JP2024503601A - リトラクタブレードデバイス、及び関連する方法 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】本明細書には、ブレードエクステンダ及び組織シムなどのリトラクタブレードデバイス、並びにこのようなリトラクタブレードデバイスを利用するためのドライバ及びキットが開示されている。例示的なリトラクタブレードデバイスはリトラクタブレード係合部分を備えており、リトラクタブレード係合部分は、リトラクタブレードのチャネル内に少なくとも部分的に位置するように構成されている本体部分を有している。本体部分は、本体部分から延びている第1の保持要素を有している。例示的なリトラクタブレードデバイスは、リトラクタブレード係合部分の本体部分から延びている延長部分を更に備えている。

Description

本開示は一般に、組織を引っ込ませて、外科的通路(surgical corridor)を作成して維持するための医療機器に関する。特に、外科的通路に配置された外科用リトラクタのブレードにも固定され得る、外科的通路の作成及び維持に役立つために使用されてもよい機器の実施形態が本明細書に開示されている。
リトラクタシステムは、外科医が手術部位にアクセスし得るための開口部を設けるために様々な異なる外科的処置で使用されてもよい。例えば、脊椎手術では、外科医が患者の脊柱にアクセスするためにリトラクタシステムが使用されてもよい。リトラクタシステムによって作成された開口部により、例えば、外科医は患者の脊柱にアクセスして脊柱インプラントを脊柱内又は脊柱上に固定可能であってもよい。一般的なリトラクタシステムは、リトラクタフレームに連結された複数のブレードを備えている場合がある。使用中、ブレードは切開部分に挿入されて、次に引っ込められ、切開部分を囲む組織を手術部位まで移動させることにより、外科的通路を作成してもよい。しかしながら、一部のリトラクタシステムのブレードを操作できるにもかかわらず、特にブレードが最初の外科的通路を作成した後、組織を更に扱う必要性が依然としてある。
本明細書には、主に外科用リトラクタブレードと共に使用するための様々なデバイスが開示されている。このようなデバイスは、リトラクタブレード係合部分及び延長部分又は動作部分を備えている。リトラクタブレード係合部分は、リトラクタブレードのチャネル又はトラックに解放可能に係合するように構成されている。延長部分又は動作部分は、これらに限定されないが組織シム、椎間板内シム、ブレードエクステンダ等の機能などの様々な機能を実現するための形状又は構成を有してもよい。
ある実施形態によれば、リトラクタブレード係合部分は、遠位端部及び近位端部を有する本体部分を有しており、リトラクタブレードのチャネルに少なくとも部分的に位置するように構成されている。本体部分は、本体部分から延びてリトラクタブレードのチャネル又はトラックに係合するように構成されている少なくとも1つの保持要素を有している。ある実施形態では2つの保持要素が設けられてる。
延長部分は実質的に平坦であってもよく又は湾曲してもよい。延長部分はフックの特徴を有してもよい。延長部分は、リトラクタブレード係合部分より幅広くてもよい。延長部分の少なくとも一部は、リトラクタブレード係合部分の横方向に延びてもよい。延長部分の遠位端部は、リトラクタブレード係合部分の遠位端部を少なくとも約0.1 cm、少なくとも約1cm、少なくとも約2cm、少なくとも約3cm、又は少なくとも約4cm超えて延びてもよい。延長部分の近位端部は、リトラクタブレード係合部分の近位端部及び遠位端部に対して、(a)近位端部の近位側、(b)近位端部と実質的に並んで、又は(c)近位端部及び遠位端部間の箇所に配置されてもよい。
ある実施形態によれば、本体部分は第1の面を定めており、延長部分は第2の面を定めている。第1の面及び第2の面は互いに平行であってもよい。第1の面及び第2の面は同一平面でなくてもよい。
ある実施形態によれば、一又は複数の保持要素は弾性の突出部を有している。一又は複数の保持要素は、本体部分と同一平面内に延びてもよい。一又は複数の保持要素は、リトラクタブレードデバイスを、チャネルによって定められた面に垂直な位置からリトラクタブレードのチャネル内に移動させ得るように構成されている。
ある実施形態によれば、延長部分の遠位端部は丸みを帯びた外形を有している。延長部分は、少なくとも1つの波形の縁部を有してもよい。
ある実施形態によれば、本体部分はドライバ固定機構を有している。ドライバ固定機構は弾性部分及び突出部を有してもよい。突出部は、リトラクタブレードの凹部に係合するように構成されてもよい。弾性部分は、本体部分と実質的に同一の面内にあってもよく、本体部分によって定められた面から延びてもよい。
ある実施形態によれば、延長部分は、延長部分の近位端部近くの箇所から延長部分の遠位端部に向かって延びるチャネル又はトラックを有している。チャネル又はトラックは、近位端部で開口してもよく、及び/又は遠位端部で開口してもよい。
本明細書には、本明細書に開示されているようなリトラクタブレードデバイスと係合するように構成されているデバイスドライバが更に開示されている。このようなデバイスドライバは、ハンドル、細長いハウジング、ハウジング内に含まれている軸、及びリトラクタブレードデバイスの少なくとも一部を受けるように構成されている受け部分を備えている。ハンドルは、リトラクタブレードデバイスを解放可能に係合すべく軸と連通するように構成されている。受け部分は、リトラクタブレードデバイスの本体部分の少なくとも一部を受けるように構成されているハウジングの遠位開口部であってもよい。
ある実施形態によれば、ブレードデバイスドライバは、リトラクタブレードデバイスのドライバ固定機構を解放可能に係合するように構成されている。ハウジングは、ブレードデバイスドライバをリトラクタブレードのチャネルに保持するように構成されている少なくとも1つの保持要素を有している。ある実施形態では2つの保持要素が設けられてる。一又は複数の保持要素は、ブレードデバイスドライバを、チャネルによって定められた面に垂直な位置からチャネル内に移動させ得るように構成されてもよい。ハンドルは、圧縮力をハンドルからハウジングを通してリトラクタブレードデバイスに直接伝え得る固定位置を占めるように構成されてもよい。
本明細書には、本明細書に開示されているようなリトラクタブレード及びリトラクタブレードデバイスを備えたリトラクタブレードキットが更に開示されている。リトラクタブレードは平面を定めてもよく、近位端部及び遠位端部を有し、近位端部から遠位端部に向かって延びているチャネルを有している。リトラクタブレードデバイスは、リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部を、リトラクタブレードの近位端部から離れた箇所でチャネルに挿入することにより、チャネルと係合するように構成されている。
リトラクタブレードキットのある実施形態によれば、チャネルはリトラクタブレードの遠位端部で閉じている。チャネルは、リトラクタブレードの近位端部で開口してもよい。リトラクタブレードデバイスは、リトラクタブレードの近位端部でチャネルの開口部にアクセスして、リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部をチャネルに挿入することにより、チャネルと係合するように更に構成されてもよい。ある実施形態では、リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部と係合するように構成されているブレードデバイスドライバが更に設けられている。ブレードデバイスドライバは、リトラクタブレードデバイスの動きを操作してリトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させるように更に構成されてもよい。
少なくとも1つ又はそれ以上のリトラクタブレードを備えた外科用リトラクタと共にリトラクタブレードデバイスを使用する方法が、本明細書に更に開示されている。このような方法では、リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部を、チャネルの近位端部に対して遠位の箇所でチャネルに挿入することにより、リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる。リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる際に、リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部を、チャネルを定める面に垂直な方向に移動させてもよい。リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる際に、リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部をリトラクタブレードのチャネルの一又は複数の凹部と係合させてもよい。リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる前に外科的通路を作成するように、リトラクタブレードを患者の外科的開口部内に配置してもよい。一部の方法では更に、リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる前にリトラクタブレードデバイスを用いて外科的通路及び/又は干渉する組織の手術部位をスイープする。一部の方法では、ブレードデバイスドライバを使用して、リトラクタブレードデバイスを外科的通路に挿入する、外科的通路内でリトラクタブレードデバイスの動きを操作する、及び/又はリトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる。一部の方法では更に、リトラクタブレードをトウアウトしながら、リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルに沿って遠位側に同時的に前進させる。一部の方法では更に、ブレードデバイスドライバを外科的通路から外す間、リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルに残すように、ブレードデバイスドライバをリトラクタブレードデバイスから外す。ブレードデバイスドライバを外科的通路から外す際に、ブレードデバイスドライバをリトラクタブレードのチャネルに沿って近位側に摺動させてチャネルの近位開口部から出してもよい。
これらの特徴及び他の特徴は、添付図面及び以下の詳細な説明に更に詳細に開示されている。
図面に示されている実施形態は本来例示的且つ典型的なものであり、特許請求の範囲によって定義されている主題を限定することを意図するものではない。例示的な実施形態の以下の詳細な説明は、同様の構造には同様の参照符号が示されている以下の図面と共に読まれるとより理解され得る。
本開示に係るリトラクタブレードデバイスの実施形態を示す斜視図である。 本開示に係るリトラクタブレードデバイスの実施形態を示す斜視図である。 本開示に係るリトラクタブレードデバイスの別の実施形態を示す背面図である。 本開示に係るリトラクタブレードデバイスの別の実施形態を示す正面図である。 図1Aのリトラクタブレードデバイスの正面図である。 図1Aのリトラクタブレードデバイスの背面図である。 ドライバに連結された図1Aのリトラクタブレードデバイスを示す斜視図である。 図4Aのドライバの一部を示す斜視図である。 図1Aのリトラクタブレードデバイスが固定されているリトラクタブレードの遠位端部を示す斜視図である。 図1Aのリトラクタブレードデバイスが固定されている図5Aのリトラクタブレードを示す斜視図である。 本開示に係るリトラクタブレードデバイスの別の実施形態を示す斜視図である。 本開示に係る展開器具の別の実施形態の遠位端部を示す斜視図である。 図6のリトラクタブレードデバイスと係合した図7の展開器具の一部を示す拡大図である。 図7の展開器具の近位端部を示す斜視図である。
本明細書には、一部のリトラクタブレードの機能性を強化する又は向上させるデバイスが開示されている。このようなデバイスは、リトラクタブレードエクステンダと称されてもよく、エクステンダ又は他の強化デバイスの制御又は操作に役立つべくドライバと共に使用されてもよい。このような強化デバイスを使用して外科的通路を拡大する、元に戻す及び/又は維持する方法が更に開示されている。これらの強化デバイスは、リトラクタブレードに着脱可能に取り付けられる。このようなデバイスは、外科的通路に入り込んだ組織を後退させて維持するために使用されてもよい。このようなデバイスは、リトラクタブレードを機能的に大きくすることによって所定の位置に保持され得る組織の量を増やすために使用されてもよい。このようなデバイスは、リトラクタブレードを椎間板腔に対して一時的に固定するために使用されてもよい。
図1A及び図1Bは、本開示に係る1つのこのような強化デバイス、リトラクタブレードエクステンダ100 を示す斜視図である。リトラクタブレードエクステンダ100 は、本明細書ではブレードエクステンダ又は単にエクステンダと称される場合がある。当業者は、本明細書に記載されているブレードエクステンダ100 の特徴が、以下に記載されるように組織シム又は組織フックなどの様々な適した強化デバイスに適用され得ることを理解する。
ブレードエクステンダ100 は、図示されているように細長部分105 及びドライバ係合部分と称される場合があるブレード係合部分110 の両方を備えており、ブレード係合部分110 は、図5A及び図5Bに示されているようにリトラクタブレードのチャネルに固定される、ある実施形態ではリトラクタブレードのチャネルに沿って平行移動するように構成されている。ある実施形態では、ブレード係合部分110 は、リトラクタブレードのチャネルの所定の位置に固定するように更に構成されている。
細長部分105 は、遠位端部が丸みを帯びたブレードのような比較的平坦な細長い本体を有しており、そのため、以下に更に詳細に記載されるように、ブレードエクステンダ100 を外科的通路に挿入する場合、及び/又はブレードエクステンダ100 が組織を手術部位から押し出す又は引き出して抑止すべく使用される場合に役立ち得る。細長部分105 は、図示されているようにブレード状の縁部を有してもよく、縁部の両側の一部が波形に及び/又は鋸歯状に形成されている。ある実施形態では、細長部分105 の縁部は、例えばリトラクタブレードの一時的な固定具として機能すべく、細長部分を椎間板腔に少なくとも部分的に挿入し得るほど十分に鋭い。ある実施形態では、細長部分105 の縁部は、外科的通路内の組織を不必要に切断しないよう、それ程鋭くない。
図1Aは、細長部分105 及びブレード係合部分110 が夫々平面を定めていることを示している。この図示されている実施形態及び他の実施形態では、夫々の平面は互いに平行であるが、同一平面上にない。細長部分105 及びブレード係合部分110 のこのずれにより、リトラクタブレードと対にされるとき、ボトムアウト機能が与えられてもよい。言い換えれば、ブレード係合部分110 がリトラクタブレードのチャネルに固定されるとき、そのチャネルが閉じた遠位端部を有する場合、ブレード係合部分110 は、その閉じた遠位端部より遠くに延びない。しかしながら、細長部分105 はチャネルの遠位端部を超えて、ある実施形態では(図5Aに示されているように)リトラクタブレードの遠位端部を超えて延びる。しかしながら、ある実施形態では、ブレード係合部分110 及び細長部分105 は同一平面上にあり、ある実施形態では、同一平面上にあるか否かに関わらず、ブレード係合部分110 及び細長部分105 によって定められる夫々の平面は平行ではなく、ブレード係合部分110 及び細長部分105 間に僅かな角度を示すか、又はある実施形態ではかなりの角度を示す。
細長部分105 は比較的平坦に図示されているが、ある実施形態では、細長部分105 は、外科的通路の形状に対応する曲率などの曲率を示す。
図2A及び図2Bは、組織シム100Aと称される場合があるブレードエクステンダ100 の1つの変形例を示す。ブレードエクステンダ100 と同様に、組織シム100Aはブレード係合部分110Aを備えており、ブレード係合部分110Aは、2つの係合タブ115Aと突出部125Aを含む固定タブ120Aとを有している。これらの特徴の機能は、当業者にとって容易に明らかであるように、本明細書に記載されているようなブレードエクステンダ100 の対応する特徴の機能と大部分は同様である。しかしながら、組織シム100Aは、ブレード係合部分110Aを超えて延びることはない点だけではなく、外側面がブレード係合部分110Aの側縁部を十分超えて延び、実質的な曲率を有するという点でも、細長部分105 とは異なるシム部分105Aを備えている。シム部分105Aは、ブレード係合部分110Aの一方の側又は両側に配置されて、特定のニーズ及び外科的処置のために望み通りに様々な異なる形状及び曲率を示すことができる。
図2Bは、組織シム100Aが、組織シム100Aで占有されるリトラクタブレードのチャネルの代わりに使用されてもよい補助チャネル130Aを更に備えていることを示している。更に、補助チャネル130Aは、ブレード係合部分110Aの遠位端部を超えて延びているように示されている。従って、補助チャネル130Aは、更に外科的通路に、ひいては手術部位のより近くに機能チャネルを作成するのに役立ち得る。ある実施形態では、補助チャネル130Aがブレードエクステンダ100 で使用されてもよく、それによって組織シム100A及びブレードエクステンダ100 の両方が機能的に組み合わせられる。
ブレードエクステンダ100 に戻って、図3A及び図3Bは、ブレード係合部分110 と実質的に同一の幅を有するように細長部分105 を示しているが、ある実施形態では、細長部分105 は、外科的通路への組織の侵入に対してより大きな表面積を有するようにブレード係合部分110 より実質的に幅広い。このような実施形態では、細長部分105 はリトラクタブレードの遠位端部を大きく超えて延びず、広くなった幅は、必ずしもリトラクタブレードに対して中心に置かれなくてもよい。例えば、細長部分105 の幅がリトラクタブレードに対して中心に置かれないように、細長部分105 の一方の側面は細長部分105 の反対側の側面より外側に大きく延びてもよい。
細長部分105 及びブレード係合部分110 は同一の材料又は異なる材料を含んでもよい。例えば、ある実施形態では、細長部分105 がある程度の可撓性を示すことが望ましい一方、ブレード係合部分110 は、リトラクタブレードのチャネルと堅固に係合するように、より低い可撓性が必要である場合がある。
ブレード係合部分110 は、ブレード係合部分110 の両側から横方向に延びる2つの相補的な延長部分又はブレード係合タブ115 を有している。ある実施形態では、係合タブ115 はブレード係合部分110 と同一の面内にあるが、ある実施形態では、係合タブ115 の一方又は両方は、ブレード係合部分110 の平面に対して角度をなして延びている。
係合タブ115 は、係合タブ115 の遠位端部がブレード係合部分110 の側面を超えて延びる自然な、曲がっていない、又は偏倚していない構成を占め得るように可撓性を有する。係合タブ115 は、夫々の遠位端部をブレード係合部分110 の側面に向かって近づける、又は言い換えればブレード係合部分110 の側面に沿うように近づける第2の構成を占めるようにブレード係合部分110 に向かって曲げる又は偏倚させるように更に構成されている。
係合タブ115 は、ブレード係合部分110 の残り部分と同一の材料を含んでもよく、又は異なる材料を含んでもよい。係合タブ115 の材料は、可撓性を有するか又は弾性変形可能な材料であることが好ましい。適切な材料には、チタン、鋼又はそれらの合金、及び、一又は複数のプラスチック又はポリマーが含まれる。
図1Aは、2つの係合タブ115 を備えたブレードエクステンダ100 を示しているが、当業者は、ブレードエクステンダ100 に起因する多くの機能的な利点を達成するために1つの固定タブのみが必要であることを理解する。同様に、係合タブ115 はブレード係合部分110 の両側に対称的に配置されているように図示されているが、係合タブは対称に配置されなくてもよい。更に、この図示されている実施形態では、係合タブ115 は、ブレード係合部分110 と同一の面内にあり、その同一の面で更に曲がる又は偏倚する。しかしながら、ある実施形態では、係合タブ115 はブレード係合部分110 とは異なる面内にある、及び/又は、異なる面で曲がる若しくは偏倚する。
図1Bに図示されている実施形態のように、ブレード係合部分110 は、以下に更に詳細に記載されるようにドライバを解放可能に係合すべく構成されているドライバ固定タブ120 を更に有している。係合タブ115 と同様に、ドライバ固定タブ120 は可撓性を有するか又は偏倚可能である。緩んだ状態又は偏倚していない状態では、固定タブ120 はブレード係合部分110 と実質的に同一の面内にあるが、固定タブ120 は、その面から外に延びている(図3Bに更に示されている)突出部125 を有している。以下に更に詳細に記載されるように、突出部125 はドライバと係合するように構成されており、ドライバは、ブレードエクステンダ100 を外科的通路に挿入して、外科的通路内でブレードエクステンダ100 を操作して組織を外科的通路側に移動させてブレードエクステンダ100 をリトラクタブレードに固定するために使用されてもよい。更に、場合によっては、ブレードエクステンダ100 を椎間板内空間内に動かして、リトラクタブレードを椎間板腔に対して所定の位置に固定するのに役立つことが望ましい。ある実施形態では、突出部125 は、リトラクタブレードのチャネル内の凹部と係合することにより、ブレードエクステンダ100 をリトラクタブレードに対して固定するように構成されている。このような構成は、ブレードエクステンダ100 をリトラクタブレードのための一時的な固定具として使用する場合に特に有用であり得る。このような凹部は、リトラクタブレードのチャネルの中線に沿って配置されてもよく、又は、チャネルの一方の側若しくは両側など他の場所に配置されてもよく、チャネルの一方若しくは両方の縁部に沿って配置されてもよい。このような代替的な位置では、固定タブ120 及び/又は突出部125 の相補的な構成が必要になる場合がある。
ある実施形態では、係合タブ115 は固定タブ120 /突出部125 の機能を果たしてもよい。例えば、上述した凹部がリトラクタブレードのチャネルの一方又は両方の縁部に沿って配置されている場合、係合タブ115 の夫々の先端部は、凹部と係合することにより、ブレードデバイス100 をチャネル内に維持するだけでなく、チャネル内のその長手方向の位置を固定する又は少なくとも部分的に固定するように構成されてもよい。ある実施形態では、このような配置により、近位側への平行移動を防止しながら、ブレードデバイス100 が受動的に遠位側に平行移動することが可能になり得る。
係合タブ115 と同様に、固定タブ120 は、ブレード係合部分110 の残り部分と同一の材料、又はブレード係合部分110 の残り部分とは異なる材料を含んでもよい。固定タブ120 の材料は、可撓性を有するか又は弾性変形可能な材料であることが好ましい。適切な材料には、チタン、鋼又はそれらの合金、及び、一又は複数のプラスチック又はポリマーが含まれる。
ブレードエクステンダ100 は、多くの適した長さ及び大きさで設けられてもよい。最小の長さは、ブレード係合部分110 が適切に機能するために必要な長さ以下であってもよく、ある実施形態では約2cm~約5cmの範囲内である。ある実施形態では、ブレードエクステンダ100 (又は組織シム100A)の全長は約2cm~約10cmの範囲内である。ある実施形態では、ブレードエクステンダ100 の全長は約5cm、約6cm、約7cm又は約8cmである。ブレード係合部分110 及び細長部分105 の相対的な長さは略同じであってもよいが、ある実施形態では夫々の長さは同一ではない。例えば、ある実施形態では、細長部分105 の長さ対ブレード係合部分110 の長さの比が1:2より大きく、例えば約1:1、約1.5 :1、約2:1、又はこれらの値の間のあらゆる適切な比である。
ブレードエクステンダ100 の幅は、ブレード係合部分110 の近位端部から細長部分105 の遠位端部までの長さに沿って略一定でもよいが、幅が一定である必要はない。ブレード係合部分110 の幅は一般的に、リトラクタブレードのチャネルの幅又はリトラクタブレードの制限形状に基づき選択されている。例えば、ブレード係合部分110 の幅は、細長部分105 の幅より実質的に小さくてもよく、又は実質的に大きくてもよい。しかしながら、相対的な幅が何であれ、ブレード係合部分110 の幅は一般的にリトラクタブレードのチャネルの幅より小さいが、係合タブ115 が緩んだ状態又は偏倚していない状態であるとき、係合タブ115 の幅は一般的にリトラクタブレードのチャネルの幅より大きい。
既に多少記載されているように、ブレードエクステンダ100 は、様々な目的を達成するために使用されてもよく、これらの目的を達成するために変更されてもよい。組織シム100Aは、ブレードエクステンダ100 と同じ方法でリトラクタブレードと係合し得るが、より大きな表面積の組織を阻止すべく明確に形作られた改良型の一例に過ぎない。これら2つの開示された構成の範囲内で、形状及びサイズはいくらでも変更される。このような一変更として、デバイスの遠位端部でフック状の特徴が含められる。このようなフック状の特徴は、外科的通路の確立のため、又は外科的通路の再確立のために外科的通路内の組織を後退させるのに有用であり得る。
デバイスがエクステンダ又はシム又は他の変形例であろうとなかろうと、処置中、デバイスを外科的通路から移動させる必要なくデバイスを外す能力は、これらのデバイスの最大の利点の1つとみなされる。更に、リトラクタブレードを開く又は他の方法で調節するときにデバイスの深さを調節する能力は、本技術分野で必ずしも知られているとは限らない有利な特徴であると更にみなされる。このような機能性は、以下で記載されるようにドライバを使用して高められる。
図4A及び図4Bは、ブレードエクステンダ100 に連結されているドライバ200 を示す。ドライバ200 は、ブレードエクステンダ100 の少なくとも一部を受けるように構成されている遠位端部205 を有している。この図示されている構成では、ブレード係合部分110 が、遠位端部205 の開口部に摺動している。その遠位開口部では、固定タブ120 の突出部125 がドライバ200 と係合して、ブレードエクステンダ100 をドライバ200 の固定位置に維持するが、以下に更に詳細に記載されるように、係合タブ115 をリトラクタブレードのチャネルと係合させるように露出したままにする。
ブレードエクステンダ100 と同様に、ドライバ200 は、係合タブ115 のようにリトラクタブレードのチャネルと係合するように構成されている横方向に突出する係合タブ215 を有している。この図示されている実施形態では、係合タブ215 はドライバ200 と実質的に同一の面内にあるが、ある実施形態では、係合タブ215 の一方又は両方がドライバ200 の面に対して角度が付けられている。係合タブ215 は、ブレードエクステンダ100 をリトラクタブレードのチャネル内に適切に配置するのに有用である。配置されると、ドライバ200 はブレードエクステンダ100 から外されて、(図5A及び図5Bに示されているように)ブレードエクステンダ100 をリトラクタブレードに残す。しかしながら、ある実施形態では、ドライバ200 はあらゆる固定タブを含まない。
ドライバ200 は、ハンドル210 を近位端部に有しており、ハンドル210 からドライバ200 の遠位端部に向かって延びる軸220 を有している。ハンドル210 は、この図示されている実施形態では、軸220 が延びる管腔を有している。ばね230 が、軸220 への張力を維持してハンドル210 に押し込まれた状態を維持するように構成されている。ハンドル210 は、固定位置と解除位置との間で切り替わるように構成されている。固定位置では、ドライバ200 は、近位端部で衝撃を受け、その衝撃からのエネルギーを遠位端部でブレードエクステンダ100 に直接伝えてもよい。例えば、外科医がブレードエクステンダ100 を椎間板腔内に前進させようとする場合、ハンマー又はスラップハンマーを使用して、ハンドル210 に対して穏やかに打ち付けてもよい。また、ブレードエクステンダ100 を椎間板腔から外すとき、ハンドル210 は、引張力を促すべくスラップハンマーを受けるように構成されている。
解除位置では、ハンドル210 が遠位側に平行移動して、次に軸220 を遠位側に平行移動させることができる。軸220 の遠位端部は、固定タブ120 の突出部125 と係合するように構成されている。軸220 が遠位側に平行移動すると、その遠位端部が固定タブ120 を偏倚させて、突出部125 をドライバ200 のハウジングの遠位端部から外すことにより、ブレードエクステンダ100 (又は組織シム100A又は他の適したデバイス)をドライバ200 から外すことができる。
図5A及び図5Bは、リトラクタブレード300 に連結又は係合しているブレードエクステンダ100 を示しており、リトラクタブレード300 は、リトラクタブレード300 の近位端部から遠位端部に向かって延びている(遠位端部に至るまでは延びていない)チャネル305 を有している。言い換えれば、チャネル305 に沿って平行移動するブレードエクステンダ100 などのデバイスが遠位端部でチャネル305 を出ることができないが、近位端部では引き出され得るように、チャネル305 は遠位端部で閉じている。しかしながら、ある実施形態では、チャネル305 は遠位端部で開口している。
図5Aは、係合タブ115 がチャネル305 の側面に延びている状態を示す。この構成では、係合タブ115 は、チャネル305 内にあるときに静止状態又は偏倚していない状態であるような大きさ及び構成を有してもよい。しかしながら、ある実施形態では、係合タブ115 がチャネル305 の側面に延びている場合であっても、依然として少なくとも部分的に偏倚しており、これは、ブレードエクステンダ100 をリトラクタブレード300 に対して所定の位置に固定するのに有用な場合がある。
図5Aは、この図示されている実施形態では、ブレード係合部分110 がチャネル305 の最も遠位の位置にあるときに細長部分105 がリトラクタブレード300 の遠位端部を超えて延びている状態を更に示している。細長部分105 がリトラクタブレード300 の遠位端部を超えて延びる量は、細長部分105 の長さと、リトラクタブレード300 の遠位端部及びチャネル305 の遠位端部間の距離との関数である。細長部分105 は、リトラクタブレード300 の遠位端部を超えて距離を伸ばす必要はないが、ある実施形態では、リトラクタブレード300 の遠位端部を超える距離は約0.1 cm~約5cmである。ある実施形態では、その距離は、約1cm、約2cm、約3cm、約4cm又はこれらの間のあらゆる値である。
図5Bは、チャネル305 がリトラクタブレード300 の一側に凹部として画定されているだけでなく、凹部の各縁部に沿って横リップ310 を更に含んでいる状態を示している。横リップ310 を加えたチャネル305 の形状は、図示されているようにやや丸みを帯びているが、正方形又は矩形の形状も使用することができる。更に、チャネル305 は、凹部の底部に実質的に平らな表面を有する必要はない。ある実施形態では、チャネル305 はより丸みを帯びているが、チャネル305 は、ブレードエクステンダ100 を保持し得る場合には横リップ310 を依然として含むべきである。
図6は、ブレードエクステンダ100 の別の変形例であるブレードエクステンダ100Bを示す。ブレードエクステンダ100 と同様に、ブレードエクステンダ100Bは細長部分105B及びブレード係合部分110Bを備えており、ブレード係合部分110Bは2つの係合タブ115Bと、突出部125Bを含む(この図では見えない)固定タブとを有している。これらの特徴の機能は、当業者にとって容易に明らかであるように、本明細書に記載されているようなブレードエクステンダ100 の対応する特徴の機能と大部分が同様である。しかしながら、ブレードエクステンダ100Bは、ブレード係合部分110Bから下方に又は後方に延びている一対のタブ又はリブ135Bを備えている。
図7は、ドライバ200Aと称されるドライバ200 の変形例の遠位部分を示しており、その遠位端部に205Aが付されている。遠位端部205Aは、3つの延長部分又は突起体235A, 240A, 245Aを有している。延長部分235Aは、遠位端部に傾斜面250Aを有しており、傾斜面250Aの近位側に開口部255Aを有している。ドライバ200Aがブレードエクステンダ100Bを受けると、開口部255Aは、ブレードエクステンダ100Bをドライバ200Aに対して固定された向きに保持するように突出部125Bを受ける。この図示されている実施形態では、開口部255Aは、延長部分235Aを完全に貫いて延びている貫通孔であるが、ある実施形態では、開口部255Aの機能性は、延長部分235Aの下側のノッチ又は切り欠きで実現されてもよい。
延長部分240A, 245Aは、ブレードエクステンダ100Bの下向きのタブ135Bを受けるように構成されている外向きの切り欠きを夫々有している。この構成により、ブレードエクステンダ100Bがドライバ200A内に固定されるときにブレードエクステンダ100Bに、より高い安定性が得られる。
図8は、ドライバ200Aとブレードエクステンダ100Bとの係合状態を示している。ブレードエクステンダ100Bは、ブレード係合部分110Bをドライバ200Aの遠位端部205Aに摺動させることにより、ドライバ200Aに固定される。突出部125Bが開口部255Aに受け入れられるまでブレードエクステンダ100Bが十分奥まで前進すると、固定配置が実現される。ある実施形態では、延長部分235A及びブレードエクステンダ100Bの固定タブの両方が、一定量の圧力にさらされると少なくとも部分的に偏倚する一又は複数の弾性材料で構成されている。
ドライバ200Aは、ドライバ200Aによって定められた軸芯に沿って平行移動可能であるように構成された(軸220 と同様の)軸を有している。軸の先端部は、突出部125Bが開口部255Aから解放されるように延長部分235A及び/又はブレードエクステンダ100Bの固定タブに偏倚力を加えることにより、ブレードエクステンダ100Bをドライバ200Aから解放することができる。
図9はドライバ200Aの近位端部を示しており、近位端部は、ドライバ200Aからのブレードエクステンダ100Bの解放を制御するようにドライバ200A内に含まれる軸を操作すべく構成されているトリガ又は解放機構260Aを有している。
外科的処置中、少なくとも1つのリトラクタブレードを備えたリトラクタ集合体を通常通りに使用して、手術部位に達するための外科的通路を作成する。ブレードエクステンダ100 を使用する適切な方法では、まず、手術部位にアクセスするための外科的通路を作成し始めるように少なくとも1つのリトラクタブレードを手術部位に向かって前進させてもよい。外科医は、外科的通路を更に安定させるために、本明細書に開示されているようなブレードエクステンダの使用を望む場合がある。外科的通路にリトラクタブレードの長さより大きい深さを必要とする場合、最初に外科的通路を確立するときにブレードエクステンダを使用してもよい。ブレードエクステンダはリトラクタブレードのチャネルに沿って前進してもよく、又は、ブレードエクステンダが外科的通路に直接前進してもよく、次に、リトラクタブレードに取り付けられる準備ができたら、ブレードエクステンダをチャネルの軸芯又は面に垂直な方向にチャネルに押し込むことにより、リトラクタブレードのチャネル内に直接移動してもよい。
更に、ある実施形態では、本明細書に開示されているブレードエクステンダは椎間板内空間内に前進して、リトラクタブレードを椎間板腔に対して一時的に固定してもよい。
或いは、本明細書に開示されているブレードエクステンダを使用して、例えば組織がリトラクタブレードの周囲又は下に入り込んだ場合、リトラクタブレードの位置を変更する必要なく、外科的通路を元に戻してもよい。このような状況では、ブレードエクステンダ100 などの適切なブレードエクステンダを外科的通路に前進させて、細長部分105 を使用して逸脱した組織を押し戻すか又は後退させる。まず、ブレードエクステンダ100 をドライバ200 などの適切なドライバに連結することにより、ブレードエクステンダ100 を前進させて外科的通路内で操作してもよい。ブレードエクステンダ100 は、逸脱した組織を把持して外科的通路から引き出すために遠位端部にフック状の特徴を更に備えてもよく、又は他の曲率若しくは特徴を備えてもよい。
ブレードエクステンダ100 (又は組織シム100A又はブレードエクステンダ100B)を使用して外科的通路を空けることに加えて、ブレードエクステンダ100 は外科的通路を更に維持してもよい。外科的通路の維持は、組織を抑止しながら実現される。外科医が、ブレード係合部分110 をチャネル305 などのリトラクタブレードのチャネルに挿入する。この挿入は、ブレードエクステンダをチャネル305 に沿って前進させるか、又はブレードエクステンダ100 をチャネル305 の遠位端部に向かう箇所でチャネル305 に挿入することにより実現されてもよい。ブレード係合部分110 をチャネル305 に押し込むことにより、係合タブ115 が内側に曲がるか又は偏倚して、ブレード係合部分110 がチャネル305 に取り付けられ得る。完全に取り付けられると、係合タブ115 は少なくとも部分的に広がって、ブレード係合部分110 の側面とチャネル305 の側面との間の空間をふさぐ。ドライバ200 を使用してブレードエクステンダ100 をリトラクタブレード300 に係合する場合、ドライバ200 もチャネル305 に挿入されてもよく、係合タブ215 が存在する場合、係合タブ215 を強制的に圧縮するか又は内側に曲げることにより、ドライバ200 がチャネル305 に入ることができる。
ブレードエクステンダ100 がチャネル305 に適切に配置された状態で、ドライバ200 がブレードエクステンダ100 から外されて、チャネル305 に沿って近位側に平行移動し、ブレードエクステンダ100 をリトラクタブレード300 の所定の位置に残す。ハンドル210 を回転させて固定することにより、この解除が行われる。
ドライバ200 をチャネル305 の近位端部に再度挿入して、遠位端部205 がブレードエクステンダ100 のブレード係合部分110 と係合するまで遠位端部205 をチャネル305 に沿って平行移動させることにより、ブレードエクステンダ100 を外してもよい。突出部125 が遠位端部205 内に含まれるドライバ200 の固定機構と係合すると、次に、ドライバ200 が近位側に平行移動して、ブレードエクステンダ100 を共に外科的通路から引っ張り出す。
この取り外し処理を使用して、外科的通路内の組織を再調節してもよく、この場合、外科的通路内の組織が横に寄せられた後、又は他の態様で手術部位に支障がなくなった後、ブレードエクステンダ100 をチャネル305 に再度挿入してもよい。
ある実施形態では、ブレードエクステンダ100 、組織シム100A、又は本開示と整合する他の適切なデバイスが、これらのデバイスが使用されるリトラクタシステムの機能性を高めるために使用される。例えば、あるリトラクタシステムは、長さが調節可能なリトラクタブレードを備えている。このような調節可能なブレードは、嵩張るか複雑である場合があり、本明細書に開示されているデバイスを、単純で調節不可能なブレードと共に使用することにより、本質的に嵩張ることなく複雑ではない調節可能なブレードになる。
一部のリトラクタシステムには、調節可能なブレードの代わりに、様々な長さ及び/又は形状の解放可能なブレードが使用される。しかしながら、その解決策では、システムが、製造コスト、輸送コストなどを増加させる多くの異なるブレードを備える必要がある。本明細書に開示されているデバイスを使用することにより、本明細書に開示されているデバイスが使用される場合に1つのブレードで異なる長さ及び形状さえ実現され得るため、異なる長さのブレードの必要性がなくなる。更に、本明細書に開示されているデバイスは、単回使用又は使い捨てであってもよい。
一部のリトラクタシステムは、リトラクタブレードが広がるときにリトラクタブレードが「レベルトウ」の動きを実現し得る複雑な機構を備えている。「レベルトウ」の動きは、ブレードがトウアウトするときにブレードの長さを徐々に長くすることによって達成され、それによって、ブレードがトウアウトするときにブレードの先端部の下に組織が入り込む可能性を最小限に抑える。しかしながら、本デバイスは、一又は複数のブレードがトウアウトするとき、ブレードエクステンダ100 又は組織シム100Aなどのデバイスをリトラクタブレードに沿って遠位側に前進させることにより「レベルトウ」の動きを実現するために使用され得る。
実施形態
以下の実施形態は、本開示の執筆者らが検討している特定の構成、材料、配置などの例としてのみ提供されている。
実施形態1.遠位端部及び近位端部を有する本体部分を有し、リトラクタブレードのチャネルに少なくとも部分的に位置するように構成されているリトラクタブレード係合部分であって、本体部分は本体部分から延びている第1の保持要素を有しているリトラクタブレード係合部分と、
遠位端部及び近位端部を有する延長部分と
を備えている、リトラクタブレードデバイス。
実施形態2.延長部分は実質的に平坦であるか湾曲している、実施形態1に記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態3.延長部分はフックの特徴を有している、実施形態1又は2に記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態4.延長部分は、リトラクタブレード係合部分より幅広い、実施形態1~3のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態5.延長部分の少なくとも一部がリトラクタブレード係合部分から横方向に延びている、実施形態1~4のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態6.延長部分の遠位端部は、リトラクタブレード係合部分の遠位端部を少なくとも約1cm、少なくとも約2cm、少なくとも約3cm又は少なくとも約4cm超えて延びている、実施形態1~5のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態7.延長部分の近位端部は、リトラクタブレード係合部分の近位端部及び遠位端部に対して、(a)近位端部の近位側、(b)近位端部と実質的に並んで、(c)遠位端部と実質的に並んで、又は(d)近位端部及び遠位端部間の箇所に配置されている、実施形態1~6のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態8.本体部分は第1の面を画定しており、延長部分は第2の面を画定しており、第1の面及び第2の面は互いに平行である、実施形態1~7のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態9.第1の面及び第2の面は同一平面上にない、実施形態8に記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態10.第2の保持要素を更に備えている、実施形態1~9のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態11.第1の保持要素及び/又は第2の保持要素は弾性の突出部を有している、実施形態10に記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態12.第1の保持要素及び/又は第2の保持要素は、本体部分と同一平面内に延びている、実施形態10又は11に記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態13.第1の保持要素及び/又は第2の保持要素は、リトラクタブレードのチャネルの少なくとも一部と係合するように構成されている、実施形態10~12のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態14.第1の保持要素及び/又は第2の保持要素は、リトラクタブレードデバイスを、チャネルによって定められた面に垂直な位置からチャネル内に移動させ得るように構成されている、実施形態10~13のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態15.延長部分の遠位端部は丸みを帯びた外形を有している、実施形態1~14のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態16.延長部分は少なくとも1つの波形の縁部を有している、実施形態1~15のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態17.本体部分はドライバ固定機構を更に有している、実施形態1~16のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態18.ドライバ固定機構は、弾性部分及び突出部を有している、実施形態17に記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態19.突出部は、リトラクタブレードの凹部と係合するように構成されている、実施形態18に記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態20.弾性部分は、実質的に本体部分と同一平面内にある、実施形態18又は19に記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態21.突出部は、本体部分により定められた面から延びている、実施形態18~20のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態22.延長部分は、延長部分の近位端部近くの箇所から延長部分の遠位端部に向かって延びるチャネル又はトラックを有している、実施形態1~21のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態23.チャネル又はトラックは近位端部で開口している、及び/又は遠位端部で開口している、実施形態22に記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態24.本体部分は、本体部分から延びている少なくとも1つのタブを更に有している、実施形態1~23のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態25.タブは、保持要素が延びている方向とは異なる方向に延びている、実施形態24に記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態26.タブの方向は、保持要素の方向に垂直である、実施形態25に記載のリトラクタブレードデバイス。
実施形態27.リトラクタブレードデバイスと係合するように構成されているブレードデバイスドライバであって、
ハンドルと、
細長いハウジングと、
ハウジング内に含まれている軸と、
リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部を受けるように構成されている受け部分と
を備えており、
ハンドルは、リトラクタブレードデバイスを解放可能に係合すべく軸と連通している、ブレードデバイスドライバ。
実施形態28.前記リトラクタブレードデバイスは、実施形態1~26のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイスである、実施形態27に記載のブレードデバイスドライバ。
実施形態29.受け部分は、リトラクタブレードデバイスの本体部分の少なくとも一部を受けるように構成されている遠位開口部をハウジングに有している、実施形態28に記載のブレードデバイスドライバ。
実施形態30.リトラクタブレードデバイスのドライバ固定機構を解放可能に係合するように構成されている、実施形態28又は29に記載のブレードデバイスドライバ。
実施形態31.ハウジングは、ブレードデバイスドライバをリトラクタブレードのチャネルに保持するように構成されている第1の保持要素を有している、実施形態27~30のいずれか1つに記載のブレードデバイスドライバ。
実施形態32.ハウジングは、ブレードデバイスドライバをチャネル内に保持するように構成されている第2の保持要素を有している、実施形態31に記載のブレードデバイスドライバ。
実施形態33.第1の保持要素及び/又は第2の保持要素は、ブレードデバイスドライバを、チャネルによって定められた面に垂直な位置からチャネル内に移動させ得るように構成されている、実施形態31又は32に記載のブレードデバイスドライバ。
実施形態34.ハンドルは、圧縮力をハンドルからハウジングを通してリトラクタブレードデバイスに直接伝え得る固定位置を占めるように構成されている、実施形態28~33のいずれか1つに記載のブレードデバイスドライバ。
実施形態35.受け部分は、固定延長部分及び2つの受け延長部分である3つの延長部分を有しており、固定延長部分は、リトラクタブレードデバイスのドライバ固定機構を受けるように構成されており、2つの受け延長部分の少なくとも1つは、その長さの少なくとも一部に沿って溝を有しており、溝は、リトラクタブレードデバイスの少なくとも1つのタブを受けるように構成されている、実施形態28~34のいずれか1つに記載のブレードデバイスドライバ。
実施形態36.受け部分の3つの延長部分は互いに平行である、実施形態35に記載のブレードデバイスドライバ。
実施形態37.ハンドルは、軸によって定められた軸芯から離れて延びているトリガ解放機構を有している、実施形態27~36のいずれか1つに記載のブレードデバイスドライバ。
実施形態38.平面を定めて近位端部及び遠位端部を有するリトラクタブレードであって、近位端部から遠位端部に向かって延びているチャネルを有しているリトラクタブレードと、
リトラクタブレードデバイスと
を備えており、
リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部がリトラクタブレードのチャネルと係合するように構成されており、
リトラクタブレードデバイスは、リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部を、リトラクタブレードの近位端部から離れた箇所でチャネルに挿入することにより、チャネルと係合するように構成されている、リトラクタブレードキット。
実施形態39.リトラクタブレードデバイスは、実施形態1~26のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイスである、実施形態38に記載のリトラクタブレードキット。
実施形態40.チャネルはリトラクタブレードの遠位端部で閉じている、実施形態38又は39に記載のリトラクタブレードキット。
実施形態41.チャネルはリトラクタブレードの近位端部で開口している、実施形態38~40のいずれか1つに記載のリトラクタブレードキット。
実施形態42.リトラクタブレードデバイスは、リトラクタブレードの近位端部でチャネルの開口部にアクセスして、リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部をチャネルに挿入することにより、チャネルと係合するように更に構成されている、実施形態41に記載のリトラクタブレードキット。
実施形態43.リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部と係合するように構成されているブレードデバイスドライバを更に備えており、ブレードデバイスドライバは、リトラクタブレードデバイスの動きを操作して、リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させるように更に構成されている、実施形態38~42のいずれか1つに記載のリトラクタブレードキット。
実施形態44.ブレードデバイスドライバは、実施形態27~37のいずれか1つに記載のブレードデバイスドライバである、実施形態43に記載のリトラクタブレードキット。
実施形態45.リトラクタブレードデバイスを使用する方法であって、
リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部を、チャネルの近位端部に対して遠位の箇所でチャネルに挿入することにより、リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる、方法。
実施形態46.リトラクタブレードデバイスは、実施形態1~26のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイスである、実施形態45に記載の方法。
実施形態47.リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる際に、リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部を、チャネルを定める面に垂直な方向に移動させる、実施形態45又は46に記載の方法。
実施形態48.リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる際に、リトラクタブレードデバイスの少なくとも一部をリトラクタブレードのチャネルの一又は複数の凹部と係合させる、実施形態45~47のいずれか1つに記載の方法。
実施形態49.リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる前に外科的通路を作成するように、リトラクタブレードを患者の外科的開口部内に配置する、実施形態45~48のいずれか1つに記載の方法。
実施形態50.リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる前にリトラクタブレードデバイスを用いて外科的通路及び/又は干渉する組織の手術部位をスイープする、実施形態49に記載の方法。
実施形態51.リトラクタブレード及びリトラクタブレードデバイスは、実施形態38~44のいずれか1つに記載のリトラクタブレードキットを備えている、実施形態45~50のいずれか1つに記載の方法。
実施形態52.ブレードデバイスドライバを使用して、リトラクタブレードデバイスを外科的通路に挿入して、外科的通路内のリトラクタブレードデバイスの動きを操作し、リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルと係合させる、実施形態45~51のいずれか1つに記載の方法。
実施形態53.ブレードデバイスドライバは、実施形態27~37のいずれか1つに記載のブレードデバイスドライバである、実施形態52に記載の方法。
実施形態54.リトラクタブレードをトウアウトしながら、リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルに沿って遠位側に同時的に前進させる、実施形態45~53のいずれか1つに記載の方法。
実施形態55.ブレードデバイスドライバを外科的通路から外しながら、リトラクタブレードデバイスをリトラクタブレードのチャネルに残すように、ブレードデバイスドライバをリトラクタブレードデバイスから外す、実施形態52~54のいずれか1つに記載の方法。
実施形態56.ブレードデバイスドライバを外科的通路から外す際に、ブレードデバイスドライバをリトラクタブレードのチャネルに沿って近位側に摺動させてチャネルの近位開口部から出す、実施形態55に記載の方法。
特定の実施形態が本明細書に示されて記載されているが、請求する主題の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び調整がなされ得ることを理解されたい。更に、請求する主題の様々な態様が本明細書に記載されているが、このような態様は組み合わせて利用される必要はない。
特に示されていない限り、明細書及び特許請求の範囲に使用されている成分の量、分子量などの特性、反応条件などを表す全ての数は、「約」という用語によって全ての例で変更されると理解されるべきである。従って、反対の提示がない限り、明細書及び添付された特許請求の範囲に記載されている数値パラメータは、本開示の実施形態によって得ようとされている所望の特性に応じて異なってもよい近似である。少なくとも、特許請求の範囲の均等物の原則の適用を制限しようとすることなく、各数値パラメータは、記載された有効数字の数を考慮して通常の丸め手法を適用することにより少なくとも解釈されるべきである。本開示の広い範囲を示す数値範囲及びパラメータが近似であるにもかかわらず、具体的な例に記載されている数値は可能な限り正確に記載されている。しかしながら、あらゆる数値は、夫々のテスト測定で得られた標準偏差から必然的に生じるある誤差を本質的に含む。ある実施形態では、「約」及び「略」という用語は、示された範囲の10%内の数値パラメータを表す。
本開示の実施形態を記載するという観点で(特に請求項に示されたあらゆる発明の観点で)使用される「a」、「an」、「the 」という用語及び同様の言及は、本明細書に特に示されていない限り、又は明らかに文脈と矛盾していない限り、単数及び複数の両方を網羅すると解釈されるべきである。本明細書における値の範囲の列挙は、この範囲内にある夫々の別個の値を個々に参照する簡単な方法として機能することを単に意図している。本明細書に特に示されていない限り、夫々の個々の値は、本明細書に個々に記載されているかのように明細書に組み込まれる。本明細書に記載されている全ての方法は、本明細書に特に示されていない限り、又は明らかに文脈と矛盾していない限り、あらゆる適切な順序で行われ得る。本明細書に記載されているあらゆる全ての例又は例示的な文言(例えば「など」)の使用は、本開示の実施形態を更に明らかにすることを単に意図しており、本開示の範囲に制限を与えるものではない。本明細書に記載されている文言は、本開示の実施形態の実施に不可欠なあらゆる請求されていない要素を示すと解釈されるべきではない。
本明細書に開示されている代替の要素又は実施形態のグループ化は制限と解釈されるべきではない。各グループメンバーは、個々に、又はグループの他のメンバー若しくは本明細書に記載されている他の要素とのあらゆる組み合わせで参照されて請求され得る。グループの一又は複数のメンバーが、簡便性及び/又は特許性のためにグループに含まれてもよく又はグループから削除されてもよいと予測される。このようなあらゆる包含又は削除が生じる場合、明細書は、添付の特許請求の範囲に使用されている全てのマーカッシュグループの記載を満たすように変更されたグループを含むとみなされる。
本開示の一又は複数の執筆者が開示されている実施形態を実施するために知られている最善の方法を含む、ある実施形態が本明細書に記載されている。言うまでもなく、これらの記載された実施形態の変形例が、上記の記載を読むと当業者に明らかになる。一又は複数の執筆者は、当業者が、このような変形例を適切に採用することを予想し、本開示の実施形態が本明細書に具体的に記載されている方法以外の方法で実施されることを意図している。従って、本開示は、適用法で許可されているように、本願に添付されている特許請求の範囲に記載されている主題の全ての変更及び均等物を含む。更に、全ての可能な変形例の上述した要素のあらゆる組み合わせは、本明細書に特に示されていない限り、又は明らかに文脈と矛盾していない限り、本開示に含まれる。
本明細書に開示されている具体的な実施形態は、「で構成されている」又は「で本質的に構成されている」という文言を使用して特許請求の範囲において更に限定されてもよい。特許請求の範囲に使用される場合、出願時の語句か又は補正毎に追加された語句かに関わらず、「で構成されている」という移行句は、特許請求の範囲に特定されていないあらゆる要素、工程又は成分を除外する。「で本質的に構成されている」という移行句は、特許請求の範囲を、特定されている材料又は工程、及び一又は複数の基本的で新規な特性に著しく影響を及ぼさない材料又は工程に限定する。このように請求された本開示の実施形態は、本明細書に本質的又は明示的に記載されて可能になる。
更に、本開示を通して任意の参照が特許及び刊行物になされた場合、これらの参照及び刊行物の各々は、全体が参照によって本明細書に個々に組み込まれる。
最後に、本明細書に開示されている実施形態は本開示の原理の実例であると理解されるべきである。採用されてもよい他の変更は本開示の範囲内である。従って、限定することなく例として、本開示の実施形態の代替的な構成が、本明細書の教示に従って使用されてもよい。従って、本開示は、正確に示されて記載されている実施形態に限定されない。
関連出願への相互参照
本出願は、2020年12月29日に出願された米国仮出願第63/131707号の優先権を主張しており、その内容全体が参照によって本明細書に組み込まれている。

Claims (15)

  1. 遠位端部及び近位端部を有する本体部分を有し、リトラクタブレードのチャネルに少なくとも部分的に位置するように構成されているリトラクタブレード係合部分であって、前記本体部分は前記本体部分から延びている第1の保持要素を有している前記リトラクタブレード係合部分と、
    遠位端部及び近位端部を有する延長部分と
    を備えている、リトラクタブレードデバイス。
  2. 前記延長部分はフックの特徴を有している、請求項1に記載のリトラクタブレードデバイス。
  3. 前記延長部分は前記リトラクタブレード係合部分より幅広い、請求項1又は2に記載のリトラクタブレードデバイス。
  4. 前記延長部分の少なくとも一部が前記リトラクタブレード係合部分から横方向に延びている、請求項1~3のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
  5. 第2の保持要素を更に備えている、請求項1~4のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
  6. 前記第1の保持要素及び/又は前記第2の保持要素は弾性の突出部を有している、請求項5に記載のリトラクタブレードデバイス。
  7. 前記第1の保持要素及び/又は前記第2の保持要素は、前記本体部分と同一平面内に延びている、請求項6に記載のリトラクタブレードデバイス。
  8. 前記第1の保持要素及び/又は前記第2の保持要素は、リトラクタブレードのチャネルの少なくとも一部と係合するように構成されている、請求項7に記載のリトラクタブレードデバイス。
  9. 前記第1の保持要素及び/又は前記第2の保持要素は、前記リトラクタブレードデバイスを、前記チャネルによって定められた面に垂直な位置から前記チャネル内に移動させ得るように構成されている、請求項8に記載のリトラクタブレードデバイス。
  10. 前記本体部分はドライバ固定機構を更に有している、請求項1~9のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
  11. 前記ドライバ固定機構は、弾性部分及び突出部を有している、請求項10に記載のリトラクタブレードデバイス。
  12. 前記突出部は、リトラクタブレードの凹部と係合するように構成されている、請求項11に記載のリトラクタブレードデバイス。
  13. 前記突出部は、前記本体部分により定められた面から延びている、請求項12に記載のリトラクタブレードデバイス。
  14. 前記延長部分は、前記延長部分の近位端部近くの箇所から前記延長部分の遠位端部に向かって延びるチャネル又はトラックを有している、請求項1~13のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
  15. 前記本体部分は、前記本体部分から延びている少なくとも1つのタブを更に有している、請求項1~14のいずれか1つに記載のリトラクタブレードデバイス。
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