JP2024509925A - 自動貯蔵システム - Google Patents

Abstract

本発明は、複数の貯蔵カラム（１０５）を特徴とする骨組み構造（１００）を備える貯蔵システム（１）を提供し、複数の貯蔵カラム（１０５）において、貯蔵コンテナ（１０６）が、垂直スタック（１０７）において互いに積み重ねられて貯蔵されており、貯蔵カラムのうちの少なくとも１つは、カバー（７）と、一対のカバー相互作用要素（８）とを備え、カバー（７）は、貯蔵カラム（１０５）の内周内に収容されることができる周辺を有する水平カバープレート（９）と、カバープレート（９）の両側に配置された少なくとも２つのカバー保持アセンブリ（１０）とを備え、カバー相互作用要素（８）は、貯蔵カラム（１０５）の内周の両側に各々が配置されており、カバー保持アセンブリ（１０）の各々は、停止部（１１）と、アクチュエータ部分（１２）とを備える。

Description

（発明の分野）
本発明は、貯蔵システムに関し、より具体的には、貯蔵システムのより上側のレベルに配置され得る除去可能カバーを特徴とする貯蔵システムに関する。

（背景および従来技術）
図１は、骨組み構造１００を有する典型的な従来技術の自動貯蔵および回収システム１を開示しており、図２～図４は、そのようなシステム１上で動作するのに適した２つの異なる従来技術のコンテナハンドリング車両２０１、３０１を開示している。

骨組み構造１００は、直立部材１０２と、水平部材１０３と、直立部材１０２および水平部材１０３の間の列に配置された貯蔵カラム１０５を備えている貯蔵容積とを備える。これらの貯蔵カラム１０５において、貯蔵コンテナ１０６は、ビンとしても公知であり、互いに積み重ねられ、スタック１０７を形成している。部材１０２、１０３は、典型的には、金属（例えば、押し出しアルミニウムプロファイル）から作製され得る。

自動貯蔵および回収システム１の骨組み構造１００は、骨組み構造１００の上部にわたってグリッドパターンで配置されたレールシステム１０８を備え、そのレールシステム１０８上では、貯蔵コンテナ１０６を貯蔵カラム１０５から上昇させ、貯蔵コンテナ１０６を貯蔵カラム１０５の中に降下させるように、および貯蔵コンテナ１０６を貯蔵カラム１０５の上方に輸送もするようにも、複数のコンテナハンドリング車両２０１、３０１が動作させられる。グリッドパターンを構成するグリッドセル１２２のうちの１つの水平範囲は、太線によってマークされている。

レールシステム１０８（すなわち、レールグリッド）は、フレーム構造１００の上部にわたる第１の方向Ｘにおけるコンテナハンドリング車両２０１，３０１の移動をガイドするように配置された平行レールの第１の組１１０と、第１の方向Ｘに直交する第２の方向Ｙにおけるコンテナハンドリング車両２０１，３０１の移動をガイドするようにレールの第１の組１１０に直交して配置された平行レールの第２の組１１１とを備える。カラム１０５において貯蔵されたコンテナ１０６は、レールシステム１０８におけるアクセス開口部１１２を通してコンテナハンドリング車両によってアクセスされる。コンテナハンドリング車両２０１，３０１は、貯蔵カラム１０５の上方で（すなわち、水平Ｘ－Ｙ平面に平行である平面において）側方に移動することができる。一般的に、レールの組１１０、１１１のうちの少なくとも１つは、２つのコンテナハンドリング車両が隣接グリッドセル１２２上をすれ違うことを可能にする二重トラックレールから構成される。二重トラックレールは、周知であり、例えば、第ＷＯ２０１５／１９３２７８Ａ１号および第ＷＯ２０１５／１４０２１６Ａ１号（その内容は、参照によって本明細書に援用される）に開示されている。

骨組み構造１００の直立部材１０２は、カラム１０５から外へのコンテナの上昇中、およびカラム１０５の中へのコンテナの降下中に貯蔵コンテナをガイドするために使用され得る。コンテナ１０６のスタック１０７は、典型的には、自立型である。

各従来技術コンテナハンドリング車両２０１，３０１は、車体２０１ａ，３０１ａと、車輪の第１の組２０１ｂ，３０１ｂおよび車輪の第２の組２０１ｃ，３０１ｃとを備え、車輪の第１の組２０１ｂ，３０１ｂおよび車輪の第２の組２０１ｃ，３０１ｃは、それぞれ、Ｘ方向およびＹ方向におけるコンテナハンドリング車両２０１，３０１の側方移動を可能にする。図２、３において、各セットにおける２つの車輪は、完全に見えている。車輪の第１の組２０１ｂ，３０１ｂは、レールの第１の組１１０の２つの隣接レールと係合するように配置されており、車輪の第２の組２０１ｃ、３０１ｃは、レールの第２の組１１１の２つの隣接レールと係合するように配置されている。車輪の組２０１ｂ、３０１ｂ、２０１ｃ、３０１ｃのうちの少なくとも１つは、車輪の第１の組２０１ｂ、３０１ｂおよび／または車輪の第２の組２０１ｃ、３０１ｃがどの時点においてもレールのそれぞれの組１１０、１１１と係合されることができるように持ち上げられ、降下させられることができる。

各従来技術コンテナハンドリング車両２０１、３０１は、貯蔵コンテナ１０６の垂直輸送（例えば、貯蔵コンテナ１０６を貯蔵カラム１０５から上昇させ、貯蔵コンテナ１０６を貯蔵カラム１０５の中に降下させる）のための（図４に示されている）コンテナ昇降アセンブリ２も備える。コンテナ昇降アセンブリ２は、昇降フレーム３を備え、昇降フレーム３は、貯蔵コンテナ１０６に対する昇降フレーム３の正しい位置付けのために貯蔵コンテナ１０６およびガイドピン３０４に係合するように適合された１つ以上の把持／係合デバイス４を有する。昇降フレーム３は、昇降バンド５によって車両２０１、３０１から降下されることができ、その結果、車両２０１、３０１に対する昇降フレームの位置が第１の方向Ｘおよび第２の方向Ｙに直交する第３の方向Ｚにおいて調節されることができる。

図２におけるコンテナハンドリング車両２０１の昇降フレーム３（示されていない）は、車体２０１ａの空洞内に配置されているが、図３および４におけるコンテナハンドリング車両３０１の昇降フレーム３は、カンチレバーセクション６から吊り下げられている。

従来のように、本願の目的のためにも、Ｚ＝１は、貯蔵コンテナの最上層、すなわち、レールシステム１０８の直下にある層を識別し、Ｚ＝２は、レールシステム１０８の下方の第２の層を識別し、Ｚ＝３は、第３の層を識別し、他も同様である。図１に開示されている例示的な従来技術において、Ｚ＝８は、貯蔵コンテナの最下底部層を識別している。同様に、Ｘ＝１．．．ｎおよびＹ＝１．．．ｎは、水平面における各貯蔵カラム１０５の位置を識別している。その結果、例として、図１に示されているデカルト座標系Ｘ、Ｙ、Ｚを使用すると、図１において１０６’として識別されている貯蔵コンテナは、貯蔵位置Ｘ＝１０、Ｙ＝２、Ｚ＝３を占有すると言うことができる。コンテナハンドリング車両２０１、３０１は、層Ｚ＝０内を走行すると言うことができ、各貯蔵カラム１０５は、そのＸ座標およびＹ座標によって識別されることができる。

骨組み構造１００の貯蔵容積は、多くの場合、グリッド１０４として参照され、このグリッド内の可能性として考えられる貯蔵位置は、貯蔵セルとして参照される。各貯蔵カラムは、Ｘ方向およびＹ方向における位置によって識別され得、各貯蔵セルは、Ｘ方向、Ｙ方向、およびＺ方向におけるコンテナ番号によって識別され得る。

各従来技術コンテナハンドリング車両２０１、３０１は、レールシステム１０８にわたって貯蔵コンテナ１０６を輸送するときに貯蔵コンテナ１０６を受け取り、収納するための貯蔵コンパートメントまたは空間を備える。図２に示されているように、および、例えば、第ＷＯ２０１５／１９３２７８Ａ１号（その内容は、参照によって本明細書に援用される）に説明されているように、貯蔵空間は、車体２０１ａ内の中心に配置されている空洞を備え得る。

図３は、カンチレバー構造を伴うコンテナハンドリング車両３０１の代替構成を示している。そのような車両は、例えば、第ＮＯ３１７３６６号（その内容も、参照によって本明細書に援用される）に詳細に説明されている。

図２に示されている中心空洞コンテナハンドリング車両２０１は、例えば、第ＷＯ２０１５／１９３２７８Ａ１号（その内容は、参照によって本明細書に援用される）に説明されているように、貯蔵カラム１０５の側方範囲に概して等しいＸ方向およびＹ方向における寸法を伴うエリアを覆うフットプリントを有し得る。本明細書で使用される用語「側方」は、「水平」を意味し得る。

代替として、中心空洞コンテナハンドリング車両２０１は、例えば、第ＷＯ２０１４／０９０６８４Ａ１号に開示されているように、貯蔵カラム１０５によって画定される側方エリアより大きいフットプリントを有し得る。

レールシステム１０８は、典型的には、車両の車輪が走る溝を伴うレールを備える。代替として、レールは、上向きに突出している要素を備え得、車両の車輪は、脱線を防止するためのフランジを備える。これらの溝および上向きに突出している要素は、集合的に、トラックとして公知である。各レールは、１つのトラックを備え得る、または、各レールは、２つの平行トラックを備え得る。

第ＷＯ２０１８／１４６３０４号（その内容は、参照によって本明細書に援用される）は、Ｘ方向およびＹ方向の両方におけるレールおよび平行トラックを備えるレールシステム１０８の典型的構成を例証している。

骨組み構造１００において、カラム１０５の大部分は、貯蔵カラム１０５（すなわち、貯蔵コンテナ１０６がスタック１０７において貯蔵されるカラム１０５）である。しかしながら、いくつかのカラム１０５は、他の目的を有し得る。図１において、カラム１１９および１２０は、貯蔵コンテナ１０６がアクセスステーション（示されていない）に輸送されることができるようにそれらを荷下ろしするための、および／または積み込むためのコンテナハンドリング２０１、３０１によって使用されるような専用カラムであり、アクセスステーションにおいて、貯蔵コンテナ１０６は、骨組み構造１００の外側からアクセスされることができる、または、骨組み構造１００の外または骨組み構造１００の中に移送されることができる。当技術分野において、そのような場所は、通常、「ポート」として参照され、ポートが配置されているカラムは、「ポートカラム」１１９、１２０として参照され得る。アクセスステーションへの輸送は、水平、斜め、および／または垂直のいずれの方向であり得る。例えば、貯蔵コンテナ１０６は、骨組み構造１００内のランダムまたは専用カラム１０５内に設置され、次いで、任意のコンテナハンドリング車両によって積み込まれ、アクセスステーションへのさらなる輸送のために、ポートカラム１１９、１２０に輸送され得る。用語「斜め」は、水平と垂直との間のどこかに一般的な輸送の向きを有する貯蔵コンテナ１０６の輸送を意味することに留意されたい。

図１において、第１のポートカラム１１９は、例えば、コンテナハンドリング車両２０１、３０１が、アクセスまたは移送ステーションに輸送されるべき貯蔵コンテナ１０６を荷下ろしすることができる専用の荷下ろしポートカラムであり得、第２のポートカラム１２０は、コンテナハンドリング車両２０１、３０１が、アクセスまたは移送ステーションから輸送されてきた貯蔵コンテナ１０６を積み込むことができる専用の積込ポートカラムであり得る。

アクセスステーションは、典型的には、製品アイテムが貯蔵コンテナ１０６から除去されるか、または貯蔵コンテナ１０６の中に位置付けられるピッキングまたはストックステーションであり得る。ピッキングまたはストックステーションにおいて、貯蔵コンテナ１０６は、通常、自動貯蔵および回収システム１から除去されないが、アクセスされると再び骨組み構造１００の中に戻される。別の貯蔵設備に（例えば、別の骨組み構造に、または別の自動貯蔵および回収システムに）、輸送車両（例えば、電車または大型貨物自動車）に、または生産設備に貯蔵コンテナを移送するためにも、ポートは、使用されることができる。

ポートカラム１１９、１２０とアクセスステーションとの間で貯蔵コンテナを輸送するために、例えば、ベルトまたはローラコンベヤを備えるコンベヤシステムが、採用され得る。

ポートカラム１１９、１２０およびアクセスステーションが異なるレベルに配置されている場合、コンベヤシステムは、貯蔵コンテナ１０６をポートカラム１１９、１２０とアクセスステーションとの間で垂直に輸送するための垂直コンポーネントを伴う昇降デバイスを備え得る。

コンベヤシステムは、例えば、第ＷＯ２０１４／０７５９３７Ａ１号（その内容は、参照によって本明細書に援用される）に説明されているように、異なる骨組み構造間で貯蔵コンテナ１０６を移送するように配置され得る。

ベルトおよび／またはローラコンベヤは、比較的に高価であり、多くの場合、点検集約的である。そのようなコンベヤの使用を回避するために、いくつかのアクセスステーションは、貯蔵コンテナがアクセスステーションに直接移送され得るように、ポートカラムの真下に配置可能なセクションを有し得る。ポートカラムの下方に配置されるために好適な従来技術のアクセスステーションは、例えば、第ＷＯ２０１２／０２６８２４Ａ１号および第ＷＯ２０１６／１２０３７５Ａ１号に開示されている。従来技術のアクセスステーションは、回転軸のまわりでの半径方向移動によって、貯蔵コンテナをポートカラムの下方の位置からピッキング／ストック位置（またはアクセス位置）へと移動させ得る。オペレータは、ピッキング／ストック位置において貯蔵コンテナの内容物へのアクセスを有する。

図１に開示されているカラム１０５のうちの１つの中に貯蔵されている貯蔵コンテナ１０６がアクセスされるべきであるとき、コンテナハンドリング車両２０１、３０１のうちの１つは、標的貯蔵コンテナ１０６をその位置から回収し、それを荷下ろしポートカラム１１９に輸送するように命令される。この動作は、標的貯蔵コンテナ１０６が位置付けられている貯蔵カラム１０５の上方の場所にコンテナハンドリング車両２０１、３０１を移動させることと、コンテナハンドリング車両２０１、３０１のコンテナ昇降アセンブリ２（図４に示されている）を使用して貯蔵コンテナ１０６を貯蔵カラム１０５から回収することと、貯蔵コンテナ１０６を荷下ろしポートカラム１１９に輸送することとを伴う。標的貯蔵コンテナ１０６が、スタック１０７内の深くに配置されている場合、すなわち、１つまたは複数の他の貯蔵コンテナ１０６が標的貯蔵コンテナ１０６の上方に位置付けられた状態である場合、動作は、標的貯蔵コンテナ１０６を貯蔵カラム１０５から持ち上げることに先立って、上方に位置付けられている貯蔵コンテナを一時的に移動させることも伴う。時として当技術分野において「掘出」と称されるこのステップは、続いて、標的貯蔵コンテナを荷下ろしポートカラム１１９に輸送するために使用される同一のコンテナハンドリング車両を用いて実施され得るか、または、１つまたは複数の他の協働するコンテナハンドリング車両を用いて実施され得る。代替として、または加えて、自動貯蔵および回収システム１は、貯蔵コンテナを貯蔵カラム１０５から一時的に除去するタスクに特化したコンテナハンドリング車両を有し得る。標的貯蔵コンテナ１０６が貯蔵カラム１０５から除去されると、一時的に除去された貯蔵コンテナは、元の貯蔵カラム１０５の中に再び位置付けられることができる。しかしながら、除去された貯蔵コンテナは、代替として、他の貯蔵カラムに移転され得る。

貯蔵コンテナ１０６がカラム１０５のうちの１つの中に貯蔵されるべきであるとき、コンテナハンドリング車両２０１、３０１のうちの１つは、貯蔵コンテナ１０６を積込ポートカラム１２０から積み込み、それが貯蔵されるべき貯蔵カラム１０５の上方の場所にそれを輸送するように命令される。貯蔵カラムスタック１０７内の標的位置または標的位置の上方に位置付けられている任意の貯蔵コンテナが、除去された後、コンテナハンドリング車両２０１、３０１は、貯蔵コンテナ１０６を所望の位置に位置付ける。除去された貯蔵コンテナは、次いで、貯蔵カラム１０５の中へと戻るように降下させられ得る、または、他の貯蔵カラムに移転され得る。

自動貯蔵および回収システム１を監視および制御する（例えば、コンテナハンドリング車両２０１、３０１が互いと衝突することなく、所望の貯蔵コンテナ１０６が所望の時間に所望の場所に送達されることができるように、骨組み構造１００内のそれぞれの貯蔵コンテナ１０６の場所、各貯蔵コンテナ１０６の内容物、およびコンテナハンドリング車両２０１、３０１の移動を監視および制御する）ために、自動貯蔵および回収システム１は、制御システム５００を備え、これは、典型的には、コンピュータ化され、典型的には、貯蔵コンテナ１０６を追跡するためのデータベースを備える。

貯蔵カラム１０５の上端部は、一般的に、周囲に対して完全に開放されており、その結果、貯蔵システム内および周囲における温度条件および雰囲気は、同一である。しかしながら、多くの用途において、貯蔵システムの少なくとも一部内の温度条件／雰囲気を貯蔵システムのその他の部分および／または周囲から独立して制御することが望ましい。これらの用途は、貯蔵されたアイテムの凍結および／または冷却のための貯蔵システムの使用と、貯蔵システムの少なくとも一部の雰囲気を変化させることとを含む。後者は、例えば、火災の場合に貯蔵システムに不活性ガスを充填することを伴い、貯蔵システムが植物の培養のために使用される（すなわち、垂直農法）ときに増加されたＣＯ_２含量を有する空気を充填することを伴う。

ＷＯ２０１５／１２４６１０Ａ１は、積み重ねられた貯蔵コンテナにおいて貯蔵されたアイテムを冷却するように構成された貯蔵システムを開示している。貯蔵システムは、周囲から貯蔵コンテナを断熱するように各貯蔵カラムの上端部において配置された断熱蓋を特徴とする。

開放貯蔵カラムの帰結は、人間のオペレータが貯蔵システムの上部を歩くことができないということである。貯蔵システムの上部を移動することが可能であることは、レールシステム８上に配置された様々な機器が点検または修理を必要とする状況において非常に有利であり得る。

ＷＯ２０１９／０８１０９２Ａ１は、貯蔵システムの側部セクションから点検を必要としている機器までの経路を形成するカバーを使用することによって、人間のオペレータが貯蔵システム上を歩き得る貯蔵システムを開示している。カバーは、貯蔵コンテナのスタック上で支持されている。

本発明の目的は、温度および／または雰囲気が、貯蔵システムの少なくともあるセクションにおいて制御され得る改良された貯蔵システムを提供することである。

本発明のさらなる目的は、人間のオペレータのための経路が骨組み構造の上部上に配置され得る改良された貯蔵システムを提供することである。

国際公開第２０１８／１４６３０４号 国際公開第２０１２／０２６８２４号 国際公開第２０１６／１２０３７５号

本発明は、添付される請求項によって、以下において定義される。

第１の局面において、本発明は、複数の貯蔵カラムを特徴とする骨組み構造を備える貯蔵システムを提供し、複数の貯蔵カラムにおいて、貯蔵コンテナが、垂直スタックにおいて互いに積み重ねられて貯蔵されており、貯蔵カラムのうちの少なくとも１つは、カバーと、２つのカバー相互作用要素とを備え、
カバーは、貯蔵カラムの内周内に収容されることができる周辺を有する水平カバープレートと、カバープレートの両側に配置された少なくとも２つのカバー保持アセンブリとを備え、
２つのカバー相互作用要素は、貯蔵カラムの内周の両側に配置されており、
カバー保持アセンブリの各々は、停止部と、アクチュエータ部分とを備え、カバープレートに対して旋回可能に接続されており、その結果、貯蔵カラムに対するカバーの降下中、アクチュエータ部分が、対応するカバー相互作用要素との相互作用によって貯蔵カラムの内周の内向きに偏向されたとき、停止部は、第１の位置から第２の位置に、貯蔵カラムの内周を越えて外向きに水平方向に移動され、
停止部は、第２の位置にあるとき、第１の位置に向けてバイアスされ、貯蔵カラムの内周におけるエッジとの相互作用によって、所定のレベルにおいてカバーを保持するように配置されている。

貯蔵カラムの内周は、貯蔵カラムの長方形開口部の内周に対応するものとして画定され得、開口部は、貯蔵カラムの上部に配置されている。長方形開口部の内周は、開口部を区切っているレールの組の辺によって設定されており、レールは、フレーム構造の上側レベルにおいて配置されたレールグリッドの一部である。

第２の位置において、停止部のセクションは、貯蔵カラムの内周を越えて延びている。

カバー相互作用要素が配置されている両側は、カバー留めアセンブリが配置されているカバープレートの側部に隣接している。

停止部およびアクチュエータ部分は、旋回接続部を介してカバープレートに接続され得る。旋回接続部は、停止部とアクチュエータ部分との間に配置され得る。

停止部は、上向きレッジによって支持されるように配置された下向きの部分または表面を備え得る。レッジは、水平であり得る。本願において、用語「レッジ」は、狭いエッジを包含することが意図されている。

貯蔵システムの実施形態において、カバーは、カバープレートの両側に配置された支持脚部を備え得る。支持脚部は、カバー保持アセンブリの下方のレベルまで延び得、その結果、第２のカバーは、貯蔵カラムにおいて配置された第１のカバーの上部上に支持され得る。第１のカバーは、カバー保持アセンブリによって所定のレベルに保持される。

貯蔵システムの実施形態において、カバー保持アセンブリは、支持脚部に旋回可能に接続され得る。カバー保持アセンブリは、旋回接続部によって支持脚部に旋回可能に接続され得る。

貯蔵システムの実施形態において、カバー相互作用要素の各々は、プレートであり得る（すなわち、プレート形状である）、かつ／または、カバー保持アセンブリのうちの少なくとも１つのアクチュエータ部分との相互作用のためのガイド表面を備え得る。ガイド表面は、実質的に垂直であり得る、貯蔵カラムの中心線から上向き方向に離れるように傾斜されている少なくともあるセクションを備え得る、または、それらの組み合わせであり得る。換言すると、カバー相互作用要素は、カバー相互作用プレートであり得る。

貯蔵システムの実施形態において、貯蔵カラムの内周におけるレッジは、カバー相互作用要素上に配置され得、分離停止部相互作用要素上に配置され得、水平プロファイルまたはレール上に配置され得、プロファイルまたはレールは、貯蔵カラムの上端部において配置され得る。プロファイルまたはレールは、骨組みシステムの上側レベルにおいて配置されたレールグリッドの一部であり得る。

貯蔵システムの実施形態において、停止部およびアクチュエータ部分は、レバーの両端部に配置され得、レバーは、カバープレートに対して旋回可能に接続されている。

貯蔵システムの実施形態において、停止部およびアクチュエータ部分は、垂直距離によって分離され得、その結果、貯蔵カラムの開口部に進入するとき、停止部は第１の位置にある。垂直距離は、骨組み構造の上側レベルにおけるレールグリッドの高さに少なくとも等しくあり得る。

貯蔵システムの実施形態において、アクチュエータ部分は、カバー相互作用要素のガイド表面との相互作用のためのフォロワを特徴とし得る。フォロワは、アクチュエータ部分を内向きに偏向させるようにカバー相互作用要素のガイド表面に従い得る。フォロワは、旋回可能または回転可能な要素であり得る。回転可能要素は、車輪であり得る。スライド可能要素は、低摩擦表面を特徴とし得る。

貯蔵システムの実施形態において、停止部は、レッジとの相互作用のための下向き表面を特徴とし得る。カバーは、下向き表面を介してレッジから吊り下げられ得るか、または、レッジによって支持され得る。

実施形態において、貯蔵システムは、少なくとも１つのコンテナハンドリング車両を備え得、骨組み構造の上側レベルは、水平レールグリッドを備え、その上で、コンテナハンドリング車両は、２つの直交方向に移動し得、コンテナハンドリング車両は、貯蔵カラムから貯蔵コンテナを上昇させ、貯蔵カラムの中に貯蔵コンテナを降下させることが可能なコンテナ昇降アセンブリを特徴とし、コンテナ昇降アセンブリは、昇降フレームを有しており、昇降フレームは、把持デバイスを備え、貯蔵コンテナおよびカバーは、把持デバイスに対する解放可能接続のための対応するインターフェースを備え、その結果、コンテナ昇降アセンブリは、貯蔵コンテナおよびカバーのいずれかを上昇または降下させ得る。

貯蔵システムの実施形態において、レッジは、設定レベルにおいて配置され得、その結果、カバープレートの上側レベルは、骨組み構造の下方にあるか、または、骨組み構造の上部レベルにある。骨組み構造の上部レベルは、レールグリッドの上側レベルであり得る。

貯蔵システムの実施形態において、レッジは、設定レベルにおいて配置され得、その結果、上側カバーのカバープレートが骨組み構造の上側レベルの下方にある間、少なくとも２つのカバーが、互いに積み重ねられ得る。

貯蔵システムの実施形態において、カバー相互作用要素を特徴とする少なくとも１つの貯蔵カラムは、貯蔵カラムの内周の両側に配置された２つのバリアプレートを備え、両側は、カバー相互作用プレートが配置されている側とは異なっている。バリアプレートおよびカバー相互作用要素の各々は、リブ（例えば、貯蔵カラムの内周から隣接貯蔵カラムに向けて延びているカンチレバープレートセクション）を特徴とし得る。リブは、バリアプレートおよび／またはカバー相互作用要素の折り曲げられたセクションによって形成され得る。リブは、それぞれのカバー相互作用プレートまたはバリアプレートが配置されている貯蔵カラムの内周と、隣接貯蔵カラムの内周との間の中間まで延び得る。バリアプレートとカバー相互作用要素との両方の使用は、骨組み構造の増加した剛性も提供し得る。

貯蔵システムの実施形態において、骨組み構造は、複数の貯蔵カラムを画定している垂直カラムプロファイルを備え得、貯蔵カラムの各々は、垂直カラムプロファイルのうちの４つによって画定されており、カラムプロファイルの各々は、４つのコーナーセクションを備え、各コーナーセクションは、貯蔵ビンのコーナーを収容するように配置されており、各貯蔵カラムの内周は、貯蔵カラムを画定している４つのカラムプロファイルのコーナーセクションの内周によって区切られた長方形によって画定され得る。

貯蔵システムの実施形態において、カバープレートは、貯蔵コンテナの周辺に実質的に等しい周辺を有し得る。カバープレートの周辺は、貯蔵カラムの内周にも実質的に等しくあり得る。

貯蔵カラムの実施形態において、骨組み構造は、複数の貯蔵カラムを画定している垂直カラムプロファイルを備え得、骨組み構造の少なくともあるセクションにおけるカラムプロファイルの各々は、アルミニウム合金で作製された下側プロファイルセクションおよび上側プロファイルセクションを備え、下側プロファイルセクションおよび上側プロファイルセクションは、アルミニウム合金より低い熱伝導性を有する材料で作製されたジョイントブラケットによって相互接続され、分離されている。ジョイントブラケットは、サーマルブレークブラケットとも呼ばれ得る。

貯蔵システムの実施形態において、ジョイントブラケットは、適切なポリマー材料で作製される。適切なポリマー材料は、十分な強度を有する任意の合成プラスチック材料（例えば、ＰＶＣ，ＨＤＰＥおよびＰＰの様々なタイプ）を含み得る。

貯蔵システムの実施形態において、ジョイントブラケットは、下側プロファイルセクションと上側プロファイルセクションとの間に配置された分離プレートと、下側プロファイルセクションおよび上側プロファイルセクションに接続された少なくとも１つのプロファイル接続要素とを備え得、プロファイル接続要素は、分離プレートの平面に直交する方向に延びている。

ジョイントブラケットの分離プレートは、水平であり得る。プロファイル接続要素は、下側プロファイルセクションに対するボルト接続のための第１の貫通孔と、上側プロファイルセクションに対する接続のための第２の貫通孔とを特徴とし得る。

貯蔵システムの実施形態において、カバー相互作用要素は、ジョイントブラケットのレベルに配置される。換言すると、レッジは、設定レベルに配置され得、その結果、カバープレートは、ジョイントブラケットと実質的に同一レベルである。レッジは、設定レベルに配置され得、その結果、上側プロファイルセクションの大部分は、カバープレートの上方にある。

貯蔵システムの実施形態において、貯蔵カラムのうちの少なくとも複数のものは、カバーを備え得る。貯蔵システムは、隣接貯蔵カラムのセクションを備え得、該セクションにおける各貯蔵カラムは、カバーを備え得る、または、カバーを提供され得る。

貯蔵システムの実施形態において、カバーは、断熱の層を提供され得る。

貯蔵システムの実施形態において、カバーは、人間のオペレータが貯蔵カラムの上方の骨組み構造の上側レベルにおいてカバー上に立つことを可能にするように配置される。

実施形態において、貯蔵システムは、隣接貯蔵カラムの少なくともあるセクションを備え得、各貯蔵カラムは、カバーを特徴とし、貯蔵カラムのセクションは、垂直壁パネルによって貯蔵システムの周囲から隔離され得る。壁パネルは、貯蔵カラムのセクションのまわりに延び得、骨組み構造の底部レベルから少なくともカバーのレベルまで延び得る。

実施形態において、貯蔵システムは、隣接貯蔵カラムのセクション内の雰囲気を冷却するための冷却ユニットを含み得る。

貯蔵システムの実施形態において、停止部は、フックの一部である。フックは、貯蔵カラムの内周におけるエッジと相互作用し得る下向きの部分または表面を備え、その結果、カバーは、フックを介して貯蔵カラム内に吊り下げられる。

第２の局面において、本発明は、第１の局面の任意の実施形態による貯蔵システムのためのカバーを提供し、カバーは、支持脚部と、水平カバープレートと、カバープレートの２つの両側の各々において配置された少なくとも１つのカバー保持アセンブリとを備え、カバー保持アセンブリの各々は、停止部と、アクチュエータ部分とを有するレバーを備え、レバーは、対応する支持脚部に旋回可能に接続されており、その結果、停止部は、アクチュエータ部分が、カバープレートのアクチュエータ部分が配置されている側の反対の側に向けて内向きに移動させられたときに、カバープレートの水平の周辺を越えて外向きに移動させられる。

第２の局面によるカバーは、カバーに関連する第１の局面の特徴のいずれかを備え得る。

第３の局面において、本発明は、第１の局面の任意の実施形態による貯蔵システムの貯蔵カラム内にカバーを配置する方法を提供し、
貯蔵カラムの中にカバーを降下させるステップと、
対応するカバー相互作用要素とのアクチュエータ部分の相互作用によって、第２の位置へと停止部を移動させるステップと、
貯蔵カラムの内周におけるレッジとの停止部の相互作用によって、貯蔵カラムに対して所定のレベルにおいてカバーを保持するステップと
を含む。

第３の局面による方法の実施形態において、所定のレベルに保持されたカバーのカバープレート（すなわち、カバープレートの上側表面）と、貯蔵カラムの上側レベルとの間の垂直距離は、貯蔵コンテナの高さより大きく、方法は、
所定のレベルに保持されたカバー上に貯蔵コンテナまたはさらなるカバーを降下させるステップ
を含む。

第４の局面において、本発明は、カラムの内部にカバーを配置する方法を提供し、カラムは、一対のカバー相互作用要素を備え、カバーは、カラムの内周内に収容されることができる周辺を有する水平カバープレートと、カバープレートの両側に配置された少なくとも２つのカバー保持アセンブリとを備え、
２つのカバー相互作用要素は、カラムの内周の両側に配置されており、
カバー保持アセンブリの各々は、停止部と、アクチュエータ部分とを備え、カバープレートに対して旋回可能に接続されており、方法は、
カラムの中にカバーを降下させるステップと、
対応するカバー相互作用要素との相互作用によって貯蔵カラムの内周の内向きにアクチュエータ要素を同時に偏向させ、貯蔵カラムの内周を越えて水平方向において外向きに停止部を移動させるステップと、
カラムの内周におけるレッジと停止部とを相互作用させることにより、カラム内の所定のレベルにカバーを保持するステップと
を含む。

第５の局面において、本発明は、貯蔵システムのための骨組み構造を提供し、骨組み構造は、複数の貯蔵カラムを画定している垂直カラムプロファイルを備え、骨組み構造の少なくともあるセクションにおけるカラムプロファイルの各々は、アルミニウム合金で作製された下側プロファイルセクションおよび上側プロファイルセクションを備え、下側プロファイルセクションおよび上側プロファイルセクションは、アルミニウム合金より低い熱伝導性を有する材料で作製されたジョイントブラケットによって相互接続され、分離されている。換言すると、下側プロファイルセクションおよび上側プロファイルセクションは、サーマルブレークブラケットによって相互接続され、分離されている。

第５の局面による貯蔵システムの実施形態において、ジョイントブラケットは、適切なポリマー材料で作製されている。適切なポリマー材料は、十分な強度を有する任意の合成プラスチック材料（例えば、ＰＶＣ，ＨＤＰＥおよびＰＰの様々なタイプ）を含み得る。

第５の局面による貯蔵システムの実施形態において、ジョイントブラケットは、下側プロファイルセクションと上側プロファイルセクションとの間に配置された分離プレートと、下側プロファイルセクションおよび上側プロファイルセクションに接続された少なくとも１つのプロファイル接続要素とを備え得、プロファイル接続要素は、分離プレートの平面に直交する方向に延びている。

第５の局面による貯蔵システムの実施形態において、少なくとも１つのプロファイル接続要素は、分離プレートの周辺に位置付けられている。

第５の局面による貯蔵システムの実施形態において、少なくとも１つのプロファイル接続要素は、分離プレートの両側において延びている。

第５の局面による貯蔵システムの実施形態において、ジョイントブラケットは、分離プレートの中心線のまわりに均等に千鳥状に配置された４つのプロファイル接続要素を備え得る。

第５の局面による貯蔵システムの実施形態において、ジョイントブラケットの分離プレートは、水平であり得、すなわち、分離プレートは、垂直カラムプロファイルの縦方向に直交している平面において配置され得る。

第５の局面による貯蔵システムの実施形態において、プロファイル接続要素は、下側プロファイルセクションに対するボルト接続のための第１の貫通孔と、上側プロファイルセクションに対する接続のための第２の貫通孔とを特徴とし得る。

第５の局面による貯蔵システムの実施形態において、少なくとも１つのプロファイル接続要素は、貯蔵カラム内に配置され得るカバー相互作用要素の接続のための第３の貫通孔を備え得、第３の貫通孔の中心線は、第２の貫通孔および第３の貫通孔の中心線に直交している。

第５の局面による貯蔵システムの実施形態において、分離プレートは、各側において突出部を備え得、突出部は、ジョイントブラケットに接続されている上側プロファイルセクションおよび下側プロファイルセクションの端部の中に挿入されるように配置されている。突出部は、上側プロファイルセクションと下側プロファイルセクションとの間の側方移動を防止するように構成され得る。

第６の局面において、本発明は、第１の局面または第５の局面による貯蔵システムのためのジョイントブラケットを提供し、ジョイントブラケットは、骨組み構造における垂直カラムプロファイルの下側プロファイルセクションと上側プロファイルセクションとの間に配置可能な分離プレートと、下側プロファイルセクションおよび上側プロファイルセクションに接続可能な少なくとも１つのプロファイル接続要素とを備え、プロファイル接続要素は、分離プレートの平面に直交する方向に延びている。

第６の局面のさらなる実施形態において、ジョイントブラケットは、第５の局面において画定されたジョイントブラケットの特徴のいずれかを備え得る。

第７の局面において、本発明は、貯蔵システムのための垂直カラムプロファイルを提供し、垂直カラムプロファイルは、アルミニウム合金で作製された下側プロファイルセクションおよび上側プロファイルセクションを備え、下側プロファイルセクションおよび上側プロファイルセクションは、アルミニウム合金より低い熱伝導性を有する材料で作製されたジョイントブラケットによって相互接続され、分離されている。換言すると、下側プロファイルセクションおよび上側プロファイルセクションは、サーマルブレークブラケットによって相互接続され、分離されている。

第７の局面のさらなる実施形態において、ジョイントブラケットは、第５の局面において画定されたジョイントブラケットの特徴のいずれかを備え得る。

本発明の実施形態は、以下の図面を参照することによって詳細に記載されている。

図１は、従来技術の自動貯蔵および回収システムの骨組み構造の斜視図である。 図２は、その内部の貯蔵コンテナを運ぶための中心に配置された空洞を有する従来技術のコンテナハンドリング車両の斜視図である。 図３は、真下に貯蔵コンテナを運ぶためのカンチレバーを有する従来技術のコンテナハンドリング車両の斜視図である。 図４は、コンテナ昇降アセンブリが示されている図３におけるコンテナハンドリング車両の側面図である。 図５は、本発明による例示的貯蔵システムの斜視図である。 図６は、図５における貯蔵システムの断面の斜視図である。 図７は、貯蔵システムの貯蔵カラムの詳細を示している分解図である。 図８は、本発明による例示的カバーの斜視図である。 図９は、本発明による貯蔵システムにおける使用に適したジョイントブラケットの斜視図である。 図１０は、図５における貯蔵システムの例示的コンテナハンドリング車両の斜視図である。 図１１～１３は、図５における貯蔵システムの貯蔵カラムにおいて配置されている例示的カバーの断面図である。 図１１～１３は、図５における貯蔵システムの貯蔵カラムにおいて配置されている例示的カバーの断面図である。 図１１～１３は、図５における貯蔵システムの貯蔵カラムにおいて配置されている例示的カバーの断面図である。 図１４～１８は、カバーが貯蔵システムの貯蔵カラムにおいてより高いレベルに配置された第２の例示的貯蔵システムの断面図である。 図１４～１８は、カバーが貯蔵システムの貯蔵カラムにおいてより高いレベルに配置された第２の例示的貯蔵システムの断面図である。 図１４～１８は、カバーが貯蔵システムの貯蔵カラムにおいてより高いレベルに配置された第２の例示的貯蔵システムの断面図である。 図１４～１８は、カバーが貯蔵システムの貯蔵カラムにおいてより高いレベルに配置された第２の例示的貯蔵システムの断面図である。 図１４～１８は、カバーが貯蔵システムの貯蔵カラムにおいてより高いレベルに配置された第２の例示的貯蔵システムの断面図である。

以下では、本発明の実施形態が、添付図面を参照してより詳細に議論され得る。図面は、例証されている主題に本発明を限定することは意図されていない。

例証的貯蔵システムの例示的実施形態が、図５において例証されている冷却貯蔵システムを参照することによって記載されている。しかしながら、例証的貯蔵システムの特徴は、特に、以下に記載されているカバー７が、貯蔵システム内の冷却された雰囲気を維持することよりその他の有利な効果を獲得するために使用され得ることに留意されたい。

本発明による例示的貯蔵システム１’は、貯蔵コンテナ１０６が垂直スタック１０７において互いに積み重ねられて貯蔵されている複数の貯蔵カラム１０５を特徴とする骨組み構造１００を備える。貯蔵システム１’は、貯蔵コンテナ１０６を包囲している雰囲気を冷却するための冷却ユニット２１と、貯蔵システムの側部を断熱するように配置された垂直壁パネル２０とを特徴とする。

コンテナハンドリング車両３０１’は、骨組み構造１００の上側レベルにおいて水平レールグリッド１０８上で２つの直交方向に移動するように配置されている。コンテナハンドリング車両３０１’は、貯蔵カラム１０５から貯蔵コンテナ１０６を上昇させることと、貯蔵カラム１０５の中に貯蔵コンテナを降下させることとが可能なコンテナ昇降アセンブリ２を特徴とする（図６および１０を参照されたい）。コンテナ昇降アセンブリ２は、把持デバイス４を有している昇降フレーム３を特徴とする。貯蔵コンテナ１０６およびカバー７は、把持デバイス４に対する解放可能な接続のための対応するインターフェース２３を備え、その結果、コンテナ昇降アセンブリ２は、貯蔵コンテナ１０６およびカバー７のいずれかを上昇または降下し得る（図６～８を参照されたい）。

骨組み構造１００は、複数の貯蔵カラム１０５を画定している垂直カラムプロファイル１０２を備え、貯蔵カラム１０５の各々は、垂直カラムプロファイルのうちの４つによって画定されている。各カラムプロファイルは、４つのコーナーセクションを特徴としており、各コーナーセクションは、貯蔵コンテナ１０６のコーナーを収容するように配置されている。

貯蔵カラムの各々は、貯蔵カラム１０５の中に降下されたカバー７（すなわち、カバー相互作用要素）との相互作用のための反対に配置されたカバー相互作用プレート８を特徴とする。カバー相互作用プレート８は、貯蔵カラムの内周の両側に配置されており、カラムプロファイル１０２に接続されており、貯蔵カラム１０５の中心線に面しているガイド表面２９を特徴とする。

各貯蔵カラム１０５の内周は、貯蔵カラムを画定している４つのカラムプロファイル１０２のコーナーセクションの内周によって区切られた長方形によって画定されている。すなわち、貯蔵カラム１０５の内周は、貯蔵カラムの長方形開口部の内周に対応している。長方形開口部の内周は、開口部を区切っているレールの辺１１１、１１０によって画定されている（図１を参照されたい）。

カバー７は、所定のレベルにおいて貯蔵カラム１０５内に配置され得る。例示的貯蔵システム１’は、貯蔵カラム１０５の各々のためのカバー７を特徴とする。その他の実施形態において、貯蔵システムは、例えば、貯蔵カラム１０５のセクションに分割され得、セクションのうちのいくつかにおける貯蔵カラム１０５のみが、カバー７を特徴とする。

例示的貯蔵システム１’において、各カラムプロファイル１０２は、アルミニウム合金で作製された下側プロファイルセクション１０２ａおよび上側プロファイルセクション１０２ｂからさらに構成されている（図７を参照されたい）。下側プロファイルセクション１０２ａおよび上側プロファイルセクション１０２ｂは、アルミニウム合金より低い熱伝導性を有する材料で作製されたジョイントブラケット１８によって相互接続され、分離されている。ジョイントブラケット１８は、貯蔵システムの冷却部分とコンテナハンドリング車両が動作する骨組みの上側レベルとの間の熱伝導を防止する。骨組み構造の上側レベルにおける温度がゼロを下回ることを防止することは、水平レールグリッド１０８上の水の凝固および／または氷結によって引き起こされる潜在的な問題が回避され得るということにおいて、非常に有利である。そのような問題は、コンテナハンドリング車両の脱線と、コンテナ車両とレールグリッド１０８との間の車輪の摩擦の損失とを含み得る。

ジョイントブラケット１８（図９を参照されたい）は、好ましくは、適切なポリマー材料で作製されており、適切なポリマー材料は、十分な強度を有する任意の合成プラスチック材料（例えば、ＰＶＣ，ＨＤＰＥおよびＰＰの様々なタイプ）を含んでいる。ジョイントブラケット１８は、下側プロファイルセクション１０２ａと上側プロファイルセクション１０２ｂとの間に配置された分離プレート２４と、下側プロファイルセクション１０２ａおよび上側プロファイルセクション１０２ｂに接続されたプロファイル接続要素２５とを特徴とする。プロファイル接続要素２５は、分離プレートの平面に直交する方向に延びている。上側プロファイルセクションと下側プロファイルセクションとを接続しているジョイントブラケットによって提供されるサーマルブレークは、任意の貯蔵システムにおいて非常に有利であり得、骨組み構造の下側部分は、骨組み構造の上側部分より低い温度にある。

各カバー７（図８を参照されたい）は、水平カバープレート９と、４つの支持脚部１５とを特徴とする。カバープレート９は、貯蔵カラム１０５の内周内に収容され得る周辺を有する。カバープレート９の周辺は、貯蔵カラム１０５内に積み重ねられた貯蔵コンテナの周辺に実質的に等しくあり得る。４つのカバー保持アセンブリ１０は、カバープレート９の両側において対で配置されている。カバープレートは、コンテナハンドリング車両３０１’の把持デバイス４に対する解放可能接続のためのインターフェース２３を提供されている。カバープレート９の上側表面は、好ましくは、平坦であるが、その他の実施形態においては、インターフェース２３が把持デバイス４によってアクセスされ得ることを前提として、任意の形状を有し得る。

カバー保持アセンブリ１０は、フック１１（すなわち、停止部）と、アクチュエータ部分１２とを特徴とする。フック１１およびアクチュエータ部分１２は、レバー１６の両端部に配置されている。レバー１６は、旋回接続部１９によって支持脚部１５のうちの１つを介してカバープレート９に接続されている（図８を参照されたい）。

アクチュエータ部分１２は、車輪２２を特徴とする。車輪２２は、カバーが貯蔵カラム１０５の中に降下されたときに、対応するカバー相互作用プレート８（すなわち、カバー相互作用要素）と相互作用するように配置されている。車輪２２は、アクチュエータ部分１２とカバー相互作用プレート８との間の円滑で静かな相互作用を確実にする。その他の実施形態において、車輪２２は、任意の適切なスライド表面によって置換され得る。

アクチュエータ部分１２が、対応するカバー相互作用プレート８との相互作用によって貯蔵カラムの内周の内向きに偏向されたとき、旋回接続部１９は、第１の位置から第２の位置に、フック１１が貯蔵カラム１０５の内周を越えて水平方向において外向きに移動させられることを確実にする。フック１１は、バネ２６によって第１の位置に向けてバイアスされる。

第２の位置において、フック１１のセクション（例えば、下向き表面）は、貯蔵カラムの内周を越えて延び、レッジ１３、１４と相互作用し、その結果、カバーは、貯蔵カラム内で所定のレベルに保持される。所望のレベルまたは所定のレベルに依存して、レッジ１３、１４は、対応するカバー相互作用プレート８上に配置され得（図７または１１を参照されたい）、または、貯蔵カラム１０５の開口部を画定しているレールグリッド１０８の側部上に配置され得る（図１４を参照されたい）。

図５～７および図１０～１３において例証されている例示的貯蔵システムにおいて、カバー７は、貯蔵カラム１０５内の下側レベルにおいて配置され得、それらのカバー保持アセンブリ１０によって貯蔵カラム１０５内に保持されたカバー７の上部上のさらなるカバー７’および／または貯蔵コンテナ１０６’の積み重ねを可能にする。カバー７が下側レベルに配置されていることは、例えば背景セクションにおいて記載されたように掘出動作中に貯蔵コンテナおよびカバー７の柔軟な編成を可能にするので、カバー７のいくつかの用途においては非常に有利である。

カバー７とカバー相互作用プレート８との間の協働的移動は、図１１～１３において例証されているように、カバーが貯蔵カラム１０５内で下側レベルに保持されることを可能にする。カバー７は、図１０に示されているようにコンテナハンドリング車両３０１’によって貯蔵カラムの中に降下されるが、昇降フレーム３は、例証目的のために図１１～１３において示されてはいない。

第１の垂直位置（図１１を参照されたい）において、アクチュエータ部分１２の車輪２２は、カバー相互作用プレート８と初期接触している。本実施形態において、カバー相互作用プレート８は、車輪２２との円滑な初期接触を提供するための車輪接触セクション３０を特徴とする。車輪接触セクション３０は、貯蔵カラムの中心線から上向き方向に離れるように傾斜させられている。カバー相互作用プレート８は、対応するフック１１のためのエッジ１３を有している。

初期接触の後、カバー７は、貯蔵カラム１０５の中にさらに降下され（図１２を参照されたい）、アクチュエータ部分１２は、貯蔵カラム１０５の内周の内向きに偏向される。アクチュエータ部分１２の移動と同時に、フック１１は、第１の位置から第２の位置に外向きに移動させられる。第２の位置において、フック１１の部分は、貯蔵カラムの内周を越えて、エッジ１３の上方に延びている。

最後に、カバーは、フック１１が対応するエッジ１３と接触するまで降下させられ（図１３を参照されたい）、カバーは、貯蔵カラム１０５内で所定のレベルにおいて吊り下げられる。

カバー相互作用プレート８に加え、例示的実施形態は、貯蔵カラム１０５の内周の両側に配置された２つのバリアプレート２７を特徴とする。バリアプレート２７およびカバー相互作用プレート８は、隣接貯蔵カラム１０５に向けて貯蔵カラム１０５の内周から延びているリブ２８を特徴とする。複数の隣接貯蔵カラム１０５がカバー７を装着しているとき、リブ２８は、貯蔵カラム間の垂直の空間を閉鎖し、骨組み構造１００の上側レベルへの例えば冷たい空気の自由通過を防止する。例示的実施形態において、バリアプレート２７およびカバー相互作用プレート８は、ジョイントブラケット１８上の貫通孔３１，３２を介して貯蔵カラム内に配置されている。しかしながら、その他の実施形態において、バリアプレート２７およびカバー相互作用プレート８は、有利にも、例えばボルトによってカラムプロファイルに直接的に接続され得る。

上述のように、カバー７は、骨組み構造１００の上側レベルにおいても配置され得る（カバー７とカバー相互作用プレート８との間の協働的移動の例証のための図１４～１８を参照されたい）。例示的実施形態において、カバー相互作用プレート８は、エッジ（それを介してカバー７が定位置において保持される）を特徴としていない。その代わりに、カバー７のフック１１は、水平プロファイル１７のエッジ１４と相互作用し得る。プロファイル１７は、レール１１１の下方に配置されており、レールグリッド１０８の部分は、骨組み構造１００の上側レベルにおいて配置されている。貯蔵カラム１０５の中へのカバー７の初期導入中、アクチュエータ部分１２の車輪２２は、レール１１１と接触し得（図１４および１５を参照されたい）、その結果、フック１１は、貯蔵カラム１０５の内周を越えて第２の位置へと外向きに移動させられる。しかしながら、カバー７のさらなる降下中にレール１１１を通過するとき、フック１１は、レール１１１の上部上で詰まることを回避するために、第１の位置にいなければならない。したがって、フック１１およびアクチュエータ部分１２は、フック１１がレール１１１の上側レベルに降下される前に、アクチュエータ部分１２がレール１１１およびプロファイル１７の下方にあることを確実にするために十分な互いからの距離に配置される（図１６を参照されたい）。フック１１とアクチュエータ部分１２との間の必要とされる距離は、レール１１１およびプロファイル１７の高さに依存し得る。フック１１がレール１１１の上側レベルの下方に降下されたとき、車輪２２は、カバー相互作用プレート８と接触することになり得、フック１１は、第２の位置に移動させられ、エッジ１４を介して、カバー７を定位置に保持する（例えば、図１７および図１８を参照されたい）。

本発明の貯蔵システムは、冷却貯蔵システムを参照することによって詳細に記載されているが、本発明は、制御された雰囲気が所望される任意の用途において等しく有利である。そのような用途は、例えば、火災の場合に不活性ガスを貯蔵システムに充填することと、貯蔵システムが植物の栽培（すなわち、垂直農業）のために使用されるときに、増加したＣＯ_２含量および／または特定の水分含量を有する空気を導入することと、温度を制御することとを伴い得る。本発明のさらなる用途において、カバーは、骨組み構造の上側レベルにおいて経路を構築するために使用され得、その結果、オペレータは、貯蔵カラムの上部上を歩くことを可能にされ得る。本発明におけるカバーが適している経路を構築する方法は、ＷＯ２０１９／０８１０９２Ａ１において開示されている。

Claims (15)

1. 複数の貯蔵カラム（１０５）を特徴とする骨組み構造（１００）を備える貯蔵システム（１）であって、前記複数の貯蔵カラム（１０５）において、貯蔵コンテナ（１０６）が、垂直スタック（１０７）において互いに積み重ねられて貯蔵されており、前記貯蔵カラムのうちの少なくとも１つは、カバー（７）と、一対のカバー相互作用要素（８）とを備え、
   前記カバー（７）は、前記貯蔵カラム（１０５）の内周内に収容されることができる周辺を有する水平カバープレート（９）と、前記カバープレート（９）の両側に配置された少なくとも２つのカバー保持アセンブリ（１０）とを備え、
   前記カバー相互作用要素（８）の各々は、前記貯蔵カラム（１０５）の前記内周の両側に配置されており、
   前記カバー保持アセンブリ（１０）の各々は、停止部（１１）と、アクチュエータ部分（１２）とを備え、前記カバープレート（９）に対して旋回可能に接続されており、その結果、前記貯蔵カラム（１０５）に対する前記カバー（７）の降下中、前記アクチュエータ部分（１２）が対応するカバー相互作用要素（８）との相互作用によって前記貯蔵カラムの前記内周の内向きに偏向させられると、前記停止部（１１）は、第１の位置から第２の位置に、前記貯蔵カラム（１０５）の前記内周を越えて水平方向に外向きに移動させられ、
   前記停止部（１１）は、前記第２の位置にあるとき、前記第１の位置に向けてバイアスされ、前記貯蔵カラム（１０５）の前記内周におけるレッジ（１３，１４）との相互作用によって、所定のレベルにおいて前記カバー（７）を保持するように配置されている、貯蔵システム（１）。
2. 前記カバー相互作用要素（８）の各々は、パネルであり、かつ／または、前記カバー相互作用要素（８）の各々は、前記カバー保持アセンブリ（１０）のうちの少なくとも１つの前記アクチュエータ部分（１２）との相互作用のためのガイド表面（２９）を備える、請求項１に記載の貯蔵システム。
3. 前記貯蔵カラム（１０５）の前記内周における前記レッジ（１３，１４）は、前記カバー相互作用要素（８）上に配置されるか、または、前記貯蔵カラム（１０５）の上端部において配置された水平プロファイル（１７）上に配置される、前記請求項のいずれかに記載の貯蔵システム。
4. 前記停止部（１１）および前記アクチュエータ部分（１２）は、レバー（１６）の両端部において配置され、前記レバーは、前記停止部と前記アクチュエータ部分との間に配置された旋回接続部（１９）によって前記カバープレート（９）に対して旋回可能に接続されている、前記請求項に記載の貯蔵システム。
5. 前記カバー（７）は、前記カバープレート（９）の両端部において配置された支持脚部（１５）を備える、前記請求項のいずれかに記載の貯蔵システム。
6. 前記カバー保持アセンブリ（１０）は、前記支持脚部（１５）に旋回可能に接続される、請求項５に記載の貯蔵システム。
7. 前記アクチュエータ部分（１２）は、前記カバー相互作用要素（８）の表面との相互作用のためのスライド可能または回転可能な要素を特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の貯蔵システム。
8. 前記停止部（１１）は、前記レッジ（１３，１４）との相互作用のための下向き表面を特徴とする、前記請求項のいずれかに記載の貯蔵システム。
9. 前記骨組み構造（１００）は、前記複数の貯蔵カラム（１０５）を画定している垂直カラムプロファイル（１０２）を備え、前記カラムプロファイルの各々は、アルミニウム合金で作製された下側プロファイルセクション（１０２ａ）および上側プロファイルセクション（１０２ｂ）を備え、前記下側プロファイルセクションおよび前記上側プロファイルセクションは、前記アルミニウム合金より低い熱伝導性を有する材料で作製されたジョイントブラケット（１８）によって相互接続され、分離されており、前記材料は、好ましくは、適切なポリマー材料である、前記請求項のいずれかに記載の貯蔵システム。
10. 前記貯蔵カラムのうちの少なくとも複数のものは、カバー（７）を備える、前記請求項のいずれかに記載の貯蔵システム。
11. 隣接する貯蔵カラムの少なくともあるセクションを備え、各貯蔵カラムは、カバーを特徴とし、貯蔵カラムの前記セクションは、垂直壁パネル（２０）によって前記貯蔵システムの前記周囲から隔離されている、前記請求項のいずれかに記載の貯蔵システム。
12. 前記停止部は、フック（１１）の部分を備える、前記請求項のいずれかに記載の貯蔵システム。
13. 前記請求項のいずれかに記載の貯蔵システムのためのカバーであって、前記カバーは、水平カバープレート（９）と、支持脚部（１５）と、前記カバープレート（９）の２つの両側の各々において配置されたカバー保持アセンブリ（１０）とを備え、
    前記カバー保持アセンブリ（１０）の各々は、停止部（１１）とアクチュエータ部分（１２）とを有するレバーを備え、前記レバーは、対応する支持脚部（１５）に旋回可能に接続されており、その結果、前記停止部（１１）は、前記アクチュエータ部分が、前記カバープレートの前記アクチュエータ部分が配置されている側と反対の側に向けて内向きに偏向させられると、前記カバープレート（９）の水平の周辺を越えて移動させられる、カバー。
14. 請求項１～１２のいずれかの記載の貯蔵システムの貯蔵カラム（１０５）内にカバー（７）を配置する方法であって、
    前記貯蔵カラムの中に前記カバー（７）を降下させるステップと、
    前記対応するカバー相互作用要素（８）との前記アクチュエータ部分（１２）の相互作用によって、前記第２の位置へと前記停止部（１１）を移動させるステップと、
    前記貯蔵カラム（１０５）の前記内周におけるレッジ（１３，１４）との前記停止部（１１）の相互作用によって、前記貯蔵カラム（１０５）に対して所定のレベルにおいて前記カバー（７）を保持するステップと
    を含む、方法。
15. カラム（１０５）の内部にカバー（７）を配置する方法であって、前記カラムは、前記カラムの対向側に各々が配置された一対のカバー相互作用要素（８）を備え、前記カバー（７）は、前記カラム（１０５）の内周内に収容されることができる周辺を有する水平カバープレート（９）と、前記カバープレート（９）の両側に配置された少なくとも２つのカバー保持アセンブリ（１０）とを備え、
    前記２つのカバー相互作用要素（８）は、前記カラム（１０５）の前記内周の両側に配置されており、
    前記カバー保持アセンブリ（１０）の各々は、停止部（１１）と、アクチュエータ部分（１２）とを備え、前記カバープレート（９）に対して旋回可能に接続されており、前記方法は、
    前記カラムの中に前記カバーを降下させるステップと、
    対応するカバー相互作用要素（８）との相互作用によって前記貯蔵カラムの前記内周の内向きに前記アクチュエータ部分（１２）を同時に偏向させ、それによって、前記貯蔵カラム（１０５）の前記内周を越えて水平方向において外向きに前記停止部（１１）を移動させるステップと、
    前記停止部（１１）を前記カラムの前記内周に位置付けられたレッジ（１３，１４）と相互作用させることにより、前記カラム内の所望のレベルに前記カバーを保持するステップと
    を含む、方法。

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