JP2024504095A - アップリンク制御チャネルの電力制御方法、及び装置 - Google Patents

アップリンク制御チャネルの電力制御方法、及び装置 Download PDF

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Abstract

本願は、アップリンク制御チャネルのための電力制御方法、及び装置を開示しており、その結果、第1UCIを伝送するための第1PUCCHの時間-周波数リソース及び第2UCIを伝送するための第2PUCCHの時間-周波数リソースが重複したとき、端末は、第1電力を使用することによって第3PUCCHを介して第1UCI及び第2UCIを送信し得る。第1電力は、第1UCIのビット数及び/又は第2UCIのビット数に基づいて決定されることで、このシナリオにおけるUCI伝送信頼性を向上させる。

Description

本願は、無線通信分野、具体的には、アップリンク制御チャネルの電力制御方法、及び装置に関する。
現在の移動体通信技術では、アップリンク制御情報(uplink control information,UCI)を送信するために、アップリンク制御チャネルが使用されている。例えば、アップリンク制御チャネルは、物理アップリンク制御チャネル(physical uplink control channel,PUCCH)であり、PUCCHはUCIを伝送するために使用され得る。UCIは、ハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request,HARQ)‐確認(acknowledgement,ACK)情報、スケジューリング要求(scheduling request,SR)、又はチャネル状態情報(channel state information,CSI)のうちの少なくとも1つを含み得る。UCIの効果的な伝送は、通信システム全体の性能において非常に重要である。HARQ-ACK情報は、例として使用されている。端末デバイスによって送信されたHARQ-ACK情報が正しく伝送されたときにのみ、ネットワークデバイス(例えば、基地局などのアクセスネットワークデバイス)は、正しいHARQ-ACK情報を使用することによってデータスケジューリングを実行して、データ伝送効率を向上させ得る。HARQ-ACK情報は、ACK又は否定応答(negative acknowledgement,NACK)を含み得る。
PUCCHの電力制御は、PUCCHの信頼性を向上させる手段のうち1つであり、当技術分野の研究者によって研究されている課題のうち1つである。現在、複数のPUCCHのリソースが重複しているとき、PUCCHの電力制御ソリューションは利用不能である。したがって、PUCCHの信頼性が低下する。
本願は、PUCCHの信頼性を向上するべく、アップリンク制御チャネルの電力制御方法、及び装置を提供する。
第1態様によると、本願の実施形態は、アップリンク制御チャネルの電力制御方法を提供する。当該方法は、端末によって実行されてもよく、又は、端末内において構成されているコンポーネント(例えば、チップ又は回路)によって実行されてもよい。本願の以下の説明において、端末が当該方法を実行する例が説明のために使用されている。
当該方法は、以下の段階を含み得る。
端末は、第1UCIを伝送するための第1アップリンク制御チャネル、及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定する。前記第1アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソース及び前記第2アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソースが重複するとき、端末は、第1電力を使用することによって第3アップリンク制御チャネルを介して前記第1UCI及び前記第2UCIを送信する。
第1電力は、以下の方式のうち任意の1つ又は任意のそれより多くの組み合わせに従って決定され得る。
方式1:第1電力は、第1UCIのビット数及び/又は第2UCIのビット数に基づいて決定され得る。
方式2:第1電力は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定され、第1ビット数は第1UCIのビット数及び第1UCIのチェックビット数の和であり、第2ビット数は第2UCIのビット数及び第2UCIのチェックビット数の和である。
方式3:第1電力は、P1及び/又はP2に基づいて決定され、P1は第1アップリンク制御チャネルの電力制御パラメータに基づいて決定され、P2は第2アップリンク制御チャネルの電力制御パラメータに基づいて決定されている。
方式4:第1電力は、第1UCIのビットレート及び/又は第2UCIのビットレートに基づいて決定される。
方式5:第1UCIの優先度が第2UCIの優先度より高いとき、第1電力は、第1アップリンク制御チャネルの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される。
方式6:第1電力は第1閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定され、当該第1閉ループ電力制限パラメータは、第1UCIの閉ループ電力制限パラメータ及び第2UCIの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定されている。
前述の方法によると、第1PUCCHのリソース及び第2PUCCHのリソースが重複したとき、端末は、第1PUCCH及び第2PUCCHによって別々に伝送された情報を、第1電力を使用することによって第3PUCCHを介して送信し得る。第1電力を決定する方式は、前述の方式1から6のうち任意の1つ又は任意のそれより多くの組み合わせを含む。これは、PUCCHのリソースが重複するシナリオにおいて通信の信頼性を向上させ得る。
可能な設計において、前記第1電力は、前記第3アップリンク制御チャネルによって占有されたシンボルの数、前記第3アップリンク制御チャネルのフォーマット、前記第1UCIの前記ビット数、及び前記第2UCIの前記ビット数に基づいて決定される。
可能な設計において、前記第1UCIの前記ビット数及び前記第2UCIの前記ビット数の和は、4より小さい又はそれに等しい。
可能な設計において、前記第1UCIの前記ビットレートが前記第2UCIの前記ビットレートより低いとき、前記第1電力は、前記第2UCIの前記ビット数及び前記第2UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定されるか、又は、前記第1電力は、前記第2UCIの前記ビットレートに基づいて決定される。
可能な設計において、前記第1電力は、前記第1UCIの前記ビット数及び前記第2UCIの前記ビット数に基づいて決定され、前記第1UCIの前記ビット数及び前記第2UCIの前記ビット数の和は、4より大きい又はそれに等しく、11より小さい又はそれに等しい。
可能な設計において、前記第1電力は、前記第1ビット数及び前記第2ビット数に基づいて決定され、前記第1UCIの前記ビット数及び前記第2UCIの前記ビット数の和は11より大きい。
可能な設計において、前記第1電力は、以下の式に従って決定される。
P=a*P1+b*P2
a及びbは定数であり、a及びbは前記第1UCIの前記ビット数及び前記第2UCIの前記ビット数に基づいて決定されるか、又は、a及びbは、前記第1UCIの前記ビットレート及び前記第2UCIの前記ビットレートに基づいて決定される。
可能な設計において、前記第1電力は、P1及びP2の間のより大きい値である。
可能な設計において、前記第1UCIの前記優先度が前記第2UCIの前記優先度より高いとき、前記第1電力は、P1に基づいて決定される。
この設計は、第1UCI及び第2UCIの間におけるより高い優先度を有するUCIの伝送信頼性を保証し得る。
可能な設計において、前記第1UCIの前記優先度が前記第2UCIの前記優先度より高いとき、前記第1電力は、前記第1UCIの前記ビットレート及び/又は前記第1UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定される。
この設計は、第1UCI及び第2UCIの間におけるより高い優先度を有するUCIの伝送信頼性を保証し得る。
可能な設計において、前記第1閉ループ電力制限パラメータは、前記第1アップリンク制御チャネルの前記閉ループ電力制限パラメータ及び前記第2アップリンク制御チャネルの閉ループ電力制限パラメータの間のより大きい値である。
可能な設計において、前記第1UCIの前記ビットレートは、前記第3アップリンク制御チャネル上の前記第1UCIのビットレート又は前記第1アップリンク制御チャネル上の前記第1UCIのビットレートであり、前記第2UCIの前記ビットレートは、前記第3アップリンク制御チャネル上の前記第2UCIのビットレート又は前記第2アップリンク制御チャネル上の前記第2UCIのビットレートである。
この設計によると、第1UCIのビットレートが第3アップリンク制御チャネル上の第1UCIのビットレートである場合、第2UCIのビットレートは第3アップリンク制御チャネル上の第2UCIのビットレートであり、第1UCI及び第2UCIのビットレートは、計算の複雑さを減らすべく、第1電力を計算するための第3アップリンク制御チャネルに基づいて再決定される必要はない。第1UCIのビットレートが第1アップリンク制御チャネル上の第1UCIのビットレートである、及び/又は、第2UCIのビットレートが第2アップリンク制御チャネル上の第2UCIのビットレートである場合、第1UCI及び第2UCIの伝送信頼性がさらに向上され得る。
可能な設計において、前記第1UCIは、HARQ-ACKフィードバック情報及び/又はスケジューリング要求を含み、前記第2UCIは、HARQ-ACKフィードバック情報及び/又はスケジューリング要求を含む。
第2態様によると、本願の実施形態は、アップリンク制御チャネルの電力制御方法を提供する。当該方法は、基地局によって実行されてもよく、又は、基地局内において構成されているコンポーネント(例えば、チップ又は回路)によって実行されてもよい。本願の以下の説明において、基地局が当該方法を実行する例が説明のために使用されている。
この方法は、以下の段階を含み得る。
基地局は、第1UCIを伝送するための第1アップリンク制御チャネル、及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定する。第1アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソース及び第2アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソースが重複するとき、基地局は、第3アップリンク制御チャネルを介して端末から第1UCI及び第2UCIを受信する。第3アップリンク制御チャネルの送信電力は、第1電力である。
第2態様において、第1電力については、第1態様の任意の1つ又は第1態様の可能な設計における第1電力の説明を参照されたい。
第2態様の有益な効果については、第1態様の任意の1つ又は第1態様の可能な設計の有益な効果を参照されたい。
第3の態様によると、本願の実施形態は、通信装置を提供する。装置は、第1態様の任意の1つ又は第1態様の可能な設計における端末を実装する機能を有する。装置は、端末であり得、又は、端末に含まれたチップであり得る。
装置はまた、第2態様の任意の1つ又は第2態様の可能な設計における基地局を実装する機能を有し得る。装置は、基地局であり得、又は、基地局に含まれたチップであり得る。
前述の装置の機能は、ハードウェアによって実装され得、又は、対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェア又はソフトウェアは、前述の機能に対応する1つ又は複数のモジュールもしくはユニットを含む。
可能な設計において、装置の構造は、処理ユニット及びトランシーバユニットを含む。処理ユニットは、第1態様の任意の1つ又は第1態様の設計における端末の対応する機能を実行すること、又は、第2態様の任意の1つ又は第2態様の設計における基地局の対応する機能を実行することにおいて装置をサポートするように構成されており、例えば、第1UCIを伝送するための第1アップリンク制御チャネル及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定するように構成されている。トランシーバユニットは、装置及び別の通信デバイスの間の通信をサポートうるように構成されている。例えば、装置が端末であるとき、トランシーバユニットは、第1電力を使用することによって第3アップリンク制御チャネルを介して第1UCI及び第2UCIを送信し得る。装置が基地局であるとき、トランシーバユニットは、第3アップリンク制御チャネルを介して送信された第1UCI及び第2UCIを受信するように構成され得る。通信装置はさらに、ストレージユニットを含み得る。ストレージユニットは処理ユニットに結合されており、装置に必要なプログラム命令及びデータを記憶する。例において、処理ユニットはプロセッサであり得、トランシーバユニットはトランシーバであり得、ストレージユニットはメモリであり得る。メモリは、プロセッサと統合されてもよく、又は、プロセッサとは別個に配置されてもよい。
別の可能な設計において、装置の構造は、プロセッサを備え、メモリをさらに備えてよい。プロセッサはメモリに結合されており、メモリ内に記憶されたコンピュータプログラム命令を実行するように構成され得、その結果、装置は、第1態様の任意の1つ又は第1態様の可能な設計に係る方法を実行するか、又は、第2態様の任意の1つ又は第2態様の可能な設計に係る方法を実行する。例えば、プロセッサは、第1UCIを伝送するための第1アップリンク制御チャネル及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定するように構成されている。任意選択的に、装置は、通信インタフェースをさらに備え、プロセッサは、通信インタフェースに結合されている。装置が基地局又は端末であるとき、通信インタフェースは、トランシーバ又は入力/出力インタフェースであり得る。例えば、通信インタフェースは、第1電力を使用することによって第3アップリンク制御チャネルを介して第1UCI及び第2UCIを送信するように構成され得る。装置が基地局に含まれたチップ又は端末に含まれたチップであるとき、通信インタフェースは、チップの入力/出力インタフェースであり得る。例えば、通信インタフェースは、第3アップリンク制御チャネルを介して送信された第1UCI及び第2UCIを受信するように構成され得る。任意選択的に、トランシーバは、トランシーバ回路であってよく、入力/出力インタフェースは、入力/出力回路であってよい。
任意選択的に、通信装置には1つ又は複数のプロセッサが存在し得、プロセッサは、ハードウェア又はソフトウェアによって実装され得る。プロセッサがハードウェアにより実装されるとき、プロセッサは、論理回路又は集積回路などであってよい。プロセッサがソフトウェアによって実装されるとき、プロセッサは汎用プロセッサであり得、メモリに記憶されたソフトウェアを読み出すことによって実装される。
任意選択的に、通信装置には1つ又は複数のメモリが存在し得る。メモリは、プロセッサと統合されてもよく、又は、プロセッサから分離されていてもよい。例えば、メモリは、例えばリードオンリメモリ(read-only memory,ROM)のような非一時的メモリであり得る。メモリ及びプロセッサは同一のチップ上に統合され得る、又は、異なるチップ上に別々に配置され得る。
第4の態様によると、本願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータプログラム又は命令を記憶し、コンピュータプログラム又は命令が通信装置によって実行されるとき、通信装置は、第1態様の任意の1つ又は第1態様の可能な設計に従って上記方法を実行するか、又は第2態様の任意の1つ又は第2態様の可能な設計に従って上記方法を実行し得る。
第5態様によると、本願の実施形態は、コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。通信装置がコンピュータプログラムを実行するとき、通信装置は、第1態様の任意の1つ又は第1態様の可能な設計に従って上記方法を実行するか、又は第2態様の任意の1つ又は第2態様の可能な設計に従って上記方法を実行し得る。
第6態様によると、本願の実施形態は、通信システムを提供する。通信システムは、第1態様の任意の1つ又は第1態様の可能な設計を実装するように構成された通信装置、及び第2態様の任意の1つ又は第2態様の可能な設計を実装するように構成された通信装置を含む。
本願の実施形態に係る無線通信システムのアーキテクチャの概略図である。
本願の実施形態に係る重複リソースの概略図である。
本願の実施形態に係るアップリンク制御チャネルの電力制御方法の概略フローチャートである。
本願の実施形態に係る通信装置の構造の概略図である。
本願の実施形態に係る別の通信装置の構造の概略図である。
以下では、添付図面を参照して本願をさらに詳細に説明する。方法の実施形態における具体的な動作方法が、装置の実施形態又はシステムの実施形態にも適用されてよい。
本願において使用され得る概念及び技術的用語がまず説明される。
UCIは、端末によってネットワークデバイスに送信され、端末及びネットワークデバイスの間におけるアップリンク及びダウンリンクデータの伝送をサポートするために使用される制御情報である。上述のように、UCIは、HARQ-ACK情報、スケジューリング要求、又はCSIのうちの少なくとも1つを含み得る。
アップリンク制御チャネルは、UCIを送信するためのチャネルである。本願におけるアップリンク制御チャネルは、第5世代(5th Generation,5G)移動体通信システムにおけるPUCCHであり得、又は、例えば第6世代(6th Generation,6G)移動体通信システムにおけるアップリンク制御チャネルのような、別の通信システムにおけるアップリンク制御チャネルであり得る。アップリンク制御チャネルの具体的な名称は、本願において限定されるものではない。
本願では、時間-周波数リソース、又は略してリソースは、主に、アップリンク制御チャネルを伝送するためのリソース、すなわちPUCCHのリソースである。時間領域における最小リソース粒度は1つの時間領域シンボルであり、周波数領域における最小リソース粒度は1つのサブキャリアである。時間領域シンボルは、直交周波数分割多重化(orthogonal frequency division multiplexing,OFDM)シンボルであり得、又は、離散フーリエ変換拡散OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-OFDM,DFT-s-OFDM)シンボルであり得る。別様に指定されない限り、本願の実施形態におけるシンボルは、全て時間領域シンボルである。時間領域において1つのシンボルを、周波数領域において1つのサブキャリアを占有しているリソースエレメントは、リソースエレメント(resource element,RE)と称される。本願において、PUCCHによって占有されたREの数は、PUCCH又はUCIの時間-周波数リソースのサイズと称されるか、又は、PUCCH上でUCIによって占有されたREの数は、PUCCH又はUCIの時間-周波数リソースのサイズと称される。
現在、サポートされたPUCCHフォーマット(PUCCH format)は、フォーマット0、フォーマット1、フォーマット2、フォーマット3、及びフォーマット4を含む。フォーマット0及びフォーマット2においてPUCCHによって占有されたシンボルの数は、2より小さい又はそれに等しい。フォーマット1、フォーマット3、及びフォーマット4においてPUCCHによって占有されたシンボルの数は、4から14である。端末によって使用されている具体的なPUCCHフォーマットは、シグナリングを使用することによってネットワークデバイスによって示される。フォーマット0及びフォーマット1におけるPUCCHは、情報を伝送するためにシーケンスを使用しており、すなわち、符号化が実行されておらず、伝送された情報は2ビット(bits)より小さい又はそれに等しい。フォーマット2、フォーマット3、及びフォーマット4においてPUCCH上で伝送されていれる情報は変調及び符号化され、伝送された情報のビット数は2より大きい。本明細書における変調及び符号化のプロセスは具体的に、PUCCHによって伝送された情報ビットを符号化及び変調し、次に、送信のために当該情報ビットを時間-周波数リソース上で伝送することを指す。
PUCCHの電力は、PUCCHを送信するために使用される送信電力である。
PUCCHの優先度、又は、PUCCHに対応する優先度と称されているものとは、PUCCHに対応するサービスの優先度、又は、PUCCH上で伝送されている情報の優先度を指す。例えば、PUCCHがUCIを伝送するとき、PUCCHの優先度はUCIの優先度である。本願において、PUCCHの優先度及びUCIの優先度は、互いに置換され得る。より高い優先度のサービス、又はより高い優先度のUCIは、PUCCHに対してより高い信頼性要件を有する。サービスの優先度は例として使用されており、PUCCHの優先度は、高い優先度及び低い優先度を含む。超高信頼性且つ超低レイテンシのシナリオ(ultra-reliable low-latency communication,URLLC)サービスは高い優先度に対応し得、高速大容量通信(enhanced mobile broadband, eMBB)サービスは低い優先度に対応している。
フォーマット2、フォーマット3、及びフォーマット4の場合、UCIのビットレートはUCIのビット数に関しており、PUCCHによって占有されたREの数はUCI及び使用される変調次数を伝送している。UCIのビット数は、UCIにおけるHARQ-ACK情報、スケジューリング要求、及びチャネル状態情報等のビット量の和であり得る。例えば、UCIのビットレート、UCIのビット数、PUCCHによって占有されたREの数、及び変調次数は:X=R*Qm*Yを満たす。XはUCIのビット数を示しており、YはPUCCHによって占有されたREの数を示しており、RはUCIのビットレートを示しており、Qmは変調次数を示している。代替的に、X=R*Qm*Y*Lであり、Lは、UCIが伝送されたときに空間多重化伝送のためのレイヤの数を示している。
フォーマット0及びフォーマット1の場合、UCIのビットレートは同等なビットレートである。フォーマット0の場合、UCIの同等なビットレートはX/Z*A1であり、ここでXはUCIのビット数であり、ZはUCIによって占有されたREの数である。例えば、PUCCHが合計10個のREを占有しており、5個のREが復調基準信号(demodulation reference signal,DMRS)を伝送するためのものである場合、Zは10の代わりに5である。A1はプロトコルにおいて予め定められた値、又は、ネットワークデバイスによって通知された値であり得る。任意選択的に、A1=1であるか、又は、A1は、別の値、例えば1/2に設定される。フォーマット1の場合、UCIの同等なビットレートはX/Z*A2であり、ここでA2はプロトコルにおいて予め定められた値であるか、又は、ネットワークデバイスによって通知された値であり得る。任意選択的に、X=1である場合、A2=1であるか、又は、X=2である場合、A2=1/2である。
図1は、本願の実施形態が適用された通信システム1000のアーキテクチャの概略図である。図1に示されたように、通信システムは、無線アクセスネットワーク100及びコアネットワーク200を含む。任意選択的に、通信システム1000はさらに、インターネット300を含み得る。無線アクセスネットワーク100は、少なくとも1つの無線アクセスネットワークデバイス(例えば、図1における110a及び110b)を含み得、さらに、少なくとも1つの端末(例えば、図1における120aから120j)を含み得る。端末は無線方式で無線アクセスネットワークデバイスに接続されており、無線アクセスネットワークデバイスは、無線又は有線方式でコアネットワークに接続されている。コアネットワークデバイス及び無線アクセスネットワークデバイスは独立した異なる物理デバイスであり得、コアネットワークデバイスの機能及び無線アクセスネットワークデバイスの論理機能は同じ物理デバイスに統合されるか、又は、コアネットワークデバイスの機能の一部及び無線アクセスネットワークデバイスの機能の一部が1つの物理デバイスに統合される。有線又は無線方式が、端末間及び無線アクセスネットワークデバイス間の接続に使用され得る。図1は、単なる概略図に過ぎない。通信システムは、他のネットワークデバイスをさらに含み得、例えば、図1に示されていない無線リレーデバイス及び無線バックホールデバイスをさらに含み得る。
無線アクセスネットワークデバイスは、第5世代(5th generation,5G)移動体通信システムにおける基地局(base station)、進化型ノードB(evolved NodeB,eNodeB)、伝送受信ポイント(transmission reception point,TRP)、次世代NodeB(next generation NodeB,gNB)、第6世代(6th generation,6G)移動体通信システムにおける次世代NodeB、将来の移動体通信システムにおける基地局、又はWi-Fi(登録商標)システムにおけるアクセスノード等であり得、又は、代替的には、基地局のいくつかの機能を果たすモジュール又はユニット、例えば、中央ユニット(central unit,CU)、又は分散型ユニット(distributed unit,DU)であり得る。無線アクセスネットワークデバイスは、マクロ基地局(例えば、図1における110a)であり得、マイクロ基地局又は屋内基地局(例えば、図1における110b)であり得、又は、リレーノード又はドナーノード等であり得る。無線アクセスネットワークデバイスによって使用されている具体的な技術及び具体的なデバイス形態は、本願の実施形態において限定されるものではない。説明を容易にするために、以下では、説明のために、基地局が無線アクセスネットワークデバイスとして使用された例を使用する。
端末はまた、端末デバイス、ユーザ機器(user equipment,UE)、移動局、又はモバイル端末等と称され得る。端末は、様々なシナリオ、例えば、デバイスツーデバイス(device-to-device,D2D)、ビークルツーエブリシング(vehicle-to-everything,V2X)通信、マシンタイプ通信(machine type communication,MTC)、モノのインターネット(internet of things,IoT)、仮想現実、拡張現実、産業用制御、自律運転、遠隔医療、スマートグリッド、スマートファニチャ、スマートオフィス、スマートウェアラブル、スマート輸送及びスマートシティなどに幅広く適用され得る。端末は、携帯電話、タブレットコンピュータ、無線トランシーバ機能を有するコンピュータ、ウェアラブルデバイス、車両、無人航空機、ヘリコプタ、飛行機、船舶、ロボット、ロボットアーム、又はスマートホームデバイス等であり得る。端末によって使用されている具体的な技術及び具体的なデバイス形態は、本願の実施形態において限定されるものではない。
基地局及び端末は固定された位置にあり得、又は、移動可能(mobile)であり得る。基地局及び端末は陸上に展開され得、屋内又は屋外のデバイス、ハンドヘルドデバイス、又は車載デバイスを含み、水上に展開され得、又は、飛行機、気球、又は空中の人工衛星に展開され得る。基地局及び端末の適用シナリオは、本願の実施形態において限定されるものではない。
基地局及び端末の役割は相対的であり得る。例えば、図1におけるヘリコプタ又は無人航空機120iは、モバイル基地局として構成され得る。120iを使用することによって無線アクセスネットワーク100にアクセスする端末120jの場合、端末120iが基地局である。しかしながら、基地局110aの場合、120iは端末であり、すなわち、110a及び120iはエアインタフェースプロトコルを使用することによって互いに通信する。確かに、110a及び120iはまた、基地局及び基地局の間のインタフェースプロトコルを使用することによって互いに通信し得る。この場合、110aに対して、120iも基地局である。したがって、基地局及び端末の両方は、集合的に通信装置と称され得る。図1における110a及び110bは、基地局の機能を有する通信装置と称され得、図1における120aから120jは、端末の機能を有する通信装置と称され得る。
通信は、ライセンス周波数帯を使用することによって、基地局及び端末の間、基地局間、端末間で実行され得、アンライセンス周波数帯を使用することによって実行され得、又は、ライセンス周波数帯及びアンライセンス周波数帯の両方を使用することによって実行され得る。通信は、6ギガヘルツ(gigahertz,GHz)以下のスペクトルを使用することによって実行され得、6GHzより高いスペクトルを使用することによって実行され得、又は、6GHz以下のスペクトル及び6GHzより高いスペクトルの両方を使用することによって実行され得る。無線通信に使用されているスペクトルリソースは、本願の実施形態において限定されるものではない。
本願の実施形態において、基地局の機能は、基地局におけるモジュール(チップなど)によって実行され得、又は、基地局の機能を含む制御サブシステムによって実行され得る。本明細書における基地局の機能を含む制御サブシステムは、スマートグリッド、産業用制御、インテリジェント輸送及びおスマートシティなどの前述の適用シナリオにおける制御センタであり得る。端末の機能は、端末におけるモジュール(チップ又はモデムなど)によって実行され得、又は、端末の機能を含む装置におって実行され得る。
基地局及び端末の間の通信は、エアインタフェースを介して実行され得ることが理解されるべきである。例えば、無線リソース制御(radio resource control,RRC)メッセージなどのエアインタフェースメッセージは、エアインタフェースを介して端末及び基地局の間において伝送される。基地局は、ダウンリンク信号又はダウンリンク情報を端末に送信し、ここでダウンリンク情報はダウンリンクチャネル上で伝送される。端末はアップリンク信号又はアップリンク情報を基地局に送信し、ここでアップリンク情報はアップリンクチャネル上で伝送される。
アップリンク制御チャネルがPUCCHである例が以下で使用されており、エアインタフェースを介して基地局及び端末の間で実行されるデータ伝送プロセスを説明する。
基地局はまず、1個のダウンリンクデータを送信する。ダウンリンクデータを受信した後、端末は、受信されたダウンリンクデータを復号する。受信されたダウンリンクデータが復号い失敗したことが判明した場合、端末は、PUCCHを介してNACKを基地局に送信する。基地局が正しくNACKを受信した場合、基地局は再伝送をスケジューリングし、ダウンリンクデータを再度送信し得る。これは、ダウンリンクデータの伝送性能を効果的に向上させ得る。しかしながら、端末によって送信されたNACKが基地局によって誤って受信された場合、すなわち、基地局がNACKをACKとして復号した場合、すなわち、基地局が、初めて伝送されたダウンリンクデータが端末によって成功裏に復号されたとみなした場合、基地局は、ダウンリンクデータに対してHARQ再伝送を実行しない。これは、ダウンリンクデータの伝送性能を低下させる。
UCIの伝送信頼性は、通信システム全体の伝送信頼性に対して非常に重要であることが分かり得る。
PUCCH上のUCIの伝送信頼性に影響を与える重要な要因は、PUCCHの電力である。PUCCHの電力がg過度に高い又は過度に低い場合、基地局は、PUCCH上で伝送されているUCIを受信することに失敗し、UCI受信失敗をもたらし得る。具体的には、PUCCHの送信電力は、受信側におけるPUCCHの信号ノイズ比に重要な影響を与える。例えば、PUCCHの送信電力が過度に低い場合、信号ノイズ比は、基地局がPUCCHを受信したときに過度に低くなり得、さらに、PUCCH上で伝送されているUCIが誤って復号される。同様に、PUCCHの送信電力が過度に高い場合、1つの態様では、端末のエネルギー浪費が生じ、別の態様では、端末の別のデバイスへの干渉が増加する。
例えば、現在、PUCCHの電力は式1を満たす。
(式1)
CMAX,f,c(i)は、端末によって送信され得る最大電力を示しており、z=min(x,y)は、zがx及びyの間におけるより小さな値に等しいことを示している。例えば、x=1且つy=2である場合、min(1,2)=1である。
である。
O_NOMINAL_PUCCHは、上位層シグナリングp0-nominalを使用することによって基地局により構成された値であり得る。基地局がこの項目を構成しない場合、この項目はデフォルトで0であり、PO_UE_PUCCH(q)は、PUCCHの空間関係情報(spatial relation information,SRI)に関する。言い換えれば、PUCCHのSRIが決定された場合、PO_UE_PUCCH(q)の値が決定され得る。
は、PUCCHに割り当てられたリソースブロック(resource blocks,RBs)の数である。μは、PUCCHによって使用されたサブキャリア間隔を示す。例えば、μ=0は、PUCCHによって使用されたサブキャリア間隔が15キロヘルツ(kHz)であることを示しており、μ=1は、PUCCHによって使用されたサブキャリア間隔が30kHzであることを示している。PLb,f,c(q)は、SRIに関する変数である。ΔF_PUCCH(F)が上位層パラメータを使用することによって半静的に構成された値であることが、SRIに基づいて決定され得る。ΔTFb,f,c(i)は、PUCCHによって占有されたリソース及びPUCCHによって伝送された情報ビットの数に基づいて取得されたパラメータである。
ΔTFb,f,c(i)は、以下の方式A及び方式Bで決定される。
方式A:フォーマット0及びフォーマット1の場合、ΔTFb,f,c(i)は、PUCCHによって実際に占有された(又はPUCCHに実際に割り当てられた)シンボルの数及び伝送された情報ビットの数に基づいて決定される。
具体的に、ΔTFb,f,c(i)は式2を満たす。
(式2)
は、PUCCHによって実際に占有されたシンボルの数を示す。フォーマット0の場合、
であり、ΔUCI(i)=0である。フォーマット1の場合、
は、1つのスロット(slot)におけるシンボルの数を示す。一般的に、上記値は14である。
ΔUCI(i)=10log10(OUCI(i))であり、ここでOUCI(i)は、PUCCH上で伝送されている情報のビット数を示す。
方式B:フォーマット2、フォーマット3及びフォーマット4の場合、ΔTFb,f,c(i)は、PUCCHのビットの総数及びREの数に基づいて決定される。PUCCHのビットの総数は、PUCCHによって伝送されている情報ビットの数、及びチェックビット数の和として理解され得る。チェックビット数が0である場合、PUCCHのビットの総数は、PUCCHによって伝送されている情報ビットの数に等しい。PUCCHによって伝送されている情報ビットの数が閾値より小さい又はそれに等しいとき、チェックビット数は0である。閾値は、例えば、11ビットである。
具体的に、PUCCHのビットの総数が11ビットより小さい又はそれに等しい場合、ΔTFb,f,c(i)は、式3を満たす。
(式3)
=6であり、nHARQ-ACK(i)はUCIにおけるACK/NACKのビット数を示しており、OSR(i)はUCIにおけるSRのビット数を示しており、OCSI(i)はUCIにおけるCSIのビット数を示しており、NRE(i)は、PUCCHによって占有されたREからDMRSによって占有されたREを減算することによって取得されたREの数を示している。例えば、PUCCHによって占有されているREの総数が100であり、DMRSによって占有されているREの数が10である場合、NRE(i)=90である。nHARQ-ACK(i)+OSR(i)+OCSI(i))/NRE(i)は、PUCCH上で伝送されている情報のビットレートに関するパラメータとみなされ得る。
PUCCHのビットの総数が11ビットより大きい場合、ΔTFb,f,c(i)は式4を満たす。
(式4)
=2.4であり、BPRE(i)=(OACK(i)+OSR(i)+OCSI(i)+OCRC(i))/NRE(i)であり、nHARQ-ACK(i)、OSR(i)、OCSI(i)及びNRE(i)の意味については、式3における説明を参照されたい。OCRC(i)は、UCIのチェックビット数である。BPRE(i)は、PUCCH上で伝送されている情報のビットレートに関するパラメータとみなされ得る。
加えて、式1において、gb,f,c(i,l)は、閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定された値である。閉ループ電力制限パラメータは、δPUCCH,b,f,c(i,l)と表され得る。δPUCCH,b,f,c(i,l)の定義、及びδPUCCH,b,f,c(i,l)に基づいてgb,f,c(i,l)を決定するプロセスについては、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project,3GPP(登録商標))の技術仕様書(technical specification,TS)38.213 V16.1.0における7.2.1章を参照されたい。
PUCCHの電力は、前述の式1に従って決定され得る。本願において、例えば、
などのPUCCHの電力を計算するために必要なパラメータ、及び、
を決定するためのパラメータは、PUCCHの電力制御パラメータと称され得る。
PUCCHの電力を決定する前述の方式に基づいて、現在は、決定済のPUCCHに対してPUCCHの電力が決定されるということが分かり得る。例えば、式1において、異なるUCI又はPUCCHの場合、
などのパラメータの値は異なり得る。
現在、2つのPUCCHのリソースが重複するとき、端末は、2つのPUCCHによって伝送される予定の情報を伝送のためにともに多重化するか、又は、1つのPUCCHによって伝送される予定の情報のみを送信して、他のPUCCHによって伝送されている全ての情報を破棄する。本明細書において重複したリソースは、時間領域及び/又は周波数領域において重複したリソースを含む、すなわち、2つのPUCCHによって占有された時間領域リソースは、少なくとも1つのシンボル上で重複する、及び/又は、2つのPUCCHによって占有された周波数領域リソースは、少なくとも1つのサブキャリア上で重複する。
例えば、図2に示されたように、PUCCH1及びPUCCH2のリソースが時間領域において重複する場合、端末は、PUCCH1上で伝送される予定のUCI1及びPUCCH2上で伝送される予定のUCI2を送信のためにPUCCH3上に多重化し得る。PUCCH3は、PUCCH1又はPUCCH2であり得、又は、PUCCH1及びPUCCH2以外のPUCCHであり得る。任意選択的に、図2に示されたPUCCH1の優先度は、PUCCH2の優先度と異なる。
端末がPUCCH3を介してUCI1及びUCI2を送信する場合、PUCCH3は2つのUCIに対応するので、PUCCHを介した2つのUCIの多重化伝送の信頼性を向上させるべくどのようにPUCCH3の送信電力を決定するかは、本願お実施形態において解決されるべき技術的課題である。
本願に提供されている実施形態において、基地局は、物理ダウンリンク制御チャネル(physical downlink control channel,PDCCH)を送信するように構成され得、又は、PDCCHを介してダウンリンク制御情報(downlink control information,DCI)を送信し得る。PDCCH又はDCIは、物理ダウンリンク共有チャネル(physical downlink shared channel,PDSCH)を受信するための端末を示しても、又は、物理アップリンク共有チャネル(physical uplink shared channel,PUSCH)を送信するための端末をスケジューリングしてもよい。基地局はさらに、PUCCHを介して、端末によって送信されたUCIを受信し得、又は、PUSCHを介して、端末によって送信されたデータを受信し得る。基地局はさらに、チャネル状態情報基準信号(channel state information-reference signal,CSI-RS)を送信するように構成され得る。それに対応して、端末は、基地局によって送信されたPDCCH、CSI-RS、及びPDSCHを受信するように構成され得る。端末はさらに、チャネルサウンディング参照信号(sounding reference signal,SRS)を送信するか、PUCCHを介してUCIを送信するか、又は、PUSCHを介してアップリンクデータを送信するように構成され得る。
本願の実施形態において、PDSCH、PDCCH、PUCCH、及びPUSCHは単に、ダウンリンクデータチャネル、ダウンリンク制御チャネル、アップリンク制御チャネル、及びアップリンクデータチャネルの例として使用されている。異なるシステム及び異なるシナリオでは、データチャネル及び制御チャネルは異なる名称を有し得る。本願の実施形態では、これについて限定しない。
例えば、本願の実施形態において提供された方法は、端末(又は、端末内のチップ、回路又はモジュールなどのコンポーネント)及び基地局(又は、基地局内のチップ、回路又はモジュールなどのコンポーネント)によって実装され得る。
図3に示されたように、本願の実施形態は、アップリンク制御チャネルの電力制御方法を提供する。
S101:端末及び基地局は、第1UCIを伝送するための第1PUCCH及び第2UCIを伝送するための第2PUCCHを決定する。
端末及び基地局によって第1PUCCH及び第2PUCCHを決定する時間シーケンスは、本願のこの実施形態において限定されるものではない。PUCCHを決定することは、PUCCHのリソース、PUCCHの電力制御パラメータ、及びPUCCHの電力のうちの少なくとも1つを決定することを含む。
任意選択的に、第1UCIの優先度は、第2UCIの優先度と異なる。言い換えれば、第1UCIの優先度が第2UCIの優先度と異なるとき、本願のこの実施形態において提供された方法が実行される。
図2は例として使用される。第1PUCCHはPUCCH1に対応し得、第2PUCCHはPUCCH2に対応し得る。第1UCIは、PUCCH1によって伝送される予定の情報UCI1に対応し得、第2UCIは、PUCCH2によって伝送される予定の情報UCI2に対応し得る。
S102:第1PUCCHの時間-周波数リソース及び第2PUCCHの時間-周波数リソースが重複するとき、端末は、第1電力を使用することによって第3PUCCHを介して第1UCI及び第2UCIを送信する。本明細書において重複した時間-周波数リソースは、時間領域及び/又は周波数領域において重複が存在しており、部分的に重複しても又は完全に重複してもよいことを意味する。
S103:第1PUCCHの時間-周波数リソース及び第2PUCCHの時間-周波数リソースが重複したとき、基地局は、第3PUCCHを介して端末から第1UCI及び第2UCIを受信し、ここで第3PUCCHの送信電力は第1電力である。
端末は第1UCI及び第2UCIを独立して符号化し、次に、符号化されたビット情報を、第3PUCCHを介して基地局に送信し得る。
第1電力は、以下の方式1から方式6のうちの少なくとも1つにおいて決定され得る。
方式1:第1電力は、第1UCIのビット数及び/又は第2UCIのビット数に基づいて決定される。言い換えれば、第1電力は式1に従って決定され、式1における少なくとも1つのパラメータは、第1UCIのビット数及び/又は第2UCIのビット数に基づいて決定される。具体的に、第1UCIのビット数及び/又は第2UCIのビット数に基づいて決定することは、第1UCIのビット数に基づいて決定すること、第2UCIのビット数に基づいて決定すること、及び、第1UCIのビット数及び第2UCIのビット数に基づいて決定することを含む。例えば、第1電力又は式1の少なくとも1つのパラメータは、第1UCIのビット数及び第2UCIのビット数の間のより大きい値に基づいて決定されるか、又は、第1UCIのビット数及び第2UCIのビット数の和に基づいて決定される。
方式2:第1電力は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定される。言い換えれば、第1電力は式1に従って決定され、式1における少なくとも1つのパラメータは、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定される。第1ビット数は第1UCIのビット数及び第1UCIのチェックビット数の和であり、第2ビット数は第2UCIのビット数及び第2UCIのチェックビット数の和である。代替的に、第1ビット数は第1UCIのビット数であり、第2ビット数は第2UCIのビット数及び第2UCIのチェックビット数の和である。代替的に、第1ビット数は第1UCIのビット数及び第1UCIのチェックビット数の和であり、第2ビット数は第2UCIのビット数である。例えば、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定することは、第1ビット数及び第2ビット数の間のより大きい値に基づいて決定すること、及び第1ビット数及び第2ビット数の和に基づいて決定すること等を含む。
方式3:第1電力は、P1及び/又はP2に基づいて決定され、P1は第1PUCCHの電力制御パラメータに基づいて決定され、P2は第2PUCCHの電力制御パラメータに基づいて決定されている。本明細書における電力制御パラメータは、例えば、式1におけるPCMAX,f,c(i)、PO_PUCCH,b,f,c(q)、
、PLb,f,c(q)、ΔF_PUCCH(F)、ΔTF,b,f,c(i)、ΔTF,b,f,c(i)又はgb,f,c(i,l)などのパラメータである。
方式4:第1電力は、第1UCIのビットレート及び/又は第2UCIのビットレートに基づいて決定される。言い換えれば、第1電力は式1に従って決定され、式1における少なくとも1つのパラメータは、第1UCIのビットレート及び/又は第2UCIのビットレートに基づいて決定される。
方式5:第1UCIの優先度が第2UCIの優先度より高いとき、第1電力は、第1PUCCHの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される。言い換えれば、第1UCIの優先度が第2UCIの優先度より高いとき、第1電力は式1に従って決定され、式1における少なくとも1つの電力制御パラメータは、第1PUCCHの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される。
方式6:第1電力は、第1閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される。例えば、第1電力は式1に従って決定され、式1における少なくとも1つのパラメータは第1閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される。第1閉ループ電力制限パラメータは、第1UCIの閉ループ電力制限パラメータ及び第2UCIの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される。
前述の方法を使用することで、第3PUCCHの伝送信頼性を向上させ、可能な限りUCI1及びUCI2の伝送要件を満たす。
図2を参照されたい。以下では、端末が第1電力を決定する例を使用することによって、方式1から6において第1電力を決定する方法を別々に説明する。
方式1において、第1電力が式1に従って決定されたとき、式1におけるPCMAX,f,c(i)、PO_PUCCH,b,f,c(q)、
、PLb,f,c(q)、ΔF_PUCCH(F)、ΔTF,b,f,c(i)、ΔTF,b,f,c(i)又はgb,f,c(i,l)などのパラメータのうちの少なくとも1つは、UCI1のビット数及び/又はUCI2のビット数に基づいて決定される。例えば、第1電力が式1に従って決定されたとき、式1におけるΔTF,b,f,c(i)は、UCI1のビット数及び/又はUCI2のビット数に基づいて決定されるか;又は、式1におけるΔTF,b,f,c(i)は、式2又は式3に従って決定され、式2又は式3におけるパラメータは、UCI1のビット数及び/又はUCI2のビット数に関する。
方式1の実装において、第1電力は、PUCCH3によって占有されたシンボルの数、PUCCH3のフォーマット、及び、UCI1のビット数及び/又はUCI2のビット数に基づいて決定され得る。
以下では、ΔTF,b,f,c(i)が式2に従って決定され第1電力が式1に従って決定される例を使用することによって、方式1の実装を説明する。
ΔTF,b,f,c(i)が式2に従って決定されたとき、ΔTF,b,f,c(i)は、PUCCH3によって占有されたシンボルの数、PUCCH3のフォーマット、及び、UCI1のビット数及び/又はUCI2のビット数に基づいて決定され得る。PUCCH3のフォーマット及びPUCCH3によって占有されているシンボルの数は、基地局によって構成され得る。
例えば、式2における
は、PUCCH1又はPUCCH2によって占有されているシンボルの数に基づいて決定される代わりに、PUCCH3によって占有されているシンボルの数に基づいて決定される。
別の例において、式2では、
の値は、PUCCH3のフォーマットに基づいて決定される。例えば、PUCCH3のフォーマットがフォーマット0であるとき、
であり、ΔUCI(i)=0である。PUCCH3のフォーマットがフォーマット1であるとき、
は1つのスロットにおけるシンボルの数を示しており、ΔUCI(i)=10log10(OUCI(i))であり、OUCI(i)は、UCI1のビット数及び/又はUCI2のビット数に基づいて決定される。本願では、UCI1のビット数はAと示され得、UCI2のビット数はBと示され得る。任意選択的に、OUCI(i)=Aであるか、OUCI(i)=Bであるか、又はOUCI(i)=A+Bである。
任意選択的に、A+B≦2であるか、A+B=3であるか、又はA+B=4である場合、端末は、式2に従って第1電力を決定し得る。例えば、端末は式2に従って、ΔTF,b,f,c(i)、PUCCH3によって占有されているシンボルの数、PUCCH3のフォーマット、及び、UCI1のビット数及び/又はUCI2のビット数を決定し、ΔTF,b,f,c(i)に基づいて第1電力を決定する。
任意選択的に、A=2であり且つB=2である場合、端末は、式2に従って第1電力を決定し得る。例えば、端末は式2に従って、ΔTF,b,f,c(i)、PUCCH3によって占有されているシンボルの数、PUCCH3のフォーマット、及び、UCI1のビット数及び/又はUCI2のビット数を決定し、ΔTF,b,f,c(i)に基づいて第1電力を決定する。
以下では、ΔTF,b,f,c(i)が式3に従って決定され第1電力が式1に従って決定される例を使用することによって、方式1の別の実装を説明する。
具体的に、式3では、nHARQ-ACK(i)は、UCI1におけるACK/NACKのビット数及びUCI2におけるACK/NACKのビット数の和(又は、UCI1におけるACK/NACKのビット数及びUCI2におけるACK/NACKのビット数の間のより大きい値)を示し得、OSR(i)は、UCI1におけるSRのビット数及びUCI2におけるSRのビット数の和(又は、UCI1におけるSRのビット数及びUCI2におけるSRのビット数の間のより大きい値)を示しており、OCSI(i)は、UCI1におけるCSIのビット数及びUCI2におけるCSIのビット数の和(又は、UCI1におけるCSIのビット数及びUCI2におけるCSIのビット数の間のより大きい値)を示しており、NRE(i)は、PUCCH3によって占有されているREの数を示している。任意選択的に、占有されたREの数は、PUCCH3によって占有されているREの総数から、DMRSによって占有されているREの数を減算することによって取得される。
任意選択的に、5≦A+B≦11である場合、第1電力は式3に従って決定され得る。例えば、ΔTF,b,f,c(i)は式3に従って決定され、第1電力はΔTF,b,f,c(i)に基づいて決定される。
任意選択的に、4≦A+B≦11である場合、第1電力は式3に従って決定され得る。例えば、ΔTF,b,f,c(i)は式3に従って決定され、第1電力はΔTF,b,f,c(i)に基づいて決定される。
任意選択的に、3≦A≦11であり且つ3≦B≦11である場合、第1電力は式3に従って決定され得る。例えば、ΔTF,b,f,c(i)は式3に従って決定され、第1電力はΔTF,b,f,c(i)に基づいて決定される。
任意選択的に、3≦A≦11であるか又は3≦B≦11である場合、第1電力は式3に従って決定され得る。例えば、ΔTF,b,f,c(i)は式3に従って決定され、第1電力はΔTF,b,f,c(i)に基づいて決定される。
方式2において、第1電力が式1に従って決定されたとき、式1におけるPCMAX,f,c(i)、PO_PUCCH,b,f,c(q)、
、PLb,f,c(q)、ΔF_PUCCH(F)、ΔTF,b,f,c(i)、ΔTF,b,f,c(i)又はgb,f,c(i,l)などのパラメータのうちの少なくとも1つは、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定される。
任意選択的に、第1電力が式1に従って決定されたとき、式1におけるΔTF,b,f,c(i)は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定される。
例えば、第1ビット数は、UCI1のビット数及びUCI1のチェックビット数の和であり、第2ビット数は、UCI2のビット数及びUCI2のチェックビット数の和である。UCIのチェックビット数は、プロトコルにおいて定義されても、又はシグナリングを使用することによって端末の基地局によって構成されてもよい。UCIのビット数が11より小さい又はそれに等しいとき、UCIのチェックビット数は0であり得る。本明細書におけるUCIは、UCI1又はUCI2であり得る。
具体的には、式1におけるΔTF,b,f,c(i)は式4に従って決定され得、式4に関するパラメータは、第1ビット数及び/又は第2ビット数を含むか、又は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定されたパラメータを含む。例えば、式4では、nHARQ-ACK(i)、OSR(i)、OCSI(i)及びOCRC(i)の和は、第1ビット数及び第2ビット数の和に等しい。
任意選択的に、A+B≧11であるか又はA+B>11である場合、第1電力は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定される。代替的に、A+B≧12である場合、第1電力は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定される。代替的に、A≧11及び/又はB≧11である場合、第1電力は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定される。代替的に、A≧12及び/又はB≧12である場合、第1電力は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定される。
方式3において、P1は、PUCCH1の電力とみなされ得る。P1は、式1、及び式2から式4のうちの1又は複数に従って、PUCCH1に対応する電力制御パラメータに基づいて決定され得る。P2は、PUCCH2の電力とみなされ得る。P2は、式1、及び式2から式4のうちの1又は複数に従って、PUCCH2に対応する電力制御パラメータに基づいて決定され得る。本明細書における電力制御パラメータは、開ループ電力制御パラメータ及び/又は閉ループ電力制限パラメータを含み得る。
方式3の可能な実装において、第1電力Pは、UCI1及びUCI2の伝送信頼性を向上させるべく、P1及びP2の間の大きい方であり得る。
P1及びP2はPUCCH1に対応する電力制御パラメータ及びPUCCH2に対応する電力制御パラメータにそれぞれ基づいて決定されるので、すなわち、P1及びP2はUCI1及びUCI2の伝送要件にそれぞれ適合するので、独立して符号化されたUCI1及びUCI2がPUCCH3を介して送信されたとき、PUCCH3の送信電力Pは、P1及びP2に基づいて決定される。これは、2つのUCIの伝送要件をより良く満たし得る。
例えば、Pは式6に従って決定され得る。
P=a*P1+b*P2 (式6)
a及びbは定数であり;a及びbはUCI1のビット数及びUCI2のビット数に基づいて決定されるか、又は、a及びbは、UCI1のビットレート及びUCI2のビットレートに基づいて決定される。例えば、a:b=A:Bであるか、又は、a:b=R2:R1である。言い換えれば、aとbの比はAとBの比に等しいか、又は、aとbの比はR2とR1の比に等しい。R1はUCI1のビットレートであり、R2はUCI2のビットレートである。
具体的に、UCI2のビットレートは、UCI2がPUCCH2上で伝送されるときに決定されたビットレート(すなわち、PUCCH2上のUCI2のビットレート)又はUCI2がPUCCH3上で伝送されるときに決定されたビットレート(すなわち、PUCCH3上のUCI2のビットレート)であり得る。UCI1のビットレートは、UCI1がPUCCH1上で伝送されるときに決定されたビットレート(すなわち、PUCCH1上のUCI1のビットレート)又はUCI1がPUCCH3上で伝送されるときに決定されたビットレート(すなわち、PUCCH3上のUCI1のビットレート)であり得る。
方式3の別の可能な実装において、第1電力Pは、UCI1に対応する優先度、UCI2に対応する優先度、及びP1及びP2のうち1つに基づいて決定され得る。
例えば、UCI1の優先度がUCI2の優先度より高いとき、又は、UCI1のビットレートがUCI2のビットレートより低いとき、第1電力はP1に基づいて決定される。例えば、第1電力はP1であるか、又は、P1をスケーリングすることによって取得された値である。
例えば、第1電力は式7に従って決定され得る。
P=a*P1 (式7)
aは0より大きい実数である。aは、プロトコルにおいて定義されるか、又は、基地局によって決定された後にシグナリングを使用することによって端末に通知される。
PがP1に基づいて決定されたとき、第1電力はさらに、PUCCH3上のUCI1のビットレート、及び/又は、PUCCH3上にあり且つUCI1を伝送するためのリソースに基づいて決定され得る。具体的に、P1が式3に従って決定されたとき、nHARQ-ACK(i)+OSR(i)+OCSI(i))/NRE(i)は、PUCCH3上のUCI1のビットレートに関するパラメータであるか、又は、P1が式4に従って決定されたとき、BPRE(i)は、PUCCH3上のUCI1のビットレートに関するパラメータである。代替的に、P1が式3又は式4に従って決定されたとき、NRE(i)は、PUCCH3上にあり且つUCI1を伝送するためのREの数を示す。例えば、PUCCH3は合計100個のREを占有しており、ここで、50個のREはUCI1を伝送するためのものであり、30個のREはUCI2を伝送するためのものであり、DMRSは20個のREを占有している。この場合、UCI1を伝送しているREの数は50である。加えて、この例では、UCI2を伝送するためのREの数は30である。
この実装において、第1電力は、PUCCH3に基づいて再決定される必要がある。PUCCH1及びPUCCH3上のUCI1によって使用されているビットレート及び占有されている時間-周波数リソースは異なり得る。しかしながら、S102において、UCI1はPUCCH3を介して送信されており、PUCCH1を介しては送信されていない。したがって、第1電力は、PUCCH3上のUCI1に対応するビットレート又は時間-周波数リソースに基づいて計算されることで、UCI1が実際に送信されたケースに対応するチャネル特徴により良くマッチングし、それにより、PUCCHの信頼性をさらに向上させる。
方式4において、第1電力が式1に従って決定されたとき、式1におけるPCMAX,f,c(i)、PO_PUCCH,b,f,c(q)、
、PLb,f,c(q)、ΔF_PUCCH(F)、ΔTF,b,f,c(i)、ΔTF,b,f,c(i)又はgb,f,c(i,l)などのパラメータのうちの少なくとも1つは、UCI1のビットレート及び/又はUCI2のビットレートに基づいて決定される。
任意選択的に、UCI1のビットレートは、PUCCH1上のUCI1のビットレート又はPUCCH3上のUCI1のビットレートであり得る。PUCCH1上のUCI1のビットレート及びPUCCH3上のUCI1のビットレートは、同じでもよく、又は異なってもよい。UCI2のビットレートは、PUCCH1上のUCI2のビットレート又はPUCCH3上のUCI2のビットレートであり得る。
UCI1のビットレートがPUCCH3上のUCI1のビットレートであるとき、第1電力は、UCI1を送信する特徴により良くマッチングして、UCI1の信頼性を向上させ得る。同様に、UCI2のビットレートがPUCCH3上のUCI2のビットレートであるとき、第1電力は、UCI2を送信する特徴により良くマッチングして、UCI2の信頼性を向上させ得る。
方式4の可能な実装において、UCI1のビットレートがUCI2のビットレートより低いとき、又は、UCI1の優先度がUCI2の優先度より高いとき、UCI1の伝送信頼性を向上させるべく、第1電力は、UCI2のビットレートに基づいて決定され得るか、又は、第1電力がUCI2のビット数及びUCI2を伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定されることが理解され得、これは、UCI2のビットレートがUCI2のビット数及びUCI2を伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定され得るからである。UCI2を伝送するための時間-周波数リソースのサイズは、PUCCH2によって占有されている時間-周波数リソースのサイズ又はPUCCH3上のUCI2を伝送するための時間-周波数リソースのサイズであり得る。UCI2のビットレートはUCI1のビットレートより低いので、UCI2のビットレートに基づいて決定された第1電力は、通常は、UCI1のビットレートに基づいて決定された第1電力より高く、これによりUCI1の伝送信頼性が向上される。例えば、第1電力が式1に従って決定されたとき、式1におけるΔTF,b,f,c(i)が式3に従って決定された場合、式3におけるnHARQ-ACK(i)+OSR(i)+OCSI(i))/NRE(i)は、PUCCH3上のUCI2のビットレートに関するパラメータであり得る;又は、式3では、nHARQ-ACK(i)+OSR(i)+OCSI(i)は、UCI2のビット数を示しており、NRE(i)は、UCI2を伝送するための且つPUCCH3上のREの数を示す。
式1におけるΔTF,b,f,c(i)が式4に従って決定された場合、式4におけるBPRE(i)は、PUCCH3上のUCI2のビットレートに関するパラメータであるか;又は、式4におけるBPRE(i)は、nHARQ-ACK(i)+OSR(i)+OCSI(i)及びNRE(i)に基づいて決定され、ここで、nHARQ-ACK(i)+OSR(i)+OCSI(i)は、UCI2のビット数を示しており、NRE(i)は、UCI2を伝送するための且つPUCCH3上のREの数を示す。UCI2を伝送しているREの数についての説明は、UCI1を伝送しているREの数についてのそれと同様である。詳細は再び説明されない。
同様に、UCI1のビットレートがUCI2のビットレートより高くない(又は、より低い)とき、又は、UCI1の優先度がUCI2の優先度より高い(又は、より低くない)とき、第1電力は、UCI1のビットレートに基づいて決定され得るか、又は、第1電力がUCI1のビット数及びUCI1を伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定されることが理解され得る。UCI1を伝送するための時間-周波数リソースのサイズは、PUCCH1によって占有されている時間-周波数リソースのサイズ又はPUCCH3上のUCI1を伝送するための時間-周波数リソースのサイズであり得る。UCI1のビットレートはUCI2のビットレートより低いので、UCI1のビットレートに基づいて決定された第1電力は、通常は、UCI2のビットレートに基づいて決定された第1電力より低く、これにより端末の送信電力を低下させる。
方式5において、UCI1の優先度がUCI1の優先度より高いとき、第1電力が式1に従って決定されたとき、式1におけるPCMAX,f,c(i)、PO_PUCCH,b,f,c(q)、
、PLb,f,c(q)、ΔF_PUCCH(F)、ΔTF,b,f,c(i)、ΔTF,b,f,c(i)又はgb,f,c(i,l)などのパラメータのうちの少なくとも1つは、PUCCH1の閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される。言い換えれば、第1電力は、PUCCH1及びPUCCH2の間のより高い優先度を有するPUCCHに対応する閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される。例えば、gb,f,c(i,l)は、PUCCH1の閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定され、すなわち、PUCCH3のgb,f,c(i,l)は、PUCCH1の閉ループ電力制限パラメータであるδPUCCH,b,f,c(i,l)に基づいて決定される。δPUCCH,b,f,c(i,l)の意味及びδPUCCH,b,f,c(i,l)にを決定する方式については、3GPP TS 38.213 V16.1.0における7.2.1章を参照されたい。
例えば、PUCCH1の優先度は高い優先度であい、PUCCH2の優先度は低い優先度である。PUCCH1に基づいた計算を介して取得されたgb,f,c(i,l)はCであり、PUCCH2に基づいて取得されたgb,f,c(i,l)はDである。この場合、S102において、第1電力を決定するためのgb,f,c(i,l)はCであり、gb,f,c(i,l)は再計算される必要はない。再計算は、PUCCH3上の閉ループ電力制限パラメータを再計算することを指す。言い換えれば、第1電力が式1に従って決定されたとき、gb,f,c(i,l)は、δPUCCH,b,f,c(i,l)に基づいて再決定される必要はない。端末は、S101においてPUCCH1及びPUCCH2を決定するときにgb,f,c(i,l)を決定したので、端末は、PUCCH3を決定するときにgb,f,c(i,l)を再決定する必要はない。これは、端末の処理能力を低下させ、処理の複雑さを低下させ、処理オーバーヘッドを低下させ得る。
方式6において、UCI1の閉ループ電力制限パラメータ及びUCI2の閉ループ電力制限パラメータに基づいて第1電力が決定されるということは以下を含む:第1電力は、UCI1の閉ループ電力制限パラメータ及びUCI2の閉ループ電力制限パラメータの間の大きい方に基づいて決定されるか、又は、UCI1の閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定された値及びUCI2の閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定された値の間の大きい方に基づいて決定される。
例えば、第1電力が式1に従って決定されたとき、式1におけるPCMAX,f,c(i)、PO_PUCCH,b,f,c(q)、
、PLb,f,c(q)、ΔF_PUCCH(F)、ΔTF,b,f,c(i)、ΔTF,b,f,c(i)又はgb,f,c(i,l)などのパラメータのうちの少なくとも1つは、UCI1の閉ループ電力制限パラメータ及び/又はUCI2の閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される。言い換えれば、第1電力は、PUCCH1の閉ループ電力制限パラメータ及びPUCCH2の閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される。
例えば、第1電力が式1に従って決定されたとき、式1におけるgb,f,c(i,l)は、PUCCH1の閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定されたgb,f,c(i,l)及びPUCCH2の閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定されたgb,f,c(i,l)の間の大きい方であり、それにより、可能な限りUCI1及びUCI2の信頼性を保証し得る。
別の例において、第1電力が式1に従って決定されたとき、式1におけるgb,f,c(i,l)は、PUCCH1の閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定されたgb,f,c(i,l)及びPUCCH2の閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定されたgb,f,c(i,l)に対して平均化又は加重平均化などの動作を実行することによって取得された値であり得る。
任意選択的に、方式1から6における電力制御パラメータについての前述の説明に加えて、第1電力が式1に従って決定されたとき、式1に関するパラメータは、PUCCH3の電力制御パラメータであり得る。
例えば、式1におけるPO_PUCCH,b,f,c(q)及びPLb,f,c(q)などのパラメータは、PUCCH3と関連付けられたSRIに基づいて決定される。
任意選択的に、S102において、端末は第1UCI及び第2UCIを独立した符号化方式で送信し、それに対応して、基地局は、第1UCI及び第2UCIを独立した符号化方式で受信する。言い換えれば、第1UCI及び第2UCIが独立した符号化方式でPUCCH3を介して送信されたとき、図3に示された方法が実行される。
同じ概念に基づいて、本願の実施形態はさらに、前述の実施形態における端末及び基地局の機能を実装するように構成された通信装置を提供する。
前述の実施形態における機能を実装するために、基地局及び端末は、機能を実行するための対応するハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者であれば、本願に開示された実施形態において説明されている例のユニット及び方法の段階と組み合わせて、本願において提供された端末装置は、ハードウェア、又はハードウェア及びコンピュータソフトウェアの組み合わせによって実装され得ることを容易に認識するべきである。機能がハードウェアによって実行されるか又はコンピュータソフトウェアによって駆動されたハードウェアによって実行されるかは、具体的な適用シナリオ及び技術的解決手段の設計上の制約に依存する。
図4及び図5は、本願の実施形態に係る通信装置の可能な概略図構造である。これらの装置は、前述の方法の実施形態における端末又は基地局の機能を実装するように構成され得、したがって、前述の方法の実施形態の有益な効果も実装し得る。本願の実施形態において、装置は、図1に示された端末120aから120jであり得、図1に示された基地局110a及び110bであり得、又は、端末又は基地局において使用されたモジュール(チップなど)であり得る。
図4に示されたように、通信装置400は、処理ユニット(又は、処理モジュールと称される)410及びトランシーバユニット(又は、通信モジュール、通信ユニット、又はトランシーバモジュールと称される)420を含む。通信装置400は、図3に示された方法の実施形態における端末又は基地局の機能を実装するように構成されている。
通信装置400が図3に示された方法の実施形態における端末の機能を実装するように構成されているとき、処理ユニット410は、第1UCIを伝送するための第1アップリンク制御チャネル及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定するように構成され得;トランシーバユニット420は、第1アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソース及び第2アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソースが重複したとき、第1電力を使用することによって第3アップリンク制御チャネルを介して第1UCI及び第2UCIを送信するように構成され得る。
通信装置400が図3に示された方法の実施形態における基地局の機能を実装するように構成されているとき、処理ユニット410は、第1UCIを伝送するための第1アップリンク制御チャネル及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定するように構成され得;トランシーバユニット420は、第1アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソース及び第2アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソースが重複したとき、第3アップリンク制御チャネルを介して端末から第1UCI及び第2UCIを受信するように構成され得、ここで、第3アップリンク制御チャネルの送信電力は第1電力である。
処理ユニット410及びトランシーバユニット420のより詳細な説明については、図3に示された方法の実施形態における関連説明を直接参照されたい。ここでは、詳細について改めて説明しない。
図5に示されたように、通信装置500は、プロセッサ510及びインタフェース回路520を含む。プロセッサ510及びインタフェース回路520は、互いに結合されている。インタフェース回路520は、トランシーバ又は入力/出力インタフェースであり得ることが理解され得る。任意選択的に、通信装置500はさらに、プロセッサ510によって実行される命令を記憶するか、命令を実行するためにプロセッサ510によって必要とされる入力データを記憶するか、又はプロセッサ510によって命令を実行することによって生成されたデータを記憶するように構成されている、メモリ530を含み得る。
通信装置500が図3に示された方法を実装するように構成されているとき、プロセッサ510は、処理ユニット410の機能を実装するように構成されており、インタフェース回路520は、トランシーバユニット420の機能を実装するように構成されている。
通信装置が端末において使用されたチップであるとき、端末のチップは、前述の方法の実施形態における端末の機能を実装する。端末のチップは、端末における別のモジュール(例えば、無線周波数モジュール又はアンテナ)から情報を受信し、ここで、当該情報は、基地局によって端末に送信される。代替的に、端末のチップは、端末における別のモジュール(例えば、無線周波数モジュール又はアンテナ)に情報を送信し、ここで、当該情報は、端末によって基地局に送信される。
通信装置が基地局において使用されたチップであるとき、基地局のチップは、前述の方法の実施形態における基地局の機能を実装する。基地局のチップは、基地局における別のモジュール(例えば、無線周波数モジュール又はアンテナ)から情報を受信し、ここで、当該情報は、端末によって基地局に送信される。代替的に、基地局のチップは、基地局における別のモジュール(例えば、無線周波数モジュール又はアンテナ)に情報を送信し、ここで、当該情報は、基地局によって端末に送信される。
本願の実施形態におけるプロセッサは、中央処理ユニット(central processing unit,CPU)であり得、又は、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field-programmable gate array,FPGA)、又は別のプログラマブルロジックデバイス、トランジスタロジックデバイス、ハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせであり得ることが理解され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意のレギュラープロセッサであり得る。
本願の実施形態における方法の段階は、ハードウェア方式で実装され得るか、又は、プロセッサによってソフトウェア命令を実行する方式で実装され得る。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含んでよい。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリメモリ、プログラマブルリードオンリメモリ、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、CD-ROM、又は当技術分野で周知である任意の他の形態の記憶媒体に記憶され得る。例えば、記憶媒体は、プロセッサに結合されることで、プロセッサは、記憶媒体から情報を読み出し、情報を記憶媒体に書き込むことができる。もちろん、記憶媒体は、プロセッサのコンポーネントであってよい。プロセッサ及び記憶媒体は、ASICに配置されてよい。さらに、ASICは、基地局又は端末に位置付けられ得る。確かに、プロセッサ及び記憶媒体は、ディスクリートコンポーネントとして基地局又は端末に存在し得る。
前述の実施形態の全部又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又は、それらの任意の組み合わせを用いることによって実装され得る。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用されたとき、実施形態の全部又は一部が、コンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つ又は複数のコンピュータプログラム及び命令を含む。コンピュータプログラム又は命令がコンピュータ上にロードされて実行されたとき、本願の実施形態における手順又は機能の全部又は一部が実行される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、基地局、ユーザ機器、又は別のプログラマブル装置であり得る。コンピュータプログラム又は命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得、又は、コンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送され得る。例えば、コンピュータプログラム又は命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに、有線方式又は無線方式で伝送され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の使用可能な媒体、又は、1つ又は複数の使用可能な媒体を統合したサーバ又はデータセンタなどのデータストレージデバイスであり得る。使用可能な媒体は、例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープのような磁気媒体であり得;又は、例えば、デジタルビデオディスクのような光学媒体であり得;又は、例えば、ソリッドステートドライブのような半導体媒体であり得る。
本願の様々な実施形態において、別様に記載されていない又は論理的な矛盾がない限り、異なる実施形態における用語及び/又は説明は一貫しており、相互に参照され得、異なる実施形態における技術的特徴は、その内部論理関係に基づいて組み合わされることで新たな実施形態を形成し得る。
本願において、「少なくとも1つ」とは、1つ又は複数を意味し、「複数」とは、2以上を意味する。「及び/又は」という用語は、関連するオブジェクト間の対応関係を説明するものであり、3つの関係が存在し得ることを示す。例えば、A及び/又はBは、以下の3つのケース、すなわち、Aだけが存在すること、A及びBが両方とも存在すること、及びBだけが存在することを示し得る。A及びBは各々、単数又は複数であり得る。本願におけるテキストの説明において、「/」という文字は、一般的に、関連するオブジェクト間の「又は(or)」関係を示す。本願における式では、「/」という文字は、関連するオブジェクト間の「除算」関係を示す。
本願の実施形態における様々な数は、説明しやすくするために区別に用いられているに過ぎず、本願の実施形態の範囲を限定するためには用いられていないことが理解され得る。前述のプロセスのシーケンス数は、実行のシーケンスを意味するものではない。プロセスの実行順序は、プロセスの機能及び内部論理に基づいて決定されるべきである。
[他の考えられる項目]
[項目1]
第1アップリンク制御情報UCIを伝送するための第1アップリンク制御チャネル及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定する段階;及び
上記第1アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソース及び上記第2アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソースが重複したとき、第1電力を使用することによって第3アップリンク制御チャネルを介して上記第1UCI及び上記第2UCIを送信する段階;
を備え、ここで
上記第1電力は、上記第1UCIのビット数及び/又は上記第2UCIのビット数に基づいて決定され;
上記第1電力は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定され、上記第1ビット数は上記第1UCIのビット数及び上記第1UCIのチェックビット数の和であり、上記第2ビット数は上記第2UCIのビット数及び上記第2UCIのチェックビット数の和である;
上記第1電力はP1及び/又はP2に基づいて決定され、P1は上記第1アップリンク制御チャネルの電力制御パラメータに基づいて決定され、P2は上記第2アップリンク制御チャネルの電力制御パラメータに基づいて決定される;
上記第1電力は上記第1UCIのビットレート及び/又は上記第2UCIのビットレートに基づいて決定され;
上記第1UCIの優先度が上記第2UCIの優先度より高いとき、上記第1電力は、上記第1アップリンク制御チャネルの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される;又は
上記第1電力は第1閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定され、上記第1閉ループ電力制限パラメータは、上記第1UCIの閉ループ電力制限パラメータ及び上記第2UCIの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される
アップリンク制御チャネルのための電力制御方法。
[項目2]
上記第1電力は、上記第3アップリンク制御チャネルによって占有されたシンボルの数、上記第3アップリンク制御チャネルのフォーマット、上記第1UCIの上記ビット数、及び上記第2UCIの上記ビット数に基づいて決定される、項目1に記載の方法。
[項目3]
上記第1UCIの上記ビット数及び上記第2UCIの上記ビット数の和は、4より小さい又はそれに等しい、項目2に記載の方法。
[項目4]
上記第1UCIの上記ビットレートが上記第2UCIの上記ビットレートより低いとき、
上記第1電力は、上記第2UCIの上記ビット数及び上記第2UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定されるか、又は、上記第1電力は、上記第2UCIの上記ビットレートに基づいて決定される、項目1に記載の方法。
[項目5]
上記第1電力は、上記第1UCIの上記ビット数及び上記第2UCIの上記ビット数に基づいて決定され、上記第1UCIの上記ビット数及び上記第2UCIの上記ビット数の和は、4より大きい又はそれに等しく、11より小さい又はそれに等しい、項目1に記載の方法。
[項目6]
上記第1電力は、上記第1ビット数及び上記第2ビット数に基づいて決定され、上記第1UCIの上記ビット数及び上記第2UCIの上記ビット数の和は11より大きい、項目1に記載の方法。
[項目7]
上記第1電力は、以下の式
P=a*P1+b*P2
に従って決定され、ここで
a及びbは定数であり、a及びbは上記第1UCIの上記ビット数及び上記第2UCIの上記ビット数に基づいて決定されるか、又は、a及びbは、上記第1UCIの上記ビットレート及び上記第2UCIの上記ビットレートに基づいて決定される、項目1に記載の方法。
[項目8]
上記第1電力は、P1及びP2の間のより大きい値である、項目1に記載の方法。
[項目9]
上記第1UCIの上記優先度が上記第2UCIの上記優先度より高いとき、上記第1電力は、P1に基づいて決定される、項目1に記載の方法。
[項目10]
上記第1UCIの上記優先度が上記第2UCIの上記優先度より高いとき、上記第1電力は、上記第1UCIの上記ビットレート及び/又は上記第1UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定される、項目1に記載の方法。
[項目11]
上記第1閉ループ電力制限パラメータは、上記第1アップリンク制御チャネルの上記閉ループ電力制限パラメータ及び上記第2アップリンク制御チャネルの閉ループ電力制限パラメータの間のより大きい値である、項目1に記載の方法。
[項目12]
上記第1UCIの上記ビットレートは、上記第3アップリンク制御チャネル上の上記第1UCIのビットレート又は上記第1アップリンク制御チャネル上の上記第1UCIのビットレートであり、上記第2UCIの上記ビットレートは、上記第3アップリンク制御チャネル上の上記第2UCIのビットレート又は上記第2アップリンク制御チャネル上の上記第2UCIのビットレートである、項目1から11のいずれか一項に記載の方法。
[項目13]
上記第1UCIは、ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック情報及び/又はスケジューリング要求を含み;上記第2UCIは、HARQ-ACKフィードバック情報及び/又はスケジューリング要求を含む、項目1から12のいずれか一項に記載の方法。
[項目14]
第1アップリンク制御情報UCIを伝送するための第1アップリンク制御チャネル及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定する段階;及び
上記第1アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソース及び上記第2アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソースが重複したとき、第3アップリンク制御チャネルを介して端末から上記第1UCI及び上記第2UCIを受信する段階、ここで、上記第3アップリンク制御チャネルの送信電力は第1電力である;
を備え、ここで
上記第1電力は、上記第1UCIのビット数及び/又は上記第2UCIのビット数に基づいて決定され;
上記第1電力は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定され、上記第1ビット数は上記第1UCIのビット数及び上記第1UCIのチェックビット数の和であり、上記第2ビット数は上記第2UCIのビット数及び上記第2UCIのチェックビット数の和である;
上記第1電力はP1及び/又はP2に基づいて決定され、P1は上記第1アップリンク制御チャネルの電力制御パラメータに基づいて決定され、P2は上記第2アップリンク制御チャネルの電力制御パラメータに基づいて決定される;
上記第1電力は上記第1UCIのビットレート及び/又は上記第2UCIのビットレートに基づいて決定され;
上記第1UCIの優先度が上記第2UCIの優先度より高いとき、上記第1電力は、上記第1アップリンク制御チャネルの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される;又は
上記第1電力は第1閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定され、上記第1閉ループ電力制限パラメータは、上記第1UCIの閉ループ電力制限パラメータ及び上記第2UCIの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される
アップリンク制御チャネルのための電力制御方法。
[項目15]
第1UCIを伝送するための第1アップリンク制御チャネル及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定するように構成された処理ユニット;及び
上記第1アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソース及び上記第2アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソースが重複したとき、第1電力を使用することによって第3アップリンク制御チャネルを介して上記第1UCI及び上記第2UCIを送信するように構成された通信ユニット
を備え、ここで
上記第1電力は、上記第1UCIのビット数及び/又は上記第2UCIのビット数に基づいて決定され;
上記第1電力は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定され、上記第1ビット数は上記第1UCIのビット数及び上記第1UCIのチェックビット数の和であり、上記第2ビット数は上記第2UCIのビット数及び上記第2UCIのチェックビット数の和である;
上記第1電力はP1及び/又はP2に基づいて決定され、P1は上記第1アップリンク制御チャネルの電力制御パラメータに基づいて決定され、P2は上記第2アップリンク制御チャネルの電力制御パラメータに基づいて決定される;
上記第1電力は上記第1UCIのビットレート及び/又は上記第2UCIのビットレートに基づいて決定され;
上記第1UCIの優先度が上記第2UCIの優先度より高いとき、上記第1電力は、上記第1アップリンク制御チャネルの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される;又は
上記第1電力は第1閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定され、上記第1閉ループ電力制限パラメータは、上記第1UCIの閉ループ電力制限パラメータ及び上記第2UCIの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される
通信装置。
[項目16]
上記第1電力は、上記第3アップリンク制御チャネルによって占有されたシンボルの数、上記第3アップリンク制御チャネルのフォーマット、上記第1UCIの上記ビット数、及び上記第2UCIの上記ビット数に基づいて決定される、項目15に記載の通信装置。
[項目17]
上記第1UCIの上記ビット数及び上記第2UCIの上記ビット数の和は、4より小さい又はそれに等しい、項目16に記載の通信装置。
[項目18]
上記第1UCIの上記ビットレートが上記第2UCIの上記ビットレートより低いとき、
上記第1電力は、上記第2UCIの上記ビット数、及び上記第2UCIを伝送するための且つ上記第3アップリンク制御チャネル上の時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定されるか、又は、上記第1電力は、上記第2UCIの上記ビットレートに基づいて決定される、項目15に記載の通信装置。
[項目19]
上記第1電力は、上記第1UCIの上記ビット数及び上記第2UCIの上記ビット数に基づいて決定され、上記第1UCIの上記ビット数及び上記第2UCIの上記ビット数の和は、4より大きい又はそれに等しく、11より小さい又はそれに等しい、項目15に記載の通信装置。
[項目20]
上記第1電力は、上記第1ビット数及び上記第2ビット数に基づいて決定され、上記第1UCIの上記ビット数及び上記第2UCIの上記ビット数の和は11より大きい、項目15に記載の通信装置。
[項目21]
上記第1電力は、以下の式
P=a*P1+b*P2
に従って決定され、ここで
a及びbは定数であり、a及びbは上記第1UCIの上記ビット数及び上記第2UCIの上記ビット数に基づいて決定されるか、又は、a及びbは、上記第1UCIの上記ビットレート及び上記第2UCIの上記ビットレートに基づいて決定される、項目15に記載の通信装置。
[項目22]
上記第1電力は、P1及びP2の間のより大きい値である、項目15に記載の通信装置。
[項目23]
上記第1UCIの上記優先度が上記第2UCIの上記優先度より高いとき、上記第1電力は、P1に基づいて決定される、項目15に記載の通信装置。
[項目24]
上記第1UCIの上記優先度が上記第2UCIの上記優先度より高いとき、上記第1電力は、上記第1UCIの上記ビットレート及び/又は上記第1UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定される、項目15に記載の通信装置。
[項目25]
上記第1閉ループ電力制限パラメータは、上記第1アップリンク制御チャネルの上記閉ループ電力制限パラメータ及び上記第2アップリンク制御チャネルの閉ループ電力制限パラメータの間のより大きい値である、項目15に記載の通信装置。
[項目26]
上記第1UCIの上記ビットレートは、上記第3アップリンク制御チャネル上の上記第1UCIのビットレート又は上記第1アップリンク制御チャネル上の上記第1UCIのビットレートであり、上記第2UCIの上記ビットレートは、上記第3アップリンク制御チャネル上の上記第2UCIのビットレート又は上記第2アップリンク制御チャネル上の上記第2UCIのビットレートである、項目15から25のいずれか一項に記載の通信装置。
[項目27]
上記第1UCIは、ハイブリッド自動再送要求確認HARQ-ACKフィードバック情報及び/又はスケジューリング要求を含み;上記第2UCIは、HARQ-ACKフィードバック情報及び/又はスケジューリング要求を含む、項目15から26のいずれか一項に記載の通信装置。
[項目28]
第1UCIを伝送するための第1アップリンク制御チャネル及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定するように構成された処理ユニット;及び
上記第1アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソース及び上記第2アップリンク制御チャネルの時間-周波数リソースが重複したとき、第3アップリンク制御チャネルを介して端末から上記第1UCI及び上記第2UCIを受信するように構成された通信ユニット、ここで上記第3アップリンク制御チャネルの送信電力は第1電力である
を備え、ここで
上記第1電力は、上記第1UCIのビット数及び/又は上記第2UCIのビット数に基づいて決定され;
上記第1電力は、第1ビット数及び/又は第2ビット数に基づいて決定され、上記第1ビット数は上記第1UCIのビット数及び上記第1UCIのチェックビット数の和であり、上記第2ビット数は上記第2UCIのビット数及び上記第2UCIのチェックビット数の和である;
上記第1電力はP1及び/又はP2に基づいて決定され、P1は上記第1アップリンク制御チャネルの電力制御パラメータに基づいて決定され、P2は上記第2アップリンク制御チャネルの電力制御パラメータに基づいて決定される;
上記第1電力は上記第1UCIのビットレート及び/又は上記第2UCIのビットレートに基づいて決定され;
上記第1UCIの優先度が上記第2UCIの優先度より高いとき、上記第1電力は、上記第1アップリンク制御チャネルの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される;又は
上記第1電力は第1閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定され、上記第1閉ループ電力制限パラメータは、上記第1UCIの閉ループ電力制限パラメータ及び上記第2UCIの閉ループ電力制限パラメータに基づいて決定される
通信装置。
[項目29]
項目1から13のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたモジュールを備える、通信装置。
[項目30]
項目14に記載の方法を実行するように構成されたモジュールを備える、通信装置。
[項目31]
プロセッサ及びインタフェース回路を備え、ここで上記インタフェース回路は、上記通信装置以外の通信装置から信号を受信し、上記信号を上記プロセッサに送信するように、又は、信号を上記プロセッサから上記通信装置以外の通信装置に送信するように構成されており、上記プロセッサは、論理回路を使用することによって又はコード命令を実行することによって項目1から13のいずれか一項に記載の方法を実装するように構成されている、通信装置。
[項目32]
プロセッサ及びインタフェース回路を備え、ここで上記インタフェース回路は、上記通信装置以外の通信装置から信号を受信し、上記信号を上記プロセッサに送信するように、又は、信号を上記プロセッサから上記通信装置以外の通信装置に送信するように構成されており、上記プロセッサは、論理回路を使用することによって又はコード命令を実行することによって項目14に記載の方法を実装するように構成されている、通信装置。
[項目33]
項目15から27のいずれか一項に記載の通信装置及び項目28に記載の通信装置を備える、通信システム。
[項目34]
項目31に記載の通信装置及び項目32に記載の通信装置を備える、通信システム。
[項目35]
コンピュータ可読記憶媒体であって、上記記憶媒体はコンピュータプログラム又は命令を記憶しており、上記コンピュータプログラム又は上記命令が通信装置によって実行されたとき、項目1から5のいずれか一項に記載の方法、又は、項目6から10のいずれか一項に記載の方法が実装される、コンピュータ可読記憶媒体。
[項目36]
コンピュータプログラムであって、上記コンピュータプログラムが実行されたとき、項目1から5のいずれか一項に記載の方法、又は、項目6から10のいずれか一項に記載の方法が実装される、コンピュータプログラム。

Claims (18)

  1. 通信装置によって実行される、アップリンク制御チャネルのための電力制御方法であって、
    第1アップリンク制御情報(UCI)を伝送するための第1アップリンク制御チャネル及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定する段階;及び
    前記第1アップリンク制御チャネルの時間領域リソース及び前記第2アップリンク制御チャネルの時間領域リソースが重複したとき、第1電力を使用することによって第3アップリンク制御チャネルを介して前記第1UCI及び前記第2UCIを送信する段階
    を備え、ここで
    前記第1電力は、前記第1UCIのビット数及び前記第2UCIのビット数に基づいて決定されるか;又は
    前記第1電力は、前記第1UCIの前記ビット数、及び前記第3アップリンク制御チャネルを介して前記第1UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定され、ここで、前記第1UCIの優先度は、前記第2UCIの優先度より高い
    方法。
  2. 前記第1電力がPPUCCH,b,f,c(i,q,q,l)であり、
    であり、ここでPCMAX,f,c(i)は、端末によって送信され得る最大電力を示しており、z=min(x,y)は、zがx及びyの間におけるより小さな値に等しいことを示しており、
    であり、PO_NOMINAL_PUCCHは、上位層シグナリングp0-nominalによって構成された値であり、p0-nominalが構成されていない場合、PO_NOMINAL_PUCCHは0に等しく、PO_UE_PUCCH(q)及びPLb,f,c(q)は、前記第3アップリンク制御チャネルの空間関係情報に基づいて決定され、
    は、前記第3アップリンク制御チャネルに割り当てられたリソースブロックの数であり、μは、前記第3アップリンク制御チャネルによって使用されているサブキャリア間隔を示しており、ΔF_PUCCH(F)は、上位層パラメータを使用することによって半静的に構成された値である
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記第3アップリンク制御チャネルが物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2、PUCCHフォーマット3又はPUCCHフォーマット4である場合、ΔTF,b,f,c(i)は、前記第1UCIの前記ビット数、及び前記第3アップリンク制御チャネルを介して前記第1UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定される、請求項2に記載の方法。

  4. であり、ここでK=6であり、nHARQ-ACK(i)は、前記第1UCIにおけるACK/NACKのビット数を示しており、OSR(i)は前記第1UCIにおけるスケジューリング要求(SR)の前記ビット数を示しており、OCSI(i)は前記第1UCIにおける前記CSIの前記ビット数を示しており、NRE(i)は、前記第3アップリンク制御チャネルにおける前記第1UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズを示す、請求項3に記載の方法。
  5. であり、ここでK=2.4であり、
    であり、
    ACK(i)は、前記第1UCIにおけるACK/NACKのビット数を示しており、OSR(i)は前記第1UCIにおける前記SRの前記ビット数を示しており、OCSI(i)は前記第1UCIにおける前記CSIの前記ビット数を示しており、OCRC(i)は前記第1UCIのチェックビット数であり、NRE(i)は、前記第3アップリンク制御チャネルにおける前記第1UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズを示す、請求項3に記載の方法。
  6. 前記第3アップリンク制御チャネルがPUCCHフォーマット1である場合、ΔTFb,f,c(i)は、前記第1UCIの前記ビット数及び前記第2UCIの前記ビット数に基づいて決定される、請求項2に記載の方法。
  7. であり、
    ここで
    は、前記第3アップリンク制御チャネルによって占有されているシンボルの数を示しており、
    は、1つのスロットにおける前記シンボルの数を示しており、ΔUCI(i)=10log10(OUCI(i))であり、ここでOUCI(i)は、前記第1UCI及び前記第2UCIのビットの総数を示す、請求項6に記載の方法。
  8. 通信装置によって実行される、アップリンク制御チャネルのための電力制御方法であって、
    第1アップリンク制御情報(UCI)を伝送するための第1アップリンク制御チャネル及び第2UCIを伝送するための第2アップリンク制御チャネルを決定する段階;及び
    前記第1アップリンク制御チャネルの時間領域リソース及び前記第2アップリンク制御チャネルの時間領域リソースが重複したとき、第3アップリンク制御チャネルを介して端末から前記第1UCI及び前記第2UCIを受信する段階、ここで前記第3アップリンク制御チャネルの送信電力は第1電力である
    を備え、ここで
    前記第1電力は、前記第1UCIのビット数及び前記第2UCIのビット数に基づいて決定されるか;又は
    前記第1電力は、前記第1UCIの前記ビット数、及び前記第3アップリンク制御チャネルを介して前記第1UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定され、ここで、前記第1UCIの優先度は、前記第2UCIの優先度より高い
    方法。
  9. 前記第1電力がPPUCCH,b,f,c(i,q,q,l)であり、
    であり、ここでPCMAX,f,c(i)は、端末によって送信され得る最大電力を示しており、z=min(x,y)は、zがx及びyの間におけるより小さな値に等しいことを示しており、
    であり、PO_NOMINAL_PUCCHは、上位層シグナリングp0-nominalによって構成された値であり、p0-nominalが構成されていない場合、PO_NOMINAL_PUCCHは0に等しく、PO_UE_PUCCH(q)及びPLb,f,c(q)は、前記第3アップリンク制御チャネルの空間関係情報に基づいて決定され、
    は、前記第3アップリンク制御チャネルに割り当てられたリソースブロックの数であり、μは、前記第3アップリンク制御チャネルによって使用されているサブキャリア間隔を示しており、ΔF_PUCCH(F)は、上位層パラメータを使用することによって半静的に構成された値である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第3アップリンク制御チャネルが物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)フォーマット2、PUCCHフォーマット3又はPUCCHフォーマット4である場合、ΔTF,b,f,c(i)は、前記第1UCIの前記ビット数、及び前記第3アップリンク制御チャネルを介して前記第1UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズに基づいて決定される、請求項9に記載の方法。
  11. であり、ここでK=6であり、nHARQ-ACK(i)は、前記第1UCIにおけるACK/NACKの前記ビット数を示しており、OSR(i)は前記第1UCIにおけるスケジューリング要求(SR)の前記ビット数を示しており、OCSI(i)は前記第1UCIにおける前記CSIの前記ビット数を示しており、NRE(i)は、前記第3アップリンク制御チャネルにおける前記第1UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズを示す、請求項10に記載の方法。
  12. であり、ここでK=2.4であり、
    であり、
    ACK(i)は、前記第1UCIにおけるACK/NACKのビット数を示しており、OSR(i)は前記第1UCIにおける前記SRの前記ビット数を示しており、OCSI(i)は前記第1UCIにおける前記CSIの前記ビット数を示しており、OCRC(i)は前記第1UCIのチェックビット数であり、NRE(i)は、前記第3アップリンク制御チャネルにおける前記第1UCIを伝送するための時間-周波数リソースのサイズを示す、請求項10に記載の方法。
  13. 前記第3アップリンク制御チャネルがPUCCHフォーマット1である場合、ΔTFb,f,c(i)は、前記第1UCIの前記ビット数及び前記第2UCIの前記ビット数に基づいて決定される、請求項9に記載の方法。
  14. であり、
    ここで
    は、前記第3アップリンク制御チャネルによって占有されているシンボルの数を示しており、
    は、1つのスロットにおける前記シンボルの数を示しており、ΔUCI(i)=10log10(OUCI(i))であり、ここでOUCI(i)は、前記第1UCI及び前記第2UCIのビットの総数を示す、請求項13に記載の方法。
  15. 請求項1から7のいずれか一項に記載の方法を実行する、又は、請求項8から14のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されたモジュールを備える、通信装置。
  16. プロセッサ及びインタフェース回路を備え、ここで前記インタフェース回路は、前記通信装置以外の通信装置から信号を受信し、前記信号を前記プロセッサに送信するように、又は、信号を前記プロセッサから前記通信装置以外の通信装置に送信するように構成されており、前記プロセッサは、論理回路を使用することによって又はコード命令を実行することによって請求項1から14のいずれか一項に記載の方法を実装するように構成されている、通信装置。
  17. コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ可読記憶媒体はコンピュータプログラム又は命令を記憶しており、前記コンピュータプログラム又は前記命令が通信装置によって実行されたとき、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法、又は、請求項8から14のいずれか一項に記載の方法が実装される、コンピュータ可読記憶媒体。
  18. コンピュータに、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法、又は、請求項8から14のいずれか一項に記載の方法を実行させるためのコンピュータプログラム。
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