JP2024101367A - Memsデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】バンプストップと可動電極との間の固着を防止し、測定精度の良好なMEMSセンサを提供する。【解決手段】基板と、基板の表面上に設けられ、固定端と自由端とを備え、固定端側から自由端側に向かって長手方向に延びる可動部を含むカンチレバー構造体と、内側に蓋部凹部が設けられた蓋部と、蓋部凹部に固定端で固定された可撓性のあるスプリング部と、スプリング部に固定された本体部とを含むバンプストップとを含み、基板の表面と蓋部凹部が対向するように基板の上に蓋部を配置することにより、可動部と交差してこれを跨ぐようにバンプストップが配置され、可動部が動くことで、可動部とバンプストップが当接部で当接するMEMSセンサは、可動部の長手方向において、スプリング部の固定端に対してバンプストップの当接部が、可動部の固定端側に向かってオフセットされる。【選択図】図1

Description

本発明はMEMデバイスに関し、特に鉛直の可動部の動作に対するバンプストップを備えたMEMSデバイスに関する。
MEMS構造を用いた加速度センサでは、基板に設けた固定電極とプルーフマスに設けた可動電極とが対向配置された容量素子からなる検出部を形成する。加速度が加わった場合に、固定電極に対して可動電極が相対的に移動し、このときの容量素子の容量変化を測定することで加速度の大きさや方向を検出する。過大な加速度が加速度センサに加わり、可動電極が動きすぎると可動電極の破損等の原因となるため、バンプストップを設けて、可動電極の移動を制限し、破損等を防止している(例えば、特許文献1参照)。
特表2009-500635号公報
可動電極にバンプストップが接触した時の衝撃を緩和するために、可撓性のあるバンプストップが用いられるが、この場合、バンプストップと可動電極との接触時にバンプストップが変形し、バンプストップと可動電極とが例えば面接触することで接触面積が大きくなる。この結果、バンプストップと可動電極とがファンデワールス力によって固着し、測定ができなくなったり測定精度が低下するという問題があった。
そこで、本発明は、可撓性のあるバンプストップを使用した場合であっても、バンプストップと可動電極との間の固着を防止し、測定精度の良好なMEMSセンサの提供を目的とする。
本発明の一つの態様は、
基板と、
基板の表面上に設けられ、固定端と自由端とを備え、固定端側から自由端側に向かって長手方向に延びる可動部を含むカンチレバー構造体と、
内側に蓋部凹部が設けられた蓋部と、
蓋部凹部に固定端で固定された可撓性のあるスプリング部と、スプリング部に固定された本体部とを含むバンプストップと、を含み、
基板の表面と蓋部凹部が対向するように基板の上に蓋部を配置することにより、可動部と交差してこれを跨ぐようにバンプストップが配置され、可動部が動くことで、可動部とバンプストップが当接部で当接するMEMSセンサであって、
可動部の長手方向において、スプリング部の固定端に対してバンプストップの当接部が、可動部の固定端側に向かってオフセットされたMEMSセンサである。
本発明のMEMSセンサでは、バンプストップにより可動部の動作を制限し破損等を防止できる。また、バンプストップがスプリング部と、スプリング部からオフセットで配置された本体部を含むことにより、本体部と可動部との固着を防止できると共に、両者を効率よく離すことができる。
本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサのレイアウト図である。 図1のMEMSセンサのZ軸センサの拡大平面図である。 図2のIII-III方向の断面図である。 図2のIV-IV方向の断面図である。 図2のIV-IV方向の断面におけるバンプストップと構造体の配置の概略図である。 図2のIV-IV方向の断面におけるバンプストップと構造体の配置の概略図である。 比較例にかかるバンプストップと構造体の配置の概略図である。 比較例にかかるバンプストップと構造体の配置の概略図である。 本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサのレイアウト図である。 図9のX-X方向の断面図である。
<実施の形態1>
図1は、全体が100で表される、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサのレイアウト図であり、ここではMEMSセンサの一例としてX軸、Y軸、Z軸の3軸加速度センサについて説明する。
MEMSセンサ100は、例えばシリコンからなる基板10と、基板10の内部に設けられた凹部20を含む。凹部20内には、X軸センサ、Y軸センサ、およびZ軸センサがそれぞれ設けられている。各軸センサは、固定電極と可動電極とが対向配置された容量素子を備える。加速度が加わった場合に、固定電極に対して可動電極が相対的に移動し、このときの容量素子の容量変化を測定することで加速度の大きさや方向が検出できる。バンプストップ50は、蓋部60に設けられた凹部の側面に両端が固定されている。なお、図1では、内部が参照できるように、蓋部60の上面は図示していない。
図2は、図1のMEMSセンサ100のZ軸センサのA部分の拡大平面図である。Z軸センサでは、凹部20に直接固定された固定電極44と、スプリング(図示せず)を介して固定された可動電極42が対向配置されて容量素子40を形成している。
図1に示すように、Z軸センサは、Y軸方向の中心軸Cを挟んで左右に対称配置された2組のセンサからなる。容量素子40では、固定電極44と可動電極42とがZ軸方向にオフセットとなるように配置されている。中心軸Cを挟んで左右の容量素子40は、Z軸方向のオフセット方向が異なるように形成されている。これによりZ軸方向に加速度を受けた場合、2組のセンサの内、一方のセンサでは容量が増加する方向に変化し、他方のセンサでは容量が減少する方向に変化する。これにより、加速度の大きさと加わった方向が検出できる。
Z軸センサの可動電極42は、中心軸Cより左側のZ軸センサでは左端が凹部20の底面に固定されたカンチレバー構造で、一方、中心軸Cより右側のZ軸センサでは右端が凹部20の底面に固定されたカンチレバー構造となっている。このためZ軸方向に加速度が加わった場合、左右の端部を支点として中心軸C側がZ軸方向に移動する。
Z軸センサでは、特に鉛直方向(Z軸の正方向)に可動電極42が移動した場合に、蓋部60と接触して破損しやすいため、可動電極42の上方向の移動を制限するように、可動電極42を跨いで交差するようにバンプストップ50が設けられている。
なお、X軸センサおよびY軸センサには、基板に固定された固定電極と、プルーフマスに固定された可動電極が対向配置され、加速度が加わることによりプルーフマスと可動電極が移動し、固定電極と可動電極との距離が変化する。このときの電極間の容量変化を測定することにより加速度が検出される。X軸センサやY軸センサでは、過大な加速度が印加した場合の固定電極と可動電極との接触を防止するために、XY平面内にバンプストップが設けられ、可動電極の移動を制限している。
上述のように、MEMSセンサ100では、X軸センサ、Y軸センサ、およびZ軸センサは、基板10の凹部20内に設けられ、その上を、同じく内部に凹部70が設けられた蓋部60で覆うことにより、X軸センサ、Y軸センサ、およびZ軸センサがMEMSセンサ100内に封止される。
図1、2に示すように、バンプストップ50は、可撓性のあるスプリング部51と、2つのスプリング部51に挟まれた本体部53からなる。2つのスプリング部51は、蓋部60に設けられた凹部70の側面にそれぞれ固定され、その間で本体部53を中空に保持する。
図1から分かるように、スプリング部51は、凹部70の側面からY軸方向に突出するように設けられ、2つのスプリング部51は対向するように配置される(X座標、Z座標が同じ)。
本体部53は、基板10の底面と平行で(XY平面内にある)、かつ中央部分が外方に向かって凸状に湾曲する構造となっている。図1において、2つのバンプストップ50は、中心軸Cを含むYZ平面に対して対称な配置となり、外方、すなわち中心軸Cと反対方向(カンチレバー構造の固定端側)に湾曲している。
図3は、図2のIII-III方向の断面図、図4は、図2のIV-IV方向の断面図である。図3、4中、図1、2と同一符号は、同一または相当箇所を示す。
図3に示すように、バンプストップ50のスプリング部51は、XZ断面が矩形の板状体からなるが、この形状の限定されるものではない。なお、図3ではスプリング部51の両側にも同様の形状の板状体が設けられているが、これらは本体部53を形成するために設けられたもので、スプリング部51としては機能しない。
図4に示すように、バンプストップ50の本体部53は、XZ断面が矩形の、湾曲したロッドからなる。本体部53の底面は水平面(XY平面)に平行になっている。バンプストップ50は、例えばシリコンからなる蓋部60の内側をエッチングして、凹部70と共に形成される。
本体部53には、複数の孔部52が設けられている。これらの孔部52は、蓋部60の内側をエッチングして中空構造の本体部53を作製するリリース工程で、エッチャントが通るための経路であり、バンプストップ50の機能に影響するものではない。孔部52は他の形状であっても構わないし、孔部52が無い場合もありうる。
図2に詳細に示すように、Z軸センサでは、周囲に設けられた構造体45に、複数の可動電極42が固定され、加速度が加わった場合に、構造体45と可動電極42が一体としてZ軸方向に動く。この場合、構造体45は外方(図2では左側)で凹部20の底面に固定されているため、左側を支点として右側がZ軸方向に移動する。
図5、6は、図2のIV-IV方向の断面におけるバンプストップ50と構造体45の配置の概略図である。Oは、断面が矩形のスプリング部51の回転中心を表し、lは、IV-IV方向の断面における、回転中心Oから本体部53(後述の当接部)までのオフセット距離である。
図5は、加速度が加わっていない場合で、バンプストップ50の本体部53の底面と構造体45の上面とはほぼ平行に配置されている。
図6は下向き(Z軸の負方向)に加速度が加わった場合で、可動電極が設けられた構造体45は、左側を支点(固定端)として右側(自由端)が上方向に移動して傾斜する。加速度が大きい場合は、構造体45の傾斜が大きくなり構造体45とバンプストップ50の本体部53とが接触し、構造体45の過剰な変位による破損等を防止できる。
バンプストップ50の本体部53と構造体45とが当接した場合、バンプストップ50のスプリング部51は回転中心Oを中心にねじれて、構造体45が本体部53を上方(Z軸正方向)に押し上げる。この場合、構造体45と本体部53との当接部は、図6に示すように線または点となり、構造体45の上面と本体部53の底面が面接触することを防止できる。この結果、構造体45と本体部53とがファンデワールス力によって固着し、正確な測定ができなくなるという不具合を防止できる。
また、構造体45が本体部53を押し上げるほど、可撓性のあるスプリング部51にねじれエネルギーが蓄積され、Z軸センサに加わる加速度が小さくなった場合に、本体部53から離れる方向に構造体45を押し戻し、構造体45と本体部53とを効率良く離すことができる。
図7、8は、比較例にかかるバンプストップ50と構造体45の配置の概略図であり、図2のIV-IV方向の断面に相当する。比較例の配置では、回転中心Oに対して本体部53が右側にあり、回転中心Oに対する本体部53のオフセットの位置関係が、図5、6とは逆になっている。
図7は、加速度が加わっていない場合で、図8は下向き(Z軸の負方向)に加速度が加わった場合を示す。加速度が加わることにより、図6と同様に、構造体45は右方向が上方向に移動して傾斜する。加速度が大きい場合は、構造体45がバンプストップ50の本体部53を押し上げるが、回転中心Oで可撓性のあるスプリング部51がねじれた結果、構造体45の上面と本体部53の底面とが面接触した状態となる。
このため、構造体45と本体部53とがファンデワールス力によって固着してしまい、正確な測定ができなくなるという不具合が発生しうる。
このように、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサ100では、Z軸方向のバンプストップ50が、可撓性のあるスプリング部51と本体部53とを有し、本体部53を湾曲形状とすることで、本体部53と構造体45との当接部Pと回転中心Oとの間にオフセット距離lを設けている。これにより、構造体45と本体部53とが面接触することによる固着を防止することができる。また、スプリング部51にねじれエネルギーを蓄積することにより、本体部53から離れる方向に構造体45を押し戻し、構造体45と本体部53との固着を防止できる。
ここでは、本体部53が湾曲したバンプストップ50について説明したが、Z軸センサの可動部と本体部53との当接部Pが、回転中心Oに対して上述のようなオフセットを有する構造であれば、他の形状であっても良く、例えば、実施の形態2のような形状であっても良い。
また、ここでは構造体45が本体部53と当接する場合について説明したが、可動電極42と本体部53と当接する場合についても同様の作用効果を有する。
<実施の形態2>
図9は、全体が200で表される、本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサのレイアウト図であり、内部が参照できるように、蓋部160の上面は図示していない。また、図10は、図9のX-X方向の断面図である。ここでは、MEMSセンサ200の一例としてZ軸方向の加速度センサについて説明する。
MEMSセンサ200は、センサ190が設けられた素子部180と、バンプストップ150が設けられた蓋部160からなる。素子部180は、例えばシリコンからなる基板110と、基板110の表面に形成された、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜120を含む。絶縁膜120の上には支柱部170が設けられ、支柱部170により可動電極140が中空に保持されている。可動電極140は、支柱部170を挟んで左右の面積が異なっている。可動電極140は、支柱部170を支点(固定端)として、左右の端部(自由端)が上方または下方に移動することにより傾斜する。
図9、10に示すように、可動電極140の上を横切るように、2つのバンプストップ150が設けられる。それぞれのバンプストップ150は、可撓性のあるスプリング部151と、可動電極140の上にY軸方向に延在する直線状の本体部153と、スプリング部151と本体部153とを接続する接続部155とを含む。スプリング部151は、蓋部160に設けられた凹部の側面にそれぞれ固定され、その間で本体部153と接続部155を中空に保持する。蓋部160と素子部180とを接着する(図示せず)ことで、バンプストップ150が可動電極140の上を横切るように配置される。
図9から分かるように、スプリング部151は、蓋部160の側面からY軸方向に突出するように設けられ、2つのスプリング部151は対向するように配置される(X座標、Z座標が同じ)。
本体部153は、好ましくはXZ断面が矩形のロッド状であるが、これに限定されるものではない。本体部153の底面は、可動電極140の表面とほぼ平行となる。接続部155は、例えば本体部153およびスプリング部151に対して直交するように接続され、スプリング部151に本体部153を固定する。
図10に示すように、支柱部170の両側の基板110上には固定電極130がそれぞれ設けられており、可動電極140と固定電極130とで容量素子を形成している。上述のように、支柱部170の両側で、可動電極140の面積が異なるため、Z軸方向の加速度が加わった場合の、2つの容量素子の容量変化をそれぞれ検出することにより、加速度の大きさおよび方向の検出が可能となる。
例えばMEMSセンサ200に下向き(Z軸の負方向)の加速度が加わると、支柱部170を支点として面積が大きい(従って重量が大きな)右側の可動電極140が上方(Z軸の正方向)に移動し、相対的に面積が小さい(従って重量が小さな)左側の可動電極140が下方(Z軸の負方向)に移動する。加速度が大きくて可動電極140の変位が大きい場合は、可動電極140はバンプストップ150の本体部153に当接し、可動電極140の過剰な変位による損傷等を防止できる。
バンプストップ150の本体部153と可動電極140とが当接した場合、バンプストップ150のスプリング部151がねじれて、可動電極140が本体部153を上方に押し上げる。この場合、可動電極140と本体部153との当接部は、図9に示すようなY軸方向に延びる線Qとなり、可動電極140の上面と本体部153の底面が面接触することを防止できる。この結果、可動電極140と本体部153とがファンデワールス力によって固着し、正確な測定ができなくなるという不具合を防止できる。
また、可動電極140が本体部153を押し上げるほど、可撓性のあるスプリング部151にねじれエネルギーが蓄積され、加速度が小さくなった場合に、スプリング部151から離れる方向に本体部153を押し戻し、可動電極140と本体部153とを効率よく離すことができる。
<付記>
本開示は、
基板と、
基板の表面上に設けられ、固定端と自由端とを備え、固定端側から自由端側に向かって長手方向に延びる可動部を含むカンチレバー構造体と、
内側に蓋部凹部が設けられた蓋部と、
蓋部凹部に固定端で固定された可撓性のあるスプリング部と、スプリング部に固定された本体部とを含むバンプストップと、を含み、
基板の表面と蓋部凹部が対向するように基板の上に蓋部を配置することにより、可動部と交差してこれを跨ぐようにバンプストップが配置され、可動部が動くことで、可動部とバンプストップが当接部で当接するMEMSセンサであって、
可動部の長手方向において、スプリング部の固定端に対してバンプストップの当接部が、可動部の固定端側に向かってオフセットされたMEMSセンサである。
バンプストップにより可動部の動作を制限し破損等を防止すると共に、バンプストップと可動部との固着を防止し、正確な測定を可能とする。
本開示では、スプリング部は、蓋部凹部の側面の対向する位置からそれぞれ突出した1組のスプリング部であり、本体部は、スプリング部に両端部が接続され、両端部の間で可動部の固定端側に向かって湾曲した本体部である。
バンプストップと可動部との付着を防止し、両者を効率よく離すことができる。
本開示では、スプリング部は、蓋部凹部の側面の対向する位置からそれぞれ突出した1組のスプリング部であり、本体部は、スプリング部と平行な第1本体部と、第1本体部とスプリング部とをそれぞれ接続する第2本体部である。
同様に、バンプストップと可動部との付着を防止し、両者を効率よく離すことができる。
本開示では、可動部とバンプストップが当接した場合に、バンプストップのスプリング部が拗れて、バンプストップの本体部が押し上げられる。
バンプストップと可動部とが面接触せず付着が防止できると共に、スプリングの拗れを用いてバンプストップと可動部とを効率よく離すことができる。
本開示では、当接部は、点または線である。
バンプストップと可動部とが面接触することによる、ファンデワールス力による両者の固着を防止できる。
本開示では、可動部の長手方向において、スプリング部の固定端に対するバンプストップの当接部の位置と、カンチレバー構造体の固定端に対する自由端の位置とは、逆方向である。
かかる構成により、バンプストップと可動部とが面接触することを防止できる。
本構成では、可動部は、基板の表面に対して法線方向(Z軸方向)の加速度を測定する加速度センサの可動電極である。
加速度センサのZ軸方向の加速度の検出に適用可能である。
本発明は、加速度センサや圧力センサ等のMEMSセンサ、プリンタヘッド、デジタルミラーデバイス等のMEMSデバイスに適用できる。
10 基板
20 凹部
40 容量素子
42 可動電極
44 固定電極
45 構造体
50 バンプストップ
51 スプリング部
52 孔部
53 本体部
60 蓋部
70 凹部
100 MEMSセンサ

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板の表面上に設けられ、固定端と自由端とを備え、固定端側から自由端側に向かって長手方向に延びる可動部を含むカンチレバー構造体と、
    内側に蓋部凹部が設けられた蓋部と、
    前記蓋部凹部に固定端で固定された可撓性のあるスプリング部と、前記スプリング部に固定された本体部とを含むバンプストップと、を含み、
    前記基板の表面と前記蓋部凹部が対向するように前記基板の上に前記蓋部を配置することにより、前記可動部と交差してこれを跨ぐように前記バンプストップが配置され、前記可動部が動くことで、前記可動部と前記バンプストップが当接部で当接するMEMSセンサであって、
    前記可動部の長手方向において、前記スプリング部の固定端に対して前記バンプストップの当接部が、前記可動部の固定端側に向かってオフセットされたMEMSセンサ。
  2. 前記スプリング部は、前記蓋部凹部の側面の対向する位置からそれぞれ突出した1組のスプリング部であり、前記本体部は、前記スプリング部に両端部が接続され、両端部の間で前記可動部の固定端側に向かって湾曲した本体部である請求項1に記載のMEMSセンサ。
  3. 前記スプリング部は、前記蓋部凹部の側面の対向する位置からそれぞれ突出した1組のスプリング部であり、前記本体部は、前記スプリング部と平行な第1本体部と、前記第1本体部と前記スプリング部とをそれぞれ接続する第2本体部である請求項1に記載のMEMSセンサ。
  4. 前記可動部と前記バンプストップが当接した場合に、前記バンプストップのスプリング部が拗れて、前記バンプストップの本体部が押し上げられる請求項1~3のいずれかに記載のMEMSセンサ。
  5. 前記当接部は、点または線である請求項1~3のいずれかに記載のMEMSセンサ。
  6. 前記可動部の長手方向において、前記スプリング部の固定端に対する前記バンプストップの当接部の位置と、前記カンチレバー構造体の固定端に対する自由端の位置とは、逆方向である請求項1~3のいずれかに記載のMEMSセンサ。
  7. 前記可動部は、前記基板の表面に対して法線方向の加速度を測定する加速度センサの可動電極である請求項1~3のいずれかに記載のMEMSセンサ。
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