JP2024506234A - 紙製の波形封筒 - Google Patents

Abstract

本発明は、一次及び二次包装及び輸送ニーズのための、折り目線及び粘着ストリップを有する紙製の２層波形封筒に関する。封筒には、一重又は二重（必要に応じて返品物流のための）線の粘着ストリップが付属している。これらの封筒は、包装をフラストレーションなく開けるための開封テープの提供で強化され得る。封筒の不正開封の証拠を強化するために、ミシン目の選択肢がある。封筒には、頂部以外の至るところに付番システムが付属し得、開封テープは、開封の容易さのために設けられ得る。包装が不正開封されたかどうかの識別を支援するために、熱と接触すると色がピンクになる特別なインクでフラップ／開口とともに線を印刷する選択肢がある。

Description

本発明は、包装封筒を形成するための折り目線を備える２層波形封筒に関する。

一般に、封筒は、通常、薄く平坦な材料から作られる梱包材料である。従来の封筒は、菱形、短十字形又は凧形の３つの形状の１つに切断された紙から作られる。これらの形状は、シート側部を中心長方形領域の周りで折り畳むことによって封筒構造を作ることを可能にする。このようにして、裏側に４つのフラップを配置することで長方形の表面のエンクロージャが形成される。

ポケットは、少量の種を詰める際に頻繁に採用される形式である。原則として、フラップは、単一点において（例えば、ワックスシールで）一番上のフラップを固定することにより、所定の位置に保持され得るが、一般に、それらは、重なった位置で一緒に貼り付けられるか又は固まる。それらは、前払郵便料金の郵便システムを通して郵便物（手紙）を封入及び送付するために最も一般的に使用される。

窓付き封筒は、別の形態であり、封筒は、中の紙を見ることを可能にする、前側に切られた穴を有する。それらは、一般に、手紙上に印刷された受け取り住所が見えるように配置され、差出人が封筒自体に住所を複製しなければならない手間を省くことができる。窓は、通常、１９０１年にAmericus F. Callahanによって最初に設計され、翌年に特許が取得されたように、中の手紙を保護するために透明又は半透明フィルムで覆われる。場合により、材料の不足又は節約する必要性のため、窓を覆うフィルムを有しない封筒がもたらされた。１９０５年頃にヨーロッパで発明された１つの革新的なプロセスは、住所が現れる封筒の領域に浸すための熱油の使用を伴っていた。このように、処理された領域は、住所を読むことができるだけ十分に半透明になる。２００９年現在、窓付き封筒の国際規格は、存在しないが、独国及び英国を含むいくつかの国は、国家基準を有している。

多くの論文及び発明は、安全な包装を組み込むための様々な準備を形成する封筒及び技術の設計に取り組んでいる。

米国特許第４，５５９，２５９号では、包装容器に変換されることが意図された包装ラミネーションは、多くの場合、折り曲げ及び成形を容易にするために折り目線を設けられる。折り目線が互いに交差する場所で積層材料の複数の折り曲げが生じる。輸送時、包装容器への複数の折り曲げは、とりわけ異なる材料層に小さい亀裂を生じさせ、したがって危険をもたらす包装容器の硬化につながる。本発明に基づいて、ラミネートの領域に特別に設計された補助折り目線を有するラミネートを設けることにより、これらの課題を克服するための包装ラミネートが提案され、折曲線は、互いに交差又は合流して、（主）折り目線に代わり、それにより折曲線を導く。補助折り目線は、主折り目線からそのような距離に位置し、そのため、折曲線は、影響を受けず、すなわち、正確に述べると、折曲線は、補助折り目線といずれの部分でも一致しない。補助折り目線は、補助折り目線が、折曲線自体の内側ラミネート層に通常生じる折り目形成又は「しわ寄せ」を開始し、導くように、単に折曲線の両側に位置するであろう。さらに、従来の封筒は、より高い二酸化炭素排出量をもたらす３つ以上の層で作られる。

記事引用D, Coffi n and; M. Nygards. Creasing and folding. In Advances in Pulp and Paper Research, Oxford 2017, Trans, of the XVIth Fund. Res. Symp. Oxford, 2017, (W. Batchelor and D. Soederberg, eds), pp 69-136, FRC, Manchester, 2018, DOI; 10,15376/frc.2017.1,69を参照されたい。これは、様々な工具幾何学下での折り目付け及び折り曲げに対応する紙を作成する方法並びに封筒の形成に付加価値をもたらすさらなる技術を示している。

しかしながら、最も快適に物流サービスを改善する技術で封筒の作成を改善する必要性があり、ｅマーケティング、宅配便のような様々なセクターのエンドユーザに対して、売買業者は、容易な包装を利用し、それによってより多くの梱包材料を消費する点について後続の梱包の必要性を排除し得る。また、その技術は、快適であり及び経済的な品質を提供することによってユーザを満足させることで、周囲の環境に優しい雰囲気を促進することに加えて、市場における相当の経済的価値を促進する。

発明の目的
本発明の目的は、環境に優しい不正開封防止紙系封筒を提供することであり、これは、機械的衝撃に対する保護を提供するクッション効果を提供し得る。この封筒は、主に梱包ステーションでのより迅速な封止のための新たに出現した電子商取引梱包ニーズのために設計される。

概要
本発明は、一次及び二次包装及び輸送ニーズのための、折り目線及び粘着ストリップを有する２層波形紙系封筒に関する。封筒には、一重又は二重（必要に応じて返品物流のための）線の粘着ストリップが付属している。これらの封筒は、包装をフラストレーションなく開けるための開封テープの提供で強化され得る。封筒の不正開封の証拠を強化するために、ミシン目の選択肢がある。封筒には、頂部以外の至るところに付番システムが付属し得、開封テープは、開封の容易さのために設けられ得る。包装が不正開封されたかどうかの識別を支援するために、熱と接触すると色がピンクになる特別なインクでフラップ／開口とともに線を印刷する選択肢がある。

図面の詳細な説明
本発明の実施形態の１つによる封筒を形成する前の、折り曲げられてない状態の２層波形紙を示す。 波形線のない封筒を示す。 「Ｍ」縦溝プロファイルを有する封筒の側面図を示す。 複数の縦溝プロファイルを示す。 複数の折罫線を示す。 さざ波状波形を示す。

発明の詳細な説明
本発明は、気泡が詰められた郵便物梱包容器の、環境に優しい２層波形封筒との交換に取り組み、物流作業中の梱包及び取り扱われる製品の安全性を保証する。本封筒は、紙の消費がより少なく、プラスチックフィルムが排除され、したがって二酸化炭素排出量がより少ない、より持続可能な２層で作られる。

本発明の主な実施形態は、以下のとおりである。
ａ）第１の実施形態は、埋め込まれた波形を有する封筒が、単独で又は数ミリメートルから変化する縦溝高さと組み合わせて、図４に示されるＵ、Ｖ、ＵＶのような任意の縦溝の種類のものであり、及び／又は図６のようなさざ波状効果を有し得ることである。縦溝高さは、安全性及び機能的性能を保証するために、可変強度を提供するのに必要な保護／クッションに応じて、０．２５ｍｍ～６ｍｍで変化し得る。
ｂ）その封筒は、複数の折り目線を有するように設計され、折り目線は、複数の製品を保護するために、垂直に、水平に又は斜めに設計され得、単一サイズの封筒を使用して様々なサイズのものを梱包することができる。折り目線は、図５に示されるような様々なパターンのものであり得る。
ｃ）封筒には、梱包の必要性に応じて、封止のための粘着ストリップが含まれても又は含まれなくてもよい。封筒は、不正開封防止の封止を保証するために、一重又は二重粘着ストリップを設けられ得る。二重粘着ストリップは、返品物流時に主に使用される。顧客又はユーザが商品又は製品を返送しなければならない場合、同じ封筒は、商品の梱包及び封止を容易にする。これは、追加の梱包材料の必要性を排除することを促進し、不正開封防止用封止も保証する。
ｄ）封筒は、封筒を傷つけることがなく、フラストレーションのない開梱を保証するために、開封テープ又は開封ストリップを設けられても又は設けられなくてもよい。
ｅ）封筒は、頂部以外の至るところに付番システムを有する２層波形紙系封筒であり、開封テープは、開封の容易さのために設けられ得、結果として追加の不正開封防止性の高い包装ソリューションになる。
ｆ）封筒には、ミシン目を付けることができ、それは、パッケージが不正開封された場合の証拠として機能する。ミシン目パターンは、顧客のニーズ及び要件に従って設計することができる。
ｇ）封筒は、不正開封の検知を保証するために、熱でその色を変える特別なインクを提供して作成され得る（例えば、高温空気ブロワなどの熱）。これは、ユーザの好みに応じて、封筒の一部であっても又は一部でなくてもよい追加の特徴である。
ｈ）フラップを有しない封筒の開口側には、手での切断を避けることにより、梱包業者に対する安全機能を高める内部の頂部折り曲げを設けても又は設けなくてもよい。頂部封止領域は、追加のクッションのための波形を設けられ得る。
ｉ）本発明の主な実施形態は、図１に示されるような折り目線又は屈曲マークが設けられることであり、それは、縦溝付き包装材料の正確な折り曲げを可能にし、折り目線は、要件に応じて、単一又は複数で水平、垂直又は斜めであり得る。
ｊ）折り目線は、図５で説明されるような異なるパターンのものであり得る。複数の折り目線が示されており、ミシン目のある一重折罫線、二重折罫線、ミシン目のない連続二重折罫線、三重折罫線も示されている。

実施例１
オンライン購入による電子商取引の包装及び使用は、近年着実に成長しており、そのため、環境に影響を与えている。プラスチック包装は、エコシステムに負担をかけるだけでなく、現在の供給システムにおける相当のコストも表している。現在、持続可能な電子商取引ソリューションが必要とされている。

この必要性に対応して、本発明者らは、２層の拡張可能な波形封筒を導入している。この製品は、多泡郵便物梱包容器、T-folder及びPlus folderのための環境に優しいソリューションでもあり得る。任意の電子商取引包装の有効性は、その内部の製品を保護する能力にある。２層の拡張可能な波形封筒は、従来の包装に挑戦し、低コストであるだけでなく、環境に優しい。

この封筒は、封筒に形成される２層波形シートによって作られる。それは、単一面ロールからなり、縦溝高さは、適用方法に応じて０．２５ｍｍ～６ｍｍで変化し得る。縦溝の種類は、所望のフラットクラッシュ及びエッジクラッシュ値に応じて決定することができる。

この製品は、柔軟性を加え、製品の安全性を保証する追加の空隙を必要とすることなく、いくつかのＳＫＵ（在庫保管単位：Ｓｔｏｃｋ Ｋｅｅｐｉｎｇ Ｕｎｉｔ）が１つのパッケージに適合することを可能にする複数の折り目線を有するように設計される。開封ストリップは、パッケージの容易な開封に役立ち、存在し得るミシン目は、不正開封の証明を支援する。

封筒は、迅速に閉じるために、頂部にホットメルト接着剤を有するフラップを有し、それにより梱包ステーションにおいて時間を節約する。これは、Bopp Tape又は任意の他の追加のテープの使用を避け得ることも意味する。これらは、フラストレーションのない包装を保証するために、ミシン目及び開封テープを有して作ることができる。同じ包装を返送のために再利用することが意図される場合、追加の粘着ストリップが設けられ得る。

封筒は、高湿度地帯及びモンスーン期における優れた性能を保証するために、外側に耐水コーティングを有して作ることができる。

封筒には、製品が不正開封されたかどうかを顧客が識別することを可能にする特徴も付属する。熱と接触すると色がピンクになる特別なインクが封筒のフラップにわたって置かれ、それにより不正開封を識別する。

電子商取引事業は、最近、多様度を増しており、このセグメントは、前方への発送のための材料の入手及び再梱包に携わっており、それは、追加の時間、労力、材料及びコストを伴う。本発明は、電子商取引及び他の連合ベンダーによる商品の梱包に関連する問題に対処する。

今後、電子商取引事業のベンダーは、選択された商品のための一次包装材料として環境に優しい封筒を使用するように促され、フルフィルメントセンターで受け取られたそのような委託販売品は、顧客に直接出荷され、それは、結果として包装材料、労力、時間、したがって全体的なコストの非常に大きい節約になる。

以下の特徴は、上記の段落で論じられた主な実施形態である。
１．埋立てで終わる場合の簡単なリサイクル性又は生物学的分解を意味する再生可能な材料「紙」から作られる。多泡郵便物梱包容器の場合、資源は、再生可能ではない。
２．２層波形紙系封筒は、プラスチックなしで輸送中の商品の安全性を保証する物流作業のために開発された。
３．図１で説明される封筒は、３０～２４０の様々なＧＳＭ（ｇｒａｍｓ ｐｅｒ ｓｑｕａｒｅ ｍｅｔｅｒ，ｇ／ｍ^２）を有する２層波形紙を使用することにより、異なる強度で作成され得る。
４．上の図１で論じられる封筒は、折り曲げを容易にする折り目線又は屈曲マークを設けられる。
５．図１で論じられる封筒は、単一の又は複数の折り目線又は屈曲マークを設けられ得る。
６．図１で論じられる封筒は、垂直、水平、斜めに又は任意の組合せで折り目線又は屈曲マークを設けられ得る。
７．図１で説明される封筒は、０．２５ｍｍ～６ｍｍで変化する縦溝高さの埋め込まれた波形を設けられる。縦溝の種類は、衝撃バリア特徴物を提供し、したがって包装している商品の安全性を保証するために、単独で又は組み合わせにおいてＵ、Ｖ、ＵＶ又はさざ波状波形プロファイルであり得、より低い二酸化炭素排出量で新たに出現した電子商取引市場のための封止の容易さを提供する、機械的な又は輸送の衝撃に対する保護を提供する。
８．図１で説明される封筒は、粘着ストリップを設けられているか又は設けられていない。粘着ストリップは、不正開封防止封止の容易さを保証する。
９．図１で説明される封筒は、返品物流中の梱包及び封止の容易さを保証するために第２の粘着ストリップを設けられる。
１０．封筒は、封筒に損傷を引き起こすことがなく、フラストレーションのない開梱を保証するために開封テープを設けられる。
１１．波形のピッチ及びプロファイル高さは、様々な強度の封筒を作成するために０．２５ｍｍ～６ｍｍで変化し、それは、包装される材料及び所望の安全性の範囲に応じて最適に使用され得る。
１２．図１で説明される封筒は、選択された商品の一次包装材料として使用され得、それは、結果として包装材料の使用の全体的な減少をもたらし、したがってより環境的に持続可能である。
１３．フラップを有しない封筒の開口側には、手での切断を避けることにより、梱包業者に対する安全機能を高める内部の頂部折り曲げを設けても又は設けなくてもよい。
１４．輸送及び倉庫の空間及びコストを節約する。封筒の表面積は、さらに小さく、また空所がなく、したがって保管及び輸送中に占められる空間がさらに小さい。

本発明の原理、好ましい実施形態及び動作モードが前述の本明細書で説明された。しかしながら、保護することが意図される本発明は、開示される特定の実施形態に対する限定として解釈すべきではない。実施形態は、限定ではなく、例示とみなされるものとする。変更形態及び修正形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で他者によってなされ得る。したがって、本明細書で述べたとおり、すべてのそのような変更形態及び修正形態は、本発明の趣旨及び範囲内にあることが明確に意図される。

１ 粘着ストリップ
２ 平面又は頂部折り曲げ
３ 開封ストリップ
４ 直線状又は鋸歯状の側部
５ 波形線

Claims (3)

1. プラスチックフィルムを使用しない、変化する縦溝高さを有する埋め込まれた波形からなる、製品包装のための紙製の２層波形の封筒において、
   前記封筒は、梱包の容易さのために波形がないか、又は追加の保護のために波形を有し、頂部折り曲げを有するか又は頂部折り曲げを有しないフラップ領域において提供される紙製の２層波形の封筒であり
   不正開封防止用の封止のための一重又は二重セルフシーリング性粘着ストリップ／接着剤が用いられ、
   インクが、前記インクを熱と接触させることにより色が変化することによる不正開封の識別のために、前記封筒のフラップにわたって置かれ、
   縦溝プロファイルは、前記封筒内に保持される製品にクッション効果を提供し、
   前記封筒のミシン目は、パッケージの不正開封の証拠又は容易な引裂のために機能し、
   前記封筒は、３０～２４０ｇ／ｍ^２の２層波形の紙を使用することにより、異なる強度で作成され得るものであり、
   前記封筒の本体は、複数の在庫保管単位を１つのサイズの封筒に梱包するために前記封筒の拡張性又は柔軟性を保証するために、垂直方向、水平方向又は斜め方向に折り目線を設けられること、
   を特徴とする紙製の２層波形の封筒。
2. 前記縦溝プロファイルは、０．２５ｍｍ～６ｍｍの範囲の縦溝高さを有し、縦溝高さは、Ｕ型、Ｖ型、ＵＶ型又はさざ波型の縦溝の種類ために設計され得る、請求項１に記載の紙製の２層波形の封筒。
3. 前記折り目線は、単一又は複数であり、水平方向、垂直方向又は斜め方向の線であり、付番システムは、折り曲げ及び梱包のために前記封筒の各側に付番している、請求項１に記載の紙製の２層波形の封筒。

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