JP2024503030A - 静脈内カテーテル内のプローブの前進を容易にするためのプローブ送達デバイス - Google Patents

Abstract

プローブ送達デバイスは、プローブを、ＩＶカテーテルを通して前進させることを容易にするプローブ送達機構を含むことができる。プローブ送達機構は、プローブ送達デバイスのコンパートメント内に収容することができ、コンパートメントからプローブ送達デバイス内に形成された流体経路内に延びるプローブを含むことができる。プローブ送達機構の一部は、ハウジングから延びて、臨床医がプローブを前進および後退させることを可能にすることができる。プローブ送達デバイスは、プローブ送達デバイスを使用して採血または流体注入を実行することを可能にするために、真空採血管レシーバまたはコネクタを含み得る。

Description

本開示は、概して、ＩＶカテーテル内のプローブの前進および／または後退を容易にするためのプローブ送達デバイス、ならびに関連するシステムおよび方法に関する。

関連出願の相互参照
本出願は、「静脈内カテーテル内のプローブの前進を容易にするプローブ送達デバイス」と題された２０２１年１月８日に出願された米国仮出願第６３／１３５，３９３号の優先権を主張し、その開示全体は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。

カテーテルは、患者の血管系に流体を注入するために一般的に使用される。例えば、カテーテルは、生理食塩水、種々の薬剤、または全非経口栄養を注入するために使用され得る。カテーテルはまた、患者から血液を引き出すために使用されてもよい。

カテーテルは、オーバーザニードル末梢静脈内（「ＩＶ」）カテーテルを含み得る。この場合、カテーテルは、鋭い遠位先端を有する導入針の上に取り付けられ得る。カテーテルおよび導入針は、導入針の遠位先端が、カテーテルの遠位先端を越えて延伸し、針の斜角（bevel）を患者の皮膚から離れる方向に向くように組み立てられ得る。カテーテルと導入針は、通常、皮膚から浅い角度で患者の血管系に挿入される。

血管内の導入針および／またはカテーテルの適切な配置を検証すべく、臨床医は、一般的に、カテーテルを含むカテーテルアセンブリのフラッシュバックチャンバー内に血液の「フラッシュバック」があることを確認する。針の配置が確認された後、臨床医は針を取り外し、将来の採血または輸液のためにカテーテルを所定の位置に残すことができる。

カテーテルは、典型的には、カテーテルが患者の血管系内に配置されている間に、別のデバイスがカテーテルへのアクセスを得ることができるアクセスポートを提供する。これらの別のデバイスは、血液試料の取得、流体の注入、測定の実行、監視などの様々なタスクを実行するために使用され得る。多くの場合、ＩＶカテーテルデバイスのカテーテルは、そのようなタスクの実行を妨げ得る閉塞（例えば、血栓またはフィブリンシースに起因して）をし得る。カテーテルが閉塞した場合、臨床医は、針、ワイヤ、またはカテーテルを通して別の構造を挿入するなどして閉塞を除去しようと試み得る。しかしながら、現在利用可能な技術を使用して閉塞を除去することは、必ずしも効果的ではなく、しばしば実行することが困難であり、患者の血管系に外傷を引き起こし得る。

本明細書で請求される主題は、任意の欠点を解決する実施形態や、上記のような環境でのみ動作する実施形態に限定されない。むしろ、この背景技術は、本明細書で説明されるいくつかの実施例を実行し得る技術領域の一例を示すために提供されるにすぎない。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、遠位端および近位端を含み得るハウジングを含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジングの遠位端は、静脈内（ＩＶ）カテーテルデバイスに結合するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、ハウジングの内面は、ストップ部材を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、ハウジング内に配置されたスプールと、スプールの周りに巻かれたプローブとを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、前進ホイールを含み得る。いくつかの実施形態では、前進ホイールは、ハウジングから延びてもよい。いくつかの実施形態では、前進ホイールが回転することに応答して、スプールを回転させて、プローブをハウジングの遠位端を通って前進させてもよい。いくつかの実施形態では、前進ホイールの外面は、ストップ部材に接触し、完全な回転を超えて前進ホイールの回転を停止するように構成された別のストップ部材を含み得る。

いくつかの実施形態では、ストップ部材および／または別のストップ部材は、突起を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジングは、ハウジングの遠位端および近位端を通って延びる流体経路を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジングは、スプールから流体経路に延在するプローブチャネルを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、プローブチャネルを流体経路から隔離するシールを含んでもよく、プローブは、シールを通って延びてもよい。いくつかの実施形態では、ハウジングの近位端は、ルアーコネクタまたは別の適切なタイプのコネクタを含み得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、遠位端および近位端を含み得るハウジングを含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジングの遠位端は、静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ハウジングの内面は、ハウジングストップ部材を含み得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、第１のホイールを含み得る。いくつかの実施形態では、第１のホイールの内面は、第１のホイールストップを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、タブを含み得る第２のホイールを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスが第１の構成に配置されることに応答して、第１のホイールおよび／または第２のホイールは、第１の方向に回転することを防止され得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスが第１の構成に配置されることに応答して、第１のホイールおよび／または第２のホイールは、第１の方向と反対の第２の方向に回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第１のホイールは、第２の方向に１回転以上回転するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、ギャップは、ハウジングストップと第１のホイールストップとの間に配置され得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスが第１の構成に配置されることに応答して、タブは、ハウジングストップと第１のホイールストップとの間のギャップを橋渡しし得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスが第１の構成に配置されることに応答して、タブは、ハウジングストップ部材と第１のホイールストップ部材との間に配置され得、ハウジングストップ部材と第１のホイールストップ部材とに接触し得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスが第１の構成に配置されることに応答して、第１のホイールは、第１のホイールストップ部材がタブに接触するまで、ハウジングおよび第２のホイールから第２の方向に独立して回転するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、第１のホイールがタブに接触するまで、第１のホイールがハウジングおよび第２のホイールから第２の方向に独立して回転することに応答して、第１のホイールおよび第２のホイールは、プローブ送達デバイスが第２の構成に配置されるまで、第２の方向に一緒にさらに回転するように構成される。いくつかの実施形態では、第２の構成では、タブは、ハウジングストップ部材と第１のホイールストップ部材との間に配置され得、ハウジングストップ部材と第１のホイールストップ部材とに接触し得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、プローブを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブは、プローブ送達デバイスが第１の構成にあることに応答して、完全に後退した位置にあり得る。いくつかの実施形態では、プローブは、プローブ送達デバイスが第２の構成にあることに応答して、完全に前進した位置にあり得る。いくつかの実施形態では、第１のホイールは、第２の方向に回転して、プローブをハウジングの遠位端を通って遠位方向に前進させるように構成され得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、遠位端および近位端を含み得るハウジングを含み得る。いくつかの実施形態では、遠位端は、ＩＶカテーテルデバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、ハウジングの内面は、ハウジングストップ部材およびハウジング戻り止めを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、軸を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、軸と共に回転するように構成された第１のホイールを含み得る。いくつかの実施形態では、第１のホイールの内面は、第１のホイールストップ部材および第１のホイール戻り止めを含み得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、軸上に配置され、軸と共に回転し、軸に沿って軸方向に移動するように構成された第２のホイールを含み得る。いくつかの実施形態では、第２のホイールは、タブを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスが第１の構成にあることに応答して、タブは、ハウジング戻り止めおよび第１のホイール戻り止め内に配置され得る。これらの実施形態では、第１のホイールは、第１の方向に回転することを防止され得るが、第１の方向と反対の第２の方向に回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第１のホイールは、第２の方向に１回転以上回転するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、プローブを含み得る。いくつかの実施形態では、第１のホイールは、第２の方向に回転して、プローブをハウジングの遠位端を通って遠位方向に前進させるように構成され得る。いくつかの実施形態では、第１のホイールが第１の構成から第２の方向に回転することに応答して、タブがハウジング戻り止めから取り外される前に、タブを第１のホイール戻り止めから取り外し得る。いくつかの実施形態では、タブは、タブが第１の車輪の内面に向かってスライドすることに応答して、ハウジング戻り止めから取り外され得る。

いくつかの実施形態では、ハウジングの内面は、別のハウジング戻り止めを含み得る。いくつかの実施形態では、第１のホイールの内面は、第１のホイール傾斜面を含み得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール戻り止めは、第１のホイールストップ部材と第１のホイール傾斜面との間に配置され得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール傾斜面は、第１のホイール戻り止めに向かって傾斜し得る。

いくつかの実施形態では、第１のホイールは、第１の構成から第２の構成に回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、タブは、第２の構成で、別のハウジング戻り止めおよび第１のホイール戻り止め内に配置されて得る。いくつかの実施形態では、第１の構成から第２の構成に移動するために、タブは、ハウジングストップ部材に接触し得る。いくつかの実施形態では、タブがハウジングストップ部材に接触し、第１のホイールが第２の方向にさらに回転することに応答して、タブは、第１のホイール傾斜面に沿って移動し得、第１のホイール傾斜面によってハウジングの内面に向かって、別のハウジング戻り止めへと押し込まれ得る。

いくつかの実施形態では、ハウジングの内面は、ハウジング傾斜面および別のハウジング傾斜面を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジング戻り止めは、ハウジングストップ部材とハウジング傾斜面との間に配置され得る。いくつかの実施形態では、別のハウジング戻り止めは、ハウジングストップ部材と別の傾斜面との間に、およびハウジング戻り止めとしてハウジングストップ部材の反対側に配置され得る。

いくつかの実施形態では、ハウジング傾斜面は、ハウジング戻り止めに向かって傾斜し得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール傾斜面は、第１のホイール戻り止めに向かって傾斜し得る。いくつかの実施形態では、ハウジング傾斜面および第１のホイール傾斜面は、異なる方向または反対方向に傾斜し得る。いくつかの実施形態では、ハウジング戻り止めは、第１の構成で第１のホイール戻り止めの反対側に配置され得る。

上述の概略の説明、および、以下の詳細な説明の両方は、例示であり、また、説明のためのものであり、特許請求された発明を限定するものではないことが理解されるべきである。さまざまな実施形態は、図に示されている配置および手段に限定されないことが理解されるべきである。また、実施形態は、組み合わされてよいこと、又は、他の実施形態が用いられてよいこと、および、そのように特許請求されていない限り、本発明の様々な実施形態の範囲から逸脱することなく構造変更がなされてよいことが理解されるべきである。それ故に、以下の詳細な説明は、限定的な意味で解釈されてはならない。

例示的な実施形態は、添付の図面を使用することにより、さらに具体的かつ詳細に記載および説明される。
図１は、いくつかの実施形態による、プローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１Ａは、図１のプローブ送達デバイスの例示的なプローブ前進機構の分解背面図である。 図２は、いくつかの実施形態による、別のプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図２Ａは、図２のプローブ送達デバイスのプローブ前進機構の背面図である。 図３は、いくつかの実施形態による、別のプローブ送達デバイスの上面斜視図である。 図４は、いくつかの実施形態による、別のプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図５は、いくつかの実施形態による、別のプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図６は、いくつかの実施形態による、別のプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図７は、いくつかの実施形態による、別のプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図８は、いくつかの実施形態による、別のプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図９は、いくつかの実施形態による、別のプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１０Ａは、いくつかの実施形態による、第１の構成のプローブ送達デバイスを示す、別のプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１０Ｂは、いくつかの実施形態による、第２の構成のプローブ送達デバイスを示す、図１０Ａのプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１０Ｃは、いくつかの実施形態による、第１の構成のプローブ送達デバイスを示す、図１０Ａのプローブ送達デバイスの上面斜視図である。 図１０Ｄは、いくつかの実施形態による、図１０Ａのプローブ送達デバイスの例示的なプローブ前進機構の分解背面図である。 図１１Ａは、いくつかの実施形態による、第１の構成のプローブ送達デバイスを示す、別のプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１１Ｂは、いくつかの実施形態による、第１の構成から第２の方向に例示的な第２のホイールから独立して回転した例示的な第１のホイールを示す、図１１Ａのプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１１Ｃは、いくつかの実施形態による、図１１Ｂの位置から第２の方向にさらに回転した第１のホイールを示す、図１１Ａのプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１１Ｄは、いくつかの実施形態による、図１１Ｃの位置から第２の方向に一緒に回転した第１のホイールおよび第２のホイールを示す、図１１Ａのプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１１Ｅは、いくつかの実施形態による、第２の構成のプローブ送達デバイスを示す、別のプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１２Ａは、いくつかの実施形態による、第１の構成のプローブ送達デバイスを示す、別のプローブ送達デバイスの断面正面図である。 図１２Ｂは、いくつかの実施形態による、第１の構成のプローブ送達デバイスを示す、図１２Ａのプローブ送達デバイスの断面正面図である。 図１２Ｃは、いくつかの実施形態による、第１の構成から第２の方向に例示的な第２のホイールから独立して回転した例示的な第１のホイールを示す、図１１Ａのプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１２Ｄは、いくつかの実施形態による、第１の構成から第２の方向に第２のホイールから独立して回転した第１のホイールを示す、図１２Ａのプローブ送達デバイスの断面正面図である。 図１２Ｅは、いくつかの実施形態による、第１のホイールに向かって移動した例示的なタブを示す、図１１Ａのプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１２Ｆは、いくつかの実施形態による、第１のホイールに向かって移動したタブを示す、図１２Ａのプローブ送達デバイスの断面正面図である。 図１２Ｇは、いくつかの実施形態による、図１２Ｅ～１２Ｆの位置から第２の方向に回転したタブおよび第１のホイールを示す、図１２Ａのプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１２Ｈは、いくつかの実施形態による、図１２Ｇの位置から第２の方向にさらに回転したタブおよび第１のホイールを示す、図１２Ａのプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１２Ｉは、いくつかの実施形態による、図１２Ｇの位置から第２の方向にさらに回転したタブおよび第１のホイールを示す、図１２Ａのプローブ送達デバイスの断面正面図である。 図１２Ｊは、いくつかの実施形態による、第２の構成のプローブ送達デバイスを示す、図１２Ａのプローブ送達デバイスの断面側面図である。 図１２Ｋは、いくつかの実施形態による、第２の構成のプローブ送達デバイスを示す、図１２Ａのプローブ送達デバイスの断面正面図である。

本明細書および特許請求の範囲において、「ＩＶカテーテルデバイス」という用語は、ＩＶカテーテルを含む任意のデバイスとして解釈されるべきである。「プローブ送達デバイス」という用語は、ＩＶカテーテル内でプローブを前進および／または後退させるように構成された任意のデバイスとして解釈されるべきである。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、プローブ送達デバイスが使用され得るＩＶカテーテルデバイスとは別のデバイスであり得る。他の実施形態では、プローブ送達デバイスは、ＩＶカテーテルデバイスの形態であってもよい。言い換えれば、いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、ＩＶカテーテルを含み得る。「プローブ送達機構」という用語は、本開示の実施形態による、ＩＶカテーテル内のプローブの前進および／または後退を容易にするプローブ送達デバイスの様々な機構および／または構成を表すために使用される。

プローブ送達デバイスの様々な例を説明する前に、プローブ送達デバイスのいくつかの実施形態の一般的な特性を説明する。プローブ送達デバイスは、使用中に患者の血管系に向かって配向される遠位端と、遠位端の反対側の近位端とを含む。いくつかの実施形態では、遠位端は、ＩＶカテーテルデバイスに接続するように構成されてもよい。他の実施形態では、遠位端は、ＩＶカテーテルを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスの近位端は、別個のデバイスがプローブ送達デバイスに接続されることを可能にするように構成され得る。例えば、近位端は、プローブ送達デバイスの遠位端に延びる流体経路の一部を形成するアクセスポートまたは真空採血管（vacuum tube）レシーバを含み得る。他の実施形態では、プローブ送達デバイスの遠位端または別の部分は、別個のデバイスがプローブ送達デバイスに接続されることを可能にするように構成され得る。しかしながら、いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイスは、別個のデバイスがプローブ送達デバイスに接続されることを可能にするように構成されていなくてもよい。例えば、プローブ送達デバイスは、流体を注入または血液を引き出すように構成されていない間にプローブを送達するように構成され得る。

図１は、本開示のいくつかの実施形態に従って構成されるプローブ送達デバイス１ ００の例を示す。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１００は、遠位端１００ａおよび近位端１００ｂを有するハウジング１０５を含み得る。いくつかの実施形態では、遠位端１００ａの一部のみが示されているが、上記のように、遠位端１００ａは、プローブ送達デバイス１００がＩＶカテーテルデバイスに接続されることを可能にする、またはＩＶカテーテルを組み込むことができるように、任意のタイプのコネクタを含むことができる。いくつかの実施形態では、近位端１００ｂは、保護シース１３２によって覆われた針１３１を有する真空採血管レシーバ１３０を形成するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、流体経路１１０は、プローブ送達デバイス１００内で、針１３１から遠位端１００ａまで延び得る。したがって、真空採血管１４０が真空採血管レシーバ１３０に挿入されるとき、血液サンプルは、流体経路１１０を通して収集され得る。いくつかの実施形態では、近位端１００ｂは、ルアーコネクタまたは流体経路１１０に結合された任意の別のタイプのコネクタを含み得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１００は、プローブ１５３がＩＶカテーテルを通って遠位方向に前進し、その後、近位方向に引き抜かれることを可能にするプローブ送達機構１５０を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ１５３は、ニッケルチタンまたは別の適切な材料で構成されたワイヤを含み得る。いくつかの実施形態では、コンパートメント（compartment）１２０は、プローブ送達デバイス１００内に形成され得、プローブ送達機構１５０を収容し得る。いくつかの実施形態では、分割壁１１５は、コンパートメント１２０から遠位に延在し、流体経路１１０の遠位部分１１０ａで流体経路１１０に接合するプローブチャネル１２１を作成し得る。

いくつかの実施形態では、コンパートメント１２０を流体経路１１０から隔離するために、シール１２２（例えば、エラストマー隔壁）は、プローブチャネル１２１内に配置され、プローブチャネル１２１にまたがり得る。いくつかの実施形態では、プローブ１５３は、シール１２２内に形成されたスリットまたは別の開口を通って延び得る。いくつかの実施形態では、シール１２２は、プローブ１５３が前進するにつれて座屈するのを防ぐために、プローブ１５３に支持を提供し得る。プローブチャネル１２１は、プローブ１５３よりも実質的に広いとして示されているが、いくつかの実施形態では、プローブチャネル１２１の少なくとも一部の寸法は、プローブ１５３よりもわずかに大きくなり得、その結果、プローブチャネル１２１は、プローブ１５３の座屈を防止するための支持を提供し得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達機構１５０は、スプール１５５および前進ホイール１５２を含み得、これらの両方は、コンパートメント１２０内で回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、スプール１５５は、前進ホイール１５２に隣接して（すなわち、前進ホイール１５２に対してプローブチャネル１２１に向かって）配置され得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール１５２は、コンパートメント１２０から部分的に延びるように配置され得、それによって、臨床医が彼または彼女の親指または指を使用して前進ホイール１５２を回転させることを可能にする。いくつかの実施形態では、スプール１５５は、歯１５６ａを有する歯車１５６を含み得る。同様に、いくつかの実施形態では、前進ホイール１５２は、歯１５２ａを含み得、したがって、歯車として機能し得る。いくつかの実施形態では、歯１５２ａは、前進ホイール１５２が回転するときにスプール１５５が回転するように、歯１５６ａとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、歯１５２ａは、前進ホイール１５２の最外縁部に沿って形成される。しかしながら、他の実施形態では、歯１５２ａは、最外縁部に対して挿入された前進ホイールの一部に沿って形成され得る。

図１Ａは、いくつかの実施形態による、単独でのプローブ送達機構１５０の分解背面図を提供する。いくつかの実施形態では、スプール１５５および前進ホイール１５２は、それぞれ、これらの構成要素がコンパートメント１２０内に配置され、これらの構成要素が回転する軸１５５ｂおよび１５２ｂを含み得る。いくつかの実施形態では、スプール１５５は、プローブ１５３が巻かれ得るスプールドラム１５５ａを含み得る。したがって、スプール１５５が回転するとき、回転は、前進ホイール１５２が回転する方向に応じて、プローブ１５３をプローブチャネル１２１に沿って前進または後退させ得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール１５２によって形成された歯車は、歯車１５６よりも大きな直径を有し得、それによって、前進ホイール１５２の回転量に対してプローブ１５３をより大きな距離前進または後退させる。対照的に、他の実施形態では、前進ホイール１５２によって形成された歯車は、歯車１５６と同等またはより小さい直径を有し得る。そのような実施形態では、プローブ１５３は、前進ホイール１５２の回転量に対してより小さな距離を前進または後退させ得るが、そのような前進または後退は、前進ホイール１５２への力の量を減らして達成され得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１００は、スプールドラム１５５ａおよびプローブ１５３を外部環境から隔離するコンパートメント１２０内のシール（図示せず）を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブチャネル１２１に入る流体が、コンパートメント１２０内のシールによってコンパートメント１２０から脱出することを防止されるため、シール１２２は、採用されても、採用されなくてもよい。

図２は、いくつかの実施形態による、プローブ送達デバイス２００の別の例を示す。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス２００は、１つまたは複数のフィーチャ（feature）および／または動作の点で、プローブ送達デバイス１００と類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス２００は、上記の任意の方法で構成され得る遠位端２００ａを有するハウジング２０５と、保護シース２３２によって覆われた針２３１を有する真空採血管レシーバ２３０を形成する近位端２００ｂとを含み得る。いくつかの実施形態では、流体経路２１０は、プローブ送達デバイス２００内で、針２３１から遠位端２００ａまで延び得る。したがって、真空採血管２４０が真空採血管レシーバ２３０に挿入されるとき、血液サンプルは、流体経路２１０を介して収集され得る。他の実施形態では、近位端２００ｂは、ルアーコネクタまたは流体経路２１０に結合された任意の別のタイプのコネクタを含み得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス２００は、プローブ２５３がＩＶカテーテルを通って遠位方向に前進すること、および／またはその後近位方向に引き抜かれることを可能にするプローブ送達機構２５０を含み得る。いくつかの実施形態では、コンパートメント２２０は、プローブ送達デバイス２００内に形成され得、プローブ送達機構２５０を収容し得る。いくつかの実施形態では、分割壁２１５は、コンパートメント２２０から遠位に延在し、流体経路２１０の遠位部分２１０ａで流体経路２１０に接合するプローブチャネル２２１を作成し得る。いくつかの実施形態では、シール２２２は、流体経路２１０からプローブチャネル２２１を隔離するために、プローブチャネル２２１内に配置され、プローブチャネル２２１にまたがり得る。

プローブ送達機構２５０の分離背面図である図２Ａに示されるように、プローブ送達機構２５０は、スプール２５１をコンパートメント２２０内に維持し、スプール２５１が回転することを可能にする軸２５１ｂを有するスプール２５１を含み得る。いくつかの実施形態では、スプール２５１は、プローブ２５３が巻かれているスプールドラム２５１ｃを含み得る。いくつかの実施形態では、スプール２５１の一部は、コンパートメント２２０から上方に延びる前進ホイール２５１ａを形成してもよい。したがって、臨床医は、前進ホイール２５１ａに力を加えることによって、スプール２５１を直接回転させることができる。そのような回転は、回転の方向に応じて、プローブ２５３をプローブチャネル２２１内で前進および後退させることができる。

図３は、いくつかの実施形態による、プローブ送達デバイス３００の別の例を示す。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス３００は、１つまたは複数のフィーチャおよび／または動作の点で、プローブ送達デバイス１００および／またはプローブ送達デバイス２００と類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス３００は、遠位端３００ａおよび近位端３００ｂを有するハウジング３０５を含み得る。いくつかの実施形態では、遠位端３００ａは、プローブ送達デバイス３００がＩＶカテーテルデバイス（図示せず）に結合され得るコネクタ３０６を形成し得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス３００は、血液を収集するか、または流体を注入するように構成されていないプローブ送達デバイスの例である。したがって、いくつかの実施形態では、近位端３００ｂは、真空採血管レシーバを形成しないか、またはアクセスポートまたは別のコネクタを含まない。いくつかの実施形態では、流体経路ではなく、プローブチャネルは、ハウジング３０５内に形成され得る。いくつかの実施形態では、プローブ３５３は、プローブチャネルを通って、遠位端３００ａを通って、プローブ送達デバイス３００が接続されているＩＶカテーテルデバイス内に延在し得、最終的にはＩＶカテーテルを通って延び得る。しかしながら、いくつかの実施形態では、近位端３００ｂは、プローブ送達デバイス３００を使用して（例えば、本開示に記載される技術のいずれかを使用して）血液を収集するか、または流体を注入することを可能にするように構成され得ることに留意されたい。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス３００は、スプール２５１と概して同様のスプール３５１を有するプローブ送達機構３５０を含んでもよい。特に、スプール３５１は、スプール３５１をコンパートメント３２０内に維持し、スプール３５１が回転することを可能にする軸３５１ｂを含み得る。いくつかの実施形態では、スプール３５１は、プローブ３５３が巻かれているスプールドラム３５１ｃを含み得る。いくつかの実施形態では、スプール３５１の一部は、コンパートメント３２０から上方に延びる前進ホイール３５１ａを形成し得る。したがって、臨床医は、前進ホイール３５１ａに力を加えることによってスプール３５１を直接回転させることができ、そのような回転は、プローブ３５３を前進または後退させることができる。

図４は、いくつかの実施形態による、プローブ送達デバイス４００の別の例を示す。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス４００は、１つまたは複数のフィーチャおよび／または動作に関して、プローブ送達デバイス１００、プローブ送達デバイス２００、およびプローブ送達デバイス３００のうちの１つまたは複数と類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス４００は、上記の任意の方法で構成され得る遠位端４００ａと、コネクタ４３０ａを有するチューブ４３０が延びる近位端４００ｂとを有するハウジング４０５を含んでもよい。いくつかの実施形態では、流体経路４１０は、プローブ送達デバイス４００内で、チューブ４３０から遠位端４００ａまで延び得る。したがって、別個のデバイスをコネクタ４３０ａに結合して、流体経路４１０から血液を引き出すか、または流体を流体経路４１０に注入することができる。いくつかの実施形態では、近位端４００ｂは、上述したものと同様の真空採血管レシーバを形成し得る。いくつかの実施形態では、チューブ４３０は、（例えば、分割壁４１５の遠位端まで遠位に延びることによって）流体経路４１０の一部を形成し得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス４００は、プローブ４５３がＩＶカテーテルを通って遠位方向に前進し、その後、近位方向に引き抜かれることを可能にするプローブ送達機構４５０を含み得る。いくつかの実施形態では、遠位コンパートメント４２０ａおよび近位コンパートメント４２０ｂは、プローブ送達デバイス４００内に形成され、プローブ送達機構４５０を収容する。いくつかの実施形態では、コンパートメントチャネル４２０ｃは、遠位コンパートメント４２０ａと近位コンパートメント４２０ｂとを相互接続する。いくつかの実施形態では、分割壁４１５は、近位コンパートメント４２０ｂから遠位に延び、流体経路４１０の遠位部分４１０ａで流体経路４１０に接合するプローブチャネル４２１を作成し得る。いくつかの実施形態では、シール４２２は、プローブチャネル４２１内に配置され、プローブチャネル４２１にまたがって、プローブチャネル４２１を流体経路４１０から隔離することができる。

いくつかの実施形態では、プローブ送達機構４５０は、スプール４５１を遠位コンパートメント４２０ａ内に維持し、スプール４５１が回転することを可能にする軸４５１ｂを有するスプール４５１を含み得る。いくつかの実施形態では、スプール４５１は、プローブ４５３が巻かれているスプールドラム４５１ｃを含み得る。いくつかの実施形態では、スプール４５１の一部は、遠位コンパートメント４２０ａから上方に延びる前進ホイール４５１ａを形成し得る。したがって、臨床医は、前進ホイール４５１ａに力を加えることによって、スプール４５１を直接回転させることができる。

いくつかの実施形態では、プローブ送達機構４５０は、近位コンパートメント４２０ｂ内に一次ホイール４６１を維持し、一次ホイール４６１が回転することを可能にする軸４６１ａを有する一次ホイール４６１を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達機構４５０は、一次ホイール４６１に隣接し、近位コンパートメント４２０ｂ内で回転するように構成された１つまたは複数の二次ホイール４６２をさらに含み得る。描写される実施形態では、４つの二次ホイール４６２があるが、他の実施形態では、単一の二次ホイールまたは任意の別の妥当な数の二次ホイールがあってもよい。また、いくつかの実施形態では、プローブ送達機構４５０は、一次ホイール４６１を含み得、二次ホイールを含み得る。

いくつかの実施形態では、プローブ４５３は、スプールドラム４５１ｃの周りに巻かれ得、次いで、コンパートメントチャネル４２０ｃを通って近位に延びて、一次ホイール４６１の近位側の周りに巻かれ得る。いくつかの実施形態では、二次ホイール４６２の各々は、一次ホイール４６１に対して配置されて、プローブ４５３を一次ホイール４６１に近接して、または一次ホイール４６１と恒常的に接触するように保持することができる。したがって、一次ホイール４６１および二次ホイール４６２の配置は、プローブが一次ホイール４６１の周りを巻くときに生じ得る抵抗を低減することによって、プローブ４５３の前進を容易にし得る。いくつかの実施形態では、より具体的には、二次ホイール４６２は、スプール４５１が回転してプローブ４５３を前進または後退させるときに、前進または後退が一次ホイール４６１を一致して回転させ得るように、プローブ４５３を一次ホイール４６１と接触させて保持することができる。いくつかの実施形態では、図４に示されるように、プローブ送達機構４５０は、プーリーシステムと同様の方法で機能し、したがって、臨床医がプローブ４５３を前進または後退させるためにスプール４５１に加える必要がある力の量を減少させることができる。

図５は、いくつかの実施形態による、プローブ送達デバイス５００の別の例を示す。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス５００は、１つまたは複数のフィーチャおよび／または動作に関して、プローブ送達デバイス１００、プローブ送達デバイス２００、プローブ送達デバイス３００、およびプローブ送達デバイス４００のうちの１つまたは複数と類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス５００は、上記の任意の方法で構成され得る遠位端５００ａと、コネクタ５３０ａを有するチューブ５３０が延びる近位端５００ｂとを有するハウジング５０５を含み得る。いくつかの実施形態では、チューブ５３０は、プローブ送達デバイス５００内で流体経路５１０の遠位部分５１０ａまで延びる流体経路５１０の近位部分を形成し得る。いくつかの実施形態では、チューブ５３０が流体経路５１０の近位部分を形成するため、流体経路５１０の近位部分をコンパートメント５２０から分離するための分割壁を必要とし得ない。しかしながら、他の実施形態では、分割壁は、上記の実施形態と同様に、ハウジング５０５内に形成され得る。他の実施形態では、コネクタ５３０ａは、上記の実施形態と同様の真空採血管レシーバと交換することができる。いくつかの実施形態では、シール５２２は、流体経路５１０の遠位部分５１０ａからコンパートメント５２０を隔離するためにハウジング５０５内に配置されて得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス５００は、プローブ５５３がＩＶカテーテルを通って遠位方向に前進し、その後、近位方向に引き抜かれることを可能にするプローブ送達機構５５０を含み得る。いくつかの実施形態では、コンパートメント５２０は、ハウジング５０５の中空内部として形成され得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達機構５５０は、歯５５６ａを有する歯車５５６を有する第１のガイドホイール５５５、前進ホイール５５２が歯車５５６を駆動する歯車として機能するように、その最外縁に沿って歯５５２ａを有する前進ホイール５５２を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達機構５５０は、第１のガイドホイール５５５の下に配置され得るが、第１のガイドホイール５５５に隣接して配置され得る第２のガイドホイール５６１をさらに含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ５５３は、ハウジング５０５の一部（例えば、前進ホイール５５２に隣接する部分）に固定された端部５５３ａを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ５５３は、容易な前進を容易にするために、まっすぐであり得、湾曲し得、ループ状であり得、または任意の方法で構成され得る。いくつかの実施形態では、プローブ５５３は、最初に、コンパートメント５２０内の近位方向に、次いで、第１のガイドホイール５５５と第２のガイドホイール５６１との間を通過し、シール５２２を通過するように遠位方向に送られ得る。

いくつかの実施形態では、第１のガイドホイール５５５および第２のガイドホイール５６１は、プローブ５５３が前進または後退するときにプローブ５５３が両方のガイドホイールと接触したままになるように、互いに近づけて配置することができる。例えば、第２のガイドホイール５６１は、第１のガイドホイール５５５に対して付勢することができる。したがって、臨床医が前進ホイール５５２を回転させるとき、前進ホイール５５２によって形成された歯車は、第１のガイドホイール５５５を回転させ得る。いくつかの実施形態では、プローブ５５３が第１のガイドホイール５５５と第２のガイドホイール５６１との間に挟まれているため、第１のガイドホイール５５５の回転は、回転方向に応じてプローブ５５３を前進または後退させ得る。いくつかの実施形態では、第２のガイドホイール５６１は、プローブ５５３が前進または後退するときに引き起こされる任意の抵抗を低減するように回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第１のガイドホイール５５５および第２のガイドホイール５６１の一方または両方は、プローブ５５３がホイールに対してスライドしないように、高摩擦材料で形成またはコーティングすることができる（すなわち、摩擦は、プローブが前進または後退するにつれてホイールが回転することを保証する）。

描写される実施形態を含むいくつかの実施形態では、ハウジング５０５は、臨床医がコンパートメント５２０内を見ることを可能にする窓５７０（例えば、ハウジングの透明なセクション）を含み得る。いくつかの実施形態では、窓５７０は、臨床医が、プローブ５５３が前進した距離を監視することを可能にし得る。例えば、臨床医は、窓５７０を通してプローブ５５３の湾曲部分が配置されている場所を見ることができる。いくつかの実施形態では、この湾曲部分が近位端５００ｂに向かって配置されるとき、臨床医は、プローブ５５３が完全に後退していると決定することができる。対照的に、湾曲部分がコンパートメント５２０の遠位端に向かって配置されるとき、臨床医は、プローブ５５３が完全に前進していると決定することができる。いくつかの実施形態では、窓５７０またはコンパートメント５２０の別の部分は、プローブ５５３の湾曲部分が特定のマーキングと整列するときにプローブ５５３が前進した距離を表す定規または別のマーキングを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ５５３は、窓５７０内のその視認性を増加させるために着色され得る。いくつかの実施形態では、プローブ５５３の着色は、その長さに沿って変化し得、その結果、着色は、プローブ５５３が前進した距離を表すことができる。

図６は、いくつかの実施形態による、プローブ送達デバイス６００の別の例を示す。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス６００は、１つまたは複数のフィーチャおよび／または動作に関して、プローブ送達デバイス１００、プローブ送達デバイス２００、プローブ送達デバイス３００、プローブ送達デバイス４００、およびプローブ送達デバイス５００のうちの１つまたは複数と類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス６００は、上記の任意の方法で構成され得る遠位端６００ａと、コネクタ６３０ａを有するチューブ６３０が延びる近位端６００ｂとを有するハウジング６０５を含み得る。いくつかの実施形態では、流体経路６１０は、プローブ送達デバイス６００内で、チューブ６３０から遠位端６００ａまで延び得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス６００は、プローブ６５３がＩＶカテーテルを通って遠位方向に前進し、その後、近位方向に引き抜かれることを可能にするプローブ送達機構６５０を含み得る。いくつかの実施形態では、コンパートメント６２０／６２０ａ／６２０ｂは、プローブ送達デバイス６００内に形成され、プローブ送達機構６５０を収容する。いくつかの実施形態では、分割壁６１５は、コンパートメント６２０から遠位に延び、流体経路６１０の遠位部分６１０ａで流体経路６１０を結合するプローブチャネル６２１を作成し得る。いくつかの実施形態では、シール６２２は、プローブチャネル６２１内に配置され、流体経路６１０からプローブチャネル６２１を隔離するためにプローブチャネル６２１にまたがり得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達機構６５０は、コンパートメント６２０内で回転するように構成されたピニオン６５５を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達機構６５０はまた、ラック６５２ｂおよびアクチュエータ部分６５２ａを有するラック機構６５２を含み得る。いくつかの実施形態では、アクチュエータ部分６５２ａは、コンパートメント６２０の近位部分６２０ｂから延び得、それによって、臨床医が彼または彼女の親指または指を使用して、コンパートメント６２０の近位部分６２０ｂおよび遠位部分６２０ａに沿ってラック機構６５２をスライドさせることを可能にする。いくつかの実施形態では、ラック６５２ｂは、ラック６５２ｂが横方向にスライドするときにピニオン６５５が回転するように、ピニオン６５５とインターフェースするように配置され得る。いくつかの実施形態では、ピニオン６５５は、プローブ６５３が巻かれ得るスプールドラム（見えない）を含み得る。ピニオン６５５のこのスプールドラムは、上述したものと同様であり得る。したがって、ラック機構６５２が遠位にスライドすると、プローブ６５３は遠位に前進し得る。同様に、ラック機構６５２が近位にスライドすると、プローブ６５３は近位に引き抜かれ得る。したがって、いくつかの実施形態では、アクチュエータ部分６５２ａの位置は、プローブ６５３が前進する距離を表すことができる。いくつかの実施形態では、定規または別のマーキングは、アクチュエータ部分６５２ａがスライドするハウジング６０５の一部に形成され得る。

図７は、いくつかの実施形態による、プローブ送達デバイス７００の別の例を示す。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス７００は、１つまたは複数のフィーチャおよび／または動作に関して、プローブ送達デバイス１００、プローブ送達デバイス２００、プローブ送達デバイス３００、プローブ送達デバイス４００、プローブ送達デバイス５００、およびプローブ送達デバイス６００のうちの１つまたは複数と類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス７００は、コネクタ７０６を形成する遠位端７００ａと、コネクタ７３０ａを有するチューブ７３０が延びる近位端７００ｂとを有するハウジング７０５を含み得る。いくつかの実施形態では、流体経路７１０は、プローブ送達デバイス７００内で、チューブ７３０から遠位端７００ａまで延び得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス７００は、プローブ７５３がＩＶカテーテルを通って遠位方向に前進し、その後、近位方向に引き抜かれることを可能にするプローブ送達機構７５０を含み得る。いくつかの実施形態では、コンパートメント７２０は、プローブ送達デバイス７００内に形成され、プローブ送達機構７５０を収容する。いくつかの実施形態では、分割壁７１５は、コンパートメント７２０から遠位に延在し、流体経路７１０の遠位部分７１０ａで流体経路７１０と接合するプローブチャネル７２１を作成する。いくつかの実施形態では、シール７２２は、プローブチャネル７２１内に配置され、流体経路７１０からプローブチャネル７２１を隔離するためにプローブチャネル７２１にまたがり得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達機構７５０は、プローブチャネル７２１の近位端に配置されたシャフト７５１と、コンパートメント７２０内に配置され、ハウジング７０５から延びる前進ホイール７５２とを含み得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール７５２は、シャフト７５１の歯７５１ａとインターフェースする歯７５２ａを含み得る。したがって、臨床医が前進ホイール７５２を回転させるとき、シャフト７５１は、プローブチャネル７２１内で直線的に移動される。いくつかの実施形態では、プローブ７５３は、シャフト７５１が直線的に移動されるときに、プローブ７５３が前進ホイール７５２の回転方向に応じて遠位に前進するか、または近位に後退するように、シャフト７５１内に固定され得る。

図８は、いくつかの実施形態による、プローブ送達デバイス８００の別の例を示す。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス８００は、１つまたは複数のフィーチャおよび／または動作に関して、プローブ送達デバイス１００、プローブ送達デバイス２００、プローブ送達デバイス３００、プローブ送達デバイス４００、プローブ送達デバイス５００、プローブ送達デバイス６００、およびプローブ送達デバイス７００のうちの１つまたは複数に類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス８００は、上記の任意の方法で構成され得る遠位端８００ａを有するハウジング８０５と、保護シース８３２によって覆われた針８３１を有する真空採血管レシーバ８３０を形成する近位端８００ｂとを含み得る。いくつかの実施形態では、流体経路８１０は、プローブ送達デバイス８００内で、針８３１から遠位端８００ａまで延び得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス８００は、プローブ８５３がＩＶカテーテルを通って遠位方向に前進し、その後、近位方向に引き抜かれることを可能にするプローブ送達機構８５０を含み得る。いくつかの実施形態では、コンパートメント８２０は、プローブ送達デバイス８００内に形成され、プローブ送達機構８５０を収容する。いくつかの実施形態では、分割壁８１５は、コンパートメント８２０から遠位に延在し、流体経路８１０の遠位部分８１０ａで流体経路８１０を結合するプローブチャネル８２１を作成し得る。いくつかの実施形態では、シール８２２は、プローブチャネル８２１内に配置され、流体経路８１０からプローブチャネル８２１を隔離するためにプローブチャネル８２１にまたがり得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達機構８５０は、コンパートメント８２０から延びるアクチュエータ部分８５１ａと、アクチュエータ部分８５１ａに接続されたホイール８５１ｂとを有するスライド部材８５１を含み得る。いくつかの実施形態では、コンパートメント８２０は、臨床医がアクチュエータ部分８５１ａに力を加えるときに、スライド部材８５１がコンパートメント８２０内で遠位および近位にスライドすることを可能にするように構成され得る。いくつかの実施形態では、プローブ８５３の端部８５３ａは、コンパートメント８２０の遠位端に向かってハウジング８０５に固定され得る。いくつかの実施形態では、プローブ８５３は、最初にホイール８５１ｂの周りの近位方向に送られ、次いで、プローブチャネル８２１を通って遠位方向に送られる。いくつかの実施形態では、ホイール８５１ｂは、スライド部材８５１がコンパートメント８２０内でスライドしている間であっても（例えば、二次ホイール４６２と同様の機能を果たす保持バー（図示せず）を使用して）、プローブ８５３をホイール８５１ｂと接触させるように構成することができる。したがって、スライド部材８５１が遠位にスライドされると、ホイール８５１ｂは回転して、それによってプローブ８５３を遠位方向に前進させることができる。いくつかの実施形態では、プローブ８５３がそれ自体に「折り返される」ため、プローブ８５３は、スライド部材８５１が前進／後退する距離の２倍前進／後退される。

いくつかの変形例が、特定の描写された実施形態の文脈で説明されている。描写される各実施形態について明示的に説明されなくても、そのような変形は、上述または描写される実施形態のいずれかに適用され得ることに留意されたい。ここで説明されているように、いくつかの追加の変形例を作成することもできる。

いくつかの実施形態では、プローブ送達機構は、プローブが前進するにつれて装填されるばねまたは別の機構を含み得る。そのような実施形態では、プローブ送達機構はまた、臨床医がラチェット機構またはロック機構を解放するまで（例えば、ボタンを押すことによって）ばねがアンロードするのを防ぐラチェット機構またはロック機構を含み得る。スプリングが解放されると、プローブを自動的に後退させることができる。例えば、図２の文脈では、ばねおよびラチェット機構をスプール２５１に組み込むことができ、解放ボタンをハウジング２０５に組み込むことができる。そのような場合、スプール２５１が回転してプローブ２５３を前進させると、ばねが装填される。臨床医がプローブ２５３を引き抜くことを望むと、彼または彼女はボタンを押してラチェット機構を解放し得る。次いで、装填されたばねは、スプール２５１を逆方向に回転させ、プローブ２５３をスプールドラム２５１ｃの周りに巻き戻す。同様の技術は、ホイール、スプール、または別の回転部材を使用する実施形態のいずれかに使用することができる。プローブ送達機構６５０およびプローブ送達機構８５０に関して、それぞれのアクチュエータ部分が遠位にスライドし、臨床医がラチェットまたは別のロック機構を解放することに応答してアンロードされるとき、線形ばねが装填され得る。

説明される実施形態のいずれかにおいて、プローブ送達デバイスは、プローブがどのくらい前進しているかを表すいくつかのタイプの指標を含み得る。そのようなしるしは、パッシブ（例えば、定規マーキング、ラベル、色、スケール、数字、記号など）またはアクティブ（例えば、デジタルディスプレイ、スピーカなど）であり得る。また、記載された実施形態のいずれかにおいて、プローブ送達機構は、プローブの過剰前進または過剰後退を防止するための機構を含み得る。例えば、回転構成要素を採用する実施形態は、プローブがその最大前進距離に達したときに回転構成要素に接触するストップを含むことができる。上記に示唆されるように、描写される実施形態は、プローブ送達デバイスの近位端に延びる流体経路を示すが、いくつかの実施形態では、流体経路は、プローブ送達デバイスの遠位端に向かうのを含む近位端以外の点でプローブ送達デバイスから延びることができる。一例としてのみ、流体経路１１０は、プローブ送達機構１５０の反対側の点で、プローブ送達デバイス１００から遠位部分１１０ａに向かって延在して、真空採血管レシーバまたは別のコネクタを形成することができる。

説明される実施形態のいずれかにおいて、流体経路およびプローブチャネルは、同じ経路／チャネルであり得る。例えば、図９は、プローブ送達デバイス９００が流体経路１１０またはシール１２２を含まないことを除いて、プローブ送達デバイス１００に類似するプローブ送達デバイス９００を示す。代わりに、プローブチャネル１２１は、流体経路の遠位部分を形成する。いくつかの実施形態では、流体経路の近位部分９１０は、スプール１５５から針１３１（または採用され得る任意の別のコネクタ／アダプタ）まで延び得る。そのような実施形態では、プローブ１５３は、プローブ１５３が流体経路の近位部分９１０を形成するように、チューブの形態であり得る。言い換えれば、プローブ１５３の近位端は、スプール１５５から近位に（またはいくつかの別の方向に）延びて、針１３１に接続し得る。別の変形例では、別個のチューブは、プローブ送達機構を収容するプローブチャネルまたはコンパートメントから延びて、流体経路の近位端を形成し得る。例えば、別個のチューブまたはチャネルをコンパートメント５２０、６２０または８２０から形成して、真空採血管レシーバまたは別のコネクタへの流体経路を形成することができる。

図１０Ａ～１０Ｃは、いくつかの実施形態による、プローブ送達デバイス１０００の別の例を示す。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１０００は、１つまたは複数のフィーチャおよび／または動作に関して、プローブ送達デバイス１００、プローブ送達デバイス２００、プローブ送達デバイス３００、プローブ送達デバイス４００、プローブ送達デバイス５００、プローブ送達デバイス６００、プローブ送達デバイス７００、プローブ送達デバイス８００、およびプローブ送達デバイス９００のうちの１つまたは複数と類似または同一であり得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１０００は、遠位端１０００ａおよび近位端１０００ｂを含み得るハウジング１００５を含み得る。いくつかの実施形態では、遠位端１０００ａは、プローブ送達デバイス１０００がＩＶカテーテルデバイス１００２に接続されることを可能にする、またはＩＶカテーテルを組み込むことができる任意のタイプのコネクタを含み得る。いくつかの実施形態では、近位端１０００ｂは、保護シースによって覆われた針を含み得る真空採血管レシーバを形成するように構成され得る（例えば、図１を参照されたい）。いくつかの実施形態では、図１０Ｂに示されるように、近位端１０００Ｂは、ルアーコネクタまたは採血デバイス１０１２に結合する別の適切なタイプのコネクタを含み得る。

いくつかの実施形態では、 流体経路１０１０は、プローブ送達デバイス１０００内で、ハウジング１００５の遠位端１０００ａおよび近位端１０００ｂを通って延びてもよい。したがって、採血デバイス１０１２が近位端１０００ｂに結合されるとき、血液サンプルは、流体経路１０１０を通して収集され得る。いくつかの実施形態では、流体経路１０１０は、ＩＶカテーテルデバイス１００２のサイドポートを採血デバイス１０１２と接続するように構成されてもよく、図１０Ａ～１０Ｂの断面に対して横方向に配置されてもよい。いくつかの実施形態では、流体経路１０１０は、例えば、図１０Ｃに示されるように、ＩＶカテーテルデバイス１００２および採血デバイス１０１２のサイドポートに結合され、および／または統合されたチューブを通って延び得る。図１０Ｃでは、いくつかの実施形態によれば、ハウジング１００５は透明であり、これは、ハウジング１００５の内部構成要素の図示を可能にする。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１０００は、プローブ１０５３がＩＶカテーテル１０５４を通って遠位方向に前進すること、および／またはその後、近位方向に引き抜かれることを可能にするプローブ送達機構１０５０を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ１０５３は、ニッケルチタンまたは別の適切な材料で構成されたワイヤを含み得る。いくつかの実施形態では、コンパートメント１０２０は、プローブ送達デバイス１０００内に形成され得、プローブ送達機構１０５０を収容し得る。いくつかの実施形態では、分割壁１０１５は、コンパートメント１０２０から遠位に延在し、流体経路１０１０の遠位部分１０１０ａで流体経路１０１０と接合するプローブチャネル１０２１を作成し得る。

いくつかの実施形態では、コンパートメント１０２０を流体経路１０１０から隔離するために、シール１０２２（例えば、エラストマー隔壁）は、プローブチャネル１０２１内に配置され、プローブチャネル１０２１にまたがり得る。いくつかの実施形態では、プローブ１０５３は、シール１０２２内に形成されたスリットまたは別の開口を通って延び得る。いくつかの実施形態では、シール１０２２は、前進するにつれてそれが座屈するのを防ぐために、プローブ１０５３に支持を提供し得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達機構１０５０は、スプール１０５５および前進ホイール１０５２を含み得、これらの両方は、コンパートメント１０２０内で回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、スプール１０５５は、前進ホイール１０５２に隣接して（例えば、前進ホイール１０５２に対してプローブチャネル１０２１に向かって）配置され得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール１０５２は、コンパートメント１０２０から部分的に延びるように配置され得、それによって、臨床医が彼または彼女の親指または指を使用して前進ホイール１０５２を回転させることを可能にする。いくつかの実施形態では、スプール１０５５は、歯１０５６ａを有する歯車１０５６を含み得る。同様に、いくつかの実施形態では前進ホイール１０５２は、歯１０５２ａを含み得、したがって、歯車として機能し得る。いくつかの実施形態では、歯１０５２ａは、前進ホイール１５２が回転するときにスプール１０５５が回転するように、歯１０５６ａとインターフェースし得る。いくつかの実施形態では、歯１０５２ａは、前進ホイール１０５２の最外縁に沿って形成され得る。しかしながら、他の実施形態では、歯１０５２ａは、最外縁に対して挿入された前進ホイールの一部に沿って形成され得る。

図１０Ｄは、いくつかの実施形態による、プローブ送達機構１０５０の分解背面図を分離して提供する。いくつかの実施形態では、スプール１０５５および前進ホイール１５２は、それぞれ、これらの構成要素がコンパートメント１０２０内に配置され、これらの構成要素が回転する軸１０５５ｂおよび１０５２ｂを含み得る。いくつかの実施形態では、スプール１０５５は、プローブ１０５３が巻かれ得るスプールドラム１０５５ａを含み得る。したがって、スプール１０５５が回転するとき、回転は、前進ホイール１０５２が回転する方向に応じて、プローブ１０５３をプローブチャネル１０２１に沿って前進または後退させ得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール１０５２によって形成された歯車は、歯車１０５６よりも大きな直径を有し得、それによって、プローブ１０５３を前進ホイール１０５２の回転量に対してより大きな距離で前進または後退させる。対照的に、他の実施形態では、前進ホイール１０５２によって形成された歯車は、歯車１０５６と同等またはより小さい直径を有し得る。そのような実施形態では、プローブ１０５３は、前進ホイール１０５２の回転量に対してより小さな距離を前進または後退させ得るが、そのような前進または後退は、前進ホイール１０５２への力の量を減らして達成され得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１０００は、スプールドラム１０５５ａおよびプローブ１０５３を外部環境から隔離するコンパートメント１０２０内のシール（図示せず）を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブチャネル１０２１に入る流体がコンパートメント１０２０内のシールによってコンパートメント１０２０から脱出することを防止され得るため、シール１０２２は使用され得るか、または、され得ない。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１０００は、ＩＶカテーテルデバイス１００２などの患者の血管系内に存在する既存の血管アクセスデバイスを利用することによって、採血、流体送達、患者またはデバイスの監視、または別の臨床的ニーズのために、プローブ１２１９の患者の血管系への無針送達を容易にし得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１０００は、静脈への外傷を低減し、充填時間を短縮し、血管アクセスデバイス内またはその周りの血栓およびフィブリンシースを克服し、それ以外の場合、採血を防止し得る。

いくつかの実施形態では、スプール１０５５を回転させ得、または回転させてプローブ１０５３を遠位方向に前進させ得る。いくつかの実施形態では、スプール１０５５および／または前進ホイール１０５２を停止する手段があることが重要である。さらに詳細には、いくつかの実施形態では、前進ホイール１０５２は、ストップ部材１０５９を含み得、ハウジング１００５は、別のストップ部材１０６１を含み得る。いくつかの実施形態では、ストップ部材１０５９は、前進ホイール１０５２の外面に配置され得、および／または別のストップ部材１０６１は、ハウジング１００５の内面１０５７に配置され得る。いくつかの実施形態では、ストップ部材１０５９および／または別のストップ部材１０６１は、互いに接触または干渉し、前進ホイール１０５２のさらなる回転を停止するように構成された突起または別の要素を含み得る。いくつかの実施形態では、ストップ部材１０５９および別のストップ部材１０６１は、前進ホイール１０５２およびスプール１０５５の回転を停止するために互いに接触するように構成され得る。

図１０Ａは、いくつかの実施形態による、第１の構成における前進ホイール１０５２およびプローブ１０５３を示す。図１０Ｂは、いくつかの実施形態による、プローブ１０５３が前進する第２の構成における前進ホイール１０５２およびプローブ１０５３を示す。いくつかの実施形態では、前進ホイール１０５２は、第１の構成と第２の構成との間で回転されてもよいが、ストップ部材１０５９と別のストップ部材１０６１との間の接触によって完全な回転を完了することを妨げられ得、これは前進ホイール１０５２の回転を停止し得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール１０５２は、使用後にプローブ１０５３を後退させるために、第２の構成から第１の構成への反対方向に回転され得る。いくつかの実施形態では、前進ホイール１０５２は、ストップ部材１０５９と別のストップ部材１０６１との間の接触のために、３６０度を超える回転を防止され得る。

いくつかの実施形態では、前進ホイールは、第１の構成から第２の構成まで第１の方向に回転され得る。いくつかの実施形態では、第１の構成では、ストップ部材１０５９および別のストップ部材１０６１は、互いに接触して、前進ホイール１０５２の第１の方向と反対の第２の方向への回転を停止し得る。いくつかの実施形態では、第２の構成では、ストップ部材１０５９および別のストップ部材１０６１は、第１の方向への前進ホイール１０５２のさらなる回転を防止するために互いに接触するように構成され得、それによってプローブ１０５３の遠位方向への前進を停止する。

いくつかの実施形態では、前進ホイール１０５２の外面は、ストップ部材１０５９から離間され得るバンプ（bump）１０６３および／または別のバンプ１０６５を含み得る。いくつかの実施形態では、別のストップ部材１０６１の幅は、バンプ１０６３とストップ部材１０５９との間の空間および／または別のバンプ１０６５とストップ部材１０５９との間の空間とほぼ等しいか、またはわずかに小さくなり得る。したがって、いくつかの実施形態では、別のストップ部材１０６１は、バンプ１０６３とストップ部材１０５９との間および／または別のバンプ１０６５とストップ部材１０５９との間にぴったりと適合し得る。いくつかの実施形態では、バンプ１０６３および／または別のバンプ１０６５は、前進位置および／または後退位置におけるプローブ１０５３のいくつかの固定を提供し得る。

いくつかの実施形態では、バンプ１０６３は、前進ホイール１０５２が第１の構成にあるときに、前進ホイール１０５２の移動および回転に対する抵抗を提供し得る。いくつかの実施形態では、別のバンプ１０６５は、前進ホイール１０５２が第２の構成にあるときに、前進ホイール１０５２の移動および回転に対する抵抗を提供し得る。いくつかの実施形態では、バンプ１０６３および／または別のバンプ１０６５はそれぞれ、バンプ１０６３および／または別のバンプ１０６５によって提供される前進ホイール１０５２の移動および回転に対する抵抗を克服して、例えば、前進ホイール１０５２を第１の構成から第２の構成に、および第２の構成から第１の構成に回すことができるように、ストップ部材１０５９の幅および／または高さよりも小さい幅および／または高さを有し得る。いくつかの実施形態では、ストップ部材１０５９は、別のストップ部材１０６１よりもさらに内側に延在して、別のストップ部材１０６１の通過を遮断することを容易にし得る。

いくつかの実施形態では、バンプ１０６３および／または別のバンプ１０６５は、ハウジング１００５の内面に配置されて、同じまたは同様の機能を実行し得ることが理解される。これらの実施形態では、バンプ１０６３および／または別のバンプ１０６５は、別のストップ部材１０６１から離間され得、ストップ部材１０５９の幅は、バンプ１０６３と別のストップ部材１０６１との間の空間および／または別のバンプ１０６５と別のストップ部材１０６１との間の空間とほぼ等しいか、またはわずかに小さい。また、バンプ１０６３、別のバンプ１０６５、または追加の１つまたは複数のバンプは、前進ホイール１０５２の外面および／またはハウジング１００５の内面の交互の位置に配置され得ることが理解される。これらの実施形態では、バンプ１０６３、別のバンプ１０６５、および追加の１つまたは複数のバンプは、前進ホイール１０５２、したがってスプール１０５５、およびプローブ１０５３が特定の位置にあることを臨床医に信号を送り得る。

図１１Ａ～図１１Ｅは、いくつかの実施形態による、プローブ送達デバイス１１００の別の例を示す。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００は、１つまたは複数のフィーチャおよび／または動作に関して、プローブ送達デバイス１００、プローブ送達デバイス２００、プローブ送達デバイス３００、プローブ送達デバイス４００、プローブ送達デバイス５００、プローブ送達デバイス６００、プローブ送達デバイス７００、プローブ送達デバイス８００、プローブ送達デバイス９００、およびプローブ送達デバイス１０００のうちの１つまたは複数に類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００は、図１１Ａから図１１Ｂ、図１１Ｃ、図１１Ｄ、図１１Ｅへと移動し得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００は、第１のホイール１１０２および第２のホイール１１０４を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００の第１のホイール１１０２は、図１の前進ホイール１５２、図１のスプール１５５、図２のスプール２５１、図３のスプール３５１、図４のスプール４５１、図５の前進ホイール５５２、図５の第１のガイドホイール５５５、図６のピニオン６５５、図７の前進ホイール７５２、または図１０の前進ホイール１０５２を含みうるか、またはそれに対応し得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００は、遠位端および近位端を含み得るハウジング１１０５を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジング１１０５の遠位端は、ＩＶカテーテルデバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００のハウジング１１０５は、図１のハウジング１０５、図２のハウジング２０５、図３のハウジング３０５、図４のハウジング４０５、図５のハウジング５０５、図６のハウジング６０５、図７のハウジング７０５、図８のハウジング８０５、または図１０のハウジング１００５を含み得るか、またはそれに対応し得る。

いくつかの実施形態では、ハウジング１１０５の内面１１０７は、突起を含み得るハウジングストップ部材１１０９を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジングストップ部材１１０９は、第１の側面１１０９ａおよび第１の側面１１０９ａの反対側であり得る第２の側面１１０９ｂを含み得る。

いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２は、軸１１１１上で回転し得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２は、軸１１１１上で回転し得る突起またはロッド１１１０を含み得る。いくつかの実施形態では、軸１１１１は、第１のホイール１１０２の中心軸と整列され得る。いくつかの実施形態では、第２のホイール１１０４は、ロッド１１１０上に配置され、ロッド１１１０に対してスリップするように、および／またはロッド１１１０から独立して回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第２のホイール１１０４は、第１のホイール１１０２と共に、軸１１１１上に直接乗り得る。いくつかの実施形態では、軸１１１１は、ハウジング１１０５から内側に延び得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２および第２のホイール１１０４は、同じ軸を中心に回転し得、および／または第２のホイール１１０４は、第１のホイール１１０２内に配置され得る。

いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２の内面１１１３は、突起を含み得る第１のホイールストップ部材１１１５を含み得る。いくつかの実施形態では、ギャップは、ハウジングストップ部材１１０９と第１のホイールストップ部材１１１５との間に配置され得る。いくつかの実施形態では、第２のホイール１１０４は、ハウジングストップ部材１１０９と第１のホイールストップ部材１１１５との間のギャップを橋渡しするように構成され得るタブ１１１７を含み得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００は、プローブを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００のハウジングプローブは、図１のプローブ１５３、図２のプローブ２５３、図３のプローブ３５３、図４のプローブ４５３、図５のプローブ５５３、図６のプローブ６５３、図７のプローブ７５３、図８のプローブ８５３、または図１０のプローブ１０５３を含み得、またはそれに対応し得る。

いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２は、ハウジング１１０５の遠位端を通ってプローブを遠位方向に前進させるように回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２は、１回以上回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００は、例えば、図１１Ａに示されるように、第１の構成に配置され得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００が第１の構成に配置されることに応答して、タブ１１１７は、ハウジングストップ部材１１０９と第１のホイールストップ部材１１１５との間に配置され得、ハウジングストップ部材１１０９と第１のホイールストップ部材１１１５とに接触し得る。これらの実施形態では、タブ１１１７の第１の側面１１１７ａは、ハウジングストップ部材１１０９の第１の側面１１０９ａに接触し得、タブ１１１７の第２の側面１１１７ｂは、第１のホイールストップ部材１１１５の第１の側面１１１５ａに接触し得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００が第１の構成に配置されることに応答して、第１のホイール１１０２および／または第２のホイール１１０４は、ハウジングストップ部材１１０９に向かって第１の方向１１２１に回転することを防止され得るが、第１の方向１１２１の反対の第２の方向１１２３に回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２は、第２の方向に１回転以上回転するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００が第１の構成に配置されることに応答して、第１のホイール１１０２は、第１のホイールストップ部材１１１５がタブ１１１７に接触するまで、ハウジング１１０５および第２のホイール１１０４から独立して第２の方向１１２３に回転するように構成され得る。これらの実施形態では、第１のホイール１１０２は、第１のホイールストップ部材１１１５の第２の側面１１１５ｂがタブ１１１７の第１の側面１１１７ａに接触するまで、ハウジング１１０５および第２のホイール１１０４から独立して第１の方向１１２１とは反対の第２の方向１１２３に回転するように構成され得、タブ１１１７は、第２の側面１１１７ｂとしてタブ１１１７の反対側に配置され得る。これらの実施形態では、第１のホイール１１０２は、ハウジング１１０５および第２のホイール１１０４から独立してほぼ１回転を回転するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、プローブは、プローブ送達デバイス１１００が第１の構成にあることに応答して、後退位置または完全に後退位置にあり得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２が、第１のホイールストップ部材１１１５がタブ１１１７の第２の側面１１１７ｂに接触するまで、ハウジング１１０５および第２のホイール１１０４から独立して第２の方向１１２３に回転することに応答して、第１のホイール１１０２および第２のホイール１１０４は、プローブ送達デバイス１１００が第２の構成に配置されるまで、第２の方向１１２３に一緒にさらに回転するように構成される。これらの実施形態では、第１のホイール１１０２および第２のホイール１１０４は、ほぼ１回転一緒に回転するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、プローブは、プローブ送達デバイス１１００が第２の構成にあることに応答して、前進位置または完全に前進位置にあり得る。いくつかの実施形態では、第２の構成では、タブ１１１７は、ハウジングストップ部材１１０９と第１のホイールストップ部材１１１５との間に配置され得、ハウジングストップ部材１１０９と第１のホイールストップ部材１１１５とに接触し得る。これらの実施形態では、タブ１１１７の第２の側面１１１７ｂは、例えば、図１１Ｅに示されるように、ハウジングストップ部材１１０９の第２の側面１１０９ｂに接触し得、タブ１１１７の第１の側面１１１７ａは、第１のホイールストップ部材１１１５の第２の側面１１１５ｂに接触し得る。

いくつかの実施形態では、図１１Ｂは、第１の構成から独立して第２の方向１１２３に回転する第１のホイール１１０２を示す。いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２は、例えば、図１１Ｃに示されるように、第１のホイールストップ部材１１１５の第１の側面１１１５ａがタブ１１１７の第１の側面１１１７ａに接触するまで、第１の構成から独立して第２の方向１１２３に回転し得る。いくつかの実施形態では、図１１Ｄは、例えば、図１１Ｄに示されるように、第１のホイール１１０２および第２のホイール１１０４は第２の方向１１２３に一緒にさらに回転し得ることを示す。いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２および第２のホイール１１０４は、例えば、図１１Ｅに示されるように、タブ１１１７の第２の側面１１１７ｂがハウジングストップ部材１１０９の第２の側面１１０９ｂに接触するまで一緒に回転し得、第２の方向１１２３へのさらなる回転を防止する。

いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２は、第１の構成から第２の構成にほぼ２回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００は、それぞれが第１のホイール１１０２のほぼ別の完全な回転を可能にするために、第２のホイール１１０４と同様の方法で動作する１つまたは複数の別のホイールを有することが理解される。これらの実施形態では、１つまたは複数の別のホイールは、第２のホイール１１０４とハウジングストップ部材１１０９との間に配置され得る。

いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２は、ハウジング１１０５から延び得、これは、臨床医の指による第１のホイール１１０２の回転を容易にし得る。いくつかの実施形態では、プローブを前進させるために、臨床医は、ハウジング１１０５からハウジング１１０５の遠位端１１００ａに向かって、またはプローブを遠位に前進させるために、第２の方向１１２３に、露出した第１のホイール１１０２の部分を回転させ得る。いくつかの実施形態では、臨床医は、ハウジング１１０５から露出した第１のホイール１１０２の部分をハウジング１１０５の遠位端１１００ａから離れるか、または第１の方向１１２１に回転させて、プローブを近位に後退させることができる。

しかしながら、いくつかの実施形態では、ハウジングストップ部材１１０９および第１のホイールストップ部材１１１５の位置は逆転し得ることが理解される。これらの実施形態では、臨床医は、ハウジング１１０５から露出した第１のホイール１１０２の部分をハウジング１１０５の遠位端１１００ａから離れるか、または第１の方向１１２１に回転させてプローブを遠位に前進させ得、および／または臨床医は、ハウジング１１０５から露出した第１のホイール１１０２の部分をハウジング１１０５の遠位端１１００ａから離れるか、または第１の方向１１２１に回転させてプローブを近位に後退させ得る。いくつかの実施形態では、第１の構成におけるハウジングストップ部材１１０９、タブ１１１７、および第１のホイールストップ部材１１１５の位置は変化し得る。

いくつかの実施形態では、第１のホイール１１０２の回転または移動の開始および／または終了に戻り止めが存在するように、追加の幾何学形状を第１のホイール１１０２および／またはハウジング１１０５に追加することができる。いくつかの実施形態では、複数の戻り止めは、第２のホイール１１０４に対して作用し得、第２のホイール１１０４は、１つの戻り止めが一度に作用することを可能にするために軸方向にスライドし得る。追加の幾何学形状は、一方のランプが他方のランプよりも先に作用するように奨励するために、異なるランプ角度を含み得る。追加の幾何学形状の例を図１２に示す。

図１２Ａ～１２Ｋは、いくつかの実施形態による、プローブ送達デバイス１２００の別の例を示す。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００は、１つまたは複数のフィーチャおよび／または動作に関して、プローブ送達デバイス１００、プローブ送達デバイス２００、プローブ送達デバイス３００、プローブ送達デバイス４００、プローブ送達デバイス５００、プローブ送達デバイス６００、プローブ送達デバイス７００、プローブ送達デバイス８００、プローブ送達デバイス９００、およびプローブ送達デバイス１０００、およびプローブ送達デバイス１１００のうちの１つまたは複数に類似または同一であり得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００は、図１２Ａ／１２Ｂの位置から、図１２Ｃ／１２Ｄ、図１２Ｅ／１２Ｆ、図１２Ｇ、図１２Ｈ／１２Ｉ、図１２Ｊ／１２Ｋへと移動され得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００は、第１のホイール１２０２および第２のホイール１２０４を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００の第１のホイール１２０２は、図１の前進ホイール１５２、図１のスプール１５５、図２のスプール２５１、図３のスプール３５１、図４のスプール４５１、図５の前進ホイール５５２、図５の第１のガイドホイール５５５、図６のピニオン６５５、図７の前進ホイール７５２、図１０の前進ホイール１０５２、または図１１の第１のホイール１１０２を含み得るか、またはそれに対応し得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００は、遠位端および近位端を含み得るハウジング１２０５を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジング１２０５の遠位端は、静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００のハウジング１２０５は、図１のハウジング１０５、図２のハウジング２０５、図３のハウジング３０５、図４のハウジング４０５、図５のハウジング５０５、図６のハウジング６０５、図７のハウジング７０５、図８のハウジング８０５、または図１０のハウジング１００５、または図１１のハウジング１１０５を含み得るか、またはそれに対応し得る。

いくつかの実施形態では、ハウジング１２０５の内面１２０７は、突起を含み得るハウジングストップ部材１２０９を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジングストップ部材１２０９は、第１の側面１２０９ａおよび第２の側面１２０９ｂを含み得、これは、第１の側面１２０９ａの反対側であり得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００は、軸１２１１を含み得、第１のホイール１２０２は、軸１２１１と回転するように構成され得、軸１２１１は、第１のホイール１２０２と同心であり得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール１２０２の内面１２１３は、突起を含み得る第１のホイールストップ部材１２１５を含み得る。いくつかの実施形態では、ギャップは、ハウジングストップ部材１２０９と第１のホイールストップ部材１２１５との間に配置され得る。いくつかの実施形態では、第２のホイール１２０４は、ハウジングストップ部材１２０９と第１のホイールストップ部材１２１５との間のギャップを橋渡しするように構成されたタブ１２１７を含み得る。いくつかの実施形態では、第２のホイール１２０４は、軸１２１１上に配置され得る。いくつかの実施形態では、第２のホイール１２０４は、軸１２１１と共に回転し、軸１２１１に沿って軸方向に移動するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００は、プローブを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００は、プローブを含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１１００のハウジングプローブは、図１のプローブ１５３、図２のプローブ２５３、図３のプローブ３５３、図４のプローブ４５３、図５のプローブ５５３、図６のプローブ６５３、図７のプローブ７５３、図８のプローブ８５３、または図１０のプローブ１０５３を含み得、またはそれに対応し得る。いくつかの実施形態では、プローブは、ニッケルチタンまたは別の適切な材料で構成されたワイヤを含み得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール１２０２は、ハウジング１２０５の遠位端を通ってプローブ１２１９を遠位方向に前進させるように回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール１２０２は、１回以上回転するように構成され得る。

いくつかの実施形態では、ハウジング１２０５の内面１２０７は、ハウジング戻り止め１２２５を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジング１２０５の内面１２０７は、ハウジング傾斜面１１２７を含み得る。いくつかの実施形態では、ハウジング戻り止め１２２５は、ハウジングストップ部材１２０９とハウジング傾斜面１２２７との間に配置され得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール１２０２の内面１２１３は、第１のホイール戻り止め１２２９を含み得る。いくつかの実施形態では、内面１２１３は、第１のホイール傾斜面１２３１を含み得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール戻り止め１２２９は、第１のホイールストップ部材１２１５と第１のホイール傾斜面１２３１との間に配置され得る。

いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００が第１の構成に配置されることに応答して、タブ１２１７は、ハウジング戻り止め１２２５、第１のホイール戻り止め１２２９、および第１のホイール１２０２内に配置され得る。これらの実施形態では、第１のホイール１２０２は、第１の方向１２２１に回転することを防止され得るが、第１の方向１２２１に反対する第２の方向１２２３に回転するように構成され得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール１２０２は、第２の方向１２２３に１回転以上回転するように構成されて得る。いくつかの実施形態では、ハウジング戻り止め１２２５は、第１の構成において、第１のホイール戻り止め１２２９の反対側に配置され得る。

いくつかの実施形態では、第１のホイール１２０２は、第２の方向１２２３に回転して、プローブをハウジング１２０５の遠位端を通って遠位方向に前進させるように構成され得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール１２０２が第１の構成から第２の方向に回転することに応答して、タブ１２１７は、タブ１２１７がハウジング戻り止め１２２５から取り外される前に、第１のホイール戻り止め１２２９から取り外され得る。これらの実施形態では、タブ１２１７は、タブ１２１７が第１のホイール１２０２の内面１２１３に向かってスライドすることに応答して、ハウジング戻り止め１２２５から取り外され得る。いくつかの実施形態では、ハウジング戻り止め１２２５は、第１のホイール戻り止め１２２９よりも浅くなり得、またはタブ１２１７がハウジング戻り止め１２２５から傾斜するための浅い角度を有し得るため、タブ１２１７は、タブ１２１７がハウジング戻り止め１２２５から取り外される前に、第１のホイール戻り止め１２２９から取り外され得る。

いくつかの実施形態では、ハウジング傾斜面１２２７は、ハウジング戻り止め１２２５に向かって傾斜し得る。いくつかの実施形態では、第１のホイール傾斜面１２３１は、第１のホイール戻り止め１２２９に向かって傾斜し得る。いくつかの実施形態では、ハウジング傾斜面１２２７および第１のホイール傾斜面１２３１は、異なる方向に傾斜し得る。

いくつかの実施形態では、ハウジング１２０５の内面１２０７は、別のハウジング戻り止め１２３３および／または別のハウジング傾斜面１２３５を含み得る。いくつかの実施形態では、別のハウジング戻り止め１２３３は、ハウジングストップ部材１２０９と別のハウジング傾斜面１２３５との間、およびハウジング戻り止め１２２５としてハウジングストップ部材１２０９の反対側に配置され得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００が第２の構成に配置されることに応答して、タブ１２１７は、別のハウジング戻り止め１２３３および別の第１のホイール戻り止め１２３９内に配置され得る。

いくつかの実施形態では、第１のホイール１２０２は、第１の構成から第２の構成に回転するように構成され得、タブ１２１７は、第２の構成の別のハウジング戻り止め１２３３および別の第１のホイール戻り止め１２３９内に配置され得る。いくつかの実施形態では、第１の構成から第２の構成に移動するために、タブ１２１７は、ハウジングストップ部材１２０９に接触し得る。いくつかの実施形態では、タブ１２１７がハウジングストップ部材１２０９に接触し、第１のホイール１２０２が第２の方向にさらに回転することに応答して、タブ１２１７は、別の第１のホイール傾斜面１２３７に沿って移動し得、別の第１のホイール傾斜面１２３７によって、ハウジング１２０５の内面１２０７に向かって、別のハウジング戻り止め１２３３に押し込まれ得る。

いくつかの実施形態では、タブ１２１７がハウジング戻り止め１２２５、別のハウジング戻り止め１２３３、および第１のホイール戻り止め１２２９にスナップイン（snap in）および／またはスナップアウト（snap out）し得るとき、これは、移動または回転に対する抵抗を提供し得る。いくつかの実施形態では、ハウジング傾斜面１２２７、第１のホイール傾斜面１２３１、および別のハウジング傾斜面１２３５のうちの１つ以上は、タブ１２１７および第２のホイール１２０４の誘導を容易にし得、第２のホイール１２０４を軸１２１１に沿って軸方向に移動させ得る。

いくつかの実施形態では、第１のホイール１２０２および第２のホイール１２０４が第１の構成から第２の構成に第２の方向１２２３に移動することに応答して、タブ１２１７は、ハウジングストップ部材１２０９に接触し得る。いくつかの実施形態では、タブ１２１７がハウジングストップ部材１２０９に接触し、第１のホイール１２０２が第２の方向１２２３にさらに回転することに応答して、タブ１２１７は、別の第１のホイール傾斜面１２３７に沿って移動し得、別の第１のホイール傾斜面１２３７によって別のハウジング戻り止め１２３３に押し込まれる。いくつかの実施形態では、タブ１２１７が別のハウジング戻り止め１２３３に挿入されるとき、タブ１２１７は、別の第１のホイール戻り止め１２３９にスナップし得る。いくつかの実施形態では、別の第１のホイール傾斜面１２３１は、第１のホイール戻り止め１２２９に向かって傾斜してもよく、タブ１２１７の誘導を容易にし得る。

いくつかの実施形態では、図１２に示されるように、ハウジング１２０５の内面１２０７は、別のハウジング戻り止め１２３３を含み得る。いくつかの実施形態では、プローブ送達デバイス１２００は、タブ１２１７が第１のホイール戻り止め１２２９からスナップアウトする前に、最初にハウジング戻り止め１２２５からスナップアウトするように修正され得ることが理解される。これらの実施形態では、第１のホイール１２０２は、別のハウジング戻り止め１２３３および／または別の傾斜面１２３５を含み得、これは、第１のホイール戻り止め１２２９として第１のホイールストップ部材１２１５の反対側に配置され得る。これらの実施形態では、図１２に示されるハウジング傾斜面１２２７、別の傾斜面１２３５、ハウジングストップ部材１２０９、ハウジング戻り止め１２２５、ストップ部材、および別のハウジング戻り止め１２３３のうちの１つまたは複数の内面１２０７上の特定の構成は、代わりに、第１のホイール１２０２の内面に配置され得る。これらの実施形態では、第１のホイール傾斜面１２３１、別の第１のホイール傾斜面１２３７、第１のホイールストップ部材１２１５、第１のホイール戻り止め１２２９、および別の第１のホイール戻り止め１２３９のうちの１つ以上は、代わりに、ハウジング１２０５の内面１２０７上に配置され得る。いくつかの実施形態では、第２の構成では、タブ１２１７は、第１のホイールおよびハウジング戻り止めおよび第１のホイール戻り止めのうちの１つの内面１２１３上の別のハウジング戻り止め１２３３内に配置され得る。これらおよび他の実施形態では、第１の方向１２２１および第２の方向１２２３は、逆転され得る。

本明細書で記載されるすべての例示および条件付き文言は、本技術を促進するために、読者が本発明および本発明者によって提供される概念を理解することの助けとなるような教育的目的を意図しており、その具体的に列挙されている例示および条件に限定されないものとして解釈されるべきである。本発明の実施形態について詳細に説明されているが、本発明の精神および範囲から逸脱することなく、さまざまな変更、置換、および改変が本明細書にされ得ることを理解されたい。

Claims (20)

1. プローブ送達デバイスであって、
   遠位端および近位端を備えるハウジングであって、前記遠位端は、静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され、前記ハウジングは、ストップ部材を備える、ハウジングと、
   前記ハウジング内に配置されたスプールと、
   前記スプールの周りに巻かれたプローブと、
   前進ホイールであって、前記前進ホイールが前記ハウジングから延び、前記前進ホイールが回転されることに応答して、前記スプールが回転して、前記プローブを前記ハウジングの前記遠位端を通って前進させ、前記前進ホイールが、前記ストップ部材に接触し、前記前進ホイールの完全な１回転以上の回転を停止するように構成された別のストップ部材を備える、前進ホイールと、
   を備える、プローブ送達デバイス。
2. 前記ストップ部材は突起を備え、前記別のストップ部材は別の突起を含む、請求項１に記載のプローブ送達デバイス。
3. 前記ハウジングは、前記ハウジングの前記遠位端および前記近位端を通って延びる流体経路をさらに備える、請求項１に記載のプローブ送達デバイス。
4. 前記ハウジングは、前記スプールから前記流体経路に延びるプローブチャネルをさらに備える、請求項２に記載のプローブ送達デバイス。
5. 前記プローブチャネルを前記流体経路から隔離するシールをさらに備え、前記プローブが前記シールを通って延びる、請求項３に記載のプローブ送達デバイス。
6. 前記ハウジングの前記近位端がルアーコネクタを備える、請求項３に記載のプローブ送達デバイス。
7. プローブ送達デバイスであって、
   遠位端および近位端を備えるハウジングであって、前記遠位端は、静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され、前記ハウジングの内面は、ハウジングストップ部材を備える、ハウジングと、
   第１のホイールであって、前記第１のホイールの内面が第１のホイールストップを備える、第１のホイールと、
   第２のホイールであって、前記第２のホイールはタブを備え、前記プローブ送達デバイスが第１の構成に配置されることに応答して、前記第１のホイールおよび前記第２のホイールは、第１の方向に回転することを防止されるが、前記第１の方向と反対の第２の方向に回転するように構成され、前記第１のホイールは、前記第２の方向に１回転以上回転するように構成される、第２のホイールと、
   を備える、プローブ送達デバイス。
8. 前記プローブ送達デバイスが第１の構成に配置されることに応答して、ギャップが前記ハウジングストップと前記第１のホイールストップとの間に配置され、前記タブが前記ハウジングストップと前記第１のホイールストップとの間の前記ギャップを橋渡しする、請求項７に記載のプローブ送達デバイス。
9. 前記プローブ送達デバイスが前記第１の構成に配置されることに応答して、前記タブは、前記ハウジングストップ部材と前記第１のホイールストップ部材との間に配置され、前記ハウジングストップ部材および前記第１のホイールストップ部材に接触し、前記プローブ送達デバイスが前記第１の構成に配置されることに応答して、前記第１のホイールは、前記第１のホイールストップ部材が前記タブに接触するまで、前記ハウジングおよび前記第２のホイールから独立して前記第２の方向に回転するように構成される、請求項７に記載のプローブ送達デバイス。
10. 前記プローブは、前記プローブ送達デバイスが前記第１の構成にあることに応答して、完全に後退された位置にある、請求項９に記載のプローブ送達デバイス。
11. 前記第１のホイールストップ部材が前記タブに接触するまで、前記第１のホイールが前記ハウジングおよび前記第２のホイールから前記第２の方向に独立して回転することに応答して、前記第１のホイールおよび前記第２のホイールは、前記プローブ送達デバイスが第２の構成に配置されるまで、前記第２の方向に一緒にさらに回転するように構成され、前記第２の構成では、前記タブは、前記ハウジングストップ部材と前記第１のホイールストップ部材との間に配置され、前記ハウジングストップ部材および前記第１のホイールストップ部材に接触する、請求項９に記載のプローブ送達デバイス。
12. 前記プローブ送達デバイスが前記第２の構成にあることに応答して、前記プローブが完全に前進した位置にある、請求項１１に記載のプローブ送達デバイス。
13. 前記第１のホイールは、前記第２の方向に回転して、前記プローブを前記ハウジングの前記遠位端を通って遠位方向に前進させるように構成される、プローブをさらに備える、請求項１１に記載のプローブ送達デバイス。
14. プローブ送達デバイスであって、
    遠位端および近位端を備えるハウジングであって、前記遠位端は、静脈内カテーテルデバイスに結合するように構成され、前記ハウジングの内面は、ハウジングストップ部材およびハウジング戻り止めを備える、ハウジングと、
    軸と、
    前記軸と共に回転するように構成された第１のホイールであって、前記第１のホイールの内面が、第１のホイールストップ部材および第１のホイール戻り止めを備える、第１のホイールと、
    前記軸上に配置され、前記軸と共に回転し、前記軸に沿って軸方向に移動するように構成された第２のホイールであって、前記第２のホイールは、タブを備え、前記プローブ送達デバイスが第１の構成に応答して、前記タブは、前記ハウジング戻り止めおよび前記第１のホイール戻り止め内に配置され、前記第１のホイールは、第１の方向に回転することを防止されるが、前記第１の方向と反対の第２の方向に回転するように構成され、前記第１のホイールは、前記第２の方向に１回転以上回転するように構成される、第２のホイールと、
    を備える、プローブ送達デバイス。
15. 前記第１のホイールは、プローブであって、前記第２の方向に回転して、前記プローブを前記ハウジングの前記遠位端を通って遠位方向に前進させるように構成されるプローブをさらに備える、請求項１４に記載のプローブ送達デバイス。
16. 前記第１のホイールが前記第１の構成から前記第２の方向に回転することに応答して、前記タブが前記ハウジング戻り止めから取り外される前に、前記タブが前記第１のホイール戻り止めから取り外され、前記タブが前記第１のホイールの前記内面に向かってスライドすることに応答して、前記ハウジング戻り止めから取り外される、請求項１４に記載のプローブ送達デバイス。
17. 前記ハウジングの前記内面は、別のハウジング戻り止めをさらに含み、前記第１のホイールの前記内面は、第１のホイール傾斜面および別の第１のホイール傾斜面をさらに含み、前記第１のホイール戻り止めは、前記第１のホイールストップ部材と前記第１のホイール傾斜面との間に配置され、前記別の第１のホイール戻り止めは、前記第１のホイールストップ部材と前記別の第１のホイール傾斜面との間に配置され、前記第１のホイール傾斜面は、前記第１のホイール戻り止めに向かって傾斜し、前記別の第１のホイール傾斜面は、前記別の第１のホイール戻り止めに向かって傾斜し、前記第１のホイールは、前記第１の構成から第２の構成に回転するように構成され、前記タブは、前記第２の構成で前記別のハウジング戻り止めおよび前記別の第１のホイール戻り止め内に配置され、前記第１の構成から前記第２の構成に移動するために、前記タブは、前記ハウジングストップ部材に接触し、前記タブが前記ハウジングストップ部材に接触すること、および、第２の方向への第１のホイールのさらなる回転に応答して、前記タブは、前記別の第１のホイール傾斜面に沿って移動し、前記別の第１のホイール傾斜面によって、前記ハウジングの内面に向かって、前記別のハウジング戻り止めに押し込まれる、請求項１４に記載のプローブ送達デバイス。
18. 前記ハウジングの前記内面は、ハウジング傾斜面および別のハウジング傾斜面をさらに含み、前記ハウジング戻り止めは、前記ハウジングストップ部材と前記ハウジング傾斜面との間に配置され、前記別のハウジング戻り止めは、前記ハウジングストップ部材と前記別のハウジング傾斜面との間に配置され、前記ハウジング戻り止めとして前記ハウジングストップ部材の反対側に配置される、請求項１７に記載のプローブ送達デバイス。
19. 前記ハウジング傾斜面が前記ハウジング戻り止めに向かって傾斜し、前記第１のホイール傾斜面が前記第１のホイール戻り止めに向かって傾斜し、前記ハウジング傾斜面および前記第１のホイール傾斜面が異なる方向に傾斜する、請求項１８に記載のプローブ送達デバイス。
20. 前記ハウジング戻り止めは、前記第１の構成において前記第１のホイール戻り止めの反対側に配置される、請求項１４に記載のプローブ送達デバイス。

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