JP2024096015A - 表示装置 - Google Patents

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JP2024096015A
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永 成 ▲チョ▼
池 娥 金
在 康 趙
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エルジー ディスプレイ カンパニー リミテッド
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Abstract

【課題】表示装置においてフレアの発生を抑制する。
【解決手段】本開示の実施形態は、表示装置に関し、より詳細には、曲線状のアノード延長ラインを含むことにより、カメラの使用時に、フレアが発生するのを抑制することができる表示装置を提供することができる。
【選択図】図11

Description

本開示は、表示装置に関する。
技術の発展に伴い、表示装置は、画像表示機能の他に、撮影機能及び各種の感知機能などを提供することができる。このためには、表示装置は、カメラ及び/又は感知センサなどの光学電子装置(受光装置又はセンサともいう)を備えることができる。
光学電子装置は、表示装置の前面からの光を受光しなければならないため、受光が有利なところに設置しなければならない。したがって、従来、表示装置の前面に、カメラ(カメラレンズ)及び感知センサが、露出されるように設けられるしかなかった。このため、表示パネルのベゼルが広くなったり、表示パネルの表示領域に、切り欠き部又は物理的な穴が形成され、そこにカメラ又は感知センサが設けられている。
したがって、前面の光を受け取って、所定の機能を果たすカメラや感知センサなどの光学電子装置が、表示装置に備えられることにより、表示装置の前面部のベゼルが大きくなったり、表示装置の前面設計に制約が生じる可能性がある。
ディスプレイ技術の分野において、表示パネルの表示領域の面積を減少することなく、カメラや感知センサなどの光学電子装置を備えるための技術が研究されている。表示パネルの表示領域の下に、光学電子装置を備え、表示装置の前面に光学電子装置が露出されることなく、光学電子装置が正常に光を受け取ることができる光透過の構造を有する表示装置が提供され得る。しかしながら、このような表示装置の光学電子装置を用いる場合、表示装置の配線構造により光をスムーズに受光しにくいという問題があった。特に、表示領域の下でカメラを使用した場合、表示装置の配線構造により、フレアが発生するという問題があった。したがって、本明細書の発明者らは、表示領域の面積を減らすことなく、カメラを備えながらも、カメラを使用してもフレアの発生を抑制することができる表示装置を発明した。
一般に、本開示は、カメラと共に使用するのに適したディスプレイ装置を提供する。ディスプレイ装置は、ディスプレイ装置の光学領域を通して、光を効果的に伝達するように設計されている。特に、ディスプレイ装置は、曲線状を有するアノード延長ラインを含むことによって、フレアを抑制することができる能力を有することができる。
本開示の実施形態は、表示領域、カソード電極、第1の発光素子、第1のサブピクセル回路部、及びアノード延長ラインを含む表示装置を提供することができる。
表示領域は、第1の光学領域及び第1の光学ベゼル領域を含むことができる。第1の光学ベゼル領域は、第1の光学領域の外郭に位置することができる。表示領域は、第1の光学領域と第1の光学ベゼル領域とを含むことができる。第1の光学ベゼル領域は、第1の光学領域の外側に配置されてもよく、例えば、第1の光学領域を囲んでいてもよい。第1の光学領域は、光を効果的に伝達するように構成することができる。第1の光学領域は、第1の光学ベゼル領域よりも高い透光率を有することができる。第1の光学ベゼル領域は、光を通過させないように構成することができる。表示領域は、さらに一般領域を含むことができる。一般領域は、第1の光学ベゼル領域を囲むことができる。各一般領域、第1の光学領域、及び第1の光学ベゼル領域は、光を発散するように構成することができ、例えば、イメージを表示することができる。即ち、第1の光学領域、第1の光学ベゼル領域、及び一般領域は、装置の表示領域を形成することができる。一般領域は、光を通過させないように構成できる。非表示領域は、表示領域の外側(例えば、周辺端)に設けることができる。非表示領域は、光を発散しないように構成できる。
カソード電極は、第1の光学領域内に複数のカソードホールを含むことができる。カソードホールは、カソードを通って光を伝達するために、拡張された開放孔を含むことができる。カソードは、第1の光学ベゼル領域と一般領域に拡張することができ、第1の光学ベゼル領域と一般領域には、カソードホールがなくてもよい。
第1の発光素子は、第1の光学領域に位置し、第1のアノード電極を含むことができる。第1の発光素子は、光を発散するように構成された要素(例えば、ピクセル又はサブピクセル)であり得る。第1の発光素子は、表示装置で対応する発光領域を定義することができる。
第1のサブピクセル回路部は、第1の光学ベゼル領域に配置することができる。第1のサブピクセル回路部は、第1のサブピクセルを駆動するように構成された回路であり得る。
アノード延長ラインは、第1のサブピクセル回路部と、第1のアノード電極を電気的に接続することができる。アノード延長ラインは、カソードホールと重ならないように配置することができる。
アノード延長ラインの形状は、曲線状であり得る。
アノード延長ラインは、第1の光学領域を横切る第1方向に拡張することができ、各アノード延長ラインは、当該アノード電極との接続点で終端することができる。
単位面積当たりのアノード延長ラインの数は、第1の光学領域の端から、第1の光学領域の中央に向かって減少することができる。
複数のアノード延長ラインは、複数のグループに分けられ、各複数のグループの厚さは、第1の光学領域の端から、第1の光学領域の中央に向かって減少することができる。
本発明は、添付の請求項に定義されている。
本開示によれば、曲線状のアノード延長ラインを含むことで、表示装置の下で提供されるカメラ使用時のフレアの発生を抑制することができる表示装置を提供することができる。
本開示によれば、追加の工程を導入することなく、アノード延長ラインを形成することによって、工程の最適化された表示装置を提供することができる。
本開示の実施形態による表示装置を示す。 本開示の実施形態による表示装置を示す。 本開示の実施形態による表示装置を示す。 本開示の実施形態による表示装置のシステムの構成図である。 本開示の実施形態による表示パネルの概略図である。 本開示の実施形態による表示パネルにおいて、一般領域、第1の光学ベゼル領域、及び第1の光学領域を概略的に示す。 本開示の実施形態による表示パネルにおいて、一般領域、第1の光学ベゼル領域、及び第1の光学領域のそれぞれに配置された発光素子と、発光素子を駆動するためのサブピクセル回路部とを示す。 本開示の実施形態による表示パネルにおいて、一般領域、第1の光学ベゼル領域、及び第1の光学領域のそれぞれに配置された発光素子と、発光素子を駆動するためのサブピクセル回路部とを示す。 本開示の実施形態による表示パネルにおいて、一般領域、光学ベゼル領域及び光学領域の平面図である。 本開示の実施形態による表示パネルの断面図であって、表示パネルの第1の光学ベゼル領域及び第1の光学領域における断面図である。 本開示の実施形態による表示パネルの断面図であって、表示パネルの第1の光学ベゼル領域及び第1の光学領域における断面図である。 本開示の比較例による表示装置の第1の光学領域の平面図である。 本開示の実施形態による表示装置の第1の光学領域の平面図である。 図11に示す平面図の一部領域を拡大した平面図である。 図11に示す平面図の一部領域を拡大した平面図である。 本開示の実施形態によるアノード延長ラインの断面を概略的に示す図である。 本開示の実施形態によるアノード延長ラインの断面を概略的に示す図である。 本開示の実施形態による表示装置の断面図である。 本開示の実施形態による表示装置の断面図である。 本開示の実施形態による表示装置の断面図である。 本開示の実施形態によるアノード延長ラインの形状によるフレア抑制効果を説明する図である。 本開示の実施形態によるアノード延長ラインの形状によるフレア抑制効果を説明する図である。
以下、本開示の一部の実施形態を、例示的な図面を参照して詳細に説明する。各図面の構成要素に参照符号を付け加えるにおいて、同一の構成要素については、たとえ他の図面上に表示されていても、可能な限り同一の符号を付することができる。なお、本開示を説明するに当たって、関連する公知の構成又は機能の具体的な説明が、本開示の要旨を曖昧にすることがあると判断される場合、その詳細な説明は省略する。本明細書上で言及した「含む」、「有する」、「からなる」などが使用される場合、「~のみ」が使用されない限り、他の部分が追加されてもよい。構成要素を単数として表現した場合に、特に明示的な記載事項がない限り、複数が含まれる場合を含むことができる。
また、本開示の構成要素を説明するにあたって、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を使用することができる。これらの用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するための任意のラベルとして用いられたものであるだけで、その用語によって当該構成要素の本質、順番、順序又は数などが限定されない。
構成要素の位置関係についての説明において、2つ以上の構成要素が、「連結」、「結合」又は「接続」されると記載されている場合、2つ以上の構成要素が、直接「連結」、「結合」又は「接続」され得るが、2つ以上の構成要素と他の構成要素とが、さらに「介在」され、「連結」、「結合」又は「接続」されることも可能であることを理解されたい。ここで、他の構成要素は、互いに「連結」、「結合」又は「接続」される2つ以上の構成要素のうち1つ以上に含まれてもよい。
構成要素や、動作方法や作製方法などに関する時間的流れの関係の説明において、例えば、「~後に」、「~に続いて」、「~次に」、「~前に」などで、時間的先後関係又は流れ的前後関係が説明される場合、「直ちに」又は「直接」が使用されていない限り、連続的でない場合も含み得る。
一方、構成要素に関する数値又はその対応情報(例えば、レベルなど)が言及されている場合、別途の明示的な記載がなくても、数値又はその対応情報は、各種要因(例えば、工程上の要因、内部又は外部の衝撃、ノイズなど)によって発生できる誤差の範囲を含むと解釈され得る。
以下、添付の図面を参照して、本開示の様々な実施形態を詳細に説明する。
図1a、図1b及び図1cは、本開示の実施形態による表示装置100を示す。
図1a、図1b及び図1cを参照すると、本開示の実施形態による表示装置100は、映像を表示する表示パネル110と、1つ以上の光学電子装置11、12とを含むことができる。
表示パネル110は、映像が表示される表示領域DAと、映像が表示されない非表示領域NDAとを含むことができる。
表示領域DAには、複数のサブピクセルが配置され、複数のサブピクセルを駆動するための様々な信号ラインが配置されることができる。
非表示領域NDAは、表示領域DAの外側領域であってもよい。非表示領域NDAには、各種信号ラインが配置されることができ、各種駆動回路が接続されることができる。非表示領域NDAは、曲げられ、前面から見えなくなるか、又はケース(図示せず)によって覆われる。非表示領域NDAは、ベゼル(Bezel)又はベゼル領域とも呼ばれる。
図1a、図1b及び図1cを参照すると、本開示の実施形態による表示装置100において、1つ以上の光学電子装置11、12は、表示パネル110とは別個に具備及び設置され、表示パネル110の下部(視聴面の反対側)に位置する電子部品である。
光は、表示パネル110の前面(視聴面)に入り、表示パネル110を透過して、表示パネル110の下部(視聴面の反対側)に位置する1つ以上の光学電子装置11、12に伝達され得る。例えば、表示パネル110を透過する光は、可視光線、赤外線、又は紫外線を含み得る。
一つ以上の光学電子装置11、12は、表示パネル110を透過した光を受信し、受信した光に応じて、所定の機能を行う装置であってもよい。例えば、1つ以上の光学電子装置11、12は、カメラ(イメージセンサ)などの撮像装置、近接センサ、照度センサなどの感知センサなどのうち1つ以上を含み得る。ここで、例えば、感知センサは、赤外線センサであり得る。
図1a、図1b及び図1cを参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110において、表示領域DAは、一般領域NAと、1つ以上の光学領域OA1、OA2とを含み得る。1つ以上の光学領域OA1、OA2は、1つ以上の光学電子装置11、12と重なる領域であり得る。
図1aの例示によれば、表示領域DAは、一般領域NAと第1の光学領域OA1とを含み得る。ここで、第1の光学領域OA1の少なくとも一部は、第1の光学電子装置11と重畳し得る。
図1bの例示によれば、表示領域DAは、一般領域NA、第1の光学領域OA1、及び第2の光学領域OA2を含み得る。図1bの例では、第1の光学領域OA1と第2の光学領域OA2との間には、一般領域NAが存在し得る。ここで、第1の光学領域OA1の少なくとも一部は、第1の光学電子装置11と重なり、第2の光学領域OA2の少なくとも一部は、第2の光学電子装置12と重なり得る。
図1cの例示によれば、表示領域DAは、一般領域NA、第1の光学領域OA1、及び第2の光学領域OA2を含み得る。図1cの例示では、第1の光学領域OA1と第2の光学領域OA2との間には、一般領域NAが存在しない。すなわち、第1の光学領域OA1と第2の光学領域OA2とは、互いに接している。ここで、第1の光学領域OA1の少なくとも一部は、第1の光学電子装置11と重なり、第2の光学領域OA2の少なくとも一部は、第2の光学電子装置12と重なり得る。
一つ以上の光学領域OA1、OA2は、映像表示構造と光透過構造との両方が形成されていなければならない。すなわち、1つ以上の光学領域OA1、OA2は、表示領域DAの一部領域であるので、1つ以上の光学領域OA1、OA2には、映像表示のためのサブピクセルの発光領域が配置されなければならない。そして、1つ以上の光学領域OA1、OA2には、1つ以上の光学電子装置11、12に、光を透過させるための光透過の構造が形成されなければならない。
一つ以上の光学電子装置11、12は、光受信が必要な装置であるが、表示パネル110の後方(下、視聴面の反対側)に位置し、表示パネル110を透過した光を受信するようになる。一つ以上の光学電子装置11、12は、表示パネル110の前面(視聴面)に露出されない。したがって、ユーザが表示装置110の前面を見るとき、光学電子装置11、12は、ユーザに見えない。
例えば、第1の光学電子装置11は、カメラであってもよく、第2の光学電子装置12は、近接センサ、照度センサなどの感知センサであってもよい。例えば、感知センサは、赤外線を感知する赤外センサであり得る。逆に、第1の光学電子装置11が感知センサであってもよく、第2の光学電子装置12は、カメラであってもよい。
以下、説明の便宜上、第1の光学電子装置11がカメラであり、第2の光学電子装置12は、赤外線ベースの感知センサであることを例として説明する。ここで、カメラは、カメラレンズ又はイメージセンサであり得る。
第1の光学電子装置11がカメラの場合、このカメラは、表示パネル110の後方(下部)に位置するが、表示パネル110の前面方向を撮影する前面カメラ(Front camera)であってもよい。したがって、ユーザは、表示パネル110の視聴面を見ながら、視聴面に見えないカメラに介して、撮影することができる。
表示領域DAに含まれる一般領域NA及び1つ以上の光学領域OA1、OA2は、映像表示の可能な領域であるが、一般領域NAは、光透過の構造が形成される必要のない領域であり、1つ以上の光学領域OA1、OA2は、光透過の構造が形成されるべき領域である。
したがって、1つ以上の光学領域OA1、OA2は、一定のレベル以上の透過率を有するべきであり、一般領域NAは、光透過性を有さないか、又は一定のレベル未満の低い透過率を有することができる。
例えば、1つ以上の光学領域OA1、OA2と、一般領域NAとは、解像度、サブピクセル配置構造、単位面積当たりのサブピクセル数、電極構造、ライン構造、電極配置構造、又はライン配置構造などが、互いに異なっていてもよい。
例えば、1つ以上の光学領域OA1、OA2における単位面積当たりのサブピクセル数は、一般領域NAにおける単位面積当たりのサブピクセル数より小さくてもよい。すなわち、1つ以上の光学領域OA1、OA2の解像度は、一般領域NAの解像度より低くてもよい。ここで、単位面積当たりのサブピクセル数は、解像度又はピクセル密度又はピクセル集積度と同じ意味であり得る。例えば、単位面積当たりのサブピクセル数の単位は、1インチ(inch)内のピクセル数を意味するPPI(Pixels Per Inch)とも言える。
例えば、第1の光学領域OA1内の単位面積当たりのサブピクセル数は、一般領域NA内の単位面積当たりのサブピクセル数より少なくてもよい。第2の光学領域OA2内の単位面積当たりのサブピクセル数は、第1の光学領域OA1内の単位面積当たりのサブピクセル数以上であり、一般領域NA内の単位面積当たりのサブピクセル数より少なくてもよい。
一方、第1の光学領域OA1と第2の光学領域OA2のうち少なくとも1つの透過率を高めるための1つの方法として、前述したように、ピクセル密集度差分設計方式を適用することができる。ピクセル密集度差分設計方式によれば、第1の光学領域OA1と第2の光学領域OA2のうち少なくとも1つの単位面積当たりのサブピクセル数が、一般領域NAの単位面積当たりのサブピクセル数より少ないように、表示パネル110を設計することができる。
しかしながら、場合によっては、これとは異なり、第1の光学領域OA1と第2の光学領域OA2のうち少なくとも1つの透過率を高めるための他の方法として、ピクセルサイズ差分設計方式を適用することができる。ピクセルサイズ差分設計方式によれば、第1の光学領域OA1及び第2の光学領域OA2のうち少なくとも1つの単位面積当たりのサブピクセル数が、一般領域NAの単位面積当たりのサブピクセル数と同一又は類似であるものの、第1の光学領域OA1及び第2の光学領域OA2のうち少なくとも1つに配置された各サブピクセルSPのサイズ(すなわち、発光領域サイズ)が、一般領域NAに配置された各サブピクセルSPのサイズ(すなわち、発光領域のサイズ)より小さくなるように、表示パネル110を設計することができる。
以下、説明の便宜のために、第1の光学領域OA1と第2の光学領域OA2のうち少なくとも1つの透過率を高めるための2つの方法(ピクセル密集度差分設計方式、ピクセルサイズ差分設計方式)のうち、ピクセル密集度差分設計方式が適用されたものと仮定して説明する。したがって、以下では、単位面積当たりのサブピクセル数が少ないことは、サブピクセルのサイズが小さいことと対応する表現であり得、単位面積当たりのサブピクセル数が多いことは、サブピクセルのサイズが大きいことと対応する表現であり得る。
第1の光学領域OA1は、円形、楕円形、四角形、六角形、又は八角形などの様々な形状を有することができる。第2の光学領域OA2は、円形、楕円形、四角形、六角形、又は八角形などの様々な形状を有することができる。第1の光学領域OA1及び第2の光学領域OA2は、同じ形状を有してもよく、異なる形状を有してもよい。
図1cを参照すると、第1の光学領域OA1及び第2の光学領域OA2が接している場合、第1の光学領域OA1及び第2の光学領域OA2を含む全光学領域も、円形、楕円形、四角形、六角形、又は八角形などの様々な形状を有することができる。以下、説明の便宜のために、第1の光学領域OA1及び第2の光学領域OA2は各々、円形であることを例にする。
本開示の実施形態による表示装置100において、外部に露出せず、表示装置100の下部に隠れている第1の光学電子装置11が、カメラである場合、本開示の実施形態による表示装置100は、UDC(Under Display Camera)技術が適用されたディスプレイと言える。
これによれば、本開示の実施形態による表示装置100の場合、表示パネル110に、カメラ露出のためのノッチ(Notch)又はカメラホールが形成されなくてもよいため、表示領域DAの面積の減少は、発生しない。これにより、表示パネル110にカメラ露出のためのノッチ(Notch)又はカメラホールが形成されなくてもよいため、ベゼル領域のサイズを減少することができ、設計の制約事項がなくなり、デザイン設計の自由度が高まり得る。
本開示の実施形態による表示装置100では、1つ以上の光学電子装置11、12が、表示パネル110の後方に隠れて配置されているにもかかわらず、1つ以上の光学電子装置11、12は、正常に光を受信して、所定の機能を正常に実行できなければならない。
また、本開示の実施形態による表示装置100では、1つ以上の光学電子装置11、12が、表示パネル110の後方に隠れて配置され、表示領域DAと重なって配置されているにもかかわらず、表示領域DAにおいて、1つ以上の光学電子装置11、12と重なる1つ以上の光学領域OA1、OA2で、正常の映像表示が可能でなければならない。
以上で言及した第1の光学領域OA1は、透過可能な領域として設計されているので、第1の光学領域OA1における映像表示特性は、一般領域NAにおける映像表示特性と異なっていてもよい。
また、第1の光学領域OA1の設計時に、映像表示特性を改善するための設計をすると、第1の光学領域OA1の透過率が低下する可能性もある。
したがって、本開示の実施形態は、第1の光学領域OA1と一般領域NAとの間の映像品質のばらつきが発生せず、第1の光学領域OA1における透過率を向上させることができる第1の光学領域OA1の構造を提示する。
さらに、本開示の実施形態は、第1の光学領域OA1だけでなく、第2の光学領域OA2に対しても、第2の光学領域OA2における映像品質を向上させ、第2の光学領域OA2における透過率を向上させることができる第2の光学領域OA2の構造を提示する。
なお、本開示の実施形態による表示装置100において、第1の光学領域OA1と第2の光学領域OA2とは、光透過可能領域である点で同様であるが、活用例が異なっていてもよい。したがって、本開示の実施形態による表示装置100では、第1の光学領域OA1の構造と、第2の光学領域OA2の構造とは、互いに異なるように設計されてもよい。
図2は、本開示の実施形態による表示装置100のシステム構成図である。
図2を参照すると、表示装置100は、映像表示のための構成要素であって、表示パネル110とディスプレイ駆動回路とを含み得る。
ディスプレイ駆動回路は、表示パネル110を駆動するための回路であり、データ駆動回路220、ゲート駆動回路230、及びディスプレイコントローラ240などを含み得る。
表示パネル110は、映像が表示される表示領域DAと、映像が表示されない非表示領域NDAとを含み得る。非表示領域NDAは、表示領域DAの外郭領域であってもよく、ベゼル領域とも言える。非表示領域NDAの全部又は一部は、表示装置100の前面から見える領域であるか、曲げられて表示装置100の前面から見えない領域でもあり得る。
表示パネル110は、基板SUBと、基板SUB上に配置された複数のサブピクセルSPとを含み得る。さらに、表示パネル110は、複数のサブピクセルSPを駆動するために、様々な種類の信号ラインをさらに含み得る。
本開示の実施形態による表示装置100は、液晶表示装置などであってもよく、表示パネル110が自己発光する自発光表示装置であってもよい。本開示の実施形態による表示装置100が、自発光表示装置である場合、複数のサブピクセルSPのそれぞれは、発光素子を含み得る。例えば、本開示の実施形態による表示装置100は、発光素子が有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)で構成された有機発光表示装置であってもよい。他の例として、本開示の実施形態による表示装置100は、発光素子が無機物ベースの発光ダイオードで構成された無機発光表示装置であってもよい。さらに別の例として、本開示の実施形態による表示装置100は、発光素子が自ら光を出す半導体結晶である量子ドット(Quantum Dot)で構成された量子ドット表示装置であってもよい。
表示装置100のタイプによって、複数のサブピクセルSPのそれぞれの構造が変わり得る。例えば、表示装置100が、サブピクセルSPの光を自ら出す自発光表示装置の場合、各サブピクセルSPは、自ら光を出す発光素子、1つ以上のトランジスタ、及び1つ以上のキャパシタを含み得る。
例えば、いくつかの種類の信号ラインは、データ信号(データ電圧又は映像信号ともいう)を伝達する複数のデータラインDL、及び、ゲート信号(スキャン信号ともいう)を伝達する複数のゲートラインGLなどを含み得る。
複数のデータラインDLと複数のゲートラインGLとは、互いに交差することができる。複数のデータラインDLのそれぞれは、第1方向に延びながら配置されることができる。複数のゲートラインGLの各々は、第1方向と垂直であってもよい第2方向に延びながら配置されることができる。ここで、第1方向は、列(Column)方向であり、第2方向は、行(Row)方向であり得る。又は、第1方向は、行方向であってもよく、第2方向は、列方向であってもよい。
データ駆動回路220は、複数のデータラインDLを駆動するための回路であり、複数のデータラインDLに、データ信号を出力することができる。ゲート駆動回路230は、複数のゲートラインGLを駆動するための回路であって、複数のゲートラインGLに、ゲート信号を出力することができる。
ディスプレイコントローラ240は、データ駆動回路220及びゲート駆動回路230を制御するための装置であって、複数のデータラインDLに対する駆動タイミングと、複数のゲートラインGLに対する駆動タイミングとを制御することができる。
ディスプレイコントローラ240は、データ駆動回路220を制御するために、データ駆動制御信号DCSをデータ駆動回路220に供給し、ゲート駆動回路230を制御するために、ゲート駆動制御信号GCSをゲート駆動回路230に供給することができる。
ディスプレイコントローラ240は、ホストシステム250から入力映像データを受信し、入力映像データに基づいて、映像データDataをデータ駆動回路220に供給することができる。
データ駆動回路220は、ディスプレイコントローラ240からデジタル形式の映像データDataを受信し、受信した映像データDataをアナログ形式のデータ信号に変換して、複数のデータラインDLに出力することができる。
ゲート駆動回路230は、各種のゲート駆動制御信号GCSとともに、ターンオンレベル電圧に対応する第1のゲート電圧、及び、ターンオフレベル電圧に対応する第2のゲート電圧を供給され、ゲート信号を生成し、生成されたゲート信号を複数のゲートラインGLに供給することができる。
例えば、データ駆動回路220は、テープオートメイテッドボンディング(TAB:Tape Automated Bonding)方式で、表示パネル110と接続されるか、チップオンガラス(COG:Chip On Glass)又はチップオンパネル(COP:Chip On Panel)方式で、表示パネル110のボンディングパッド(Bonding Pad)に接続されるか、チップオンフィルム(COF:Chip On Film)方式で構成されて、表示パネル110と接続され得る。
ゲート駆動回路230は、テープオートメイテッドボンディング(TAB)方式で、表示パネル110と接続されるか、チップオンガラス(COG)又はチップオンパネル(COP)方式で、表示パネル110のボンディングパッド(Bonding Pad)に接続されるか、チップオンフィルム(COF)方式に従って表示パネル110と接続され得る。又は、ゲート駆動回路230は、ゲートインパネル(GIP:Gate In Panel)タイプで、表示パネル110の非表示領域NDAに形成されてもよい。ゲート駆動回路230は、基板上に配置されてもよく、基板に接続されてもよい。すなわち、ゲート駆動回路230は、GIPタイプの場合、基板の非表示領域NDAに配置することができる。ゲート駆動回路230は、チップオンガラス(COG)タイプ、チップオンフィルム(COF)タイプなどであれば、基板に接続することができる。
一方、データ駆動回路220及びゲート駆動回路230のうち少なくとも1つの駆動回路は、表示パネル110の表示領域DAに配置されてもよい。例えば、データ駆動回路220及びゲート駆動回路230のうち少なくとも1つの駆動回路は、サブピクセルSPと重ならないように配置されてもよく、サブピクセルSPと一部又は全体が重なるように配置されてもよい。
データ駆動回路220は、表示パネル110の一側(例えば、上側又は下側)に接続されてもよい。駆動方式、パネル設計方式等に応じて、データ駆動回路220は、表示パネル110の両側(例えば、上側と下側)に全て接続されるか、表示パネル110の4側面のうち2以上の側面に接続されることもある。
ゲート駆動回路230は、表示パネル110の一側(例えば、左側又は右側)に接続されてもよい。駆動方式、パネル設計方式等に応じて、ゲート駆動回路230は、表示パネル110の両側(例えば、左側と右側)に全て接続されるか、又は表示パネル110の4側面のうち2以上の側面に接続されることもある。
ディスプレイコントローラ240は、データ駆動回路220とは別個の構成要素として構成することができ、又はデータ駆動回路220と統合して、集積回路として構成することができる。
ディスプレイコントローラ240は、通常のディスプレイ技術で使用されるタイミングコントローラ(Timing Controller)であってもよく、タイミングコントローラを含めて、他の制御機能をさらに実行できる制御装置であってもよく、又はタイミングコントローラとは異なる制御装置であってもよく、又は制御装置内の回路であってもよい。ディスプレイコントローラ240は、IC(Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、又はプロセッサ(Processor)などの様々な回路や電子部品として実現することができる。
ディスプレイコントローラ240は、プリント回路基板、フレキシブルプリント回路などに実装され、プリント回路基板、フレキシブルプリント回路などを介して、データ駆動回路220及びゲート駆動回路230と電気的に接続することができる。
ディスプレイコントローラ240は、所定の1つ以上のインタフェースに従って、データ駆動回路220と信号を送受信することができる。例えば、インタフェースは、LVDS(Low Voltage Differential Signaling)インタフェース、EPI(Embedded Clock Point-Point Interface)、SPI(Serial Peripheral Interface)などを含み得る。
本開示の実施形態による表示装置100は、映像表示機能だけでなく、タッチセンシング機能をさらに提供するために、タッチセンサと、タッチセンサをセンシングして、指やペンなどのタッチオブジェクトによって、タッチが発生したかを検出したり、タッチ位置を検出するタッチセンシング回路を含み得る。
タッチセンシング回路は、タッチセンサを駆動しセンシングして、タッチセンシングデータを生成し出力するタッチ駆動回路260と、タッチセンシングデータを用いて、タッチ発生を感知したり、タッチ位置を検出できるタッチコントローラ270などを含み得る。
タッチセンサは、複数のタッチ電極を含み得る。タッチセンサは、複数のタッチ電極と、タッチ駆動回路260とを電気的に接続するための複数のタッチラインをさらに含み得る。
タッチセンサは、表示パネル110の外部に、タッチパネルの形態で存在してもよく、表示パネル110の内部に存在してもよい。タッチセンサが、タッチパネルの形態で表示パネル110の外部に存在する場合、タッチセンサは、外装型と呼ばれる。タッチセンサが外装型の場合、タッチパネルと表示パネル110とは、別々に作製され、組み立て過程で結合することができる。外装型のタッチパネルは、タッチパネル用基板及びタッチパネル用基板上の複数のタッチ電極などを含み得る。
タッチセンサが、表示パネル110の内部に存在する場合、表示パネル110の作製工程中に、ディスプレイ駆動に関連する信号ライン及び電極等とともに、基板SUB上にタッチセンサが形成され得る。
タッチ駆動回路260は、複数のタッチ電極のうち少なくとも1にタッチ駆動信号を供給し、複数のタッチ電極のうち少なくとも1つをセンシングして、タッチセンシングデータを生成することができる。
タッチセンシング回路は、セルフキャパシタンス(Self-Capacitance)センシング方式、又は、ミューチュアル-キャパシタンス(Mutual-Capacitance)センシング方式で、タッチセンシングを行うことができる。
タッチセンシング回路が、セルフキャパシタンスセンシング方式でタッチセンシングを行う場合、タッチセンシング回路は、各タッチ電極とタッチオブジェクト(例えば、指、ペンなど)との間のキャパシタンスに基づいて、タッチセンシングを行うことができる。セルフキャパシタンスセンシング方式によれば、複数のタッチ電極のそれぞれは、駆動タッチ電極の役割も、センシングタッチ電極の役割も果たすことができる。タッチ駆動回路260は、複数のタッチ電極の全部又は一部を駆動し、複数のタッチ電極の全部又は一部をセンシングすることができる。
タッチセンシング回路が、ミューチュアルキャパシタンスセンシング方式でタッチセンシングを行う場合、タッチセンシング回路は、タッチ電極間のキャパシタンスに基づいて、タッチセンシングを行うことができる。ミューチュアルキャパシタンスセンシング方式によれば、複数のタッチ電極は、駆動タッチ電極とセンシングタッチ電極とに分けられる。タッチ駆動回路260は、駆動タッチ電極を駆動し、センシングタッチ電極をセンシングすることができる。
タッチセンシング回路に含まれるタッチ駆動回路260及びタッチコントローラ270は、別々の装置で実現されてもよく、1つの装置で実現されてもよい。また、タッチ駆動回路260とデータ駆動回路220とは、別々の装置で実現されてもよく、1つの装置で実現されてもよい。
表示装置100は、ディスプレイ駆動回路及び/又はタッチセンシング回路に、各種電源を供給する電源供給回路などをさらに含み得る。
本開示の実施形態による表示装置100は、スマートフォン、タブレット等の携帯端末であってもよく、多様なサイズのモニタやテレビ(TV)等であってもよく、これに限定されず、情報や映像を表出できる多様なタイプ、多様なサイズのディスプレイであり得る。
前述のように、表示パネル110における表示領域DAは、一般領域NAと、1つ以上の光学領域OA1、OA2とを含み得る。一般領域NA及び1つ以上の光学領域OA1、OA2は、映像表示が可能な領域である。しかしながら、一般領域NAは、光透過構造が形成される必要のない領域であり、1つ以上の光学領域OA1、OA2は、光透過構造が形成されるべき領域である。
前述のように、表示パネル110における表示領域DAは、一般領域NAとともに、1つ以上の光学領域OA1、OA2を含み得るが、説明の便宜のために、表示領域DAが、第1の光学領域OA1と第2の光学領域OA2の両方を含む場合(図1b、図1c)を仮定する。
図3は、本開示の実施形態による表示パネル110の概略図である。
図3を参照すると、表示パネル110の表示領域DAには、複数のサブピクセルSPが配置され得る。複数のサブピクセルSPは、表示領域DAに含まれる一般領域NA、第1の光学領域OA1、及び第2の光学領域OA2に配置され得る。
図3を参照すると、複数のサブピクセルSPのそれぞれは、発光素子EDと、発光素子EDを駆動するように構成されたサブピクセル回路部SPCとを含み得る。
図3を参照すると、サブピクセル回路部SPCは、発光素子EDを駆動するための駆動トランジスタDT、駆動トランジスタDTの第1のノードN1に、データ電圧Vdataを伝達するためのスキャントランジスタST、及び1フレームの間、一定の電圧を維持するためのストレージキャパシタCstなどを含み得る。
駆動トランジスタDTは、データ電圧が印加され得る第1のノードN1、発光素子EDと電気的に接続される第2のノードN2、及び駆動電圧ラインDVLから、駆動電圧ELVDDが印加される第3のノードN3を含み得る。駆動トランジスタDTにおいて、第1のノードN1は、ゲートノードであり、第2のノードN2は、ソースノード又はドレインノードであり、第3のノードN3は、ドレインノード又はソースノードであり得る。以下では、説明の便宜上、駆動トランジスタDTにおいて、第1のノードN1は、ゲートノードであり、第2のノードN2は、ソースノードであり、第3のノードN3は、ドレインノードである場合を例に挙げる。
発光素子EDは、アノード電極AE、発光層EL及びカソード電極CEを含み得る。アノード電極AEは、各サブピクセルSPに配置されるピクセル電極であり、各サブピクセルSPの駆動トランジスタDTの第2のノードN2と電気的に接続され得る。カソード電極CEは、複数のサブピクセルSPに共通に配置される共通電極であり、ベース電圧ELVSSが印加され得る。
例えば、アノード電極AEは、ピクセル電極であり、カソード電極CEは、共通電極であり得る。逆に、アノード電極AEは、共通電極であり、カソード電極CEは、ピクセル電極であり得る。以下では、説明の便宜のために、アノード電極AEは、ピクセル電極であり、カソード電極CEは、共通電極であると仮定する。
発光素子EDは、所定の発光領域EAを有することができ、発光素子EDの発光領域EAは、アノード電極AE、発光層EL及びカソード電極CEが重なる領域と定義することができる。
例えば、発光素子EDは、有機発光ダイオード(OLED:Organic Light Emitting Diode)、無機発光ダイオード、又は量子ドット発光素子などであってもよい。発光素子EDが、有機発光ダイオードの場合、発光素子EDにおける発光層ELは、有機物が含まれている有機発光層ELを含み得る。
スキャントランジスタSTは、ゲートラインGLを介して印加されるゲート信号のスキャン信号SCANによって、オン-オフが制御され、駆動トランジスタDTの第1のノードN1とデータラインDLとの間に電気的に接続することができる。
ストレージキャパシタCstは、駆動トランジスタDTの第1のノードN1と、第2のノードN2との間に電気的に接続され得る。
サブピクセル回路部SPCは、図3に示すように、2つのトランジスタDT、STと、1つのキャパシタCstとを含む2T(Transistor)1C(Capacitor)構造を有してもよく、場合によっては、1つ以上のトランジスタをさらに含んでもよく、又は1つ以上のキャパシタをさらに含んでもよい。
ストレージキャパシタCstは、駆動トランジスタDTの第1のノードN1と、第2のノードN2との間に存在し得る内部キャパシタ(Internal Capacitor)である寄生キャパシタ(例えば、Cgs、Cgd)ではなく、駆動トランジスタDTの外部に意図的に設計した外部キャパシタ(External Capacitor)であり得る。駆動トランジスタDT及びスキャントランジスタSTのそれぞれは、n型トランジスタでも、p型トランジスタでもよい。
各サブピクセルSP内の回路素子(特に、有機物を含む有機発光ダイオードOLEDで構成された発光素子ED)は、外部の水分や酸素などに脆弱であるため、外部の水分や酸素が、回路素子(特に、発光素子ED)へ浸透することを防止するための封止層ENCAPを、表示パネル110に配置することができる。封止層ENCAPは、発光素子EDを覆うように配置することができる。
図4は、本開示の実施形態による表示パネル110において、一般領域NA、第1の光学ベゼル領域OBA1、及び第1の光学領域OA1を概略的に示す。
図4を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110は、映像が表示される表示領域DAと、映像が表示されない非表示領域NDAとを含み得る。
図4を参照すると、表示領域DAは、第1の光学領域OA1、第1の光学ベゼル領域OBA1、及び一般領域NAを含み得る。
図4を参照すると、第1の光学領域OA1は、第1の光学電子装置11と重なる領域であり、第1の光学電子装置11の動作に必要な光が透過できる透過可能領域であり得る。ここで、第1の光学領域OA1を透過する光は、単一波長帯域の光を含んでもよく、様々な波長帯域の光を含んでもよい。例えば、第1の光学領域OA1を透過する光は、可視光線、赤外線、又は紫外線などのうち1つ以上の光を含み得る。例えば、第1の光学電子装置11がカメラの場合、第1の光学領域OA1を透過して、第1の光学電子装置11で利用される光は、可視光線を含み得る。別の例として、第1の光学電子装置11が、赤外線ベースのセンサである場合、第1の光学領域OA1を透過して、第1の光学電子装置11で利用される光は、赤外線(赤外線光ともいう)を含み得る。
図4を参照すると、第1の光学ベゼル領域OBA1は、第1の光学領域OA1の外郭に位置する領域であってもよい。一般領域NAは、第1の光学ベゼル領域OBA1の外郭に位置する領域であってもよい。第1の光学ベゼル領域OBA1は、第1の光学領域OA1と一般領域NAとの間に配置されてもよい。
例えば、第1の光学ベゼル領域OBA1は、第1の光学領域OA1の一部の境界の外郭のみに配置されてもよく、第1の光学領域OA1の全境界の外郭に配置されてもよい。
第1の光学ベゼル領域OBA1が、第1の光学領域OA1の全境界の外郭に配置される場合、第1の光学ベゼル領域OBA1は、第1の光学領域OA1を囲むリング形状を有することができる。
例えば、第1の光学領域OA1は、円形、楕円形、多角形、又は不規則な形状などの様々な形状を有することができる。第1の光学ベゼル領域OBA1は、様々な形状を有する第1の光学領域OA1を囲む様々なリング形状(例えば、リング形状、楕円リング形状、多角形リング形状、又は不規則なリング形状など)を有することができる。
図4を参照すると、表示領域DAは、複数の発光領域EAを含み得る。第1の光学領域OA1、第1の光学ベゼル領域OBA1、及び一般領域NAは、表示領域DAに含まれる領域であるため、第1の光学領域OA1、第1の光学ベゼル領域 OBA1及び一般領域NAのそれぞれは、複数の発光領域EAを含み得る。
例えば、複数の発光領域EAは、第1色の光を発光する第1色発光領域、第2色の光を発光する第2色発光領域、及び第3色の光を発光する第3色発光領域を含み得る。
第1色発光領域、第2色発光領域、及び第3色発光領域のうち少なくとも1つは、残りとは異なる面積を有することができる。
第1色、第2色、及び第3色は、異なる色として様々な色であり得る。例えば、第1色、第2色、及び第3色は、赤色、緑色、及び青色を含み得る。
以下では、説明の便宜のために、第1色は、赤色であり、第2色は、緑色であり、第3色は、青色である場合を例に挙げる。しかし、これに限定されない。
第1色は赤色、第2色は緑色、第3色は青色の場合、赤色発光領域EA_Rの面積、緑色発光領域EA_Gの面積、及び青色発光領域EA_Bの面積のうち、青色発光領域EA_Bの面積が最も大きくてもよい。
赤色発光領域EA_Rに配置された発光素子EDは、赤色光を放出する発光層ELを含み得る。緑色発光領域EA_Gに配置された発光素子EDは、緑色光を放出する発光層ELを含み得る。青色発光領域EA_Bに配置された発光素子EDは、青色光を放出する発光層ELを含み得る。
赤色光を放出する発光層EL、緑色光を放出する発光層EL、及び青色光を放出する発光層ELのうち、青色光を放出する発光層ELに含まれる有機物が、材料的に最も劣化し易くなる可能性がある。
青色発光領域EA_Bの面積が、最も大きく設計されることにより、青色発光領域EA_Bに配置された発光素子EDに供給される電流密度が、最も少ないことがある。したがって、青色発光領域EA_Bに配置された発光素子EDの劣化度が、赤色発光領域EA_Rに配置された発光素子EDの劣化度及び緑色発光領域EA_Gに配置された発光素子EDの劣化度に似ている可能性がある。
したがって、赤色発光領域EA_Rに配置された発光素子ED、緑色発光領域EA_Gに配置された発光素子ED、及び青色発光領域EA_Bに配置された発光素子ED間の劣化のばらつきが、排除又は低減されるため、画質を向上させることができる。また、赤色発光領域EA_Rに配置された発光素子ED、緑色発光領域EA_Gに配置された発光素子ED、及び青色発光領域EA_Bに配置された発光素子ED間の劣化のばらつきが、排除又は低減されることで、赤色発光領域EA_Rに配置された発光素子ED、緑色発光領域EA_Gに配置された発光素子ED、及び青色発光領域EA_Bに配置された発光素子ED間の寿命のばらつきを減らす効果があり得る。
図4を参照すると、第1の光学領域OA1は、透過可能領域であり、高い透過率を有するべきである。このために、カソード電極CEは、第1の光学領域OA1に複数のカソードホールCHを含み得る。即ち、第1の光学領域OA1において、カソード電極CEは、複数のカソードホールCHを含み得る。
図4を参照すると、カソード電極CEは、一般領域NAでは、カソードホールCHを含まない。すなわち、一般領域NAにおいて、カソード電極CEは、カソードホールCHを含まない。
また、カソード電極CEは、第1の光学ベゼル領域OBA1では、カソードホールCHを含まない。即ち、第1の光学ベゼル領域OBA1において、カソード電極CEは、カソードホールCHを含まない。
第1の光学領域OA1において、カソード電極CEに形成された複数のカソードホールCHを、複数の第1の透過領域TA1又は複数の開口部とも言える。ここで、図4において、1つのカソードホールCHは、円形を有しているが、円形以外にも、楕円形、多角形、又は不規則な形状などの様々な形状を有してもよい。
図4を参照すると、第2の光学領域OA2は、第1の光学領域OA1に隣接して配置することができ、第2の光学領域OA2における発光領域EAの配置については、図11を参照してより詳細に説明する。
図5は、本開示の実施形態による表示パネル110において、一般領域NA、第1の光学ベゼル領域OBA1、及び第1の光学領域OA1に配置された発光素子ED1、ED2、ED3、ED4と、発光素子ED1、ED2、ED3、ED4を駆動するためのサブピクセル回路部SPC1、SPC2、SPC3、SPC4を示す。
ただし、サブピクセル回路部SPC1、SPC2、SPC3、SPC4のそれぞれは、図3に示すように、トランジスタDT、ST及びストレージキャパシタCstなどを含み得る。しかしながら、説明の便宜のために、サブピクセル回路SPC1、SPC2、SPC3、SPC4は各々、駆動トランジスタDT1、DT2、DT3、DT4と略記されている。
図5を参照すると、一般領域NA、第1の光学領域OA1、及び第1の光学ベゼル領域OBA1は、位置的な相違点だけでなく、構造的な相違点も有し得る。
構造的な相違点として、第1の光学ベゼル領域OBA1及び一般領域NAには、サブピクセル回路部SPC1、SPC2、SPC3、SPC4が配置され得るが、第1の光学領域OA1には、サブピクセル回路部が配置されない。即ち、第1の光学ベゼル領域OBA1及び一般領域NAには、トランジスタDT1、DT2、DT3、DT4が配置され得るが、第1の光学領域OA1には、トランジスタが配置されない。
サブピクセル回路部SPC1、SPC2、SPC3、SPC4に含まれるトランジスタとストレージキャパシタとは、透過率を減少することができる構成である。これにより、第1の光学領域OA1にサブピクセル回路部SPC1、SPC2、SPC3、SPC4が配置されないことにより、第1の光学領域OA1の透過率をさらに高めることができる。
サブピクセル回路部SPC1、SPC2、SPC3、SPC4は、一般領域NA及び第1の光学ベゼル領域OBA1のみに配置されるが、発光素子ED1、ED2、ED3、ED4は、一般領域NA、第1の光学ベゼル領域OBA1、及び第1の光学領域OA1の全てに配置することができる。
図5を参照すると、第1の光学領域OA1には、第1の発光素子ED1が配置されているが、第1の光学領域OA1には、第1の発光素子ED1を駆動するための第1のピクセル回路部SPC1が配置されない。
図5を参照すると、第1の光学領域OA1に配置された第1の発光素子ED1を駆動するための第1のサブピクセル回路部SPC1は、第1の光学領域OA1に配置されず、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置され得る。
以下、一般領域NA、第1の光学領域OA1、及び第1の光学ベゼル領域OBA1についてより詳細に説明する。
図5を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110に含まれる複数の発光領域EAは、第1の発光領域EA1、第2の発光領域EA2、及び第3の発光領域EA3を含み得る。ここで、第1の発光領域EA1は、第1の光学領域OA1に含まれてもよく、第2の発光領域EA2は、第1の光学ベゼル領域OBA1に含まれてもよく、第3の発光領域EA3は、一般領域NAに含まれてもよい。以下では、第1の発光領域EA1、第2の発光領域EA2、及び第3の発光領域EA3は、同じ色の発光領域であると仮定する。
図5を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110は、第1の光学領域OA1に配置され、第1の発光領域EA1を有する第1の発光素子ED1、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置され、第2の発光領域EA2を有する第2の発光素子ED2、及び一般領域NAに配置され、第3の発光領域EA3を有する第3の発光素子ED3を含み得る。
図5を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110は、第1の発光素子ED1を駆動するように構成された第1のサブピクセル回路部SPC1、第2の発光素子ED2を駆動するように構成された第2のサブピクセル回路部SPC2、及び第3の発光素子ED3を駆動するように構成された第3のサブピクセル回路部SPC3をさらに含み得る。
図5を参照すると、第1のサブピクセル回路部SPC1は、第1の駆動トランジスタDT1を含み得る。第2のサブピクセル回路部SPC2は、第2の駆動トランジスタDT2を含み得る。第3のサブピクセル回路部SPC3は、第3の駆動トランジスタDT3を含み得る。
図5を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110において、第2のサブピクセル回路部SPC2は、対応する第2の発光素子ED2が配置された第1の光学ベゼル領域OBA1に配置されてもよく、第3のサブピクセル回路部SPC3は、対応する第3の発光素子ED3が配置された一般領域NAに配置されてもよい。
図5を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110において、第1のサブピクセル回路部SPC1は、対応する第1の発光素子ED1が配置された第1の光学領域OA1に配置されず、第1の光学領域OA1の外郭に位置する第1の光学ベゼル領域OBA1に配置することができる。これにより、第1の光学領域OA1の透過率を高めることができる。
図5を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110は、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置された第1のサブピクセル回路部SPC1と、第1の光学領域OA1に配置された第1の発光素子ED1を、電気的に接続するアノード延長ラインAELをさらに含み得る。
アノード延長ラインAELは、第1のサブピクセル回路部SPC1内の第1の駆動トランジスタDT1の第2のノードN2まで、第1の発光素子ED1のアノード電極AEを電気的に延長させることができる。
前述のように、本開示の実施形態による表示パネル110において、第1の光学領域OA1に配置された第1の発光素子ED1を駆動するための第1のサブピクセル回路部SPC1が、第1の光学領域OA1に配置されず、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置されてもよい。このような構造を、アノード延長構造(Anode Extension Structure)ともいう。
本開示の実施形態による表示パネル110が、アノード延長構造を有する場合、アノード延長ラインAELの全部又は一部は、第1の光学領域OA1に配置することができ、アノード延長ラインAELは、透明配線を含み得る。これにより、第1のサブピクセル回路部SPC1と、第1の発光素子ED1を接続するアノード延長ラインAELが、第1の光学領域OA1に配置されても、第1の光学領域OA1の透過率の低下を防ぐことができる。
図5を参照すると、複数の発光領域EAは、第1の発光領域EA1と同じ色の光を放出し、第1の光学領域OA1に含まれる第4の発光領域EA4をさらに含み得る。
図5を参照すると、第4の発光領域EA4は、行方向又は列方向に第1の発光領域EA1に隣接して配置され得る。
図5を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110は、第1の光学領域OA1に配置され、第4の発光領域EA4を有する第4の発光素子ED4、及び、第4の発光素子ED4を駆動するために構成された第4のサブピクセル回路部SPC4をさらに含み得る。
図5を参照すると、第4のサブピクセル回路部SPC4は、第4の駆動トランジスタDT4を含み得る。説明の便宜上、第4のサブピクセル回路部SPC4に含まれるスキャントランジスタST及びストレージキャパシタCstなどは、図5から省略される。
図5を参照すると、第4のサブピクセル回路部SPC4は、第1の光学領域OA1に配置された第4の発光素子ED4を駆動するための回路であるが、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置されてもよい。
図5を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110は、第4のピクセル回路SPC4と第4の発光素子ED4を、電気的に接続するアノード延長ラインAELをさらに含み得る。
このようなアノード延長ラインAELの全部又は一部は、第1の光学領域OA1に配置することができ、アノード延長ラインAELは、透明配線を含み得る。
前述のように、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置された第1のサブピクセル回路部SPC1は、第1の光学領域OA1に配置された1つの発光素子ED1を駆動することができる。このような回路部接続方式を、1対1(1:1)回路部接続方式という。
これにより、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置されるサブピクセル回路部SPCの数が、大幅に増加できる。第1の光学ベゼル領域OBA1の構造が複雑になり、第1の光学ベゼル領域OBA1の開口率(又は発光面積)が減少できる。
アノード延長構造を有するにもかかわらず、第1の光学ベゼル領域OBA1の開口率(又は発光面積)を高めるために、本開示の実施形態による表示装置100は、1:N(Nは、2以上)回路部接続方式を持つことができる。
1:N回路部接続方式によれば、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置された第1のサブピクセル回路部SPC1が、第1の光学領域OA1に配置された2つ以上の発光素子EDを同時に駆動することができる。
図6では、説明の便宜上、1:2回路部接続方式が適用された場合、即ち、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置された第1のサブピクセル回路部SPC1が、第1の光学領域OA1に配置された2つ以上の発光素子ED1、ED4を同時に駆動する場合を例に挙げる。
図6は、本開示の実施形態による表示パネル110において、一般領域NA、第1の光学ベゼル領域OBA1、及び第1の光学領域OA1に配置された発光素子ED1、ED2、ED3、ED4と、発光素子ED1、ED2、ED3、ED4を駆動するためのサブピクセル回路部SPC1、SPC2、SPC3を示す。
図6を参照すると、第1の光学領域OA1に配置された第4の発光素子ED4は、第1の光学領域OA1に配置された第1の発光素子ED1を駆動するための第1のサブピクセル回路部SPC1によって駆動され得る。即ち、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置された第1のサブピクセル回路部SPC1は、第1の光学領域OA1に配置された第1の発光素子ED1と第4の発光素子ED4とを共に駆動するための構成になり得る。
これにより、表示パネル110は、アノード延長構造を有するにもかかわらず、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置されるサブピクセル回路部SPCの数が減ることで、第1の光学ベゼル領域OBA1の開口部及び発光面積を高めることができる。
図6では、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置された第1のサブピクセル回路部SPC1によって共に駆動される第1の発光素子ED1と、第4の発光素子ED4とは、同色の光を放出する発光素子であり、行方向又は列方向に隣接する発光素子であり得る。
図6を参照すると、アノード延長ラインAELは、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置された第1のサブピクセル回路部SPC1を、第1の光学領域OA1に配置された第1の発光素子ED1と、第4の発光素子ED4とに接続することができる。
図7は、本開示の実施形態による表示パネル110において、一般領域NA、光学ベゼル領域OBA、及び光学領域OAの平面図である。
図7を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110において、一般領域NA、光学ベゼル領域OBA、及び光学領域OAのそれぞれに配置された複数の発光領域EAは、赤色発光領域EA_R、緑色発光領域EA_G、及び青色発光領域EA_Bを含み得る。
図7を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110において、カソード電極CEが、一般領域NA、光学ベゼル領域OBA、及び光学領域OAに共通に配置され得る。
カソード電極CEは、複数のカソードホールCHを含むことができ、カソード電極CEの複数のカソードホールCHは、光学領域OAに配置され得る。
一般領域NA及び光学ベゼル領域OBAは、光が透過できない領域であり、光学領域OAは、光が透過可能な領域であり得る。これにより、光学領域OAにおける透過率は、光学ベゼル領域OBA及び一般領域NAにおける透過率より高くなり得る。
光学領域OAの全体が、光が透過可能な領域であり、光学領域OA内の複数のカソードホールCHは、光がよりよく透過可能な透過領域TAであり得る。即ち、光学領域OAにおける複数のカソードホールCHを除いた残りの領域は、光が透過可能な領域であり、光学領域OA内の複数のカソードホールCHの透過率は、光学領域OAにおける複数のカソードホールCHを除いた残りの領域の透過率より高くてもよい。
これとは異なり、光学領域OA内の複数のカソードホールCHが、光透過可能な透過領域TAであり、光学領域OAにおける複数のカソードホールCHを除いた残りの領域は、光が透過しない領域であり得る。
図7を参照すると、光学領域OAにおける発光領域EAの配列、光学ベゼル領域OBAにおける発光領域EAの配列、及び一般領域NAにおける発光領域EAの配列は、互いに同じであってもよい。
図7を参照すると、複数の発光領域EAは、光学領域OAに含まれる第1の発光領域EA1、第1の発光領域EA1と同じ色の光を放出し、光学ベゼル領域OBAに含まれる第2の発光領域EA2、及び第1の発光領域EA1と同じ色の光を放出し、一般領域NAに含まれる第3の発光領域EA3を含み得る。
図7を参照すると、複数の発光領域EAは、第1の発光領域EA1と同じ色の光を放出し、光学領域OAに含まれる第4の発光領域EA4をさらに含み得る。
図7を参照すると、本開示の実施形態による表示パネル110は、光学領域OAに配置される第1のアノード電極AE1、光学ベゼル領域OBAに配置される第2のアノード電極AE2、一般領域NAに配置される第3のアノード電極AE3、及び光学領域OA1に配置される第4のアノード電極AE4を含み得る。
本開示の実施形態による表示パネル110は、一般領域NA、光学ベゼル領域OBA、及び光学領域OAに共通に配置されるカソード電極CEをさらに含み得る。
本開示の実施形態による表示パネル110は、光学領域OAに配置される第1の発光層EL1、光学ベゼル領域OBAに配置される第2の発光層EL2、一般領域NAに配置される第3の発光層EL3、及び光学領域OAに配置される第4の発光層EL4などを含み得る。
第1~第4の発光層EL4は、同じ色の光を放出する発光層であってもよい。この場合、第1~第4の発光層EL4は、個別に分離して配置してもよく、統合して1つで配置してもよい。
図7を参照すると、第1のアノード電極AE1、第1の発光層EL1、及びカソード電極CEによって、第1の発光素子ED1を構成することができ、第2のアノード電極AE2、第2の発光層EL2、及びカソード電極CEによって、第2の発光素子ED2を構成することができ、第3のアノード電極AE3、第3の発光層EL3、及びカソード電極CEによって、第3の発光素子ED3を構成することができ、第4のアノード電極AE4、第4の発光層EL4、及びカソード電極CEによって、第4の発光素子ED4を構成することができる。
以下では、図7のX-Y線に沿った断面構造を、図8及び図9を用いてより詳細に説明する。
図7のX-Y線が表示された部分は、光学ベゼル領域OBAと光学領域OAとの境界を基準として、光学ベゼル領域OBAの一部と、光学領域OAの一部とを含む。
図7のX-Y線が表示された部分は、光学領域OAに含まれる第1の発光領域EA1及び第4の発光領域EA4、そして光学ベゼル領域OBAに含まれる第2の発光領域EA2を含み得る。第1の発光領域EA1、第4の発光領域EA4、及び第2の発光領域EA2は、同じ色の光を放出する発光領域EAの一例である。
図8は、本開示の実施形態による表示パネル110の断面図であり、表示パネル110の光学ベゼル領域OBA及び光学領域OAでの断面図である。ただし、図8は、図5と同様に、1:1回路部接続方式が適用された場合の断面図である。
図8を参照すると、表示パネル110は、垂直構造から見ると、トランジスタ形成部(transistor forming part)、発光素子形成部(light emitting element forming part)、及び封止部(encapsulation part)を含み得る。[194]トランジスタ形成部(transistor forming part)は、基板SUB、基板SUB上の第1のバッファ層BUF1、及び第1のバッファ層BUF1上に形成される各種のトランジスタDT1、DT2、ストレージキャパシタCst、及び様々な電極又は信号配線を含み得る。
基板SUBは、第1の基板SUB1と第2の基板SUB2とを含むことができ、第1の基板SUB1と第2の基板SUB2との間の中間膜INTLを含み得る。ここで、例えば、中間膜INTLは、無機膜であり、水分浸透を遮断することができる。
基板SUB上には、下部シールドメタルBSMを配置することができる。下部シールドメタルBSMは、第1の駆動トランジスタDT1の第1のアクティブ層ACT1の下に位置することができる。
第1のバッファ層BUF1は、単一膜でも多重膜でもよい。第1のバッファ層BUF1が多重膜の場合、第1のバッファ層BUF1は、マルチバッファ層MBUF及びアクティブバッファ層ABUFを含み得る。
各種のトランジスタDT1、DT2、ストレージキャパシタCst、及び様々な電極又は信号配線が、第1のバッファ層BUF1上に形成できる。
例えば、第1のバッファ層BUF1上に形成されたトランジスタDT1、DT2は、同じ材料で構成され、同じ層に位置することができる。これとは異なり、図8に示すように、トランジスタDT1、DT2のうち、第1の駆動トランジスタDT1と第2の駆動トランジスタDT2とは、異なる材料で構成され、異なる層に配置されてもよい。
図8を参照すると、第1の駆動トランジスタDT1は、光学領域OAに含まれる第1の発光素子ED1を駆動するための駆動トランジスタDTであり、第2の駆動トランジスタDT2は、光学ベゼル領域OBAに含まれる第2の発光素子ED2を駆動するための駆動トランジスタDTであり得る。
言い換えれば、第1の駆動トランジスタDT1は、光学領域OAに含まれる第1の発光素子ED1を駆動するための第1のサブピクセル回路部SPC1に含まれる駆動トランジスタであり、第2の駆動トランジスタDT2は、光学ベゼル領域OBAに含まれる第2の発光素子ED2を駆動するための第2のサブピクセル回路部SPC2に含まれる駆動トランジスタであり得る。
第1の駆動トランジスタDT1及び第2の駆動トランジスタDT2の形成に関して説明すると、以下の通りである。
第1の駆動トランジスタDT1は、第1のアクティブ層ACT1、第1のゲート電極G1、第1のソース電極S1、及び第1のドレイン電極D1を含み得る。
第2の駆動トランジスタDT2は、第2のアクティブ層ACT2、第2のゲート電極G2、第2のソース電極S2、及び第2のドレイン電極D2を含み得る。
第2の駆動トランジスタDT2の第2のアクティブ層ACT2は、第1の駆動トランジスタDT1の第1のアクティブ層ACT1よりも高く位置することができる。
第1の駆動トランジスタDT1の第1のアクティブ層ACT1の下には、第1のバッファ層BUF1が配置され、第2の駆動トランジスタDT2の第2のアクティブ層ACT2の下には、第2のバッファ層BUF2が配置され得る。
即ち、第1の駆動トランジスタDT1の第1のアクティブ層ACT1は、第1のバッファ層BUF1上に位置し、第2の駆動トランジスタDT2の第2のアクティブ層ACT2は、第2のバッファ層BUF2上に位置することができる。ここで、第2のバッファ層BUF2は、第1のバッファ層BUF1よりも高く位置してもよい。
第1の駆動トランジスタDT1の第1のアクティブ層ACT1は、第1のバッファ層BUF1上に配置され、第1の駆動トランジスタDT1の第1のアクティブ層ACT1上に、第1のゲート絶縁膜GI1が配置され得る。第1のゲート絶縁膜GI1上には、第1の駆動トランジスタDT1の第1のゲート電極G1が配置され、第1の駆動トランジスタDT1の第1のゲート電極G1上には、第1の層間絶縁膜ILD1が配置され得る。
ここで、第1の駆動トランジスタDT1の第1のアクティブ層ACT1は、第1のゲート電極G1と重なる第1のチャネル領域、第1のチャネル領域の一方側に位置する第1のソース接続領域、及びチャネル領域の他方側に位置する第1のドレイン接続領域を含み得る。
第1の層間絶縁膜ILD1上には、第2のバッファ層BUF2が配置され得る。
第2のバッファ層BUF2上に、第2の駆動トランジスタDT2の第2のアクティブ層ACT2が配置され、第2のアクティブ層ACT2上に、第2のゲート絶縁膜GI2が配置され得る。第2のゲート絶縁膜GI2上に、第2の駆動トランジスタDT2の第2のゲート電極G2が配置され、第2のゲート電極G2上に、第2の層間絶縁膜ILD2が配置され得る。
ここで、第2の駆動トランジスタDT2の第2のアクティブ層ACT2は、第2のゲート電極G2と重なる第2のチャネル領域、第2のチャネル領域の一方側に位置する第2のソース接続領域、及びチャネル領域の他方側に位置する第2のドレイン接続領域を含み得る。
第1の駆動トランジスタDT1の第1のソース電極S1及び第1のドレイン電極D1は、第2の層間絶縁膜ILD2上に配置され得る。また、第2の駆動トランジスタDT2の第2のソース電極S2及び第2のドレイン電極D2は、第2の層間絶縁膜ILD2上に配置され得る。
第1の駆動トランジスタDT1の第1のソース電極S1及び第1のドレイン電極D1は、第2の層間絶縁膜ILD2、第2のゲート絶縁膜GI2、第2のバッファ層BUF2、第1の層間絶縁膜ILD1、及び第1のゲート絶縁膜GI1の貫通孔を介して、第1のアクティブ層ACT1の第1のソース接続領域及び第1のドレイン接続領域とそれぞれ接続され得る。
第2の駆動トランジスタDT2の第2のソース電極S2及び第2のドレイン電極D2は、第2の層間絶縁膜ILD2及び第2のゲート絶縁膜GI2の貫通孔を介して、第2のアクティブ層ACT2の第2のソース接続領域及び第2のドレイン接続領域とそれぞれ接続され得る。
図8では、第2のサブピクセル回路部SPC2に含まれる第1の駆動トランジスタDT1と、ストレージキャパシタCstのみが図示され、他のトランジスタは省略されている。また、図8では、第1のサブピクセル回路部SPC1に含まれる第1の駆動トランジスタDT1のみが示され、他のトランジスタとストレージキャパシタとは、省略されている。
図8を参照すると、第2のサブピクセル回路部SPC2に含まれるストレージキャパシタCstは、第1のキャパシタ電極PLT1と、第2のキャパシタ電極PLT2とを含み得る。
第1のキャパシタ電極PLT1は、第2の駆動トランジスタDT2の第2のゲート電極G2と電気的に接続され、第2のキャパシタ電極PLT2は、第2の駆動トランジスタDT2の第2のソース電極S2と電気的に接続され得る。
一方、図8を参照すると、第2の駆動トランジスタDT2の第2のアクティブ層ACT2の下に、下部メタルBMLが配置され得る。下部メタルBMLは、第2のアクティブ層ACT2の全部又は一部と重なることができる。
例えば、下部メタルBMLは、第2のゲート電極G2と電気的に接続できる。これとは別の例として、下部メタルBMLは、下部から流入される光を遮断するライトシールドとして機能することができる。この場合、下部メタルBMLは、第2のソース電極S2と電気的に接続されてもよい。
第1の駆動トランジスタDT1は、光学領域OAに配置された第1の発光素子ED1を駆動するためのトランジスタであるが、光学ベゼル領域OBAに配置されてもよい。
第2の駆動トランジスタDT2は、光学ベゼル領域OBAに配置された第2の発光素子ED2を駆動するためのトランジスタであり、光学ベゼル領域OBAに配置されてもよい。
図8を参照すると、第1の駆動トランジスタDT1及び第2の駆動トランジスタDT2上に、第1の平坦化層PLN1が配置され得る。即ち、第1の平坦化層PLN1は、第1の駆動トランジスタDT1の第1のソース電極S1及び第1のドレイン電極D2と、第2の駆動トランジスタDT2の第2のソース電極S2及び第2のドレイン電極D2の上に配置され得る。
図8を参照すると、第1の平坦化層PLN1上には、第1の中継電極RE1及び第2の中継電極RE2が配置され得る。
ここで、第1の中継電極RE1は、第1の駆動トランジスタDT1の第1のソース電極S1と、第1の発光素子ED1の第1のアノード電極AE1との間の電気的な接続を中継する電極であり得る。そして、第2の中継電極RE2は、第2の駆動トランジスタDT2の第2のソース電極S2と、第2の発光素子ED2の第2のアノード電極AE2との間の電気的な接続を中継する電極であり得る。
第1の中継電極RE1は、第1の平坦化層PLN1のホールを介して、第1の駆動トランジスタDT1の第1のソース電極S1と電気的に接続され得る。第2の中継電極RE2は、第1の平坦化層PLN1の他のホールを介して、第2の駆動トランジスタDT2の第2のソース電極S2と電気的に接続され得る。
図8を参照すると、第1の中継電極RE1及び第2の中継電極RE2は、第1の光学ベゼル領域OBA1に配置されてもよい。
一方、図8を参照すると、アノード延長ラインAELは、第1の中継電極RE1と連結されて、光学ベゼル領域OBAから光学領域OAに延長され得る。
図8を参照すると、アノード延長ラインAELは、第1の中継電極RE1上に形成される金属層であって、透明材料で構成できる。
図8を参照すると、第2の平坦化層PLN2は、第1の中継電極RE1、第2の中継電極RE2、及びアノード延長ラインAELを覆いながら配置され得る。
図8を参照すると、発光素子形成部(light emitting element forming part)が、第2の平坦化層PNL2上に位置することができる。
図8を参照すると、発光素子形成部は、第2の平坦化層PNL2上に形成された第1の発光素子ED1、第2の発光素子ED2、及び第4の発光素子ED4を含み得る。
図8を参照すると、第1の発光素子ED1及び第4の発光素子ED4は、光学領域OAに配置され、第2の発光素子ED2は、光学ベゼル領域OBAに配置され得る。
図8の例では、第1の発光素子ED1、第2の発光素子ED2、及び第4の発光素子ED4は、同じ色の光を放出する発光素子である。以下では、第1の発光素子ED1、第2の発光素子ED2、及び第4の発光素子ED4の各発光層ELは、別途に形成してもよいが、共通に形成されていると仮定する。
図8を参照すると、第1の発光素子ED1は、第1のアノード電極AE1、発光層EL、及びカソード電極CEが重なる領域で構成することができる。第2の発光素子ED2は、第2のアノード電極AE2、発光層EL、及びカソード電極CEが重なる領域で構成することができる。第4の発光素子ED4は、第4のアノード電極AE4、発光層EL、及びカソード電極CEが重なる領域で構成することができる。
図8を参照すると、第1のアノード電極AE1、第2のアノード電極AE2、及び第4のアノード電極AE4は、第2の平坦化層PLN2上に配置することができる。
第2のアノード電極AE2は、第2の平坦化層PLN2のホールを介して、第2の中継電極RE2と接続され得る。
第1のアノード電極AE1は、第2の平坦化層PLN2の他のホールを介して、光学ベゼル領域OBAから光学領域OAまで延びるアノード延長ラインAELと接続され得る。
第4のアノード電極AE4は、第2の平坦化層PLN2のまた別のホールを介して、光学ベゼル領域OBAから光学領域OA1まで延びる他のアノード延長ラインAELと接続できる。
図8を参照すると、バンクBKは、第1のアノード電極AE1、第2のアノード電極AE2、及び第4のアノード電極AE4上に配置することができる。
バンクBKは、複数のバンクホールを含むことができ、複数のバンクホールを介して、第1のアノード電極AE1、第2のアノード電極AE2、及び第4のアノード電極AE4のそれぞれの一部が露出する可能性がある。即ち、バンクBKに形成された複数のバンクホールは、第1のアノード電極AE1、第2のアノード電極AE2、及び第4のアノード電極AE4のそれぞれの一部と重なってもよい。
図8を参照すると、発光層ELがバンクBK上に配置され得る。発光層ELは、複数のバンクホールを介して、第1のアノード電極AE1の一部、第2のアノード電極AE2の一部、及び第4のアノード電極AE4の一部と接触することができる。
図8を参照すると、発光層ELとバンクBKとの間に、少なくとも1つのスペースSPCが存在してもよい。
図8を参照すると、カソード電極CEが発光層EL上に配置され得る。カソード電極CEは、複数のカソードホールCHを含み得る。カソード電極CEに形成された複数のカソードホールCHは、光学領域OAに配置され得る。
図8に例示される1つのカソードホールCHは、第1の発光領域EA1と第4の発光領域EA4との間に位置するカソードホールである。
図8を参照すると、封止部(encapsulation part)がカソード電極CE上に配置され得る。封止部は、カソード電極CE上に形成された封止層ENCAPを含み得る。
図8を参照すると、封止層ENCAPは、封止層ENCAPの下に配置された発光素子ED1、ED2、ED4に、水分や酸素が浸透するのを防止する層であり得る。特に、封止層ENCAPは、有機膜を含み得る発光層ELに水分又は酸素が浸透することを防止することができる。ここで、封止層ENCAPは、単一膜で構成されてもよく、多重膜で構成されてもよい。
図8を参照すると、封止層ENCAPは、第1の封止層PAS1、第2の封止層PCL、及び第3の封止層PAS2を含み得る。第1の封止層PAS1及び第3の封止層PAS2は、無機膜であってもよく、第2の封止層PCLは、有機膜であってもよい。
第2の封止層PCLが、有機膜で構成されることにより、第2の封止層PCLは、平坦化層の役割を果たすこともできる。
一方、本開示の実施形態による表示パネル110は、タッチセンサを内蔵することができる。この場合、本開示の実施形態による表示パネル110は、封止層ENCAP上に形成されたタッチセンサ部を含み得る。
図8を参照すると、タッチセンサ部は、タッチセンサメタルTSM及びブリッジメタルBRGを含むことができ、センサバッファ層S-BUF、センサ層間絶縁膜S-ILD、及びセンサ保護層S-PACなどの絶縁膜の構成をさらに含み得る。
センサバッファ層S-BUFは、封止層ENCAP上に配置することができる。ブリッジメタルBRGは、センサバッファ層S-BUF上に配置され、センサ層間絶縁膜S-ILDは、ブリッジメタルBRG上に配置され得る。
タッチセンサメタルTSMは、センサ層間絶縁膜S-ILD上に配置することができる。タッチセンサメタルTSMの一部は、センサ層間絶縁膜S-ILDのホールを介して、当該ブリッジメタルBRGと接続されてもよい。
図8を参照すると、タッチセンサメタルTSM及びブリッジメタルBRGは、光学ベゼル領域OBAに配置することができる。タッチセンサメタルTSM及びブリッジメタルBRGは、光学ベゼル領域OBAの第2の発光領域EA2と重ならないように配置することができる。
複数のタッチセンサメタルTSMは、1つのタッチ電極(又は1つのタッチ電極ライン)を構成することができ、メッシュの形態で配置され、電気的に接続することができる。タッチセンサメタルTSMの一部と、タッチセンサメタルTSMの他の一部は、ブリッジメタルBRGを介して電気的に接続され、1つのタッチ電極(又は1つのタッチ電極ライン)を構成することができる。
センサ保護層S-PACは、タッチセンサメタルTSM及びブリッジメタルBRGを覆いながら配置することができる。
一方、表示パネル110が、タッチセンサを内蔵するタイプの場合、表示領域DAにおいて、封止層ENCAP上に位置するタッチセンサメタルTSMの少なくとも一部が延びて、封止層ENCAPの外郭傾斜面に沿って配置され、封止層ENCAPの外郭傾斜面よりも外側に位置するパッドと電気的に接続することができる。ここで、パッドは、非表示領域NDAに配置されてもよく、タッチ駆動回路260が電気的に接続される金属パターンであってもよい。
本開示の実施形態による表示パネル110は、第1のアノード電極AE1上に位置するものの、第1のアノード電極AE1の一部を露出させるバンクホールを有するバンクBK、及び、バンクBK上に位置するものの、バンクホールを介して露出された第1のアノード電極AE1の一部と接触する発光層ELをさらに含み得る。
バンクBKに形成されたバンクホールは、複数のカソードホールCHと重ならない場合がある。即ち、カソードホールCHがある点では、バンクBKは、陥没又は貫通していない。したがって、カソードホールCHがある点で、バンクBKの下に位置する第2の平坦化層PLN2及び第1の平坦化層PLN1はまた、陥没又は貫通していない。
複数のカソードホールCHの下に位置するバンクBKの上面は、損傷を受けずに、平坦な状態であり得る。これは、カソード電極CEに、複数のカソードホールCHを形成する工程により、カソード電極CEの下に位置する絶縁層や金属パターン(電極や配線など)、又は発光層ELが、損傷していないことを意味することができる。
カソード電極CEに複数のカソードホールCHを形成する工程について簡単に説明すると、次の通りである。複数のカソードホールCHが形成される位置に、特定のマスクパターン(蒸着防止パターン、図示せず)を蒸着しておき、その上にカソード電極材料を蒸着する。これにより、カソード電極材料は、特定のマスクパターンのない領域にのみ蒸着され、複数のカソードホールCHが形成されたカソード電極CEを形成することができる。例えば、特定のマスクパターンは、有機物を含み得る。カソード電極材料は、マグネシウム-銀(Mg-Ag)合金を含み得る。
一方、複数のカソードホールCHを有するカソード電極CEが形成された後、表示パネル110は、特定のマスクパターンが完全に除去された状態であってもよく、特定のマスクパターンの全部又は一部が残っている状態であってもよい。
本開示の実施形態による表示パネル110は、光学領域OAに配置された第1の発光素子ED1を駆動するために、光学ベゼル領域OBAに配置された第1の駆動トランジスタDT1と、光学ベゼル領域OBAに配置された第2の発光素子ED2を駆動するために、光学ベゼル領域OBAに配置された第2の駆動トランジスタDT2とを含み得る。
本開示の実施形態による表示パネル110は、第1の駆動トランジスタDT1及び第2の駆動トランジスタDT2上に配置される第1の平坦化層PLN1、第1の平坦化層PLN1上に位置し、第1の平坦化層PLN1のホールを介して、第1の駆動トランジスタDT1の第1のソース電極S1と電気的に接続される第1の中継電極RE1、第1の平坦化層PLN1上に位置し、第1の平坦化層PLN1の他のホールを介して、第2の駆動トランジスタDT2の第2のソース電極S2と電気的に接続される第2の中継電極RE2、及び第1の中継電極RE1及び第2の中継電極RE2上に配置される第2の平坦化層PLN2をさらに含み得る。
本開示の実施形態による表示パネル110は、第1の中継電極RE1と第1のアノード電極AE1を接続し、第1の平坦化層PLN1上に位置するアノード延長ラインAELをさらに含み得る。
第2のアノード電極AE2は、第2の平坦化層PLN2のホールを介して、第2の中継電極RE2と電気的に接続され、第1のアノード電極AE1は、第2の平坦化層PLN2の他のホールを介して、アノード延長ラインAELと電気的に接続することができる。
アノード延長ラインAELの全部又は一部は、光学領域OAに配置され、アノード延長ラインAELは、透明材料を含み得る。
第1のピクセル回路SPC1は、第1の発光素子ED1を駆動するための第1の駆動トランジスタDT1を含み、第2のピクセル回路SPC2は、第2の発光素子ED2を駆動するための第2の駆動トランジスタDT2を含み得る。
第1の駆動トランジスタDT1の第1のアクティブ層ACT1と、第2の駆動トランジスタDT2の第2のアクティブ層ACT2とは、異なる層であってもよい。
本開示の実施形態による表示パネル110は、基板SUB、基板SUBと第1の駆動トランジスタDT1との間に配置される第1のバッファ層BUF1、及び第1の駆動トランジスタDT1と第2の駆動トランジスタDT2の間に配置される第2のバッファ層BUF2をさらに含み得る。
第1の駆動トランジスタDT1の第1のアクティブ層ACT1と、第2の駆動トランジスタDT2の第2のアクティブACT2とは、互いに異なる半導体材料を含み得る。
例えば、第2の駆動トランジスタDT2の第2のアクティブ層ACT2は、酸化物半導体材料を含み得る。例えば、酸化物半導体材料は、IGZO(Indium gallium zinc oxide)、IGZTO(Indium gallium zinc tin oxide)、ZnO(zinc oxide)、CdO(cadmium oxide)、InO(indium oxide)、ZTO(zinc tin oxide)、 ZITO(zinc indium tin oxide)などを含み得る。
例えば、第1の駆動トランジスタDT1の第1のアクティブACT1は、第2の駆動トランジスタDT2の第2のアクティブ層ACT2とは異なる半導体材料を含み得る。
例えば、第1の駆動トランジスタDT1の第1のアクティブ層ACT1は、シリコンベースの半導体材料を含み得る。例えば、シリコンベースの半導体材料は、低温ポリシリコン(LTPS:Low-Temperature Polycrystalline Silicon)などを含み得る。
本開示の実施形態による表示パネル110は、第1の発光素子ED1、第2の発光素子ED2、及び第3の発光素子ED3上の封止層ENCAP、及び封止層ENCAP上のタッチセンサメタルTSMをさらに含み得る。
タッチセンサメタルTSMは、一般領域NAと光学ベゼル領域OBAとに配置され得る。光学領域OAでは、タッチセンサメタルTSMを配置しなくてもよく、一般領域NAと光学ベゼル領域OBAよりも低密度で配置してもよい。
図8を参照すると、光学領域OAは、光学電子装置と重なることができる。光学ベゼル領域OBAは、光学電子装置と重ならない場合がある。場合によっては、光学ベゼル領域OBAの一部は、光学電子装置と重なってもよい。
光学領域OAと重なる光学電子装置は、第1の光学電子装置11及び/又は第2の光学電子装置12であってもよい。例えば、光学電子装置は、カメラ、赤外線センサ、又は紫外線センサなどを含み得る。例えば、光学電子装置は、可視光線を受信して、所定の動作を行う装置であってもよく、又は可視光線とは異なる光線(例えば、赤外線、紫外線)を受信して、所定の動作を行う装置であってもよい。
図8を参照すると、一般領域NAの断面構造は、光学ベゼル領域OBAの断面構造と同じであり得る。ただし、光学領域OAに配置された第1の発光素子ED1を駆動するために、光学ベゼル領域OBAに配置される第1のサブピクセル回路部SPC1は、一般領域NAに配置されない。
図9は、本開示の実施形態による表示パネル110の断面図であり、表示パネル110の光学ベゼル領域OBA及び光学領域OAでの断面図である。ただし、図9は、図6と同様に、1:2回路部接続方式を適用した場合の断面図である。
図9の断面図は、図8の断面図と基本的に同様である。ただし、図8の断面図は、図5のような1:1回路部接続方式が適用された場合であり、図9の断面図は、図6のような1:2回路部接続方式が適用された場合である点のみで、相違がある。したがって、以下では、図9の断面構造を説明するにおいて、図8の断面構造と相違がある特徴を中心に説明する。
図9を参照すると、光学領域OAに配置された第1の発光素子ED1と第4の発光素子ED4とは、光学ベゼル領域OBAに配置された第1の駆動トランジスタDT1によって同時に駆動され得る。
したがって、図9に示すように、アノード延長ラインAELは、第1のアノード電極AE1と他の第4のアノード電極AE4と電気的にさらに接続されてもよい。即ち、アノード延長ラインAELは、第1の発光素子ED1の第1のアノード電極AE1と、第4の発光素子ED4の第4のアノード電極AE4との両方に電気的に接続することができる。
図9を参照すると、アノード延長ラインAELは、複数のカソードホールCHのうち、第1の発光素子ED1と第4の発光素子ED4との間に位置するカソードホールCHと重なることができる。
図9を参照すると、第1の発光素子ED1による第1の発光領域EA1と、第4の発光素子ED4による第4の発光領域EA4とは、同じ色の光を放出する発光領域であってもよい。
図10は、本開示の比較例による表示装置の第1の光学領域OA1の平面図である。
図10を参照すると、表示装置は、第1の光学領域OA1内に複数のカソードホールCHを含み得る。
表示装置は、第2方向D2に延びて位置する複数の信号ラインSLを含み得る。複数の信号ラインSLは、第1方向D1に複数配列されてもよい。
第1方向D1に配列され、第2方向D2に延びて位置する複数の信号ラインSLが、第1の光学領域OA1に位置することにより、第1の光学領域OA1の下部に位置するカメラなどの光学電子装置上には、複数の信号ラインSLが配置されている。光学電子装置がカメラの場合、カメラは、複数の信号ラインSL間を通過した光を受光して、画面を撮影するので、カメラでは、特定の方向のフレアを撮影することができる。例えば、第2方向D2に延びる複数の信号ラインSLが、第1方向D1に配置されると、第1方向D1にフレアが発生する可能性がある。
本開示の発明者らは、このような問題を解決するために、曲線状のアノード延長ラインを有する表示装置を発明した。
図11は、本開示の実施形態による表示装置の表示領域の一部の平面図である。
図4、図5、図6、図8、図9及び図11を参照すると、本開示の実施形態による表示装置は、表示領域DA、カソード電極CE、第1の発光素子ED1、第1のサブピクセル回路部SPC1及びアノード延長ラインAELを含み得る。
より具体的に、図4を参照すると、表示領域DAは、第1の光学領域OA1と、第1の光学領域OA1の外郭に位置する第1の光学ベゼル領域OBA1とを含み得る。より具体的には、図8及び図9を参照すると、カソード電極CEは、第1の光学領域OA1内に複数のカソードホールCHを含み得る。第1の発光素子ED1は、第1の光学領域OA1に位置し、第1のアノード電極AE1を含み得る。より具体的には、図5及び図6を参照すると、第1のサブピクセル回路部SPC1は、第1の光学ベゼル領域OBA1に位置することができる。図5、図6、図8及び図9を参照すると、アノード延長ラインAELは、第1のサブピクセル回路部SPC1と、第1のアノード電極AE1とを電気的に接続することができる。図11を参照すると、アノード延長ラインAELの形状は、曲線状であり得る。
図11を参照すると、アノード延長ラインAELが、第2方向D2に延びて位置しながら、アノード延長ラインAELの形状が曲線状である場合、複数のアノード延長ラインAELが、第1方向D1に配列されて位置しても、第1の光学領域OA1と重畳して位置する光学電子装置を使用する際に、フレアが発生することを抑制することができる。図11に示すように、単位面積当たりのアノード延長ラインの数は、第1の光学領域の端から、第1の光学領域の中央に向かって減少する。さらに、複数のアノード延長ラインは、複数のグループに分けられ、複数のグループのそれぞれの厚さは、第1の光学領域の端から、第1の光学領域の中央に向かって減少する。
表示装置は、複数のアノード延長ラインAELを含み得る。アノード延長ラインAELは、第1の光学ベゼル領域OBA1に位置する複数のサブピクセル回路部と、第1の光学領域OA1に位置する複数の発光素子のアノード電極を電気的に接続するための配線を指すので、表示装置は、複数のアノード延長ラインAELを含み得る。
アノード延長ラインAELの数は、第1の光学領域OA1の中心部に向かうほど、その数が少なくなることがある。例えば、第1の光学領域OA1のA1行では、1つのピクセルPXLに多数のアノード延長ラインAELが重畳して位置し、第1の光学領域OA1の中心部により近いA8行では、1つのピクセルPXLに、より少ない数のアノード延長ラインAELが重畳して位置することができる。これは、A1行からA8行に進むほど、アノード延長ラインAELが電気的に接続しなければならない発光素子及びサブピクセル回路部の数が減るためである。
アノード延長ラインAELは、カソードホールと重ならないように配置することができる。図11を参照すると、第1の光学領域OA1及び第1の光学ベゼル領域OBA1には、複数のピクセルPXLを配置することができる。各ピクセルPXLは、例えば、赤色発光領域EA_R、緑色発光領域EA_G、及び青色発光領域EA_Bを含み得る。なお、先に図4及び図7などを参照して説明したように、第1の光学領域OA1には、透過度を確保するために、カソードホールCHを配置することができる。ただし、図11では、カソードホールを示していない。
図12及び図13は、図11の第1の光学領域OA1の拡大図である。より具体的には、図12は、図11の第1の光学領域OA1のA6行中の一部の拡大図であり、図13は、図11の第1の光学領域OA1のA8行中の一部の拡大図である。
図12及び図13を参照すると、アノード延長ラインAELは、カソードホールCHと重ならないように配置することができる。アノード延長ラインAELが、カソードホールCHと重ならないように配置することにより、表示装置が第1の光学領域OA1においてより高い透過度を確保することができる。また、アノード延長ラインAELが、カソードホールCHと重ならず、他の不透明な配線と重畳して位置することができるため、アノード延長ラインAELによって、第1の光学領域OA1の透過度が低下することを防ぐことができる。
図12及び図13を比較すると、アノード延長ラインAELの数が、図12に示す部分において、図13に示す部分より多いことが分かる。図12は、図11を参照する際に、第1の光学領域OA1のA6行中の一部の拡大図であり、図13は、図11を参照した際に、第1の光学領域OA1のA8行中の一部の拡大図である。このような差異を考慮すると、図12では、アノード延長ラインAELが第2方向D2に進むにつれて、より多くのピクセルPXLを接続する必要があるため、図12に示す部分にさらに多数のアノード延長ラインAELが配置されてもよい。
図12及び図13を参照する際に、アノード延長ラインAELの形状は、カソードホールCHを迂回する曲線状であり得る。アノード延長ラインAELがカソードホールCHを迂回する場合、アノード延長ラインAELがカソードホールCHと重ならないので、前述したように、第1の光学領域OA1が高い透過度を有することができる。また、アノード延長ラインAELが曲線状を有する場合、前述したように、第1の光学領域OA1と重畳して位置するカメラを用いると、フレアの発生を抑制することができる。
カソードホールCHの形状は、円形の形状であり得る。この例では、アノード延長ラインAELの形状は、カソードホールCHを迂回するS字形状であり得る。カソードホールCHの形状が、円形であり、アノード延長ラインAELの形状が、カソードホールCHを迂回するS字形である場合、アノード延長ラインAELが、カソードホールCHと重畳せず、カソードホールCHと重ならずに位置する他の不透明配線と、アノード延長ラインAELとが重なって位置するため、第1の光学領域OA1の透過度を最大化することができる。また、アノード延長ラインAELを位置決めできる空間を効果的に確保できるので、より多くのアノード延長ラインAELを配置できることで、第1の光学領域OA1がより高い単位面積当たりのピクセル数を持つことができる。
図12及び図13において、発光領域EA_R、EA_G、EA_Bを駆動するアノード電極と、アノード延長ラインAELとを接続するコンタクトホールは、図示していない。
表示装置は、第1の発光領域EA1、第2の発光領域EA2、及びアノード接続ラインACLを含み得る。第1の発光領域EA1及び第2の発光領域EA2は、第1の光学領域に位置することができる。アノード接続ラインACLは、第1の発光領域EA1と第2の発光領域EA2とを接続することができる。表示装置が、そのようなアノード接続ラインACLを含むことにより、第1の光学領域に位置する発光領域EA_R、EA_G、EA_B中の一部EA1、EA2を、1つのアノード接続ラインACLを介して、同時に駆動できるので、より少ない数のアノード延長ラインAELを用いて、第1の光学領域に位置する発光領域EA_R、EA_G、EA_Bを駆動することができるので、第1の光学ベゼル領域より少ない数のサブピクセル回路部を配置しても構わないので、第1の光学ベゼル領域の厚さを薄くすることができる効果がある。この例では、第1の発光領域EA1と第2の発光領域EA2とは、同じ色の光を放出することができる。同じ色の光を放出することは、ディスプレイ技術分野でサブピクセル間で発生する可能性のある一般的な誤差を考慮すると、同じであることを意味し得る。
アノード接続ラインACLは、カソードホールCHと重ならないように配置することができる。また、アノード接続ラインACLの形状は、カソードホールCHを迂回する曲線状であってもよい。アノード接続ラインACLが、カソードホールCHと重ならないように位置し、カソードホールCHを迂回する場合、第1の光学領域の透過度を最大化することができるので、光学電子装置が効果的に光を受光することができる。また、アノード接続ラインACLが曲線状を有する場合、例えば、カメラである光学電子装置を使用する際に、アノード接続ラインACLによってフレアが発生することを抑制することができる。
図14及び図15は、本開示の実施形態によるアノード延長ラインの断面を概略的に示す図である。より具体的には、図14は、図12に示すアノード延長ラインAELが含む第1のアノード延長ラインAEL1、第2のアノード延長ラインAEL2、及び第3のアノード延長ラインAEL3の断面を概略的に示したものであり、図15は、図13に示すアノード延長ラインAELが含む第1のアノード延長ラインAEL1の断面を概略的に示したものである。
図14及び図15を参照すると、第1のアノード延長ラインAEL1は、第1の金属層M1、第1の金属層M1上に位置する第2の金属層M2、及び第2の金属層M2上に位置する第3の金属層M3を含み得る。
第1の金属層M1と第2の金属層M2とは、互いに重ならないように配置することができる。第1の金属層M1と第2の金属層M2とが、互いに重ならないように位置することで、表示装置に不要なキャパシティが形成されるのを防止することができる。例えば、第1の金属層M1と第2の金属層M2とは、互いに異なる層上に配置されるものの、2つの層の間に1つ以上の絶縁膜が位置する最も隣接する2つの金属層であり得る。このような隣接する金属層である第1の金属層M1と第2の金属層M2とが、重なって位置する場合、2層間の距離が非常に短いため、表示装置の表示品質を低下させるほどのキャパシティが発生することがある。しかしながら、本開示の実施形態では、第1の金属層M1と第2の金属層M2とが、重なり合わないように位置することによって、第1の金属層M1と第2の金属層M2との間のキャパシティによって表示品質が低下するのを防ぐことができる。
第1の金属層M1と第2の金属層M2とは、互いに重ならないように位置して、第1のスリットSLT1を形成することができる。この例では、第3の金属層M3は、第1のスリットSLT1と重なるように配置することができる。第3の金属層M3が、第1のスリットSLT1と重畳して位置することにより、第1のスリットSLT1によってヘイズ不良が発生することを効果的に防止することができる。
表示装置は、第4の金属層M4をさらに含み得る。第4の金属層M4は、アノード延長ラインAEL1、AEL2、AEL3を構成しない層であってもよい。
第1のアノード延長ラインAEL1及び第2のアノード延長ラインAEL2は、第2のスリットSLT2を形成することができる。第2のスリットSLT2は、隣接する2つのアノード延長ラインAEL1、AEL2を構成する第1の金属層M1及び第2の金属層M2が形成するスリットを指すことができる。例えば、第2のスリットSLT2は、第1のアノード延長ラインAEL1を構成する第2の金属層M2と、第2のアノード延長ラインAEL2を構成する第1の金属層M1とが形成するスリットを指すことができる。第2のスリットSLT2は、前述の第1のスリットSLT1が、1つのアノード延長ラインAEL1を構成する金属層M1、M2が形成するスリットである反面、第2のスリットSLT2は、互いに隣接する2つのアノード延長ラインAEL1、AEL2を構成する金属層M1、M2が形成するスリットであるという点で、第1のスリットSLT1と相違がある。
第4の金属層M4は、第2のスリットSLT2と重なるように位置することができる。第4の金属層M4が、第2のスリットSLT2と重なって位置することにより、第2のスリットSLT2によってヘイズの不良が発生することを効果的に防止することができる。
また、第4の金属層M4は、第1のスリットSLT1とも重なるように位置することができる。第3の金属層M3だけでなく、第4の金属層M4も、第1のスリットSLT1と重なって位置する場合、第1のスリットSLT1によって発生し得るヘイズをより効果的に防止することができる。別の実施形態では、第4の金属層M4は、第1~第3の金属層M1、M2、M3の全てを覆い、第1~第3の金属層M1、M2、M3と、アノード電極AEとの間に、寄生キャパシタが生じるのを防ぐことができる。
図16は、本開示の実施形態による表示装置の断面図である。以下、図16を参照して説明する際に、特に明記していない事項は、先に図8及び図9を参照して説明したものと同様であり得る。
図16を参照すると、第1の光学領域OA1においてアノード延長ラインAELを構成する第1の金属層M1の線幅w1と、第1の光学領域OA1においてアノード延長ラインAELを構成する第2の金属層M2の線幅w2とは、互いに同じであってもよい。
例えば、線幅w1及び線幅w2は、工程上の誤差を考慮して決定された最小線幅であり得る。線幅w1及び線幅w2の両方が、最小線幅を有する場合、より多くのアノード延長ラインAELを形成することができる。したがって、第1の光学領域OA1で多数の発光素子を駆動することができるので、表示装置が第1の光学領域OA1において優れた表示品質を有することができる。この例では、第1の金属層M1の線幅w1及び第2の金属層M2の線幅w2は、両方とも工程上の誤差を考慮して形成できる最小限の線幅であるため、互いに同じであってもよい。
アノード延長ラインは、第2のアノード延長ラインAEL2を含み得る。第2のアノード延長ラインAEL2は、第1のアノード延長ラインAEL1に隣接して位置することができる。第1のアノード延長ラインAEL1の第1の金属層M1と、第2のアノード延長ラインAEL2の第1の金属層M1との間の間隔d1は、第1のアノード延長ラインAEL1の第2の金属層M2と、第2のアノード延長ラインAEL2の第2の金属層M2との間の間隔d2と同じであってもよい。
例えば、間隔d1及び間隔d2は、プロセス上の誤差を考慮して決定された最小限の間隔であり得る。間隔d1及び間隔d2の両方が、最小間隔を有する場合、より多くのアノード延長ラインAELを形成することができる。したがって、第1の光学領域OA1で多数の発光素子を駆動することができるので、表示装置が第1の光学領域OA1において優れた表示品質を有することができる。この例では、第1のアノード延長ラインAEL1の第1の金属層M1と、第2のアノード延長ラインAEL2の第1の金属層M1との間の間隔d1と、第1のアノード延長ラインAEL1の第2の金属層M2と、第2のアノード延長ラインAEL2の第2の金属層M2との間の間隔d2とは、両方とも工程上の誤差を考慮して形成できる最小限の間隔であるため、間隔d1と間隔d2とは、互いに同じであってもよい。
第1のソース-ドレイン電極SD1は、先に図8及び図9を参照して説明した第1のソース電極又は第1のドレイン電極であってもよい。第2のソース-ドレイン電極SD2は、先に図8及び図9を参照して説明した第1の中継電極又は第2の中継電極であってもよい。
第1の金属層M1は、第1のゲート電極G1及び第1のキャパシタ電極PLT1と同じ層に位置することができる。第2の金属層M2は、第2のキャパシタ電極PLT2と同じ層に位置することができる。第3の金属層M3は、第2のゲート電極G2と同じ層に位置することができる。第4の金属層M4は、第1のソース-ドレイン電極SD1と同じ層に位置することができる。
図17は、本開示の実施形態による表示装置の断面図である。以下、図17を参照して説明する際に、特に明記していない事項は、先に図8及び図9を参照して説明したものと同様であり得る。
図17を参照すると、第1の金属層M1、第2の金属層M2、第3の金属層M3及び第4の金属層M4は、不透明であり得る。即ち、第1の光学領域OA1において、アノード延長ラインAEL1、AEL2を構成する第1の金属層M1、第2の金属層M2、第3の金属層M3、及び第4の金属層M4は、不透明であり得る。例えば、不透明な第1の金属層M1、第2の金属層M2、第3の金属層M3及び第4の金属層M4は、薄膜トランジスタアレイ基板を構成する不透明な金属層と同じ材料で構成され得る。
第1の金属層M1、第2の金属層M2、第3の金属層M3及び第4の金属層M4が不透明である場合、第1の金属層M1、第2の金属層M2、第3の金属層M3及び第4の金属層M4が、より高い導電性を有することができるので、表示装置の効率を向上させることができる。
また、第1の金属層M1、第2の金属層M2、第3の金属層M3、及び第4の金属層M4が不透明である場合、隣接する金属層によって形成されるスリットSLT1、SLT2で通過される光又は回折される光を、第3の金属層M3及び第4の金属層M4が効果的に遮断できるため、第1の光学領域OA1と重畳して位置するカメラなどの光学電子装置が、よりスムーズに光を受光することができる。
図18は、本開示の実施形態による表示装置の断面図である。以下、図18を参照して説明する際に、特に明記していない事項は、先に図8及び図9を参照して説明したものと同様であり得る。
図18を参照すると、第1の金属層M1′、第2の金属層M2′、及び第3の金属層M3′は、透明であり得る。即ち、第1の光学領域OA1において、アノード延長ラインAEL1、AEL2を構成する第1の金属層M1′、第2の金属層M2′、及び第3の金属層M3′は、透明であり得る。例えば、透明な第1の金属層M1′、第2の金属層M2′、及び第3の金属層M3′は、薄膜トランジスタアレイの上部に位置する透明な導電性金属層と同じ材料で構成できる。
第1の金属層M1′、第2の金属層M2′、及び第3の金属層M3′が透明である場合、第1の光学領域OA1がより高い透過度を有することができるので、第1の光学領域OA1と重畳して位置する光学電子装置が、よりスムーズに光を受光することができる。
図19は、本開示の実施形態によるアノード延長ラインAELの形状によるフレア抑制効果を説明する。
図19を参照すると、本開示の実施形態による表示装置は、様々な形状のアノード延長ラインAELを含み得る。より具体的には、実施例1は、アノード延長ラインAELを形成する金属層が、スリットを形成する実施例であり、実施例2は、先に図14~図18を参照して説明したように、金属層によって形成されたスリットが、異なる金属層と重なる実施例であり、実施例3は、実施例2のいくつかのアノード延長ラインパターンの位相が反転された実施例である。REF.1は、第1の光学領域OA1にカメラホールのみを配置した比較例である。
実施例1~3のフレアを見ると、REF.1と比較して、ある程度のフレアが発生したが、いずれも特定の方向へのフレアが発生していないことがわかる。即ち、いずれかの方向に延びるアノード延長ラインAELが位置しても、フレアの形状が対称的な形状をなしているので、いずれかの方向にフレアが最大化されることを効果的に防止することが分かる。
具体的に、実施例1及び2はいずれも、フレア抑制効果に優れ、パターン位相を反転した実施例3は、フレア抑制能力の点で、実施例1及2と大きな差はない。
図20は、本開示の比較例及び実施例によるアノード接続ラインACLの形状によるフレア抑制効果を説明する図である。
図20を参照すると、REF.1は、第1の光学領域OA1にカメラホールのみが位置する比較例であり、REF.2は、複数のカソードホールパターンが配置され、実施例は、アノード電極及びアノード接続ラインACLが位置する実施例である。
REF.2では、カソードホールパターンによって、REF.1で観察されていないフレアが観察される。実施例の場合、REF.2よりフレアが抑制された。したがって、本開示の実施形態による曲線状のアノード接続ラインACLを含む表示装置は、フレアが抑制されることが分かる。
以上で説明した本開示の実施形態を簡単に説明すると、以下の通りである。
本開示の実施形態による表示装置100は、表示領域DA、カソード電極CE、第1の発光素子ED1、第1のサブピクセル回路部SPC1、第1のアノード電極AE1及びアノード延長ラインAELを含み得る。
表示領域DAは、第1の光学領域OA1と、第1光学領域OA1の外郭に位置する第1の光学ベゼル領域OBA1とを含み得る。カソード電極CEは、第1の光学領域OA1内に複数のカソードホールCHを含み得る。第1の発光素子ED1は、第1の光学領域OA1に位置し、第1のアノード電極AE1を含み得る。第1のサブピクセル回路部SPC1は、第1の光学ベゼル領域OBA1に位置することができる。アノード延長ラインAELは、第1のサブピクセル回路部SPC1と、第1のアノード電極AE1とを電気的に接続し、カソードホールCHと重ならないように位置することができる。アノード延長ラインAELの形状は、曲線状であり得る。
アノード延長ラインAELの形状は、カソードホールCHを迂回する曲線状であり得る。
カソードホールCHの形状は、円形であり得る。また、アノード延長ラインAELの形状は、カソードホールCHを迂回するS字形であってもよい。
表示装置100は、第1の光学領域OA1に位置する第1の発光領域EA1、第1の光学領域OA1に位置する第2の発光領域EA2、及び第1の発光領域EA1と第2の発光領域EA2を接続するアノード接続ラインACLを含み得る。第1の発光領域EA1と第2の発光領域EA2とは、同じ色の光を放出することができる。アノード接続ラインACLは、カソードホールCHと重ならないように位置し、アノード接続ラインACLの形状は、カソードホールCHを迂回する曲線状であり得る。
アノード延長ラインAELは、第1のアノード延長ラインAEL1を含み得る。第1のアノード延長ラインAEL1は、第1の金属層M1、第1の金属層M1上に位置する第2の金属層M2、及び第2の金属層M2上に位置する第3の金属層M3を含み得る。第1の金属層M1と第2の金属層M2とは、互いに重ならないように位置して、第1のスリットSLT1を形成することができる。第3の金属層M3は、前記第1のスリットSLT1と重なるように位置することができる。表示装置100は、第4の金属層M3をさらに含み得る。第1の金属層M1と第2の金属層M2とは、互いに重ならないように位置して、第2のスリットSLT2を形成し、第4の金属層M4は、第2のスリットSLT2と重なるように位置することができる。第1の金属層M1の線幅w1と、第2の金属層M2の線幅w2とは、互いに同じであってもよい。
アノード延長ラインAELは、第2のアノード延長ラインAEL2を含み得る。第2のアノード延長ラインAEL2は、第1の金属層M1、第2の金属層M2、及び第3の金属層M3を含み得る。第2のアノード延長ラインAEL2は、第1のアノード延長ラインAEL1に隣接して位置することができる。
第1のアノード延長ラインAEL1の第1の金属層M1と、第2のアノード延長ラインAEL2の第1の金属層M1との間の間隔d1は、第1のアノード延長ラインAEL1の第2の金属層M2と、第2のアノード延長ラインAEL2の第2の金属層M2との間の間隔d2と同じであってもよい。
第1の金属層M1、第2の金属層M2、第3の金属層M3、及び第4の金属層M4は、不透明であり得る。
第1の金属層M1、第2の金属層M2、及び第3の金属層M3は、透明であり得る。
以上の説明は、本開示の技術思想を例示的に説明したものに過ぎず、本開示が属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本開示の本質的な特性から逸脱しない範囲で、様々な修正及び変形が可能であろう。また、本開示に示された実施形態は、本開示の技術思想を限定するものではなく、説明するためのものであるので、これらの実施形態によって本開示の技術思想の範囲が限定されるものではない。
100 表示装置
110 表示パネル

Claims (15)

  1. 第1の光学領域、及び前記第1の光学領域の外郭に位置する第1の光学ベゼル領域を含む表示領域と、
    前記第1の光学領域内に複数のカソードホールを含むカソード電極と、
    前記第1の光学領域に位置し、第1のアノード電極を含む第1の発光素子と、
    前記第1の光学ベゼル領域に位置する第1のサブピクセル回路部と、
    前記第1のサブピクセル回路部と前記第1のアノード電極とを電気的に接続し、前記カソードホールと重ならないように位置するアノード延長ラインとを含み、
    前記アノード延長ラインの形状は曲線状である、表示装置。
  2. 前記アノード延長ラインの形状は、前記カソードホールを迂回する曲線状である、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記カソードホールの形状は円形であり、
    前記アノード延長ラインの形状は、前記カソードホールを迂回するS字形である、請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記第1の光学領域に位置する第1の発光領域と、
    前記第1の光学領域に位置する第2の発光領域と、
    前記第1の発光領域と、前記第2の発光領域とを接続するアノード接続ラインとをさらに含む、請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記第1の発光領域及び前記第2の発光領域は同じ色の光を放出する、請求項4に記載の表示装置。
  6. 前記アノード接続ラインは、前記カソードホールと重ならないように配置され、
    前記アノード接続ラインの形状は、前記カソードホールを迂回する曲線状である、請求項4に記載の表示装置。
  7. 前記アノード延長ラインは、第1の金属層、前記第1の金属層上に位置する第2の金属層、及び前記第2の金属層上に位置する第3の金属層を含む第1のアノード延長ラインを含み、
    前記第1の金属層と前記第2の金属層とは、互いに重ならないように位置し、第1のスリットを形成し、
    前記第3の金属層は、前記第1のスリットと重なるように位置する、請求項1に記載の表示装置。
  8. 前記アノード延長ラインは、前記第1の金属層、前記第2の金属層、及び前記第3の金属層を含み、前記第1のアノード延長ラインに隣接して位置する第2のアノード延長ラインをさらに含み、
    前記第1のアノード延長ライン及び前記第2のアノード延長ライン上には、第4の金属層が配置され、
    前記第1のアノード延長ラインと前記第2のアノード延長ラインとは、互いに重ならないように位置し、第2のスリットを形成し、
    前記第4の金属層は、前記第2のスリットと重なるように位置する、請求項7に記載の表示装置。
  9. 前記第1の金属層の線幅と前記第2の金属層の線幅とは、互いに同じである、請求項7に記載の表示装置。
  10. 前記アノード延長ラインは、前記第1の金属層、前記第2の金属層、及び前記第3の金属層を含み、前記第1のアノード延長ラインに隣接して位置する第2のアノード延長ラインをさらに含み、
    前記第1のアノード延長ラインの第1の金属層と前記第2のアノード延長ラインの第1の金属層との間の間隔は、前記第1のアノード延長ラインの第2の金属層と前記第2のアノード延長ラインの第2の金属層との間の間隔と同じである、請求項7に記載の表示装置。
  11. 前記第1の金属層、前記第2の金属層、前記第3の金属層、及び前記第4の金属層は不透明である、請求項8に記載の表示装置。
  12. 前記第1の金属層、前記第2の金属層、及び前記第3の金属層は透明である、請求項7に記載の表示装置。
  13. 単位面積当たりの前記アノード延長ラインの数は、前記第1の光学領域の端から、前記第1の光学領域の中央に向かって減少する、請求項1に記載の表示装置。
  14. 前記第1の光学ベゼル領域を囲む一般領域を含み、選択的に、前記第1の光学領域が、前記一般領域と前記第1の光学ベゼル領域よりも高い光透過率を有する、請求項1に記載の表示装置。
  15. 前記複数のアノード延長ラインは複数のグループに分けられ、前記複数のグループの各々の厚さは、前記第1の光学領域の端から前記第1の光学領域の中央に向かって減少する、請求項1に記載の表示装置。
JP2023211657A 2022-12-30 2023-12-15 表示装置 Pending JP2024096015A (ja)

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