JP2024095880A - 情報処理方法、プログラム及び情報処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】非代替性トークン(NFT)に対応する拡散タスクの実行に伴い報酬を得る情報処理方法、プログラム及び情報処理装置を提供する。【解決手段】情報処理装置1、ブロックチェーンシステム2及び情報処理端末3を含み、各装置がインターネット等のネットワークNを介して情報の送受信を行う報酬分配システムにおいて、種々の情報に対する処理、記憶及び送受信を行う情報処理装置であるサーバは、NFTを保有しているユーザのユーザ端末3に対し拡散タスクを送信し、ブロックチェーン2を通じて拡散タスクを実行し、かつ、拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザに報酬を付与する。これにより、NFTに対応する拡散タスクの実行に伴い報酬を得ることが可能となる。【選択図】図1
Description
本発明は、情報処理方法、プログラム及び情報処理装置に関する。
近年、ブロックチェーンシステム上で発行された非代替性トークン(NFT;Non-Fungible Token)を利用して代替不能な資産価値を付与する技術が注目を集めている。特許文献1には、NFT又はこれに関連付けられたスマートコントラクトに含まれるテキストデータを参照し、デジタルコンテンツを更新して出力するコンテンツ出力システムが開示されている。
しかしながら、特許文献1に係る発明は、NFTを保有するユーザが、当該NFTに対応する拡散タスクの実行に伴い報酬を得ることができないという問題がある。
一つの側面では、NFTに対応する拡散タスクの実行に伴い報酬を得ることが可能な情報処理方法等を提供することを目的とする。
一つの側面に係る情報処理方法は、非代替性トークンを保有しているユーザに対し拡散タスクを出力し、前記拡散タスクを実行し、かつ、前記拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザに報酬を付与する処理を実行させることを特徴とする。
一つの側面では、NFTに対応する拡散タスクの実行に伴い報酬を得ることが可能となる。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施形態1)
実施形態1は、NFTを保有しているユーザに対し拡散タスクを出力し、当該拡散タスクにおける報酬をユーザに付与する形態に関する。
実施形態1は、NFTを保有しているユーザに対し拡散タスクを出力し、当該拡散タスクにおける報酬をユーザに付与する形態に関する。
NFTは、鑑定書または所有証明書付きのデジタルデータであり、仮想通貨と同様にデータ管理にブロックチェーン技術が用いられ、改ざん・偽造ができない仕組みである。ユーザが取引対象を購入した場合、当該取引対象に対応するNFTがブロックチェーンシステム上でユーザに発行される。
取引対象は、商品またはサービスを含む。商品は、例えば、デジタルコンテンツ(音楽、映画またはゲームキャラクター等)、アート作品(絵画、彫刻、イラストレーションまたは写真等)、コンサート、競技大会もしくは遊園地等のチケット(入場券)、または、モノとして取引される洋服、靴、バッグもしくは家具等を含む。サービスは、例えば、ファンクラブサービスまたはスポーツクラブ会員サービス等を含む。本実施形態では、取引対象がNFTゲームのキャラクターまたはアイテム等である。
図1は、拡散タスクにおける報酬分配システムの概要を示す説明図である。本実施形態のシステムは、情報処理装置1、ブロックチェーンシステム2及び情報処理端末3を含み、各装置はインターネット等のネットワークNを介して情報の送受信を行う。
情報処理装置1は、種々の情報に対する処理、記憶及び送受信を行う情報処理装置である。情報処理装置1は、例えばサーバ装置、パーソナルコンピュータまたは汎用のタブレットPC(パソコン)等である。本実施形態において情報処理装置1はサーバ装置であるものとし、以下では簡潔のためサーバ1と読み替える。
ブロックチェーンシステム2は、分散型台帳技術又は分散型ネットワークである。ブロックチェーンシステム2は、コンセンサス処理を実行する複数のノード21により構成される。ノード21の各々は、当該コンセンサス処理の実行を通じて、ブロックチェーンデータのコピーを保持する。ブロックチェーンシステム2は、ブロックと呼ばれるデータの単位を一定時間ごとに生成し、鎖のように連結していくことによりデータを保管する。
ブロックチェーンシステム2は、ピアツーピア(Peer to Peer)ネットワークと分散型タイムスタンプサーバの使用により自律的に管理される。鎖状に保存しているため、ブロック内のデータを一度記憶した場合、該データを遡及的に変更することが難しい。なお、ブロックチェーンシステム2は、パブリック型、プライベート型、コンソーシアム型のいずれであっても良い。データの単位はブロックではなく個々のトランザクションであっても良い。また、データの保存は鎖状以外にも有向非巡回グラフ等の保存形式であっても良い。以下では簡潔のため、ブロックチェーンシステム2をブロックチェーン2と読み替える。
情報処理端末3は、拡散タスクの受信及び実行、並びに、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求の実行、及び報酬の受取等を行う端末装置である。情報処理端末3は、例えばスマートフォン、携帯電話、アップルウォッチ(Apple Watch:登録商標)等のウェアラブルデバイス、タブレット、またはパーソナルコンピュータ端末等の情報処理機器である。以下では簡潔のため、情報処理端末3をユーザ端末3と読み替える。
本実施形態に係るサーバ1は、NFTを保有しているユーザを特定する。サーバ1は、特定したユーザのユーザ端末3に拡散タスクを送信する。なお、拡散タスクに関しては後述する。サーバ1は、ブロックチェーン2を通じて、拡散タスクを実行し、且つ、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザに報酬を付与する。
図2は、サーバ1の構成例を示すブロック図である。サーバ1は、制御部11、記憶部12、通信部13、読取部14及び大容量記憶部15を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)、または量子プロセッサ等の演算処理装置を含む。制御部11は、記憶部12に記憶された制御プログラム1P(プログラム製品)を読み出して実行することにより、サーバ1に係る種々の情報処理または制御処理等を行う。
また、制御プログラム1Pには、例えばイーサリアムのGeth(Go-Ethereum)等のスマートコントラクトの生成・実行、仮想通貨の送金、アカウントの作成、またはマイニング等の処理を実行するプログラムが含まれる。制御部11は、ハッシュ値算出部11a及び電子署名作成部11bを含む。ハッシュ値算出部11aは、暗号学的ハッシュ関数を用いて各種情報のハッシュ値を算出する処理を行う。電子署名作成部11bは、偽造又は改ざんを防止するため、公開鍵暗号方式に基づくデジタル認証用の署名を生成する。
なお、制御プログラム1Pは、単一のコンピュータ上で、または1つのサイトにおいて配置されるか、もしくは複数のサイトにわたって分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開することができる。なお、図2では制御部11を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。
記憶部12はRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等のメモリ素子を含み、制御部11が処理を実行するために必要な制御プログラム1P又はデータ等を記憶している。また、記憶部12は、制御部11が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。通信部13は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、ブロックチェーン2のノード21またはユーザ端末3等との間で情報の送受信を行う。
読取部14は、CD(Compact Disc)-ROM又はDVD(Digital Versatile Disc)-ROMを含む可搬型記憶媒体1aを読み取る。制御部11が読取部14を介して、制御プログラム1Pを可搬型記憶媒体1aより読み取り、大容量記憶部15に記憶しても良い。また、ネットワークN等を介して他のコンピュータから制御部11が制御プログラム1Pをダウンロードし、大容量記憶部15に記憶しても良い。さらにまた、半導体メモリ1bから、制御部11が制御プログラム1Pを読み込んでも良い。
大容量記憶部15は、例えばHDD(Hard disk drive:ハードディスク)、またはSSD(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)等の記録媒体を備える。大容量記憶部15は、ユーザDB(database)151、NFT収益DB152、NFT管理DB153、拡散タスクDB154及び請求管理DB155を含む。
ユーザDB151は、NFTを保有するユーザに関する情報を記憶している。NFT収益DB152は、NFTに関するプラットフォームの収益を記憶している。NFT管理DB153は、NFTに関する管理情報を記憶している。拡散タスクDB154は、NFTに対応する拡散タスクに関する情報を記憶している。請求管理DB155は、拡散タスクにおける報酬に対する請求に関する情報を記憶している。
なお、本実施形態において記憶部12及び大容量記憶部15は一体の記憶装置として構成されていても良い。また、大容量記憶部15は複数の記憶装置により構成されていても良い。更にまた、大容量記憶部15はサーバ1に接続された外部記憶装置であっても良い。
サーバ1は、種々の情報処理及び制御処理等をコンピュータ単体で実行しても良いし、複数のコンピュータで分散して実行しても良い。また、サーバ1は、1台のサーバ内に設けられた複数の仮想マシンによって実現されても良いし、クラウドサーバを用いて実現されても良い。
図3は、ユーザDB151及びNFT収益DB152のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
ユーザDB151は、ユーザID列及びウォレットアドレス列を含む。ユーザID列は、各ユーザを識別するために、一意に特定されるユーザのIDを記憶している。ウォレットアドレス列は、ユーザのウォレットアドレスを記憶している。
ユーザDB151は、ユーザID列及びウォレットアドレス列を含む。ユーザID列は、各ユーザを識別するために、一意に特定されるユーザのIDを記憶している。ウォレットアドレス列は、ユーザのウォレットアドレスを記憶している。
ウォレットアドレスは、取引ごとに作成された仮想通貨用の口座番号であり、文字列又はQRコード(登録商標)として表示する。ウォレットアドレスは、ブロックチェーン2で利用されている公開鍵暗号を基にして、数学的に導出されたアドレスである。また、ユーザのウォレットアドレスは、ブロックチェーン2のノード21に記録され、ブロックチェーン2のシステムが維持し続ける限り改ざんされない。ウォレットアドレスは計算で生成されるため、オンライン又はオフラインでも作成することが可能となる。
NFT収益DB152は、NFT名称列、拡散タスクID列、枚数列及び収益額列を含む。NFT名称列は、NFTの名称を記憶している。拡散タスクID列は、NFTにおける報酬を得るために、ユーザが実行すべき拡散タスクの拡散タスクIDを記憶している。枚数列は、NFTの発行枚数を記憶している。
収益額列は、NFTに関するプラットフォームの収益を記憶している。プラットフォームの収益は、プラットフォームに含まれる各NFTの収益の合計額である。例えば、「A NFT」、「B NFT」及び「C NFT」を含むプラットフォームに対し、当該プラットフォームの収益は、「A NFT」の収益、「B NFT」の収益及び「C NFT」の収益の合計額である。
NFTの収益は、例えば、NFTの販売収益(1次販売収益)における所定割合(例えば、30%)により得られた金額、またはNFTの転売により生じた収益(2次販売収益)における所定割合(例えば、50%)により得られた金額であっても良い。なお、プラットフォームの収益は、例えば、ゲームアプリケーション内に設けられた課金サービスにより得られた収益を含んでも良い。
収益額列は、更に月毎の収益額列(2022年12月及び2023年1月等)を含む。月毎の収益額列は、各月の収益額を記憶している。
図4は、NFT管理DB153及び拡散タスクDB154のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。
NFT管理DB153は、NFTに関する情報を記憶している。例えば、ブロックチェーン2上で、Ethereumの一つのスマートコントラクト規格であるERC721を利用し、鑑定書等のようにその「真正性」または「価値」を証明することができるNFTを発行しても良い。ERC721が利用された場合、NFTは、トークン(Token)ID、ユーザのウォレットアドレス(所有者アドレス)及びトークンURI(Uniform Resource Identifier)等が構成される。
NFT管理DB153は、NFTに関する情報を記憶している。例えば、ブロックチェーン2上で、Ethereumの一つのスマートコントラクト規格であるERC721を利用し、鑑定書等のようにその「真正性」または「価値」を証明することができるNFTを発行しても良い。ERC721が利用された場合、NFTは、トークン(Token)ID、ユーザのウォレットアドレス(所有者アドレス)及びトークンURI(Uniform Resource Identifier)等が構成される。
NFTの発行時に、当該NFTのトークンID、ウォレットアドレス及びトークンURI等はブロックチェーン2上で記憶される。トークンURIは、NFTに対するメタデータの場所を示す属性である。メタデータの場所は、例えばメタデータ(画像または動画等)のURL(Uniform Resource Locator)等である。なお、メタデータそのものは、例えばJSON(JavaScript Object Notation)形式で外部のデータベース装置に記憶されても良い。
なお、NFTの発行に関しては、ERC721に限定されず、例えば、ERC1155またはERC4907等を利用しても良い。
NFT管理DB153は、NFT名称列、トークンID列、ウォレットアドレス列、トークンURI列及びスマートコントラクト列を含む。NFT名称列は、NFTの名称を記憶している。例えば、取引対象がゲームである場合、ゲームに対応するゲームNFTの名称または内容等がNFT名称列に記憶される。
トークンID列は、NFTのトークンIDを記憶している。ウォレットアドレス列は、NFTを保有するユーザのウォレットアドレスを記憶している。トークンURI列は、NFTのトークンURIを記憶している。スマートコントラクト列は、拡散タスクにおける報酬をユーザに付与するスマートコントラクトを記憶している。
拡散タスクDB154は、拡散タスクID列、内容列、対象SNS列、更新日時列及び報酬請求期限列を含む。拡散タスクID列は、各拡散タスクを識別するために、一意に特定される拡散タスクのIDを記憶している。内容列は、拡散タスクの内容を記憶している。
拡散タスクは、複数のSNS(Social Networking Service)アプリケーション上での、NFT、またはNFTに対応するプラットフォームに関する情報を拡散すべき旨のタスクである。SNSアプリケーションは、LINE(登録商標)、Twitter(登録商標)、Instagram(登録商標)、TikTok(登録商標)またはFacebook(登録商標)等がある。
内容列には、例えば、NFTにおけるSNSアプリケーション(以下、対象SNSと読み替える)上でのフォロー、リツイートまたはコメントシェア等の実行タスクが記憶されても良い。例えば、拡散タスクが「NFTの内容を対象SNS上で所定期間(例えば、1か月)内に2回のリツイートを実行すること」であっても良い。
対象SNS列は、拡散タスクが実行可能な対象SNSを記憶している。更新日時列は、拡散タスクを更新した日時情報を記憶している。報酬請求期限列は、拡散タスクにおける報酬の報酬請求期限を記憶している。報酬請求期限は、例えば、毎月所定の日付(例えば、月末または16日)までに、拡散タスクにおける報酬に対する請求を完了する期限である。
図5は、請求管理DB155のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。請求管理DB155は、管理ID列、ウォレットアドレス列、NFTトークンID列、拡散タスクID列、タスク完了状況列、請求額列、請求状況列、請求日列、業務委託承認列及び付与状況列を含む。管理ID列は、各請求管理のデータを識別するために、一意に特定される請求管理のデータのIDを記憶している。ウォレットアドレス列は、NFTを保有するユーザのウォレットアドレスを記憶している。
NFTトークンID列は、NFTのトークンIDを記憶している。拡散タスクID列は、拡散タスクを特定する拡散タスクIDを記憶している。タスク完了状況列は、拡散タスクの完了状況(例えば、完了または未完了)を記憶している。請求額列は、拡散タスクにおける報酬に対する請求額を記憶している。請求状況列は、拡散タスクにおける報酬に対する請求状況(例えば、請求済または未請求)を記憶している。請求日列は、拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行した日付を記憶している。
業務委託承認列は、業務委託の承認状況(完了または未完了)を記憶している。業務委託は、ユーザに対する拡散タスクの実行依頼である。拡散タスクを委託する委託者がユーザ(受託者)に拡散タスクを依頼し、ユーザは当該拡散タスクを実行することにより報酬を得る。ユーザが拡散タスクを実行した場合、当該拡散タスクにおける業務委託の承認が完了と見なされる。付与状況列は、報酬をユーザに付与する状況(付与済または未付与等)を記憶している。
なお、上述した各DBの記憶形態は一例であり、データ間の関係が維持されていれば、他の記憶形態であっても良い。
図6は、ブロックチェーン2のノード21の構成例を示すブロック図である。ブロックチェーン2のノード21は、制御部211、記憶部212、通信部213、受付部214、出力部215、ブロック生成部216、ブロック検証部217及びブロック共有部218を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部211は、他ノード21(端末)の制御部211と自律分散的に協調して、最新のブロックチェーン(台帳:ブロックチェーンデータのコピー)を記憶部212に保持する。記憶部212には、分散型のネットワークへブロードキャストされたトランザクションが含まれたブロックチェーン(台帳)、及びブロック内の情報の検証処理に必要となる情報等が記憶される。
通信部213は、通信に関する処理を行うための通信モジュールである。受付部214は、外部ノード21から、ブロックチェーン2が管理するブロックチェーン2である分散型のネットワークに記録する情報を受け付ける。出力部215は、外部ノード21からの要求に応じて、自身が保持するブロックチェーン2の情報を出力する。
ブロック生成部216は、受付部214が受け付けた情報を基に、ブロックチェーン2に追加するブロックを生成する。ブロック生成部216は、前ブロックに基づく情報と受付部214が受け付けた情報とを含むブロックを生成する。また、ブロック生成部216は、自身が生成したブロックまたは後述するブロック共有部218を介して他のノード21が生成したブロックに対して、所定のコンセンサス処理として、例えば、ノンスを探索する処理または署名を付与する処理を行った上で、自身が管理するブロックチェーン2にブロックを追加する。なお、ブロック生成部216が生成したブロックに対して、複数のノード21が所定のコンセンサス処理を行って得られたものが、最終的にブロックチェーン2に追加されるブロックとなる。
ブロック検証部217は、自身が保持するブロックチェーン2にブロックを追加する際に、該ブロック内の情報の検証を行う。通常、追加対象とされるブロックは、自ノード21を含むノード21群において最も早く規則が満たされたブロックであるが、悪意のあるノード21が含まれていた場合等を考慮して、実際に規則が満たされているか等を検証しても良い。
ブロック共有部218は、ブロックチェーン2に属するノード21間で情報交換を行う。ブロック共有部218は、より具体的には、受付部214が受け付けた情報、ブロック生成部216が生成したブロック、及び他のノード21から受け付けたブロック等を、適宜他のノード21に送信する。これにより、可能な限り全てのノード21でこれらの情報および最新のブロックチェーン2を共有する。
なお、図6の構成はあくまで一例であって、ブロックチェーンのノード21は、改ざんが困難なブロックチェーン2を複数のノードが共有して管理するための所定のコンセンサス処理を実行可能であり、外部ノードからの要求に応じて分散型のネットワークへの情報追加、及び分散型のネットワークに記録された情報の参照が可能なノードであれば、具体的な構成は問わない。
なお、サーバ1は、ブロックチェーン2のノード21であっても良い。
図7は、ユーザ端末3の構成例を示すブロック図である。ユーザ端末3は、制御部31、記憶部32、通信部33、入力部34及び表示部35を含む。各構成はバスBで接続されている。
制御部31はCPUまたはMPU等の演算処理装置を含み、記憶部32に記憶された制御プログラム3P(プログラム製品)を読み出して実行することにより、ユーザ端末3に係る種々の情報処理、または制御処理等を行う。また、制御部31は、ハッシュ値算出部31a及び電子署名作成部31bを含む。ハッシュ値算出部31aは、暗号学的ハッシュ関数を用いて、ウォレットアドレス等を算出する処理を行う。電子署名作成部31bは、偽造又は改ざんを防止するため、公開鍵暗号方式に基づくデジタル認証用の署名を生成する。
また制御プログラム3Pには、例えばイーサリアムのGeth等のスマートコントラクトの生成・実行、仮想通貨の送金、アカウントの作成、またはマイニング等の処理を実行するプログラムが含まれる。なお、図7では制御部31を単一のプロセッサであるものとして説明するが、マルチプロセッサであっても良い。
記憶部32はRAM、ROM等のメモリ素子を含み、制御部31が処理を実行するために必要な制御プログラム3P又はデータ等を記憶している。また、記憶部32は、制御部31が演算処理を実行するために必要なデータ等を一時的に記憶する。
通信部33は通信に関する処理を行うための通信モジュールであり、ネットワークNを介して、サーバ1等と情報の送受信を行う。入力部34は、キーボード、マウスまたは表示部35と一体化したタッチパネルでも良い。表示部35は、液晶ディスプレイ又は有機EL(electroluminescence)ディスプレイ等であり、制御部31の指示に従い各種情報を表示する。
図8は、拡散タスクにおける報酬をユーザに付与する処理を説明する説明図である。サーバ1は、NFTを保有するユーザを特定する。具体的には、サーバ1は、NFTの名称に基づき、当該NFTを保有するユーザのウォレットアドレスをNFT管理DB153から取得する。サーバ1は、取得したユーザのウォレットアドレスに基づき、該当するユーザのユーザIDをユーザDB151から特定する。
サーバ1は、NFTの名称に基づき、当該NFTにおける報酬を得るための実行すべき拡散タスクの拡散タスクIDをNFT収益DB152から取得する。サーバ1は、取得した拡散タスクIDに基づき、該当する拡散タスクの拡散タスク情報を拡散タスクDB154から取得する。
拡散タスク情報は、拡散タスクの内容、及び拡散対象となる複数のSNS(LINE、Twitter、InstagramまたはFacebook等)の情報を含む。拡散タスクの内容は、NFT、または当該NFTに対応するプラットフォームに関する情報である。例えば、拡散タスクが、NFTにおける対象SNS上でのフォロー、リツイートまたはコメントシェア等であっても良い。
サーバ1は、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行するための請求データの管理IDを割り振る。サーバ1は、割り振った管理IDに対応付けて、ユーザのウォレットアドレス、NFTのトークンID、拡散タスクID、「未完了」であるタスク完了状況、「未請求」である請求状況、「未完了」である業務委託承認情報、及び「未付与」である報酬の付与状況を一つのレコードとして請求管理DB155に記憶する。
サーバ1は、特定したユーザのユーザ端末3に、取得した拡散タスク情報を送信する。ユーザ端末3は、サーバ1から送信された拡散タスク情報を受信する。ユーザ端末3は、受信した拡散タスク情報に含まれる拡散タスクの内容、及び拡散対象となる複数のSNSの情報を画面に表示する。ユーザ端末3は、受信した拡散タスク情報に基づき、ユーザによる拡散タスクの実行要求を受け付けた場合、拡散タスクに対応する対象SNSのSNSサーバを通じて、当該拡散タスクを実行する。SNSサーバは、ネットワークNを介して、ユーザ端末3にSNSを提供するサーバである。
例えば、拡散タスクが「NFTの内容を対象SNS上でのリツイートを実行すること」である。ユーザ端末3は、対象SNSのSNSサーバを通じて、NFTの内容を当該対象SNS上にリツイートする。または、拡散タスクが「対象SNS上でのアカウント(例えば、@AAA)へフォロー」である。ユーザ端末3は、ユーザによる指定されたアカウントのフォロー要求を受け付ける。ユーザ端末3は、受け付けたフォロー要求に応じて、対象SNSのSNSサーバを通じて、指定されたアカウントへのフォローを実行する。
更にまた、拡散タスクが「NFTの内容を対象SNS上でコメント付きシェアすること」である。ユーザ端末3は、シェア対象となるNFTの内容に対し、ユーザによるコメントの入力を受け付ける。ユーザ端末3は、対象SNSのSNSサーバを通じて、受け付けたコメントをNFTの内容に関連付けて当該対象SNS上でのシェアを実行する。
ユーザ端末3は、拡散タスクを実行した場合、拡散タスクの実行完了通知をサーバ1に送信する。実行完了通知には、拡散タスクID、NFTのトークンID及びウォレットアドレス等が含まれる。なお、実行完了通知には、ユーザによる拡散タスクの実行画面または実行完了画面のスクリーンショット等が含まれても良い。なお、拡散タスクの実行状況を、後述する拡散タスクの表示画面(図10A)を通じて確認することができる。
なお、ユーザ端末3は、拡散タスクを委託する委託者の端末装置、または管理者の端末装置等に、拡散タスクの実行完了通知を送信しても良い。委託者または管理者により拡散タスクの実行状況を確認することができる。
サーバ1は、ユーザ端末3から送信された拡散タスクの実行完了通知を受信する。サーバ1は、受信した実行完了通知に応じて、拡散タスクID、トークンID及びウォレットアドレスに基づき、請求管理DB155のタスク完了状況列に「完了」を更新する。
サーバ1は、拡散タスクIDに基づき、当該拡散タスクにおける報酬の報酬請求期限を拡散タスクDB154から取得する。サーバ1は、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求が可能である旨、及び取得した報酬請求期限をユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3は、サーバ1から送信された報酬に対する請求が可能である旨、及び報酬請求期限を受信して画面に表示する。
ユーザがNFTにおける報酬を得るために、報酬に対する請求を実行することが必要である。具体的には、ユーザ端末3は、ユーザによるNFTにおける報酬に対する請求の実行要求を受け付ける。実行要求には、NFTのトークンID、拡散タスクID及び請求日時等が含まれる。ユーザ端末3は、受け付けた実行要求をサーバ1に送信する。
サーバ1は、ユーザ端末3から送信された報酬に対する請求の実行要求を受信する。サーバ1は、受信した実行要求に応じて、実行要求に含まれる請求日時が報酬請求期限を経過したか否かを判定する。サーバ1は、請求日時が報酬請求期限を経過したと判定した場合、報酬に対する請求が不可能である旨を含むメッセージをユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3は、サーバ1から送信されたメッセージを受信して画面に表示する。
サーバ1は、請求日時が報酬請求期限を経過していないと判定した場合、ユーザに付与する報酬を算出する。具体的には、サーバ1は、NFTの名称に基づき、当該NFTに関するプラットフォームの収益額をNFT収益DB152から取得する。サーバ1は、NFTの名称について、当該NFTを保有するユーザのウォレットアドレスをNFT管理DB153から取得する。
サーバ1は、NFTのトークンIDと、取得した各ユーザのウォレットアドレスとに基づき、拡散タスクを実行したユーザ数を請求管理DB155から集計する。サーバ1は、取得したNFTに関するプラットフォームの収益額、及び、拡散タスクを実行したユーザ数に基づき、各ユーザが得るべき報酬を算出する。各ユーザが得るべき報酬は、以下の式(1)で表される。
報酬=収益額/拡散タスクを実行したユーザ数 …(1)
報酬=収益額/拡散タスクを実行したユーザ数 …(1)
例えば、NFTに関するプラットフォームの収益額が1000ドルであり、且つ、拡散タスクを実行したユーザが10人である場合、上述した式(1)により、各ユーザが得るべき報酬が100ドルである。
サーバ1は、請求管理DB155に記憶された当該拡散タスクにおける報酬に対する請求の請求データを更新する。具体的には、サーバ1は、対象NFTのトークンIDに基づき、請求データの管理IDを請求管理DB155から取得する。サーバ1は、取得した管理IDに対応付けて、「完了」であるタスク完了状況、報酬(請求額)、「請求済」である請求状況、請求日及び「完了」である業務委託承認情報を請求管理DB155に記憶する。
サーバ1は、拡散タスクを実行し、かつ、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザに報酬を付与する。具体的には、サーバ1は、当該NFTのトークンID、及び拡散タスクを実行したユーザのウォレットアドレスに基づき、タスク完了状況が「完了」であり、且つ、請求状況が「請求済」であるユーザのウォレットアドレスを請求管理DB155から取得する。サーバ1は、ブロックチェーン2を通じて、報酬を付与するスマートコントラクトにより、算出した報酬に相当する暗号資産(例えば、仮想通貨)を対象ユーザのウォレットアドレスに付与する。
スマートコントラクトは、事前に執行条件及び契約内容の定義がプログラム化されてトランザクションに組み込まれ、執行条件及び契約内容に合致した取引が発生した場合、自動的に契約が履行される仕組みである。トランザクションは、ブロックチェーン2における取引記録であり、ブロックチェーン2の参加者間での各種の情報及び価値の移転を記憶している。
図9は、スマートコントラクトによりユーザに報酬を付与する説明図である。
図9Aは、スマートコントラクトをブロックチェーン2のいずれかのノード21に出力する動作を説明する説明図である。サーバ1は、報酬の付与処理を行うための必要な執行条件、ユーザに付与する仮想通貨量、拡散タスクを委託した委託者(付与元)のウォレットアドレス、及び付与対象ユーザ(付与先)のウォレットアドレス等が記述されたスマートコントラクトのコードを生成する。執行条件は、例えば、「拡散タスクの実行完了、且つ、報酬に対する請求の実行完了」であっても良い。
図9Aは、スマートコントラクトをブロックチェーン2のいずれかのノード21に出力する動作を説明する説明図である。サーバ1は、報酬の付与処理を行うための必要な執行条件、ユーザに付与する仮想通貨量、拡散タスクを委託した委託者(付与元)のウォレットアドレス、及び付与対象ユーザ(付与先)のウォレットアドレス等が記述されたスマートコントラクトのコードを生成する。執行条件は、例えば、「拡散タスクの実行完了、且つ、報酬に対する請求の実行完了」であっても良い。
サーバ1は、生成したスマートコントラクトのコードを含むトランザクションをブロックチェーン2のいずれかのノード21に送信する。ブロックチェーン2のノード21は、サーバ1から送信されたトランザクションを受信する。ノード21は、受信したトランザクションに含まれるスマートコントラクトを記録する。スマートコントラクトのコードの内容は、ユーザが拡散タスクを実行し、かつ、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行した場合に、各ユーザのウォレットアドレス宛に仮想通貨量を付与する契約をコードで定義している。
なお、本実施形態では、単一のスマートコントラクトが単一のトランザクションに含まれたが、これに限るものではない。例えば、連携された複数のスマートコントラクトが単一又は複数のトランザクションに含まれても良い。
図9Bは、スマートコントラクトのコードを含むトランザクションの一例を示す説明図である。トランザクションは、スマートコントラクトのコード、ユーザに付与する仮想通貨量、委託者のウォレットアドレス及び各ユーザのウォレットアドレス等を含む。ブロックチェーン2のノード21は、「拡散タスクの実行完了、且つ、報酬に対する請求の実行完了」である執行条件に合致した場合、契約内容上で決められた仮想通貨量を各ユーザに付与する。
図9Cは、仮想通貨を自動で付与する動作を説明する説明図である。サーバ1は、ユーザが拡散タスクを実行し、かつ、報酬に対する請求を実行したと判定した場合、予め定義された契約履行の条件に合致するトリガーをブロックチェーン2のいずれかのノード21に送信する。
スマートコントラクトは、ブロックチェーン2に契約及び合意の内容が取引中に変更されない仕組みであるため、ブロックチェーン2の外部情報をトリガーにしてスマートコントラクトを発動させる。これにより、予め定義された契約履行の条件に合致するか否かとの判断処理は、ブロックチェーン2の外部情報を参照することが必要である。トリガーは、外部情報をブロックチェーン2内部に提供するサービス又はサーバ等により実現される。例えば、サーバ1は信頼できる情報を提供するオラクルシステム(Oracle System)と連携しても良く、またはサーバ1で類似の機能を実装しても良い。
本実施形態では、執行条件に合致した場合、報酬付与に関連する情報をブロックチェーン2のノード21に取り込んで、予め定義された契約履行の条件に合意形成する。ノード21は、形成した合意に応じて、仮想通貨を自動的に各ユーザのウォレットアドレス宛に付与する契約を履行する。
具体的には、サーバ1は、ユーザが拡散タスクを実行し、かつ、報酬に対する請求を実行したと判定した場合、報酬付与に関する情報をトリガーにしてブロックチェーン2のいずれかのノード21に送信する。報酬付与に関する情報は、契約履行指示、ユーザに付与する仮想通貨量、委託者のウォレットアドレス、及び各付与対象ユーザのウォレットアドレス等を含む。契約履行指示には、ユーザが拡散タスクを実行し、且つ、報酬に対する請求を実行した情報が含まれる
ノード21は、サーバ1から送信されたトリガーに含まれる契約履行指示に基づいて、予め定義された契約履行の条件に合意したか否かを判定する。ノード21は、契約履行の条件に合意したと判定した場合、スマートコントラクトを実行させて、各ユーザのウォレットアドレス宛に仮想通貨量を付与する。
このように、ブロックチェーン2のノード21は、スマートコントラクトを発動させるトリガーを受け付け、予め定義された契約履行の条件に基づき、スマートコントラクト処理を自動的に実行させる。ノード21は、スマートコントラクトコードに記述された各ユーザのウォレットアドレス宛とし、仮想通貨量を送信する。ユーザ端末3は、ブロックチェーン2のノード21経由で仮想通貨量を受け取る。
なお、ユーザへの報酬付与処理は、スマートコントラクトに限られるものではない。例えばサーバ1は、ユーザに報酬を付与するトランザクションを作成し、作成したトランザクションをブロックチェーン2のいずれかのノード21に送信する。ブロックチェーン2のノード21は、サーバ1から送信されたトランザクションを受信し、受信したトランザクションを実行しても良い。ブロックチェーン2のノード21は、トランザクションに含まれる各ユーザのウォレットアドレス宛に報酬を付与する。
なお、報酬は、上述した暗号資産(例えば、仮想通貨)に限らず、銀行口座等に送金する法定通貨、ネットワーク上で流通するデジタル資産(電子的通貨またはポイント等)、ユーザが保有するNFTとは異なるNFTの付与、または、ゲームキャラクター若しくはアイテムの付与等を含む。例えば、報酬が法定通貨である場合、サーバ1は、銀行口座に送金するサービスを提供している銀行システム等を通じて、各ユーザの銀行口座に報酬を送金しても良い。
図10は、報酬をユーザに付与する画面の一例を示す説明図である。
図10Aは、拡散タスクの表示画面の一例を示す説明図である。当該画面は、ウォレット接続ボタン12a、拡散タスク表示欄12b、請求期限表示欄12c、請求ページ遷移ボタン12d及び実行完了アイコン12eを含む。
図10Aは、拡散タスクの表示画面の一例を示す説明図である。当該画面は、ウォレット接続ボタン12a、拡散タスク表示欄12b、請求期限表示欄12c、請求ページ遷移ボタン12d及び実行完了アイコン12eを含む。
ウォレット接続ボタン12aは、ユーザのウォレットアドレスに用いてシステムにログインするボタンである。拡散タスク表示欄12bは、NFTを保有するユーザに対し出力した拡散タスクを表示する表示欄である。請求期限表示欄12cは、拡散タスクにおける報酬の報酬請求期限を表示する表示欄である。請求ページ遷移ボタン12dは、拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行する請求ページ(画面)に遷移するボタンである。実行完了アイコン12eは、拡散タスクの実行をした状態を示すアイコンである。
ユーザ端末3は、ユーザによるウォレット接続ボタン12aのタッチ(クリック)操作を受け付けた場合、ユーザのユーザID及びウォレットアドレスをサーバ1に送信する。サーバ1は、ユーザ端末3から送信されたユーザID及びウォレットアドレスを用いて、ログイン処理を行う。例えば、サーバ1は、受信したユーザID及びウォレットアドレスと、ユーザDB151に記憶されたユーザID及びウォレットアドレスとを照合することにより、ログイン処理を行う。
サーバ1は、受信したユーザのウォレットアドレスに基づき、該当するユーザが保有するNFTの名称をNFT管理DB153から取得する。サーバ1は、取得したNFTの名称に基づき、当該NFTにおける報酬を得るための実行すべき拡散タスクの拡散タスクIDをNFT収益DB152から取得する。
サーバ1は、取得した拡散タスクIDに基づき、該当する拡散タスクの拡散タスク情報を拡散タスクDB154から取得する。拡散タスク情報は、拡散タスクの内容、及び拡散対象となる複数のSNSの情報等を含む。
サーバ1は、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求の請求データを特定するための管理IDを割り振る。サーバ1は、割り振った管理IDに対応付けて、ユーザのウォレットアドレス、NFTのトークンID、拡散タスクID、「未完了」であるタスク完了状況、「未請求」である請求状況、「未完了」である業務委託承認情報、及び「未付与」である報酬の付与状況を一つのレコードとして請求管理DB155に記憶する。
サーバ1は、取得した拡散タスク情報をユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3は、サーバ1から送信された拡散タスク情報を受信する。ユーザ端末3は、受信した拡散タスク情報に含まれる拡散タスクの内容、及び拡散対象となる複数のSNSの情報を画面に表示する。図示のように、ユーザ端末3は、受信した対象SNS毎の拡散タスクの内容を拡散タスク表示欄12bに表示する。
拡散タスクの内容は、例えば、良く利用されるプラットフォームの回答、対象SNS(例えば、SNS 1)上で指定店へのアクセス、対象SNS(例えば、SNS 2)上で指定アカウントへのフォロー、及び、新規アカウント(例えば、フリーアカウント)の作成等を含む。
ユーザ端末3は、拡散タスク表示欄12bに表示された各拡散タスクのタッチ操作を受け付けた場合、各拡散タスクに対応する対象SNSを提供しているSNSサーバを通じて、各拡散タスクを実行する。ユーザ端末3は、拡散タスクを実行した場合、当該拡散タスクに対する実行完了状態を示すアイコンを実行完了アイコン12eに表示する。
ユーザ端末3は、拡散タスクID、トークンID及びウォレットアドレス等を含む当該拡散タスクの実行完了通知をサーバ1に送信する。サーバ1は、ユーザ端末3から送信された拡散タスクの実行完了通知を受信する。サーバ1は、受信した実行完了通知に応じて、拡散タスクID、トークンID及びウォレットアドレスに基づき、請求管理DB155のタスク完了状況列に「完了」を更新する。
サーバ1は、実行すべき拡散タスクを実行したと判定した場合、拡散タスクIDに基づき、当該拡散タスクにおける報酬の報酬請求期限を拡散タスクDB154から取得する。サーバ1は、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求が可能である旨、及び、取得した報酬請求期限をユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3は、サーバ1から送信された報酬に対する請求が可能である旨、及び報酬請求期限を受信する。
ユーザ端末3は、受信した報酬請求期限を請求期限表示欄12cに表示する。ユーザ端末3は、受信した報酬に対する請求が可能である旨に応じて、例えば、請求ページ遷移ボタン12dを操作可能になるように活性化に設定する。なお、拡散タスクを実行していない場合、請求ページ遷移ボタン12dは非表示に設定されても良い。ユーザ端末3は、報酬に対する請求が可能である旨を受信した後に、請求ページ遷移ボタン12dを表示可能に設定しても良い。
ユーザ端末3は、請求ページ遷移ボタン12dのタッチ操作を受け付けた場合、NFTのトークンIDを報酬の請求画面(図10B)に受け渡し、当該報酬の請求画面に遷移する。
図10Bは、報酬の請求画面の一例を示す説明図である。当該画面は12a、報酬表示欄12f及び請求ボタン12gを含む。報酬表示欄12fは、拡散タスクにおける報酬額を表示する表示欄である。請求ボタン12gは、報酬に対する請求を実行するボタンである。
ユーザ端末3は、拡散タスクの表示画面から受け渡されたNFTのトークンIDをサーバ1に送信する。サーバ1は、ユーザ端末3から送信されたトークンIDに基づき、当該ユーザに付与する報酬を算出する。
具体的には、サーバ1は、受信したNFTのトークンIDに基づき、当該NFTの名称をNFT管理DB153から取得する。サーバ1は、NFTの名称に基づき、当該NFTに関するプラットフォームの収益額をNFT収益DB152から取得する。
サーバ1は、NFTの名称について、当該NFTを保有する各ユーザのウォレットアドレスをNFT管理DB153から取得する。サーバ1は、当該NFTのトークンIDと、取得した各ユーザのウォレットアドレスとに基づき、拡散タスクを実行したユーザ数を請求管理DB155から集計する。
サーバ1は、取得したNFTに関するプラットフォームの収益額、及び、拡散タスクを実行したユーザ数に基づき、上述した式(1)を用いて、各ユーザが得るべき報酬を算出する。サーバ1は、算出した報酬をユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3は、サーバ1から送信された報酬を受信する。ユーザ端末3は、受信した報酬を報酬表示欄12fに表示する。
ユーザ端末3は、ユーザによる請求ボタン12gのタッチ操作を受け付けた場合、トークンID及び報酬に対する請求の実行要求をサーバ1に送信する。サーバ1は、ユーザ端末3から送信されたトークンID及び請求の実行要求を受信する。
サーバ1は、受信した請求の実行要求に応じて、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求の請求データの管理IDに対応付けて、「完了」であるタスク完了状況、請求額(報酬)、「請求済」である請求状況、請求日及び「完了」である業務委託承認情報を請求管理DB155に記憶する。
図10Cは、ユーザのウォレットアドレの表示画面の一例を示す説明図である。サーバ1は、拡散タスクを実行し、かつ、報酬に対する請求を実行した各ユーザに対し、所定の報酬付与日(例えば、翌月の5日)に、各ユーザに報酬を付与する。
例えば、サーバ1は、ブロックチェーン2上の報酬付与のスマートコントラクトにより、各ユーザのウォレットアドレスに仮想通貨を付与する。具体的には、サーバ1は、報酬付与に関する情報をトリガーにしてブロックチェーン2のいずれかのノード21に送信する。報酬付与に関する情報は、契約履行指示、ユーザに付与する仮想通貨量(例えば、コイン)、委託者のウォレットアドレス及び各ユーザのウォレットアドレス等を含む。
ノード21は、サーバ1から送信されたトリガーに基づいて、ユーザに報酬を付与するスマートコントラクトを実行させ、各ユーザのウォレットアドレス宛に仮想通貨量を付与する。報酬付与対象となるユーザのユーザ端末3は、ブロックチェーン2から付与された仮想通貨量を受信し、受信した仮想通貨量を画面に表示する。
図11及び図12は、拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行する際の処理手順を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、NFTのトークンIDに基づき、当該NFTを保有するユーザのウォレットアドレスを大容量記憶部15のNFT管理DB153から取得する(ステップS101)。制御部11は、取得したユーザのウォレットアドレスに基づいて、大容量記憶部15のユーザDB151からユーザを特定する(ステップS102)。
制御部11は、当該NFTに対応する拡散タスク情報を取得する(ステップS103)。具体的には、制御部11は、NFTの名称に基づき、大容量記憶部15のNFT収益DB152から、当該NFTにおける報酬を得るための実行すべき拡散タスクの拡散タスクIDを取得する。制御部11は、取得した拡散タスクIDに基づき、該当する拡散タスクの拡散タスク情報を大容量記憶部15の拡散タスクDB154から取得する。拡散タスク情報は、拡散タスクの内容、及び拡散対象となる複数のSNSの情報等を含む。
制御部11は、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行するための請求データを大容量記憶部15の請求管理DB155に記憶する(ステップS104)。具体的には、制御部11は、管理IDを割り振る。サーバ1は、割り振った管理IDに対応付けて、ユーザのウォレットアドレス、NFTのトークンID、拡散タスクID、「未完了」であるタスク完了状況、「未請求」である請求状況、「未完了」である業務委託承認情報、及び「未付与」である報酬の付与状況を一つのレコードとして請求管理DB155に記憶する。
制御部11は、特定したユーザのユーザ端末3に、取得した拡散タスク情報を通信部13により送信する(ステップS105)。ユーザ端末3の制御部31は、サーバ1から送信された拡散タスク情報を通信部33により受信する(ステップS301)。制御部31は、受信した拡散タスク情報に含まれる拡散タスクの内容、及び拡散対象となる複数のSNSの情報を表示部35により表示する(ステップS302)。
制御部31は、ユーザによる拡散タスクの実行要求を入力部34により受け付ける(ステップS303)。制御部31は、受け付ける実行要求に応じて、当該拡散タスクに対応する対象SNSのSNSサーバを通じて、拡散タスクを実行する(ステップS304)。制御部31は、拡散タスクID、NFTのトークンID及びウォレットアドレス等を含む拡散タスクの実行完了通知を通信部33によりサーバ1に送信する(ステップS305)。
サーバ1の制御部11は、ユーザ端末3から送信された拡散タスクの実行完了通知を通信部13により受信する(ステップS106)。制御部11は、受信した実行完了通知に応じて、大容量記憶部15の請求管理DB155のタスク完了状況列を更新する(ステップS107)。具体的には、制御部11は、受信した実行完了通知に応じて、タスクの実行を完了したか否かを判定する。
例えば、実行完了通知に拡散タスクの実行画面または実行完了画面のスクリーンショットが含まれる。制御部11は、実行画面または実行完了画面のスクリーンショットに基づき、例えば、公知の画像処理技術、または、スクリーンショット画像を入力した場合に、拡散タスクの実行を完了したか否かを識別した識別結果を出力する学習済みの学習モデル等を利用して、拡散タスクの実行を完了したか否かを判定しても良い。
なお、拡散タスクの実行状況は、拡散タスクを委託する委託者、または管理者等により判定(判断)されても良い。この場合、制御部11は、委託者または管理者等の判定結果を受け付ける。制御部11は、受け付けた判定結果に基づき、拡散タスクの実行を完了したか否かを判定する。
なお、上述した拡散タスクの実行状況の判定処理に限るものではない。例えば、制御部11は、対象SNSのSNSサーバを通じて、拡散タスクの実行を完了したか否かを判定しても良い。
例えば、拡散タスクが「NFTにおける対象SNS上で所定期間(例えば、1か月)内に、所定アカウントへのフォロー、所定回数のリツイートまたはコメントシェア」である。ユーザ端末3の制御部31は、当該拡散タスクを実行した場合、拡散タスクID、NFTのトークンID、ウォレットアドレス、及び、対象SNS上のユーザのSNSアカウントを含む実行完了通知を通信部33によりサーバ1に送信する。
サーバ1の制御部11は、ユーザ端末3から送信された実行完了通知に含まれるユーザのSNSアカウントに基づき、対象SNSのSNSサーバを通じて、当該NFTにおける所定期間内のフォロー状況、リツイートまたはコメントシェア等の回数を通信部13により取得する。制御部11は、取得したフォロー状況、リツイートまたはコメントシェア等の回数に基づき、当該拡散タスクの実行を完了したか否かを判定する。
制御部11は、拡散タスクの実行を完了していないと判定した場合、拡散タスクID、トークンID及びウォレットアドレスに基づき、請求管理DB155のタスク完了状況列に「未完了」を更新する。制御部11は、拡散タスクの実行を完了していない旨を含むメッセージを通信部13によりユーザ端末3に送信する。ユーザ端末3の制御部31は、サーバ1から送信されたメッセージを通信部33により受信する。制御部31は、受信したメッセージを表示部35により表示する。
制御部11は、拡散タスクの実行を完了したと判定した場合、拡散タスクID、トークンID及びウォレットアドレスに基づき、請求管理DB155のタスク完了状況列に「完了」を更新する。
制御部11は、拡散タスクの実行を完了したと判定した場合、後述するステップS108~S109の処理を実行する。具体的には、制御部11は、拡散タスクIDに基づき、当該拡散タスクにおける報酬の報酬請求期限を大容量記憶部15の拡散タスクDB154から取得する(ステップS108)。制御部11は、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求が可能である旨、及び、取得した報酬請求期限を通信部13によりユーザ端末3に送信する(ステップS109)。
ユーザ端末3の制御部31は、サーバ1から送信された報酬に対する請求が可能である旨、及び報酬請求期限を通信部33により受信する(ステップS306)。制御部31は、受信した報酬に対する請求が可能である旨、及び報酬請求期限を表示部35により表示する(ステップS307)。
制御部31は、ユーザによるNFTにおける報酬に対する請求の実行要求を入力部34により受け付ける(ステップS308)。実行要求には、拡散タスクID及び請求日時等が含まれる。制御部31は、受け付けた実行要求を通信部33によりサーバ1に送信する(ステップS309)。
サーバ1の制御部11は、ユーザ端末3から送信された報酬に対する請求の実行要求を通信部13により受信する(ステップS110)。制御部11は、受信した実行要求に応じて、実行要求に含まれる請求日時が報酬請求期限を経過したか否かを判定する(ステップS111)。
制御部11は、請求日時が報酬請求期限を経過したと判定した場合(ステップS111でYES)、報酬に対する請求が不可能である旨を含むメッセージを通信部13によりユーザ端末3に送信する(ステップS113)。ユーザ端末3の制御部31は、サーバ1から送信されたメッセージを通信部13により受信する(ステップS310)。制御部31は、受信したメッセージを表示部35により表示し(ステップS311)、処理を終了する。
制御部11は、請求日時が報酬請求期限を経過していないと判定した場合(ステップS111でNO)、大容量記憶部15の請求管理DB155に記憶された当該拡散タスクにおける報酬に対する請求の請求データを更新する(ステップS112)。具体的には、制御部11は、管理IDに対応付けて、「完了」であるタスク完了状況、請求額(報酬)、「請求済」である請求状況、請求日及び「完了」である業務委託承認情報を請求管理DB155に記憶する。制御部11は、処理を終了する。
図13は、スマートコントラクトにより報酬をユーザに付与する際の処理手順を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、NFTの名称に基づき、当該NFTに関するプラットフォームの収益額を大容量記憶部15のNFT収益DB152から取得する(ステップS121)。
制御部11は、当該NFTに対応する拡散タスクを実行したユーザ数を取得する(ステップS122)。具体的には、制御部11は、NFTの名称について、当該NFTを保有するユーザのウォレットアドレスを大容量記憶部15のNFT管理DB153から取得する。制御部11は、当該NFTのトークンIDと、取得した各ユーザのウォレットアドレスとに基づき、拡散タスクを実行したユーザ数を大容量記憶部15の請求管理DB155から集計する。
制御部11は、取得したNFTに関するプラットフォームの収益額、及び、拡散タスクを実行したユーザ数に基づき、上述した式(1)を用いて、各ユーザが得るべき報酬を算出する(ステップS123)。
制御部11は、拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザのウォレットアドレスを大容量記憶部15の請求管理DB155から取得する(ステップS124)。具体的には、制御部11は、当該NFTのトークンID、及び拡散タスクを実行したユーザのウォレットアドレに基づき、タスク完了状況が「完了」であり、且つ、請求状況が「請求済」であるユーザのウォレットアドレスを請求管理DB155から取得する。
制御部11は、契約履行指示、ユーザに付与する報酬、委託者のウォレットアドレス及び各ユーザのウォレットアドレス等を含むトリガーを作成する(ステップS125)。制御部11は、作成したトリガーを通信部13によりブロックチェーン2のいずれかのノード21に送信する(ステップS126)。
ブロックチェーン2のノード21の制御部211は、サーバ1から送信されたトリガーを通信部213により受信する(ステップS221)。ノード21の制御部211は、ユーザに報酬を付与するスマートコントラクトを実行する(ステップS222)。ノード21の制御部211は、ユーザに報酬を付与した報酬付与完了通知を通信部213によりサーバ1に送信する(ステップS223)。
サーバ1の制御部11は、ブロックチェーン2のノード21から送信された報酬付与完了通知を通信部13により受信する(ステップS127)。制御部11は、受信した報酬付与完了通知に応じて、ユーザに付与する報酬の情報を大容量記憶部15の請求管理DB155に記憶し(ステップS128)、処理を終了する。
具体的には、制御部11は、当該NFTのトークンIDに基づき、請求データの管理IDを請求管理DB155から取得する。制御部11は、取得した管理IDに対応付けて、「付与済」である報酬の付与状況を請求管理DB155に記憶する。
本実施形態によると、拡散タスクを実行し、かつ、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザに報酬を付与することが可能となる。
本実施形態によると、報酬を付与するスマートコントラクトにより、各ユーザのウォレットアドレスに報酬として暗号資産を付与することが可能となる。
本実施形態によると、NFTに関するプラットフォームの収益、及び、報酬に対する請求を実行したユーザ数に基づき、各ユーザに付与する報酬を決定することが可能となる。
本実施形態によると、拡散タスクを実行した場合、当該拡散タスクにおける報酬に対する請求が可能である旨、及び、報酬の報酬請求期限をユーザ端末3に出力することが可能となる。
<変形例1>
所定数の拡散タスクを実行した場合、拡散タスクにおける報酬に対する請求が可能である旨、及び、報酬の報酬請求期限を出力する処理を説明する。
所定数の拡散タスクを実行した場合、拡散タスクにおける報酬に対する請求が可能である旨、及び、報酬の報酬請求期限を出力する処理を説明する。
実行すべき拡散タスクの数を予め設定することができる。例えば、NFTに対し、ユーザが所定数(例えば、3)以上の拡散タスクを実行した後に、これらの拡散タスクにおける報酬に対応する請求を実行することができる。なお、拡散タスクの数は、予め記憶部12または大容量記憶部15に記憶されても良い。
図14は、所定数の拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行する際の処理手順を示すフローチャートである。なお、図11と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。サーバ1の制御部11は、ステップS107の処理を実行した後に、実行完了の拡散タスクの数を集計する(ステップS114)。具体的には、制御部11は、拡散タスクID、NFTのトークンID及びユーザのウォレットアドレスに基づき、タスク完了状況が「完了」である拡散タスクの数を請求管理DB155から集計する。
制御部11は、集計した実行完了の拡散タスクの数が所定数(例えば、3)以上であるか否かを判定する(ステップS115)。制御部11は、実行完了の拡散タスクの数が所定数未満である場合(ステップS115でNO)、ステップS113の処理に遷移する。制御部11は、実行完了の拡散タスクの数が所定数以上である場合(ステップS115でYES)、ステップS108の処理を実行する。
本変形例によると、所定数の拡散タスクを実行した場合に、拡散タスクにおける報酬に対する請求が可能である旨、及び、報酬の報酬請求期限を出力することが可能となる。
<変形例2>
NFTを保有しているユーザに、NFTに関するプラットフォームの収益に応じた報酬を付与する処理を説明する。本変形例は、拡散タスクの実行にかかわらず、プラットフォームの収益に基づいて報酬を算出し、算出した報酬をユーザに付与する。
NFTを保有しているユーザに、NFTに関するプラットフォームの収益に応じた報酬を付与する処理を説明する。本変形例は、拡散タスクの実行にかかわらず、プラットフォームの収益に基づいて報酬を算出し、算出した報酬をユーザに付与する。
ユーザに付与する報酬(収益額/ユーザ数)は、例えば、プラットフォームの収益、及び、NFTを保有しているユーザ数に基づいて算出されても良い。なお、ユーザに付与する報酬は、所定の額(例えば、500仮想通貨量)であっても良い。
図15は、プラットフォームの収益に応じた報酬をユーザに付与する際の処理手順を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、NFTの名称に基づき、当該NFTに関するプラットフォームの収益額を大容量記憶部15のNFT収益DB152から取得する(ステップS131)。
制御部11は、NFTの名称に基づき、当該NFTを保有するユーザのウォレットアドレスを大容量記憶部15のNFT管理DB153から取得する(ステップS132)。制御部11は、取得したユーザのウォレットアドレスからユーザの数を集計する(ステップS133)。制御部11は、取得した当該NFTに関するプラットフォームの収益と、集計したユーザ数とに基づき、上述した式(1)を用いて、各ユーザに付与する報酬を算出する(ステップS134)。
制御部11は、ステップS135~138の処理を実行する。ブロックチェーン2のノード21は、ステップS231~233の処理を実行する。なお、ステップS135~138、及びステップS231~233の処理に関しては、ステップS125~128、及びステップS221~223の処理と同様であるため、説明を省略する。
本変形例によると、拡散タスクの実行にかかわらず、プラットフォームの収益に応じた報酬をユーザに付与することが可能となる。
(実施形態2)
実施形態2は、報酬請求期限を徒過した場合、ユーザが得るべき報酬が、次回の拡散タスクにおける報酬の基礎となる収益に加算される形態に関する。なお、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。
実施形態2は、報酬請求期限を徒過した場合、ユーザが得るべき報酬が、次回の拡散タスクにおける報酬の基礎となる収益に加算される形態に関する。なお、実施形態1と重複する内容については説明を省略する。
ユーザはNFTに対応する拡散タスクを実行した後に、当該拡散タスクにおける報酬の報酬請求期限内に、報酬に対応する請求を実行することが必要である。報酬請求期限を徒過した場合、当該ユーザが得るべき報酬が、次回の拡散タスクにおける報酬の基礎となる収益に加算されるため、実施形態1での報酬付与処理は実行されない。
図16は、報酬請求期限を徒過した報酬を次回の報酬に加算する際の処理手順を示すフローチャートである。サーバ1の制御部11は、NFTの名称に基づき、今回(例えば、今月)における当該NFTに関するプラットフォームの収益額を大容量記憶部15のNFT収益DB152から取得する(ステップS141)。制御部11は、NFTの名称について、当該NFTを保有する各ユーザのウォレットアドレスを大容量記憶部15のNFT管理DB153から取得する(ステップS142)。
制御部11は、NFTのトークンID、及び取得した各ユーザのウォレットアドレスに基づき、拡散タスクを実行したユーザ数を大容量記憶部15の請求管理DB155から集計する(ステップS143)。制御部11は、取得したNFTに関するプラットフォームの収益額(今月)、及び、拡散タスクを実行したユーザ数に基づき、上述した式(1)を用いて、各ユーザが得るべき報酬を算出する(ステップS144)。
制御部11は、当該NFTに対応する拡散タスクIDに基づき、当該拡散タスクにおける報酬の報酬請求期限を大容量記憶部15の拡散タスクDB154から取得する(ステップS145)。制御部11は、取得した報酬請求期限及び請求状況(請求済/未請求)に基づき、報酬請求期限を徒過したユーザ数を大容量記憶部15の請求管理DB155から集計する(ステップS146)。
制御部11は、各ユーザが得るべき報酬と、集計したユーザ数とに基づき、繰越額(各ユーザが得るべき報酬×ユーザ数)を算出する(ステップS147)。例えば、各ユーザが得るべき報酬が100コインであり、且つ、報酬請求期限を徒過したユーザ数が2人である場合、繰越額は200コインである。
制御部11は、NFTの名称に基づき、大容量記憶部15のNFT収益DB152の次回(例えば、来月)の収益額列に記憶された収益額に、算出した繰越額を加算する(ステップS148)。制御部11は、処理を終了する。
本実施形態によると、報酬請求期限を徒過した場合、ユーザが得るべき報酬が、次回の拡散タスクにおける報酬の基礎となる収益に加算されることが可能となる。
(実施形態3)
実施形態3は、希少価値を示すNFTのレア度に応じて報酬を算出する形態に関する。なお、実施形態1~2と重複する内容については説明を省略する。
実施形態3は、希少価値を示すNFTのレア度に応じて報酬を算出する形態に関する。なお、実施形態1~2と重複する内容については説明を省略する。
希少価値を示すNFTに対し、レアリティの高低を示すレア度を設けることができる。レア度は、NFTの出現率の低さ(珍しさ)、及び、当該NFTの価値の高さを表す数値指標である。レア度は、例えば、1~5の数値で、数値が大きい程レア度が高いことを示すように予め定められている。なお、レア度の段階数は、5に限られない。NFTのレア度に応じて、当該NFTに対応する拡散タスクにおける報酬に対し、異なる報酬率を設定することができる。
図17は、実施形態3におけるNFT収益DB152のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。なお、図3と重複する内容については説明を省略する。NFT収益DB152は、レア度列及び報酬率列を含む。レア度列は、NFTのレア度を記憶している。報酬率列は、レア度に応じた報酬率を記憶している。なお、レア度が設定されていないNFTの報酬は、実施形態1と同様に、収益額とユーザ数とに基づいて算出される。
図18は、実施形態3におけるスマートコントラクトにより報酬をユーザに付与する際の処理手順を示すフローチャートである。なお、図13と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
サーバ1の制御部11は、ステップS121の処理を実行した後に、NFTに対してレア度が設定されたか否かを判定する(ステップS151)。具体的には、制御部11は、NFTのレア度が大容量記憶部15のNFT収益DB152に記憶されたか否かを判定する。制御部11は、レア度が記憶された場合、当該NFTに対してレア度が設定されたと判定する。制御部11は、レア度が記憶されていない場合、当該NFTに対してレア度が設定されていないと判定する。
制御部11は、レア度が設定されていないと判定した場合(ステップS151でNO)、ステップS122の処理を実行する。制御部11は、レア度が設定されたと判定した場合(ステップS151でYES)、NFTの名称に基づき、当該NFTのレア度に応じた報酬率を大容量記憶部15のNFT収益DB152から取得する(ステップS152)。
制御部11は、取得した収益額と報酬率とに基づき、ユーザへの報酬(収益額×報酬率)を算出する(ステップS153)。制御部11は、拡散タスクを実行したユーザのウォレットアドレスを取得する(ステップS154)。具体的には、制御部11は、NFTの名称について、当該NFTを保有する各ユーザのウォレットアドレスを大容量記憶部15のNFT管理DB153から取得する。制御部11は、当該NFTのトークンIDと、取得した各ユーザのウォレットアドレスとに基づき、拡散タスクを実行したユーザのウォレットアドレスを大容量記憶部15の請求管理DB155から取得する。制御部11は、ステップS125の処理に遷移する。
本実施形態によると、NFTのレア度に応じた報酬をユーザに付与することが可能となる。
(実施形態4)
実施形態4は、プロジェクト毎に各ユーザに付与する報酬を決定する形態に関する。なお、実施形態1~3と重複する内容については説明を省略する。プロジェクトは、複数のNFTを含む。例えば、プロジェクト1は、「A NFT」、「B NFT」、「C NFT」、「D NFT」、「E NFT」、「F NFT」及び「G NFT」を含む。プロジェクト2は、「H NFT」、「I NFT」及び「J NFT」を含む。
実施形態4は、プロジェクト毎に各ユーザに付与する報酬を決定する形態に関する。なお、実施形態1~3と重複する内容については説明を省略する。プロジェクトは、複数のNFTを含む。例えば、プロジェクト1は、「A NFT」、「B NFT」、「C NFT」、「D NFT」、「E NFT」、「F NFT」及び「G NFT」を含む。プロジェクト2は、「H NFT」、「I NFT」及び「J NFT」を含む。
図19は、実施形態4におけるNFT収益DB152のレコードレイアウトの一例を示す説明図である。なお、図17と重複する内容については説明を省略する。NFT収益DB152は、プロジェクト名称列を含む。プロジェクト名称列は、プロジェクトの名称を記憶している。
サーバ1は、プロジェクト毎の拡散タスクをNFT収益DB152から取得する。例えば、プロジェクトの名称が「プロジェクト1」である場合、サーバ1は、「プロジェクト1」に対応する拡散タスクID(T-001及びT-002等)をNFT収益DB152から取得する。
サーバ1は、プロジェクトの名称に基づき、NFT収益DB152から、当該プロジェクトに含まれる各NFTの収益額の合計をプロジェクト毎の収益額として算出する。サーバ1は、プロジェクト毎の拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザ数を算出する。サーバ1は、取得したプロジェクト毎の収益、及び算出したユーザ数に基づき、各ユーザに付与する報酬を決定する。
図20は、実施形態4における報酬に対する請求を実行する際の処理手順を示すフローチャートである。なお、図11と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。サーバ1の制御部11は、プロジェクトに対応する拡散タスクを取得する(ステップS161)。具体的には、制御部11は、プロジェクトの名称に基づき、当該プロジェクトに対応する拡散タスクIDを大容量記憶部15のNFT収益DB152から取得する。制御部11は、取得した拡散タスクIDに基づき、該当する拡散タスクの拡散タスク情報(拡散タスクの内容、及び拡散対象となる複数のSNSの情報等)を大容量記憶部15の拡散タスクDB154から取得する。
制御部11は、当該プロジェクトに含まれる複数のNFTのうち、1つのNFTを取得する(ステップS162)。制御部11は、ステップS101~S102及びS104の処理を実行する。制御部11は、複数のNFTのうち、当該NFTが最後のNFTであるか否かを判定する(ステップS163)。
制御部11は、当該NFTが最後のNFTである場合(ステップS163でYES)、ステップS105の処理を実行する。制御部11は、当該NFTが最後のNFTでない場合(ステップS163でNO)、ステップS162の処理に遷移する。
図21は、実施形態4におけるスマートコントラクトにより報酬をユーザに付与する際の処理手順を示すフローチャートである。なお、図13と重複する内容については同一の符号を付して説明を省略する。
サーバ1の制御部11は、プロジェクトの名称に基づき、該当するプロジェクトを大容量記憶部15のNFT収益DB152から取得する(ステップS171)。プロジェクトには、複数のNFTが含まれる。制御部11は、当該プロジェクトに含まれる複数のNFTのうち、1つのNFTを取得する(ステップS172)。制御部11は、ステップS122~S124の処理を実行する。
制御部11は、複数のNFTのうち、当該NFTが最後のNFTであるか否かを判定する(ステップS173)。制御部11は、当該NFTが最後のNFTである場合(ステップS173でYES)、ステップS125の処理を実行する。制御部11は、当該NFTが最後のNFTでない場合(ステップS173でNO)、ステップS172の処理に遷移する。
また、プロジェクトに希少価値を示すNFT(以下、レアNFTと読み替える)が含まれる場合、サーバ1は、レアNFTのレア度に応じた報酬率に基づき、当該レアNFTに対応する拡散タスクにおける報酬をユーザに付与する。
具体的には、サーバ1は、プロジェクトに含まれる複数のNFTのうち、1つのNFTを取得する。サーバ1は、取得したNFTの名称に基づき、当該NFTに関するプラットフォームの収益額をNFT収益DB152から取得する。
サーバ1は、取得したNFTがレアNFTであるか否かを判定する。例えば、サーバ1は、NFTのレア度がNFT収益DB152に記憶された場合、当該NFTがレアNFTであると判定する。サーバ1は、NFTのレア度が記憶されていない場合、当該NFTがレアNFTでないと判定する。
サーバ1は、当該NFTがレアNFTである場合、NFTの名称に基づき、当該NFTのレア度に応じた報酬率をNFT収益DB152から取得する。サーバ1は、当該NFTに関するプラットフォームの収益額と、報酬率とに基づき、ユーザへの報酬(収益額×報酬率)を算出する。
サーバ1は、当該NFTがレアNFTでない場合、拡散タスクを実行したユーザ数を請求管理DB155から集計する。なお、ユーザ数の集計処理に関しては、実施形態1と同様であるため、説明を省略する。
サーバ1は、当該NFTに関するプラットフォームの収益額を取得する。以下では、プロジェクト1の例を挙げて説明する。例えば、プロジェクト1は、「A NFT」、「B NFT」、「C NFT」、「D NFT」、「E NFT」、「F NFT」及び「G NFT」を含む。レアNFTは、「B NFT」、「C NFT」、「D NFT」及び「G NFT」を含む。レアNFTでないNFTは、「A NFT」、「E NFT」及び「F NFT」を含む。
サーバ1は、例えば、プラットフォームの収益の管理サーバから、プロジェクト1におけるプラットフォームの総収益額を取得する。総収益額は、プロジェクト1に含まれる各NFTの収益の合計額である。サーバ1は、取得したプラットフォームの総収益額から、レアNFTの収益額を差し引き、差し引いた後の総収益額を取得する。レアNFTの収益額は、「B NFT」の収益、「C NFT」の収益、「D NFT」の収益及び「G NFT」の収益の合計額である。
サーバ1は、取得した差し引いた後の総収益額に基づき、当該NFT(例えば、「A NFT」、「E NFT」または「F NFT」)の所定の報酬率(例えば、20%)により、当該NFTに関するプラットフォームの収益額を算出する。
サーバ1は、算出した当該NFTに関するプラットフォームの収益額、及び、拡散タスクを実行したユーザ数に基づき、上述した式(1)を用いて、当該NFTにおける各ユーザが得るべき報酬を算出する。
このように、サーバ1は、プロジェクトに含まれる各NFTに対し、上述した報酬の算出処理を行うことにより、プロジェクトにおける各ユーザに付与する報酬を決定することができる。
なお、上述した報酬の算出処理に限るものではない。プロジェクトにおいて、レアNFTを保有するユーザに対し、レア度が高いほど、得るべき報酬が多くなる。例えば、プロジェクト1における拡散タスクを実行したユーザが10人である。10人のユーザのうち、2人のユーザ(例えば、ユーザ1及びユーザ2)はレアNFTを保有する。ユーザ3~ユーザ10のそれぞれは、レアNFTでない通常のNFTを保有する。ユーザ1及びユーザ2は、レアNFTのレア度に応じた報酬率により報酬を得る。ユーザ3~ユーザ10のそれぞれは、人数に基づいて報酬を得る。
例えば、ユーザ1が保有するレアNFTに対し、高いレア度(例えば、4)が設定される。例えば、ユーザ1が保有するレアNFTのレア度に応じた報酬率が、通常のNFTの報酬率の4倍に設定される。この場合、ユーザ1が得るべき報酬は、総報酬の15分の4(1/15 × 4)である。
ユーザ2が保有するレアNFTに対し、中レア度(例えば、3)が設定される。例えば、ユーザ2が保有するレアNFTのレア度に応じた報酬率が、通常のNFTの報酬率の3倍に設定される。この場合、ユーザ2が得るべき報酬は、総報酬の15分の3(1/15 × 3)である。ユーザ3~ユーザ10のそれぞれが得るべき報酬は、総報酬の15分の1(1/15)である。
例えば、プロジェクト1におけるプラットフォームの収益額が1000ドルである場合、サーバ1は、プラットフォームの収益額により得られた総報酬(例えば、収益額の15%)を算出する。例えば、算出された総報酬が150ドル(1000ドル×15%)である。サーバ1は、ユーザ1~ユーザ10のそれぞれが得るべき報酬を算出する。すなわち、ユーザ1が得るべき報酬は、150ドルにおける15分の4ドル(40ドル)である。ユーザ2が得るべき報酬は、150ドルにおける15分の3ドル(30ドル)である。ユーザ3~10のそれぞれが得るべき報酬は、150ドルにおける15分の1ドル(10ドル)である。
また、プロジェクトに含まれる各NFTに対し、各NFTに対応する拡散タスクにおける報酬の報酬請求期限を徒過した場合、ユーザが得るべき報酬が、次回の拡散タスクにおける報酬の基礎となる収益に加算される。
具体的には、サーバ1は、プロジェクトに含まれる複数のNFTのうち、1つのNFTを取得する。サーバ1は、取得したNFTの名称に基づき、今回(例えば、今月)における当該NFTに関するプラットフォームの収益額をNFT収益DB152から取得する。
サーバ1は、NFTの名称について、当該NFTを保有する各ユーザのウォレットアドレスをNFT管理DB153から取得する。サーバ1は、NFTのトークンID、及び取得した各ユーザのウォレットアドレスに基づき、拡散タスクを実行したユーザ数を請求管理DB155から集計する。
サーバ1は、取得したNFTに関するプラットフォームの収益額(今月)、及び、拡散タスクを実行したユーザ数に基づき、上述した式(1)を用いて、各ユーザが得るべき報酬を算出する。サーバ1は、当該NFTに対応する拡散タスクIDに基づき、当該拡散タスクにおける報酬の報酬請求期限を拡散タスクDB154から取得する。
サーバ1は、取得した報酬請求期限及び請求状況(請求済/未請求)に基づき、報酬請求期限を徒過したユーザ数を請求管理DB155から集計する。サーバ1は、各ユーザが得るべき報酬と、集計したユーザ数とに基づき、繰越額(各ユーザが得るべき報酬×ユーザ数)を算出する。サーバ1は、当該NFTの名称に基づき、NFT収益DB152の次回(例えば、来月)の収益額列に記憶された収益額に、算出した繰越額を加算する。
このように、サーバ1は、プロジェクトに含まれる各NFTに対し、上述した繰越額の算出処理を行うことにより、各NFTに対応する拡散タスクにおける報酬の報酬請求期限を徒過した報酬を次回の報酬に加算することができる。
本実施形態によると、プロジェクトに分類された収益、及び、プロジェクト毎の拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザ数に基づき、各ユーザに付与する報酬を決定することが可能となる。
なお、上述した各実施形態において、拡散タスクの例を説明したが、これに限るものではない。拡散タスクの他に、通常のタスクにも適用することができる。通常のタスクは、例えば、ユーザによる所定の動画配信プラットフォーム(Youtube(登録商標)等)での動画の登録もしくは閲覧、NFTにおけるウェブサイトの構築、または、写真もしくはイラスト等の画像データの登録等を含む。すなわち、通常のタスクは、NFTにおけるユーザが実行可能なあらゆるタスクであっても良い。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
各実施形態に記載した事項は相互に組み合わせることが可能である。また、特許請求の範囲に記載した独立請求項及び従属請求項は、引用形式に関わらず全てのあらゆる組み合わせにおいて、相互に組み合わせることが可能である。さらに、特許請求の範囲には他の2以上のクレームを引用するクレームを記載する形式(マルチクレーム形式)を用いているが、これに限るものではない。マルチクレームを少なくとも一つ引用するマルチクレーム(マルチマルチクレーム)を記載する形式を用いて記載しても良い。
1 情報処理装置(サーバ)
11 制御部
11a ハッシュ値算出部
11b 電子署名作成部
12 記憶部
13 通信部
14 読取部
15 大容量記憶部
151 ユーザDB
152 NFT収益DB
153 NFT管理DB
154 拡散タスクDB
155 請求管理DB
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
1P 制御プログラム
2 ブロックチェーンシステム(ブロックチェーン)
21 ノード
211 制御部
212 記憶部
213 通信部
214 受付部
215 出力部
216 ブロック生成部
217 ブロック検証部
218 ブロック共有部
3 情報処理端末(ユーザ端末)
31 制御部
31a ハッシュ値算出部
31b 電子署名作成部
32 記憶部
33 通信部
34 入力部
35 表示部
3P 制御プログラム
11 制御部
11a ハッシュ値算出部
11b 電子署名作成部
12 記憶部
13 通信部
14 読取部
15 大容量記憶部
151 ユーザDB
152 NFT収益DB
153 NFT管理DB
154 拡散タスクDB
155 請求管理DB
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
1P 制御プログラム
2 ブロックチェーンシステム(ブロックチェーン)
21 ノード
211 制御部
212 記憶部
213 通信部
214 受付部
215 出力部
216 ブロック生成部
217 ブロック検証部
218 ブロック共有部
3 情報処理端末(ユーザ端末)
31 制御部
31a ハッシュ値算出部
31b 電子署名作成部
32 記憶部
33 通信部
34 入力部
35 表示部
3P 制御プログラム
Claims (11)
- 非代替性トークン(NFT;Non-Fungible Token)を保有しているユーザに対し拡散タスクを出力し、
前記拡散タスクを実行し、かつ、前記拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザに報酬を付与する
情報処理方法。 - 前記NFTを保有しているユーザに、前記NFTに関するプラットフォームの収益に応じた第2報酬を付与する
請求項1に記載の情報処理方法。 - 前記ユーザが拡散タスクを実行し、かつ、前記報酬に対する請求を実行した場合に、前記報酬を付与するスマートコントラクトにより、前記ユーザのウォレットアドレスに報酬として暗号資産を付与する
請求項1または2に記載の情報処理方法。 - 前記NFTに関するプラットフォームの収益、及び、前記報酬に対する請求を実行したユーザ数に基づき、各ユーザに付与する報酬を決定する
請求項1または2に記載の情報処理方法。 - 希少価値を示す前記NFTのレア度に応じて前記報酬を算出し、
算出した報酬を前記ユーザに付与する
請求項1または2に記載の情報処理方法。 - 前記NFTに対応する拡散タスクを実行した場合に、前記拡散タスクにおける報酬の報酬請求期限を前記ユーザの端末装置に出力し、
出力した報酬請求期限を徒過した場合に、前記ユーザが得るべき報酬が、次回の拡散タスクにおける報酬の基礎となる収益に加算される
請求項1または2に記載の情報処理方法。 - 前記拡散タスクは、複数のSNS(Social Networking Service)アプリケーション上での、前記NFTまたは前記NFTに対応するプラットフォームに関する情報を拡散すべき旨のタスクであり、
拡散対象となる前記複数のSNSアプリケーションの情報を出力する
請求項1または2に記載の情報処理方法。 - 所定数の拡散タスクを実行した場合に、前記拡散タスクにおける報酬に対する請求が可能である旨、及び、前記報酬の報酬請求期限を出力する
請求項1または2に記載の情報処理方法。 - プロジェクト毎に拡散タスクを出力し、
プロジェクトに分類された収益、及び、プロジェクト毎の拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザ数に基づき、各ユーザに付与する報酬を決定する
請求項1または2に記載の情報処理方法。 - 非代替性トークン(NFT)を保有しているユーザに対し拡散タスクを出力し、
前記拡散タスクを実行し、かつ、前記拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザに付与する報酬の情報を記憶する
処理をコンピュータに実行させるプログラム。 - 非代替性トークン(NFT)を保有しているユーザに対し拡散タスクを出力する出力部と、
前記拡散タスクを実行し、かつ、前記拡散タスクにおける報酬に対する請求を実行したユーザに付与する報酬の情報を記憶する記憶部と
を備える情報処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022212846A JP2024095880A (ja) | 2022-12-29 | 2022-12-29 | 情報処理方法、プログラム及び情報処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022212846A JP2024095880A (ja) | 2022-12-29 | 2022-12-29 | 情報処理方法、プログラム及び情報処理装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=91810408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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-
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