JP2024072778A - 弾性波デバイス、フィルタおよびマルチプレクサ - Google Patents

弾性波デバイス、フィルタおよびマルチプレクサ Download PDF

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Seishi Imasu
凌平 小宮山
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Abstract

【課題】温度特性を改善することができる弾性波デバイス、フィルタおよびマルチプレクサを提供すること。【解決手段】弾性波デバイスは、圧電層14と、圧電層14上に設けられ、厚さが50nmより大きい窒化チタン層である第1層16aと第1層16a上に設けられた金属層である第2層16bとを有する複数の電極指18と、を備える少なくとも一対の櫛型電極20とを備える。フィルタは、上記弾性波デバイスを備える。マルチプレクサは、上記フィルタを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、弾性波デバイス、フィルタおよびマルチプレクサに関し、櫛型電極を有する弾性波デバイス、フィルタおよびマルチプレクサに関する。
携帯電話を代表とする高周波通信用システムにおいて、通信に使用する周波数帯以外の不要な信号を除去するために高周波フィルタが用いられている。高周波フィルタには、例えば弾性表面波(SAW:Surface Acoustic Wave)共振器が用いられている。弾性表面波共振器においては、タンタル酸リチウム基板またはニオブ酸リチウム基板などの圧電基板上に複数の電極指を有するIDT(Interdigital Transducer)が設けられている。電極指として、アルミニウム層またはアルミニウム合金層を用いることが知られている(例えば、特許文献1~3)。圧電基板とアルミニウム層またはアルミニウム合金層との間にチタン合金等の適合層を設けること、適合層とアルミニウム層またはアルミニウム合金層との間に窒化チタン等の中間層を設けることが知られている(例えば特許文献1)。
特表2005-518127号公報 特開2008-28980号公報 特開2008-244523号公報
圧電基板とアルミニウム層またはアルミニウム合金層などの低抵抗の金属層との間にチタン層などを設けることで、耐電力性を向上できる。しかし、チタン層を厚くすると、周波数温度特性(TCF:Temperature Coefficient of Frequency)等の温度特性が劣化する。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、温度特性を改善することを目的とする。
本発明は圧電層と、前記圧電層上に設けられ、厚さが50nmより大きい窒化チタン層である第1層と前記第1層上に設けられた金属層である第2層とを有する複数の電極指と、を備える少なくとも一対の櫛型電極と、を備える弾性波デバイスである。
上記構成において、前記圧電層は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板または回転YカットX伝搬基板である構成とすることができる。
上記構成において、前記第2層は、アルミニウム層、アルミニウム合金層、銅層または銅合金層である構成とすることができる。
上記構成において、前記第1層は、前記圧電層と前記第2層に接する構成とすることができる。
上記構成において、前記第1層の厚さは前記第2層の厚さ以下である構成とすることができる。
上記構成において、前記第1層におけるチタンの原子%で表した含有率と窒素の原子%で表した含有率との合計に対する前記第1層における窒素の原子%で表した含有率の比は0.3以上かつ0.6以下である構成とすることができる。
上記構成において、前記第1層は、前記圧電層と前記複数の電極指に接し、前記第1層の厚さは前記第2層の厚さ以下であり、前記第1層におけるチタンの原子%で表した含有率と窒素の原子%で表した含有率との合計に対する前記第1層における窒素の原子%で表した含有率の比は0.3以上かつ0.6以下である構成とすることができる。
上記構成において、前記圧電層は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板であり、前記第2層は、アルミニウム層またはアルミニウム合金層である構成とすることができる。
前記圧電層下に設けられた支持基板を備える構成とすることができる。
本発明は、上記弾性波デバイスを備えるフィルタである。
本発明は、上記フィルタを備えるマルチプレクサである。
本発明によれば、温度特性を改善することができる。
図1(a)は、実施例1に係る弾性波デバイスの平面図、図1(b)は、電極指の断面図である。 図2(a)から図2(d)は、実験における構造AからDを示す断面図である。 図3(a)から図3(c)は、比較例1の構造Aにおけるフィルタの通過特性を示す図である。 図4(a)から図4(c)は、実施例1の構造Aにおけるフィルタの通過特性を示す図である。 図5は、構造Aにおける環境温度に対する規格化周波数変動を示している。 図6は、比較例1の構造B~Dおよび実施例1の構造B~Dにおける共振周波数および反共振周波数のTCFを示す図である。 図7は、比較例1の構造Bおよび実施例1の構造Bにおける反共振周波数のTCF(fa)を示す図である。 図8(a)から図8(c)は、実施例1における弾性波共振器の別の構造例である。 図9(a)から図9(b)は、実施例1における弾性波共振器の別の構造例である。 図10(a)および図10(b)は、実施例1における弾性波共振器のさらに別の構造例である。 図11(a)は、実施例2に係るフィルタの回路図、図11(b)は、実施例2の変形例1に係るデュプレクサの回路図である。 図12(a)および図12(b)は、実施例3に係るセンサ素子の断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施例について説明する。
図1(a)は、実施例1に係る弾性波デバイスの平面図、図1(b)は、電極指の断面図である。電極指の配列方向をX方向、電極指の延伸方向をY方向、支持基板及び圧電層の積層方向をZ方向とする。X方向、Y方向、及びZ方向は、圧電層の結晶方位のX軸方向及びY軸方向とは必ずしも対応しない。圧電層が回転YカットX伝搬基板の場合、X方向は結晶方位のX軸方向となる。
図1(a)に示すように、圧電層14上に弾性波共振器26が設けられている。弾性波共振器26はIDT22および反射器24を有する。反射器24はIDT22のX方向の両側に設けられている。IDT22は、対向する一対の櫛型電極20を備える。櫛型電極20は、複数の電極指18と、複数の電極指18が接続されたバスバー19と、を備える。X方向からみて一対の櫛型電極20の電極指18が交差する領域が交差領域25である。交差領域25の長さが開口長である。
一対の櫛型電極20は、交差領域25の少なくとも一部において電極指18が1本毎に交互に設けられている。交差領域25において複数の電極指18が主に励振する弾性波は、主にX方向に伝搬する。一対の櫛型電極20のうち一方の櫛型電極20の電極指18のピッチがほぼ弾性波の波長λとなる。複数の電極指18のピッチ(電極指18の中心間のピッチ)をDとすると、一方の櫛型電極20の電極指18のピッチは電極指18の2本分のピッチDとなる。反射器24は、IDT22の電極指18が励振した弾性波(弾性表面波)を反射する。これにより弾性波はIDT22の交差領域25内に閉じ込められる。
図1(b)に示すように、電極指18等のIDT22および反射器24は、圧電層14上に設けられた導電膜16により形成される。導電膜16は、圧電層14上に設けられた第1層16aと第1層16a上に設けられた第2層16bとを備える。第1層16aおよび第2層16bの厚さは、それぞれT6aおよびT6bである。
第1層16aは導電性の多結晶またはアモルファスの窒化チタン層である。第1層16aは、チタン(Ti)および窒素(N)以外に意図的または意図しない不純物を含んでもよい。第1層16aにおけるチタンの含有率と窒素の含有率の合計は、例えば80原子%以上であり、90原子%以上である。チタンの含有率(原子%)と窒素の含有率(原子%)の合計に対する窒素の含有率(原子%)の比は、例えば0.01以上かつ0.99以下であり、典型的には0.3以上かつ0.6以下であり、より典型的には0.38以上かつ0.55以下である。窒化チタンをTiNとすると、窒化チタン層内のXは0.01以上かつ0.99以下であり、典型的にはXは0.5以上かつ1.5以下であり、より典型的には0.6以上かつ1.2以下である。
第2層16bは、多結晶またはアモルファスのアルミニウム(Al)層またはアルミニウム合金層である。第2層16bがアルミニウム合金層の場合、第2層16bは、アルミニウム以外に銅(Cu)、マグネシウム(Mg)、スカンジウム(Sc)、ジルコニウム(Zr)、チタン(Ti)、ネオジウム(Nd)およびシリコン(Si)の少なくとも1つの元素を含む。第2層16bがアルミニウム層のとき、第2層16bは、アルミニウム以外に意図的または意図しない不純物を含んでもよい。第2層16bがアルミニウム合金層のとき、第2層16bは、アルミニウムとアルミニウム合金を構成する金属元素以外に意図的または意図しない不純物を含んでもよい。第2層16bにおけるアルミニウム(Al)の含有率は、例えば80原子%以上であり、90原子%以上である。第2層16bは、銅層、銅合金層、モリブデン層またはモリブデン合金層等の金属層でもよい。第2層16bが銅層のとき、第2層16bは、銅以外に意図的または意図しない不純物を含んでもよい。第2層16bが銅合金層のとき、第2層16bは、銅と銅合金を構成する金属元素以外に意図的または意図しない不純物を含んでもよい。第2層16bにおける銅の含有率は、例えば80原子%以上であり、90原子%以上である。
[実験]
構造A~Dの弾性波共振器26を作製した。図2(a)から図2(d)は、実験における構造AからDを示す断面図である。図2(a)に示すように、構造Aでは、圧電層14の上に第1層16aおよび第2層16bを有する導電膜16が設けられている。圧電層14の下に絶縁層および支持基板は設けられていない。
図2(b)に示すように、構造Bでは、支持基板10上に絶縁層11、絶縁層12上に圧電層14が設けられている。絶縁層12は温度補償膜である。絶縁層11は境界層である。絶縁層12を設けることにより周波数温度係数を小さくできる。絶縁層11を設けることで、主モードの弾性表面波を圧電層14と絶縁層12内に閉じ込めかつ、不要波に起因するスプリアスを抑制できる。支持基板10と絶縁層11との間の界面30は粗面である。これにより、不要波が界面30において散乱され、スプリアスを抑制できる。その他の界面は鏡面である。絶縁層11、12および圧電層14の厚さはそれぞれT1、T2およびT4である。その他の構成は図2(a)の構造Aと同じであり説明を省略する。
図2(c)に示すように、構造Cでは、絶縁層12が設けられていない。その他の構成は図2(b)の構造Bと同じであり説明を省略する。図2(d)に示すように、構造Dでは、絶縁層11および12が設けられておらず、界面30は鏡面である。その他の構造は図2(b)の構造Bと同じであり説明を省略する。なお、粗面の算術平均粗さRaは、例えば10nmより大きく100nm以下であり、鏡面の算術平均粗さRaは、例えば10nm以下であり、1nm程度である。粗面における凹凸はランダムでもよいし、周期的でもよい。
構造A~Dの作製条件は以下である。
構造A~Dに共通の条件
圧電層14:42°YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板
第1層16a:実施例1:窒化チタン、比較例1:チタン
第2層16b:アルミニウム銅合金
T6a:60nm
T6b:90nm
弾性波の波長λ(2×D):1.5μm
構造B
支持基板10:厚さが500μm、界面30が粗面のサファイア基板
絶縁層11:厚さT1が4λの酸化アルミニウム層
絶縁層12:厚さT2が0.2λの酸化シリコン層
圧電層14:厚さT4が0.3λ
構造C
支持基板10:厚さが500μm、界面30が粗面のサファイア基板
絶縁層11:厚さT1が5λの酸化アルミニウム層
圧電層14:厚さT4が0.3λ
構造D
支持基板10:厚さが500μm、界面30が鏡面のサファイア基板
圧電層14:厚さT4が13λ
[構造Aのラダー型フィルタの温度特性]
構造Aの弾性波共振器を用いたラダー型フィルタを作製し、フィルタの通過特性の温度特性を測定した。
図3(a)から図3(c)は、比較例1の構造Aにおけるフィルタの通過特性を示す図である。図4(a)から図4(c)は、実施例1の構造Aにおけるフィルタの通過特性を示す図である。図3(b)および図4(b)は、通過帯域の低周波側肩の拡大図であり、図3(c)および図4(c)は、通過帯域の高周波側肩の拡大図である。環境温度が85℃、50℃および25℃における通過特性を示している。
図3(a)から図4(c)に示すように、低周波側肩および高周波側肩ともに温度が高くなると周波数が低くなる。高周波側肩の温度変化は低周波側肩の温度変化より大きい。減衰量が-20dBにおける低周波側肩の周波数をFLとし、減衰量が-20dBにおける高周波側肩の周波数をFHとする。周波数FLのTCFはTCFLであり、周波数FHのTCFはTCFHである。
図5は、構造Aにおける環境温度に対する規格化周波数変動を示している。規格化周波数変動は、約25℃の周波数で規格化した周波数の変動を示す指標である。環境温度に対する規格化周波数変動の傾きがTCFとなる。比較例1では、TCFHおよびTCFLは、それぞれ-31ppm/℃および-6ppm/℃である。ΔTCF=TCFL-TCFHは25ppm/℃である。
実施例1では、TCFHおよびTCFLは、それぞれ-20ppm/℃および+5ppm/℃である。ΔTCF=TCFL-TCFHは25ppm/℃である。このように、実施例1では比較例1よりTCFHおよびTCFLがプラス側にシフトする。実施例1のΔTCFは比較例1のΔTCFとほぼ同じである。
[構造B~Dの弾性波共振器の温度特性]
構造B~Dの弾性波共振器を作製し、共振周波数frおよび反共振周波数faのTCFを測定した。図6は、比較例1の構造B~Dおよび実施例1の構造B~Dにおける共振周波数および反共振周波数のTCFを示す図である。ドットは、9個の弾性波共振器の平均値を示している。白丸は共振周波数frのTCFであり、黒丸は反共振周波数faのTCFである。図6に示すように、構造B~Dのいずれにおいても反共振周波数faのTCFは、共振周波数FrのTCFよりマイナス側であり、TCFの絶対値が大きい。
比較例1および実施例1ともに、構造Dに対し構造Cでは反共振周波数faのTCFの絶対値が大きい。これは、損失およびスプリアスの抑制のために、圧電層14をλ以下に薄くし、かつ絶縁層11を設けたためと考えられる。構造Cに対し構造Bでは、TCFの絶対値が小さくなり、さらに構造Dに対し構造Bでは、TCFの絶対値が小さい。これは、温度補償膜として絶縁層12を設けたためと考えられる。
構造B~Dのいずれにおいても、比較例1に対し実施例1では、TCFの絶対値が小さい。このように、構造によらず、実施例1では、TCFを改善できる。
[構造Bにおいて第1層の厚さを変えたときの温度特性]
構造Bについて、第1層16aの厚さT6aを変え、反共振周波数faのTCFを測定した。図7は、比較例1の構造Bおよび実施例1の構造Bにおける反共振周波数のTCF(fa)を示す図である。横軸は第1層16aの厚さT6aに相当するが、比較例1と実施例1とで、横軸をずらして図示している。9個の弾性波共振器のTCF(fa)を測定し、エラーバーは、9個の弾性波共振器のTCF(fa)の最大値と最小値を示し、エラーバーが大きいことはばらつきが大きいことを示している。厚さT6aは、10nm、30nm、60nmおよび90nmであり、エラーバーをつなぐ点線曲線を図示している。
図7に示すように、比較例1では、厚さT6aが10nmのとき、TCF(fa)は約-20ppm/℃である。厚さT6aが30nmのとき、TCF(fa)が約-22ppm/℃となり、ばらつきが若干大きくなる。厚さTaが60nmのとき、TCF(fa)が-30ppm/℃となり、ばらつきが大きくなる。厚さTaが90nmのとき、TCF(fa)が-40~-50ppm/℃となり、ばらつきがさらに大きくなる。
実施例1では、厚さT6aが10nmのとき、TCF(fa)は約-20ppm/℃であり、比較例1とほぼ同じである。ばらつきも比較例1とほぼ同じである。厚さT6aが30nmおよび60nmのとき、TCF(fa)およびばらつきはT6aが10nmのときとほぼ同じである。厚さT6aが90nmのとき、TCF(fa)は-22ppm/℃であり、T6aが10nmのときより少しマイナス側となる。ばらつきはT6aが10nmのときほぼ同じである。
このように、比較例1では、第1層16aの厚さT6aを大きくすると、TCFが劣化し、ばらつきも大きくなる。一方、実施例1では、厚さT6aを大きくしてもTCFおよびそのばらつきはほとんど変わらない。厚さT6aが30nmより大きくなると、比較例1のTCFが劣化し始め、かつばらつきが大きくなり始める。
電極指18の耐電力性を向上させる場合に、厚さT6aを厚くすることがある。また、電極指18を重くしかつ電極指18を厚くしないために、厚さT6aを大きくすることがある。このような場合、比較例1では、TCFが劣化し、かつばらつきが大きくなる。実施例1では、厚さT6aを大きくしても、TCFの劣化およびばらつきの増加を抑制できる。
このように、実施例1において、厚さT6aが大きくなってもTCFの劣化を抑制できる理由は明確ではないが、例えば以下のように考えられる。電極指18を構成するチタン(または窒化チタン)およびアルミニウムのヤング率は、温度変化し、圧電層14のヤング率の温度変化より大きい。比較例1では、第2層16bのヤング率の温度変化より第1層16aのヤング率の温度変化が大きく、第1層16aが厚くなると、TCFが劣化する。実施例1では、窒化チタンのヤング率がチタンのヤング率より大きいため、第1層16aおよび第2層16bのヤング率が温度変化しても、第1層16aが変形しにくいため、TCFの劣化が抑制されると考えられる。
以上をまとめると、比較例1のように、第1層16aとしてチタン層、第2層16bとしてアルミニウム層またはアルミニウム合金層を用いると、第1層16aの厚さT6aを30nmより大きくしたときに、TCFが劣化する。そこで、第2層16bを窒化チタン層とする。これにより、TCFの劣化を抑制できる。
図8(a)から図9(b)は、実施例1における弾性波共振器の別の構造例である。図8(a)に示すように、絶縁層11と圧電層14との間に絶縁層13が設けられていてもよい。絶縁層13は、圧電層14と絶縁層11とを接合させる層である。例えば絶縁層11と圧電層14とを表面活性化法を用い接合するときに、絶縁層11と圧電層14とが直接接合されにくいときに、絶縁層13を設ける。その他の構成は図2(b)と同じであり説明を省略する。
図8(b)に示すように、支持基板10と絶縁層11との間の界面30は鏡面でもよい。その他の構成は図8(a)と同じであり説明を省略する。図8(c)に示すように、絶縁層11と12との間の界面32は粗面でもよい。その他の構成は図8(a)と同じであり説明を省略する。
図9(a)に示すように、絶縁層11と圧電層14との間に、接合層として絶縁層13が設けられていてもよい。その他の構成は、図2(c)と同じであり説明を省略する。図9(b)に示すように、支持基板10と圧電層14との間に、接合層として絶縁層13が設けられていてもよい。その他の構成は、図2(d)と同じであり説明を省略する。
図2(a)から図2(d)および図8(a)から図9(b)において、圧電層14は、例えば単結晶タンタル酸リチウム(LiTaO)基板、単結晶ニオブ酸リチウム(LiNbO)基板であり、例えば回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム層または回転YカットX伝搬ニオブ酸リチウム層である。圧電層14は単結晶水晶基板でもよい。特に、圧電層14が一対の櫛型電極20が36°以上かつ50°以下の回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム層のとき、主モードの弾性波としてSH(Shear Horizontal)波が励振される。
図2(b)から図2(d)および図8(a)から図9(b)において、支持基板10は、例えばサファイア基板、アルミナ基板、シリコン基板、スピネル基板、水晶基板、石英基板または炭化シリコン基板である。サファイア基板は単結晶Al基板であり、アルミナ基板は多結晶または非晶質Al基板であり、シリコン基板は単結晶または多結晶のシリコン基板であり、スピネル基板は多結晶または非晶質MgAl基板であり、水晶基板は単結晶SiO基板であり、石英基板は多結晶または非晶質SiO基板であり、炭化シリコン基板は多結晶または単結晶のSiC基板である。支持基板10のX方向の線膨張係数は圧電層14のX方向の線膨張係数より小さい。これにより、弾性波共振器の周波数温度依存性を小さくできる。支持基板10を伝搬するバルク波の音速は圧電層14、絶縁層11から13を伝搬するバルク波の音速より速くてもよいし、遅くてもよい。
圧電層14の厚さT4は、スプリアスおよび損失を抑制する観点から1λ以下が好ましく、0.5λ以下がより好ましい。圧電層14が薄くなりすぎると弾性波が励振され難くなることから、厚さT4は、0.1λ以上が好ましい。
図2(b)および図8(a)から図8(c)において、絶縁層11を伝搬するバルク波の音速は、絶縁層12および圧電層14を伝搬するバルク波の音速より速い。これにより、圧電層14および絶縁層12内にメイン応答の弾性波のエネルギーが閉じ込められる。絶縁層11は、例えば多結晶または非晶質であり、酸化アルミニウム層、窒化シリコン層、窒化アルミニウム層、シリコン膜または炭化シリコン層である。弾性波を絶縁層12および圧電層14内に閉じ込める観点から、絶縁層11の厚さT1は0.3λ以上が好ましく、1λ以上が好ましい。特性を向上させる観点から厚さT1は各々10λ以下が好ましい。
絶縁層12は、例えば温度補償膜であり、圧電層14の弾性定数の温度係数の符号と反対の符号の弾性定数の温度係数を有する。例えば圧電層14の弾性定数の温度係数は負であり、絶縁層12の弾性定数の温度係数は正である。絶縁層12は、酸化シリコン(SiO)を主成分とする絶縁層であり、例えば無添加または弗素等の添加元素を含む酸化シリコン層であり、例えば多結晶または非晶質である。また、絶縁層12は、多結晶または非晶質の酸化シリコン層に限らず、単結晶の水晶(SiO)を用いてもよい。これにより、弾性波共振器の周波数温度係数を小さくできる。絶縁層12が酸化シリコン層の場合、絶縁層12を伝搬するバルク波の音速は圧電層14を伝搬するバルクの音速より遅くなる。
絶縁層12が温度補償の機能を有するためにはメイン応答の弾性波のエネルギーが絶縁層12内にある程度存在することが求められる。弾性表面波のエネルギーが集中する範囲は弾性表面波の種類に依存するものの、典型的には弾性表面波のエネルギーは圧電層14の上面から2λ(λは弾性波の波長)の範囲に集中し、特に圧電層14の上面からλの範囲に集中する。そこで、絶縁層12の下面から圧電層14の上面までの距離(厚さT2+T4)は、2λ以下が好ましく、1λ以下がより好ましい。
絶縁層13は、例えば接合層であり、絶縁層12と圧電層14とを接合させる層である。絶縁層13が酸化シリコン膜の場合、圧電層14と絶縁層12とを表面活性化法を用い直接接合することが難しい。このような場合、絶縁層13として、絶縁層12と異なる材料からなる絶縁層を設ける。絶縁層13は、例えば多結晶または非晶質であり、酸化アルミニウム膜、窒化シリコン膜、窒化アルミニウム膜、シリコン膜または炭化シリコン膜である。弾性波のエネルギーを圧電層14内に閉じ込めるため、絶縁層13の厚さT3は100nm以下が好ましい。絶縁層13を接合層として機能させるため、厚さT3は1nm以上が好ましい。
弾性波の波長λは例えば1μmから6μmである。2本の電極指18を1対としたときの対数は例えば20対から300対である。IDT22のデュティ比は、(電極指18の太さ)/(電極指18のピッチ)であり、例えば30%から70%である。IDT22の開口長は例えば10λから50λである。弾性波の波長λは電極指18の平均ピッチDの2倍である。電極指18の平均ピッチDは、IDT22のX方向の幅を電極指18の本数で除することで算出できる。
図10(a)および図10(b)は、実施例1における弾性波共振器のさらに別の構造例である。図10(a)に示すように、圧電層14上に電極指18を覆うように保護膜15が設けられている。保護膜15の厚さは電極指18の厚さより小さい。その他の構成は図1(b)と同じであり説明を省略する。図10(b)に示すように、圧電層14上に電極指18を覆うように保護膜15が設けられている。保護膜15の厚さは電極指18の厚さより大きく、保護膜15の上面は平坦化されている。保護膜15は、例えば酸化シリコン膜または窒化シリコン膜等の無機絶縁体膜である。圧電層14の下に支持基板10が設けられていてもよい。支持基板10と圧電層14との間に絶縁層11から13の少なくとも1層が設けられていてもよい。その他の構成は図1(b)と同じであり説明を省略する。
実施例1によれば、少なくとも一対の櫛型電極20は、窒化チタン層である第1層16aと第1層16a上に設けられた金属層である第2層16bとを有する複数の電極指を備える。これにより、実験の結果のように、第1層16aの厚さT6aを30nmより大きくしても、TCFを改善しかつ、TCFのばらつきを抑制できる。
特に、実験結果が、上記において推測した理由によるものであれば、実験結果は第2層16bとしてアルミニウム層またはアルミニウム合金層を用いた場合に一般化できる。
特に、実験の結果が、上記において推測した理由によるものであれば、実験結果は圧電層14として回転Yカットタンタル酸リチウム層を用いた場合に一般化できる。
第1層16aと圧電層14との間、および/または第1層16aと第2層16bとの間には、第1層16aの厚さT6aより小さい厚さを有する第1層16aと第2層16bとは異なる材料からなる導電膜が設けられていてもよい。しかし、第1層16aは、圧電層14と第2層16bと接することが好ましい。これにより、TCFをより改善できる。
図7より、第1層16aの厚さT6aは、40nm以上が好ましく、50nm以上がより好ましく、60nm以上がさらに好ましい。第1層16aが厚すぎると、電極指18の抵抗が高くなる。このため、厚さT6aは、200nm以下が好ましく、150nm以下がより好ましく、90nm以下がさらに好ましい。また、厚さT6aは厚さT6bより小さいことが好ましい。
実験において、第1層16aをスパッタリング法により形成しており、スパッタリング法を用い形成した場合、一般的に第1層16aにおけるチタンの原子%で表した含有率と窒素の原子%で表した含有率との合計に対する第1層16aにおける窒素の原子%で表わした含有率の比は0.3以上かつ0.6以下である。よって、チタンの含有率(原子%)と窒素の含有率(原子%)の合計に対する窒素の含有率(原子%)の比が0.3以上かつ0.6以下のとき、特に実験の結果を一般化できる。また、TiNとしたときXが0.6~1.2では窒化チタンは熱力学的に安定とされている。このとき、チタンの含有率(原子%)と窒素の含有率(原子%)との合計に対し窒素の含有率(原子%)は、0.38以上かつ0.55以下である。よって、チタンの含有率(原子%)と窒素の含有率(原子%)との合計に対する窒素の含有率(原子%)の比は、0.38以上かつ0.55以下であることが好ましい。
図2(a)のように、圧電層14以外に支持基板等の層は設けられていなくてもよい。図2(b)から図2(d)および図8(a)から図9(b)のように、圧電層14下に設けられた支持基板10を備えてもよい。図2(b)、図2(c)および図8(a)から図9(b)のように、支持基板10と圧電層14との間に設けられた絶縁層11から13を備えてもよい。界面30と絶縁層11との間の界面は粗面でもよいし、鏡面でもよい。
図11(a)は、実施例2に係るフィルタの回路図である。図11(a)に示すように、入力端子Tinと出力端子Toutとの間に、1または複数の直列共振器S1からS3が直列に接続されている。入力端子Tinと出力端子Toutとの間に、1または複数の並列共振器P1およびP2が並列に接続されている。1または複数の直列共振器S1からS3および1または複数の並列共振器P1およびP2の少なくとも1つに実施例1の弾性波共振器を用いることができる。ラダー型フィルタの共振器の個数等は適宜設定できる。フィルタは、一対の櫛型電極を2対以上有する多重モード型フィルタでもよい。
[実施例2の変形例1]
図11(b)は、実施例2の変形例1に係るデュプレクサの回路図である。図11(b)に示すように、共通端子Antと送信端子Txとの間に送信フィルタ40が接続されている。共通端子Antと受信端子Rxとの間に受信フィルタ42が接続されている。送信フィルタ40は、送信端子Txから入力された高周波信号のうち送信帯域の信号を送信信号として共通端子Antに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。受信フィルタ42は、共通端子Antから入力された高周波信号のうち受信帯域の信号を受信信号として受信端子Rxに通過させ、他の周波数の信号を抑圧する。送信フィルタ40および受信フィルタ42の少なくとも一方を実施例2のフィルタとすることができる。
マルチプレクサとしてデュプレクサを例に説明したがトリプレクサまたはクワッドプレクサでもよい。
実施例3は、実施例1の弾性波デバイスをセンサに用いる例である。図12(a)および図12(b)は、実施例3に係るセンサ素子の断面図である。図12(a)に示すように、弾性波共振器26の電極指18上に保護膜15が設けられ、保護膜15上に感応膜34が設けられている。感応膜34に気体中の物質が吸着すると、弾性波共振器26の共振周波数が低くなる。弾性波共振器26の共振周波数を測定することで、気体中の物質を検出できる。
図12(b)に示すように、圧電層14上に2つのIDT22aおよび22bが設けられている。IDT22aと22bの間の圧電層14上に感応膜34が設けられている。IDT22aに高周波信号を印加すると圧電層14に弾性波が励振される。弾性波は感応膜34下の圧電層14を伝搬し、IDT22bにおいて高周波信号に変換される。感応膜34に気体中の物質が吸着すると、感応膜34下の圧電層14を伝搬する弾性波の速度が遅くなる。IDT22aに印加する高周波信号とIDT22bが出力する高周波信号との位相差を測定することで、気体中の物質を検出できる。
実施例3のように、実施例1の弾性波共振器26またはIDT22をセンサ素子に用いることができる。実施例1のように、圧電層14の下に支持基板10が設けられていてもよい。支持基板10と圧電層14との間に絶縁層11から13の少なくとも1層が設けられていてもよい。
図7の実験結果について、再度考察する。まず、発明者らの知見によれば、チタンおよび窒化チタンの音速の温度係数は、大きくは変わらず、音速の温度係数の符号は負である。タンタル酸リチウムの音速の温度係数の符号も負である。チタンおよび窒化チタンの音速の温度係数の絶対値はタンタル酸リチウムの音速の温度係数の絶対値より大きい。
以上を前提とすると、第1層16aをチタン層または窒化チタン層とし、圧電層14をタンタル酸リチウム基板とした場合、圧電層14と第1層16aのうち圧電層14に弾性波のエネルギーが多く分布した方が、第1層16aの音速の温度変化の影響を受けにくく、TCFが0に近くなると考えられる。第1層16aの厚さT6aが小さいときは、弾性波のエネルギーは主に圧電層14に分布する。このため、TCFの絶対値は主に圧電層14の音速の温度係数により決まる。第1層16aの厚さT6aが大きくなると、音速の温度係数の絶対値の大きい第1層16aに弾性波のエネルギーが分布するため、TCFの絶対値が大きくなる。
窒化チタンのヤング率はチタンのヤング率より大きい。このため、窒化チタンの音速はチタンの音速より速い。よって、第1層16aとして窒化チタンを用いると、第1層16aとしてチタンを用いた場合に比べ圧電層14に弾性波エネルギーが多く分布する。これにより、第1層16aを窒化チタン層とした実施例1は、第1層16aをチタン層とした比較例1よりTCFの絶対値が小さい。特に、第1層16aの厚さT6aが大きくなると、比較例1では、第1層16aに分布する弾性波のエネルギーが多くなるため、TCFの絶対値が大きくなる。また、TCFのばらつきが大きくなる。実施例1では、第1層16aの音速が速く、圧電層14に弾性波のエネルギーが分布しやすい。このため、第1層16aが厚くなっても、TCFの絶対値は比較例1ほど大きくならない。また、TCFのばらつきが大きくならない。
実験結果を上記の再度考察した理由と考えると、圧電層14の音速の温度係数の符号は負であり、圧電層14の音速の温度係数の絶対値は、窒化チタンの音速の絶対値より小さければよい。このような材料としては、タンタル酸リチウム以外にニオブ酸リチウムが挙げられる。よって、実験の結果は、圧電層14として回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板または回転YカットX伝搬ニオブ酸リチウム基板を用いた場合に一般化できる。
上記の再度考察した理由から、第2層16bは特に限定されず、電極として機能すればよい。第2層16bは、低抵抗層として機能するため、第2層16bの抵抗率は第1層16aの抵抗率より低いことが好ましい。このような材料として、第2層16bはアルミニウム層、アルミニウム合金層、銅層または銅合金層であることが好ましい。
図7の結果から、第1層16aの厚さT6aは30nmより大きいことが好ましい。厚さT6aが60nmのときに、比較例1に比べ実施例1のTCFの変化が小さい。よって、厚さT6aは50nmより大きいことがより好ましく、60nm以上がさらに好ましい。電極指18の抵抗を低くする観点から、第1層16aの厚さT6aは、第2層16bの厚さの1倍以下が好ましく、1/2倍以下がより好ましく、1/5倍以下がより好ましい。厚さT6aは、300nm以下が好ましい。弾性波共振器26の特性を向上させる観点から、厚さT6aとT6bとの合計は、弾性波の波長λ(2×ピッチD)の0.05倍以上かつ0.15倍以下である。
以上、本願発明の実施形態について詳述したが、本願発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本願発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 支持基板
11、12、13 絶縁層
14 圧電層
15 保護膜
16a 第1層
16b 第2層
18 電極指
20 櫛型電極
26 弾性波共振器
30、32 界面
34 感応膜
40 送信フィルタ
42 受信フィルタ

Claims (11)

  1. 圧電層と、
    前記圧電層上に設けられ、厚さが50nmより大きい窒化チタン層である第1層と前記第1層上に設けられた金属層である第2層とを有する複数の電極指と、を備える少なくとも一対の櫛型電極と、
    を備える弾性波デバイス。
  2. 前記圧電層は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板または回転YカットX伝搬基板である請求項1に記載の弾性波デバイス。
  3. 前記第2層は、アルミニウム層、アルミニウム合金層、銅層または銅合金層である請求項2に記載の弾性波デバイス。
  4. 前記第1層は、前記圧電層と前記第2層に接する請求項1から3のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  5. 前記第1層の厚さは前記第2層の厚さ以下である請求項1から3のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  6. 前記第1層におけるチタンの原子%で表した含有率と窒素の原子%で表した含有率との合計に対する前記第1層における窒素の原子%で表した含有率の比は0.3以上かつ0.6以下である請求項1から3のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  7. 前記第1層は、前記圧電層と前記複数の電極指に接し、
    前記第1層の厚さは前記第2層の厚さ以下であり、
    前記第1層におけるチタンの原子%で表した含有率と窒素の原子%で表した含有率との合計に対する前記第1層における窒素の原子%で表した含有率の比は0.3以上かつ0.6以下である請求項3に記載の弾性波デバイス。
  8. 前記圧電層は、回転YカットX伝搬タンタル酸リチウム基板であり、
    前記第2層は、アルミニウム層またはアルミニウム合金層である請求項7に記載の弾性波デバイス。
  9. 前記圧電層下に設けられた支持基板を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の弾性波デバイス。
  10. 請求項1または3のいずれか一項に記載の弾性波デバイスを備えるフィルタ。
  11. 請求項10に記載のフィルタを備えるマルチプレクサ。
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