延を排除する。
一般に、本開示の実施形態は、設定グラント送信のための方法と対応するデバイスとに関する。
第1の態様では、第1のデバイスが提供される。第1のデバイスは、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスから受信することと、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるかどうかを第1のタイマ及びリソース設定に基づいて判断することと、判断に基づいて後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行することとを第1のデバイスに行わせるように構成される。
第2の態様では、第2のデバイスが提供される。第2のデバイスは、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスに送信することと、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるという判断に従って、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を受信することとを第2のデバイスに行わせるように構成される。
第3の態様では、方法が提供される。方法は、第1のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスから受信することを含む。方法はまた、第1のタイマ及びリソース設定に基づいて、スモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断することを含む。方法はさらに、判断に基づいて後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行することを含む。
第4の態様では、方法が提供される。方法は、第2のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスに送信することを含む。方法はさらに、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるという判断に従って、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を受信することを含む。
第5の態様では、装置が提供される。装置は、第1のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスから受信するための手段と、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるかどうかを第1のタイマ及びリソース設定に基づいて判断するための手段と、判断に基づいて後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行するための手段とを備える。
第6の態様では、装置が提供される。装置は、第2のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスに送信するための手段と、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるという判断に従って、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を受信するための手段とを備える。
第7の態様において、少なくとも上記の第3の態様または第4の態様による方法を装置に実行させるためのプログラム命令を含むコンピュータ可読媒体が提供される。
発明の概要のセクションは、本開示の実施形態の重要または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、また、本開示の範囲を制限するために使用されることを意図するものでもないことを、理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の記載を通じて容易に理解できるであろう。
次に、いくつかの例示的な実施形態を、添付の図面を参照しながら記載する。
small stat送信(SDT)ソリューションの概略図を示す。 small stat送信(SDT)ソリューションの概略図を示す。 small stat送信(SDT)ソリューションの概略図を示す。 本開示の実施形態による通信システムの概略図を示す。 本開示の実施形態によるデバイス間のインタラクションの概略図を示す。 本開示の実施形態による設定グラント構成の概略図を示す。 本開示の実施形態による方法のフローチャートを示す。 本開示の実施形態による方法のフローチャートを示す。 本開示の実施形態を実施するのに適している装置の簡略化されたブロック図を示す。 本開示のいくつかの例示的な実施形態による、例示のコンピュータ可読媒体のブロック図を示す。
図面全体を通して、同一または類似の参照番号は、同一または類似の要素を表す。
次に、本開示の原理を、いくつかの例示的な実施形態を参照しながら記載する。これらの実施形態は、説明のためだけに記載されたものにすぎず、当業者が本開示を理解し実施するのに役立つものであるが、本開示の範囲については、いかなる制限をも示唆するものではないことを理解されたい。本明細書に記載の開示は、以下に記載されている以外にも様々な方法で実施することができる。
下記の説明及び特許請求の範囲では、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、別段の定義がない限り、本開示が属する技術分野の当業者により一般的に理解される意味と同じ意味を有する。
本開示における「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」などという言及は、記載の実施形態が特定の特徴、構造、または特性を備え得るが、あらゆる実施形態が特定の特徴、構造、または特性を備える必要はないことを示す。さらに、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態を指しているわけではない。さらに、例示的な実施形態に関連して特定の特徴、構造、または特性が記載されている場合、明示的に記載されているか否かにかかわらず、他の実施形態に関するそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内であると考えられる。
本明細書では、様々な要素を記載するために、「第1の」及び「第2の」などの用語を使用することがあるが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためだけに使用される。例えば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素が第2の要素と呼ばれてもよく、同様に、第2の要素が第1の要素と呼ばれてもよい。本明細書で使用される場合、用語「及び/または」は、列記された用語の1つまたは複数の任意の及びすべての組み合わせを含む。
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態の記述のみを目的としたものであり、例示的な実施形態に限定することを意図したものではない。本明細書で使用される場合、単数形の「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明らかにそうでないことを示す場合を除き、複数形も含むことを意図している。本明細書で使用される場合、用語「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「備える、含む(includes)」、及び/または「備える、含む(including)」は、記載した特徴、要素、及び/または構成要素などの存在を特定するものであるが、1つまたは複数の他の特徴、要素、構成要素、及び/またはそれらの組み合わせの存在または追加を排除するものではないことも理解されよう。
本出願で使用される場合、用語「回路」は、
(a)ハードウェアのみの回路実装(アナログ及び/またはデジタル回路のみで実装など)、
(b)(適用可能な場合)、次のハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせ、
(i)アナログ及び/またはデジタルハードウェア回路(複数可)と、ソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせ、
(ii)ハードウェアプロセッサ(複数可)の任意の部分とソフトウェア(携帯電話またはサーバなどの装置に様々な機能を実行させるように協働する、デジタルシグナルプロセッサ(複数可)、ソフトウェア、及びメモリ(複数可)含む)、
(c)動作のためにソフトウェア(例えばファームウェア)を必要とするハードウェア回路(複数可)、及び/またはマイクロプロセッサ(複数可)もしくはマイクロプロセッサ(複数可)の一部などのプロセッサ(複数可)。ただし、ソフトウェアは、動作に不要な場合は存在しないことがある。
「回路」のこの定義は、あらゆる請求項を含む、本出願書類におけるこの用語のすべての使用に適用される。さらなる例として、回路という用語は、本出願で使用する場合、単なるハードウェア回路またはプロセッサ(もしくは複数のプロセッサ)、あるいはハードウェア回路またはプロセッサの一部、ならびにそれに(またはそれらに)付随するソフトウェア及び/またはファームウェアの一実施態様も包含する。回路という用語はまた、例えば、特定の請求項の構成要素に該当する場合、モバイルデバイスのベースバンド集積回路またはプロセッサ集積回路、あるいはサーバ、セルラネットワークデバイス、またはその他のコンピューティングもしくはネットワークデバイスの同様の集積回路を含む。
本明細書で使用される場合、用語「通信ネットワーク」は、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEアドバンスト(LTE-A)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、新無線(NR)など、任意の適切な通信規格に準拠したネットワークを指す。さらに、通信ネットワーク内の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、次世代の第5世代(5G)の通信プロトコル、及び/または現在知られているか、もしくは今後開発される任意の他のプロトコルを含むがこれらに限定されない、任意の適切な世代の通信プロトコルに従って実行されてよい。本開示の実施形態は、様々な通信システムに適用することができる。通信における急速な発展を考えると、もちろん、本開示を具現化することができる未来型の通信技術及びシステムも存在するであろう。本開示の範囲を前述のシステムのみに限定するものと見なすべきではない。
本明細書で使用するとき、用語「ネットワークデバイス」とは、端末デバイスがネットワークにアクセスし、そこからサービスを受けるのに経由する通信ネットワーク内のノードを指す。ネットワークデバイスは、適用される用語法及び技術に応じて、基地局(BS)またはアクセスポイント(AP)、例えば、ノードB(NodeBまたはNB)、発展型NodeB(eNodeBまたはeNB)、NR NB(gNBとも呼ばれる)、リモート無線ユニット(RRU)、無線ヘッダ(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、リレー、フェムトやピコなどの低電力ノードなどを表し得る。
用語「端末デバイス」は、無線通信することが可能であり得る任意のエンドデバイスを指す。限定ではなく例として、端末デバイスは、通信デバイス、ユーザ機器(UE)、加入者局(SS)、携帯加入者局、移動局(MS)、またはアクセス端末(AT)と呼ばれることもある。端末デバイスは、携帯電話、セルラ電話、スマートフォン、ボイスオーバIP(VoIP)電話、ワイヤレスローカルループ電話、タブレット、ウェアラブル端末デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャ端末デバイス、ゲーム端末デバイス、音楽ストレージ及び再生器具、車載ワイヤレス端末デバイス、ワイヤレスエンドポイント、移動局、ラップトップ組み込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、スマートデバイス、ワイヤレス顧客構内機器(CPE)、モノのインターネット(loT)デバイス、時計もしくは他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、ビークル、ドローン、医療機器及びアプリケーション(例えば、リモート手術)、産業用デバイス及びアプリケーション(例えば、生産加工及び/または自動処理チェーンの背景で動作するロボット及び/または他のワイヤレスデバイス)、家庭用電子機器、商用及び/または産業用ワイヤレスネットワーク上で動作するデバイスなどを含み得るが、これらに限定されない。以下の記載では、「端末デバイス」、「通信デバイス」、「端末」、「ユーザ機器」及び「UE」という用語は、交換可能に用いられてよい。
上述したように、設定グラント(CG)ベースのアップリンク送信が提案されている。いくつかの技術によれば、スモールデータ送信をサポートすることができる。図1Aは、4ステップのランダムアクセスチャネル(RACH)ベースのSDT(すなわち、4ステップRA-SDT)のインタラクションの概略図を示す。図1Aに示すように、端末デバイス110は、無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態にある場合、メッセージ1(MSG1)をネットワークデバイス120に送信することができる(1010)。MSG1は、RACHのプリアンブルを含む。ネットワークデバイス120は、端末デバイス110にメッセージ2(MSG2)を送信することができる(1020)。MSG2は、ランダムアクセス応答を含む。端末デバイス110は、ネットワークデバイス120にメッセージ3(MSG3)を送信することができる(1030)。MSG3は、RRC接続再開要求を含む。MSG3では、小さいペイロード(すなわち、スモールデータ)を送信することができる。例えば、小さいペイロードは、RRC接続再開要求と多重化することができる。ネットワークデバイス120は、RRCリリースメッセージを送信することができる(1040)。
図1Bは、2ステップRACHベースのSDT(すなわち、2ステップRA-SDT)のインタラクションの概略図を示す。図1Bに示すように、端末デバイス110がRRC非アクティブ状態にあるとき、端末デバイス110はメッセージA(MSG A)をネットワークデバイス120に送信する(1110)。MSG Aは、RACHのプリアンブルを含み得る。スモールデータは、MSG Aを用いて送信することができる。詳細には、スモールデータは、ネットワークデバイス120によって事前に設定された物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソース上で送信することができ、システム情報で関連する物理送信パラメータと共にブロードキャストされる。ネットワークデバイス120は、メッセージB(MSG B)を端末デバイス110に送信する(1120)。MSG Bは、ランダムアクセス応答を含む。
図1Cは、設定グラントベースのSDT(すなわち、CG-SDT)のインタラクションの概略図を示す。端末デバイス110がRRC接続状態にある場合、端末デバイス110は、タイミングアライメントが有効である限り、RRC非アクティブでのULデータ送信に使用される特定の事前設定されたPUSCHリソースをインジケートするCGタイプ1設定を受信することができる(1210)。ネットワークデバイス120は、RRCリリースメッセージを送信することができる(1220)。
無線システムでは、時間領域でダウンリンクフレームとアライメントするために、アップリンクフレームのタイミングを調整する必要がある。いくつかの従来技術によれば、タイミングアドバンス(TA)値は、信号が端末デバイスからネットワークデバイスに到達するまでにかかる時間の長さに相当する。タイミングアドバンス調整は、RACH手順中(例えば、タイミングアドバンスコマンドを介して)と、RRC接続状態の端末デバイスの通常動作中の両方で行うことができる。本明細書で使用される「タイミングアドバンスコマンド(TAC)」という用語は、アップリンク送信に適用するために現在のタイミングアドバンスを調整するためにネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるコマンドを指すことができる。これは、端末デバイスが、受信したコマンドに従って、対応するDLフレームよりも一定量のULシンボル前に、所与のULフレームに関連付けられたネットワークへの送信を実行することを意味する。これは、例えば、PUSCH、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、及びサウンディング基準信号(SRS)送信に適用される。基本的に、TACは、端末デバイスがUL送信を進めるのに必要な時間量を端末デバイスに通知することができる。
いくつかの従来技術によれば、CG-SDT選択は、ランダムアクセスベースのSDT(すなわち、RA-SDT)と比較して優先される。しかしながら、端末デバイスは、RRC非アクティブ状態にあるときにULデータ送信を行うためのCG-SDT送信タイプ及びCG-SDTリソースを選択できるようになる前に、いくつかの(連続した)評価を実行する必要がある。
いくつかの実施形態では、端末デバイスは、送信タイプの選択(例えば、CG-SDTタイプとRA-SDTタイプの間の選択)のための遅延を最小限に抑えるために、端末デバイスのバッファにデータが到着した直後に評価手順を開始する可能性が高い。例えば、手順に含まれる基準信号受信電力(RSRP)ベースの評価では、次に利用可能なSSB送信オケージョン(複数可)で新しいRSRP測定を実行する必要があるため、これは有益である。さらに、CG-SDT選択の結果が成功しなかった場合、代わりに2ステップRA-SDTまたは2ステップRA-SDTを選択できるかどうかを判断するために評価を継続することが必要な場合があり、これにはさらに時間がかかることになる。
しかしながら、端末デバイスがデータ到着直後に評価手順を実行するが、CG-SDT送信用に選択されたCGリソースに対して設定されたCG周期値が大きい(例えば、160~640ms)場合、これは、選択されたCGリソースが次に利用可能になる時間と、UEがCGリソースを選択した時間との間に、一定の遅延(例えば、最大640ms)が存在し得ることを意味する。
上記の問題の少なくとも一部及び他の潜在的な問題を解決するために、設定グラント送信に関する解決策が提案されている。本開示の実施形態によれば、スモールデータ送信が必要な場合、第1のデバイスは、スモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断する。第1のデバイスはまた、有効性条件(validity condition)の評価がスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて適用可能であるかどうかを判断する。タイミングアドバンスが有効であり、評価が適用可能な場合、第1のデバイスは、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行する。このようにして、第1のデバイスは有効性条件の評価を事前に実行できるため、遅延が軽減され、失敗が回避される。
図2は、本開示の実施形態を実装することができる通信システムの概略図を示す。通信ネットワークの一部である通信システム200は、第1のデバイス210-1、第1のデバイス210-2、第1のデバイス210-3、...、第1のデバイス210-Nを含み、これらは「第1のデバイス(複数可)210」と総称することができる。通信システム200は、第2のデバイス220をさらに含む。図2に示されるデバイス及の数がいかなる限定をも示唆することなく、例示の目的のために与えられていることを理解されたい。通信システム200は、任意の適切な数のデバイス及びセルを含み得る。通信システム200では、第1のデバイス210及び第2のデバイス220は、互いにデータ及び制御情報を通信することができる。第1のデバイス210が端末デバイスであり、第2のデバイス220がネットワークデバイスである場合、第2のデバイス220から第1のデバイス210へのリンクはダウンリンク(DL)と呼ばれ、第1のデバイス210から第2のデバイス220へのリンクはアップリンク(UL)と呼ばれる。図2に示されるデバイスの数は、いかなる限定をも示唆することなく、例示の目的のために与えられている。
通信システム200における通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、第3世代(3G)、第4世代(4G)、及び第5世代(5G)などのセルラ通信プロトコル、電気電子技術者協会(IEEE)802.11及びこれに類するものなどの無線ローカルネットワーク通信プロトコル、及び/または現在知られているか、もしくは今後開発される任意の他のプロトコルを含むが、これらに限定されない、任意の適切な通信プロトコル(複数可)に従って実施され得る。さらに、通信は、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割デュプレクサ(FDD)、時分割デュプレクサ(TDD)、多入力多出力(MIMO)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)及び/または現在知られているか、もしくは今後開発される任意の他の技術を含むが、これらに限定されない、任意の適切な無線通信技術を利用してよい。
本開示の例示的な実施形態は、添付の図面を参照して以下に詳細に記載されている。ここで、図2を参照すると、本開示の例示的な実施形態による、シグナリングフロー200が示されている。説明目的のみで、シグナリングフロー200には、第1のデバイス210-1及び第2のデバイス220が関与する。
第2のデバイス220は、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第1のデバイス210-1に送信する(3005)。本明細書で使用される「設定グラント送信」という用語は、動的グラントの無い送信を指すことができる。例えば、動的グラントの無い送信には、設定グラントタイプ1と設定グラントタイプ2の2つのタイプが存在する可能性がある。設定グラントタイプ1の場合、アップリンクグラントはRRCシグナリングによって提供されてよく、設定アップリンクグラントとして記憶されてよい。設定グラントタイプ2の場合、アップリンクグラントは、例えば、PDCCHによって提供されてよく、設定されたアクティブ化または非アクティブ化をインジケートする物理層信号(例えば、PDCCH DCI)に基づいて、設定アップリンクグラントとして記憶またはクリアされてよい。いくつかの実施形態では、リソース設定は、RRCシグナリングで送信することができる。あるいは、リソース設定はPDCCHシグナリングで送信することができる。
タイプ1とタイプ2はどちらも、サービングセルごと、及び帯域幅部分(BWP)ごとに設定することができる。タイプ2グラントの場合、アクティブ化及び非アクティブ化はサービングセル間で独立して行うことができる。設定グラントタイプ1が使用される場合、リソース設定は、再送信用に設定されたスケジューリング無線ネットワーク一時識別子(CS-RNTI)、設定グラントタイプ1の周期性、時間領域におけるシステムフレーム番号に対するリソースのオフセット、開始シンボルと割り当ての長さとを含む時間領域パラメータ、及びハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)プロセスの数というパラメータの1つまたは複数を含み得る。あるいは、設定グラントタイプ2が使用される場合、リソース設定は、アクティブ化、非アクティブ化、及び再送信用のCS-RNTI、設定グラントタイプ2の周期性、ならびにHARQプロセスの数というパラメータのうちの1つまたは複数を含み得る。図4は、CG送信の設定の例を示す。図4に示すように、複数のCGオケージョン410-1、410-2、410-3、及び410-4が存在する。なお、図4に示すCGオケージョンの数は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。CGオケージョンの間にデータを送信することができる。
いくつかの実施形態では、第1のデバイス210-1は、生成されたデータのデータ量をデータ量閾値と比較することができる。例えば、時点420で生成されたデータのデータ量がデータ量閾値を超える場合、第1のデバイス210-1は、時点420で生成されたデータにはスモールデータ送信が適用できないと判断することができる。あるいは、時点420で生成されたデータのデータ量がデータ量閾値未満の場合、第1のデバイス210-1は、時点420で生成されたデータにはスモールデータ送信が適用できると判断することができる。データ量閾値は、第2のデバイス220によって設定することができる。あるいは、データ量閾値は、事前に設定することもできる。さらに、第1のデバイス210-1は、SDTのデータ無線ベアラが有効であるかどうかを判断することができる。
戻って図3を参照すると、第1のデバイス210-1は、第1のタイマ及びリソース設定に基づいて、スモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断する(3010)。このようにして、障害回復手順を回避したり、RA-SDTの開始を遅らせたりすることができる。例えば、図4に示すように、スモールデータ送信のためのデータは、時点420で第1のデバイス210-1によって生成することができる。この場合、CGオケージョン410-2は、後続のCGオケージョンとみなすことができる。
第1のタイマはタイミングアドバンスに関連付けることができる。いくつかの実施形態では、第1のタイマはタイミングアドバンスタイマ(TAT)であってよい。例えば、第1のタイマが動作しているとき、タイミングアドバンスは有効なままである。第1のタイマが満了した後は、タイミングアドバンスも有効でなくなる場合がある。第1のタイマの長さ/値は、第2のデバイス220によって設定することができる。図4に示す例としてのみ、第1のデバイス210-1は、第1のタイマがCGオケージョン410-2まで動作しているままであるかどうかを判断することができる。第1のタイマがCGオケージョン410-2まで動作しているままである場合、第1のデバイス210-1は、タイミングアドバンスがCGオケージョン410-2において有効であると判断することができる。あるいは、第1のタイマがCGオケージョン410-2の前に終了する場合、第1のデバイス210-1は、タイミングアドバンスはCGオケージョン410-2において無効であると判断することができる。
いくつかの実施形態では、時点420で生成されたデータのSDT手順が開始される場合、第1のデバイス210-1は、データのSDTタイプを選択することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、データに対してCGベースまたはRAベースのSDTを選択することができる。この状況において、第1のデバイス210-1は、SDTタイプの選択中に、後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断することができる。後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効である場合、第1のデバイス210-1はCGベースのSDTを選択することができる。あるいは、後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが無効である場合、第1のデバイス210-1はRAベースのSDTを選択することができる。
あるいは、第1のデバイス210-1は、後続のCGオケージョンが設定された再送信タイマをプラスするまで、第1のタイマが実行しているままであるかどうかを判断することができる。再送タイマは、第2のデバイス220によって設定することができる。この状況において、第1のタイマが、設定された再送信タイマをプラスした後続のCGオケージョンが動作しているままである場合、第2のデバイス220は、タイミングアドバンスが有効であると判断することができる。あるいは、第1のタイマが設定された再送信タイマをプラスした後続のCGオケージョンを満了する場合、第2のデバイス220はタイミングアドバンスが無効であると判断することができる。
第1のデバイス210-1は、有効性条件の評価を実行することができる。有効性条件は、SDTに適した任意の条件であってよいことに留意されたい。有効性条件に合致する/有効性条件が満たされる場合、CGベースのSDTを選択することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、第2のデバイス220からの現在のセルの基準信号受信電力(RSRP)を測定することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、測定されたRSRPをRSRP閾値と比較することができる。測定されたRSRPがRSRP閾値を超える場合、検証条件(validation contition)に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件を満たしていることをインジケートする。測定されたRSRPがRSRP閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
あるいは、またはそれに加えて、第1のデバイス210-1は、サービングビームが有効であるかどうかを判断することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、サービングビーム上の同期信号(SS)RSRPを測定することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、測定されたSS-RSRPをSS-RSRP閾値と比較することができる。測定されたSS-RSRPがSS-RSRP閾値を超える場合、検証条件に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件を満たしていることをインジケートする。測定されたSS-RSRPがSS-RSRP閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
他の実施形態では、有効性条件は、RSRPベースのTA有効性条件を含み得る。例えば、第1のデバイス210-1は、SS RSRPの変化を判断することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、SS-RSRPの変化を変化閾値と比較することができる。変化閾値は、増加閾値または減少閾値を含み得る。SS-RSRPの変化が変化閾値を超えた場合、検証条件に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件を満たしていることをインジケートする。SS-RSRPの変化が変化閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
有効性条件の評価は、任意の適切な時に実行することができる。いくつかの実施形態において、第1のデバイス210-1は、第2のタイマ(すなわち、有効性タイマ)と後続のCGオケージョンのタイミングとに基づいて有効性条件の評価を実行するタイミングを最適化することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、時間オフセットによって後続のCGオケージョンの前に有効性条件の評価を実行することができる。図4に示すように、第1のデバイス210-1は、CGオケージョン410-2より時間オフセット430だけ前の時点440で評価を実行することができる。いくつかの実施形態では、時間オフセットは、有効性条件の評価を実行するための最小時間要件であってよい。時間オフセットは任意の適切な値であってよいことに留意されたい。本開示の実施形態は、この態様に限定されない。
あるいは、またはそれに加えて、第1のデバイス210-1は、第2のタイマ及びリソース設定に基づいて、有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断することができる(3015)。第1のデバイス210-1は、第2のタイマをCG-SDTに適用可能な有効性条件の評価に適用することができる。言い換えれば、評価(すなわち、有効性条件が満たされる/満たされない)は、第2のタイマに従って評価が実行された後、一定期間有効のままであってよい。例えば、図4に示すように、第1のデバイス210-1は、オケージョン410-2の前に評価を実行することができ、第1のデバイス210-1は、有効性条件の評価がCGオケージョン410-2において引き続き適用可能であるかどうかを判断することができる。
いくつかの実施形態では、第2のタイマは、任意のRSRPベースの有効性条件に適用することができる。例えば、第2のタイマはRSRPベースのビーム有効性条件に適用することができる。
第2のタイマは、第2のデバイス220によって設定することができる。例えば、第2のデバイス220は、第2のタイマの長さをインジケートする第2のタイマの設定を送信することができる。あるいは、第2のタイマを事前に設定することもできる。例えば、第2のタイマは、以前に設定されたデフォルトのタイマであってよい。他の実施形態では、第2のタイマは、第1のデバイス210-1によって適用されない場合もある。
あるいは、第2のタイマは、CGリソースが設定されるBWPに使用される副搬送波間隔(SCS)に基づいて決定することもできる。いくつかの実施形態では、TA検証のためのRSRPベースの条件を考慮すると、これは、RSRP値に大きな変化が無いことに依存する。第1のデバイス210-1が閾値距離を超えて移動しない限り、TAは、第2のタイマ中に無効にならない可能性がある。この場合、閾値距離はSCSを基準にすることができる。単なる例として、SCSが120KHzの場合、閾値距離は9mであってよく、これは、120KHzのSCSのTA調整空間粒度に対応する(以下の表1を参照)。ここで、Tとμはそれぞれ、新無線(NR)の基本時間単位と副搬送波間隔設定である。
第1のデバイス210-1が50km/h(すなわち、13.8m/s)で移動する場合、第1のデバイス210-1は、約640msで約9m移動することができる。これにより、すでに消費されている可能性のあるTA空間粒度の部分が考慮されない場合、最大640msの第2のタイマを低/中モバイルUEに使用することができる。いくつかの例示的な実施形態では、第2のタイマは、観察されたRSRP変化と、RSRPベースの検証が行われた時点で計算された変化閾値との間の差に依存することができる。一例では、第2のタイマは、観察されたRSRP変化と、RSRPベースの検証が行われた時点で計算された変化閾値との間の差に基づいてスケーリングすることができる。単なる例として、第2のタイマが640ms、RSRPの変化が2dB、許容変化ウィンドウが増加閾値に減少閾値をプラスしたものに等しい5dBであり、残りの許容変化ウィンドウが許容変更ウィンドウからRSRPの変化をマイナスしたものに等しい3dBであると仮定すると、スケーリングされた第2のタイマは、第2のタイマ、許容変化ウィンドウ、及び残りの許容変化ウィンドウに基づくことができる。この場合、スケーリングされた第2のタイマは640ms*(3dB/5dB)となり、これは384msに等しい。
あるいは、CGリソースが設定されているBWPに高いSCSが使用されている場合は第2のタイマを設定することができ、低いSCSが使用されている場合はタイマを設定しない。例えば、SCSが60kHzより高い場合、第2のタイマを設定することができる。あるいは、SCSが60kHzより低い場合、第2のタイマは設定されない場合がある。
いくつかの実施形態では、第1のデバイス210-1は、第2のタイマが満了した後に有効性条件の再評価を実行することができる。この場合、再評価により有効性条件に合致しないことがインジケートされると、第1のデバイス210-1はRAベースのSDTを開始することができる。あるいは、再評価により有効性条件に合致することがインジケートされた場合、第1のデバイス210-1は第2のタイマを開始することができる。
第1のデバイス210-1は、後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかの判断に基づいてスモールデータ送信を実行する。いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスが有効である場合、第1のデバイス210-1は、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行することができる(3020)。例えば、タイミングアドバンスが後続のCGオケージョンにおいて有効であり、有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能である場合、第1のデバイス210-1は後続のCGオケージョンにおいてCG-SDTを開始することができる。あるいは、後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが無効である場合、第1のデバイス210-1は、ランダムアクセス(RA)手順においてスモールデータ送信を実行することができる(3025)。例えば、RA-SDTの条件が満たされる場合、RA手順においてスモールデータ送信を実行することができる。他の実施形態では、タイミングアドバンスが無効である場合、第1のデバイス210-1は、非スモールデータ送信を実行することができる(3030)。例えば、RA-SDTの条件が満たされない場合、非スモールデータ送信を実行することができる。いくつかの実施形態では、スモールデータ送信は、データ量に基づいて実行することができる。あるいは、スモールデータ送信は、基準信号受信電力に基づいて実行することができる。
本開示の実施形態は、UEが事前に有効性条件評価を実行することを可能にする。このようにして、遅延を削減し、障害シナリオを回避することができる。
図5は、本開示の実施形態による方法500のフローチャートを示す。方法500は、任意の適切なデバイスにおいて実施することができる。例えば、方法は、第1のデバイス210-1で実施されてよい。
ブロック510で、第1のデバイス210-1は、第2のデバイス220からCG送信のリソース設定を受信する。例えば、動的グラントの無い2つのタイプの送信、すなわち、設定グラントタイプ1及び設定グラントタイプ2が存在し得る。設定グラントタイプ1の場合、アップリンクグラントはRRCシグナリングによって提供されてよく、設定アップリンクグラントとして記憶されてよい。設定グラントタイプ2の場合、アップリンクグラントは、PDCCHによって提供されてよく、設定されたアクティブ化または非アクティブ化をインジケートする物理層信号に基づいて、設定アップリンクグラントとして記憶またはクリアされてよい。いくつかの実施形態では、リソース設定は、RRCシグナリングで送信することができる。あるいは、リソース設定はPDCCHシグナリングで送信することができる。
いくつかの実施形態では、第1のデバイス210-1は、生成されたデータのデータ量をデータ量閾値と比較することができる。例えば、生成されたデータのデータ量がデータ量閾値を超える場合、第1のデバイス210-1は、生成されたデータにはスモールデータ送信が適用できないと判断することができる。あるいは、生成されたデータのデータ量がデータ量閾値未満の場合、第1のデバイス210-1は、生成されたデータにはスモールデータ送信が適用できると判断することができる。データ量閾値は、第2のデバイス220によって設定することができる。あるいは、データ量閾値は、事前に設定することができる。さらに、第1のデバイス210-1は、SDTのデータ無線ベアラが有効であるかどうかを判断することができる。
ブロック520において、第1のデバイス210-1は、第1のタイマ及びリソース設定に基づいて、スモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断する。このようにして、障害回復手順を回避したり、RA-SDTの開始を遅らせたりすることができる。
第1のタイマはタイミングアドバンスに関連付けることができる。例えば、第1のタイマが動作しているとき、タイミングアドバンスは有効なままである。第1のタイマが満了した後は、タイミングアドバンスが有効でなくなる場合がある。第1のタイマの長さ/値は、第2のデバイス220によって設定することができる。
あるいは、第1のデバイス210-1は、後続のCGオケージョンが設定された再送信タイマをプラスするまで、第1のタイマが動作しているままであるかどうかを判断することができる。再送タイマは、第2のデバイス220によって設定することができる。この状況において、第1のタイマが、設定された再送信タイマをプラスした後続のCGオケージョンが動作しているままである場合、第2のデバイス220は、タイミングアドバンスは有効であると判断することができる。あるいは、第1のタイマが、設定された再送信タイマをプラスした後続のCGオケージョンを満了する場合、第2のデバイス220はタイミングアドバンスが無効であると判断することができる。
いくつかの実施形態では、第1のデバイス210-1は、有効性条件の評価を実行することができる。有効性条件は、SDTに適した任意の条件であってよいことに留意されたい。有効性条件に合致する/有効性条件が満たされる場合、CGベースのSDTを選択することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、第2のデバイス220からの現在のセルの基準信号受信電力(RSRP)を測定することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、測定されたRSRPをRSRP閾値と比較することができる。測定されたRSRPがRSRP閾値を超える場合、検証条件に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件を満たしていることをインジケートする。測定されたRSRPがRSRP閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
あるいは、またはそれに加えて、第1のデバイス210-1は、サービングビームが有効であるかどうかを判断することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、サービングビーム上の同期信号(SS)RSRPを測定することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、測定されたSS-RSRPをSS-RSRP閾値と比較することができる。測定されたSS-RSRPがSS-RSRP閾値を超える場合、検証条件に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件が満たされていることをインジケートする。測定されたSS-RSRPがSS-RSRP閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
他の実施形態では、有効性条件は、RSRPベースのTA有効性条件を含み得る。例えば、第1のデバイス210-1は、SS RSRPの変化を判断することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、SS-RSRPの変化を変化閾値と比較することができる。変化閾値は、増加閾値または減少閾値を含み得る。SS-RSRPの変化が変化閾値を超えた場合、検証条件に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件が満たされていることをインジケートする。SS-RSRPの変化が変化閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
有効性条件の評価は、任意の適切な時に実行することができる。いくつかの実施形態において、第1のデバイス210-1は、第2のタイマ(すなわち、有効性タイマ)と後続のCGオケージョンのタイミングとに基づいて有効性条件の評価を実行するタイミングを最適化することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、時間オフセットによって後続のCGオケージョンの前に有効性条件の評価を実行することができる。いくつかの実施形態では、時間オフセットは、有効性条件の評価を実行するための最小時間要件であってよい。時間オフセットは任意の適切な値であってよいことに留意されたい。本開示の実施形態は、この態様に限定されない。
いくつかの実施形態では、ブロック530で、第1のデバイス210-1は、第2のタイマ及びリソース設定に基づいて、有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断することができる。第1のデバイス210-1は、第2のタイマをCG-SDTに適用可能な有効性条件の評価に適用することができる。言い換えれば、評価(すなわち、有効性条件が満たされる/満たされない)は、第2のタイマに従って評価が実行された後、一定期間有効のままであってよい。
いくつかの実施形態では、第2のタイマは、任意のRSRPベースの有効性条件に適用することができる。例えば、第2のタイマは、RSRPベースのビーム有効性条件またはRSRPベースのTA有効性条件に適用することができる。
第2のタイマは、第2のデバイス220によって設定することができる。例えば、第2のデバイス220は、第2のタイマの長さをインジケートする第2のタイマの設定を送信することができる。あるいは、第2のタイマを事前に設定することができる。例えば、第2のタイマは、以前に設定されたデフォルトのタイマであってよい。他の実施形態では、第2のタイマは、第1のデバイス210-1によって適用されない場合もある。
あるいは、第2のタイマは、CGリソースが設定されるBWPに使用される副搬送波間隔(SCS)に基づいて決定することができる。いくつかの実施形態では、TA検証のためのRSRPベースの条件を考慮すると、これは、RSRP値に大きな変化が無いことに依存する。第1のデバイス210-1が閾値距離を超えて移動しない限り、TAは、第2のタイマ中に無効にならない可能性がある。この場合、閾値距離はSCSを基準にすることができる。あるいは、CGリソースが設定されているBWPに高いSCSが使用されている場合は第2のタイマを設定することができ、低いSCSが使用されている場合はタイマを設定しない。
いくつかの実施形態では、第1のデバイス210-1は、第2のタイマが満了した後に有効性条件の再評価を実行することができる。この場合、再評価により有効性条件に合致していないことがインジケートされると、第1のデバイス210-1はRAベースのSDTを開始することができる。あるいは、再評価により有効性条件に合致していることがインジケートされる場合、第1のデバイス210-1は第2のタイマを開始することができる。
第1のデバイス210-1は、後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかの判断に基づいてスモールデータ送信を実行する。いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスが有効である場合、第1のデバイス210-1は、ブロック540で、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行することができる。例えば、タイミングアドバンスが後続のCGオケージョンにおいて有効であり、有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能である場合、第1のデバイス210-1は後続のCGオケージョンにおいてCG-SDTを開始することができる。あるいは、タイミングアドバンスが後続のCGオケージョンにおいて無効であり、有効性条件が満たされていることをインジケートする評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能である場合、ブロック550で、第1のデバイス210-1はランダムアクセス手順においてスモールデータ送信を実行することができる。他の実施形態では、タイミングアドバンスが無効であり、評価が後続のCGオケージョンにおいて適用できない場合、第1のデバイス210-1は、ブロック560で非スモールデータ送信を実行することができる。
図6は、本開示の実施形態による方法600のフローチャートを示す。方法600は、任意の適切なデバイスにおいて実施することができる。例えば、方法は、第2のデバイス220で実施されてよい。
ブロック610で、第2のデバイス220は、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第1のデバイス210-1に送信する。本明細書で使用される「設定グラント送信」という用語は、動的グラントの無い送信を指すことができる。例えば、動的グラントの無い2つのタイプの送信、すなわち、設定グラントタイプ1及び設定グラントタイプ2が存在し得る。設定グラントタイプ1の場合、アップリンクグラントはRRCシグナリングによって提供されてよく、設定アップリンクグラントとして記憶されてよい。設定グラントタイプ2の場合、アップリンクグラントは、例えば、PDCCHによって提供されてよく、設定されたアクティブ化または非アクティブ化をインジケートする物理層信号に基づいて、設定アップリンクグラントとして記憶またはクリアされてよい。いくつかの実施形態では、リソース設定は、RRCシグナリングで送信することができる。あるいは、リソース設定はPDCCHシグナリングで送信することができる。
ブロック620において、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効である場合、第2のデバイス220は後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を受信する。いくつかの実施形態では、第2のデバイス220は、スモールデータ送信のための有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断するためのタイマの長さをインジケートする設定を第1のデバイス210-1に送信することができる。
あるいは、タイミングアドバンスが無効であり、評価が適用可能な場合、第2のデバイス220は、ランダムアクセス手順においてスモールデータ送信を受信することができる。他の実施形態では、タイミングアドバンスが無効であり、評価が適用できない場合、第2のデバイス220は、第1のデバイスから非スモールデータ送信を受信することができる。
いくつかの実施形態では、CG-SDT手順が開始された後、第1のデバイス210-1は、CG-SDT手順中にCGリソース検証も実行することができる。例えば、CG-SDTのTATの終了によりSDTのCGが無効になる、CG-SDTのビームが無効になる、またはRSRPが設定された閾値を下回るか、もしくは設定された閾値を超えて変化したなどの場合、第1のデバイス210-1はフォールバック手順を実行する。フォールバック手順は、例えば、RA-SDT手順、RRC再開手順、ULリソースを要求する通常のRA手順、またはIDLEもしくはRRCセットアップ要求手順に移行するアクションの実行のうちの1つであってよい。いくつかの実施形態では、CG-SDT手順中にTAT終了のみがチェックされ、ビーム/RSRP基準はSDT手順の開始時にのみチェックされる。
いくつかの実施形態では、SDT手順においてCGリソースが無効になる時点、例えば第2のデバイス220からの応答を受信する前または後に応じて、異なる手順を実行することができる。例えば、CG送信に対する第2のデバイス220の応答を受信する前にCGが無効になる場合、利用可能な有効なRA-SDTリソースがある場合にはRA-SDTが実行され、そうでない場合には、通常のRRC再開手順が実行されるか、または第1のデバイス210-1は、IDLEになるアクションを実行することができる。一例では、CGを介して送信されたデータを保存し、再送信することができる。あるいは、第1のデバイス210-1は、NW受信ウィンドウ全体を、そのウィンドウが終了する前に、CGが無効になるかどうかに関係なく、デコードすることができる。第1のデバイス210-1が第2のデバイス220から応答を受信した後にCGが無効になった場合、以下の、SDT手順がリソースを要求するために実行される通常のRA手順を続行する(そして、TATが終了している場合にはULタイミングを取得する)、または利用可能な有効なRA-SDTリソースがある場合、RA-SDTが実行される、またはSDT手順が停止され、通常の再開手順が実行される、のうちの1つが実行される。
いくつかの実施形態では、CGが無効になる原因に応じて異なる手順を実行することができる。例えば、TAT終了によりCGリソースが無効になるが、RSRPが依然としてSDTの閾値を超えている場合、RA-SDTが実行される、または、RSRPが閾値を下回ったためにCGリソースが無効になった場合、もしくは設定されたビームが無効になった場合、RSRPがRA-SDTの閾値を超えているかどうかに応じて、RA-SDTまたは通常の再開手順が実行される。
いくつかの実施形態では、SDTのCG設定は、第2のデバイス220から応答を受信した後にリリースまたは一時停止され、その後のUL送信(複数可)は動的スケジューリングに依存する。SDT手順が終了すると、RRCリリースメッセージで再設定または再開することができる。いくつかの実施形態では、SDT手順中にCGリソースが無効になる場合、SDTのCG設定は、一時停止されるか、一定期間一時停止されるか、またはリリースされる。いくつかの実施形態では、SDTのCG設定は、TAT終了以外の基準、例えばRSRP/ビーム基準により無効化された場合に一時停止され、TAT終了による場合、リリースされる。
いくつかの実施形態では、方法500を実行するための装置(例えば、第1のデバイス210)は、方法500における対応するステップを実行するためのそれぞれの手段を備えてよい。これらの手段は、任意の適切な方法で実施されてよい。例えば、これは、回路またはソフトウェアモジュールによって実施することができる。
いくつかの実施形態では、装置は、第1のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスから受信するための手段と、タイミングアドバンスがスモールデータ送信の後続のCGオケージョンにおいて有効であるかどうかを第1のタイマ及びリソース設定に基づいて判断するための手段と、判断に基づいて後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行するための手段とを備える。
いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断するための手段は、後続のCGオケージョンまで第1のタイマが動作しているままであるかどうかを判断するための手段と、第1のタイマが後続のCGオケージョンまで動作しているままであるという判断に従って、タイミングアドバンスが有効であると判断するための手段とを含む。
いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断するための手段は、スモールデータ送信が開始されたという判断に従って、スモールデータ送信の送信タイプを選択する間、タイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断するための手段を含み、送信タイプは、CG送信またはランダムアクセス(RA)送信を含む。
いくつかの実施形態では、装置は、後続のCGオケージョンにおいて、後続のCGオケージョンの前に、またはスモールデータ送信のデータが到着したときに、スモールデータ送信の送信タイプを選択するための手段を備える。
いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断するための手段は、第1のタイマが、後続のCGオケージョンが設定された再送信タイマをプラスするまで動作しているままであるかどうかを判断するための手段を含む。
いくつかの実施形態では、装置は、第2のタイマ及びリソース設定に基づいて、スモールデータ送信のための有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、検証条件は基準信号受信電力(RSRP)閾値を含み、装置はさらに、第2のデバイスから受信された基準信号におけるRSRPを測定するための手段と、RSRPの変化がRSRP変化閾値を超えたという判断に従って、検証条件が満たされたと判断するための手段とを備える。
いくつかの実施形態では、設定グラント送信に対する検証条件の評価が適用可能であると判断するための手段は、検証条件の評価を実行するための手段と、第2のタイマが後続のCGオケージョンまで動作しているという判断に従って、検証条件の評価が適用可能であると判断するための手段とを含む。
いくつかの実施形態では、装置は、時間オフセットによる後続のCGオケージョンの前に検証条件の評価を実行するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、時間オフセットは、第1のデバイスが評価を実行するための処理要件の最小時間長である。
いくつかの実施形態では、装置は、第2のデバイスから受信した第2のタイマの設定、またはCGリソースに使用される副搬送波間隔のうちの少なくとも1つに基づいて、第2のタイマの長さを決定するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、装置は、第2のタイマが満了したという判断に従って、有効性条件の再評価を実行するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、装置は、タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、ランダムアクセス手順においてスモールデータ送信を実行するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、装置は、タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、非スモールデータ送信手順を開始するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、スモールデータ送信を実行するための手段は、タイミングアドバンスが有効であり、スモールデータ送信のための有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能であるという判断に従って、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行するための手段を含む。
いくつかの実施形態では、スモールデータ送信を実行するための手段は、その判断と、スモールデータ送信のデータ量、または基準信号受信電力(RSRP)のうちの少なくとも1つとに基づいて、後続の設定グラントオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行するための手段を含む。
実施形態では、方法600を実行するための装置(例えば、第2のデバイス220)は、方法600での対応するステップを実行するためのそれぞれの手段を備え得る。これらの手段は、任意の適切な方法で実施されてよい。例えば、これは、回路またはソフトウェアモジュールによって実施することができる。
いくつかの実施形態では、装置は、第2のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスに送信するための手段と、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるという判断に従って、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を受信するための手段とを備える。
いくつかの実施形態では、装置は、スモールデータ送信の有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断するためのタイマの長さをインジケートする設定を第1のデバイスに送信するための手段を備える。
いくつかの実施形態では、装置は、タイミングアドバンスが無効であり、評価が適用可能であるという判断に従って、ランダムアクセス手順においてスモールデータ送信を受信するための手段を備える。
いくつかの実施形態では、装置は、タイミングアドバンスが無効であり、評価が適用できないという判断に従って、第1のデバイスから非スモールデータ送信を受信するための手段を備える。
図7は、本開示の実施形態を実施するのに適したデバイス700の簡略化されたブロック図である。デバイス700は、通信デバイス、例えば、図2に示す端末デバイス210、またはネットワークデバイス220を実装するために提供され得る。図に示すように、デバイス700は、1つまたは複数のプロセッサ710、プロセッサ710に結合された1つまたは複数のメモリ720、ならびにプロセッサ710に結合された1つまたは複数の通信モジュール740を含む。
通信モジュール740は、双方向通信用のものである。通信モジュール740は、通信を容易にするために少なくとも1つのアンテナを有する。通信インタフェースは、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインタフェースを表してよい。
プロセッサ710は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を含み得る。デバイス700は、メインプロセッサを同期させるクロックに時間的にスレーブされた特定用途向け集積回路チップなどの複数のプロセッサを有してよい。
メモリ720は、1つまたは複数の不揮発性メモリと1つまたは複数の揮発性メモリとを含み得る。不揮発性メモリの例は、リードオンリメモリ(ROM)724、電気的にプログラム可能なリーリードオンリメモリ(EPROM)、フラッシュメモリ、ハードディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)などの磁気記憶装置及び/または光記憶装置を含むが、これらに限定されない。揮発性メモリの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)722、及び電源を落としている間には持続しない他の揮発性メモリを含むが、これらに限定されない。
コンピュータプログラム730は、関連するプロセッサ710によって実行されるコンピュータ実行可能命令を含む。プログラム730は、ROM724に記憶されてよい。プロセッサ710は、プログラム730をRAM722にロードすることにより、任意の適切な動作及び処理を行うことができる。
本開示の実施形態は、図3及び図6を参照して説明した本開示の任意のプロセスをデバイス700が実行できるように、プログラム720によって実施されてよい。本開示の実施形態はまた、ハードウェアによって、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実施されてもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、プログラム730は、デバイス700に含まれ得るコンピュータ可読媒体(メモリ720など)に、またはデバイス700によってアクセス可能な他の記憶装置に、有形に含まれてよい。デバイス700は、実行のために、プログラム730をコンピュータ可読媒体からRAM722にロードしてよい。コンピュータ可読媒体は、ROM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードディスク、CD、DVDなど、任意のタイプの有形の不揮発性記憶装置を含み得る。図8は、CDまたはDVDの形態のコンピュータ可読媒体800の例を示す。コンピュータ可読媒体には、プログラム730が記憶されている。
一般に、本開示の様々な実施形態は、ハードウェアもしくは専用回路、ソフトウェア、ロジック、またはそれらの任意の組み合わせで実施されてよい。ある態様は、ハードウェアで実施されてよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実施されてよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして、または他のいくつかの図的表現を使用して図示及び記載されているが、本明細書に記載のブロック、装置、システム、技法または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特殊用途の回路もしくはロジック、汎用のハードウェアもしくはコントローラまたは他のコンピューティングデバイス、あるいはそれらの何らかの組み合わせにより実施されてよいことを理解されたい。
本開示はまた、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、図3~6を参照して上記で説明した方法を実行するために、プログラムモジュールに含まれるものなど、ターゲットの実プロセッサまたは仮想プロセッサ上のデバイスにおいて実行されるコンピュータ実行可能命令を含む。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実施する、ルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などを含む。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において望まれるように、プログラムモジュール間で組み合わせ、または分割されてよい。プログラムモジュールの機械実行可能な命令は、ローカルデバイス内または分散型デバイス内で実行されてよい。分散型デバイスでは、プログラムモジュールは、ローカル及びリモートの両方の記憶媒体に配置されてよい。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されてよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供されてよく、その結果、プログラムコードがプロセッサまたはコントローラによって実行されると、フローチャート及び/またはブロック図で規定された機能/動作が実施される。プログラムコードは、完全にマシン上で実行される場合もあれば、スタンドアローンのソフトウェアパッケージとして一部マシン上で実行される場合もあり、一部がマシン上で実行され、一部がリモートマシン上で実行される場合もあれば、完全にリモートマシンまたはサーバ上で実行される場合もある。
本開示の文脈において、コンピュータプログラムコードまたは関連データは、デバイス、装置またはプロセッサが、上記のように様々なプロセス及び動作を実行できるように、任意の適切なキャリアによって運ばれてよい。キャリアの例は、信号、コンピュータ可読媒体などを含む。
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であってよい。コンピュータ可読媒体は、電子、磁気、光、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、あるいはこれらの任意の適切な組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、1つまたは複数の配線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、またはそれらの任意の適切な組み合わせが挙げられる。
さらに、動作は特定の順序で示されているが、これは望ましい結果を得るために、そのような動作が、示された特定の順序で実行されること、または順次に実行されること、または図示された全ての動作が実行されることを要求するものと理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク処理及び並列処理が有利な場合もある。同様に、いくつかの具体的な実施態様の詳細が上記の説明に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する制限と解釈されるべきではなく、特定の実施形態に固有であり得る特徴を記載したものと解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈で記載されている特定の特徴は、単一の実施形態で組み合わせて実施されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で記載されている様々な特徴は、複数の実施形態で別々に、または任意の適切なサブコンビネーションで実施されてもよい。
本開示は、構造的特徴及び/または方法論的行為に特有の言語で記載されているが、添付の特許請求の範囲で定義される本開示は、必ずしも前述の具体的な特徴または行為に限定されないことを理解されたい。むしろ、上記の具体的な特徴及び行為は、特許請求の範囲を実施するための例示的な形態として開示されている。
本開示の実施形態は、一般に、通信技術に関し、より具体的には、設定グラント送信のための方法、デバイス及びコンピュータ可読媒体に関する。
通信システムの発展に伴い、新しい技術が提案されている。例えば、周期的に割り当てられるリソースの利用率を高めるために、通信システムは、設定グラント(CG:configured grant)機構によって割り当てられた周期的リソースを複数のデバイスが共有できるようにし得る。基地局は、設定グラントリソースを複数の端末デバイスに割り当て、端末デバイスは、送信するデータがあるときにそのリソースを利用する。設定グラントリソースを割り当てることにより、通信システムはスケジューリング要求手順に起因するパケット送信遅延を排除する。
一般に、本開示の実施形態は、設定グラント送信のための方法と対応するデバイスとに関する。
第1の態様では、第1のデバイスが提供される。第1のデバイスは、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスから受信することと、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるかどうかを第1のタイマ及びリソース設定に基づいて判断することと、判断に基づいて後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行することとを第1のデバイスに行わせるように構成される。
第2の態様では、第2のデバイスが提供される。第2のデバイスは、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備え、少なくとも1つのメモリ及びコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスに送信することと、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるという判断に従って、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を受信することとを第2のデバイスに行わせるように構成される。
第3の態様では、方法が提供される。方法は、第1のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスから受信することを含む。方法はまた、第1のタイマ及びリソース設定に基づいて、スモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断することを含む。方法はさらに、判断に基づいて後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行することを含む。
第4の態様では、方法が提供される。方法は、第2のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスに送信することを含む。方法はさらに、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるという判断に従って、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を受信することを含む。
第5の態様では、装置が提供される。装置は、第1のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスから受信するための手段と、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるかどうかを第1のタイマ及びリソース設定に基づいて判断するための手段と、判断に基づいて後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行するための手段とを備える。
第6の態様では、装置が提供される。装置は、第2のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスに送信するための手段と、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるという判断に従って、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を受信するための手段とを備える。
第7の態様において、少なくとも上記の第3の態様または第4の態様による方法を装置に実行させるためのプログラム命令を含むコンピュータ可読媒体が提供される。
発明の概要のセクションは、本開示の実施形態の重要または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、また、本開示の範囲を制限するために使用されることを意図するものでもないことを、理解されたい。本開示の他の特徴は、以下の記載を通じて容易に理解できるであろう。
次に、いくつかの例示的な実施形態を、添付の図面を参照しながら記載する。
スモールデータ送信(SDT)ソリューションの概略図を示す。 スモールデータ送信(SDT)ソリューションの概略図を示す。 スモールデータ送信(SDT)ソリューションの概略図を示す。 本開示の実施形態による通信システムの概略図を示す。 本開示の実施形態によるデバイス間のインタラクションの概略図を示す。 本開示の実施形態による設定グラント構成の概略図を示す。 本開示の実施形態による方法のフローチャートを示す。 本開示の実施形態による方法のフローチャートを示す。 本開示の実施形態を実施するのに適している装置の簡略化されたブロック図を示す。 本開示のいくつかの例示的な実施形態による、例示のコンピュータ可読媒体のブロック図を示す。
図面全体を通して、同一または類似の参照番号は、同一または類似の要素を表す。
次に、本開示の原理を、いくつかの例示的な実施形態を参照しながら記載する。これらの実施形態は、説明のためだけに記載されたものにすぎず、当業者が本開示を理解し実施するのに役立つものであるが、本開示の範囲については、いかなる制限をも示唆するものではないことを理解されたい。本明細書に記載の開示は、以下に記載されている以外にも様々な方法で実施することができる。
下記の説明及び特許請求の範囲では、本明細書で使用される全ての技術用語及び科学用語は、別段の定義がない限り、本開示が属する技術分野の当業者により一般的に理解される意味と同じ意味を有する。
本開示における「一実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」などという言及は、記載の実施形態が特定の特徴、構造、または特性を備え得るが、あらゆる実施形態が特定の特徴、構造、または特性を備える必要はないことを示す。さらに、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態を指しているわけではない。さらに、例示的な実施形態に関連して特定の特徴、構造、または特性が記載されている場合、明示的に記載されているか否かにかかわらず、他の実施形態に関するそのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内であると考えられる。
本明細書では、様々な要素を記載するために、「第1の」及び「第2の」などの用語を使用することがあるが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためだけに使用される。例えば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素が第2の要素と呼ばれてもよく、同様に、第2の要素が第1の要素と呼ばれてもよい。本明細書で使用される場合、用語「及び/または」は、列記された用語の1つまたは複数の任意の及びすべての組み合わせを含む。
本明細書で使用される専門用語は、特定の実施形態の記述のみを目的としたものであり、例示的な実施形態に限定することを意図したものではない。本明細書で使用される場合、単数形の「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明らかにそうでないことを示す場合を除き、複数形も含むことを意図している。本明細書で使用される場合、用語「備える、含む(comprises)」、「備える、含む(comprising)」、「有する(has)」、「有する(having)」、「備える、含む(includes)」、及び/または「備える、含む(including)」は、記載した特徴、要素、及び/または構成要素などの存在を特定するものであるが、1つまたは複数の他の特徴、要素、構成要素、及び/またはそれらの組み合わせの存在または追加を排除するものではないことも理解されよう。
本出願で使用される場合、用語「回路」は、
(a)ハードウェアのみの回路実装(アナログ及び/またはデジタル回路のみで実装など)、
(b)(適用可能な場合)、次のハードウェア回路とソフトウェアとの組み合わせ、
(i)アナログ及び/またはデジタルハードウェア回路(複数可)と、ソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせ、
(ii)ハードウェアプロセッサ(複数可)の任意の部分とソフトウェア(携帯電話またはサーバなどの装置に様々な機能を実行させるように協働する、デジタルシグナルプロセッサ(複数可)、ソフトウェア、及びメモリ(複数可)含む)、
(c)動作のためにソフトウェア(例えばファームウェア)を必要とするハードウェア回路(複数可)、及び/またはマイクロプロセッサ(複数可)もしくはマイクロプロセッサ(複数可)の一部などのプロセッサ(複数可)。ただし、ソフトウェアは、動作に不要な場合は存在しないことがある。
「回路」のこの定義は、あらゆる請求項を含む、本出願書類におけるこの用語のすべての使用に適用される。さらなる例として、回路という用語は、本出願で使用する場合、単なるハードウェア回路またはプロセッサ(もしくは複数のプロセッサ)、あるいはハードウェア回路またはプロセッサの一部、ならびにそれに(またはそれらに)付随するソフトウェア及び/またはファームウェアの一実施態様も包含する。回路という用語はまた、例えば、特定の請求項の構成要素に該当する場合、モバイルデバイスのベースバンド集積回路またはプロセッサ集積回路、あるいはサーバ、セルラネットワークデバイス、またはその他のコンピューティングもしくはネットワークデバイスの同様の集積回路を含む。
本明細書で使用される場合、用語「通信ネットワーク」は、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEアドバンスト(LTE-A)、広帯域符号分割多重アクセス(WCDMA)、高速パケットアクセス(HSPA)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、新無線(NR)など、任意の適切な通信規格に準拠したネットワークを指す。さらに、通信ネットワーク内の端末デバイスとネットワークデバイスとの間の通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、次世代の第5世代(5G)の通信プロトコル、及び/または現在知られているか、もしくは今後開発される任意の他のプロトコルを含むがこれらに限定されない、任意の適切な世代の通信プロトコルに従って実行されてよい。本開示の実施形態は、様々な通信システムに適用することができる。通信における急速な発展を考えると、もちろん、本開示を具現化することができる未来型の通信技術及びシステムも存在するであろう。本開示の範囲を前述のシステムのみに限定するものと見なすべきではない。
本明細書で使用するとき、用語「ネットワークデバイス」とは、端末デバイスがネットワークにアクセスし、そこからサービスを受けるのに経由する通信ネットワーク内のノードを指す。ネットワークデバイスは、適用される用語法及び技術に応じて、基地局(BS)またはアクセスポイント(AP)、例えば、ノードB(NodeBまたはNB)、発展型NodeB(eNodeBまたはeNB)、NR NB(gNBとも呼ばれる)、リモート無線ユニット(RRU)、無線ヘッダ(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、リレー、フェムトやピコなどの低電力ノードなどを表し得る。
用語「端末デバイス」は、無線通信することが可能であり得る任意のエンドデバイスを指す。限定ではなく例として、端末デバイスは、通信デバイス、ユーザ機器(UE)、加入者局(SS)、携帯加入者局、移動局(MS)、またはアクセス端末(AT)と呼ばれることもある。端末デバイスは、携帯電話、セルラ電話、スマートフォン、ボイスオーバIP(VoIP)電話、ワイヤレスローカルループ電話、タブレット、ウェアラブル端末デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、デジタルカメラなどの画像キャプチャ端末デバイス、ゲーム端末デバイス、音楽ストレージ及び再生器具、車載ワイヤレス端末デバイス、ワイヤレスエンドポイント、移動局、ラップトップ組み込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、スマートデバイス、ワイヤレス顧客構内機器(CPE)、モノのインターネット(loT)デバイス、時計もしくは他のウェアラブル、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、ビークル、ドローン、医療機器及びアプリケーション(例えば、リモート手術)、産業用デバイス及びアプリケーション(例えば、生産加工及び/または自動処理チェーンの背景で動作するロボット及び/または他のワイヤレスデバイス)、家庭用電子機器、商用及び/または産業用ワイヤレスネットワーク上で動作するデバイスなどを含み得るが、これらに限定されない。以下の記載では、「端末デバイス」、「通信デバイス」、「端末」、「ユーザ機器」及び「UE」という用語は、交換可能に用いられてよい。
上述したように、設定グラント(CG)ベースのアップリンク送信が提案されている。いくつかの技術によれば、スモールデータ送信をサポートすることができる。図1Aは、4ステップのランダムアクセスチャネル(RACH)ベースのSDT(すなわち、4ステップRA-SDT)のインタラクションの概略図を示す。図1Aに示すように、端末デバイス110は、無線リソース制御(RRC)非アクティブ状態にある場合、メッセージ1(MSG1)をネットワークデバイス120に送信することができる(1010)。MSG1は、RACHのプリアンブルを含む。ネットワークデバイス120は、端末デバイス110にメッセージ2(MSG2)を送信することができる(1020)。MSG2は、ランダムアクセス応答を含む。端末デバイス110は、ネットワークデバイス120にメッセージ3(MSG3)を送信することができる(1030)。MSG3は、RRC接続再開要求を含む。MSG3では、小さいペイロード(すなわち、スモールデータ)を送信することができる。例えば、小さいペイロードは、RRC接続再開要求と多重化することができる。ネットワークデバイス120は、RRCリリースメッセージを送信することができる(1040)。
図1Bは、2ステップRACHベースのSDT(すなわち、2ステップRA-SDT)のインタラクションの概略図を示す。図1Bに示すように、端末デバイス110がRRC非アクティブ状態にあるとき、端末デバイス110はメッセージA(MSG A)をネットワークデバイス120に送信する(1110)。MSG Aは、RACHのプリアンブルを含み得る。スモールデータは、MSG Aを用いて送信することができる。詳細には、スモールデータは、ネットワークデバイス120によって事前に設定された物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソース上で送信することができ、システム情報で関連する物理送信パラメータと共にブロードキャストされる。ネットワークデバイス120は、メッセージB(MSG B)を端末デバイス110に送信する(1120)。MSG Bは、ランダムアクセス応答を含む。
図1Cは、設定グラントベースのSDT(すなわち、CG-SDT)のインタラクションの概略図を示す。端末デバイス110がRRC接続状態にある場合、端末デバイス110は、タイミングアライメントが有効である限り、RRC非アクティブでのULデータ送信に使用される特定の事前設定されたPUSCHリソースをインジケートするCGタイプ1設定を受信することができる(1210)。ネットワークデバイス120は、RRCリリースメッセージを送信することができる(1220)。
無線システムでは、時間領域でダウンリンクフレームとアライメントするために、アップリンクフレームのタイミングを調整する必要がある。いくつかの従来技術によれば、タイミングアドバンス(TA)値は、信号が端末デバイスからネットワークデバイスに到達するまでにかかる時間の長さに相当する。タイミングアドバンス調整は、RACH手順中(例えば、タイミングアドバンスコマンドを介して)と、RRC接続状態の端末デバイスの通常動作中の両方で行うことができる。本明細書で使用される「タイミングアドバンスコマンド(TAC)」という用語は、アップリンク送信に適用するために現在のタイミングアドバンスを調整するためにネットワークデバイスによって端末デバイスに送信されるコマンドを指すことができる。これは、端末デバイスが、受信したコマンドに従って、対応するDLフレームよりも一定量のULシンボル前に、所与のULフレームに関連付けられたネットワークへの送信を実行することを意味する。これは、例えば、PUSCH、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)、及びサウンディング基準信号(SRS)送信に適用される。基本的に、TACは、端末デバイスがUL送信を進めるのに必要な時間量を端末デバイスに通知することができる。
いくつかの従来技術によれば、CG-SDT選択は、ランダムアクセスベースのSDT(すなわち、RA-SDT)と比較して優先される。しかしながら、端末デバイスは、RRC非アクティブ状態にあるときにULデータ送信を行うためのCG-SDT送信タイプ及びCG-SDTリソースを選択できるようになる前に、いくつかの(連続した)評価を実行する必要がある。
いくつかの実施形態では、端末デバイスは、送信タイプの選択(例えば、CG-SDTタイプとRA-SDTタイプの間の選択)のための遅延を最小限に抑えるために、端末デバイスのバッファにデータが到着した直後に評価手順を開始する可能性が高い。例えば、手順に含まれる基準信号受信電力(RSRP)ベースの評価では、次に利用可能なSSB送信オケージョン(複数可)で新しいRSRP測定を実行する必要があるため、これは有益である。さらに、CG-SDT選択の結果が成功しなかった場合、代わりに2ステップRA-SDTまたは2ステップRA-SDTを選択できるかどうかを判断するために評価を継続することが必要な場合があり、これにはさらに時間がかかることになる。
しかしながら、端末デバイスがデータ到着直後に評価手順を実行するが、CG-SDT送信用に選択されたCGリソースに対して設定されたCG周期値が大きい(例えば、160~640ms)場合、これは、選択されたCGリソースが次に利用可能になる時間と、UEがCGリソースを選択した時間との間に、一定の遅延(例えば、最大640ms)が存在し得ることを意味する。
上記の問題の少なくとも一部及び他の潜在的な問題を解決するために、設定グラント送信に関する解決策が提案されている。本開示の実施形態によれば、スモールデータ送信が必要な場合、第1のデバイスは、スモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断する。第1のデバイスはまた、有効性条件(validity condition)の評価がスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて適用可能であるかどうかを判断する。タイミングアドバンスが有効であり、評価が適用可能な場合、第1のデバイスは、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行する。このようにして、第1のデバイスは有効性条件の評価を事前に実行できるため、遅延が軽減され、失敗が回避される。
図2は、本開示の実施形態を実装することができる通信システムの概略図を示す。通信ネットワークの一部である通信システム200は、第1のデバイス210-1、第1のデバイス210-2、第1のデバイス210-3、...、第1のデバイス210-Nを含み、これらは「第1のデバイス(複数可)210」と総称することができる。通信システム200は、第2のデバイス220をさらに含む。図2に示されるデバイス及の数がいかなる限定をも示唆することなく、例示の目的のために与えられていることを理解されたい。通信システム200は、任意の適切な数のデバイス及びセルを含み得る。通信システム200では、第1のデバイス210及び第2のデバイス220は、互いにデータ及び制御情報を通信することができる。第1のデバイス210が端末デバイスであり、第2のデバイス220がネットワークデバイスである場合、第2のデバイス220から第1のデバイス210へのリンクはダウンリンク(DL)と呼ばれ、第1のデバイス210から第2のデバイス220へのリンクはアップリンク(UL)と呼ばれる。図2に示されるデバイスの数は、いかなる限定をも示唆することなく、例示の目的のために与えられている。
通信システム200における通信は、第1世代(1G)、第2世代(2G)、第3世代(3G)、第4世代(4G)、及び第5世代(5G)などのセルラ通信プロトコル、電気電子技術者協会(IEEE)802.11及びこれに類するものなどの無線ローカルネットワーク通信プロトコル、及び/または現在知られているか、もしくは今後開発される任意の他のプロトコルを含むが、これらに限定されない、任意の適切な通信プロトコル(複数可)に従って実施され得る。さらに、通信は、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割デュプレクサ(FDD)、時分割デュプレクサ(TDD)、多入力多出力(MIMO)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)及び/または現在知られているか、もしくは今後開発される任意の他の技術を含むが、これらに限定されない、任意の適切な無線通信技術を利用してよい。
本開示の例示的な実施形態は、添付の図面を参照して以下に詳細に記載されている。ここで、図2を参照すると、本開示の例示的な実施形態による、シグナリングフロー200が示されている。説明目的のみで、シグナリングフロー200には、第1のデバイス210-1及び第2のデバイス220が関与する。
第2のデバイス220は、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第1のデバイス210-1に送信する(3005)。本明細書で使用される「設定グラント送信」という用語は、動的グラントの無い送信を指すことができる。例えば、動的グラントの無い送信には、設定グラントタイプ1と設定グラントタイプ2の2つのタイプが存在する可能性がある。設定グラントタイプ1の場合、アップリンクグラントはRRCシグナリングによって提供されてよく、設定アップリンクグラントとして記憶されてよい。設定グラントタイプ2の場合、アップリンクグラントは、例えば、PDCCHによって提供されてよく、設定されたアクティブ化または非アクティブ化をインジケートする物理層信号(例えば、PDCCH DCI)に基づいて、設定アップリンクグラントとして記憶またはクリアされてよい。いくつかの実施形態では、リソース設定は、RRCシグナリングで送信することができる。あるいは、リソース設定はPDCCHシグナリングで送信することができる。
タイプ1とタイプ2はどちらも、サービングセルごと、及び帯域幅部分(BWP)ごとに設定することができる。タイプ2グラントの場合、アクティブ化及び非アクティブ化はサービングセル間で独立して行うことができる。設定グラントタイプ1が使用される場合、リソース設定は、再送信用に設定されたスケジューリング無線ネットワーク一時識別子(CS-RNTI)、設定グラントタイプ1の周期性、時間領域におけるシステムフレーム番号に対するリソースのオフセット、開始シンボルと割り当ての長さとを含む時間領域パラメータ、及びハイブリッド自動繰り返し要求(HARQ)プロセスの数というパラメータの1つまたは複数を含み得る。あるいは、設定グラントタイプ2が使用される場合、リソース設定は、アクティブ化、非アクティブ化、及び再送信用のCS-RNTI、設定グラントタイプ2の周期性、ならびにHARQプロセスの数というパラメータのうちの1つまたは複数を含み得る。図4は、CG送信の設定の例を示す。図4に示すように、複数のCGオケージョン410-1、410-2、410-3、及び410-4が存在する。なお、図4に示すCGオケージョンの数は一例に過ぎず、これに限定されるものではない。CGオケージョンの間にデータを送信することができる。
いくつかの実施形態では、第1のデバイス210-1は、生成されたデータのデータ量をデータ量閾値と比較することができる。例えば、時点420で生成されたデータのデータ量がデータ量閾値を超える場合、第1のデバイス210-1は、時点420で生成されたデータにはスモールデータ送信が適用できないと判断することができる。あるいは、時点420で生成されたデータのデータ量がデータ量閾値未満の場合、第1のデバイス210-1は、時点420で生成されたデータにはスモールデータ送信が適用できると判断することができる。データ量閾値は、第2のデバイス220によって設定することができる。あるいは、データ量閾値は、事前に設定することもできる。さらに、第1のデバイス210-1は、SDTのデータ無線ベアラが有効であるかどうかを判断することができる。
戻って図3を参照すると、第1のデバイス210-1は、第1のタイマ及びリソース設定に基づいて、スモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断する(3010)。このようにして、障害回復手順を回避したり、RA-SDTの開始を遅らせたりすることができる。例えば、図4に示すように、スモールデータ送信のためのデータは、時点420で第1のデバイス210-1によって生成することができる。この場合、CGオケージョン410-2は、後続のCGオケージョンとみなすことができる。
第1のタイマはタイミングアドバンスに関連付けることができる。いくつかの実施形態では、第1のタイマはタイミングアドバンスタイマ(TAT)であってよい。例えば、第1のタイマが動作しているとき、タイミングアドバンスは有効なままである。第1のタイマが満了した後は、タイミングアドバンスも有効でなくなる場合がある。第1のタイマの長さ/値は、第2のデバイス220によって設定することができる。図4に示す例としてのみ、第1のデバイス210-1は、第1のタイマがCGオケージョン410-2まで動作しているままであるかどうかを判断することができる。第1のタイマがCGオケージョン410-2まで動作しているままである場合、第1のデバイス210-1は、タイミングアドバンスがCGオケージョン410-2において有効であると判断することができる。あるいは、第1のタイマがCGオケージョン410-2の前に終了する場合、第1のデバイス210-1は、タイミングアドバンスはCGオケージョン410-2において無効であると判断することができる。
いくつかの実施形態では、時点420で生成されたデータのSDT手順が開始される場合、第1のデバイス210-1は、データのSDTタイプを選択することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、データに対してCGベースまたはRAベースのSDTを選択することができる。この状況において、第1のデバイス210-1は、SDTタイプの選択中に、後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断することができる。後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効である場合、第1のデバイス210-1はCGベースのSDTを選択することができる。あるいは、後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが無効である場合、第1のデバイス210-1はRAベースのSDTを選択することができる。
あるいは、第1のデバイス210-1は、後続のCGオケージョンが設定された再送信タイマをプラスするまで、第1のタイマが実行しているままであるかどうかを判断することができる。再送タイマは、第2のデバイス220によって設定することができる。この状況において、第1のタイマが、設定された再送信タイマをプラスした後続のCGオケージョンが動作しているままである場合、第2のデバイス220は、タイミングアドバンスが有効であると判断することができる。あるいは、第1のタイマが設定された再送信タイマをプラスした後続のCGオケージョンを満了する場合、第2のデバイス220はタイミングアドバンスが無効であると判断することができる。
第1のデバイス210-1は、有効性条件の評価を実行することができる。有効性条件は、SDTに適した任意の条件であってよいことに留意されたい。有効性条件に合致する/有効性条件が満たされる場合、CGベースのSDTを選択することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、第2のデバイス220からの現在のセルの基準信号受信電力(RSRP)を測定することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、測定されたRSRPをRSRP閾値と比較することができる。測定されたRSRPがRSRP閾値を超える場合、検証条件(validation contition)に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件を満たしていることをインジケートする。測定されたRSRPがRSRP閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
あるいは、またはそれに加えて、第1のデバイス210-1は、サービングビームが有効であるかどうかを判断することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、サービングビーム上の同期信号(SS)RSRPを測定することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、測定されたSS-RSRPをSS-RSRP閾値と比較することができる。測定されたSS-RSRPがSS-RSRP閾値を超える場合、検証条件に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件を満たしていることをインジケートする。測定されたSS-RSRPがSS-RSRP閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
他の実施形態では、有効性条件は、RSRPベースのTA有効性条件を含み得る。例えば、第1のデバイス210-1は、SS RSRPの変化を判断することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、SS-RSRPの変化を変化閾値と比較することができる。変化閾値は、増加閾値または減少閾値を含み得る。SS-RSRPの変化が変化閾値を超えた場合、検証条件に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件を満たしていることをインジケートする。SS-RSRPの変化が変化閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
有効性条件の評価は、任意の適切な時に実行することができる。いくつかの実施形態において、第1のデバイス210-1は、第2のタイマ(すなわち、有効性タイマ)と後続のCGオケージョンのタイミングとに基づいて有効性条件の評価を実行するタイミングを最適化することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、時間オフセットによって後続のCGオケージョンの前に有効性条件の評価を実行することができる。図4に示すように、第1のデバイス210-1は、CGオケージョン410-2より時間オフセット430だけ前の時点440で評価を実行することができる。いくつかの実施形態では、時間オフセットは、有効性条件の評価を実行するための最小時間要件であってよい。時間オフセットは任意の適切な値であってよいことに留意されたい。本開示の実施形態は、この態様に限定されない。
あるいは、またはそれに加えて、第1のデバイス210-1は、第2のタイマ及びリソース設定に基づいて、有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断することができる(3015)。第1のデバイス210-1は、第2のタイマをCG-SDTに適用可能な有効性条件の評価に適用することができる。言い換えれば、評価(すなわち、有効性条件が満たされる/満たされない)は、第2のタイマに従って評価が実行された後、一定期間有効のままであってよい。例えば、図4に示すように、第1のデバイス210-1は、オケージョン410-2の前に評価を実行することができ、第1のデバイス210-1は、有効性条件の評価がCGオケージョン410-2において引き続き適用可能であるかどうかを判断することができる。
いくつかの実施形態では、第2のタイマは、任意のRSRPベースの有効性条件に適用することができる。例えば、第2のタイマはRSRPベースのビーム有効性条件に適用することができる。
第2のタイマは、第2のデバイス220によって設定することができる。例えば、第2のデバイス220は、第2のタイマの長さをインジケートする第2のタイマの設定を送信することができる。あるいは、第2のタイマを事前に設定することもできる。例えば、第2のタイマは、以前に設定されたデフォルトのタイマであってよい。他の実施形態では、第2のタイマは、第1のデバイス210-1によって適用されない場合もある。
あるいは、第2のタイマは、CGリソースが設定されるBWPに使用される副搬送波間隔(SCS)に基づいて決定することもできる。いくつかの実施形態では、TA検証のためのRSRPベースの条件を考慮すると、これは、RSRP値に大きな変化が無いことに依存する。第1のデバイス210-1が閾値距離を超えて移動しない限り、TAは、第2のタイマ中に無効にならない可能性がある。この場合、閾値距離はSCSを基準にすることができる。単なる例として、SCSが120KHzの場合、閾値距離は9mであってよく、これは、120KHzのSCSのTA調整空間粒度に対応する(以下の表1を参照)。ここで、Tとμはそれぞれ、新無線(NR)の基本時間単位と副搬送波間隔設定である。
第1のデバイス210-1が50km/h(すなわち、13.8m/s)で移動する場合、第1のデバイス210-1は、約640msで約9m移動することができる。これにより、すでに消費されている可能性のあるTA空間粒度の部分が考慮されない場合、最大640msの第2のタイマを低/中モバイルUEに使用することができる。いくつかの例示的な実施形態では、第2のタイマは、観察されたRSRP変化と、RSRPベースの検証が行われた時点で計算された変化閾値との間の差に依存することができる。一例では、第2のタイマは、観察されたRSRP変化と、RSRPベースの検証が行われた時点で計算された変化閾値との間の差に基づいてスケーリングすることができる。単なる例として、第2のタイマが640ms、RSRPの変化が2dB、許容変化ウィンドウが増加閾値に減少閾値をプラスしたものに等しい5dBであり、残りの許容変化ウィンドウが許容変更ウィンドウからRSRPの変化をマイナスしたものに等しい3dBであると仮定すると、スケーリングされた第2のタイマは、第2のタイマ、許容変化ウィンドウ、及び残りの許容変化ウィンドウに基づくことができる。この場合、スケーリングされた第2のタイマは640ms*(3dB/5dB)となり、これは384msに等しい。
あるいは、CGリソースが設定されているBWPに高いSCSが使用されている場合は第2のタイマを設定することができ、低いSCSが使用されている場合はタイマを設定しない。例えば、SCSが60kHzより高い場合、第2のタイマを設定することができる。あるいは、SCSが60kHzより低い場合、第2のタイマは設定されない場合がある。
いくつかの実施形態では、第1のデバイス210-1は、第2のタイマが満了した後に有効性条件の再評価を実行することができる。この場合、再評価により有効性条件に合致しないことがインジケートされると、第1のデバイス210-1はRAベースのSDTを開始することができる。あるいは、再評価により有効性条件に合致することがインジケートされた場合、第1のデバイス210-1は第2のタイマを開始することができる。
第1のデバイス210-1は、後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかの判断に基づいてスモールデータ送信を実行する。いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスが有効である場合、第1のデバイス210-1は、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行することができる(3020)。例えば、タイミングアドバンスが後続のCGオケージョンにおいて有効であり、有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能である場合、第1のデバイス210-1は後続のCGオケージョンにおいてCG-SDTを開始することができる。あるいは、後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが無効である場合、第1のデバイス210-1は、ランダムアクセス(RA)手順においてスモールデータ送信を実行することができる(3025)。例えば、RA-SDTの条件が満たされる場合、RA手順においてスモールデータ送信を実行することができる。他の実施形態では、タイミングアドバンスが無効である場合、第1のデバイス210-1は、非スモールデータ送信を実行することができる(3030)。例えば、RA-SDTの条件が満たされない場合、非スモールデータ送信を実行することができる。いくつかの実施形態では、スモールデータ送信は、データ量に基づいて実行することができる。あるいは、スモールデータ送信は、基準信号受信電力に基づいて実行することができる。
本開示の実施形態は、UEが事前に有効性条件評価を実行することを可能にする。このようにして、遅延を削減し、障害シナリオを回避することができる。
図5は、本開示の実施形態による方法500のフローチャートを示す。方法500は、任意の適切なデバイスにおいて実施することができる。例えば、方法は、第1のデバイス210-1で実施されてよい。
ブロック510で、第1のデバイス210-1は、第2のデバイス220からCG送信のリソース設定を受信する。例えば、動的グラントの無い2つのタイプの送信、すなわち、設定グラントタイプ1及び設定グラントタイプ2が存在し得る。設定グラントタイプ1の場合、アップリンクグラントはRRCシグナリングによって提供されてよく、設定アップリンクグラントとして記憶されてよい。設定グラントタイプ2の場合、アップリンクグラントは、PDCCHによって提供されてよく、設定されたアクティブ化または非アクティブ化をインジケートする物理層信号に基づいて、設定アップリンクグラントとして記憶またはクリアされてよい。いくつかの実施形態では、リソース設定は、RRCシグナリングで送信することができる。あるいは、リソース設定はPDCCHシグナリングで送信することができる。
いくつかの実施形態では、第1のデバイス210-1は、生成されたデータのデータ量をデータ量閾値と比較することができる。例えば、生成されたデータのデータ量がデータ量閾値を超える場合、第1のデバイス210-1は、生成されたデータにはスモールデータ送信が適用できないと判断することができる。あるいは、生成されたデータのデータ量がデータ量閾値未満の場合、第1のデバイス210-1は、生成されたデータにはスモールデータ送信が適用できると判断することができる。データ量閾値は、第2のデバイス220によって設定することができる。あるいは、データ量閾値は、事前に設定することができる。さらに、第1のデバイス210-1は、SDTのデータ無線ベアラが有効であるかどうかを判断することができる。
ブロック520において、第1のデバイス210-1は、第1のタイマ及びリソース設定に基づいて、スモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断する。このようにして、障害回復手順を回避したり、RA-SDTの開始を遅らせたりすることができる。
第1のタイマはタイミングアドバンスに関連付けることができる。例えば、第1のタイマが動作しているとき、タイミングアドバンスは有効なままである。第1のタイマが満了した後は、タイミングアドバンスが有効でなくなる場合がある。第1のタイマの長さ/値は、第2のデバイス220によって設定することができる。
あるいは、第1のデバイス210-1は、後続のCGオケージョンが設定された再送信タイマをプラスするまで、第1のタイマが動作しているままであるかどうかを判断することができる。再送タイマは、第2のデバイス220によって設定することができる。この状況において、第1のタイマが、設定された再送信タイマをプラスした後続のCGオケージョンが動作しているままである場合、第2のデバイス220は、タイミングアドバンスは有効であると判断することができる。あるいは、第1のタイマが、設定された再送信タイマをプラスした後続のCGオケージョンを満了する場合、第2のデバイス220はタイミングアドバンスが無効であると判断することができる。
いくつかの実施形態では、第1のデバイス210-1は、有効性条件の評価を実行することができる。有効性条件は、SDTに適した任意の条件であってよいことに留意されたい。有効性条件に合致する/有効性条件が満たされる場合、CGベースのSDTを選択することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、第2のデバイス220からの現在のセルの基準信号受信電力(RSRP)を測定することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、測定されたRSRPをRSRP閾値と比較することができる。測定されたRSRPがRSRP閾値を超える場合、検証条件に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件を満たしていることをインジケートする。測定されたRSRPがRSRP閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
あるいは、またはそれに加えて、第1のデバイス210-1は、サービングビームが有効であるかどうかを判断することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、サービングビーム上の同期信号(SS)RSRPを測定することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、測定されたSS-RSRPをSS-RSRP閾値と比較することができる。測定されたSS-RSRPがSS-RSRP閾値を超える場合、検証条件に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件が満たされていることをインジケートする。測定されたSS-RSRPがSS-RSRP閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
他の実施形態では、有効性条件は、RSRPベースのTA有効性条件を含み得る。例えば、第1のデバイス210-1は、SS RSRPの変化を判断することができる。この場合、第1のデバイス210-1は、SS-RSRPの変化を変化閾値と比較することができる。変化閾値は、増加閾値または減少閾値を含み得る。SS-RSRPの変化が変化閾値を超えた場合、検証条件に合致する。言い換えれば、この場合、評価は検証条件が満たされていることをインジケートする。SS-RSRPの変化が変化閾値未満の場合、検証条件に合致しない。この状況では、評価は検証条件が満たされていないことをインジケートする。
有効性条件の評価は、任意の適切な時に実行することができる。いくつかの実施形態において、第1のデバイス210-1は、第2のタイマ(すなわち、有効性タイマ)と後続のCGオケージョンのタイミングとに基づいて有効性条件の評価を実行するタイミングを最適化することができる。例えば、第1のデバイス210-1は、時間オフセットによって後続のCGオケージョンの前に有効性条件の評価を実行することができる。いくつかの実施形態では、時間オフセットは、有効性条件の評価を実行するための最小時間要件であってよい。時間オフセットは任意の適切な値であってよいことに留意されたい。本開示の実施形態は、この態様に限定されない。
いくつかの実施形態では、ブロック530で、第1のデバイス210-1は、第2のタイマ及びリソース設定に基づいて、有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断することができる。第1のデバイス210-1は、第2のタイマをCG-SDTに適用可能な有効性条件の評価に適用することができる。言い換えれば、評価(すなわち、有効性条件が満たされる/満たされない)は、第2のタイマに従って評価が実行された後、一定期間有効のままであってよい。
いくつかの実施形態では、第2のタイマは、任意のRSRPベースの有効性条件に適用することができる。例えば、第2のタイマは、RSRPベースのビーム有効性条件またはRSRPベースのTA有効性条件に適用することができる。
第2のタイマは、第2のデバイス220によって設定することができる。例えば、第2のデバイス220は、第2のタイマの長さをインジケートする第2のタイマの設定を送信することができる。あるいは、第2のタイマを事前に設定することができる。例えば、第2のタイマは、以前に設定されたデフォルトのタイマであってよい。他の実施形態では、第2のタイマは、第1のデバイス210-1によって適用されない場合もある。
あるいは、第2のタイマは、CGリソースが設定されるBWPに使用される副搬送波間隔(SCS)に基づいて決定することができる。いくつかの実施形態では、TA検証のためのRSRPベースの条件を考慮すると、これは、RSRP値に大きな変化が無いことに依存する。第1のデバイス210-1が閾値距離を超えて移動しない限り、TAは、第2のタイマ中に無効にならない可能性がある。この場合、閾値距離はSCSを基準にすることができる。あるいは、CGリソースが設定されているBWPに高いSCSが使用されている場合は第2のタイマを設定することができ、低いSCSが使用されている場合はタイマを設定しない。
いくつかの実施形態では、第1のデバイス210-1は、第2のタイマが満了した後に有効性条件の再評価を実行することができる。この場合、再評価により有効性条件に合致していないことがインジケートされると、第1のデバイス210-1はRAベースのSDTを開始することができる。あるいは、再評価により有効性条件に合致していることがインジケートされる場合、第1のデバイス210-1は第2のタイマを開始することができる。
第1のデバイス210-1は、後続のCGオケージョンにおいてタイミングアドバンスが有効であるかどうかの判断に基づいてスモールデータ送信を実行する。いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスが有効である場合、第1のデバイス210-1は、ブロック540で、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行することができる。例えば、タイミングアドバンスが後続のCGオケージョンにおいて有効であり、有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能である場合、第1のデバイス210-1は後続のCGオケージョンにおいてCG-SDTを開始することができる。あるいは、タイミングアドバンスが後続のCGオケージョンにおいて無効であり、有効性条件が満たされていることをインジケートする評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能である場合、ブロック550で、第1のデバイス210-1はランダムアクセス手順においてスモールデータ送信を実行することができる。他の実施形態では、タイミングアドバンスが無効であり、評価が後続のCGオケージョンにおいて適用できない場合、第1のデバイス210-1は、ブロック560で非スモールデータ送信を実行することができる。
図6は、本開示の実施形態による方法600のフローチャートを示す。方法600は、任意の適切なデバイスにおいて実施することができる。例えば、方法は、第2のデバイス220で実施されてよい。
ブロック610で、第2のデバイス220は、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第1のデバイス210-1に送信する。本明細書で使用される「設定グラント送信」という用語は、動的グラントの無い送信を指すことができる。例えば、動的グラントの無い2つのタイプの送信、すなわち、設定グラントタイプ1及び設定グラントタイプ2が存在し得る。設定グラントタイプ1の場合、アップリンクグラントはRRCシグナリングによって提供されてよく、設定アップリンクグラントとして記憶されてよい。設定グラントタイプ2の場合、アップリンクグラントは、例えば、PDCCHによって提供されてよく、設定されたアクティブ化または非アクティブ化をインジケートする物理層信号に基づいて、設定アップリンクグラントとして記憶またはクリアされてよい。いくつかの実施形態では、リソース設定は、RRCシグナリングで送信することができる。あるいは、リソース設定はPDCCHシグナリングで送信することができる。
ブロック620において、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効である場合、第2のデバイス220は後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を受信する。いくつかの実施形態では、第2のデバイス220は、スモールデータ送信のための有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断するためのタイマの長さをインジケートする設定を第1のデバイス210-1に送信することができる。
あるいは、タイミングアドバンスが無効であり、評価が適用可能な場合、第2のデバイス220は、ランダムアクセス手順においてスモールデータ送信を受信することができる。他の実施形態では、タイミングアドバンスが無効であり、評価が適用できない場合、第2のデバイス220は、第1のデバイスから非スモールデータ送信を受信することができる。
いくつかの実施形態では、CG-SDT手順が開始された後、第1のデバイス210-1は、CG-SDT手順中にCGリソース検証も実行することができる。例えば、CG-SDTのTATの終了によりSDTのCGが無効になる、CG-SDTのビームが無効になる、またはRSRPが設定された閾値を下回るか、もしくは設定された閾値を超えて変化したなどの場合、第1のデバイス210-1はフォールバック手順を実行する。フォールバック手順は、例えば、RA-SDT手順、RRC再開手順、ULリソースを要求する通常のRA手順、またはIDLEもしくはRRCセットアップ要求手順に移行するアクションの実行のうちの1つであってよい。いくつかの実施形態では、CG-SDT手順中にTAT終了のみがチェックされ、ビーム/RSRP基準はSDT手順の開始時にのみチェックされる。
いくつかの実施形態では、SDT手順においてCGリソースが無効になる時点、例えば第2のデバイス220からの応答を受信する前または後に応じて、異なる手順を実行することができる。例えば、CG送信に対する第2のデバイス220の応答を受信する前にCGが無効になる場合、利用可能な有効なRA-SDTリソースがある場合にはRA-SDTが実行され、そうでない場合には、通常のRRC再開手順が実行されるか、または第1のデバイス210-1は、IDLEになるアクションを実行することができる。一例では、CGを介して送信されたデータを保存し、再送信することができる。あるいは、第1のデバイス210-1は、NW受信ウィンドウ全体を、そのウィンドウが終了する前に、CGが無効になるかどうかに関係なく、デコードすることができる。第1のデバイス210-1が第2のデバイス220から応答を受信した後にCGが無効になった場合、以下の、SDT手順がリソースを要求するために実行される通常のRA手順を続行する(そして、TATが終了している場合にはULタイミングを取得する)、または利用可能な有効なRA-SDTリソースがある場合、RA-SDTが実行される、またはSDT手順が停止され、通常の再開手順が実行される、のうちの1つが実行される。
いくつかの実施形態では、CGが無効になる原因に応じて異なる手順を実行することができる。例えば、TAT終了によりCGリソースが無効になるが、RSRPが依然としてSDTの閾値を超えている場合、RA-SDTが実行される、または、RSRPが閾値を下回ったためにCGリソースが無効になった場合、もしくは設定されたビームが無効になった場合、RSRPがRA-SDTの閾値を超えているかどうかに応じて、RA-SDTまたは通常の再開手順が実行される。
いくつかの実施形態では、SDTのCG設定は、第2のデバイス220から応答を受信した後にリリースまたは一時停止され、その後のUL送信(複数可)は動的スケジューリングに依存する。SDT手順が終了すると、RRCリリースメッセージで再設定または再開することができる。いくつかの実施形態では、SDT手順中にCGリソースが無効になる場合、SDTのCG設定は、一時停止されるか、一定期間一時停止されるか、またはリリースされる。いくつかの実施形態では、SDTのCG設定は、TAT終了以外の基準、例えばRSRP/ビーム基準により無効化された場合に一時停止され、TAT終了による場合、リリースされる。
いくつかの実施形態では、方法500を実行するための装置(例えば、第1のデバイス210)は、方法500における対応するステップを実行するためのそれぞれの手段を備えてよい。これらの手段は、任意の適切な方法で実施されてよい。例えば、これは、回路またはソフトウェアモジュールによって実施することができる。
いくつかの実施形態では、装置は、第1のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスから受信するための手段と、タイミングアドバンスがスモールデータ送信の後続のCGオケージョンにおいて有効であるかどうかを第1のタイマ及びリソース設定に基づいて判断するための手段と、判断に基づいて後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行するための手段とを備える。
いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断するための手段は、後続のCGオケージョンまで第1のタイマが動作しているままであるかどうかを判断するための手段と、第1のタイマが後続のCGオケージョンまで動作しているままであるという判断に従って、タイミングアドバンスが有効であると判断するための手段とを含む。
いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断するための手段は、スモールデータ送信が開始されたという判断に従って、スモールデータ送信の送信タイプを選択する間、タイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断するための手段を含み、送信タイプは、CG送信またはランダムアクセス(RA)送信を含む。
いくつかの実施形態では、装置は、後続のCGオケージョンにおいて、後続のCGオケージョンの前に、またはスモールデータ送信のデータが到着したときに、スモールデータ送信の送信タイプを選択するための手段を備える。
いくつかの実施形態では、タイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断するための手段は、第1のタイマが、後続のCGオケージョンが設定された再送信タイマをプラスするまで動作しているままであるかどうかを判断するための手段を含む。
いくつかの実施形態では、装置は、第2のタイマ及びリソース設定に基づいて、スモールデータ送信のための有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、検証条件は基準信号受信電力(RSRP)閾値を含み、装置はさらに、第2のデバイスから受信された基準信号におけるRSRPを測定するための手段と、RSRPの変化がRSRP変化閾値を超えたという判断に従って、検証条件が満たされたと判断するための手段とを備える。
いくつかの実施形態では、設定グラント送信に対する検証条件の評価が適用可能であると判断するための手段は、検証条件の評価を実行するための手段と、第2のタイマが後続のCGオケージョンまで動作しているという判断に従って、検証条件の評価が適用可能であると判断するための手段とを含む。
いくつかの実施形態では、装置は、時間オフセットによる後続のCGオケージョンの前に検証条件の評価を実行するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、時間オフセットは、第1のデバイスが評価を実行するための処理要件の最小時間長である。
いくつかの実施形態では、装置は、第2のデバイスから受信した第2のタイマの設定、またはCGリソースに使用される副搬送波間隔のうちの少なくとも1つに基づいて、第2のタイマの長さを決定するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、装置は、第2のタイマが満了したという判断に従って、有効性条件の再評価を実行するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、装置は、タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、ランダムアクセス手順においてスモールデータ送信を実行するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、装置は、タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、非スモールデータ送信手順を開始するための手段をさらに備える。
いくつかの実施形態では、スモールデータ送信を実行するための手段は、タイミングアドバンスが有効であり、スモールデータ送信のための有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能であるという判断に従って、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行するための手段を含む。
いくつかの実施形態では、スモールデータ送信を実行するための手段は、その判断と、スモールデータ送信のデータ量、または基準信号受信電力(RSRP)のうちの少なくとも1つとに基づいて、後続の設定グラントオケージョンにおいてスモールデータ送信を実行するための手段を含む。
実施形態では、方法600を実行するための装置(例えば、第2のデバイス220)は、方法600での対応するステップを実行するためのそれぞれの手段を備え得る。これらの手段は、任意の適切な方法で実施されてよい。例えば、これは、回路またはソフトウェアモジュールによって実施することができる。
いくつかの実施形態では、装置は、第2のデバイスにおいて、設定グラント(CG)送信のリソース設定を第2のデバイスに送信するための手段と、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続のCGオケージョンにおいて有効であるという判断に従って、後続のCGオケージョンにおいてスモールデータ送信を受信するための手段とを備える。
いくつかの実施形態では、装置は、スモールデータ送信の有効性条件の評価が後続のCGオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断するためのタイマの長さをインジケートする設定を第1のデバイスに送信するための手段を備える。
いくつかの実施形態では、装置は、タイミングアドバンスが無効であり、評価が適用可能であるという判断に従って、ランダムアクセス手順においてスモールデータ送信を受信するための手段を備える。
いくつかの実施形態では、装置は、タイミングアドバンスが無効であり、評価が適用できないという判断に従って、第1のデバイスから非スモールデータ送信を受信するための手段を備える。
図7は、本開示の実施形態を実施するのに適したデバイス700の簡略化されたブロック図である。デバイス700は、通信デバイス、例えば、図2に示す端末デバイス210、またはネットワークデバイス220を実装するために提供され得る。図に示すように、デバイス700は、1つまたは複数のプロセッサ710、プロセッサ710に結合された1つまたは複数のメモリ720、ならびにプロセッサ710に結合された1つまたは複数の通信モジュール740を含む。
通信モジュール740は、双方向通信用のものである。通信モジュール740は、通信を容易にするために少なくとも1つのアンテナを有する。通信インタフェースは、他のネットワーク要素との通信に必要な任意のインタフェースを表してよい。
プロセッサ710は、ローカル技術ネットワークに適した任意のタイプのものであってよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、及びマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を含み得る。デバイス700は、メインプロセッサを同期させるクロックに時間的にスレーブされた特定用途向け集積回路チップなどの複数のプロセッサを有してよい。
メモリ720は、1つまたは複数の不揮発性メモリと1つまたは複数の揮発性メモリとを含み得る。不揮発性メモリの例は、リードオンリメモリ(ROM)724、電気的にプログラム可能なリーリードオンリメモリ(EPROM)、フラッシュメモリ、ハードディスク、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)などの磁気記憶装置及び/または光記憶装置を含むが、これらに限定されない。揮発性メモリの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)722、及び電源を落としている間には持続しない他の揮発性メモリを含むが、これらに限定されない。
コンピュータプログラム730は、関連するプロセッサ710によって実行されるコンピュータ実行可能命令を含む。プログラム730は、ROM724に記憶されてよい。プロセッサ710は、プログラム730をRAM722にロードすることにより、任意の適切な動作及び処理を行うことができる。
本開示の実施形態は、図3及び図6を参照して説明した本開示の任意のプロセスをデバイス700が実行できるように、プログラム720によって実施されてよい。本開示の実施形態はまた、ハードウェアによって、またはソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって実施されてもよい。
いくつかの例示的な実施形態では、プログラム730は、デバイス700に含まれ得るコンピュータ可読媒体(メモリ720など)に、またはデバイス700によってアクセス可能な他の記憶装置に、有形に含まれてよい。デバイス700は、実行のために、プログラム730をコンピュータ可読媒体からRAM722にロードしてよい。コンピュータ可読媒体は、ROM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードディスク、CD、DVDなど、任意のタイプの有形の不揮発性記憶装置を含み得る。図8は、CDまたはDVDの形態のコンピュータ可読媒体800の例を示す。コンピュータ可読媒体には、プログラム730が記憶されている。
一般に、本開示の様々な実施形態は、ハードウェアもしくは専用回路、ソフトウェア、ロジック、またはそれらの任意の組み合わせで実施されてよい。ある態様は、ハードウェアで実施されてよく、他の態様は、コントローラ、マイクロプロセッサ、または他のコンピューティングデバイスによって実行され得るファームウェアまたはソフトウェアで実施されてよい。本開示の実施形態の様々な態様は、ブロック図、フローチャートとして、または他のいくつかの図的表現を使用して図示及び記載されているが、本明細書に記載のブロック、装置、システム、技法または方法は、非限定的な例として、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、特殊用途の回路もしくはロジック、汎用のハードウェアもしくはコントローラまたは他のコンピューティングデバイス、あるいはそれらの何らかの組み合わせにより実施されてよいことを理解されたい。
本開示はまた、非一時的コンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶された少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品は、図3~6を参照して上記で説明した方法を実行するために、プログラムモジュールに含まれるものなど、ターゲットの実プロセッサまたは仮想プロセッサ上のデバイスにおいて実行されるコンピュータ実行可能命令を含む。一般に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行し、または特定の抽象データ型を実施する、ルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造などを含む。プログラムモジュールの機能は、様々な実施形態において望まれるように、プログラムモジュール間で組み合わせ、または分割されてよい。プログラムモジュールの機械実行可能な命令は、ローカルデバイス内または分散型デバイス内で実行されてよい。分散型デバイスでは、プログラムモジュールは、ローカル及びリモートの両方の記憶媒体に配置されてよい。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されてよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサまたはコントローラに提供されてよく、その結果、プログラムコードがプロセッサまたはコントローラによって実行されると、フローチャート及び/またはブロック図で規定された機能/動作が実施される。プログラムコードは、完全にマシン上で実行される場合もあれば、スタンドアローンのソフトウェアパッケージとして一部マシン上で実行される場合もあり、一部がマシン上で実行され、一部がリモートマシン上で実行される場合もあれば、完全にリモートマシンまたはサーバ上で実行される場合もある。
本開示の文脈において、コンピュータプログラムコードまたは関連データは、デバイス、装置またはプロセッサが、上記のように様々なプロセス及び動作を実行できるように、任意の適切なキャリアによって運ばれてよい。キャリアの例は、信号、コンピュータ可読媒体などを含む。
コンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体またはコンピュータ可読記憶媒体であってよい。コンピュータ可読媒体は、電子、磁気、光、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、あるいはこれらの任意の適切な組み合わせを含み得るが、これらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、1つまたは複数の配線を有する電気的接続、ポータブルコンピュータディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリメモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、またはそれらの任意の適切な組み合わせが挙げられる。
さらに、動作は特定の順序で示されているが、これは望ましい結果を得るために、そのような動作が、示された特定の順序で実行されること、または順次に実行されること、または図示された全ての動作が実行されることを要求するものと理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク処理及び並列処理が有利な場合もある。同様に、いくつかの具体的な実施態様の詳細が上記の説明に含まれているが、これらは、本開示の範囲に対する制限と解釈されるべきではなく、特定の実施形態に固有であり得る特徴を記載したものと解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈で記載されている特定の特徴は、単一の実施形態で組み合わせて実施されてもよい。逆に、単一の実施形態の文脈で記載されている様々な特徴は、複数の実施形態で別々に、または任意の適切なサブコンビネーションで実施されてもよい。
本開示は、構造的特徴及び/または方法論的行為に特有の言語で記載されているが、添付の特許請求の範囲で定義される本開示は、必ずしも前述の具体的な特徴または行為に限定されないことを理解されたい。むしろ、上記の具体的な特徴及び行為は、特許請求の範囲を実施するための例示的な形態として開示されている。

Claims (48)

  1. 少なくとも1つのプロセッサと、
    コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
    を備える第1のデバイスであって、
    前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、
    設定グラント送信のリソース設定を第2のデバイスから受信することと、
    タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続の設定グラントオケージョンにおいて有効であるかどうかを、第1のタイマ及び前記リソース設定に基づいて判断することと、
    前記判断に基づいて前記後続の設定グラントオケージョンにおいて前記スモールデータ送信を実行することと、
    を行わせるように構成される、前記第1のデバイス。
  2. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、前記タイミングアドバンスが有効であるかどうかを、
    前記後続の設定グラントオケージョンまで前記第1のタイマが動作しているままであるかどうかを判断することと、
    前記後続の設定グラントオケージョンまで前記第1のタイマが動作しているままであるという判断に従って、前記タイミングアドバンスが有効であると判断することと、
    によって、判断させるように構成される、請求項1に記載の第1のデバイス。
  3. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、前記タイミングアドバンスが有効であるかどうかを、
    前記スモールデータ送信が開始されるという判断に従って、前記タイミングアドバンスが前記スモールデータ送信のための送信タイプを選択している間に、有効であるかどうかを判断することであって、前記送信タイプは、前記設定グラント送信またはランダムアクセス送信を含む、前記判断することと、
    によって、判断させるように構成される、請求項1に記載の第1のデバイス。
  4. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、前記スモールデータ送信のための前記送信タイプを、
    前記後続の設定グラントオケージョンにおいて、
    前記後続の設定グラントオケージョン前に、または、
    前記スモールデータ送信のためのデータが到着されるときに、
    選択させるように構成される、請求項3に記載の第1のデバイス。
  5. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、前記タイミングアドバンスが有効であるかどうかを、
    前記後続の設定グラントオケージョンが設定再送信タイマをプラスするまで、前記第1のタイマが動作しているままであるかどうかを判断すること、
    によって、判断させるように構成される、請求項1に記載の第1のデバイス。
  6. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、
    第2のタイマ及び前記リソース設定に基づいて、前記スモールデータ送信のための有効性条件の評価が前記後続の設定グラントオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断させるように構成される、請求項1に記載の第1のデバイス。
  7. 前記検証条件が、基準信号受信電力閾値を含み、前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、
    前記第2のデバイスから受信された基準信号における基準信号受信電力を測定することと、
    前記基準信号受信電力の変化が基準信号受信電力変化閾値を超えるという判断に従って、前記検証条件が満たされると判断することと、
    を行わせるように構成される、請求項6に記載の第1のデバイス。
  8. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、
    前記検証条件の前記評価を実行することと、
    前記第2のタイマが前記後続の設定グラントオケージョンまで動作しているままであるという判断に従って、前記検証条件の前記評価が適用可能であると判断することと、
    によって、前記設定グラント送信に対する前記検証条件の前記評価が適用可能であると判断させるように構成される、請求項6または7に記載の第1のデバイス。
  9. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、
    時間オフセットによって前記後続の設定グラントオケージョンの前に前記検証条件の前記評価を行わせるように構成される、請求項1に記載の第1のデバイス。
  10. 前記時間オフセットが前記第1のデバイスに対する要件を処理して前記評価を行うための最少時間長である、請求項9に第1のデバイス。
  11. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、
    前記第2のタイマの長さを
    前記第2のデバイスから受信された前記第2のタイマの設定、または、
    前記設定グラントリソースのために使用される副搬送波間隔、
    の少なくとも1つに基づいて判断させるように構成される、請求項6に記載の第1のデバイス。
  12. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、
    前記第2のタイマが満了したという判断に従って、前記有効性条件の再評価を実行させるように構成される、請求項6に記載の第1のデバイス。
  13. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、
    前記タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、ランダムアクセス手順において前記スモールデータ送信を実行させるように構成される、請求項6に記載の第1のデバイス。
  14. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、
    前記タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、非スモールデータ送信手順を開始させるように構成される、請求項6に記載の第1のデバイス。
  15. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、
    前記タイミングアドバンスが有効であり、前記スモールデータ送信のための前記有効性条件の前記評価が、前記後続の設定グラントオケージョンにおいて適用可能であるという判断に従って、前記後続の設定グラントオケージョンにおいて前記スモールデータ送信を実行すること、
    によって、前記スモールデータ送信を実行させるように構成される、請求項6に記載の第1のデバイス。
  16. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第1のデバイスに、前記判断と、
    前記スモールデータ送信のデータ量、または、
    基準信号受信電力、
    の少なくとも1つとに基づいて、前記後続の設定グラントオケージョンにおいて前記スモールデータ送信を実行させるようにさらに構成される、請求項1に記載の第1のデバイス。
  17. 前記第1のデバイスが端末デバイスを含み、前記第2のデバイスがネットワークデバイスを含む、請求項1~16のいずれか1項に記載の第1のデバイス。
  18. 少なくとも1つのプロセッサと、
    コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリと、
    を備える第2のデバイスであって、
    前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第2のデバイスに、
    前記第2のデバイスにおいて、設定グラント送信のリソース設定を第2のデバイスに送信することと、
    タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続の設定グラントオケージョンにおいて有効であるという判断に従って、前記後続の設定グラントオケージョンにおいて前記スモールデータ送信を受信することと、
    を行わせるように構成される、前記第2のデバイス。
  19. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第2のデバイスに、
    前記スモールデータ送信のためのタイミングアドバンスが有効であるかどうか判断するための第1のタイマの第1の長さ、または、
    前記スモールデータ送信のための有効性条件の評価が前記後続の設定グラントオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断するための第2のタイマの第2の長さ、
    の少なくとも1つをインジケートする設定を前記第1のデバイスに送信させるように構成される、請求項18に記載の第2のデバイス。
  20. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第2のデバイスに、
    前記タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、ランダムアクセス手順において前記スモールデータ送信を受信させるように構成される、請求項18に記載の第2のデバイス。
  21. 前記少なくとも1つのメモリ及び前記コンピュータプログラムコードが、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、前記第2のデバイスに、
    前記タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、非スモールデータ送信を前記第1のデバイスから受信させるように構成される、請求項18に記載の第2のデバイス。
  22. 前記検証条件が、基準信号受信電力閾値を含む、請求項19に記載の第2のデバイス。
  23. 前記第1のデバイスが端末デバイスを含み、前記第2のデバイスがネットワークデバイスを含む、請求項18~22のいずれか1項に記載の第2のデバイス。
  24. 方法であって、
    第1のデバイスにおいて、第2のデバイスから設定グラント送信のリソース設定を受信することと、
    第1のタイマ及び前記リソース設定に基づいて、タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続の設定グラントオケージョンにおいて有効であるかどうかを判断することと、
    前記判断に基づいて前記後続の設定グラントオケージョンにおいて前記スモールデータ送信を実行することと、
    を含む、前記方法。
  25. 前記タイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断することが、
    前記後続の設定グラントオケージョンまで前記第1のタイマが動作しているままであるかどうかを判断することと、
    前記後続の設定グラントオケージョンまで前記第1のタイマが動作しているままであるという判断に従って、前記タイミングアドバンスが有効であると判断することと、
    を含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記タイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断することが、
    前記スモールデータ送信が開始されるという判断に従って、前記タイミングアドバンスが前記スモールデータ送信のための送信タイプを選択している間に、有効であるかどうかを判断することであって、前記送信タイプは、前記設定グラント送信またはランダムアクセス送信を含む、前記判断することと、
    を含む、請求項24に記載の方法。
  27. 前記スモールデータ送信のための前記送信タイプを、
    前記後続の設定グラントオケージョンにおいて、
    前記後続の設定グラントオケージョンの前に、または、
    前記スモールデータ送信のためのデータが到着されるときに、
    選択することをさらに含む、請求項26に記載の方法。
  28. 前記タイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断することが、
    前記第1のタイマが、前記後続の設定グラントオケージョンが設定再送信タイマをプラスするまで動作しているままであるかどうかを判断すること、
    を含む、請求項24に記載の方法。
  29. 第2のタイマ及び前記リソース設定に基づいて、前記スモールデータ送信のための検証条件の評価が前記後続の設定グラントオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断すること、をさらに含む、請求項24に記載の方法。
  30. 前記検証条件が、基準信号受信電力閾値を含み、前記方法はさらに、
    前記第2のデバイスから受信された基準信号における基準信号受信電力を測定することと、
    前記基準信号受信電力の変化が基準信号受信電力変化閾値を超えるという判断に従って、前記検証条件が満たされていると判断することと、
    を含む、請求項29に記載の方法。
  31. 前記設定グラント送信に対する前記検証条件の前記評価が適用可能であるということを判断することが、
    前記検証条件の前記評価を実行することと、
    前記第2のタイマが前記後続の設定グラントオケージョンまで動作しているままであるという判断に従って、前記検証条件の前記評価が適用可能であると判断することと、
    を含む、請求項29または30に記載の方法。
  32. 時間オフセットによる前記後続の設定グラントオケージョンの前に、前記検証条件の前記評価を実行すること、をさらに含む、請求項24に記載の方法。
  33. 前記時間オフセットが、前記第1のデバイスに対する要件を処理して前記評価を行うための最少時間長である、請求項32に記載の方法。
  34. 前記第2のタイマの長さを、
    前記第2のデバイスから受信された前記第2のタイマの設定、または、
    前記設定グラントリソースのために使用された副搬送波間隔、
    の少なくとも1つに基づいて判断すること、
    をさらに含む、請求項29に記載の方法。
  35. 前記第2のタイマが満了したという判断に従って、前記有効性条件の再評価を実行すること、をさらに含む、請求項29に記載の方法。
  36. 前記タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、ランダムアクセス手順において前記スモールデータ送信を実行すること、をさらに含む、請求項29に記載の方法。
  37. 前記タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、非スモールデータ送信手順を開始すること、をさらに含む、請求項29に記載の方法。
  38. 前記スモールデータ送信を実行することが、
    前記タイミングアドバンスが有効であり、前記スモールデータ送信のための前記有効性条件の前記評価が、前記後続の設定グラントオケージョンにおいて適用可能であるという判断に従って、前記後続の設定グラントオケージョンにおいて前記スモールデータ送信を実行すること、を含む、請求項29に記載の方法。
  39. 前記後続の設定グラントオケージョンにおいて前記スモールデータ送信を実行することが、前記判断と、
    前記スモールデータ送信のデータ量、または、
    基準信号受信電力、
    の少なくとも1つとに基づいて、前記後続の設定グラントオケージョンにおいて前記スモールデータ送信を実行すること、を含む、請求項24に記載の方法。
  40. 前記第1のデバイスが端末デバイスを含み、前記第2のデバイスがネットワークデバイスを含む、請求項24~39のいずれか1項に記載の方法。
  41. 方法であって、
    第2のデバイスにおいて、設定グラント送信のリソース設定を第2のデバイスに送信することと、
    タイミングアドバンスがスモールデータ送信のための後続の設定グラントオケージョンにおいて有効であるという判断に従って、前記後続の設定グラントオケージョンにおいて前記スモールデータ送信を受信することと、
    を含む、前記方法。
  42. 前記スモールデータ送信のためのタイミングアドバンスが有効であるかどうかを判断するための第1のタイマの第1の長さ、または、
    前記スモールデータ送信のための有効性条件の評価が前記後続の設定グラントオケージョンにおいて適用可能かどうかを判断するための第2のタイマの第2の長さ、
    の少なくとも1つをインジケートする設定を前記第1のデバイスに送信すること、をさらに含む、請求項41に記載の方法。
  43. 前記タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、ランダムアクセス手順において前記スモールデータ送信を受信すること、をさらに含む、請求項42に記載の方法。
  44. 前記タイミングアドバンスが無効であるという判断に従って、非スモールデータ送信を前記第1のデバイスから受信すること、をさらに含む、請求項42に記載の方法。
  45. 前記検証条件が、基準信号受信電力閾値を含む、請求項42に記載の方法。
  46. 前記第1のデバイスが端末デバイスを含み、前記第2のデバイスがネットワークデバイスを含む、請求項41~45のいずれか1項に記載の方法。
  47. プログラム命令を記憶したコンピュータ可読記憶媒体であって、前記命令は、装置によって実行されると、前記装置に請求項24~40のいずれか1項、または請求項41~45のいずれかに記載の方法を実行させる、前記コンピュータ可読記憶媒体。
  48. 請求項24~40のいずれか1項、または請求項41~45のいずれかに記載のプロセスを実行するための手段を備える装置。
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