JP2024511056A - 注入デバイスアセンブリ - Google Patents

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ローラ ケッセル,
ベンジャミン ダブリュー. ジュニア ジョーンズ,
オーエン マッグロティ,
ケビン エル. グラント,
コーリー エル. アダムス,
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デカ・プロダクツ・リミテッド・パートナーシップ
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Abstract

薬物送達デバイスのためのカセットは、取付表面によって囲繞される、リザーバ陥凹を含む、カセット基部部分を備えてもよい。取付表面は、その中に陥凹される、リザーバ流出流経路を含んでもよい。カセットはさらに、リザーバ陥凹とともに、可撓性リザーバを画定する、取付表面に結合される、リザーバフィルムを備えてもよい。リザーバフィルムの一部は、リザーバ陥凹の輪郭を模倣する、予成形された形状を有してもよい。予成形された形状は、リザーバが空状態にあるとき、リザーバフィルムをリザーバ陥凹の表面に隣接して配置させてもよい。カセットはさらに、リザーバ陥凹の表面の中に凹設される、少なくとも1つのダクトを備えてもよい。少なくとも1つのダクトはそれぞれ、リザーバが空状態にあるとき、リザーバ流出流経路と流体連通したままである、流動経路を画定してもよい。

Description

(関連出願の相互参照)
本願は、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる、2021年3月16日に出願され、「Infusion Device Assembly」と題された、米国仮特許出願第63/161,570号(弁理士整理番号第AA069号)の利益を主張する。
本開示は、流体注入に関する。より具体的には、本開示は、流体注入デバイスアセンブリに関する。
生物学的製剤を含む、多くの潜在的に貴重な薬品または化合物が、不良な吸収、肝臓代謝、または他の薬力学要因に起因して、経口的に活性ではない。加えて、いくつかの療法用化合物は、経口的に吸収され得るが、時として、多くの場合、患者が所望のスケジュールを維持することが困難であるように投与されることが要求される。これらの症例では、非経口送達が、多くの場合、採用される、または採用され得る。他の薬品は、非経口以外のルートによって投与され得るが、薬物の生物学的利用能は、理想的量から経時的に変動する。
皮下注射、筋内注射、および静脈内(IV)投与等の薬物送達および他の流体および化合物の効果的非経口ルートは、針またはスタイレットを用いた皮膚の穿刺を含む。インスリンは、数百万人の糖尿病患者によって自己注入される、療法用流体の実施例である。非経口的に送達される薬物のユーザは、ある期間にわたって、必要とされる薬物/化合物を自動的に送達するであろう、装着可能デバイスから利益を享受するであろう。
この目的を達成するために、療法薬の制御された放出のためのポータブルデバイスを設定するための労力が成されてきた。そのようなデバイスは、カートリッジ、注射器、またはバッグ等のリザーバを有し、電子的に制御されることが公知である。これらのデバイスは、誤作動率を含む、いくつかの短所に悩まされる。これらのデバイスのサイズ、重量、およびコストを低減させることもまた、継続的課題である。
本開示のある実施形態によると、薬物送達デバイスのためのカセットアセンブリは、取付表面によって囲繞される、リザーバ陥凹を含む、カセット基部部分を備えてもよい。取付表面は、その中に陥凹される、リザーバ流出流経路を含んでもよい。カセットアセンブリはさらに、リザーバ陥凹とともに、可撓性リザーバを画定し得る、取付表面に結合される、リザーバフィルムを備えてもよい。リザーバフィルムの一部は、リザーバ陥凹の輪郭を模倣する、予成形された形状を有してもよい。予成形された形状は、リザーバが空状態にあるとき、リザーバフィルムをリザーバ陥凹の表面に隣接して配置させてもよい。カセットアセンブリはさらに、リザーバ陥凹の表面の中に凹設される、少なくとも1つのダクトを備えてもよい。少なくとも1つのダクトはそれぞれ、リザーバが空状態にあるとき、リザーバ流出流経路と流体連通したままである、流動経路を画定してもよい。
いくつかの実施形態では、リザーバフィルムは、リザーバフィルム内に含まれる、露出部領域を備えてもよい。露出部領域は、リザーバフィルムが取付表面に結合されると、リザーバ流出流経路にわたって、シールを形成してもよい。いくつかの実施形態では、リザーバフィルムは、少なくとも2つの層を含んでもよい。いくつかの実施形態では、リザーバフィルムは、取付表面に熱接合されてもよい。いくつかの実施形態では、カセット基部部分は、リザーバの内部容積につながる、充填ポートを有する、側壁を含んでもよい。いくつかの実施形態では、ベイスン(basin)が、充填ポートからリザーバの内部容積につながる、入口の直ぐ下流において、リザーバ陥凹の中に凹設されてもよい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのダクトのうちの少なくとも1つは、ベイスンと連通するように延在してもよい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのダクトは、ともに合流点に収束する、複数のダクトを含んでもよい。合流点は、リザーバ流出流経路とダクトとの中間に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのダクトは、第1のダクトと、第1のダクトから分岐する、第2のダクトとを含んでもよい。いくつかの実施形態では、リザーバ陥凹は、リザーバ陥凹の底部表面から取付表面まで延在する、壁を含んでもよく、少なくとも1つのダクトは、壁に隣接する底部表面の周の一部に沿って配置される、ダクトを含む。いくつかの実施形態では、周の一部に沿って配置される、ダクトは、周の大部分に沿って配置されてもよい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのダクトは、可変幅を有してもよい。いくつかの実施形態では、リザーバ陥凹は、リザーバ陥凹の底部表面から取付表面まで延在する、壁を含んでもよく、少なくとも1つのダクトは、底部表面の中に凹設される、部分と、壁の中に凹設される、第2の部分とを含んでもよい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのダクトの第1の部分は、第1の幅を有してもよく、少なくとも1つのダクトの第2の部分は、可変幅を有する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのダクトの第2の部分の幅は、第1の幅から第1の幅より小さい第2の幅までテーパ状になってもよい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのダクトの第1の部分は、第2の幅であってもよい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つのダクトは、規則的角度間隔において合流点領域から延在する、複数のダクトを含んでもよい。合流点領域は、複数のダクトとリザーバ流出流経路との中間に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、リザーバ流出流経路は、空気トラップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、空気トラップは、スクリーンまたはメッシュのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
本開示の別の実施形態によると、薬物送達デバイスのためのカセットアセンブリは、取付表面によって囲繞される、リザーバ陥凹を含む、カセット基部部分を備えてもよい。カセット基部部分はさらに、カセット基部部分の周縁の一部に沿った溶接表面と、複数の位置決めピンとを含んでもよい。カセットアセンブリはさらに、リザーバ陥凹とともに、可撓性リザーバを画定し得る、取付表面に結合される、リザーバフィルムを備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、いくつかの位置決めピンレセプタクルと、周辺エネルギー指向器とを含む、カセット上部部分を備えてもよい。エネルギー指向器は、溶接表面と整合されてもよく、リザーバフィルムの一部は、位置決めピンが位置決めピンレセプタクル内に配置されると、取付表面に接合される。エネルギー指向器は、溶接表面およびリザーバフィルムの一部に溶接されてもよい。
いくつかの実施形態では、エネルギー指向器は、三角形断面を備えてもよい。いくつかの実施形態では、エネルギー指向器は、溶接表面およびリザーバフィルムの一部に音波溶接されてもよい。いくつかの実施形態では、エネルギー指向器は、溶接表面およびリザーバフィルムの一部に超音波溶接されてもよい。いくつかの実施形態では、リザーバフィルムは、少なくとも2つの層を含んでもよい。いくつかの実施形態では、カセット上部部分は、いくつかの保定タブを含む、隔室を含んでもよい。いくつかの実施形態では、カセットアセンブリはさらに、いくつかのラッチクリップを有する、リザーバカバーを備えてもよい。ラッチクリップは、隔室の保定タブに協働して係合するように構成されてもよい。リザーバカバーは、ラッチクリップが保定タブに協働して係合すると、カセット上部部分に結合されてもよい。
本開示の別の実施形態によると、薬物送達デバイスの再使用可能筐体アセンブリに結合するためのカセットアセンブリは、カセット基部部分を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、カセット基部部分内の陥凹と、陥凹の周囲に配置される取付表面に結合される、リザーバフィルムの区画とによって画定される、リザーバとを備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、カセット基部部分を被覆し、リザーバの全体にわたって配置される、点検隔室を含む、カセット上部部分を備えてもよい。点検隔室は、いくつかの結合要素を含んでもよい。カセットアセンブリはさらに、点検隔室の結合要素と係合し、リザーバカバーを点検隔室内の定位置に結合するように構成される、いくつかの協調結合要素を含む、リザーバカバーを備えてもよい。リザーバは、リザーバカバーの配設に先立って、直接、点検隔室を通してアクセス可能であってもよい。
いくつかの実施形態では、カセット基部部分は、透明材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、カセット基部部分は、クリア材料から構築されてもよい。材料は、充填プロセスの間、機械または他の機構によって点検を可能にするために十分に半透明であってもよい。いくつかの実施形態では、カセット基部部分は、薄着色材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、リザーバカバーは、中実材料片であってもよい。いくつかの実施形態では、結合要素は、保定タブであってもよく、協調結合要素は、ラッチクリップであってもよい。いくつかの実施形態では、ラッチクリップのうちの1つは、リザーバカバーの片持ち支持された部材の非支持端に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、結合要素および協調結合要素は、スナップフィットを介して係合するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、リザーバは、薬物を含有する、事前に充填されたリザーバであってもよい。いくつかの実施形態では、カセットは、リザーバから、カセットに取り付けられる、送達管類まで延在する、流動経路を含んでもよい。カセットはさらに、流動経路のある区分に配置される、閉塞器アセンブリを含んでもよい。閉塞器アセンブリは、閉塞状態と流動許可状態との間で作動可能であってもよい。
本開示のさらに別の実施形態によると、薬物送達デバイスのための事前に充填されたカセットアセンブリは、カセット基部部分を備えてもよい。カセットはさらに、カセット基部部分内の陥凹と、陥凹を囲繞する取付表面において、基部部分に取り付けられる、リザーバフィルム片とによって画定される、リザーバを備えてもよい。リザーバは、薬品で充填されてもよい。カセットはさらに、リザーバからカセットの出口まで延在する、流動経路を備えてもよい。流動経路は、少なくとも部分的に、流動経路の区画に沿って、膜カバーによって画定されてもよい。カセットアセンブリはさらに、流動許可状態と、その中でリザーバおよび流動経路の第1の部分が流動経路の第1の部分の下流の第2の部分から隔離される、閉塞状態との間で作動可能である、閉塞器アセンブリを含んでもよい。少なくとも部分的に、膜カバーによって画定される、流動経路の区画は、流動経路の第2の部分の一部であってもよい。流動経路の第1の部分は、薬品と長期適合性を有する、材料から構築されてもよく、少なくとも膜カバーは、薬品と短期適合性を有する、材料から構築される。
いくつかの実施形態では、リザーバフィルムは、層状フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、流動経路の第2の部分は、少なくとも1つの弁ステーションを含んでもよい。いくつかの実施形態では、膜カバーは、流密シールを形成するように、弁ステーションにわたって定位置に結合されてもよい。いくつかの実施形態では、流動経路の第2の部分は、少なくとも1つのポンプチャンバを含んでもよい。いくつかの実施形態では、膜カバーは、流密シールを形成するように、弁ステーションにわたって定位置に結合されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、閉塞器ダイヤフラムと、閉塞器アクチュエータとを含んでもよい。いくつかの実施形態では、カセットアセンブリはさらに、ねじ山付きポートを備えてもよく、閉塞状態では、閉塞器アクチュエータは、流動経路の中に螺入されてもよく、閉塞器ダイヤフラムは、流動経路を閉塞するように作動される。いくつかの実施形態では、カセットアセンブリはさらに、閉塞器アクチュエータを受容するように構成される、ねじ山付きポートを備えてもよく、閉塞器アセンブリは、閉塞器アクチュエータをねじ山付きポートから取り出すことによって、閉塞状態から流動許可状態に遷移するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アクチュエータは、カセットアセンブリ内に存在するとき、カセットアセンブリと再使用可能筐体アセンブリの噛合を防止するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器ダイヤフラムの少なくとも一部は、薬品と長期適合性を有する、材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、薬品と長期適合性を有する、材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリの少なくとも一部は、薬品と長期適合性を有する、材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、薬品は、内分泌障害のための薬物であってもよい。いくつかの実施形態では、薬品は、トレプロスチニルであってもよい。いくつかの実施形態では、薬品は、インスリンおよびインスリン類似体から成る群から選択されてもよい。いくつかの実施形態では、薬品は、タンパク質性であってもよい。いくつかの実施形態では、薬品は、少なくとも1つの疎水性領域を伴う三次構造を有する、ポリペプチドを含んでもよい。
本開示のある実施形態によると、薬物送達デバイスのための事前に充填されたカセットアセンブリは、筐体を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、薬品を含有する、リザーバを備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、リザーバからカセットアセンブリの出口まで延在する、流動経路を備えてもよい。流動経路は、いくつかの弁ステーションと、ポンプチャンバとを含んでもよい。カセットアセンブリはさらに、閉塞器ダイヤフラムと、カセットアセンブリ内のねじ山付きポートと螺合係合する、閉塞器アクチュエータとを含む、閉塞器アセンブリを備えてもよい。閉塞器アセンブリは、その中で閉塞器アクチュエータが、ねじ山付きポート内の第1の位置にあって、閉塞器ダイヤフラムを閉塞器座部とシール係合するように押圧し、流動経路を閉塞し得る、閉塞状態を有してもよい。閉塞器アセンブリは、その中で閉塞器アクチュエータが、第1の位置から少なくとも第2の位置へと、ねじ山付きポートから螺合解除され、閉塞器ダイヤフラムに対する圧力を緩和し得る、流動許可状態を有してもよい。
いくつかの実施形態では、リザーバは、カセット基部部分内の陥凹と、陥凹を囲繞する取付表面において基部部分に取り付けられる、リザーバフィルム片とによって画定されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、リザーバ流出流経路から、ポンプチャンバと、弁ステーションとを含む、流動経路の残部までの流動をゲート制御してもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器ダイヤフラムは、筐体のカセット基部部分とカセット上部部分との間に捕捉されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、カセット基部部分の面内の凹部または閉塞器座部内に含まれてもよく、閉塞器ダイヤフラムは、シールされた閉塞器容積を形成するように、凹部の周縁を中心として流体シールを生成してもよい。いくつかの実施形態では、凹部は、閉塞器出口を含んでもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器出口は、部分的に、壁によって囲繞されてもよい。壁は、閉塞器アセンブリの高さを上回る距離にわたって、凹部から延在してもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、火山型配列であってもよい。いくつかの実施形態では、ポンプチャンバおよび弁ステーションは、閉塞器アセンブリを除き、弁膜カバーによって被覆されてもよい。いくつかの実施形態では、筐体は、カセット基部部分と、カセット上部部分とを含んでもよく、弁膜カバーは、カセット基部部分およびカセット上部部分が相互に結合されると、カセット基部部分の面の中に凹設される、少なくとも1つの流動チャネルにわたって、シールを形成する、露出部領域を含んでもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アクチュエータは、ノブと、ロッドからのロッド突起とを含んでもよい。いくつかの実施形態では、ロッドは、ノブに対向する、ロッドの終端端部に配置される、いくつかの斜面特徴を含んでもよい。斜面特徴は、ねじ山付きポート内のねじ切りと協働するように選択される、ピッチを有してもよい。いくつかの実施形態では、斜面特徴は、均一角度増分で配置されてもよい。いくつかの実施形態では、ねじ山付きポート内のねじ切りは、棚区分を含む。閉塞器アクチュエータの斜面特徴は、閉塞器アクチュエータが第1の位置にあるとき、棚特徴上に定置されてもよい。
本開示の別の実施形態によると、薬物送達デバイスのためのカセットアセンブリは、側壁と、側壁に隣接する、周辺陥凹とを含む、カセット基部部分を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、カセット基部部分に結合される、カセット上部部分を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、周辺陥凹から張り出す、カセット上部部分から突出する、いくつかのタブと、カセット基部部分上に含まれ、陥凹の中に突出する、いくつかの回転停止部とから成る、結合器を備えてもよい。回転停止部およびタブは、協働して、いくつかの噛合トラックを形成してもよい。カセットアセンブリはさらに、圧潰可能リザーバを備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、噛合トラックのうちの2つの間内に配置される、側壁からリザーバまで延在する、充填ポートを備えてもよい。各噛合トラック内の送達デバイスの再使用可能筐体アセンブリ上の噛合フィンガの導入および回転に応じて、カセットアセンブリは、再使用可能筐体アセンブリと結合するように構成されてもよい。
いくつかの実施形態では、タブは、戻り止め領域を含んでもよい。いくつかの実施形態では、タブは、斜面状区分を含んでもよい。いくつかの実施形態では、カセット上部部分は、シールリングを含んでもよい。いくつかの実施形態では、カセット上部部分は、シールリングを含んでもよく、タブは、斜面状区分を含んでもよい。シールリングは、再使用可能筐体アセンブリの結合フィンガがタブの斜面状区分に沿って回転されると、再使用可能筐体アセンブリによって圧縮され、カセットアセンブリを再使用可能筐体アセンブリに解放可能に接続するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、充填ポートは、隔壁を含んでもよい。いくつかの実施形態では、充填ポートは、リザーバに隣接する、保護壁を含んでもよい。いくつかの実施形態では、保護壁は、充填ポートのボアをリザーバの内部容積と流体連通するように設置する、入口を含んでもよい。いくつかの実施形態では、回転停止部は、タブに対して垂直に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、圧潰可能リザーバは、カセット基部部分内のリザーバ陥凹と、リザーバ陥凹を囲繞する取付表面においてカセット基部部分に取り付けられるようにシールする、リザーバフィルム片とを備えてもよい。いくつかの実施形態では、リザーバ陥凹は、充填ポートの直ぐ下流に、凹設されたベイスンを含んでもよい。
本開示のある実施形態による、薬物送達デバイスのためのカセットアセンブリは、カセット基部部分を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、カセット基部部分内のリザーバ陥凹によって形成される、リザーバと、リザーバ陥凹を囲繞する取付表面においてカセット基部部分に取り付けられる、リザーバフィルム片とを備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、弁膜カバーを備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、チャネルフィルムシールを備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、リザーバからカセットアセンブリの出口まで延在する、流動経路を備えてもよい。流動経路は、いくつかの弁ステーションと、少なくとも1つのポンプチャンバと、カセット基部部分の第1の面および対向する第2の面のそれぞれの中に凹設される、少なくとも1つのチャネルと、カセット基部部分の第1および第2の面上のチャネルを接続する、カセット基部部分を通して延在する、いくつかの導管とを含んでもよい。弁膜カバーは、いくつかの弁ステーションおよび少なくとも1つのポンプチャンバの周囲にシールを形成してもよい。チャネルフィルムシールは、カセット基部部分の第2の面の中に凹設される、少なくとも1つのチャネルをシールしてもよい。カセット基部部分の第1の面の中に凹設される、少なくとも1つのチャネルは、弁膜カバーおよびリザーバフィルムのうちの少なくとも1つによってシールされてもよい。
いくつかの実施形態では、リザーバフィルムおよびチャネルフィルムシールは、同一材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、リザーバフィルムは、多層フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、リザーバフィルムは、カセットアセンブリの第2の面に熱接合されてもよい。いくつかの実施形態では、リザーバフィルムは、取付表面に熱接合されてもよい。いくつかの実施形態では、カセット基部部分の第1の面内の少なくとも1つのチャネルは、空気トラップを含んでもよい。いくつかの実施形態では、カセット基部部分の第1の面の中に凹設される、少なくとも1つのチャネルは、取付表面の中に凹設される、リザーバ出口チャネルを含んでもよい。リザーバフィルムは、リザーバ出口チャネルにわたって、シールを形成してもよい。
いくつかの実施形態では、カセット基部部分の第1の面の中に凹設される、少なくとも1つのチャネルは、弁膜カバー内に含まれる、露出部領域によって、それにわたってシールされ得る、チャネルを含んでもよい。いくつかの実施形態では、流動経路はさらに、閉塞器アセンブリを含んでもよい。いくつかの実施形態では、リザーバは、製造業者によって事前に充填されてもよい。いくつかの実施形態では、カセット基部部分の第2の面の中に凹設される、少なくとも1つのチャネルおよびチャネルフィルムシールは、隆起された周縁部壁によって囲繞されてもよい。いくつかの実施形態では、カセットアセンブリはさらに、カセット基部部分に結合される、カセット上部部分を備えてもよい。弁膜カバーは、カセット基部部分とカセット上部部分との間に圧縮され、流密シールを形成してもよい。いくつかの実施形態では、カセットアセンブリはさらに、音波溶接によってカセット基部部分に結合される、カセット上部部分を備えてもよい。音波溶接の少なくとも一部は、カセット上部部分とリザーバフィルムとの間に形成されてもよい。
本開示の別の実施形態によると、薬物送達デバイスのカセットアセンブリのためのリザーバを充填する方法は、カセットアセンブリの閉塞器アセンブリを作動させ、リザーバからセットの出口につながる流動経路を閉塞することを含んでもよい。本方法はさらに、充填ポートを通して、流体をリザーバの中に装填することを含んでもよい。本方法はさらに、リザーバを撮像することを含んでもよい。本方法はさらに、リザーバの少なくとも1つの画像を分析することによって、リザーバが容認可能性基準を満たすかどうかを決定することを含んでもよい。本方法はさらに、リザーバへの視覚的アクセスを提供する、点検隔室内に、リザーバカバーを配設することを含んでもよい。
いくつかの実施形態では、リザーバを撮像することは、点検隔室を通して、リザーバを撮影することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、リザーバが容認可能性基準を満たすかどうかを決定することは、少なくとも1つの画像を分析し、微粒子が存在するかどうかを決定することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、リザーバが容認可能性基準を満たすかどうかを決定することは、少なくとも1つの画像を分析し、事前に定義された閾値を上回る量の空気が存在するかどうかを決定することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリを作動させることは、除去可能閉塞器アクチュエータをカセットアセンブリのポート内に配設することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリを作動させることは、閉塞器ダイヤフラムをリザーバ出口弁に対して変位させ、リザーバ出口弁を通した流動を閉鎖することを含んでもよい。いくつかの実施形態では、リザーバカバーを点検隔室内に配設することは、スナップフィットを介して、リザーバカバーをカセットアセンブリに結合することを含んでもよい。
本開示の別の実施形態によると、薬物送達デバイスのためのカセットアセンブリは、カセット基部部分を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、カセット基部部分に結合される、カセット上部部分を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、圧潰可能リザーバを備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、出口を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、圧潰可能リザーバから出口まで延在する、流動経路を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、カセット基部部分の側壁からリザーバまで延在する、充填ポートを備えてもよく、充填ポートは、アクセス制限構成および再使用防止構成のうちの少なくとも1つを含む。
本開示の別の実施形態によると、薬物送達デバイスのためのカセットアセンブリは、カセット基部部分を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、カセット基部部分内のリザーバ陥凹と、リザーバ陥凹を囲繞する取付表面においてカセット基部部分に取り付けられる、リザーバフィルムとによって画定される、リザーバを備えてもよい。リザーバは、薬品で充填されてもよい。カセットアセンブリはさらに、リザーバからカセットアセンブリの出口まで延在する、流動経路を備えてもよい。流動経路は、少なくとも部分的に、流動経路の区画に沿って、膜カバーによって画定されてもよい。カセットアセンブリはさらに、流動許可状態と、その中でリザーバおよび流動経路の第1の部分が流動経路の第1の部分の下流の第2の部分から隔離される、閉塞状態との間の作動のために構成される、閉塞器アセンブリを備えてもよい。流動経路の区画は、少なくとも部分的に、流動経路の第2の部分の一部である、膜カバーによって、画定されてもよい。
いくつかの実施形態では、流動経路の第1の部分は、薬品と長期適合性を有する、材料から構築されてもよく、少なくとも膜カバーは、薬品と短期適合性を有する、材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、リザーバフィルムは、層状フィルムであってもよい。いくつかの実施形態では、流動経路の第2の部分は、少なくとも1つの弁ステーションを含んでもよい。いくつかの実施形態では、膜カバーは、流密シールを形成するように、弁ステーションにわたって定位置に結合されてもよい。いくつかの実施形態では、流動経路の第2の部分は、少なくとも1つのポンプチャンバを含んでもよい。いくつかの実施形態では、膜カバーは、流密シールを形成するように、弁ステーションにわたって定位置に結合されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、閉塞器ダイヤフラムと、閉塞器アクチュエータとを含んでもよい。いくつかの実施形態では、カセットアセンブリはさらに、ねじ山付きポートを備えてもよく、閉塞状態では、閉塞器アクチュエータは、流動経路の中に螺入されてもよく、閉塞器ダイヤフラムは、流動経路を閉塞するように作動されてもよい。いくつかの実施形態では、カセットアセンブリはさらに、閉塞器アクチュエータを受容するように構成される、ねじ山付きポートを備えてもよく、閉塞器アセンブリは、閉塞器アクチュエータをねじ山付きポートから取り出すことによって、閉塞状態から流動許可状態に遷移するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アクチュエータは、カセットアセンブリ内に存在するとき、カセットアセンブリと再使用可能筐体アセンブリの噛合を防止するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器ダイヤフラムの少なくとも一部は、薬品と長期適合性を有する、材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、カセットアセンブリから除去可能である、閉塞器アクチュエータを含んでもよい。閉塞器アセンブリは、閉塞器アクチュエータがカセットアセンブリから除去されると、流動許可状態にあってもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、回転可能閉塞器アクチュエータを含んでもよい。閉塞器アセンブリは、閉塞器アクチュエータの回転に応じて、閉塞状態から流動許可状態に遷移するように構成される。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、変位可能閉塞器アクチュエータを含んでもよい。閉塞器アセンブリは、閉塞器アクチュエータの平行移動変位に応じて、閉塞状態から流動許可状態に遷移するように構成されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、閉塞器チャネル内に配置される、閉塞器シャトルを含んでもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器シャトルは、閉塞器チャネルの壁に対して流体シールを発生させる、少なくとも1つのシールインターフェースを備えてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞状態では、少なくとも1つのシールインターフェースは、閉塞器チャネルへの流動経路の第1の部分の開放と閉塞器チャネルへの流動経路の第2の部分の開放との中間に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器シャトルは、閉塞器シャトルダイヤフラムによって被覆されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器シャトルは、圧縮性エラストマであってもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器シャトルは、圧縮性であってもよく、拡大区画を含んでもよい。閉塞器チャネルは、幅広区分と狭小区分との間のステップを含んでもよい。閉塞器シャトルの拡大区画は、非圧縮状態では、狭小区分より広くてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、薬品と長期適合性を有する、材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリの少なくとも一部は、薬品と長期適合性を有する、材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、薬品は、内分泌障害のための薬物であってもよい。いくつかの実施形態では、薬品は、インスリンおよびインスリン類似体から成る群から選択されてもよい。いくつかの実施形態では、薬品は、トレプロスチニルであってもよい。いくつかの実施形態では、薬品は、タンパク質性であってもよい。いくつかの実施形態では、薬品は、少なくとも1つの疎水性領域を伴う三次構造を有する、ポリペプチドを含んでもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、閉塞器栓と、テーパ状ポートとを含んでもよい。閉塞器栓は、締まり嵌めを介して、テーパ状ポート内に保定されてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器アセンブリは、閉塞器ダイヤフラムを含んでもよい。閉塞器栓は、テーパ状ポート内に保定されると、閉塞器ダイヤフラムをリザーバ出口開口部に対して圧縮およびシールしてもよい。いくつかの実施形態では、閉塞器栓は、圧縮性エラストマから構築されてもよい。
本開示の別の実施形態によると、薬物送達デバイスのためのカセットアセンブリは、カセット基部部分を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、カセット基部部分に結合される、カセット上部部分を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、カセットシェルを備えてもよい。カセットシェルは、ユーザの皮膚との接触と適合性があって、ユーザの皮膚に適用され得る、ボディオイル、汗、およびローションに抵抗性がある、材料から作製されてもよい。カセットシェルは、上部を再使用可能筐体アセンブリへの取付のために開放させながら、結合されたカセット上部部分およびカセット底部部分の底面および側面を実質的に被覆してもよい。カセットシェルは、タブおよびスロットのスナップフィット配列を用いて、結合されたカセット基部部分およびカセット上部部分に取り付けられてもよい。カセットアセンブリはさらに、カセット基部部分内の陥凹によって画定され、リザーバフィルムで被覆される、圧潰可能リザーバを備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、出口を備えてもよい。カセットアセンブリはさらに、圧潰可能リザーバから出口まで延在する、流動経路を備えてもよい。リザーバは、カセット基部部分の側面から延在する、充填ポートを有してもよい。リザーバは、薬品で充填されてもよく、充填ポートは、リザーバプラグで閉鎖されてもよい。カセットシェルは、充填ポートを被覆し、さらに、カセットアセンブリの搬送および使用の間、リザーバプラグを定位置に保持することに役立つ、シェル突起を備えることができる。
本開示の別の実施形態によると、薬物送達システムは、再使用可能筐体アセンブリと、流体薬品で事前に充填されたリザーバを有する、カセットアセンブリとを備える、分注アセンブリを備えてもよい。分注アセンブリはさらに、ポンプアセンブリと、リザーバから、流路を通して、ユーザへの最終注入のための出口まで、薬品を圧送するためのポンプのコントローラとを備える。使用方法は、カセットアセンブリを再使用可能筐体アセンブリに結合し、自動プライミング機能を始動させ、それによって、コントローラが、ポンプアセンブリおよび関連付けられる弁アセンブリを動作させる一連のステップを始動させ、ポンプアセンブリおよび流路をプライミングすることになる。さらなる実施形態では、分注アセンブリは、同様に自動プライミング機能によってプライミングされる、容積センサを含んでもよい。さらに別の実施形態では、カセットアセンブリは、使用まで、リザーバを流路から隔離するための閉塞器アセンブリを備えてもよく、本方法はさらに、自動プライミング機能を始動させることに先立って、閉塞器を閉鎖状態から開放状態に作動させることを含む。さらに別の実施形態では、カセットアセンブリは、パッケージ本体内で搬送するために、パッケージ化される。閉塞器アセンブリはさらに、閉塞器アクチュエータを備え、それによって、アクチュエータの除去は、閉塞器アセンブリを閉鎖状態から開放状態に遷移させる。閉塞器アクチュエータは、閉塞器テザーによって、パッケージ本体に繋留される。カセットアセンブリのパッケージ本体からの除去は、閉塞器テザーに架張し、閉塞器アクチュエータをアクチュエータアセンブリから除去し、それによって、カセットアセンブリと再使用可能筐体アセンブリの結合に先立って、閉塞器アセンブリを閉鎖状態から開放状態に遷移させる。
本開示の別の実施形態によると、薬物送達システムは、再使用可能筐体アセンブリと、流体薬品で事前に充填されたリザーバを有する、カセットアセンブリとを備える、分注アセンブリを備えてもよい。分注アセンブリはさらに、ポンプアセンブリと、リザーバから、流路を通して、ユーザへの最終注入のための出口まで、薬品を圧送するためのポンプのコントローラとを備える。使用方法は、カセットアセンブリを再使用可能筐体アセンブリに結合し、自動プライミング機能を始動させ、それによって、コントローラが、ポンプアセンブリおよび関連付けられる弁アセンブリを動作させる一連のステップを始動させ、ポンプアセンブリおよび流路をプライミングすることになる。ポンプアセンブリは、入口弁アセンブリと、ポンプアセンブリと、出口弁アセンブリとを有してもよい。いくつかの実施形態では、出口弁アセンブリは、ポンプアセンブリと容積センサアセンブリとの間に流動的にあることができ、それによって、出口弁アセンブリはまた、容積センサ弁アセンブリであることができる。出口弁アセンブリは、自動プライミング機能が閉鎖位置に付勢されることを可能にする。設定量を上回る、流体チャネル内でポンプアセンブリによって生成された流体圧力は、出口弁アセンブリを開放し、流体が容積センサアセンブリの下流に流動することを可能にするであろう。自動プライミング機能の間、出口弁アセンブリは、弁駆動アセンブリによって開放され、流体圧力が設定量を下回るときでも、自動プライミングを可能にしてもよい。
本開示の別の実施形態によると、分注システムのカセットアセンブリは、事前に充填され、エンドユーザに出荷されてもよい。カセットアセンブリは、事前に充填されたリザーバをカセットアセンブリのポンプ部分から隔離するための閉塞器アセンブリを含む。閉塞器アセンブリは、閉塞器アセンブリを閉塞状態に付勢する、栓を含む。カセットアセンブリは、カセットアセンブリを保持するためのパッケージ内で出荷され、さらに、テザーが、パッケージを閉塞器栓に接続する。カセットアセンブリをパッケージから除去することは、テザーに架張し、それによって、閉塞器栓は、閉塞器アセンブリから引動され、閉塞器アセンブリは、非閉塞状態に遷移する。カセットアセンブリは、次いで、再使用可能筐体アセンブリに結合され、自動プライミング機能が、始動され、カセットアセンブリのポンプをプライミングし、エンドユーザへの流体の注入のための分注システムを調製してもよい。
本開示の別の実施形態によると、二相弁は、弁の片側上の流体圧力が所定の閾値圧力を超えると、二相弁が、閉鎖状態に付勢され、開放し、流体通過を可能にする、第1のモードを有する。第2の動作モードでは、二相弁は、閾値圧力を下回ると、開放され、流体流動を可能にすることができる。二相弁は、弁座に対してシールするための弁面を画定する、弁アクチュエータを有する。実施形態はさらに、弁面と弁座との間の可撓性ダイヤフラムを有してもよい。弁アクチュエータはさらに、弁リフトピンを受容するための弁リフトスロットを画定する。弁ばねが、弁アクチュエータを閉鎖位置に付勢し、そこで、弁面は、弁座に対してシールする。弁リフトスロットおよび弁リフトピンは、スロットに摺動可能に係合するように構成され、それによって、弁アクチュエータは、弁面を弁座内に完全に着座することができる。第1の動作モードでは、弁の入口側上の流体圧力が、弁ばねの付勢力を克服すると、弁は、開放し、圧力が弁を開放位置に維持するために不十分になり、弁が閉鎖するまで、流体流動を許可する。弁の開放は、弁リフト停止部を弁リフトピンから離れるように移動させる。第2のモードでは、弁リフトピンは、移動され、それによって、弁リフトピンは、弁リフトスロットの端部において、弁リフト停止部に係合し、弁ばねの付勢力を克服し、弁を開放する。弁リフトピンを元々の位置に戻すことは、弁ばねが弁を閉鎖位置に戻すことを可能にする。弁リフトピンは、形状記憶アクチュエータによって枢動軸上で回転される、ベルクランク形状の駆動アームによって移動されてもよい。
本開示の別の実施形態によると、二重弁アセンブリは、二相である、第1の弁と、少なくとも単一モードを有する、第2の弁とを有する、共通駆動アセンブリによって、作動される。第1の弁は、第1の弁の片側上の流体圧力が所定の閾値圧力を超えると、二相弁が、閉鎖状態に付勢され、開放し、流体通過を可能にする、第1のモードを有する。第2の動作モードでは、第2の弁は、閾値圧力を下回ると、駆動アセンブリによって開放され、流体流動を可能にすることができる。第2の弁は、第1の弁が第1のモードにあるとき、第1の弁から独立して、駆動アセンブリによって開閉されることができる。第1の弁が第2のモードにあるとき、第2の弁もまた、駆動アセンブリによって開放される。第1および第2の弁はそれぞれ、弁面と、弁スロットとを画定する、弁アクチュエータであって、弁スロットは、リフトスロット停止部をその一端に有する、弁アクチュエータと、弁面を受容し、弁を閉鎖するための弁座と、弁を閉鎖位置に付勢するための弁ばねとを有する。駆動アセンブリは、弁毎のリフトピンを移動させ、弁毎のリフトピンは、各個別の弁リフトスロットと摺動係合するために配列される。弁駆動部は、形状記憶アクチュエータによって移動される、ベルクランク形状のリフトを有してもよく、リフトピンおよびリフトスロットは、弁駆動部が第1の位置にあるとき、第1および第2の弁が、閉鎖され、それによって、第1の弁が、第1のモードにあって、流体圧力が閾値を超えると、開放し得るように配列される。第2の位置では、弁駆動部は、第2の弁のリフトピンを第2の弁の弁リフト停止部に対して係合させ、第2の弁を開放し、それによって、第1の弁は、第1のモードで動作し続け、それによって、閾値を上回る流体圧力は、第1の弁を開放する。駆動機構は、第3の位置を有し、それによって、第2の弁は、第2の弁のリフトピンの第2の弁の弁リフトスロット停止部に対する係合によって開放され、第1の弁は、第1の弁のリフトピンの第1の弁のリフトスロット停止部に対する係合によって開放される。
これらおよび他の側面は、図面を参照して、本開示の種々の実施形態の以下の詳細な説明からより明白となるであろう
図1は、例示的薬物送達システムの概略図を描写する。
図2は、例示的分注アセンブリ内の流路の概略図を描写する。
図3-8は、例示的分注アセンブリ内の流路の概略図を描写する。 図3-8は、例示的分注アセンブリ内の流路の概略図を描写する。 図3-8は、例示的分注アセンブリ内の流路の概略図を描写する。 図3-8は、例示的分注アセンブリ内の流路の概略図を描写する。 図3-8は、例示的分注アセンブリ内の流路の概略図を描写する。 図3-8は、例示的分注アセンブリ内の流路の概略図を描写する。
図9は、例示的カセットアセンブリの斜視図を描写する。
図10は、例示的カセットアセンブリの分解図を描写する。
図11は、例示的シール壁が分解されている、例示的カセットアセンブリの下面の斜視図を描写する。
図12は、例示的カセットアセンブリの上下図を描写する。
図13は、例示的カセットアセンブリの切断図を描写し、切断は、図12に示されるように、行われる。
図14は、図13の示される領域の詳細図を描写する。
図15は、図12に示される切断平面において得られた、例示的カセットアセンブリの断面図を描写する。
図16は、図15に示される領域の詳細図を描写する。
図17は、カセットアセンブリの実施形態の例示的カセット基部部分の上下図を描写する。
図18は、カセットアセンブリの実施形態の例示的カセット基部部分の斜視図を描写する。
図19は、図12に示される切断平面において得られた、例示的カセットアセンブリの断面を描写する。
図20は、図12に示される切断平面において得られた、例示的カセットアセンブリの断面を描写する。
図21は、図20の示される領域の詳細図を描写する。
図22は、図12の示される切断平面において得られた、例示的カセットアセンブリの断面を描写する。
図23は、図22の示される領域の詳細図を描写する。
図24は、カセットアセンブリの上部カバー部分がカセットアセンブリのカセット基部部分から分解されている、例示的カセットアセンブリの図を描写する。
図25は、その中にカバーが配設されている、隔室を含む、カセット上部部分を有する、例示的カセットアセンブリの斜視図を描写する
図26は、図25に示される例示的カセットアセンブリの分解図を描写する。
図27は、カセットアセンブリのシール壁が隠蔽されている、例示的カセットアセンブリの底面図を描写する。
図28は、例示的カセットアセンブリの分解図を描写する。
図29は、カセットアセンブリのための例示的点検システムの概略図を描写する。
図30は、カセットアセンブリを点検するために実行され得る、いくつかの例示的作用を詳述する、フローチャートを示す。
図31は、その中にカバーが結合されている、隔室を伴う、カセット上部部分を含む、例示的カセットアセンブリの切断図を描写する。
図32は、その中にカバーが配設されている、隔室を含む、カセット上部部分を有する、例示的カセットアセンブリの斜視図を描写する。
図33は、カセットアセンブリ内に含まれ得る、閉塞器アセンブリの一部の分解図を描写する。
図34は、その中で閉塞器アセンブリのアクチュエータが除去されている、カセットアセンブリの斜視図を描写する。
図35は、図34の示される領域の詳細図を描写する。
図36は、カセット上部部分内に含まれる、ポート内に配置される、閉塞器アセンブリのアクチュエータを有する、例示的カセットアセンブリのカセット上部部分の下面の斜視図を描写する。
図37は、図36の示される領域の詳細図を描写する。
図38は、図27に示される切断平面において得られた、断面図を描写する。
図39は、図38の示される領域の詳細図を描写する。
図40は、カセットアセンブリの例示的実施形態の上下図を描写する。
図41は、図40に示される切断平面において得られた、例示的カセットアセンブリの断面図を描写する。
図42は、図41の示される領域の詳細図を描写する。
図43は、カセットアセンブリの例示的実施形態の上下図を描写する。
図44は、図43に示される切断平面において得られた、例示的カセットの断面図を描写する。
図45は、図44の示される領域の詳細図を描写する。
図46は、図45の栓の部分的に切断された等角図を描写する。
図47は、例示的カセットアセンブリおよび例示的充填器具を描写する。
図48は、充填器具の例示的充填ポートおよび例示的インターフェース部分の概略図を描写する。
図49は、充填器具の例示的充填ポートおよび例示的インターフェース部分の概略図を描写する。
図50は、充填器具の例示的充填ポートおよび例示的インターフェース部分の概略図を描写する。
図51は、充填器具の例示的充填ポートおよび例示的インターフェース部分の概略図を描写する。
図52は、充填器具の例示的充填ポートおよび例示的インターフェース部分の概略図を描写する。
図53は、充填器具の例示的充填ポートおよび例示的インターフェース部分の概略図を描写する。
図54は、充填器具の例示的充填ポートおよび例示的インターフェース部分の概略図を描写する。
図55は、充填器具の例示的充填ポートおよび例示的インターフェース部分の概略図を描写する。
図56は、充填器具の例示的充填ポートおよび例示的インターフェース部分の概略図を描写する。
図57は、充填器具の例示的充填ポートおよび例示的インターフェース部分の概略図を描写する。
図58-60は、カセットアセンブリの充填ポート内に含まれ得る、例示的再使用防止アセンブリの概略図を描写する。 図58-60は、カセットアセンブリの充填ポート内に含まれ得る、例示的再使用防止アセンブリの概略図を描写する。 図58-60は、カセットアセンブリの充填ポート内に含まれ得る、例示的再使用防止アセンブリの概略図を描写する。
図61-62は、例示的充填ポートおよび例示的充填器具の概略図を描写する。 図61-62は、例示的充填ポートおよび例示的充填器具の概略図を描写する。
図63は、例示的カセットアセンブリおよび例示的充填器具の概略図を描写する。
図64は、例示的カセットアセンブリの斜視図を描写する。
図65は、図64の例示的カセットアセンブリの分解図を描写する。
図66は、図64の例示的カセットアセンブリのサブアセンブリの部分的切断斜視図を描写する。
図67は、67において得られた、図66の部分的切断斜視図の一部の拡大図を描写する。
図68は、図64の例示的カセットアセンブリの回転斜視図を描写する。
図69は、69において得られた、図68の例示的カセットアセンブリの一部の拡大図を描写する。
図70は、図64の例示的カセットアセンブリの部分的切断図を描写する。
図71は、71において得られた、図70の例示的カセットアセンブリの一部の拡大図を描写する。
図72Aは、71において得られた、図70の例示的カセットアセンブリの一部の拡大図の別の実施形態を描写する。
図72Bは、71において得られた、図70の例示的カセットアセンブリの一部の拡大図の別の実施形態を描写する。
図73は、閉塞器アクチュエータの斜視図を描写する。
図74は、図73の閉塞器アクチュエータの断面図を描写する。
図75は、閉塞器ダイヤフラムの上部斜視図を描写する。
図76は、図75の閉塞器ダイヤフラムの底部斜視図を描写する。
図77は、図64の例示的カセットアセンブリの上下図を描写する。
図78は、閉塞器アクチュエータが挿入されている、図77におけるB-Bにおいて得られた、図64の例示的カセットアセンブリの断面図を描写する。
図79は、79において得られた、図78の一部の拡大図を描写する。
図80は、図64の例示的カセットアセンブリの上下図を描写する。
図81は、閉塞器アクチュエータが除去されている、図80におけるB-Bにおいて得られた、図64の例示的カセットアセンブリの断面図を描写する。
図82は、82において得られた、図81の一部の拡大図を描写する。
図83は、B-Bにおける断面図を伴う、閉塞器アクチュエータが挿入されている、図77の例示的カセットアセンブリの斜視図を描写する。
図84は、Dにおける図83の断面図の拡大図を描写する。
図85は、B-Bにおける断面図を伴う、閉塞器アクチュエータが除去されている、図77の例示的カセットアセンブリの斜視図を描写する。
図86は、Dにおける図85の断面図の拡大図を描写する。
図87は、測定弁アセンブリおよび逆止弁アセンブリのためのリフトアセンブリの正面図を描写する。
図88は、図87のリフトアセンブリの斜視左側面図を描写する。
図89は、図87のリフトアセンブリの斜視右側面図を描写する。
図90は、図87のリフトアセンブリの上面図を描写し、逆止弁アセンブリは、開放され、測定弁アセンブリは、閉鎖されている。
図91は、A-Aにおいて得られた、図90のリフトアセンブリおよび逆止弁アセンブリの断面図を描写する。
図92は、B-Bにおいて得られた、図90のリフトアセンブリおよび測定弁アセンブリの断面図を描写する。
図93は、図87のリフトアセンブリの上面図を描写し、逆止弁アセンブリおよび測定弁アセンブリは両方とも、開放されている。
図94は、A-Aにおいて得られた、図93のリフトアセンブリおよび逆止弁アセンブリの断面図を描写する。
図95は、B-Bにおいて得られた、図93のリフトアセンブリおよび測定弁アセンブリの断面図を描写する。
図96は、電力使用量対ポンプ進行距離のグラフ表現である。
図97は、カセットパッケージ内の64のカセットアセンブリの斜視図である。
詳細な説明
図1を参照すると、例示的薬物送達システム10が、示される。例示的薬物送達システム10は、カセットアセンブリ102と、再使用可能筐体アセンブリ106とから形成され得る、分注アセンブリ100を含む。分注アセンブリ100は、容器またはリザーバ118と、アクセス部120(例えば、隔壁等の穿刺可能部材)とを含んでもよい。カセットアセンブリ102は、使用時、コントローラ108と、(いくつかの実施形態では、カセットアセンブリ102内に含まれる、弁および圧送構成要素に作用することによって)流体を分注アセンブリ100から選択的に分注するように制御され得る、機械的作動アセンブリ110とを有する、再使用可能筐体アセンブリ106に結合される。示されるように、分注アセンブリ100は、薬物送達システム10の注入デバイス186と併用されてもよい。注入デバイス186は、患者の中に挿入され、流路をリザーバアセンブリ100から患者104(例えば、患者104の皮膚の皮下層)の中に提供するように構成されてもよい。患者104の皮膚104の中への流路の確立を促進するために、注入デバイス186は、針またはカニューレ188を含んでもよい。注入デバイス186は、ある長さの管類184および/または直接分注アセンブリ100に流動的に接続されてもよい。リザーバ118の出口は、ある実施形態では、分注アセンブリ100を、直接または間接的に、管類184または注入デバイス186に結合してもよい。分注アセンブリ100は、コントローラ108との無線通信を通して、遠隔デバイス122によって制御されてもよい。遠隔デバイス122は、分注アセンブリ100、または薬物送達システム10のための具体的アプリケーションを起動させる携帯電話またはタブレット等のより一般的デバイスとの通信専用であってもよい。遠隔デバイス122は、ステータス、警告、アラーム等を含む、分注デバイス100からの情報を表示するためのディスプレイを有する。遠隔デバイス122はまた、分注デバイスに中継するための情報を打ち込む、注入レートをプログラムする、および分注アセンブリ100の動作、機能、およびモードを始動させるために使用されてもよい。
図1に関連して説明される種々の構成要素は、限定ではないが、以下、すなわち、2013年3月7日に出願され、「Infusion Pump Assembly」と題された、米国特許出願第13/788,260号であって、2014年4月17日に公開された、現米国特許公開第US-2014-0107579号(弁理士整理番号第K40号)、2013年7月23日に発行され、「Infusion Pump Assembly」と題された、米国特許第8,491,570号(弁理士整理番号第G75号)、2013年4月9日に発行され、「Fluid Delivery Systems and Methods」と題された、米国特許第8,414,522号(弁理士整理番号第E70号)、2012年9月11日に発行され、「Infusion Pump Assembly」と題された、米国特許第8,262,616号(弁理士整理番号第F51号)、2007年12月11日に発行され、「Loading Mechanism for Infusion Pump」と題された、米国特許第7,306,578号(弁理士整理番号第C54号)、2017年12月11日に出願され、「Infusion Pump Assembly」と題された、米国仮出願第62/597,246号(弁理士整理番号第P51号)、2017年10月5日に公開され、「Infusion Set and Inserter Assembly」と題された、米国公開第2015/0281863号(弁理士整理番号第U64号)、2018年4月24日に出願され、「Apparatus, System and Method for Fluid Delivery」と題された、米国出願第15/961,238号(弁理士整理番号第X37号)、2017年4月11日に発行され、「Apparatus, System and Method for Fluid Delivery」と題された、米国特許第9,617,020号(弁理士整理番号第M60号)、および2019年2月22日に出願され、「Infusion Set and Inserter Assembly Systems and Methods」と題された、米国仮出願第62/809,248号(弁理士整理番号第Y85号)(その全ては、参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)のうちの1つまたはそれを上回るものに図示および説明されるものであってもよい。上記に言及される出願および特許のいずれかに説明される、システムおよび方法(カセットアセンブリ、リザーバ、充填補助器、充電システム、容積感知配列、制御システム、インサータアセンブリ等を含む)はまた、本明細書に図示および説明される種々の実施形態と併用されてもよい。しかしながら、本明細書に図示および説明される実施形態は、それとの併用に限定されない。
ここで図2-8を参照すると、例示的分注アセンブリまたは配列500が、示される。閉塞器アセンブリ9714が、充填されたリザーバ118を分注アセンブリ500の残部から隔離する。閉塞器アセンブリ9714の開放は、流体が、分注アセンブリ500の残部の中に流動することを可能にする。リザーバ118内の流体のユーザへの送達をもたらすために、分注アセンブリ100内に含まれる、コントローラ108は、形状記憶アクチュエータ112の通電をコマンドしてもよく、これは、一端において、形状記憶アクチュエータアンカ604を使用して、他端において、ポンプ105および入口弁アセンブリ614に取り付けられる、共通コネクタ611に係留されてもよい。形状記憶アクチュエータ112の通電は、ポンプ105およびリザーバ弁アセンブリ614のアクティブ化をもたらす。リザーバ弁アセンブリ614は、リザーバ弁アクチュエータ614Aと、リザーバ弁座614Bとを含んでもよい。リザーバ弁アセンブリ614のアクティブ化は、リザーバ弁座614Bに対して閉鎖する、リザーバ弁アクチュエータ614Aの下向き変位をもたらし、リザーバ118の事実上の隔離をもたらし得る。リザーバ弁アクチュエータ614Aは、リザーバ弁アセンブリ614を閉鎖するために、カセットアセンブリ102内に含まれる膜124をリザーバ弁座614Bに対して押圧し得る。ポンプ105およびリザーバ弁アセンブリ614は、コネクタ611によって配列および接続され、それによって、リザーバ弁アセンブリ614は、ポンプ105が流体を圧送することに先立って、閉鎖する。ポンプ105は、ポンププランジャ105Aと、ポンプチャンバ105Bとを含んでもよい。ポンプ105のアクティブ化は、ポンププランジャ105Aが、下向き方式でポンプチャンバ105Bの中に変位され、(矢印618の方向における(図4参照))流体の変位につながる結果をもたらし得る。膜124は、ポンププランジャ105Aとポンプチャンバ105Bとの間に含まれてもよい。ポンプチャンバ105Bは、ポンプ105の各ストロークに伴って、ポンプチャンバ105Bを実質的に空にするために、ポンププランジャ105Aの端部と実質的に同一であるように成形される。
逆止弁アセンブリまたは容積センサ弁アセンブリ612は、容積センサ弁アクチュエータ612Aと、容積センサ弁座612Bとを含んでもよい。また、図4を参照すると、容積センサ弁アクチュエータ612Aは、機械的力を提供し、容積センサ弁アクチュエータ612Aを容積センサ弁座612Bに対して移動させ、容積センサ弁アセンブリ612をシールする、ばねアンカ6126に対して作用する、容積弁ばねアセンブリ612Cを介して、閉鎖位置に維持される。容積センサ弁アクチュエータ612Aは、容積センサ弁アセンブリ614を閉鎖するために、カセットアセンブリ102内に含まれる膜124を容積センサ弁座614Bに対して押圧し得る。しかしながら、ポンプ105が、アクティブ化されるとき、変位された流体が、容積センサ弁アセンブリ612の機械的シール力を克服するために十分な圧力である場合、流体の変位が、矢印618の方向に生じ得る。これは、容積センサアセンブリ148内に含まれる、容積センサチャンバ620の充填をもたらし得る(図6参照)。スピーカアセンブリ622、ポートアセンブリ624、参照マイクロホン626、ばねダイヤフラム628、および可変容積マイクロホン630の使用を通して、容積センサアセンブリ148は、容積センサチャンバ620内の流体の体積を決定してもよい。そのような容積センサアセンブリ148の動作は、例えば、2013年7月23日に発行され、「Infusion Pump Assembly」と題された、米国特許第8,491,570号(弁理士整理番号第G75号)(上記で参照することによってその全体として本明細書に組み込まれる)に議論されるようなものであってもよい。他の好適な分注容積センサも、他の実施形態において使用されてもよい。
また、図6を参照すると、形状記憶アクチュエータ632が、(第1の端部上において)形状記憶アクチュエータアンカ636に係留されてもよい。加えて、形状記憶アクチュエータ632の他端は、機械的エネルギーをベルクランクリフトアーム708に提供するために使用されてもよく、これは、測定弁アセンブリ610をアクティブ化してもよい。いったん容積センサチャンバ620内に含まれる、流体の体積が、計算されると、形状記憶アクチュエータ632は、通電され、開放位置に移動させる、測定弁アセンブリ610のアクティブ化をもたらす。測定弁アセンブリ610は、測定弁アクチュエータ610Aと、測定弁座610Bとを含んでもよい。いったんばねダイヤフラム628によって容積センサチャンバ620内の流体上に付与される機械的エネルギーに起因して、測定弁アクチュエータ610Aを測定弁座610Bから持ち上げるようにアクティブ化されると、容積センサチャンバ620内の流体は、(矢印634の方向に)カニューレ188を通して、患者104の身体の中に変位され得る。測定弁アクチュエータ610Aは、次いで、測定弁アセンブリ610を閉鎖するために、形状記憶アクチュエータ632を通電解除することによって、そしてばねアンカ6106に対して作用する、測定弁ばねアセンブリ610Cの作用によって、カセットアセンブリ102内に含まれる膜124を測定弁座610Bに対して押圧し得る。いくつかの実施形態では、リザーバ弁座614B、ポンプチャンバ105B、容積センサ弁座612B、および測定弁座610Bにわたって含まれる、膜124は、これらの構成要素のそれぞれを覆う領域を有する、単一材料片内に形成されてもよい。
ここで図87、88、および89を参照すると、駆動アセンブリまたはベルクランクアセンブリ638が、ベルクランク駆動コネクタ704を枢動させることによる形状記憶アクチュエータ632への取付のために、ベルクランク駆動アーム702とともに、略L形状のベルクランク本体700を有する。ベルクランク駆動コネクタ704は、2対のベルクランクコネクタ支持アーム714によって、ベルクランク駆動アーム702に取り付けられ、各対は、ベルクランク駆動コネクタ704の1つの円筒形端部を支持する。形状記憶アクチュエータ632は、アクチュエータ取付孔705を通して、ベルクランク駆動コネクタ704に添着される。動作時、枢動するベルクランク駆動コネクタは、形状記憶アクチュエータ632がベルクランク本体700を対向して設置されたベルクランク枢動ピン706上で枢動させるにつれて、さらなる線形運動を可能にし、形状記憶アクチュエータ632の屈曲力を低減させる。ベルクランク駆動アーム702と略垂直である、ベルクランクリフトアーム708は、対向して面した容積弁リフトピン712と、測定弁リフトピン710とを有する。容積弁リフトピン712および測定弁リフトピン710は、ベルクランク枢動ピン706の枢動軸と略平行であるように配列される。容積弁アクチュエータ612Aは、中空略円筒形空洞612Dを画定し、容積弁ばねアセンブリ612Cを含有する。容積弁ばねアセンブリ612Cは、空洞612Dの底部と容積弁ばねアンカ612Gとの間で拡張し、容積センサ弁アセンブリ612をデフォルト閉鎖位置に保持し、そこで、容積弁アクチュエータ612Aの容積弁面612Fは、容積弁座612Bに対して押勢され、膜124を弁シールとして使用する。分注アセンブリ100からの流体の注入のためのポンプアセンブリの通常動作時、容積弁ばねアセンブリ612Cは、ポンプアセンブリ105によって発生された十分な流体圧力が、容積弁ばねアセンブリ612Cのばね力を克服し、容積弁アクチュエータ162Aが、容積弁座612Cから離れるように移動し、流体流動を許可することを可能にするであろうように較正される。
測定弁アクチュエータ610Aは、中空略円筒形空洞610Dを画定し、測定弁ばねアセンブリ610Cを含有する。測定弁ばねアセンブリ610Cは、空洞610Dの底部と測定弁ばねアンカ610Gとの間で拡張し、測定弁アセンブリ610をデフォルト閉鎖位置に保持し、そこで、測定弁アクチュエータ610Aの測定弁面610Fは、測定弁座610Bに対して押勢され、膜124を弁シールとして使用する。分注アセンブリ100からの流体の注入のためのポンプアセンブリの通常動作時、測定弁ばねアセンブリは、容積センサチャンバ620内の流体圧力が、測定弁ばねアセンブリ610Cのばね力を克服するために不十分であろうように較正される。測定弁アセンブリ610は、形状記憶アクチュエータ632を通電させることによって開放され、これは、次いで、長さを短縮させ、それによって、ベルクランク駆動コネクタ704を通して、力をベルクランクアセンブリ638に印加し、ベルクランク本体をベルクランク枢動ピン706上で回転させる。ベルクランク本体700の回転は、ベルクランクリフトアーム708を持ち上げる。測定弁アクチュエータ610Aは、動作時、測定弁ばねアセンブリ610Cおよび測定弁アクチュエータ610Aの運動の方向と略平行に、測定弁リフトスロット610Gを画定する。ベルクランクアセンブリ638の測定弁リフトピン710は、測定弁リフトスロット610G内に摺動可能に係合する。測定弁アセンブリ610が、閉鎖位置にあるとき、測定弁リフトピン710は、測定弁リフトスロット610Gの端部内に画定される、測定弁リフト停止部610Gまたはその下方に静置する。ベルクランクリフトアーム708を持ち上げることは、測定弁リフトピン710を測定弁リフト停止部610Gに対して係合させ、それによって、測定弁アクチュエータ610Aを測定弁座610Cから離れるように移動させ、流体流動を許可する(図90、91、92参照)。形状記憶アクチュエータ632を通電解除することは、測定弁ばねアセンブリ612Cが、測定弁アクチュエータ610Aを閉鎖位置に戻し、ベルクランクアセンブリ638を静置位置に向かって戻すことを可能にする。
分注アセンブリ100の自動プライミングモードでは、空気を分注アセンブリ100からパージし、流体チャネルがユーザへの流体の注入のために完全にプライミングされることを確実にするために、流体チャネル内に開放するための不十分な圧力が存在するときでも、容積感知弁アセンブリ612を機械的に開放することが有利であり得る。特に、図93、94、95を参照すると、容積弁アクチュエータ612Aは、動作時、容積弁ばねアセンブリ612Cと略平行に、かつ容積弁アクチュエータ612Aの運動の方向と略平行に、容積弁リフトスロット612Gを画定する。ベルクランクアセンブリ638の容積弁リフトピン712は、容積弁リフトスロット612G内に摺動可能に係合する。容積センサ弁アセンブリ612が、閉鎖位置にあるとき、容積弁リフトピン712は、容積弁リフトスロット612Gの端部内に画定される、容積弁リフト停止部612Gまたはその下方に静置する。ベルクランクリフトアーム708を持ち上げることは、容積弁リフトピン712を容積弁リフト停止部612Gに対して係合させ、それによって、容積弁アクチュエータ612Aを容積弁座612Cから離れるように移動させ、流体流動を許可する。形状記憶アクチュエータ632を通電解除することは、容積弁ばねアセンブリ612Cが、容積弁アクチュエータ612Aを閉鎖位置に戻し、ベルクランクアセンブリ638を静置位置に向かって戻すことを可能にする。
ベルクランクアセンブリ638は、2つのモード、すなわち、測定弁アセンブリ610のみを動作させる、通常ポンプ動作モードと、ベルクランクアセンブリが測定弁アセンブリ610および容積センサ弁アセンブリ612の両方を動作させる、自動プライミングモードとを有してもよい。通常ポンプ動作モードでは、ベルクランクアセンブリ638は、形状記憶アクチュエータ632によって、第1の位置に駆動され、それによって、測定弁リフトピン710は、容積弁リフトピン712が容積弁リフト停止部612Hに係合する前に、測定弁リフト停止部610Hに係合し、測定弁アクチュエータ610Aを持ち上げる(図90、92、92参照)。図90、91、92の実施形態では、測定式および容積リフトスロット停止部610Hおよび612Hは、測定弁アセンブリ610および容積センサ弁アセンブリ612の両方が閉鎖位置にあるとき、実質的に同一高度にある。測定弁リフトピン710は、より高い相対的高度では、容積弁リフトピン712からオフセットされ、それによって、測定弁リフトピン710は、容積センサ弁アセンブリ612を閉鎖位置に残しながら、測定弁アセンブリ610を開放する。代替として、測定式および容積リフトスロット610Hおよび612Hが、代わりにオフセットされてもよい、または個別のリフトピン710、712およびリフト停止部610H、612Hは両方とも、同一結果を達成するために、オフセットされてもよい。自動プライミングモードでは、ベルクランクアセンブリ638は、形状記憶アクチュエータ632によって、通常ポンプモードより大きい程度まで回転される。自動プライミングモードでは、ベルクランクアセンブリ638は、第1の位置まで回転され、それによって、測定弁リフトピン710は、測定弁アセンブリ610に係合し、それを開放位置に移動させ、次いで、第2の位置に回転し続け、それによって、容積弁リフトピン712は、測定弁アセンブリに係合し、次いで、容積弁リフトアセンブリ612を開放する。
自動プライミング動作の間、ポンププランジャ105A、測定弁アクチュエータ610A、および容積弁アクチュエータ612Aの位置を感知することが有用である。ポンププランジャ105A、測定弁アクチュエータ610A、および容積弁アクチュエータ612Aの位置を感知するために使用され得る、種々のデバイスが、存在する。これらは、限定ではないが、以下、すなわち、超音波、光学(反射、レーザ干渉計、カメラ等)、線形キャリパ、磁気、機械的接触スイッチ、赤外線光測定等のうちの1つまたはそれを上回るものを含む。しかしながら、例示的実施形態では、分注アセンブリ100の小構造に起因して、感知構成要素を伴う小空間を利用するように、小構成要素を使用することが望ましい。距離を感知することもまた、種々の実施形態では、考慮点であり得る。例えば、1つまたはそれを上回る構成要素、例えば、ポンプアクチュエータ105A、測定弁アクチュエータ610A、および容積弁アクチュエータ612Aの変位は、非常に小さくあり得る(例えば、例示的実施形態では、ポンプアクチュエータ105Aの完全変位は、約1mmであり得、測定弁アクチュエータ610Aの完全変位は、約0.2mmであり得る)。例えば、本明細書で図示および説明されるように、再使用可能筐体アセンブリ106の例示的実施形態の中にフィットする、小反射光学センサアセンブリ(以降、「光学センサ」)が、使用されてもよい。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの光学センサが、再使用可能筐体アセンブリ106内に位置する。光学センサは、種々の実施形態では、そのために光学センサが、例えば、ポンプアクチュエータ105A、測定弁アクチュエータ610A、および容積弁アクチュエータ612Aの変位を感知し得る、構成要素に適合する、感知範囲を有する。例示的実施形態では、任意の光学センサが、使用されてもよく、限定ではないが、Sharp Corporation(Osaka, Japan)の米国支社である、Sharp Electronics Corporationによって製造されたSharp GP2S60を含む。これらの実施形態では、本光学センサは、単一構成要素パッケージ内に、赤外線放出ダイオードと、赤外線感知検出器とを含有する。エミッタからの光は、集束されず、感知表面から跳ね返り、その一部は、検出器に反射される。図3-8を参照すると、光学ポンプセンサ640は、ポンプアクチュエータ105Aの背後を視認するように位置付けられ、光学測定弁センサ644は、測定弁アクチュエータ610Aの背後を視認するように位置付けられ、光学容積センサ642は、容積弁アクチュエータ612Aの背後を視認するように位置付けられる。各光学センサ640、642、および644は、個別のアクチュエータ105A、612A、および610Aから反射された光を感知する。各アクチュエータにおいて使用される材料は、例えば、センサ動作のために、アクチュエータ105A、612A、および610Aのための白色DERLINの使用を用いることで、十分に反射性となり得る。不十分な光学反射が存在する場合、より高い反射材料の付加的層が、アクチュエータ105A、612A、および610Aの背面に追加され、信頼性がある光学センサ動作を可能にすることができる。光学センサ640、642、および644は、個別のアクチュエータ105A、612A、および610Aの初期移動およびその位置を感知するために使用される。
自動プライミング動作のため、全ての空気をポンプチャンバ105Bから除去するために、ポンプアクチュエータ105がポンプチャンバ105B内に完全に着座することが好ましくあり得る。図96を参照すると、ポンプアクチュエータ105Aは、形状記憶アクチュエータ112に印加されるエネルギーのデューティサイクルをゆっくりと増分することによって、コントローラ108によって制御される。デューティサイクルが増加される度に、ポンプセンサ640によって感知されるように、ポンプアクチュエータが移動を停止させるまで、一定に保持される。位置毎に、電力が、デューティサイクルから計算され、位置が、ポンプセンサ640から求められ、ポンプアクチュエータ位置対電力のモデルに追加される。位置対電力モデルは、ポンプアクチュエータ105Aがポンプチャンバ105Bを通して移動するにつれて、線形のままであろうが、ポンプアクチュエータ105Aがポンプチャンバ105Bの底部に衝打すると、平坦化するであろう。ポンプアクチュエータ105Aのストロークは、モデルが、図96の線646によって示されるように、線形となって停止すると、コントローラ108によって、停止される。
ポンプアクチュエータ105Aは、変位によって、流体を移動させるため、ポンプセンサ640によって感知されるポンプアクチュエータ105Aの位置は、変位/圧送される流体の量/体積と相関され得、コントローラ108によって、圧送される流体の体積を決定するために使用され得る。測定弁アクチュエータ610Aに関して、測定式センサ644が、コントローラ108によって、測定式アクチュエータ610Aが開放または閉鎖位置にあるかどうかを測定するために使用される。容積弁アクチュエータ612Aに関して、容積センサ642が、コントローラ108によって、測定弁アクチュエータ612Aが開放または閉鎖位置にあるかどうかを測定するために使用される。さらに、ポンプアクチュエータ105Aの位置は、コントローラ108によって、形状記憶アクチュエータ112に印加されるエネルギーを制御する際に使用されることができる。測定弁アクチュエータ610Aおよび容積弁アクチュエータの測定位置は、コントローラ108によって、形状記憶アクチュエータ632に印加されるエネルギーの量を制御するために使用されることができる。
通常圧送動作では、測定弁センサ644は、コントローラ108によって、形状記憶アクチュエータ632に印加されるエネルギーを制御するために使用される。自動プライミング動作の間、容積弁センサ642は、容積弁アクチュエータ612Aが、容積弁アセンブリ612を持ち上げ、開放することを確実にするために使用される。容積弁アセンブリ612および測定弁アセンブリ610は、駆動アセンブリまたはベルクランクアセンブリ638によって機械的に連結され、形状記憶アクチュエータ632を通電させることは、ある時点で、容積弁アクチュエータ612Aを持ち上げさせ始めるであろう。しかしながら、機械的公差に起因して、測定弁アクチュエータ610Aおよび容積弁アクチュエータ612Aのストロークが移動し始めるであろう点は、把握され得ない。例えば、容積弁アクチュエータ612Aは、測定弁アクチュエータ610Aが0.015インチ持ち上げられると、移動し始め得、または測定弁アクチュエータ610Aが0.025インチ持ち上げられると、移動し始め得、これは、逆止弁アクチュエータ612Aが0.005インチ持ち上げることによって開放し得ることを前提として、比較的に大公差である。したがって、測定弁センサ644のみを使用して、容積弁アクチュエータ612Aの位置は、把握され得ない。したがって、容積弁センサ642は、容積弁アクチュエータ612Aの開放が着目されるとき、コントローラ108によって、形状記憶アクチュエータ632を制御するために使用される。
自動プライミング動作は、ユーザによって、遠隔デバイスを介して、自動プライミング機能を開始することによって、始動されてもよい。一実施形態では、ユーザは、事前に充填されたカセットアセンブリ102をパッケージから除去するであろう(カセットパッケージ8800に関連する下記参照)。カセットアセンブリ102(またはカセットアセンブリ8500、9500)は、次いで、再使用可能筐体アセンブリ106に係合される。再使用可能筐体アセンブリは、次いで、オンにされ、命令を遠隔デバイス122から受信することが可能となる。ユーザは、次いで、自動プライミング機能を始動させて、分注アセンブリ100をプライミングしてもよく、それによって、空気が、流路からパージされ、薬品が、流路を充填し、分注アセンブリ100を使用のために準備完了にする。自動プライミング機能の間、測定弁アセンブリ610および容積センサ弁アセンブリ612が、ベルクランクアセンブリ638によって開放される。ポンプアセンブリ105および入口弁アセンブリ614が、形状記憶アクチュエータ112によって移動される。入口弁アセンブリ614は、最初に、閉鎖され、次いで、ポンプアセンブリが、完全ストロークまで作動され、空気をポンプチャンバ105Bから完全に排気する。コントローラ108が、ポンプアクチュエータ105Aの進行長に関して、形状記憶アクチュエータ112の電力消費を測定する(図94参照)。電力消費は、概して、ポンプがポンプアクチュエータ105Aのストロークの長さにわたって進行することに伴って、線形であろう。ポンプアクチュエータが、ポンプチャンバ105B内で完全に底に達すると、電力消費は、以前の進行に対して非線形量で増加するであろう。最下ストロークでは、膜124が、ポンプチャンバ105Bの中に完全に押圧され、その中の空気を排気するであろう。容積センサ弁アセンブリ612は、次に、ベルクランクアセンブリ638によって閉鎖することを可能にされるであろう。ポンプアクチュエータ105Aは、初期位置に戻ることを可能にされ、入口弁アセンブリ614は、開放される。膜124は、自然弾性を有し、いったんポンプアクチュエータ105Aが抜去され、リザーバ弁アセンブリ614が開放されると、ポンプチャンバから撤退するであろう。弛緩状態への膜124の本復帰は、真空を生成し、流体をリザーバ118から引き出す。本一連の作用は、次いで、繰り返される。最初に、測定弁アセンブリ610および容積センサ弁アセンブリ612を開放し、入口弁アセンブリ614を閉鎖する。ポンプアセンブリのポンプアクチュエータ105のポンプストロークを始動させ、それによって、ポンプアクチュエータ105Aは、ポンプチャンバ105Bの底部までの完全ストロークを辿る。入口弁アセンブリ614を開放し、ポンプアセンブリが初期位置に戻ることを可能にする。これらのステップは、ユーザが流体が管類184から圧送されることを認識するまで、繰り返される。ユーザは、自動プライミング機能に、遠隔デバイス122の動作によって、停止するように命令することができる。自動プライミングモードは、ポンプストロークの数をカウントし、所定の数のストロークの完了後、自動停止する付加的ステップを有してもよい。これは、ユーザが、コントローラ108に、流体が管類184から退出していることを通知し忘れた場合でも、リザーバを空にすることなく、自動プライミングを可能にする。
ここで図9、10、および11を参照すると、例示的カセットアセンブリ9500の種々の図が、描写される。カセットアセンブリ9500は、カセット基部部分9502を含む。カセット基部部分9502は、リザーバ陥凹9508を含んでもよく、これは、その中に一体的に形成されてもよい。事前に充填されたカセットアセンブリ9500のカセット基部部分9502は、例えば、Zeonor(登録商標)1020R等の環形オレフィンポリマー(COP)等の長期薬物適合性材料から形成されてもよい。カセットアセンブリ9500が、ユーザ充填される場合、カセット基部部分9502は、Topas(登録商標)等の環形オレフィンコポリマー(COC)またはTritan(登録商標)等のポリエステルから作製されてもよい。リザーバ陥凹9508は、リザーバフィルム片9516によって被覆されてもよく、これは、カセット基部部分9502に結合される。ともに、リザーバ陥凹9508およびリザーバフィルム9516は、流体(種々の薬物等)をその内部容積内に保持するためのリザーバ9536を画定してもよい(例えば、図19参照)。ある実施形態では、流体は、内分泌障害のための薬物であってもよい。例えば、流体は、インスリン等の糖尿病管理薬物であってもよい。短時間または高速作用インスリン(例えば、Aspart、Lispro、Glulisine、Velosulin、Novolin-RまたはHumulin R等の通常のヒトインスリン)が、例えば、使用されてもよいが、より長く作用するインスリン(例えば、デテミル、グラルギン、デグルデク、Toujeo)もまた、使用されてもよい。心血管薬物もまた、使用されてもよい。例えば、トレプロスチニル等の血管拡張剤または抗高血圧性作用物質が、使用されてもよい。流体はまた、鎮痛剤、化学療法薬物、酵素、ペグ化されたタンパク質、小分子、天然製品、ペプチド、タンパク質、核酸、炭水化物、ナノ粒子状懸濁液、および関連付けられる薬学的に容認可能な担体分子を含んでもよい。
リザーバフィルム9516は、接着剤、超音波溶接、熱シール等を介して、カセット基部部分9502に添着され、カセット基部部分9502とリザーバフィルム9516との間の流密シールを発生させてもよい。代替として、リザーバフィルム9516およびカセット基部部分9502は、カセット上部部分9506がカセットアセンブリ9500の中に結合されると、カセットアセンブリ9500のカセット上部部分9506によって、ともに圧縮挟持されてもよい。いくつかの実施例では、本明細書でさらに後で説明されるように、リザーバフィルム9516は、カセット基部部分9502およびカセット上部部分9506に添着されてもよく、カセット上部部分9506は、カセット上部部分9506の少なくとも一部をリザーバフィルム9516上に溶接することによって、カセットアセンブリ9500内の定位置に結合されてもよい。カセット上部部分9506は、ともに改良された溶接のために、カセット基部部分9502と同一材料から作製されてもよい。リザーバフィルム9516は、いくつかの材料層から構築されてもよく、これは、種々の望ましい特色をリザーバフィルム9516に追加するように選択されてもよい。適用可能な場合、結着層も同様に、使用されてもよい。いくつかの実施形態では、薬物適合性層、例えば、Zeonor(登録商標)1020R等の環形オレフィンポリマー(COP)等の、例えば、長期薬物適合性材料が、リザーバフィルム9516の表面に面した内部容積を形成してもよい。ガスまたは具体的ガスに不浸透性である、障壁層が、適合性層の外向きに含まれてもよい。中間または結着層は、エチレンビニルアルコール(EVOH)であってもよい。外側層は、AClar(登録商標)等のポリクロロトリフルオロエチレンエチレン(PCTFE)であってもよい。層状フィルムが、使用される場合、リザーバフィルム9516は、共押出成形された製品であってもよい。代替実施形態では、リザーバフィルム9516は、ニトリル、シリコーン、またはクロロブチルゴムから構築されてもよい。
例示的実施形態では、リザーバフィルム9516は、予成形された領域9536(図10に最良に示される)を含んでもよい。予成形された領域9534は、真空または熱成形されてもよい。例示的実施形態では、予成形された領域9534は、凹部として示される。凹部は、ボウル状であってもよく、カセットアセンブリ9500のカセット基部部分9502内に含まれる、リザーバ陥凹9508の形状を模倣してもよい。リザーバフィルム9516が、カセットアセンブリ9500に結合されると、予成形された領域9534は、リザーバフィルム9516が、リザーバ陥凹9508の底部表面に当接し、陥凹壁9510に対して着座するように、リザーバ陥凹9508内に着座し得る。これは、最小限空気体積が、リザーバ9536の充填に先立って、リザーバ9536内に存在することを確実にし得る(例えば、図19参照)。例示的実施形態では、リザーバ陥凹9508は、様々な凹設されたダクト9566を含む(本明細書のいずれかの場所に説明される(例えば、図17-18参照))。予成形された領域9534は、対応する特徴を含まなくてもよい。リザーバ9536が、空状態にあるとき、リザーバフィルム9516は、ダクト9566の中に延在せず、それによって、リザーバ内の実質的に全ての流体を空にすることを補助し得る。
リザーバフィルム9516は、周辺周縁部領域9538を含んでもよい。周辺周縁部領域9538は、リザーバ陥凹9508を囲繞し得る、カセット基部部分9502の取付表面9540において、カセット基部部分9502に結合されてもよい。いくつかの実施例では、露出部9542が、周辺周縁部領域9538内に含まれてもよい。カセット上部部分9506が、リザーバフィルム9516上に溶接される場合、カセット上部部分9506は、エネルギー指向器9674(例えば、図24参照)を含んでもよく、これは、カセットアセンブリ9500内の定位置にあるとき、周辺周縁部領域9538にわたって整合する。したがって、カセット上部部分9506は、リザーバフィルム9516の周辺周縁部領域9538の上部表面上に溶接され、カセット上部部分9506をカセットアセンブリ9500内の定位置に保定してもよい。
示されるように、ある実施例では、取付表面9450は、その中に凹設される、1つまたはそれを上回る特徴を含んでもよい。カセットアセンブリ9500内の定位置に結合されると、リザーバフィルム9516は、これらの特徴にわたって、シールを形成し得る。例示的実施形態では、リザーバ出口経路9544が、取付表面9540の中に凹設される。リザーバ出口経路9544に沿って配置される、空気トラップ筐体9546もまた、存在し、例示的実施形態では、取付表面9540内の凹設された特徴として示される。空気トラップ筐体9546は、溝であってもよく、これは、リザーバ出口経路9544の一部に対してある角度に配向される。例示的実施形態では、空気トラップ筐体9546は、リザーバ出口経路9544と略垂直である。いくつかの実施形態では、空気トラップ9547は、空気トラップ筐体9546内に設置されてもよい。空気トラップ9547は、いくつかの実施形態では、空気トラップ筐体9546内に設置され、気泡を同伴し、それらが下流に進むことを防止することに役立つ、メッシュ片またはスクリーン9549であってもよい。リザーバフィルム9516の露出部9542は、空気トラップ筐体9546内のリザーバ出口経路9544および空気トラップ9547にわたってシールし、リザーバ9536から外への封入および漏出防止流路を形成し得る(例えば、図19参照)。
充填ポート9524もまた、カセット基部部分9502内に含まれてもよい。例示的実施形態では、充填ポート9542は、カセット基部部分9502の側壁を通して延在する。充填ポート9524は、直接、リザーバ9536まで延在してもよく(例えば、図19参照)、隔壁9522で栓止されてもよい。隔壁9522は、充填器具9584(例えば、図47参照)上の鋭利物9586(例えば、図47参照)を介して、穿刺可能であって、いったんリザーバ9536が装填されると、リザーバ9536を流体的にシールするように、鋭利物9586の除去に応じて、自己シールしてもよい。本明細書のいずれかの場所に説明されるように、充填ポート9524、充填器具9584、またはその2つの組み合わせは、いったん充填動作が実施されると、リザーバ9536の再使用を防止するように構成されてもよい。また、本明細書のいずれかの場所に説明されるように、充填ポート9524、充填器具9584、またはその2つの組み合わせはまた、リザーバ9536へのアクセスが、適切な充填器具9584のみに制限されることを確実にするように構成されてもよい。カセット上部部分9506およびカセット基部部分9502等のカセットアセンブリ9500の他の部分は、これらの目的のための特徴を含んでもよい。そのような実施形態では、これらの特徴は、充填器具9584と協働し、または充填ポート9524と連動し、意図するものではないアクセスを阻止してもよい。充填ポート9524は、例示的実施形態では、カセット基部部分9502から延在する、管類9518に対向して配置される。
例示的実施形態では、カセットアセンブリ9500は、捻転係止型係合を介して、再使用可能筐体アセンブリ106と噛合するように配列され、これを促進するための回転結合器の一部を含む。他のタイプの結合配列も、他の実施形態では、可能性として考えられる。例示的実施形態では、カセットアセンブリ9500のカセット上部部分9506は、いくつかのタブ9548(例えば、図9参照)を含み、これは、カセット上部部分9506の側面から半径方向に延在する。例示的実施形態では、タブ9548は、規則的角度間隔において、均一に離間されるが、しかしながら、他の実施形態では、間隔は、異なってもよい。カセット基部部分9502は、停止表面9550を含んでもよく、これは、カセット9500および再使用可能筐体106を結合するとき、再使用可能筐体106が、極端に、または誤った方向に、捻転されることを防止する。タブ9548および停止表面9550は、協働し、噛合トラックを形成してもよい。停止表面9550は、示されるように、タブ9548に対して略垂直に配置されてもよい。カセット上部部分から突出する、タブ9548は、カセット基部部分9502の側壁に隣接するカセット基部部分9502内に含まれる、周辺陥凹から張り出してもよい。停止表面9550は、周辺陥凹の中に突出してもよい。
結合の間、再使用可能筐体106の結合タブまたはフィンガが、停止表面9550とタブ9548との間の開口部9551を通して通過され、適切な停止表面9550に到達するまで、捻転経路に沿って、タブ9548下で回転され得る。各タブ9548の下面は、斜面状部分9554を含んでもよく、これは、カセットアセンブリ9500および再使用可能筐体アセンブリ106をともに結合する間、カセット上部部分9506上に含まれる環境シールリング9556(オーバーモールドされたエラストマから形成されてもよい)を(流体シールを形成するように)再使用可能筐体アセンブリ106に対して圧縮させ得る。各タブ9548は、戻り止め領域9552を含んでもよく、その中に再使用可能筐体アセンブリ106上の結合タブが、いったん停止表面9550に到達すると、着座し得る。戻り止め領域9552内にあるとき、再使用可能筐体アセンブリ106の結合タブは、下向き力が捻転運動の間に印加されない限り、回転に抵抗し得る。
充填ポート9524は、例示的実施形態では、再使用可能筐体アセンブリ106の結合タブのいずれかの捻転経路の外側の非横断領域内に配置される。充填ポート9524は、例えば、停止表面9550のうちの2つの間の非横断領域の間に設置されてもよい。これは、依然として、カセットアセンブリ9500と再使用可能筐体アセンブリ106との間の捻転係止型係合を可能にしながら、充填ポート9524がカセット基部部分9502の側壁内に設置されることを可能にし得る。
カセットアセンブリ9500はさらに、弁膜カバー9520を含んでもよい。弁膜カバー9520(例えば、図10参照)は、いくつかの領域を含んでもよく、これは、カセット基部部分9502内に含まれる、ポンプチャンバ陥凹9532および弁特徴9514(上記図2-8に説明されるもの等)にわたって着座する。実施例では、弁特徴9514は、火山型弁として示される。弁膜カバー9520は、可撓性材料から構築されてもよい。弁膜カバー9520の選択領域は、再使用可能筐体106内に含有される、ポンプおよび弁作動構成要素(上記図2-8に関連して説明されるのもの等)を介して、弁特徴9514およびポンプチャンバ陥凹9532に向かって、およびそこから離れるように、作動されてもよい。これは、リザーバ9536(例えば、図19参照)から患者104に向かって移送されている、流体の流動を指向および制御し得る。弁膜カバー9520は、カセットアセンブリ9500の組立の間、カセット基部部分9502とカセット上部部分9506との間に捕捉されてもよい。いくつかの実施形態では、弁膜カバー9520は、カセット基部部分9502上にオーバーモールドされる、カセット基部部分9502とカセット上部部分9506との間に圧縮挟持される、または接着剤、熱シール、または別の好適なプロセスを介して、定位置に添着されてもよい。流密シールが、カセットアセンブリ9500が組み立てられると、カセット基部部分9502と弁膜カバー9520との間に形成されてもよい。
ダイヤフラム9528と、フレーム9530とを含む、容積センサダイヤフラムアセンブリ9526(例えば、図10参照)もまた、カセット基部部分9502とカセット上部部分9506との間のカセットアセンブリ9500の中に結合されてもよい。容積センサダイヤフラムアセンブリ9526は、カセット基部部分9502の容積感知ステーション9564上に設置されてもよい。これは、容積感知チャンバを形成してもよく、これは、監視され、カセットアセンブリ9500を通して移送されている流体の体積を決定してもよい。さらなる説明は、上記図4に関連して提供される。
弁特徴9514、圧送陥凹9532、および容積感知チャンバの内外につながる、流動経路は、カセット基部部分9502の対向側に画定される、流動チャネル9558(図11に最良に示される)まで延在してもよい。これらの流動チャネル9558は、弁特徴9514およびポンプチャンバ陥凹9532が、相互に流体的に連通することを可能にし得る。流体が、リザーバ9536から患者104に向かって圧送されるにつれて、流体は、これらの流動チャネル9558を通して移送および経路指定され得る。流動チャネル9558間に散在される、付加的陥凹9559が、存在してもよい。これらの陥凹9559は、カセット基部部分9502がより短い金型サイクル時間を伴って成型されることを可能にすることに役立ち得、冷却の間、流動チャネル9558の任意の歪曲を防止することに役立ち得る。
フィルムシートシール9512が、シールをこれらの流動チャネル9558にわたって形成するように、流動チャネル9558にわたって、カセット基部部分9502上に結合されてもよく、これは、流動チャネル9558の境界内において、流体をその中に保つ。フィルムシートシール9512は、任意の好適な様式において、カセット基部部分9502に取り付けられてもよい。ある実施形態では、フィルムシートシール9512は、熱シールを介して、カセット基部部分9502に結合されてもよい。フィルムシートシール9512は、リザーバフィルム9516を生成するために使用される、同一材料から構築されてもよく、可撓性材料であってもよい。例示的実施形態では、流動チャネル9558は、カセット基部部分9502内に含まれる、囲繞壁または周縁部9560によって画定される、ウェル9562内に含まれる。周縁部9560は、フィルムシートシール9512を保護することに役立ち得、整合補助を提供し得、これは、カセットアセンブリ9500の製造の間、フィルムシートシール9512を位置決めするために使用されてもよい。代替実施形態では、周縁部9560は、含まれなくてもよく、整合ピンまたは突起等の他の整合補助が、利用されてもよい。
いくつかの実施形態では、カバー(図示せず)が、含まれてもよく、フィルムシートシール9512の上方の定位置に結合してもよい。本カバーは、スナップフィット、締まり嵌め、溶接プロセス、接着剤、溶媒接合等を介して、定位置に結合してもよい。カバーは、剛性または穿刺抵抗性材料から構築されてもよく、フィルムシートシール9512のための保護材としての役割を果たし得る。好ましくは、カバーは、カバーをユーザによって除去することを困難にする様式において、カセット基部部分9502に結合してもよい。本カバーは、その中で本明細書の後で説明されるカバー9692(例えば、図31-32参照)がリザーバ9536にわたって定位置に結合され得る様式と同様に、カセット基部部分9502に結合されてもよい。いくつかの実施例では、カバーは、使用されなくてもよいが、しかしながら、フィルムシートシール9512は、リザーバフィルム9516を構築するために使用されるものより厚いフィルムから構築されてもよい。フィルムシートシール9512はまた、耐久性をフィルムシートシール材料9512に追加する、1つまたはそれを上回る付加的層を含んでもよい。
代替実施形態では、フィルムシートシール9512は、使用されなくてもよい。代わりに、シールプレート9774(例えば、図44参照)等の別の好適なシール壁が、使用されてもよい。シールプレート9774は、流動チャネル9558にわたってレーザ溶接され、流動チャネル9558にわたってシールしてもよい。プレート9774が使用される、いくつかの実施例では、流動チャネル9558は、カセット基部部分9502とは対照的に、プレート9774内に画定されてもよい。しかしながら、実施形態に応じて、フィルムシートシール9512を使用することが有利であり得る。例えば、プレート9774が、カセット基部部分9502にレーザ溶接され、流動チャネル9558をシールする場合、プレート9774は、厳密な平面度公差(例えば、平坦から千分の1インチ以下の変動)を有し得る。フィルムシートシール9512が、可撓性であるため、これらの公差問題点は、軽減され得る。より広い許容可能公差を用いることで、成型におけるさらなる柔軟性が、同様に得られ得る。
加えて、種々の実施形態は、フィルムシートシール9512またはプレートが使用されるかどうかにかかわらず、プレート9774(例えば、図44参照)とは対照的に、流動チャネル9558をカセット基部部分9502内に含むことが有利であることを見出し得る。流動チャネル9558は、カセット基部部分9502の残りとともに成型され得るため、弁特徴9514、圧送陥凹9532、および容積感知チャンバ等の内外につながる、流動経路が、流動チャネル9558と整合することを確実にされ得る。したがって、フィルムシートシール9512の使用は、カセットアセンブリ9500の製造を簡略化し得、カセットアセンブリ9500の生産において使用される、異なる材料および製造プロセスの数を限定し得る。ひいては、これは、カセットアセンブリ9500にかかる適合性試験負担を減少させることに役立ち得る。
フィルムシートシール9512の使用はまた、流動チャネル9558が、より密度の高いレイアウトでは、より小さく作製される、またともにより近づくように配列されることを可能にし得る。これは、よりコンパクトなカセットアセンブリ9500を促進し得る、または節約された空間が、より大きいリザーバ9536を伴うカセットアセンブリ9500がカセットアセンブリ9500の全体的占有エリアを増加させずに作製されることを可能にするために使用されてもよい。例えば、流動チャネル9558が、カセット基部部分9502内に含まれ、レーザ溶接されたプレート9774によってシールされる場合、流動チャネル9558のレイアウトは、レーザ溶接の間、カセット基部部分材料9502の溶融に適合するように、計画される必要があり得る。溶接の間、レーザは、シールプレート9774を通して通過し得、レーザのエネルギーは、カセット基部部分9502の表面において吸収され得る。したがって、生じる加熱は、主に、流動チャネル9558のエリア内のカセット基部部分9502内においてであり得る。十分な空間が、流動チャネル9558の周囲に含まれ、カセット基部部分9502の溶融が、流動チャネル9558を歪曲させない、閉鎖させない、または別様に栓塞させないことを確実にする必要があり得る。しかしながら、熱シールプロセスを介して、フィルムシートシール9512を取り付けることは、カセット基部部分9502の溶融を最小限にし得る。本プロセスの間の加熱は、カセット基部部分9502から離れるように偏移されてもよく、代わりに、フィルムシートシール9512材料を通して、外部源から印加されてもよい。したがって、フィルムシートシール9512は、カセット基部部分9502の最小限の溶融を伴って、カセット基部部分9502に結合され得る。
ここで図13(図12に示されるように、切断される、斜視4分の3図)および図14(図13における領域14の詳細図)を参照すると、充填ポート9524は、リザーバ9536の内部容積の中への直接経路を提供してもよい。示されるように、充填ポート9524は、ボア9568を有してもよく、その中に隔壁9522が、設置されてもよい。隔壁9522は、1つまたはそれを上回るリブ9570を含んでもよい。リブ9570は、ボア9568の直径より幾分(例えば、140~105%)大きい、(その最広点における)直径を有してもよい。充填ポート9524はまた、保護壁9572を含んでもよい。保護壁9572は、ボア9568の内部端部に配置されてもよい。保護壁9572は、ユーザが鋭利物9586(例えば、針)をある点を過ぎて延在させないように遮断し得る。これは、リザーバ9536が充填されるとき、リザーバフィルム9516が鋭利物9586(例えば、図47参照)によって損傷されることを防止し得る。
ここでまた図15(図12における示される切断平面において得られた、断面図)および図16(図15における領域16の詳細図)を参照すると、保護壁9572は、リザーバ9536への入口9574を含んでもよい。保護壁9572内に含まれる、漏斗領域9576が、入口9574を囲繞してもよい。漏斗領域9576は、入口9574に向かって保護壁9572に到達するために十分に長くなるように、任意の鋭利物9586を再指向することに役立ち得る。示されるように、リザーバ陥凹9508は、ベイスン9578を含んでもよく、これは、入口9754の下流に位置する。ベイスン9578は、リザーバ陥凹9508の周囲部分より深く凹設されてもよい。図14に最良に示されるように、予成形に起因して、リザーバフィルム9516は、リザーバ9536が空状態にあるとき、ベイスン9578の底部表面の上方に位置付けられてもよい。したがって、ベイスン9758は、鋭利物9586がリザーバフィルム9536に接触せずに突出し得る、開放空間を提供し得る。
いくつかの実施形態では、充填ポート9524は、リザーバ9536のための充填器具9584(例えば、図47参照)が鋭利物9586(例えば、図47参照)を含むように配列されてもよく、これは、リザーバ9536の内部容積の中に到達するために十分に長くない。そのような実施形態では、鋭利物9586は、隔壁9522を通して、保護壁9572の上流にある、充填ポート9522のボア9568内の受容容積の中に延在されてもよい。流体は、受容容積の中に送達され、保護壁9572内の入口9574を通して、リザーバ9536の中に流動してもよい。これは、ユーザが、充填動作の間、リザーバフィルム9516と鋭利物9586を接触させないように阻止し得る。好ましくは、充填ポート9522内を含む、任意の受容容積は、リザーバ9536が空にされるにつれて、流体を留保し得る、任意の死空間を最小限にするように、比較的に小さくてもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書の後で説明されるように、充填ポート9524は、リザーバ9536の内部容積にアクセスするための能力を制限し得る、1つまたはそれを上回る特徴を含んでもよい。例えば、充填ポート9524は、カセットアセンブリ9500と併用するために意図するものではない充填器具9584(例えば、図47参照)のための内部容積へのアクセスを阻止する、1つまたはそれを上回る特徴を含んでもよい。加えて、または代替として、再び、本明細書の後で説明されるように、充填ポート9524は、カセットアセンブリ9500の再使用を防止または限定し得る、1つまたはそれを上回る特徴を含んでもよい。充填ポート9524は、例えば、リザーバ9536の内部容積にアクセスしないように遮断する、またはアクセスすることをより困難にし得る、1つまたはそれを上回る特徴を含んでもよい。これは、カセットアセンブリ9500がその意図される使用量寿命を上回るために使用されないことを確実にすることに役立ち得る(いくつかの実施形態では、これは、単回使用であってもよい)。
いくつかの実施形態では、または特定の用途のために、複数のカセットアセンブリ9500タイプが、生産されてもよい。いくつかの実施形態では、カセットアセンブリ9500と併用するための薬物は、異なる濃度で利用可能であってもよい。実施例としてインスリンを使用する場合、U100インスリンおよびU200インスリンのためのカセットアセンブリが、利用可能であってもよい。U200インスリンを含有する、充填器具9584は、鋭利物9586を含んでもよく、これは、U100カセットアセンブリ9500の隔壁9522を通して穿刺するために不十分な長さである。これは、ユーザがリザーバ9536を意図されるものより濃い濃度薬物で偶発的に充填することを防止し得る。
ここで図17および18を参照すると、上記に述べられるように、リザーバ陥凹9508は、いくつかの凹設されたダクト9566を含んでもよい。これらのダクト9566は、リザーバ9536が枯渇されるにつれて、圧潰可能リザーバ9536内への流体の凹溜を防止することを補助し得、リザーバ9536を完全な空にすることを促進することに役立ち得る。ダクト9566は全て、カセット基部部分9502のリザーバ出口経路9544と連通するように延在してもよい。例示的実施形態では、リザーバ陥凹壁9510の中に凹設される、出口ダクト9580が、リザーバ出口経路9544の中につながる。合流点領域9582が、出口ダクト9580の上流端に存在してもよい。いくつかのダクト9566は、合流点領域9582からリザーバ陥凹9508の種々の部分に分岐してもよい。例示的実施形態では、5つのダクト9566が、合流点領域9582から延在し、規則的角度間隔で離間される。これらのダクトは、リザーバ陥凹9508を横断して、陥凹壁9510まで、略直線経路に延在する。これらのダクト9566のうちのそれぞれ、いくつか、または少なくとも1つはさらに、付加的ダクト9566の中に分岐してもよく、これは、親ダクト9566のための支流を形成する。湾曲または少なくとも部分的に湾曲された経路に沿って延在する、ダクト9566もまた、可能性として考えられる。例示的実施形態では、陥凹壁9510に隣接するリザーバ陥凹9508の周の大部分の周囲に凹設される、ダクト9566が、含まれる。本ダクト9566は、カセット基部部分9502内に含まれる、他のダクト9566の経路に交差してもよく、また、リザーバ9536への入口9574によって含まれるベイスン領域9578まで延在してもよい。
凹設されたダクト9566によって生成された流動経路の断面積は、一定であってもよい、またはダクト9566の少なくとも一部に沿って変化してもよい。例示的実施形態では、凹設されたダクト9566は、それらが陥凹壁9510まで延在するにつれて、幅が増加する。ダクト9566の深度は、略同一のままであってもよい。これは、カセットアセンブリ9502が容易に成型可能であることを可能にし得る。
ここで図19および20-23を参照すると、リザーバ9536が、図19に示される完全状態(図12における示される切断平面において得られた、断面)から図20に示されるような空状態(図12における示される切断平面において得られた、別の断面)に枯渇されると、リザーバフィルム9516は、リザーバ陥凹9508の表面上に圧潰し得る。流体がリザーバ9536から圧送されるにつれて生成される真空は、リザーバフィルム9516を凹設されたダクト9566の中に引動させるために十分ではない場合がある。図21(図20における示される領域の詳細図)に最良に示されるように、リザーバフィルム9516が、リザーバ陥凹9508および陥凹壁9510に対するとき、ダクト9566は、流体流動に対して開放したままであり得る。したがって、ダクト9566は、リザーバ9536が空またはその近傍の空状態に到達するとき、リザーバ9536全体を通して延在する、相互接続された流体チャネルのネットワークを形成し得る。例示的実施形態では、ダクト9566は、リザーバ陥凹9508を画定する、カセット基部部分9502材料の厚さの約25%(例えば、20~35%)である、深度を有する。
図22(図12における示される切断平面において得られた、断面)および図23(図22の示される領域の詳細図)に示されるように、出口ダクト9580および合流点領域9582は、リザーバ9536が空またはほぼ空であるとき、リザーバフィルム9516によって栓塞され得ない。結果として、リザーバ出口経路9544(例えば、図10参照)は、リザーバフィルム9516がリザーバ陥凹9508および陥凹壁9510に対して引動されるときでも、リザーバ9536の大部分と流体連通したままであり得る。これは、リザーバ9536が圧潰されるにつれて、流体が、リザーバ出口経路9544との連通から外れる、凹溜内に隔離された状態になることを防止することに役立ち得る。例示的実施形態では、出口ダクト9580は、リザーバ陥凹9508を画定する、カセット基部部分9502材料の厚さの約2/3(例えば、50~70%)である、深度を有する。
リザーバ9536が圧潰されるにつれて、流体がリザーバ出口経路9544から離れるように隔離される機会を減らすことによって、ダクト9566は、リザーバ9536がより完全かつ一貫して空にされ得ることを確実にし得る。リザーバ9536の中に装填される、流体の多くが、利用され得るため、ユーザ、健康システム、または保険業者は、コスト節約を体験し得る。加えて、そのようなダクト9566配列は、いったん充填されると、リザーバ9536が支援し得る、平均療法時間を増加させ得る。別の利益は、送達システム10の構成要素によって行われる、残りのリザーバ容積決定の有用性の増加であり得る。ダクト9566が、リザーバ9536の中に装填される流体の多くが使用され得ることを確実にすることに役立ち得るため、残り容積決定は、残り容積決定に基づく、薬物送達システム10によって実行される、療法事象のよりロバストなスケジューリングを可能にし得る。これは、特に、リザーバ9536がほぼ空であるときに該当し得る。
また、図23に示されるように、例えば、カセットアセンブリ9500のカセット上部部分9506は、それを、少なくともいくつかの部分において、リザーバフィルム9516上に取り付けることによって、カセットアセンブリ9500に添着されてもよい。示されるように、カセット上部部分9506は、エネルギー指向器9674を含んでもよい。エネルギー指向器9674は、リザーバフィルム9516に当接する、エネルギー指向器9674の頂点に、音波溶接エネルギーを集束させる役割を果たし得る。示されるエネルギー指向器9674は、ある実施例では、略三角形断面であって、0.5~0.7mmの高さであってもよい。頂点は、直角、60°角度、または任意の他の好適な角度によって形成されてもよい。
ここでまた、カセット上部部分9506が、分解され、その下面を描写するように回転されている、カセットアセンブリ9500の図である、図24を参照すると、エネルギー指向器9674は、カセット上部部分9506の底部表面の周におけるリングとして形成されてもよい。エネルギー指向器9674は、カセット基部部分9502の取付表面9540上に位置付けられる、リザーバフィルム9516にわたって着座してもよい。弁膜カバー9520の半径方向外向きに配置される、溶接表面9681もまた、含まれてもよく、カセット上部部分9506が定位置にあるとき、エネルギー指向器9674リングと整合してもよい。リザーバフィルム9516は、それに対してカセット上部部分9506が溶接されることになる、表面内に有意なステップが存在しないように、薄く、かつ圧縮性であってもよい。溶接が、形成されると、カセット上部部分9506は、溶接表面9681に結合し、カセット基部部分9502の溶接表面9681の内側とそれらの外側の部分間の溶接の場所において、シールを形成してもよい。したがって、再使用可能筐体アセンブリ106が、カセットアセンブリ9500に結合されると、発生される、2つの冗長環境シールが存在し得る(また、図10に関連する環境シールリング9556の説明参照)。
このようにカセット上部部分9506をカセットアセンブリ9500の残りに結合することは、カセットアセンブリ9500が、より小さい占有エリアを有することを可能にし得る。また、リザーバ9536が、カセットアセンブリ9500の占有エリアを増加させずに、より大きい最大容積を伴って作製されることを可能にし得るため、有利であり得る。これは、特に、カセットアセンブリ9500が、インスリン圧送デバイス等の携行用注入デバイスの一部としての使用のために設計される場合、望ましくあり得る。そのようなデバイスのサイズは、ユーザが1日を通してデバイスを(例えば、ポケット内またはベルトクリップ上で)装着または搬送のいずれかを行うため、ユーザにとって有意に人目を引くものと見なされ得る。ユーザは、デバイスに注意を向けないように、またはデバイスが日常的活動の邪魔にならないように、そのようなデバイスを被覆または隠蔽することを所望し得る。より小さいデバイスまたはより多くの空間を占めずにより多くの薬物体積を保持するデバイスが、したがって、特に、魅力的であると見なされ得る。
ある実施形態では、1つまたはそれを上回る付加的エネルギー指向器が、エネルギー指向器9674リングの占有エリア内に含まれてもよい。示されるように、第2のエネルギー指向器9676が、エネルギー指向器9674リング内に配置される。カセット基部部分9502は、溶接陥凹9678を含んでもよく、これは、第2のエネルギー指向器9676を受け取り得る。溶接の間、音波エネルギーは、エネルギー指向器9674、9676を、カセット基部部分9502およびリザーバフィルム9516内の材料とともに溶融させ得る。材料は、ともに流動し、部品をともにしっかりと結合し得る。第2のエネルギー指向器9676および溶接陥凹9678は、弁膜カバー9520に隣接してであるが、半径方向内向きに、位置付けられてもよい。これは、圧力が、弁膜カバー9520に対して均一に印加され、弁膜カバー9520をカセット基部部分9502に対して圧縮可能にシールすることを確実にし得る。
示されるように、いくつかの位置決めピン9680およびレセプタクル9682もまた、含まれてもよい。実施例では、位置決めピン9680は、カセット基部部分9502から延在し、カセット上部部分9506の位置決めレセプタクル9682内に受容されてもよい。これは、カセット上部部分9506のカセットアセンブリ9500の残りへの溶接に先立って、カセット上部部分9506の適切な整合を促進し得る。
ここで図25および26を参照すると、別の例示的カセットアセンブリ9500が、描写される。カセットアセンブリ9500は、カセット基部部分9502を含む。描写されるカセット基部部分9502は、一体的に形成されるリザーバ陥凹9508を含む。リザーバ陥凹9508の形状を模倣する、予成形された領域9534を伴う、リザーバフィルム片9516は、カセット基部部分9502に結合され、リザーバ9536を画定してもよく、これは、本明細書に説明されるもののいずれか等の薬物で装填されてもよい。例示的実施形態では、リザーバ陥凹9508は、様々な凹設されたダクト9566を含む(本明細書のいずれかの場所に説明される(例えば、図17-18参照))。予成形された領域9534は、対応する特徴を含まなくてもよい。空であるとき、予成形された領域9534は、リザーバフィルム9516が、リザーバ陥凹9508の底部表面に当接する、またはそれに隣接し、陥凹壁9510に対して着座するが、ダクト9566を通した流動の中に延在しない、またはそれを閉塞しないように、リザーバ陥凹9508内に着座し得る。
リザーバフィルム9516は、周辺周縁部領域9538を含んでもよい。周辺周縁部領域9538は、リザーバ陥凹9508を囲繞し得る、カセット基部部分9502の取付表面9540において、カセット基部部分9502に結合されてもよい。露出部9542もまた、示される周辺周縁部領域9538内に含まれる。例示的実施形態では、リザーバ出口経路9544は、取付表面9540の中に凹設される。リザーバフィルム9516の露出部9542は、リザーバ出口経路9544にわたってシールし、リザーバ9536から外への封入および漏出防止流路を形成してもよい。
充填ポート9524が、流体をリザーバ9536の中に提供するために含まれてもよい。充填ポート9524は、カセット基部部分9502の側壁を通して、直接リザーバ9536の内部容積に延在してもよい。充填ポート9524は、隔壁9522を具備してもよい。いくつかの実施形態では、隔壁9522は、充填器具9584(例えば、図47参照)上の鋭利物9586(例えば、図47参照)を介して、穿刺可能であって、いったんリザーバ9536が装填されると、リザーバ9536を流体的にシールするように、鋭利物9586の除去に応じて、自己シールしてもよい。
本明細書のいずれかの場所に説明されるように、充填ポート9524、充填器具9584、またはその2つの組み合わせは、いったん充填動作が実施されると、リザーバ9536の再使用を防止するように構成されてもよい。また、本明細書のいずれかの場所に説明されるように、充填ポート9524、充填器具9584、またはその2つの組み合わせはまた、リザーバ9536へのアクセスが適切な充填器具9584のみに制限されることを確実にするように構成されてもよい。カセット上部部分9506およびカセット基部部分9502等のカセットアセンブリ9500の他の部分は、これらの目的のための特徴を含んでもよい。充填ポート9524は、例示的実施形態では、カセット基部部分9502から延在する、管類9518に対向して配置される。
例示的実施形態では、カセットアセンブリ9500は、捻転係止型係合(本明細書のいずれかの場所で説明される)を介して、再使用可能筐体アセンブリ106と噛合するように配列される。充填ポート9524は、例示的実施形態では、再使用可能筐体アセンブリ106の結合タブのいずれかの捻転経路の外側の非横断領域内に配置される。充填ポート9524は、例えば、停止表面9550のうちの2つの間の非横断領域の間に設置されてもよい。これは、依然として、カセットアセンブリ9500と再使用可能筐体アセンブリ106との間の捻転係止型係合を可能にしながら、充填ポート9524がカセット基部部分9502の側壁内に設置されることを可能にし得る。
カセットアセンブリ9500はさらに、カセット基部部分9502内に含まれる、ポンプチャンバ陥凹9532および弁特徴9514(上記図2-8に説明されるもの等)にわたって着座する、いくつかの領域を含む、弁膜カバー9520を含んでもよい。ダイヤフラム9528と、フレーム9530とを含む、容積センサダイヤフラムアセンブリ9526もまた、カセット基部部分9502とカセット上部部分9506との間のカセットアセンブリ9500の中に結合されてもよい。容積センサダイヤフラムアセンブリ9526は、カセット基部部分9502の容積感知ステーション9564上に設置されてもよい。これは、容積感知チャンバを形成してもよく、これは、監視され、カセットアセンブリ9500を通して移送されている流体の体積を決定してもよい。さらなる説明は、上記図4に関連して提供される。
カセットアセンブリ9500のカセット上部部分9506は、応従性部材9684を含んでもよく、これは、そこに取り付けられてもよい。実施例では、応従性部材9684は、カセット上部部分9506の上部表面の周に沿って配置されてもよい。応従性部材9684はまた、リング9686を含み、これは、カセットアセンブリ9500が組み立てられると、ダイヤフラム9528を囲繞する。例示的リング9686は、応従性部材9684と一体型であって、応従性部材9684から半径方向内向きに延在する、ブリッジ9688によって取り付けられる。応従性部材9684およびリング9686は、ガスケットとしての役割を果たし得、これは、再使用可能筐体アセンブリ106がカセットアセンブリ9500に取り付けられると、流密シールを形成する。リング9686は、再使用可能筐体アセンブリ106内の容積感知チャンバと容積感知ハードウェアを接続する、シールされた空間を形成し得る。応従性部材9684は、環境シールを発生させてもよく、これは、再使用可能筐体アセンブリ106およびカセットアセンブリ9500が相互に結合されると、分注アセンブリ100の中への湿気、破片等の潜入を阻止する。
ここでまた図27を参照すると、弁特徴9514、圧送陥凹9532、および容積感知チャンバは、カセット基部部分9502の対向側内に画定された流動チャネル9558(例えば、図27参照)を介して、相互と流体的に連通してもよい。フィルムシートシール9512(図11に関連してさらに説明される)が、シールをこれらの流動チャネル9558にわたって形成するように、流動チャネル9558にわたって、カセット基部部分9502上に結合されてもよく、これは、流動チャネル9558の境界内において、流体をその中に保つ。
ここでまた図28を参照すると、流動チャネル9756がまた、カセット基部部分9502の弁特徴9514、圧送陥凹9532、および容積感知チャンバと同一側上に含まれてもよい。例示的実施形態では、単一流動チャネル9756が、実施例の目的のために示される。流動チャネル9756は、空気トラップ筐体9546を含む。空気トラップ筐体9546は、空気トラップ9547を保定してもよく、これは、本明細書にいずれかの場所で説明されるように、スクリーンまたはメッシュ挿入体であってもよい。例示的実施形態では、弁膜カバー9520は、露出部領域9758を含み、これは、カセット上部部分9506がカセットアセンブリ9500内の定位置に結合されると、流体チャネル9756にわたってシールしてもよい。示されるように、カセット上部部分9506は、シールリブ9760を含み、これは、流体チャネル9756凹部の形状を模倣する。カセット上部部分9506が、カセットアセンブリ9500の中に結合されると、シールリブ9760は、露出部領域9758に対して押圧し得る。シールリブ9760によって提供される圧力は、ロバストな流密シールを流動チャネル9756の周囲に生成することを補助し得る。
再び、主に、図25-26を参照すると、いくつかの実施形態では、カセットアセンブリ9500は、その使用に時間的に近づくと、患者104によって充填されなくてもよい。代わりに、カセットアセンブリ9500は、事前に充填された状態において、患者104に提供されてもよい。例えば、患者104は、製造業者によって充填されている、カセットアセンブリ9500を受領してもよい。代替として、薬局が、患者104処方薬を充填するために使用され得る、カセットアセンブリ9500を充填してもよい。
カセットアセンブリ9500が事前に充填された状態で患者104に提供される、実施形態では、カセットアセンブリ9500は、リザーバ9536の事前充填に関連する、1つまたはそれを上回る品質チェックの実行を促進するように構築されてもよい。例えば、カセットアセンブリ9500は、少なくとも1つの充填照合特徴を含んでもよい。示されるように、カセットアセンブリ9500のカセット上部部分9506は、隔室9690を含んでもよく、これは、カバー9692を受容してもよい。カセットアセンブリ9500のリザーバ9536は、カバー9692の配設に先立って、充填されてもよい。加えて、カセットアセンブリ9500の他の部分は、薄着色(例えば、白色不透明)、半透明、透明、またはクリア材料から構築されてもよい。充填後、カセットアセンブリ9500は、点検され、充填動作が容認可能であったことを照合してもよい。したがって、隔室9690は、本明細書では、点検隔室9690と称され得る。そのような点検は、手動で、視覚システムを用いて、または両方によって、実施されてもよい。カセットアセンブリ9500の部品のために薄またはクリア色を使用することは、視覚システムが使用される、実施形態では、種々の画像処理動作を促進し得る。示されるように、カバー9692は、任意の孔または開口部がない。配設されると、カバー9692は、患者104が圧力をリザーバ9536に対して付与することを防止し得る。
ここでまた図29を参照すると、いくつかの実施形態では、カセットアセンブリ9500は、充填された後、少なくとも1つの撮像機9694によって、点検されてもよい。少なくとも1つの撮像機9694は、リザーバ9536の画像を捕捉してもよい。本画像は、リザーバ9536の妨害されない視認を可能にするように、カセット上部部分9506内の隔室9690によって提示される開口部を通して捕捉されてもよい。画像プロセッサ9696は、画像を分析し、リザーバ9536の充填が種々の定義された基準に従っていることを照合してもよい。例えば、画像プロセッサ9696による画像の分析は、リザーバ9536が(例えば、いくつかの閾値量を超えて)粒子または空気を含有するかどうかを決定してもよい。分析はまた、他の望ましくないシナリオをチェックしてもよい。例えば、分析は、曇り度、霞度、または濁度をチェックしてもよい。分析はまた、距離計を含んでもよく、これは、リザーバフィルム9516が、所望の充填容積と一貫するであろう、場所にあることを照合する。リザーバ9536が定義された基準に準拠すると決定された後、カバー9692は、リザーバ9536にわたって、定位置に配設されてもよい。
ここで図30を参照すると、リザーバ9536を点検するために実行され得る、いくつかの例示的作用を描写する、フローチャート9698が、示される。ブロック9700では、カセットアセンブリ9500が、カバー9692を除き、組み立てられてもよい。カセットアセンブリ9500のリザーバ9536が、ブロック9702において、充填されてもよい。リザーバ9536の1つまたはそれを上回る画像が、ブロック9704において、撮影されてもよい。1つまたはそれを上回る画像は、カセットアセンブリ9500の構成要素によって妨害されない、視野に沿って撮影されてもよい。上記に述べられるように、リザーバ9536の画像または複数の画像が、カセット上部部分9506の隔室9690によって提供される窓を通して、捕捉されてもよい。画像は、ブロック9706において、分析されてもよい。ブロック9708において、リザーバ9536のための容認可能性基準が、違反される場合、視覚システムのためのコントローラが、ブロック9710において、カセットアセンブリ9500が容認不可能であることを示し得る。ブロック9708において、カセットアセンブリが、容認可能性基準に準拠する場合、カバー9692は、ブロック9712において、隔室9690の中に結合されてもよい。
ここで主に図31を参照すると、カバー9692を有する、例示的カセットアセンブリ9500の斜視分解図が、示される。カセット上部部分9506の区画およびカバー9692は、カバー9692をカセット上部部分9506の隔室9690内の定位置に保持するための保定特徴を例証するために、分解されている。カセット上部部分9506は、いくつかの結合部材、例示的実施形態では、隔室9690の壁から突出する、保定タブ9716を含む。例示的カバー9692は、いくつかのラッチクリップ9718を含む。例示的ラッチクリップ9718は、「L」形状延在部として形成され、これは、カバー9692の底部表面から延在する。カバー9692の第1の縁9720は、2つのラッチクリップ9718を含む。ラッチクリップ9718もまた、第1の縁9720に対向して含まれ、2つの切り欠き(1つのみが図31に示される)で挟まれる。切り欠き9722は、ラッチクリップ9718が、カバー9692の配設の間、弾力性に屈曲し得るように、片持ち支持された方式において、ラッチクリップ9718をカバー9692に取り付けさせ得る。実施例では、第1の縁9720上のラッチクリップ9718は、その個別の保定タブ9716下で定位置に変位されてもよい。カバー9692は、次いで、対向ラッチクリップ9718の底部がその個別の保定タブ9716の上部に接触するまで、カセット基部部分9502に向かって回転されてもよい。さらなる圧力は、ラッチクリップ9718をその個別の保定タブ9716の周囲に弾力性に偏向させ、保定タブ9716下で応力がかけられていない状態に復元させ得る。したがって、カバー9692は、殆ど困難を伴わずに、カセットアセンブリ9500の中に組み立てられ得るが、しかしながら、容易に除去され得ない。示されるように、カバー9692は、中実モノリシック材料片であって、開口部または空隙は、カバー9692の側壁の内部に配置されない。したがって、カバー9692は、リザーバ9536を不正開封、針刺し、偶発的圧力の印加に対して防止し得る。
他の実施形態では、カバー9692は、様々な様式のいずれかにおいて、カセットアセンブリ9500に取り付けられてもよい。例えば、カバー9692は、溶媒接合、接着剤、または溶接(熱かしめまたは音波溶接)を介して、定位置に結合されてもよい。締まり嵌め、スナップフィット、ねじ山付き係合、バヨネット搭載等もまた、使用されてもよい。いくつかの実施形態では、カセット基部部分9502またはカセットアセンブリ9500の別の部分は、スロットまたは切り欠きを含んでもよく、その中でカバー9692上の協働する突起が、カバー9692をカセットアセンブリ9500上の定位置に組み立てるために結合され得る。好ましくは、いったん定位置に結合されると、カバー9692は、ユーザが除去することが困難であり得る。
ここで図32を参照すると、カセットアセンブリ9500の代替実施形態の斜視図が、描写される。カバー9692は、再び、中実保護本体として示され、これは、リザーバ9536にわたって、定位置に結合されてもよい。示される実施例では、カバー9692は、タブ9770を含む。カバー9692のタブ9770は、カセット上部部分9506内に含まれる、受容切り欠き9772の中に噛合してもよい。例示的実施形態では、切り欠き9772は、整合本体9774として位置付けられ、これは、カセット上部部分9506の上部面から突出して延在する。これらの整合本体9774は、カセットアセンブリ9500の再使用可能筐体アセンブリ106への結合を補助し得る。カバー9692は、タブ9770が切り欠き9772の中にスナップ留めされるにつれて、カバー9692が偏向することを可能にするように、弾力性に可撓性であってもよい。
再び、主に、図25-26を参照すると、カセットアセンブリ9500は、ユーザによって受領されることに先立って、リザーバ9536が事前に充填される、実施形態では、閉塞器アセンブリ9714を含んでもよい。閉塞器アセンブリ9714は、カセットアセンブリ9500の第1の部分内の薬物接触表面をカセットアセンブリ9500の第2の部分内の薬物接触表面から流体的に隔離してもよい。
アセンブリ9500の第1の部分は、長期貯蔵時間フレームにわたってカセットアセンブリ9500内に貯蔵される、任意の薬物と適合性がある、材料から構築されてもよい。例えば、第1の部分は、数ヶ月から1年またはそれを上回る期間に相当する貯蔵にわたって、薬物と適合性がある、材料から構築されてもよい。第1の部分は、リザーバ9536と、リザーバ出口経路9544とを含んでもよい。第2の部分は、より短い時間フレームにわたって薬物と適合性がある、またはより短い持続時間にわたって薬物と容認可能適合性を有することが試験されている、材料を含んでもよい。いくつかの実施形態では、第2の部分の材料は、療法および関連活動(例えば、カセットアセンブリ9500のプライミング)の間のみ、薬物と接触してもよい。実施形態に応じて、リザーバ9536は、3日間の療法のために十分な薬物を保持してもよく、その後、カセットアセンブリ9500は、廃棄されてもよく、新しいカセットアセンブリ9500が、再使用可能筐体アセンブリ106上のその場所に取って代わってもよい。第2の部分は、閉塞器アセンブリ9714の下流のカセットアセンブリ9500の全ての流体接触表面を含んでもよい。
閉塞器アセンブリ9714は、長期適合性を有する、材料から構築されてもよい。薬物または薬品に暴露される閉塞器アセンブリ9714の小エリアを前提として、閉塞器アセンブリ、特に、ダイヤフラム9724は、ハロゲン化ブチルゴム、ブロモブチル、またはクロロブチルから形成されてもよい。代替として、閉塞器アセンブリ9714が閉塞状態にあるとき、カセットアセンブリ9500の第1の部分内の流体と接触する、閉塞器アセンブリ9714の部分は、長期適合性を有する、材料から構築されてもよい。カセットアセンブリ9500の第1の部分内の流体接触構成要素は、薬物と長期適合性を有するように選定されてもよい。閉塞器アセンブリ9714の下流の流体接触構成要素は、薬物と少なくとも短期適合性を有するように選択されてもよい。これは、悪影響を及ぼさずに、長期間にわたって、薬物が貯蔵されることを可能にし得る一方、また、弁膜カバー9520等のカセットアセンブリ9500の他の構成要素におけるより広い範囲の材料選択肢を可能にする。これは、特に、インスリン等のあるタンパク質性薬品のために望ましくあり得る。
閉塞器アセンブリ9714は、複数のシールを確立してもよく、これは、リザーバ9536およびリザーバ出口経路9544内の流体をカセットアセンブリ9500の残りから隔離する。各シールは、独立して、リザーバ9536およびリザーバ出口経路9544をカセットアセンブリ9500の残りから完全に隔離する。少なくとも2つのシールが、含まれてもよいが、より多数のシールもまた、可能性として考えられる。本冗長性は、流体が閉塞器アセンブリ9714を通して漏出し得ないという、余剰保証を提供することに役立ち得る。
ここでまた図33-37を参照すると、療法の始動に先立って、閉塞器アセンブリ9714またはその一部は、除去される、または非閉塞状態にされてもよい。これは、カセットアセンブリ9500の第1の部分をカセットアセンブリ9500の第2の部分と流体連通するように設置し得る。いくつかの実施形態では、再使用可能筐体アセンブリ106は、閉塞器アセンブリ9714が閉塞状態にある場合、カセットアセンブリ9500と結合することを防止され得る。したがって、閉塞状態はまた、噛合防止状態としての役割を果たし得る。例えば、閉塞器アセンブリ9714の一部は、カセットアセンブリ9500の残りから突出して立設されてもよい。ユーザが、再使用可能筐体アセンブリ106をカセットアセンブリ9500に取り付けようと試行すると、再使用可能筐体アセンブリ106は、閉塞器アセンブリ9714の突出部分に接触し、カセットアセンブリ9500に向かってさらに変位しないように阻止され得る。カセットアセンブリ9500および再使用可能筐体アセンブリ106の結合特徴は、再使用可能筐体アセンブリ106が、閉塞器アセンブリ9714の突出部分の底に達すると、相互との係合から外れ得る。
例示的実施形態では、図33に最良に示されるように、閉塞器アセンブリ9714は、ダイヤフラム9724と、アクチュエータ9726とを含んでもよい。アクチュエータ9726は、ノブ9728を含んでもよい。ノブ9728は、いくつかの縦溝9730を含んでもよく、これは、患者104または除去ツールによる把持を促進し得る。ロッド9732が、ノブ9728から延在してもよく、2つの斜面特徴9734を含んでもよく、これは、その終端端部に位置してもよい。斜面特徴9734は、相互の半径方向に対向して配置される。代替実施形態では、斜面特徴9734の数は、より多くてもよく、ある事前に定義されたパターンにおいて、ロッド9732を中心として離間されてもよい。いくつかの実施形態では、斜面特徴9734は、相互から均一角度増分に設置されてもよい、または不規則的角度増分においてロッド9732を中心として配置されてもよい。
ダイヤフラム9724は、主要本体9736を含む。卓状領域9738、9740は、主要本体9736の上部および底部側上に含まれてもよい。主要本体9736の上部上の卓状領域9740は、カセットアセンブリ9500の中に組み立てられると、ロッド9732と整合し得る。主要本体9736の底部上に含まれる、卓状領域9738は、カセットアセンブリ9500の第1の部分と第2の部分との間の流動をゲート制御する、1つまたはそれを上回る弁に対してシールするための接触面を提供してもよい。ダイヤフラム9724(または少なくとも卓状領域9738)は、圧縮性材料から作製されてもよく、これは、カセットアセンブリ9500内に含有される薬物と長期適合性を保有する。いくつかの実施形態では、ダイヤフラム9724および隔壁9522は、同一材料から構築されてもよい。いくつかの実施形態では、ダイヤフラム9724の材料は、クロロブチルエラストマであってもよい。
ここで主に図35(図34の示される領域の詳細図)を参照すると、カセットアセンブリ9500は、ねじ山付きポート9742を含んでもよい。ねじ山付きポート9742は、ねじ山9744のセットを装備されてもよく、これは、アクチュエータ9726上の斜面特徴9734と協働するように選択される、ピッチを有してもよい。ねじ山付きポート9742は、カセットアセンブリ9500の部分間の流動をゲート制御する、上記に述べられた1つまたはそれを上回る弁を含む、カセット基部部分9502内のある区分にわたって位置付けられてもよい。
主に、図37(図34に示される、カセット上部部分9506の下面の示される領域の詳細図)を参照すると、アクチュエータ9726は、ねじ山付きポート9742の中に螺入されてもよい。示されるように、ねじ山付きポート9742内のねじ山9744はそれぞれ、アクチュエータ9726の斜面部分9734を個別の保定領域9746上に誘導してもよい。示される実施例では、保定領域9746は、ねじ山9742と持続的である、棚状拡大部である。保定領域9746は、ある実施形態では、戻り止めを含んでもよく、ねじ山付きポート9742の中に完全に螺入されると、アクチュエータ9726を定位置に保持する役割を果たし得る。斜面状部分9734が、保定領域9746上に定置されると、アクチュエータ9726は、閉塞位置または状態にあってもよい。本位置では、アクチュエータ9726は、ダイヤフラム9724の中に押入し、アクチュエータ9726のロッド9732に対向して位置する、弁座に対して、ダイヤフラム9724を圧縮または偏向し得る。弁座を通した流動は、ダイヤフラムが弁座に対して押圧されると、遮断され得る。
ここで主に図38(図27における示される平面において得られた、断面)および図39(図38の示される領域の詳細図)を参照すると、例示的閉塞器アセンブリ9714の断面図が、示される。アクチュエータ9726は、閉塞位置に示される。ダイヤフラム9724は、リザーバ出口弁9748に対して押圧され、これは、リザーバ出口経路9544(例えば、図26参照)からカセットアセンブリ9500の残りへの流動をゲート制御する。例証の容易性のために、アクチュエータ9726の一部は、ダイヤフラム9724の中に延在する。実践では、アクチュエータ9726は、代わりに、ダイヤフラム9724を圧縮するであろう。したがって、アクチュエータ9726は、配設されると、リザーバ出口弁9748をしっかりと閉鎖し得る。
リザーバ出口弁9748は、例示的実施形態では、火山型弁として示される。具体的には、リザーバ出口弁9748は、二重火山型弁として描写される。アクチュエータ9726が、閉塞位置にあるとき、ダイヤフラム9724は、ダイヤフラムが二重火山弁の各弁座9749A、B上に圧縮されるように、リザーバ出口弁9748に対して押圧されてもよい。結果として、閉塞器アセンブリ9714は、多数の冗長シールにおいて、カセットアセンブリ9500の第1の部分をカセットアセンブリ9500の残りから隔離し得る。
また、示されるように、ダイヤフラム9724は、カセットアセンブリ9500内のカセット上部部分9506とカセット基部部分9502との間の定位置に圧縮されてもよい。本圧縮は、ダイヤフラム9724と、カセット上部部分と、カセット基部部分9502との間のシールを生成し得る。ダイヤフラム9724は、例えば、凹部9747の周縁の周囲にシールされてもよく、その中にリザーバ出口弁9748が、配置される。いくつかの実施形態では、出口弁座9749A、Bに対して生成されたものに類似する、冗長シールが、凹部の周縁の周囲に存在してもよい。これは、シールされた閉塞器容積9752を形成し得、それを通して流体は、療法の間、通過し得る。好ましくは、閉塞器容積9752は、カセットアセンブリ9500を通した流動経路内の死空間の量を限定するように、最小限となるように定寸されてもよい。
アクチュエータ9726が、ねじ山付きポート9742から螺合解除されると、ダイヤフラム9724は、その圧縮または偏向状態から復元し得る。その静置状態では、ダイヤフラム9724は、リザーバ出口弁9748から離れるように変位し、リザーバ出口弁9748を開放状態にもたらし得る。開放状態では、流体は、閉塞器容積9752を通して、カセットアセンブリ9500の背面上に含まれる、流動チャネル9558の中に配管される、閉塞器出口9750まで流動し得る。したがって、アクチュエータ9726が、ねじ山付きポート9742から取り出されると、カセットアセンブリ9500の第1の部分は、カセットアセンブリ9500の第2の部分と流体連通するように設置され得る。閉塞器アセンブリ9714は、アクチュエータ9726が図39に示される位置から少なくとも第2の位置に螺合解除されると、流動許可状態に遷移し得る。上記に述べられるように、実施形態に応じて、療法を始動させる前に、カセットアセンブリ9500を再使用可能筐体アセンブリ106に結合するために、アクチュエータ9726を完全に除去する必要があり得る。
示されるように、1つまたはそれを上回る壁9751が、閉塞器出口9750の一部の周囲に提供されてもよい。壁9751は、リザーバ出口弁9748の弁座9749A、Bより凹部9747から突出してもよい。壁9751は、復元突起として作用してもよく、これは、いったん閉塞器アセンブリ9714が非閉塞状態にもたらされると、ダイヤフラム9724が、リザーバ出口弁9748から離れるように押動され、リザーバ出口弁9748の開放を補助することを確実にすることに役立つ。加えて、閉塞器出口9750の周囲の部分的壁9751は、閉塞器出口9750が、ダイヤフラム9724によってさらに遮断される可能性が低いことを確実にし得る。したがって、部分的壁9751は、いったん閉塞器アセンブリ9714が非閉塞状態にもたらされると、閉塞器アセンブリ9714を通した流動が妨害されないことを確実にし得る。
ここで図40-42を参照すると、別の閉塞器アセンブリ9714を伴う、カセットアセンブリ9500の実施形態の図が、描写される。示されるように、閉塞器アセンブリ9714は、図38-39に示されるものと実質的に同一であるが、しかしながら、閉塞器アセンブリ9714のための栓9800型アクチュエータが、アクチュエータ9726の代わりに、含まれる。栓9800は、圧縮性エラストマ材料から構築されてもよい。栓9800は、テーパ状ポート9802の中に押圧されてもよく、ショルダ9804を含んでもよく、これは、ある点を越えたテーパ状ポート9802の中への栓9800の変位を防止する。栓9800の直径は、テーパ状ポート9802の少なくとも最小区分より大きくてもよい。したがって、締まり嵌めが、栓9800が配設されると、生成され得、これは、栓9800をテーパ状ポート9802内の定位置に保定することを補助する。
テーパ状ポート9802の中に押圧されると、栓9800は、ダイヤフラム9724をリザーバ出口弁9748に対して変位および圧縮させ、それを通した流動を閉鎖し得る。ダイヤフラム9724に接触する、栓9800の端部はまた、ダイヤフラム9724の中に前進されると、外向きに変形および膨隆し得る。本膨隆はさらに、貯蔵の間、栓9800をテーパ状ポート9802内の定位置に保定することを補助し得る。栓9800は、栓9800の暴露された部分上に小塊部9806を含んでもよく、これは、栓9800を除去するために握持され得る。栓9800は、除去ツールを用いて、テーパ状ポート9802から外に手動で除去または引動されてもよい。図39におけるように、少なくとも1つの壁9751が、閉塞器出口9750の一部の周囲に提供されてもよい。部分的壁9751は、栓9800が除去されると、ダイヤフラム9724をリザーバ出口弁9748から離れるように駆動することに役立ち得る。
ここで図43-45を参照すると、別の閉塞器アセンブリ9714を伴う、カセットアセンブリ9500の実施形態の図が、描写される。主に図45を参照すると、閉塞器アセンブリ9714は、シャトル本体9778を含んでもよく、これは、閉塞器アセンブリ9714のためのアクチュエータとして作用する。シャトル本体9778は、閉塞器チャネル9782に沿って変位可能であってもよく、これは、リザーバ出口経路9544およびカセットアセンブリ9500の第2の部分につながる流動チャネル9558と流体連通する。実施例では、閉塞器アセンブリ9714は、ダイヤフラム9780を含み、これは、カセットアセンブリ9500のカセット基部部分9502とカセット上部部分9506との間に捕捉される。カセットアセンブリ9550の流動チャネル9558をシールおよび/または部分的に画定し得る、シールプレート9774(上記図11に関連してさらに詳細に説明される)はまた、閉塞器アセンブリ9714の一部を画定してもよい。示されるように、シールプレート9774は、ウェル9776を含んでもよい。チャネル9780は、例示的実施形態では、ウェル9776、ダイヤフラム9780、およびカセット基部部分9502を通して延在する通路によって画定される。
カセット基部部分9502は、少なくとも1つのリブ9786を含んでもよく、これは、閉塞器チャネル9782を囲繞してもよい。例示的実施形態では、リブ9786のセットが、含まれる。カセット上部部分9506は、圧縮突起9798を含んでもよく、これは、カセット上部部分9506がカセット基部部分9502に結合されると、リブ9786にわたって整合し得る。これらのリブ9786は、ダイヤフラム9780がカセット基部部分9502とカセット上部部分9506との間で捕捉および圧縮されると、ダイヤフラム9780とカセット基部部分9502との間の冗長シールの層を形成し得る。そのような配列はまた、他の閉塞器アセンブリ9714実施形態(例えば、図39または図42に示されるもの)内に含まれてもよい。
ここでまた図46を参照すると、シャトル本体9778の斜視図が、示される。シャトル本体9778は、少なくとも1つのシールインターフェース9784を含んでもよい。例示的実施形態では、シャトル本体9778上の突出する隆起として示される、2つのシールインターフェース9784が、含まれる。シールインターフェース9784は、シャトル本体9778の拡大端部区分9788のうちの1つ内に含まれる。シールインターフェース9784は、閉塞器チャネル9782の壁に対して流体的にシールしてもよく、また、シャトル本体9778の非意図的変位に抵抗する、粘着力を発生させてもよい。例示的実施形態では、シャトル本体9778全体は、モノリシック片であって、これは、例えば、成型されたクロロブチルエラストマから構築されてもよい(ダイヤフラム9780もまた、本材料から作製されてもよい)。他の実施形態では、シールインターフェース9784は、Oリングであってもよく、これは、使い捨て筐体アセンブリ9500の製造の間、シャトル本体9778上に組み立てられる。
主に図45-46を参照すると、カセットアセンブリ9500は、シャトル本体9778を閉塞位置(図45に示される)に伴って、パッケージ化されてもよい。閉塞位置では、シャトル本体9778は、シャトル本体9778のシールインターフェース9784が、リザーバ出口経路9544からカセットアセンブリ9500の第2の部分内の流動チャネル9558への流動を防止するように、位置してもよい。例示的実施形態では、シールインターフェース9784は、リザーバ出口経路9544の進入点と閉塞器チャネル9582の中への流体チャネル9558の中間の閉塞器チャネル9582の壁に対してシールされる。示されるように、2つのシールインターフェース9784は、例示的実施形態では、冗長シールを提供し、これは、リザーバ9536の中に事前に充填された流体をカセットアセンブリ9500の第2の部分から隔離する。
ユーザが、使用のために、カセットアセンブリ9500を調製するとき、ユーザは、ダイヤフラム9780上を押圧し、シャトル本体9778を流動許可状態に変位させてもよい。押圧は、手動で(例えば、親指または他の指を介して)、またはプライミングおよび/または充填補助器等のツールを介して、遂行されてもよい。そのような補助器の実施例は、2018年9月25日に発行され、「Apparatus, System and Method for Fluid Delivery」と題された、Lanigan et al.の米国特許第10,080,704号(弁理士整理番号第M62号)(参照することによって、その全体として本明細書に組み込まれる)に説明される。代替として、再使用可能筐体アセンブリ106は、アクチュエータを含んでもよく、これは、給電され、シャトル本体9778を変位させ得る。いくつかの実施形態では、再使用可能筐体アセンブリ106は、特徴(例えば、斜面状突起)を含んでもよく、これは、再使用可能筐体アセンブリ106がカセットアセンブリ9500に結合されるにつれて(例えば、掃引通過されるにつれて)、シャトル本体9778を押下する。流動許可状態にあるとき、シャトル本体9778は、リザーバ出口経路9544をウェル9776からつながる流体チャネル9558と連通するように設置するように、シールインターフェース9784がウェル9776内にあるように配置され得る。
図46に最良に示されるように、シャトル本体9778は、拡大端部領域9587に加え、拡大中央領域9790を含む。拡大中央領域9790は、陥凹9792を含んでもよく、これは、シャトル本体9778の心軸部分9794の中に延在する。陥凹9792は、流体が拡大中央領域9790を通して流動するための流動経路を提供し得る。拡大中央領域9790は、閉塞器チャネル9782内に含まれる、ステップ9796(例えば、図45参照)に対して捕捉されるように定寸されてもよい。したがって、拡大中央領域9790は、貯蔵の間、シャトル本体9778を閉塞状態に保持することに役立ち得る。シャトル本体9778は、圧縮性材料から作製され得るため、ダイヤフラム9780上の十分な圧力は、流動許可状態への作動の間、拡大中央領域9790を変形させ、ステップ9796を乗り越えることを可能にし得る。拡大中央領域9790はまた、閉塞器チャネル9782内の空間を充填し得、これは、閉塞器アセンブリ9714内の死空間を限定することに役立ち得る。
図45に示されないが、いくつかの実施形態では、ダイヤフラム9780およびシャトル本体9778は、相互と一体型であってもよい。シャトル本体9778が、流動許可状態に移動されると、ダイヤフラム9780は、ウェル9776の方向に前進されてもよい。したがって、シャトル本体9778が変位されると、シャトル本体9778の上方の開放容積の量は、低減され得る。これは、閉塞器アセンブリ9514内の死容積が最小限にされ得るため、リザーバ9536の中に事前装填される流体の使用量を最大限にすることに役立ち得る。
例示的実施形態は、シールプレート9774とともに描写されるが、また、シールプレート9774の代わりに、フィルムシートシール9512を使用する、カセットアセンブリ9500内の類似閉塞器アセンブリ9714を含むことも可能性として考えられる。そのような実施形態では、フィルムシートシール9512は、閉塞器チャネル9782の底部端部を閉鎖するであろう。カセット基部部分9502の厚さは、閉塞器チャネル9782の長さが略同一のままであり得るように、閉塞器チャネル9782のエリアが増加され得る。加えて、フィルムシートシール9512に隣接する閉塞器チャネル9782の幅は、シャトル本体9778のシールインターフェース9784の周囲に隙間を提供する、サイズまで増加され得る。これは、シャトル本体9778が流動許可状態にされると、流体連通がリザーバ流出流経路9544とカセットアセンブリ9500の第2の部分との間に確立されることを可能にし得る。
ここで図47を参照すると、上記に述べられるように、充填ポート9524は、1つまたはそれを上回る特徴を含んでもよく、これは、カセットアセンブリ9500の再使用を阻止する、または不適切な充填器具9584による充填ポート9524へのアクセスを制限し得る。これは、充填ポート9524、充填器具9584、および/またはカセットアセンブリ9500の他の構成要素の中に組み込まれる、種々の楔着特徴の使用を通して、遂行されてもよい。充填器具9584は、リザーバ9536の充填が実施されると、充填ポート9524、カセット基部部分9502の特徴、上部カバー9506、またはそれらの組み合わせと噛合する、部分を含んでもよい。充填器具9584のインターフェース部分9588は、例えば、充填ポート9524の中に係合する、またはその周囲に噛合してもよい。充填器具9584の鋭利物9586は、充填器具9584のインターフェース部分9588が充填ポート9524および/またはカセットアセンブリ9500の他の部分と適切に噛合されない限り、リザーバ9536の内部容積と流体連通を確立することが不可能であり得る(例えば、短すぎ得る)。充填器具9584のインターフェース部分9588が、充填ポート9524および/またはカセットの9500の他の部分と噛合するように構成されない場合、ユーザは、リザーバ9536を充填することを防止され得る。
カセットアセンブリ9500と併用され得る、充填器具9584を制限することによって、いくつかの潜在的利点が、可能性として考えられ得る。例えば、ユーザは、過剰に長い、鋭利物9586を有する、充填器具9584を使用することを防止され得る。これは、鋭利物9586の先端が、リザーバフィルム9516と接触し、損傷を引き起こし得る、任意の機会を減らし得る。加えて、充填器具9584が、流体を装填されそうになっている特定のカセットアセンブリ9500のための適切な体積の流体を含有することを確実にし得る。例えば、ユーザは、リザーバ9536の最大体積を上回って保持し、カセットアセンブリ9500を過充填することが可能である、注射器を使用することを防止され得る。充填器具9584はまた、具体的薬物タイプまたは具体的濃度のある薬物に特有であるように設計されてもよい。インスリンを実施例として使用すると、薬物は、U100およびU200濃度における注射のために利用可能であってもよい。カセットアセンブリ9500および充填器具9584は、各濃度に特有であるように構築されてもよく、カセットアセンブリ9500の中への不適切な濃度の装填は、防止され得る。
図47に示される実施例では、充填器具9584は、注射器として描写される。多種多様な充填器具9584のいずれかが、代替として、使用されてもよいことを理解されたい。例えば、ペン型送達デバイス、ポンプ、注射器、重力送りシステム、加圧されたアンプル、またはバイアル等が、使用されてもよい。いくつかの実施例では、充填器具9584とカセットアセンブリ9500との間の介在アダプタもまた、使用されてもよい。示されるように、充填器具9584は、丸形インターフェース部分9588を含み、これは、図47に描写されるカセットアセンブリ9500と併用するために意図されるものではない。カセットアセンブリ9500の充填ポート9524は、多角形(実施例では、長方形であるが、任意の好適な形状が、可能性として考えられる)ボア9590を含む。多角形ボア9590の少なくとも1つの寸法は、充填器具9584のインターフェース部分9588が充填ポート9524と適切に係合することを防止するように定寸されてもよい。したがって、不適切な充填器具9584は、リザーバ9536へのアクセスを得ないように阻止され得る。しかしながら、長方形インターフェース部分9588を有する、充填器具9584は、多角形ボア9590内にフィットし、リザーバ9536の内部容積にアクセスすることが可能であり得る。
他の実施形態では、インターフェース部分9588はまた、多角形断面であるが、特定のタイプのカセットアセンブリ9500内にのみフィットするように定寸されてもよい。例えば、インターフェース部分9588は、三角形または星形形状断面を有してもよく、これは、示される多角形ボア9590と不適合性である。しかしながら、多角形インターフェース部分9588は、異なるカセットアセンブリタイプ9500の充填ポート9584と協働して係合してもよく、これは、おそらく、異なる薬物濃度と併用するために意図され得る。いくつかの実施形態では、充填ポート9524内のボアは、丸形であってもよい一方、依然として、不適切な充填器具9584とのインターフェースを防止する、少なくとも1つの寸法(例えば、直径、副軸、または他の対称軸等)を有する。一般に、充填ポート9524のボアは、鍵と鍵穴型配列を発生させるように、適切な充填器具9584のインターフェース部分9588のネガ型バージョンであってもよい。協働する丸形、多角形、長円、または任意の他の協働する幾何学形状が、充填ポート9524および充填器具9584インターフェース部分9588対に与えられるために使用されてもよい。
異なるタイプのカセットアセンブリ9500が、使用される場合、カセットアセンブリ9500は、他の分化特徴を含んでもよい。これらは、ユーザが探しているカセットアセンブリ9500のタイプを迅速に決定することに役立ち得る。いくつかの実施例では、第1のタイプのカセットアセンブリ9500は、クリア、半透明、または薄色(例えば、白色)であってもよい一方、第2のタイプのカセットアセンブリ9500は、不透明または暗色(例えば、黒色)であってもよい。
ここで図48を参照すると、別の実施形態では、リザーバ9536の内部容積へのアクセスは、充填ポート9536、充填器具9584、および/またはカセットアセンブリ9500の別の部分(カセット基部部分9502またはカセット上部部分9506等)上に含まれる、突起9592およびレセプタクル9594の協働する配列によって制限され得る。充填器具9584は、少なくとも1つの突起9592、レセプタクル9594、または両方のある組み合わせを含んでもよい。カセットアセンブリ9500は、協働する突起9592および/またはレセプタクル9594を含んでもよく、これは、適切な充填器具9584が使用される場合、充填器具9584上のものと噛合し得る。不適切な充填器具9584は、カセットアセンブリ9500上のものと適切にインターフェースすることが可能である、突起9592および/またはレセプタクル9594の配列を含み得ない。突起9592は、鋭利物9586の軸と略平行である、方向に延在してもよい。任意の断面形状突起9592が、使用されてもよい。いくつかの実施形態では、突起9592の断面形状は、その取付点から充填器具9584までの距離が増加するにつれて、変化またはテーパ状になってもよい。例えば、丸みを帯びた小塊部が、ある実施例において使用されてもよい。レセプタクル9594は、その個別の突起9592のネガ型として形成されてもよい。
図48に示されるように、充填ポート9524が、描写され、レセプタクル9594を含む。充填ポート9524が、示されるが、レセプタクル9594は、カセットアセンブリ9500の任意の好適な部分上に含まれてもよい。他の実施形態では、レセプタクル9594は、カセット基部部分9502またはカセット上部部分9506上に含まれてもよい。図48に示される、充填ポート9524は、レセプタクル9594内にフィットするように定寸される、単一突起9592を有する、充填器具9584と係合するように意図される。不適切な充填器具9584のインターフェース部分9588は、図48に示される。例示的インターフェース部分9588は、2つの突起9592を含む。ユーザが、図48に示される、例示的インターフェース部分9588と充填ポート9524を係合しようと試行する場合、突起9592は、充填ポート9524のレセプタクル9594内にフィットしないであろう。結果として、ユーザは、カセットアセンブリ9500内のリザーバ9536にアクセスすることが不可能であろう。
いくつかの実施形態では、カセットアセンブリ9500は、少なくとも1つの突起9592を含むことが、望ましくあり得る。突起9592をカセットアセンブリ9500上に含むことによって、不適切な充填器具9584は、ユーザが誤った充填器具9584を導入しようと試行する場合、カセットアセンブリ9500から離れるように保持され得る。結果として、不適切な充填器具9584の鋭利物9586は、リザーバ9536の内部容積と連通するように延在することが不可能であり得る。
ここで図49-図50を参照すると、ある実施形態では、充填器具9584は、取外可能部材またはアセンブリ9596を含んでもよい。取外可能部材9596は、易壊性型接続、摩擦フィット、または任意の他の好適な接続によって、充填器具9584上の定位置に保持されてもよい。充填器具9584のインターフェース部分9588が、カセットアセンブリ9500と噛合されると、取外可能部材9596は、充填器具9584と関連付け解除され、充填器具9584が除去されると、残され得る。取外可能部材9596は、その除去が困難であるように、カセットアセンブリ9500によって保定されてもよい。カセットアセンブリ9500によって保定される間、取外可能部材9596は、機械的干渉を取り付けられている後続充填器具9584に提示し得る。後続充填器具9584上に含まれる、取外可能部材9584のためのカセットアセンブリ9500内の空間は、すでに占められているため、後続充填器具9584は、カセットアセンブリ9500と噛合することが不可能であり得る。したがって、取外可能部材9596は、カセットアセンブリ9500の再使用を防止し得る。
ある実施例では、取外可能部材9596は、スリーブ型部材であってもよく、これは、充填器具9584の鋭利物9586を囲繞する。そのような取外可能部材9596は、充填器具9584が、カセットアセンブリ9500と噛合され、除去されると、カセットアセンブリ9500の充填ポート9524内にフィットし、それを栓止し得る。小オリフィスが、取外可能部材9596がその中に保定されるとき、依然として、充填ポート9524内に存在し得る。これは、充填ポート9524を通したアクセスを困難にし得、ユーザによる非常に精密な照準を要求し得る。実施形態に応じて、充填ポート9524は、返し9598を含んでもよい。本返し9598は、充填器具9584がカセットアセンブリ9500と噛合されると、取外可能部材9596上に含まれる、陥凹9600の中に結合してもよい。陥凹9600は、充填器具9584が、任意の回転配向において、充填ポート9524の中に変位されることを可能にするように、取外可能部材9596の全周の周囲に存在してもよい。他の実施形態では、陥凹9600は、リザーバ9536にアクセスするために、具体的回転配向または配向の範囲を要求するように、取外可能部材9596の半径方向面の一部上にのみ存在してもよい。陥凹9600の中に結合される、返し9598を用いることで、取外可能部材9596は、充填ポート9524内に保持され得る。スリーブ型取外可能部材9596は、底に達する前に、充填ポート9524の中に事前に定義された距離のみを前進することが可能であってもよい。結果として、取外可能部材9596はまた、挿入深度限定器として作用してもよい。
いくつかの実施形態では、取外可能部材9596のボア9602は、充填器具9584および取外可能部材9596が分離されると、断面積が減少する、閉鎖する、または遮断されてもよい。例えば、ボア9602は、応従性材料を含んでもよく、これは、鋭利物9586がその中に存在するとき、圧縮される。応従性材料は、充填器具9584が取外可能部材9596と関連付け解除されると、その静置状態に復元し得る。これは、ボア9602を閉鎖し、リザーバ9536へのさらなるアクセスを阻止し得る。代替として、取外可能部材9596は、片持ち支持されたアームを含んでもよく、これは、ボア9602に向かって付勢される。製造の間、片持ち支持されたアームは、鋭利物9586がボア9602を通して延在されることを可能にするように、変位されてもよい。取外可能部材9596および充填器具が、分離されると、片持ち支持されたアームは、ボア9602をさらなるアクセスから遮断するように、ボア9602の中に押勢されてもよい。いくつかの実施形態では、ボア9602は、突起を含んでもよく、これは、取外可能部材9596がボア9602内に保定されると、そのようなアームに対して押圧し、アームが妨害位置から外に移動することを防止し得る。
ある実施例では、上記に説明される実施形態のようなスリーブ等の取外可能部材9596は、図47に関連して説明されるものに類似する、幾何学的特徴を含んでもよい。したがって、取外可能部材9596は、その上にそれが含まれる充填器具9584と意図されるカセットアセンブリ9500の併用のみを確実にすることに役立ち得る。取外可能部材9596はまた、不適切なカセットアセンブリ9500内に存在する制限器部材上に捕捉され得る、幾何学的特徴を含んでもよい。幾何学的特徴が、制限器によって捕捉されると、鋭利物9586は、充填ポート9524に沿って、さらに変位することを防止され得る。これは、不適切な充填器具9584が採用される場合、ユーザがカセットアセンブリ9500へのアクセスを得ることを防止し得る。
ここで図51-54を参照すると、いくつかの実施形態では、充填器具9584のインターフェース部分9588は、充填ポート9524またはカセットアセンブリ9500の他の部分との噛合配列の中に導入されるにつれて、捻転され得る。充填器具9584は、そのような捻転が生じない限り、カセットアセンブリ9500内へのリザーバ9536の装填のために完全に結合することが不可能であり得る。充填ポート9524が、充填器具9584のインターフェース部分9588と協働する場合、充填ポート9524は、不適切な充填器具9584が提示される場合、結合の間、捻転を阻止し得る。
ある実施形態では、充填器具9584および充填ポート9524は、協調トラック特徴を含んでもよく、これは、結合の間、特定の変位経路を規定し得る。例えば、充填器具9584は、突起またはスロットをそのインターフェース部分9588上に含んでもよく、これは、充填ポート9524ボア9568の壁の中に凹設される、チャネル、または充填ポート9524ボア9586の壁から半径方向内向きに延在する、レールと協働する。複数のタイプのカセットアセンブリ9500が、使用される(例えば、U100タイプおよびU200タイプ)場合、各カセットアセンブリ9500タイプ内に存在するトラック特徴は、異なり得る。各カセットアセンブリ9500タイプと併用するための専用の充填器具9584が、使用されてもよく、不適切なカセットアセンブリ9500の変位経路に沿って変位されることが不可能であり得る。
図51に示されるように、充填ポート9524およびインターフェース部分9588が、描写される。図51に示される、充填ポート9524およびインターフェース部分9588は、相互と併用するために意図される。充填器具9584インターフェース部分9588は、いくつかの突起9604を含む。充填ポート9524のボア9568は、いくつかのチャネル9606A-Cを含んでもよい。チャネル9606A-Cの間隔、サイズ、数、場所等は、特定のインターフェース部分9588設計と協働する一方、他のインターフェース部分9588がカセットアセンブリ9500と動作可能に結合しないように阻止するように選択されてもよい。示されるように、図51に示される、インターフェース部分9588の突起9604は、インターフェース部分9588が、最初に、充填ポート9606Aに導入されると、最初に、チャネル9606Aに進入し得る。突起9604は、チャネル9606Aに沿って、その初期進入点から、突起9604のうちの1つが第1のチャネル9606Aの端部を形成する壁と衝突し得る、停止当接位置に変位し得る。停止当接位置では、インターフェース部分9588のさらなる平行移動変位は、防止され得るが、突起9604は、捻転チャネル9606Bと整合し得る。インターフェース部分9588は、停止当接位置から、突起9604が最終チャネル9606Cに進入する、最終チャネル進入位置に捻転され得る。例示的実施形態では、最終チャネル9606Cの中に進入するために必要とされる、回転変位は、約180°である。回転量変位は、代替実施形態では、異なってもよい。いったん突起9604が、最終チャネル進入位置に到達すると、インターフェース部分9588は、鋭利物9866(図51に示されない)がリザーバ9536と連通する、装填位置の中に平行移動変位され続け得る。
図52を参照すると、図51の充填ポート9524が、充填器具9584の不適切なインターフェース部分9588とともに示される。インターフェース部分9588の突起9604は、ボア9568内に画定されたチャネル9606A-Cのうちの少なくとも1つと整合またはそれを通して通過することが不可能であり得る。実施例では、捻転チャネル9606Bは、図52におけるインターフェース部分9588の突起9604と整合することが不可能であろう。結果として、インターフェース部分9588上に含まれる鋭利物9586(図示せず)は、リザーバ9536の内部容積にアクセスすることを防止されるであろう。
ここで図53を参照すると、図52のインターフェース部分9588は、その協働する充填ポート9524とともに示される。図53に示されるように、インターフェース部分9588が、導入され、突起9604が、第1のチャネル9606A内の停止当接位置に到達すると、突起9604は、ボア9568内に含まれる、捻転チャネル9606Bと整合し得る。インターフェース部分9588上の突起は、最終チャネル進入位置の中に回転されてもよく、インターフェース部分9588は、装填位置に到達するように、充填ポート9524の中にさらに導入されてもよい。
ここで図54を参照すると、図51のインターフェース部分9588が、図53の充填ポート9524とともに描写される。図52におけるように、描写される構成要素は、相互と併用するために意図されていない。インターフェース部分9588の突起9604のうちの少なくとも1つは、捻転チャネル9606Bと整合することが不可能であり得る。その結果、ユーザは、インターフェース部分9588を使用して、リザーバ9536の内部容積へのアクセスを得ることが不可能であろう。
ここで図55を参照すると、いくつかの実施形態では、ドア9608が、充填ポート9524内に含まれてもよい。ドア9608は、1つまたはそれを上回る留具9610によって、定位置に保持されてもよい。ドア9608は、留具9610毎に、ラッチ突起9612を含んでもよい。ラッチ突起が、留具9610と係合されると、ドア9608は、定位置に保持され、リザーバ9536の内部容積へのアクセスを遮断し得る。充填器具9584が、充填ポート9524の中に導入されると、充填器具9584のインターフェース部分9588は、留具9610をドア9608上のラッチ突起9612から係脱させ得る。図55に示される、実施例では、充填器具9584は、鋭利物9586の代わりに、鈍的カニューレ9614を含む。留具9610が、係脱されると、鈍的カニューレ9614は、ドア9608に対して押圧し、ドア9608を遮断配向から外に蝶着解除させ、充填するために、リザーバ9536の内部容積へのアクセスを許可し得る。いったん充填器具9584が、除去されると、ドア9608は、付勢部材9616を介して、その閉鎖構成に戻るように押勢され得る。
複数のタイプのカセットアセンブリ9500が、使用される場合、それぞれにおける充填ポート9524は、異なり得る。これは、カセットアセンブリ9500の各タイプが、そのカセットアセンブリ9500のために意図される充填器具9584のみを通してアクセス可能となることを可能にし得る。各充填器具9584のインターフェース部分9588の直径(または別の寸法)は、インターフェース部分9588が、そのためにそれが意図されるカセットアセンブリ9500内のドア9608のみを作動させ得るように選択されてもよい。例えば、図55に描写される充填ポート9524のために不適切な充填器具9584は、2つの留具9610間の最短距離より小さい、直径を有してもよい。結果として、留具9610を作動させ、ドア9608をラッチ解除することが不可能であろう。別のカセットアセンブリ9500のための充填ポート9524の直径は、小さすぎて、図55に示される、インターフェース部分9588を受け入れることができない。結果として、図55に示される、インターフェース部分9588は、その中に含まれるドア9608に取り付けることが不可能であろう。
ここで図56を参照すると、別の実施形態では、充填ポート9524は、停止栓アセンブリ9618を含んでもよい。停止栓アセンブリ9618は、カセットアセンブリ9500の再使用を防止するように、提供されてもよい。示されるように、停止栓アセンブリ9618は、返し9620を含んでもよく、これは、充填器具9584が充填ポート9524に導入されると、インターフェース部分9588上のアーム9624内に含まれる、切り欠き9622と係合してもよい。爪9626が、充填器具9584が充填ポート9524の中に挿入されるにつれて、停止栓アセンブリ9618の弁回転子9628の回転を防止するために含まれてもよい。爪9626は、弁回転子9628内の陥凹と係合し、本回転を阻止してもよい。リザーバ9536の装填が完了した後、ユーザは、充填器具9584を除去してもよい。充填器具9584が、抜去されるにつれて、切り欠き9522は、力を返し9620に対して付与し得、これは、弁回転子9628の回転を引き起こす。弁回転子9628が、回転するにつれて、弁回転子9628を通した流動経路9630は、リザーバ9536の内部容積への流動経路が破壊される、位置に変位され得る。爪9626は、弁回転子9528内の別の陥凹に係合し、弁回転子9628がリザーバ9536の内部容積への流動経路を再確立することを防止する。
ここで図57を参照すると、別の実施形態では、停止栓アセンブリ9618が、カセットアセンブリ9500内に含まれ、リザーバ9536の内部容積へのアクセスを制限してもよい。そのような実施形態では、弁回転子9628は、ピニオン部分9632を含んでもよい。充填器具9584のインターフェース部分9588は、ラック部材9634を含んでもよく、これは、停止栓アセンブリ9618のピニオン部分9632と係合してもよい。充填器具9584のインターフェース部分9588の導入の間、弁回転子9628は、遮断配向からアクセス許可配向に回転されてもよい。リザーバ9536が装填された後、充填器具9584の除去は、弁回転子9628を遮断配向に戻るように回転させ得る。不適切な充填器具9584がユーザによって利用された場合、弁回転子9628は、回転されず、リザーバ9536の内部容積への流動経路は、遮断されたままであり得る。結果として、ラック9634およびピニオン9632配列は、不適切な充填器具9584が採用されるとき、リザーバ9536へのアクセスを制限してもよい。
ここで図58-60を参照すると、ある実施例では、充填ポート9524は、ディスク9636を含んでもよく、これは、枢軸9640を中心として回転可能であって、少なくとも部分的に、充填ポート9524のボア9568内に配置される。ディスク9636は、カセットアセンブリ9500の再使用を防止し得る。ディスク9636は、開口9638を含んでもよく、これは、リザーバ9536の内部容積につながる、チャネルと整合し得る。いくつかの実施形態では、ディスク9636は、ディスク9636内に含まれる切り欠き9644と係合し得る、留具9642によって、定位置に回転可能に保持されてもよい。ディスク9636はまた、突起9646を含んでもよい。いくつかの実施形態では、付勢部材9648の一部は、開口9638がチャネルと整合されると、付勢力を突起9646に対して付与し得る。留具9642は、ディスク9636が付勢部材9648の力下で回転することを防止し得る。充填器具9584のインターフェース部分9588が、充填ポート9524の中に導入されると、インターフェース部分9588は、ディスク9636を押動させ得、ディスク9636は、充填ポート9524のボア9568の中に平行移動変位され得る。これは、切り欠き9644を留具9642から遊離させ得る。鈍的カニューレ9614または鋭利物9586が、開口9638内に存在してもよく、リザーバ9536が流体を装填される間、ディスク9636を付勢部材9648の力に対してその回転配向に保持し得る。いったん充填器具9584が、除去されると、付勢部材9648によって突起9646に対して付与される付勢力は、ディスク9636を、その中で開口9638がリザーバ9536へのチャネルとの整合から外れる、配向に回転させ得る。リザーバ9536を充填しようとするさらなる試行は、ディスク9636の壁によって遮断され得、ユーザは、カセットアセンブリ9500を再使用することを防止され得る。
いくつかの実施例では、ここで図61-62を参照すると、充填ポート9524は、無針コネクタアセンブリ9650を含んでもよい。無針コネクタアセンブリ9650は、カセットアセンブリ9500を充填するとき、針の使用(および不注意による針刺しの任意のリスク)を排除し得る。そのような配列はまた、ユーザが汎用注射器または針でリザーバ9536にアクセスしようと試行する場合、充填ポート9524を通してリザーバ9536の内部容積への流動経路を確立しないように阻止し得る。したがって、無針コネクタアセンブリ9650はまた、針使用防止配列として作用してもよい。任意の様々な無針コネクタアセンブリ9650が、使用されてもよい。例えば、正、負、または中性変位無針コネクタアセンブリ9650が、使用されてもよい。分裂隔壁型無針コネクタアセンブリが、使用されてもよい。分裂隔壁以外の内部弁を有する、無針コネクタアセンブリ9650もまた、使用されてもよい。内部弁は、例えば、可動構成要素を伴う、流体圧力作動または機械的弁であってもよい。無針コネクタアセンブリ9650は、使用されていないとき、充填ポート9524をシールしてもよく、充填器具9584が充填ポート9524に導入または結合されると、開放されてもよい。いくつかの実施例では、無針コネクタアセンブリ9650は、ルアー作動式であって、充填器具9584と充填ポート9524との間のルアー接続が確立されると、開放してもよい。
異なるタイプのカセットアセンブリ9500が、使用され得る場合、各タイプ上に含まれる、無針コネクタアセンブリ9650は、適切な充填器具9584とのみ連動するように構成されてもよい。不適切な充填器具9584は、開放しない、または誤った無針コネクタアセンブリ9650と係合することが不可能であり得る。インスリンを実施例として使用すると、U100インスリンに特有の無針コネクタアセンブリ9650と、U200インスリンに特有の異なる無針コネクタアセンブリ9650とが、存在し得る。U100充填器具9584またはカセットアセンブリ9500は、個別のU200カセットアセンブリ9500または充填器具9584と動作不可能であり得る。これは、サイズ差異、幾何学形状差異を介して遂行される、または別様に、無針コネクタアセンブリ9650の設計によって確実にされてもよい。
例示的実施形態(図61-62参照)では、無針コネクタアセンブリ9650は、内部鈍的カニューレ9652を含み、これは、開口部9654を含む。内部鈍的カニューレ9652の一部は、変位可能閉鎖部材9656によって囲繞されてもよい。付勢部材9658が、その中でシールが鈍的カニューレ9652内の開口部9654の周囲に形成される、閉鎖位置に向かって、閉鎖部材9656を付勢するために含まれてもよい。適切な充填器具9584への接続に応じて、閉鎖部材9656は、閉鎖状態から離れ、アクセス許可状態に押圧され得る。示されるように、カセットアセンブリ9500および充填器具9584は、協働する結合器継手9660、9662を含む。ルアー継手または返し付き継手が、例えば、使用されてもよい。充填器具9584結合器継手9660が、カセットアセンブリ9500結合器継手9662と係合するように螺合されると、充填器具9584の出口ポート9664は、変位可能閉鎖部材9656をアクセス許可状態に作動させ得る。鈍的カニューレ9652の一部は、充填器具9584の出口ポート9664にシール係合し得、流体は、リザーバ9536の内部容積の中に送達され得る。充填器具9584と充填ポート9524の係脱に応じて、閉鎖部材9656は、付勢部材9658によって、閉鎖状態に戻るように押勢され得る。
ここで図63を参照すると、いくつかの実施例では、「スマート」充填器具9584およびカセットアセンブリ9500が、使用されてもよい。充填器具9584およびカセットアセンブリ9500のうちの一方は、無線IDタグ9666(例えば、RFID、NFC、UHF、HF等)を含んでもよく、他方は、照会器9668を含んでもよい。典型的には、示されるように、タグ9666が、カセットアセンブリ9500内に含まれてもよい。使用されるタグ9666は、パッシブタグであってもよく、これは、オンボード電源を含まない。他の実施形態では、アクティブタグ9666もまた、可能性として考えられる。タグ9666は、カセットアセンブリ9500のタイプ(例えば、インスリンを実施例として使用すると、U100またはU200)、リザーバ9536のサイズ、再充填間隔等を識別する、情報でエンコーディングされてもよい。
上記に述べられるように、充填器具9584は、照会器9668を含んでもよい。照会器9668は、カセットアセンブリ9500の一部として含まれる、タグ9666をチェックしてもよい。充填器具9584内に含まれる、コントローラ9670は、タグ9666が、カセットアセンブリ9500が充填器具9584と併用するために適切であることを示すことを照合してもよい。タグ9666が、その充填器具9584と併用するために意図されるものではない、カセットアセンブリ9500のためのものである場合、コントローラ9670は、流体が充填器具9584から分注されるようにコマンドし得ない。代替として、充填器具9584は、送達システム10(例えば、再使用可能筐体アセンブリ106)の別の構成要素と通信可能にリンクされてもよく、そこから行われることになる療法に関連するデータを受信してもよい。療法プログラムが、タグ9666に合致しない、カセットアセンブリ9500タイプを定義する場合、コントローラ9670は、任意の流体が充填器具9584によって出力されることを防止し得る。
カセットアセンブリ9500が再使用のために意図するものではない、実施形態では、コントローラ9670は、タグ9666が、以前に使用されたものである、カセットアセンブリ9500に属するかどうかを決定するためにチェックしてもよい。例えば、コントローラ9670は、充填器具9584のメモリ(図示せず)にクエリし、タグ9666内にエンコーディングされた一意の識別子が照会器9668によって以前に走査された任意の識別子に合致するかどうかを決定してもよい。カセットアセンブリ9500の再使用が試行される場合、充填器具9584は、流体の分注を許可し得ない。他の実施形態では、遠隔データベース(例えば、クラウドサーバ)は、充填器具9584に通信可能にリンクされてもよい。充填器具9584は、カセットアセンブリ9500上の一意の識別子が以前に使用されているものとしてデータベースに列挙されているかどうかを決定することによって、再使用防止チェックを実施してもよい。再使用が許可される、実施形態では、充填器具9584は、カセットアセンブリ9500の一意の識別子と関連付けられる、エラー履歴をチェックしてもよい。カセットアセンブリ9500の以前の使用が、あるエラーまたはエラーのパターン(例えば、検出された漏出、閉塞、繰り返される閉塞、またはそのようなタイプのエラーの後の療法の断続)と関連付けられる場合、充填器具9584は、カセットアセンブリ9500のリザーバ9536の中への流体の装填を防止し得る。コントローラ9670が、容認可能カセットアセンブリ9500が提示されていることを決定する場合、コントローラ9670は、流体がリザーバ9536の中に充填されるようにコマンドする、またはそれを可能にしてもよい。
例示的実施形態では、充填器具9584は、ポンプ9672とともに描写される。任意のタイプのポンプ9672が、使用されてもよい。充填器具9584は、ポンプ9672を介して、規定された体積の流体をリザーバ9536の中に分注するようにコマンドしてもよい。規定された体積の流体は、タグ9666内にエンコーディングされてもよい、または代替として、使用されているカセットアセンブリ9500のために適切な事前に設定された体積であってもよい。リザーバ9536の中に分注された体積は、充填器具9584によって、送達システム10の他の構成要素に通信されてもよい。例えば、充填器具9584は、リザーバ9536の中に充填される体積を再使用可能筐体アセンブリ106に通信してもよい。本体積は、次いで、療法が薬物送達システム10によって実行されるにつれて、リザーバ9536内に残っている体積を決定するために使用されてもよい。
代替実施形態では、タグ9666は、印(印刷印、バーコード、QRコード(登録商標)、データマトリクス、ボーコード、デジマーク等)によって置換されてもよい。充填器具9584は、読取機(例えば、カメラ、バーコードスキャナ等)を含んでもよく、これは、印を読み取り得る。コントローラ9670は、上記に説明されるような印からのデータを使用して、充填器具9584内の流体が適切なカセットアセンブリ9500の中にのみ分注されることを確実にすることに役立ち得る。加えて、いくつかの実施形態では、照会器9668または読取機は、充填器具9584内に含まれなくてもよい。代わりに、照会器9668または読取機は、再使用可能筐体アセンブリ106またはスマートフォン等の通信可能にリンクされたデバイス124等の送達システム10の別の構成要素内に含まれてもよい。
ここで図64、65を参照すると、例示的使い捨てカセットアセンブリ8500の種々の図が、描写される。カセットアセンブリは、再使用可能筐体106と解放可能に係合可能である。カセットアセンブリ8500は、カセット基部部分8502を含む。基部カセット基部部分8502は、リザーバ陥凹8508を含んでもよく、これは、その中に一体的に形成されてもよい。事前に充填されたカセットアセンブリ8500のカセット基部部分8502は、例えば、Zeonor(登録商標)1020R等の環形オレフィンポリマー(COP)等の長期薬物適合性材料から形成されてもよい。カセットアセンブリ8500が、ユーザ充填される場合、カセット基部部分8502は、Topas(登録商標)等の環形オレフィンコポリマー(COC)またはTritan(登録商標)等のポリエステルから作製されてもよい。リザーバ陥凹8508は、リザーバフィルム片8516によって被覆されてもよく、これは、基部カセット基部部分8502に結合される。ともに、リザーバ陥凹8508およびリザーバフィルム8516は、流体(種々の薬物等)をその内部容積内に保持するためのリザーバ8536を画定してもよい。ある実施形態では、流体は、内分泌障害のための薬物であってもよい。例えば、流体は、インスリン等の糖尿病管理薬物であってもよい。短時間または高速作用インスリン(例えば、Aspart、Lispro、Glulisine、Velosulin、Novolin-RまたはHumulin R等の通常のヒトインスリン)が、例えば、使用されてもよいが、より長く作用するインスリン(例えば、デテミル、グラルギン、デグルデク、Toujeo)もまた、使用されてもよい。心血管薬物もまた、使用されてもよい。例えば、トレプロスチニル等の血管拡張剤または抗高血圧性作用物質が、使用されてもよい。流体はまた、鎮痛剤、化学療法薬物、酵素、ペグ化されたタンパク質、小分子、天然製品、ペプチド、タンパク質、核酸、炭水化物、ナノ粒子状懸濁液、および関連付けられる薬学的に容認可能な担体分子を含んでもよい。
リザーバフィルム8516は、接着剤、超音波溶接、熱シール等を介して、カセット基部部分8502に添着され、カセット基部部分8502とリザーバフィルム8516との間の流密シールを発生させてもよい。代替として、リザーバフィルム8516およびカセット基部部分8502は、カセット上部部分8506がカセットアセンブリ8500の中に結合されると、使い捨てカセットアセンブリ8500のカセット上部部分8506によって、ともに圧縮挟持されてもよい。いくつかの実施例では、本明細書でさらに後で説明されるように、リザーバフィルム8516は、カセット基部部分8502およびカセット上部部分8506に添着されてもよく、カセット上部部分8506は、カセット上部部分8506の少なくとも一部をリザーバフィルム8516上に溶接することによって、カセットアセンブリ8500内の定位置に結合されてもよい。カセット上部部分8506は、ともに改良された溶接のために、カセット基部部分8502と同一材料から作製されてもよい。リザーバフィルム8516は、いくつかの材料層から構築されてもよく、これは、種々の望ましい特色をリザーバフィルム8516に追加するように選択されてもよい。適用可能な場合、結着層も同様に、使用されてもよい。いくつかの実施形態では、薬物適合性層、例えば、Zeonor(登録商標)1020R等の環形オレフィンポリマー(COP)等の、例えば、長期薬物適合性材料が、リザーバフィルム8516の表面に面した内部容積を形成してもよい。ガスまたは具体的ガスに不浸透性である、障壁層が、適合性層の外向きに含まれてもよい。中間または結着層は、エチレンビニルアルコール(EVOH)であってもよい。外側層は、AClar(登録商標)等のポリクロロトリフルオロエチレンエチレン(PCTFE)であってもよい。層状フィルムが、使用される場合、リザーバフィルム8516は、共押出成形された製品であってもよい。代替実施形態では、リザーバフィルム9516は、ニトリル、シリコーン、またはクロロブチルゴムから構築されてもよい。
例示的実施形態では、リザーバフィルム8516は、予成形された領域8536(図65に最良に示される)を含んでもよい。予成形された領域8534は、真空または熱成形されてもよい。例示的実施形態では、予成形された領域8534は、凹部として示される。凹部は、ボウル状であってもよく、使い捨てカセットアセンブリ8500のカセット基部部分8502内に含まれる、リザーバ陥凹8508の形状を模倣してもよい。リザーバフィルム8516が、使い捨てカセットアセンブリ8500に結合されると、予成形された領域8534は、リザーバフィルム8516が、リザーバ陥凹8508の底部表面に当接し、陥凹壁8510に対して着座するように、リザーバ陥凹8508内に着座し得る。これは、最小限空気体積が、リザーバ8536の充填に先立って、リザーバ8536内に存在することを確実にし得る(例えば、図19参照)。例示的実施形態では、リザーバ陥凹8508は、リザーバ底部の中に成型される、一連の凹み8567を含む。凹み8567は、リザーバ空洞の中に延在し、リザーバフィルム8515がリザーバ陥凹8508の底面および側面を完全に接着しないように保ち、それによって、チャネルを生成し、流体がその間を流動することを可能にし、リザーバをより完全に空にすることを可能にし得る。
充填ポート8524もまた、カセット基部部分8502内に含まれてもよい。例示的実施形態では、充填ポート8542は、カセット基部部分8502の側壁を通して延在する。充填ポート8524は、直接、リザーバ8536まで延在してもよく(例えば、図70参照)、プラグ8525(図66-67参照)でシールされてもよい。プラグ8525は、長期薬物貯蔵と適合性がある材料から作製されることができる。薬物に暴露されるプラグ8525のエリアは、小さく、したがって、プラグは、ハロゲン化ブチルゴム、ブロモブチル、またはクロロブチルから形成されることができる。
リザーバフィルム8516は、周辺周縁部領域8538を含んでもよい。周辺周縁部領域8538は、リザーバ陥凹8508を囲繞し得る、カセット基部部分8502の取付表面8540において、カセット基部部分8502に結合されてもよい。いくつかの実施例では、露出部8542が、周辺周縁部領域8538内に含まれてもよい。カセット上部部分8506は、リザーバフィルム8516上に溶接される。
カセットアセンブリ8500は、カセット基部部分8502に取り付けられる、カセットシェル8200を有する。カセットシェル8200は、ユーザとの接触のための基部を形成する。カセットシェル8200は、ユーザの皮膚との接触と適合性があって、プラスチック等の押出成形された材料から作製されてもよい。カセットシェル8200は、Lustran(登録商標)348等のアクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)から作製されることができる。カセットシェル8200の使用は、カセット基部部分8502およびカセット上部部分8506が長期薬物適合性である材料から作製されることを可能にする一方、カセットシェル8200は、汗、ボディオイル、ローション、および人体上に存在し得る、他の材料に抵抗性がある、材料から作製されることができる。カセットシェル8200は、底部8202と、円周方向シェル壁8204とを有する。カセットシェル8200は、カセット基部部分8502およびカセット上部部分8506をシェル底部8202およびシェル壁8204から離れるように位置付けるために、カセットシェルの内側の周囲に一連のスタンドオフ8206を画定してもよい。カセットシェル壁8204は、カセット基部部分8502からのルアーまたは管類184の延在のためのカットアウト8208を画定してもよい。シェル壁8204の内側から、カセット基部部分8502内に画定されたスロット8503とのスナップフィット係合のために、タブ8210が延在してもよい(図68、69参照)。カセットシェル8200は、タブ8210が、スロット8503の中にフィットし、それによって、カセットシェル8200をカセット基部部分8502に固着させることを可能にするために十分に弾力性に変形可能である。さらに、カセットシェル8200は、リザーバプラグ停止部8212を画定し、リザーバプラグ8525をリザーバ開口部8524内に固着させることを補助してもよい。リザーバプラグ停止部8212は、カセットシェル8200がカセット基部部分8502に固着されると、リザーバプラグ開口部8524に近接して、またはそれと接触して、位置付けられる(図71参照)。さらなる実施形態では、リザーバプラグ停止部8212は、リザーバ充填ボア8568の中に延在し、リザーバプラグ8525に接触する、プラグカバー延在部8214を画定してもよい(図72A参照)。リザーバプラグ停止部8212は、充填場所からエンドユーザへの事前に充填されたカセットアセンブリ8500の搬送のための定位置にリザーバプラグを固着させるための付加的手段を提供する。再充填またはユーザ充填のために意図され得る、別の実施形態(図72B参照)では、カセットシェル8200は、リザーバプラグ開口部8524に対向する、リザーバプラグ開口部8213を画定する。リザーバプラグ開口部は、隔壁8527を穿刺し、リザーバ8536を充填するために、充填器具9584の鋭利物9586の使用を許可する、隔壁8527で塞がれる。
カセットアセンブリ8500はさらに、カセットアセンブリ9500に関して上記に説明されるように、弁膜9520と、容積センサダイヤフラムアセンブリ9526とを含む。図73-86を参照すると、閉塞器アセンブリ8714は、閉塞器ダイヤフラム8724と、栓または閉塞器アクチュエータ8726とを有する。閉塞器ダイヤフラム8724は、長期薬物貯蔵と適合性がある材料から作製されることができる。薬物に暴露される閉塞器ダイヤフラム8724のエリアは、小さく、したがって、ダイヤフラムは、ハロゲン化ブチルゴム、ブロモブチル、またはクロロブチルから形成されることができる。カセット基部部分8502は、リザーバ118から閉塞器チャンバ8731までの入口流体通路8728を画定する。カセット基部部分8502はさらに、閉塞器チャンバ8731から入口弁アセンブリ614までの第2の出口流体通路8742を画定する。閉塞器流体入口開口部8729は、一対の環状シール隆起8730によって囲繞される。カセット基部部分8502によって形成される、円周方向および閉鎖された閉塞器チャンバ壁8732は、閉塞器チャンバ8731を囲繞し、閉塞器ダイヤフラム8724とのシールのための上部表面を有する。閉塞器ダイヤフラム8724は、カセット基部部分8502とカセット上部部分8506との間に捕捉される。カセット上部部分は、閉塞器アクチュエータ8726を受容するための環状閉塞器アクチュエータ開口部8734を画定する。特に、図75および76を参照すると、閉塞器ダイヤフラム8724は、閉塞器アクチュエータ8726との接触のための閉塞器ダイヤフラム延在部8736を伴う、上部表面を有する。閉塞器ダイヤフラム8724が、カセット基部部分8502とカセット上部部分8506との間に捕捉されると、閉塞器ダイヤフラム延在部8736は、閉塞器アクチュエータ開口部8734と整合される。閉塞器ダイヤフラム8724の底部表面は、閉塞器チャンバ壁8732の上部表面とのシールのための外壁シール表面8738を有する。閉塞器ダイヤフラム8724の厚さは、閉塞器ダイヤフラム8724がカセット基部部分8502とカセット上部部分8506との間に捕捉されると、壁シール表面8738が閉塞器チャンバ壁8732との閉塞器チャンバ8731のための流密シールを形成するほど十分である。閉塞器ダイヤフラム8724の底部は、シール隆起8730とのシールのための内側入口開口部シール表面8740を画定する。閉塞器ダイヤフラム8724はさらに、上部カセット部分8506とカセット底部部分8502の組立プロセスの間、閉塞器ダイヤフラムを閉塞器チャンバ8731にわたって位置決めするための一対の位置決め隆起8739を有してもよい。
栓または閉塞器アクチュエータ8726(図73、74参照)が、弾力性に変形可能材料から半径方向に形成され、閉塞器アクチュエータヘッド部分8744と、閉塞器アクチュエータ上側縮径部分8746と、閉塞器アクチュエータ下側縮径部分8748と、下側閉塞器アクチュエータ留具部分8750とを有する。閉塞器アセンブリ8714が、流体の流動を閉塞する、閉鎖位置にあるとき、閉塞器アクチュエータ8726は、閉塞器アクチュエータ開口部8734内に位置付けられる。留具部分8750は、閉塞器ダイヤフラム延在部8736に接触し、閉塞器ダイヤフラムを変形させ、したがって、入口開口部シール表面は、シール隆起8730と接触させられ、流密シールを形成し、それによって、リザーバをカセットアセンブリ8500内の下流流体通路から流動的に隔離する(図79および84参照)。シール隆起8730のための複数の環状持続的リングの使用は、カセットアセンブリ8500の搬送の間、シールを改良するように、複数のシールを提供する。閉塞器アクチュエータ留具部分8750は、それによって、閉塞器アクチュエータ8726が、変形し、閉塞器アクチュエータ開口部8734を通して挿入され得る、閉塞器アクチュエータ開口部8734より十分に大きいが、また、その静置状態に戻ることを所望する変形可能閉塞器ダイヤフラム8724の力が、閉塞器アクチュエータを閉塞器アクチュエータ開口部8734から駆動するために不十分である、十分に大きい直径を有する。留具部分8750はさらに、閉塞器アクチュエータ開口部8734の周縁部エリアとの接触を改良するために、閉塞器アクチュエータ8726の軸と垂直な平坦環状表面を伴って、成形されてもよい。閉塞器アクチュエータ下側縮径部分は、概して、閉塞器アクチュエータ開口部8734と類似する直径またはそれ未満の直径である。
閉塞器アクチュエータ上側縮径部分8746は、ヘッド部分8744の直径未満の直径を有する、縮径エリアを画定する。テザー8760が、上側縮径部分に固着される、上側縮径部分8746の円周にループ状にある、または別様に固着されてもよい。テザー8760は、可撓性フィラメントである。テザー8760は、閉塞器アクチュエータ8726を閉塞器アクチュエータ開口部8734から引動および除去するために使用される。閉塞器アクチュエータ8726の除去に応じて、閉塞器ダイヤフラム8724は、変形されていない状態に戻り、それによって、シール隆起8730とのシールを解放し、閉塞器アセンブリ8714を開放状態に設置し、それによって、流体は、リザーバからカセットアセンブリ8500の他の流体通路の中に入り得る(図82および86参照)。閉塞器アクチュエータヘッド部分8726は、加えて、閉塞器アクチュエータ7826が閉塞器アクチュエータ開口部8734内にあるとき、カセットアセンブリ8500と再使用可能筐体106の係合に干渉するように、十分なサイズであり得る。本干渉は、エンドユーザが、最初に、閉塞器アクチュエータ7826を除去し、それによって、リザーバがユーザへの注入のための流体を薬物送達システム10に提供することを可能にせずに、薬物送達システム10を使用することを不注意に試行することを防止するために使用されることができる。
カセットアセンブリ8500は、事前に充填され、カセットパッケージ8800内でユーザに出荷されてもよい(図97参照)。カセットパッケージ8800は、カセットアセンブリ8500を受容および固着して保持するために、カセットパッケージ開口部8802を画定する。テザー8760の第1の端部は、閉塞器アクチュエータ8726に固着され、テザー8760の第2の端部は、カセットパッケージ8800上のテザーアンカ8804に固着される。使用時、エンドユーザは、カセットアセンブリ8500をカセットパッケージ8800から除去する。除去は、テザー8760に架張し、閉塞器アクチュエータ7826を閉塞器アクチュエータ開口部8734から引動させ、閉塞器アセンブリ8714を閉鎖状態から開放状態に移動させる。カセットアセンブリは、次いで、再使用可能筐体106に係合され、自動プライミング機能が、始動され、他の必要ステップが、ユーザへの薬物送達を開始するために行われ得る。
本明細書に説明される種々のアクセス制限および再使用防止配列は、相互に対して相互排他的ではないことに留意されたい。本明細書に示される概念のうちの1つまたはそれを上回るものは、単一実施形態においてともに使用されることができる。アクセスは、上記の任意の所望の組み合わせによって、制御され得、再使用は、防止され得る。
種々の代替および修正が、本開示から逸脱することなく、当業者によって考案され得る。故に、本開示は、全てのそのような代替、修正、および相違を包含するように意図される。加えて、本開示のいくつかの実施形態が、図面に示され、および/または本明細書で議論されているが、本開示は、それに限定されることを意図するものではなく、本開示は、当該分野が許容するであろう限りの広範な範囲であって、本明細書も同様に読み取られ得ることが意図される。したがって、上記の説明は、限定としてではなく、単に、特定の実施形態の例示として解釈されるべきである。また、当業者は、本明細書に添付の請求項の範囲および精神内の他の修正も想起するであろう。上記および/または添付の請求項に説明されるものと実質的に異なる、他の要素、ステップ、方法、および技法もまた、本開示の範囲内であるように意図される。
図面に示される実施形態は、本開示のある実施例を実証するためにのみ提示される。また、説明される図面は、例証的にすぎず、非限定的ではない。図面では、例証目的のために、要素のうちのいくつかのサイズは、誇張され、特定のスケールで描かれていない場合がある。加えて、同一番号を有する、図面でとともに示される要素は、文脈に応じて、同じ要素であり得る、または類似要素であり得る。
用語「comprising(~を備える)」が、本説明および請求項で使用される場合、他の要素またはステップを除外しない。単数形名詞を参照するとき、不定または定冠詞、例えば、「a」、「an」、または「the」が、使用される場合、これは、何らかの説明が別様に具体的に述べられない限り、その名詞の複数形も含む。故に、用語「comprising(~を備える)」は、その後に列挙されたアイテムに制限されるものとして解釈されるべきではなく、すなわち、他の要素またはステップを除外するものではなく、したがって、表現「アイテムAおよびBを備える、デバイス」の範囲は、構成要素AおよびBのみから成る、デバイスに限定されるべきではない。
さらに、用語「第1」、「第2」、「第3」、および同等物は、説明または請求項において使用されるかどうかにかかわらず、類似要素を区別するためであって、必ずしも、順次または時系列順序を説明するために提供されるわけではない。そのように使用される用語は、適切な状況下では(別様に明確に開示されない限り)、相互交換可能であって、本明細書に説明される本開示の実施形態は、本明細書に説明または図示されるもの以外のシーケンスおよび/または配列において動作が可能であることを理解されたい。

Claims (136)

  1. 薬物送達デバイスまたは本明細書に実質的に図示および説明されるようなシステム、方法、および装置のうちのいずれか。
  2. 薬物送達デバイスのためのカセットであって、
    取付表面によって囲繞されるリザーバ陥凹を含むカセット基部部分であって、前記取付表面は、その中に陥凹されるリザーバ流出流経路と、前記取付表面に結合され、前記リザーバ陥凹とともに、可撓性リザーバを画定するリザーバフィルムとを含み、前記リザーバフィルムの一部は、前記リザーバ陥凹の輪郭を模倣する予成形された形状を有し、前記予成形された形状は、前記リザーバが空状態にあるとき、前記リザーバフィルムを前記リザーバ陥凹の表面に隣接して配置させる、カセット基部部分と、
    前記リザーバ陥凹の表面の中に凹設される少なくとも1つのダクトであって、前記少なくとも1つのダクトのそれぞれは、前記リザーバが空状態にあるとき、前記リザーバ流出流経路と流体連通したままである流動経路を画定する、少なくとも1つのダクトと
    を備える、カセット。
  3. 前記リザーバフィルムは、露出部領域を備え、前記露出部領域は、前記リザーバフィルム内に含まれ、前記リザーバフィルムが前記取付表面に結合されると、前記リザーバ流出流経路にわたってシールを形成する、請求項2に記載のカセット。
  4. 前記リザーバフィルムは、少なくとも2つの層を含む、請求項2に記載のカセット。
  5. 前記リザーバフィルムは、前記取付表面に熱接合される、請求項2に記載のカセット。
  6. 前記カセット基部部分は、前記リザーバの内部容積につながる充填ポートを有する側壁を含む、請求項2に記載のカセット。
  7. 前記充填ポートから前記リザーバの内部容積につながる入口の直ぐ下流において、ベイスンが、前記リザーバ陥凹の中に凹設される、請求項6に記載のカセット。
  8. 前記少なくとも1つのダクトのうちの少なくとも1つは、前記ベイスンと連通するように延在する、請求項7に記載のカセット。
  9. 前記少なくとも1つのダクトは、ともに合流点に収束する複数のダクトを含み、前記合流点は、前記リザーバ流出流経路と前記ダクトとの中間に配置される、請求項2に記載のカセット。
  10. 前記少なくとも1つのダクトは、第1のダクトと、前記第1のダクトから分岐する第2のダクトとを含む、請求項2に記載のカセット。
  11. 前記リザーバ陥凹は、前記リザーバ陥凹の底部表面から前記取付表面まで延在する壁を含み、前記少なくとも1つのダクトは、前記壁に隣接する前記底部表面の周の一部に沿って配置されるダクトを含む、請求項2に記載のカセット。
  12. 前記周の一部に沿って配置されるダクトは、前記周の大部分に沿って配置される、請求項11に記載のカセット。
  13. 前記リザーバ陥凹は、前記リザーバ陥凹の底部表面から前記取付表面まで延在する壁を含み、前記少なくとも1つのダクトは、前記底部表面の中に凹設される部分と、前記壁の中に凹設される第2の部分とを含む、請求項2に記載のカセット。
  14. 前記少なくとも1つのダクトの第1の部分は、第1の幅を有し、前記少なくとも1つのダクトの第2の部分は、可変幅を有する、請求項13に記載のカセット。
  15. 前記少なくとも1つのダクトの第2の部分の幅は、第1の幅から前記第1の幅より小さい第2の幅までテーパ状になる、請求項13に記載のカセット。
  16. 前記少なくとも1つのダクトの第1の部分は、前記第2の幅である、請求項13に記載のカセット。
  17. 前記少なくとも1つのダクトは、規則的角度間隔において合流点領域から延在する複数のダクトを含み、前記合流点領域は、前記複数のダクトと前記リザーバ流出流経路との中間に配置される、請求項2に記載のカセット。
  18. 前記リザーバ流出流経路は、空気トラップを含む、請求項2に記載のカセット。
  19. 薬物送達デバイスのためのカセットであって、
    取付表面によって囲繞されるリザーバ陥凹を含むカセット基部部分であって、前記カセット基部部分はさらに、前記カセット基部部分の周縁の一部に沿った溶接表面と、複数の位置決めピンとを含む、カセット基部部分と、
    前記取付表面に結合され、前記リザーバ陥凹とともに、可撓性リザーバを画定するリザーバフィルムと、
    いくつかの位置決めピンレセプタクルと、周辺エネルギー指向器とを含むカセット上部部分であって、前記エネルギー指向器は、前記溶接表面と整合され、前記リザーバフィルムの一部は、前記位置決めピンが前記位置決めピンレセプタクル内に配置されると、前記取付表面に接合され、前記エネルギー指向器は、前記溶接表面および前記リザーバフィルムの一部に溶接される、カセット上部部分と
    を備える、カセット。
  20. 前記エネルギー指向器は、三角形断面を備える、請求項19に記載のカセット。
  21. 前記エネルギー指向器は、前記溶接表面および前記リザーバフィルムの一部に音波溶接される、請求項19に記載のカセット。
  22. 前記エネルギー指向器は、前記溶接表面および前記リザーバフィルムの一部に超音波溶接される、請求項19に記載のカセット。
  23. 前記リザーバフィルムは、少なくとも2つの層を含む、請求項19に記載のカセット。
  24. 前記カセット上部部分は、いくつかの保定タブを含む隔室を含む、請求項19に記載のカセット。
  25. 前記カセットはさらに、いくつかのラッチクリップを有するカバーを備え、前記ラッチクリップは、前記隔室の保定タブに協働して係合するように構成され、前記カバーは、前記ラッチクリップが前記保定タブに協働して係合すると、前記カセット上部部分に結合される、請求項24に記載のカセット。
  26. 薬物送達デバイスの再使用可能筐体アセンブリに結合するためのカセットであって、
    カセット基部部分と、
    前記カセット基部部分内の陥凹と、前記陥凹の周囲に配置される取付表面に結合されるリザーバフィルムの区画とによって画定されるリザーバと、
    前記カセット基部部分を被覆し、前記リザーバの全体にわたって配置される点検隔室を含むカセット上部部分であって、前記点検隔室は、いくつかの結合要素を含む、カセット上部部分と、
    前記点検隔室の結合要素と係合し、前記カバーを前記点検隔室内の定位置に結合するように構成されるいくつかの協調結合要素を含むカバーと
    を備え、
    前記リザーバは、前記カバーの配設に先立って、直接、前記点検隔室を通してアクセス可能である、カセット。
  27. 前記カセット基部部分は、透明材料から構築される、請求項26に記載のカセット。
  28. 前記カセット基部部分は、クリア材料から構築される、請求項26に記載のカセット。
  29. 前記カセット基部部分は、薄着色材料から構築される、請求項26に記載のカセット。
  30. 前記カバーは、中実材料片である、請求項26に記載のカセット。
  31. 前記結合要素は、保定タブであり、前記協調結合要素は、ラッチクリップである、請求項26に記載のカセット。
  32. 前記ラッチクリップのうちの1つは、前記カバーの片持ち支持された部材の非支持端に配置される、請求項31に記載のカセット。
  33. 前記結合要素および協調結合要素は、スナップフィットを介して係合するように構成される、請求項26に記載のカセット。
  34. 前記リザーバは、薬物を含有する事前に充填されたリザーバである、請求項26に記載のカセット。
  35. 前記カセットは、前記リザーバから、前記カセットに取り付けられる送達管類まで延在する流動経路を含み、前記カセットはさらに、前記流動経路のある区分に配置される閉塞器アセンブリを含み、前記閉塞器アセンブリは、閉塞状態と流動許可状態との間で作動可能である、請求項26に記載のカセット。
  36. 薬物送達デバイスのための事前に充填されたカセットであって、
    カセット基部部分と、
    前記カセット基部部分内の陥凹と、前記陥凹を囲繞する取付表面において、前記基部部分に取り付けられるリザーバフィルム片とによって画定されるリザーバであって、前記リザーバは、薬品で充填される、リザーバと、
    前記リザーバから前記カセットの出口まで延在する流動経路であって、前記流動経路は、前記流動経路のある区画に沿って、少なくとも部分的に、膜カバーによって画定される、流動経路と、
    閉塞器アセンブリであって、前記閉塞器アセンブリは、流動許可状態と、その中で前記リザーバおよび前記流動経路の第1の部分が前記流動経路の第1の部分の下流の第2の部分から隔離される閉塞状態との間で作動可能であり、前記流動経路の区画は、少なくとも部分的に、前記流動経路の第2の部分の一部である前記膜カバーによって画定される、閉塞器アセンブリと
    を備え、
    前記流動経路の第1の部分は、前記薬品と長期適合性を有する材料から構築され、少なくとも前記膜カバーは、前記薬品と短期適合性を有する材料から構築される、カセット。
  37. 前記リザーバフィルムは、層状フィルムである、請求項36に記載のカセット。
  38. 前記流動経路の第2の部分は、少なくとも1つの弁ステーションを含む、請求項36に記載のカセット。
  39. 前記膜カバーは、流密シールを形成するように、前記弁ステーションにわたって定位置に結合される、請求項38に記載のカセット。
  40. 前記流動経路の第2の部分は、少なくとも1つのポンプチャンバを含む、請求項36に記載のカセット。
  41. 前記膜カバーは、流密シールを形成するように、前記弁ステーションにわたって定位置に結合される、請求項40に記載のカセット。
  42. 前記閉塞器アセンブリは、閉塞器ダイヤフラムと、アクチュエータとを含む、請求項36に記載のカセット。
  43. 前記カセットはさらに、ねじ山付きポートを備え、前記閉塞状態では、前記アクチュエータは、前記流動経路の中に螺入され、前記閉塞器ダイヤフラムは、前記流動経路を閉塞するように作動される、請求項42に記載のカセット。
  44. 前記カセットはさらに、前記アクチュエータを受容するように構成されるねじ山付きポートを備え、前記閉塞器アセンブリは、前記アクチュエータを前記ねじ山付きポートから取り出すことによって、前記閉塞状態から前記流動許可状態に遷移するように構成される、請求項42に記載のカセット。
  45. 前記アクチュエータは、前記カセット内に存在するとき、前記カセットと再使用可能筐体アセンブリの噛合を防止するように構成される、請求項42に記載のカセット。
  46. 前記ダイヤフラムの少なくとも一部は、前記薬品と長期適合性を有する材料から構築される、請求項42に記載のカセット。
  47. 前記閉塞器アセンブリは、前記薬品と長期適合性を有する材料から構築される、請求項36に記載のカセット。
  48. 前記閉塞器アセンブリの少なくとも一部は、前記薬品と長期適合性を有する材料から構築される、請求項36に記載のカセット。
  49. 薬物送達デバイスのための事前に充填されたカセットであって、
    筐体と、
    薬品を含有するリザーバと、
    前記リザーバから前記カセットの出口まで延在する流動経路であって、前記流動経路は、いくつかの弁ステーションと、ポンプチャンバとを含む、流動経路と、
    ダイヤフラムと、前記筐体内のねじ山付きポートと螺合係合するアクチュエータとを含む閉塞器アセンブリであって、前記閉塞器アセンブリは、その中で前記アクチュエータが、前記ねじ山付きポート内の第1の位置にあり、前記ダイヤフラムを前記弁ステーションの閉塞器弁ステーションとシール係合するように押圧する閉塞状態を有し、前記閉塞器アセンブリは、その中で前記アクチュエータが、前記第1の位置から少なくとも第2の位置へと、前記ねじ山付きポートから螺合解除され、前記ダイヤフラムに対する圧力を緩和する流動許可状態を有する、閉塞器アセンブリと
    を備える、カセット。
  50. 前記リザーバは、前記カセット基部部分内の陥凹と、前記陥凹を囲繞する取付表面において前記基部部分に取り付けられるリザーバフィルム片とによって画定される、請求項49に記載のカセット。
  51. 前記閉塞器弁ステーションは、リザーバ流出流経路から、前記ポンプチャンバと、残りの弁ステーションとを含む前記流動経路の残部までの流動をゲート制御する、請求項49に記載のカセット。
  52. 前記ダイヤフラムは、前記筐体のカセット基部部分とカセット上部部分との間に捕捉される、請求項49に記載のカセット。
  53. 前記閉塞器弁ステーションは、前記カセット基部部分の面内の凹部内に含まれ、前記ダイヤフラムは、シールされた閉塞器容積を形成するように、前記凹部の周縁を中心として流体シールを生成する、請求項52に記載のカセット。
  54. 前記凹部は、閉塞器出口を含む、請求項53に記載のカセット。
  55. 前記閉塞器出口は、部分的に、壁によって囲繞され、前記壁は、前記閉塞器弁ステーションの高さを上回る距離にわたって、前記凹部から延在する、請求項54に記載のカセット。
  56. 前記閉塞器弁ステーションは、火山型弁ステーションである、請求項49に記載のカセット。
  57. 前記ポンプチャンバおよび弁ステーションは、前記閉塞器弁ステーションを除き、弁膜カバーによって被覆される、請求項49に記載のカセット。
  58. 前記筐体は、カセット基部部分と、カセット上部部分とを含み、前記弁膜カバーは、前記カセット基部部分およびカセット上部部分が相互に結合されると、前記基部領域の面の中に凹設される少なくとも1つの流動チャネルにわたってシールを形成する露出部領域を含む、請求項57に記載のカセット。
  59. 前記アクチュエータは、ノブと、ロッドからのロッド突起とを含む、請求項49に記載のカセット。
  60. 前記ロッドは、前記ノブに対向する前記ロッドの終端端部に配置されるいくつかの斜面特徴を含み、前記斜面特徴は、前記ねじ山付きポート内のねじ切りと協働するように選択されるピッチを有する、請求項59に記載のカセット。
  61. 前記斜面特徴は、均一角度増分で配置される、請求項60に記載のカセット。
  62. 前記ねじ山付きポート内のねじ切りは、棚区分を含み、前記アクチュエータの斜面特徴は、前記アクチュエータが前記第1の位置にあるとき、前記棚特徴上に定置される、請求項60に記載のカセット。
  63. 薬物送達デバイスのためのカセットであって、
    側壁と、前記側壁に隣接する周辺陥凹とを含むカセット基部部分と、
    前記カセット基部部分に結合されるカセット上部部分と、
    結合器であって、前記結合器は、前記周辺陥凹から張り出す前記カセット上部部分から突出するいくつかのタブと、前記カセット基部部分上に含まれ、前記陥凹の中に突出するいくつかの回転停止部とから成り、前記回転停止部およびタブは、協働して、いくつかの噛合トラックを形成する、結合器と、
    圧潰可能リザーバと、
    前記噛合トラックのうちの2つの間内に配置される、前記側壁から前記リザーバまで延在する充填ポートと
    を備え、
    各噛合トラック内の前記送達デバイスの再使用可能筐体アセンブリ上の噛合フィンガの導入および回転に応じて、前記カセットは、前記再使用可能筐体アセンブリと結合するように構成される、カセット。
  64. 前記タブは、戻り止め領域を含む、請求項63に記載のカセット。
  65. 前記タブは、斜面状区分を含む、請求項63に記載のカセット。
  66. 前記カセット上部部分は、シールリングを含む、請求項63に記載のカセット。
  67. 前記カセット上部部分は、シールリングを含み、前記タブは、斜面状区分を含み、前記シールリングは、前記再使用可能筐体アセンブリの結合フィンガが前記タブの斜面状区分に沿って回転されると、前記再使用可能筐体アセンブリによって圧縮されるように構成される、請求項63に記載のカセット。
  68. 前記充填ポートは、隔壁を含む、請求項63に記載のカセット。
  69. 前記充填ポートは、前記リザーバに隣接する保護壁を含む、請求項63に記載のカセット。
  70. 前記保護壁は、前記充填ポートのボアを前記リザーバの内部容積と流体連通するように設置する入口を含む、請求項69に記載のカセット。
  71. 前記回転停止部は、前記タブに対して垂直に配置される、請求項63に記載のカセット。
  72. 前記圧潰可能リザーバは、前記カセット基部部分内の凹部と、前記凹部を囲繞する取付表面において前記カセット基部部分に取り付けられるようにシールするリザーバフィルム片とを備える、請求項63に記載のカセット。
  73. 前記凹部は、前記充填ポートの直ぐ下流に、凹設されたベイスンを含む、請求項72に記載のカセット。
  74. 薬物送達デバイスのためのカセットであって、
    カセット基部部分と、
    前記カセット基部部分内の凹部と、前記凹部を囲繞する取付表面において前記カセット基部部分に取り付けられるリザーバフィルム片とによって形成されるリザーバと、
    弁膜カバーと、
    フィルムシールと、
    前記リザーバから前記カセットの出口まで延在する流動経路であって、前記流動経路は、いくつかの弁ステーションと、少なくとも1つのポンプチャンバと、前記カセット基部部分の第1の面および対向する第2の面のそれぞれの中に凹設される少なくとも1つのチャネルと、前記カセット基部部分の第1および第2の面上のチャネルを接続する前記カセット基部部分を通して延在するいくつかの導管とを含み、前記弁膜カバーは、シールを前記いくつかの弁ステーションおよび前記少なくとも1つのポンプチャンバの周囲に形成し、前記フィルムシールは、前記カセット基部部分の第2の面の中に凹設される少なくとも1つのチャネルをシールし、前記カセット基部部分の第1の面の中に凹設される少なくとも1つのチャネルは、前記弁膜カバーおよび前記リザーバフィルムのうちの少なくとも1つによってシールされる、流動経路と
    を備える、カセット。
  75. 前記リザーバフィルムおよびフィルムシールは、同一材料から構築される、請求項74に記載のカセット。
  76. 前記リザーバフィルムは、多層フィルムである、請求項74に記載のカセット。
  77. 前記フィルムシールは、前記カセットの第2の面に熱接合される、請求項74に記載のカセット。
  78. 前記リザーバフィルムは、前記取付表面に熱接合される、請求項74に記載のカセット。
  79. 前記カセット基部部分の第1の面内の少なくとも1つのチャネルは、空気トラップを含む、請求項74に記載のカセット。
  80. 前記カセット基部部分の第1の面の中に凹設される少なくとも1つのチャネルは、前記取付表面の中に凹設されるリザーバ出口チャネルを含み、前記リザーバフィルムは、前記リザーバ出口チャネルにわたってシールを形成する、請求項74に記載のカセット。
  81. 前記カセット基部部分の第1の面の中に凹設される少なくとも1つのチャネルは、前記弁膜カバー内に含まれる露出部領域にわたってシールされるチャネルを含む、請求項74に記載のカセット。
  82. 前記流動経路はさらに、閉塞器アセンブリを含む、請求項74に記載のカセット。
  83. 前記リザーバは、製造業者によって事前に充填される、請求項74に記載のカセット。
  84. 前記カセット基部部分の第2の面の中に凹設される少なくとも1つのチャネルおよび前記フィルムシールは、隆起された周縁部壁によって囲繞される、請求項74に記載のカセット。
  85. 前記カセットはさらに、前記カセット基部部分に結合されるカセット上部部分を備え、前記弁膜カバーは、前記カセット基部部分とカセット上部部分との間に圧縮され、流密シールを形成する、請求項74に記載のカセット。
  86. 前記カセットはさらに、音波溶接によって前記カセット基部部分に結合されるカセット上部部分を備え、前記音波溶接の少なくとも一部は、前記カセット上部部分と前記リザーバフィルムとの間に形成される、請求項74に記載のカセット。
  87. 薬物送達デバイスのカセットのためのリザーバを充填する方法であって、
    前記カセットの閉塞器アセンブリを作動させ、前記リザーバから前記セットの出口につながる流動経路を閉塞することと、
    充填ポートを通して、流体を前記リザーバの中に装填することと、
    前記リザーバを撮像することと、
    前記リザーバの少なくとも1つの画像を分析することによって、前記リザーバが容認可能性基準を満たすかどうかを決定することと、
    前記リザーバへの視覚的アクセスを提供する点検隔室内に、カバーを配設することと
    を含む、方法。
  88. 前記リザーバを撮像することは、前記点検隔室を通して、前記リザーバを撮影することを含む、請求項87に記載の方法。
  89. 前記リザーバが容認可能性基準を満たすかどうかを決定することは、前記少なくとも1つの画像を分析し、微粒子が存在するかどうかを決定することを含む、請求項87に記載の方法。
  90. 前記リザーバが容認可能性基準を満たすかどうかを決定することは、前記少なくとも1つの画像を分析し、事前に定義された閾値を上回る量の空気が存在するかどうかを決定することを含む、請求項87に記載の方法。
  91. 前記閉塞器アセンブリを作動させることは、除去可能アクチュエータを前記カセットのポート内に配設することを含む、請求項87に記載の方法。
  92. 前記閉塞器アセンブリを作動させることは、膜をリザーバ出口弁に対して変位させ、前記リザーバ出口弁を通した流動を閉鎖することを含む、請求項87に記載の方法。
  93. 前記カバーを前記点検隔室内に配設することは、スナップフィットを介して、前記カバーを前記カセットに結合することを含む、請求項87に記載の方法。
  94. 薬物送達デバイスのためのカセットであって、
    カセット基部部分と、
    前記カセット基部部分に結合されるカセット上部部分と、
    圧潰可能リザーバと、
    出口と、
    前記圧潰可能リザーバから前記出口まで延在する流動経路と、
    前記カセット基部部分の側壁から前記リザーバまで延在する充填ポートであって、前記充填ポートは、アクセス制限手段および再使用防止手段のうちの少なくとも1つを含む、充填ポートと
    を備える、カセット。
  95. 薬物送達デバイスのためのカセットであって、
    カセット基部部分と、
    前記カセット基部部分内の陥凹と、前記陥凹を囲繞する取付表面において、前記基部部分に取り付けられるリザーバフィルム片とによって画定されるリザーバであって、前記リザーバは、薬品で充填される、リザーバと、
    前記リザーバから前記カセットの出口まで延在する流動経路であって、前記流動経路は、前記流動経路のある区画に沿って、少なくとも部分的に、膜カバーによって画定される、流動経路と、
    流動許可状態と、その中で前記リザーバおよび前記流動経路の第1の部分が前記流動経路の第1の部分の下流の第2の部分から隔離される閉塞状態との間の作動のために構成される閉塞器アセンブリであって、前記流動経路の区画は、少なくとも部分的に、前記流動経路の第2の部分の一部である前記膜カバーによって画定される、閉塞器アセンブリと
    を備える、カセット。
  96. 前記流動経路の第1の部分は、前記薬品と長期適合性を有する材料から構築され、少なくとも前記膜カバーは、前記薬品と短期適合性を有する材料から構築される、請求項95に記載のカセット。
  97. 前記リザーバフィルムは、層状フィルムである、請求項95に記載のカセット。
  98. 前記流動経路の第2の部分は、少なくとも1つの弁ステーションを含む、請求項95に記載のカセット。
  99. 前記膜カバーは、流密シールを形成するように、前記弁ステーションにわたって定位置に結合される、請求項98に記載のカセット。
  100. 前記流動経路の第2の部分は、少なくとも1つのポンプチャンバを含む、請求項95に記載のカセット。
  101. 前記膜カバーは、流密シールを形成するように、前記弁ステーションにわたって定位置に結合される、請求項100に記載のカセット。
  102. 前記閉塞器アセンブリは、閉塞器ダイヤフラムと、アクチュエータとを含む、請求項95に記載のカセット。
  103. 前記カセットはさらに、ねじ山付きポートを備え、前記閉塞状態では、前記アクチュエータは、前記流動経路の中に螺入され、前記閉塞器ダイヤフラムは、前記流動経路を閉塞するように作動される、請求項102に記載のカセット。
  104. 前記カセットはさらに、前記アクチュエータを受容するように構成されるねじ山付きポートを備え、前記閉塞器アセンブリは、前記アクチュエータを前記ねじ山付きポートから取り出すことによって、前記閉塞状態から前記流動許可状態に遷移するように構成される、請求項102に記載のカセット。
  105. 前記アクチュエータは、前記カセット内に存在するとき、前記カセットと再使用可能筐体アセンブリの噛合を防止するように構成される、請求項102に記載のカセット。
  106. 前記ダイヤフラムの少なくとも一部は、前記薬品と長期適合性を有する材料から構築される、請求項102に記載のカセット。
  107. 前記閉塞器アセンブリは、前記カセットから除去可能であるアクチュエータを含み、前記閉塞器アセンブリは、前記アクチュエータが前記カセットから除去されると流動許可状態にある、請求項95に記載のカセット。
  108. 前記閉塞器アセンブリは、回転可能アクチュエータを含み、前記閉塞器アセンブリは、前記アクチュエータの回転に応じて、前記閉塞状態から前記流動許可状態に遷移するように構成される、請求項95に記載のカセット。
  109. 前記閉塞器アセンブリは、変位可能アクチュエータを含み、前記閉塞器アセンブリは、前記アクチュエータの平行移動変位に応じて、前記閉塞状態から前記流動許可状態に遷移するように構成される、請求項95に記載のカセット。
  110. 前記閉塞器アセンブリは、閉塞器チャネル内に配置されるシャトルを含む、請求項95に記載のカセット。
  111. 前記シャトルは、前記閉塞器チャネルの壁に対して流体シールを発生させる少なくとも1つのシールインターフェースを備える、請求項110に記載のカセット。
  112. 前記閉塞状態では、前記少なくとも1つのシールインターフェースは、前記閉塞器チャネルへの前記流動経路の第1の部分の開放と前記閉塞器チャネルへの前記流動経路の第2の部分の開放との中間に配置される、請求項111に記載のカセット。
  113. 前記シャトルは、ダイヤフラムによって被覆される、請求項110に記載のカセット。
  114. 前記シャトルは、圧縮性エラストマである、請求項110に記載のカセット。
  115. 前記閉塞器アセンブリは、前記薬品と長期適合性を有する材料から構築される、請求項95に記載のカセット。
  116. 前記閉塞器アセンブリの少なくとも一部は、前記薬品と長期適合性を有する材料から構築される、請求項95に記載のカセット。
  117. 前記薬品は、内分泌障害のための薬物である、請求項95に記載のカセット。
  118. 前記薬品は、インスリンおよびインスリン類似体から成る群から選択される、請求項95に記載のカセット。
  119. 前記薬品は、タンパク質性である、請求項95に記載のカセット。
  120. 前記薬品は、少なくとも1つの疎水性領域を伴う三次構造を有するポリペプチドを含む、請求項95に記載のカセット。
  121. 前記閉塞器アセンブリは、栓と、テーパ状ポートとを含み、前記栓は、締まり嵌めを介して、前記テーパ状ポート内に保定される、請求項95に記載のカセット。
  122. 前記閉塞器アセンブリは、ダイヤフラムを含み、前記栓は、前記テーパ状ポート内に保定されると、リザーバ出口開口部に対して前記ダイヤフラムを圧縮およびシールする、請求項121に記載のカセット。
  123. 前記栓は、圧縮性エラストマから構築される、請求項121に記載のカセット。
  124. 二重弁アセンブリであって、
    第1の弁アセンブリであって、前記第1の弁アセンブリは、閉鎖位置に付勢され、流体圧力が前記第1の弁アセンブリを開放する第1のモードと、前記第1の弁が駆動アセンブリによって開放位置に移動可能である第2のモードとを有する、第1の弁アセンブリと、
    閉鎖位置に付勢され、駆動アセンブリによって開放位置に移動可能である第2の弁アセンブリと、
    前記第1の弁アセンブリおよび前記第2の弁アセンブリを作動させるための共通弁駆動アセンブリであって、前記共通弁駆動アセンブリは、第1の位置であって、それによって、前記第1の弁アセンブリが前記第1のモードにあり、前記第2の弁アセンブリが前記閉鎖位置にある第1の位置と、第2の位置であって、それによって、前記第1の弁アセンブリが前記第1のモードにあり、前記第2の弁アセンブリが前記開放位置にある第2の位置と、第3の位置であって、それによって、前記第1の弁アセンブリが前記第2のモードおよび前記開放位置にあり、前記第2の弁アセンブリが前記開放位置にある第3の位置とを有する、共通弁駆動アセンブリと
    を備える、二重弁アセンブリ。
  125. 前記弁駆動アセンブリは、ベルクランクを備え、前記ベルクランクは、前記第1の位置から前記第2の位置および前記第3の位置に枢動する、請求項124に記載の二重弁アセンブリ。
  126. 前記第1の弁アセンブリおよび第2の弁アセンブリは、それぞれが弁アクチュエータを有し、各弁アクチュエータは、弁スロットと、弁スロット停止部とを画定し、
    前記弁駆動アセンブリは、前記弁スロットに摺動可能に係合し、前記弁スロット停止部に接触し、前記弁を前記開放位置に移動させるための複数のピンを有する、
    請求項124に記載の二重弁アセンブリ。
  127. 前記弁駆動アセンブリは、ベルクランクを備え、前記ベルクランクは、前記第1の位置から前記第2の位置および前記第3の位置に枢動する、請求項126に記載の二重弁アセンブリ。
  128. 二相弁であって、
    弁面と、弁スロットと、弁スロット停止部とを画定する弁アクチュエータと、
    弁座と、
    前記弁面を前記弁座に対して付勢し、前記弁を閉鎖するための弁ばねと、
    前記弁停止部内に摺動係合するためのピンを有する弁駆動アセンブリであって、それによって、第1のモードでは、事前に設定された閾値を上回る前記弁内の流体圧力は、前記弁面を前記弁座から離れるように移動させ、前記弁を開放し、前記ピンは、前記弁スロット内で摺動し、第2のモードでは、前記駆動アセンブリは、前記ピンを移動させ、前記弁スロット停止部に係合し、前記弁面を前記弁座から離れるように移動させ、前記弁を開放する、弁駆動アセンブリと
    を備える、二相弁。
  129. 前記弁面と前記弁座との間のダイヤフラムをさらに備える、請求項128に記載の二相弁。
  130. 再使用可能ポンプ筐体と、カセット筐体とをさらに備え、前記ポンプ筐体は、前記カセット筐体に解放可能に係合可能であり、前記弁アクチュエータ、弁ばね、および弁駆動アセンブリは、前記ポンプ筐体内にあり、前記弁座およびダイヤフラムは、前記カセットアセンブリ内にある、請求項129に記載の二相弁。
  131. 前記少なくとも1つのダクトは、可変幅を有する、請求項2に記載のカセット。
  132. 前記薬品は、内分泌障害のための薬物である、請求項36に記載のカセット。
  133. 前記薬品は、インスリンおよびインスリン類似体から成る群から選択される、請求項36に記載のカセット。
  134. 前記薬品は、タンパク質性である、請求項36に記載のカセット。
  135. 前記薬品は、少なくとも1つの疎水性領域を伴う三次構造を有するポリペプチドを含む、請求項36に記載のカセット。
  136. 前記シャトルは、圧縮性であり、拡大区画を含み、前記閉塞器チャネルは、幅広区分と狭小区分との間のステップを含み、前記シャトルの拡大区画は、非圧縮状態では、前記狭小区分より広い、請求項110に記載のカセット。
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