JP2024080954A - コネクタ、及び、コネクタにおける端子抜き方法 - Google Patents

コネクタ、及び、コネクタにおける端子抜き方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2024080954000001
【課題】端子抜き作業に起因する端子の不具合を抑制するとともに作業性に優れるコネクタ、及び、コネクタにおける端子抜き方法を提供すること。
【解決手段】コネクタ1は、端子51と、端子収容室13を有するハウジング2と、ハウジング2に装着されるサイドリテーナ3と、を備える。端子収容室13には、端子51に係止される弾性変形可能な係止ランス15が、端子収容室13への端子51の挿入方向に延びるように設けられ、この係止ランス15における挿入方向の先端部には、端子51との係止解除時に、端子収容室13に挿入された治具7が当接することになる治具掛け部15aが設けられる。サイドリテーナ3には、端子収容室13への治具7の挿入時において、治具7が治具掛け部15aに当接するように且つ端子51に干渉しないようにガイド部38が設けられる。
【選択図】図8

Description

本発明は、コネクタ、及び、コネクタにおける端子抜き方法に関する。
従来から、端子と、端子収容室(「キャビティ」ともいう。)を有するハウジングと、を備えたコネクタが提案されている。従来のコネクタは、端子収容室に係止ランスが設けられており、端子が端子収容室の所定位置まで挿入されると、係止ランスに係止されて、端子収容室から抜け止めされている。一方、端子収容室から端子を抜く(取り外す)場合には、端子と係止ランスとの係止を解除するために、治具が用いられている。一例として、端子収容室に上記治具を挿入して操作することで、端子と係止ランスとの係止を解除し、この状態で端子を引き抜くことで、端子収容室から端子が取り外される(例えば、特許文献1を参照)。
特開2004-247227号公報
ところで、特許文献1のコネクタにおいて、端子収容室からの端子の取り外しは、端子と係止ランスとの間の空間内に挿入した治具を所定位置まで進入させて、係止ランスを撓ませることで端子との係止を解除するとともに、治具によって端子を押圧して後退させることで実現している。これにより、端子収容室から端子が容易に取り外されるものの、端子と治具とが接触することで、端子表面が削られて、削りカス等が生じるおそれがある。このようにして生じた削りカス等が、端子に付着してしまうと、相手側端子との導通不良や端子の防水性能の低下等を引き起こすおそれがある。
本発明は、上述した状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、端子抜き作業に起因する端子の不具合を抑制するとともに作業性に優れるコネクタ、及び、コネクタにおける端子抜き方法を提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタは、下記を特徴としている。
端子と、前記端子が収容される端子収容室を有するハウジングと、前記ハウジングに装着されるサイドリテーナと、を備えたコネクタであって、
前記端子収容室には、
前記端子に係止される弾性変形可能な係止ランスが、前記端子収容室への前記端子の挿入方向に延びるように設けられ、
前記係止ランスにおける前記挿入方向の先端部には、
前記端子との係止解除時に、前記端子収容室に挿入された治具が当接することになる治具掛け部が設けられ、
前記サイドリテーナには、
前記端子収容室への前記治具の挿入時において、前記治具が前記治具掛け部に当接するように且つ前記端子に干渉しないように案内可能なガイド部が設けられる、
コネクタであること。
更に、前述した目的を達成するために、本発明に係るコネクタにおける端子抜き方法は、下記を特徴としている。
上記コネクタと、治具と、を備えたコネクタにおける端子抜き方法であって、
前記治具掛け部に前記治具が当接するように、前記治具を前記ガイド部に接触させた状態で前記端子収容室に挿入する工程と、
前記係止ランスを弾性変形させて前記端子と前記係止ランスとの係止が解除されるように、前記治具を操作する工程と、を含む、
コネクタにおける端子抜き方法であること。
上記構成のコネクタによれば、サイドリテーナには、端子収容室への治具の挿入時において、治具が治具掛け部に当接するように且つ端子に干渉しないように案内可能なガイド部が設けられる。そして、上記構成のコネクタにおける端子抜き作業は、治具をガイド部に接触させた状態で端子収容室に挿入し、係止ランスを弾性変形させて端子と係止ランスとの係止が解除されるように治具を操作すればよい。これにより、治具が端子に干渉しないため端子抜き作業に起因する端子の不具合を抑制でき、更には、治具をガイド部に接触させた状態で端子収容室に単に挿入すればよいため作業性に優れる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図2は、図1に示すコネクタの要部分解斜視図である。 図3は、ハウジングを下方からみた斜視図である。 図4は、ハウジングの後方からみた斜視図である。 図5は、サイドリテーナを下方からみた斜視図である。 図6は、図1のA-A断面図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る端子抜き方法を説明するための第1図であって、図6のB部に相当する。 図8は、本発明の一実施形態に係る端子抜き方法を説明するための第2図であって、図6のB部に相当する。 図9は、嵌合検知部材が本係止位置にあるときの図6に相当する図である(ただし、相手側コネクタの図示省略)。 図10は、ハウジングの変形例を示す図4に相当する図である。
<実施形態>
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係るコネクタ1、及び、コネクタ1における端子抜き方法について説明する。
以下、説明の便宜上、図1~図10に示すように、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。なお、前後方向は、本発明の「挿入方向」に対応している。
<コネクタ1の概略構成>
以下、コネクタ1の概略構成について、図1を参照して説明する。コネクタ1は、筒状のハウジング2と、ハウジング2に装着されるサイドリテーナ3と、ハウジング2の外面にスライド可能に装着される嵌合検知部材4と、ハウジング2に収容される端子51(本例では、メス端子)と、ハウジング2に装着される環状のシール部材6と、を備えて構成される。本例において、コネクタ1は、前後方向に沿って相手側コネクタ(図示省略、オスコネクタ)と嵌合可能に構成されるメスコネクタである。
<ハウジング2>
以下、ハウジング2について、図2~図4及び図6を参照して説明する。ハウジング2は、合成樹脂製であって、筒状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の外周面と間隔を空けてこの外周面を覆う筒状のフード部12と、を一体に有している(図2~4及び図6参照)。ハウジング本体11の外周面とフード部12の内周面との隙間には、相手側コネクタのハウジング(図示省略、「相手側ハウジング」ともいう)が挿入されることになる。
ハウジング本体11には、後方から複数(本例では、3つ)の端子51(端子付き電線5)がそれぞれ挿入される複数(本例では、3つ)の端子収容室13が形成されている。各端子収容室13は、ハウジング本体11の前端部の開口を介して外部に開放され、この開口から相手側コネクタの端子(図示省略、オス端子であって「相手側端子」ともいう)が挿入されることになる。
ハウジング本体11は、フード部12の前端面よりも前方に突出するように形成され、フード部12に覆われたハウジング本体11の筒状の外周面にシール部材6が装着される。ハウジング本体11は、フード部12から前方に突出した略矩形半筒状の前端部14の外周面に、サイドリテーナ3が装着される。
ハウジング2には、上下方向に弾性変形可能に前方へ延びる片持ち梁状の係止ランス15が、端子収容室13内に下側から臨むように形成されている(図3及び図6参照)。係止ランス15には、端子収容室13に挿入された端子51が係止される(図6~図9参照)。係止ランス15の前端部における下端部には、端子51との係止解除時に治具7が当接することになる治具掛け部15aが、前方へ突出するように設けられている(図7~図8参照)。
ハウジング2における上方の外側面(上面)には、ロック機構20が設けられている(図1~図2及び図4参照)。ロック機構20は、弾性変形可能なロックアーム21と、弾性変形可能な解除アーム24と、を有している(図4参照)。
ロックアーム21は、略矩形U字状に形成され、ハウジング2の上面に片持ち梁状に支持されて、ハウジング2の上面と略平行に前方に向かって延びる左右一対の弾性アーム片22と、各弾性アーム片22の前端部同士を左右方向に架橋する係止片23と、を一体に有している(図4及び図6参照)。係止片23は、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合完了状態において、相手側ハウジングの係止部(図示省略)が係止される。
ロックアーム21は、一対の弾性アーム片22の前端部にそれぞれ片持ち梁状に支持され、後方に向かって延びる略矩形U字状の解除アーム24が連設されている(図4及び図6参照)。
解除アーム24は、係止片23と相手側ハウジングの係止部との係止解除時に押下されることになる係止解除操作部25を有している(図4及び図6参照)。係止解除操作部25は、ハウジング2と上下方向に離間して、弾性アーム片22よりも上方に配置されている。係止解除操作部25が押下されて下方へ変位することで、係止片23には解除アーム24を介して上方への係止解除力が付与される。
ハウジング2は、ロックアーム21を左右方向に挟み込むように一対の保護壁部16が設けられている(図2~図4参照)。一対の保護壁部16は、フード部12の上部に立設されて、ロック機構20を保護している。保護壁部16の前方には、梁部17が設けられている(図2~図4参照)。この梁部17は、左右方向両端部が保護壁部16に連設されており、フード部12に対して隙間をあけて配置されている。
解除アーム24の左右方向両側面には、それぞれ、対向する保護壁部16に向かって突出する被係止突起26が設けられている(図4参照)。被係止突起26には、後述する嵌合検知部材4の係止突起43が係止される。
ハウジング本体11の後端部における上面には、上方へ突出する規制リブ18が、前後方向に延びるように、左右方向略中央部に設けられている(図4参照)。規制リブ18の突出高さ(上下方向の長さ)は、係止解除操作部25が必要以上に押し下げられないように設定される。
<サイドリテーナ3>
以下、サイドリテーナ3について、図2及び図5~図6を参照して説明する。サイドリテーナ3は、合成樹脂製であって、左方が開口する略U字断面のリテーナ本体31と、リテーナ本体31の前端開口を塞ぐリテーナ前板部32と、を一体に有している(図2及び図5参照)。リテーナ前板部32には、複数の端子収容室13に対応して、複数(本例では、3つ)の挿入口33が形成されている。挿入口33は、サイドリテーナ3がハウジング2に装着されると、端子収容室13と連通し(図1参照)、相手側端子が挿入されることになる。
リテーナ本体31は、上下方向に離間して対向するリテーナ上面部34(図2参照)及びリテーナ下面部35(図5参照)と、リテーナ上面部34の右端縁とリテーナ下面部35の右端縁とを連結するリテーナ湾曲面部36(図2参照)と、が一体に構成される。リテーナ上面部34の左端縁には、前後方向に沿って延びるリブ状のリテーナ突起(符号省略)が下方へ突設されている。
リテーナ下面部35には、略矩形状の治具挿入口37が、上下方向に貫通するように設けられている(図5~図6~図8参照)。コネクタ1は、治具挿入口37によって端子収容室13と外部とが連通し、治具挿入口37を介して端子収容室13に端子抜き取り用の治具7が挿入される。なお、サイドリテーナ3が左方に開口しているため、左方の治具挿入口37aについては、略矩形U字状に形成されている。
治具挿入口37の前端部には、治具挿入口37に挿入される治具7を係止ランス15の治具掛け部15aに案内するガイド部38が、前後方向に延びるように設けられている(図5~図8参照)。ガイド部38は、前方から後方に向けて上る傾斜状に形成されている。
サイドリテーナ3をハウジング本体11の前端部14へ装着する場合、サイドリテーナ3の左方の開口を僅かに拡げ、開口からサイドリテーナ3の内側に前端部14を挿入して、左右方向へ移動させる。サイドリテーナ3を左右方向へ移動させると、リテーナ突起が前端部14に設けられた係止溝(符号省略)に進入して係止され、これにより、サイドリテーナ3がハウジング2に装着される。ハウジング2にサイドリテーナ3が装着された状態において、端子収容室13からの端子51の意図せぬ離脱(抜け)等が抑制される。
<嵌合検知部材4>
以下、嵌合検知部材4について、図2及び図6を参照して説明する。嵌合検知部材4は、合成樹脂製であって、ハウジング2に後方から装着され、前後方向にスライド可能に構成される。嵌合検知部材4は、左右方向に対向する一対の側壁部41と、各側壁部41の各上端部の後方を架橋する支持壁部42と、を一体に有している(図2参照)。
各側壁部41の対向面には、対向する側壁部41に向かって突出する係止突起43が設けられている(図2参照)。係止突起43は、嵌合検知部材4が仮係止位置にあるとき、ハウジング2の被係止突起26に係止される。支持壁部42の上端面には、嵌合検知部材4をスライドする際に操作されるスライド操作部44が突設されている。
支持壁部42の左右方向略中央部には、前方に向かって延びるアーム片45が設けられている(図2及び図6参照)。アーム片45は、支持壁部42に片持ち梁状に支持され、下方に傾倒するように形成されている。アーム片45の前端部には、下方に延出する係止爪46が形成されている。アーム片45は、後端部を支点として、係止爪46が上方に搖動して弾性変形可能に構成される。係止爪46は、嵌合検知部材4が仮係止位置にあるとき、ハウジング2の係止片23の後端部に当接し(図6参照)、嵌合検知部材4が本係止位置にあるとき、係止片23に係止される(図9参照)。
<端子付き電線5>
以下、端子付き電線5について、図2を参照して説明する。端子付き電線5は、端子51と、前端部に端子51が接続された電線52と、電線52に装着される環状のシール部材53と、を有している。
<コネクタ1を構成する各部材の組み付け手順>
以下、コネクタ1を構成する各部材の組み付け手順について説明する。まず、ハウジング2にシール部材6を装着し、ハウジング2の端子収容室13に、電線52が接続された端子51を後方から挿入する。これにより、端子51は、ハウジング2の係止ランス15に係止される。なお、電線52に装着されたシール部材53も端子収容室13の後端部に収容され、これにより、端子収容室13は止水される。
次いで、ハウジング本体11の前端部14にサイドリテーナ3を装着する。これにより、端子51は、サイドリテーナ3に抜け止めされる。
次いで、ハウジング2に嵌合検知部材4を後方から仮係止位置まで装着する。このとき、嵌合検知部材4の係止突起43が、ハウジング2の被係止突起26を前方に乗り越えて係止されることで、嵌合検知部材4がハウジング2に仮係止される(図6参照)。これにより、コネクタ1を構成する各部材の組み付けが完了し、コネクタ1が完成される。
<コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合手順>
以下、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合手順について説明する。コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合は、嵌合検知部材4がハウジング2に仮係止された状態で行われる。まず、ハウジング本体11の外周面とフード部12の内周面との間に、相手側ハウジングを挿入する。
このとき、相手側ハウジングの係止部が、ハウジング2の係止片23を弾性変形させつつ下方から後方に乗り越えて、相手側ハウジングの係止部と係止片23とが係止される。これにより、嵌合検知部材4のアーム片45における係止爪46が、相手側ハウジングの係止部によって上方に持ち上げられて(即ち、アーム片45が弾性変形して)、係止片23の後端部への係止爪46の当接状態が解除される。
この状態で、嵌合検知部材4を本係止位置へと変位させるように前方へ押し込むと、係止爪46が係止片23を上方から前方に乗り越えることで、アーム片45が弾性変形から復元し、係止爪46と係止片23とが係止される(図9参照)。これにより、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合が完了する。コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合完了状態では、端子51に相手側端子が挿入され、端子51と相手側端子とが電気的に接続される。
<コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合解除手順>
以下、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合解除手順について説明する。コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合を解除するためには、まず、嵌合検知部材4を後方へ引き込み、本係止位置から仮係止位置まで戻す。
次いで、ハウジング2におけるロック機構20の係止解除操作部25を下方へ押下する。これにより、解除アーム24が揺動され、ロックアーム21の係止片23が上方へ変位し、係止片23と相手側ハウジングの係止部との係止が解除される。この状態で、コネクタ1と相手側コネクタとを引き離すように移動させることで、コネクタ1と相手側コネクタとの嵌合が解除される。
なお、係止解除操作部25を押下する際、係止解除操作部25が必要以上に押し下げられると、ハウジング2の規制リブ18(図4参照)に当接し、当接以降における解除アーム24の揺動が規制される。これにより、解除アーム24の過度な変位によるロック機構20の破損・損傷が抑制される。
<端子抜き方法>
以下、端子抜き方法について、図7~図8を参照して説明する。端子収容室13から端子51を抜き取るには、端子51とハウジングの係止ランス15との係止を解除する必要があるため、まず、治具7を前方から治具挿入口37を介して端子収容室13に挿入する。端子収容室13への治具7の挿入は、ガイド部38に治具7を接触させた状態で、略前後方向に移動させるように行われる(図7参照)。この挿入は、ハウジング2における係止ランス15の治具掛け部15aに到達するまで続けられる。
端子収容室13への治具7の挿入時、ガイド部38によって、治具掛け部15aまで治具7が案内される(図8参照)。治具7が治具掛け部15aに到達すると、治具7の先端部(図8では後端部)は、治具掛け部15aと当接し且つ端子51と接触しないように、端子51と治具掛け部15aとの間に配置されている。
そして、この状態で、治具7を下方へ押し下げることで、係止ランス15が下方に弾性変形する。これにより、端子51と係止ランス15との係止が解除され、この状態で、端子51を後方へ引っ張ることで、端子51を端子収容室13から取り外す(抜く)ことができる。
この結果、端子収容室13への治具7の挿入時において、治具7が端子51に干渉しないため、端子抜き作業に起因する端子の不具合を抑制できる。更に、治具7をガイド部38に接触させた状態で端子収容室13に単に挿入すればよいため、端子抜き作業の作業性に優れる。このように、本実施形態に係るコネクタ1、及び、コネクタ1における端子抜き作業方法は、端子抜き作業に起因する端子51の不具合を抑制するとともに作業性に優れる。
<他の形態>
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記実施形態では、ハウジング本体11の後端部における左右方向略中央部に規制リブ18が設けられているが(図4参照)、例えば、ハウジング本体11の後端部における左右方向両端部に一対の規制リブ18が設けられていてもよい(図10参照)。なお、この場合においても、規制リブ18の突出高さ(上下方向の長さ)は、係止解除操作部25が必要以上に押し下げられないように設定される。
ここで、上述した本発明に係るコネクタ、及び、コネクタにおける端子抜き方法の実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]~[3]に簡潔に纏めて列記する。
[1]
端子(51)と、前記端子が収容される端子収容室(13)を有するハウジング(2)と、前記ハウジングに装着されるサイドリテーナ(3)と、を備えたコネクタ(1)であって、
前記端子収容室(13)には、
前記端子(51)に係止される弾性変形可能な係止ランス(15)が、前記端子収容室(13)への前記端子(51)の挿入方向(前後方向)に延びるように設けられ、
前記係止ランス(15)における前記挿入方向の先端部(前端部)には、
前記端子(51)との係止解除時に、前記端子収容室(13)に挿入された治具(7)が当接することになる治具掛け部(15a)が設けられ、
前記サイドリテーナ(3)には、
前記端子収容室(13)への前記治具(7)の挿入時において、前記治具(7)が前記治具掛け部(15a)に当接するように且つ前記端子(51)に干渉しないように案内可能なガイド部(38)が設けられる、
コネクタ(1)。
上記[1]の構成のコネクタによれば、サイドリテーナに、端子収容室への治具の挿入時において、治具が治具掛け部に当接するように且つ端子に干渉しないように案内可能なガイド部が設けられる。これにより、端子抜き作業時において、治具が端子に干渉しないため端子抜き作業に起因する端子の不具合を抑制でき、更には、治具をガイド部に接触させた状態で端子収容室に単に挿入すればよいため作業性に優れる。
[2]
上記[1]に記載のコネクタ(1)において、
前記ガイド部(38)は、
前記端子(51)と前記治具掛け部(15a)との間に前記治具(7)を案内可能なように傾斜状に形成される、
コネクタ(1)。
上記[2]の構成のコネクタによれば、ガイド部が傾斜状に形成されることで、端子収容室への治具の挿入をよりスムーズに行うことができ、端子抜き作業の作業性が更に向上する。
[3]
上記[1]又は上記[2]に記載のコネクタ(1)と、治具(7)と、を備えたコネクタにおける端子抜き方法であって、
前記治具掛け部(15a)に前記治具(7)が当接するように、前記治具(7)を前記ガイド部(38)に接触させた状態で前記端子収容室(13)に挿入する工程と、
前記係止ランス(15)を弾性変形させて前記端子(51)と前記係止ランス(15)との係止が解除されるように、前記治具(7)を操作する工程と、を含む、
コネクタにおける端子抜き方法。
上記[3]の構成のコネクタにおける端子抜き方法によれば、治具をガイド部に接触させた状態で端子収容室に挿入し、係止ランスを弾性変形させて端子と係止ランスとの係止が解除されるように治具を操作すればよい。これにより、治具が端子に干渉しないため端子抜き作業に起因する端子の不具合を抑制でき、更には、治具をガイド部に接触させた状態で端子収容室に単に挿入すればよいため作業性に優れる。
1 コネクタ
2 ハウジング
3 サイドリテーナ
4 嵌合検知部材
5 端子付き電線
6 シール部材
7 治具
11 ハウジング本体
12 フード部
13 端子収容室
14 前端部
15 係止ランス
15a 治具掛け部
18 規制リブ
20 ロック機構
21 ロックアーム
22 弾性アーム片
23 係止片
24 解除アーム
25 係止解除操作部
26 被係止突起
35 リテーナ下面部
37,37a 治具挿入口
38 ガイド部
43 係止突起
45 アーム片
46 係止爪
51 端子

Claims (3)

  1. 端子と、前記端子が収容される端子収容室を有するハウジングと、前記ハウジングに装着されるサイドリテーナと、を備えたコネクタであって、
    前記端子収容室には、
    前記端子に係止される弾性変形可能な係止ランスが、前記端子収容室への前記端子の挿入方向に延びるように設けられ、
    前記係止ランスにおける前記挿入方向の先端部には、
    前記端子との係止解除時に、前記端子収容室に挿入された治具が当接することになる治具掛け部が設けられ、
    前記サイドリテーナには、
    前記端子収容室への前記治具の挿入時において、前記治具が前記治具掛け部に当接するように且つ前記端子に干渉しないように案内可能なガイド部が設けられる、
    コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタにおいて、
    前記ガイド部は、
    前記端子と前記治具掛け部との間に前記治具を案内可能なように傾斜状に形成される、
    コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のコネクタと、治具と、を備えたコネクタにおける端子抜き方法であって、
    前記治具掛け部に前記治具が当接するように、前記治具を前記ガイド部に接触させた状態で前記端子収容室に挿入する工程と、
    前記係止ランスを弾性変形させて前記端子と前記係止ランスとの係止が解除されるように、前記治具を操作する工程と、を含む、
    コネクタにおける端子抜き方法。
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