JP2024076273A - リニア搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多様な物品に対して多様な処理を可能とする。【解決手段】 搬送レール11に固定子12によってリニア駆動される可動子13と、上記可動子13に設けられてボトル1(物品)を保持する保持手段14と、上記固定子12を制御して可動子13を移動させる制御手段Cとを備えたリニア搬送装置3に関する。上記可動子13の対向した表面16Aおよび裏面16Bを、それぞれ上記固定子12に対向させた際にリニア駆動されるように構成する。上記保持手段14は、上記可動子13の表面16Aが上記搬送レール11の固定子12に対向した際に、搬送レール11の表面側となる外側搬送経路Ro(表面側搬送経路)でボトル1を搬送し、可動子13の裏面16Bが上記搬送レール11の固定子12に対向した際に、搬送レール11の裏面側となる内側搬送経路Ri(裏面側搬送経路)でボトル1を搬送するようになっている。【選択図】図5

Description

本発明はリニア搬送装置に関し、詳しくは搬送レールに設けられた固定子によってリニア駆動される可動子に、物品を保持する保持手段を設けたリニア搬送装置に関する。
従来、リニア駆動を用いて物品を搬送するリニア搬送装置が知られており、このようなリニア搬送装置として、所要の搬送経路を構成する搬送レールと、当該搬送レールに沿って設けられた固定子と、上記固定子によってリニア駆動される可動子と、上記可動子に設けられるとともに物品を保持する保持手段と、上記固定子を制御して可動子を移動させる制御手段とを備えたものが知られている(特許文献1)。
上記特許文献1のリニア搬送装置では、2つの可動子のそれぞれに搬送経路の外側に突出するアームを設け、これら2つのアームによって物品を収容するハカマを保持しながら搬送するようになっている。これにより、使用するハカマを変更すれば異なる物品を搬送することが可能となっている。
特開2022-15332号公報
しかしながら、例えば物品としてのボトルに液体を充填する場合に、充填する液体の種類を変える場合や、ボトルに装着するキャップの形状が異なる場合には、その都度これらの充填装置やキャッピング装置の型変えを要し、もしくは搬送経路に沿って異なる充填装置やキャッピング装置を設ける必要があった。
このような問題に鑑み、本発明は多様な物品に対して多様な処理を可能とするリニア搬送装置を提供するものである。
すなわち請求項1の発明にかかるリニア搬送装置は、所要の搬送経路を構成する搬送レールと、当該搬送レールに沿って設けられた固定子と、上記固定子によってリニア駆動される可動子と、上記可動子に設けられるとともに物品を保持する保持手段と、上記固定子を制御して可動子を移動させる制御手段とを備えたリニア搬送装置において、
上記可動子における対向した2つの面を、それぞれ上記固定子に対向させた際にリニア駆動されるように構成し、
上記保持手段は、上記可動子の一方の面が上記搬送レールの固定子に対向した際に、搬送レールの表面側となる表面側搬送経路で物品を搬送し、可動子の他方の面が上記搬送レールの固定子に対向した際に、搬送レールの裏面側となる裏面側搬送経路で物品を搬送するように設けられ、
上記搬送経路を上記表面側搬送経路または裏面側搬送経路に切り替える切り替え手段を設けたことを特徴としている。
上記発明によれば、上記切り替え手段によって物品を表面側搬送経路および裏面側搬送経路を切り換えて搬送することが可能となるため、表面側搬送経路および裏面側搬送経路に沿ってそれぞれ処理装置を設けることで、多様な物品に対して多様な処理を行うことが可能となる。
本実施形態にかかる充填システムの第1モードを説明する平面図である。 本実施形態にかかる充填システムの第2モードを説明する平面図である。 本実施形態にかかる充填システムの第3モードを説明する平面図である。 本実施形態にかかる充填システムの第4モードを説明する平面図である。 可動子および保持手段を説明する側面図である。 切り替え手段を説明する平面図である。 図6のA-A部を示す断面図である。 図6のB-B部を示す断面図である。 図6のC-C部を示す断面図である。 第2実施形態にかかる充填システムの第1モードを説明する平面図である。 第2実施形態にかかる充填システムの第2モードを説明する平面図である。
以下、図示実施形態について本発明を説明すると、図1~図4は、物品としてのボトル1に液体を充填するとともに、当該ボトル1にキャップを装着する充填システム2を示しており、本実施形態の充填システム2は、図1に示す第1モードから図4に示す第4モードに切り替えることで、ボトル1に対して多様な処理をすることが可能となっている。
本実施形態の上記充填システム2は、ボトル1を搬送する本発明にかかるリニア搬送装置3を備えるとともに、当該リニア搬送装置3によるボトル1の搬送経路に沿って、空のボトル1を供給する供給装置4と、ボトル1に液体を充填する充填装置5と、上記ボトル1にキャップを装着するキャッピング装置6と、ボトル1を排出する排出装置7とを備え、これらはコンピュータ等からなる制御手段Cによって制御されるようになっている。
図5に示すように、上記ボトル1は液体を収容する本体部1aと、本体部1aの上部に設けられた首部1bとを備え、上記首部1bには、開口部に装着される中栓と、上記中栓を覆うように構成されたキャップとが装着可能となっている。
本実施形態の充填システム2では、上記本体部1aに対して種類の異なる第1液体または第2液体を充填することが可能となっており、また上記ボトル1に対して形状の異なる第1キャップまたは第2キャップを装着することが可能となっている。なお、ボトル1については、同形状のものを用いても、異なる形状のものを用いてもよい。
つまり、本実施形態の充填システム2を用いることで、合計で4種類の組み合わせで、ボトル1に対して液体の充填およびキャップの装着を行うことが可能となっている。
具体的に説明すると、図1に示す第1モードでは第1液体を充填するとともに第1キャップを装着し、図2に示す第2モードでは第1液体を充填するとともに第2キャップを装着し、図3に示す第3モードでは第2液体を充填するとともに第1キャップを装着し、図4に示す第4モードでは第2液体を充填するとともに第2キャップを装着するようになっている。
上記リニア搬送装置3は、環状に形成された搬送経路を有する搬送レール11と、当該搬送レール11に沿って設けられた固定子12(図1~図4では図示せず)と、上記固定子12によってリニア駆動される可動子13と、上記可動子13に設けられた保持手段14とを備えている。
またリニア搬送装置3には、上記第1~第4モードの切り替えを行うために、上記搬送レール11における上記供給装置4と充填装置5との間、充填装置5とキャッピング装置6との間に、それぞれ第1、第2切り替え手段15A、15Bを備えている。
上記第1、第2切り替え手段15A、15Bを用いることで、上記搬送レール11に沿ってボトル1を搬送する際に、当該搬送レール11の外周側(表面側)となる外側搬送経路Ro(表面側搬送経路)、もしくは搬送レール11の内周側(裏面側)となる内側搬送経路Ri(裏面側搬送経路)に切り替えて搬送することが可能となっている。すなわち本実施形態のリニア搬送装置3は、外側搬送経路Roと内側搬送経路Riから成る2つの搬送経路を有している。
上記搬送レール11および可動子13について説明すると、図5に示す側面図において、上記搬送レール11は上下に離隔した位置に並行に設けられ、上下の搬送レール11の間に、複数の電磁コイル12Aを内蔵した電磁コイルユニットからなる固定子12が設けられている。
上記可動子13は、上記固定子12と同じ高さに位置するケース16と、当該ケース16の対向する表面16Aおよび裏面16Bに設けられた第1永久磁石17Aおよび第2永久磁石17Bと、上記ケース16の上下に設けられて上記搬送レール11に沿って転動するローラ30とを備えている。
図5(a)に示すボトル1を外側搬送経路Roで搬送する際には、上記可動子13の第1永久磁石17Aが固定子12に対向しており、これに対し図5(b)に示すボトル1を内側搬送経路Riで搬送する際には、第2永久磁石17Bが上記固定子12に対向するようになっている。
そして、上記固定子12内に設けられた電磁コイル12Aは制御手段Cによって個別に励磁され、当該電磁コイル12Aに対向する第1永久磁石17Aまたは第2永久磁石17Bを磁力によって移動させる、いわゆるリニア駆動を行うようになっている。
また制御手段Cは、搬送レール11を移動する各可動子13の位置を認識するとともに、充填システム2が第1~第4モードのいずれのモードであるかの認識もするようになっている。
なお、リニア駆動により可動子13を移動させるリニア搬送装置3の基本構成および原理は従来公知であるので、これ以上の詳細な説明は省略する。
また本実施形態の保持手段14は、2つの可動子13を一組で移動させることでボトル1を保持するようになっており、各可動子13にそれぞれグリップ片14aを設けたものとなっている。
図6に示すように、2つの可動子13に設けたグリップ片14aとグリップ片14aとによって上記ボトル1を両側から挟持し、上記制御手段Cが2つの可動子13の間隔を制御しながら移動させることで、ボトル1を保持した状態で搬送することが可能となっている。
そして、図5(a)に示すように、上記可動子13の表面16A側に位置する第1永久磁石17Aが固定子12に対向した状態では、上記グリップ片14aに保持されたボトル1が上記搬送レール11に対して外側で保持され、上記外側搬送経路Roを搬送されるようになっている。
また図5(b)に示すように、上記可動子13の裏面16B側に位置する第2永久磁石17Bが上記固定子12に対向した状態では、上記グリップ片14aに保持されたボトル1が上記搬送レール11に対して内側で保持され、上記内側搬送経路Riを搬送されるようになっている。
上記切り替え手段15は、リニア搬送装置3によって移動する可動子13を反転させて、上記外側搬送経路Roと内側搬送経路Riとの切り替えを行うものとなっている。
本実施形態では、上記供給装置4と充填装置5との間に第1切り替え手段15Aを設け、充填装置5とキャッピング装置6との間に第2切り替え手段15Bを設けている。
なお、上記第1切り替え手段15Aと第2切り替え手段15Bとは同じ構成を有しているため、図6において第1切り替え手段15Aを説明するものとし、第2切り替え手段15Bの説明は省略する。
第1切り替え手段15Aは上記可動子13を上記搬送経路より離隔した切り替え位置Sへと移動させる分岐レール31と、上記分岐レール31によって上記切り替え位置Sに移動した可動子13を上記搬送レール11に合流させる合流レール32とを備えている。
また図6は、ボトル1が外側搬送経路Roを搬送されている状態から、内側搬送経路Riに切り替えられる際の動作を示している。
すなわち分岐レール31よりも上流側となる位置において外側搬送経路Roで搬送されるボトル1は、分岐レール31および合流レール32を移動されることによって、合流レール32の下流側となる位置では内側搬送経路Riを搬送されるようになっている。
上記分岐レール31は、上記搬送レール11に対向した位置に設けられた分岐側切り替え部31Aと、当該分岐側切り替え部31Aに連続して形成された分岐側反転部31Bとを備えている。このうち上記分岐側反転部31Bは、上記搬送レール11に対して外周側に離隔した切り替え位置Sに設けられている。
また上記合流レール32は、上記切り替え位置Sに設けられるとともに分岐レール31の分岐側反転部31Bと対向した位置に設けられた合流側反転部32Aと、搬送レール11に対向した位置に設けられた合流側切り替え部32Bとを備えている。
上記分岐レール31および合流レール32は、上記搬送レール11と同様の構成を有しており、すなわち上下に設けられた分岐レール31(合流レール32)と分岐レール31(合流レール32)との間に、制御手段Cによって制御される固定子12が設けられたものとなっている。
図7は図6におけるA-A部を示し、上記搬送レール11に対向した位置に、分岐レール31の分岐側切り替え部31Aが設けられている。
ボトル1が外側搬送経路Roで搬送されている状態で、上記保持手段14を構成する2つの可動子13がA-A部に位置すると、可動子13は分岐側切り替え部31Aと搬送レール11との間に位置することとなり、当該可動子13の第1永久磁石17Aが搬送レール11の固定子12に対向し、第2永久磁石17Bが分岐レール31の固定子12に対向することとなる。
すると制御手段Cは、上記搬送レール11の固定子12の制御を停止し、上記分岐レール31の固定子12の制御をすることで、第2永久磁石17Bを介して可動子13を分岐レール31に沿ってリニア駆動させる。
次に、図8は図6におけるB-B部を示し、上記搬送レール11の搬送経路Rより離隔した切り替え位置Sを示している。この切り替え位置Sでは、上記分岐レール31の分岐側反転部31bに対向した位置に、合流レール32の合流側反転部32Aが設けられている。
可動子13が分岐レール31に沿って上記分岐側切り替え部31BからB-B部に示す切り替え位置Sまで移動すると、可動子13が分岐側反転部31Bと合流側反転部32Aとの間に位置することとなる。
このとき、可動子13の第2永久磁石17Bが分岐レール31の固定子12に対向し、第1永久磁石17Aが合流レール32の固定子12に対向することとなる。
すると、制御手段Cは上記分岐レール31の固定子12の制御を停止し、上記合流レール32の固定子12の制御を開始することで、第1永久磁石17Aを介して可動子13をリニア駆動させる。
このとき制御手段Cは、合流レール32の固定子12を制御して、上記切換え位置Sに到達した一組の可動子13の進行方向を反転させ、これにより上記保持手段14はC-C部に示す上記合流側切り替え部32Bへと移動されるようになっている。
次に、図9は図6におけるC-C部を示し、上記合流側切り替え部32Bに対向した位置には上記搬送レール11が設けられている。
可動子13が合流レール32に沿って上記延長部からC-C部に示す合流位置まで移動すると、可動子13が合流側切り替え部32Bと搬送レール11との間に位置することとなる。
このとき、可動子13の第1永久磁石17Aが合流レール32の固定子12に対向し、第2永久磁石17Bが分岐レール31の固定子12に対向することとなる。
また、上記可動子13に設けられたグリップ片14aは、上記切り替え位置Sにおいて進行方向が反転することにより、搬送レール11の内側に突出するようになり、これにより保持手段14に保持された上記ボトル1が内側搬送経路Riに位置することとなる。
その後、制御手段Cは上記合流レール32の固定子12の制御を停止し、上記搬送レール11の固定子12の制御を開始することで、第2永久磁石16Aを介して可動子13をリニア駆動させる。
一方、内側搬送経路Riでボトル1を搬送している状態から、当該ボトル1を外側搬送経路Roで搬送する際には、保持手段14が搬送レール11の搬送経路Rに対して内側を向いた状態で、上記可動子13を上記切り替え手段15を構成する分岐レール31および合流レール32に沿って移動させればよい。
これにより、上記切り替え位置Sにおいて保持手段14を構成する2つの可動子13の進行方向が反転し、その後、合流レール32から搬送レール11に復帰すると、保持手段14が外側を向いた外側搬送経路Roに切り換えられることとなる。
上記供給装置4は、上記リニア搬送装置3に隣接して設けた上記ボトル1を供給するボトル供給コンベヤ4aと、図示しない移載ロボットとを備えている。
上記ボトル供給コンベヤ4aは上記リニア搬送装置3の搬送経路に対して直交する方向に設けられており、正立状態のボトル1を2列の状態で搬送するように構成されている。
上記リニア搬送装置3は、2組の保持手段14をボトル供給コンベヤ4aの下流端に隣接した位置に停止させ、このとき、保持手段14はグリップ片14aが外側を向いた外側搬送経路Ro、グリップ片14aが内側を向いた内側搬送経路Riのいずれの状態であってもよい。
制御手段Cは、上記保持手段14の位置を認識しており、上記移載ロボットを制御して、ボトル供給コンベヤ4aの下流端まで搬送されたボトル1を保持させた後、当該ボトル1を2つのグリップ片14aの間に位置させる。すると2つの可動子13が接近して2つのグリップ片14aによってボトル1が保持されるようになっている。
上記充填装置5は、上記外側搬送経路Roに沿って設けられた第1液体を充填する第1充填部5aと、内側搬送経路Riに沿って設けられた第2液体を充填する第2充填部5bとから構成されている。
また本実施形態の第1充填部5aおよび第2充填部5bは、図5(a)、図5(b)に示すように、それぞれ外側搬送経路Roの上方および内側搬送経路Riの上方に沿って4つの充填ノズル5an、5bnを備えており、図示しない昇降手段によって昇降可能となっている。
上記リニア搬送装置3は、4組の保持手段14を上記第1充填部5aまたは第2充填部5bに停止させるようになっており、このとき、制御手段Cは上記保持手段14の向きを認識しており、ボトル1が外側搬送経路Roを搬送されている際には上記第1充填部5aを、ボトル1が内側搬送経路Riを搬送されている際には上記第2充填部5bを制御して、液体の充填を行うようになっている。
上記キャッピング装置6は、上記外側搬送経路Roに沿って設けられた第1中栓装着部6aおよび第1キャップ装着部6bと、内側搬送経路Riに沿って設けられた第2中栓装着部6cおよび第2キャップ装着部6dとから構成されている。
上記リニア搬送装置3は、第1中栓装着部6aおよび第1キャップ装着部6bに対し、それぞれ2組の保持手段14を位置させるようになっており、これと同様、第2中栓装着部6cおよび第2キャップ装着部6dに対しても、それぞれ2組の保持手段14を位置させるようになっている。
上記第1中栓装着部6aおよび第1キャップ装着部6bならびに第2中栓装着部6cおよび第2キャップ装着部6dは、それぞれ従来公知の構成を有しているため詳細な説明については省略するが、それぞれボトル1に対して中栓やキャップを装着するためのヘッドを備えている。
制御手段Cは上記保持手段14の向きを認識しており、ボトル1が外側搬送経路Roを搬送されている際には上記第1中栓装着部6aを、ボトル1が内側搬送経路Riを搬送されている際には上記第2中栓装着部6cを制御して、中栓の装着を行うようになっている。
その後、制御手段Cは、ボトル1が外側搬送経路Roを搬送されている際には2組の保持手段14を上記第1キャップ装着部6bに移動させ、ボトル1が内側搬送経路Riを搬送されている際には上記第2キャップ装着部6dへと移動させて、キャップの装着を行うようになっている。
上記排出装置7は、搬送経路と並行に設けられた上記ボトル1を排出するボトル排出コンベヤ7aと、図示しない移載ロボットとを備えている。
上記ボトル排出コンベヤ7aは、正立状態のボトル1を1列で搬送するようになっており、上記リニア搬送装置3は、2組の保持手段14をボトル供給コンベヤ4aの上流端に隣接した位置に停止させる。
このとき、保持手段14はグリップ片14aが外側を向いた外側搬送経路Ro、グリップ片14aが内側を向いた内側搬送経路Riのいずれの状態であってもよく、制御手段Cは上記保持手段14の位置を認識するようになっている。
その後、制御手段Cは上記移載ロボットを制御して、2組の保持手段14からボトル1を取り出し、これを上記ボトル排出コンベヤ7aに載置することで、2つのボトル1がボトル排出コンベヤ7aの搬送方向に整列するようになっている。
以下、上記構成を有する充填システム2の動作について説明する。最初に、充填システム2を第1モードで作動させる場合から説明する。ここで上記制御手段Cには、当該第1~第4モードで作動させるための動作が予め登録されている。
第1モードにおいて、リニア搬送装置3では、可動子13に設けられた第1永久磁石17Aが搬送レール11の固定子12に対向しており、保持手段14を構成するグリップ片14aが搬送経路の外側を向いた状態となっている。
上記供給装置4は上記ボトル供給コンベヤ4aによってボトル1を2列で供給し、リニア搬送装置3は当該ボトル供給コンベヤ4aの下流端に隣接した位置に2組の保持手段14を停止させる。
すると、移載ロボットがボトル供給コンベヤ4aのボトル1を保持してこれを保持手段14に保持させる。このときグリップ片14aは搬送レール11の外側に位置しており、ボトル1は外側搬送経路Roで保持されることとなる。
その後、制御手段Cは上記保持手段14を移動させて、上記充填装置5へと移動させる。このとき保持手段14は第1切り替え手段15Aを通過し、ボトル1を外側搬送経路Roに沿って移動させる。
これにより、当該ボトル1は上記充填装置5における第1充填部5aに位置し、充填装置5は第1充填部5aに設けられた充填ノズルを作動させて、外側搬送経路Roを搬送されるボトル1に液体の充填を行う。
続いて、制御手段Cは上記保持手段14を移動させて、上記キャッピング装置6へと移動させる。このとき保持手段14は第2切り替え手段15Bを通過し、ボトル1を外側搬送経路Roに沿って移動させる。
これにより、当該ボトル1は上記キャッピング装置6における第1中栓装着部6a、第1キャップ装着部6bに順次位置することとなり、キャッピング装置6は第1中栓装着部6a、第1キャップ装着部6bに設けられたヘッドを作動させて、外側搬送経路Roを搬送されるボトル1に中栓およびキャップの装着を行う。
このようにしてキャップが装着されたボトル1は上記排出装置7へと移動される。このとき保持手段14はボトル1を外側搬送経路Roで保持した状態を維持したまま、上記ボトル排出コンベヤ7aの上流側に停止させる。
すると、排出装置7の移載ロボットが保持手段14に保持されたボトル1をボトル排出コンベヤ7aに移載する。
その後、所定数のボトル1の処理が完了するまで、制御手段Cは保持手段14を外側搬送経路Roに沿って循環移動させ、その際、可動子13は上記第1、第2切り替え手段15A、15Bを通過するようになっている。
次に、上記充填システム2を第2モードで作動させる場合について説明する。
まず第2モードでは、上記キャッピング装置6の第2中栓装着部6cおよび第2キャップ装着部6dを用いてボトル1にキャップを装着するため、キャッピング装置6では上記保持手段14に保持されたボトル1が内側搬送経路Riで搬送されている。
したがって、上記可動子13がそのまま上記排出装置7を経由して供給装置4まで移動すると、保持手段14を構成するグリップ片14aが内側搬送経路Riを向いた状態となっている。
上記供給装置4では、移載ロボットがボトル供給コンベヤ4aのボトル1を保持してこれを保持手段14に保持させる。このとき移載ロボットは搬送レール11の内側に位置したグリップ片14aに対してボトル1を保持させることとなる。
その後、制御手段Cは上記保持手段14を移動させて、上記充填装置5へと移動させる。このとき保持手段14は第1切り替え手段15Aによって反転されるようになっている。
これにより、上記保持手段14に保持されたボトル1は、これまでの内側搬送経路Riから外側搬送経路Roに切り換えられて搬送され、当該ボトル1は上記充填装置5の第1充填部5aに位置させることができる。
充填装置5の第1充填部5aにおいて液体の充填が終了すると、制御手段Cは上記保持手段14を移動させて、上記キャッピング装置6へと移動させる。このとき保持手段14は第2切り替え手段15Bによって反転されるようになっている。
これにより、上記保持手段14に保持されたボトル1は、これまでの外側搬送経路Roから内側搬送経路Riに切り換えられて搬送されることとなり、当該ボトル1は上記キャッピング装置6における第2中栓装着部6c、第2キャップ装着部6dにおいて順次キャップの装着が行われる。
このようにしてキャップが装着されたボトル1は、制御手段Cが上記保持手段14を移動させることにより、上記排出装置7へと移動される。このとき保持手段14はボトル1を内側搬送経路Riで保持した状態を維持している。
制御手段Cは上記排出装置7を構成する移載ロボットを制御して、内側搬送経路Riで保持されたボトル1を保持手段14から取り出し、ボトル排出コンベヤ7aに移載する。
その後、所定数のボトル1の処理が完了するまで、制御手段Cは上記動作を繰り返し、保持手段14を搬送レール11に沿って循環移動させながら、上記第1、第2切り替え手段15A、15Bによって内側搬送経路Riと外側搬送経路Roとの切り替えを行うようになっている。
なお、第3モードについては、第1、第2切り替え手段15A、15Bが外側搬送経路Roまたは内側搬送経路Riを切り替えることで、ボトル1を充填装置5の第2充填部5bに移動させ、またキャッピング装置6の第1中栓装着部6a、第1キャップ装着部6bに移動させるため、詳細な説明は省略する。
また第4モードについては、ボトル1を内側搬送経路Riに沿って移動させて、充填装置5の第2充填部5bおよびキャッピング装置6の第2中栓装着部6c、第2キャップ装着部6dに移動させるため、充填中において第1、第2切り替え手段15A、15Bの作動は不要となっている。
このように、本実施形態の充填システム2では、リニア搬送装置3に設けた第1、第2切り替え手段15A、15Bがボトル1を外側搬送経路Roまたは内側搬送経路Riに切り替えて搬送することから、これら外側搬送経路Roおよび内側搬送経路Riにそれぞれ異なる処理を行う処理装置を設けて、異なる処理をすることが可能となる。
これにより、一つの搬送経路に沿って複数の処理装置を設ける場合に比べ、搬送経路を短くすることが可能となり、充填システム2の設置面積を狭くすることができる。また、モード変更の際に装置の交換が不要となることから、変更作業を迅速に行うことが可能となる。
図10、図11は、第2実施形態にかかる充填システム2を示したものとなっている。本実施形態では、上記第1実施形態に対し、充填装置5は外側搬送経路Roに沿って設けられた一つの充填部のみを備えたものとなっている。
一方、上記キャッピング装置6は第1実施形態と同様、外側搬送経路Roに沿って第1中栓装着部6aと第1キャップ装着部6bとを備え、内側搬送経路Riに沿って第2中栓装着部6cと第2キャップ装着部6dとを備えたものとなっている。
そして上記リニア搬送装置3には、上記充填装置5とキャッピング装置6との間に第1切り替え手段15Aを、キャッピング装置6と排出装置7との間に第2切り替え手段15Bを設けたものとなっている。
上記構成とすることで、キャッピング装置6において第1中栓装着部6aおよび第1キャップ装着部6bを用いる場合には、ボトル1の搬送経路を外側搬送経路Roにしたままとすることが可能となる。
一方、キャッピング装置6において第2中栓装着部6cおよび第2キャップ装着部6dを用いる場合には、第1切り替え手段15Aおよび第2切り替え手段15Bを用いることで、キャッピング装置6においては内側搬送経路Riを用いてボトル1の搬送を行うことが可能となる。
つまり第1実施形態では、供給装置4および排出装置7において、ボトル1が外側搬送経路Roを搬送される場合と、内側搬送経路Riを搬送される場合とで、上記移載ロボットの制御を異ならせる必要があったが、本実施形態では保持手段14が外側搬送経路Roに位置するため、移載ロボットの動作を共通化することができる。
なお、上記第2切り替え手段15Bについては、上述した位置に限定されず、例えば排出装置7と供給装置4との間や、供給装置4と充填装置5との間に設けてもよい。ただしその場合には、排出装置7等において移載ロボットは外側搬送経路Roおよび内側搬送経路Riに位置するボトル1に対しての処理が必要となる。
なお、上記各実施形態においては、上記可動子13の表面16Aおよび裏面16Bに、それぞれ第1永久磁石17Aおよび第2永久磁石17Bを設けているが、固定子12のケース16に一つの永久磁石を設ける構成としてもよい。
その場合、当該永久磁石の一側が表面、他側が裏面となり、それぞれの面を上記搬送レール11の固定子12に対向させることで、リニア駆動するようにしてもよい。
また、上記実施形態では上記第1、第2切り替え手段15A、15Bを用いて、外側搬送経路Roと内側搬送経路Riとの切り替えを行っているが、例えば搬送レール11に隣接して設けたロボットによって可動子13の反転を行うようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では一つの可動子13に一つのグリップ片14aを設けて、2つの可動子13によって一組の保持手段14を構成しているが、一つの可動子13にボトル1を保持可能なグリッパや、ボトル1を収容可能なハカマを設けるようにしてもよい。
1 ボトル(物品) 2 充填システム
3 リニア搬送装置 5 充填装置
5a 第1充填部 5b 第2充填部
6 キャッピング装置 6a 第1中栓装着部
6b 第1キャップ装着部 6c 第2中栓装着部
6d 第2キャップ装着部 11 搬送レール
12 固定子 13 可動子
14 保持手段 14a グリップ片
15A 第1切り替え手段 15B 第2切り替え手段
17a 第1永久磁石 17b 第2永久磁石
31 分岐レール 31A 分岐側切り替え部
31B 分岐側反転部 32 合流レール
32A 合流側反転部 32B 合流側切り替え部
Ro 外側搬送経路(表面側搬送経路)
Ri 内側搬送経路(裏面側搬送経路)

Claims (3)

  1. 所要の搬送経路を構成する搬送レールと、当該搬送レールに沿って設けられた固定子と、上記固定子によってリニア駆動される可動子と、上記可動子に設けられるとともに物品を保持する保持手段と、上記固定子を制御して可動子を移動させる制御手段とを備えたリニア搬送装置において、
    上記可動子における対向した2つの面を、それぞれ上記固定子に対向させた際にリニア駆動されるように構成し、
    上記保持手段は、上記可動子の一方の面が上記搬送レールの固定子に対向した際に、搬送レールの表面側となる表面側搬送経路で物品を搬送し、可動子の他方の面が上記搬送レールの固定子に対向した際に、搬送レールの裏面側となる裏面側搬送経路で物品を搬送するように設けられ、
    上記搬送経路を上記表面側搬送経路または裏面側搬送経路に切り替える切り替え手段を設けたことを特徴とするリニア搬送装置。
  2. 上記切り替え手段は上記搬送経路の途中に設けられ、上記可動子を上記搬送経路より離隔した切り替え位置へと移動させる分岐レールと、上記切り替え位置に位置した可動子を上記搬送レールに合流させる合流レールとを設け、
    上記分岐レールおよび合流レールに沿って、それぞれ上記可動子をリニア駆動させる固定子を設け、
    上記制御手段は、上記搬送レールを移動した可動子が上記分岐レールに位置すると、上記分岐レールの固定子を制御して当該可動子を上記切り替え位置まで移動させ、さらに上記合流レールの固定子を制御して、上記切り替え位置の可動子を上記搬送レールへと移動させることを特徴とする請求項1に記載のリニア搬送装置。
  3. 上記保持手段を、上記2つの可動子のぞれぞれに設けたグリップ片によって構成し、上記物品をグリップ片とグリップ片とによって挟持することを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のリニア搬送装置。
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