JP2024094719A - 高温用バルブアクチュエータおよび高温用ダイヤフラムバルブ - Google Patents

高温用バルブアクチュエータおよび高温用ダイヤフラムバルブ Download PDF

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Nobutaka Harashima
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Abstract

【課題】高温度の温度領域で動作させた場合であっても、ピストンのストロークによる焼き付きやかじりの発生を抑えて耐久性を向上することができる高温用バルブアクチュエータおよび高温用ダイヤフラムバルブを提供すること。【解決手段】高温用バルブアクチュエータ1は、駆動源の駆動力とスプリング50の付勢力でハウジング30内にピストン15をストローク自在に設け、ピストン15の外周面16d、20aとハウジング30の内周面31a、32bとの間に何れか一方の面から他方の面に向けて突出した環状突起部17、21を設けた。【選択図】図1

Description

本発明は、高温用バルブアクチュエータおよび高温用ダイヤフラムバルブに関し、特に、弾性部材によってストロークの一方向に付勢されたピストンを備えたノーマルクローズタイプ、またはノーマルオープンタイプの高温用バルブアクチュエータおよび高温用ダイヤフラムバルブに関する。
従来、半導体製造装置のガス供給系のバルブには、バルブを作動させるノーマルクローズタイプ、またはノーマルオープンタイプのバルブアクチュエータが用いられている。
このバルブアクチュエータは、スプリング等の弾性部材によってストロークの一方向に付勢されたピストンをシリンダ内部に備え、このピストンがステムに連結してダイヤフラムを弁座に当接するように変形させる押圧力がダイヤフラムに付加される押圧力付加方向およびダイヤフラムを弁座から離して復元させるようにダイヤフラムに付加された押圧力を開放する押圧力開放方向に移動する。
このようなバルブアクチュエータは、シリンダの内部に設けたエア室に供給した駆動エアの圧力を利用することによって、ピストンを弾性部材による付勢力に抗して開位置、または、閉位置に移動している。
そして、このエア室を気密にするため、ピストンやピストンの移動を案内する軸周りをシールしている。
例えば、シリンダの内周面に摺動する部分となるピストンの外周面には、ポリマー、シリコン、又はゴム等の樹脂からなる樹脂製シール部材が設けられている。
ところで、半導体製造装置では、近年、供給するガスが高温化する傾向にあり、300℃を超えるガスの使用にも適用可能なバルブアクチュエータが求められている。しかしながら、300℃を超えるような高温ガスにバルブアクチュエータを適用した場合、上述の樹脂製シール部材が熱膨張や潤滑材の枯渇により損傷することによって、耐久性が低下してしまうという問題があった。
このような問題を解消するため、例えば、特許文献1には、ピストンがシリンダの内壁面を擦り付けることなく滑動するアクチュエータが提案されている。
特許文献1に記載のアクチュエータは、高温に曝される弁を空気圧に関連して制御するアクチュエータに於いて、ピストンがハウジング内に設けられ、ハウジングのキャップとピストンの周縁部間に耐熱性のベローズがキャップから導入される高圧空気によりピストンを移動し得るようにシール状態で伸縮可能に連結され、高圧空気導入によるピストンの移動に伴って弁体開閉用のステムをスプリングに抗して移動させるカムが放射状でほぼ等角位置に設けられている。
特開平9-26052号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたアクチュエータでは、300℃を超えるような温度領域で動作させると、ステム9の細径部12とボンネット13の間や、ステム9のフランジ部11および細径部10とハウジング2の間に塗布したグリース等の潤滑剤が枯渇し、焼き付きやかじりが発生し易くなり、結果的に、耐久性が低下する問題があった。
本発明は、従来の課題を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、高温度の温度領域で動作させた場合であっても、ピストンのストロークによる焼き付きやかじりの発生を抑えて耐久性を向上することができる高温用バルブアクチュエータおよび高温用ダイヤフラムバルブを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、駆動源の駆動力とスプリングの付勢力でハウジング内にピストンをストローク自在に設け、ピストンの外周面とハウジングの内周面との間に何れか一方の面から他方の面に向けて突出した環状突起部を設けた高温用バルブアクチュエータである。
請求項2に係る発明は、ピストンが、外径が最大となる部分を含む最大径部と、この最大径部のストローク方向一端面から一体的に突出して設けられた作動部とを有し、ハウジングが、最大径部の外周面に対向した内周面が形成されたケース部と、作動部の外周面に対向した内周面が形成されたベース部とを有し、環状突起部が、最大径部の外周面とケース部の内周面の間、又は、作動部の外周面とベース部の内周面の間の少なくとも何れか一方に設けられた高温用バルブアクチュエータである。
請求項3に係る発明は、環状突起部が、最大径部の作動部を設けた側に対してストローク方向他端側の角部と、作動部の外周面又はベース部の内周面の何れか一方とに設けられた高温用バルブアクチュエータである。
請求項4に係る発明は、環状突起部の頂部が、曲率半径0.5mmの曲面形状である高温用バルブアクチュエータである。
請求項5に係る発明は、ボデー内の流路に設けたダイヤフラムを開閉するバルブに請求項1における高温用バルブアクチュエータを搭載した高温用ダイヤフラムバルブである。
請求項1に係る発明によると、駆動源の駆動力とスプリングの付勢力でハウジング内にピストンをストローク自在に設け、ピストンの外周面とハウジングの内周面との間に何れか一方の面から他方の面に向けて突出した環状突起部を設けている。
これにより、ピストンがハウジング内でストロークする際に、中心軸に対して斜めに傾いたりズレたりしても、環状突起部がピストンの外周面あるいはハウジングの内周面に接触されることによって、ハウジングの内周面との接触面積を小さく抑えてストロークされる。
このため、高温度の温度領域で動作させた場合であっても、ピストンのストロークによる焼き付きやかじりの発生を抑えて耐久性を向上することができる。
請求項2に係る発明によると、ピストンが、外径が最大となる部分を含む最大径部と、この最大径部のストローク方向一端面から一体的に突出して設けられた作動部とを有し、環状突起部が、最大径部の外周面とハウジングの内周面の間、又は、作動部の外周面とハウジングの内周面の間の少なくとも何れか一方に設けられている。
これにより、ピストンが、ハウジングの内周面にガイドされた作動部によって、ストローク方向にガイドされて中心軸に対する傾きおよびズレを抑えてストロークされ、しかも、環状突起部によってピストンの外周面とハウジングの内周面との接触面積が小さく抑えれられるため、ピストンのストロークによる焼き付きやかじりの発生をより効果的に抑えることができる。
請求項3に係る発明によると、環状突起部が、最大径部の作動部を設けた側に対してストローク方向他端側の角部と、作動部の外周面又はベース部の内周面の何れか一方とに設けられている。
これにより、環状突起部が、ストローク方向で距離を隔てた最大径部と作動部にそれぞれ対応した位置、又は、同じくストローク方向で距離を隔てた最大径部とベース部にそれぞれ対応した位置に設けられ、しかも、最大径部にあっては、作動部またはベース部との距離を可能な限り長くする一端の角部に環状突起部が設けられている。
このため、ストローク方向で間隔をあけた2箇所に設けた環状突起部によってピストンの中心軸に対する傾きおよびズレを効果的に防ぐことができる。
請求項4に係る発明によると、環状突起部の頂部が、曲率半径0.5mmの曲面形状のであることにより、環状突起部がハウジングの内周面、あるいは、ピストンの外周面に接触する面積を小さく抑えることができる。
請求項5に係る発明によると、ボデー内の流路に設けたダイヤフラムを開閉するバルブに上述の高温用バルブアクチュエータを搭載したことにより、ピストンがハウジング内でストロークする際に、中心軸に対して斜めに傾いたりズレたりしても、環状突起部がピストンの外周面あるいはハウジングの内周面に接触することによって、ハウジングの内周面との接触面積を小さく抑えてストロークされる。
このため、高温度の温度領域で動作させた場合であっても、ピストンのストロークによる焼き付きやかじりの発生を抑えて耐久性を向上することができる。
実施形態に係る高温用バルブアクチュエータを備えた高温用ダイヤフラムバルブの断面図である。 図1に示した高温用ダイヤフラムバルブのピストン周辺を拡大した図である。 図1に示したピストンユニットの拡大図である。 図1に示した高温用バルブアクチュエータの上面図である。 図1に示した高温用ダイヤフラムバルブの側面図である。 図1に示した高温用バルブアクチュエータがバルブを弁開状態にしたときの状態を示す高温用ダイヤフラムバルブの断面図である。 環状突起部の寸法について説明するための図である。 変形例1の環状突起部を示す図である。 変形例2の環状突起部を示す図である。 変形例3の環状突起部を示す図である。
本発明に係る高温用バルブアクチュエータ1および高温用ダイヤフラムバルブ100の実施形態を図1~図7に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に示す実施形態により本開示が限定されるものではない。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。さらに、図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
図1は、実施形態に係る高温用バルブアクチュエータ1を備えた高温用ダイヤフラムバルブ100の断面図である。図2は、図1に示した高温用ダイヤフラムバルブ100のピストン15周辺を拡大した図である。図3は、図1に示したピストンユニット10の拡大図である。図4は、図1に示した高温用バルブアクチュエータ1の上面図である。図5は、図1に示した高温用ダイヤフラムバルブ100の側面図である。図6は、図1に示した高温用バルブアクチュエータ1がバルブ70を弁開状態にしたときの状態を示す高温用ダイヤフラムバルブ100の断面図である。図7は、環状突起部の寸法について説明するための図である。
本発明の実施形態に係る高温用バルブアクチュエータ1は、高温用ダイヤフラムバルブ100に備えられている。高温用ダイヤフラムバルブ100は、バルブ70とそのバルブ70を駆動する高温用バルブアクチュエータ1とを備え、例えば、半導体製造装置のガス供給系の自動バルブとして用いられる。
また、高温用バルブアクチュエータ1は、図1に示すように、バルブ70の弁体であるダイヤフラム71を開閉駆動するものであり、バルブ70のボデー72に連結して設けられる。
<高温用バルブアクチュエータ1によって駆動されるバルブ70について>
まず、高温用バルブアクチュエータ1によって駆動されるバルブ70について説明する。
バルブ70は、ダイヤフラム71を弁体として用いたダイヤフラムバルブと称されるものであり、ボデー72の内部にガスの流入口となる上流側端部からガスの流出口となる下流側端部に向けて形成された流路72aの途中に弁座73が設けられている。
そして、バルブ70は、ボデー72の上部にボデー72と一体的に設けて高温用バルブアクチュエータ1のハウジング30との連結部分となるアクチュエータ連結部74を有する。
このアクチュエータ連結部74の内部には、ダイヤフラム71が弁座73に当接自在な状態でその外周縁部をボデー72の段部とボンネット75によって挟持固定されている。
また、ダイヤフラムピース76が、ダイヤフラム71を弁座73に当接させる方向に押圧自在にボンネット75によって支持されている。
<高温用バルブアクチュエータ1について>
次に、高温用バルブアクチュエータ1について説明する。
なお、本実施形態に係る高温用バルブアクチュエータ1は、ノーマルクローズタイプであり、弾性部材であるスプリングによってストロークの一方向に付勢されたピストン15をハウジング30内に設けている。
この高温用バルブアクチュエータ1は、ピストンユニット10と、ピストンユニット10が組付けられるハウジング30と、ハウジング30の開口を閉じるハウジングカバー40とを有する。
<ピストンユニット10について>
まず、ピストンユニット10について説明する。
ピストンユニット10は、一端部にエア供給元に接続されるエア接続部としての上部ナット12aが設けられたユニット本体11と、ユニット本体11の他端部とピストン15の間を伸縮自在に連結したベローズ14と、ピストン15とを備えている。
このピストンユニット10は、エアの導入方向上流側から下流側に向けてユニット本体11と、ベローズ14と、ピストン15とが連結して一体化されている。
<ピストンユニット10のユニット本体11について>
ユニット本体11は、エア導入継手12と、エア継手ベース13とを有し、エア継手ベース13とエア導入継手12を溶接してユニット化したものである。
エア導入継手12は、本実施形態では、例えば、エア供給元に繋がるエアチューブ等のエア配管に接続されるエア接続部が一端部に設けられた市販の金属製管継手が用いられる。
本実施形態では、エア導入継手12は、エア接続部として継手本体12cに回転自在に設けてエア配管を締結する上部ナット12aと、継手本体12cに固設された下部ナット12bとを有する。
エア継手ベース13は、例えば、ステンレス材からなる金属製であり、エア導入継手12とベローズ14との間に設けられ、エア導入継手12から導入された駆動エアがベローズ14の内部まで誘導される流路13aが内部に形成されている。
<ピストンユニット10のベローズ14について>
ベローズ14は、本実施形態では、市販の金属製のベローズが用いられ、ユニット本体11からベローズ14内に導入されたエアがピストン15に設けたエアの流路14aに誘導されるようになっている。
このベローズ14が伸縮動作されることによって、ピストン15がハウジング30に固定配置されたユニット本体11に対して相対的に移動される。
<ピストンユニット10のピストン15について>
ピストン15は、金属材料からなり、外径が最大となる部分を含む最大径部16と、この最大径部16のストローク方向一端面から一体的に突出して設けられた作動部20とを有する。
最大径部16は、ストローク方向に直交する断面が略円形状をなし、その外径がハウジング30の内周面31aに対して間隙を設けた寸法に調整されている。
この最大径部16は、一端部にベローズ14が溶接によって連結され、そのベローズ14に連結される一端部から内部を通って後述のエア室18に接続されるエアの流路16aが形成されている。
また、最大径部16には、スプリング50の端部が嵌め込まれてその一端部を保持するスプリングセット凹部16bが設けられている。
そして、最大径部16には、環状突起部17が設けられている。この環状突起部17は作動部20を設けた側に対してストローク方向他端側の最大径部16の角部16cに設けられている。
<最大径部16に設けた環状突起部17について>
環状突起部17は、最大径部16の外周面16d、本実施形態において、角部16cの外周面16dに周方向に沿って、かつ、径外方向に突出して設けられている。
この環状突起部17は、最大径部16の角部16cの全周方向に亘ってハウジング30の内周面31aに向けて突出した部分、より具体的には、後述のケース部31の内周面31aに向けて突出した部分を形成している。
なお、本実施形態では、環状突起部17は、図7(a)に示すように、頂部17aが曲率半径0.5mmの曲面形状になっている。
そして、環状突起部17は、高さが0.3mmに設定されている。
なお、環状突起部17の高さについては、最大径部16の外周面16dとハウジング30の内周面31aとの間隙の大きさによって適宜調整するとよい。
また、環状突起部17の頂部17aの曲率半径についは、特に、ハウジング30の内周面31aとの接触面積に影響するため、曲率半径0.5mm程度が適当であるが、これについても、環状突起部17周辺部位の寸法、環状突起部17あるいはその周辺部位の材質等に応じて適宜調整するとよい。
環状突起部17の曲率半径が大きすぎると、頂部の形状が緩やかで面積も大きくなるため、環状突起部17自体がハウジング30の内周面31aと大きい面積で接触しやすくなり、かじり防止効果が低減する。
一方で、環状突起部17の曲率半径が小さすぎると、高さを十分に確保することができなくなるため、環状突起部17以外のピストン15外周面16dがハウジング30の内周面31aと接触し易くなって、かじり防止効果を得にくくなる。
<ピストン15に設けたエア室18について>
ピストン15の最大径部16には、エア室18が設けられている。
エア室18は、スプリング50による付勢方向でハウジング30の内壁面31bに向かい合う開口面18aを有した凹部である。
このエア室18は、作動部20の基端部の周りを内周とし、最大径部16の外周縁部の周りを外周とする環状の凹部であり、内部に最大径部16の流路に接続して駆動エアを導入するための通気口18bが設けられている。
そして、このエア室18の開口面18aは、波型ダイヤフラム19によって塞がれている。
<ピストン15に設けた波型ダイヤフラム19について>
波型ダイヤフラム19は、本実施形態では、例えば、コバルト合金からなる金属製であり、ハウジング30の内壁面31b側に膨出自在にピストン15の最大径部16に密封固着されている。
この波型ダイヤフラム19は、作動部20が貫通される貫通孔19aが中心部に形成された環状をなし、内周側および外周側の両端部が最大径部16に溶接して固着されるようになっている。
なお、本実施形態では、波型ダイヤフラム19は、ピストン15に取り付けることによってエア室18の開口面18aを気密に封止することができると共に、高耐熱性を有していれば溶接以外のその他の方法によって最大径部16に取り付けられるようにしてもよい。例えば、波型ダイヤフラム19は、高耐熱性の接着材を用いて最大径部16に取付けるようにしてもよい。
また、波型ダイヤフラム19は、高耐熱性を有していれば、金属以外の材料を用いても構わない。例えば、高耐熱性の樹脂材を用いてもよい。
このようにピストン15に設けたエア室18は、波型ダイヤフラム19によって開口面18aが塞がれ、内部に設けた通気口18bを通して駆動エアが導入されることによってエアが充填されるようになっている。
このため、ユニット本体11を通して外部のエア供給元からエア室18内に駆動エアを導入すると、エア室18内に充填されたエアによって、波型ダイヤフラム19がハウジング30の内壁面31bに向けて膨出されるようになっている。
一方、エア供給元からの駆動エアの供給を停止すると、エア室18内のエアが通気口18bを通して流出するため、波型ダイヤフラム19がエア導入前の萎んだ状態に戻る。
<ピストン15に設けた作動部20について>
作動部20は、最大径部16の中心位置から最大径部16に一体的に突設され、その先端部がバルブ70のダイヤフラムピース76に当接自在になっている。
この作動部20は、ハウジング30に設けた後述のガイド孔32aに通されてピストン15をストローク方向にガイドする機能もなしている。
そして、作動部20には、環状突起部21が設けられている。
<作動部20に設けた環状突起部21について>
環状突起部21は、作動部20の軸方向の略中央位置に作動部20の外周面20aに周方向に沿って径外方向に突出して設けられ、ハウジング30の内周面32bであるガイド孔32aの内周面32bに向けて突出した部分である。
本実施形態では、環状突起部21は、図7(b)に示すように、曲率半径0.5mmの頂部21aを有し、高さが0.2mmに設定されている。
なお、環状突起部21の、高さおよび頂部の曲率半径についは、上述したように、環状突起部21周辺部位の寸法、環状突起部あるいはその周辺部位の材質等に応じて適宜調整するとよい。
<ユニットとして一体化されたピストンユニット10について>
ここで、ユニットとして一体化されたピストンユニット10について説明する。
ピストンユニット10は、図3に示すように、ユニット本体11とベローズ14とピストン15とが溶接して連結されている。
また、ユニット本体11を構成するエア導入継手12とエア継手ベース13についても溶接して連結されている。
このため、ピストンユニット10は、ピストン15をスプリング50の付勢力に抗するストローク方向に動かすように機能する駆動源の一部としてのエア室18および波型ダイヤフラム19を備えて、外部のエア供給元に接続されるエア接続部12aから、バルブ70のダイヤフラム71を押圧するための押圧力をバルブ70側に伝達する作動部20まで一体化されている。
つまり、ピストンユニット10は、アクチュエータの主要部分を一体化したものになっている。
なお、本実施形態では、ユニット本体11とベローズ14とピストン15とが溶接して連結されているものを例示したが、ユニット本体11とベローズ14とピストン15とを一体化するように連結することができればその他の連結方法を用いても構わない。例えば、高耐熱性の接着材を用いて連結するようにしてもよい。
<ハウジング30について>
次に、ハウジング30について説明する。
ハウジング30は、ピストンユニット10を含む高温用バルブアクチュエータ1の主要部分が収容されるケース部31と、バルブ70に連結されるベース部32とを有する。
<ハウジング30のケース部31について>
ケース部31は、ピストンユニット10がエアの供給元との接続部分となる上部ナット12aを含む上端部を外部に突出した状態で組付けられる。
このケース部31の内部には、ピストンユニット10のピストン15がハウジング30に組付けられた状態でストローク移動される空間が形成されている。
そして、ケース部31の内部に設けられたスプリング50が、ダイヤフラム71が弁座73に当接するようにダイヤフラムピース76を押圧する力をピストン15に付加している。
なお、ピストン15のストローク範囲は、ケース部31のストローク方向下端の内壁面31bと、ケース部31の内周面31aに形成した溝に固定された止め輪60によって規制されている。
また、ケース部31のストローク方向下端の内壁面31bには、ハウジング30内のエアを外部に流出するエア流出口31cが形成されている。
ケース部31の内周面31aは、ピストン15の最大径部16の外周面16dに対向している。
そして、最大径部16に設けた環状突起部17が、このケース部31の内周面31aに向けて突出されている。
<ハウジング30のベース部32について>
ベース部32は、バルブ70との連結部分である。このベース部32の外周面には、バルブ70のボデー72に形成された雌ネジ部分に螺合する雄ネジ部部分が形成されている。
また、ベース部32は、バルブ70との連結側の先端面にダイヤフラム71を挟持する側にボンネット75を押圧する面が形成されている。
そして、ベース部32には、作動部20をピストン15のストローク方向にガイドするガイド孔32aが形成されている。
このガイド孔32aは、ピストン15の最大径部16に突設した作動部20をケース部31内からバルブ70のダイヤフラムピース76が配置された空間に向けて貫通させている。
ガイド孔32aの内周面32bは、作動部20の外周面20aに対向している。
そして、作動部20に設けた環状突起部21が、このガイド孔32aの内周面32bに向けて突出されている。
<ハウジングカバー40について>
次に、ハウジングカバー40について説明する。
ハウジングカバー40は、ピストンユニット10をハウジング30内に組付ける際にピストンユニット10の挿入口となるハウジング30の開口をピストンユニット10の上部を外部に突出させた状態で閉じるものである。
そして、ハウジングカバー40の下面には、スプリング50の一端部を保持するようにピストン15に設けたスプリングセット凹部16bと対となるようにスプリング50の他端部を保持するスプリングセット凹部40aが設けられている。
<高温用バルブアクチュエータ1の動作について>
次に、高温用バルブアクチュエータ1の動作について説明する。
高温用バルブアクチュエータ1は、バルブ70の弁閉処理に対応してエア供給元からユニット本体11へエアの供給を停止している状態では、図1に示すように、ピストン15のエア室18内のエアが通気口18bを通してエア室18の外に流出するため、波型ダイヤフラム19が萎んだ状態となってハウジング30の内壁面31bに向けて膨出していない。
このため、ピストン15は、スプリング50の付勢力によって最大径部16がハウジング30の下部の下死点位置に配置される。
このようにピストン15が下死点位置に移動される際、ハウジング30の内壁面31bに設けられたエア流出口31cからピストン15の最大径部16と内壁面31bとの間のエアが抜けるようになっているため、そこに滞留したエアがピストン15の移動を妨げることがない。
さらに、ピストン15が下死点位置に移動される際、最大径部16がハウジング30の内周面31a、より具体的には、ケース部31の内周面31aに対して、間にシール材を介さず間隙を設けた状態で移動するため、ハウジング30の内周面31aに擦れることがない。
ここでピストン15が、中心軸に対して斜めに傾いたり、ズレたりしても、最大径部16および作動部20に設けた環状突起部17、21がハウジング30の内周面31a、32bに接触されることによって、ハウジング30の内周面31a、32bとの接触面積を小さく抑えてストロークされる。
より具体的には、最大径部16に設けた環状突起部17がケース部31の内周面31aにその頂部17aを接触し、作動部20に設けた環状突起部21がベース部32の内周面32b、すなわち、ガイド孔32aの内周面32bにその頂部21aを接触する。
しかも、一つの環状突起部17が最大径部16の作動部20を設けた側に対してストローク方向他端側の角部16cに設けられると共に、もう一つの環状突起部21が最大径部16に対してストローク方向に突設された作動部20に設けられているため、それらの間の距離を隔てた区間がハウジング30の内周面31aに接触し難くなる。
そして、ピストン15が下死点位置に移動されると、ピストン15の作動部20がバルブ70のダイヤフラムピース76を押下し、ダイヤフラムピース76によってバルブ70のダイヤフラム71が押圧されて弁座73に当接されることによって、バルブ70が弁閉状態となる。
一方、バルブ70の弁開処理に対応してエア供給元からユニット本体11に駆動エアが供給開始されると、高温用バルブアクチュエータ1は、図6に示すように、駆動エアが通気口18bを通してエア室18に供給され、波型ダイヤフラム19が徐々に膨らんでハウジング30の内壁面31bに向けて膨出される。
この時、波型ダイヤフラム19は、ハウジング30の内壁面31bに沿って接地されながら膨らむため、内壁面31bに沿ってエアが均等に分散して拡がる。
つまり、波型ダイヤフラム19は、内壁面31bに沿って均等に拡がった面からピストン15を移動させる方向に反力を受けながら膨張する。
このため、ピストン15は、波型ダイヤフラム19の膨張によって、ストローク方向に傾き難い安定した状態でスプリング50の付勢力に抗しながら止め輪60に当接する上死点位置まで移動される。
ピストン15が上死点位置に移動される際、最大径部16がハウジング30の内周面31aに対して、間にシール材を介さず間隙を設けた状態で移動するため、ハウジング30の内周面31aに擦れることがない。
ここでピストン15が、中心軸に対して斜めに傾いたりズレたりしても、最大径部16および作動部20に設けた環状突起部17、21がハウジング30の内周面31a、32bに接触されることによって、ハウジング30の内周面31a、32bとの接触面積を小さく抑えてストロークされる。
より具体的には、最大径部16に設けた環状突起部17がケース部31の内周面31aにその頂部17aを接触し、作動部20に設けた環状突起部21がベース部32の内周面32b、すなわち、ガイド孔32aの内周面32bにその頂部21aを接触する。
しかも、一つの環状突起部17が最大径部16の作動部20を設けた側に対してストローク方向他端側の角部16cに設けられると共に、もう一つの環状突起部21が最大径部16に対してストローク方向に突設された作動部20に設けられているため、それらの間の距離を隔てた区間がハウジング30の内周面31aに接触し難くなる。
そして、ピストン15が上死点位置に移動されると、作動部20がバルブ70のダイヤフラムピース76から離れ、ダイヤフラムピース76によるダイヤフラム71への押圧力が開放されて、ダイヤフラム71が弁座73から離れた状態に復元されることによって、バルブ70が弁開状態となる。
<実施形態の効果>
以上のように、実施形態に係る高温用バルブアクチュエータ1によると、ピストン15にエア室18および波型ダイヤフラム19を設けて波型ダイヤフラム19の膨出作用を用いた駆動源の駆動力とスプリング50の付勢力でハウジング30内にピストン15をストローク自在に設け、ピストン15の外周面16d、20aとハウジング30の内周面31a、32bとの間にピストン15の外周面16d、20aからハウジング30の内周面31a、32bに向けて突出した環状突起部17、21を設けている。
これにより、ピストン15がハウジング30内でストロークする際に、中心軸に対して斜めに傾いたりズレたりしても、環状突起部17、21がハウジング30の内周面31a、32bに接触されることによって、ハウジング30の内周面31a、32bとの接触面積を小さく抑えてストロークされる。
このため、高温度の温度領域で動作させた場合であっても、ピストン15のストロークによる焼き付きやかじりの発生を抑えて耐久性を向上することができる。
また、実施形態に係る高温用バルブアクチュエータ1によると、ピストン15が、外径が最大となる部分を含む最大径部16と、この最大径部16のストローク方向一端面から一体的に突出して設けられた作動部20とを有し、ハウジング30が、最大径部16の外周面16dに対向した内周面31aが形成されたケース部31と、作動部20の外周面20aに対向した内周面32bが形成されたベース部32とを有し、環状突起部17、21が、最大径部16の外周面16dとケース部31の内周面31aの間及び作動部20の外周面20aとベース部32の内周面32bの間に設けられている。
これにより、ピストン15が、ハウジング30のベース部32に設けたガイド孔32aにガイドされた作動部20によって、ストローク方向にガイドされて中心軸に対する傾きおよびズレを抑えてストロークされ、しかも、環状突起部17、21によってピストン15の外周面16d、20aとハウジング30の内周面31a、32bとの接触面積が小さく抑えられるため、ピストン15のストロークによる焼き付きやかじりの発生をより効果的に抑えることができる。
また、実施形態に係る高温用バルブアクチュエータ1によると、環状突起部17が、最大径部16の作動部20を設けた側に対してストローク方向他端側の角部16cと、作動部20の外周面20aとに設けられている。
これにより、環状突起部17、21が、ストローク方向で距離を隔てた最大径部16と作動部20にそれぞれ対応した位置に設けられ、しかも、最大径部16にあっては、作動部20またはベース部32との距離を可能な限り長くする一端の角部16cに環状突起部17が設けられている。
このため、ストローク方向で距離を隔てた2箇所に設けた環状突起部17、21によってピストン15の中心軸に対する傾きおよびズレを効果的に防ぐことができる。
また、実施形態に係る高温用バルブアクチュエータ1によると、環状突起部17、21の頂部17a、21aが、曲率半径0.5mmの曲面形状であることにより、環状突起部17、21がハウジング30の内周面31a、32b、に接触する面積を小さく抑えることができる。
また、実施形態に係る高温用ダイヤフラムバルブ100によると、ボデー72内の流路72aに設けたダイヤフラム71を開閉するバルブ70に上述の高温用バルブアクチュエータ1を搭載したことにより、ピストン15がハウジング30内でストロークする際に、中心軸に対して斜めに傾いたりズレたりしても、環状突起部17、21がハウジング30の内周面31a、32bに接触することによって、ハウジング30の内周面31a、32bとの接触面積を小さく抑えてストロークされる。
このため、高温度の温度領域で動作させた場合であっても、ピストン15のストロークによる焼き付きやかじりの発生を抑えて耐久性を向上することができる。
<変形例1>
ここで、実施形態に係る高温用バルブアクチュエータ1の環状突起部17、21の変形例1について、図8を参照しながら説明する。
図8は、変形例1の環状突起部17、21を示す図である。
なお、変形例1では、実施形態と同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
この変形例1の環状突起部22、23は、平面部分を有した形状である点で実施形態の環状突起部17、21と異なる。なお、環状突起部22、23は、作動部20の外周面20aに設けられたものを例示したが、これに限らず、最大径部16の外周面16dに設けても構わない。
この変形例1では、図8(a)に示すように、環状突起部22が、円弧状の曲面からなる頂部22aと、傾斜した平面からなる根元部22bとを有して曲面と平面を合わせた形状になっている。
また、その他の例として、図8(b)に示すように、環状突起部23が、複数の平面を合わせた形状であり、頂部23aの面積が根元に対して小さくなるように設定されている。
この変形例1の環状突起部22、23は、実施形態の環状突起部17、21と同様に、ハウジング30の内周面32b、に接触する面積を小さく抑えることができる。
<変形例2>
ここで、実施形態に係る高温用バルブアクチュエータ1の環状突起部17、21の変形例2について、図9を参照しながら説明する。
図9は、変形例2の環状突起部17、21を示す図である。
なお、変形例2では、実施形態と同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
この変形例2の環状突起部24は、作動部20の外周面20aに代わってハウジング30の内周面32bに設けた点で実施形態の環状突起部21と異なる。
この変形例2の環状突起部24は、ベース部32に形成されたガイド孔32aの内周面32bに設けられている。
つまり、環状突起部24は、ガイド孔32aの内周面32bから作動部20の外周面20aに向けて突出して設けられている。
このため、ピストン15がハウジング30内でストロークする際に、中心軸に対して斜めに傾いたりズレたりしても、環状突起部24が作動部20の外周面20aに接触されることによって、ハウジング30の内周面32bとの接触面積を小さく抑えてストロークされる。
<変形例3>
ここで、実施形態に係る高温用バルブアクチュエータ1の環状突起部17、21の変形例3について、図10を参照しながら説明する。
図10は、変形例3の環状突起部17、21を示す図である。
なお、変形例3では、実施形態と同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
この変形例3の環状突起部25、26は、最大径部16には設けず、作動部20の外周面20aの2箇所に設けた点で実施形態の環状突起部17、21と異なる。
この変形例3の環状突起部25、26は、作動部20の外周面20aのストローク方向で距離を隔てた2箇所に設けられている。
つまり、変形例3の環状突起部25、26は、ストロークの方向に長尺な作動部20を利用して、ストローク方向に距離を隔てた2箇所の位置に環状突起部25、26を設けることによって、ピストン15の傾き防止効果を高めるようにしている。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、環状突起部17~26は、ピストン15あるいはハウジング30に合わせて2箇所に設けるものを例示したが、ピストン15が中心軸に対して傾いたりズレたしてハウジング30の内周面31a、32bに対して接触面積を小さく抑えて接触することができれば、その他の数設けるようにしても構わない。例えば、ピストン15の外周面16dとハウジング30の内周面31a、32bとの接触面積を小さく抑えることができれば、環状突起部を3箇所に設けてもよい。環状突起部の数を多くすれば、より環状突起部をより優先的にハウジング30の内周面31a、32bあるいはピストン15の外周面16d、20aに接触させることができる。しかしながら、環状突起部の数を多くしすぎると、ピストン15がストロークするときの抵抗力を増加させてしまうため、環状突起部は、ピストン15のストロークに影響しない程度の数だけ設けるとよい。
例えば、上記の実施形態では、環状突起部17~26を、ピストン15の外周面16d、20a、或いはハウジング30の内周面31a、32bの全周方向に亘って設けたものを例示したが、ハウジング30の内周面31a、32b、或いはピストン15の外周面16d、20aに対して接触面積を小さく抑えて接触することができれば、環状突起部17~26は、ピストン15の外周面16d、20a、或いは、ハウジング30の内周面31a、32bの周方向に点在して設けても構わない。
また、例えば、上記の実施形態では、ピストンをスプリングの付勢力に抗するストローク方向に動かすように機能する駆動源の一部としてのエア室および波型ダイヤフラムを備えたものを例示したが、、ピストンをスプリングの付勢力に抗するストローク方向に動かすことができれば、その他の駆動源を適用しても構わない。
また、例えば、上記の実施形態では、高温用バルブアクチュエータがノーマルクローズタイプであるものを例示したが、高温用バルブアクチュエータがノーマルオープンタイプであってもよい。
高温用バルブアクチュエータがノーマルオープンタイプの場合、ピストンの最大径部の下面側にスプリングを設け、最大径部の上面側に波型ダイヤフラムを設けてエア室を形成し、膨張した波型ダイヤフラムが接地される圧接面をハウジング内に設ければよい。
また、例えば、上記の実施形態では、弾性部材としてスプリングを用いたが、ベルビルワッシャ等その他の弾性部材を用いても構わない。
また、例えば、上記の実施形態では、高温用バルブアクチュエータ1を高温用ダイヤフラムバルブ100に適用したものを例示したが、高温用バルブアクチュエータ1は、スプリング等の弾性部材によってストロークの一方向に付勢されたピストンのストロークを利用して弁を上下に開閉するバルブであれば、ベローズバルブやニードルバルブ或いはその他のバルブに適用しても構わない。
今回開示された各実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲およびその主旨を逸脱することなく、様々な形体で省略、置換、変更されてもよい。
1 高温用バルブアクチュエータ
10 ピストンユニット
11 ユニット本体
12 エア導入継手
12a 上部ナット(エア接続部)
12b 下部ナット
12c 継手本体
13 エア継手ベース
13a 流路
14 ベローズ
14a 流路
15 ピストン
16 最大径部
16a 流路
16b スプリングセット凹部
16c 角部
16d 外周面
17 環状突起部
17a 頂部
18 エア室
18a 開口面
18b 通気孔
19 波型ダイヤフラム
19a 貫通孔
20 作動部
20a 外周面
21 環状突起部
21a 頂部
22 環状突起部
22a 頂部
22b 根元部
23 環状突起部
23a 頂部
24 環状突起部
25 環状突起部
26 環状突起部
30 ハウジング
31 ケース部
31a 内周面
31b 内壁面
31c エア流出口
32 ベース部
32a ガイド孔
32b 内周面
40 ハウジングカバー
40a スプリングセット凹部
50 スプリング
60 止め輪
70 バルブ
71 ダイヤフラム
72 ボデー
72a 流路
73 弁座
74 アクチュエータ連結部
75 ボンネット
76 ダイヤフラムピース
100 高温用ダイヤフラムバルブ

Claims (5)

  1. 駆動源の駆動力とスプリングの付勢力でハウジング内にピストンをストローク自在に設けた高温用バルブアクチュエータであって、
    前記ピストンの外周面と前記ハウジングの内周面との間に何れか一方の面から他方の面に向けて突出した環状突起部を設けたことを特徴とする高温用バルブアクチュエータ。
  2. 前記ピストンは、外径が最大となる部分を含む最大径部と、該最大径部のストローク方向一端面から一体的に突出して設けられた作動部とを有し、
    前記環状突起部は、前記最大径部の外周面と前記ハウジングの内周面の間、又は、作動部の外周面と前記ハウジングの内周面の間の少なくとも何れか一方に設けられた請求項1に記載の高温用バルブアクチュエータ。
  3. 前記環状突起部は、前記最大径部の前記作動部を設けた側に対してストローク方向他端側の角部と、前記作動部の外周面又は前記ベース部の内周面の何れか一方とに設けられた請求項2に記載の高温用バルブアクチュエータ。
  4. 前記環状突起部の頂部は、曲率半径0.5mmの曲面形状である請求項1に記載の高温用バルブアクチュエータ。
  5. ボデー内の流路に設けたダイヤフラムを開閉するバルブに請求項1における高温用バルブアクチュエータを搭載した高温用ダイヤフラムバルブ。
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