JP2024500542A - ポリシー競合管理方法、装置、およびシステム - Google Patents

ポリシー競合管理方法、装置、およびシステム Download PDF

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Abstract

本出願は、通信分野に関し、特に、ポリシー競合管理方法、装置、およびシステムに関する。本方法は、第1のコントローラに適用され、第1のポリシー情報を受信するステップであって、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ステップと、第1のポリシー情報と第2のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したことを検出するステップであって、第2のポリシー情報は、UEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシー、または第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された第1の決定結果を含む、ステップと、第2の決定結果を取得するために、第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うステップと、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素が第2の決定結果を実行するようにするために、第2の決定結果をRANネットワーク要素に送信するステップとを含む。したがって、本出願は、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証し、ポリシー実行成功率を改善する。

Description

本出願は、2020年12月28日に世界知的所有権機関の特許協力条約によって出願された、「ポリシー競合管理方法、装置、およびシステム」と題されたPCT国際特許出願第PCT／CN2020／139884号の優先権を主張するものであり、その全体は、参照によりここに組み込まれる。
本出願は、通信技術の分野に関し、特に、ポリシー競合管理方法、装置、およびシステムに関する。
無線ネットワーク技術の発展に伴い、自動化およびインテリジェンスは、将来の無線ネットワークの重要な発展方向と考えられている。例えば、図1に示されているオープン無線アクセスネットワークは、無線ネットワークの自動化およびインテリジェンスを実施するために、AI（Artificial Intelligence、人工知能）またはML（Machine Learning、機械学習）などの技術に基づいてRAN（Radio Access Network、無線アクセスネットワーク）ネットワークを再構築する。図1の無線アクセス管理コントローラは、UE（User Equipment、ユーザ機器）のためのポリシーを構成し得る。
現在の無線モバイルネットワークでは、UEレベルのポリシーまたはUEグループレベルのポリシーがコアネットワークによって構成され、UEアクセスまたはセッションアクセス手順では、コアネットワークは対応するポリシーをRANに送信する。RANネットワーク要素は、対応するポリシー情報に基づいて対応する無線リソース割り当ておよびパラメータ構成を実行する。
しかしながら、オープン無線アクセスネットワークでは、無線アクセス管理コントローラによって構成されたUEポリシーとコアネットワークによって構成されたUEポリシーとの間でポリシー競合が発生し得る。現在、ポリシー競合を解決するための最適化ソリューションはない。
本出願の実施形態は、事前対応型の予防的ポリシー競合処理またはポリシー競合フィードバック処理などの異なる実施態様を使用してポリシー競合を回避するために、ポリシー競合管理方法、装置、およびシステムを提供する。
第1の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理方法を提供する。本方法は、第1のコントローラに適用され、
第1のポリシー情報を受信するステップであって、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ステップと、
第1のポリシー情報と第2のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したことを検出するステップであって、第2のポリシー情報は、UEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシー、または第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された第1の決定結果を含む、ステップと、
第2の決定結果を取得するために、第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うステップと、
無線アクセスネットワークRANネットワーク要素が第2の決定結果を実行するようにするために、第2の決定結果をRANネットワーク要素に送信するステップと
を含む。
言い換えれば、本方法では、第1のコントローラは、ポリシー競合を検出することを担当する。ポリシー競合を検出したとき、第1のコントローラは、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行い得る。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証し、ポリシー実行成功率を改善する。
本方法における第1のポリシーは、UEサブスクリプション情報またはQoSなどの情報を含み得る。
本方法における第2のポリシーは、ポリシータイプ、ポリシー適用オブジェクト（Scope）、およびポリシーターゲットなどの情報を含み得る。
可能な実施態様では、第1のポリシー情報を受信するステップは、
RANネットワーク要素を介して第1のポリシー情報を受信するステップ
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、第1のコントローラは、シグナリングプレーンを使用してUEのポリシー情報を取得し、ポリシー決定フェーズでポリシー競合を検出して、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し得る。
可能な実施態様では、RANネットワーク要素を介して第1のポリシー情報を受信するステップは、
UEのサブスクリプション情報を求める第1のサブスクリプション要求メッセージをRANネットワーク要素に送信するステップと、
RANネットワーク要素から第1のサブスクリプション応答メッセージを受信するステップであって、第1のサブスクリプション応答メッセージは第1のポリシー情報を含む、ステップと
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、ポリシー競合が発生したときに生成される不要なシグナリングメッセージ相互作用を回避するために、ポリシー競合検出をサポートするように新しいパラメータ特徴がシグナリングプレーンに追加され得る
この実施態様における第1のサブスクリプション要求メッセージは、UE識別子およびサブスクリプション情報タイプ（Subscription info type）を含み得る。UE識別子は、要求されたサブスクリプション情報のターゲットUEを識別するために使用される。UE識別子の値は、RNTI（Radio Network Temporary Identifier、無線ネットワーク一時識別子）、5G－GUTI（Globally Unique Temporary Identifier、グローバル一意一時識別子）、およびIMEI（International Mobile Equipment Identify、国際モバイル機器アイデンティティ）などのうちの1つであってもよい（これは、これらのタイプに限定されず、別のUE識別子であってもよい）。サブスクリプション情報タイプ（Subscription info type）は、要求されたサブスクリプション情報のタイプを示す。サブスクリプション情報タイプの値は、RRM（Radio Resource Management、無線リソース管理）ポリシー（RRM Policy）、サービスエリア制限（Service Area Restrictions）、CSG（Closed Subscriber Group、クローズドサブスクライバグループ）、およびCAG（Closed Access Group、クローズドアクセスグループ）のうちの1つ以上であってもよい（これは、これらのタイプに限定されず、別のサブスクライブされた位置情報ポリシーであってもよい）。
この実施態様における第1のサブスクリプション応答メッセージは、UE識別子と、サブスクリプション要求のポリシー情報の特定のパラメータ情報、例えば、RRMポリシー、サービスエリア制限（Service Area Restrictions）、CSG、およびCAGのうちの1つ以上とを含んでもよい（これは、これらのタイプに限定されず、別のサブスクライブされた位置情報ポリシーであってもよい）。
可能な実施態様では、本方法は、
第2のコントローラから第1のポリシーインスタンス作成メッセージを受信するステップであって、第1のポリシーインスタンス作成メッセージは第2のポリシーを含む、ステップ
をさらに含む。
言い換えれば、この実施態様では、第2のコントローラは、第2のポリシーを構成し、第2のポリシーを第1のコントローラに送信することを担当し得る。第1のコントローラは、ポリシー競合を検出することを担当する。ポリシー競合を検出したとき、第1のコントローラは、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行い得る。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証し、ポリシー実行成功率を改善する。
この実施態様における第1のポリシーインスタンス作成メッセージは、ポリシータイプ（Policy Type）、ポリシーターゲット、およびポリシー適用オブジェクト（Scope）などの情報を含み得る。
ポリシーターゲットは、QoE（Quality of Experience、体感品質）ターゲット、すなわちQoE Targetであってもよい。ポリシー適用オブジェクト（Scope）は、UE識別子リスト（UE id list）およびUEグループ識別子（UE group id）などのうちの1つであってもよい。例えば、UEグループ識別子は、QCI（Quality of Service Class Identifier、サービス品質クラス識別子）、スライス識別子（slice id）、および位置エリアなどのUEグループの属性特徴識別子であってもよい。
例えば、Policyポリシーは、サービスオフロードポリシー、特定のタイプのサービスであってもよく、現在のサービングセルのQoEがUEのQoEターゲットを満たすことができないとき、UEは、サービスのQoEを満たすターゲットセルにハンドオーバされる。サービスオフロードポリシーはポリシータイプであり、特定のタイプのサービスはポリシー適用オブジェクト（Scope）であり、QoEターゲットはポリシーターゲットである。
可能な実施態様では、本方法は、
第2のコントローラを介して第1のポリシー情報を受信するステップ
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、第1のコントローラは、管理プレーンインターフェースサービスを使用してUEのポリシー情報を取得し、ポリシー決定フェーズでポリシー競合を検出して、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し得る。
可能な実施態様では、第2のコントローラを介して第1のポリシー情報を受信するステップは、
第2のコントローラから第2のポリシーインスタンス作成メッセージを受信するステップであって、第2のポリシーインスタンス作成メッセージは、第1のポリシー情報および第2のポリシーを含み、第1のポリシー情報は、運用、管理、および保守OAMエンティティを介してコアネットワークから第2のコントローラによって受信された情報である、ステップ
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、第2のコントローラは、第2のポリシーを構成し、第2のポリシーを第1のコントローラに送信するときに第1のポリシー情報を第1のコントローラに送信することを担当し得る。このようにして、第1のコントローラは、ポリシー競合を検出することを担当する。ポリシー競合を検出したとき、第1のコントローラは、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行い得る。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証し、ポリシー実行成功率を改善する。
この実施態様における第2のポリシーインスタンス作成メッセージ内の第1のポリシー情報は、サブスクリプション情報リスト（subscriptionInfo list）情報であり得る。
可能な実施態様では、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラである。
言い換えれば、この実施態様では、無線アクセス管理コントローラは、第2のポリシーを構成することを担当する。無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー競合を検出することを担当する。ポリシー競合を検出したとき、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行い得る。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証し、ポリシー実行成功率を改善する。
可能な実施態様では、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。
言い換えれば、この実施態様では、無線アクセス管理コントローラは、第2のポリシーを構成し、ポリシー競合を検出することを担当する。ポリシー競合を検出したとき、無線アクセス管理コントローラは、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行い得る。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証し、ポリシー実行成功率を改善する。
可能な実施態様では、第1のポリシー情報を受信するステップは、
OAMエンティティを介して第1のポリシー情報を受信するステップ
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、無線アクセス管理コントローラは、管理プレーンインターフェースサービスを使用してUEのポリシー情報を取得し、ポリシー決定フェーズでポリシー競合を検出して、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し得る。
可能な実施態様では、OAMエンティティを介して第1のポリシー情報を受信するステップは、
OAMエンティティを介してUEのサブスクリプション情報を求める第2のサブスクリプション要求メッセージをコアネットワークに送信するステップと、
OAMエンティティを介してコアネットワークから第2のサブスクリプション応答メッセージを受信するステップであって、第2のサブスクリプション応答メッセージは第1のポリシー情報を含む、ステップと
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、無線アクセス管理コントローラは、ポリシー競合が最適化されるときに生成される不要なシグナリングメッセージ相互作用を回避するために、ポリシー競合検出をサポートするように新しいパラメータ特徴を管理プレーンインターフェースに追加し得る。
この実施態様における第2のサブスクリプション要求メッセージは、UEグループ識別子（UE group id）、サブスクリプション情報タイプ（Subscription info type）、および情報更新通知（InfoUpdateNotify Indication）を含み得る。サブスクリプション情報タイプ（Subscription info type）は、要求されたサブスクリプション情報のタイプを示し、サブスクリプション情報タイプの値は、RRMポリシー（RRM Policy）、サービスエリア制限（Service Area Restrictions）、CSG、およびCAGなどのうちの1つ以上であってもよい（これは、これらのタイプに限定されず、別のサブスクライブされた位置情報ポリシーであってもよい）。UEグループ識別子は、QCI（Quality of Service Class Identifier、サービス品質クラス識別子）、スライス識別子（slice id）、および位置エリアなどのUEグループの属性特徴識別子であってもよい。情報更新通知（InfoUpdateNotify Indication）は、情報更新通知にサブスクライブするために使用される。具体的には、UEサブスクリプション情報またはQoSが変化したとき、コアネットワーク要素は、情報更新を開始し、更新された最新のポリシー情報を無線アクセス管理コントローラに通知するようにトリガされる。
可能な実施態様では、第1のポリシー情報を受信するステップは、
RANネットワーク要素を介して第1のポリシー情報を受信するステップ
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、無線アクセス管理コントローラは、シグナリングプレーンを使用してUEのポリシー情報を取得し、ポリシー決定フェーズでポリシー競合を検出して、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し得る。
可能な実施態様では、RANネットワーク要素を介して第1のポリシー情報を受信するステップは、
無線インテリジェント管理コントローラを介してUEのサブスクリプション情報を求める第3のサブスクリプション要求メッセージをRANネットワーク要素に送信するステップと、
無線インテリジェント管理コントローラを介してRANネットワーク要素から第3のサブスクリプション応答メッセージを受信するステップであって、第3のサブスクリプション応答メッセージは第1のポリシー情報を含む、ステップと
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、無線アクセス管理コントローラは、ポリシー競合が発生したときに生成される不要なシグナリングメッセージ相互作用を回避するために、ポリシー競合検出をサポートするように新しいパラメータ特徴をシグナリングプレーンに追加し得る。
この実施態様における第3のサブスクリプション要求メッセージは、UE識別子およびサブスクリプション情報タイプ（Subscription info type）を含み得る。UE識別子は、要求されたサブスクリプション情報のターゲットUEを識別するために使用される。UE識別子の値は、RNTI、5G－GUTI、およびIMEIなどのうちの1つであってもよい（これは、これらのタイプに限定されず、別のUE識別子であってもよい）。サブスクリプション情報（Subscription info）は、要求されたサブスクリプション情報を示す。サブスクリプション情報の値は、RRMポリシー（RRM Policy）、サービスエリア制限（Service Area Restrictions）、CSG、およびCAGのうちの1つ以上であってもよい（これは、これらのタイプに限定されず、別のサブスクライブされた位置情報ポリシーであってもよい）。
この実施態様における第3のサブスクリプション応答メッセージは、UE識別子、およびサブスクリプション要求のポリシー情報の特定のパラメータ情報、例えば、RRMポリシー、サービスエリア制限（Service Area Restrictions）、CSG、およびCAGのうちの1つ以上を含んでもよい（これは、これらのタイプに限定されず、別のサブスクライブされた位置情報ポリシーであってもよい）。
第2の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理方法を提供する。本方法は、第1のコントローラに適用され、
無線アクセスネットワークRANネットワーク要素から第1のメッセージを受信するステップであって、第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報と、UE識別子と、第1のポリシー情報とを含み、ポリシー競合指示情報は、第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示し、第1のポリシー情報は、UE識別子に対応するUEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含み、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、UE識別子に対応するUEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ステップと、
第2の決定結果を取得するために、第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うステップと、
RANネットワーク要素が第2の決定結果を実行するようにするために、第2の決定結果をRANネットワーク要素に送信するステップと
を含む。
言い換えれば、本方法では、RANネットワーク要素は、ポリシー競合を検出し、ポリシー競合を検出したときにポリシー競合を報告することを担当する。第1のコントローラは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避するために、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うことを担当する。特に、RANネットワーク要素は、ポリシー競合検出をサポートするように拡張され、無線アクセスインテリジェントコントローラは、あまり不要でないUE情報を取得し、データ取得のためのインターフェースリソースの消費を低減するように、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得する際にサポートされる。
可能な実施態様では、本方法は、
第2のコントローラからポリシーインスタンス作成メッセージを受信するステップであって、ポリシーインスタンス作成メッセージは第2のポリシーを含む、ステップ
をさらに含む。
言い換えれば、この実施態様では、RANネットワーク要素はポリシー競合を検出することを担当する。第2のコントローラは、第2のポリシーを構成し、第2のポリシーを第1のコントローラに送信することを担当し得る。第1のコントローラは、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うことを担当する。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。特に、RANネットワーク要素は、ポリシー競合検出をサポートするように拡張され、無線アクセスインテリジェントコントローラは、あまり不要でないUE情報を取得し、データ取得のためのインターフェースリソースの消費を低減するように、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得する際にサポートされる。
可能な実施態様では、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラである。
言い換えれば、この実施態様では、RANネットワーク要素はポリシー競合を検出することを担当する。無線アクセス管理コントローラは、第2のポリシーを構成することを担当する。無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うことを担当する。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。特に、RANネットワーク要素は、ポリシー競合検出をサポートするように拡張され、無線アクセスインテリジェントコントローラは、あまり不要でないUE情報を取得し、データ取得のためのインターフェースリソースの消費を低減するように、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得する際にサポートされる。
可能な実施態様では、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。
言い換えれば、この実施態様では、RANネットワーク要素はポリシー競合を検出することを担当する。無線アクセス管理コントローラは、第2のポリシーを構成し、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うことを担当する。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。特に、RANネットワーク要素は、ポリシー競合検出をサポートするように拡張され、無線アクセスインテリジェントコントローラは、あまり不要でないUE情報を取得し、データ取得のためのインターフェースリソースの消費を低減するように、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得する際にサポートされる。
第3の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理方法を提供する。本方法は、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素に適用され、
コアネットワークから第1のポリシー情報を受信するステップであって、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ステップと、
第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを検出するステップであって、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ステップと、
第1のメッセージを第1のコントローラに送信するステップであって、第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報と、UEのUE識別子と、第1のポリシー情報とを含み、ポリシー競合指示情報は、第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示す、ステップと、
第1のコントローラから第2の決定結果を受信するステップであって、第2の決定結果は、第1のコントローラが第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果である、ステップと、
第2の決定結果を実行するステップと
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、RANネットワーク要素はポリシー競合を検出することを担当する。第2のコントローラは、第2のポリシーを構成し、第2のポリシーを第1のコントローラに送信することを担当し得る。第1のコントローラは、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うことを担当する。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。特に、RANネットワーク要素は、ポリシー競合検出をサポートするように拡張され、無線アクセスインテリジェントコントローラは、あまり不要でないUE情報を取得し、データ取得のためのインターフェースリソースの消費を低減するように、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得する際にサポートされる。
可能な実施態様では、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラである。
言い換えれば、この実施態様では、RANネットワーク要素はポリシー競合を検出することを担当する。無線アクセス管理コントローラは、第2のポリシーを構成することを担当する。無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うことを担当する。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。特に、RANネットワーク要素は、ポリシー競合検出をサポートするように拡張され、無線アクセスインテリジェントコントローラは、あまり不要でないUE情報を取得し、データ取得のためのインターフェースリソースの消費を低減するように、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得する際にサポートされる。
可能な実施態様では、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。
言い換えれば、この実施態様では、RANネットワーク要素はポリシー競合を検出することを担当する。無線アクセス管理コントローラは、第2のポリシーを構成し、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うことを担当する。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。
可能な実施態様では、本方法は、
無線アクセスインテリジェントコントローラを介して無線アクセス管理コントローラから第1の決定結果を受信するステップ
をさらに含む。
言い換えれば、この実施態様では、無線アクセスインテリジェントコントローラは、情報転送機能を担当する。無線アクセス管理コントローラは、第2のポリシーを構成し、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うことを担当する。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。
第4の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理方法を提供する。本方法は、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素に適用され、
第1の決定結果を取得するステップであって、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、ユーザ機器UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ステップと、
コアネットワークが、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出するようにするために、第1の決定結果をコアネットワークに送信するステップであって、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ステップと、
コアネットワークからポリシー競合検出結果を受信するステップであって、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む、ステップと
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、RANネットワーク要素は、オープン無線アクセスネットワークにおけるコントローラ側（例えば、第1のコントローラまたは第2のコントローラ）の第1の決定結果をコアネットワークに送信することを担当する。コアネットワークは、ポリシー競合を検出し、ポリシー競合検出結果をRANネットワーク要素に返すことを担当する。このようにして、RANネットワーク要素は、ポリシー競合検出結果を使用して、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを知ることができる。これは、ポリシーの競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証する。
可能な実施態様では、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラであるか、または第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。
言い換えれば、この実施態様では、第1のコントローラと第2のコントローラとは同じであってもよい。例えば、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。代替的に、第1のコントローラは異なってもよい。例えば、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラである。
可能な実施態様では、第1の決定結果をコアネットワークに送信するステップは、
プロトコルデータユニットPDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージに第1の決定結果を追加するステップと、
コアネットワークがPDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージから第1の決定結果を取得するようにするために、PDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージをコアネットワークに送信するステップと
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、第1の決定結果は、PDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージを使用してコアネットワークに送信され得る。これは、第1の決定結果を送信する柔軟性を改善する。
可能な実施態様では、コアネットワークからポリシー競合検出結果を受信するステップは、
コアネットワークからPDUセッションリソース変更確認メッセージを受信するステップであって、PDUセッションリソース変更確認メッセージは、ポリシー競合検出結果またはポリシー競合検出結果を示す指示情報を含む、ステップと、
PDUセッションリソース変更確認メッセージに基づいてポリシー競合検出結果を決定するステップと
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、ポリシー競合検出結果またはポリシー競合検出結果を示す指示情報は、情報伝送の信頼性を改善するために、PDUセッションリソース変更確認メッセージを使用して伝送され得る。
可能な実施態様では、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことであり、
本方法は、
コアネットワークからPDUセッション変更要求メッセージを受信するステップと、
PDUセッション変更要求メッセージに基づいて第1の決定結果を実行し、PDUセッション変更応答メッセージをコアネットワークに送信するステップと
をさらに含む。
言い換えれば、この実施態様では、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生しないとき、コアネットワークは、UE、RAN、およびコアネットワークのポリシー情報が一貫すること（すなわち、ポリシー同期）を保証するために、UEポリシー変更を開始し得る。
第5の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理方法を提供する。本方法は、コアネットワークに適用され、
無線アクセスネットワークRANネットワーク要素から第1の決定結果を受信するステップであって、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、ユーザ機器UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ステップと、
第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出するステップであって、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ステップと、
ポリシー競合検出結果をRANネットワーク要素に送信するステップであって、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む、ステップと
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、RANネットワーク要素は、オープン無線アクセスネットワークにおけるコントローラ側（例えば、第1のコントローラまたは第2のコントローラ）の第1の決定結果をコアネットワークに送信することを担当する。コアネットワークは、ポリシー競合を検出し、ポリシー競合検出結果をRANネットワーク要素に返すことを担当する。このようにして、RANネットワーク要素は、ポリシー競合検出結果を使用して、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを知ることができる。これは、ポリシーの競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証する。
可能な実施態様では、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラであるか、または第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。
言い換えれば、この実施態様では、第1のコントローラと第2のコントローラとは同じであってもよい。例えば、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。代替的に、第1のコントローラは異なってもよい。例えば、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラである。
可能な実施態様では、RANネットワーク要素から第1の決定結果を受信するステップは、
コアネットワークからプロトコルデータユニットPDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージを受信するステップであって、PDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージは、第1の決定結果を含む、ステップと、
PDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージから第1の決定結果を取得するステップと
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、第1の決定結果を取得する方法を強化するために、PDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージを使用して第1の決定結果が取得され得る。
可能な実施態様では、ポリシー競合検出結果をRANネットワーク要素に送信するステップは、
ポリシー競合検出結果またはポリシー競合検出結果を示す指示情報をPDUセッションリソース変更確認メッセージに追加するステップと、
PDUセッションリソース変更確認メッセージをRANネットワーク要素に送信するステップと
を含む。
言い換えれば、この実施態様では、ポリシー競合検出結果またはポリシー競合検出結果を示す指示情報は、情報伝送の信頼性を改善するために、PDUセッションリソース変更確認メッセージを使用して伝送され得る。
可能な実施態様では、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことであり、
本方法は、
RANネットワーク要素がPDUセッション変更要求メッセージに基づいて第1の決定結果を実行するようにするために、PDUセッション変更要求メッセージをRANネットワーク要素に送信するステップ
をさらに含む。
言い換えれば、この実施態様では、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生しないとき、コアネットワークは、UE、RAN、およびコアネットワークのポリシー情報が一貫すること（すなわち、ポリシー同期）を保証するために、UEポリシー変更を開始し得る。
第6の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理装置を提供する。本装置は、第1のコントローラで使用され、
第1のポリシー情報を受信し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成された受信モジュールと、
第1のポリシー情報と第2のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したことを検出し、第2のポリシー情報は、UEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシー、または第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された第1の決定結果を含む、ように構成された検出モジュールと、
第2の決定結果を取得するために、第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うように構成された決定モジュールと、
無線アクセスネットワークRANネットワーク要素が第2の決定結果を実行するようにするために、第2の決定結果をRANネットワーク要素に送信するように構成された送信モジュールと
を含む。
第7の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理装置を提供する。本装置は、第1のコントローラで使用され、
無線アクセスネットワークRANネットワーク要素から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報と、UE識別子と、第1のポリシー情報とを含み、ポリシー競合指示情報は、第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示し、第1のポリシー情報は、UE識別子に対応するUEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含み、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、UE識別子に対応するUEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成されたメッセージ受信モジュールと、
第2の決定結果を取得するために、第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うように構成されたポリシー決定モジュールと、
RANネットワーク要素が第2の決定結果を実行するようにするために、第2の決定結果をRANネットワーク要素に送信するように構成されたポリシー送信モジュールと
を含む。
第8の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理装置を提供する。本装置は、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素で使用され、
コアネットワークから第1のポリシー情報を受信し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成された情報受信モジュールと、
第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを検出し、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成された競合検出モジュールと、
第1のメッセージを第1のコントローラに送信し、第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報と、UEのUE識別子と、第1のポリシー情報とを含み、ポリシー競合指示情報は、第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示す、ように構成された競合送信モジュールと、
第1のコントローラから第2の決定結果を受信し、第2の決定結果は、第1のコントローラが第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果である、ように構成された決定受信モジュールと、
第2の決定結果を実行するように構成された決定実行モジュールと
を含む。
第9の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理装置を提供する。本装置は、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素で使用され、
第1の決定結果を取得し、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、ユーザ機器UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成された取得モジュールと、
コアネットワークが、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出するようにするために、第1の決定結果をコアネットワークに送信し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成された決定結果送信モジュールと、
コアネットワークからポリシー競合検出結果を受信し、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む、ように構成された競合検出結果受信モジュールと
を含む。
第10の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理装置を提供する。本装置は、コアネットワークで使用され、
無線アクセスネットワークRANネットワーク要素から第1の決定結果を受信し、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、ユーザ機器UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成された決定結果受信モジュールと、
第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成されたポリシー競合検出モジュールと、
ポリシー競合検出結果をRANネットワーク要素に送信し、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む、ように構成された競合検出結果送信モジュールと
を含む。
第11の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理装置を提供する。本装置は、第1のコントローラで使用され、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含み、
メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、
ポリシー競合管理装置が動作するとき、プロセッサはコンピュータ命令を実行し、これにより、ポリシー競合管理装置は第1の態様による方法を実行する。
第12の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理装置を提供する。本装置は、第1のコントローラで使用され、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含み、
メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、
ポリシー競合管理装置が動作するとき、プロセッサはコンピュータ命令を実行し、これにより、ポリシー競合管理装置は第2の態様による方法を実行する。
第13の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理装置を提供する。本装置は、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素で使用され、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含み、
メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、
ポリシー競合管理装置が動作するとき、プロセッサはコンピュータ命令を実行し、これにより、ポリシー競合管理装置は第3の態様による方法を実行する。
第14の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理装置を提供する。本装置は、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素で使用され、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含み、
メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、
ポリシー競合管理装置が動作するとき、プロセッサはコンピュータ命令を実行し、これにより、ポリシー競合管理装置は第4の態様による方法を実行する。
第15の態様によれば、本出願の一実施形態はポリシー競合管理装置を提供する。本装置は、コアネットワークで使用され、プロセッサと、メモリと、トランシーバとを含み、
メモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、
ポリシー競合管理装置が動作するとき、プロセッサはコンピュータ命令を実行し、これにより、ポリシー競合管理装置は第5の態様による方法を実行する。
第16の態様によれば、本出願の一実施形態は、第1のコントローラと、第2のコントローラと、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素とを含むポリシー競合管理システムを提供する。第1のコントローラは、第1の態様による方法を実行するように構成される。
第17の態様によれば、本出願の一実施形態は、第1のコントローラと、第2のコントローラと、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素とを含むポリシー競合管理システムを提供する。第1のコントローラは、第2の態様による方法を実行するように構成され、RANネットワーク要素は、第3の態様による方法を実行するように構成される。
第18の態様によれば、本出願の一実施形態は、第1のコントローラと、第2のコントローラと、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素と、コアネットワークとを含むポリシー競合管理システムを提供する。RANネットワーク要素は、第4の態様による方法を実行するように構成され、コアネットワークは、第5の態様による方法を実行するように構成される。
第19の態様によれば、本出願の一実施形態はコンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体はコンピュータ命令を含み、コンピュータ命令が動作されるとき、第1の態様による方法、第2の態様による方法、第3の態様による方法、第4の態様による方法、または第5の態様による方法が実行されることが可能である。
第20の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品はコンピュータ命令を含み、コンピュータ命令が動作されるとき、第1の態様による方法、第2の態様による方法、第3の態様による方法、第4の態様による方法、または第5の態様による方法が実行されることが可能である。
本出願の実施形態で提供されるポリシー競合管理方法、装置、およびシステムによれば、ポリシー競合が検出されたとき、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定が行われ得る。これは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証し、ポリシー実行成功率を改善する。
オープン無線アクセスネットワークのアーキテクチャの概略図である。 無線アクセスネットワークのアーキテクチャの概略図である。 オープン無線アクセスネットワークのアーキテクチャの概略図である。 オープン無線アクセスネットワークのアーキテクチャの概略図である。 オープン無線アクセスネットワークのアーキテクチャの概略図である。 ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。 ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。 ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。 ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。 ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。 ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。 本出願の一実施形態によるポリシー競合管理方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態によるポリシー競合管理方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態によるポリシー競合管理方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態によるポリシー競合管理装置の構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるポリシー競合管理装置の構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるポリシー競合管理装置の構造の概略図である。 ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。 本出願の一実施形態によるポリシー競合管理方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態によるポリシー競合管理方法の概略フローチャートである。 本出願の一実施形態によるポリシー競合管理装置の構造の概略図である。 本出願の一実施形態によるポリシー競合管理装置の構造の概略図である。 本出願の一実施形態による通信装置の構造の概略図である。
以下は、添付の図面を参照して本出願における実施形態の技術的ソリューションを説明する。説明されている実施形態は、本出願の実施形態の一部にすぎず、すべてではないことは明らかである。
本明細書の説明では、「一実施形態」または「一部の実施形態」などは、本出願の1つ以上の実施形態が、実施形態を参照して説明されている特定の特徴、構造、または特性を含むことを示す。したがって、異なる箇所に現れる「一実施形態では」、「一部の実施形態では」、「一部の他の実施形態では」、および「他の実施形態では」などの本明細書における記述は、同じ実施形態を必ずしも意味しない。代わりに、別段に特に強調されない限り、これらの記述は「実施形態のすべてではないが1つ以上」を意味する。
本明細書の説明では、別段に指定されない限り、「／」は「または」を意味する。例えば、A／Bは、AまたはBを表し得る。本明細書では、「および／または」は、関連付けられた対象間の関連付け関係のみを説明し、3つの関係が存在し得ることを表す。例えば、Aおよび／またはBは、以下の3つのケース：Aのみが存在する、AとBとの両方が存在する、およびBのみが存在する、を表し得る。加えて、本出願の実施形態における説明では、「複数の」は、2つ以上を意味する。
本明細書の説明では、「第1の」および「第2の」という用語は、説明のためのものにすぎず、相対的な重要性の指示もしくは暗示、または示された技術的特徴の数の暗黙の指示として理解されてはならない。したがって、「第1の」または「第2の」によって限定される特徴は、1つ以上の特徴を明示的または暗黙的に含み得る。「含む」、「備える」、「有する」という用語、およびこれらの用語の変種はすべて、別段に特に強調されない限り、「を含むがこれに限定されない」を意味する。
無線ネットワーク技術の発展に伴い、自動化およびインテリジェンスは、将来の無線ネットワークの重要な発展方向と考えられている。例えば、図1に示されているオープン無線アクセスネットワークは、無線ネットワークの自動化およびインテリジェンスを実施するために、AIまたはMLなどの技術に基づいてRANネットワークを再構築する。図1の主な機能モジュールの機能は以下のように説明される。
無線アクセス管理コントローラは、ネットワーク要素およびリソースの、レイテンシに影響されないサービスを制御および最適化し、モデルトレーニングおよび更新を含むAIまたはMLワークフローを実行し、ポリシーに従ってアプリケーションまたは特徴を管理する。
無線アクセスインテリジェントコントローラは、R2、R3、またはR4インターフェースを介したデータ収集および動作命令に基づいて、RAN機能ネットワーク要素およびリソースを制御および最適化する。R2インターフェースは、無線アクセスインテリジェントコントローラとCU（Central Unit、中央ユニット）－CP（Control Plane、制御プレーン）との間で使用される。R3インターフェースは、無線アクセスインテリジェントコントローラとDU（Distributed Unit、分散ユニット）との間で使用される。R4インターフェースは、無線アクセスインテリジェントコントローラとCU－UP（User Plane、ユーザプレーン）との間で使用される。
CU－CPは、RANの中央ユニット－制御プレーンであり、RRC（Radio Resource Control、無線リソース制御）プロトコルおよびPDCP（packet data convergence protocol、パケットデータコンバージェンスプロトコル）プロトコル制御プレーン機能を実施する。
CU－UPは、RANの中央ユニット－ユーザプレーンであり、PDCPプロトコルユーザプレーンおよびサービスデータ適応プロトコル（service data adaptation protocol、SDAP）プロトコル機能を実施する。
DUはRANの分散ユニットであり、RLC（radio link control、無線リンク制御）／MAC（media access control、媒体アクセス制御）／High－PHY（high physical layer、上位物理層）プロトコル機能を実施する。
OAM（Operation Administration and Maintenance、運用、管理、および保守）は、オープンRAN機能モジュールの動作および保守管理を提供する。
図1の無線アクセス管理コントローラはUEのためのポリシーを構成し得ることに留意されたい。
現在の無線モバイルネットワークでは、UEレベルのポリシーまたはUEグループレベルのポリシーがコアネットワークによって構成され、UEアクセスまたはセッションアクセス手順では、コアネットワークは対応するポリシーをRANに送信する。RANネットワーク要素は、対応するポリシー情報に基づいて対応する無線リソース割り当ておよびパラメータ構成を実行する。例えば、図2に示されている無線アクセスネットワークでは、RAN内のCUによってコアネットワークから取得されるUEレベルのポリシー情報は、主に、サブスクライブされたポリシー情報および各UE（Per－UE）の動的に生成されたポリシー情報である。
（1）サブスクライブされたポリシー情報は、RRM（Radio Resource Management、無線リソース管理）ポリシー、サービスエリア制限（Service Area Restrictions）、CSG（Closed Subscriber Group、クローズドサブスクライバグループ）メンバシップステータス（membership status）、およびCAG（Closed Access Group、クローズドアクセスグループ）などを含み得る。
（2）各UE（Per－UE）の動的に生成されるポリシー情報は、QoS（Quality of Service、サービス品質）ポリシーなどを含み得る。
RRMポリシーは、サブスクライブされたRFSP（Reference Signal Received Power、参照信号受信電力）を含み得る。サービスエリア制限（Service Area Restrictions）は、ハンドオーバ制限リスト（HO restriction List）およびRAT（RAN Access Technology、RANアクセス技術）などを含み得る。
しかしながら、オープン無線アクセスネットワークでは、無線アクセス管理コントローラによって構成されたUEポリシーとコアネットワークによって構成されたUEポリシーとの間でポリシー競合が発生し得る。現在、ポリシー競合を解決するための最適化ソリューションはない。
したがって、無線アクセス管理コントローラによって構成されたUEポリシーとコアネットワークによって構成されたUEポリシーとの間で発生し得るポリシー競合を解決するために、本出願は、事前対応型の予防的ポリシー競合処理またはポリシー競合フィードバック処理などの異なる実施態様を使用してポリシー競合を回避するために、ポリシー競合管理方法、装置、およびシステムを提供する。
事前対応型の予防的ポリシー競合処理は、無線アクセス管理コントローラまたは無線アクセスインテリジェントコントローラが、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証するために、競合を検出することを担当することを意味し得ることに留意されたい。具体的なソリューションは以下の通りであり、無線アクセス管理コントローラまたは無線アクセスインテリジェンスコントローラは、コアネットワークから対応するUEのサブスクリプション情報またはQoSを取得し、ポリシー競合を回避するために、ポリシー決定が行われるときにUEに対応する関連するサブスクリプション情報またはQoSが参照される。
ポリシー競合フィードバック処理は、無線アクセス管理コントローラまたは無線アクセスインテリジェントコントローラがポリシー決定を行い、ポリシー動作をCU－CPに配信することを意味し得る。CU－CPは、受信されたポリシー動作およびUEサブスクリプションまたはQoSに基づいてポリシー競合を検出する。ポリシー競合が発生した場合、ポリシー競合情報およびUEサブスクリプションまたはQoSが報告される。無線アクセス管理コントローラまたは無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEサブスクリプションまたはQoSを参照してポリシー決定を再度行う。
以下は、特定の実施形態を使用して説明を提供する。
図3は、オープン無線アクセスネットワークのアーキテクチャの概略図である。図3に示されているように、RANネットワーク要素は、CU－CP、CU－UP、およびDUを含む。コアネットワークは、以下のネットワーク要素を含む。
（1）AMF（Access and Mobility Management Function、アクセスおよびモビリティ管理機能）は、UE認証および位置エリア追跡などを含むUEアクセス制御およびモビリティ機能を担当する。
（2）SMF（Session Management Function、セッション管理機能）は、作成、変更、および削除などを含むPDUセッション管理を主に担当する。
（3）PCF（Policy Control function、ポリシー制御機能）は、QoSおよび課金などのポリシー管理機能を主に担当する。
（4）UDM（Unified Data Management、統合データ管理）は、UEサブスクリプション情報および動的コンテキストなどのデータを管理することを主に担当する。
（5）UPF（User Plane Function、ユーザプレーン機能）は、ユーザサービスデータ伝送およびQoS監視などの機能を主に担当する。
（6）NWDAF（Network Data Analysis Function、ネットワークデータ解析機能）は、MLモデルに基づいてコアネットワークデータを解析することを主に担当する。
（7）NEF（Network Exposure Function、ネットワークエクスポージャ機能）は、ネットワークの能力情報をサードパーティデバイスに公開することを主に担当する。
図3の無線アクセスインテリジェントコントローラはCU－CPと組み合わされてもよいことに留意されたい。図3に示されているネットワーク構造は、CUとDUとが分離された後、CUがCU－CPとCU－UPとにさらに分離されるケースのためのものである。加えて、図3に示されているケースに加えて、本出願で提供されるポリシー競合管理方法は、図4に示されているCUとDUとが分離されるケースにさらに適用され得る。同様に、本出願で提供されるポリシー競合管理方法は、RANネットワーク要素が分離されないケースにも適用され得る。図5に示されているように、RANネットワーク要素はgNB（next generation node base station、次世代基地局）を含む。
図6は、ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。図6に示されているように、ポリシー競合管理の実施態様は、事前対応型の予防的ポリシー競合処理である。すなわち、無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー競合を回避するために、シグナリングプレーン手順を使用してRANから、コアネットワークによってRANに配信されたUEポリシー情報（UEサブスクリプションまたはQoS情報を含む）を取得し、取得されたポリシー情報および無線アクセス管理コントローラによって配信されたポリシー情報を参照してUEの最終的な最適化手段を決定する。
具体的な実施プロセスは、以下のステップを含む。
ステップ6－0：OAMは、管理プレーンパフォーマンス管理手順に基づいて、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、CU－UP、およびDU、図4のCUおよびDU、または図5のgNB）からパフォーマンスデータを収集し得る。パフォーマンスデータを提供することができるRANネットワーク要素は、図3のCU－CP、CU－UP、およびDUであってもよいし、または図4のCUおよびDUであってもよいし、または図5のgNBであってもよい。
ステップ6－1：OAMは、外部入力管理要求、すなわちポリシー展開要求を受信する。ポリシー展開要求は、ポリシータイプ（Policy Type）、ポリシーターゲット、およびポリシー適用オブジェクト（Scope）などの情報を含み得る。
ポリシーターゲットは、QoE（Quality of Experience、体感品質）ターゲット、すなわちQoE Targetであってもよい。ポリシー適用オブジェクト（Scope）は、UE識別子リスト（UE id list）およびUEグループ識別子（UE group id）などのうちの1つであってもよい。例えば、UEグループ識別子は、QCI（Quality of Service Class Identifier、サービス品質クラス識別子）、スライス識別子（slice id）、および位置エリアなどのUEグループの属性特徴識別子であってもよい。
例えば、Policyポリシーは、サービスオフロードポリシー、特定のタイプのサービスであってもよく、現在のサービングセルのQoEがUEのQoEターゲットを満たすことができないとき、UEは、サービスのQoEを満たすターゲットセルにハンドオーバされる。サービスオフロードポリシーはポリシータイプであり、特定のタイプのサービスはポリシー適用オブジェクト（Scope）であり、QoEターゲットはポリシーターゲットである。
ステップ6－2：ポリシー展開要求を受信した後、OAMは、内部インターフェースを介して、ポリシーインスタンスを作成するように無線アクセス管理コントローラに命令する。無線アクセス管理コントローラは、P1インターフェースのポリシーモデルに従って、ステップ6－1でポリシーのモデル化を実行し、P1インターフェースを介してポリシーインスタンス作成要求メッセージを無線アクセスインテリジェントコントローラに送信する。このメッセージは、ステップ6－1におけるポリシータイプ、ポリシー適用オブジェクト（Scope）、およびポリシーターゲット（QoE Target）などの情報を含む。
OAMおよび無線アクセス管理コントローラは、論理的に2つの異なる機能モジュールであり、また、独立したネットワーク要素として別々に使用され得ることに留意されたい。例えば、無線アクセス管理コントローラは、サービス管理およびオーケストレーション機能に統合される。OAMは、管理ネットワーク要素の一般名であり、具体的には、ONAP（Open Networking Automation Platform、オープンネットワーキング自動化プラットフォーム）およびNMS（network management system、ネットワーク管理システム）などの管理ネットワーク要素によって実施され得る。本出願で提供されるポリシー競合管理ソリューションは、無線アクセス管理コントローラとOAMとが互いに独立している展開シナリオにも適用可能である。
ステップ6－3：無線アクセスインテリジェントコントローラは、無線アクセス管理コントローラによって送信されたポリシー情報を受信し、ポリシー決定要件に基づいて、RANから収集される必要があるデータを決定し、すなわち、R2またはR3またはR4インターフェースを介してデータサブスクリプション（Date subscribe）要求メッセージをRANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、CU－UP、およびDU、または図4のCUおよびDU、または図5のgNB）に送信する。この要求メッセージは、要求データタイプ（DataType）などの情報を含み得、要求データタイプは、UEパフォーマンスデータ、セル（cell）パフォーマンスデータ、およびUE信号測定データを含み得る。UE信号測定データは、測定された信号品質、例えば、RSRP（Reference Signal Received Power、参照信号受信電力）およびRSRQ（Reference Signal Received Quality、基準信号受信品質）を含み得る。
本出願では、RANのネットワークアーキテクチャは図3、図4、または図5に示され得ることに留意されたい。これに対応して、データサブスクリプションを要求するように構成されたRANネットワーク要素は、図3のCU－CP、CU－UP、およびDUであってもよいし、または図4のCUおよびDUであってもよいし、または図5のgNBであってもよい。
サブスクリプションデータを収集した後、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、CU－UP、およびDU、図4のCUおよびDU、または図5のgNB）は、R2、R3、またはR4インターフェースのデータ報告（Data report）メッセージを使用して、UEパフォーマンスデータ、セル（cell）パフォーマンスデータ、およびUE信号測定データを無線アクセスインテリジェントコントローラに報告する。
ステップ6－4：無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEパフォーマンスデータに基づいてUEの現在のQoEを計算し、現在のQoEが、ステップ6－2で配信されたポリシー内のポリシーターゲット（QoE Target）を満たすかどうかを解析する。現在のQoEがポリシーターゲット（QoE Target）を満たさない場合、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEがハンドオーバされる必要があると決定し、UEのQoEがQoETargetを満たさない場合、UEリスト（list）を決定する。
ハンドオーバされる必要があるUEまたはUEリスト（list）を決定した後、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEがハンドオーバされるべきターゲットセルを決定する必要がさらにある。したがって、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEにサービスする現在のセルの隣接セルのパフォーマンスを評価する必要があり、次に、QoE Targetを満たすターゲットセルを見つける。したがって、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEパフォーマンスデータ、隣接セルのパフォーマンスデータ、およびUE信号測定データに基づいて隣接セルのパフォーマンス（QoE Predicted）を予測し、隣接セルのパフォーマンスQoEに基づいて、UEのサービスQoE Targetを満たすことができる隣接セルを候補ターゲットセルとしてさらに決定する。
無線アクセスインテリジェントコントローラでは、UEの現在のQoEを計算し、隣接セルのQoEを予測し、QoEに基づいてターゲットセルを決定するサービスは、異なる内部機能モジュール（これらのモジュールは、独立したネットワーク要素を形成するために独立して展開されることができる）によって遂行されてもよいし、または統合された機能モジュールによって実施されてもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
ステップ6－5：決定されたターゲットセルとUEのサブスクリプション情報内の関連するポリシーとの間の競合を回避するために、無線アクセスインテリジェントコントローラは、R2インターフェースを介してRANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）からUEのサブスクリプション情報を要求する。例えば、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEサブスクリプション要求メッセージを図3のCU－CPに送信する。UEサブスクリプション要求メッセージは、UE識別子およびサブスクリプション情報タイプ（Subscription info type）を含む。
UE識別子は、要求されたサブスクリプション情報のターゲットUEを識別するために使用される。UE識別子の値は、RNTI（Radio Network Temporary Identifier、無線ネットワーク一時識別子）、5G－GUTI（Globally Unique Temporary Identifier、グローバル一意一時識別子）、およびIMEI（International Mobile Equipment Identify、国際モバイル機器アイデンティティ）のうちの1つであってもよい（これは、これらのタイプに限定されず、別のUE識別子であってもよい）。
サブスクリプション情報タイプ（Subscription info type）は、要求されたサブスクリプション情報のタイプを示す。サブスクリプション情報タイプの値は、RRM（Radio Resource Management、無線リソース管理）ポリシー（RRM Policy）、サービスエリア制限（Service Area Restrictions）、CSG（Closed Subscriber Group、クローズドサブスクライバグループ）、およびCAG（Closed Access Group、クローズドアクセスグループ）のうちの1つ以上であってもよい（これは、これらのタイプに限定されず、別のサブスクライブされた位置情報ポリシーであってもよい）。
ステップ6－6：RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、コアネットワークによって配信されたローカルに記憶されたポリシー情報を検索し、要求されたポリシー情報を無線アクセスインテリジェントコントローラに返す。例えば、図3のCU－CPは、UEサブスクリプション応答（UE subscription response）メッセージを無線アクセスインテリジェントコントローラに返す。このメッセージは、ステップ6－5で要求されたポリシー情報のUE識別子および特定のパラメータ情報、例えば、RRMポリシー、サービスエリア制限（Service Area Restrictions）、CSG、およびCAGのうちの1つ以上を搬送する（これは、これらのタイプに限定されず、別のサブスクライブされた位置情報ポリシーであってもよい）。
ステップ6－7：無線アクセスインテリジェントコントローラは、ステップ6－6で取得されたポリシー情報を参照して、ステップ6－5で決定された候補ターゲットセルがUEのサブスクリプションポリシーを満たすかどうかを決定し、候補ターゲットセルとUEのサブスクリプションポリシーとの間で競合が発生した場合、ステップ6－4に戻って、UEのQoEターゲット要件を満たす別のセルをターゲットセルとして選択し、ポリシー競合検出を再度実行するか、または競合が発生しない場合、ステップ6－8を実行する。
ステップ6－8：無線アクセスインテリジェントコントローラは、R2インターフェースを介してポリシー実行動作命令メッセージをRANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）に送信する。このメッセージは、UE識別子（UE id）と、ターゲットセル識別子（Target cell id）と、ハンドオーバ指示（HO indication）であるアクションタイプ（ActionType）とを含む。例えば、図3の無線アクセスインテリジェントコントローラは、R2インターフェースを介してポリシー実行動作命令メッセージをCU－CPに送信する。図4の無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー実行動作命令メッセージをCUに送信する。図5の無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー実行動作命令メッセージをgNBに送信する。
ステップ6－9：RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、ステップ6－8のポリシー実行動作命令に従って、UE識別子に対応するUEのハンドオーバ処理手順を実行し、ターゲットセル識別子（Target cell id）に対応するターゲットセルにUEをハンドオーバする。具体的なハンドオーバ処理手順は、本出願では説明されない。例えば、図3のCU－CPが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、CU－CPは、UE識別子に対応するUEのハンドオーバ処理手順を実行する。図4のCUが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、CUは、UE識別子に対応するUEのハンドオーバ処理手順を実行する。図5のgNBが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、gNBは、UE識別子に対応するUEのハンドオーバ処理手順を実行する。
本出願のこの実施形態では、無線アクセス管理コントローラがUEポリシーを構成することを担当することが知られることができる。RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、コアネットワークによって構成されるUEポリシーを提供することを担当する。無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー競合を検出することを担当する。
言い換えれば、無線アクセスインテリジェントコントローラは、シグナリングプレーンを使用してUEのポリシー情報を取得し、ポリシー決定フェーズでポリシー競合を検出して、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。特に、無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー競合が発生したときに生成される不要なシグナリングメッセージ交換を回避するために、ポリシー競合検出をサポートするようにR2インターフェースを介して新しいパラメータ特徴を追加し得る。
図7は、ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。図7に示されているように、ポリシー競合管理の実施態様は、事前対応型の予防的ポリシー競合処理である。すなわち、無線アクセス管理コントローラは、管理プレーン手順を使用してコアネットワークから関連するUEポリシー情報（UEサブスクリプションまたはQoS情報を含む）を直接取得し、ポリシーインスタンスを作成するときにこの情報を無線アクセスインテリジェントコントローラに送信する。無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー競合を回避するために、取得されたポリシー情報および無線アクセス管理コントローラによって配信されたポリシー情報を参照してUEの最終的な最適化手段を決定する。
具体的な実施プロセスは、以下のステップを含む。
ステップ7－0：OAMは、管理プレーンパフォーマンス管理手順に基づいて、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、CU－UP、およびDU、図4のCUおよびDU、または図5のgNB）からパフォーマンスデータを収集し得る。パフォーマンスデータを提供することができるRANネットワーク要素は、図3のCU－CP、CU－UP、およびDUであってもよいし、または図4のCUおよびDUであってもよいし、または図5のgNBであってもよい。
ステップ7－1：OAMは、外部入力管理要求、すなわちポリシー展開要求を受信する。ポリシー展開要求は、ポリシータイプ（Policy Type）、ポリシーターゲット、およびポリシー適用オブジェクト（Scope）などの情報を含み得る。
ポリシーターゲットは、QoE（Quality of Experience、体感品質）ターゲット、すなわちQoE Targetであってもよい。ポリシー適用オブジェクト（Scope）は、UE識別子リスト（UE id list）およびUEグループ識別子（UE group id）などのうちの1つであってもよい。例えば、UEグループ識別子は、QCI（Quality of Service Class Identifier、サービス品質クラス識別子）、スライス識別子（slice id）、および位置エリアなどのUEグループの属性特徴識別子であってもよい。
例えば、Policyポリシーは、サービスオフロードポリシー、特定のタイプのサービスであってもよく、現在のサービングセルのQoEがUEのQoEターゲットを満たすことができないとき、UEは、サービスのQoEを満たすターゲットセルにハンドオーバされる。サービスオフロードポリシーはポリシータイプであり、特定のタイプのサービスはポリシー適用オブジェクト（Scope）であり、QoEターゲットはポリシーターゲットである。
ステップ7－2：無線アクセス管理コントローラは、外部ポリシー展開を受信し、展開されたポリシーからポリシー適用オブジェクト（Scope）情報を取得し、例えば、UEグループ識別子（UE group id）を取得する。さらに、無線アクセス管理コントローラは、OAMとコアネットワーク要素との間の管理サービスインターフェースを介してコアネットワーク要素から、UEグループ識別子（UE group id）にサブスクライブするすべてのUEに対応するサブスクリプション情報またはQoSを問い合わせる。
UEサブスクリプション要求メッセージは、UEグループ識別子（UE group id）、サブスクリプション情報タイプ（Subscription info type）、および情報更新通知（InfoUpdateNotify Indication）を含む。
サブスクリプション情報タイプ（Subscription info type）は、要求されたサブスクリプション情報のタイプを示す。サブスクリプション情報タイプの値は、RRMポリシー（RRM Policy）、サービスエリア制限（Service Area Restrictions type）、CSG、およびCAGのうちの1つ以上であってもよい（これは、これらのタイプに限定されず、別のサブスクライブされた位置情報ポリシーであってもよい）。
UEグループ識別子は、QCI（Quality of Service Class Identifier、サービス品質クラス識別子）、スライス識別子（slice id）、および位置エリアなどのUEグループの属性特徴識別子であってもよい。
情報更新通知（InfoUpdateNotify Indication）は、情報更新通知にサブスクライブするために使用される。具体的には、UEサブスクリプション情報またはQoSが変化したとき、コアネットワーク要素は、情報更新を開始し、更新された最新のポリシー情報を無線アクセス管理コントローラに通知するようにトリガされる。本出願における情報更新通知は例示的なメッセージにすぎず、代替的に、別のメッセージを使用して実施されてもよい。これは本出願では限定されない。
関連するUEポリシー情報を提供するように構成されたコアネットワーク要素は、図3に示されているコアネットワーク内のNEF、NWDAF、UDM、AMF、およびSMFのうちの少なくとも1つであり得ることに留意されたい。言い換えれば、NEFおよびNWDAFに加えて、無線アクセス管理コントローラは、管理プレーンインターフェースサービスに基づいて、AMF、SMF、またはUDMから関連するUEポリシー情報をさらに取得し得る。これは本出願では限定されない。
ステップ7－3：コアネットワーク要素は、UEグループ識別子（UE group id）に関連するUEを確認するためにUDMに問い合わせ、対応するUEのサブスクリプション情報またはQoSをさらに問い合わせ、情報、すなわちサブスクリプション情報リスト（subscriptionInfo list）を無線アクセス管理コントローラに返す。サブスクリプション情報リスト（subscriptionInfo list）は、［UE識別子、QoS、RRMポリシー、サービスエリア制限（Service Area Restrictions）、CSG、およびCAG］の情報ペアのセットである。
ステップ7－4：無線アクセス管理コントローラは、P1インターフェースポリシーを生成するために、P1インターフェースのポリシーモデルに従ってステップ7－1のポリシーのモデル化を実行する。
ステップ7－5：無線アクセス管理コントローラは、P1インターフェースを介してポリシーインスタンス作成要求メッセージを無線アクセスインテリジェントコントローラに送信する。このメッセージは、ステップ7－1におけるポリシータイプ、ポリシー適用オブジェクト（Scope）、およびポリシーターゲットなどの情報を含み、ステップ7－3で取得されたUEサブスクリプション情報またはQoSを含む。すなわち、ポリシーインスタンス作成メッセージは、サブスクリプション情報リスト（subscriptionInfo list）情報を含む。
ステップ7－6：無線アクセスインテリジェントコントローラは、無線アクセス管理コントローラによって送信されたポリシー情報を受信し、ポリシー決定要件に基づいて、RANから収集される必要があるデータを決定し、すなわち、R2またはR3またはR4インターフェースを介してデータサブスクリプション（Date subscribe）要求メッセージをRANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、CU－UP、およびDU、または図4のCUおよびDU、または図5のgNB）に送信する。この要求メッセージは、要求データタイプ（DataType）などの情報を含み得、要求データタイプは、UEパフォーマンスデータ、セル（cell）パフォーマンスデータ、およびUE信号測定データを含み得る。UE信号測定データは、RSRPおよびRSRQなどの測定された信号品質を含み得る。
本出願では、RANのネットワークアーキテクチャは図3、図4、または図5に示され得ることに留意されたい。これに対応して、データサブスクリプションを要求するように構成されたRANネットワーク要素は、図3のCU－CP、CU－UP、およびDUであってもよいし、または図4のCUおよびDUであってもよいし、または図5のgNBであってもよい。
サブスクリプションデータを収集した後、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、CU－UP、およびDU、図4のCUおよびDU、または図5のgNB）は、R2、R3、またはR4インターフェースのデータ報告（Data report）メッセージを使用して、UEパフォーマンスデータ、セル（cell）パフォーマンスデータ、およびUE信号測定データを無線アクセスインテリジェントコントローラに報告する。
ステップ7－7：無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEパフォーマンスデータに基づいてUEの現在のQoEを計算し、現在のQoEが、ステップ7－5で配信されたポリシー内のポリシーターゲット（QoE Target）を満たすかどうかを解析する。現在のQoEがポリシーターゲット（QoE Target）を満たさない場合、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEがハンドオーバされる必要があると決定し、UEのQoEがQoETargetを満たさない場合、UEリスト（list）を決定する。
ハンドオーバされる必要があるUEまたはUEリスト（list）を決定した後、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEがハンドオーバされるべきターゲットセルを決定する必要がさらにある。したがって、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEにサービスする現在のセルの隣接セルのパフォーマンスを評価する必要があり、次に、QoE Targetを満たすターゲットセルを見つける。したがって、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEパフォーマンスデータ、隣接セルのパフォーマンスデータ、およびUE信号測定データに基づいて隣接セルのパフォーマンス（QoE Predicted）を予測し、隣接セルのパフォーマンスQoEに基づいて、UEのサービスQoE Targetを満たすことができる隣接セルを候補ターゲットセルとしてさらに決定する。
無線アクセスインテリジェントコントローラでは、UEの現在のQoEを計算し、隣接セルのQoEを予測し、QoEに基づいてターゲットセルを決定するサービスは、異なる内部機能モジュール（これらのモジュールは、独立したネットワーク要素を形成するために独立して展開されることができる）によって遂行されてもよいし、または統合された機能モジュールによって実施されてもよいことに留意されたい。これは本出願では限定されない。
ステップ7－8：無線アクセスインテリジェントコントローラは、ステップ7－5で取得されたポリシー情報を参照して、ステップ7－7で決定された最適化ポリシー決定がUEのサブスクリプションポリシーを満たすかどうかを決定し、最適化ポリシー決定とUEのサブスクリプションポリシーとの間で競合が発生した場合、ステップ7－7に戻って、ポリシーターゲット要件を満たす別の最適化ポリシー決定を選択し、ポリシー競合検出を再度実行するか、または競合が発生しない場合、ステップ7－9を実行する。複数の選択された最適化ポリシー決定がステップ7－5で取得されたポリシー情報と競合し、最適化ポリシー決定がポリシーターゲットを満たさない場合、手順は終了する。
ステップ7－9：無線アクセスインテリジェントコントローラは、R2インターフェースを介してポリシー実行動作命令メッセージをRANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）に送信する。RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、無線アクセスインテリジェントコントローラによって送信されたポリシー実行動作命令に従って、指定されたUEのための最適化処理手順を実行する、例えば、無線リソースをUEに再割り当てし、対応するパラメータを構成する。例えば、図3の無線アクセスインテリジェントコントローラは、R2インターフェースを介してポリシー実行動作命令メッセージをCU－CPに送信する。CU－CPが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、CU－CPは、UE識別子に対応するUEのハンドオーバ処理手順を実行する。図4の無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー実行動作命令メッセージをCUに送信する。CUが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、CUは、UE識別子に対応するUEのハンドオーバ処理手順を実行する。図5の無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー実行動作命令メッセージをgNBに送信する。gNBが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、gNBは、UE識別子に対応するUEのハンドオーバ処理手順を実行する。
ステップ7－10：コアネットワークのUEポリシー情報が変化したとき、コアネットワーク要素（例えば、NEFまたはNWDAF）は、管理プレーンインターフェースサービスを使用して情報更新通知を無線アクセス管理コントローラに送信し、更新されたUEポリシー情報（subscriptionInfo list）を無線アクセス管理コントローラに送信する。情報が変化したUEに関する情報のみが更新されたUEポリシー情報（subscriptionInfo list）で送信されてもよく、UEグループ識別子（UE group id）によって識別されるすべてのUEに関する情報が送信される必要はない。加えて、ここでの情報更新通知は例示的なメッセージにすぎず、代替的に、別のメッセージを使用して実施されてもよい。これは本出願では限定されない。
ステップ7－11：無線アクセス管理コントローラは、管理されたP1インターフェースポリシーインスタンスを決定し、P1インターフェースを介して更新されたUEポリシー情報を対応する無線アクセスインテリジェントコントローラに送信する。
ステップ7－12：無線アクセスインテリジェントコントローラは、記憶されたポリシー情報をローカルに更新する、すなわち、最新のポリシー情報をローカルポリシーに更新する。
本出願のこの実施形態では、無線アクセス管理コントローラがUEポリシーを構成することを担当することが知られることができる。OAMは、コアネットワークによって構成されるUEポリシーを提供することを担当する。無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー競合を検出することを担当する。
言い換えれば、無線アクセスインテリジェントコントローラは、無線アクセス管理コントローラを使用して管理プレーンインターフェースサービスに基づいてUEポリシー情報を取得し、最適化ポリシー決定フェーズでポリシー競合を検出して、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。特に、無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー競合が最適化されるときに生成される不要なシグナリングメッセージ交換を回避するために、ポリシー競合検出をサポートするように管理プレーンインターフェースを介して新しいパラメータ特徴を追加し得る。
図8は、ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。図8に示されているように、ポリシー競合管理の実施態様は、事前対応型の予防的ポリシー競合処理である。すなわち、無線アクセス管理コントローラは、ポリシー競合を回避するために、シグナリングプレーン手順を使用してRANから、コアネットワークによってRANに配信されたUEポリシー情報（UEサブスクリプションまたはQoS情報を含む）を取得し、取得されたポリシー情報および無線アクセス管理コントローラによって構成されたUEポリシー情報を参照してUEの最終的な最適化手段を決定する。具体的な実施プロセスは、図6のものと同様である。すなわち、無線アクセスインテリジェントコントローラによって実施される機能は、無線アクセス管理コントローラによって実施され、ここでは詳細は再度説明されない。
本出願のこの実施形態では、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、コアネットワークによって構成されるUEポリシーを提供することを担当することが知られることができる。無線アクセスインテリジェントコントローラは、情報転送機能を担当する。無線アクセス管理コントローラは、UEポリシーを構成し、ポリシー競合を検出することを担当する。
言い換えれば、無線アクセス管理コントローラは、シグナリングプレーンを使用してUEポリシー情報を取得し、ポリシー決定フェーズでポリシー競合を検出して、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。特に、無線アクセス管理コントローラは、ポリシー競合が発生したときに生成される不要なシグナリングメッセージ交換を回避するために、ポリシー競合検出をサポートするようにR2インターフェースを介して新しいパラメータ特徴を追加し得る。
図9は、ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。図9に示されているように、ポリシー競合管理の実施態様は、事前対応型の予防的ポリシー競合処理である。すなわち、無線アクセス管理コントローラは、ポリシー競合を回避するために、管理プレーン手順を使用してコアネットワークから関連するUEポリシー情報（UEサブスクリプションまたはQoS情報を含む）を直接取得し、取得されたポリシー情報および無線アクセス管理コントローラによって構成されたUEポリシー情報を参照してUEの最終的な最適化手段を決定する。具体的な実施プロセスは、図7のものと同様である。すなわち、無線アクセスインテリジェントコントローラによって実施される機能は、無線アクセス管理コントローラによって実施され、ここでは詳細は再度説明されない。
本出願のこの実施形態では、OAMはコアネットワークによって構成されたUEポリシーを提供することを担当することが知られることができる。無線アクセスインテリジェントコントローラは、情報転送機能を担当する。無線アクセス管理コントローラは、UEポリシーを構成し、ポリシー競合を検出することを担当する。
言い換えれば、無線アクセス管理コントローラは、管理プレーンインターフェースサービスに基づいてUEポリシー情報を取得し、最適化ポリシー決定フェーズでポリシー競合を検出して、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。特に、無線アクセス管理コントローラは、ポリシー競合が最適化されるときに生成される不要なシグナリングメッセージ交換を回避するために、ポリシー競合検出をサポートするように管理プレーンインターフェースを介して新しいパラメータ特徴を追加し得る。
図10は、ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。図10に示されているように、ポリシー競合管理の実施態様はポリシー競合フィードバック処理である。すなわち、無線アクセスインテリジェントコントローラは、コアネットワークのUEポリシー情報を事前に取得するのではなく、ポリシー競合が発生したときにUEポリシー情報を取得し、次に最適化ポリシー決定を再度行う。すなわち、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）はポリシー競合を検出し、ポリシー競合およびUEポリシー情報を報告する。無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー競合を解決するために、UEポリシー情報を参照して最適化ポリシー決定を再度行う。
具体的な実施プロセスは、以下のステップを含む。
ステップ10－0：OAMは、管理プレーンパフォーマンス管理手順に基づいて、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、CU－UP、およびDU、図4のCUおよびDU、または図5のgNB）からパフォーマンスデータを収集し得る。パフォーマンスデータを提供することができるRANネットワーク要素は、図3のCU－CP、CU－UP、およびDUであってもよいし、または図4のCUおよびDUであってもよいし、または図5のgNBであってもよい。
ステップ10－1：OAMは、外部入力管理要求、すなわちポリシー展開要求を受信する。ポリシー展開要求は、ポリシータイプ（Policy Type）、ポリシーターゲット、およびポリシー適用オブジェクト（Scope）などの情報を含み得る。
ポリシーターゲットは、QoE（Quality of Experience、体感品質）ターゲット、すなわちQoE Targetであってもよい。ポリシー適用オブジェクト（Scope）は、UE識別子リスト（UE id list）およびUEグループ識別子（UE group id）などのうちの1つであってもよい。例えば、UEグループ識別子は、QCI（Quality of Service Class Identifier、サービス品質クラス識別子）、スライス識別子（slice id）、および位置エリアなどのUEグループの属性特徴識別子であってもよい。
例えば、Policyポリシーは、サービスオフロードポリシー、特定のタイプのサービスであってもよく、現在のサービングセルのQoEがUEのQoEターゲットを満たすことができないとき、UEは、サービスのQoEを満たすターゲットセルにハンドオーバされる。サービスオフロードポリシーはポリシータイプであり、特定のタイプのサービスはポリシー適用オブジェクト（Scope）であり、QoEターゲットはポリシーターゲットである。
ステップ10－2：ポリシー展開要求を受信した後、OAMは、内部インターフェースを介して、ポリシーインスタンスを作成するように無線アクセス管理コントローラに命令する。無線アクセス管理コントローラは、P1インターフェースのポリシーモデルに従って、ステップ10－1でポリシーのモデル化を実行し、P1インターフェースを介してポリシーインスタンス作成要求メッセージを無線アクセスインテリジェントコントローラに送信する。このメッセージは、ステップ6－1におけるポリシータイプ、ポリシー適用オブジェクト（Scope）、およびポリシーターゲット（QoE Target）などの情報を含む。
OAMおよび無線アクセス管理コントローラは、論理的に2つの異なる機能モジュールであり、また、独立したネットワーク要素として別々に使用され得ることに留意されたい。例えば、無線アクセス管理コントローラは、サービス管理およびオーケストレーション機能に統合される。OAMは、管理ネットワーク要素の一般名であり、具体的には、ONAP（Open Networking Automation Platform、オープンネットワーキング自動化プラットフォーム）およびNMS（network management system、ネットワーク管理システム）などの管理ネットワーク要素によって実施され得る。本出願で提供されるポリシー競合管理ソリューションは、無線アクセス管理コントローラとOAMとが互いに独立している展開シナリオにも適用可能である。
ステップ10－3：無線アクセスインテリジェントコントローラは、無線アクセス管理コントローラによって送信されたポリシー情報を受信し、ポリシー決定要件に基づいて、RANから収集される必要があるデータを決定し、すなわち、R2またはR3またはR4インターフェースを介してデータサブスクリプション（Date subscribe）要求メッセージをRANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、CU－UP、およびDU、または図4のCUおよびDU、または図5のgNB）に送信する。この要求メッセージは、要求データタイプ（DataType）などの情報を含み得、要求データタイプは、UEパフォーマンスデータ、セル（cell）パフォーマンスデータ、およびUE信号測定データを含み得る。UE信号測定データは、測定された信号品質、例えば、RSRP（Reference Signal Received Power、参照信号受信電力）およびRSRQ（Reference Signal Received Quality、基準信号受信品質）を含み得る。
本出願では、RANのネットワークアーキテクチャは図3、図4、または図5に示され得ることに留意されたい。これに対応して、データサブスクリプションを要求するように構成されたRANネットワーク要素は、図3のCU－CP、CU－UP、およびDUであってもよいし、または図4のCUおよびDUであってもよいし、または図5のgNBであってもよい。
サブスクリプションデータを収集した後、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、CU－UP、およびDU、図4のCUおよびDU、または図5のgNB）は、R2、R3、またはR4インターフェースのデータ報告（Data report）メッセージを使用して、UEパフォーマンスデータ、セル（cell）パフォーマンスデータ、およびUE信号測定データを無線アクセスインテリジェントコントローラに報告する。
ステップ10－4：無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEパフォーマンスデータに基づいてUEの現在のQoEを計算し、現在のQoEが、ステップ10－2で配信されたポリシー内のポリシーターゲット（QoE Target）を満たすかどうかを解析する。現在のQoEがポリシーターゲット（QoE Target）を満たさない場合、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEに対して最適化処理が実行される必要があると決定し、複数のUEのQoEがポリシーターゲット（QoE Target）を満たさない場合、UEリスト（UE list）を決定する。
ステップ10－5：最適化処理が実行される必要があるUEまたはUEリスト（UE list）を決定した後、無線アクセスインテリジェントコントローラは、特定の最適化処理ポリシー決定（すなわち、ポリシー実行動作）を決定する必要がさらにある。例えば、無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシーターゲット（QoE Target）を満たすターゲットセルを見つけるために、UEにサービスする現在のセルの隣接セルのパフォーマンスを評価する必要がある。
ステップ10－6：無線アクセスインテリジェントコントローラは、R2インターフェースを介してポリシー実行動作命令メッセージをRANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）に送信する。例えば、図3の無線アクセスインテリジェントコントローラは、R2インターフェースを介してポリシー実行動作命令メッセージをCU－CPに送信する。図4の無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー実行動作命令メッセージをCUに送信する。図5の無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー実行動作命令メッセージをgNBに送信する。
ステップ10－7：RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、ポリシー競合を検出し、無線アクセスインテリジェントコントローラによって配信されたポリシー実行動作実行情報とコアネットワークによって配信されたUEポリシーとの間で競合が発生したかどうかを決定し、競合が発生した場合、対応するUE識別子（UE id）およびUEポリシー情報（コアネットワークによって配信されたポリシー）を含むポリシー競合の特定の情報を決定する。例えば、図3のCU－CPが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、CU－CPは、ポリシー競合を検出し、ポリシー競合が検出された場合、ポリシー競合を報告する。図4のCUが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、CUは、ポリシー競合を検出し、ポリシー競合が検出された場合、ポリシー競合を報告する。図5のgNBが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、gNBは、ポリシー競合を検出し、ポリシー競合が検出された場合、ポリシー競合を報告する。
ステップ10－8：RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、R2を介してポリシー競合を無線アクセスインテリジェントコントローラに報告し、報告されるメッセージにポリシー競合指示（Conflict indication）、UE識別子（UE id）、およびUEサブスクリプション情報（UE subscription info）を含める。ポリシー競合指示（Conflict indication）は、ポリシー競合が発生したことを示し、無線アクセスインテリジェントコントローラは、指示に基づいて、ポリシー決定（すなわち、ポリシー動作命令）が更新される必要があると決定する。
ステップ10－9：無線アクセスインテリジェントコントローラは、ステップ10－8で取得されたポリシー情報を参照して最適化ポリシー決定を再度行う、すなわち、ポリシーターゲット要件を満たす別の最適化ポリシー決定を再決定する。
ステップ10－10：無線アクセスインテリジェントコントローラは、R2インターフェースを介して更新されたポリシー実行動作命令メッセージをRANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）に送信する。例えば、図3の無線アクセスインテリジェントコントローラは、R2インターフェースを介して更新されたポリシー実行動作命令メッセージをCU－CPに送信する。図4の無線アクセスインテリジェントコントローラは、更新されたポリシー実行動作命令メッセージをCUに送信する。図5の無線アクセスインテリジェントコントローラは、更新されたポリシー実行動作命令メッセージをgNBに送信する。
ステップ10－11：RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、ステップ10－10のポリシー実行動作命令に従って、指定されたUEのための最適化処理手順を実行する、例えば、無線リソースをUEに再割り当てし、対応するパラメータを構成する。例えば、図3のCU－CPが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、CU－CPは、UE識別子に対応するUEのハンドオーバ処理手順を実行する。図4のCUが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、CUは、UE識別子に対応するUEのハンドオーバ処理手順を実行する。図5のgNBが無線アクセスインテリジェントコントローラからポリシー実行動作命令を受信した後、gNBは、UE識別子に対応するUEのハンドオーバ処理手順を実行する。
本出願のこの実施形態では、無線アクセス管理コントローラがUEポリシーを構成することを担当することが知られることができる。無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー決定を行うことを担当する。RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、ポリシー競合を検出することを担当する。
言い換えれば、無線アクセスインテリジェントコントローラは、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）の競合検出結果に基づいて、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得し、最適化ポリシー決定フェーズで、ポリシー競合が発生したUEポリシー情報に基づいてポリシー決定を行い、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。特に、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、ポリシー競合検出をサポートするように拡張され、無線アクセスインテリジェントコントローラは、あまり不要でないUE情報を取得し、データ取得のためのインターフェースリソースの消費を低減するように、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得する際にサポートされる。
図11は、ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。図11に示されているように、ポリシー競合管理の実施態様はポリシー競合フィードバック処理である。すなわち、無線アクセス管理コントローラは、コアネットワークのUEポリシー情報を事前に取得するのではなく、ポリシー競合が発生したときにUEポリシー情報を取得し、次に最適化ポリシー決定を再度行う。すなわち、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）はポリシー競合を検出し、ポリシー競合およびUEポリシー情報を報告する。無線アクセス管理コントローラは、ポリシー競合を解決するために、UEポリシー情報を参照して最適化ポリシー決定を再度行う。
具体的な実施プロセスは、図10のものと同様である。すなわち、無線アクセスインテリジェントコントローラによって実施される機能は、無線アクセス管理コントローラによって実施され、ここでは詳細は再度説明されない。
本出願のこの実施形態では、無線アクセス管理コントローラは、UEポリシーを構成し、ポリシー決定を行うことを担当することが知られることができる。無線アクセスインテリジェントコントローラは、情報転送機能を担当する。RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、ポリシー競合を検出することを担当する。
言い換えれば、無線アクセス管理コントローラは、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）のポリシー競合検出結果に基づいて、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得し、最適化ポリシー決定フェーズで、ポリシー競合が発生したUEポリシー情報に基づいてポリシー決定を行い、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避する。特に、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、ポリシー競合検出をサポートするように拡張され、無線アクセス管理コントローラは、あまり不要でないUE情報を取得し、データ取得のためのインターフェースリソースの消費を低減するように、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得する際にサポートされる。
次に、図12は、本出願の一実施形態によるポリシー競合管理方法の概略フローチャートである。本方法は、第1のコントローラに適用され得、第1のコントローラは、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセスインテリジェントコントローラまたは無線アクセス管理コントローラであり得る。図12に示されているように、本方法は以下のステップを含み得る。
S1201：第1のポリシー情報を受信し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む。
一実施形態では、第1のコントローラは、RANネットワーク要素を介して第1のポリシー情報を受信し得る。例えば、第1のコントローラは、UEのサブスクリプション情報を求める第1のサブスクリプション要求メッセージをRANネットワーク要素に送信し、RANネットワーク要素から第1のサブスクリプション応答メッセージを受信する。第1のサブスクリプション応答メッセージは、第1のポリシー情報を含む。ここでのRANネットワーク要素は、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNBであり得る。
一実施形態では、第1のコントローラは、代替的に、第2のコントローラを介して第1のポリシー情報を受信してもよい。例えば、第1のコントローラは、第2のコントローラから第2のポリシーインスタンス作成メッセージを受信する。第2のポリシーインスタンス作成メッセージは、第1のポリシー情報および第2のポリシーを含み、第1のポリシー情報は、OAMエンティティを介してコアネットワークから第2のコントローラによって受信された情報である。
第1のコントローラが図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセスインテリジェントコントローラであり得るとき、第2のコントローラは図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラであり得ることに留意されたい。第1のコントローラが図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラであり得るとき、第2のコントローラもまた、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラであり得る。
一実施形態では、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が図3から図5のシナリオのいずれか1つにおける無線アクセス管理コントローラであるとき、無線アクセス管理コントローラは、OAMエンティティを介して第1のポリシー情報を受信し得る。例えば、第1のコントローラは、OAMエンティティを介して、UEのサブスクリプション情報を求める第2のサブスクリプション要求メッセージをコアネットワークに送信し、OAMエンティティを介してコアネットワークから第2のサブスクリプション応答メッセージを受信する。第2のサブスクリプション応答メッセージは、第1のポリシー情報を含む。
一実施形態では、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が図3から図5のシナリオのいずれか1つにおける無線アクセス管理コントローラであるとき、無線アクセス管理コントローラは、代替的に、RANネットワーク要素を介して第1のポリシー情報を受信してもよい。例えば、第1のコントローラは、無線インテリジェント管理コントローラを介して、UEのサブスクリプション情報を求める第3のサブスクリプション要求メッセージをRANネットワーク要素に送信し、無線インテリジェント管理コントローラを介してRANネットワーク要素から第3のサブスクリプション応答メッセージを受信する。第3のサブスクリプション応答メッセージは、第1のポリシー情報を含む。ここでのRANネットワーク要素は、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNBであり得る。
S1202：第1のポリシー情報と第2のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したことを検出し、第2のポリシー情報は、UEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシー、または第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された第1の決定結果を含む。
一実施形態では、第1のコントローラが図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセスインテリジェントコントローラであり得、第2のコントローラが図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラであり得るとき、第1のコントローラは、第2のコントローラからポリシーインスタンス作成メッセージを受信し得る。ポリシーインスタンス作成メッセージは、第1のポリシー情報および第2のポリシーを含む。第1のポリシー情報は、OAMエンティティを介してコアネットワークから第2のコントローラによって受信された情報である。
S1203：第2の決定結果を取得するために、第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行う。
S1204：RANネットワーク要素が第2の決定結果を実行するようにするために、第2の決定結果をRANネットワーク要素に送信する。ここでのRANネットワーク要素は、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNBであり得る。
具体的には、このステップの具体的な実施プロセスについては、図6のステップ6－8およびステップ6－9、または図7のステップ7－9、または図8のステップ8－8およびステップ8－9、または図9のステップ9－9を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
無線アクセスインテリジェントコントローラまたは無線アクセス管理コントローラは、ポリシー競合を検出することを担当し得、ポリシー競合を検出したとき、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避するために、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーおよびUEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシーに従ってポリシー決定を行い得ることが知られることができる。
図13は、本出願の一実施形態によるポリシー競合管理方法の概略フローチャートである。本方法は、第1のコントローラに適用され得、第1のコントローラは、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセスインテリジェントコントローラまたは無線アクセス管理コントローラであり得る。図13に示されているように、本方法は以下のステップを含み得る。
S1301：RANネットワーク要素から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報、UE識別子、および第1のポリシー情報を含み、ポリシー競合指示情報は、第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示し、第1のポリシー情報は、UE識別子に対応するUEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含み、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、UE識別子に対応するUEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである。ここでのRANネットワーク要素は、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNBであり得る。
一実施形態では、第1のコントローラは、第2のコントローラからポリシーインスタンス作成メッセージをさらに受信し得る。ポリシーインスタンス作成メッセージは、第2のポリシーを含む。
第1のコントローラが図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセスインテリジェントコントローラであり得るとき、第2のコントローラは図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラであり得ることに留意されたい。第1のコントローラが図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラであり得るとき、第2のコントローラもまた、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラであり得る。
S1302：第2の決定結果を取得するために、第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行う。
具体的には、このステップの具体的な実施プロセスについては、図10のステップ10－10およびステップ10－11、または図11のステップ11－10およびステップ11－11を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
S1303：RANネットワーク要素が第2の決定結果を実行するようにするために、第2の決定結果をRANネットワーク要素に送信する。ここでのRANネットワーク要素は、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNBであり得る。
具体的には、このステップの具体的な実施プロセスについては、図10のステップ10－9または図11のステップ11－9を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
本出願のこの実施形態では、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）がポリシー競合を検出することを担当し得ることが知られることができる。無線アクセスインテリジェントコントローラまたは無線アクセス管理コントローラは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避するために、RANネットワーク要素によって報告された、ポリシー競合が発生したUEポリシー情報に基づいてポリシー決定を行うことを担当する。特に、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、ポリシー競合検出をサポートするように拡張され、無線アクセスインテリジェントコントローラまたは無線アクセス管理コントローラは、あまり不要でないUE情報を取得し、データ取得のためのインターフェースリソースの消費を低減するように、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得する際にサポートされる。
図14は、本出願の一実施形態によるポリシー競合管理方法の概略フローチャートである。本方法はRANネットワーク要素に適用され得、RANネットワーク要素は図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNBであり得る。図14に示されているように、本方法は以下のステップを含み得る。
S1401：コアネットワークから第1のポリシー情報を受信し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む。
具体的には、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、RANネットワーク要素とコアネットワークとの間のインターフェースを介して第1のポリシー情報を受信し得る。
第1のポリシー情報を提供するように構成されたコアネットワーク要素は、図3に示されているコアネットワーク内のNEF、NWDAF、UDM、AMF、およびSMFのうちの少なくとも1つであり得ることに留意されたい。言い換えれば、NEFおよびNWDAFに加えて、無線アクセス管理コントローラは、管理プレーンインターフェースサービスに基づいて、AMF、SMF、またはUDMから関連するUEポリシー情報をさらに取得し得る。これは本出願では限定されない。
S1402：第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを検出し、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである。
具体的には、このステップの具体的な実施プロセスについては、図10のステップ10－7または図11のステップ11－7を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
第1のコントローラが図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセスインテリジェントコントローラであり得るとき、第2のコントローラは図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラであり得ることに留意されたい。第1のコントローラが図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラであり得るとき、第2のコントローラもまた、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラであり得る。
S1403：第1のメッセージを第1のコントローラに送信し、第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報、UEのUE識別子、および第1のポリシー情報を含む。ポリシー競合指示情報は、第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示す。
具体的には、このステップの具体的な実施プロセスについては、図10のステップ10－8または図11のステップ11－8を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
S1404：第1のコントローラから第2の決定結果を受信し、第2の決定結果は、第1のコントローラが第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果である。
このステップの具体的な実施プロセスについては、図10のステップ10－10または図11のステップ11－10を参照されたいことに留意されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
S1405：第2の決定結果を実行する。
このステップの具体的な実施プロセスについては、図10のステップ10－11または図11のステップ11－11を参照されたいことに留意されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
本出願のこの実施形態では、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、ポリシー競合を検出することを担当し得、ポリシー競合が検出された場合、ポリシー競合を、ポリシー決定を行うことを担当する無線アクセスインテリジェントコントローラまたは無線アクセス管理コントローラに報告し得ることが知られることができる。このようにして、ポリシー決定を行うことを担当する無線アクセスインテリジェントコントローラまたは無線アクセス管理コントローラは、ポリシー競合を伴うUEポリシーの生成を回避するために、ポリシー競合が発生したUEポリシー情報に基づいてポリシー決定を行い得る。特に、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、ポリシー競合検出をサポートするように拡張され、無線アクセスインテリジェントコントローラまたは無線アクセス管理コントローラは、あまり不要でないUE情報を取得し、データ取得のためのインターフェースリソースの消費を低減するように、ポリシー競合が発生した対応するUEポリシー情報を指向的に取得する際にサポートされる。
図15は、本出願の一実施形態によるポリシー競合管理装置の構造の概略図である。本装置は、第1のコントローラで使用され得、第1のコントローラは、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセスインテリジェントコントローラまたは無線アクセス管理コントローラであり得る。図15に示されているように、ポリシー競合管理装置は、
第1のポリシー情報を受信し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成された受信モジュール151と、
第1のポリシー情報と第2のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したことを検出し、第2のポリシー情報は、UEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシー、または第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された第1の決定結果を含む、ように構成された検出モジュール152と、
第2の決定結果を取得するために、第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うように構成された決定モジュール153と、
無線アクセスネットワークRANネットワーク要素が第2の決定結果を実行するようにするために、第2の決定結果をRANネットワーク要素に送信するように構成された送信モジュール154と
を含む。
一実施形態では、受信モジュール151は、
RANネットワーク要素を介して第1のポリシー情報を受信するように構成された第1の受信サブモジュール
を含み得る。
一実施形態では、第1の受信サブモジュールは、
UEのサブスクリプション情報を求める第1のサブスクリプション要求メッセージをRANネットワーク要素に送信するように構成された第1の送信ユニットと、
RANネットワーク要素から第1のサブスクリプション応答メッセージを受信し、第1のサブスクリプション応答メッセージは第1のポリシー情報を含む、ように構成された第1の受信ユニットと
を含み得る。
一実施形態では、本装置は、
第2のコントローラから第1のポリシーインスタンス作成メッセージを受信し、第1のポリシーインスタンス作成メッセージは第2のポリシーを含む、ように構成された作成メッセージ受信モジュール
をさらに含む。
一実施形態では、受信モジュール151は、
第2のコントローラを介して第1のポリシー情報を受信するように構成された第2の受信サブモジュール
を含み得る。
一実施形態では、第2の受信サブモジュールは、
第2のコントローラから第2のポリシーインスタンス作成メッセージを受信し、第2のポリシーインスタンス作成メッセージは、第1のポリシー情報および第2のポリシーを含み、第1のポリシー情報は、運用、管理、および保守OAMエンティティを介してコアネットワークから第2のコントローラによって受信された情報である、ように構成された第2の受信ユニット
を含み得る。
一実施形態では、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラである。
一実施形態では、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。
一実施形態では、受信モジュール151は、
OAMエンティティを介して第1のポリシー情報を受信するように構成された第3の受信サブモジュール
を含み得る。
一実施形態では、第3の受信サブモジュールは、
OAMエンティティを介してUEのサブスクリプション情報を求める第2のサブスクリプション要求メッセージをコアネットワークに送信するように構成された第2の送信ユニットと、
OAMエンティティを介してコアネットワークから第2のサブスクリプション応答メッセージを受信し、第2のサブスクリプション応答メッセージは第1のポリシー情報を含む、ように構成された第3の受信ユニットと
を含み得る。
一実施形態では、受信モジュール151は、
RANネットワーク要素を介して第1のポリシー情報を受信するように構成された第4の受信サブモジュール
を含み得る。
一実施形態では、第4の受信サブモジュールは、
無線インテリジェント管理コントローラを介してUEのサブスクリプション情報を求める第3のサブスクリプション要求メッセージをRANネットワーク要素に送信するように構成された第3の送信ユニットと、
無線インテリジェント管理コントローラを介してRANネットワーク要素から第3のサブスクリプション応答メッセージを受信し、第3のサブスクリプション応答メッセージは第1のポリシー情報を含む、ように構成された第4の受信ユニットと
を含む。
本装置は、図6から図9のいずれかの実施形態におけるポリシー競合管理方法を実行するように構成されることを理解されたい。本装置内の対応するプログラムモジュールの実施原理および技術的効果は、図6から図9のいずれかの実施形態におけるポリシー競合管理方法で説明されたものと同様である。本装置の動作プロセスについては、図6から図9のいずれかの実施形態におけるポリシー競合管理方法の対応するプロセスを参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
図16は、本出願の一実施形態によるポリシー競合管理装置の構造の概略図である。本装置は、第1のコントローラで使用され得、第1のコントローラは、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセスインテリジェントコントローラまたは無線アクセス管理コントローラであり得る。図16に示されているように、ポリシー競合管理装置は、
無線アクセスネットワークRANネットワーク要素から第1のメッセージを受信し、第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報と、UE識別子と、第1のポリシー情報とを含み、ポリシー競合指示情報は、第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示し、第1のポリシー情報は、UE識別子に対応するUEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含み、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、UE識別子に対応するUEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成されたメッセージ受信モジュール161と、
第2の決定結果を取得するために、第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うように構成されたポリシー決定モジュール162と、
RANネットワーク要素が第2の決定結果を実行するようにするために、第2の決定結果をRANネットワーク要素に送信するように構成されたポリシー送信モジュール163と
を含む。
一実施形態では、本装置は、
第2のコントローラからポリシーインスタンス作成メッセージを受信し、ポリシーインスタンス作成メッセージは第2のポリシーを含む、ように構成されたポリシーインスタンス作成メッセージ受信モジュール
をさらに含む。
一実施形態では、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラである。
一実施形態では、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。
本装置は、図10および図11のいずれかの実施形態におけるポリシー競合管理方法を実行するように構成されることを理解されたい。本装置内の対応するプログラムモジュールの実施原理および技術的効果は、図10および図11のいずれかの実施形態におけるポリシー競合管理方法で説明されたものと同様である。本装置の動作プロセスについては、図10および図11のいずれかの実施形態におけるポリシー競合管理方法の対応するプロセスを参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
図17は、本出願の一実施形態によるポリシー競合管理装置の構造の概略図である。本装置はRANネットワーク要素で使用され得、RANネットワーク要素は図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNBであり得る。図17に示されているように、ポリシー競合管理装置は、
コアネットワークから第1のポリシー情報を受信し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成された情報受信モジュール171と、
第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを検出し、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成された競合検出モジュール172と、
第1のメッセージを第1のコントローラに送信し、第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報と、UEのUE識別子と、第1のポリシー情報とを含み、ポリシー競合指示情報は、第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示す、ように構成された競合送信モジュール173と、
第1のコントローラから第2の決定結果を受信し、第2の決定結果は、第1のコントローラが第1のポリシーおよび第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果である、ように構成された決定受信モジュール174と、
第2の決定結果を実行するように構成された決定実行モジュール175と
を含む。
一実施形態では、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラである。
一実施形態では、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。
一実施形態では、本装置は、
無線アクセスインテリジェントコントローラを介して無線アクセス管理コントローラから第1の決定結果を受信するように構成された決定結果受信モジュール
をさらに含む。
本装置は、図10および図11のいずれかの実施形態におけるポリシー競合管理方法を実行するように構成されることを理解されたい。本装置内の対応するプログラムモジュールの実施原理および技術的効果は、図10および図11のいずれかの実施形態におけるポリシー競合管理方法で説明されたものと同様である。本装置の動作プロセスについては、図10および図11のいずれかの実施形態におけるポリシー競合管理方法の対応するプロセスを参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
図18は、ポリシー競合管理の実施態様の概略図である。図18に示されているように、ポリシー競合管理の実施態様は、3GPP（the 3rd Generation Partnership Project、第3世代パートナーシッププロジェクト）標準仕様のサービス処理手順、すなわち、図18に説明されているPDU（Protocol Data Unit、プロトコルデータユニット）セッションリソース変更指示（すなわち、PDU session resource modify indication）手順に基づく。この手順は、RANとコアネットワークとの間のポリシーネゴシエーションを実施するために、変更される必要があるポリシー（例えば、図18のQoS）をコアネットワークに送信する際にRANをサポートするように拡張される。このようにして、ポリシー競合が解決される。
具体的な実施プロセスは、以下のステップを含む。
ステップ18－1：ポリシーを作成する。
具体的には、OAMは、管理プレーンパフォーマンス管理手順に基づいてRANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、CU－UP、およびDU、図4のCUおよびDU、または図5のgNB）からパフォーマンスデータを収集し、内部インターフェースを介して外部入力管理要求（すなわち、ポリシー展開要求）に基づいて、ポリシーインスタンスを作成するように無線アクセス管理コントローラに命令する。ポリシー展開要求は、ポリシータイプ（Policy Type）、ポリシーターゲット、およびポリシー適用オブジェクト（Scope）などの情報を含み得る。ポリシーターゲットは、QoE（Quality of Experience、体感品質）ターゲット、すなわちQoE Targetであってもよい。ポリシー適用オブジェクト（Scope）は、UE識別子リスト（UE id list）およびUEグループ識別子（UE group id）などのうちの1つであってもよい。例えば、UEグループ識別子は、QCI（Quality of Service Class Identifier、サービス品質クラス識別子）、スライス識別子（slice id）、および位置エリアなどのUEグループの属性特徴識別子であってもよい。
無線アクセス管理コントローラは、ポリシー展開要求およびUEのパフォーマンスデータに基づいてUEに対するポリシー実行動作（例えば、QoS変更）を決定し、P1インターフェースの情報モデルに従ってポリシー実行動作などの情報のモデル化を実行し、P1インターフェースを介してポリシーインスタンス作成要求メッセージを無線アクセスインテリジェントコントローラに送信する。例えば、UEに対するポリシー実行動作がQoS変更である場合、要求メッセージは、UE識別子（すなわち、UE ID）、QoSが変更される必要があるサービス識別子（すなわち、QoSId）、および変更される必要があるQoSなどの情報を含み得る。
本出願のこの実施形態では、無線アクセス管理コントローラは、UEポリシーを構成し、P1インターフェースを介して、構成されたUEポリシーを無線アクセスインテリジェントコントローラに配信することを担当し得ることが知られることができる。
加えて、無線アクセスインテリジェントコントローラは、UEポリシーを構成することも担当し得る。すなわち、無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー展開要求およびUEのパフォーマンスデータに基づいて、UEに対するポリシー実行動作（例えば、QoS変更）を決定する。ポリシー展開要求およびUEのパフォーマンスデータは、無線アクセス管理コントローラを使用して取得され得る。
ステップ18－2：無線アクセスインテリジェントコントローラは、ポリシー動作実行指示メッセージをRANネットワーク要素（すなわち、CU）に送信する。
具体的には、無線アクセス管理コントローラから要求メッセージを受信した後、無線アクセスインテリジェントコントローラは、R2インターフェースを介してポリシー動作実行指示メッセージをRANネットワーク要素（すなわち、CU）に送信する。このメッセージは、UE識別子およびUEのポリシー動作情報（例えば、QoS）を含む。
ステップ18－3：RANネットワーク要素はPDUセッション変更指示手順を開始する。
具体的には、無線アクセスインテリジェントコントローラによって送信されたポリシー動作実行指示メッセージを受信した後、RANネットワーク要素（例えば、CU）は、UEの受信されたポリシー動作情報（例えば、QoS）をコアネットワークに送信する必要がある。
ステップ18－4：RANネットワーク要素は、UEのポリシー動作情報をコアネットワークに送信する。
具体的には、RANネットワーク要素（例えば、CU）は、RANネットワーク要素とコアネットワークとの間のN2インターフェースメッセージ手順を使用してUEの受信されたポリシー動作情報（例えば、QoS）をコアネットワーク要素（例えば、AMFまたはSMF）に送信する。
RANネットワーク要素は、N2インターフェースメッセージ手順、すなわち、PDUセッションリソース変更指示（すなわち、PDU session resource modify indication）手順を使用してUEのポリシー動作情報を送信してもよいし、またはN2インターフェースメッセージ手順を追加することによってポリシー変更要求メッセージをコアネットワークに送信してもよい。具体的な実施態様は、本出願では限定されない。
ステップ18－5：コアネットワークはポリシー競合を検出する。
具体的には、コアネットワーク要素（例えば、AMFまたはSMF）は、ローカルに記憶されたUEサブスクリプションポリシー情報またはUDMから取得されたUEサブスクリプションポリシー情報に基づいて、ステップ18－4で受信されたUEのポリシー動作情報に対して競合検出を実行する。競合が発生した場合、コアネットワーク要素はRANネットワーク要素（例えば、CU）の要求を拒否し、そうでない場合、RANネットワーク要素（例えば、CU）の要求を承認する。
ステップ18－6：コアネットワーク要素はポリシー競合検出応答をRANネットワーク要素に送信する。
具体的には、ポリシー競合検出を遂行した後、コアネットワーク要素（例えば、AMFまたはSMF）は、RANネットワーク要素の要求、すなわち、PDUセッションリソース変更確認（PDU session resource modify confirm）メッセージに応答し得る。このメッセージはポリシー競合検出指示（result indication）情報を搬送する。ポリシー競合検出指示情報は、コアネットワーク要素のポリシー競合検出結果を示す。ポリシー競合が発生した場合、ポリシー競合検出指示情報の値は失敗（failure）であり、これは、ポリシー競合が発生し、RANネットワーク要素（例えば、CU）のポリシー変更要求が承認されなかったことを意味する。そうでない場合、ポリシー競合検出指示情報の値は成功（success）であり、これは、ポリシー競合が発生せず、RANネットワーク要素（例えば、CU）のポリシー変更要求が承認されたことを意味する。
任意選択で、ポリシー競合検出結果がポリシー競合がないことであった場合、本方法は、ステップ18－7から18－10をさらに含んでもよい。
ステップ18－7：コアネットワークはUEポリシーを変更する。
具体的には、コアネットワーク要素（例えば、AMFまたはSMF）は、CUのポリシー要求を承認し、UEポリシー（例えば、QoS）の変更を開始する。
ステップ18－8：コアネットワーク要素は、PDUセッション変更要求メッセージをRANネットワーク要素（例えば、CU）に送信する。
ステップ18－9：RANネットワーク要素（例えば、CU）は、AN（Access Network、アクセスネットワーク）リソース変更メッセージをUEに送信する。
ステップ18－10：RANネットワーク要素（例えば、CU）は、PDUセッション変更応答情報をコアネットワーク要素に送信する。
すべてのステップ18－7から18－10は、3GPP標準仕様のPDUセッション変更（PDU session modification）手順で定義されており、ここでは詳細は説明されない。
本出願のこの実施形態では、コアネットワークがポリシー競合を検出することを担当することが知られることができる。コアネットワークの実施プロセスは、無線アクセス管理コントローラまたは無線アクセス管理コントローラのポリシー処理サービス手順を変化させず、3GPP標準仕様で指定されたサービス処理メカニズムと一致する。加えて、本出願のこの実施形態では、UEポリシー変更の最終送信はコアネットワークによって開始される。これは、UE、RAN、およびコアネットワークのポリシー情報が一貫すること（すなわち、ポリシー同期）を保証することができる。
PDUセッションリソース変更指示（すなわち、PDU session resource modify indication）手順は、変更されるポリシーに関する特定の情報、例えば、変更される必要があるQoSパラメータをコアネットワークに送信する際にRANをサポートするように拡張され、コアネットワーク要素は、UEポリシー競合検出および最終的なUEポリシー変更を実行するように拡張される。
図19は、本出願の一実施形態によるポリシー競合管理方法の概略フローチャートである。本方法はRANネットワーク要素に適用され得、RANネットワーク要素は図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNBであり得る。図19に示されているように、本方法は以下のステップを含み得る。
S1901：第1の決定結果を取得し、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである。
具体的には、このステップの具体的な実施プロセスについては、図18のステップ18－1およびステップ18－2を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。第1の決定結果は、図18のUEのポリシー動作情報（例えば、QoS）であり得る。
第1のコントローラと第2のコントローラとは同じであってもよい。例えば、図3から図5のいずれかのシナリオでは、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。代替的に、第1のコントローラは異なってもよい。例えば、第1のコントローラは、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラである。
S1902：コアネットワークが第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出するようにするために、第1の決定結果をコアネットワークに送信し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む。
具体的には、このステップの具体的な実施プロセスについては、図18のステップ18－3、ステップ18－4、ステップ18－5、およびステップ18－6を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。第1のポリシーは、図18のUDMからコアネットワーク要素（例えば、AMFまたはSMF）によってローカルに記憶または取得されたUEサブスクリプションポリシー情報であってもよい。
第1の決定結果は、N2インターフェースメッセージ手順、すなわちPDUセッションリソース変更指示手順を使用してコアネットワークに送信され得る。具体的には、第1の決定結果はPDUセッションリソース変更指示メッセージに追加され、PDUセッションリソース変更指示メッセージはコアネットワークに送信される。このようにして、コアネットワークは、PDUセッションリソース変更指示メッセージから第1の決定結果を取得することができる。代替的に、RANネットワーク要素は、N2インターフェースメッセージ手順を追加することによってポリシー変更要求メッセージをコアネットワークに送信してもよい。具体的には、RANネットワーク要素は、第1の決定結果をポリシー変更要求メッセージに追加し、ポリシー変更要求メッセージをコアネットワークに送信する。このようにして、コアネットワークは、ポリシー変更要求メッセージから第1の決定結果を取得することができる。
S1903：コアネットワークからポリシー競合検出結果を受信し、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む。
具体的には、RANネットワーク要素は、ポリシー競合検出結果を使用して、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを知る。
コアネットワークからポリシー競合検出結果を受信するとき、RANネットワーク要素は、コアネットワークからPDUセッションリソース変更確認メッセージを受信し得る。PDUセッションリソース変更確認メッセージは、ポリシー競合検出結果またはポリシー競合検出結果を示す指示情報を含む。RANネットワーク要素は、PDUセッションリソース変更確認メッセージに基づいてポリシー競合検出結果を決定する。例えば、指示情報の値は失敗（failure）であり、これは、ポリシー競合が発生し、RANネットワーク要素（例えば、CU）のポリシー変更要求が承認されなかったことを意味する。そうでない場合、ポリシー指示情報の値は成功（success）であり、これは、ポリシー競合が発生せず、RANネットワーク要素（例えば、CU）のポリシー変更要求が承認されたことを意味する。
本出願のこの実施形態では、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、オープン無線アクセスネットワークにおけるコントローラ側（例えば、第1のコントローラまたは第2のコントローラ）の第1の決定結果をコアネットワークに送信することを担当することが知られることができる。コアネットワークは、ポリシー競合を検出し、ポリシー競合検出結果をRANネットワーク要素に返すことを担当する。このようにして、RANネットワーク要素は、ポリシー競合検出結果を使用して、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを知ることができる。これは、ポリシーの競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証する。
加えて、ポリシー競合検出結果が、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことであるとき、RANネットワーク要素はさらに、コアネットワークからPDUセッション変更要求メッセージを受信し、PDUセッション変更要求メッセージに基づいて第1の決定結果を実行し、PDUセッション変更応答メッセージをコアネットワークに送信し得る。具体的な実施プロセスについては、図18のステップ18－7から18－10を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
本出願のこの実施形態では、UEポリシー変更の最終送信はコアネットワークによって開始されることが知られることができる。これは、UE、RAN、およびコアネットワークのポリシー情報が一貫すること（すなわち、ポリシー同期）を保証することができる。
図20は、本出願の一実施形態によるポリシー競合管理方法の概略フローチャートである。本方法は、コアネットワークに適用され得る。図20に示されているように、本方法は以下のステップを含み得る。
S2001：RANネットワーク要素から第1の決定結果を受信し、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、ユーザ機器UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである。
S2002：第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む。
具体的には、第1のポリシーは、図18のUDMからコアネットワーク要素（例えば、AMFまたはSMF）によってローカルに記憶または取得されたUEサブスクリプションポリシー情報であってもよい。
S2003：ポリシー競合検出結果をRANネットワーク要素に送信し、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む。
ステップS2001からS2003の具体的な実施プロセスについては、図18のステップ18－1から18－6を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。第1の決定結果は、図18のUEのポリシー動作情報（例えば、QoS）であり得る。
第1のコントローラと第2のコントローラとは同じであってもよい。例えば、図3から図5のいずれかのシナリオでは、第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。代替的に、第1のコントローラは異なってもよい。例えば、第1のコントローラは、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセス管理コントローラである。
第1の決定結果がRANネットワーク要素から受信されるとき、PDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージがコアネットワークから受信され得る。PDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージは、第1の決定結果を含む。第1の決定結果は、PDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージから取得される。
ポリシー競合検出結果がRANネットワーク要素に送信されるとき、ポリシー競合検出結果またはポリシー競合検出結果を示す指示情報がPDUセッションリソース変更確認メッセージに追加され得る。PDUセッションリソース変更確認メッセージはRANネットワーク要素に送信され、これにより、RANネットワーク要素は、PDUセッションリソース変更確認メッセージに基づいてポリシー競合検出結果を決定することができる。例えば、指示情報の値は失敗（failure）であり、これは、ポリシー競合が発生し、RANネットワーク要素（例えば、CU）のポリシー変更要求が承認されなかったことを意味する。そうでない場合、ポリシー指示情報の値は成功（success）であり、これは、ポリシー競合が発生せず、RANネットワーク要素（例えば、CU）のポリシー変更要求が承認されたことを意味する。
本出願のこの実施形態では、RANネットワーク要素（例えば、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNB）は、オープン無線アクセスネットワークにおけるコントローラ側（例えば、第1のコントローラまたは第2のコントローラ）の第1の決定結果をコアネットワークに送信することを担当することが知られることができる。コアネットワークは、ポリシー競合を検出し、ポリシー競合検出結果をRANネットワーク要素に返すことを担当する。このようにして、RANネットワーク要素は、ポリシー競合検出結果を使用して、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを知ることができる。これは、ポリシーの競合を伴うUEポリシーの生成を回避し、ポリシーの適用可能性を保証する。
加えて、コアネットワークがポリシー競合検出結果をRANネットワーク要素に送信した後に、ポリシー競合検出結果が、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことであるとき、コアネットワークは、PDUセッション変更要求メッセージをRANネットワーク要素にさらに送信し得る。このようにして、RANネットワーク要素は、PDUセッション変更要求メッセージに基づいて第1の決定結果を実行し得る。
本出願のこの実施形態では、UEポリシー変更の最終送信はコアネットワークによって開始されることが知られることができる。これは、UE、RAN、およびコアネットワークのポリシー情報が一貫すること（すなわち、ポリシー同期）を保証することができる。
図21は、本出願の一実施形態によるポリシー競合管理装置の構造の概略図である。本装置は、RANネットワーク要素で使用され得、図19に示されているポリシー競合管理方法を実行するように構成される。RANネットワーク要素は、図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNBであり得る。図21に示されているように、本装置は、
第1の決定結果を取得し、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、ユーザ機器UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成された取得モジュール211と、
コアネットワークが、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出するようにするために、第1の決定結果をコアネットワークに送信し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成された決定結果送信モジュール212と、
コアネットワークからポリシー競合検出結果を受信し、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む、ように構成された競合検出結果受信モジュール213と
を含み得る。
一実施形態では、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラであるか、または第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。
一実施形態では、決定結果送信モジュール212は、プロトコルデータユニットPDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージに第1の決定結果を追加し、コアネットワークがPDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージから第1の決定結果を取得するようにするために、PDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージをコアネットワークに送信するように特に構成される。
一実施形態では、競合検出結果受信モジュール213は、コアネットワークからPDUセッションリソース変更確認メッセージを受信し、PDUセッションリソース変更確認メッセージは、ポリシー競合検出結果またはポリシー競合検出結果を示す指示情報を含み、PDUセッションリソース変更確認メッセージに基づいてポリシー競合検出結果を決定するように特に構成される。
一実施形態では、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことである。ポリシー競合管理装置は、
コアネットワークからPDUセッション変更要求メッセージを受信するように構成されたPDUセッション変更要求メッセージ受信モジュールと、
PDUセッション変更要求メッセージに基づいて第1の決定結果を実行し、PDUセッション変更応答メッセージをコアネットワークに送信するように構成された決定結果実行モジュールと
を含み得る。
本装置は、図18または図19のポリシー競合管理方法を実行するように構成されることを理解されたい。本装置内の対応するプログラムモジュールの実施原理および技術的効果は、図18または図19のポリシー競合管理方法で説明されたものと同様である。本装置の動作プロセスについては、図18または図19のポリシー競合管理方法の対応するプロセスを参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
図22は、本出願の一実施形態によるポリシー競合管理装置の構造の概略図である。本装置は、図3から図5のいずれかのシナリオにおけるコアネットワークで使用され得、図20に示されているポリシー競合管理方法を実行するように構成される。図22に示されているように、本装置は、
無線アクセスネットワークRANネットワーク要素から第1の決定結果を受信し、第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、第2のポリシーは、ユーザ機器UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成された決定結果受信モジュール221と、
第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出し、第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成されたポリシー競合検出モジュール222と、
ポリシー競合検出結果をRANネットワーク要素に送信し、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む、ように構成された競合検出結果送信モジュール223と
を含み得る。
一実施形態では、第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラであるか、または第1のコントローラと第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである。
一実施形態では、決定結果受信モジュール221は、コアネットワークからプロトコルデータユニットPDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージを受信し、PDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージは、第1の決定結果を含み、PDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージから第1の決定結果を取得するように特に構成される。
一実施形態では、競合検出結果送信モジュール223は、ポリシー競合検出結果またはポリシー競合検出結果を示す指示情報をPDUセッションリソース変更確認メッセージに追加し、PDUセッションリソース変更確認メッセージをRANネットワーク要素に送信するように特に構成される。
一実施形態では、ポリシー競合検出結果は、第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことである。ポリシー競合管理装置は、
RANネットワーク要素がPDUセッション変更要求メッセージに基づいて第1の決定結果を実行するようにするために、PDUセッション変更要求メッセージをRANネットワーク要素に送信するように構成されたPDUセッション変更要求メッセージ送信モジュール
をさらに含み得る。
本装置は、図18または図20のポリシー競合管理方法を実行するように構成されることを理解されたい。本装置内の対応するプログラムモジュールの実施原理および技術的効果は、図18または図20のポリシー競合管理方法で説明されたものと同様である。本装置の動作プロセスについては、図18または図20のポリシー競合管理方法の対応するプロセスを参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
次に、図23は、本出願の一実施形態による通信装置の構造の概略図である。通信装置は、第1のコントローラであり得、第1のコントローラは、図3から図5のいずれかのシナリオにおける無線アクセスインテリジェントコントローラまたは無線アクセス管理コントローラであり得る。通信装置は、前述の方法の実施形態における第1のコントローラの機能を実施し得る。代替的に、通信装置はRANネットワーク要素であってもよく、RANネットワーク要素は図3のCU－CP、図4のCU、または図5のgNBであってもよい。通信装置は、前述の方法の実施形態におけるRANネットワーク要素の機能を実施し得る。説明を簡単にするために、図23は通信装置の主要な構成要素を示す。図23に示されているように、
通信装置は、少なくとも1つのプロセッサ1811と、少なくとも1つのメモリ1812と、少なくとも1つのトランシーバ1813と、少なくとも1つのネットワークインターフェース1814と、1つ以上のアンテナ1815とを含む。プロセッサ1811、メモリ1812、トランシーバ1813、およびネットワークインターフェース1814は、例えばバスを介して互いに接続される。本出願のこの実施形態では、接続は、様々なインターフェース、伝送線、またはバスなどを含み得る。これは、この実施形態では限定されない。アンテナ1815は、トランシーバ1813に接続される。ネットワークインターフェース1814は、通信装置が通信リンクを介して別のネットワークデバイスに接続されることを可能にするように構成される。
プロセッサ1811、通信プロトコルおよび通信データを処理し、ノード全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように主に構成される。
任意選択の実施態様では、プロセッサは、ベースバンドプロセッサおよび中央処理装置を含んでもよい。ベースバンドプロセッサは、通信プロトコルおよび通信データを処理するように主に構成される。中央処理装置は、端末デバイス全体を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するように主に構成される。代替的に、ベースバンドプロセッサおよび中央処理装置の機能は、プロセッサに統合されてもよい。当業者は、ベースバンドプロセッサおよび中央処理装置が、代替的に互いに独立したプロセッサであってもよく、バスなどの技術を使用して相互接続されることを理解し得る。当業者は、ノードが、異なるネットワーク規格に適応するために複数のベースバンドプロセッサを含み得、ノードが、ノードの処理能力を拡張するために複数の中央処理装置を含み得、ノードの構成要素が、様々なバスを介して接続され得ることを理解し得る。ベースバンドプロセッサはまた、ベースバンド処理回路またはベースバンド処理チップと表現され得る。中央処理装置は、代替的に、中央処理回路または中央処理チップと表現され得る。通信プロトコルおよび通信データを処理する機能は、プロセッサに組み込まれてもよいし、またはソフトウェアプログラムの形態でメモリに記憶されてもよい。プロセッサは、ベースバンド処理機能を実施するためにソフトウェアプログラムを実行する。
メモリ1812は、ソフトウェアプログラムおよびデータを記憶するように主に構成される。メモリ1812は、独立して存在してもよく、プロセッサ1811に接続される。任意選択で、メモリ1812およびプロセッサ1811は、一緒に統合されてもよく、例えば、単一チップ、つまり、オンチップメモリ上に統合されてもよく、またはメモリ1812は独立した記憶要素である。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。メモリ1812は、本出願の実施形態における技術的ソリューションを実行するためのプログラムコードを記憶することができ、プロセッサ1811は実行を制御する。様々なタイプの実行されるコンピュータプログラムコードは、プロセッサ1811のドライバプログラムとも考えられ得る。
トランシーバ1813は、ベースバンド信号と無線周波数信号との間の変換を実行し、無線周波数信号を処理するように構成され得る。トランシーバ1813は、アンテナ1815に接続され得る。トランシーバ1813は、伝送機（transmitter、Tx）および受信機（receiver、Rx）を含む。具体的には、1つ以上のアンテナ1815は無線周波数信号を受信し得る。トランシーバ1813の受信機Rxは、アンテナから無線周波数信号を受信し、無線周波数信号をデジタルベースバンド信号またはデジタル中間周波数信号に変換し、デジタルベースバンド信号またはデジタル中間周波数信号をプロセッサ1811に提供し、これにより、プロセッサ1811は、デジタルベースバンド信号またはデジタル中間周波数信号をさらに処理する、例えば、復調処理および復号処理を実行する、ように構成される。加えて、トランシーバ1813の伝送機Txは、プロセッサ1811から変調されたデジタルベースバンド信号またはデジタル中間周波数信号を受信し、変調されたデジタルベースバンド信号またはデジタル中間周波数信号を無線周波数信号に変換し、1つ以上のアンテナ1815を介して無線周波数信号を送信するようにさらに構成され得る。具体的には、受信機Rxは、デジタルベースバンド信号またはデジタル中間周波数信号を取得するために、無線周波数信号に対して1つ以上のレベルの周波数ダウンミキシング処理およびアナログデジタル変換処理を選択的に実行し得る。周波数ダウンミキシング処理およびアナログデジタル変換処理のシーケンスは調整可能である。伝送機Txは、無線周波数信号を取得するために、変調されたデジタルベースバンド信号または変調されたデジタル中間周波数信号に対して1つ以上のレベルの周波数アップミキシング処理およびデジタルアナログ変換処理を選択的に実行し得る。周波数アップミキシング処理およびデジタルアナログ変換処理のシーケンスは調整可能である。デジタルベースバンド信号およびデジタル中間周波数信号は、まとめてデジタル信号と呼ばれ得る。任意選択で、伝送機Txおよび受信機Rxは、異なる物理構造／回路によって実施されてもよいし、または同じ物理構造／回路によって実施されてもよい、つまり、伝送機Txおよび受信機Rxは一緒に継承されてもよい。
トランシーバは、トランシーバユニット、トランシーバ機械、またはトランシーバ装置などとも呼ばれ得る。任意選択で、受信機能を実施するように構成された、トランシーバユニット内の構成要素は受信ユニットと考えられてもよく、送信機能を実施するように構成された、トランシーバユニット内の構成要素は送信ユニットと考えられてもよい。言い換えれば、トランシーバユニットは、受信ユニットおよび送信ユニットを含む。受信ユニットは、受信機、入力ポート、または受信回路などとも呼ばれ得る。送信ユニットは、伝送機、伝送機械、または伝送回路などと呼ばれ得る。代替的に、Tx、Rx、およびアンテナは、トランシーバに組み合わされてもよい。
図23において、通信装置が第1のコントローラである場合、第1のコントローラは、本出願のこの実施形態における第1のコントローラとRANネットワーク要素との間の情報および／またはメッセージの送信および受信を遂行するために、R2インターフェースを介してRANネットワーク要素と通信し得る。通信装置がRANネットワーク要素である場合、RANネットワーク要素は、本出願のこの実施形態におけるRANネットワーク要素と第1のコントローラとの間の情報および／またはメッセージの送信および受信を遂行するために、R2を介して第1のコントローラと通信し得る。具体的な情報および／またはメッセージについては、前述の実施形態の内容を参照されたい。ここでは詳細は再度説明されない。
本出願の一実施形態は、第1のコントローラと、第2のコントローラと、RANネットワーク要素とを含むポリシー競合管理システムをさらに提供する。第1のコントローラは図12のポリシー競合管理方法を実行し得る。
本出願の一実施形態は、第1のコントローラと、第2のコントローラと、RANネットワーク要素とを含むポリシー競合管理システムをさらに提供する。第1のコントローラは図13のポリシー競合管理方法を実行するように構成され、RANネットワーク要素は図14のポリシー競合管理方法を実行するように構成される。
本出願の一実施形態は、第1のコントローラと、第2のコントローラと、RANネットワーク要素と、コアネットワークとを含むポリシー競合管理システムをさらに提供する。RANネットワーク要素は図19のポリシー競合管理方法を実行するように構成され、コアネットワークは図20のポリシー競合管理方法を実行するように構成される。
本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ記憶媒体はコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令が動作されるとき、図12のポリシー競合管理方法、図13のポリシー競合管理方法、図14のポリシー競合管理方法、図19のポリシー競合管理方法、または図20のポリシー競合管理方法が実行されることが可能である。
本出願の一実施形態は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ記憶媒体はコンピュータ命令を含む。コンピュータ命令が動作されるとき、図12のポリシー競合管理方法、図13のポリシー競合管理方法、図14のポリシー競合管理方法、図19のポリシー競合管理方法、または図20のポリシー競合管理方法が実行されることが可能である。
本出願の実施形態におけるプロセッサは、中央処理装置（central processing unit、CPU）であってもよいし、プロセッサはさらに、別の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ（digital signal processor、DSP）、特定用途向け集積回路（application specific integrated circuit、ASIC）、フィールドプログラマブルゲートアレイ（field programmable gate array、FPGA）もしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、またはこれらの任意の組み合わせであってもよいことが理解され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサまたは任意の通常のプロセッサであってもよい。
本出願の実施形態における方法ステップは、ハードウェアの方法で実施されてもよいし、またはプロセッサによってソフトウェア命令を実行する方法で実施されてもよい。ソフトウェア命令は、対応するソフトウェアモジュールを含み得る。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ（random access memory、RAM）、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ（read－only memory、ROM）、プログラマブル読み出し専用メモリ（programmable ROM、PROM）、消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ（erasable PROM、EPROM）、電気的消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ（electrically EPROM、EEPROM）、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルハードディスク、CD－ROM、または当技術分野で周知の任意の他の形態の記憶媒体に記憶され得る。例えば、プロセッサが記憶媒体から情報を読み出すことができ、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、記憶媒体はプロセッサに結合される。もちろん、記憶媒体は、代替的に、プロセッサの構成要素であってもよい。プロセッサおよび記憶媒体はASICに配置されてもよい。
前述の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組み合わせによって実施され得る。ソフトウェアが前述の実施形態を実施するために使用されるとき、前述の実施形態の全部または一部は、コンピュータプログラム製品の形態で実施されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上でロードされて実行されるとき、本出願の実施形態による手順または機能が全体的または部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよいし、またはコンピュータ可読記憶媒体を使用して伝送されてもよい。コンピュータ命令は、有線（例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、もしくはデジタルサブスクライバ回線（DSL））またはワイヤレス（例えば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波）の方法で、あるウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに伝送されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つ以上の使用可能な媒体を組み込んだ、サーバもしくはデータセンタなどのデータ記憶デバイスであってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体（例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、もしくは磁気テープ）、光学媒体（例えば、DVD）、または半導体媒体（例えば、ソリッドステートディスク（solid state disk、SSD））などであってもよい。
本出願の実施形態に含まれる数記号は、説明を簡単にするために区別されているにすぎず、本出願の実施形態の範囲を限定するために使用されていないことが理解され得る。
151 受信モジュール
152 検出モジュール
153 決定モジュール
154 送信モジュール
161 メッセージ受信モジュール
162 ポリシー決定モジュール
163 ポリシー送信モジュール
171 情報受信モジュール
172 競合検出モジュール
173 競合送信モジュール
174 決定受信モジュール
175 決定実行モジュール
211 取得モジュール
212 決定結果送信モジュール
213 競合決定結果受信モジュール
221 決定結果受信モジュール
222 ポリシー競合検出モジュール
223 競合検出結果送信モジュール
1811 プロセッサ
1812 メモリ
1813 トランシーバ
1814 ネットワークインターフェース
1815 アンテナ

Claims (30)

  1. ポリシー競合管理方法であって、前記方法は、第1のコントローラに適用され、
    第1のポリシー情報を受信するステップであって、前記第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ステップと、
    前記第1のポリシー情報と第2のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したことを検出するステップであって、前記第2のポリシー情報は、前記UEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシー、または前記第1のコントローラが前記第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された第1の決定結果を含む、ステップと、
    第2の決定結果を取得するために、前記第1のポリシーおよび前記第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うステップと、
    無線アクセスネットワークRANネットワーク要素が前記第2の決定結果を実行するようにするために、前記第2の決定結果を前記RANネットワーク要素に送信するステップと
    を含む、ポリシー競合管理方法。
  2. 第1のポリシー情報を受信する前記ステップは、
    前記RANネットワーク要素を介して前記第1のポリシー情報を受信するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記RANネットワーク要素を介して前記第1のポリシー情報を受信する前記ステップは、
    前記UEのサブスクリプション情報を求める第1のサブスクリプション要求メッセージを前記RANネットワーク要素に送信するステップと、
    前記RANネットワーク要素から第1のサブスクリプション応答メッセージを受信するステップであって、前記第1のサブスクリプション応答メッセージは前記第1のポリシー情報を含む、ステップと
    を含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第2のコントローラから第1のポリシーインスタンス作成メッセージを受信するステップであって、前記第1のポリシーインスタンス作成メッセージは前記第2のポリシーを含む、ステップ
    をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. 第1のポリシー情報を受信する前記ステップは、
    前記第2のコントローラを介して前記第1のポリシー情報を受信するステップ
    を含む、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第2のコントローラを介して前記第1のポリシー情報を受信する前記ステップは、
    前記第2のコントローラから第2のポリシーインスタンス作成メッセージを受信するステップであって、前記第2のポリシーインスタンス作成メッセージは、前記第1のポリシー情報および前記第2のポリシーを含み、前記第1のポリシー情報は、運用、管理、および保守OAMエンティティを介して前記コアネットワークから前記第2のコントローラによって受信された情報である、ステップ
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、前記第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラである、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである、請求項1に記載の方法。
  9. 第1のポリシー情報を受信する前記ステップは、
    OAMエンティティを介して前記第1のポリシー情報を受信するステップ、または
    前記RANネットワーク要素を介して前記第1のポリシー情報を受信するステップ
    を含む、請求項8に記載の方法。
  10. OAMエンティティを介して前記第1のポリシー情報を受信する前記ステップは、
    前記OAMエンティティを介して前記UEのサブスクリプション情報を求める第2のサブスクリプション要求メッセージを前記コアネットワークに送信するステップと、
    前記OAMエンティティを介して前記コアネットワークから第2のサブスクリプション応答メッセージを受信するステップであって、前記第2のサブスクリプション応答メッセージは前記第1のポリシー情報を含む、ステップと
    を含むか、または
    前記RANネットワーク要素を介して前記第1のポリシー情報を受信する前記ステップは、
    無線インテリジェント管理コントローラを介して前記UEの前記サブスクリプション情報を求める第3のサブスクリプション要求メッセージを前記RANネットワーク要素に送信するステップと、
    前記無線インテリジェント管理コントローラを介して前記RANネットワーク要素から第3のサブスクリプション応答メッセージを受信するステップであって、前記第3のサブスクリプション応答メッセージは前記第1のポリシー情報を含む、ステップと
    を含む、請求項9に記載の方法。
  11. ポリシー競合管理方法であって、前記方法は、第1のコントローラに適用され、
    無線アクセスネットワークRANネットワーク要素から第1のメッセージを受信するステップであって、前記第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報と、UE識別子と、第1のポリシー情報とを含み、前記ポリシー競合指示情報は、前記第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示し、前記第1のポリシー情報は、前記UE識別子に対応するUEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含み、前記第1の決定結果は、前記第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、前記第2のポリシーは、前記UE識別子に対応する前記UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ステップと、
    第2の決定結果を取得するために、前記第1のポリシーおよび前記第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うステップと、
    前記RANネットワーク要素が前記第2の決定結果を実行するようにするために、前記第2の決定結果を前記RANネットワーク要素に送信するステップと
    を含む、ポリシー競合管理方法。
  12. 前記第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、前記第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラであり、
    前記方法は、
    前記第2のコントローラからポリシーインスタンス作成メッセージを受信するステップであって、前記ポリシーインスタンス作成メッセージは前記第2のポリシーを含む、ステップ
    をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、前記第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラであるか、または前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである、請求項11に記載の方法。
  14. ポリシー競合管理方法であって、前記方法は、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素に適用され、
    コアネットワークから第1のポリシー情報を受信するステップであって、前記第1のポリシー情報は、UEのために前記コアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ステップと、
    前記第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを検出するステップであって、前記第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、前記第2のポリシーは、前記UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ステップと、
    第1のメッセージを前記第1のコントローラに送信するステップであって、前記第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報と、前記UEのUE識別子と、前記第1のポリシー情報とを含み、前記ポリシー競合指示情報は、前記第1のポリシー情報と前記第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示す、ステップと、
    前記第1のコントローラから第2の決定結果を受信するステップであって、前記第2の決定結果は、前記第1のコントローラが前記第1のポリシーおよび前記第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果である、ステップと、
    前記第2の決定結果を実行するステップと
    を含む、ポリシー競合管理方法。
  15. 前記第1のコントローラは無線アクセスインテリジェントコントローラであり、前記第2のコントローラは無線アクセス管理コントローラであるか、または
    前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラである、請求項14に記載の方法。
  16. 前記第1のコントローラと前記第2のコントローラとの両方が無線アクセス管理コントローラであり、
    前記方法は、
    無線アクセスインテリジェントコントローラを介して前記無線アクセス管理コントローラから前記第1の決定結果を受信するステップ
    をさらに含む、請求項17に記載の方法。
  17. ポリシー競合管理方法であって、前記方法は、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素に適用され、
    第1の決定結果を取得するステップであって、前記第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、前記第2のポリシーは、ユーザ機器UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ステップと、
    コアネットワークが、前記第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出するようにするために、前記第1の決定結果を前記コアネットワークに送信するステップであって、前記第1のポリシー情報は、前記UEのために前記コアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ステップと、
    前記コアネットワークからポリシー競合検出結果を受信するステップであって、前記ポリシー競合検出結果は、前記第1の決定結果と前記第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または前記第1の決定結果と前記第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む、ステップと
    を含む、ポリシー競合管理方法。
  18. 前記第1の決定結果をコアネットワークに送信する前記ステップは、
    プロトコルデータユニットPDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージに前記第1の決定結果を追加するステップと、
    前記コアネットワークが前記PDUセッションリソース変更指示メッセージまたは前記ポリシー変更要求メッセージから前記第1の決定結果を取得するようにするために、前記PDUセッションリソース変更指示メッセージまたは前記ポリシー変更要求メッセージを前記コアネットワークに送信するステップと
    を含む、請求項17に記載の方法。
  19. 前記コアネットワークからポリシー競合検出結果を受信する前記ステップは、
    前記コアネットワークからPDUセッションリソース変更確認メッセージを受信するステップであって、前記PDUセッションリソース変更確認メッセージは、前記ポリシー競合検出結果または前記ポリシー競合検出結果を示す指示情報を含む、ステップと、
    前記PDUセッションリソース変更確認メッセージに基づいて前記ポリシー競合検出結果を決定するステップと
    を含む、請求項17に記載の方法。
  20. ポリシー競合管理方法であって、前記方法は、コアネットワークに適用され、
    無線アクセスネットワークRANネットワーク要素から第1の決定結果を受信するステップであって、前記第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、前記第2のポリシーは、ユーザ機器UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ステップと、
    前記第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出するステップであって、前記第1のポリシー情報は、前記UEのために前記コアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ステップと、
    ポリシー競合検出結果を前記RANネットワーク要素に送信するステップであって、前記ポリシー競合検出結果は、前記第1の決定結果と前記第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または前記第1の決定結果と前記第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む、ステップと
    を含む、ポリシー競合管理方法。
  21. RANネットワーク要素から第1の決定結果を受信する前記ステップは、
    前記コアネットワークからプロトコルデータユニットPDUセッションリソース変更指示メッセージまたはポリシー変更要求メッセージを受信するステップであって、前記PDUセッションリソース変更指示メッセージまたは前記ポリシー変更要求メッセージは、前記第1の決定結果を含む、ステップと、
    前記PDUセッションリソース変更指示メッセージまたは前記ポリシー変更要求メッセージから前記第1の決定結果を取得するステップと
    を含む、請求項20に記載の方法。
  22. ポリシー競合管理装置であって、前記装置は、第1のコントローラで使用され、
    第1のポリシー情報を受信し、前記第1のポリシー情報は、UEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成された受信モジュールと、
    前記第1のポリシー情報と第2のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したことを検出し、前記第2のポリシー情報は、前記UEのために第2のコントローラによって構成された第2のポリシー、または前記第1のコントローラが前記第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された第1の決定結果を含む、ように構成された検出モジュールと、
    第2の決定結果を取得するために、前記第1のポリシーおよび前記第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うように構成された決定モジュールと、
    無線アクセスネットワークRANネットワーク要素が前記第2の決定結果を実行するようにするために、前記第2の決定結果を前記RANネットワーク要素に送信するように構成された送信モジュールと
    を備える、ポリシー競合管理装置。
  23. ポリシー競合管理装置であって、前記装置は、第1のコントローラで使用され、
    無線アクセスネットワークRANネットワーク要素から第1のメッセージを受信し、前記第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報と、UE識別子と、第1のポリシー情報とを含み、前記ポリシー競合指示情報は、前記第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示し、前記第1のポリシー情報は、前記UE識別子に対応するUEのためにコアネットワークによって構成された第1のポリシーを含み、前記第1の決定結果は、前記第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、前記第2のポリシーは、前記UE識別子に対応する前記UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成されたメッセージ受信モジュールと、
    第2の決定結果を取得するために、前記第1のポリシーおよび前記第2のポリシーに従ってポリシー決定を行うように構成されたポリシー決定モジュールと、
    前記RANネットワーク要素が前記第2の決定結果を実行するようにするために、前記第2の決定結果を前記RANネットワーク要素に送信するように構成されたポリシー送信モジュールと
    を備える、ポリシー競合管理装置。
  24. ポリシー競合管理装置であって、前記装置は、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素で使用され、
    コアネットワークから第1のポリシー情報を受信し、前記第1のポリシー情報は、UEのために前記コアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成された情報受信モジュールと、
    前記第1のポリシー情報と第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを検出し、前記第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、前記第2のポリシーは、前記UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成された競合検出モジュールと、
    第1のメッセージを前記第1のコントローラに送信し、前記第1のメッセージは、ポリシー競合指示情報と、前記UEのUE識別子と、前記第1のポリシー情報とを含み、前記ポリシー競合指示情報は、前記第1のポリシー情報と前記第1の決定結果との間でポリシー競合が発生したことを示す、ように構成された競合送信モジュールと、
    前記第1のコントローラから第2の決定結果を受信し、前記第2の決定結果は、前記第1のコントローラが前記第1のポリシーおよび前記第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果である、ように構成された決定受信モジュールと、
    前記第2の決定結果を実行するように構成された決定実行モジュールと
    を備える、ポリシー競合管理装置。
  25. ポリシー競合管理装置であって、前記装置は、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素で使用され、
    第1の決定結果を取得し、前記第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、前記第2のポリシーは、ユーザ機器UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成された取得モジュールと、
    コアネットワークが、前記第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出するようにするために、前記第1の決定結果を前記コアネットワークに送信し、前記第1のポリシー情報は、前記UEのために前記コアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成された決定結果送信モジュールと、
    前記コアネットワークからポリシー競合検出結果を受信し、前記ポリシー競合検出結果は、前記第1の決定結果と前記第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または前記第1の決定結果と前記第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む、ように構成された競合検出結果受信モジュールと
    を備える、ポリシー競合管理装置。
  26. ポリシー競合管理装置であって、前記装置は、コアネットワークで使用され、
    無線アクセスネットワークRANネットワーク要素から第1の決定結果を受信し、前記第1の決定結果は、第1のコントローラが第2のポリシーに従ってポリシー決定を行った後に取得された決定結果であり、前記第2のポリシーは、ユーザ機器UEのために第2のコントローラによって構成されたポリシーである、ように構成された決定結果受信モジュールと、
    前記第1の決定結果と第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したかどうかを検出し、前記第1のポリシー情報は、前記UEのために前記コアネットワークによって構成された第1のポリシーを含む、ように構成されたポリシー競合検出モジュールと、
    ポリシー競合検出結果を前記RANネットワーク要素に送信し、前記ポリシー競合検出結果は、前記第1の決定結果と前記第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生したこと、または前記第1の決定結果と前記第1のポリシー情報との間でポリシー競合が発生していないことを含む、ように構成された競合検出結果送信モジュールと
    を備える、ポリシー競合管理装置。
  27. ポリシー競合管理装置であって、前記装置は、第1のコントローラで使用され、第1のプロセッサと、第1のメモリと、第1のトランシーバとを備え、前記第1のメモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、前記ポリシー競合管理装置が動作するとき、前記第1のプロセッサは前記コンピュータ命令を実行し、これにより、前記ポリシー競合管理装置は、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法もしくは請求項11から13のいずれか一項に記載の方法を実行するか、または
    前記装置は、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素で使用され、第2のプロセッサと、第2のメモリと、第2のトランシーバとを備え、前記第2のメモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、前記ポリシー競合管理装置が動作するとき、前記第2のプロセッサは前記コンピュータ命令を実行し、これにより、前記ポリシー競合管理装置は、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法もしくは請求項17から19のいずれか一項に記載の方法を実行するか、または
    前記装置は、コアネットワークで使用されるように構成され、第3のプロセッサと、第3のメモリと、第3のトランシーバとを備え、前記第3のメモリは、コンピュータ命令を記憶するように構成され、前記ポリシー競合管理装置が動作するとき、前記第3のプロセッサは前記コンピュータ命令を実行し、これにより、前記ポリシー競合管理装置は、請求項20または21に記載の方法を実行する、ポリシー競合管理装置。
  28. 第1のコントローラと、第2のコントローラと、無線アクセスネットワークRANネットワーク要素とを備えるポリシー競合管理システムであって、前記第1のコントローラは、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されるか、または
    前記システムは、第1のコントローラと、第2のコントローラと、RANネットワーク要素とを備え、前記第1のコントローラは、請求項11から13のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成され、前記RANネットワーク要素は、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成されるか、または
    前記システムは、第1のコントローラと、第2のコントローラと、RANネットワーク要素と、コアネットワークとを備え、前記RANネットワーク要素は、請求項17から19のいずれか一項に記載の方法を実行するように構成され、前記コアネットワークは、請求項20もしくは21に記載の方法を実行するように構成される、ポリシー競合管理システム。
  29. コンピュータ記憶媒体であって、前記コンピュータ記憶媒体はコンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令が動作されるとき、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法、請求項11から13のいずれか一項に記載の方法、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法、請求項17から19のいずれか一項に記載の方法、または請求項20もしくは21に記載の方法が実行されることが可能である、コンピュータ記憶媒体。
  30. コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品はコンピュータ命令を含み、前記コンピュータ命令が動作されるとき、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法、請求項11から13のいずれか一項に記載の方法、請求項14から16のいずれか一項に記載の方法、請求項17から19のいずれか一項に記載の方法、または請求項20もしくは21に記載の方法が実行されることが可能である、コンピュータプログラム製品。
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