JP2024510725A - 冶金炉 - Google Patents

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Abstract

炉床(2)と、側壁構造体(3)と、冷却要素(12)を含んでいる囲繞冷却要素構造体(26)とを有する冶金炉(1)が提供される。それぞれの冷却要素(12)は、平板状背面(13)を含んでいる。結合部(6)を有する囲繞結合構造体(5)は、囲繞面(24)を部分的に囲繞する。囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)は、伸張組立体(9)によって連結される。1つ以上の冷却要素(12)が有する1面以上の平板状背面(13)は、囲繞結合構造体(5)の少なくとも1つの結合部(6)が有する少なくとも1つの平板状整面手段(43)と並行し、この手段により冶金炉(1)の水平方向に支持される。囲繞冷却要素構造体(26)の前述した少なくとも1つの冷却要素(12)は少なくとも部分的に、囲繞面(24)と前述の1つの結合部(6)の間に配置される。【選択図】図2

Description

発明の分野
本発明は、独立請求項1の前段に定義されているように、冶金炉に関するものである。
国際公開第2016/083668号は、丈夫な構造をとり耐用期間が長い冶金炉を開示している。
発明の目的
本発明は、耐久性がより高く耐用期間がより長い冶金炉を提供することを目的とする。
発明の簡単な説明
本発明の冶金炉は、独立請求項1の記載事項によって特徴づけられる。
冶金炉のより好適な実施態様は、従属請求項に記載されている。
以下において、下記の図面を参照しながら本発明についてより詳細に述べる。
冶金炉の一部分を示す図である。 図1の冶金炉を断面で示す図である。 冶金炉の別の構成の断面図である。 図1で部分的に例示した冶金炉の囲繞結合構造を示す図である。 図4で例示した囲繞結合構造を上方からまたは下方から見た図である。 図4で例示した囲繞結合構造の細部を示す図である。 図4で例示した囲繞結合構造の細部を示す図である。 図4で例示した囲繞結合構造の伸張組立体を示す図である。 図4で例示した囲繞結合構造の結合部を示す図である。
発明の詳細な説明
続いて、冶金炉1および冶金炉1のいくつかの実施態様および変形例をより詳細に説明する。
冶金炉1は、囲繞面24をもつ炉床2を含んでいる。
冶金炉1は、冶金炉1の炉床2から上方に延伸している側壁構造体3を含んでいる。
冶金炉1は、冷却要素12を有する囲繞冷却要素構造体26を含んでいる。囲繞冷却要素構造体26の冷却要素12はそれぞれ、平板状の背面13を有する。囲繞冷却要素構造体26の冷却要素12のそれぞれはさらに、平板状背面と並行する平板状の伝熱面(参照符号を付与しては示さず)を有していてもよい。平板状背面13および好適には平板状伝熱面をも有する冷却要素12によれば、曲線状の表面を有する冷却要素をより容易に製造できる。平板状背面13および好適には平板状伝熱面をも有する冷却要素12が良好な冷却能力を有することにより、冶金炉1は耐久性がより高い構造体となり、冶金炉1の耐用期間がより長くなる。
冷却要素12は、例えば、銅を含有する材料で製造されてもよい。囲繞冷却要素構造体26における冷却要素12の数量は、例えば30個から80個である。
冶金炉1は、冶金炉1の炉床2の囲繞面24を少なくとも部分的に囲繞する金属製の囲繞結合構造体5を含んでいる。
囲繞結合構造体5は、金属製の結合部6を含み、それぞれの結合部6は少なくとも1つの平板状の整面手段43を含んでいる。この少なくとも1つの平板状整面手段43は、一続きの表面であってもよく、または、いくつかの平板状表面部品(不図示)によって、全体として前述の少なくとも1つの平板状整面手段43を形成してもよい。このような少なくとも1つの平板状整面手段43によって、冷却要素12は均等に押圧され、冷却要素12は平面形状を保ち、影響をもたらすようには曲がらず、これにより、冶金炉1は耐久性のより高い構造体となり、冶金炉1の耐用期間がより長くなる。囲繞結合構造体5における結合部6の数量は、例えば15個から40個である。囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6は、囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6間で相対移動できるように構成されさらに囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6を相互に押し付けるよう構成された伸張組立体9により連結される。伸張組立体9は、囲繞結合構造体5の結合部6が互いに独立して移動できるようにする。この利点は、囲繞結合構造体5が局所的な熱膨張のピークに自動的に適応できること、言い換えれば、囲繞結合構造体5にある1つの結合部6または複数の結合部6が囲繞結合構造体5にある他の結合部6よりも局所的に熱膨張するよう、冶金炉1が自動的に適応することにある。これにより、より耐久性が高い構造体となり、耐用期間が延びる。
囲繞冷却要素構造体26は、少なくとも部分的に、好ましくは部分的に、囲繞結合構造体5に囲繞されている。ゆえに囲繞冷却要素構造体26は、炉床2以外に冶金炉1の他の部分も垂直方向に冷却するため、さらに囲繞冷却要素構造体26は、囲繞冷却要素構造体26によって囲繞結合構造体5によって炉床2の囲繞面24に対して押圧されるため、結果として冶金炉1は耐久性がより高い構造体となり、冶金炉1の耐用期間がより長くなる。
囲繞冷却要素構造体26の少なくとも1つの冷却要素12が有する少なくとも1つの平板状背面13は、囲繞結合構造体5の1つの結合部6が有する少なくとも1つの平板状整面手段43と並行していて、囲繞結合構造体5の1つの結合部6が有する前述した少なくとも1つの平板状整面手段43によって冶金炉1の水平方向に支持される。囲繞冷却要素構造体26が有する前述の少なくとも1つの冷却要素12は、少なくとも部分的に、好ましくは部分的に、冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24と囲繞結合構造体5の前述した1つの結合部6が有する前述の少なくとも1つの平板状整面手段43との間に位置する。
囲繞冷却要素構造体26の冷却要素12が有する平板状背面13のうち少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、より好ましくは少なくとも90%は、囲繞結合構造体5の1つの結合部6が有する少なくとも1つの平板状整面手段43と並行し、囲繞結合構造体5の1つの結合部6が有する前述した少なくとも1つの平板状整面手段43によって冶金炉1の水平方向に支えられる。これにより、耐久性がより高い構造体となり、耐用期間がより長くなる。
必ずではないが好ましくは、囲繞冷却要素構造体26が有するすべての冷却要素12の平板状背面13は、囲繞結合構造体5の1つの結合部6が有する少なくとも1つの平板状整面手段43と並行し、囲繞結合構造体5の前述した少なくとも1つの結合部6が有する少なくとも1つの平板状整面手段43によって冶金炉1の水平方向に支えられる。これにより、耐久性がより高い構造体となり、耐用期間がより長くなる。
囲繞冷却要素構造体26の冷却要素12のうち少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、より好ましくは少なくとも90%は少なくとも部分的に、冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24と囲繞結合構造体5の前述した1つの結合部6との間に位置する。これにより、耐久性がより高い構造体となり、耐用期間がより長くなる。
必ずではないが好ましくは、囲繞冷却要素構造体26が有するすべての冷却要素12は少なくとも部分的に、冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24と囲繞結合構造体5の少なくとも1つの結合部6が有する少なくとも1つの平板状整面手段43との間に位置している。これにより、耐久性がより高い構造体となり、耐用期間がより長くなる。
囲繞結合構造体5の結合部6が有する平板状整面手段43により、平板状背面13を有する冷却要素12を囲繞冷却要素構造体26に使用することができる。そして、結合部6の平板状整面手段43と囲繞冷却要素構造体26における冷却要素12の平板状背面13との協働により、図3で示す冶金炉1内のように、囲繞冷却要素構造体26が炉床2の囲繞面24を完全には囲繞しないよう囲繞冷却要素構造体26が部分的に冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24と囲繞結合構造体5の前述した少なくとも1つの結合部6との間に位置する場合、冶金炉1の炉床2は、囲繞冷却要素構造体26を介して間接的に、および囲繞結合構造体5によって直接的に、局所的な加圧のピークを伴うことなく全体として均等に押圧されることとなろう。これにより、耐久性がより高い構造体となり、耐用期間がより長くなる。
囲繞結合構造体5の結合部6が有する平板状整面手段43により、平板状背面13を有する冷却要素12を囲繞冷却要素構造体26に使用することができるとともに、結合部6の平板状整面手段43と囲繞冷却要素構造体26における冷却要素12の平板状背面13との協働により、図2で示す冶金炉1内のように、冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24と囲繞結合構造体5の前述した少なくとも1つの結合部6との間で囲繞冷却要素構造体26が冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24を完全に囲繞する場合、冶金炉1の炉床2は、囲繞冷却要素構造体26を介して間接的に、全体として均等に押圧されることとなろう。これにより、耐久性がより高い構造体となり、耐用期間がより長くなる。
このような平板状整面手段43を有する囲繞結合構造体5に結合部6を備え付け、囲繞冷却要素構造体26に平板状背面13を有する冷却要素12を使用することにより、囲繞冷却要素構造体26の前述した少なくとも1つの冷却要素12を部分的に、冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24と囲繞結合構造体5の前述した少なくとも1つの結合部6との間に配置できるようになる。この利点は、囲繞冷却要素構造体26が冶金炉1の炉床2も効果的に冷却できることにある。炉床2は熱膨張しやすい冶金炉の一部分であり、炉床に対する効果的な押圧および冷却により、例えば、炉床2が含み得る耐火性材料製の連続層41の用役が延びる。冶金炉1は、例えば、乾式冶金炉または電気アーク炉であってもよい。
炉床2および側壁構造体3は、必ずではないが好ましくは、溶融材料、例えば溶融金属を含有する溶融物を収容するよう構成された炉空間37を少なくとも部分的に局限する。電極または酸素含有ガス供給ランスなどのエネルギー手段38は、図2および図3で示すようにエネルギー手段38を少なくとも部分的に炉空間37内に配するようにして炉空間37に対し熱エネルギーレベルを増加させる構成を採ってもよい。エネルギー手段38は、図2および図3で示すように側壁構造体3を実質的に同心円状に備えてもよく、これによって熱エネルギーは冶金炉の炉空間37の中心部に供給され、熱エネルギーは冶金炉の炉空間37の中心部から側壁構造体2に向けて、および冶金炉の炉床に向けて移動する。
冶金炉1は、炉空間37から溶融金属などの溶融材料を放出する吐出口(不図示)を有していてもよい。
冶金炉1は、炉空間37からスラグを放出する吐出口(不図示)を有していてもよい。
冶金炉1は、図示のようにコンクリート製の土台39を有していてもよい。被冷却支持構造体40が、図示のように冶金炉の炉床2とコンクリート製の土台39の間に設けられてもよい。
炉床2は、耐火材料製の少なくとも1つの連続層41を含み、この耐火材料製の少なくとも1つの連続層41は、炉床2の囲繞面24によって側方から局限される。この耐火材料製の少なくとも1つの連続層41は、少なくとも500℃、好ましくは少なくとも1,000℃の温度に耐えることができる耐火煉瓦または耐火材料を含んでいてもよい。
側壁構造体3は、少なくとも1つの連続的囲繞型直立耐火層42を有し、これは直接的、または例えばモルタルまたは同様のものを用いて間接的に囲繞冷却要素構造体26と熱接触し、これにより囲繞冷却要素構造体26は前述した少なくとも1つの連続的囲繞型直立耐火層42を冷却する。前述した少なくとも1つの連続的囲繞型直立耐火層42は、少なくとも500℃、好ましくは少なくとも1,000℃の温度に耐えることができる耐火煉瓦または耐火材料を含んでいてもよい。
囲繞結合構造体5の各結合部6は、側縁25を有していてもよい。
囲繞結合構造体5の各結合部6が側縁25を有する場合、囲繞結合構造体5の各結合部6が有する隣り合う側縁25は、必ずではないが好ましくは、伸張組立体9が囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6の側縁25間を相対移動できるよう、さらに、伸張組立体9が囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6の側縁25を図示の実施態様のように互いに対向する方向に加圧するよう、伸張組立体9によって隣接した構成を採る。
冶金炉1のいくつかの実施態様では、囲繞結合構造体5の各結合部6は、必ずではないが好ましくは、2つの取付手段14を有する。冶金炉1のこのような実施態様では、囲繞結合構造体5の各結合部6が有する2つの取付手段14は、囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6が隣り合う取付手段14を形成するよう、間隔を空けて設けられる。冶金炉1のこのような実施態様では、囲繞結合構造体5の隣り合う取付手段14は実質的に、冶金炉1の同一の垂直高さにあり、伸張組立体9によって連結される。
囲繞結合構造体5では、囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6は、必ずではないが好ましくは、伸張組立体9によって連結され、伸張組立体9は、囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6に設けられた取付手段14間で延在している。囲繞結合構造体5の各結合部6は、必ずではないが好ましくは、少なくとも2つの取付手段14を有する。取付手段14は、フランジの形状を採るものか、またはフランジを含有するものであってよい。本文におけるフランジとは、例えば、幅および長さといった横寸法よりも厚さが本質的に薄い板状構造物のことを意味する。
囲繞結合構造体5の各結合部6が側縁25を有していて、さらに囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6が伸張組立体9によって連結され、伸張組立体9が囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6に設けられた取付手段14間を延在している場合、当該取付手段14は、必ずではないが好ましくは、図面に示す場合のように囲繞結合構造体5の前述した隣り合う結合部6が有する側縁25に設けられる。このような場合に隣り合う結合部6の取付手段14は、必ずではないが好ましくは、図面で示すように囲繞結合構造体5と実質的に並行している。あるいは、取付手段14は、囲繞結合構造体5の各結合部6が有する側縁25から隔てるなど別様に設けられてもよい。
囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6が伸張組立体9によって連結され、伸張組立体9が囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6に設けられた取付手段14間を延在している場合、伸張組立体9のうち少なくとも1つの伸張組立体9は、必ずではないが好ましくは、囲繞結合構造体5にある2つの隣り合う結合部6によって形成された2つの取付手段14の一方の側にある第1の圧縮性部材29と、囲繞結合構造体5にある前述した2つの隣り合う結合部6によって形成された前述の2つの取付手段14の反対側にある第2の圧縮性部材30とを含む。第1の圧縮性部材29および第2の圧縮性部材30は、機能的に相互接続されていて、囲繞結合構造体5にある2つの隣り合う結合部6によって形成された前述の2つの取付手段14の間を相対移動することができ、さらに、囲繞結合構造体5にある2つの隣り合う結合部6によって形成された前述の2つの取付手段14を互いに向かう方向へ動かす。このような場合、伸張組立体9のうち前述した少なくとも1つの伸張組立体9は、必ずではないが好ましくは、囲繞結合構造体5にある2つの隣り合う結合部6によって形成された前述の2つの取付手段14を貫通するロッド15を含む。この場合における第1の圧縮性部材29は、前述の2つの取付手段14の一方の側でロッド15を取り囲む第1の弾力装置16と、第1の弾力装置16がロッド15を抱持するよう構成された第1の調整可能な保持器17とを含み、第1の調整可能な保持器17はさらに、圧縮前の圧縮可能な状態において、第1の弾力装置16を第1の調整可能な保持器17と前述の2つの隣り合う取付手段14の間で保つよう構成されている。そしてこのような場合、第2の圧縮性部材30は、前述の2つの取付手段14の他方の側でロッド15を取り囲む第2の弾力装置18と、第2の弾力装置18がロッド15を抱持するよう構成された第2の調整可能な保持器19とを含み、第2の調整可能な保持器19はさらに、圧縮前の圧縮可能な状態において、第2の弾力装置18を第2の調整可能な保持器19と前述の2つの隣り合う取付手段14の間で保つよう構成されている。言い換えると、ロッド15は、第1の弾力装置16および第1の調整可能な保持器17を含む第1の圧縮性部材29を、第2の弾力装置18および第2の調整可能な保持器19を含む第2の圧縮性部材30と機能的に相互接続する。このような伸張組立体9は、十分な力を与え、耐久性に優れ、さらに耐用期間が長い。第1の弾力装置16および第2の弾力装置18のうち少なくとも1つは、皿ばねを含んでいてもよい。
囲繞結合構造体5の各結合部6は、必ずではないが好ましくは、上縁20および上縁20と対応する下縁21を画成する。囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6は、囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6が有する上縁20と下縁21の間に取り付けられた取付手段14の間を伸張組立体9が延在するようにして、伸張組立体9によって連結されてもよい。
囲繞結合構造体5の各結合部6は、上部支持手段22および下部支持手段23を有してもよい。上部支持手段22および下部支持手段23は、囲繞結合構造体5の結合部6が有する前述の少なくとも1つの平板状整面手段43の一部分を形成してもよい。
上部支持手段22は、例えば、フランジの形状を採るか、もしくはフランジを含んでいてもよく、または例えば、幅および長さといった横寸法よりも厚さが本質的に薄い板状構造体であるか、もしくはこれを含むものであっても構わない。
下部支持手段23は、例えば、フランジの形状を採るか、もしくはフランジを含んでいてもよく、または例えば、幅および長さといった横寸法よりも厚さが本質的に薄い板状構造体であるか、もしくはこれを含むものであっても構わない。
囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6は、伸張組立体9が囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6の上部支持手段22と下部支持手段23に取り付けられた取付手段14間で延在するよう、伸張組立体9によって連結されてもよい。囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6は、伸張組立体9が囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6の上部支持手段22と下部支持手段23の間に設けられた取付手段14間で延在するよう、伸張組立体9によって連結されてもよい。この利点は、炉床の囲繞面24への加圧が均等に分布し、囲繞冷却要素構造体26への加圧が均等に分布することにより、炉床2および囲繞冷却要素構造体26の冷却要素12の形状が維持されることにある。そして、結果として有効な冷却が実施され、冶金炉1は耐久性がより高い構造体となり、冶金炉1の耐用期間が延びることとなる。
このような上部支持手段22およびこのような下部支持手段23は、必ずではないが好ましくは、実質的に並行している。上部支持手段22は、図面で示すように、囲繞結合構造体22を、備え得る金属製の囲繞側壁支持構造体4に連結するために利用することができる。下部支持手段23は、囲繞結合構造体22を、図面で示す設け得る被冷却支持構造体40に連結するために利用することができる。
利用可能な上部支持手段22と利用可能な下部支持手段23の間には、少なくとも1つの中間支持構造体44を設けることができる。前述の少なくとも1つの中間支持構造体44は、囲繞結合構造体5の結合部6の前述した少なくとも1つの平板状整面手段43の一部を形成することがある。さらに伸張組立体9が、このような前述の少なくとも1つの中間支持構造体44に連結されてもよい。このような少なくとも1つの中間支持構造体44によって、囲繞結合構造体5の結合部6はより堅くかつより高剛性になり、これにより囲繞結合構造体5の結合部6はその形状をより良好に維持することができるとともに、このようにして囲繞結合構造体5の結合部6の広い範囲で冶金炉1の炉床2を均等に押圧できるようにする。
囲繞結合構造体5は、冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24よりも上方の高さまで、および/または冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24よりも下方の高さまで、垂直方向に延伸していてもよい。図面で示す冶金炉1の実施態様では、特に図2および図3を参照すると、囲繞結合構造体5は、冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24よりも上方の高さまで垂直方向に延伸している。しかしながら、囲繞結合構造体5はさらに、冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24よりも下方の高さまで低く垂直方向に延伸していてもよく、あるいは、囲繞結合構造体5は、冶金炉1の炉床2が有する囲繞面24よりも下方の高さに限り垂直方向に延伸していてもよい。
囲繞結合構造体5の結合部6の数量と囲繞冷却要素構造体26にある冷却要素12の数量との比は、必ずではないが好ましくは1対N、ただしNは2ないし8、好適には2ないし4、より好適には2である。このことは、囲繞冷却要素構造体26にある冷却要素12の数量の数量は、必ずではないが好ましくは、囲繞結合構造体5が有する結合部6の数量の2倍ないし8倍であり、より好適には、囲繞冷却要素構造体26にある冷却要素12の数量の数量は、必ずではないが好ましくは、囲繞結合構造体5が有する結合部6の数量の2倍ないし4倍であり、最も好適には、囲繞冷却要素構造体26にある冷却要素12の数量の数量は、必ずではないが好ましくは、囲繞結合構造体5が有する結合部6の数量の2倍であることを意味する。これにより、堅さと可撓性を同時に備える堅固な構造体が得られる。囲繞結合構造体5が有する結合部6の数量は、例えば少なくとも15個、好ましくは15ないし40個であってもよく、囲繞冷却要素構造体26にある冷却要素12の数量は、例えば少なくとも30個、好ましくは30ないし80個であってもよい。これにより、堅さと可撓性を同時に備える堅固な構造体が得られる。
囲繞結合構造体5の隣り合う結合部6は、必ずではないが好ましくは、図5ないし図7に示すように、囲繞結合構造体5の囲繞方向において囲繞結合構造体5が有する2つの隣り合う結合部6間に形成された第2の継目28の少なくとも25%、好適には少なくとも50%、より好適には少なくとも75%が重なり合うよう構成されている。これにより、囲繞結合構造体5はより堅固になる。
囲繞冷却要素構造体26が有する隣接する冷却要素12は、図5ないし図7に示すように、必ずではないが好ましくは、囲繞冷却要素構造体26の囲繞方向において囲繞冷却要素構造体26が有する2つの隣り合う冷却要素12間に形成された第1の継目27の少なくとも25%、好適には少なくとも50%、より好適には少なくとも75%が重なり合うよう構成されている。これにより、囲繞結合構造体5はより堅固になる。
冶金炉1は、囲繞結合構造体5が有する少なくとも2つの隣り合う結合部6間における相対移動を測定するよう構成されたセンサ装置(図面では示していない)を備えていてもよい。これにより、冶金炉1の炉床2の熱膨張を測定できるようになる。センサ装置は、手動動作、自動動作または遠隔動作がなされても構わない。
囲繞冷却要素構造体26が有する2つの隣り合う冷却要素12間に形成された第1の継目27の少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも90%は、必ずではないが好ましくは、囲繞結合構造体5が有する少なくとも2つの隣り合う結合部6間に形成された第2の継目28に対して、冶金炉1の囲繞結合構造体5の垂直高さでは揃えていない。これにより、堅さと可撓性を同時に備える堅固な構造体が得られる。なぜならば、第1の継目27と第2の継目28は、一直線に並んでいないからである。
囲繞冷却要素構造体26が有する2つの隣り合う冷却要素12間に形成された第1の継目27の少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも90%は冶金炉1の径方向において、必ずではないが好ましくは、冶金炉1の囲繞結合構造体5の垂直高さで囲繞結合構造体5が有する1つの結合部6に配置される。さらに、囲繞結合構造体5が有する少なくとも2つの隣り合う結合部6間に形成された第2の継目28の少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも90%は冶金炉1の径方向において、冶金炉1の囲繞結合構造体5の垂直高さで囲繞冷却要素構造体26が有する冷却要素12に囲繞結合構造体5が有する1つの結合部6に配置される。これにより、堅さと可撓性を同時に備える堅固な構造体が得られる。なぜならば、第1の継目27と第2の継目28は、一直線に並んでいないからである。
囲繞結合構造体5の少なくとも1つの結合部6が有する前述した少なくとも1つの平板状整面手段43は、必ずではないが好ましくは、図面で示すように、囲繞結合構造体5の前述した少なくとも1つの結合部6の平板部7の平面状金属板8によって、少なくとも部分的に形成される。このような平面状金属板8により、結合部6、冷却要素12および炉床2の囲繞面24の間で加圧が分散されるようになる。一様な加圧によれば冷却要素12は曲がらないことが保証され、結果として有効な冷却が実施され、冶金炉1は耐久性がより高い構造体となり、冶金炉1の耐用期間が延びることとなる。
囲繞結合構造体5の少なくとも1つの結合部6は、必ずではないが好ましくは、互いに角度をつけて設けられた少なくとも2つの平板状整面手段43を有する。
互いに角度をつけて設けられた少なくとも2つの平板状整面手段43の囲繞結合構造体5の少なくとも1つの結合部6であれば、囲繞結合構造体5の前述した少なくとも1つの結合部6が有する前述の少なくとも2つの平板状整面手段43の各平板状整面手段43は、必ずではないが好ましくは、囲繞冷却要素構造体26の冷却手段1のそれぞれの平板状背面13と並行する。さらに、囲繞結合構造体5の前述した少なくとも1つの結合部6が有する前述の少なくとも2つの平板状整面手段43の各平板状整面手段43は、必ずではないが好ましくは、囲繞結合構造体5の前述した少なくとも1つの結合部6において、少なくとも部分的に、冶金炉1の垂直高さに配置される囲繞冷却要素構造体26の冷却手段12のそれぞれが有する平板状背面13の一部分と並行し、この部分を冶金炉1の水平方向において支持する。このような互いに角度をつけて配置された平板状整面手段43によって、結合部6、冷却要素12、および炉床2の囲繞面24の間での加圧の分散が促され、さらに、囲繞冷却要素構造体26の隣り合う冷却手段12間にある第1の継目27での加圧が促される。一様な加圧によれば冷却要素12は曲がらず、結果として有効な冷却が実施され、冶金炉1は耐久性がより高い構造体となり、冶金炉1の耐用期間が延びることとなる。
囲繞結合構造体5の少なくとも1つの結合部6は、必ずではないが好ましくは、図面に示すように、互いに角度をつけて設けられた少なくとも3つの平板状整面手段43を有する。第一に、前述の少なくとも3つの平板状整面手段43のうち第1の平板状整面手段43は、囲繞冷却要素構造体26の第1の冷却手段12が有する平板状背面13と並行していて、囲繞結合構造体5の前述した少なくとも1つの結合部6のところで冶金炉1の垂直高さに配置される囲繞冷却要素構造体26の前述した第1の冷却手段12が有する平板状背面13の実質的に全部分を、冶金炉1の水平方向において前述した少なくとも1つの結合部6の中央領域31で支持する。第二に、前述の少なくとも3つの平板状整面手段43のうち第2の平板状整面手段43は、囲繞冷却要素構造体26の第2の冷却手段12が有する平板状背面13と並行し、囲繞結合構造体5の前述した少なくとも1つの結合部6のところで冶金炉1の垂直高さに配置される囲繞冷却要素構造体26の前述した第2の冷却手段12が有する平板状背面13の部分となる第1の区域34を、前述した少なくとも1つの結合部6の第1の側領域32で支持する。そして第三に、前述の少なくとも3つの平板状整面手段43のうち第3の平板状整面手段43は、囲繞冷却要素構造体26の第3の冷却手段12が有する平板状背面13と並行し、囲繞結合構造体5の前述した少なくとも1つの結合部6のところで冶金炉1の垂直高さに配置される囲繞冷却要素構造体26の前述した第3の冷却手段12が有する平板状背面13の部分となる第2の区域35を、前述した少なくとも1つの結合部6の第2の側領域33で支持する。このような互いに角度をつけて配置された平板状整面手段43によって、結合部6、冷却要素12、および炉床2の囲繞面24の間での加圧の分散が促され、さらに、囲繞冷却要素構造体26の隣り合う冷却手段12間にある第1の継目27での加圧が促される。一様な加圧によれば冷却要素12は曲がらず、結果として有効な冷却が実施され、冶金炉1は耐久性がより高い構造体となり、冶金炉1の耐用期間が延びることとなる。
囲繞冷却要素構造体26の冷却手段12は、囲繞結合構造体5の結合部6に取り付けられてもよく、または取り付けられなくてもよい。それらが取り付けられない場合には、冷却要素12は囲繞結合構造体5の結合部6に対して移動可能である。
囲繞冷却要素構造体26の冷却要素12は、必ずではないが好ましくは、冷却要素12の内部に形成された流路(図面では示していない)を有する。流路のうち少なくともいくつかは、必ずではないが好ましくは、冷却要素12の材料で少なくとも部分的に形成される。これによれば、導管を循環する流体は、少なくとも流路の部分によっては、冷却要素12の伝熱面(参照符号を付しては示さず)をも形成する冷却要素12の材料と直接的に接触する。これにより、伝熱面と流路内を流れる流体の間で優れた熱伝導が生じ、結果として有効な冷却が実施され、冶金炉1は耐久性がより高い構造体となり、冶金炉1の耐用期間が延びることとなる。冷却要素は、一続きに鋳造された冷却要素群であってもよい。
冶金炉は、図面で示すように、囲繞冷却要素構造体26を少なくとも部分的に囲繞している金属製の囲繞側壁支持構造体4を有していてもよく、この場合には、囲繞冷却要素構造体26の冷却要素12が囲繞側壁支持構造体4に取り付けられる。
冶金炉が囲繞冷却要素構造体26を少なくとも部分的に囲繞している金属製の囲繞側壁支持構造体4を有する場合、囲繞側壁支持構造体4は、図面に示すように、囲繞結合構造体5の上方に配置され囲繞結合構造体5に連結されている側壁構造体段部10を有していてもよい。側壁構造体段部10は側壁区域11を有し、それぞれの側壁区域11はそこに取り付けられた囲繞冷却要素構造体26の1つの冷却要素12を有する。側壁構造体段部10は、必ずではないが好ましくは、図面に示すように、例えば熱膨張の結果として囲繞側壁支持構造体4の側壁構造体段部10を囲繞結合構造体5に対して移動させる可撓性連結手段によって、囲繞結合構造体5に連結される。側壁構造体段部10の隣り合う側壁区域11は、必ずではないが好ましくは、図面に示すように、例えば熱膨張の結果として側壁構造体段部10の隣り合う側壁区域11を相互に対して移動させる可撓性連結手段によって一体に連結される。
技術の進歩につれて本発明の基本的な着想は様々な方法で実行され得ることは、当業者にとっては明白である。ゆえに、本発明およびその実施態様は上述の例に限定されず、特許請求の範囲内で変えることができる。

Claims (53)

  1. 囲繞面(24)をもつ炉床(2)と、
    冶金炉(1)の前記炉床(2)から上方に延伸している側壁構造体(3)と、
    冷却要素(12)を含んでいる囲繞冷却要素構造体(26)とを有し、それぞれの冷却要素(12)は平板状背面(13)を含んでいる冶金炉(1)において、該冶金炉は、
    該冶金炉(1)の前記炉床(2)がもつ前記囲繞面(24)を少なくとも部分的に囲繞する金属製の囲繞結合構造体(5)を含み、
    該囲繞結合構造体(5)は、それぞれが少なくとも1つの平板状整面手段(43)を含む金属製の結合部(6)を有し、
    前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)は、該囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)間を相対移動させ該囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)を相互に対向する方向に押圧するよう構成された伸張組立体(9)によって連結され、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)は、前記囲繞結合構造体(5)によって少なくとも部分的に囲繞され、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)の少なくとも1つの冷却要素(12)に含まれる少なくとも1つの平板状背面(13)は、前記囲繞結合構造体(5)が有する1つの結合部(6)の少なくとも1つの平板状整面手段(43)と並行し、前記囲繞結合構造体(5)が有する1つの結合部(6)の前記少なくとも1つの平板状整面手段(43)によって該冶金炉(1)の水平方向に支持され、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)の前記少なくとも1つの冷却要素(12)は少なくとも部分的に、該冶金炉(1)の前記炉床(2)がもつ前記囲繞面(24)と前記囲繞結合構造体(5)が有する前記1つの結合部(6)との間に配置されることを特徴とする冶金炉。
  2. 請求項1に記載の冶金炉(1)において、
    前記炉床(2)および前記側壁構造体(3)は、溶融金属を含有する溶融材料などの溶融材料を収容するよう構成された炉空間(37)を少なくとも部分的に局限することを特徴とする冶金炉。
  3. 請求項2に記載の冶金炉(1)において、
    電極または酸素含有ガス供給ランスなどの前記炉空間(37)内の熱エネルギーレベルを増加させる構成を採るエネルギー手段(38)を含み、
    該エネルギー手段(38)は、少なくとも一部分が前記炉空間(37)内に配置されていることを特徴とする冶金炉。
  4. 請求項3に記載の冶金炉(1)において、
    前記エネルギー手段(38)は、前記炉空間(37)内にエネルギーを供給するよう構成されていることを特徴とする冶金炉。
  5. 請求項3または4に記載の冶金炉(1)において、前記エネルギー手段(38)は、前記側壁構造体(3)と実質的に同心円をなして設けられていることを特徴とする冶金炉。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    コンクリート製の土台(39)を有することを特徴とする冶金炉。
  7. 請求項6に記載の冶金炉(1)において、
    該冶金炉の前記炉床(2)と前記コンクリート製の土台(39)の間に被冷却支持構造体(40)を有することを特徴とする冶金炉。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記炉床(2)は、耐火材料製の少なくとも1つの連続層(41)を含み、
    該耐火材料製の少なくとも1つの連続層(41)は、前記炉床(2)の囲繞面(24)によって側方から局限されることを特徴とする冶金炉。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記側壁構造体(3)は、少なくとも1つの連続的囲繞型直立耐火層(42)を含み、
    該少なくとも1つの連続的囲繞型直立耐火層(42)は、前記囲繞冷却要素構造体(26)と熱接触し、
    前記少なくとも1つの連続的囲繞型直立耐火層(42)は、溶融金属を含有する溶融材料などの溶融材料を収容するよう構成された炉空間(37)を側方から完全に囲繞することを特徴とする冶金炉。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の各結合部(6)は、側縁(25)をもつことを特徴とする冶金炉。
  11. 請求項10に記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の前記各結合部(6)が有する隣り合う側縁(25)は、前記伸張組立体(9)によって隣接するようにされ、該伸張組立体(9)は、前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)が有する2つの側縁(25)間を相対移動するよう構成され、さらに、前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)が有する側縁(25)を互いに対向する方向に加圧するよう構成されていることを特徴とする冶金炉。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)は、伸張組立体(9)が前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)に設けられた取付手段(14)間を延伸するように、伸張組立体(9)によって連結されることを特徴とする冶金炉。
  13. 請求項12に記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)のそれぞれは、少なくとも2つの取付手段(14)を含むことを特徴とする冶金炉。
  14. 請求項12に記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)のそれぞれは、2つの取付手段(14)を含み、
    前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)のそれぞれに含まれる前記2つの取付手段(14)は、前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う接着部が隣り合う取付手段(14)を形成するよう間隔をあけて配設され、
    前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う取付手段(14)は、該冶金炉(1)の実質的に同一の垂直高さにあり、伸張組立体(9)によって連結されることを特徴とする冶金炉。
  15. 請求項10および12、または請求項10および13、または請求項10および13に記載の冶金炉(1)において、
    前記取付手段(14)は、前記囲繞結合構造体(5)の前記隣り合う結合部(6)が有する側縁(25)に設けられることを特徴とする冶金炉。
  16. 請求項12ないし15のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    隣り合う結合部(6)の前記取付手段(14)は、前記囲繞結合構造体(5)と実質的に並行していることを特徴とする冶金炉。
  17. 請求項12ないし16のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    少なくとも1つの伸張組立体(9)は、前記囲繞結合構造体(5)の2つの隣り合う結合部(6)により形成された2つの取付手段(14)の一方の側に第1の圧縮性部材(29)を有し、前記囲繞結合構造体(5)の2つの隣り合う結合部(6)により形成された前記2つの取付手段(14)の他方の側に第2の圧縮性部材(30)を有し、
    第1の圧縮性部材(29)および第2の圧縮性部材(30)は、機能的に一体に連結され、前記囲繞結合構造体(5)の2つの隣り合う結合部(6)により形成された前記2つの取付手段(14)間で相対移動できるように構成され、前記囲繞結合構造体(5)の2つの隣り合う結合部(6)により形成された前記2つの取付手段(14)を互いに対向する方向に押圧するよう構成されていることを特徴とする冶金炉。
  18. 請求項17に記載の冶金炉(1)において、
    前記少なくとも1つの伸張組立体(9)は、前記囲繞結合構造体(5)の2つの隣り合う結合部(6)により形成された前記2つの取付手段(14)を貫通するロッド(15)を含み、
    第1の圧縮性部材(29)は、前記2つの取付手段14の一方の側で前記ロッド(15)を取り囲む第1の弾力装置(16)と、第1の弾力装置(16)が前記ロッド(15)を抱持するよう構成された第1の調整可能な保持器(17)とを含み、第1の調整可能な保持器(17)は、圧縮前の圧縮可能な状態で第1の弾力装置(16)を第1の調整可能な保持器(17)と前記2つの隣り合う取付手段(14)の間に保持するよう構成され、
    第2の圧縮性部材(30)は、前記2つの取付手段14の他方の側で前記ロッド(15)を取り囲む第2の弾力装置(18)と、第2の弾力装置(18)が前記ロッド(15)を抱持するよう構成された第2の調整可能な保持器(19)とを含み、第2の調整可能な保持器(19)は、圧縮前の圧縮可能な状態で第2の弾力装置(18)を第2の調整可能な保持器(19)と前記2つの隣り合う取付手段(14)の間に保持するよう構成されていることを特徴とする冶金炉。
  19. 請求項1ないし18のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の結合部(6)のそれぞれは、上縁(20)および該上縁(20)と対応した下縁(21)を画成することを特徴とする冶金炉。
  20. 請求項19に記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)は、前記伸張組立体(9)が前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)に取り付けられた取付手段(14)間を延伸するように伸張組立体(9)によって連結され、
    前記取付手段(14)は、前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)が有する前記上縁(20)および前記下縁(21)の間に取り付けられることを特徴とする冶金炉。
  21. 請求項1ないし20のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の各結合部(6)は、上部支持手段(22)および下部支持手段(23)を含むことを特徴とする冶金炉。
  22. 請求項 21に記載の冶金炉(1)において、
    前記上部支持手段(22)および前記下部支持手段(23)は、前記囲繞結合構造体(5)の結合部(6)が有する前記少なくとも1つの平板状整面手段(43)の一部分を形成することを特徴とする冶金炉。
  23. 請求項21または22に記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)は、前記伸張組立体(9)が前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)が有する前記上部支持手段(22)と前記下部支持手段(23)の間に設けられた取付手段(14)間を延伸するように伸張組立体(9)によって連結されることを特徴とする冶金炉。
  24. 請求項21ないし23のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)は、前記伸張組立体(9)が前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)が有する前記上部支持手段(22)および前記下部支持手段(23)に取り付けられた取付手段(14)間を延伸するように伸張組立体(9)によって連結されることを特徴とする冶金炉。
  25. 請求項21ないし24のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記上部支持手段(22)は、フランジまたは同様のものを含んでいることを特徴とする冶金炉。
  26. 請求項21ないし25のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記下部支持手段(23)は、フランジまたは同様のものを含んでいることを特徴とする冶金炉。
  27. 請求項21ないし26のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記上部支持手段(22)と前記下部支持手段(23)の間における少なくとも1つの中間支持構造体(44)を特徴とする冶金炉。
  28. 請求項27に記載の冶金炉(1)において、
    前記少なくとも1つの中間支持構造体(44)は、前記囲繞結合構造体(5)の結合部(6)が有する前記少なくとも1つの平板状整面手段(43)の一部分を形成することを特徴とする冶金炉。
  29. 請求項27または28に記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)は、前記伸張組立体(9)が前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)が有する前記少なくとも1つの中間支持構造体(44)に取り付けられた取付手段(14)間を延伸するように伸張組立体(9)によって連結されることを特徴とする冶金炉。
  30. 請求項1ないし29のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)は、該冶金炉(1)の炉床(2)が有する前記囲繞面(24)よりも上方の高さまで、および/または、該冶金炉(1)の炉床(2)が有する前記囲繞面(24)よりも下方の高さまで、垂直方向に延伸していることを特徴とする冶金炉。
  31. 請求項1ないし30のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)における結合部(6)の数量と前記囲繞冷却要素構造体(26)における冷却要素(12)の数量の比は1対N、ただし、Nは2ないし8、より好ましくは2ないし4、最も好ましくは2であることを特徴とする冶金炉。
  32. 請求項1ないし31のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)における結合部(6)の数量は、少なくとも15個、好ましくは15ないし40個であり、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)における冷却要素(12)の数量は、少なくとも30個、好ましくは30ないし80個であることを特徴とする冶金炉。
  33. 請求項1ないし32のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の隣り合う結合部(6)は、前記囲繞結合構造体(5)の囲繞方向において前記囲繞結合構造体(5)が有する2つの隣り合う結合部(6)間で第2の継目(28)の少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも75%が重なり合うよう構成されていることを特徴とする冶金炉。
  34. 請求項1ないし33のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)の隣り合う冷却要素(12)は、前記囲繞冷却要素構造体(26)の囲繞方向において前記囲繞冷却要素構造体(26)が有する2つの隣り合う冷却要素(12)間で第1の継目(27)の少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも75%が重なり合うよう構成されていることを特徴とする冶金炉。
  35. 請求項1ないし34のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の少なくとも2つの隣り合う結合部(6)間における相対移動を測定するよう構成されたセンサ装置を特徴とする冶金炉。
  36. 請求項1ないし35のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)が有する2つの隣り合う冷却要素(12)間における第1の継目(27)の少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも90%は、前記囲繞結合構造体(5)が有する2つの隣り合う結合部(6)間における第2の継目(28)に対して、該冶金炉(1)の囲繞結合構造体(5)の垂直高さでは揃えていないことを特徴とする冶金炉。
  37. 請求項1ないし36のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)が有する2つの隣り合う冷却要素(12)間における第1の継目(27)の少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも90%は、該冶金炉(1)の径方向において、該冶金炉(1)の囲繞結合構造体(5)の垂直高さで前記囲繞結合構造体(5)にある1つの結合部(6)に配置され、
    前記囲繞結合構造体(5)が有する2つの隣り合う結合部(6)間における第2の継目(28)の少なくとも25%、好ましくは少なくとも50%、より好ましくは少なくとも90%は、該冶金炉(1)の径方向において、該冶金炉(1)の囲繞結合構造体(5)の垂直高さで前記囲繞冷却要素構造体(26)の冷却要素(12)に配置されることを特徴とする冶金炉。
  38. 請求項1ないし37のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)が有する少なくとも1つの結合部(6)の前記少なくとも1つの平板状整面手段(43)は少なくとも部分的に、前記囲繞結合構造体(5)が有する前記少なくとも1つの結合部(6)の平板部(7)の平面状金属板(8)によって形成されることを特徴とする冶金炉。
  39. 請求項1ないし38のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の少なくとも1つの結合部(6)は、互いに角度をつけて設けられた少なくとも2つの平板状整面手段(43)を有することを特徴とする冶金炉。
  40. 請求項39に記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の前記少なくとも1つの結合部(6)が有する前記少なくとも2つの平板状整面手段(43)の平板状整面手段(43)はそれぞれ、前記囲繞冷却要素構造体(26)の冷却要素(12)のそれぞれが有する前記平板状背面(13)と並行し、
    前記囲繞結合構造体(5)の前記少なくとも1つの結合部(6)が有する前記少なくとも2つの平板状整面手段(43)のそれぞれの平板状整面手段(43)は、前記囲繞結合構造体(5)が有する前記少なくとも1つの結合部(6)で該冶金炉(1)の垂直高さに配置された前記囲繞冷却要素構造体(26)の冷却要素(12)のそれぞれが有する前記平板状背面(13)の少なくとも一部分と並行し、これを該冶金炉(1)の水平方向に支持することを特徴とする冶金炉。
  41. 請求項1ないし40のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞結合構造体(5)の少なくとも1つの結合部(6)は、互いに角度をつけて設けられた少なくとも3つの平板状整面手段(43)を有し、
    該少なくとも3つの平板状整面手段(43)のうち第1の平板状整面手段(43)は、前記囲繞冷却要素構造体(26)の第1の冷却要素(12)が有する前記平板状背面(13)と並行し、該冶金炉(1)の水平方向における前記結合部(6)の中央領域(31)で、前記囲繞結合構造体(5)が有する前記少なくとも1つの結合部(6)で該冶金炉(1)の垂直高さに配置された前記囲繞冷却要素構造体(26)の第1の冷却要素(12)が有する前記平板状背面(13)の実質的に全部分を支持し、
    該少なくとも3つの平板状整面手段(43)のうち第2の平板状整面手段(43)は、前記囲繞冷却要素構造体(26)の第2の冷却要素(12)が有する前記平板状背面(13)と並行し、前記結合部(6)の第1の側領域(32)で、前記囲繞結合構造体(5)が有する前記少なくとも1つの結合部(6)で該冶金炉(1)の垂直高さに配置された前記囲繞冷却要素構造体(26)の第2の冷却要素(12)が有する前記平板状背面(13)の部分のうちの第1の区域(34)を支持し、
    該少なくとも3つの平板状整面手段(43)のうち第3の平板状整面手段(43)は、前記囲繞冷却要素構造体(26)の第3の冷却要素(12)が有する前記平板状背面(13)と並行し、前記結合部(6)の第2の側領域(33)で、前記囲繞結合構造体(5)が有する前記少なくとも1つの結合部(6)で該冶金炉(1)の垂直高さに配置された前記囲繞冷却要素構造体(26)の第3の冷却要素(12)が有する前記平板状背面(13)の部分のうちの第2の区域(35)を支持することを特徴とする冶金炉。
  42. 請求項1ないし41のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)の冷却要素(12)は、前記囲繞結合構造体(5)が有する結合部(6)には取り付けられないことを特徴とする冶金炉。
  43. 請求項1ないし42に記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)の冷却要素(12)は、該冷却要素(12)の内部に形成された流路を含むことを特徴とする冶金炉。
  44. 請求項43に記載の冶金炉(1)において、
    前記流路の少なくとも一部分を前記冷却要素(12)の材料で形成して、前記導管を循環する流体が、少なくとも前記流路の部分によっては、前記冷却要素(12)の伝熱面をも形成する前記冷却要素(12)の材料と直接的に接触するようにすることを特徴とする冶金炉。
  45. 請求項1ないし44に記載の冶金炉(1)において、
    金属製の囲繞側壁支持構造体(4)が前記囲繞冷却要素構造体(26)の少なくとも一部分を囲繞し、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)の冷却要素(12)は、前記囲繞側壁支持構造体(4)に取り付けられることを特徴とする冶金炉。
  46. 請求項45に記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞側壁支持構造体(4)は、前記囲繞結合構造体(5)の上方に配置され該囲繞結合構造体(5)に連結されている側壁構造体段部(10)を含み、
    該側壁構造体段部(10)は、側壁区域(11)を含み、
    それぞれの側壁区域(11)は、そこに取り付けられた前記囲繞冷却要素構造体(26)の1つの冷却要素(12)を有することを特徴とする冶金炉。
  47. 請求項46に記載の冶金炉(1)において、
    前記側壁構造体段部(10)は、前記囲繞結合構造体(5)の側壁構造体段部(10)を前記囲繞結合構造体(5)に対して移動させる可撓性連結手段によって、前記囲繞結合構造体(5)に連結されることを特徴とする冶金炉。
  48. 請求項46または47に記載の冶金炉(1)において、
    前記側壁構造体段部(10)の隣り合う側壁区域(11)は、前記側壁構造体段部(10)の隣り合う側壁区域(11)を互いに対して移動させる可撓性連結手段によって、一体に連結されることを特徴とする冶金炉。
  49. 請求項1ないし48のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)は、前記囲繞結合構造体(5)によって部分的に囲繞されることを特徴とする冶金炉。
  50. 請求項1ないし49に記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)の前記少なくとも1つの冷却要素(12)は部分的に、該冶金炉(1)の炉床(2)が有する前記囲繞面(24)と前記囲繞結合構造体(5)の前記1つの結合部(6)との間に配置されることを特徴とする冶金炉。
  51. 請求項1ないし50のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)の冷却要素(12)が有する平板状背面(13)の少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、より好ましくは少なくとも90%は、前記囲繞結合構造体(5)が有する1つの結合部(6)の少なくとも1つの平板状整面手段(43)と並行し、該囲繞結合構造体(5)が有する1つの結合部(6)の前記少なくとも1つの平板状整面手段(43)によって該冶金炉(1)の水平方向に支持されることを特徴とする冶金炉。
  52. 請求項1ないし51のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記囲繞冷却要素構造体(26)の冷却要素(12)の少なくとも50%、好ましくは少なくとも75%、より好ましくは少なくとも90%は少なくとも部分的に、該冶金炉(1)の炉床(2)が有する前記囲繞面(24)と前記囲繞結合構造体(5)の前記1つの結合部(6)との間に配置されることを特徴とする冶金炉。
  53. 請求項1ないし52のいずれかに記載の冶金炉(1)において、
    前記冷却要素(12)は銅を含有することを特徴とする冶金炉。
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