JP2024510041A - ワイヤレスローカルエリアネットワーク(wlan)デバイスのリッスンモード電力消費の低減 - Google Patents

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Abstract

本開示は、局(STA)がリッスンモードで動作しているときに電力消費を低減するための方法、デバイス、およびシステムを提供する。いくつかの態様では、リッスンモードでの電力消費を低減するために、STAは、パケットを求めてワイヤレスチャネルを監視することとワイヤレスチャネルを監視しないこととの間で交替してよい。STAがリッスンモードにおいてパケットを求めてワイヤレスチャネルを監視しているとき、STAはパケット検出構成要素を構成して電源投入状態にしてよい。STAがリッスンモードにおいてワイヤレスチャネルを監視していないとき、STAはパケット検出構成要素を構成して電源切断状態にしてよい。リッスンモードの電源投入状態の間、STAはワイヤレスチャネルを介して送信されたパケットのプリアンブルを検出し得る。パケットのプリアンブルの検出に応答して、STAは、パケットを処理するためにリッスンモードから受信モードに切り替わってよい。

Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、「REDUCING LISTEN MODE POWER CONSUMPTION OF A WIRELESS LOCAL AREA NETWORK (WLAN) DEVICE」と題し本出願の譲受人に譲渡される、2021年3月26日に出願された米国非仮特許出願第17/214,481号の優先権を主張する。先願の開示は、本特許出願の一部と見なされ、参照により本特許出願に組み込まれる。
本開示は、一般に、ワイヤレス通信の分野に関し、リッスンモードで動作しているワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)デバイスの電力消費の低減に関する。
ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)は、ワイヤレスステーション(STA)と呼ばれることもある複数のクライアントデバイスによる使用のための共有ワイヤレス通信媒体を提供する、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイント(AP)によって形成され得る。米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格ファミリーに準拠するWLANの基本ビルディングブロックは、APによって管理される基本サービスセット(BSS)である。各BSSは、APによって周知されるサービスセット識別子(SSID)によって識別される。APは、APのワイヤレス範囲内の他のSTAがWLANとの通信リンクを確立または維持することを可能にするために、ビーコンフレームを周期的にブロードキャストする。
WLANでは、STAはパケットまたは他の情報を求めてワイヤレスチャネルを監視してよい。STAがワイヤレスチャネル上でパケットを検出する場合、STAはパケットを受信してよく、パケットを処理するための動作を実行してよい。STAが、ワイヤレスチャネルを監視し、パケットを検出し、かつパケットを受信するための動作を実行するので、STAは様々なモードで動作することがある。たとえば、STAは、ワイヤレスチャネルを監視するときにリッスンモードで動作してよい。STAは、パケットを受信および処理するときに受信モードで動作してよい。STAが、ワイヤレスチャネルを介した通信を予想していないとき、STAは、ワイヤレスチャネルを監視するリソースをSTAが消耗しない、スリープモードで動作してよい。
本開示のシステム、方法、およびデバイスは各々、いくつかの発明的態様を有し、それらのうちのどの単一の態様も、本明細書で開示する望ましい属性を単独で担うものではない。
本開示で説明する主題の1つの発明的態様は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)における第1のアクセスポイント(AP)の装置によって実行されるワイヤレス通信のための方法において実施され得る。方法は、第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させることを含んでよい。方法は、電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから受信することを含んでよい。
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための第1のWLANデバイスの装置において実施され得る。第1のWLANデバイスの装置は、第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させるように構成された、プロセッサを含んでよい。第1のWLANデバイスの装置は、電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから取得するように構成された、インターフェースを含んでよい。
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、第1のWLANデバイスのプロセッサによって実行されたとき、WLANにおける通信のための動作を第1のWLANデバイスに実行させる命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体において実施され得る。動作は、第1のWLANデバイスに、第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させてよい。動作は、第1のWLANデバイスに、電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから取得させてよい。
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための第1のWLANデバイスの装置において実施され得る。第1のWLANデバイスの装置は、第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させるための手段を含んでよい。第1のWLANデバイスの装置は、電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから取得するための手段を含んでよい。
本開示で説明する主題の態様は、上述の方法のうちのいずれかを実行するためのデバイス、ソフトウェアプログラム、システム、または他の手段において実施され得る。
本開示で説明する主題の1つまたは複数の態様の詳細が、添付の図面および以下の説明において記載される。他の特徴、態様、および利点は、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかとなろう。以下の図の相対的な寸法が、縮尺で描かれていない場合があることに留意されたい。
例示的なワイヤレス通信ネットワークのシステム図である。 ワイヤレスチャネルを介してパケットを求めて監視するとともにパケットを処理するときに例示的なステーション(STA)がモードおよび電源状態の間で交替することを示す図である。 ワイヤレスチャネルを介してビーコンフレームを求めて監視するときに例示的なSTAがモードおよび電源状態の間で交替することを示す図である。 STAの電源状態を制御し得る電源状態コントローラを含む例示的なSTAを示すブロック図である。 物理レイヤ(PHY)プロトコルデータ単位(PPDU)を求めて監視するときにリッスンモードが電源投入状態と電源切断状態との間で交替することの一例を示す図である。 リッスンモードにおいてPPDUのパケットプリアンブルを検出するための例示的な動作、タイミング、および電源状態を示す図である。 STAの装置によって実行される例示的な動作を含む、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)におけるワイヤレス通信のためのプロセスを示す図である。 例示的なワイヤレス通信デバイスのブロック図である。 例示的なアクセスポイント(AP)のブロック図である。 例示的なSTAのブロック図である。 本開示の態様を実施するための例示的な電子デバイスのブロック図である。
様々な図面における同様の参照番号および名称は、同様の要素を示す。
本開示の発明的態様を説明する目的のために、以下の説明はいくつかの態様を対象とする。しかしながら、本明細書での教示が多数の異なる方法で適用され得ることを当業者は容易に認識されよう。本開示における例は、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11ワイヤレス規格によるワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)通信に基づく。しかしながら、説明する態様は、IEEE802.11規格、Bluetooth(登録商標)規格、符号分割多元接続(CDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、時分割多元接続(TDMA)、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、GSM/汎用パケット無線サービス(GPRS)、拡張データGSM環境(EDGE)、地上基盤無線(TETRA)、ワイドバンドCDMA(W-CDMA)、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)、1xEV-DO、EV-DO Rev A、EV-DO Rev B、高速パケットアクセス(HSPA)、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA)、高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA)、発展型高速パケットアクセス(HSPA+)、ロングタームエボリューション(LTE)、AMPS、あるいは3G技術、4G技術、5G技術、6G技術、またはそれらのさらなる実装形態を利用するシステムなどの、ワイヤレスネットワーク、セルラーネットワーク、またはモノのインターネット(IoT)ネットワーク内で通信するために使用される、知られている他の信号のうちの1つまたは複数に従って無線周波数(RF)信号を送信および受信することが可能な任意のデバイス、システム、またはネットワークにおいて実施されてよい。
家屋、アパート、企業、または他のタイプの環境の中のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)は、2つ以上のWLANデバイスを含むことがある。WLANは、1つまたは複数のアクセスポイント(AP)および1つまたは複数のステーション(STA)を含んでよい。APとは、WLANにおける配信システムアクセス機能を実行するタイプのSTAである。簡潔のために、本開示は、APまたはSTAのいずれかとして動作できるWLANデバイスに言及する。APは、APのカバレージエリアの中に位置するSTAにワイヤレスアクセスを提供し得る。STAは、モバイルフォン、ラップトップ、ゲーミングシステム(仮想現実システムおよび拡張現実システム(VRおよびAR、または総称してXR)を含む)、エンターテインメントシステム、スマートアプライアンス、ウェアラブルデバイス、およびIoTデバイスなどの、様々なタイプのWLANデバイスを含んでよい。いくつかのAPは、2つ以上の周波数帯域を介した接続性を確立することが可能であり得る。たとえば、APは、(2.4GHz周波数帯域などの)第1の周波数帯域上で第1の基本サービスセット(BSS)を、かつ(5GHz周波数帯域などの)第2の周波数帯域上で第2のBSSを運用してよい。簡潔に、第1および第2のBSSは、それぞれ、APの第1の周波数帯域およびAPの第2の周波数帯域と呼ばれることがある。
WLANでは、STAは、リッスンモード、受信モード、およびスリープモードを含む様々な動作モードを利用し得る。リッスンモードでは、STAは、パケットを求めてワイヤレスチャネルを継続的に監視し得る。リッスンモードにおいてワイヤレスチャネルを継続的に監視するために、STAは、ワイヤレスチャネル上でパケットを検出する構成要素に電力を継続的に提供してよい。STAがパケットを検出する場合、STAは、検出されたパケットを処理するために受信モードに入ってよい。受信モードにおいてパケットを処理する間、STAは継続的に電力を消費することがある。STAが比較的長い持続時間にわたって通信を予想していない場合、STAは、STAがその中でワイヤレスチャネルを監視するのをやめるスリープモードに入ってよい。スリープモードでは、STAは、パケット検出構成要素に電力を提供することを停止するので電力を節約し得る。STAはスリープモードに入る前にAPに知らせてよく、そのため、STAがスリープモードにある間、APはパケットをSTAへ送信しない。STAがスリープモードを出た後、APはパケットをSTAへ送信することを再開してよい。スリープモードで動作することは、パケット配信に対してより大きいレイテンシを引き起こすことがあり、そのため、多くの状況ではSTAはスリープモードを回避することがある。スリープモードを回避するために、STAは、継続的にパケット検出構成要素に電源供給するリッスンモードにおいて、相当な時間を費やすことがある。
本開示の様々な態様は、一般に、STAがパケットを求めてワイヤレスチャネルを監視しているときに電力を節約するための技法に関する。いくつかの態様は、より詳細には、電力消費を低減するリッスンモードを実施できるSTAに関する。リッスンモードでの電力消費を低減するために、STAは、パケットを求めてワイヤレスチャネルを監視することとワイヤレスチャネルを監視しないこととの間で交替してよい。STAがリッスンモードにおいてパケットを求めてワイヤレスチャネルを監視しているとき、STAはパケット検出構成要素を構成して電源投入状態にしてよい。STAがリッスンモードにおいてワイヤレスチャネルを監視していないとき、STAはパケット検出構成要素を構成して電源切断状態にしてよい。STAのパケット検出構成要素は、RFフロントエンドの1つまたは複数の構成要素、アナログデジタル変換器(ADC)、およびベースバンド処理ユニットの1つまたは複数の構成要素を含んでよい。いくつかの実装形態では、STAは、本明細書でさらに説明するように、デューティサイクルに基づいて電源投入状態と電源切断状態との間で交替してよい。リッスンモードの電源投入状態の間、STAはワイヤレスチャネルを介して送信されたパケットのプリアンブルを検出し得る。パケットのプリアンブルの検出に応答して、STAはリッスンモードから受信モードに切り替わってよい。受信モードでは、STAは、パケットを受信および処理するために電源投入状態にとどまってよい。
いくつかの実装形態では、リッスンモードにおいて、STAは、ワイヤレスチャネルを介して受信された情報に対して自己相関を実行することによってパケットのプリアンブルを検出し得る。たとえば、STAは、物理レイヤ(PHY)プロトコルデータ単位(PPDU)のレガシーショートトレーニングフィールド(L-STF)およびレガシーロングトレーニングフィールド(L-LTF)の情報を検出するために、自己相関を実行してよい。リッスンモードでは、STAのパケット検出構成要素は、STAが自己相関を実行することを可能にする持続時間にわたって電源投入状態にとどまってよい。STAがパケットプリアンブルを検出しない場合、STAはリッスンモードの電源切断状態に切り替わってよい。しかしながら、STAがパケットプリアンブルを検出する場合、STAは電源投入状態にとどまってよく、STAがその中でパケットを処理する受信モードに入ってよい。いくつかの実装形態では、電源投入状態において自己相関を実行するのに費やされる時間の持続時間は、本明細書でさらに説明するように、パケットに関連する受信信号強度インジケータ(RSSI)、(信号対雑音(SNR)比またはチャネル輻輳などの)チャネル条件メトリック、または他の好適なメトリックに基づいてよい。
いくつかの実装形態では、STAは、ワイヤレスチャネルを介して受信された情報に対して整合フィルタ処理を実行することによってパケットのプリアンブルを検出し得る。たとえば、STAは、PPDUのL-STFおよびL-LTFのシンボルを検出するために整合フィルタ処理を実行してよい。STAがプリアンブルを検出しない場合、STAはリッスンモードの電源切断状態に入ってよい。
以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するために、本開示で説明する主題の特定の実装形態が実施され得る。リッスンモードにおいてワイヤレスチャネルを監視するための従来の技法は、それらがワイヤレスチャネルを継続的に監視するときにパケット検出構成要素に継続的に電源供給することを伴うことがある。いくつかの実装形態では、STAは、リッスンモードにおいてパケットプリアンブルを求めてワイヤレスチャネルを間欠的に監視してよい。ワイヤレスチャネルを間欠的に監視することによって、STAはリッスンモードの間に消費される電力を低減し得る。冷却ファンを含まないSTAの場合、電力消費を低減することはSTAがより低い温度で動作することを可能にする。バッテリー電力で動作するSTAの場合、電力消費を低減することはSTAのバッテリー寿命を延長し得る。本明細書で説明する技法は、(将来のIEEE802.11規格などの)将来のワイヤレス規格がパケットプリアンブルを変更するとき、STAの電力消費をさらに低減し得る。たとえば、パケットプリアンブルへの将来の修正に基づいて、STAのいくつかの実装形態は、ワイヤレスチャネルを間欠的に監視するときに電源切断状態においてより多くの時間を費やしてよい。WLANが通常は複数のSTAを含むので、電力節約は相当であり得る。
図1は、例示的なワイヤレス通信ネットワーク100のシステム図を示す。いくつかの態様によれば、ワイヤレス通信ネットワーク100はWi-Fiネットワークなどのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)の一例であり得る(また、以下でWLAN100と呼ばれる)。たとえば、WLAN100は、(限定はしないが、802.11aa、802.11ah、802.11ad、802.11aq、802.11ay、802.11ax、802.11az、802.11ba、および802.11beを含む、IEEE802.11-2016仕様またはそれらの補正書によって規定されるような)IEEE802.11規格ファミリーのうちの少なくとも1つを実施するネットワークであり得る。WLAN100は、アクセスポイント(AP)102、およびAP102とのワイヤレスの関連付けを有する複数のステーション(STA)104などの、数多くのWLANデバイスを含んでよい。1つのAP102しか図示されないが、WLAN100はまた、複数のAP102を含むことができる。IEEE802.11-2016規格はアドレス指定可能なユニットとしてSTAを規定する。APは、少なくとも1つのSTAを含み、かつ(図示しない別のネットワークなどの)配信サービスにアクセスするために、関連付けられたSTAにワイヤレス媒体(WM)を介したアクセスを提供する、エンティティである。したがって、APはSTAおよび配信システムアクセス機能(DSAF:distribution system access function)を含む。図1の例では、AP102は、他のネットワーク140への接続性を提供するゲートウェイデバイス(図示せず)に接続されてよい。AP102のDSAFは、STA104と別のネットワーク140との間のアクセスを提供してよい。AP102はインフラストラクチャモードを使用するアクセスポイントとして説明されるが、いくつかの実装形態では、AP102はAPとして動作している従来のSTAであってよい。たとえば、AP102は、ピアツーピアモードまたは独立モードで動作することが可能なSTAであってよい。いくつかの他の例では、AP102はコンピュータシステム上で動作するソフトウェアAP(SoftAP)であってよい。
STA104の各々は、考えられる例の中でも、移動ステーション(MS)、モバイルデバイス、モバイルハンドセット、ワイヤレスハンドセット、アクセス端末(AT)、ユーザ機器(UE)、加入者ステーション(SS)、または加入者ユニットと呼ばれることもある。STA104は、考えられる例の中でも、モバイルフォン、携帯情報端末(PDA)、他のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ラップトップ、ディスプレイデバイス(たとえば、特に、TV、コンピュータモニタ、ナビゲーションシステム)、音楽または他のオーディオもしくはステレオデバイス、リモートコントロールデバイス(「リモート」)、プリンタ、キッチン用器具または他の家庭用器具、キーフォブ(たとえば、パッシブキーレスエントリおよびスタート(PKES)システム用)などの様々なデバイスを表してよい。
単一のAP102、およびSTA104の関連付けられたセットは、それぞれのAP102によって管理される基本サービスセット(BSS)と呼ばれることがある。図1は、追加として、WLAN100の基本サービスエリア(BSA)を表し得る、AP102の例示的なカバレージエリア108を示す。BSSは、サービスセット識別子(SSID)によってユーザに、かつ基本サービスセット識別子(BSSID)によって他のデバイスに識別されてよく、基本サービスセット識別子(BSSID)はAP102の媒体アクセス制御(MAC)アドレスであってよい。AP102は、AP102のワイヤレス範囲内の任意のSTA104が、それぞれの通信リンク106(以下で「Wi-Fiリンク」とも呼ばれる)を確立すること、またはAP102との通信リンク106を維持することを可能にするために、BSSIDを含むビーコンを周期的にブロードキャストする。たとえば、ビーコンは、それぞれのAP102によって使用される1次チャネルの識別情報、ならびにAPとのタイミング同期を確立または維持するためのタイミング同期機能を含むことができる。AP102は、それぞれの通信リンク106を介して、WLANの中の様々なSTA104に(ネットワーク140などの)外部ネットワークへのアクセスを提供してよい。AP102との通信リンク106を確立するために、STA104の各々は、1つまたは複数の周波数帯域(たとえば、2.4GHz、5GHz、6GHz、または60GHzの帯域)の中の周波数チャネル上で、パッシブスキャン動作またはアクティブスキャン動作(「スキャン」)を実行するように構成される。パッシブスキャンを実行するために、STA104はビーコンを求めてリッスンし、ビーコンはターゲットビーコン送信時間(TBTT)(時間単位(TU)で測定され、ただし、1TUは1024マイクロ秒(μs)に等しくてよい)と呼ばれる周期的な時間間隔でそれぞれのAP102によって送信される。アクティブスキャンを実行するために、STA104は、プローブ要求を生成し、スキャンされるべき各チャネル上でそれらを連続的に送信し、AP102からのプローブ応答を求めてリッスンする。各STA104は、パッシブスキャンまたはアクティブスキャンを通じて取得されたスキャン情報に基づいて、関連付けるべきAP102を識別または選択し、選択されたAP102との通信リンク106を確立するために、認証および関連付け動作を実行するように構成され得る。AP102は、関連付け動作の達成において関連付け識別子(AID)をSTA104に割り当ててよく、AP102は関連付け識別子(AID)を使用してSTA104を追跡する。
ワイヤレスネットワークの遍在性が高まった結果として、STA104は、STAの範囲内の多くのBSSのうちの1つを選択するための、または接続された複数のBSSを含む拡張サービスセット(ESS)を一緒に形成する複数のAP102の中から選択するための機会を有してよい。WLAN100に関連付けられた拡張ネットワーク局は、複数のAP102がそのようなESSの中で接続されることを可能にし得る、有線またはワイヤレスの配信システムに接続されてよい。したがって、STA104は、2つ以上のAP102によってカバーされることが可能であり、異なる送信のために異なる時間において異なるAP102に関連付けることができる。追加として、AP102との関連付けの後、STA104はまた、関連付けるべきより好適なAP102を見つけるために、その周辺を周期的にスキャンするように構成され得る。たとえば、その関連付けられたAP102に対して移動しているSTA104は、「ローミング」スキャンを実行して、より大きいRSSIまたは低減されたトラフィック負荷などの、より望ましいネットワーク特性を有する別のAP102を見つけてよい。
場合によっては、STA104は、AP102、またはSTA104自体以外の他の機器を伴わずに、ネットワークを形成してよい。そのようなネットワークの一例は、アドホックネットワーク(または、ワイヤレスアドホックネットワーク)である。アドホックネットワークは、代替として、メッシュネットワークまたはピアツーピア(P2P)ネットワークと呼ばれることがある。場合によっては、アドホックネットワークは、WLAN100などのより大きいワイヤレスネットワーク内で実施されてよい。そのような実装形態では、STA104は、通信リンク106を使用してAP102を通じて互いに通信することが可能であり得るが、STA104はまた、ダイレクトワイヤレスリンク107を介して互いに直接通信することができる。追加として、2つのSTA104は、両方のSTA104が同じAP102に関連付けられており同じAP102によってサービスされるかどうかにかかわらず、ダイレクト通信リンク107を介して通信してもよい。そのようなアドホックシステムでは、STA104のうちの1つまたは複数が、BSSの中のAP102によって満たされる役割を担ってよい。そのようなSTA104は、グループ所有者(GO)と呼ばれることがあり、アドホックネットワーク内の送信を協調させ得る。ダイレクトワイヤレスリンク107の例は、Wi-Fiダイレクト接続、Wi-Fiトンネルドダイレクトリンクセットアップ(TDLS)リンクを使用することによって確立される接続、および他のP2Pグループ接続を含む。
AP102およびSTA104は、(限定はしないが、802.11aa、802.11ah、802.11aq、802.11ad、802.11ay、802.11ax、802.11az、802.11ba、および802.11beを含む、IEEE802.11-2016仕様またはそれらの補正書によって規定されるような)IEEE802.11規格ファミリーに従って、機能および(それぞれの通信リンク106を介して)通信してよい。これらの規格は、PHYレイヤおよび媒体アクセス制御(MAC)レイヤのためのWLAN無線およびベースバンドプロトコルを規定する。AP102およびSTA104は、物理レイヤコンバージェンスプロトコル(PLCP)プロトコルデータ単位(PPDU)の形式で、互いとの間でワイヤレス通信(以下で、「Wi-Fi通信」とも呼ばれる)を送信および受信する。
周波数帯域の各々は、複数のサブバンドまたは周波数チャネルを含んでよい。たとえば、IEEE802.11n、802.11ac、802.11ax、および802.11be規格補正書に準拠するPPDUは、各々が複数の20MHzチャネルに分割される2.4GHz帯域および5GHz帯域を介して送信され得る。したがって、これらのPPDUは、20MHzという最小帯域幅を有する物理チャネルを介して送信されるが、チャネルボンディングを通じてより大きいチャネルが形成され得る。たとえば、IEEE802.11n、802.11ac、802.11ax、および802.11be規格補正書に準拠するPPDUは、連続して割り振られることまたは連続せずに割り振られることが可能な2つ以上の20MHzチャネルを一緒にボンディングすることによって、40MHz、80MHz、80+80MHz、160MHz、160+160MHz、または320MHzの帯域幅を有する物理チャネルを介して送信されてよい。たとえば、IEEE802.11nは、(結合された40MHz帯域幅のための)最大2チャネルの使用を記載しており、高スループット(HT)送信フォーマットを規定した。IEEE802.11acは、(最大結合された160MHz帯域幅のための)最大8チャネルの使用を記載しており、超高スループット(VHT)送信フォーマットを規定した。IEEE802.11axも、(各々が20MHz幅の8チャネルまでの結合であってよい)結合された160MHz帯域幅までをサポートする。IEEE802.11beは、(各々が20MHz幅の16チャネルまでの結合であってよい)結合された320MHz帯域幅までをサポートし得る。
WLAN100の中のAP102およびSTA104は、無認可スペクトルを介してPPDUを送信してよく、無認可スペクトルは2.4GHz帯域、5GHz帯域、60GHz帯域、および900MHz帯域などの、従来はWi-Fi技術によって使用される周波数帯域を含むスペクトルの一部分であってよい。本明細書で説明するAP102およびSTA104のいくつかの実装形態はまた、認可通信と無認可通信の両方をサポートし得る6GHz帯域などの他の周波数帯域の中で通信してよい。AP102およびSTA104はまた、複数の事業者が、同じかまたは重複する1つまたは複数の周波数帯域の中で運用するための認可を有し得る、共有認可周波数帯域などの他の周波数帯域を介して通信するように構成され得る。
各PPDUは、PLCPサービスデータ単位(PSDU)の形式でPHYプリアンブル、PHYヘッダ、およびペイロードを含む複合構造である。たとえば、PSDUは、PHYプリアンブルおよびヘッダ(PLCPプリアンブルおよびヘッダと呼ばれることがある)、ならびに1つまたは複数のMACプロトコルデータ単位(MPDU)を含んでよい。PHYプリアンブルおよびヘッダの中で提供される情報は、PSDUの中の後続のデータを復号するために受信デバイスによって使用され得る。ボンディングされたチャネルを介してPPDUが送信される事例では、プリアンブルおよびヘッダフィールドは複製されてよく、複数のコンポーネントチャネルの各々の中で送信されてよい。PHYプリアンブルは、使用の中でも、パケット検出、自動利得制御、およびチャネル推定のために使用されてよい。PHYヘッダのフォーマット、PHYヘッダのコーディング、およびPHYヘッダの中で提供される情報は、ペイロードを送信するために使用されるべき特定のIEEE802.11プロトコルに基づき、通常、BSSカラーおよびSTA IDなどのBSSおよびアドレス指定情報を含む(SIG-AおよびSIG-Bフィールドなどの)シグナリングフィールドを含む。
図2は、ワイヤレスチャネル211を介してパケットを求めて監視するときに例示的なSTA201がモードおよび電源状態の間で交替することを示す図200を示す。STA201は、AP202によって送信されるパケットを求めてワイヤレスチャネル211を監視してよい。AP202は、図1を参照しながら説明したAP102の一例である。STA201は、図1を参照しながら説明したSTA104の一例である。STA201は、受信モードとリッスンモードとの間で交替してよい。モードグラフ205は、STA201が受信モード206とリッスンモード208との間で交替することの一例を示す。受信モード206では、STA201のパケット検出構成要素は、ワイヤレスチャネル211を介して受信されたパケットを処理するために電源投入状態にとどまってよい。いくつかの実装形態では、STA201のパケット検出構成要素は、RFフロントエンドの1つまたは複数の構成要素、ADC、およびベースバンド処理ユニットの1つまたは複数の構成要素を含んでよい。リッスンモード208では、STA201は、パケットを求めてワイヤレスチャネル211を間欠的に監視してよい。たとえば、STA201は、AP202によって送信されるパケットなどのパケットを求めてワイヤレスチャネル211を監視することと監視しないこととの間で交替してよい。リッスンモード208においてワイヤレスチャネル211を監視するとき、STA201はパケット検出構成要素を構成して電源投入状態にしてよい。リッスンモード208においてワイヤレスチャネル211を監視しないとき、図4~図6でさらに説明するように、STA201はパケット検出構成要素を構成して電源切断状態にしてよい。たとえば、リッスンモード208では、STA201は、電源切断状態と電源投入状態との間で、RFフロントエンド、ADC、およびベースバンド処理ユニットの1つまたは複数の構成要素を交替させてよい。
電源状態グラフ213は、STA201が電源投入状態と電源切断状態との間で交替することの一例を示す。電源投入状態と電源切断状態との間で交替することは、電源状態間でトグルすることと呼ばれることもある。タイムライン209は、左から右に進行する時間を示す。図2に示すように、AP202は、ワイヤレスチャネル211を介して第1のパケット203を送信してよい。STA201は、第1のパケット203を受信し、それを処理し始めるために、(時間=0において)受信モード206に入ってよい。受信モード206では、STA201のパケット検出構成要素は、第1のパケット203を受信および処理するために電源投入状態にとどまってよい(電源状態グラフ213のセグメント212を参照)。第1のパケット203を受信した後、STA201はリッスンモード208に切り替わってよい。
STA201は、STA201がその中でパケットを求めてワイヤレスチャネル211を間欠的に監視し得るリッスンモード208に(時間=7において)入ってよい。リッスンモード208においてワイヤレスチャネル211を監視するとき、STA201はパケット検出構成要素を構成して(電源状態グラフ213のセグメント214におけるような)電源投入状態にしてよい。たとえば、STA201は、電源投入状態に入るためにパケット検出構成要素に電力を提供してよい。リッスンモード208においてワイヤレスチャネル211を監視しないとき、STAはパケット検出構成要素を構成して(電源状態グラフ213のセグメント215におけるような)電源切断状態にしてよい。たとえば、図4~図6でさらに説明するように、STA201は、電源切断状態に入るために、パケット検出構成要素に電力を提供することを停止してよい。いくつかの実装形態では、電源投入状態の持続時間は、電源切断時間状態の持続時間とほぼ同じであってよい。電源状態グラフ213は、電源切断状態が単一の時間単位にわたって持続し、かつ電源投入状態が単一の時間単位にわたって持続することを示す。しかしながら、電源投入状態および電源切断状態は任意の好適な持続時間を有してよい。いくつかの実装形態では、電源投入状態の持続時間は、電源切断時間状態の持続時間とは異なってよい。たとえば、電源切断状態は単一の時間単位にわたって持続してよく、電源投入状態は1.5時間単位にわたって持続してよい。いくつかの実装形態では、STA201は、構成されたデューティサイクルに基づいて電源投入状態と電源切断状態との間で交替してよい。たとえば、電源投入状態の持続時間が電源切断時間状態の持続時間と同じであるとき、デューティサイクルは50%のデューティサイクルであってよい。追加のデューティサイクルが図6を参照しながら説明される。第2のパケット204を検出した後、STA201は受信モード206に遷移してよい。
図2に示すように、AP202は(時間=16において)ワイヤレスチャネル211を介して第2のパケット204を送信してよい。STA201は第2のパケット204を検出してよく、リッスンモード208から受信モード206に変化してよい。リッスンモード208から受信モード206への遷移は、図5および図6でさらに説明される。受信モード206にある間、パケット検出構成要素は、第2のパケット204を受信および処理するために電源投入状態にとどまってよい(電源状態グラフ205のセグメント216を参照)。STA201は、第2のパケット204の処理が完了するまで受信モード206にとどまってよい。STA201は、次いで、リッスンモードに遷移してよく(図示せず)、それに応じてプロセスが反復し続けてよい。
図3は、ワイヤレスチャネル211を介してビーコンフレームを求めて監視するときに例示的なSTA201がモードおよび電源状態の間で交替することを示す図300を示す。STA201は、AP202からのビーコンフレームを求めてワイヤレスチャネル211を監視してよい。STA201は、リッスンモード、受信モード、およびスリープモードの間で切り替わってよい。モードグラフ305は、STA201がリッスンモード208、受信モード206、およびスリープモード304の間で切り替わることの一例を示す。スリープモード304では、STA201は、STA201がその中でパケット検出構成要素に電力を提供するのをやめる電源切断状態に入ってよい。STA201は、AP202がそれによってワイヤレスチャネル211を介してビーコンフレームをブロードキャストする時間間隔に基づいて、スリープモード304のための持続時間を決定してよい。いくつかの実装形態では、時間間隔は、(第1のビーコンフレーム303などの)ビーコンフレームの中に含まれる配信トラフィック間隔メッセージ(DTIM:delivery traffic interval message)の中で示されてよい。AP202は、ビーコンフレームと、次のビーコンフレームを検出するための時間的なリッスンモード208の中への「ウェイクアップ」との間で、スリープモード304に入ってよい。リッスンモード208の間にビーコンフレームが検出される場合、STA201は、STA201がその中でビーコンフレームを処理する受信モード206に入ってよい。
電源状態グラフ313は、STA201が電源投入状態と電源切断状態との間で交替することの一例を示す。タイムライン309は、左から右に進行する時間を示す。図示のように、STA201は、STA201がその中でビーコンフレームを求めてワイヤレスチャネルを間欠的に監視するリッスンモード208に入ってよい。リッスンモード208では、STA201は、電源投入状態と電源切断状態との間でパケット検出構成要素を交替させてよい。電源投入状態の間、STA201はパケット検出構成要素に電力を提供してよく、ワイヤレスチャネル211を監視してよい。電源切断状態の間、図4~図6でさらに説明するように、STA201はパケット検出構成要素に電力を提供することを停止してよく、ワイヤレスチャネル211を監視することを停止してよい。
図3に示すように、AP202は、ワイヤレスチャネル211を介して第1のビーコンフレーム303を送信してよい。STA201は第1のビーコンフレーム303を検出してよく、受信モード206に入ってよい。受信モード206の間、STA201は第1のビーコンフレーム303を処理するために電源投入状態にとどまってよい。
図3に示すように、STA201はスリープモード304に入ってよい。スリープモード304の間、STA201はそのパケット検出構成要素を構成して電源切断状態にしてよい。スリープモード304の持続時間は、AP202がワイヤレスチャネル211を介してビーコンフレームをブロードキャストする時間間隔に依存し得る。STA201はスリープモード304からウェイクアップしてよく、リッスンモード208に入ってよい。図3に示すように、AP202は第2のビーコンフレーム312を送信してよい。STA201は第2のビーコンフレーム312を検出してよく、STA201がその間に第2のビーコンフレーム312を処理し得る受信モード206に入ってよい。
図4は、STA201の電源状態を制御し得る電源状態コントローラ404を含む例示的なSTA201を示すブロック図である。STA201は、電源状態コントローラ404、RFフロントエンド406、ADC408、およびベースバンド処理ユニット410を含んでよい。図2および図3で説明したように、RFフロントエンド406、ADC408、およびベースバンド処理ユニット410は、パケット検出構成要素と呼ばれることがある。電源状態コントローラ404は、RFフロントエンド406、ADC408、およびベースバンド処理ユニット410と通信可能に結合されてよい。RFフロントエンド406は、低雑音増幅器などのRF増幅器(RFA)416を含んでよい。RFフロントエンド406はまた、ミキサ414、フィルタ412、ならびにシンセサイザおよび位相ロックループ(PLL)418を含んでよい。ADC408は、アナログ無線情報を変換して、パケットに関連するデジタル情報にしてよい。ベースバンド処理ユニット410は、様々なフィルタ、およびベースバンドプロセッサなどのデジタル処理構成要素を使用して、デジタル情報を処理してよい。たとえば、リッスンモードの間、ベースバンド処理ユニット410は、パケットプリアンブルを検出するために自己相関を実行してよい。たとえば、ベースバンド処理ユニット410は、図5および図6でさらに説明するように、パケットプリアンブルのSTFを検出するために自己相関を実行してよい。別の例として、リッスンモードの間、ベースバンド処理ユニットは、デジタル情報の中のパケットプリアンブルを検出するために整合フィルタ処理を実行してよい。
電源状態コントローラ404は、STAの動作モードに基づいてパケット検出構成要素を構成して電源投入状態および電源切断状態にしてよい。いくつかの実装形態では、STA201がリッスンモードで動作しているとき、電源状態コントローラ404は、RFフロントエンド406の1つまたは複数の構成要素を構成して電源切断状態にしてよい。たとえば、電源状態コントローラ404は、RFフロントエンド406のRFA416を構成して電源切断状態にしてよい。いくつかの実装形態では、STA201がリッスンモードで動作しているとき、電源状態コントローラ404は、ADC408またはその構成要素(図示せず)のうちの1つもしくは複数を構成して電源切断状態にしてよい。いくつかの実装形態では、STA201がリッスンモードで動作しているとき、電源状態コントローラ404は、ベースバンド処理ユニット410またはその構成要素(図示せず)のうちの1つもしくは複数を構成して電源切断状態にしてよい。
いくつかの実装形態では、電源状態コントローラ404は、RFフロントエンド406のシンセサイザおよびPLL418に電力を継続的に提供してよい。たとえば、RFA416、ミキサ414、およびフィルタ412が電源切断状態にあるときでさえ、シンセサイザおよびPLL418は電源投入状態にとどまってよい。電源状態コントローラ404はまた、リッスンモードの間にRFA416または他の構成要素が電源切断状態にあっても、いくつかのフィルタ、およびベースバンド処理ユニット410の構成要素に、電力を継続的に提供してよい。スリープモードの間、電源状態コントローラ404は、RFフロントエンド406のすべての構成要素、ADC408、およびベースバンド処理ユニット410のすべての構成要素を構成して、電源切断状態にしてよい。受信モードの間、電源状態コントローラ404は、RFフロントエンド406のすべての構成要素、ADC408、およびベースバンド処理ユニット410のすべての構成要素を構成して、電源投入状態にしてよい。
図5は、PPDUを求めて監視するときにリッスンモードが電源投入状態と電源切断状態との間で交替することの一例を示す。いくつかの実装形態では、STA201は、リッスンモードにおいてレガシーPPDU502を検出および処理してよい。レガシーPPDU502は、L-STF504、L-LTF506、およびレガシーシグナル(L-SIG)フィールド508を含む、プリアンブルを含んでよい。レガシーPPDU502はまた、データフィールド510を含んでよい。いくつかの実装形態では、STA201は、リッスンモードにおいて混合モードPPDU511を検出および処理してよい。混合モードPPDU511は、レガシープリアンブル、ならびに同じく、HTプリアンブル、VHTプリアンブル、および極超高スループット(EHT)プリアンブルのうちの1つまたは複数などの、1つまたは複数の次世代プリアンブルを含んでよい。図5に示すように、一例では、混合モードPPDU511は、レガシープリアンブルとHTプリアンブルの両方を含んでよく、L-STF512、L-LTF514、L-SIG516、HT-SIG518、HT-STF520、HT-LTF522、およびデータフィールド526を含んでよい。ワイヤレスチャネルを介してPPDUが送信されるとき、(L-STF504またはL-STF512などの)L-STFの送信および(L-LTF506またはL-LTF514などの)他のフィールドの送信は、IEEE802.11規格によって規定されるいくつかの持続時間を有してよい。たとえば、L-STF504およびL-STF512の送信は各々、ほぼ8μsの持続時間を有してよい。いくつかの実装形態では、L-STF504およびL-STF512は各々、図6でさらに説明するように、8μsにわたって10回反復されるSTF情報を含んでよい。いくつかの実装形態では、L-LTF506およびL-LTF514は各々、ほぼ8μsの持続時間を有してよい。いくつかの実装形態では、L-LTF506およびL-LTF514は各々、図6でさらに説明するように、8μsにわたって送信される、構成情報などのLTF情報を含んでよい。
図5に示すように、STA201は、ワイヤレスチャネルを介してレガシーPPDU502が送信されるときにリッスンモードで動作していることがある。レガシーPPDU502の送信は、リッスンモードの間の任意の時間において行われることがある。したがって、L-STF504の受信は、STA201がワイヤレスチャネルを監視している間に(電源投入状態)、またはSTAがワイヤレスチャネルを監視していない間に(電源切断状態)行われてよい。L-STF504を逃すことを回避するために、STA201は、L-STF504の8μs送信内でのL-STF504の検出を可能にするデューティサイクルを使用して、監視すること(電源投入状態)と監視しないこと(電源切断状態)との間で交替してよい。たとえば、いくつかの実装形態では、STA201は、少なくとも2つの電源状態サイクルの中で自己相関を介してL-STF504を検出することが可能であり得(図6でさらに説明する)、ここで、電源状態サイクルは、デューティサイクルに基づく持続時間を有する電源投入状態および電源切断状態を含む。いくつかの実装形態では、L-STF504を検出するための電源状態サイクルの数は、レガシーPPDU502に関連するRSSIに依存し得る。たとえば、RSSIが第1のRSSIしきい値よりも大きいとき、STA201は2つの電源状態サイクルの中でL-STF504を検出し得る。非限定的な例として、第1のRSSIしきい値は、ほぼ-85dBmであってよい。STA201は、RSSIがほぼ-85dBmよりも小さいとき、より多くの電源状態サイクルの中でL-STF504を検出し得る。いくつかの実装形態では、L-STF504を検出するための電源状態サイクルの数はまた、(信号対雑音比またはチャネル輻輳などの)チャネル条件メトリック、または他の好適なメトリックに依存し得る。たとえば、STA201は、信号対雑音比(SNR)がSNRしきい値未満であるときには2つの電源状態サイクル、またSNRがSNRしきい値を超えるときにはより多くの電源状態サイクルの中で、L-STF504を検出し得る。パケットプリアンブルを検出することについての追加の詳細が図6の説明の中で提供される。
電源グラフ531は、STA201がL-STF504またはL-STF512を検出するために電源投入状態と電源切断状態との間でパケット検出構成要素を交替させることを示す。STA201は、デューティサイクルに基づいて電源投入状態と電源切断状態との間で交替してよい。電源グラフ531によれば、STA201は、リッスンモード208の第1の電源投入状態537で動作していることがある。タイミングライン534は、第1の電源投入状態537の間にSTA201がL-STF504の少なくとも一部分を受信する場合があることを示す。第1の電源投入状態537の間、STA201は、L-STF504(または、L-STF512)が受信されるときにワイヤレスチャネルを監視している。以下の例はレガシーPPDU502のL-STF504を受信することを説明するが、混合モードPPDU511のL-STF512を受信するために類似のステップが実行されてよい。いくつかの実装形態では、図6でさらに説明するように、STA201が、L-STF504の中のSTF情報の少なくとも2つの反復を検出するための、電源投入状態における十分な時間を有する場合、STA201はL-STF504を検出し得る。図5に示すように、STA201は、(自己相関を介してSTF情報の2つの反復を検出することなどによって)L-STF504を検出するための、第1の電源投入状態537における十分な時間を有さずに、L-STF504を受信し得る。図示のように、L-STF504を検出したことを伴わずに、STA201は、デューティサイクルに従って電源切断状態538に切り替わってよく、したがって、STA201は、ワイヤレスチャネルを監視することを次の電源投入状態まで停止してよい。第2の電源投入状態540の間、STA201は、(L-STF504などの)プリアンブル情報を求めてワイヤレスチャネルを監視するための動作を再開してよい。第2の電源投入状態540では、STA201は、(自己相関を介してSTF情報の2つの反復を検出することなどによって)L-STF504を検出し得る。L-STF504を検出した後、STA201は、電源投入状態においてレガシーPPDU502を処理するために受信モード206に切り替わってよい。いくつかの実装形態では、STA201は、任意の好適な数の電源投入状態においてL-STF504のSTF情報の任意の好適な回数の反復を検出することによってL-STF504を検出してよい。L-STF504を検出するためのSTFの反復の回数および電源投入状態の数は、(自己相関などの)特定のパケット検出技法に依存し得る。
いくつかの実装形態では、STA201は、(レガシーPPDU502または混合モードPPDU511などの)パケットに関連するRSSIに応じて、リッスンモードの間に電源投入状態と電源切断状態との間で交替すべきかどうかを決定してよい。たとえば、RSSIが(-85dBMなどの)RSSIしきい値よりも大きい場合、STA201はリッスンモードの間に電源投入状態と電源切断状態との間で交替してよい。別の例として、RSSIが(-60dBMなどの)第1のRSSIしきい値よりも小さく(-85dBMなどの)第2のRSSIしきい値よりも大きい場合、STA201は、リッスンモードの間に電源投入状態と電源切断状態との間で交替してよい。しかしながら、RSSIが第2のRSSIしきい値(-85dBM)よりも小さい場合、STA201はリッスンモード全体にわたって電源投入状態にとどまってよい。
図6は、リッスンモードにおいてPPDU600のパケットプリアンブル602を検出するための例示的な動作、タイミング、および電源状態を示す。パケットプリアンブル602は、L-STF604、L-LTF606、および(パケットペイロードなどの)他の情報603を含んでよい。ワイヤレスチャネルを介してPPDUが送信されるとき、いくつかのフィールドの送信は、IEEE802.11規格などの技術規格によって規定されるいくつかの持続時間を有してよい。たとえば、L-STF604の送信は、ほぼ8μsの持続時間を有してよい。いくつかの実装形態では、L-STF604は、図6に示すように、8μsにわたって10回反復される(OFDMシンボルなどの)STF情報を含んでよい。いくつかの実装形態では、L-LTF606の送信は、ほぼ8μsの持続時間を有してよい。いくつかの実装形態では、L-LTF606は、サイクリックプレフィックス605、OFDMシンボルC1 607、およびOFDMシンボルC2 609を含む、LTF情報を含んでよい。LTF情報は、図6に示すように、8μsにわたって送信されてよい。
リッスンモードでは、STA201は、PPDU600を求めてワイヤレスチャネルを監視することとワイヤレスチャネルを監視しないこととの間で切り替わってよい。ワイヤレスチャネルを監視するための動作は、少なくとも1つの無線およびデータパス整定動作を含んでよい。無線およびデータパス整定動作は、電源切断状態の後に(RFフロントエンド406などの)RFフロントエンドに電源を投入してよい。無線およびデータパス整定動作はまた、RFフロントエンドの中の無線およびデータパスが整定しワイヤレスチャネルを監視するための追加の動作を実行する準備ができていることを可能にし得る。監視動作はまた、(L-STF604の中に含まれるSTF情報の反復を検出することなどによって)PPDU600のL-STF604を検出するための少なくとも1つの自己相関動作を含んでよい。ワイヤレスチャネルを監視しないための動作は、パケット検出構成要素を構成して電源切断状態にするための動作を含んでよい。リッスンモードでは、STA201は、パケットプリアンブル602のL-STF604などのパケットプリアンブルが検出されるまで、ワイヤレスチャネルを監視することとワイヤレスチャネルを監視しないこととの間で切り替わってよい。STA201がL-STF604を検出する場合、STA201はL-LTF606を処理する準備をするための動作を実行してよい。いくつかの実装形態では、これらの動作は利得変更動作および粗タイミング動作を含んでよい。利得変更動作は、さらなる処理のためにPPDU600に関連する受信信号の強度または振幅を改善するために、(RFA416などの)RFフロントエンドの中の増幅器の利得を変更してよい。粗タイミング動作が利得変更動作に後続してよい。粗タイミング動作は、フレームをL-LTF606のシンボル境界に位置合わせするためにRFフロントエンド406の粗タイミングを調整し得る。
図6に示すように、例示的な動作シーケンス620は、リッスンモードのための動作を含んでよい。動作シーケンス620は、PPDU600を求めてワイヤレスチャネルを監視するための動作とともに開始してよい。たとえば、動作シーケンス620は、第1の無線およびデータパス整定動作610ならびに第1の自己相関動作612とともに開始してよい。いくつかの実装形態では、STA201は、L-STF604を受信した後に(第1の自己相関動作612などの)自己相関動作が開始する場合、L-STF604を検出することができる。図6に示す例では、タイミングライン630は、L-STF604を受信する前にSTA201が第1の自己相関動作612を開始したことを示す。したがって、図6に示す例では、STA201はL-STF604を検出しなかった。動作シーケンス620は、STA201がそれによってワイヤレスチャネルを監視することを停止する動作を継続してよい。たとえば、動作シーケンス620は、ワイヤレスチャネルを監視するのをやめるために電源切断動作618を実行してよい。電源切断動作618の後、STA201はワイヤレスチャネルを監視することを再開してよい。たとえば、STA201は、第2の無線およびデータパス整定動作611ならびに第2の自己相関動作613を実行してよい。動作シーケンス620の中で、STA201は、L-STF604を受信した後、第2の自己相関動作613を実行することによってL-STF604を検出してよい。いくつかの実装形態では、第2の自己相関動作613は、L-STF604の中のSTF情報の2つの反復を検出し得る。L-STF604を検出した後、STA201は、L-LTF606を処理する準備をするための動作を実行してよい。動作シーケンス620の中で、STA201は、L-LTF606を処理する準備をするために利得変更動作614および粗タイミング動作616を実行してよい。L-LTF606を準備した後、STA201は受信モードに切り替わってよい。受信モードでは、STA201は、L-LTF606およびPPDU600の残部を処理するための動作を実行してよい。
リッスンモードおよび受信モードの動作は、関連する電源状態を有してよい。リッスンモードにおいてワイヤレスチャネルを監視するとき、STA201の電源状態コントローラ404はパケット検出構成要素を構成して電源投入状態にしてよい。STA201がワイヤレスチャネルを監視することを停止するとき、電源状態コントローラ404はパケット検出構成要素を構成して電源切断状態にしてよい。図6に示すように、例示的な電源グラフ608は、リッスンモードおよび受信モードにおいて実行される動作に関連する電源状態を示す。動作シーケンス620に示すように、リッスンモードは第1の無線およびデータパス整定動作610を含んでよい。電源状態コントローラ404は、電源グラフ608に示すように、第1の無線およびデータパス整定動作610に対して電源投入状態に入るためにパケット検出構成要素に電力を提供してよい。電源状態コントローラ404は、電源グラフ608に示すように、第1の自己相関動作612のためにパケット検出構成要素を電源投入状態に保持してよい。ワイヤレスチャネルを監視した後、STA201はワイヤレスチャネルを監視することを停止してよい。ワイヤレスチャネルを監視することを停止するために、電源状態コントローラ404は電源切断動作618を実行してよい。電源切断動作618のために、電源状態コントローラ404は、電源グラフ608に示すように、電源切断状態に入るために、パケット検出構成要素に電力を提供することを停止してよい。STA201は、第2の無線およびデータパス整定動作611を実行することによって、ワイヤレスチャネルを監視することを再開してよい。第2の無線およびデータパス整定動作611のために、電源状態コントローラ404は、電源投入状態に入るためにパケット検出構成要素に電力を提供してよい。電源状態コントローラ404は、電源グラフ608に示すように、第2の自己相関動作613、利得変更動作614、および粗タイミング動作616のために、パケット検出構成要素を電源投入状態に保持してよい。電源グラフ608に示すように、パケット検出構成要素は受信モード全体にわたって電源投入状態にとどまってよい。
リッスンモードにおける動作は、PPDUに関係するタイミング態様を伴ってよい。たとえば、PPDUは、IEEE802.11規格の中で規定される1つまたは複数の送信時間を有してよい。図6に示すように、L-STF604は8μsの中で送信され得る。いくつかの実装形態では、リッスンモード動作は、8μs以内にL-STF604を検出することができる。リッスンモード動作は、ワイヤレスチャネルを監視するための動作、ワイヤレスチャネルを監視しないための動作、およびL-LTFを準備するための動作を含んでよい。図6に示すように、ワイヤレスチャネルを監視するための動作は、第1の無線およびデータパス整定動作610ならびに第1の自己相関動作612を含んでよい。いくつかの実装形態では、第1の無線およびデータパス整定動作610は1.2μsの持続時間を有してよく、第1の自己相関動作612は1.6μsの持続時間を有してよい。したがって、ワイヤレスチャネルを監視するための持続時間は2.8μs(1.2μs+1.6μs)であってよい。図6に示すように、STA201は、電源切断動作618を実行することによって、ワイヤレスチャネルを監視することを停止してよい。いくつかの実装形態では、STA201は、動作シーケンス620に示すように、ワイヤレスチャネルを監視することを2.4μsにわたって停止してよい。したがって、ワイヤレスチャネルを監視することと監視しないことの両方のための動作の持続時間は5.2μs(2.4μs+2.8μs)であってよい。この例では、リッスンモードのためのデューティサイクルは46%(2.4/5.2)であってよい。いくつかの実装形態では、L-STF604を検出した後、STA201は、L-LTF606を処理する準備をするための動作を実行してよい。たとえば、STA201は、L-LTF606を処理する準備をするために利得変更動作614および粗タイミング動作616を実行してよい。いくつかの実装形態では、動作シーケンス620に示すように、利得変更動作614は1.2μsの持続時間を有してよく、粗タイミング動作616は1.6μsの持続時間を有してよい。したがって、L-LTF606を準備するための動作は2.8μs(1.2μs+1.6μs)の持続時間を有してよい。監視すること(2.8μs)、監視しないこと(2.4μs)、およびL-LTF606を準備すること(2.8μs)のための総持続時間は、8μs(2.8μs+2.4μs+2.8μs=8μs)であってよい。リッスンモード動作の総持続時間が8μsであるので、STA201は、その8μs送信時間内にL-STF604を検出し得る。
リッスンモードの別のタイミング態様は、ワイヤレスチャネルを監視するときにL-STFを検出することに関係する。いくつかの実装形態では、STA201は、L-STFに関連するSTF情報の反復を検出することなどによってL-STFを検出するために、自己相関動作を実行してよい。自己相関を介してSTF情報の一部分を検出するための検出持続時間があってよい。検出持続時間は、どのくらい遅く自己相関動作の中にL-STFが受信され得るとともに依然として検出され得るのかを示してよい。図6に示すように、STA201は、(STF情報の1つの反復の一部分などの)L-STF604の一部分を検出するための検出持続時間625を有してよい。いくつかの実装形態では、検出持続時間625は0.4μsであってよい。図6において、到着最終期限624は、L-STF604が到着し得るとともに第1の自己相関動作612によって検出され得る、最も遅い時間を示す。図6において、タイミングライン630は、到着最終期限624の後にL-STF604が到着し、そのため、L-STF604が検出されないことを示す。到着最終期限624の前にL-STF604が到着していた場合、STA201はL-STF604を検出していることがある。いくつかの実装形態では、検出持続時間625は、どのくらいの時間STA201がワイヤレスチャネルを監視することを停止するのかに影響を及ぼす場合がある。たとえば、検出持続時間625がより長いなら、電源切断動作618の持続時間は、STA201が8μs以内にL-STF604を検出できることを保証するように短縮されてよい。
リッスンモードの別のタイミング態様は、粗タイミングに関係する。いくつかの実装形態では、STA201は、L-LTFを処理する準備をする際に粗タイミング動作を実行してよい。たとえば、図6に示すように、STA201は、L-LTF606を処理する準備をする際に粗タイミング動作616を実行してよい。粗タイミング最終期限は、STA201が粗タイミング動作を完了し得るとともに依然としてL-LTFを処理する準備ができていてよい、最も遅い時間を示してよい。粗タイミング最終期限までに粗タイミング動作が完了されない場合、STA201はL-LTFを処理できないことがある。図6に示すように、タイミングライン627は、いつSTA201がL-STF606を受信するのかを示す。粗タイミング最終期限626は、STA201が粗タイミング動作616を完了し得るとともに依然としてL-LTF606を処理し得る、最も遅い時間を示す。いくつかの実装形態では、粗タイミング最終期限は、L-LTFが受信される0.4μs後であってよい。いくつかの実装形態では、粗タイミング最終期限は、どのくらいの時間STA201がワイヤレスチャネルを監視することを停止してよいのかに影響を及ぼす場合がある。たとえば、粗タイミング最終期限626がより短かいなら、電源切断動作618の持続時間は、STA201が8μs以内にL-STF604を検出できることを保証するように短縮されてよい。
いくつかの実装形態では、STA201は、リッスンモードでの電源投入状態における時間を短縮し得る。たとえば、STA201は、電源投入状態においてワイヤレスチャネルを監視する時間を短縮する。ワイヤレスチャネルを監視するための動作は、(無線およびデータパス整定動作610などの)無線およびデータパス整定動作ならびに(第1の自己相関動作612などの)自己相関動作を含んでよい。いくつかの実装形態では、自己相関動作は整合フィルタ処理動作と置き換えられてよい。たとえば、L-STFを検出するために自己相関を使用するのではなく、STA201はL-STFを検出するために整合フィルタ処理を使用してよい。整合フィルタ処理動作は、L-STFを検出するためにパターンマッチングを使用してよい。たとえば、整合フィルタ処理動作は、パターンマッチングを使用してSTF情報の単一の反復を検出することによってL-STFを検出してよい。いくつかの実装形態では、整合フィルタ処理動作は、(自己相関動作のいくつかの実装形態にとっての1.6μsと比較して)1μsの持続時間を有してよい。いくつかの実装形態では、STA201は、無線およびデータパス整定動作と整合フィルタ処理動作の両方を実行することによってワイヤレスチャネルを監視してよい。整合フィルタ処理動作(1μs)ならびに無線およびデータパス整定動作(1.2μ)にとっての結合された持続時間は2.2μsであってよい。したがって、ワイヤレスチャネルを監視するための持続時間は2.2μsであってよい。
いくつかの実装形態では、STA201はまた、1μsの整合フィルタ処理動作を使用して(粗タイミング動作616などの)粗タイミング動作を実行してよい。STA201が(動作616用などの)粗タイミング動作のために1μsの整合フィルタ処理動作を使用するとき、STA201はワイヤレスチャネルを監視することを3.6μsにわたって停止してよい。したがって、ワイヤレスチャネルを監視することと監視しないことの両方のための動作の持続時間は5.8μs(3.6μs+2.2μs)であってよい。この例では、リッスンモードのためのデューティサイクルは62%(3.6/5.8)であってよい。
いくつかの実装形態では、パケットは任意の好適な持続時間のL-STFを含んでよい。たとえば、パケットは、8μsよりも長いL-STFを有するグリーンフィールド(greenfield)プリアンブルを含んでよい。グリーンフィールドプリアンブルは、IEEE802.11be規格の中で規定され得る。いくつかの実装形態では、グリーンフィールドプリアンブルは、10μs以上の持続時間を有するL-STFを含んでよい。いくつかの実装形態では、STA201は、図6で説明したように、2.2μsにわたって電源投入状態における動作を実行してよい。10μsのL-STFおよび2.2μsの電源投入状態動作が与えられると、STAは、3.6μsにわたって電源切断状態にとどまることができ、依然として10μs以内にL-STF604を検出することができる。10μsのL-STF、および図6に示す電源投入状態動作のタイミングが与えられると、STA201は62%のデューティサイクルを達成し得る。いくつかの実装形態では、デューティサイクルは、少なくとも部分的には、L-STFの持続時間、およびL-STFを検出するための動作の速度に依存し得る。
図7は、STAの装置によって実行される例示的な動作を含む、WLANにおけるワイヤレス通信のためのプロセス700を示す。プロセス700は、それぞれ、図8および図10を参照しながら説明する、ワイヤレス通信デバイス800または電子デバイス1000などのワイヤレス通信デバイスによって実行され得る。いくつかの実装形態では、プロセス700は、図1、図2、図3、および図9Bを参照しながら説明するSTA104、201、および904のうちの1つなどのSTAとして動作するかまたはSTA内にある、ワイヤレス通信デバイスによって実行され得る。
ブロック710において、第1のWLANデバイスの装置は、第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させてよい。
ブロック720において、装置は、電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから受信してよい。
図8は、例示的なワイヤレス通信デバイス800のブロック図を示す。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス800は、本明細書で説明するSTA104またはSTA201のうちの1つなどのSTAにおける使用のためのデバイスの一例であり得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス800は、本明細書で説明するAP102などのAPにおける使用のためのデバイスの一例であり得る。ワイヤレス通信デバイス800は、一般に、装置またはワイヤレス通信装置と呼ばれることがある。ワイヤレス通信デバイス800は、(たとえば、ワイヤレスパケットの形式で)ワイヤレス通信を送信(または、送信のために出力)することおよび受信することが可能である。たとえば、ワイヤレス通信デバイス800は、将来の802.11規格に加えて、限定はしないが、802.11ah、802.11ad、802.11ay、802.11ax、802.11az、802.11ba、および802.11beを含む、IEEE802.11-2016仕様またはその補正書によって規定されるようなIEEE802.11規格に準拠するPPDUおよびMPDUの形式でパケットを送信および受信するように構成され得る。
ワイヤレス通信デバイス800は、チップ、システムオンチップ(SoC)、チップセット、1つまたは複数のモデム802、たとえばWi-Fi(IEEE802.11準拠)モデムを含むパッケージまたはデバイスであり得るか、またはそれらを含むことができる。いくつかの実装形態では、1つまたは複数のモデム802(総称して「モデム802」)は、追加として、WWANモデム(たとえば、3GPP(登録商標) 4G LTEまたは5G準拠モデム)を含む。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス800はまた、1つまたは複数の無線804(総称して「無線804」)を含む。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス800は、1つまたは複数のプロセッサ、処理ブロックまたは処理要素(総称して「プロセッサ806」)、および1つまたは複数のメモリブロックまたはメモリ要素(総称して「メモリ808」)をさらに含む。
モデム802は、たとえば、考えられる例の中でも、特定用途向け集積回路(ASIC)などの、インテリジェントハードウェアブロックまたはデバイスを含むことができる。モデム802は、一般に、PHYレイヤを実装するように構成される。たとえば、モデム802は、ワイヤレス媒体を介した送信のために、パケットを変調するとともに被変調パケットを無線804に出力するように構成される。モデム802は、同様に、無線804によって受信された被変調パケットを取得するとともにそのパケットを復調して復調パケットを提供するように構成される。変調器および復調器に加えて、モデム802は、デジタル信号処理(DSP)回路構成、自動利得制御(AGC)、コーダ、デコーダ、マルチプレクサ、およびデマルチプレクサをさらに含んでよい。たとえば、送信モードにある間、プロセッサ806から取得されたデータはコーダに提供され、コーダはデータを符号化して符号化ビットを提供する。符号化ビットは、(選択されたMCSを使用して)変調コンスタレーションの中の点にマッピングされて被変調シンボルを提供する。被変調シンボルは、個数NSSの空間ストリームまたは個数NSTSの時空間ストリームにマッピングされ得る。それぞれの空間ストリームまたは時空間ストリームの中の被変調シンボルは、多重化されてよく、逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックを介して変換されてよく、その後、Txウィンドウ処理およびフィルタ処理のためにDSP回路構成に提供されてよい。デジタル信号は、デジタルアナログ変換器(DAC)に提供され得る。得られたアナログ信号は、周波数アップコンバータに、また最終的には、無線804に提供され得る。ビームフォーミングを伴う実装形態では、それぞれの空間ストリームの中の被変調シンボルは、IFFTブロックへのそれらの提供の前にステアリング行列を介してプリコーディングされる。
受信モードにある間、無線804から受信されたデジタル信号はDSP回路構成に提供され、DSP回路構成は、たとえば、信号の存在を検出することならびに初期タイミングおよび周波数オフセットを推定することによって、受信信号を獲得するように構成される。DSP回路構成は、たとえば、チャネル(狭帯域)フィルタ処理、(I/Q不平衡を補正することなどの)アナログ減損調整を使用して、かつ最終的に狭帯域信号を取得するためにデジタル利得を適用して、デジタル信号をデジタル的に調整するようにさらに構成される。DSP回路構成の出力はAGCに供給されてよく、AGCは、適切な利得を決定するために、たとえば、1つまたは複数の受信されたトレーニングフィールドにおいて、デジタル信号から抽出された情報を使用するように構成される。DSP回路構成の出力はまた、復調器と結合され、復調器は、信号から被変調シンボルを抽出し、たとえば、各空間ストリームの中の各サブキャリアのビット位置ごとの対数尤度比(LLR)を算出するように構成される。復調器はデコーダと結合され、デコーダは、LLRを処理して復号ビットを提供するように構成され得る。空間ストリームのすべてからの復号ビットは、多重化解除のためにデマルチプレクサに供給される。多重化解除されたビットは、スクランブル解除されてよく、処理、評価、または解釈のためにMACレイヤ(プロセッサ806)に提供されてよい。
無線804は、一般に、少なくとも1つの無線周波数(RF)送信機(または、「送信機チェーン」)および少なくとも1つのRF受信機(または、「受信機チェーン」)を含み、それらは1つまたは複数のトランシーバに組み合わせられてよい。たとえば、RF送信機およびRF受信機は、それぞれ、少なくとも1つの電力増幅器(PA)および少なくとも1つの低雑音増幅器(LNA)を含む様々なDSP回路構成を含んでよい。RF送信機およびRF受信機は、次に1つまたは複数のアンテナに結合され得る。たとえば、いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス800は、(対応する送信チェーンを各々が伴う)複数の送信アンテナおよび(対応する受信チェーンを各々が伴う)複数の受信アンテナを含むことができるか、またはそれらと結合され得る。モデム802から出力されたシンボルが無線804に提供され、無線804は結合されたアンテナを介してそのシンボルを送信する。同様に、アンテナを介して受信されたシンボルが無線804によって取得され、無線804はモデム802にそのシンボルを提供する。いくつかの実装形態では、無線804および1つまたは複数のアンテナは、1つまたは複数のネットワークインターフェース(「インターフェース」と呼ばれることもある)を形成し得る。
プロセッサ806は、たとえば、処理コア、処理ブロック、中央処理ユニット(CPU)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せなどの、インテリジェントハードウェアブロックまたはデバイスを含むことができる。プロセッサ806は、無線804およびモデム802を通じて受信された情報を処理し、ワイヤレス媒体を通じた送信のために、モデム802および無線804を通じて出力されるべき情報を処理する。たとえば、プロセッサ806は、MPDU、フレーム、またはパケットの生成および送信に関する様々な動作を実行するように構成された、制御プレーンおよびMACレイヤを実装し得る。MACレイヤは、動作または技法の中でも、フレームのコーディングおよび復号、空間多重化、時空間ブロックコーディング(STBC)、ビームフォーミング、ならびにOFDMAリソース割振りを実行するかまたは容易にするように構成される。いくつかの実装形態では、プロセッサ806は、一般に、上記で説明した様々な動作をモデムに実行させるようにモデム802を制御し得る。
メモリ808は、ランダムアクセスメモリ(RAM)もしくは読取り専用メモリ(ROM)、またはそれらの組合せなどの、有形記憶媒体を含むことができる。メモリ808はまた、プロセッサ806によって実行されたとき、MPDU、フレーム、またはパケットの生成、送信、受信、および解釈を含む、ワイヤレス通信のための本明細書で説明する様々な動作をプロセッサに実行させる命令を含む、非一時的プロセッサまたはコンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コードを記憶することができる。たとえば、本明細書で開示する構成要素の様々な機能、または本明細書で開示する方法、動作、プロセス、もしくはアルゴリズムの様々なブロックもしくはステップは、1つまたは複数のコンピュータプログラムの1つまたは複数のモジュールとして実装され得る。
いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス800は電源状態コントローラ(図示せず)を含んでよい。電源状態コントローラは、図4を参照しながら説明した電源状態コントローラ404と類似であってよく、本明細書で説明する電源を制御するための動作のうちのいずれかを実施し得る。いくつかの実装形態では、電源状態コントローラはプロセッサ806およびメモリ808によって実装され得る。メモリ808は、電源状態コントローラの機能性を実施するためにプロセッサ806によって実行可能なコンピュータ命令を含んでよい。これらの機能性のいずれも、ハードウェアで、またはプロセッサ806上に、部分的に(または、完全に)実装され得る。
いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス800のプロセッサ806およびメモリ808は、処理システムと呼ばれることがある。処理システムとは、一般に、入力を受信しその入力を処理して、(たとえば、STA104のうちの1つまたはAP102のうちの1つの、他のシステムまたは構成要素に渡されてよい)出力のセットを生成する、システムまたは一連の機械もしくは構成要素を指すことがある。いくつかの実装形態では、処理システムは、プロセッサ806、メモリ808、およびモデム802などのワイヤレス通信デバイス800の1つまたは複数の他の構成要素を含んでよい。
いくつかの実装形態では、STA104の処理システムは、STA104の他の構成要素とインターフェースしてよく、他の構成要素から受信される(入力または信号などの)情報を処理してよく、情報を他の構成要素などに出力してよい。たとえば、(ワイヤレス通信デバイス800などの)STA104のチップまたはモデムは、処理システムおよび1つまたは複数のインターフェースを含んでよい。1つまたは複数のインターフェースは、情報を受信または取得するための第1のインターフェース、および情報を出力、送信、または提供するための第2のインターフェースを含んでよい。場合によっては、第1のインターフェースとは、STA104が情報または信号入力を受信し得るとともに情報が処理システムに渡され得るような、チップまたはモデムの処理システムと受信機との間のインターフェースを指すことがある。場合によっては、第2のインターフェースとは、チップまたはモデムから出力された情報をSTA104が送信し得るような、チップまたはモデムの処理システムと送信機との間のインターフェースを指すことがある。第2のインターフェースも情報または信号入力を取得または受信してよく、第1のインターフェースも情報を出力、送信、または提供してよいことを、当業者は容易に認識されよう。
いくつかの実装形態では、AP102の処理システムは、AP102の他の構成要素とインターフェースしてよく、他の構成要素から受信される(入力または信号などの)情報を処理してよく、情報を他の構成要素などに出力してよい。たとえば、(ワイヤレス通信デバイス800などの)AP102のチップまたはモデムは、処理システム、情報を受信または取得するための第1のインターフェース、および情報を出力、送信、または提供するための第2のインターフェースを含んでよい。場合によっては、第1のインターフェースとは、AP102が情報または信号入力を受信し得るとともに情報が処理システムに渡され得るような、チップまたはモデムの処理システムと受信機との間のインターフェースを指すことがある。場合によっては、第2のインターフェースとは、チップまたはモデムから出力された情報をAP102が送信し得るような、チップまたはモデムの処理システムと送信機との間のインターフェースを指すことがある。第2のインターフェースも情報または信号入力を取得または受信してよく、第1のインターフェースも情報を出力、送信、または提供してよいことを、当業者は容易に認識されよう。
図9Aは、例示的なAP902のブロック図を示す。たとえば、AP902は、本明細書で説明するAP102の例示的な実装形態であり得る。AP902はワイヤレス通信デバイス910を含む。たとえば、ワイヤレス通信デバイス910は、図8を参照しながら説明したワイヤレス通信デバイス800の例示的な実装形態であってよい。AP902はまた、ワイヤレス通信を送信および受信するためにワイヤレス通信デバイス910と結合された複数のアンテナ920を含む。いくつかの実装形態では、AP902は、追加として、ワイヤレス通信デバイス910と結合されたアプリケーションプロセッサ930、およびアプリケーションプロセッサ930と結合されたメモリ940を含む。AP902は、インターネットを含む外部ネットワークへのアクセスを得るためにAP902がコアネットワークまたはバックホールネットワークと通信することを可能にする、少なくとも1つの外部ネットワークインターフェース950をさらに含む。たとえば、外部ネットワークインターフェース950は、有線(たとえば、Ethernet)ネットワークインターフェースおよび(WWANインターフェースなどの)ワイヤレスネットワークインターフェースのうちの一方または両方を含んでよい。上述の構成要素のうちのいくつかは、少なくとも1つのバスを介して、構成要素のうちの他のいくつかと直接または間接的に通信することができる。AP902は、ワイヤレス通信デバイス910、アプリケーションプロセッサ930、メモリ940、ならびにアンテナ920および外部ネットワークインターフェース950の少なくとも部分を包含するハウジングをさらに含む。
図9Bは、例示的なSTA904のブロック図を示す。たとえば、STA904は、本明細書で説明するSTA104またはSTA201の例示的な実装形態であり得る。STA904はワイヤレス通信デバイス915を含む。たとえば、ワイヤレス通信デバイス915は、図8を参照しながら説明したワイヤレス通信デバイス800の例示的な実装形態であってよい。STA904はまた、ワイヤレス通信を送信および受信するためにワイヤレス通信デバイス915と結合された1つまたは複数のアンテナ925を含んでよい。STA904は、追加として、ワイヤレス通信デバイス915と結合されたアプリケーションプロセッサ935、およびアプリケーションプロセッサ935と結合されたメモリ945を含んでよい。いくつかの実装形態では、STA904は、(タッチスクリーンまたはキーパッドなどの)ユーザインターフェース(UI)955およびディスプレイ965をさらに含み、ディスプレイ965は、UI955と統合されてタッチスクリーンディスプレイを形成し得る。いくつかの実装形態では、STA904は、たとえば、1つまたは複数の慣性センサ、加速度計、温度センサ、圧力センサ、または高度センサなどの、1つまたは複数のセンサ975をさらに含んでよい。上述の構成要素のうちのいくつかは、少なくとも1つのバスを介して、構成要素のうちの他のいくつかと直接または間接的に通信することができる。STA904は、ワイヤレス通信デバイス915、アプリケーションプロセッサ935、メモリ945、ならびにアンテナ925、UI955、およびディスプレイ965の少なくとも部分を包含するハウジングをさらに含む。
図10は、本開示の態様を実施するための例示的な電子デバイスのブロック図を示す。いくつかの実装形態では、電子デバイス1000は、AP(本明細書で説明するAPのうちのいずれかを含む)、レンジエクステンダ(range extender)、ステーション(本明細書で説明するSTAのうちのいずれかを含む)、または他の電子システムのうちの1つであってよい。電子デバイス1000は、プロセッサ1002(場合によっては、複数のプロセッサ、複数のコア、複数のノードを含むか、またはマルチスレッディングを実施するなど)を含むことができる。電子デバイス1000はまた、メモリ1006を含むことができる。メモリ1006は、システムメモリ、または本明細書で説明するコンピュータ可読媒体の可能な実現形態のうちのいずれか1つもしくは複数であってよい。いくつかの実装形態では、プロセッサ1002およびメモリ1006は処理システムと呼ばれることがある。電子デバイス1000はまた、(PCI、ISA、PCI-Express、HyperTransport(登録商標)、InfiniBand(登録商標)、NuBus(登録商標)、AHB、AXIなどの)バス1010、ならびに(WLANインターフェース、Bluetooth(登録商標)インターフェース、WiMAX(登録商標)インターフェース、ZigBee(登録商標)インターフェース、ワイヤレスUSBインターフェースなどの)ワイヤレスネットワークインターフェースおよび(Ethernetインターフェース、電力線通信インターフェースなどの)有線ネットワークインターフェースのうちの少なくとも1つを含むことができる、1つまたは複数のネットワークインターフェース1004(「インターフェース」と呼ばれることもある)を含むことができる。いくつかの実装形態では、電子デバイス1000は、その各々が電子デバイス1000を様々な通信ネットワークに結合するように構成される複数のネットワークインターフェースをサポートしてよい。
電子デバイス1000は、本明細書で説明するように電力を制御するための動作を実施し得る、電源状態コントローラ404を含んでよい。いくつかの実装形態では、電源状態コントローラ404は、プロセッサ1002およびメモリ1006内で分散されてよい。電源状態コントローラ404は、本開示における明細書で説明するロケーションアウェア(location aware)ステアリング動作の一部または全部を実行してよい。いくつかの実装形態では、ネットワークインターフェース1004は、RFフロントエンド406、ADC408、およびベースバンド処理ユニット410を含んでよい。いくつかの実装形態では、ネットワークインターフェースはまた、電源状態コントローラ404を含んでよい。
メモリ1006は、図1~図10で説明した実装形態の機能性を実施するためにプロセッサ1002によって実行可能なコンピュータ命令を含むことができる。これらの機能性のいずれも、ハードウェアで、またはプロセッサ1002上に、部分的に(または、完全に)実装され得る。たとえば、機能性は、特定用途向け集積回路を用いて、プロセッサ1002の中に実装された論理の中に、周辺デバイスまたはカード上のコプロセッサの中などに実装されてよい。さらに、実現形態は、より少数の構成要素、または(ビデオカード、オーディオカード、追加のネットワークインターフェース、周辺デバイスなどの)図10に示さない追加の構成要素を含んでよい。プロセッサ1002、メモリ1006、およびネットワークインターフェース1004は、バス1010に結合される。バス1010に結合されるものとして図示されるが、メモリ1006はプロセッサ1002に結合されてよい。
図1~図10および本明細書で説明する動作は、例示的な実装形態を理解するのを助けることが意図される例であり、可能な実装形態を限定するかまたは特許請求の範囲を限定するために使用されるべきでない。いくつかの実装形態は、追加の動作を実行してよく、より少数の動作しか実行しなくてよく、並行してまたは異なる順序で動作を実行してよく、いくつかの動作を異なって実行してよい。
上記の開示は例示および説明を提供するが、網羅的であることまたは開示した精密な形態に態様を限定することを意図しない。修正および変形が、上記の開示に照らして加えられてよく、または態様の実践から獲得されてもよい。様々な例に関して本開示の態様が説明されているが、例のうちのいずれかからの態様の任意の組合せも本開示の範囲内にある。本開示における例は教育目的のために提供される。代替として、または本明細書で説明した他の例に加えて、例は以下の実装オプションの任意の組合せを含む。
条項1. 本開示で説明する主題の1つの発明的態様は、WLANにおける第1のAPの装置によって実行されるワイヤレス通信のための方法において実施され得る。方法は、第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させることを含んでよい。方法は、電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから受信することを含んでよい。
条項2. 条項1の方法であって、パケットのプリアンブルを検出するためにプリアンブル情報に対して自己相関を実行することをさらに含む。
条項3. 条項1~2のうちのいずれか1つまたは複数の方法であって、ここで、第1のWLANデバイスは、プリアンブル情報に対して自己相関を実行するために電源投入状態にとどまる。方法は、自己相関に基づく、パケットのプリアンブルの検出に応答して、リッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間でWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させるのをやめることをさらに含む。方法は、パケットを処理するための受信モードを開始することをさらに含む。
条項4. 条項1~3のうちのいずれか1つまたは複数の方法であって、ここで、パケットのプリアンブルはプリアンブル情報のある回数の反復を含む。方法は、プリアンブル情報の反復のうちの1つまたは複数を検出することによってプリアンブル情報を検出することをさらに含む。
条項5. 条項1~4のうちのいずれか1つまたは複数の方法であって、ここで、プリアンブル情報のその回数の反復は、STF情報のある回数の反復を含む。
条項6. 条項1~5のうちのいずれか1つまたは複数の方法であって、ここで、電源切断状態の持続時間および電源投入状態の持続時間は、プリアンブル情報の反復の回数、およびパケットのプリアンブルの検出のための時間の持続時間に少なくとも部分的に基づく。
条項7. 条項1~6のうちのいずれか1つまたは複数の方法であって、ここで、電源切断状態と電源投入状態との間で1つまたは複数の構成要素を交替させることは、デューティサイクルに従って電源切断状態と電源投入状態との間で1つまたは複数の構成要素を交替させることを含む。
条項8. 条項1~7のうちのいずれか1つまたは複数の方法であって、ここで、電源切断状態と電源投入状態との間で第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させることは、RSSIがRSSIしきい値よりも大きいときに実行される。
条項9. 条項1~8のうちのいずれか1つまたは複数の方法であって、ここで、電源切断状態と電源投入状態との間で第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させることは、RSSIが第1のRSSIしきい値よりも大きく第2のRSSIしきい値よりも小さいときに実行される。
条項10. 条項1~9のうちのいずれか1つまたは複数の方法であって、ここで、第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素は、RFフロントエンドの1つまたは複数の構成要素、ADC、およびベースバンド処理ユニットの1つまたは複数の構成要素のうちの、少なくとも1つを含む。
条項11. 条項1~10のうちのいずれか1つまたは複数の方法であって、パケットのプリアンブルを検出するためにプリアンブル情報に対して整合フィルタ処理を実行することをさらに含む。
条項12. 条項1~11のうちのいずれか1つまたは複数の方法であって、ここで、第1のWLANデバイスは、パケットのプリアンブルに対して整合フィルタ処理を実行するために電源投入状態にとどまる。
条項13. 本開示で説明する主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための第1のWLANデバイスの装置において実施され得る。第1のWLANデバイスの装置は、第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させるように構成された、プロセッサを含んでよい。第1のWLANデバイスの装置は、電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから取得するように構成された、インターフェースを含んでよい。
条項14. 条項13の装置であって、ここで、プロセッサは、パケットのプリアンブルを検出するためにプリアンブル情報に対して自己相関を実行するようにさらに構成される。
条項15. 条項13~14のうちのいずれか1つまたは複数の装置であって、ここで、プロセッサは、自己相関に基づく、パケットのプリアンブルの検出に応答して、リッスンモードの間の、電源切断状態と電源投入状態との間での第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素の交替をやめるようにさらに構成される。プロセッサは、パケットを処理するために受信モードを開始するようにさらに構成されてよい。
条項16. 条項13~15のうちのいずれか1つまたは複数の装置であって、ここで、パケットのプリアンブルはプリアンブル情報のある回数の反復を含み、ここで、プリアンブルの検出はプリアンブル情報の反復のうちの1つまたは複数の検出を含む。
条項17. 条項13~16のうちのいずれか1つまたは複数の装置であって、ここで、プリアンブル情報のその回数の反復は、STF情報のある回数の反復を含む。
条項18. 条項13~17のうちのいずれか1つまたは複数の装置であって、ここで、電源切断状態の持続時間および電源投入状態の持続時間は、プリアンブル情報の反復の回数、およびパケットのプリアンブルの検出のための時間の持続時間に少なくとも部分的に基づく。
条項19. 条項13~18のうちのいずれか1つまたは複数の装置であって、ここで、電源切断状態と電源投入状態との間での1つまたは複数の構成要素の交替は、デューティサイクルに従った、電源切断状態と電源投入状態との間での1つまたは複数の構成要素の交替を含む。
条項20. 条項13~19のうちのいずれか1つまたは複数の装置であって、ここで、インターフェースは、パケットに関連するRSSIを取得するようにさらに構成され、電源切断状態と電源投入状態との間での第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素の交替は、RSSIがRSSIしきい値よりも大きいことに応答して行われる。
条項21. 条項13~20のうちのいずれか1つまたは複数の装置であって、ここで、インターフェースは、パケットに関連するRSSIを取得するようにさらに構成され、ここで、電源切断状態と電源投入状態との間での第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素の交替は、RSSIが第1のRSSIしきい値よりも大きく第2のRSSIしきい値よりも小さいことに応答して行われる。
条項22. 条項13~21のうちのいずれか1つまたは複数の装置であって、ここで、第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素は、RFフロントエンドの1つまたは複数の構成要素、ADC、およびベースバンド処理ユニットの1つまたは複数の構成要素のうちの、少なくとも1つを含む。
条項23. 条項13~22のうちのいずれか1つまたは複数の装置であって、ここで、プロセッサは、パケットのプリアンブルを検出するためにプリアンブル情報の1つまたは複数のフィールドに対して整合フィルタ処理を実行するようにさらに構成される。
条項24. 本開示で説明する主題の別の発明的態様は、第1のWLANデバイスのプロセッサによって実行されたとき、WLANにおける通信のための動作を第1のWLANデバイスに実行させる命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体において実施され得る。動作は、第1のWLANデバイスに、第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させてよい。動作は、第1のWLANデバイスに、電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから取得させてよい。
条項25. 条項1~12および24のうちのいずれか1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読媒体であって、ここで、命令はさらに、第1のWLANデバイスに、パケットのプリアンブルを検出するためにプリアンブル情報に対して自己相関を実行させる。
条項26. 条項1~12および24~25のうちのいずれか1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読媒体であって、ここで、第1のWLANデバイスは、プリアンブル情報に対して自己相関を実行するために電源投入状態にとどまる。命令はさらに、第1のWLANデバイスに、自己相関に基づく、パケットのプリアンブルの検出に応答して、リッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間でWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させるのをやめることと、パケットを処理するために受信モードを開始することとをさせる。
条項27. 条項1~12および24~26のうちのいずれか1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読媒体であって、ここで、プリアンブル情報はシンボルのある回数の反復を含む。命令はさらに、第1のWLANデバイスに、シンボルの反復のうちの1つまたは複数を検出することによってプリアンブル情報を検出させる。
条項28. 本開示で説明する主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための第1のWLANデバイスの装置において実施され得る。第1のWLANデバイスの装置は、第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させるための手段を含んでよい。第1のWLANデバイスの装置は、電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから取得するための手段を含んでよい。
条項29. 条項1~12および28のうちのいずれか1つまたは複数の装置であって、パケットのプリアンブルを検出するためにプリアンブル情報に対して自己相関を実行するための手段をさらに含む。
条項30. 条項1~12および28~29のうちのいずれか1つまたは複数の装置であって、ここで、第1のWLANデバイスは、プリアンブル情報に対して自己相関を実行するために電源投入状態にとどまる。装置は、自己相関に基づく、パケットのプリアンブルの検出に応答して、リッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間でWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させるのをやめることと、パケットを処理するための受信モードを開始することとを行うための手段をさらに含む。
本開示で説明する主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のためのステーションの装置またはAPの装置として実施され得る。装置は、上述の方法または本明細書で説明する機能のうちのいずれか1つを実行するように構成された、1つまたは複数のインターフェースおよび1つまたは複数のプロセッサを含んでよい。
本明細書で使用する、項目の列挙「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-cを包含するものとする。
本明細書で開示する実装形態に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムプロセスは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装されてよい。ハードウェアとソフトウェアとの互換性は、概して機能性の観点から説明されており、全体を通して説明した様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびプロセスに示される。そのような機能性がハードウェアで実装されるのかそれともソフトウェアで実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約によって決まる。
本明細書で開示する態様に関して説明した様々な例示的な論理、論理ブロック、モジュール、および回路を実装するために使用されるハードウェアおよびデータ処理装置は、汎用シングルチップもしくは汎用マルチチッププロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行されてよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ、または任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、もしくはステートマシンであってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。いくつかの実装形態では、特定のプロセスおよび方法は、所与の機能に固有の回路構成によって実行され得る。
1つまたは複数の態様では、説明した機能は、本明細書で開示する構造およびそれらの構造的均等物を含む、ハードウェア、デジタル電子回路構成、コンピュータソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。本明細書で説明した主題の実装形態はまた、1つまたは複数のコンピュータプログラムとして、すなわち、データ処理装置によって実行するために、またはデータ処理装置の動作を制御するために、コンピュータ記憶媒体上に符号化された、コンピュータプログラム命令の1つまたは複数のモジュールとして実装され得る。
ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。本明細書で開示する方法またはアルゴリズムのプロセスは、コンピュータ可読媒体上に存在し得るプロセッサ実行可能ソフトウェアモジュールにおいて実施され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所にコンピュータプログラムを転送することが可能になり得る任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気記憶デバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用され得るとともにコンピュータによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を含んでよい。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれ得る。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-Ray(商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれ得る。追加として、方法またはアルゴリズムの動作は、コードおよび命令のうちの1つまたは任意の組合せもしくはセットとして、コンピュータプログラム製品の中に組み込まれ得る機械可読媒体およびコンピュータ可読媒体上に存在してよい。
本開示で説明した実装形態への様々な修正が当業者には容易に明らかになってよく、本明細書で定義する一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実装形態に適用されてよい。したがって、特許請求の範囲は、本明細書で示される実装形態に限定されることを意図するものではなく、本開示、本明細書で開示する原理および新規の特徴に一致する、最も広い範囲を与えられるべきである。
追加として、「上側(upper)」および「下側(lower)」という用語が図の説明を簡単にするために使用されることがあり、適切に配向されたページ上の図の配向に対応する相対的な位置を示し、実装されるときの任意のデバイスの適切な配向を反映しない場合があることを、当業者は容易に諒解されよう。
別個の実装形態の文脈で本明細書で説明されるいくつかの特徴はまた、単一の実装形態において組み合わせて実装され得る。反対に、単一の実装形態の文脈で説明される様々な特徴はまた、複数の実装形態において別々に、または任意の適切な部分組合せにおいて実装され得る。その上、特徴は、いくつかの組合せで働くものとして説明されることがあり、そのようなものとして当初は特許請求されることさえあり得るが、特許請求される組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては、その組合せから削除されることがあり、特許請求される組合せは、部分組合せまたは部分組合せの変形形態を対象とすることがある。
同様に、動作は特定の順序で図面に示されるが、このことは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示された特定の順序もしくは連続した順序で実行されること、または図示されたすべての動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきでない。さらに、図面は、1つまたは複数の例示的なプロセスをフロー図の形式で概略的に示すことがある。しかしながら、示されない他の動作が、概略的に図示される例示的なプロセスに組み込まれ得る。たとえば、1つまたは複数の追加の動作が、図示した動作のうちのいずれかの前に、その後に、それと同時に、またはそれらの間に実行され得る。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。その上、説明した実装形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実装形態においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきでなく、説明したプログラム構成要素およびシステムが、一般に、単一のソフトウェア製品の中で一緒に統合され得るか、または複数のソフトウェア製品の中にパッケージ化され得ることを理解されたい。追加として、他の実装形態が以下の特許請求の範囲内に入る。場合によっては、特許請求の範囲に記載されているアクションは、異なる順序で実行される場合があり、依然として望ましい結果を達成することができる。
100 ワイヤレス通信ネットワーク、WLAN
102 アクセスポイント(AP)
104 局(STA)
106 通信リンク
107 ダイレクトワイヤレスリンク、ダイレクト通信リンク
108 カバレージエリア
140 他のネットワーク
201 STA
202 AP
203 第1のパケット
204 第2のパケット
205 モードグラフ、電源状態グラフ
206 受信モード
208 リッスンモード
209 タイムライン
211 ワイヤレスチャネル
213 電源状態グラフ
303 第1のビーコンフレーム
304 スリープモード
305 モードグラフ
309 タイムライン
312 第2のビーコンフレーム
313 電源状態グラフ
404 電源状態コントローラ
406 RFフロントエンド
408 アナログデジタル変換器(ADC)
410 ベースバンド処理ユニット
412 フィルタ
414 ミキサ
416 RF増幅器(RFA)
418 シンセサイザおよび位相ロックループ(PLL)
502 レガシーPPDU
504 L-STF
506 L-LTF
508 レガシーシグナル(L-SIG)フィールド
510 データフィールド
511 混合モードPPDU
512 L-STF
514 L-LTF
516 L-SIG
518 HT-SIG
520 HT-STF
522 HT-LTF
526 データフィールド
531 電源グラフ
534 タイミングライン
537 第1の電源投入状態
538 電源切断状態
540 第2の電源投入状態
600 PPDU
602 パケットプリアンブル
603 他の情報
604 L-STF
605 サイクリックプレフィックス
606 L-LTF
607 OFDMシンボルC1
608 電源グラフ
609 OFDMシンボルC2
610 第1の無線およびデータパス整定動作
611 第2の無線およびデータパス整定動作
612 第1の自己相関動作
613 第2の自己相関動作
614 利得変更動作
616 粗タイミング動作
618 電源切断動作
620 動作シーケンス
624 到着最終期限
625 検出持続時間
626 粗タイミング最終期限
627 タイミングライン
630 タイミングライン
800 ワイヤレス通信デバイス
802 モデム
804 無線
806 プロセッサ
808 メモリ
902 AP
904 STA
910 ワイヤレス通信デバイス
915 ワイヤレス通信デバイス
920 アンテナ
925 アンテナ
930 アプリケーションプロセッサ
935 アプリケーションプロセッサ
940 メモリ
945 メモリ
950 外部ネットワークインターフェース
955 ユーザインターフェース(UI)
965 ディスプレイ
975 センサ
1000 電子デバイス
1002 プロセッサ
1004 ネットワークインターフェース
1006 メモリ
1010 バス

Claims (30)

  1. 第1のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)デバイスによって実行される、WLANにおけるワイヤレス通信のための方法であって、
    前記第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で前記第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させるステップと、
    前記電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから受信するステップと
    を備える方法。
  2. 前記パケットのプリアンブルを検出するために前記プリアンブル情報に対して自己相関を実行するステップ
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1のWLANデバイスが、前記プリアンブル情報に対して前記自己相関を実行するために前記電源投入状態にとどまり、前記方法が、
    前記自己相関に基づく、前記パケットの前記プリアンブルの検出に応答して、
    前記リッスンモードの間に前記電源切断状態と前記電源投入状態との間で前記WLANデバイスの前記1つまたは複数の構成要素を交替させるのをやめるステップと、
    前記パケットを処理するための受信モードを開始するステップとをさらに備える、
    請求項2に記載の方法。
  4. 前記パケットのプリアンブルが前記プリアンブル情報のある回数の反復を含み、前記方法が、
    前記プリアンブル情報の前記反復のうちの1つまたは複数を検出することによって前記プリアンブル情報を検出するステップをさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  5. 前記プリアンブル情報の前記回数の反復が、ショートトレーニングフィールド(STF)情報のある回数の反復を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記電源切断状態の持続時間および前記電源投入状態の持続時間が、プリアンブル情報の反復の前記回数、および前記パケットの前記プリアンブルの検出のための時間の持続時間に少なくとも部分的に基づく、請求項4に記載の方法。
  7. 前記電源切断状態と前記電源投入状態との間で前記1つまたは複数の構成要素を交替させるステップが、デューティサイクルに従って前記電源切断状態と前記電源投入状態との間で前記1つまたは複数の構成要素を交替させるステップを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記電源切断状態と前記電源投入状態との間で前記第1のWLANデバイスの前記1つまたは複数の構成要素を交替させるステップが、受信信号強度インジケータ(RSSI)がRSSIしきい値よりも大きいときに実行される、請求項1に記載の方法。
  9. 前記電源切断状態と前記電源投入状態との間で前記第1のWLANデバイスの前記1つまたは複数の構成要素を交替させるステップが、RSSIが第1のRSSIしきい値よりも大きく第2のRSSIしきい値よりも小さいときに実行される、請求項1に記載の方法。
  10. 前記第1のWLANデバイスの前記1つまたは複数の構成要素が、
    無線周波数(RF)フロントエンドの1つまたは複数の構成要素、
    アナログデジタル変換器(ADC)、および
    ベースバンド処理ユニットの1つまたは複数の構成要素のうちの、少なくとも1つを含む、
    請求項1に記載の方法。
  11. 前記パケットのプリアンブルを検出するために前記プリアンブル情報に対して整合フィルタ処理を実行するステップ
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1のWLANデバイスが、前記パケットの前記プリアンブルに対して前記整合フィルタ処理を実行するために前記電源投入状態にとどまる、請求項11に記載の方法。
  13. ワイヤレス通信のための第1のWLANデバイスの装置であって、
    前記第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で前記第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させるように構成された、
    プロセッサと、
    前記電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから取得するように構成された、インターフェースと
    を備える装置。
  14. 前記プロセッサが、
    前記パケットのプリアンブルを検出するために前記プリアンブル情報に対して自己相関を実行するようにさらに構成される、
    請求項13に記載の装置。
  15. 前記プロセッサが、
    前記自己相関に基づく、前記パケットの前記プリアンブルの検出に応答して、
    前記リッスンモードの間の、前記電源切断状態と前記電源投入状態との間での前記第1のWLANデバイスの前記1つまたは複数の構成要素の交替をやめ、
    前記パケットを処理するために受信モードを開始するようにさらに構成される、
    請求項14に記載の装置。
  16. 前記パケットのプリアンブルが前記プリアンブル情報のある回数の反復を含み、前記プリアンブルの検出が前記プリアンブル情報の前記反復のうちの1つまたは複数の検出を含む、請求項13に記載の装置。
  17. 前記プリアンブル情報の前記回数の反復が、ショートトレーニングフィールド(STF)情報のある回数の反復を含む、請求項16に記載の装置。
  18. 前記電源切断状態の持続時間および前記電源投入状態の持続時間が、プリアンブル情報の反復の前記回数、および前記パケットの前記プリアンブルの検出のための時間の持続時間に少なくとも部分的に基づく、請求項16に記載の装置。
  19. 前記電源切断状態と前記電源投入状態との間での前記1つまたは複数の構成要素の交替が、デューティサイクルによる、前記電源切断状態と前記電源投入状態との間での前記1つまたは複数の構成要素の交替を含む、請求項13に記載の装置。
  20. 前記インターフェースが、
    前記パケットに関連する受信信号強度インジケータ(RSSI)を取得するようにさらに構成され、前記電源切断状態と前記電源投入状態との間での前記第1のWLANデバイスの前記1つまたは複数の構成要素の交替が、前記RSSIがRSSIしきい値よりも大きいことに応答して行われる、
    請求項13に記載の装置。
  21. 前記インターフェースが、
    前記パケットに関連する受信信号強度インジケータ(RSSI)を取得するようにさらに構成され、前記電源切断状態と前記電源投入状態との間での前記第1のWLANデバイスの前記1つまたは複数の構成要素の交替が、前記RSSIが第1のRSSIしきい値よりも大きく第2のRSSIしきい値よりも小さいことに応答して行われる、
    請求項13に記載の装置。
  22. 前記第1のWLANデバイスの前記1つまたは複数の構成要素が、
    無線周波数(RF)フロントエンドの1つまたは複数の構成要素、
    アナログデジタル変換器(ADC)、および
    ベースバンド処理ユニットの1つまたは複数の構成要素のうちの、少なくとも1つを含む、
    請求項13に記載の装置。
  23. 前記プロセッサが、
    前記パケットのプリアンブルを検出するために前記プリアンブル情報の1つまたは複数のフィールドに対して整合フィルタ処理を実行するようにさらに構成される、
    請求項13に記載の装置。
  24. 命令を記憶した非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記命令が、第1のワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)デバイスのプロセッサによって実行されたとき、前記第1のWLANデバイスに、
    前記第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で前記第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させることと、
    前記電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから取得することとをさせる、
    非一時的コンピュータ可読媒体。
  25. 前記命令がさらに、前記第1のWLANデバイスに、
    前記パケットのプリアンブルを検出するために前記プリアンブル情報に対して自己相関を実行させる、
    請求項24に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  26. 前記第1のWLANデバイスが、前記プリアンブル情報に対して前記自己相関を実行するために前記電源投入状態にとどまり、前記命令がさらに、前記第1のWLANデバイスに、
    前記自己相関に基づく、前記パケットの前記プリアンブルの検出に応答して、
    前記リッスンモードの間に前記電源切断状態と前記電源投入状態との間で前記WLANデバイスの前記1つまたは複数の構成要素を交替させるのをやめることと、
    前記パケットを処理するために受信モードを開始することとをさせる、
    請求項25に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  27. 前記プリアンブル情報がシンボルのある回数の反復を含み、前記命令がさらに、前記第1のWLANデバイスに、
    前記シンボルの前記反復のうちの1つまたは複数を検出することによって前記プリアンブル情報を検出させる、
    請求項24に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  28. ワイヤレス通信のための第1のWLANデバイスの装置であって、
    前記第1のWLANデバイスのリッスンモードの間に電源切断状態と電源投入状態との間で前記第1のWLANデバイスの1つまたは複数の構成要素を交替させるための手段と、
    前記電源投入状態の間にパケットのプリアンブル情報を第2のWLANデバイスから取得するための手段と
    を備える装置。
  29. 前記パケットのプリアンブルを検出するために前記プリアンブル情報に対して自己相関を実行するための手段
    をさらに備える、請求項28に記載の装置。
  30. 前記第1のWLANデバイスが、前記プリアンブル情報に対して前記自己相関を実行するために前記電源投入状態にとどまり、前記装置が、
    前記自己相関に基づく、前記パケットの前記プリアンブルの検出に応答して、
    前記リッスンモードの間に前記電源切断状態と前記電源投入状態との間で前記WLANデバイスの前記1つまたは複数の構成要素を交替させるのをやめることと、
    前記パケットを処理するための受信モードを開始することとを行うための手段をさらに備える、
    請求項29に記載の装置。
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