JP2024102392A - 回転電機 - Google Patents

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聡 村上
Satoshi Murakami
スブラタ サハ
Suburata Saha
正樹 乙守
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Abstract

【課題】コイルエンドの長さが軸方向のそれぞれの側で異なるステータを比較的均一に冷却可能とする。
【解決手段】ステータコアと、ステータコアに巻装されたステータコイルと、ステータの径方向外側を覆うように設けられ、冷却水が通る1つ以上の水路を形成する水路形成部材と、を備え、1つ以上の水路は、ステータコイルにおけるステータコアの軸方向一方側から軸方向に突出する第1コイルエンドに、径方向に対向する第1水路と、ステータコイルにおけるステータコアの軸方向他方側から軸方向に突出する第2コイルエンドに、径方向に対向する第2水路と、を含み、第1水路における冷却水の流速は、第2水路における冷却水の流速よりも小さい、回転電機が開示される。
【選択図】図2

Description

本開示は、回転電機に関する。
ステータの径方向外側を覆うように設けられる水路形成部材に、冷却水が通る1つ以上の水路を形成し、当該1つ以上の水路に、2系統の入口から冷却水を導入する技術が知られている。
米国特許公開第2020/0161938号公報
上記のような従来技術では、ステータ又はステータコイルの軸方向の延在範囲の中心を基準として、当該中心から軸方向一方側の水路と、当該中心から軸方向他方側の水路とを、当該中心を通り軸方向に垂直な平面に関して、対称に構成している。このような対称な水路構成では、それぞれの水路での冷却性能の均一化を図ることが可能である反面、コイルエンドの長さが軸方向のそれぞれの側で異なるステータを比較的均一に冷却することが難しい。
そこで、1つの側面では、本開示は、コイルエンドの長さが軸方向のそれぞれの側で異なるステータを比較的均一に冷却可能とすることを目的とする。
1つの側面では、ステータコアと、
前記ステータコアに巻装されたステータコイルと、
前記ステータの径方向外側を覆うように設けられ、冷却水が通る1つ以上の水路を形成する水路形成部材と、を備え、
前記1つ以上の水路は、
前記ステータコイルにおける前記ステータコアの軸方向一方側から軸方向に突出する第1コイルエンドに、径方向に対向する第1水路と、
前記ステータコイルにおける前記ステータコアの軸方向他方側から軸方向に突出する第2コイルエンドに、径方向に対向する第2水路と、を含み、
前記第1コイルエンドの軸方向の長さは、前記第2コイルエンドの軸方向の長さよりも短く、
前記第1水路における冷却水の流速は、前記第2水路における冷却水の流速よりも小さい、回転電機が提供される。
1つの側面では、本開示によれば、コイルエンドの長さが軸方向のそれぞれの側で異なるステータを比較的均一に冷却することが可能となる。
一実施例によるモータ1の断面構造を概略的に示す断面図である。 図1のQ1部の拡大図である。 第1冷却水路をモデル化した管路と、第2冷却水路をモデル化した管路とを示す概略図である。 本実施例の効果の概念的な説明図である。 比較例による要部の断面図である。 他の実施例を説明する断面図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。なお、図面の寸法比率はあくまでも一例であり、これに限定されるものではなく、また、図面内の形状等は、説明の都合上、部分的に誇張している場合がある。
図1は、一実施例によるモータ1の断面構造を概略的に示す断面図である。図1には、X方向とともに、X方向X1側とX方向X2側とが定義されている。
図1には、モータ1の回転軸12が図示されている。以下の説明において、軸方向とは、モータ1の回転軸(回転中心)12が延在する方向を指し、X方向に平行である。また、径方向とは、回転軸12を中心とした径方向を指す。従って、径方向外側とは、回転軸12から離れる側を指し、径方向内側とは、回転軸12に向かう側を指す。また、周方向とは、回転軸12まわりの回転方向に対応する。
モータ1は、例えばハイブリッド車両や電気自動車で使用される車両駆動用のモータであってよい。ただし、モータ1は、他の任意の用途に使用されるものであってもよい。
モータ1は、インナーロータ型であり、ステータ21がロータ30の径方向外側を囲繞するように設けられる。ステータ21は、ステータコア22の径方向外側がステータ支持部10に接合される。ステータ支持部10の構成及びステータコア22とステータ支持部10との接合方法については後述する。
ステータ21は、ステータコア22と、ステータコイル29とを含む。
ステータコア22は、鉄を主成分とする材料により形成される。例えば、ステータコア22は、例えば円環状の磁性体の積層鋼板からなるが、変形例では、ステータコア22は、磁性粉末が圧縮して固められた圧粉体により形成されてもよい。なお、ステータコア22は、周方向で分割される分割コアにより形成されてもよいし、周方向で分割されない形態であってもよい。
ステータコイル29は、ステータコア22に巻装される。ステータコイル29は、例えば、U相コイル、V相コイル、及びW相コイルを含む。ステータコイル29は、ステータコア22のスロット(図示せず)に挿入されるスロット挿入部(図示せず)とともに、ステータコア22の軸方向両側から突出するコイルエンド29A、29Bを有する。
本実施例では、コイルエンド29A、29Bは、軸方向の長さ(ステータコア22の端面からの軸方向の突出長さ)が互いに異なる。本実施例では、コイルエンド29Aの方が、コイルエンド29Bよりも軸方向の長さが有意に短い。この場合、コイルエンド29Aは、非リード側の渡り部を形成し、コイルエンド29Bは、リード側の渡り部を形成する。コイルエンド29Bには、端子台(図示せず)からのバスバー(図示せず)との間の接合部が設定されてよい。
ステータコイル29は、セグメントコイルの形態のコイル片(図示せず)をステータコア22に組み付けることでステータコア22に巻装されてもよい。この場合、コイル片同士は、X方向X2側で溶接等により接合されてよい。なお、セグメントコイルとは、各相のコイルを、組み付けやすい単位(例えば2つのスロットに挿入される単位)で分割した形態である。コイル片は、例えば、断面略矩形の線状導体(平角線)を、絶縁被膜(図示せず)で被覆してなる。線状導体は、銅により形成されるが、変形例では、線状導体は、鉄のような他の導体材料により形成されてもよい。
ロータ30は、ステータ21の径方向内側に配置される。ロータ30は、ロータコア32と、ロータシャフト34とを備える。ロータコア32は、ロータシャフト34の径方向外側に固定され、ロータシャフト34と一体となって回転する。ロータシャフト34は、ステータ支持部10にベアリング14a、14bを介して回転可能に支持される。なお、ロータシャフト34は、モータ1の回転軸12を画成する。
ロータコア32は、例えば円環状の磁性体の積層鋼板から形成される。ロータコア32の内部には、永久磁石321が挿入される。永久磁石321の数や配列等は任意である。変形例では、ロータコア32は、磁性粉末が圧縮して固められた圧粉体により形成されてもよい。
ロータコア32の軸方向の両側には、エンドプレート35A、35Bが取り付けられてよい。エンドプレート35A、35Bは、ロータコア32を支持する支持機能の他、ロータ30のアンバランスの調整機能(切削等されることでアンバランスを無くす機能)を有してよい。
ロータシャフト34は、図1に示すように、中空部34Aを有する。中空部34Aは、ロータシャフト34の軸方向の全長にわたり延在する。中空部34Aは、油路として機能してもよい。例えば、中空部34Aには、図1にて矢印R1で示すように、軸方向の一端側から油が供給され、ロータシャフト34の径方向内側の表面を伝って油が流れることで、ロータコア32を径方向内側から冷却できる。また、ロータシャフト34の径方向内側の表面を伝う油は、ロータシャフト34の両端部に形成される油穴341、342を通って径方向外側へと噴出され(矢印R5、R6)、コイルエンド29A、29Bの冷却に供されてもよい。
なお、図1では、特定の構造のモータ1が示されるが、モータ1の構造は、ステータコア22がステータ支持部10により支持されている限り、任意である。従って、例えば、ロータシャフト34は、中空部34Aを有さなくてもよいし、中空部34Aよりも有意に内径の小さい中空部を有してもよい。また、図1では、油による特定の冷却方法が開示されているが、油によるモータ1の冷却方法は任意である。従って、例えば、中空部34A内に挿入される油導入管が設けられてもよいし、ステータ支持部10内に形成される油路を介して径方向外側からコイルエンド29A、29Bに向けて油が滴下されてもよい。
図2は、ステータ支持部10の一例の説明図であり、図1のQ1部の拡大図である。
ステータ支持部10は、好ましくは、熱伝導性の高い材料により形成される。例えば、ステータ支持部10は、アルミを主成分とする材料により形成される。本実施例ではステータ支持部10は、後述のように冷却水が通る複数の冷却水路95を形成する関係上、好ましくは、耐腐食性が良好なアルミ合金により形成される。アルミ合金としては、例えば、Al-Si系合金や、Al-Mg系合金、Al-Mg-Si系合金等、任意である。
ステータ支持部10は、好ましくは、ステータコア22の外周面全体に接合する態様で、ステータコア22と結合する。これにより、ステータ支持部10の複数の冷却水路95内の冷却水によりステータコア22を効率的に冷却できる。
本実施例では、ステータ支持部10は、ステータコア22の径方向外側を覆うのみならず、軸方向両側のコイルエンド29A、29Bに対して径方向に対向する。すなわち、ステータ支持部10は、ステータコア22の軸方向両側において、ステータコア22の延在範囲を越えて軸方向外側まで延在する。
ステータ支持部10は、冷却水が通る複数の冷却水路95を形成する。すなわち、ステータ支持部10は、複数の冷却水路95を形成するための中空部(空洞)を有する。かかる中空部を有するステータ支持部10は、例えば一ピースの部材であり、崩壊性中子を利用した鋳造で形成されてもよいし、3Dプリント技術を利用して形成されてもよい。あるいは、ステータ支持部10は、複数ピースの部材を結合することで形成されてもよい。なお、冷却水は、LLC(Long Life Coolant)を含んでよい。
複数の冷却水路95は、第1冷却水路951と、第2冷却水路952とを含む。
第1冷却水路951は、第2冷却水路952よりもX方向X1側に延在する。第1冷却水路951は、X方向X1側のコイルエンド29Aに径方向に対向する。従って、第1冷却水路951は、X方向X1側のコイルエンド29Aを冷却する機能(以下、「第1冷却水路951によるX方向X1側のコイルエンド冷却機能」とも称する)を有する。
第1冷却水路951の径方向内側を仕切る周壁部101のうち、コイルエンド29Aに径方向に対向する部分は、好ましくは、熱伝導性材料部91に当接する。すなわち、径方向で周壁部101とコイルエンド29Aとの間には、熱伝導性材料部91が設けられる。
熱伝導性材料部91は、熱伝導性材料により形成される。熱伝導性材料は、任意であるが、熱伝導性樹脂材料であってよい。熱伝導性樹脂材料は、例えば、比較的高い伝熱性を有するフィラーを含む樹脂材料であってよい。熱伝導性材料部91は、径方向内側でコイルエンド29Aに熱的に接続される。例えば、熱伝導性材料部91は、径方向内側でコイルエンド29Aに接合されてもよい。あるいは、熱伝導性材料部91は、径方向内側で他の熱伝導性部材を介して、コイルエンド29Aに熱的に接続されてもよい。
このようにステータ支持部10の周壁部101とコイルエンド29Aとの間に熱伝導性材料部91を設ける場合、熱伝導性材料部91を介してコイルエンド29Aの熱をステータ支持部10の第1冷却水路951内の冷却水に効率的に伝達することができる。すなわち、熱伝導性材料部91を設ける場合は、そうでない場合に比べて、ステータ支持部10の周壁部101とコイルエンド29Aとの間の熱抵抗が低減するので、コイルエンド29Aをステータ支持部10の第1冷却水路951内の冷却水により効率的に冷却できる。このようにして、熱伝導性材料部91は、第1冷却水路951によるX方向X1側のコイルエンド冷却機能を効果的に高めることができる。
熱伝導性材料部91は、好ましくは、コイルエンド29Aの軸方向全長にわたり延在する。これにより、コイルエンド29Aと熱伝導性材料部91との間の接触面積の最大化を図り、ステータ支持部10の第1冷却水路951内の冷却水によりコイルエンド29Aから奪う熱の最大化を図ることができる。すなわち、第1冷却水路951によるX方向X1側のコイルエンド冷却機能の最大化を図ることができる。また、同様の観点から、熱伝導性材料部91は、好ましくは、全周にわたり設けられる。この場合、熱伝導性材料部91は、軸方向に視て円環状の形態となる。これにより、コイルエンド29Aの全周にわたってコイルエンド29Aからの熱を奪うことができる。
また、第1冷却水路951は、図2に示すように、ステータコア22におけるX方向X1側の部分に径方向に対向する。この場合、第1冷却水路951内の冷却水は、周壁部101の一部(ステータコア22に径方向に当接する部分)を介してステータコア22に熱的に接続される。これにより、第1冷却水路951内の冷却水によりステータコア22におけるX方向X1側の部分及びステータコイル29のスロット挿入部におけるX方向X1側の部分を冷却できる。このようにして、本実施例では、第1冷却水路951は、X方向X1側のコイルエンド冷却機能に加えて、ステータコア22及びステータコイル29のそれぞれにおけるX方向X1側の部分を冷却する能力を有する。
第2冷却水路952は、第1冷却水路951よりもX方向X2側に延在する。第2冷却水路952は、X方向X2側のコイルエンド29Bに径方向に対向する。従って、第2冷却水路952は、X方向X2側のコイルエンド29Bを冷却する機能(以下、「第2冷却水路952によるX方向X2側のコイルエンド冷却機能」とも称する)を有する。
第2冷却水路952の径方向内側を仕切る周壁部102のうち、コイルエンド29Bに径方向に対向する部分は、好ましくは、熱伝導性材料部92に当接する。すなわち、径方向で周壁部102とコイルエンド29Bとの間には、熱伝導性材料部92が設けられる。
熱伝導性材料部92は、上述した熱伝導性材料部91と同様の材料により形成されてよい。熱伝導性材料部92は、径方向内側でコイルエンド29Bに熱的に接続される。例えば、熱伝導性材料部92、径方向内側でコイルエンド29Bに接合されてもよい。あるいは、熱伝導性材料部92は、径方向内側で他の熱伝導性部材を介して、コイルエンド29Bに熱的に接続されてもよい。
このようにステータ支持部10の周壁部102とコイルエンド29Bとの間に熱伝導性材料部92を設ける場合、熱伝導性材料部92を介してコイルエンド29Bの熱をステータ支持部10の第2冷却水路952内の冷却水に効率的に伝達することができる。すなわち、熱伝導性材料部92を設ける場合は、そうでない場合に比べて、ステータ支持部10の周壁部102とコイルエンド29Bとの間の熱抵抗が低減するので、コイルエンド29Bをステータ支持部10の第2冷却水路952内の冷却水により効率的に冷却できる。このようにして、熱伝導性材料部92は、第2冷却水路952によるX方向X2側のコイルエンド冷却機能を効果的に高めることができる。
熱伝導性材料部92は、好ましくは、上述した熱伝導性材料部91と同様、コイルエンド29Bの軸方向全長にわたり延在する。これにより、コイルエンド29Bと熱伝導性材料部92との間の接触面積の最大化を図り、ステータ支持部10の第2冷却水路952内の冷却水によりコイルエンド29Bから奪う熱の最大化を図ることができる。すなわち、第2冷却水路952によるX方向X2側のコイルエンド冷却機能の最大化を図ることができる。また、同様の観点から、熱伝導性材料部92は、好ましくは、全周にわたり設けられる。この場合、熱伝導性材料部92は、軸方向に視て円環状の形態であってよい。これにより、コイルエンド29Bの全周にわたってコイルエンド29Bからの熱を奪うことができる。
また、第2冷却水路952は、図2に示すように、ステータコア22におけるX方向X2側の部分に径方向に対向する。この場合、第2冷却水路952内の冷却水は、周壁部102の一部(ステータコア22に径方向に当接する部分)を介してステータコア22に熱的に接続される。これにより、第2冷却水路952内の冷却水によりステータコア22におけるX方向X2側の部分及びステータコイル29のスロット挿入部におけるX方向X2側の部分を冷却できる。このようにして、本実施例では、第2冷却水路952は、X方向X2側のコイルエンド冷却機能に加えて、ステータコア22及びステータコイル29のそれぞれにおけるX方向X2側の部分を冷却する能力を有する。
ところで、本実施例では、上述したように、コイルエンド29A、29Bは互いに軸方向の長さが異なり、コイルエンド29Bの方がコイルエンド29Aよりも軸方向の長さが長い。
一般的に、コイルエンド29A、29Bのようなコイルエンドで生じる熱エネルギ(コイルエンドの熱容量)は、コイルエンドの容積(体積)が大きいほど大きくなる。そして、コイルエンドの容積は、コイルエンドの軸方向の長さが長いほど大きくなりやすい。従って、本実施例では、コイルエンド29Bの方がコイルエンド29Aよりも熱容量が大きくなる。この場合、コイルエンド29A、29Bのそれぞれから同一の熱量を奪う冷却系を利用すると、コイルエンド29Bの方がコイルエンド29Aよりも高温化しやすい。
このようにコイルエンド29A、29Bの間で熱容量に有意な差がある状況下において、第1冷却水路951によるX方向X1側のコイルエンド冷却機能と、第2冷却水路952によるX方向X2側のコイルエンド冷却機能とが同一である場合、コイルエンド29A、29Bの温度差が顕著となりうる。例えば、第1冷却水路951と第2冷却水路952とが、ステータコア22の軸方向の中心又はステータコイル29の軸方向の中心を通りかつ軸方向に垂直な平面(以下、単に「軸方向に垂直な平面」と称する)に関して対称である場合、コイルエンド29A、29Bの間における熱容量の有意な差を実質的に吸収できるような冷却を実現できず、コイルエンド29A、29Bの温度差が顕著となりうる。
そこで、本実施例では、第1冷却水路951と第2冷却水路952とは、軸方向に垂直な平面に対して非対称に構成される。すなわち、本実施例では、第1冷却水路951と第2冷却水路952とは、コイルエンド29A、29Bの間における熱容量の有意な差を吸収できるようなX方向X1側のコイルエンド冷却機能及びX方向X2側のコイルエンド冷却機能を有するように、適合される。
具体的には、本実施例では、X方向X2側のコイルエンド冷却機能によってコイルエンド29Bから奪う熱量が、X方向X1側のコイルエンド冷却機能によってコイルエンド29Aから奪う熱量よりも有意に大きくなるように、第1冷却水路951の入口9511から出口9512までの管路損失係数(以下、単に「第1冷却水路951の管路損失係数」とも称する)は、第2冷却水路952の入口9521から出口9522までの管路損失係数(以下、単に「第2冷却水路952の管路損失係数」とも称する)よりも大きい。なお、管路損失係数とは、管摩擦による損失と、管路の曲がりや広がり等による損失等に付随する損失係数である。
ここで、第1冷却水路951の入口9511とは、第1冷却水路951においてステータ21と径方向で対向する範囲の上流側の端部を指す。本実施例では、図2に示すように、第1冷却水路951の入口9511は、ステータ支持部10の管状部位111により形成される。管状部位111は、径方向内側の端部が第1冷却水路951の軸方向X1側端部に接続する。この場合、管状部位111の径方向内側の端部が、第1冷却水路951の入口9511を形成する。
また、第1冷却水路951の出口9512とは、第1冷却水路951においてステータ21と径方向で対向する範囲の下流側の端部を指す。本実施例では、図2に示すように、第1冷却水路951の出口9512は、ステータ支持部10の管状部位112により形成される。管状部位112は、径方向内側の端部が第1冷却水路951の軸方向X2側端部に接続する。この場合、管状部位112の径方向内側の端部が、第1冷却水路951の出口9512を形成する。
同様に、第2冷却水路952の入口9521は、第2冷却水路952においてステータ21と径方向で対向する範囲の上流側の端部を指す。本実施例では、図2に示すように、第2冷却水路952の入口9521は、ステータ支持部10の管状部位121により形成される。管状部位121は、径方向内側の端部が第2冷却水路952の軸方向X2側端部に接続する。この場合、管状部位121の径方向内側の端部が、第2冷却水路952の入口9521を形成する。
同様に、第2冷却水路952の出口9522は、第2冷却水路952においてステータ21と径方向で対向する範囲の下流側の端部を指す。本実施例では、図2に示すように、第2冷却水路952の出口9522は、ステータ支持部10の管状部位122により形成される。管状部位122は、径方向内側の端部が第2冷却水路952の軸方向X1側端部に接続する。この場合、管状部位122の径方向内側の端部が、第2冷却水路952の出口9522を形成する。
管路損失係数は、管路損失係数=(圧力損失)/(流量)αとして評価されてよい。ただし、α>1。従って、第1冷却水路951の管路損失係数と第2冷却水路952の管路損失係数の関係は、第1冷却水路951の流量Q1と、第2冷却水路952の流量Q2と、第1冷却水路951の入口9511と出口9512の間の圧力差と、第2冷却水路952の入口9521と出口9522の間の圧力差との関係に基づいて、評価できる。
図3は、第1冷却水路951の入口9511から出口9512までをモデル化した管路71と、第2冷却水路952の入口9521から出口9522までをモデル化した管路72とを示す概略図である。図3には、管路71及び管路72とともに、第1冷却水路951及び第2冷却水路952を含む冷却系300全体が模式的に示されている。また、図3には、冷却水の流れが模式的に矢印R350からR390で示されている。
図3では、ウォーターポンプ310から吐出された冷却水は、ラジエータ320を通る。ラジエータ320では冷却水は外気と熱交換を行うことで冷却される。ラジエータ320を介して冷却された冷却水は、共通管路328を通って、管路71(第1冷却水路951)及び管路72(第2冷却水路952)に向かって流れる(矢印R350参照)。この流れは、共通管路328から入口側の入口流路329、330に分配され(矢印R361、R362参照)、入口流路329、330を介してそれぞれの入口9511、9521から管路71(第1冷却水路951)及び管路72(第2冷却水路952)のそれぞれへと導入される。管路71(第1冷却水路951)及び管路72(第2冷却水路952)に分配された冷却水は、管路71(第1冷却水路951)及び管路72(第2冷却水路952)をそれぞれ流れる際に(矢印R371、R372参照)、上述したようにコイルエンド29A、29B等を冷却する。そして、コイルエンド29A、29B等を冷却した冷却水は、管路71(第1冷却水路951)及び管路72(第2冷却水路952)の出口9512、9522から出口側の出口流路331、332に導入され(矢印R381、R382参照)、その後、ウォーターポンプ310の手前で合流される(矢印R390参照)。なお、図3では、ウォーターポンプ310は、出口流路331、332とラジエータ320の間に配置されているが、出口流路331、332をラジエータ320に接続し、ウォーターポンプ310をラジエータ320と共通管路328の間に配置してもよい。
本実施例では、上述したように、第1冷却水路951の管路損失係数は第2冷却水路952の管路損失係数よりも大きい(すなわち、管路71の管路損失係数は管路72の管路損失係数よりも大きい)ので、共通管路328での流量Q0の冷却水は、第1冷却水路951と第2冷却水路952とに、流量Q1と、流量Q1よりも多い流量Q2で分配される。この場合、第1冷却水路951と第2冷却水路952の断面積が実質的に同じであれば、第2冷却水路952での冷却水の流速V2は、第1冷却水路951での冷却水の流速V1よりも高くなる。これにより、第2冷却水路952を流れる冷却水の方が、第1冷却水路951を流れる冷却水よりも、冷却対象物から奪う熱量が大きくなる。
このようにして、本実施例によれば、第1冷却水路951及び第2冷却水路952は、第1冷却水路951の管路損失係数が第2冷却水路952の管路損失係数よりも大きくなるように、構成されることで、コイルエンド29A、29Bの間における熱容量の有意な差を効果的に吸収できる(すなわち、X方向X1側のコイルエンド冷却機能よりも高いX方向X2側のコイルエンド冷却機能を実現できる)。換言すると、コイルエンド29A、29Bのそれぞれに対する冷却の均一化を図ることができ、コイルエンド29Bの温度がコイルエンド29Aの温度に比べて有意に大きくなるような不均一を抑制できる。
図4は、本実施例の効果の概念的な説明図である。図5は、比較例による要部の断面図であり、図2に対応する断面図である。図4には、横軸にステータ21の軸方向の各位置を取り、縦軸に温度を取ったときの、ステータ21の軸方向の温度分布特性が示されている。横軸において、P400は、コイルエンド29AのX方向X1側端部位置に対応し、P401は、コイルエンド29AのX方向X2側端部位置(ステータコア22のX方向X1側の端面位置)に対応し、P402は、コイルエンド29BのX方向X1側端部位置(ステータコア22のX方向X2側の端面位置)に対応し、P403は、コイルエンド29BのX方向X2側端部位置に対応する。また、図4において、温度分布特性400は、比較例として、軸方向に垂直な平面に対して第1冷却水路951’及び第2冷却水路952’が対称である場合(図5参照)の同特性を示す。また、温度分布特性402は、本実施例による特性を示し、温度分布特性403は、本実施例において熱伝導性材料部91及び熱伝導性材料部92が省略された場合の特性を示す。
比較例では、第1冷却水路951’及び第2冷却水路952’が軸方向に垂直な平面に対して対称であるが故に、コイルエンド29A、29Bのそれぞれから奪うことができる熱量は略同じとなる。従って、コイルエンド29Bの軸方向の長さが比較的長く、コイルエンド29A、29Bの間で熱容量に有意な差がある場合には、図4にて温度分布特性400で示すように、コイルエンド29Aの温度に比べてコイルエンド29Bの温度が有意に高くなりやすい。
これに対して、本実施例によれば、上述したように、第1冷却水路951の管路損失係数が第2冷却水路952の管路損失係数よりも大きいので、X方向X2側のコイルエンド冷却機能によってコイルエンド29Bから奪う熱量が、X方向X1側のコイルエンド冷却機能によってコイルエンド29Aから奪う熱量よりも有意に大きくなる。これにより、コイルエンド29Bの温度がコイルエンド29Aの温度に比べて有意に大きくなるような不均一を抑制できる。従って、本実施例によれば、図4にて温度分布特性402で示すように、比較例に比べてコイルエンド29A、29Bのそれぞれの温度が有意に低く、コイルエンド29A、29Bのそれぞれの温度差も小さくなりやすい。
また、本実施例によれば、上述したように、熱伝導性材料部91及び熱伝導性材料部92が設けられるので、図4にて温度分布特性402で示すように、熱伝導性材料部91及び熱伝導性材料部92が設けられない場合の温度分布特性403に比べてコイルエンド29A、29Bのそれぞれの温度を効率的に低下させることが可能である。
次に、第1冷却水路951の管路損失係数を第2冷却水路952の管路損失係数よりも大きくするための具体的な構造例について、再度、図2を参照して説明する。
図2に示す例では、第1冷却水路951の入口9511から出口9512までの軸方向の延在範囲は、第2冷却水路952の入口9521から出口9522までの軸方向の延在範囲よりも長い。第1冷却水路951の入口9511から出口9512までの軸方向の延在範囲と、第2冷却水路952の入口9521から出口9522までの軸方向の延在範囲の長さの比較は、冷却水の流れに沿った長さ(図3のl1、l2参照)の比較である。ただし、第1冷却水路951の断面形状と第2冷却水路952との間の断面形状が実質的に同じであり、同じ態様で周方向に螺旋状に形成されている場合、単に軸方向の延在範囲L1、L2同士の比較を利用してもよい。すなわち、軸方向の延在範囲L1を軸方向の延在範囲L2よりも有意に長くすることで、第1冷却水路951の管路損失係数を第2冷却水路952の管路損失係数よりも有意に大きくすることができる。
このような軸方向の延在範囲L1、L2の差は、コイルエンド29A、29Bの間における熱容量の有意な差に応じて適合されてもよい。すなわち、軸方向の延在範囲L1、L2の差は、コイルエンド29A、29Bの容積(体積)の差(すなわち、コイルエンド29A、29B間における熱容量の差)が大きいほど大きくなる態様で、適合されてもよい。
ところで、図3に示した冷却系300から分かるように、本実施例では、第1冷却水路951及び第2冷却水路952には、ラジエータ320により冷却された冷却水が供給されるので、第1冷却水路951及び第2冷却水路952に供給される冷却水は、入口9511、9521において最も温度が低い傾向となる。すなわち、第1冷却水路951及び第2冷却水路952に供給される冷却水は、入口9511、9521において最も冷却能力が高い傾向がある。
この点、本実施例によれば、図2に示すように、第1冷却水路951の入口9511は、軸方向で、第1冷却水路951の出口9512よりもコイルエンド29Aに近く、かつ、第2冷却水路952の入口9521は、軸方向で、第2冷却水路952の出口9522よりもコイルエンド29Bに近い。従って、本実施例によれば、第1冷却水路951の入口9511から入る冷却水は、まず、ステータ21のうちの、コイルエンド29Aの冷却に供される。これにより、第1冷却水路951の入口9511から入る冷却水(冷却能力の高い冷却水)が、ステータ21のうちの他の部位(例えばステータコアの軸方向の中心部分)を冷却した後にコイルエンド29Aの冷却に供される場合に比べて、コイルエンド29Aと冷却水との間の温度差が大きくなり、コイルエンド29Aを効果的に冷却できる。これは、第2冷却水路952の入口9521から入る冷却水がコイルエンド29Bを冷却する場合についても同様である。
なお、図2に示す例では、第1冷却水路951の入口9511は、コイルエンド29AにおけるX方向X1側の端部に径方向に対向し、それ故に、第1冷却水路951は、コイルエンド29Aの軸方向全長にわたって、コイルエンド29Aに径方向に対向する。これにより、コイルエンド29Aと第1冷却水路951との間の径方向の対向範囲の最大化を図り、第1冷却水路951内の冷却水によりコイルエンド29Aから奪う熱の最大化を図ることができる。
同様に、第2冷却水路952の入口9521は、コイルエンド29BにおけるX方向X2側の端部に径方向に対向し、それ故に、第2冷却水路952は、コイルエンド29Bの軸方向全長にわたって、コイルエンド29Bに径方向に対向する。これにより、コイルエンド29Bと第2冷却水路952との間の径方向の対向範囲の最大化を図り、第2冷却水路952内の冷却水によりコイルエンド29Bから奪う熱の最大化を図ることができる。
次に、図6を参照して、上述した実施例に代えて実現されてもよい他の実施例(以下、上述した実施例との区別のため、「実施例2」と称する)について説明する。
図6は、実施例2による第1冷却水路951A及び第2冷却水路952Aの説明図である。図6には、図2に対応する断面図で、他の実施例による第1冷却水路951A及び第2冷却水路952Aが模式的に示されている。
図6に示す実施例2は、上述した実施例に対して、ステータ支持部10がステータ支持部10Aで置換された点が異なる。ステータ支持部10Aは、上述した実施例によるステータ支持部10に対して、第1冷却水路951及び第2冷却水路952が、それぞれ、第1冷却水路951A及び第2冷却水路952Aで置換された点が異なる。
図6に示す例では、第1冷却水路951Aの入口9511Aから出口9512Aまでの区間における断面積の平均値は、第2冷却水路952Aの入口9521Aから出口9522Aまでの区間における断面積の平均値よりも小さい。第1冷却水路951Aの断面積を小さくすることで、第1冷却水路951Aの管路損失抵抗が第2冷却水路952Aの管路損失抵抗より大きくなる。その結果、第2冷却水路952Aでの冷却水の流速V2が、第1冷却水路951での冷却水の流速V1よりも高くなる。
第2冷却水路952Aでの冷却水の流速V2が、第1冷却水路951での冷却水の流速V1よりも高くなると、第2冷却水路952を流れる冷却水の方が、第1冷却水路951を流れる冷却水よりも、冷却対象物から奪う熱量が多くなる。
このようにして、本実施例によっても、第1冷却水路951Aの断面積の平均値を第2冷却水路952の断面積の平均値よりも小さく設定することで、X方向X2側のコイルエンド冷却機能によってコイルエンド29Bから奪う熱量が、X方向X1側のコイルエンド冷却機能によってコイルエンド29Aから奪う熱量よりも有意に大きくなる。すなわち、コイルエンド29A、29Bの間における熱容量の有意な差を効果的に吸収できる。この結果、本実施例によっても、コイルエンド29A、29Bのそれぞれに対する冷却の均一化を図ることができ、コイルエンド29Bの温度がコイルエンド29Aの温度に比べて有意に大きくなるような不均一を抑制できる。
なお、図6に示す例は、図2に示した例と組み合わせることも可能である。すなわち、図6に示す例では、第1冷却水路951Aの軸方向の延在範囲L1は、第2冷却水路952Aの軸方向の延在範囲L2と実質的に同一であるが、延在範囲L1が延在範囲L2よりも有意に長く設定されてもよい。
なお、図6に示す例では、第1冷却水路951Aの軸方向の延在範囲L1は、第2冷却水路952Aの軸方向の延在範囲L2と実質的に同一であるので、上述した断面積の関係から、第1冷却水路951Aの管路長を、第2冷却水路952Aの管路長よりも有意に長くできる。この点からも、上述した実施例と同様、第1冷却水路951の管路損失係数を第2冷却水路952の管路損失係数よりも有意に大きくすることができる。ただし、変形例では、第1冷却水路951Aの管路長が第2冷却水路952Aの管路長と同じなるように、第1冷却水路951Aの軸方向の延在範囲L1と、第2冷却水路952Aの軸方向の延在範囲L2との関係が設定されてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。また、各実施例の効果のうちの、従属項に係る効果は、上位概念(独立項)とは区別した付加的効果である。
例えば、上述した実施例(上述した実施例2も同様)では、第1冷却水路951の入口9511は、軸方向で、第1冷却水路951の出口9512よりもコイルエンド29Aに近く、かつ、第2冷却水路952の入口9521は、軸方向で、第2冷却水路952の出口9522よりもコイルエンド29Bに近いが、これに限られない。例えば、双方とも逆であってもよい。すなわち、第1冷却水路951の入口9511は、軸方向で、第1冷却水路951の出口9512よりもコイルエンド29Aから遠く、かつ、第2冷却水路952の入口9521は、軸方向で、第2冷却水路952の出口9522よりもコイルエンド29Bから遠くてもよい。あるいは、コイルエンド29Bの方がコイルエンド29Aよりも軸方向の長さが長いことに対応して、第1冷却水路951の入口9511は、軸方向で、第1冷却水路951の出口9512よりもコイルエンド29Aから遠く、かつ、第2冷却水路952の入口9521は、軸方向で、第2冷却水路952の出口9522よりもコイルエンド29Bに近くてもよい。
1・・・モータ(回転電機)、22・・・ステータコア、29・・・ステータコイル、29A・・・コイルエンド(第1コイルエンド)、29B・・・コイルエンド(第2コイルエンド)、10、10A・・・ステータ支持部(水路形成部材)、91・・・熱伝導性材料部(第1熱伝導性材料部)、92・・・熱伝導性材料部(第2熱伝導性材料部)、95・・・冷却水路(水路)、951、951A・・・第1冷却水路(第1水路)、9511、9511A・・・入口、9512、9512A・・・出口、952、952A・・・第2冷却水路(第2水路)、9521、9521A・・・入口、9522、9522A・・・出口

Claims (5)

  1. ステータコアと、
    前記ステータコアに巻装されたステータコイルと、
    前記ステータの径方向外側を覆うように設けられ、冷却水が通る1つ以上の水路を形成する水路形成部材と、を備え、
    前記1つ以上の水路は、
    前記ステータコイルにおける前記ステータコアの軸方向一方側から軸方向に突出する第1コイルエンドに、径方向に対向する第1水路と、
    前記ステータコイルにおける前記ステータコアの軸方向他方側から軸方向に突出する第2コイルエンドに、径方向に対向する第2水路と、を含み、
    前記第1コイルエンドの軸方向の長さは、前記第2コイルエンドの軸方向の長さよりも短く、
    前記第1水路における冷却水の流速は、前記第2水路における冷却水の流速よりも小さい、回転電機。
  2. 前記第1水路の入口から出口までの軸方向の延在範囲は、前記第2水路の入口から出口までの軸方向の延在範囲よりも長い、請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記第1水路の入口から出口までの区間における断面積の平均値は、前記第2水路の入口から出口までの区間における断面積の平均値よりも小さい、請求項1又は2に記載の回転電機。
  4. 径方向で前記第1水路と前記第1コイルエンドの間に、第1熱伝導性材料部と、
    径方向で前記第2水路と前記第2コイルエンドの間に、第2熱伝導性材料部とを、更に備える、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の回転電機。
  5. 前記第1水路の入口は、軸方向で、前記第1水路の出口よりも前記第1コイルエンドに近く、
    前記第2水路の入口は、軸方向で、前記第2水路の出口よりも前記第2コイルエンドに近い、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の回転電機。
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