JP2024500448A - 固定装置の改良 - Google Patents

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Abstract

固定装置は、近位面及び遠位面を有する本体と、近位面における第1開口部と、遠位面における第2開口部と、第1開口部と第2開口部とを接続して貫通孔を形成する側壁とを含む。本体は、カテーテルチューブの第1部分を受け入れるように構成される。固定装置はさらに、カテーテルチューブの第1部分をチャネル内に保持するように構成された保持具を含む。本体は、使用時にカテーテルチューブが本体から貫通孔を通って、カテーテルチューブの第2部分が患者の皮膚から出る出口点まで延びるように構成される。本体は、使用時に側壁が出口点から離間して患者の皮膚領域への窓を形成するように構成される。

Description

本発明は、固定装置の改良に関する。特に、本発明は、例えば医療用途で使用するためのカテーテルチューブ用の固定装置に関する。
カテーテルは、液体除去(ドレイン)や外科手術の一部としての薬物送達など、様々な医療用途に使用されるデバイスである。挿入点(皮膚の適切な大きさの開口部)で患者の皮膚表面に挿入されるチューブを含む。例えば、挿入点は、創傷又は他の開口部であってもよい。カテーテルは、外科器具がカテーテルを介して患者の体内に入ることを容易にすることによって外科手術を行うためにも使用される。
カテーテルは、通常、体内に長時間放置される。したがって、カテーテルチューブを適切な位置に保持し、挿入点から不用意に引き出されないようにすることが重要である。カテーテルを所定の位置に保持するにはさまざまな方法がある。公知の方法の1つは、患者の皮膚表面及びカテーテルチューブに取り付けられる固定器具装置を使用することであり、これは、カテーテルチューブを挿入点から引き離すための抵抗を提供する。
カテーテルチューブの閉塞は重要な問題である。これは、カテーテルチューブが挿入点から出た後に曲がったり、ねじられたりした場合に発生する可能性がある。カテーテルチューブが詰まると、カテーテルチューブの機能が著しく制限される。その結果、多くの固定装置は、例えば、カテーテルチューブが挿入点で患者の皮膚に対して垂直な位置にあるような、挿入点に対して実質的に90°の角度でカテーテルを導く。しかし、これらのデバイスは比較的目立つ。
加えて、公知の固定器具装置は、皮膚表面の上でカテーテルチューブを比較的大きな高さで導くため、衣服やベッドシーツなどの物体に引っ掛かったり受け止められたりすることがある。これにより、カテーテルチューブが挿入点から引き抜かれることがあります。
さらに、患者は固定器具装置の上に横になったり座ったりすることが多い。これらの装置の形状や相対的な高さは、患者に不快感を与える可能性がある。
既知の装置に関する別の問題は、カテーテルチューブが固定装置によって効果的に固定されないことである。カテーテルチューブは、その一部が外部に露出しているために、及び/又は装置に正しく保持されていないために、受け止められやすい。カテーテルチューブは、意図せずに創傷内で移動したり、創傷から取り外されたりすることがある。
既存の固定器具装置に関するもう1つの問題は、それらが創傷の近くの皮膚に付着することである。そのため、創傷を覆ったり覆い隠したりすることが多く、医療専門家による創傷の検査を妨げている。したがって、創傷を検査するためには、装置を取り外して再装着するか、取り外し後に交換する必要がある。例えば、創傷を検査及び/又はアクセスするために、カテーテルチューブは、その後、装置を取り外すことができるように、装置から取り外す必要がある。次に、創傷包帯を除去する必要があり、最後に、創傷の検査及び/又はアクセス後に、包帯及び装置を再適用又は交換する必要がある。これは非効率で無駄である。
本技術の様々な態様の目的は、既存の固定装置の問題点を克服又は改善するためのカテーテルチューブ用の固定装置を提供することである。あるいは、カテーテルチューブ用の改良された固定装置を提供することが目的である。あるいは、少なくとも1つの有用な選択肢を一般に提供することが目的である。
本技術の一態様によれば、患者の皮膚表面に対してカテーテルチューブを固定するための固定装置が提供される。特定の実施形態では、固定装置は、カテーテルチューブを患者の皮膚表面に対して曲げ構成で固定するように構成される。
本技術の一態様によれば、カテーテルチューブを患者の皮膚表面に対して所定の位置に固定するための固定装置が提供され、この固定装置は、
本体を含み、前記本体は、
使用時に患者の皮膚表面に面する近位面と、
使用時に患者の皮膚表面とは反対側を向く遠位面と、
前記近位面における第1開口部と、
前記遠位面における第2開口部と、
第1開口部と第2開口部とを接続して貫通孔を形成する側壁と、を含み、
本体は、カテーテルチューブの第1部分を受け入れるように構成されて、
固定装置は、カテーテルチューブの第1部分を保持するように構成された保持具をさらに含み、
本体は、使用時にカテーテルチューブが本体から貫通孔を通って、カテーテルチューブの第2部分が患者の皮膚から出る出口点まで延びるように構成され、
本体は、使用時に側壁が出口点から離間して、患者の皮膚領域に窓を生成するように構成される。
一実施形態では、固定装置は、カテーテルチューブを患者の皮膚表面に対して曲げ構成で固定するように構成されてもよい。
一実施形態では、カテーテルチューブの第1部分の向きは、カテーテルチューブの第2部分の向きと実質的に異なっていてもよい。
一実施形態では、側壁は貫通孔を実質的に取り込んでもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブの第1部分を受け入れて遠位面に形成されたチャネルを含んでもよい。チャネルは、カテーテルチューブの第1部分がチャネル内に位置するとき、カテーテルチューブの第1部分の遠位エッジが遠位面と面一になるように、又は遠位面から凹むように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブがチャネルから貫通孔を通って出口点まで延びるように構成される。
一実施形態では、チャネルは、使用時にカテーテルチューブの第1部分を受け入れることができる第1チャネルであってもよい。本体は、遠位面に形成された第2チャネルをさらに含み、第2チャネルは、使用時に、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネルに受け入れられる代わりに、カテーテルチューブの第1部分を受け入れてもよい。第1チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第1方向に離れるように延びるように構成されてもよい。第2チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第2チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第2方向に延びるように構成されてもよい。第1方向は、第2方向と実質的に異なっていてもよい。
一実施形態では、本体は、第1チャネル及び第2チャネルに共通のチャネル部分を含んでもよい。
一実施形態では、本体は、使用時に側壁が出口点から離間して、出口点を実質的に取り囲む患者の皮膚領域に窓を生成するように構成される。
一実施形態では、本体は、出口点又は出口点近傍に位置する包帯を把持するように構成された1つ又は複数の突起をさらに含んでもよい。
一実施形態では、本体は、近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から見たときに、遠位面が実質的に凸状の包絡線を有するように構成されてもよい。
本技術の一態様によれば、カテーテルチューブを患者の皮膚表面に対して曲げ構成で固定するための固定装置が提供され、この固定装置は、
本体を含み、前記本体は、
使用時に患者の皮膚表面に面する近位面と、
使用時に患者の皮膚表面とは反対側を向く遠位面と、
近位面における第1開口部と、
遠位面における第2開口部と、
第1開口部と第2開口部とを接続して貫通孔を形成し、貫通孔を実質的に取り囲む側壁と、
遠位面に形成され、使用時にカテーテルチューブの第1部分を受け入れるチャネルであって、チャネルは、カテーテルチューブの第1部分がチャネル内に位置するとき、カテーテルチューブの第1部分の遠位エッジが遠位面と面一になるように、又は遠位面から凹むように構成されるチャネルと、を含み、
カテーテルチューブの第1部分をチャネル内に保持するように構成された保持具をさらに含み、
本体は、使用時にカテーテルチューブがチャネルから貫通孔を通って、カテーテルチューブの第2部分が患者の皮膚から出る出口点まで延びるように構成され、カテーテルチューブの第1部分の向きは、カテーテルチューブの第2部分の向きに実質的に異なっており、
本体は、使用時に側壁が出口点から離間して、出口点を実質的に取り囲む患者の皮膚の領域に窓を形成するように構成される。
一実施形態では、本体は、その中にチャネルを形成するチャネル壁を含んでもよい。チャネル壁は、保持具として機能するように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、チャネルの遠位領域がチャネルの遠位面から近位領域まで延びるスリットを形成するように構成されてもよい。スリットの幅は、チャネルに受け入れられるように構成されたカテーテルチューブの第1部分の幅よりも小さくてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブをチャネルに挿入することを容易にするために、スリットへの導入部を形成するように構成されてもよい。
一実施形態では、保持具はクリップを含んでもよい。クリップは、本体に永久的に取り付けられてもよい。クリップは、本体に着脱可能に取り付けられてもよい。
一実施形態では、側壁は突出部を形成するように構成されてもよい。チャネルの端部は、突出部に配置されていてもよい。使用時に、突出部は、カテーテルチューブの第2部分を側壁の近位領域から離間させてもよい。
一実施形態では、近位面における第1開口部は、遠位面における第2開口部よりも小さくてもよい。
一実施形態では、側壁は、使用時に出口点の周囲にチャンバを形成するような形状であってもよい。
一実施形態では、チャンバは実質的にドーム状であってもよい。
一実施形態では、本体は、固定装置をカテーテルチューブにその場で取り付けるときに、カテーテルチューブの第2部分が隙間を通って貫通孔に入ることができるように隙間を形成するように構成されてもよい。隙間は、本体の端部から側壁まで延びていてもよい。
一実施形態では、隙間の幅は、カテーテルチューブの直径に実質的に等しいか、又はそれよりも小さくてもよい。
一実施形態では、本体は、使用者が手動で隙間を開いてカテーテルチューブの第2部分を隙間に通すのに十分な程度まで変形可能に構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、出口点又は出口点付近に位置する包帯を把持するように構成された1つ又は複数の突起をさらに含んでもよい。
一実施形態では、本体は、近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から見たときに、遠位面が実質的に凸状の包絡線を有するように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブの第1部分がチャネルに受け入れられるときに、カテーテルチューブが患者の皮膚に実質的に平行な方向に本体から離れて延びるように構成されてもよい。
一実施形態では、チャネルは、使用時にカテーテルチューブの第1部分を受け入れることができる第1チャネルであってもよい。本体はさらに、遠位面に形成された第2チャネルをさらに含み、第2チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネル内に受け入れられる代わりに、カテーテルチューブの第1部分を受け入れてもよい。第1チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第1方向に離れるように延びるように構成されてもよい。第2チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第2チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第2方向に延びるように構成されてもよい。第1方向は、第2方向と実質的に異なっていてもよい。
一実施形態では、本体は、第1チャネル及び第2チャネルに共通のチャネル部分を含んでもよい。
一実施形態では、本体は、近位面の方向に実質的に垂直な側から断面視したときに、第2チャネルがカテーテルチューブの第3部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から断面視したときに、チャネルがカテーテルチューブの第1部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成されてもよい。
一実施形態では、固定装置は、窓の少なくとも一部を覆うように構成された可動カバーをさらに含んでもよい。
一実施形態では、本体は実質的に弾性を有する材料で製造されてもよい。
本技術の一態様によれば、医療用途のためのカテーテルシステムが提供され、カテーテルシステムは、
患者の皮膚の出口点に挿入されるように構成されたカテーテルチューブと、
本技術の任意の他の態様に係る固定装置、又は本明細書に記載の固定装置と、を含む。
本技術の一態様によれば、カテーテルチューブを患者の皮膚表面に対して曲げ構成で固定するための固定装置が提供され、この固定装置は、
本体を含み、本体は、
使用時に患者の皮膚表面に面する近位面と、
使用時に患者の皮膚表面とは反対側を向く遠位面と、
近位面における第1開口部と、
遠位面における第2開口部と、
第1開口部と第2開口部とを接続して貫通孔を形成し、貫通孔を実質的に取り囲む側壁と、を含み、
本体は、カテーテルチューブの第1部分を受け入れるように構成され、
固定装置は、カテーテルチューブの第1部分を本体に保持するように構成された保持具をさらに含み、
本体は、使用時にカテーテルチューブが本体から貫通孔を通って、カテーテルチューブの第2部分が患者の皮膚から出る出口点まで延びるように構成され、カテーテルチューブの第1部分の向きは、カテーテルチューブの第2部分の向きと実質的に異なっており、
本体は、使用時に側壁が出口点から離間して、出口点を実質的に取り囲む患者の皮膚領域に窓を生成するように構成され、
本体は、出口点又は出口点近傍に位置する包帯を把持するように構成された1つ又は複数の突起をさらに含む。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブの第1部分を受け入れて遠位面に形成されたチャネルを含んでもよい。チャネルは、カテーテルチューブの第1部分がチャネル内に位置するとき、カテーテルチューブの第1部分の遠位エッジが遠位面と面一になるように、又は遠位面から凹むように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブがチャネルから貫通孔を通って出口点まで延びるように構成される。
一実施形態では、本体は、その中にチャネルを形成するチャネル壁を含んでもよい。チャネル壁は、保持具として機能するように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、チャネルの遠位領域がチャネルの遠位面から近位領域まで延びるスリットを形成するように構成されてもよい。スリットの幅は、チャネルに受け入れられるように構成されたカテーテルチューブの第1部分の幅よりも小さくてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブをチャネルに挿入することを容易にするために、スリットへの導入部を形成するように構成されてもよい。
一実施形態では、保持具はクリップを含んでもよい。クリップは、本体に永久的に取り付けられてもよい。クリップは、本体に着脱可能に取り付けられてもよい。
一実施形態では、側壁は突出部を形成するように構成されてもよい。チャネルの端部は、突出部に配置されていてもよい。使用時に、突出部は、カテーテルチューブの第2部分を側壁の近位領域から離間させてもよい。
一実施形態では、近位面における第1開口部は、遠位面における第2開口部よりも小さくてもよい。
一実施形態では、側壁は、使用時に出口点の周囲にチャンバを形成するように形成されてもよい。
一実施形態では、チャンバは実質的にドーム状であってもよい。
一実施形態では、本体は、固定装置をカテーテルチューブにその場で取り付けるときに、カテーテルチューブの第2部分が隙間を通過して貫通孔に入ることができるように隙間を形成するように構成されてもよい。隙間は、本体の端部から側壁まで延びていてもよい。
一実施形態では、隙間の幅は、カテーテルチューブの直径に実質的に等しいか、又はそれよりも小さくてもよい。
一実施形態では、本体は、使用者が手動で隙間を開いてカテーテルチューブの第2部分を隙間に通すのに十分な程度まで変形可能に構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から見たときに、遠位面が実質的に凸状の包絡線を有するように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブの第1部分がチャネルに受け入れられるときに、カテーテルチューブが患者の皮膚に実質的に平行な方向で本体から離れて延びるように構成されてもよい。
一実施形態では、チャネルは、使用時にカテーテルチューブの第1部分を受け入れることができる第1チャネルであってもよい。本体は、遠位面に形成された第2チャネルをさらに含み、第2チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネルに受け入れられる代わりに、カテーテルチューブの第1部分を受け入れてもよい。第1チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第1方向に離れるように延びるように構成されてもよい。第2チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第2チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第2方向に延びるように構成されてもよい。第1方向は、第2方向と実質的に異なっていてもよい。
一実施形態では、本体は、第1チャネル及び第2チャネルに共通のチャネル部分を含んでもよい。
一実施形態では、本体は、近位面の方向に実質的に垂直な側から断面視したときに、第2チャネルがカテーテルチューブの第3部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から断面視したときに、チャネルがカテーテルチューブの第1部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成することができる。
一実施形態では、固定装置は、窓の少なくとも一部を覆うように構成された可動カバーをさらに含んでもよい。
一実施形態では、本体は実質的に弾性を有する材料で製造されてもよい。
本技術の一態様によれば、カテーテルチューブを患者の皮膚表面に対して曲げ構成で固定するための固定装置が提供され、この固定装置は、
本体を含み、
使用時に患者の皮膚表面に面する近位面と、
使用時に患者の皮膚表面とは反対側を向く遠位面と、
近位面における第1開口部と、
遠位面における第2開口部と、
第1開口部と第2開口部とを接続して貫通孔を形成し、貫通孔を実質的に取り囲む側壁と、
本体は、カテーテルチューブの第1部分を受け入れるように構成され、
固定装置は、カテーテルチューブの第1部分を本体に保持するように構成された保持具をさらに含み、
本体は、使用時にカテーテルチューブが本体から貫通孔を通って、カテーテルチューブの第2部分が患者の皮膚から出る出口点まで延びるように構成され、カテーテルチューブの第1部分の向きは、カテーテルチューブの第2部分の向きと実質的に異なっており、
本体は、使用時に側壁が出口点から離間して、出口点を実質的に取り囲む患者の皮膚の領域に窓を形成するように構成され、
本体は、近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から見たときに、遠位面が実質的に凸状の包絡線を有するように構成される。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブの第1部分を受け入れて遠位面に形成されたチャネルを含んでもよい。チャネルは、カテーテルチューブの第1部分がチャネル内に位置するとき、カテーテルチューブの第1部分の遠位エッジが遠位面と面一になるように、又は遠位面から凹むように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブがチャネルから貫通孔を通って出口点まで延びるように構成される。
一実施形態では、本体は、チャネルを形成するチャネル壁を含んでもよい。チャネル壁は、保持具として機能するように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、チャネルの遠位領域がチャネルの遠位面から近位領域まで延びるスリットを形成するように構成されてもよい。スリットの幅は、チャネル内に受け入れられるように構成されたカテーテルチューブの第1部分の幅よりも小さくてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブをチャネルに挿入することを容易にするために、スリットへの導入部を形成するように構成されてもよい。
一実施形態では、保持具はクリップを含んでもよい。クリップは、本体に永久的に取り付けられてもよい。クリップは、本体に着脱可能に取り付けられてもよい。
一実施形態では、側壁は突出部を形成するように構成されてもよい。チャネルの端部は、突出部に配置されていてもよい。使用時に、突出部は、カテーテルチューブの第2部分を側壁の近位領域から離間させてもよい。
一実施形態では、近位面における第1開口部は、遠位面における第2開口部よりも小さくてもよい。
一実施形態では、側壁は、使用時に出口点の周囲にチャンバを形成するような形状であってもよい。
一実施形態では、チャンバは実質的にドーム状であってもよい。
一実施形態では、本体は、固定装置をカテーテルチューブにその場で取り付けるときに、カテーテルチューブの第2部分が隙間を通過して貫通孔に入ることができるように隙間を形成するように構成されてもよい。隙間は、本体の端部から側壁まで延びていてもよい。
一実施形態では、隙間の幅は、カテーテルチューブの直径に実質的に等しいか、又はそれよりも小さくてもよい。
一実施形態では、本体は、使用者が手動で隙間を開いてカテーテルチューブの第2部分を隙間に通すのに十分な程度まで変形可能に構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、出口点又は出口点付近に位置する包帯を把持するように構成された1つ又は複数の突起をさらに含んでもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブの第1部分がチャネルに受け入れられるときに、カテーテルチューブが患者の皮膚に実質的に平行な方向で本体から離れて延びるように構成されてもよい。
一実施形態では、チャネルは、使用時にカテーテルチューブの第1部分を受け入れることができる第1チャネルであってもよい。本体は、遠位面に形成された第2チャネルをさらに含み、第2チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネルに受け入れられる代わりに、カテーテルチューブの第1部分を受け入れてもよい。第1チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第1方向に離れるように延びるように構成されてもよい。第2チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第2チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第2方向に延びるように構成されてもよい。第1方向は、第2方向と実質的に異なっていてもよい。
一実施形態では、本体は、第1チャネル及び第2チャネルに共通のチャネル部分を含んでもよい。
一実施形態では、本体は、近位面の方向に実質的に垂直な側から断面視したときに、第2チャネルがカテーテルチューブの第3部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から断面視したときに、チャネルがカテーテルチューブの第1部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成されてもよい。
一実施形態では、固定装置は、窓の少なくとも一部を覆うように構成された可動カバーをさらに含んでもよい。
一実施形態では、本体は実質的に弾性を有する材料で製造されてもよい。
本技術の一態様によれば、カテーテルチューブを患者の皮膚表面に対して曲げ構成で固定するための固定装置が提供され、この固定装置は、
本体を含み、
使用時に患者の皮膚表面に面する近位面と、
使用時に患者の皮膚表面とは反対側を向く遠位面と、
近位面における第1開口部と、
遠位面における第2開口部と、
第1開口部と第2開口部とを接続して貫通孔を形成し、貫通孔を実質的に取り囲む側壁と、
遠位面に形成され、使用時にカテーテルチューブの第1部分を受け入れることができる第1チャネルと、
遠位面内に形成され、使用時に、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネルに受け入れられる代わりに、カテーテルチューブの第1部分を受け入れることができる第2チャネルと、を含み、
第1チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第1方向に延びるように構成され、第2チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第2チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第2方向に延びるように構成され、第1方向は第2方向と実質的に異なっており、
固定装置は、カテーテルチューブの第1部分を第1チャネル及び第2チャネルのうちの少なくとも1つに保持するように構成された保持具をさらに含み、
本体は、カテーテルチューブが使用時に本体から貫通孔を通って、カテーテルチューブの第2部分が患者の皮膚から出る出口点まで延びるように構成され、カテーテルチューブの第1部分の向きは、カテーテルチューブの第2部分の向きと実質的に異なっており、かつ、カテーテルチューブの第2部分の向きは、カテーテルチューブの第2部分の向きと実質的に異なっており、
本体は、使用時に側壁が出口点から離間して、出口点を実質的に取り囲む患者の皮膚の領域に窓を形成するように構成される。
一実施形態では、本体は、チャネルを形成するチャネル壁を含んでもよい。チャネル壁は、保持具として機能するように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、チャネルの遠位領域がチャネルの遠位面から近位領域まで延びるスリットを形成するように構成されてもよい。スリットの幅は、チャネル内に受け入れられるように構成されたカテーテルチューブの第1部分の幅よりも小さくてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブをチャネルに挿入することを容易にするために、スリットへの導入部を形成するように構成されてもよい。
一実施形態では、保持具はクリップを含んでもよい。クリップは、恒久的に本体に取り付けられてもよい。クリップは、本体に着脱可能に取り付けられてもよい。
一実施形態では、側壁は突出部を形成するように構成されてもよい。チャネルの端部は、突出部に配置されていてもよい。使用時に、突出部は、カテーテルチューブの第2部分を側壁の近位領域から離間させてもよい。
一実施形態では、近位面における第1開口部は、遠位面における第2開口部よりも小さくてもよい。
一実施形態では、側壁は、使用時に出口点の周囲にチャンバを形成するように形成されてもよい。
一実施形態では、チャンバは実質的にドーム状であってもよい。
一実施形態では、本体は、固定装置をカテーテルチューブにその場で取り付けるときに、カテーテルチューブの第2部分が隙間を通過して貫通孔に入ることができるように隙間を形成するように構成されてもよい。隙間は、本体の端部から側壁まで延びていてもよい。
一実施形態では、隙間の幅は、カテーテルチューブの直径に実質的に等しいか、又はそれよりも小さくてもよい。
一実施形態では、本体は、使用者が手動で隙間を開いてカテーテルチューブの第2部分を隙間に通すのに十分な程度まで変形可能に構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、出口点又は出口点付近に位置する包帯を把持するように構成された1つ又は複数の突起をさらに含んでもよい。
一実施形態では、本体は、近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から見たときに、遠位面が実質的に凸状の包絡線を有するように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブの第1部分がチャネルに受け入れられるときに、カテーテルチューブが患者の皮膚に実質的に平行な方向で本体から離れて延びるように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、第1チャネル及び第2チャネルに共通のチャネル部分を含んでもよい。
一実施形態では、本体は、近位面の方向に実質的に垂直な側から断面視したときに、第2チャネルがカテーテルチューブの第3部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から断面視したときに、チャネルがカテーテルチューブの第1部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成されてもよい。
一実施形態では、固定装置は、窓の少なくとも一部を覆うように構成された可動カバーをさらに含んでもよい。
一実施形態では、本体は実質的に弾性を有する材料で製造されてもよい。
本技術の一態様によれば、カテーテルチューブを患者の皮膚表面に対して曲げ構成で固定するための固定装置が提供され、この固定装置は、
本体を含み、本体は、
使用時に患者の皮膚表面に面する近位面と、
使用時に患者の皮膚表面とは反対側を向く遠位面と、
近位面における第1開口部と、
遠位面における第2開口部と、
第1開口部と第2開口部とを接続して貫通孔を形成し、貫通孔を実質的に取り囲む側壁と、を含み、
本体は、カテーテルチューブの第1部分を受け入れるように構成され、
固定装置は、カテーテルチューブの第1部分を本体に保持するように構成された保持具をさらに含み、
本体は、使用時にカテーテルチューブが本体から貫通孔を通って、カテーテルチューブの第2部分が患者の皮膚から出る出口点まで延びるように構成され、カテーテルチューブの第1部分の向きは、カテーテルチューブの第2部分の向きと実質的に異なっており、
本体は、使用時に側壁が出口点から離間して、出口点を実質的に取り囲む患者の皮膚の領域に窓を形成するように構成され、
側壁は、使用時に出口点の周囲にチャンバを形成するように形成されている。
一実施形態では、チャンバは実質的にドーム状である。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブの第1部分を受け入れて遠位面に形成されたチャネルを含んでもよい。チャネルは、カテーテルチューブの第1部分がチャネルに位置するときに、カテーテルチューブの第1部分の遠位エッジが遠位面と面一になるように、又は遠位面から凹むように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブがチャネルから貫通孔を通って出口点まで延びるように構成される。
一実施形態では、本体は、チャネルを形成するチャネル壁を含んでもよい。チャネル壁は、保持具として機能するように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、チャネルの遠位領域がチャネルの遠位面から近位領域まで延びるスリットを形成するように構成されてもよい。スリットの幅は、チャネル内に受け入れられるように構成されたカテーテルチューブの第1部分の幅よりも小さくてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブをチャネルに挿入することを容易にするために、スリットへの導入部を形成するように構成されてもよい。
一実施形態では、保持具はクリップを含んでもよい。クリップは、本体に永久的に取り付けられてもよい。クリップは、本体に着脱可能に取り付けられてもよい。
一実施形態では、側壁は突出部を形成するように構成されてもよい。チャネルの端部は、突出部に配置されていてもよい。使用時に、突出部は、カテーテルチューブの第2部分を側壁の近位領域から離間させてもよい。
一実施形態では、近位面における第1開口部は、遠位面における第2開口部よりも小さくてもよい。
一実施形態では、本体は、固定装置をカテーテルチューブにその場で取り付けるときに、カテーテルチューブの第2部分が隙間を通過して貫通孔に入ることができるように隙間を形成するように構成されてもよい。隙間は、本体の端部から側壁まで延びていてもよい。
一実施形態では、隙間の幅は、カテーテルチューブの直径に実質的に等しいか、又はそれよりも小さくてもよい。
一実施形態では、本体は、使用者が手動で隙間を開いてカテーテルチューブの第2部分を隙間に通すのに十分な程度まで変形可能に構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、出口点又は出口点付近に位置する包帯を把持するように構成された1つ又は複数の突起をさらに含んでもよい。
一実施形態では、本体は、近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から見たときに、遠位面が実質的に凸状の包絡線を有するように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、使用時にカテーテルチューブの第1部分がチャネルに受け入れられるときに、カテーテルチューブが患者の皮膚に実質的に平行な方向で本体から離れて延びるように構成されてもよい。
一実施形態では、チャネルは、使用時にカテーテルチューブの第1部分を受け入れることができる第1チャネルであってもよい。本体は、遠位面に形成された第2チャネルをさらに含み、第2チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネルに受け入れられる代わりに、カテーテルチューブの第1部分を受け入れてもよい。第1チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第1チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第1方向に離れるように延びるように構成されてもよい。第2チャネルは、カテーテルチューブの第1部分が第2チャネル内に位置するとき、カテーテルチューブが本体から第2方向に延びるように構成されてもよい。第1方向は、第2方向と実質的に異なっていてもよい。
一実施形態では、本体は、第1チャネル及び第2チャネルに共通のチャネル部分を含んでもよい。
一実施形態では、本体は、近位面の方向に実質的に垂直な側から断面視したときに、第2チャネルがカテーテルチューブの第3部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成されてもよい。
一実施形態では、本体は、近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から断面視したときに、チャネルがカテーテルチューブの第1部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成されてもよい。
一実施形態では、固定装置は、窓の少なくとも一部を覆うように構成された可動カバーをさらに含んでもよい。
一実施形態では、本体は実質的に弾性を有する材料で製造されてもよい。
本技術の一態様によれば、カテーテルを患者の皮膚表面に対して所定の位置に固定するための固定装置が提供され、この固定装置は、
使用時に患者の皮膚表面に面する近位面、遠位面、及び窓を有する本体であって、
窓は、近位面における第1開口部と、遠位面における第2開口部と、第1開口部と第2開口部とを接続する側壁とによって画定される、
カテーテルチューブの第1部分は、使用時に患者の皮膚から離れて窓の中に伸び、
側壁は、カテーテルチューブの第1部分と側壁との間に隙間を提供する突出部を形成するように構成される、本体と、
使用時にカテーテルの一部を本体に保持するように構成された保持具と、を含む。
一実施形態では、カテーテルチューブは、第1部分、第2部分、及び第3部分を含む。一実施形態では、固定装置は、第2部分と第3部分との間に第1部分を有する曲げ構成でカテーテルチューブを保持し、曲げ構成では、第3部分は患者の皮膚と実質的に平行に位置するように構成されてもよい。第1部分は曲げ領域であってもよい。
一実施形態では、曲げ領域は、第2部分と第3部分との間に約90°の角度を提供することができる。
一実施形態では、本体は、使用時に曲げ領域が当接する湾曲座面を含んでもよい。
一実施形態では、カテーテルチューブは曲げ半径を有していてもよく、さらに座面は曲げ半径以下の半径の周囲に湾曲してもよい。
本明細書全体を通して、「曲げ半径」という用語への参照は、カテーテルチューブがよじれ、曲げられ、及び/又は閉塞される前に、カテーテルチューブがその曲げ領域(すなわち、支持されていないカテーテルチューブ)に支持されずに曲げられることができる最小半径を意味するものと理解されるべきである。
一実施形態では、固定装置は、カテーテルチューブに<30>力を供給して、カテーテルチューブの曲げ領域での座屈を低減又は除去するように構成された保持具をさらに含んでもよい。
一実施形態では、側壁は、第1側壁セクションと、第2側壁セクションとを含み、第2側壁セクションは、第1側壁セクションの近位面から近位エッジまで延び、第1側壁セクションは、第2側壁セクションの遠位エッジから遠位面まで延び、第2側壁セクションは、実質的に直線であり、第1側壁セクションは湾曲している。
一実施形態では、固定装置は、窓の少なくとも一部を横切って延びるカバーを含んでもよい。
本技術の別の態様によれば、曲げ半径を有するカテーテルチューブ用の固定装置が提供され、この固定装置は、
使用時に患者の体の表面に面する近位面及び遠位面を有する本体と、
カテーテルチューブが曲げ半径以下の湾曲形状の曲げ領域を有する曲げ構成でカテーテルチューブを保持することができ、曲げ領域におけるカテーテルチューブの座屈を低減又は除去するように付勢力を付与する保持具と、を含む。
一実施形態では、本体は、使用時に曲げ領域が当接する湾曲座面を含んでもよい。
一実施形態では、湾曲座面の少なくとも一部は、使用時に曲げ領域が接する下方凹形状を画定してもよい。
一実施形態では、湾曲座面は、曲げ半径以下の半径を中心に湾曲してもよい。
一実施形態では、曲げ領域はカテーテルチューブの第1部分であってもよい。カテーテルチューブは、第2部分及び第3部分を含んでもよい。曲げ領域は、患者の皮膚から延びるカテーテルチューブの第2部分と、患者の皮膚に実質的に平行に延びる第3領域との間に、約90°の角度を提供してもよい。
一実施形態では、保持具は、本体内に形成されたチャネルによって提供され、湾曲座面は、チャネルの表面を提供してもよい。
一実施形態では、本体は、カテーテルチューブをチャネル内に挿入することを容易にするように構成された細長いスリットを含んでもよい。
一実施形態では、チャネルは、付勢力を提供するために、カテーテルチューブの直径以下の直径を有してもよい。
一実施形態では、カテーテルチューブに付勢力を提供するために、チャネルの1つ又は複数の部分を少なくとも実質的に密閉させてもよい。
一実施形態では、固定装置は、カテーテルチューブをチャネル内に固定するように構成された保持具をさらに含んでもよい。
一実施形態では、固定装置は、第1出口経路と第2出口経路とを含み、カテーテルチューブが第1出口経路内に配置されている場合、本体から第1方向に延び、カテーテルチューブが第2出口経路内に配置されている場合、本体から第2方向に離れるように延びている。
一実施形態では、固定装置は第3出口経路をさらに含み、カテーテルチューブが第3出口経路内に配置されている場合、第3方向に本体から遠ざかるように延びている。
一実施形態では、第2出口経路及び第3出口経路の少なくとも一方は、出口経路(複数可)内に配置されたカテーテルチューブの一部の座屈を低減又は除去するように付勢力を加えるような寸法のチャネルをそれぞれ含んでもよい。
一実施形態では、本体は、患者の皮膚からカテーテルチューブを取り外すことなく、固定装置をカテーテルチューブにその場で取り付けることを容易にするために、本体の側縁から側壁まで延びる隙間を含んでもよい。
本技術の別の態様によれば、カテーテルチューブを患者の皮膚表面に対して所定の位置に固定するための固定装置が提供され、カテーテルチューブは、曲げ半径、第1部分、第2部分、及び第3部分を有し、固定装置は、
使用時に患者の皮膚表面に面する近位面、遠位面、及び窓を有する本体であって、
窓は、近位面における第1開口部と、遠位面における第2開口部と、第1開口部と第2開口部とを接続する側壁とによって画定され、
使用時に、カテーテルチューブの第2部分が患者の皮膚から出て窓の中に伸び、
側壁は、カテーテルチューブの第1部分と側壁との間に隙間を提供する突出部を形成するように構成され、
カテーテルチューブの第1部分が曲げ半径以下の湾曲形状の曲げ領域を有する曲げ構成で保持することができ、曲げ領域におけるカテーテルチューブの座屈を低減又は除去するために付勢力を加える保持具と、を含む。
本技術の別の態様によれば、医療用途のためのカテーテル配置が提供され、このカテーテル配置は、
患者の皮膚内の挿入点に挿入されるように構成された曲げ半径を有するカテーテルチューブと、
本明細書に記載の固定装置と、を含む。
一実施形態では、窓は、本体の一方の側から他方の側へ、例えば近位面から/遠位面へと、本体を通って延びる貫通孔によって提供される。
一実施形態では、側壁は窓の周囲に延びてもよい。
一実施形態では、窓の形状及び寸法は、カテーテルが患者の体表面から出る点を取り込む患者の体表面の領域の検査及びアクセスの少なくとも1つを可能にする。
一実施形態では、第1開口部及び第2開口部の少なくとも一方の寸法は、カテーテルチューブの直径に比べて比較的大きい。
一実施形態では、第1開口部の寸法は、カテーテルチューブの直径と比較して大きく、使用時に第1開口部のエッジとカテーテルチューブとの間に相対的に大きな間隔を提供する。
一実施形態では、第1開口部の寸法は、第2開口部の寸法よりも大きい。
一実施形態では、突出部は可動カバーを形成するように構成されてもよい。
一実施形態では、座面は、第1領域と第2領域とを含んでもよい。
一実施形態では、第1領域は、窓のエッジから第2領域まで延びていてもよい。
一実施形態では、第2領域は、第1領域から離れて延びてもよい。
一実施形態では、第1領域は、第1半径の周囲に湾曲してもよい。
一実施形態では、第2領域は、第2半径の周囲に湾曲してもよい。
一実施形態では、第1半径は第2半径に等しくてもよい。
一実施形態では、第1半径は第2半径と異なっていてもよい。
一実施形態では、第1半径及び第2半径の少なくとも一方は、カテーテルの曲げ半径以下であってもよい。
一実施形態では、座面は、カテーテルチューブを患者の皮膚に実質的に平行に導くような形状の第3領域を含んでもよい。
一実施形態では、第3領域は、第1領域及び第2領域のうちの1つ又は複数と異なる方向に湾曲してもよい。
一実施形態では、第3領域は、第2領域から離れて延びてもよい。
一実施形態では、第1側壁セクションは、座面の第1領域の近位エッジから第2側壁セクションの遠位エッジまで延びて、第1領域の下側を形成してもよい。
一実施形態では、第2側壁セクションは、第1側壁領域の近位面から近位エッジまで延びてもよい。
一実施形態では、第1側壁部の形状は、第2側壁部と異なっていてもよい。
一実施形態では、固定装置は、カテーテルチューブがチャネル内に固定されたときにカテーテルチューブ壁にフープ応力を発生させるように構成されてもよい。
一実施形態では、付勢力は、カテーテルチューブ壁にフープ応力を発生させる半径方向の力である。
一実施形態では、保持具は、カテーテルチューブの曲げ領域にわたって内側に付勢力を提供するように構成されてもよい。
一実施形態では、保持具は、カテーテルチューブの曲げ領域の外面を圧縮するように構成されてもよい。
一実施形態では、固定装置は、1つ又は複数の出口経路を含んでもよい。
一実施形態では、本体は、それぞれが自由端を有する一対のアームを含んでもよい。
一実施形態では、本体は、カテーテルチューブを取り外すことなく、カテーテルチューブを窓内にその場で位置させることを容易にするために、本体の側縁から窓まで延びる隙間を含んでもよい。
一実施形態では、隙間は、一対のアームの自由端の間に配置される。
本発明の実施例の少なくとも1つを提供する以下の説明を読むと、当業者は、新規な全ての態様において考慮されるべき本発明の他の態様を明らかにする。
以下の非限定的な図面を参照して本発明を説明する。
本技術の一態様による固定装置及びカテーテルチューブの斜視図である。 本技術の一形態による固定装置の第1側面図である。 図2に示す固定装置のA-A部を通る断面図を示す。 図1の固定装置の第2側面図である。 図4に示す固定装置のB-B部を通る断面図を示す。 本技術の一態様によるカテーテルチューブ用の固定装置の斜視図である。 図6の固定装置の上面図である。 図6の固定装置の第1側面図である。 図8に示す固定装置のA-A部を通る断面図を示す。 図8に示す固定装置のC-C部を通る断面図を示す。 図10に示す固定装置のD部の拡大図を示す。 図6の固定装置の第2側面図である。 図6の固定装置の第3側面図である。 閉位置にあるクリップを示す、カテーテルチューブを除いた図1の固定装置の斜視図である。 図14に示す固定装置のC部の拡大図である。 開位置にあるクリップを示す、図14の固定装置の斜視図である。 図16に示す固定装置のC部の拡大図である。 カテーテルチューブを保持している図1の固定装置の斜視図であって、固定装置はカテーテルチューブを第2方向に遠ざけるように導く。 図18の固定装置の第1側面図である。 図19に示す固定装置のA-A部を通る矢視図を示す。 図18の固定装置の第2側面図である。 本技術の別の態様による固定装置及びカテーテルチューブの斜視図である。 図22の固定装置の第1側面図である。 図23に示す固定装置のA-A部を通る断面図を示す。 図23に示す固定装置のA-A部を通る斜視図を示す。 図22の固定装置の第2側面図である。 図26に示す固定装置のB-B部を通る断面図を示す。 本体に取り付けられたクリップを示す、カバーを除く図22の固定装置の斜視図である。 本技術の一態様によるカテーテルチューブ用の固定装置の斜視図である。 図29の固定装置の上面図である。 図29の固定装置の第1側面図である。 図31に示す固定装置のC-C部を通る断面図を示す。 図31に示す固定装置のD-D部を通る断面図を示す。 図29の固定装置の第2側面図である。 図34に示す固定装置のA-A部を通る断面図を示す。 図34に示す固定装置のA-A部を通る斜視図を示す。 図29に示す固定装置の別の第1側面図を示す。 図37Aに示す固定装置のE-E部を通る断面図を示す。 図37Aに示す固定装置のF-F部を通る断面図を示す。 図37Aに示す固定装置のG-G部を通る断面図を示す。 本技術の一態様によるカテーテルチューブ用の固定装置の斜視図である。 図38の固定装置の上面図である。 図38の固定装置の下面図である。 図38に示す固定装置の第1側面図を示す。 図41に示す固定装置のD-D部を通る断面図を示す。 図38に示す固定装置の第2側面図を示す。 図43に示す固定装置のA-A部を通る断面図を示す。 本技術の一態様によるカテーテルチューブ用の固定装置の斜視図である。 図45の固定装置の上面図である。 カテーテルチューブを含む、図45の固定装置の第1側面図を示す。 図47に示す固定装置及びカテーテルチューブのI-I部を通る断面図を示す。 図45の固定装置の第1側面図を示す。 カテーテルチューブを含む、図49に示す固定装置のG-G部を通る断面図である。 図45の固定装置の第2側面図を示す。 図51に示す固定装置のO-O矢視図を示す。 図52に示す固定装置のP部を通る拡大断面図を示す。 図45の固定装置の別の斜視図である。 図54に示す固定装置のR部の拡大図を示す。
カテーテル配置
図1~図5は、本技術の一態様によるカテーテル配置3000を示す。カテーテル配置3000は、一般に、カテーテルチューブ1000と固定装置2000とを含む。
カテーテルチューブ1000は、患者の皮膚S内の出口点S1に挿入されるように構成される(図3に示す)。
固定装置
図6~図13は、カテーテルチューブ1000が取り付けられていない、図1~図5に示された固定装置2000の様々な図を示す。
固定装置2000は、カテーテルチューブ1000を患者の皮膚Sの表面に対して適切な位置に固定するように構成されてもよい。示された好ましい形態では、固定装置2000は、カテーテルチューブ100を患者の皮膚Sの表面に対して曲げ構成で固定するように構成される。
曲げ構成では、カテーテルチューブ1000は湾曲形状を有する曲げ領域を有し、カテーテルチューブ1000の第1部分1100の向きは、出口点S1で患者の皮膚Sから出るカテーテルチューブ1000の第2部分1200の向きと実質的に異なっていてもよい。
固定装置2000は、第1部分1100を受け入れるように構成された本体2100を含む。本体2100は、例えば、使用時に第1部分1100が当接している座面2200を提供するように構成されてもよい。
固定装置2000は、本体2100に対して第1部分1100を保持するように構成された保持具2300を含む。保持具2300は、座面2200上にカテーテルチューブ1000を保持することができる。保持具2300は、図3に示すように、カテーテルチューブ1000を曲げ構成で保持するように構成されてもよい。
座面2200及び保持具2300は、本体2100に形成されたチャネル2500によって提供されてもよい。
本体2100は、使用時に患者の皮膚Sの表面に面するように方向付けられた近位面2110と、使用時に患者の皮膚Sの表面から離れるように方向付けられた遠位面2120とを含む。
本体2100は、近位面2110における第1開口部2112と、遠位面2120における第2開口部2122と、第1開口部2112と第2開口部2122とを接続して貫通孔2400を形成する側壁2130とを含んでもよい。貫通孔2400は、本体2100を通って近位面2110から遠位面2120まで延びる。
本体2100は、出口点S1から側壁2130を離間させて、患者の皮膚領域に窓4000を形成するように構成されてもよい。患者の皮膚のこの領域は、出口点S1を少なくとも部分的に取り囲むことができ、好ましくは、出口点S1を実質的に又は完全に取り囲む。
固定装置2000のこれら及び他の態様について、以下でより詳細に説明する。
座面
本体2100は、使用時にカテーテルチューブ1000の第1部分1100が当接している座面2200を提供するように構成されてもよい。
カテーテルチューブは、第1部分1100と、第2部分1200と、本体2100から出て、本体2100から延びている第3部分1300とを含む。固定装置2000は、図3に示すように、カテーテルチューブ1000の第3部分1300と第2部分1200との間の角度が実質的に90°となるように、カテーテルチューブ1000を曲げ構成で保持するように構成されてもよい。曲げ領域の形状を規定する座面2200の形状については、以下でより詳細に説明する。
代替実施形態では、固定装置2000は、カテーテルチューブ1000の第2部分1200と第3部分1300との間の角度が90°よりも小さいか又はそれよりも大きいように、カテーテルチューブ1000を曲げ構成で保持するように構成されてもよい。
図3に示すように、第2部分1200は、患者の皮膚Sの表面から、例えば、患者の皮膚Sに対して実質的に垂直な角度で延びている。
曲げ構成では、第3部分1200は固定装置2000から出て、患者の皮膚Sに実質的に平行である。本体2100は、使用時にカテーテルチューブ1000の第1部分1100がチャネル2500に受け入れられるとき、カテーテルチューブ1000の第3部分1300が本体2100から出て、患者の皮膚Sに実質的に平行な方向に延びるように構成される。この向きは、第3部分1300が他の物体又は表面に引っ掛かる/受け止められることを低減又は防止することができる。
図示するように、本体2100は、使用時に、第2部分1200と第3部分1300とが、それぞれの軸の間に約90°の角度を有するように、互いに実質的に垂直に位置付けされることを可能にするように構成される。
好ましい形態では、図3に示すように、本体2100は、使用時にカテーテルチューブ1000の第1部分1100がチャネル2500内に受け入れられるとき、カテーテルが本体2100から出て、患者の皮膚Sに実質的に平行な方向に本体2100から延びるように構成される。
座面2200は、カテーテルチューブ1000の曲げ半径に応じて選択された半径の周囲に湾曲しており、固定装置2000は、カテーテルチューブ1000と共に使用されるように構成される。
座面2200は、カテーテルチューブ1000の曲げ半径以下の半径で湾曲していてもよい。座面2200は、少なくとも第1領域2210と第2領域2220とを含むことが分かる。第1領域2210は、例えばカテーテルチューブ1000の曲げ半径以下の第1半径の周囲に湾曲していてもよい。第2領域2220は、例えばカテーテルチューブ1000の曲げ半径以下の第2半径の周囲に湾曲していてもよい。第1及び第2半径は異なっていてもよい。しかしながら、代替実施形態では、座面2200又はその一部は、カテーテルチューブ1000の曲げ半径よりも大きい1つ又は複数の半径の周囲に湾曲していてもよい。
固定装置2000は、例えば、曲げ領域によりカテーテルチューブ1000を曲げ構成で保持することができる。いくつかの形態では、第1部分1100は、カテーテルチューブ1000の曲げ領域の少なくとも一部を形成することができる。第1部分1100又はその一部は、カテーテルチューブ1000の曲げ半径以下の曲率半径を有することができる。これらの形態では、保持具2300は、(以下でさらに説明するように)曲げ領域1300におけるカテーテルチューブ1000の座屈を低減又は除去するように、カテーテルチューブ1000の壁にフープ応力を生成するための付勢力又は拘束力を加えるように構成されてもよい。しかしながら、他の形態では、第1部分1100又はその一部は、カテーテルチューブ1000の曲げ半径よりも大きい曲率半径を有していてもよい。
図9及び図10に最もよく示すように、座面2200の少なくとも一部は、チャネル2500の長さが延びる方向に垂直な方向の断面から見て、実質的に凸の形状を画定する。第1領域2210は、側壁2130から第2領域2220まで延びている。第2領域2220は、第1領域2210から第2チャネル開口部2540に向かって延びている。第1領域2210と第2領域2220の両方は、断面視において凸状であってもよい。上述したように、断面視において、第1領域2210は第1半径の周囲に湾曲することができ、第2領域2220は第1半径とは異なる第2半径の周囲に湾曲することができる。図示された実施形態では、第1半径は第2半径よりも大きくてもよい。したがって、第1領域2210における曲率量を第2領域2220における曲率量よりも大きくすることができる。図示するように、座面2200は、凸状の第1及び第2領域2210、2220から本体2100の端部に向かって延びるにつれて平坦化される。座面2200は、第2チャネル開口部2450の近位にある本体2100の端部から第2チャネル開口部2540に向かって延びる第3領域2230を含む。第3領域2230は、断面視において、第1領域2210及び第2領域2220の少なくとも一方と異なる方向に湾曲しており、例えば、実質的に凹状の形状を有している。座面2200は、第3領域2230から第2領域2220までの間に延びる第4領域2240を有してもよい。第4領域2240は、断面視において、実質的に直線状又は直線状の傾斜面であってもよい。
本体2100は、本体2100の端部の近位にある第3領域2230の端部が、本体2100の近位面と略平行に配向されるように構成される。凹状の第3領域2220は、これを達成するのに役立つ。
したがって、第1領域2210、第2領域2220及び第3領域2230は、カテーテルチューブ1000の第2部分1200が患者の皮膚Sに対して実質的に垂直であり、第3部分1300が患者の皮膚Sに対して実質的に平行であるように、カテーテルチューブ1000を曲げ構成で保持するような形状である。
第1領域2210と第2領域2220とは隣接している。図示された実施形態では、第3領域2230は、座面2200のセクション2240(例えば、実質的に直線的なセクション)によって第2領域2220から離間している。代替実施形態では、座面2200の1つ又は複数のセクション2240は、第1、第2、及び第3領域2210、2220、2230のうちの1つ又は複数から離間していてもよいことが理解されるべきである。さらに別の代替実施形態では、第1、第2、及び第3領域2210、2220、2230の3つすべてが互いに隣接していてもよい。
本体2100は、カテーテルチューブ1000が固定装置2000によって曲げられる総角度、例えば、使用時に第1、第2及び第3領域2210、2220、2230によって曲げられるカテーテルチューブ1000の曲げられた部分間の角度の合計を規定するのを容易にするように構成される。図3を参照すると、f1は、カテーテルチューブ1000が第1領域2210によって曲げられる有効角度であり、f2は、カテーテルチューブ1000が第2領域2220によって曲げられる有効角度であり、f3は、カテーテルチューブ1000が第3領域によって曲げられる有効角度である。総角度θは、f1+f2-f3の和である。図示された実施形態では、合計角度は約90°である。代替的に、第1領域1100の縦軸A1と第2領域1200の縦軸A3との角度は、約90°である。
チャネル
本技術の一態様によれば、固定装置2100は、使用時にカテーテルチューブ1000の第1部分1100を受け入れるチャネル2500を含む。
図示するように、遠位面2120には、チャネル2500が形成されている。本体2100は、その中にチャネル2500を形成するチャネル壁2505を含むことができる。チャネル壁2505の少なくとも一部は、座面2200、例えば、チャネル壁2505の遠位面を形成する。
チャネル2500は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100の遠位エッジが、第1部分1100がチャネル2500内に位置するときに遠位面2120と面一になるように、又は遠位面2120から凹むように構成されてもよい。図面を参照すると、遠位エッジは、使用時に座面2200とは反対側を向く第1部分1100のトップエッジである。したがって、チャネル2500は、使用時に第1部分1100が遠位面2120の下に位置することを可能にするようなサイズにすることができる。チャネル2500の深さは、本体2100の遠位面2120上の点とチャネル2500の近位面(例えば、座面2200)との間の距離としてもよい。チャネル2500の深さは、カテーテルチューブ1000の直径以上であってもよい。
チャネル2500は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100又はその一部を少なくとも部分的に、好ましくは実質的に取り囲むように構成されてもよい。図2及び図5に示すように、チャネル2500は、第1部分1100を受け入れ、少なくとも実質的に取り囲むように構成されてもよい。したがって、チャネル2500は実質的に密閉されており、例えば、チャネル2500の遠位領域は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100の幅よりも小さい幅を有するスリット2140の形態(以下に説明する)とすることができる。これにより、カテーテルチューブ1000が物体又は他の表面に引っ掛かたり受け止めら得たりすることを低減/防止することができる。
しかしながら、図示しない代替実施形態では、チャネル2500は実質的に閉じていなくてもよく、例えば、チャネル2500は実質的に開いていてもよく、すなわち、チャネル2500の遠位領域は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100の幅よりも大きな幅を有するスリット2140の形態であってもよい。いくつかの形態では、チャネル2500は、ある範囲の幅のカテーテルチューブを受け入れることができるのに十分な幅を有する。これにより、固定装置2100は、使用されることが望まれるさまざまなタイプのカテーテルと共に使用されてもよい。
図3に示すように、本体2100は、近位面2110の方向に実質的に平行な側から断面視したときに、チャネル2500がカテーテルチューブ1000の第1部分1100を曲げる1つ又は複数の湾曲領域(例えば、チャネルの底部領域)を含むように構成される。
カテーテルチューブ1000の第1部分1100は、座面2200に接触するように、チャネル2500内に配置されてもよい。図3及び図5に最もよく示されているように、チャネル2500は、座面2200上にカテーテルチューブ1000の第1部分1100を保持することができる。
いくつかの形態では、チャネル2500の寸法は、カテーテルチューブ1100の第1部分1100を本体2100に保持するのに役立つことができる。チャネル2500の少なくとも1つの領域において、対向するチャネル壁面2510、2520間の距離は、カテーテルチューブ1000が真っ直ぐな(すなわち、曲げられていない)構成である場合に、カテーテルチューブ1000の外径以下である。しかしながら、いくつかの形態では、チャネル2500の少なくとも一部において、対向するチャネル壁面2510、2520間の距離は、カテーテルチューブ1000が真っ直ぐ(すなわち、曲げられていない)に配置されているときの直径よりも大きくてもよい。さらに、いくつかの実施形態では、幅、すなわち対向するチャネル壁面2510、2520間の距離はチャネル2500に沿って変化してもよい。例えば、カテーテルチューブの第1領域を曲げるチャネル2500の第1領域における対向するチャネル壁面2510、2520間の距離は、チャネル2500の第2領域における対向するチャネル壁面2510、2520間の距離よりも小さくしてもよい。
図示するように、本体2100は、カテーテルチューブ1000のチャネル2500への挿入及び/又はチャネル2500からのカテーテルチューブ1000の取り外しを容易にするように構成されたスリット2140を含む。本体2100は、チャネル2500の遠位領域がスリット2140を形成するように構成されてもよい。スリット2140は、遠位面2120からチャネル2500の近位領域まで延びている。スリット2140は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100の幅よりも小さい幅、すなわちスリット2140における本体2100の対向するエッジ間の距離を有してもよい。
チャネル2500を形成する本体2100の少なくとも一部は弾性変形可能であってもよい。これにより、例えば、カテーテルチューブ1000をチャネル2500内に押し込むなど、カテーテルチューブのチャネル2500への挿入及び/又はチャネル2500からの取り外しを容易にすることができる。
チャネル2500は、本体2100の第1端部に面するように配向された第1チャネル開口部2530と、本体2100の第2端部に面するように配向された第2チャネル開口部2540とを含む。チャネル2500は、第1チャネル開口部2530から第2チャネル開口部2540まで延びてもよい。第1チャネル開口部2530は、側壁2130に形成された開口部であってもよい。したがって、チャネル2500は、貫通孔2400から本体2100の第2端部まで延びている。
図示するように、チャネル2500及び/又はスリット2140は、本体2100を第1側2190と第2側2192とに分割し得る。本技術のこれら及び他の態様について、以下でより詳細に説明する。
保持具
本技術の一態様によれば、固定装置2000は、本体2100に対してカテーテルチューブ1000を保持するのを助けることができる保持具2300を含む。保持具2600は、チャネル2500内及び/又は座面2200上にカテーテルチューブ1000を保持するように構成される。
特定の実施形態では、チャネル2500は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100を保持することができる。チャネル壁2505は、保持具2300として機能するように構成されてもよい。これは、例えば、チャネル壁2505が第1部分1100を実質的に取り囲む場合に、前述したように達成されてもよい。例えば、図5に最もよく示すように、カテーテルチューブ1000がチャネル2500内に位置するとき、チャネル壁2505は、カテーテルチューブ1000の周囲を実質的に取り囲む。
しかしながら、他の形態では、保持具2300は、1つ又は複数の他の構成要素又は配置によって提供されてもよい。他の構成要素(複数可)又は配置(複数可)は、チャネル壁2505と組み合わせて第1部分1100を保持するように、又はチャネル壁2505の代わりに第1部分1100を実質的に個別に保持するように構成されてもよい。したがって、特定の形態では、チャネル2500は、第1部分1100を受け入れることができるが、チャネル2500内に第1部分1100を保持しないことができない。例えば、保持力は、1つ又は複数の他の構成要素又は配置によって提供されてもよい。
例えば、図1に示す実施形態では、保持具2300はクリップ2600を含む。本実施形態では、保持具2300は、チャネル壁2505とクリップ2600との組み合わせを含む。クリップ2600は、第1側2190からスリット2140を横切って第2側2192まで延びる細長い部材を含む。これにより、カテーテルチューブ1000がチャネル2500から引き抜かれることに抵抗が生じ、カテーテルチューブ1000がチャネル2500内に固定されることが容易になる。
クリップ2600は、図14及び図15に示す閉位置と図16及び図17に示す開位置との間で移動可能である。図17に示すように、クリップ2600は、閉位置と開位置との間での移動を許容する可撓性領域2610を有する。
クリップ2600はさらに、クリップ2600を閉位置に固定するために、対応するクリップ部分2180と係合するように構成されたクリップ部分2620を含むこともできる。開位置では、クリップ2600は、カテーテルチューブ(図16及び図17には示されていない)をチャネル2500に挿入したり、チャネル2500からカテーテルチューブを取り外したりすることを妨げない。しかし、閉位置では、クリップ2600は、カテーテルチューブ1000がチャネル2500から引き抜かれることに抵抗を与える。
図1に示すように、クリップ2600は、本体2100と一体的に形成される、すなわち、本体2100とともに成形される代替実施形態では、保持具2600は、別個に形成されてもよく、本体2100に永久的に又は着脱可能に取り付けられてもよい。
代替実施形態では、保持具2300は、ラッチ、バンド、カバー、接着剤、スナップフィット、締まりばめ、又は他の適切なファスナーのうちの1つ又は複数のような、カテーテルチューブ1000をチャネル2500内に固定するための他の構成要素(複数可)又は配置(複数可)を含む。
代替的に、図6に示す実施形態のように、固定装置2000は、クリップ2600のような別個の構成要素を含まない。その代わりに、上記のように、チャネル2500は、カテーテルチューブ1000を十分に取り囲むことができ、機能設計限界までカテーテルチューブ1000がチャネル2500から引き抜かれることを防止するのに十分な摩擦抵抗を与えることができる。
いくつかの形態では、保持具2300は、固定装置2000、例えば本体2100に永久的に又は着脱可能に取り付けられてもよい。
図22~55は、本技術の態様による固定装置2000A、2000B、2000C及びカテーテル配置3000の他の実施形態を示す。明細書及び図面全体において、同一の参照符号は、同一の構成要素を意味する。
固定装置2000A、2000B、2000Cの各々は、上述し、少なくとも図1~5に示したものとは異なる固定装置の実施形態を有する。
図24~図28の実施形態では、本体2100は、使用時にクリップ2600Aを受け入れるような形状の空間2102をチャネル2500の領域に画定する。図38、39及び図44~51に示す実施形態は、空間2102を画定する本体2100も有する。他の形態では、本体2100は、上述したように、カテーテルチューブ1000を本体2100に保持するために、使用時に1つ又は複数の他の構成要素又は配置を受け入れるように構成された空間を画定することができる。
特定の形態では、クリップ2600A又はその少なくとも一部は、本体2100から着脱可能である、すなわち、本体2100に着脱可能に取り付けられている。図1に示すように、クリップ2600A全体が着脱可能である。しかしながら、他の形態では、クリップ2600A又はその少なくとも一部は本体2100に永久的に取り付けられてもよい。図24、図25及び図27に示すように、第1クリップ部材2630は、空間2102を画成する本体2100の一部に締まりばめされている。第1部分2630は、第2クリップ部分2640と係合するように構成され、第1及び第2部分2630、2640は、カテーテルチューブ1000の曲がり、よじれ又は閉塞を生じることなく、カテーテルチューブ1000をそれらの間に固定するような形状である。第1部分2630及び第2部分2640の部分は、それらの間でカテーテルチューブ1000を受け入れて保持するような形状をしている。例えば、クリップ部分2630、2640は、クリップが本体2100内に配置されたときにカテーテルチューブ1000の対応する部分を受け入れる半円筒状の溝をその表面に沿って有することができる。これらは、カテーテルチューブ1000を曲げ構成に保持及び維持するチャネル2500の一部を形成し、したがって、本明細書で説明されるようなチャネル2500の複数の態様又は例のいずれかは、クリップ2600Aのこれらの部分に同等に組み込まれてもよく、例えば、第1部材2630及び第2クリップ部材2640の対向する面間の寸法は、カテーテルチューブ1000の壁にフープ応力を発生させる付勢力を与えるために、カテーテルチューブ1000の直径以下であってもよい。したがって、クリップ部2630は、使用時にカテーテルチューブ1000の第1部分1100が第2部分2640によって保持される座面2200の一部を提供する。
少なくとも図22、図24及び図25に示すように、保持具2300は、カバー2104の形態である。カバー2104は、空間2102の少なくとも一部を横切って、例えば空間2102全体を通って延びるように構成される。カバー2104は、空間2102内に配置されたカテーテルチューブ100の部分も覆うように、空間2102を横切って延びることができることが分かる。したがって、本実施形態は、クリップ2600Aとカバー2104とを含む。カバー2104は、クリップ2104上に延びて、露出されずに覆われ得る。
カバー2104は、本体2100の一部に着脱可能に取り付けられてもよい。これにより、クリップ2600A(又は他の構成要素)を空間2102に挿入したり、空間2102から取り外したりすることが容易になる。
図29~図37Dに示す他の実施形態に行くと、固定装置2000Bの本体2100には、クリップ2600Aを受け入れるための空間2102が設けられていない。本実施形態では、保持具2600は、本明細書で説明するカバー2104と同様のカバー2104Aを含む。カバー2104Aは、本体2100の第1側2190からスリット2140を横切って第2側2192まで延びている。これは、第1側2190及び第2側2192が外側へ広がることを減少又は防止するのに役立ち、及び/又は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100がチャネル2500から引き抜かれるのに抵抗を与えることができる。カバー2104Aの少なくとも一部は、本体2100の一部に着脱可能に取り付けられてもよい。これは、スリット2140を介して第1部分1100をチャネル2500に挿入したり、チャネル2500から取り出したりすることを容易にする。
図44~図55に示すさらに別の実施形態に行くと、固定装置2000Cの本体2100の本体2100は、クリップ(図示せず)を受け入れるための空間2102を含むが、カバー2104/2104Aなどのカバーを含まない。
特定の形態では、保持具2300は、カテーテルチューブ1000を保持する役割に加えて、曲げ構成にあるときに座屈又はよじれを低減又は除去するために、カテーテルチューブ1000に付勢力又は拘束力を提供するように構成されていてもよい。付勢力又は拘束力は、カテーテルチューブ1000上を内側に向けて導くことができ、カテーテルチューブ1000の外面の少なくとも一部を圧縮することができる。例えば、付勢力又は拘束力は、カテーテルチューブ壁にフープ応力を発生させる半径方向の力である。
貫通孔
本技術の一態様によれば、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、本体2100の近位面2110と遠位面2120との間に延びる貫通孔2400を含む。側壁2130は、貫通孔2400の周囲に少なくとも部分的に延びる。図示するように、好ましい形態では、側壁2130は、貫通孔2400を実質的に取り囲む。
図示された形態では、側壁2130は不連続であり、本体2100の端部から側壁2130まで延びる隙間5000を含む。図示するように、側壁2130は、隙間5000を除いて貫通孔2400を取り囲む。隙間5000のサイズは、側壁2130が貫通孔2400を実質的に取り囲むことを可能にするために、すなわち、出口点の保護及び/又は出口点における包帯の保持など、本明細書で説明された1つ又は複数の利点を達成するのに十分な程度に、十分に小さくすることができる。例えば、隙間5000の幅、すなわち隙間5000における本体2100の対向するエッジ間の距離は、実質的にカテーテルチューブ1000の直径以下であってもよい。しかしながら、図示しない他の形態では、隙間の幅は直径よりも大きくてもよいが、側壁2130が貫通孔2400を実質的に取り囲むと考えられるほど十分に小さいものであってもよい。
本体2100は、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cをカテーテルチューブにその場で取り付けるとき、カテーテルチューブ1000の第2部分1200が隙間5000を通って貫通孔2400に入ることができるように隙間5000を形成するように構成される。隙間5000を設けることにより、カテーテルチューブ1000を取り外すことなく、カテーテルチューブ1000を貫通孔2400内にその場で位置決めすることを容易にすることができる。例えば、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、カテーテルチューブ1000に対してスライド等の移動が可能であり、これによりカテーテルチューブ1000が隙間5000を通過して貫通孔2400内に位置決めされる。
いくつかの実施形態では、本体2100は、使用者(例えば、臨床医)が隙間5000を手動で開いてカテーテルチューブ1000の第2部分1200を隙間5000に通すのに十分な程度まで変形可能に構成されてもよい。例えば、臨床医は、本体2100を撓ませて隙間5000を開き、本体2100をカテーテルチューブ1000の第2部分1200の周囲の位置にスライドさせることができる。このような実施形態では、隙間はカテーテルチューブ1000の幅よりも狭くてもよい。
隙間5000は、本体2100が一対のアーム2170を有するように本体2100の一部を分離してもよい。各アーム2170は、貫通孔2400の遠位にある自由端2172を有する。
しかしながら、図示しない他の形態では、本体2100は隙間を形成するように構成されるが、本体に作用する力がない場合には、隙間は存在しない場合がある。この場合、例えば、アーム2170同士が接触したり、重なったりしてもよい。
出口点S1及び/又は出口点S1の近傍にある創傷から流体が漏出又は滲出する可能性がある。隙間5000は、使用時に本体2100が特定の向きに向けられたときに、本体2100からの流体の排出及び本体2100からの流体の流出を可能にするように構成されてもよい。例えば、隙間5000が下向きになるように(例えば、患者が直立しているときに下方向に)本体2100が位置決めされると、重力によって、流体が本体2100に蓄積されて保持されるのではなく、隙間5000を通って排出され得る。
第1開口部2112は、使用時に貫通孔2400に対して空気が出入りすることを可能にする。これにより、使用時に貫通孔2400内に水分が溜まることを低減又は防止することができ、通気性を向上させることができる。

本技術の態様によれば、本体2100は、側壁2130を出口点S1から離間させるように構成されてもよい。このようにして、本体は、患者の皮膚Sの領域に窓4000を形成する。患者の皮膚Sの領域は、本体2100と接触していない皮膚Sの領域である。
本体2100は、患者の皮膚Sの領域が出口点S1を少なくとも部分的に取り囲むように構成される。例えば、患者の皮膚Sの領域は、出口点S1を中心として円弧状に延びている。図示するように、本体2100は、患者の皮膚Sの領域が出口点S1を実質的に取り囲むように構成されてもよい。例えば、患者の皮膚Sの領域は、出口点S1を完全に取り囲む。
使用時に固定装置2000、2000A、2000B、2000Cが患者の皮膚Sに位置すると、窓4000は、患者の皮膚領域、出口点S1、及び/又はカテーテルチューブ1000の第2部分1200への臨床医の目視及び/又は物理的なアクセスを可能にする、開口部及びアクセス経路を形成する。臨床医は、第2開口部2122を通して患者の皮膚Sの領域を観察及び/又はアクセスすることができる。物理的アクセスは、例えば、臨床医の手又はピンセットなどのツールを用いたものであってもよい。
側壁2130と出口点S1との間の間隔は、出口点S1の周囲の患者の皮膚S領域を外部状態又は薬剤から隔離するのに役立つ。さらに、この配置は、出口点S1の周囲の皮膚Sの領域が圧縮されるのを低減又は防止することができる。患者の快適性向上につながる可能性がある。また、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cの通気性を改善することができ、例えば、皮膚のS領域及び/又は創傷の酸素化を促進することができる。
貫通孔2400は、例えば図3に示すように、使用時にカテーテルチューブ1000が患者の皮膚Sから離れて延びることができる孔を提供する。
図示された実施形態では、窓4000は、本体2100を通って延びる貫通孔2400によって提供される。
図示するように、カテーテルチューブ1000の第2部分1200は、出口点S1で患者の皮膚Sから出て、貫通孔2400内に延びている。本体2100は、使用時に、カテーテルチューブ1000の第2部分1200が、本体2100から貫通孔2400を通って出口点S1まで、例えば、チャネル2500から貫通孔2400を通って出口点S1まで延びるように構成される。したがって、チャネル2500は、使用時に、側壁2130上に位置し、カテーテルチューブ1000が本体2100から貫通孔2400を通って出口点S1まで延びるようになっている。図3に最もよく示すように、カテーテルチューブ1000が曲げ構成である場合、第2部分1200の少なくとも一部は貫通孔2400を通って曲げられる。しかしながら、図示されていない他の形態では、実質的に直線であってもよく、すなわち曲げられていなくてもよい。
図面を参照すると、本体2100は、カテーテルチューブ1000の一部(例えば、第2部分1200)と側壁2130との間に隙間を提供するような形状及び寸法に設計されている。
加えて、本体4000は、図3に示すように、使用時にカテーテルチューブ1000が患者の体表面に挿入された点又は患者の体表面から出る点、例えば患者の皮膚Sにおける出口点S1を取り囲む患者の体表面の領域を検査するような形状及び寸法にされてもよい。
図示するように、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、本体2100を通って延びる貫通孔2400によって提供される窓2400と、本体2100を通って貫通孔2400まで延びる隙間5000とを有する。
図示された実施形態では、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、患者の皮膚Sの領域を実質的に取り囲むように構成される。例えば、本体2100は、出口部位S1を中心として少なくとも270°の角度をなすように出口部位S1を取り囲むことができる。好ましくは、出口部位S1を中心として実質的に360°の角度をなすように出口部位S1を取り囲むことができる。
第1開口部2112のエッジ(例えば、側壁2130の近位領域)と出口点S1との間の距離は、実質的に10mm~30mmの間であってもよく、好ましくは、実質的に20mmである窓4000のサイズは、本体2100を動かしたり、修正したり、患者の皮膚Sから取り外さなければならないことなく、窓4000内に位置する患者の皮膚Sの領域を検査することができるように構成される。
包帯(図示せず)は、出口部位S1又はその近傍、例えば創傷に適用することができる。したがって、窓4000は、体内で包帯を適用するための創傷へのアクセス、及び/又は固定装置2000、2000A、2000Bによる包帯及び/又は創傷へのアクセスを容易にすることができる。
貫通孔2400及び窓4000はまた、カテーテルチューブ1000の底部の縫合糸(図示せず)の周囲に固定装置2000、2000A、2000B、2000Cを配置すること、及び/又は固定装置2000を用いて縫合糸を体内で除去することを可能にすることができる。例えば、カテーテルチューブ1000の変位の危険性及び/又は影響が通常よりも高い場合、臨床医は、縫合糸に加えて固定装置2000、2000A、2000Bを適用することができる。少なくともいくつかの実施形態では、固定装置2000、2000A、2000Bは、固定装置2000、2000A、2000Bと干渉することなく縫合糸の除去を容易にするために創傷へのアクセスを可能にするように構成される。
側壁2130の形状及び寸法は、その周囲を中心として変化し得る。例えば、側壁2130は、少なくとも第1側壁セクション2132と第2側壁セクション2134とを含む。第1側壁セクション2132は、近位面2110(及び使用時の患者皮膚S)に対して遠位側の側壁2130の領域、すなわち、側壁2130の遠位領域である。第2側壁セクション2134は、近位面(及び使用時の患者の皮膚S)に対して近位側の側壁2130の領域、すなわち側壁2130の近位領域である。
第1側壁セクション2132の形状は、第2側壁セクション2134とは異なる形状であってもよい。例えば、図11を参照すると、第1側壁セクション2132は弓形状であり、第2側壁セクション2134は略直線状である。しかしながら、他の形態では、第1側壁セクションの形状は、第2側壁セクションと類似又は同様であってもよく、例えば、2つの部分は、実質的に弓形又は直線であってもよい。
図6及び図7に示すように、第1開口部2112及び第2開口部2122は、それぞれ実質的に涙玉形状をしている。代替形態では、第1開口部及び/又は第2開口部2122は、円形又は楕円形のような任意の他の適切な形状とすることができる。
突出部
本技術の一態様によれば、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、突出部2700を含む。図示するように、側壁2130は、突出部2700を形成するように構成されていてもよい。
側壁2130の形状は、突出部2700を提供し得る。例えば、側壁2130の少なくとも一部の領域において、第1開口部2112のエッジは、第2開口部2122のエッジからずれている。換言すれば、側壁2130の少なくとも一部の領域は、側壁2130の隣接領域よりも貫通孔2400内に大きく突出するように構成される。
図示されたように、突出部2700には、チャネル2500の端部が設けられていてもよい。例えば、第1チャネル開口部2530は、突出部2700内に位置してもよいし、突出部2700の直上の側壁2130上に位置してもよい。
図示するように、側壁2130は、カテーテルチューブ1000の第2部分1200と側壁2130との間に空間を提供する突出部2700を形成するように構成される。
図3、24及び48に最もよく示すように、突出部2700は、カテーテルチューブ1000の第2部分1200を側壁2130から分離する。これにより、例えば、出口点S1における第2部分1200と、チャネル2500から出る本体2100との間にかなりの空間が生じる。したがって、カテーテルチューブ1000は出口点S1で本体2100に接触しない。これにより、カテーテルチューブが固定装置の本体に接触又は接近するとき、すなわちカテーテルチューブがその出口点で本体に当接又は接近するときに発生し得る、出口点S1付近の皮膚Sへの局所的な圧力の発生を低減又は制限することができる。
加えて、突出部2700は、出口点S1を取り囲む患者の皮膚Sの領域に窓4000を形成するのに寄与する。これは、突出部2700の下に位置する側壁2130からカテーテルチューブ1000の第2部分1200を離間させることによって達成される。
好ましい形態では、第1開口部2112が第2開口部2122よりも相対的に大きいことが、図面、より具体的には図40からも分かる。第1開口部2112は第1周囲を画定し、第2開口部2122は第2周囲を画定し、第1周囲は第2周囲よりも大きい。これは、突出部2700の生成を容易にすることができる。
側壁2130の形状及び/又は寸法は、貫通孔2400の周囲で変化してもよい。側壁2130の周囲の形状変化は、少なくとも第1突出部領域2710及び第2突出部領域2720を画定することができる。図24及び図35は、第1突出部領域2710の一例を示している。図33は、第2突出部領域2720の一例を示している。第1突出部領域2710は、第2突出部領域2720と比較して突出量が異なる。図示するように、第1突出部領域2710は、第2突出部領域2720よりも突出量が大きい。側壁2130の周囲の寸法の変化、例えば、第1開口部2112のエッジと第2開口部2122のエッジとの間の距離(「高さ」とも呼ばれる)は、側壁2130の高さの異なるセクションを生成する。例えば、図24及び図33に示すように、第1突出部領域2710における側壁2130の高さ(複数可)は、第2突出部領域2720における側壁2130の高さよりも低くてもよい。さらに、図32は、側壁2130の一部のセクションが突出部を有さなくてもよいが、高さが側壁2130の他のセクションと異なっていてもよいことを示している。
第1突出部領域2710及び第2突出部領域2720は、使用されるカテーテルチューブ1000の第2側壁セクション2134及び第2部分1100から分離させるように構築されてもよい。この分離は、カテーテルチューブ1000を曲げ構成で配置するのを補助し、カテーテルチューブ1000をチャネル2500内に案内するために使用することができる。第2突出部領域2720は、窓4000内の患者の皮膚Sの領域の一部を取り囲んでもよい。
突出部2700、例えば、第1突出部領域2710は、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cがカテーテルチューブの周囲にその場で配置するときに、カテーテルチューブ1000の第2部分1200が窓4000の中に過度に押し込まれることを制限又は防止するように構成され得る。これは、窓4000内の所望の位置、例えば本体2100の反対側の間の中間点に出口点S1を配置し、断面部分1200の近位エッジの下で側壁2130から間隔をおいて配置することを容易にする。例えば、第2部分1200が突出部2700に接触すると、第2部分1200が窓4000内に正しく配置され、カテーテルチューブ1000がチャネル2500内に挿入可能であることが臨床医に示される。これにより、臨床医がカテーテルチューブ1000を窓4000に押し込みすぎるため、カテーテルチューブ1000がよじれたり曲がったりするのを防ぐことができる。
図37A~図37Dは、窓2400の周囲を取り囲む側壁2130の形状の変化も示しており、異なる突出部分を画定している。
チャンバ
本技術の態様によれば、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、チャンバ2450を含むことができ、例えば、本体2100は、チャンバ2450を画定するような形状とすることができる。いくつかの形態では、側壁2130の形状及び/又は寸法は、使用時に出口点S1の周囲にチャンバ2450を形成することができる。
チャンバ2450は、図33、55、37B~37D、48、及び図52及び53に最もよく示されているように、凹形、例えば実質的にドーム状であってもよい。しかしながら、他の形態では、チャンバ2450は他の形状を有してもよいことが理解されるべきである。
固定装置の下側のキャビティの場合、「実質的にドーム状」という記載は、キャビティ内に生じる負の空間の形状を意味することが理解されるべきである。その空間は、形状の選択肢として部分的なドーム状を含むという点で、「実質的に」ドーム状であってもよい。したがって、チャンバ2450は、完全なドーム状又は完全なドームを形成する必要はなく、少なくとも部分的なドーム状又は部分的なドームを形成する。ドーム状チャンバ2450は、「ドーム状構造」とも呼ぶことができる。さらに、「チャンバ」との記載及は、空間又は容積を少なくとも部分的に閉鎖しているチャンバを意味するものと理解することができ、したがって、空間又は容積を完全に閉鎖しているとは限らない。
使用時に、側壁2130は、患者の皮膚Sから離れて延び、出口点S1を実質的に取り囲む容積又は空間を実質的に取り囲むように収束してチャンバ2450を形成するように構成される。側壁2130は、チャンバ2450の壁(複数可)を形成する。したがって、側壁2130は、チャンバ2450を形成するような形状及び寸法とされる。
チャンバ2450は、患者の皮膚Sの領域の少なくとも一部を封入するか、又は(使用時に)取り囲む。これにより、患者の皮膚Sの領域とカテーテルチューブ1000の第2部分1200とを実質的に取り囲み、実質的に閉鎖する遮蔽空間が形成され、同時に、窓4000と組み合わせて患者の皮膚Sの領域と第2部分1200との視認性が提供される。側壁2130は、使用時に皮膚Sから離れて延び、第2部分1200上に延びている。側壁2130は、カテーテルチューブ1000がチャネル2500に入る場所から離れて、第2部分1200から離間している。
本体2100内に形成されたチャンバ2450は、使用時に本体2100に加えられる力が患者の皮膚Sの領域及び出口点S1から離れて分散されるように構成される。これは、カテーテルチューブ1000、出口点S1が位置する創傷、及び出口点S1上又はその近傍に位置し得る包帯を保護するのに役立ち得る。例えば、本体2100に加えられた下向きの力は、出口点から離れた点で皮膚に力を伝達するために、チャンバ2450の周囲で本体を介して下向きに伝達され得る。
図22~55に示す技術の実施形態では、固定装置2000A、2000B、2000Cは、窓4000の少なくとも一部を覆うように構成されたカバー2900を含む。カバー2900は、窓4000の少なくとも一部を横切って延びる。本体2100は、カバー2900で覆われていない窓4000の部分で開くことができる。第2開口部2122は、その部分では覆われておらず、カバー2900を移動させることなく、窓4000への視認性及び窓へのアクセスをある程度提供する。
図示された形態では、カバー2900は側壁2130から延びている。しかしながら、図示しない他の形態では、カバー2900は、本体2100の1つ又は複数の他の部分から延びてもよい。
図示するように、側壁2130とカバー2900とは一緒にドーム状のチャンバ2450を形成することができる。
カバー2900は可動であってもよい。カバー2900は、窓に重なる位置に弾性的に付勢することができ、例えば、カバー2900は弾性材料で形成されている。カバー2900が移動すると、第2開口部2122のサイズが大きくなり、視認性及び窓4000内へのアクセスがさらに可能になる。
図示するように、本技術のいくつかの形態では、側壁2130は、カバー2900を形成するように構成され、例えば、側壁2130は、1つ又は複数のカバーフラップ2910、2912を形成するように構成されてもよく、カバーフラップは、窓4000の少なくとも一部を超えて延在している。
図示された形態では、1つ又は複数のカバーフラップ2910、2912の各々は、本体2100の一方の側から本体2100の他方の側に向かって延びている。図示するように、カバーフラップ2910は、本体2100の第1側から延び、カバーフラップ2912は、本体2100の第1側とは反対側の第2側から延びている。カバーフラップ2910、2912は、カバーフラップ2910のエッジがカバーフラップ2912のエッジに実質的に平行であり、カバーフラップ2912のエッジと対向するように、互いに向かって延びている。各カバーフラップ2910、2912のエッジは、スリット2140の一部を形成するように互いに離間している。しかしながら、図示されていない他の形態では、一方のカバーフラップは、他方のカバーフラップと重なり合うか、又は接触することができる。
カバー2900は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100をチャネル2500内に保持するように構成されてもよい。例えば、カバーフラップ2910、2912は、チャネル2500の一部を形成することができる。各カバーフラップ2910、2912の近位面、すなわち下側は、チャネル2500の一部を提供することができる。図24及び図25に最もよく示すように、チャネル2500の部分は、この領域においてカテーテルチューブ1000の表面に弾性的に付勢され得る。したがって、カバー2900は保持具2300として機能することができる。
したがって、カバー2900は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100をチャネル2600内に保持するのを助けることができ、追加的に又は代替的に、例えばカバー2900を動かす、例えばカバー2910、2912を剥がすことによって、窓4000へのアクセス又は窓4000を通しての視認を可能にすることができる。
カバーフラップ2910、2912は、本体2100の隣接部分よりも実質的に薄く、可撓性であることができる。これにより、窓4000を介したアクセス及び/又は検査を容易にするために、それらをより容易に移動、例えば剥がすことができる。
図示された形態では、第1チャネル開口部2530の領域における第1側2190及び第2側2192は、第1側2190及び第2側2192が窓の少なくとも一部を横切ってチャネル2500から離れて延びてカバー2900を形成するように、カバー2900と一体的に形成され得る。スリット2140は、カバー2900の遠位端まで延びることができる。しかしながら、図面に示されていない他の形態では、カバーは側壁と一体に形成されていなくてもよく、別個の構成要素によって提供されてもよいことが理解されるべきである。
ここで再び図22~25を参照すると、カバー2900は、貫通孔2400を通って延びるカテーテルチューブ1000の第2部分1200の少なくとも一部の上に延びている。図示するように、カバー2900は、第1部分1100を実質的に覆うように、第1部分1100の上に延びている。これは、出口点S1と第2部分1200とを分離し、それによって出口点S1と第2部分1200とを保護することを容易にすることができる。これにより、使用時に第2部分1200が引っかかったり、意図せず引きずられたりする可能性を低減又は制限することができる。
図24及び図25は、カバー2900を形成する側壁2130の突出部2700を示している。図示するように、保持具2300は座面2200から張り出している。例えば、遠位チャネル面2520は近位チャネル面2510から張り出している。これは、カテーテルチューブ1000を曲げ構成で維持するのに役立つ。遠位チャネル面2520は、カバー2900の一部を形成することができる。
固定装置のプロファイル
特定の形態では、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、比較的低いプロファイルを有することができる。遠位面2120は、実質的に滑らかであってもよい。したがって、いくつかの形態では、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、比較的滑らかなプロファイルを有する。遠位面2120は、プロファイルを有していてもよく、露出したエッジを有していなくてもよい。これにより、固定装置2000、2000A、2000Bが物体に引っかかったり受け止められたりすることを低減又は防止することができる。近位面2110は、患者の皮膚Sの表面と接触することを可能にする実質的に平坦であってもよい。
特定の形態では、本体2100は、近位面2110の方向に実質的に平行な側から見たときに、遠位面2120が実質的に凸状の包絡線を有するように構成されてもよい。したがって、本体2100は、側方から見て略凸形状をなしている。
図9を参照すると、高さh1は、近位面2110上の点と、座面2200の最も高い(最も遠い)点との間の距離である。高さh1は、固定装置2000、2000A、2000Bの薄型化に寄与することができる。例えば、高さh1は、カテーテルチューブ1000の曲げ半径以下の半径の周りでよじれることなく湾曲する湾曲領域を有する曲げ構成において、カテーテルチューブ1000を維持することを可能にするように選択される。
少なくともいくつかの実施形態では、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、治療中に加えられ得る力によるカテーテルチューブ1000の変形を緩和するために、最遠位領域に加えられる力を固定装置2000、2000A、2000B、2000Cの設置面積全体に分散させるように構成される。例えば、図6に示された固定装置2000、2000A、2000B、2000Cの形状は、場合によっては、患者が固定装置2000、2000A、2000B、2000Cの上に横たわったときに、カテーテルチューブ(図6には示されていない)から外側に力を分散させることができる。いくつかの実施形態では、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、カテーテルチューブ1000の変位を緩和するために最遠位領域に力が加えられたときに、チャネル2500の周囲で変形するように構成される。
ここで図2及び図3を参照すると、チャネル2500が最遠位点の下に位置するように構築されるので、カテーテルチューブ1000は遠位面2120の最遠位点より下に保持される。
高さh2は、患者の皮膚Sからの本体2100の最高点である。高さh3は、曲げ構成におけるカテーテルチューブ1000の最高点である。高さh2は高さh3よりも大きい。このため、カテーテルチューブ1000は、本体2100の最遠位点よりも完全に下に位置する。このような配置は、患者が本体2100の上に横たわっているときにカテーテルチューブ1000を閉塞させる可能性のあるカテーテルチューブ1000の圧縮を低減又は防止するのに役立つことができる。カテーテルチューブ1000の第1部分1100の遠位面は、力を受ける遠位面2120から離れて配置されている。
カテーテルチューブ1000は、本体2100の少なくとも一部が第1チャネル開口部2130より上に位置するため、第2開口部2122より下に保持される。これは、カテーテルチューブ1000を保護するのに役立つので、使用時にカテーテルチューブ1000が潰れることを低減又は防止することができる。
側壁2130の高さは、貫通孔2400の周囲で変化してもよい。図示するように、側壁2130の高さは、座面2200に向かって、例えば一対のアーム2170からチャネル2500に向かって高くなっている。側壁2130の高さは、本体2100の高さの変化に合わせて変化させることができる。本体2100の高さは、自由端2172からチャネル2500に向かって本体2100の最高点まで上昇し、その後、本体2100の高さは減少する。これは、図13及び図26で最もよく示されているかもしれない。これにより、実質的に凸状の包絡線が生成される。この形状は、薄型の固定装置2000、2000A、2000Bの形成を容易にすることができる。他の実施形態では、本体2100は、他の任意の適切な形状に形成されてもよいと想定される。
本体2100を一端から見た場合、例えば図23に示すように、本体2100の高さは、第1側からチャネル2500に向かって本体2100上の最高点まで上昇し、その後、他方の側に向かって低くなる。
図7を参照すると、本体2100の幅は本体2100の側間の距離であり、長さは本体2100の端部間の距離である。幅は、本体2100の長さよりも小さくてもよい。これは、実質的に細長い本体2100を形成することができる。本体2100の高さ(好ましくは可変)、例えば高さh2は、幅及び長さのそれぞれよりも小さくてもよい。これにより、薄型の固定装置2000、2000A、2000B、2000Cの形成が容易になる。
本体2100の幅は、カテーテルチューブ1000の直径よりも顕著に大きくてもよい。追加的に又は代替的に、本体2100の幅は、本体2100の長さの重要な部分であってもよい。したがって、本体2100は、一般に細長いが、実質的に広い設置面積を有する。これにより、本体2100の患者の皮膚Sへの付着を改善することができ、例えば、患者の皮膚Sへの付着をよくすることができる。
図51~53に最もよく示されるように、いくつかの実施形態では、本体2100は、1つ又は複数のより薄い領域又は凹部2124、及び/又は1つ又は複数のより厚い領域又はリッジ2126を含む。
例えば、本体2100は、本体2100の性能に影響を与えることなく、例えば、患者の皮膚Sのプロファイルに適合するように力を分配する能力及び/又は撓む能力に影響を与えることなく、本体2100の重量又は厚さを減少させることができる凹部を有する。これにより、本体2100の軽量化を図ることができる。これにより、より少ない材料を使用して本体2100を製造することも可能となる。凹部2124及び/又はリッジ2126(複数可)は、カテーテルチューブ1000又は窓4000内の患者の皮膚領域に直接力を伝達することなく、本体2100の頂部の荷重を支持するのを助けることができる。例えば、凹部2124は、チャンバ2450の位置の上方であって、それに隣接する領域の遠位面に配置されていてもよい。
図47及び図48に最もよく示すように、遠位面2120は、本体が隣接する領域よりも厚いリッジ2126を形成するような形状であってもよい。例えば、各アーム2170はリッジ2126を含むことができる。各アーム2170の遠位面2120は、本体2100の側から自由端2172からリッジ2126の最高点まで上向きに傾斜し、その後、遠位面2120は側壁2130まで下向きに傾斜してもよい。リッジ2126は、貫通孔2400の周囲にバリア又はシールドを形成することができる。これは、窓4000内に位置する皮膚Sをさらに保護するのに役立つことができる。
図48を参照すると、近位面2110の方向に実質的に平行な側(すなわち、チャネル2500の長手方向に垂直な方向)から断面視したとき、窓4000の入口(すなわち、貫通孔2400内の上部開口部)は、出口点S1で角度をもってなされる。出口点S1における窓4000の入口によってなされる角度は、約20°と約50°との間であってもよい。換言すれば、この角度は、断面視において、出口点S1から窓4000の下側の領域に延びる線と、出口点S1から窓4000の上側の領域に延びる線との間の角度と考えることができる(図48)。本明細書では、窓4000の上部領域は、一般に、上記で説明したカバーフラップ2910、2912のようなカバー2900の端部領域によって画定され得る。図48では、この角度を角度Bと表記している。
図48には角度Aも示されており、この形態では、角度Aは、固定装置の近位面(又は装置が使用される場合には、等価的に、患者の皮膚Sの平面)と、出口点S1から窓4000の底部領域まで延びる線との間の角度である。窓4000の下部領域は、一般に、上述のリッジ2126の上部領域によって画定され得る。いくつかの例示的な形態では、角度Aは、約10°と約30°との間であってもよい。
図47を参照すると、近位面2110に実質的に平行な方向の端部(すなわち、チャネル2500の長手方向と平行な方向)から断面視したとき、窓4000の入口(すなわち、貫通孔2400内の上部開口部)は、出口点S1で角度をもってなされる。出口点S1における窓4000によってなされる半角(すなわち、図47における角C及び/又は角D)は、約40°と約120°との間であってもよい。角度Cは、中央線Mと、出口点S1から窓4000の第1側領域に延びる線との間の角度である。角度Dは、中央線Mと、出口点S1から窓4000の第2側方領域に延びる線との間の角度である。窓4000の第1及び第2側領域は、一般にリッジ2126のそれぞれの側領域によって画定され得る。
角度B、C又はDが上記のそれぞれの下限よりも小さいなど小さすぎる場合、窓4000を介して包帯を適用/除去することが過度に困難になり、視認性及び/又はアクセス性が低下する可能性がある。同様に、角度Aが減少し、角度Bが増加しない場合も同様である。角度B、C又はDが、例えば上記のそれぞれの上限よりも大きすぎるなど、多すぎる場合、包帯及びカテーテルチューブ1000の第2部分1200がより露出し、包帯が意図せずに除去されることが容易になりすぎる可能性がある。
導入部
本技術のいくつかの形態では、固定装置2000は、本体2100への導入部2915を含む。例えば、導入部2915は、チャネル2500とすることができる。
図45及び図46に最もよく示されるように、本体2100は、使用時にカテーテルチューブ1000がチャネル2500に挿入されることを容易にするために、スリット2140への導入部2915を形成するように構成されてもよい。側壁2130及び/又はカバー2900は、導入部2915を形成するように構成されてもよい。例えば、図示するように、各カバーフラップ2910、2912の端部は、スリット2140に近接する円形エッジ2916を含み、この円形エッジ2916は、カバーフラップ2910、2912が中立的な構成にあるときに、一緒に導入部2915を提供する。
導入部2915は、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cがカテーテルの周囲にその場で位置するときに、本体2100とカテーテルチューブ1000との間の正確な位置合わせを確保し、第1部分1100をチャネル2500に挿入するのを容易にすることができる。
図示しない他の形態では、本体2100の他の部分は、隙間5000への導入部を形成するように構成されてもよい。例えば、各アーム2170の端部は、隙間5000に近接する円形エッジを含み、これらは一緒に導入部を提供する。
図50及び図54に最もよく示されるように、特定の形態では、上述した突出部2700は、近位面2110に対して実質的に垂直な方向に頂部から断面視したときに実質的に凹状を有することができる。これにより、固定装置がその場でカテーテルチューブに対してスライドするときに、カテーテルチューブを固定装置の中心に位置決めするのを助けるために、チャネル2500への導入部を提供することができる。
出口経路/チャネル
本技術の実施形態では、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、1つ又は複数の出口経路を含む。好ましい形態では、出口経路(複数可)は、本体2100内に形成された1つ又は複数のチャネル2800によって提供される。
図示された実施形態では、固定装置2000、2000A、2000Bは、本体2100から第1方向にカテーテルチューブ1000を導くように構成された第1出口経路を含む。本体2100は、使用時にカテーテルチューブ1000の第1部分1100を受け入れることができる第1チャネル2810を含む。チャネル2500は、第1チャネル2810を提供する。第1チャネル2810は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100が第1チャネル2810内に位置するとき、カテーテルチューブ1000が本体2100から第1方向に離れる方向に延びるように構成される。
図1に示すように、第1方向は実質的に直線であってもよい。チャネル2500は、第1チャネル2810を形成する。上述したように、第3領域2230は、第2領域2220から第2チャネル開口部2540まで延びて、第1チャネル2810を画定する。図3は、患者の皮膚表面Sに実質的に平行な第1方向を示す。
図示された実施形態では、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、第1出口経路2810の領域内に位置する1つ又は複数のチャネル壁セクション2182、2184を含む。チャネル壁セクション2182、2184(複数可)は、第2チャネル開口部2540に隣接して配置される。いくつかの形態では、図50に最もよく示すように、チャネル壁セクション(複数可)2182、2184は湾曲しており、第2チャネル開口部2540のいずれかの側に形成されてもよい。チャネル壁セクション2182、2184は、カテーテルチューブ1000を支持するように構成され、カテーテルチューブ1000がよじれや閉塞を生じることなく、患者の皮膚に実質的に平行な平面に沿ってさらに曲がることを可能にする。これにより、カテーテルチューブ1000が本体2100から延びる方向を変えることができる。例えば、チャネル壁セクション2182、2184は、第1チャネル2810のいずれかの側に向けて最大45°の角度でカテーテルチューブ1000を曲げ構成に保持するように形成されている。これにより、臨床医は、カテーテルチューブ1000の位置決め及び/又は再配置の自由度をより多く得ることができる。
図18~21に示す実施形態では、固定装置2000、2000A、2000Bは、本体2100から第2方向にカテーテルチューブ1000を導くように構成された第2出口経路を含む。本体2100はさらに、遠位面2120に形成された第2チャネル2820を含み、第2チャネル2820は、使用時に、カテーテルチューブ1000の第1部分1100が第1チャネル2810に受け入れられる代わりに、カテーテルチューブ1000の第1部分1100を受け入れてもよい。第2チャネル2820は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100が第2チャネル2820内に位置するとき、カテーテルチューブ1000が本体2100から第2方向に延びるように構成される。
図20は、第2チャネル2820が、本体2100の部分2150を閉塞することなく、本体2100のセクション2150の周りでカテーテルチューブ1000を曲げるように構成されていることを示す。第2チャネル2820は、スリット2140と構造的に類似したスリット2152を含み、カテーテルチューブ1000のセクション2150の周りで曲げられた部分の挿入/除去を容易にするように構成される。
第1方向は、第2方向と実質的に異なっていてもよい。第1方向と第2方向との間の角度は、実質的に45°~180°、好ましくは実質的に90°~180°、より好ましくは実質的に120°~150°であり得る。本技術のこれらの態様は、カテーテルチューブ1000が固定装置2000、2000A、2000Bから出る方向を、患者の向き及び/又は位置(例えば、仰向け位又はうつ伏せ位)に合わせることを容易にすることができる。カテーテルチューブ1000の方向を変更できるようにすることによって、カテーテルチューブ100を本体2100で再配置して、よじれ及び/又は引っ掛かりの発生を低減又は制限することができる。加えて、第1チャネル2810及び第2チャネル2820は、カテーテルチューブ1000を保護し、引っ掛かりを低減又は制限するために、カテーテルチューブ1000を実質的に取り囲みかつ閉鎖するように構成される。
第1構成の場合、第1チャネル2810は、カテーテルチューブ1000が位置する完全な経路であってもよい。第2構成の場合、第2チャネル2820は、カテーテルチューブ1000が位置する別の完全な経路であってもよい。第2チャネル2820は、第1チャネル2810と部分的に異なることができるが、チャネル2810、2820は、1つ又は複数のチャネル部分を共有してもよい。
したがって、本体2100は、第1チャネル2810及び第2チャネル2820に共通のチャネル部分を含むことができる。この共通チャネル部分は、図示されたように、第1チャネル2810である。例えば、カテーテルチューブ1000が第2構成にある場合、カテーテルチューブ1000の一部はチャネル2810を通って延び、他の部分はチャネル2820を通って延びる。
図示しない他の形態では、チャネルは、チャネル部分を共有しない個別のチャネルであってもよい。
図示するように、固定装置2000、2000A、2000Bは、本体2100から第3方向(図示せず)にカテーテルを導くように構成された第3出口経路を含む。本体2100はさらに、遠位面2120に形成された第3チャネル2830を含み、第3チャネル2830は、使用時に、カテーテルチューブ1000の第1部分1100が第1チャネル2810又は第2チャネル2820に受け入れられる代わりに、カテーテルチューブ1000の第1部分1100を受け入れてもよい。第3チャネル2830は、カテーテルチューブ1000の第1部分1100が第3チャネル2830内に位置するとき、カテーテルチューブ1000が本体2100から第3方向に延びるように構成される。
第3チャネル2830は、カテーテルチューブを閉塞することなく本体2100のセクション2160の周囲で曲げるように構成される。第3チャネル2830は、部分2160の周囲で曲げられるカテーテルチューブの一部を挿入/除去するためのスリット2152と同一であってもよいスリット2162を含む。第3方向は、第1方向及び/又は第2方向と異なる。
第2チャネル2820及び第3チャネル2830の少なくとも一方のチャネルは、チャネル(複数可)2820、2830内に配置されたカテーテルチューブの一部の座屈を低減又は除去するために、付勢力又は拘束力を加えるような寸法に設定されている。
図46及び50に最もよく示されるように、本体2100は、近位面2110に実質的に垂直な方向に頂部から断面視したときに、第2チャネル2820及び/又は第3チャネル2830が、カテーテルチューブ1000の第3部分1300を曲げる1つ又は複数の湾曲領域2840を含むように構成されてもよい。湾曲領域2840は、実質的にS字形状であってもよい。この形状は、第3部分1300が第2チャネル2820又は第3チャネル2830内に位置するとき、カテーテルチューブ1000を第2チャネル2820又は第3チャネル2830内に保持するのに役立つ。
患者の皮膚への取り付け
固定装置2000、2000A、2000Bは、患者の体表面に取り付けられるように構成される。固定装置2000、2000A、2000Bは、本体2100を患者の体の表面に取り付けることを容易にするための取り付け構成要素を含むことができる。
添付の図面に示されていない技術の実施形態では、取り付け構成要素は、患者の皮膚に取り付けるために近位面2110に設けられた接着剤層を含むことができる。これにより、固定装置2000、2000A、2000Bを患者の身体に縫合糸を使わずに取り付けることが容易になり得る。また図示しない実施形態では、取り付け構成要素は、少なくとも1つのステッチ又は縫合糸を受け入れるように構成された構造又は構成要素を含むことができる。この構造又は構成要素は、本体2100の一部として形成されてもよく、又は、患者の体への取り付けを容易にするために、本体2100に永久的に又は着脱可能に取り付けられてもよい。
包帯保持
特定の形態では、図44~55に示す技術の実施形態を含めて、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、使用時に包帯(図示せず)を患者の皮膚S上の適切な位置に保持するように構成される。包帯は、出口点S1の周囲の患者の皮膚Sの領域に適用することができる。包帯は非粘着性包帯であってもよい。したがって、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、包帯用接着剤やテープやクリップなどの他の包帯用ファスナーを使用することなく包帯を保持することができる。接着剤又はファスナーの使用の必要性をなくすことは、患者の皮膚への刺激又は余分な圧力の発生を低減又は防止するのに役立つ。包帯タイプは、出口点S1の創傷から生じる漏出に応じて選択及び/又は変更することができる。したがって、固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、包帯の種類をより容易に変更することができるように構成される。
包帯は、患者の皮膚Sと側壁2130との組み合わせによって保持される。包帯は、患者の皮膚Sと側壁2130との間に保持され得る。本明細書に記載されたような突出部2700などの側壁2130の特徴は、包帯を適切な位置に保持するのを助けることができる。さらに、チャンバ2450は、包帯がチャンバ2450内に位置するときに包帯を保持するのを助けることができる。チャンバ2450は、包帯を保持するために包帯を少なくとも部分的に取りこんで封入する。チャンバ2450の形状、例えばドーム状は、包帯の保持を容易にすることができる。包帯は、チャンバ2450内に詰められる、充填される、又は押し込まれてもよい。チャンバ2450は、包帯を圧力下でその内部に詰めることを可能にする。これにより、出口点S1からの漏出や滲出を吸収することができる。チャンバ2450の壁(複数可)は、使用時に包帯を押す表面を提供する。
貫通孔2400のサイズは、標準的な包帯サイズに対応できる寸法であってもよい。側壁2130は、包帯を出口点S1の周囲に容易に適用できるように出口点S1から離間している。カテーテルチューブ1000は、包帯を、例えばカテーテルチューブ1000の表面と側壁2130との間に位置させることができる別の表面を提供するので、包帯を保持するのに役立つことができる。
カバー2900、例えば、カバーフラップ2910、2912は、包帯を適用又は検査できるように本体2100から離れるように移動したり、撓んだりして、その後、包帯を適切な位置に保持するように中立構造に弾性的に戻ることができる。
固定装置2000、2000A、2000B、2000Cは、使用時に患者の皮膚Sに対して適切な位置に包帯を保持するように構成された包帯保持具を含むことができる。例えば、本体2100は、出口点S又は出口点Sの近傍に位置する包帯を把持するように構成された1つ又は複数の突起2155を含むことができる。突起2155は、側壁2130及びカバーフラップ2910、2912の近位面の少なくとも一方に形成されていてもよい。
上述したように、側壁2130は包帯を保持するように構成することができるので、包帯保持具として機能することができる。例えば、図48に最もよく示すように、側壁2130によって形成された突出部2700は、包帯が突出部2700の下に押し込まれることを可能にするために、本体の近位面の平面から十分に離間していてもよい。本実施形態では、第1突出部領域2710は、本明細書で説明及び図示される他の実施形態とは異なる。例えば、第1突出部領域2710は、本明細書で開示される本技術の他の実施形態と比較して厚さが厚く、貫通孔2400内にさらに突出する突起2155を有する。突起2155は、窓4000の周囲の一部に延びてもよく、例えば、使用時には、突起2155は、出口点S1の周囲に円弧状に延びてもよい。包帯は、包帯をクランプするために突起2155の近位面の下に押し込まれ得る。
図48に示すように、側壁2130に別の突起2155Aを形成してもよい。例えば、突起2155Aは、使用時に患者の皮膚に向かって延びるか、又は患者の皮膚に向けられるフック状のリッジであってもよい。突起2155Aは、例えば、側壁2130の突起2155とは異なる部分、例えば突起2155に対して貫通孔2400の反対側に設けられてもよい。これらの突起2155、2155Aは、個々又は一緒にエッジを形成することができ、包帯はこのエッジの下に配置されて保持され得る。
図示されていない他の例では、カバーフラップ2910、2912の少なくとも1つは、1つ又は複数の突起(図示せず)を含む。カバーフラップ2910、2912の近位面、すなわち下側に突起(複数可)を形成してもよい。例えば、突起(複数可)は、使用時に各カバーフラップ2910、2912の端部領域から使用中の患者の皮膚Sに向かって延びていてもよい。
図示しない別の例では、突起(複数可)は、カバーフラップ2910、2912の近位面及び側壁2130のうちの少なくとも1つに形成された1つ又は複数のフックの形態であってもよい。
図示しない別の例では、側壁2130及びカバーフラップ2910、2912の近位面のうちの少なくとも1つは、包帯を保持することができるテクスチャー表面を含むことができる。
図44~55に示す実施形態は、近位面2110に形成された突起2156を含む。突起2156は、第1開口部2112のエッジの周囲に延びてもよい。
突起2156は、近位面2110と患者の皮膚Sとの間の流体の排出又は漏れを低減又は防止するために、使用時に患者の皮膚Sからシールすることができる。突起2156は、使用時に貫通孔2400内の任意の流体を隔離することができる。排出や漏れは、使用時に皮膚Sへの本体21の接着に悪影響を及ぼし、例えば、本体2100を取り付けるための接着剤層の寿命を大幅に短縮することができる。加えて、この配置は、使用時に近位面2110の下に位置する皮膚Sを流体の侵入から保護するのに役立つ。
突起2156は、第1開口部2112のエッジ上又はその近傍に位置する。突起2156は、第1開口部2112のエッジの近傍に位置することができ、突起2156が、使用時に、創傷のある場所などの出口点S1の周囲の皮膚領域内の循環を阻害しないようにすることができる。
いくつかの形態では、突起2156は、使用時に近位面2110と患者の皮膚Sとの間に位置する包帯を保持することができる。
構成
本技術の実施形態では、本明細書に記載された固定装置2000、2000A、2000Bの構成要素は、単一のユニットとして形成される。図1に示すように、固定装置2000、2000A、2000Bは、一体に形成されていてもよく、例えば、本体2100を射出成形してもよく、また、前記固定装置2000、2000A、2000Bの構成要素は個別に形成されて相互に共成形されてもよい。
一実施形態では、本体2100又はその一部は、シリコーン又はポリウレタンのような1つ又は複数の適切なポリマー、合成ゴム、及び適切な弾性及び/又は可撓性を有する他の医療用グレードの材料など、比較的弾性のある材料(複数可)で構成され得る。いくつかの形態では、本体2100は、1つ又は複数の中空セクションを含むことができる。
本明細書に記載された固定装置2000、2000A、2000Bの構造及び上述の材料特性は、本体2100又はその部分に力が加えられたときに、本体2100の撓み、移動、及び/又は圧縮を容易にすることができる。例えば、固定装置2000、2000A、2000Bの構造は、それを患者の皮膚Sのプロファイルに適合させることができる。これにより、固定装置2000、2000A、2000Bを患者の体の異なる部分、例えば平坦な部分又は実質的に湾曲した部分に使用することができる。加えて、この構造は、固定装置2000、2000A、2000Bが圧縮されるとき、例えば、患者が固定装置2000、2000A、2000Bの上に横たわっているときに、固定装置2000、2000A、2000Bに加えられる力を分配するのを助けることができる。これにより、患者の快適性を向上させることができる。
別の実施形態では、本体2100又はその一部は、比較的剛性のある材料で構築されてもよい。これにより、本体2100に力が加えられたときに、本体2100又はその一部の撓み、移動、及び/又は圧縮を低減/防止することができる。
文脈によって明示的に要求されない限り、明細書及び特許請求の範囲全体において、「備える(include)」、「備える(including)」、「含む(comprise)」、「含む(comprising)」等の語は、排他的又は網羅的な意味、すなわち「含むが限定されない」という意味ではなく、包括的な意味で解釈されるべきである。
本明細書における先行技術の引用は、先行技術が世界の何れかの国の努力の分野における公知の一部を構成するという認識又は暗示とはみなされず、また、みなされるべきではない。
本技術の態様は、本願の明細書において個別に又は集合的に参照又は示される部分、要素、及び特徴、並びに前記部分、要素、又は特徴の2つ以上の任意又はすべての組み合わせからなると広義に言うこともできる。前述の説明において、整数又は既知の等価物を有する構成要素に言及した場合、それらの整数は、あたかも個別に記載されているかのように本明細書に組み込まれる。
なお、本明細書に記載された現在の好適な実施形態の様々な変更及び修正は当業者にとって明らかである。このような変更及び修正は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、また、それに付随する利点を損なうことなく行うことができる。したがって、このような変更及び修正を本技術に含めることが意図されている。

Claims (24)

  1. カテーテルチューブを患者の皮膚表面に対して曲げ構成で固定するための固定装置であって、
    本体を含み、前記本体は、
    使用時に患者の皮膚表面に面する近位面と、
    使用時に患者の皮膚表面とは反対側を向く遠位面と、
    前記近位面における第1開口部と、
    前記遠位面における第2開口部と、
    前記第1開口部と前記第2開口部とを接続して貫通孔を形成し、前記貫通孔を実質的に取り囲む側壁と、
    前記遠位面に形成され、使用時に前記カテーテルチューブの第1部分を受け入れるチャネルであって、前記カテーテルチューブの前記第1部分が前記チャネル内に位置するとき、前記カテーテルチューブの前記第1部分の遠位エッジが前記遠位面と面一になるように、又は前記遠位面から凹むように構成されるチャネルと、を含み、
    前記カテーテルチューブの前記第1部分を前記チャネル内に保持するように構成された保持具をさらに含み、
    前記本体は、使用時に前記カテーテルチューブが前記チャネルから前記貫通孔を通って、前記カテーテルチューブの第2部分が患者の皮膚から出る出口点まで延びるように構成され、前記カテーテルチューブの前記第1部分の向きは、前記カテーテルチューブの前記第2部分の向きと実質的に異なっており、
    前記本体は、使用時に前記側壁が前記出口点から離間して、前記出口点を実質的に取り囲む患者の皮膚の領域に窓を形成するように構成される、固定装置。
  2. 前記本体は、その中に前記チャネルを形成するチャネル壁を含み、前記チャネル壁は前記保持具として機能するように構成される、請求項1に記載の固定装置。
  3. 前記本体は、前記チャネルの遠位領域が、前記チャネルの遠位面から前記チャネルの近位領域まで延びるスリットを形成するように構成され、前記スリットの幅は、前記チャネル内に受け入れられるように構成された前記カテーテルチューブの前記第1部分の幅よりも小さい、請求項1又は2に記載の固定装置。
  4. 前記本体は、使用時に前記カテーテルチューブを前記チャネルに挿入することを容易にするために、前記スリットへの導入部を形成するように構成される、請求項3に記載の固定装置。
  5. 前記保持具はクリップを含む、請求項1~4のいずれか1項に記載の固定装置。
  6. 前記クリップは前記本体に永久的に取り付けられている、請求項5に記載の固定装置。
  7. 前記クリップは前記本体に着脱可能に取り付けられている、請求項5に記載の固定装置。
  8. 前記側壁は、突出部を形成するように構成され、前記チャネルの端部が前記突出部に配置され、前記突出部は、使用時に、前記側壁の近位領域から前記カテーテルチューブの前記第2部分を離間させる、請求項1~7のいずれか1項に記載の固定装置。
  9. 前記近位面における前記第1開口部は、前記遠位面における前記第2開口部よりも小さい、請求項1~8のいずれか1項に記載の固定装置。
  10. 前記側壁は、使用時に前記出口点の周囲にチャンバを形成するような形状である、請求項1~9のいずれか1項に記載の固定装置。
  11. 前記チャンバは実質的にドーム状である、請求項10に記載の固定装置。
  12. 前記本体は、前記固定装置を前記カテーテルチューブにその場で取り付けるときに、前記カテーテルチューブの前記第2部分が隙間を通って前記貫通孔に入ることができるように隙間を形成するように構成され、前記隙間は前記本体の端部から前記側壁まで延びている、請求項1~11のいずれか1項に記載の固定装置。
  13. 前記隙間の幅は、実質的に前記カテーテルの直径以下である、請求項12に記載の固定装置。
  14. 前記本体は、使用者が前記隙間を手動で開いて前記カテーテルチューブの前記第2部分を前記隙間に通すのに十分な程度まで変形可能に構成される、請求項12又は13に記載の固定装置。
  15. 前記本体は、前記出口点又はその近傍に位置する包帯を把持するように構成された1つ又は複数の突起をさらに含む、請求項1~14のいずれか1項に記載の固定装置。
  16. 前記本体は、前記近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から見たときに、前記遠位面が実質的に凸状の包絡線を有するように構成される、請求項1~15のいずれか1項に記載の固定装置。
  17. 前記本体は、使用時に前記カテーテルチューブの前記第1部分が前記チャネルに受け入れられるときに、前記カテーテルチューブが前記本体から出て、患者の皮膚に実質的に平行な方向に前記本体から延びるように構成される、請求項1~16のいずれか1項に記載の固定装置。
  18. 前記チャネルは、使用時に前記カテーテルチューブの前記第1部分を受け入れることができる第1チャネルであり、前記本体は、前記カテーテルチューブの前記第1部分が前記第1チャネルに受け入れられる代わりに、使用時に前記カテーテルチューブの前記第1部分を受け入れて、前記遠位面に形成された第2チャネルをさらに含み、前記第1チャネルは、前記カテーテルチューブの前記第1部分が前記第1チャネル内に位置するときに前記本体から第1方向に延びるように構成され、前記第2チャネルは、前記カテーテルチューブの前記第1部分が前記第2チャネル内に位置するときに前記本体から第2方向に延びるように構成され、前記第1方向は前記第2方向と実質的に異なる、請求項1~17のいずれか1項に記載の固定装置。
  19. 前記本体は、前記第1チャネル及び前記第2チャネルに共通のチャネル部分を含む、請求項18に記載の固定装置。
  20. 前記本体は、前記近位面の方向に実質的に垂直な側から断面視したときに、前記第2チャネルが前記カテーテルチューブの第3部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成される、請求項18又は19に記載の固定装置。
  21. 前記本体は、前記近位面に実質的に平行なの方向の一方の側から断面視したときに、前記チャネルが前記カテーテルチューブの前記第1部分を曲げる1つ又は複数の湾曲領域を含むように構成される、請求項1~20のいずれか1項に記載の固定装置。
  22. 前記窓の少なくとも一部を覆うように構成された可動カバーをさらに含む、請求項1~21のいずれか1項に記載の固定装置。
  23. 前記本体は実質的に弾性を有する材料で製造される、請求項1~22のいずれか1項に記載の固定装置。
  24. 医療用途のためのカテーテルシステムであって、
    患者の皮膚の出口点に挿入するように構成されたカテーテルチューブと、
    請求項1~23のいずれか1項に記載の固定装置と、を含む、カテーテルシステム。
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