JP2024096101A - 表示装置 - Google Patents

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JP2024096101A
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ヘジュン ソン
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Abstract

【課題】外部の水分及び酸素の侵入を低減し、表示装置の寿命及び信頼性を向上させる。
【解決手段】本発明の一実施例に係る表示装置は、発光素子が配置された表示領域および表示領域を囲む非表示領域を含む第1基板と、第1基板上に配置され、端部が第1基板の内側に位置する第2基板と、第1基板および第2基板の間に配置される接着層と、第1基板の端部、第2基板の端部および接着層の端部に接しながら配置された透湿防止コーティング膜とを含むことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関し、より詳細には、水分及び酸素の浸透を最小化して寿命及び信頼性が向上した表示装置に関する。
現在、本格的な情報化時代に入るに伴い、電気的情報信号を視覚的に表示する表示装置分野が急速に発展しており、様々な表示装置に対して、薄型化、軽量化及び低消費電力化等の性能を開発させるための研究が続いている。
代表的な表示装置として、液晶表示装置(Liquid Crystal Display device;LCD)、電気湿潤表示装置(Electro-Wetting Display device;EWD)及び有機発光表示装置(Organic Light Emitting Display Device;OLED)等がある。
この中で、有機発光表示装置は、自体発光型表示装置であって、液晶表示装置とは異なり別途の光源が不要であり、軽量薄型に製造が可能である。また、有機発光表示装置は、低電圧駆動により消費電力の側面で有利であるだけではなく、色相具現、応答速度、視野角(viewing angle)、明暗対比比(Contrast Ratio;CR)にも優れており、次世代の表示装置として注目を集めている。
ただし、有機発光表示装置は、発光素子を構成する有機層が熱、水分及び酸素等に非常に脆弱であるという問題がある。そこで、有機発光表示装置の内部に水分及び酸素が浸透できないようにする封止(encapsulation)技術が研究されている。
本発明が解決しようとする課題は、側面部を通した水分及び酸素の侵入を最小化する表示装置を提供することである。
本発明が解決しようとする他の課題は、表示装置の寿命及び信頼性が向上した表示装置を提供することである。
本発明が解決しようとするまた他の課題は、COF(Chip on Film)ボンディング工程中、COFの損傷を最小化する表示装置を提供することである。
本発明の課題は、以上において言及した課題に制限されず、言及されていないまた他の課題は、下記の記載から当業者に明確に理解され得るだろう。
前述したような課題を解決するために、本発明の一実施例に係る表示装置は、発光素子が配置された表示領域および表示領域を囲む非表示領域を含む第1基板と、第1基板上に配置され、端部が第1基板の内側に位置する第2基板と、第1基板および第2基板の間に配置される接着層と、第1基板の端部、第2基板の端部及び接着層の端部に接しながら配置された透湿防止コーティング膜を含むことができる。
前述したような課題を解決するために、本発明の他の実施例に係る表示装置は、発光素子が配置された表示領域および表示領域を囲む非表示領域を含む第1基板と、発光素子上に配置され、複数の無機膜および複数の有機膜が交互に配置される薄膜封止層と、第1基板上に配置され、端部が第1基板の内側に位置する第2基板と、第1基板の下部に配置され、端部が第1基板の外側に位置する偏光板と、第1基板および第2基板の間、第2基板の上面の一部及び第1基板の端部側面まで囲むように配置された側面シーリング部を含むことができる。
前述したような課題を解決するために、本発明のまた他の実施例に係る表示装置は、発光素子が配置された表示領域および表示領域を囲む非表示領域を含む第1基板と、第1基板上に配置された第2基板と、第1基板および第2基板の間に配置される接着層と、接着層を囲むように非表示領域に配置されたダム部とを含み、ダム部は、内部に水平方向に配置される吸湿層を含むことができる。
その他の実施例の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
本発明は、上部基板の上面を覆って側面部に沿って下部基板の末端側面まで覆うように透湿防止コーティング膜を配置することで、表示装置の内部への外部の水分及び酸素の浸透を最小化することができる。
本発明は、上部基板の末端側面を覆う第1側面シーリング部、第1側面シーリングと異なる物質からなり、下部基板の端部側面を覆う第2側面シーリング部、及び第1側面シーリング部と第2側面シーリング部との間に配置された第3側面シーリング部を含む側面シーリング部を配置することで、外部の水分及び酸素が表示装置の内部に浸透することを遮断しながら、フレキシブルフィルムの配置時、フレキシブルフィルムの内部の配線切られ現象を最小化することができる。
本発明は、上部基板と下部基板が重畳する非表示領域に吸湿層を含むダム部を配置することで、外部の水分及び酸素の浸透を遅延して表示装置の寿命及び信頼性を向上させることができる。
本発明に係る効果は、以上において例示された内容により制限されず、さらに多様な効果が本発明内に含まれている。
本発明の一実施例に係る表示装置の平面図である。 本発明の一実施例の表示装置のサブ画素に対する断面図である。 図1のIII-III’に沿った断面図である。 図1のIII-III’に沿った断面図である。 図1のIII-III’に沿った断面図である。 図1のIII-III’に沿った断面図である。 図1のIII-III’に沿った断面図である。 図1のIII-III’に沿った他の断面図である。 図1のIII-III’に沿った他の断面図である。 図1のIII-III’に沿った他の断面図である。 図1のIII-III’に沿った他の断面図である。 図1のIII-III’に沿った他の断面図である。 本発明の他の実施例に係る表示装置の平面図である。 図5のVI-VI’に沿った断面図である。 図5のVI-VI’に沿った断面図である。 図5のVI-VI’に沿った断面図である。 図5のVI-VI’に沿った断面図である。 本発明のまた他の実施例に係る表示装置の平面図である。 図7のVIII-VIII’に沿った断面図である。 本発明のまた他の実施例に係るダム部の配置を例に示す斜視図である。 図9aに示されたダム部の断面図である。
本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すると、明確になるだろう。しかし、本発明は、以下において開示される実施例に制限されるものではなく、互いに異なる多様な形状に具現され、単に、本実施例は、本発明の開示が完全なものとなるようにし、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇により定義されるだけである。
本発明の実施例を説明するための図面に開示された形状、面積、比率、角度、個数等は、例示的なものであるので、本発明は、図示された事項に制限されるものではない。明細書全体にわたって、同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。また、本発明を説明するにあたって、関連した公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨を不要に濁す恐れがあると判断される場合、その詳細な説明は省略する。本発明上において言及された「含む」、「有する」、「なされる」等が使用される場合、「~だけ」が使用されない以上、他の部分が加えられ得る。構成要素を単数で表現した場合、特に明示的な記載事項がない限り、複数を含む場合を含む。
構成要素を解釈するにあたって、別途の明示的な記載がなくても誤差範囲を含むものと解釈する。
位置関係についての説明である場合、例えば、「~上に」、「~上部に」、「~下部に」、「~隣に」等と二部分の位置関係が説明される場合、「すぐ」または「直接」が使用されない以上、二部分の間に一つ以上の他の部分が位置してもよい。
素子または層が他の素子または層の「上(on)」と称されるものは、他の素子のすぐ上または中間に他の層または他の素子を介在した場合をいずれも含む。
また、第1、第2等が多様な構成要素を述べるために使用されるが、これらの構成要素は、これらの用語により制限されない。これらの用語は、単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。従って、以下において言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素であってもよい。
明細書全体にわたって、同じ参照符号は、同じ構成要素を指す。
図面で示された各構成の面積及び厚さは、説明の便宜のために示されたものであり、本発明は、示された構成の面積及び厚さに必ずしも限定されるものではない。
本発明の様々な実施例のそれぞれの特徴は、部分的または全体的に互いに結合または組み合わせ可能であり、技術的に多様な連動及び駆動が可能であり、各実施例が互いに対して独立して実施可能であってもよく、関連関係で共に実施してもよい。
以下においては、添付の図面を参照して、本発明の多様な実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る表示装置の平面図である。
図2は、本発明の一実施例の表示装置のサブ画素に対する断面図である。
図1においては、説明の便宜のために、表示装置100の多様な構成要素のうち第1基板101、複数のフレキシブルフィルム160、印刷回路基板170及び透湿防止コーティング膜180を示している。
図1を参照すると、第1基板101は、表示装置100の他の構成要素を支持するための支持部材である。
第1基板101には、映像を表示するための複数の画素、複数の画素を駆動するための駆動素子、及び複数の画素及び駆動素子に各種の信号を伝達する配線等が配置され得る。
第1基板101は、表示領域AA及び非表示領域NAを含むことができる。
表示領域AAは、複数の画素が配置され、実質的に映像が表示される領域である。表示領域AAには、複数の画素を構成する複数のサブ画素及び複数のサブ画素を駆動するための回路が配置され得る。複数のサブ画素は、表示領域AAを構成する最小単位であり、複数のサブ画素それぞれに発光素子が配置され得る。例えば、複数のサブ画素それぞれには、アノード、有機発光層及びカソードを含む有機発光素子が配置され得るが、これに制限されない。また、複数のサブ画素を駆動するための回路には、駆動素子及び配線等が含まれ得る。例えば、回路は、薄膜トランジスタ、ストレージキャパシタ、ゲート配線、データ配線等からなり得るが、これに制限されない。
このような複数のサブ画素の構成をより詳細に検討する。
図2を参照すると、複数のサブ画素は、第1基板101、無機層110、駆動素子120、平坦化層102、バンク103、保護層105、発光素子150、接着層130及び第2基板140を含むことができる。
第1基板101は、複数の画素が配置された支持基板であり、透明なガラスからなり得る。フレキシブル表示装置を製造するとき、第1基板101は、プラスチック系列の物質のような柔軟な有機物質からなり得る。例えば、第1基板101は、ポリイミド(polyimide)等のような物質で形成され得る。
第1基板101上には、複数の無機絶縁層110が配置され得る。無機絶縁層110は、バッファ層(buffer layer)111、絶縁層112及びゲート絶縁層113を含むことができる。
バッファ層111は、第1基板101または下部の層から流出されるアルカリイオン等のような不純物から各種の電極及び配線を保護するための機能層であり、第1バッファ層111a及び第2バッファ層111bからなる多層構造を有し得るが、これに制限されない。バッファ層111は、シリコン酸化物(SiOx)、シリコン窒化物(SiNx)またはこれらの多層からなり得る。
バッファ層111は、第1基板101に浸透した水分および/または酸素が拡散することを遅延させることができる。また、バッファ層111は、マルチバッファ(multi buffer)および/またはアクティブバッファ(active buffer)を含むことができる。アクティブバッファは、駆動素子120の構成のうち半導体で構成されるアクティブ層121を保護し、第1基板101から流入する多様な種類の欠陥を遮断する機能を果たすことができる。アクティブバッファは、非晶質シリコン(a-Si)等で形成され得る。
駆動素子120は、アクティブ層121、絶縁層112、ゲート電極123、ゲート絶縁層113、ソース電極及びドレイン電極122が順次に配置された形態であってよく、接続電極124を通して発光素子150と電気的に接続され、電流または信号を発光素子150に伝達できる。
アクティブ層121は、バッファ層111上に位置し得る。アクティブ層121は、ポリシリコン(p-Si)で作られ得、この場合、所定の領域が不純物でドーピングされることもある。また、アクティブ層121は、非晶質シリコン(a-Si)からなってもよく、ペンタセン等のような多様な有機半導体物質からなってもよい。さらにアクティブ層121は、酸化物(oxide)半導体からなってもよい。
絶縁層112は、アクティブ層121上に位置し得る。絶縁層112は、シリコン酸化物(SiOx)またはシリコン窒化物(SiNx)等のような絶縁性無機物で形成され得、その他にも絶縁性有機物等で形成されてもよい。
ゲート電極123は、絶縁層112上に位置し得る。ゲート電極123は、多様な導電性物質、例えば、マグネシウム(Mg)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、金(Au)、またはこれらの合金等で形成され得る。
ゲート絶縁層113は、ゲート電極123上に位置し得る。ゲート絶縁層113は、シリコン酸化物(SiOx)またはシリコン窒化物(SiNx)等のような絶縁性物質で形成され得、その他にも絶縁性有機物等で形成されてもよい。
絶縁層112とゲート絶縁層113には、ソース及びドレイン電極122とアクティブ層121が電気的に接続されるためのコンタクトホール(contact hole)が形成され得る。ソース電極及びドレイン電極122は、ゲート絶縁層113上に電極用物質で単一層または多層の構造に形成され得る。必要に応じて、無機絶縁物質で構成された追加の保護層(passivation layer)がソース電極及びドレイン電極122を覆うように形成されてもよい。
図2には示していないが、ゲート絶縁層113上には、カラーフィルタがさらに配置され得る。カラーフィルタは、発光素子150が配置される発光領域に対応して配置され得る。このように、ゲート絶縁層113上に発光領域に対応するようにカラーフィルタが配置される場合、下部発光方式の表示装置の発光にさらに効果的であり得る。
このように構成された駆動素子120上には、平坦化層102が配置され得る。
平坦化層102は、単一の層からなってもよく、図2に示されたように、例えば、第1平坦化層102aと第2平坦化層102bを含む少なくとも二つの層で構成される多層構造を有してもよい。第1平坦化層102aは、駆動素子120を覆うように配置され、駆動素子120のソース電極及びドレイン電極122の一部が露出されるように配置され得る。
例えば、平坦化層102は、非表示領域NAまで延びて配置され得る。
例えば、第1平坦化層102a上には、駆動素子120と発光素子150を電気的に接続するための接続電極124が配置され得る。また、図2においては示していないが、第1平坦化層102a上には、データライン、信号配線等の電線/電極の役割を果たす多様な金属層が配置されてもよい。
また、第1平坦化層102aと接続電極124上には、第2平坦化層102bが配置され得る。
本発明の一実施例に係る表示装置100で平坦化層102が2個の層からなることは、表示装置100が高解像度化されるにつれ各種の信号配線が増加するようになったことに起因する。そこで、全ての配線を最小間隔を確保しながら一つの層に配置しにくく、追加の層(layer)を設けたのである。このような追加の層(例えば、第2平坦化層102b)の追加により配線配置に余裕が生じて、電線/電極配置設計がさらに容易になり得る。また、多層に構成された平坦化層102として誘電物質(dielectric material)が使用されると、平坦化層102は、金属層の間で静電容量(capacitance)を形成する用途に活用することもできる。
第2平坦化層102bは、接続電極124の一部が露出されるように形成され得、接続電極124により駆動素子120のドレイン電極122と発光素子150のアノード151が電気的に接続され得る。
発光素子150は、アノード151、有機層152及びカソード153が順次に配置されて構成され得る。即ち、発光素子150は、平坦化層102上に形成されたアノード151、アノード151上に形成された有機層152、及び有機層152上に形成されたカソード153で構成され得る。有機層152は、複数の有機層が積層されて構成され得る。
アノード151は、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)等の透明導電性物質からなり得る。これは、本発明の一実施例に係る表示装置100が下部発光(bottom emission)方式で具現されるためアノード151が透明導電性物質からなると説明したが、これに制限されるものではない。参考までに、上部発光(top emission)方式の表示装置である場合は、第2基板が透明な材質からなり得、アノード151は、有機層152から発光された光がアノード151に反射して上部方向、即ち、上部のカソード153方向に向かうように、アノード151の下部に反射率の高い不透明な導電物質、例えば、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、金(Au)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、クロム(Cr)またはこれらの合金等からなる反射層が加えられ得る。
平坦化層102上で発光領域を除く残りの領域には、バンク103が形成され得る。例えば、バンク103は、発光領域と対応するようにアノード151を露出させるバンクホールを有し得る。バンク103は、シリコン窒化物(SiNx)、シリコン酸化物(SiOx)のような無機絶縁物質や、BCB、アクリル系樹脂またはイミド系樹脂のような有機絶縁物質からなり得る。例えば、バンク103は、非表示領域NAまで延びて配置され得る。
バンク103により露出されるアノード151上には、有機層152が配置され得る。有機層152は、発光層、電子注入層、電子輸送層、正孔輸送層、正孔注入層等を含むことができる。有機層152は、非表示領域NAに延び得る。
有機層152上には、カソード153が配置され得る。カソード153は、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、マグネシウム(Mg)、パラジウム(Pd)、銅(Cu)等のような金属物質またはこれらの合金からなる群のうちのいずれか一つを含むことができる。または、カソード153は、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)のような透明導電性物質からなる層と、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、マグネシウム(Mg)、パラジウム(Pd)、銅(Cu)等のような金属物質またはこれらの合金からなる層が積層されて構成されてもよく、これに制限されない。一方、上部発光方式の場合に、カソード153は、透明導電性物質を含むことができる。例えば、カソード153は、ITO(Indium Tin Oxide)、IZO(Indium Zinc Oxide)、IGZO(Indium Gallium Zinc Oxide)等からなり得る。カソード153は、非表示領域NAに延び得る。カソード153は、バンク103の末端から一定距離離隔されてバンク103の上面の一部と接し得る。
発光素子150上には、キャッピング層104が配置され得る。キャッピング層104は、外部光の乱反射を減らすために、屈折率及び光吸収率の高い物質からなり得る。キャッピング層104は、有機物からなる有機物層であってよく、必要に応じて省略され得る。
キャッピング層104上には、保護層105が配置され得る。保護層105は、外部の異物、衝撃、水分及び酸素の浸透等から発光素子150を保護することができる。保護層105は、無機物質からなり得、例えば、保護層105は、シリコン酸化物(SiOx)、シリコン窒化物(SiNx)のような無機物質からなり得る。このような保護層105は、必要に応じて省略されてもよい。
保護層105上には、接着層130が配置され得る。接着層130は、第1基板101と第2基板140を互いに接着させることができる。接着層130は、樹脂(resin)からなり、例えば、エポキシ(epoxy)、フェノール(phenol)、アミノ(amino)、不飽和ポリエステル(unsaturated polyester)、ポリイミド(polyimide)、シリコーン(silicone)、アクリル(acryl)、ビニル(vinyl)、オレフィン(olefin)のうちのいずれか一つからなり得る。接着層130は、熱や紫外線、レーザのような高エネルギー硬化方式によって接着がなされてもよく、感圧接着物質(Pressure Sensitive Adhesive、PSA)を利用することで物理的な圧力を加える方式によって接着がなされてもよい。
接着層130上には、第2基板140が配置され得る。第2基板140は、第1基板101より小さな大きさを有し得る。例えば、第2基板140の末端は、第1基板101の内側に位置し得る。第2基板140は、第1基板101と熱膨張係数が異なるので、それによる反りの発生を防止するために熱膨張係数が第1基板101と同一または類似するように具現され得る。そこで、第2基板140は、熱膨張係数の低い鉄とニッケルの合金からなり得る。第2基板140は、ホイル(foil)あるいは金属薄膜の形態を有し得る。即ち、第2基板140は、薄い厚さを有し得、例えば、50μm以上500μm以下であってよい。具体的に、第2基板140の厚さを100μmに作製する場合、第2基板140の体積そのものを減らして第2基板140による第1基板101の反りを最小化することができる。このような第2基板140は、金属基板といえる。
第1基板101の下部には、偏光板190が配置され得る。偏光板190は、選択的に光を透過させて第1基板101に入射する外部光の反射を低減させることができる。例えば、表示装置100は、半導体素子、配線、発光素子等に適用される多様な金属物質が第1基板101上に配置され得る。そこで、第1基板101側に入射した外光は、金属物質から反射し得、外光の反射によって表示装置100の視認性が低減され得る。このとき、外光の反射を防止する偏光板190を第1基板101の下に配置して表示装置100の野外視認性を高めることができる。ただし、偏光板190は、表示装置100の具現例によって省略されてもよい。例えば、他の実施例に係る表示装置は、上部発光方式の表示装置であってもよい。仮に、上部発光方式の表示装置であれば、偏光板190は、第1基板101の下部でない第2基板140の上部に配置され得る。
図1を参照すると、非表示領域NAは、映像が表示されない領域である。
図1においては、非表示領域NAが四角形状の表示領域AAを囲んでいるものと示したが、表示領域AAと非表示領域NAの形態及び配置は、図1に示された例に限定されない。例えば、表示領域AA及び非表示領域NAは、表示装置100を搭載した電子装置のデザインに適した形態であってよい。例えば、表示領域AAの例示的な形態は、五角形、六角形、円形、楕円形等であってもよい。
非表示領域NAには、表示領域AAの発光素子を駆動するための多様な配線及び回路等が配置され得る。例えば、非表示領域NAには、表示領域AAの複数のサブ画素及び回路に信号を伝達するためのリンク配線またはゲートドライバIC、データドライバICのような駆動IC等が配置され得るが、これに制限されない。
表示装置100は、多様な信号を生成するか表示領域AA内に配列された複数の画素を駆動するための多様な付加要素を含むことができる。画素を駆動するための付加要素は、インバータ回路、マルチプレクサ、静電気放電(Electro Static Discharge;ESD)回路等を含むことができる。表示装置100は、画素の駆動以外の機能と関連した付加要素も含むことができる。例えば、表示装置100は、タッチ感知機能、ユーザ認証機能(例:指紋認識)、マルチレベル圧力感知機能、触覚フィードバック(tactile feedback)機能等を提供する付加要素を含むことができる。前記言及された付加要素は、非表示領域NAおよび/または前記接続インターフェースと接続された外部回路に位置し得る。
フレキシブルフィルム160は、延性を有するベースフィルムに各種の部品が配置されたフィルムである。具体的に、フレキシブルフィルム160は、表示領域AAの複数のサブ画素及び回路に信号を供給するためのフィルムであり、第1基板101と電気的に接続され得る。フレキシブルフィルム160は、第1基板101の非表示領域NAの一端に配置され、電源電圧、データ電圧等を表示領域AAの複数のサブ画素及び回路に供給できる。フレキシブルフィルム160の個数は、設計によって多様に変更され得、これに制限されない。
一方、フレキシブルフィルム160には、例えば、ゲートドライバIC、データドライバICのような駆動ICが配置され得る。駆動ICは、映像を表示するためのデータとそれを処理するための駆動信号を処理する部品である。駆動ICは、実装される方式によってチップオングラス(Chip On Glass;COG)、チップオンフィルム(Chip On Film;COF)、テープキャリアパッケージ(Tape Carrier Package;TCP)等の方式で配置され得る。
印刷回路基板170は、フレキシブルフィルム160の一端に配置され、フレキシブルフィルム160と接続され得る。印刷回路基板170は、駆動ICに信号を供給する部品である。印刷回路基板170は、駆動信号、データ信号等のような多様な信号を駆動ICに供給できる。例えば、印刷回路基板170には、データ信号を生成するデータ駆動部が実装されてもよく、生成されたデータ信号は、フレキシブルフィルム160を通して第1基板101の複数のサブ画素及び回路に供給され得る。印刷回路基板170の個数は、設計によって多様に変更され得、これに制限されない。
以上において検討したように、本発明の一実施例に係る表示装置100は、発光素子が配置された第1基板101と、接着層130が貼り付けられた金属薄膜からなる第2基板140を接着する方式で製造される。より具体的に、第1基板101と第2基板140を構成する他の構成要素間をアライン(align)して合着し、合着された第1基板101と第2基板140をモデル別に切断(cutting)して製造される。このような製造過程により表示装置100の外郭側面部から水分及び酸素の侵入が発生し得、それは発光素子150等の不良を誘発して表示装置100の信頼性を低下させ得る。
そこで、本発明の一実施例に係る表示装置100は、外郭側面部から浸透する水分及び酸素の侵入を防止するために、表示装置100の第2基板140の上面を覆って側面部に沿って第1基板101の末端側面まで囲むように配置される透湿防止コーティング膜180がさらに含まれ得る。このような透湿防止コーティング膜180は、次の図3a乃至図3e及び図4a乃至図4eを参照してより詳細に検討する。
図3a乃至図3eは、図1のIII-III’に沿った断面図である。
図4a乃至図4eは、図1のIII-III’に沿った他の断面図である。
図3a、図3c及び図4a、図4cは、発光素子150上に保護層105が配置された場合の表示装置であり、図3b、図3d、図3e及び図4b、図4d、図4eは、発光素子150上に保護層105が配置されていない場合の表示装置を例に挙げて示している。
図3a乃至図3e及び図4a乃至図4eにおいては、説明の便宜のために、表示領域AA内の駆動素子120を概略的に示している。駆動素子120は、発光素子150の下部の各種の構成を含むことができる。また、非表示領域NAもまた各種の構成を含むことができ、説明の便宜のために概略的に示している。
まず、図3aを参照すると、表示装置100は、第1基板101、無機層110、平坦化層102、バンク103、有機層152、カソード153、キャッピング層104、保護層105、接着層130及び第2基板140が順次に積層されて配置され得る。
第1基板101上の無機層110の末端は、第1基板101の末端と第2基板140の末端との間に位置し得る。図3a乃至図4bにおいては、無機層110の末端が接着層130の末端より外側に位置されるものと示されているが、これに制限されるものではなく、無機層110の末端が接着層130の内側に位置されてもよい。
例えば、無機層110上の平坦化層102、バンク103、発光素子150の有機層152とカソード153及びキャッピング層104の末端は、非表示領域NAで第1基板101及び第2基板140の内側に位置し、保護層105は、平坦化層102、バンク103、発光素子150の有機層152とカソード153及びキャッピング層104の末端を覆うように配置され得る。
例えば、保護層105上の接着層130は、末端が無機層110の末端と第2基板140の末端との間に位置し、保護層105の末端は、接着層130の末端内側に位置し得る。
そこで、本発明の一実施例に係る表示装置100の側面部は、第1基板101の末端、無機層110の末端、接着層130の末端及び第2基板140の末端が配置され得る。
透湿防止コーティング膜180は、非表示領域NAで第2基板140の上面の一部を覆いながら表示装置100の側面部に沿って第1基板101の末端の側面まで覆うように配置され得る。例えば、透湿防止コーティング膜180は、非表示領域NAにのみ対応して配置され得、より具体的に、第1基板101の末端、第2基板140の末端、無機層110の末端及び接着層130の末端を接しながら配置され得る。例えば、第2基板140の上面において、透湿防止コーティング膜180の末端は、保護層105の末端と平坦化層102の末端との間に位置し得る。
透湿防止コーティング膜180は、フッ素をプラズマ(plasma)方式でコーティングして形成され得る。例えば、透湿防止コーティング膜180は、四フッ化炭素(CF)ガスをプラズマで活性化して真空チャンバー内でCF高分子状態で表示装置100の第2基板140の上面の一部を覆いながら側面部に沿って第1基板101の末端側面に蒸着されるようにして表示装置100の疎水性が強化され得る。これによって、透湿防止コーティング膜180は、表示装置100の側面部を通した水分及び酸素の浸透を防止できる。
一方、図3Bの表示装置は、図3Aの表示装置100から発光素子150を外部異物、衝撃、水分や酸素の侵入から保護するための保護層105を省略した表示装置である。
一方、図3bの表示装置は、図3aの表示装置100で発光素子150を外部の異物、衝撃、水分及び酸素の浸透等から保護するための保護層105が省略された表示装置である。
即ち、図3bを参照すると、表示装置の非表示領域NAには、第1基板101上に無機層110、平坦化層102、バンク103、有機層152、カソード153、接着層130及び第2基板140が表示領域AAから延びて配置され得る。このような表示装置においても、透湿防止コーティング膜180は、非表示領域NAで第2基板140の上面の一部を覆いながら表示装置100の側面部に沿って第1基板101の末端側面まで覆うように配置され得る。
また、図3cの表示装置は、図3aの表示装置100で側面部を通して水分及び酸素投入を最小化するためにダム185が追加された表示装置である。
即ち、図3cを参照すると、ダム185が非表示領域NAで第1基板101と第2基板140との間に配置され得る。ダム185は、熱硬化剤及び紫外線硬化剤のいずれか一つからなり得る。例えば、ダム185は、熱硬化促進剤及び光開始剤が添加されたエポキシ系またはアクリル系シーリング材のいずれか一つであってよい。
例えば、ダム185は、平面上で表示領域AAを囲むように形成され、接着層130と共に第1基板101と第2基板140を合着して密封できる。そこで、ダム185は、第1基板101と第2基板140が重畳する領域内に配置され得る。このようなダム185は、第1基板101と第2基板140との間、即ち、表示装置100の側面を通して浸透し得る水分及び酸素の投入を遮断することができる。
また、図3dの表示装置は、図3aの表示装置100と比較して薄膜封止層510が追加された表示装置である。
即ち、図3dを参照すると、第1基板101上に配置された発光素子150上には、キャッピング層104が配置され、キャッピング層104上には、薄膜封止層510が配置され得る。薄膜封止層510は、外部の異物、衝撃、水分及び酸素の浸透等から発光素子150を保護することができる。薄膜封止層510は、複数の無機膜511、512、514、515と複数の有機膜513、516を含んで構成され得る。より具体的に、例えば、薄膜封止層510は、第1無機膜511、第2無機膜512、第1有機膜513、第3無機膜514、第4無機膜515及び第2有機膜516の順に積層されて構成され得る。
第1無機膜511、第2無機膜512、第3無機膜514及び第4無機膜515は、無機物質、例えば、シリコン酸化物(SiOx)、シリコン窒化物(SiNx)からなり得る。このうち、例えば、第1無機膜511及び第3無機膜514は、原子層蒸着(ALD)方式で形成され得、この場合、サイドステップカバレッジ(side step coverage)がよく隙間(seam)なしに蒸着され得るが、これに制限されない。
また、第1有機膜513及び第2有機膜516は、有機物質、例えば、オレフィン(olefin)系列のポリエチレン(polyethylene)からなり得る。
このように、図3dの表示装置は、発光素子150上に複数の無機膜511、512、514、515と複数の有機膜513、516からなる薄膜封止層510を配置することでひょっとして浸透した水分及び酸素から発光素子150を効果的に保護することができる。
また、図3eの表示装置は、図3aの表示装置100と比較してダム185及び薄膜封止層510が追加された表示装置である。従って、図3eの表示装置についての詳細な説明は、前述した図3c及び図3dについての説明を参照することができる。
即ち、図3eを参照すると、ダム185が非表示領域NAで第1基板101と第2基板140との間に配置され得る。例えば、ダム185は、平面上で表示領域AAを囲むように形成され、接着層130と共に第1基板101と第2基板140を合着して密封できる。そこで、ダム185は、第1基板101と第2基板140が重畳する領域内に配置され得る。
また、発光素子150上には、キャッピング層104が配置され、キャッピング層104上には、薄膜封止層510が配置され得る。薄膜封止層510は、複数の無機膜511、512、514、515と複数の有機膜513、516を含んで構成され得る。より具体的に、例えば、薄膜封止層510は、第1無機膜511、第2無機膜512、第1有機膜513、第3無機膜514、第4無機膜515及び第2有機膜516の順に積層されて構成され得る。
このように、本発明の一実施例に係る表示装置100は、第2基板140の非表示領域NAの上面を覆いながら表示装置100の側面部に沿って第1基板101の末端の側面まで透湿防止コーティング膜180を配置することで、表示装置100の内部への水分及び酸素の浸透を最小化して表示装置100の信頼性を向上させることができる。
一方、透湿防止コーティング膜180は、非表示領域NAにのみ対応して配置される図3a乃至図3eの実施例とは異なり、表示領域AAまで拡大されて配置され得る。
図4a乃至図4eを参照すると、透湿防止コーティング膜480は、第2基板140の上面全面を覆いながら側面部に沿って第1基板101の末端側面まで配置され得る。例えば、透湿防止コーティング膜480は、表示装置の表示領域AA及び非表示領域NAの全面に対応して配置され得る。そこで、透湿防止コーティング膜480は、表示装置100の第1基板101の下部を除く上面及び両側面を全て覆うように配置され得る。
以下においては、表示装置の側面部を通して水分及び酸素侵入を低減または最小化できる他の構造を有する表示装置について検討する。
図5は、本発明の他の実施例に係る表示装置の平面図である。
図6a及び図6bは、図5のVI-VI’に沿った断面図である。図6c及び図6dは、図5のVI-VI’に沿った他の断面図である。
図5及び図6a乃至図6dの表示装置500は、前述した図1乃至図2、図3a乃至図3e及び図4a乃至図4eの表示装置100と比較して、側面シーリング部580の構成が異なり、他の構成は実質的に同一であるので、簡略に説明略する。
図6a乃至図6dにおいては、説明の便宜のために、表示領域AA内の駆動素子120を概略的に示している。駆動素子120は、発光素子150の下部の各種の構成を含むことができる。また、非表示領域NAもまた各種の構成を含むことができ、説明の便宜のために概略的に示している。
図5乃至図6a乃至図6dを参照すると、本発明の他の実施例に係る表示装置500は、第1基板101、無機層110、駆動素子120、平坦化層102、バンク103、発光素子150、キャッピング層104、薄膜封止層510、接着層130、第2基板140、側面シーリング部580及び偏光板590を含むことができる。
第1基板101の下部には、偏光板590が配置され得る。偏光板590は、選択的に光を透過させて第1基板101に入射する外部光の反射を低減させることができる。
偏光板590は、第1基板101の大きさより大きな大きさを有し得る。
例えば、図6a乃至図6dを参照すると、偏光板590の末端は、第1基板101の末端より外側に位置し得る。これによって、第1基板101の末端側面及び偏光板590の上部の一部に側面シーリング部580の一部の構成を配置できる。
図6aを参照すると、第1基板101上に配置された発光素子150上には、キャッピング層104が配置され、キャッピング層104上には、薄膜封止層510が配置され得る。薄膜封止層510は、外部の異物、衝撃、水分及び酸素の浸透等から発光素子150を保護することができる。薄膜封止層510は、複数の無機膜511、512、514、515と複数の有機膜513、516を含んで構成され得る。より具体的に、例えば、薄膜封止層510は、第1無機膜511、第2無機膜512、第1有機膜513、第3無機膜514、第4無機膜515及び第2有機膜516の順に積層されて構成され得る。
第1無機膜511、第2無機膜512、第3無機膜514及び第4無機膜515は、無機物質、例えば、シリコン酸化物(SiOx)、シリコン窒化物(SiNx)からなり得る。このうち、例えば、第1無機膜511及び第3無機膜514は、原子層蒸着(ALD)方式で形成され得、この場合、サイドステップカバレッジ(side step coverage)がよく隙間(seam)なしに蒸着され得るが、これに制限されない。
第1有機膜513及び第2有機膜516は、有機物質、例えば、オレフィン(olefin)系列のポリエチレン(polyethylene)からなり得る。
一方、図6bを参照すると、発光素子150上にキャッピング層104が配置され、キャッピング層104上に無機絶縁物質からなる保護層105が配置され、保護層105上に薄膜封止層510が配置され得る。即ち、キャッピング層104上には、保護層105と第1無機膜511からなる2個の無機膜が配置され得る。
また、図6cを参照すると、ダム185が非表示領域NAで第1基板101と第2基板140との間に配置され得る。例えば、ダム185は、平面上で表示領域AAを囲むように形成され、接着層130と共に第1基板101と第2基板140を合着して密封できる。そこで、ダム185は、第1基板101と第2基板140が重畳する領域内に配置され得る。例えば、第2基板140は、第1基板101と熱膨張係数が異なるので、それによる反りの発生を防止するために熱膨張係数が第1基板101と同一または類似するように具現され得る。そこで、第2基板140は、熱膨張係数の低い鉄とニッケルの合金からなり得る。第2基板140は、ホイル(foil)あるいは金属薄膜の形態を有し得る。このような第2基板140は、金属基板といえる。ただし、これに制限されず、第2基板140は、ガラスやプラスチックからなってもよい。
また、図6dを参照すると、他の実施例に係る表示装置は、上部発光方式の表示装置であってもよい。仮に、上部発光方式の表示装置であれば、偏光板590は、第1基板101の下部でない第2基板140の上部に配置され得る。この場合、第2基板140は、ガラスや透明なプラスチックからなり得る。
一般に、金属薄膜の形態になされた第2基板と第1基板が接着層により合着されて構成される表示装置は、水分、酸素及び異物等から発光素子を保護するために単一または複数の保護層が発光素子上に配置されるか、保護層が配置されない表示装置もあるが、本発明の他の実施例に係る表示装置500の場合は、複数の無機膜511、512、514、515で発光素子150を保護するための複数の層で構成された保護層を形成し、複数の無機膜511、512、514、515上に有機膜513、516を介在して薄膜封止層510を形成して、外部の水分、酸素及び異物等から発光素子150をより効果的に保護することができる。
例えば、上述の薄膜カプセル化層510は、図3Aおよび図4Aの別の実施形態の保護層105、および図3Bおよび図4Bの別の実施形態のキャッピング層104上に配置されてもよい。
側面シーリング部580は、非表示領域NAに配置され、第2基板140の上面の一部を覆いながら表示装置500の外部側面に沿って第1基板101の末端側面まで覆うように配置され得る。例えば、側面シーリング部580は、第1側面シーリング部581、第2側面シーリング部582及び第3側面シーリング部583を含むことができる。
第1側面シーリング部581は、第2基板140と第1基板101との間に配置され得る。具体的に、第1側面シーリング部581は、第2基板140の上面の一部から第1基板101と第2基板140との間の側面部に沿って第1基板101の上面の一部を覆うように配置され得る。第1側面シーリング部581は、表示装置500の内部に水分、酸素及び異物等の浸透による発光素子150の損傷を遮断するために配置され得る。
第1側面シーリング部581は、シーリング(sealing)材からなり得、例えば、フリット(frit)シーリング材からなり得る。第1側面シーリング部581を構成するフリットシーリング材は、熱硬化剤またはレーザ硬化剤であってよいが、より好ましくは、UVレーザ硬化剤であってよい。第1側面シーリング部581は、第2基板140の上面から第1基板101の間の側面が凸な曲線形をなすように配置され得る。
第2側面シーリング部582は、第1基板101と偏光板590との間に配置され得る。具体的に、第2側面シーリング部582は、第1基板101の上面の一部から第1基板101の末端側面及び偏光板590の上面の一部を覆うように配置され得る。第2側面シーリング部582は、第1基板101のクラックを防止するために配置され得る。
第2側面シーリング部582は、第1側面シーリング部581と異なる物質からなり得、より具体的に、第2側面シーリング部582は、絶縁特性があり、薄く塗布され得るエポキシまたはアクリル系列の樹脂(resin)からなり得る。第2側面シーリング部582をなすエポキシまたはアクリル系列の樹脂は、UVレーザ硬化剤であってよい。第2側面シーリング部582は、第1基板101の側面が丸いコーナー形状または凸な曲線形を有し得るように配置され得る。
第3側面シーリング部583は、第1側面シーリング部581と第2側面シーリング部582との間に配置され得る。第3側面シーリング部583は、第1側面シーリング部581及び第2側面シーリング部582の間の空間を覆って第1側面シーリング部581及び第2側面シーリング部582と接触するように配置され得る。そこで、第3側面シーリング部583は、第1側面シーリング部581及び第2側面シーリング部582の接着性をより強化することができる。また、第3側面シーリング部583によって第1側面シーリング部581と第2側面シーリング部582との間の空間を覆うようにして表示装置500の内部に水分及び酸素の侵入をより最小化されるようにする。
第3側面シーリング部583は、エポキシまたはアクリル系列の樹脂(resin)からなり得る。第3側面シーリング部583をなすエポキシまたはアクリル系列の樹脂は、UVレーザ硬化剤であってよい。
このように、本発明の他の実施例に係る表示装置500は、側面シーリング部580を配置して外部から水分及び酸素が浸透できないようにしながら発光素子150上に複数の無機膜511、512、514、515と複数の有機膜513、516からなる薄膜封止層510を配置することで、どうかして浸透した水分及び酸素から発光素子150を効果的に保護することができる。
本発明の他の実施例に係る表示装置500は、先に説明したように、第2基板140が金属薄膜からなるため、高温駆動時、第2基板140の膨張により第2基板140の末端に突起乃至はこぶが形成され得る。このような場合、第1基板101と第2基板140を合着した後、第1基板101と印刷回路基板180を接続するフレキシブルフィルム170と電気的に接続するとき、フレキシブルフィルム170が第2基板140の末端と接触し得る。そこで、既存の表示装置においては、フレキシブルフィルムに切られが発生してフレキシブルフィルム内の配線等が損傷される問題があるが、本発明の他の実施例に係る表示装置500は、第1基板101及び第2基板140それぞれの末端のコーナー部分が丸いコーナー形状を有するように凸な曲線形状を有するように形成することで、フレキシブルフィルム170の配線の切断などの損傷を防止できる。
以下においては、表示装置の側面部を通して水分及び酸素の侵入を低減または最小化できる他の構造を有する表示装置について検討する。
図7は、本発明のまた他の実施例に係る表示装置の平面図である。
図8は、図7のVIII-VIII’に沿った断面図である。
図9aは、本発明のまた他の実施例に係るダム部の配置を例に示す斜視図である。
図9bは、図9aに示されたダム部の断面図である。
図7乃至図9a及び図9bの表示装置700は、図1乃至図3a、図3b、図3d、図4a、図4b及び図4dの表示装置100と比較してダム部780の構成だけが異なるので、実質的に同一である構成について重複した説明は省略する。
図8においては、説明の便宜のために、表示領域AA内の駆動素子120を概略的に示している。例えば、駆動素子120は、発光素子150の下部の各種の構成を含むことができる。また、非表示領域NAもまた各種の構成を含むことができ、説明の便宜のために概略的に示している。
まず、図7及び図8を参照すると、本発明のまた他の実施例に係る表示装置700は、第1基板101、無機層110、駆動素子120、平坦化層102、バンク103、発光素子150の有機層152及びカソード153、キャッピング層104、接着層130、第2基板140及びダム部780を含むことができる。
第1基板101、無機層110、駆動素子120、平坦化層102、バンク103、発光素子150の有機層152及びカソード153、キャッピング層104、接着層130及び第2基板140は、表示領域AAから非表示領域NAまで延びて配置され得る。先に、図1乃至図6a及び図6b、6c及び図6dにおいては、第2基板140の大きさが第1基板101に比して小さな大きさを有するものと説明したが、本発明のまた他の実施例に係る表示装置700においては、前記の実施例に制限されず、第2基板140は、第1基板101と同じ大きさに形成され得、薄膜金属材質のみからなることなく、ガラスまたは透明なプラスチックからなってもよい。このように、本発明のまた他の実施例に係る表示装置700の第2基板140が透明な材質からなる場合に、また他の実施例に係る表示装置700は、上部発光方式の表示装置であってもよい。仮に、上部発光の表示装置であれば、偏光板190は、第1基板101の下部でない第2基板140の上部に配置され得る。
ダム部780は、非表示領域NAで第1基板101と第2基板140との間に配置され得る。即ち、ダム部780は、平面上で表示領域AAを囲むように形成され、接着層130と共に第1基板101と第2基板140を合着して密封できる。そこで、ダム部780は、第1基板101と第2基板140が重畳する領域内に配置され得る。このようなダム部780は、第1基板101と第2基板140との間、即ち、表示装置700の側面を通して浸透し得る水分及び酸素の侵入を遮断することができる。
図9a及び図9bを参照すると、ダム部780は、ベースダム部781とベースダム部781内に配置された吸湿層782を含むことができる。
ベースダム部781は、第1基板101及び第2基板140それぞれと接触するように配置され、図9a及び図9bに示されたように、内部に配置された吸湿層782を囲むように構成され得る。ベースダム部781は、熱硬化剤及び紫外線硬化剤のいずれか一つからなり得る。例えば、ベースダム部781は、熱硬化促進剤及び光開始剤が添加されたエポキシ系またはアクリル系シーリング材のいずれか一つであってよい。このようなベースダム部781は、第1基板101及び第2基板140の接着力を補強しながら水分及び酸素の侵入を遮断する役割を果たす。
図9aを参照すると、ベースダム部781は、第1基板101上に円筒形状を有するもので配置されるが、ベースダム部781が塗布された第1基板101上に第2基板140が配置されることで、ベースダム部781は、四角形状を有し得る。
吸湿層782は、ベースダム部781の内部に配置され得る。吸湿層782は、図9aに示されたように、第1基板101上に配置されたベースダム部781の内部で水平方向に配置され得る。図9a及び図9bにおいては、吸湿層782がベースダム部781の内部で断面が円状を有するものと示したが、これに制限されるものではない。吸湿層782は、ベースダム部781の内部で四角形状、多角形状等の形状を有し得る。また、ベースダム部781の内部に吸湿層782が一つのみ配置されるものと示したが、これに制限されず、ベースダム部781の内部で複数の吸湿層782が水平方向に配置されてもよい。
吸湿層782は、水分吸着剤からなり得る。吸湿層782は、例えば、酸化アルカリ金属、シリカ、多孔性ゼオライト、その他の有機吸湿剤や無機吸湿剤で作製され得る。水分反応性吸着剤の場合、アルミナ等の金属粉末、金属酸化物、金属塩または五酸化リン(P)等の1種または2種以上の混合物が挙げられ、物理的吸着剤の場合に、シリカ、ゼオライト、チタニア、ジルコニアまたはモンモリロナイト等が挙げられる。金属酸化物の具体的な例としては、酸化リチウム(LiO)、酸化ナトリウム(NaO)、酸化バリウム(BaO)、酸化カルシウム(CaO)または酸化マグネシウム(MgO)等が挙げられる。また、金属塩の例としては、硫酸リチウム(LiSO)、硫酸ナトリウム(NaSO)、硫酸カルシウム(CaSO)、硫酸マグネシウム(MgSO)、硫酸コバルト(CoSO)、硫酸ガリウム(Ga(SO)、硫酸チタン(Ti(SO)または硫酸ニッケル(NiSO)等のような硫酸塩、塩化カルシウム(CaCl)、塩化マグネシウム(MgCl)、塩化ストロンチウム(SrCl)、塩化イットリウム(YCl)、塩化銅(CuCl)、フッ化セシウム(CsF)、フッ化タンタル(TaF)、フッ化ニオブ(NbF)、臭化リチウム(LiBr)、臭化カルシウム(CaBr)、臭化セシウム(CeBr)、臭化セレン(SeBr)、臭化バナジウム(VBr)、臭化マグネシウム(MgBr)、ヨウ化バリウム(BaI)またはヨウ化マグネシウム(MgI)等のような金属ハロゲン化物、または過塩素酸バリウム(Ba(ClO)または過塩素酸マグネシウム(Mg(ClO)等のような金属塩素酸塩等が挙げられるが、これに制限されない。このような吸湿層782は、ダム部780の外形をなすベースダム部781の内部に配置され、外部から浸透した水分及び酸素の侵入を遅延させる役割を果たすことができる。
このようなダム部780の形成過程を簡略に検討すると、ベースダム部781を形成するための第1ディスペンサと吸湿層782を形成するための第2ディスペンサを有するダム形成装置において、第1ディスペンサの第1吐出ノズルと第2ディスペンサの第2吐出ノズルを通して吸湿層782をなす水分吸着剤とベースダム部781をなすシーリング材を同時に吐出して吸湿層782がベースダム部781の内部に位置するように形成することができる。そこで、ベースダム部781の内部に吸湿層782が形成される場合であっても別に吸湿層782を形成するための工程が追加されなくてよい。
このように、本発明のまた他の実施例に係る表示装置700は、吸湿層782が内部に配置されたダム部780を第1基板101と第2基板140との間に配置して、第1基板101と第2基板140の接着力がより向上するようにしながら、外部からの水分及び酸素の侵入を二重で遮断する効果を有し、表示装置700の寿命及び信頼性を向上させることができる。
本発明の実施例に係る表示装置は、下記のように説明され得る。
本発明の一実施例に係る表示装置は、発光素子が配置された表示領域と表示領域を囲む非表示領域を含む第1基板と、第1基板上に配置され、端部が第1基板の内側に位置する第2基板と、第1基板および第2基板の間に配置される接着層と、第1基板の端部、第2基板の端部および接着層の端部に接しながら配置された透湿防止コーティング膜とを含むことができる。
本発明の他の特徴によれば、透湿防止コーティング膜は、第1基板の端部、前記第2基板の端部および接着層の端部にフッ素をプラズマ(plasma)方式でコーティングして配置され得る。
本発明のまた他の特徴によれば、透湿防止コーティング膜は、非表示領域に対応する第2基板の上面の一部を覆うように配置され得る。
本発明のまた他の特徴によれば、透湿防止コーティング膜は、表示領域と非表示領域に対応する第2基板の全面を覆うように配置され得る。
本発明のまた他の特徴によれば、発光素子上に配置され、無機物質からなる保護層をさらに含むことができる。
本発明の他の実施例に係る表示装置は、発光素子が配置された表示領域と表示領域を囲む非表示領域を含む第1基板と、発光素子上に配置され、複数の無機膜と複数の有機膜が交互に配置される薄膜封止層と、第1基板上に配置され、端部が第1基板の内側に位置する第2基板と、第1基板の下部に配置され、端部が第1基板の外側に位置する偏光板と、第1基板と第2基板との間、第2基板の上面の一部及び第1基板の端部側面まで囲むように配置された側面シーリング部とを含むことができる。
本発明の他の特徴によれば、側面シーリング部は、第2基板の上面の一部及び第1基板と第2基板との間を覆うように配置される第1側面シーリング部と、第1基板の上面の一部を覆いながら第1基板の末端を覆うように配置される第2側面シーリング部と、第1側面シーリング部と第2側面シーリング部との間に配置される第3側面シーリング部とを含むことができる。
本発明のまた他の特徴によれば、第1側面シーリング部は、フリット(frit)シーリング材からなり、第2側面シーリング部及び第3側面シーリング部は、エポキシ系列及びアクリル系列のいずれか一つの系列の樹脂からなり得る。
本発明のまた他の特徴によれば、第1側面シーリング部は、第2基板の末端が凸な曲線形を有するように配置され、第2側面シーリング部は、第1基板の末端が凸な曲線形を有するように配置され得る。
本発明のまた他の特徴によれば、薄膜封止層の下部に無機物質からなる保護層をさらに含むことができる。
本発明のまた他の実施例に係る表示装置は、発光素子が配置された表示領域および表示領域を囲む非表示領域を含む第1基板と、第1基板上に配置された第2基板と、第1基板および第2基板の間に配置される接着層と、接着層を囲んで非表示領域に配置されたダム部とを含み、ダム部は、内部に水平方向に配置される吸湿層を含むことができる。
本発明の他の特徴によれば、ダム部は、吸湿層を囲む形状に配置されたベースダム部及びベースダム部の内部に配置される吸湿層を含むことができる。
本発明のまた他の特徴によれば、ベースダム部は、四角形状を有し、吸湿層は、円形状、四角形状及び多角形状のいずれか一つの形状を有し得る。
本発明のまた他の特徴によれば、ベースダム部は、エポキシ系列及びアクリル系列のいずれか一つであるシーリング材からなり、吸湿層は、水分吸着剤からなり得る。
以上、添付の図面を参照して、本発明の実施例をさらに詳細に説明したが、本発明は、必ずしもこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を外れない範囲内で多様に変形実施され得る。従って、本発明に開示された実施例は、本発明の技術思想を制限するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が制限されるものではない。それゆえ、以上において記述した実施例は、全ての面で例示的なものであり、制限的ではないものと理解すべきである。本発明の保護範囲は、下記の請求の範囲によって解釈されるべきであり、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
100:表示装置
101:第1基板
140:第2基板
180:透湿防止コーティング膜

Claims (20)

  1. 発光素子が配置される表示領域、および前記表示領域を囲む非表示領域を含む第1基板と、
    前記第1基板上に配置された第2基板と、
    前記第1基板の一部および前記第2基板の一部に接触するように配置されるコーティング膜とを含むことを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1基板および前記第2基板の間に配置された接着層をさらに含み、
    前記コーティング膜は、前記接着層の一部と接触するように配置されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記コーティング膜は、前記第1基板の端部、前記第2基板の端部、および前記接着層の端部に配置されることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 前記コーティング膜は、前記非表示領域に対応する前記第2基板の上面の少なくとも一部を覆うことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記コーティング膜は、前記表示領域および前記非表示領域に対応する前記第2基板の表面全体を覆うことを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  6. 前記発光素子の上に配置され、無機材料で形成される保護層をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記コーティング膜は、水分および/または酸素の浸透を防止するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記接着層を囲み、前記非表示領域に配置されたダム部をさらに含み、
    前記ダム部は、前記ダム部の内部に配置されるとともに長手方向に沿って延在する吸湿層を含むことを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  9. 前記ダム部は、前記吸湿層を囲むベースダム部を含み、前記ベースダム部の内部に前記吸湿層が配置され、
    前記ベースダム部は、エポキシ系封止材及びアクリル系封止材の少なくとも一方からなり、
    前記吸湿層は、水分吸着剤からなることを特徴とする請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記発光素子上に配置され、複数の無機膜および複数の有機膜を有する薄膜封止層をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  11. 前記薄膜封止層の前記複数の無機膜および前記複数の有機膜は交互に配置されることを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
  12. 発光素子が配置される表示領域、および前記表示領域を囲む非表示領域とを含む第1基板と、
    前記第1基板の上方に配置された第2基板と、
    前記第1基板および前記第2基板の間の空間、前記第2基板の上面の一部、前記第1基板の端部の側面を覆うように配置される側面シーリング部とを含むことを特徴とする表示装置。
  13. 前記第1基板の下方に配置され、端部が前記第1基板の外側に位置する偏光板をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記発光素子上に配置され、複数の無機膜および複数の有機膜を有する薄膜封止層をさらに含むことを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  15. 前記薄膜封止層の前記複数の無機膜および前記複数の有機膜は交互に配置されることを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
  16. 前記側面シーリング部は、前記第2基板の上面の一部と、前記第1基板および前記第2基板の間の空間とを覆うように位置する第1側面シーリング部を含み、前記第1側面シーリング部は、フリットシール材からなることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  17. 前記側面シーリング部は、前記第1基板の上面の一部を覆うとともに、前記第1基板の端部を覆うように位置する第2側面シーリング部を含むことを特徴とする請求項16に記載の表示装置。
  18. 前記側面シーリング部は、前記第1側面シーリング部と前記第2側面シーリング部との間に配置された第3側面シーリング部を含み、
    前記第2側面シーリング部および前記第3側面シーリング部は、エポキシ系樹脂およびアクリル系樹脂の少なくともいずれかからなることを特徴とする請求項17に記載の表示装置。
  19. 前記薄膜封止層の下部において無機物からなる保護層をさらに含むことを特徴とする請求項14に記載の表示装置。
  20. 接着層を囲み、前記非表示領域に配置されるダム部を備え、前記ダム部は、前記ダム部の内部に配置されるとともに長手方向に沿って延在する吸湿層を含み、
    前記ダム部は、記吸湿層を囲むベースダム部を含み、前記吸湿層が前記ベースダム部内に配置され、
    前記ベースダム部は、エポキシ系封止材及びアクリル系封止材の少なくとも一方からなり、
    前記吸湿層は、水分吸着剤からなることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
JP2023222992A 2022-12-30 2023-12-28 表示装置 Pending JP2024096101A (ja)

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