JP2022105306A - オープン無線アクセスネットワーク(o-ran)環境でハンドオーバ(ho)手順を開始するための方法及び装置 - Google Patents

オープン無線アクセスネットワーク(o-ran)環境でハンドオーバ(ho)手順を開始するための方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】オープン無線アクセスネットワーク(O-RAN)環境でハンドオーバ(HO)手順を開始するための方法及び装置を提供する。特に、O-RAN環境でRANコントローラによりハンドオーバのためのターゲットセルを特定する方法を提供する。【解決手段】O-RAN環境は、RANコントローラを備えた仮想化ネットワークアーキテクチャを有し、RANコントローラは、E2ノードに接続され、かつE2ノードを介して、UEをサービングする場所をカバーし、かつ複数の隣接セルに隣接するサービングセルに位置する複数のユーザ機器(UE)に接続される。該方法は、複数の隣接セルから各隣接セルの信号強度メトリック及び対応するリソース負荷メトリックを取得するステップと、1つ以上の所定の閾値に基づいて複数の隣接セルの複数のセルパラメータを比較するステップと、比較によりターゲットセルを特定するステップとを含む。【選択図】図5

Description

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該当なし。
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該当なし。
配列表、表又はコンピュータプログラムを記載したコンパクトディスク付属書類の参照
該当なし。
本開示は、無線通信システムに関し、特に、オープン無線アクセスネットワーク(O-RAN)環境でハンドオーバ(HO)手順を開始するための方法及び装置に関する。
ユーザ機器(UE)の位置が「X」セルで規定されたサービスエリアから「Y」セルで規定されたサービスエリアに移動すると、UEは、「X」基地局との接続を切断し、「Y」基地局と接続(すなわち、新規接続を確立)しなければならない。この動作は、ハンドオーバ(HO)又はセル再選択と呼ばれることもある。
HOを行う際の重要な動作の1つは、例えば、UEが接続する「X」セル(すなわち、「サービングセル」)に隣接する「Y」セルの信号強度値を監視する必要があることである。具体的には、HO動作は、隣接セル(「Y」セル)の監視された信号強度値とサービングセル(「X」セル)の信号強度値とを比較することを含む。この時、UEは、隣接セルの信号強度値がサービングセルの信号強度値よりも強いと判断した場合、新たなサービングセルとなる隣接セルへのHOを開始する。
相対信号強度値に基づいてHOを実行するための唯一の要件は、Inter-RAT(無線アクセス技術)又はintra-RAT HOを実行するのに十分でない場合がある。例えば、セルの負荷が高くなるとUEの性能が低下し得るセルにUEをハンドオーバさせることができる。
このため、ターゲットセルがHO後のUEに対して向上された信号強度を提供できる場合でも、ターゲットセルでの全体的な性能が理想的ではない可能性がある。したがって、4G/LTEと5Gネットワークにおける異なるセル間の負荷分散を最適なUE性能で実現することができない。
そこで、本発明は、前述の1つ以上の欠点を改善すること、又は有用な代替案を提供することを目的とする。
本発明の主な目的は、無線アクセスネットワーク内のリソースの最適な使用を確保する隣接セルにユーザ機器(UE)の効率的なハンドオーバ(HO)機構を提供することである。
本発明の別の目的は、各候補セルに対して受信信号電力と平均負荷値とを比較し、高い基準信号受信電力(RSRP)と低い平均負荷との最適な組み合わせでハンドオーバのための最良のターゲットセルを特定するためのデータをソートすることにより、ハンドオーバのための最良のターゲットセルを特定することである。
本発明の他の目的は、RSRP/RSRQ(基準信号受信品質)値及びPRB使用率値に基づいて、候補セルをソートすることである。
本発明の他の目的は、(RSRPの正しい組み合わせ及びセルの平均負荷値を特定することにより)ハンドオーバのための最良の候補ターゲットセルを決定することである。さらに、平均負荷が高く、受信信号強度が低いターゲットセルを特定しないように図る。
本発明の他の目的は、HOの動作後でも、4G/LTEと5Gネットワークにおける異なるセル間の負荷分散を実現することである。
そこで、本明細書は、オープン無線アクセスネットワーク(O-RAN)環境でハンドオーバ(HO)手順を開始するための方法を開示する。具体的には、オープンRAN(O-RAN)環境で無線アクセスネットワーク(RAN)コントローラによりハンドオーバのためのターゲットセルを特定する方法において、前記O-RAN環境は、前記RANコントローラを含む仮想化ネットワークアーキテクチャを有し、前記RANコントローラは、UEをサービングする場所をカバーし、かつ複数の隣接セルに隣接するサービングセルに位置する複数のユーザ機器(UE)をE2ノードを介して制御することができる前記方法は、1つ以上の所定の閾値に基づいて前記複数の隣接セルの複数のセルパラメータを比較するステップと、前記比較によりハンドオーバのためのターゲットセルを特定するステップと、を含む。
前記方法は、前記サービングセル及び前記複数の隣接セルからの各隣接セルに関連付けられた前記複数のセルパラメータを、無線ネットワーク情報基地局(RNIB)から取得するステップをさらに含む。前記複数のセルパラメータは、受信信号強度パラメータと平均負荷パラメータとを含む。
前記信号強度パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)/基準信号受信品質(RSRQ)を含み、前記平均負荷パラメータは、物理リソースブロック(PRB)の使用率を含む。
前記複数のセルパラメータの比較は、前記複数のセルパラメータに基づいて、前記複数の隣接セルをソートすることを含む。
前記複数のセルパラメータの比較は、前記隣接セルの1つ以上の前記受信信号強度パラメータが1つ以上の所定の閾値よりも大きい前記複数の隣接セルをフィルタリングし、前記複数の隣接セルの前記受信信号強度パラメータが1つ以上の所定の閾値よりも大きいと決定したことに応答して、フィルタリングされた複数の隣接セルを前記受信信号強度パラメータの大きい順にソートすることをさらに含む。前記1つ以上の所定の閾値は、基準信号受信電力(RSRP)閾値、基準信号受信品質(RSRQ)閾値及び物理リソースブロック(PRB)の使用率閾値を含む。
前記方法は、前記ソートされた複数の隣接セルから前記ターゲットセルを選択するステップをさらに含み、前記ターゲットセルは、前記ターゲットセルが輻輳していないことを確保する以上、前記隣接セルの前記複数の受信信号強度パラメータのうち、最も大きい受信信号強度パラメータを含む。
前記複数のセルパラメータの比較は、前記セルパラメータに基づいて前記複数の隣接セルをソートすることをさらに含み、ソートに用いられる前記セルパラメータは、前記複数の候補セルの各々の受信信号強度パラメータ及び負荷パラメータである。
前記方法は、前記ソートされた複数の隣接セルから前記ターゲットセルを選択するステップをさらに含み、前記ターゲットセルは、前記受信信号強度パラメータの最大値と、前記所定の平均負荷閾値を下回る前記隣接セルの平均負荷値とを含む。
前記方法は、ハンドオーバのために特定されたターゲットセルの情報をUEに送信するステップをさらに含み、前記情報は、前記特定されたターゲットセルに対応するデータの少なくとも1つを有する。
そこで、本明細書は、オープン無線アクセスネットワーク(O-RAN)環境でハンドオーバ(HO)手順を開始する無線アクセスネットワーク(RAN)コントローラを開示する。具体的には、オープンRAN(O-RAN)環境で無線アクセスネットワーク(RAN)コントローラによりハンドオーバのためのターゲットセルを特定するRANコントローラにおいて、前記O-RAN環境は、前記RANコントローラを含む仮想化ネットワークアーキテクチャを有し、前記RANコントローラは、UEをサービングする場所をカバーし、かつ複数の隣接セルに隣接するサービングセルに位置する複数のユーザ機器(UE)をE2ノードを介して制御することができる。前記RANコントローラは、1つ以上の所定の閾値に基づいて、前記複数の隣接セルの複数のセルパラメータを比較し、前記比較により前記ターゲットセルを特定するように構成される。
本明細書に記載のこれら及びその他の実施形態は、以下の説明及び添付の図面と共に検討されるとより良く理解されるであろう。しかしながら、以下の説明は、好適な実施形態及びその多数の具体的詳細について示しているが、制限的ではなく例証として示された点を理解すべきである。実施形態の範囲内で、その精神を逸脱することなく、多くの変更及び修正を施すことも可能であり、本明細書の実施形態は、そのようなすべての変更を含む。
上述の実施形態が実現される方法を最適に説明するとともに、本発明の他の利点及び特徴を規定するために、以下に添付図面を参照して、より具体的な説明を行う。これらの図面は、本発明の例示的な実施形態のみを示すため、範囲を限定するものと考えられないことが理解され、添付図面を使用して追加の特異性及び詳細によりそれらの例を説明する。
無線通信システムを示す図である。 オープン無線アクセスネットワーク(O-RAN)アーキテクチャの概要を示す図である。 RAN内の各種ハードウェア要素を示す図である。 RANコントローラ内の各種のハードウェア要素を示す図である。 候補セルの選択方法を示すフローチャートである。これらの動作は、RANコントローラによって実行される。
なお、添付図面は、本開示のいくつかの実施形態を例示するためのものである。これらの図は、本発明の範囲を限定するものではない。また、添付図面は、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではない。
以下、本発明の例示的な実施形態を実施する現在最良の形態について詳細に説明する。この説明は、限定的な意味ではなく、本発明の一般原理を示すためのものに過ぎない。
本明細書に言及された、「一実施形態」又は「実施形態」は、この実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造又は特性が本技術の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。また、本明細書の各所における「一実施形態において」との表現は、必ずしも全て同じ実施形態を指すわけではなく、また、他の実施形態と互いに排他的な個別の又は代替可能な実施形態でもない。さらに、いくつかの実施形態によって提示されるが他の実施形態によって提示されない様々な特徴が説明される。同様に、いくつかの実施形態にとって要件であるが他の実施形態にとっては要件ではない様々な要件が説明される。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の選択された実施形態を詳細に説明する。本明細書に記載の実施形態は、本開示の範囲を限定することを意図するものではなく、本開示は、記載される実施形態に限定されると解釈されるべきではない。本開示は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。なお、添付図面は、以下に説明する本開示の実施形態を示すことを意図及び提供するものであり、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではない。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、説明の明確化及び理解の容易化のために、構成要素の厚さ及び寸法が誇張されていることがある。
さらに、以下の説明は、説明の目的で多数の特定事項を含むが、当業者であれば、これらの事項の多数の変更及び/又は置換が本技術の範囲内にあることを理解するであろう。同様に、本技術の特徴の多くは、相互に、又は相互に関連して説明されているが、当業者であれば、多くの特徴が他の特徴とは独立して提供され得ることを理解するであろう。そこで、本技術は、一般性の喪失なしに、また本技術に制限をかすことなく記載されている。
なお、本明細書において、「第1」、「第2」などの用語は、順序、順位、数量又は重要度を示すものではなく、各要素を区別するためのものである。また、本明細書において、「a」及び「an」は、数量の制限を意味するものではなく、言及される項目の少なくとも1つが存在することを意味する。
標準的なネットワーク用語及び略称:
RAN:RANは、無線アクセスネットワークを意味してもよい。無線アクセスネットワーク(RAN)は、各装置とネットワークの他の部分とを無線接続し得る通信システムの一部であってもよい。RANは、携帯電話又はコンピュータなどのユーザ機器と通信システムのコアネットワークとの接続を提供してもよい。RANは、無線接続を確立するために基地局(eノードB、gノードBなど)を利用する通信システムにおけるアクセス層の必須部分であってもよい。
無線通信システム:無線通信システムは、無線ネットワークを介して接続された各種のネットワーク構成要素で構成されてもよい。無線ネットワークは、無線リンク、ミリ波などの任意の無線接続技術を含んでもよい。本書において、無線通信システムは、無線アクセスネットワークに接続された1つ以上のコントローラを含み、1つ以上のコントローラは、さらに複数のユーザ機器に接続される。
新RAN:無線アクセスネットワークは、NR/E-UTRA又はその両方をサポートでき、次世代コアネットワーク(NG-CN)とのインタフェース機能を有する。NG-C/Uは、NG-CNに対するコントロール/ユーザプレーンインタフェースである。
gNB:新規無線(NR)基地局は、NG-C/U(NG2/NG3)インタフェースを介してNG-CNと呼ばれる5Gコアと、S1-C/Uインタフェースを介して進化型パケットコア(EPC)と呼ばれる4Gコアとのインタフェース機能を有する。
LTE eNB:LTEのeNBは、NG-CN及びEPCへの接続をサポートできる進化型eNodeBである。
ノンスタンドアロンNR:gNBが4G EPCへのコントロールプレーン接続のアンカーとしてLTE eNodeBを必要とし、NG-CNへのコントロールプレーン接続のためのアンカーとしてLTE eNBを必要とする、5Gネットワークのデプロイメント構成である。
スタンドアロンNR:gNBがコアネットワークへの接続に支援を必要とせず、NG2及びNG3インタフェースを介してNG-CNに独自に接続できる、5Gネットワークのデプロイメント構成である。
ノンスタンドアロンE-UTRA:LTE eNBがNG-CNへのコントロールプレーン接続のためのアンカーとしてgNBを必要とする、5Gネットワークのデプロイメント構成である。
スタンドアロンE-UTRA:4G LTE eNBがEPCに接続される典型的な4Gネットワークのデプロイメントである。
Xnインタフェース:新RANノード間を相互接続する論理インタフェースであり、つまり、gNBとgNB、LTE eNBとgNBを相互接続し、その逆も同様である。
O-RANアライアンス(O-RAN-WG1 OAMアーキテクチャ-v02.00)と同様に、「ニアリアルタイムRANインテリジェントコントローラ(near RT RIC)は、E2インタフェースを介した微細化されたデータ収集とアクションにより、O-RAN要素とリソースのニリアルタイムの制御と最適化を可能にする論理機能である。ノンリアルタイム無線インテリジェントコントローラ(non RT RIC)は、RAN要素及びリソースのノンリアルタイム制御及び最適化、モデル学習及び更新を含むAI/MLワークフロー、並びに、near-RT RICにおけるアプリケーション/機能のポリシーベースのガイダンスを可能とする論理機能である。サービスマネジメント・オーケストレーションフレームワークの一部であり、A1インタフェースを用いてnear-RT RICと通信する。Non-RT制御機能(>1s)とニアリアルタイム(near-RT)制御機能(<1s)とは、RICで分離される。Non-RT機能は、サービス・ポリシー管理、near-RT RIC機能の一部のRAN分析・モデル学習及びnon-RT RIC最適化を含む。O-CUは、RRC、SDAP及びPDCPプロトコルをホストする論理ノードであるO-RANセントラルユニットである。O-CU-CPは、RRCと、PDCPプロトコルのコントロールプレーン部分をホストする論理ノードであるO-RANセントラルユニット-コントロールプレーンである。O-CU-UPは、PDCPプロトコルのユーザプレーン部分とSDAPプロトコルをホストする論理ノードであるO-RANセントラルユニット-ユーザプレーンである。O-DUは、下位層の機能分割に基づいてRLC/MAC/High-PHY層をホストする論理ノードであるO-RAN分散ユニットである。O-RUは、O-RAN無線ユニットであり、下位層の機能分割に基づいてLow-PHY層とRF処理をホストする論理ノードであるO-RAN無線ユニットである。これは、3GPPの「TRP」又は「RRH」と同様であるが、より具体的には、Low-PHY層(FFT/IFFT、PRACH抽出)を含む点である。O1インタフェースは、サービスマネジメント・オーケストレーションフレームワークにおける管理エンティティとO-RAN管理要素との間にある運用管理のためのインタフェースであり、FCAPS管理、ソフトウェア管理、ファイル管理を実現する。xAPPは、サードパーティがRANに機能の拡張性を提供するために、Near-RT RICプラットフォームへの独立したソフトウェアプラグインである。near-RT RICコントローラは、xAPPとしてプログラマブルモジュールを用いることにより、異なるオペレータやベンダーから異なる機能を提供することができる。
A1インタフェースは、non-RT RICとNear-RT RICとの間のインタフェースとして定義され、Near-RT RICアプリケーション/機能のポリシー主導のガイダンスを可能にし、AI/MLワークフローをサポートする。A1インタフェースを介して通信されるデータパケットは、A1メッセージと呼ばれてもよい。E2インタフェースは、Near-RT RICと1つ以上のO-CU-CP、1つ以上のO-CU-UP及び1つ以上のO-DUを接続するインタフェースとして定義される。E2インタフェースを介して通信されるデータパケットは、E2メッセージと呼ばれてもよい。
本発明の実施形態の以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するために、多数の特定の詳細が示されている。しかしながら、本発明の実施形態がこれらの特定の詳細の有無にかかわらず実施され得ることは当業者には明らかである。その他、本発明の実施形態の態様を不必要に不明瞭にしないように、公知の方法、手順、構成要素については、詳細な説明を省略した。
さらに、本発明がこれらの実施形態のみに限定されるものではないことは明らかである。当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなく、多くの修正、変更、訂正、置換及び均等物に想到し得ることは明らかである。
なお、添付図面は、様々な技術的特徴を理解しやすくするために用いられたものであり、本明細書に提示された実施形態は、添付図面によって限定されないことを理解されたい。このように、本開示は、添付図面に特に記載されているものに加えて、あらゆる変更、均等物、及び置換にまで及ぶと解釈されるべきである。本明細書では、様々な要素を説明するために、第1、第2などの用語が使用されてもよいが、これらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではない。これらの用語は、一般には、各要素を区別するためにのみ用いられる。
以下、図面、特に図1-図5を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
図1を参照すると、LTE/4G又は5Gシステムサービスエリアなどの移動体通信サービスエリア/システム(102)を含む無線通信システムが示されている。一例では、移動体通信サービスエリア(102)は、4Gシステムと5Gシステムの両方で共有されるサービスエリアであってもよく、独立した無線アクセス技術(RAT)4G/5Gシステムに関連付けられてもよい。移動体通信サービスエリア(102)は、多数のセル(104、104a、104b、104c、…104n)を含んでもよい。移動体通信サービスエリア(102)において、UE(108)は、基地局(106)(すなわち、サービング基地局)によってサービングされ得るセル(104)(すなわち、サービングセル)に位置してもよい。具体的には、サービングセル(104)に隣接するセル(104a、104b、104c、…104n)のそれぞれは、隣接基地局と呼ばれてもよい基地局(106a、106b、106c、…106n)を含む。移動体通信システム(102)における基地局(106、106a、106b、106c、…106n)は、移動体通信システム(102)を介して、UE(108)及び他の装置の通信データをルーティングするように構成されてもよい。基地局(106、106a、106b、106c、…106n)は、バックホールを介してコアネットワークと制御情報及び/又はユーザデータを通信してもよい。無線通信システム(100)は、複数のキャリアでの動作をサポートしてもよい。例えば、各通信リンクは、様々な無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であってもよい。各変調信号は、異なるキャリアで送信されてもよく、制御情報(例えば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送してもよい。
基地局(106、106a、106b、106c、…106n)は、1つ以上の基地局アンテナを介してUE(108)と無線通信してもよい。各基地局(106、106a、106b、106c、…106n)は、それぞれのカバレッジエリアに対して通信カバレッジを提供してもよい。例えば、基地局(106、106a、106b、106c、…106n)は、使用する技術及び用語に応じて、無線基地局(RBS)、進化型ノードB(「eNB」)、「eNodeB」、「NodeB」、「Bノード」、gNB、ベーストランシーバ基地局(BTS)と呼ばれてもよい。
UE(108)は、例えば、移動端末、無線端末、端末及び/又は移動局(MS)などの無線装置であってもよい。無線装置は、ネットワークノードを介して他の端末又はサーバなどの他のエンティティと音声及び/又はデータを通信することが可能な携帯型、手持ち式、コンピュータ内蔵、又は車載の携帯機器であってもよい。UE(108)は、セルラ通信ネットワーク又は無線通信ネットワークにおいて無線通信することが可能である。
ハンドオーバに関するいくつかの例では、サービング基地局(106)の信号強度が、背景技術で詳細に説明したように、UE(108)との通信に対して劣化する場合、ハンドオーバイベントは、(サービング基地局(106)を含む)サービングセル(104)からターゲット基地局(106a、106b、106c、…106n)を含む少なくとも1つの隣接セル(104a、104b、104c、…又は104n)へとトリガされる。
いくつかの例では、UE(108)は、定期的又はイベントベースの測定報告をサービング基地局(106)に送信してもよい。また、UE(108)からサービング基地局(106)への測定報告の送信に基づいて、ハンドオーバ処理が開始されてもよい。サービング基地局(106)で測定報告を受信したことに応答して、基地局は、ハンドオーバをトリガするか否かを決定し、ハンドオーバをトリガする場合には、いずれのターゲット基地局(106a、106b、106c、…又は106n)にUE(108)をハンドオーバさせるかを決定する。測定報告に加えて、ターゲット基地局(106a、106b、106c、…又は106n)に制御メッセージを送信してハンドオーバの準備をする前に、他の基準もサービング基地局(106)によって考慮されてもよい。
以上(背景技術)に詳細したように、ハンドオーバを容易にする従来の方法は、基準信号受信電力(RSRP)及び/又は基準信号受信品質(RSRQ)を含むダウンリンク測定報告に基づいてハンドオーバ処理を開始することにのみ着目している。このような従来の方法は、RSRP/RSRQ測定の動的な変動、さらに、ハンドオーバ中のセル間の負荷分散を考慮しないことにより、最適ではない。しかしながら、本開示によれば、複数のセルパラメータに基づいて、複数の隣接セル(104a、104b、104c、…104n)をソートすることにより、最良のターゲットセルを特定する。本発明は、RSRP/RSRQ値及びPRB使用率値に基づいて候補セルのソートを行うことを目的とする。3GPP ETSI TS 136 214 V9.1.0(2010-04)の技術仕様として、RSRPは、「基準信号受信電力(RSRP)」と定義されてもよいし、考慮された測定周波数帯域幅内でセル固有の基準信号を搬送するリソース要素の電力寄与([W]単位)の線形平均として定義されてもよい。」RSRPは、全帯域幅と狭帯域に広がるLTE基準信号のパワーであってもよい。
図2を図1と組み合わせて参照すると、オープン無線アクセスネットワーク(O-RAN)アーキテクチャ(200)は、サービスマネジメント・オーケストレーション(SMO)フレームワーク(202)と、無線アクセスネットワーク(RAN)(208)に接続された無線アクセスネットワーク(RAN)インテリジェントコントローラ(RIC)(210)とを含む。SMO(202)は、RAN(208)のデータ収集及びプロビジョニングサービスなどのSMO機能/サービスを提供するように構成されている。O-RANは、従来の無線アクセスネットワークの進化版であり、従来の無線アクセスネットワークを前世代よりもオープンでスマートにする。O-RANは、組み込み機械学習システムと人工知能バックエンドモジュールを駆動してネットワークインテリジェンスを可能にするリアルタイム解析を提供する。また、O-RANは、オープンで標準化されたインタフェースを備えた仮想化ネットワーク要素を含む。オープンインタフェースは、より小規模なベンダー及びオペレータが自分のサービスを迅速に導入したり、自分のニーズに合わせてネットワークをカスタマイズしたりするために必須である。オープンインタフェースは、マルチベンダーのデプロイメントも可能にし、より競争力と活気のあるサプライヤーエコシステムを可能にする。同様に、オープンソースソフトウェア及びハードウェアの参照設計はより速く、より民主的で、許可のないイノベーションを可能にする。また、O-RANは、運用ネットワーク機能を自動化するために、新たな学習ベースの技術を利用して自動運転ネットワークを導入する。これらの学習ベースの技術は、O-RANをインテリジェントにする。コンポーネントレベルとネットワークレベルの両方に適用される組み込みインテリジェンスは、動的なローカル無線リソースの割り当てを可能にし、ネットワーク全体の効率を最適化する。O-RANのオープンインタフェースとの組み合わせでは、AIにより最適化された閉ループ自動化は、ネットワーク運用の新時代である。
SMO(202)は、RAN(208)のデータ収集及びプロビジョニングサービスなどのSMO機能/サービスを提供するように構成されている。O-RAN Alliance(O-RAN-WG1 OAMアーキテクチャ-v02.00)によると、SMOは次のように定義される。「サービスマネジメント・オーケストレーションフレームワークは、その制御範囲の下で管理対象要素の管理とオーケストレーションを担当する。フレームワークは、例えば、サードパーティ・ネットワーク管理システム(NMS)又はオーケストレーション・プラットフォームなどであってもよい。サービスマネジメント・オーケストレーションフレームワークは、管理対象機能に対して統合ファブリックとデータサービスを提供しなければならない。統合ファブリックは、O-RANドメイン内の管理対象機能間の相互運用と通信を可能にする。データサービスは、管理対象機能に対して効率的なデータ収集、保存及び移動機能を提供する。RANサービスのモデリングと共に複数のOAMアーキテクチャオプションを実現するために、異なるOAMデプロイメント・オプションとOAMサービス(統合ファブリックなど)のモデリングがSMOによってサポートされなければならない。本明細書では、RAN(208)は、O-RANコンピューティングアーキテクチャ(200)で実装される。RAN(208)は、無線通信ネットワーク(100)に位置する基地局(106、106a、106b、106c、…106n)を用いて、単一の無線アクセス技術(RAT)又はマルチRAT(4G/5G)を実現してもよい。SMOフレームワーク(202)のデータ収集には、例えば、無線通信ネットワーク(100)及びUE(108)の帯域幅に関するデータが含まれてもよい。
基地局(106、106a、106b、106c、…106n)は、例えば、無線基地局(RBS)であってもよいし、使用する技術及び用語に応じて、例えば、進化型ノードB(「eNB」)、「eNodeB」、「NodeB」、「Bノード」、gNB、又はBTS(ベーストランシーバ基地局)などと呼ばれてもよい。いくつかの例では、基地局(106、106a、106b、106c、…106n)は、複数のセルに関連付けられる信号の送受信を処理する論理ノードであってもよい。基地局(106)は、互いに接続されてもよく、すなわち、隣接基地局(106a、106b、106c、…106n)と同一のネットワーク内の「Xn」インタフェースを介して接続されてもよく、他のネットワーク(イントラネットワーク)のネットワークノードに接続されてもよい。各基地局(106、106a、106b、106c、…106n)は、1つ以上のアンテナに接続されてもよい。基地局(106、106a、106b、106c、…106n)は、さらに、「S1」インタフェースを用いて、進化型パケットコア(EPC)を含むコアネットワーク(図示せず)と通信してもよい。具体的には、基地局(106、106a、106b、106c、…106n)は、コントロールプレーンとユーザプレーンにそれぞれS1-CとS1-Uを使用して、サービングゲートウェイ(S-GW)として識別されるモビリティ管理エンティティ(MME)とユーザプレーンエンティティ(UPE)と通信してもよい。別の態様では、コアネットワークは、5G コアネットワークであってもよい。
図2に戻り、RIC(210)は、ノンリアルタイム無線インテリジェントコントローラ(Non-RT-RIC)(204)と、ニアリアルタイム無線インテリジェントコントローラ(Near-RT-RIC)(206)である。Non-RT-RIC(204)は、ノンリアルタイムでインテリジェントなRAN最適化をサポートするように構成されている。また、Non-RT-RIC(204)は、SMOサービスをレバレッジするように構成されてもよく、SMO(202)の一部であってもよい。O-RANコンピューティング環境及び/又はO-RANアーキテクチャ(200)内でRAN(208)を構成するそのような利点の一つとして、Non-RT-RIC(204)及びNear-RT-RIC(206)の知能化(「人工知能(AI)/機械学習(ML))を活用することが挙げられる。
Near-RT-RIC(206)は、ハンドオーバを行う複数の候補セルの中から最良の候補セル、すなわちターゲットセルを選択するように構成されるターゲットセル選択-xAPPなどの、複数のxAPPをホストしてもよい。(Near-RT-RIC(206)における)xAppsは、Non-RT-RIC(204)のrAppからの「A1」インタフェースによって提供されるポリシー/構成及びエンリッチメントデータに基づいて、「E2」インタフェースを用いて、ニアリアルタイムRAN(208)の情報を収集し、これらのプリミティブを使用して付加価値サービスを提供する。「O1」インタフェースは、Non-RT RIC(204)(SMO(202)と統合)でトレーニングするためのデータを収集する。Non-RT-RIC(204)のAppsは、RAppsと呼ばれてもよい。
一例では、「E2」及び「A1」インタフェースは、制御メッセージ、サブスクリプションメッセージ、リアルタイム測定、ポリシートリガメッセージ、指示メッセージ、機械学習(ML)管理及びエンリッチメント情報タイプのメッセージなどを交換するために用いられてもよい。リアルタイム測定は、RSRP/RSRQ測定、チャネル品質測定などを含む。サブスクリプションメッセージは、例えば、制限時間RSRP/RSRQサブスクリプションメッセージ、制限時間A3イベントサブスクリプションメッセージなどを含む。ポリシートリガメッセージは、例えば、スペクトル割り当てポリシー、無線割り当てポリシーなどを含む。
図3を図2と組み合わせて参照すると、RAN(208)は、RANコントローラ(302)に接続されてもよい。RAN(208)は、通信ユニット(304)及び記憶ユニット(306)を含んでもよい。いくつかの例では、RANコントローラ(302)は、1つ以上のプロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、中央処理装置、状態機械、論理回路、及び/又は操作命令に基づいて信号を操作する任意のデバイスとして実現されてもよい。いくつかの例では、RANコントローラ(302)は、RAN(208)の外側に存在してもよい。いくつかの例では、RANコントローラ(302)は、RAN(208)などの複数のRANを制御してもよい。いくつかの例では、RAN(208)は、RANコントローラ(302)を含んでもよい。他の機能の中でも、RANコントローラ(302)は、記憶ユニット(306)に記憶されたコンピュータ可読命令をフェッチして実行するように構成されてもよい。他の例では、RANコントローラ(302)は、RIC(210)、すなわち、Near-RT-RIC(206)のxApps又はNon-RT-RIC(204)のxAppsによって実現されてもよい。
通信ユニット(304)は、例えば、Webインタフェース、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)、コマンドラインインタフェース(CLI)などの様々なソフトウェア及びハードウェアインタフェースであるインタフェースを含んでもよい。例えば、(「E2」、「O1」、「X2」、「S1」など)などのインタフェース。通信ユニット(304)は、基地局(106)を構成するために用いられてもよい。
記憶ユニット(306)は、例えば、スタティック・ランダム・アクセス・メモリ(SRAM)、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)などの揮発性メモリ、及び/又は、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルROM、フラッシュメモリ、ハードディスク、光ディスク、磁気テープなどの不揮発性メモリなどの、本技術分野で公知の任意のコンピュータ可読媒体を含んでもよい。
ソース基地局(BS)として機能する基地局(106)は、サービング基地局(106)と呼ばれてもよく、ターゲット基地局(例えば106a)を選択するための候補基地局として機能する基地局(106a、106b、106c、…106n)は、ターゲットBS(106a)と呼ばれてもよい。ハンドオーバ要求は、例えば、UE(108)とサービングBS(106)との間の通信品質が、対応するネットワークオペレータによって設定された閾値を下回った場合に発生してもよい。微弱通信は、例えば、チャネル品質や信号強度の変動などに起因する可能性があり、これにより、UE(108)は、サービングBS(106)がサービングするサービングセル(104)を出て、新たなセル(例えば、104a、104b、104c)に入る。
一例では、ハンドオーバは、サービングBS(106)によって制御されてもよい。いくつかの例では、ハンドオーバは、E2ノード、例えばeNodeBやgNodeBによって制御されてもよい。UE(108)がハンドオーバを開始すれば、UE支援ハンドオーバーが行われてもよい。サービングBS(106)がハンドオーバを開始すれば、ネットワーク制御ハンドオーバが行われてもよい。E2ノードは、RANの一部であるO-RANノードであってもよく、E2インタフェースを介してnear-RT-RICに接続されてもよい。E2ノードは、集約ユニット(CU)、分散ユニット(DU)及び無線ユニット(RU)を含んでもよい。E2ノードは、一端が複数のUEに接続され、他端がnear-RT-RICに接続されてもよい。サービングBS(106)は、UEを現在サービングしている基地局であってもよい。他の例では、サービングBSは、UEを現在サービングしているE2ノードであってもよい。
以下、ネットワーク制御ハンドオーバは、改善されたHOメカニズムの所望の技術的効果を達成するために、本発明と併せて以下に説明され得る。
以下の説明では、使用される命名法を使用し、サービングセル(104)を変更する携帯電話(108)は、UE(108)と呼ばれ、ソースとして機能するネットワークBS(106)は、サービングノード/eNodeB/gNB、及びノード/eNodesB/gNBと呼ばれてもよい。ターゲット/隣接セル(104a-c)の候補ノードとして機能するeNodeB/gNB(106a)、eNodeB/gNB(106b)及びeNodeB/gNB(106c…106n)は、ターゲットノード/eNodeB/gNB/BSと呼ばれてもよい。「ネットワークノード」、「サービングノード」、「サービングネットワークノード」、「サービングBS」、「サービングeNB」という用語は、交換可能に用いられてもよい。「隣接セル」と「複数の隣接セル」という用語は、交換可能に用いられてもよい。
図4を参照すると、RANコントローラ(302)は、例えば、受信ユニット(402)、比較ユニット(404)、候補セルフィルタリングユニット(406)、候補セルソートユニット(408)、候補セル選択ユニット(410)及び無線ネットワーク情報基地局(RNIB)(412)を含む。
RANコントローラ(302)の構成要素は、ハードウェアに適用可能な機能の一部又は全部を実行する1つ以上の特定用途向け集積回路(ASIC)を用いて実現されてもよい。あるいは、これらの機能は、1つ以上の集積回路上で、1以上の他の処理部(又はコア)によって実行されてもよい。他の例では、他のタイプの集積回路(例えば、構造化/プラットフォームASIC、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)及び他のセミカスタムIC)は、用いられてもよく、本技術分野で公知の任意の方法でプログラムされてもよい。各部の機能は、1つ以上の一般又はアプリケーション固有のプロセッサによって実行されるようにフォーマットされた、メモリに組み込まれた命令により全体的又は部分的に実現されてもよい。
いくつかの例では、受信ユニット(402)は、図1を参照して説明した無線通信システム(100)から各種のデータとコントロールプレーン情報を受信するように構成されてもよい。受信ユニット(402)は、データの測定などの情報、及び/又はRAN(208)の制御情報を受信してもよい。RANコントローラ(302)は、受信した情報を利用して、サービング基地局(106)からターゲット基地局(106a)へのハンドオーバプロセスをトリガするか否かを決定してもよい。
いくつかの例では、受信ユニット(402)は、複数の隣接セル(104a、104b、104c、…又は104n)から、サービングセル(104)及び各隣接セルに関連付けられた受信信号強度値及び負荷値を取得するように構成されてもよい。いくつかの例では、信号強度値は、RSRP及び/又はRSRQを含み、負荷値は、PRB使用率値を含む。一例では、RSRP及び/又はRSRQとPRB使用率は、RNIB(412)から取得されてもよい。RNIB(412)は、取得されたRSRP及び/又はRSRQを含む測定報告を記憶し、さらに、取得されたPRB使用率値を記憶するストレージユニットであってもよい。いくつかの例では、PRB使用率値は、セルが利用する無線リソースであってもよい。セルが利用する無線リソースは、セルにどの程度の負荷があるかを示してもよい。PRB使用率値は、セル内の負荷パラメータを示してもよい。他の例では、RNIB(412)は、RANコントローラ(302)及び/又は基地局(106)内に位置してもよく、RANコントローラ(302)及び/又は基地局(106)から遠隔に位置してもよい。受信ユニット(402)は、取得されたRSRP及び/又はRSRQとPRB値とを比較ユニット(404)に送信するように構成されてもよい。
いくつかの例では、比較ユニット(404)は、1つ以上の所定の閾値に基づいて、複数の隣接セル(104a、104b、104c、…又は104n)の複数のセルパラメータを比較するように構成されてもよい。複数のセルパラメータは、例えば、RSRP及び/又はRSRQと、PRB使用率値を含む。
いくつかの例では、比較ユニット(404)は、隣接セル(104a、104b、104c、…又は104n)の1つ以上の受信信号強度パラメータが1つ以上の所定の閾値より大きい複数の隣接セル(104a、104b、104c、…又は104n)をフィルタリングするように構成される候補セルフィルタリングユニット(406)と通信可能に接続されてもよい。
いくつかの例では、比較ユニット(404)及び候補セルフィルタリングユニット(406)は、複数の隣接セルの受信信号強度パラメータが1つ以上の所定の閾値より大きいと決定されたことに応答して、フィルタリングされた複数の隣接セル(104a、104b、104c、…又は104n)を受信信号強度パラメータの大きい順にソートするように構成されてもよい候補セルソートユニット(408)と通信可能に接続されてもよい。1つ以上の所定の閾値は、RSRP値、RSRQ値及びPRB使用率値を含む。
いくつかの例では、ソートされた複数の隣接セル(104a、104b、104c、…104n)は、ソートされた複数の隣接セル(104a、104b、104c、…104n)からターゲットセル(例えば、104a)を選択するように構成される候補セル選択ユニット(410)によって利用される。ターゲットセル(104a)は、隣接セル(104b、104c、…又は104n)の複数の受信信号強度パラメータのうち、最も大きい受信信号強度パラメータ(RSRP及び/又はRSRQ)を含む。
いくつかの例では、ターゲットセル(104a)は、他の隣接セル(104b、104c、…又は104n)の平均負荷値と比較して、相対的に低い平均負荷値を含んでもよい。
いくつかの例では、RANコントローラ(302)は、ハンドオーバのために特定されたターゲットセル(104a)の情報をUE(108)に送信するように構成されてもよく、該情報は、特定されたターゲットセル(104a)に対応するデータの少なくとも1つと、優先度(RSRP/RSRQ値)の降順に従う候補セル(104b、104c、…又は104n)のリストとを有する。
例えば、従来のメカニズムによれば、UE(108)は、サービングノード(106)から(無線リソース制御(RRC)接続再構成として)測定制御メトリックを受信すると、測定報告(MR)を送信するように構成されてもよい。サービングノード(106)は、UE(108)が送信したMRから、移動体通信サービスエリア(102)で動作している隣接セル(104a-c)を検出してもよい。ここで、隣接セル(104a-c)は、ターゲットセルを選択するための候補セルと呼ばれる。サービングセル(106)は、周波数及びinter-RAT機能などの指定された測定構成に基づいて、RRC接続再構成に従ってUE(108)からの測定を構成してもよい。また、UE(108)は、隣接セル(104a-c)が、本技術分野で現在知られている1つ以上の既定の条件を満たすか否かを評価してもよい(例えば、UE(108)は、隣接セル(104a-c)のいずれかが禁止されているか否かをチェックしてもよい)。
UE(108)は、1つ以上の条件を評価した後、既定のルールに基づいて、測定報告(MR)をサービングノード(106)に送信してもよい。既定のルールは、サービングセル(104)が送信する測定構成メッセージによって設定されてもよい。MRを送信するためには、UE(108)は、隣接セル(104a-c)の信号強度電力及び/又は品質を測定する必要がある。例えば、UE(108)は、基準信号、すなわち、RSRP及び/又はRSRQの信号強度パラメータを測定する。
一般に、サービングセル(106)は、測定報告(MRS)を受信した後、RSRP値が最も大きい隣接セル(104a)のターゲットBS(106a)にハンドオーバ要求を送信し、ハンドオーバを行うように構成されてもよい。例えば、表1を参照すると、サービングノード(106)は、まず、各隣接セルIDを評価して、どの隣接セルIDのRSRP値が最も大きいかを特定してもよい。そして、ステップ2において、サービングセル(106)は、物理セルID-2を持つ候補セルBS(106b)がサービングする隣接セル(104b)及び物理セルID-3を持つ他の隣接セル(例えば、候補セルBS(106c)がサービングする104c)のRSRP値と比較して、RSRP値が最も大きい物理セルID-1を持つ隣接セル(104a)にハンドオーバ要求を送信してもよい。候補セルBS(106b)は、候補セルに関連付けられた基地局であってもよい。候補セルBS(106b)は、候補セルに関連付けられたE2ノードであってもよい。候補セルは、サービングセルに隣接する全てのセルを含んでもよく、サービングセルからターゲットセルへのUEのハンドオーバのためのターゲットセルを特定するために用いられてもよい。
Figure 2022105306000002
このように、各隣接セルIDを評価して最大のRSRP値を決定する処理は、RSRP値が大きく変わらなければ、特に重要ではない。また、RSRP値を考慮した候補セル選択は、例えば、隣接セル(104a)の負荷が高ければ、隣接セル(104a)に対するUE(108)のHOがUE(108)の性能を低下させる可能性があるという点で、隣接セル(104a-c)の負荷値と無関係である。表1を参照すると、隣接セル(104b)の平均負荷値は、隣接セル(104a)よりも低く、UE(108)の隣接セル(104a)へのハンドオーバは、相対的に低い値だけ高いRSRP値のみにより、正当ではない場合がある。また、HO後のUE(108)をサービングしてもよい隣接セル(104a)は、ネットワークオペレータによって割り当てられた無線リソースの割り当ての不足(スペクトル不足)を経験し、無線通信システム及び隣接セル(104a)に接続されたUEの体感品質(QoE)及びサービス品質(QoS)に影響を与える可能性がある。
したがって、RSRP値のみに基づいて隣接セル(104a)(すなわち、候補セル)を選択することは、ハンドオーバにとって理想的ではない可能性がある。
本発明は、最良の候補セル/ネットワークノードを選択するための従来のメカニズムとは異なり、全ての隣接セル(104a-c)間でセル使用率/セル負荷とRSRP/RSRQの値を比較することを目的とする。これにより、4G/LTEと5Gネットワークにおいて、異なるセル間の負荷分散を実現することができる。また、従来のメカニズムとは異なり、本発明は、HOのための最良の候補セルを提供するために、RSRP値と負荷値との間のトレードオフを提供する。例えば、表1を参照すると、隣接セルID-3は、セル負荷使用率が最も低いか又は負荷使用率がゼロであるとともに、RSRP値が表1の最良のRSRP値(すなわち、隣接セルID-1のRSRP)に近いという点で、候補セルの最適な選択であってもよい。そうすると、本開示は、各候補セルに対してRSRP及び/又はRSRQと平均PRB使用率値とを比較し、高いRSRPと低い平均負荷の最良の組み合わせでハンドオーバのための最良のターゲットセルを特定するためにデータをソートすることにより、ハンドオーバのための最良のターゲットセルを特定することを目的とする。
本発明は、従来のHO手順(サービングノード(106)に局在化)とは異なり、O-RANアーキテクチャ(200)のNear-RT-RIC(206)を利用して、ハンドオーバ手順を開始するための集中型メカニズムを提供する。提案された方法は、新たな隣接セルが検出されるか、又は隣接セルのリスト、すなわち更新されたリストに追加されるたびに自動的にトリガされてもよい。また、提案された方法は、全ての隣接セルを使用して並行して同時に実行されてもよい。提案された方法は、UEが指示するA3イベントに応答してもよい。
図5を参照すると、オープンRAN(O-RAN)環境(200)でハンドオーバのためのターゲットセルを特定するためのフローチャート(500)が示されている。動作(502-506)は、RANコントローラ(302)によって実行される。
S502では、該方法は、サービングセル(104)及び複数の隣接セル(104a、104b、104c、…又は104n)からの各隣接セルに関連付けられた複数のセルパラメータを、RNIB(412)から取得するステップを含む。
ステップS504では、該方法は、1つ以上の予定の閾値に基づいて、複数の隣接セル(104b、104c、…又は104n)の複数のセルパラメータを比較するステップを含む。
ステップS506では、該方法は、比較によりターゲットセルを特定するステップを含む。
フローチャート(500)における様々なアクション、行為、ブロック、ステップなどは、示される順序で、異なる順序で又は同時に行われてもよい。また、いくつかの実施形態では、本発明の範囲から逸脱することなく、上述したアクション、行為、ブロック、ステップなどの一部は省略、追加、修正、スキップなどされてもよい。
本発明の一態様では、該方法は、サービングセルからターゲットセルへのUEのハンドオーバのための、低い負荷値と最大のRSRP値を有するターゲットセルを特定してもよい。該方法は、候補セルの負荷状態が平均負荷閾値の所定の閾値を超えているか否かを継続的にチェックしながら、候補セルのリストからRSRP値が最も大きいターゲットセルを特定してもよい。該方法は、特定されたターゲットセルが、ターゲットセルへのUEのハンドオーバを行うために有用であることを確保してもよい。
本明細書に開示された実施形態は、少なくとも1つのハードウェア上で動作し、ネットワーク管理機能を実行して各要素を制御する少なくとも1つのソフトウェアプログラムを用いて実現することができる。
本発明の他の実施形態が、本発明の明細書及び実践を考慮することにより、当業者にとって明らかであることは、当業者には明らかであろう。本発明の上述の説明により、当業者は、本発明の最良の形態であると考えられるものを実施及び使用することが可能であるが、当業者であれば、本明細書における特定の実施形態、方法、及び例の変形、組合せ、及び均等物の存在について理解及び認識することになろう。したがって、本発明は、上述の実施形態、方法及び例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で全ての実施形態及び方法に限定されるものである。本明細書及び実施例は、例に過ぎないと考えるべきであり、本発明の真の範囲は、特許請求の範囲によって示されている。
本明細書に記載の方法及びプロセスにおいて、ステップ又は状態の数は増減してもよく、ステップ又は状態は、異なる順序で実行されてもよい。必ずしも全てのステップ又は状態に及ぶ必要はない。本明細書に記載の方法及びプロセスは、具現化され、1つ以上の汎用コンピュータにより実行されるソフトウェアコードモジュールを介して、全体的又は部分的に自動化されてもよい。コードモジュールは、コンピュータ可読任意の媒体や他のコンピュータ記憶装置に記憶されてもよい。また、一部又は全ての方法は、全体的又は部分的に専用のコンピュータハードウェアで具体化されてもよい。
開示された方法の結果は、揮発性及び/又は不揮発性メモリ(例えば磁気ディスク記憶装置、光記憶装置、EEPROM及び/又は固体RAM)を用いるリレーショナルデータベースとフラットファイルシステムなどの任意のタイプのコンピュータデータリポジトリに記憶されてもよい。
本明細書に開示された実施形態に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、ルーチン及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、又は両方の組み合わせとして実現することができる。ハードウェアとソフトウェアの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール及びステップは、概してそれらの機能性に関して説明されている。このような機能がハードウェア又はソフトウェアとして実現されるかは、システム全体に課せられる特定のアプリケーション及び設計上の制約に依存する。上述した機能は、特定のアプリケーションごとに対して様々な方法で実施し得るが、そのような実施判断は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすと解釈されるべきではない。
本明細書に使用された、「できる」、「てもよい」、「し得る」、又は「例えば」などの条件付きの言葉は、特に明記されない限り、又は使用される文脈の中で他の解釈がなされない限り、いくつかの特徴、要素、及び/又はステップを、いくつかの実施形態が含むがそれ以外の実施形態が含まないことを意味することを意図している。したがって、そのような条件付きの言葉は、1つ以上の実施形態において特徴、要素、及び/又はステップが何らかの形で必須であるか、又は1つ以上の実施形態が、これらの特徴、要素及び/又はステップが任意の特定の実施形態に含まれるか、又は任意の特定の実施形態において実行されるかを他の入力又はプロンプトの有無にかかわらず決定するためのロジックを必ず含むことを示唆することを一般に意図していない。「備える」、「含む」、「有する」などの用語は同義語であり、オープンエンド形式で包括的に使用され、追加の要素、機能、行為、動作などを除外しない。また、「又は」という用語は、(排他的ではなく)包括的な意味で使用され、その結果、例えば、複数の要素のリストを連結するために使用されたときに、「又は」という用語は、リスト内の複数の要素のうち1つ、いくつか、又はすべてを意味する。
「X、Y、及びZの少なくとも1つ」という語句などの選言的言語は、特に指定がない限り、項目、用語などがX、Y、又はZのいずれかであってもよいことを示すために一般に用いられる文脈で理解される。このように、このような選言的言語は、いくつかの実施形態が、Xの少なくとも1つ、Yの少なくとも1つ、又はZの少なくとも1つの存在を要求することを示唆するものと解釈することが一般に意図されるわけではなく、そうすべきでもない。
本技術の具体的な実施形態の前述の説明は、例示及び説明の目的で提示されている。これらは、包括的にしたり、開示された厳密な形態に本技術を限定したりすることを意図していないが、明らかに、多くの修正及び変更が、先の教示を考慮して可能である。これらの実施形態は、本発明の原理及びその実際の用途を最も良く説明するために選択及び記載され、これにより、当業者が本技術と、意図された特定の使用に適したような様々な修正が加えられた様々な実施形態を十分に利用できるようになる。均等物の様々な省略及び置換が状況に応じて便宜的に提案又は提供できると解されるが、それらは本技術の特許請求の範囲の精神から逸脱することなく、用途又は実施の形態を包含することを意図している。
本開示は好適な実施態様に関連して説明されてきたが、本発明の創造的側面の精神及び範囲を逸脱することなく他の多くの可能な修正及び変更を行えることが理解される。したがって、添付の特許請求の範囲が、本発明の真の範囲内にあるそのような修正及び変更を包含することが企図されている。

Claims (20)

  1. オープンRAN(O-RAN)環境で無線アクセスネットワーク(RAN)コントローラによりハンドオーバのためのターゲットセルを特定する方法であって、
    前記O-RAN環境は、前記RANコントローラを備えた仮想化ネットワークアーキテクチャを有し、前記RANコントローラは、E2ノードに接続され、かつ前記E2ノードを介して、UEをサービングする場所をカバーし、かつ複数の隣接セルに隣接するサービングセルに位置する複数のユーザ機器(UE)に接続され、
    前記方法は、
    1つ以上の所定の閾値に基づいて前記複数の隣接セルの複数のセルパラメータを比較するステップと、
    前記比較によりターゲットセルを特定するステップと、を備える方法。
  2. 前記サービングセル及び前記複数の隣接セルからの各隣接セルに関連付けられた前記複数のセルパラメータを、無線ネットワーク情報基地局(RNIB)及び前記E2ノードの少なくとも1つから取得するステップを備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数のセルパラメータは、受信信号強度パラメータと平均負荷パラメータとを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記信号強度パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)/基準信号受信品質(RSRQ)を備え、前記平均負荷パラメータは、物理リソースブロック(PRB)の使用率を備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記複数のセルパラメータの比較は、前記複数のセルパラメータに基づいて、前記複数の隣接セルをソートすることを備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記複数のセルパラメータの比較は、
    前記隣接セルの1つ以上の前記受信信号強度パラメータが1つ以上の所定の閾値よりも大きい前記複数の隣接セルをフィルタリングし、
    前記複数の隣接セルの前記受信信号強度パラメータが1つ以上の所定の閾値よりも大きいと決定したことに応答して、フィルタリングされた複数の隣接セルを前記受信信号強度パラメータの大きい順にソートすることをさらに備え、
    前記1つ以上の所定の閾値は、基準信号受信電力(RSRP)閾値、基準信号受信品質(RSRQ)閾値及び物理リソースブロック(PRB)の使用率閾値を備える、請求項1に記載の方法。
  7. 前記方法は、前記ソートされた複数の隣接セルから前記ターゲットセルを選択するステップをさらに備え、
    前記ターゲットセルは、前記隣接セルの前記複数の受信信号強度パラメータのうち、最も大きい受信信号強度パラメータを備える、請求項6に記載の方法。
  8. 前記複数のセルパラメータの比較は、前記セルパラメータに基づいて前記複数の隣接セルをソートすることをさらに備え、
    ソートに用いられる前記セルパラメータは、前記複数の候補セルの各々の受信信号強度パラメータ及び負荷パラメータである、請求項1に記載の方法。
  9. 前記方法は、前記ソートされた複数の隣接セルから前記ターゲットセルを選択するステップをさらに備え、
    前記ターゲットセルは、前記受信信号強度パラメータの最大値と、前記隣接セルの最小平均負荷値とを備える、請求項8に記載の方法。
  10. ハンドオーバのために特定されたターゲットセルの情報をサービングBSに送信するステップをさらに備え、
    前記情報は、前記特定されたターゲットセルに対応するデータの少なくとも1つと、優先度の降順に従う候補セルのリストとを有する、請求項1に記載の方法。
  11. オープンRAN(O-RAN)環境で無線アクセスネットワーク(RAN)コントローラによりハンドオーバのためのターゲットセルを特定するRANコントローラであって、
    前記O-RAN環境は、前記RANコントローラを備えた仮想化ネットワークアーキテクチャを有し、前記RANコントローラは、E2ノードに接続され、かつ前記E2ノードを介して、UEをサービングする場所をカバーし、かつ複数の隣接セルに隣接するサービングセルに位置する複数のユーザ機器(UE)に接続され、
    前記RANコントローラは、
    1つ以上の所定の閾値に基づいて前記複数の隣接セルの複数のセルパラメータを比較し、
    前記比較によりターゲットセルを特定するように構成される、RANコントローラ。
  12. さらに、前記サービングセル及び前記複数の隣接セルからの各隣接セルに関連付けられた前記複数のセルパラメータを、無線ネットワーク情報基地局(RNIB)から取得する、請求項11に記載のRANコントローラ。
  13. 前記複数のセルパラメータは、受信信号強度パラメータと平均負荷パラメータとを備える、請求項11に記載のRANコントローラ。
  14. 前記信号強度パラメータは、基準信号受信電力(RSRP)/基準信号受信品質(RSRQ)を備え、
    前記平均負荷パラメータは、物理リソースブロック(PRB)の使用率を備える、請求項11に記載のRANコントローラ。
  15. 前記複数のセルパラメータの比較は、前記複数のセルパラメータに基づいて、前記複数の隣接セルをソートすることを備える、請求項11に記載のRANコントローラ。
  16. 前記複数のセルパラメータの比較は、
    前記隣接セルの1つ以上の前記受信信号強度パラメータが所定の閾値よりも大きい前記複数の隣接セルをフィルタリングし、
    前記複数の隣接セルの前記受信信号強度パラメータが1つ以上の所定の閾値よりも大きいと決定したことに応答して、フィルタリングされた複数の隣接セルを前記受信信号強度パラメータの大きい順にソートすることをさらに備え、
    前記1つ以上の所定の閾値は、基準信号受信電力(RSRP)閾値、基準信号受信品質(RSRQ)閾値及び物理リソースブロック(PRB)の使用率閾値を備える、請求項11に記載のRANコントローラ。
  17. RANは、さらに前記ソートされた複数の隣接セルから前記ターゲットセルを選択するように構成され、
    前記ターゲットセルは、前記隣接セルの前記複数の受信信号強度パラメータのうち、最も大きい受信信号強度パラメータを備える、請求項16に記載のRANコントローラ。
  18. RANが複数のセルパラメータを比較することは、前記セルパラメータに基づいて前記複数の隣接セルをソートすることを備え、
    ソートに用いられる前記セルパラメータは、前記複数の候補セルの各々の受信信号強度パラメータ及び負荷パラメータである、請求項11に記載のRANコントローラ。
  19. 前記RANは、さらに、前記ソートされた複数の隣接セルから前記ターゲットセルを選択するように構成され、
    前記ターゲットセルは、前記受信信号強度パラメータの最大値と、前記隣接セルの最小平均負荷値とを備える、請求項18に記載のRANコントローラ。
  20. 前記RANコントローラは、さらに、ハンドオーバのために特定されたターゲットセルの情報をサービングBSに送信するように構成され、
    前記情報は、前記特定されたターゲットセルに対応するデータの少なくとも1つと、優先度の降順に従う候補セルのリストとを有する、請求項11に記載のRANコントローラ。
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