JP2024071331A - 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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正人 石野
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Abstract

【課題】非磁性一成分現像方式を用いる構成において、規制ブレードへのトナー融着を簡易な構成で効果的に抑制可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】現像装置は、現像容器と、現像剤担持体と、規制ブレードと、を有し、静電潜像が形成された像担持体にトナーを供給する。現像容器は、トナーのみからなる非磁性一成分現像剤を収容する。現像剤担持体は、研磨法により製造され、回転軸と、回転軸の外周面に積層されるローラー部と、を備え、ローラー部の外周面にトナーを担持することによりトナー層が形成される。規制ブレードは、ローラー部の外周面に接触してトナー層の層厚を規制する。ローラー部の周方向および軸方向における十点平均粗さを、それぞれRz1、Rz2とするとき、Rz1/Rz2≦1.5であり、ローラー部に対する規制ブレードの接触線圧が15[N/m]以上40[N/m]以下である。【選択図】図3

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置に関し、特に、非磁性一成分現像方式の現像装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式を利用した複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機などの画像形成装置において使用される現像装置は、現像剤にトナーとキャリアとを使用した二成分現像方式、キャリアを使用せずにトナーのみを使用した一成分現像方式のものが知られている。
非磁性トナーを用いる非磁性一成分現像方式の現像装置では、現像剤規制部材としての規制ブレードが現像剤担持体である現像ローラーの表面に接触するように配置されている。そしてトナーが現像ローラーの表面に設けられた微細な凹凸によって搬送され、余分なトナーは規制ブレードですり切られることでトナー薄層が形成される。また、規制ブレードの下をトナーが通過する際にトナーが規制ブレードおよび現像ローラーの表面と摩擦して帯電する。そして、感光体と現像ローラーを接触回転させ、現像ローラーの表面のトナーは電界により感光体に現像される。
上述したような非磁性一成分現像方式においては、規制ブレードと回転する現像ローラーとの間で生じる摩擦熱によってトナーが溶融し、溶融したトナーが規制ブレードに固着(融着)するといった問題がある。トナーが規制ブレードに固着すると、固着したトナーを起点にさらにトナーが固着し、数10μm~数100μmの大きさに成長した固着トナーによって現像ローラー上のトナー層の形成が阻害される、白筋画像が発生することがある。長時間の使用において高品質な画像を実現するためには、規制ブレードへのトナー固着を抑制することが非常に重要な課題となる。
そこで、ポリエステル等のトナー母粒子の表面に外添剤としてシリカ等の微粒子を添加したトナーが用いられている。外添剤は、トナーの流動性や帯電性を向上させるとともに、比較的軟らかく変形し易いトナー母粒子が規制ブレードの表面に直接触れないようにする役割も有している。これにより、前述したような規制ブレードへのトナー固着を抑制している。しかし、耐久印刷によってトナーが規制ブレードを繰り返し通過すると、外添剤がトナー母粒子の内部に埋没したり、或いはトナー母粒子から脱離したりして、トナー母粒子の表面が露出状態となる(便宜上トナー劣化と呼ぶ)。その結果、規制ブレードへのトナー固着が発生し易くなる。従って、規制ブレードへのトナー固着は現像装置の寿命(耐用期間)の後半に発生し易い。
そこで、規制ブレードへのトナー融着を抑制する方法が提案されており、例えば特許文献1には、規制ブレードの、現像剤担持体に当接する接触部または接触部付近から自由端に向かって延びる面であって現像剤担持体を臨む面が、曲面に形成される現像装置が開示されている。また特許文献2には、現像ローラに対する規制ブレードの対向面のうち、少なくとも規制ニップの現像ローラ回転方向下流側近傍における十点平均粗さRzjisの、トナーTの体積平均粒径Dvに対する比率が3.5%以下である現像装置が開示されている。さらに特許文献3には、非磁性一成分現像剤を担持搬送する現像剤担持体に層厚規制部材を押圧させ、層厚規制部材の押圧部における非磁性一成分現像剤との接触部の摩擦係数が、現像剤担持体表面と非磁性一成分現像剤との摩擦係数より大きくなるようにした現像装置が開示されている。
特開2005-309011号公報 特開2017-116920号公報 特開2000-155465号公報
特許文献1~3の方法は、いずれも規制ブレードの形状や表面粗さの工夫のみであり、融着防止効果が限定的であった。また、規制ブレードへの別部材の貼り付けや重合トナーの使用等が必要であり、大幅なコストアップに繋がるという問題があった。近年の省スペース化、省資源化の要望に伴い、現像装置の小型化、長寿命化が求められるため、コストアップを最小限に抑えつつ、さらなるトナー融着対策が必要であった。
本発明は、上記問題点に鑑み、非磁性一成分現像方式を用いる構成において、規制ブレードへのトナー融着を簡易な構成で効果的に抑制可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、現像容器と、現像剤担持体と、規制ブレードと、を有し、静電潜像が形成された像担持体にトナーを供給する現像装置である。現像容器は、トナーのみからなる非磁性一成分現像剤を収容する。現像剤担持体は、回転軸と、回転軸の外周面に積層され、像担持体に所定の押圧力で圧接されるローラー部と、を備え、ローラー部の外周面にトナーを担持することによりトナー層が形成される。規制ブレードは、ローラー部の外周面に接触してローラー部の外周面に形成されるトナー層の層厚を規制する。現像剤担持体は、回転軸を中心として回転させた状態でローラー部に砥石を接触させて研磨する研磨法により製造されたものである。ローラー部の周方向および軸方向における十点平均粗さを、それぞれRz1、Rz2とするとき、Rz1/Rz2≦1.5であり、ローラー部に対する規制ブレードの接触線圧が15[N/m]以上40[N/m]以下である。
本発明の第1の構成によれば、現像剤担持体のローラー部のRz1/Rz2を1.5以下、ローラー部に対する規制ブレードの接触線圧を15[N/m]以上40[N/m]以下とすることで、規制ブレードによるトナー層の規制力も維持しつつ、規制ブレードへのトナー融着を抑制することができる。従って、白筋画像の発生を抑制しつつ、画像安定性も維持することができる。
本発明の現像部33が搭載される画像形成装置1の概略構成を示す側面断面図 本発明の一実施形態に係る現像部33を含む画像形成部30の概略構成を示す側面断面図 感光体ドラム31と現像部33の現像ローラー331との接触部周辺を上方から見た平面図 現像部33における現像ローラー331と規制ブレード334との接触部分周辺の断面拡大図 現像ローラー331と供給ローラー332の当接部分の断面拡大図 画像形成装置1に用いられる制御経路の一例を示すブロック図 ローラー部331bの表面形状の測定方法を模式的に示す図 図7の状態でプリズム101の観察面101cを顕微鏡により観察したときの結果を模式的に示す図 現像部33における規制ブレード334の接触線圧とトナー融着発生枚数との関係を示すグラフ 現像部33における現像ローラー331のRz1/Rz2とトナー融着発生枚数との関係を示すグラフ 現像部33における現像ローラー331の静電容量とトナー搬送量との関係を示すグラフ 現像部33における現像ローラー331の静電容量とトナー融着発生枚数および画像濃度との関係を示すグラフ 静電容量の異なる2つの現像ローラー331のRz1/Rz2とトナー融着発生枚数との関係を示すグラフ
(1.画像形成装置1の全体構成)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の概略構成を示す側面断面図である。なお、図1において右側を画像形成装置1の前側、左側を後側とする。
画像形成装置1(ここではモノクロプリンター)は、略直方体形状の筐体構造を有する本体ハウジング10、本体ハウジング10内に収容される給紙部20、画像形成部30および定着部40を含む。本体ハウジング10の前面側には前カバー11が、後面側には後カバー12が各々備えられている。画像形成部30の各ユニットは、後カバー12が開放されることで、本体ハウジング10の後面側から出し入れ可能となる。また、本体ハウジング10の上面には、画像形成後のシートが排出される排紙部13が備えられている。尚、以下の説明において、「シート」との用語は、コピー用紙、コート紙、OHPシート、厚紙、葉書、トレーシングペーパーや画像形成処理を受ける他のシート材料を意味する。
給紙部20は、画像形成処理が施されるシートを収容する給紙カセット21を含む。給紙カセット21は、その一部が本体ハウジング10の前面から更に前方に突出している。給紙カセット21のうち、本体ハウジング10内に収容されている部分の上面は、給紙カセット天板21Uによって覆われている。給紙カセット21には、シートの束が収容される用紙収容空間、シートの束を給紙のためにリフトアップするリフト板等が備えられている。給紙カセット21の後端側の上部には用紙繰出部21Aが設けられている。この用紙繰出部21Aには、給紙カセット21内のシート束の最上層のシートを1枚ずつ繰り出すための給紙ローラー21Bが配置されている。
画像形成部30は、給紙部20から送り出されるシートにトナー像(現像剤像)を形成する画像形成動作を行う。画像形成部30は、感光体ドラム31と、感光体ドラム31の周囲に配置された、帯電部32、露光部35、現像部33および転写ローラー34を含む。
感光体ドラム31(像担持体)は、回転軸と、回転軸周りに回転する外周面(ドラム本体)と、を備える。感光体ドラム31の外周面には、例えば公知の有機(OPC)感光体で構成され、外周面に電荷発生層、電荷輸送層等で構成される感光層が形成される。感光層は、後述する帯電部32により均一に帯電された後、露光部35により光照射されて帯電を減衰させた静電潜像が形成され、現像部33により静電潜像を顕在化したトナー像が担持される。
帯電部32(帯電装置)は、感光体ドラム31の外周面に対して所定の間隔を置いて配置され、感光体ドラム31の外周面を非接触の状態で均一に帯電させる。具体的には、帯電部32は、チャージワイヤー321およびグリッド電極322(いずれも図2参照)を有する。チャージワイヤー321は、感光体ドラム31の回転軸方向に延びる線状の電極であり、感光体ドラム31との間でコロナ放電を発生させる。グリッド電極322は、感光体ドラム31の回転軸方向に延びる格子状の電極であり、チャージワイヤー321と感光体ドラム31との間に配設される。帯電部32は、チャージワイヤー321に所定の電流値の電流を流すことでコロナ放電を発生させ、且つ、グリッド電極322に所定電圧を印加することで、グリッド電極322に対向する感光体ドラム31の外周面を、所定の表面電位に均一に帯電させる。
露光部35(露光装置)は、レーザー光源とミラーやレンズ等の光学系機器とを有し、感光体ドラム31の外周面に、パーソナルコンピューター等の外部装置から与えられる画像データに基づき変調された光を照射する。これにより、露光部35は、感光体ドラム31の外周面に、画像データに基づく画像に対応する静電潜像を形成する。
現像部33(現像装置)は、本体ハウジング10に着脱可能であり、感光体ドラム31の外周面に非磁性一成分のトナー(現像剤)を供給することにより、感光体ドラム31の外周面に形成された静電潜像を現像する。静電潜像を現像するとは、静電潜像を顕在化したトナー像(現像剤像)を形成することを示す。現像部33の詳細な構成については後述する。
転写ローラー34は、感光体ドラム31の外周面に形成されたトナー像をシート上に転写させるためのローラーである。具体的には、転写ローラー34は、軸周りに回転し、感光体ドラム31の回転方向における現像ローラー331よりも下流側の位置で、感光体ドラム31の外周面と対向する外周面を有する。転写ローラー34は、感光体ドラム31の外周面との間のニップ部を通過するシートに、感光体ドラム31の外周面に担持されているトナー像を転写する。当該転写の際、転写ローラー34にはトナーと逆極性の転写電圧が印加される。
定着部40は、シートに転写されたトナー像を、シート上に定着させる定着処理を行う。定着部40は、定着ローラー41と加圧ローラー42とを有する。定着ローラー41は、加熱源を内部に備え、シートに転写されたトナーを所定温度で加熱する。加圧ローラー42は、定着ローラー41に対して圧接され、定着ローラー41との間に定着ニップ部を形成する。トナー像が転写されたシートが定着ニップ部に通紙されると、トナー像は、定着ローラー41による加熱、および加圧ローラー42による加圧によりシート上に定着される。
本体ハウジング10内には、シートを搬送するための主搬送路22Fおよび反転搬送路22Bが備えられている。主搬送路22Fは、給紙部20の用紙繰出部21Aから画像形成部30および定着部40を経由して、本体ハウジング10上面の排紙部13に対向して設けられている排紙口14まで延びている。反転搬送路22Bは、シートに対して両面印刷を行う場合に、片面印刷されたシートを主搬送路22Fにおける画像形成部30の上流側に戻すための搬送路である。
主搬送路22Fは、感光体ドラム31および転写ローラー34によって形成される転写ニップ部を、下方から上方に向かって通過するように延設される。また、主搬送路22Fの、転写ニップ部よりも上流側には、レジストローラー対23が配置されている。シートは、レジストローラー対23にて一旦停止され、スキュー矯正が行われた後、画像転写のための所定のタイミングで転写ニップ部に送り出される。主搬送路22Fおよび反転搬送路22Bの適所には、シートを搬送するための搬送ローラーが複数配置されている。排紙口14の近傍には排紙ローラー対24が配置されている。
反転搬送路22Bは、反転ユニット25の外側面と、本体ハウジング10の後カバー12の内面との間に形成されている。尚、反転ユニット25の内側面には、転写ローラー34およびレジストローラー対23の一方のローラーが搭載されている。後カバー12および反転ユニット25は、それらの下端に設けられた支点部121の軸回りに各々回動可能である。反転搬送路22Bにおいてジャム(紙詰まり)が発生した場合、後カバー12が開放される。主搬送路22Fでジャムが発生した場合、或いは感光体ドラム31のユニットや現像部33が外部に取り出される場合には、後カバー12に加えて反転ユニット25も開放される。
(2.画像形成部30の構成)
図2は、本実施形態の画像形成装置1における画像形成部30の断面図である。図3は、感光体ドラム31と現像部33の現像ローラー331との接触部周辺を上方から見た平面図である。図4は、現像部33における現像ローラー331と規制ブレード334との接触部分周辺の断面拡大図である。図5は、現像ローラー331と供給ローラー332の当接部分の断面拡大図である。
図2および図3に示すように、現像部33は、現像ハウジング330(現像容器)と、現像ローラー331(現像剤担持体)と、供給ローラー332と、攪拌パドル333と、規制ブレード334と、を備える。
現像ハウジング330は、内部にトナーのみからなる非磁性一成分現像剤を収容すると共に、現像ローラー331、供給ローラー332、規制ブレード334等を収容する。現像ハウジング330は、攪拌された状態の現像剤(トナー)を収容する攪拌室335を備える。攪拌室335には攪拌パドル333が配置される。攪拌パドル333は、攪拌室335内のトナーを攪拌する。
現像ローラー331は、回転軸331aと、ローラー部331bを備える。回転軸331aは、現像ハウジング330の軸受部(不図示)に回転可能に支持される。ローラー部331bは、回転軸331aの外周面に積層される円筒状の部材であり、基材ゴム(例えばシリコーンゴム)の表面にウレタン等の凹凸のあるコーティング材によってコート層を積層した構成である。ローラー部331bは、回転軸331aの回転に伴って回転軸331aと一体的に回転する。ローラー部331bの表面には、所定厚さのトナー層(現像剤層)が形成される。トナー層は、後述する規制ブレード334により層厚が規制(所定厚さに均一に調整)される。トナー層は、規制ブレード334とローラー部331bとの当接(摩擦)により生じる静電気により帯電する。
現像ローラー331は、感光体ドラム31と対向する位置において、感光体ドラム31の回転方向(図2の時計回り方向)における上流側から下流側に向かう方向(図2の反時計回り方向)に回転する。つまり、現像ローラー331は、感光体ドラム31と対向する位置では、感光体ドラム31と同方向に回転する。
供給ローラー332は、現像ローラー331に対向して配置される。供給ローラー332は、攪拌室335に収容された現像剤を外周面に保持する。また、供給ローラー332は、外周面に保持した現像剤を現像ローラー331に供給する。
供給ローラー332は、現像ローラー331と対向する位置において、現像ローラー331の回転方向(図2の反時計回り方向)における下流側から上流側に向かう方向(図2の反時計回り方向)に回転する。つまり、供給ローラー332は、現像ローラー331と対向する位置では、現像ローラー331と逆方向に回転する。供給ローラー332から現像ローラー331にトナーを移動させるために、供給ローラー332に所定の供給電圧(直流電圧)が印加される。
現像ローラー331は、供給ローラー332から現像剤の供給を受けると共に、外周面にトナー層を保持する。そして、現像ローラー331は、感光体ドラム31に現像剤を供給する。現像ローラー331および供給ローラー332の軸方向(図2の紙面と直交する方向)の長さは、感光体ドラム31の軸方向長さと略同一である。現像ローラー331から感光体ドラム31にトナーを移動させるために、現像ローラー331に所定の現像電圧(直流電圧)が印加される。
画像形成部30には、現像ハウジング330を挟んで感光体ドラム31と反対側(図2の右下側、図3の下側)に、押圧部材361と押圧バネ362から成る押圧機構36が配置されている。押圧機構36は、現像ハウジング330の長手方向の2箇所(感光体ドラム31の軸方向中央からそれぞれ85mmの位置)に配置されている。画像形成部30に現像部33を装着すると、現像ハウジング330に押圧部材361が圧接されて感光体ドラム31に近づく方向(図2の左上方向、図3の上方向)に押圧され、現像ローラー331が感光体ドラム31に所定の押圧力で押圧される。なお、本実施形態では、現像部33および感光体ドラム31には現像ローラー331と感光体ドラム31との間の距離を規制する機構、即ち、感光体ドラム31に対する現像ローラー331の押圧力を規制する機構は存在しない。但し、感光体ドラム31に対する現像ローラー331の押圧力を規制する機構を設けてもよい。
規制ブレード334は、金属製の薄板状の部材である。規制ブレード334は、基端部334aが現像ハウジング330に固定され、先端部334bが自由端となるよう構成される。規制ブレード334は、感光体ドラム31と現像ローラー331とが対向する位置よりも現像ローラー331の回転方向における上流側の位置で現像ローラー331の外周面に接触する。
規制ブレード334は撓み変形可能であり、現像ローラー331の周方向において規制ブレード334と現像ローラー331の接触部分(規制ニップ)が存在する。規制ブレード334は、所定の規制圧および規制ニップ幅Wで現像ローラー331(ローラー部331b)の外周面に当接する。なお、後述するように規制ブレード334に所定の規制電圧(直流電圧)を印加する構成としてもよい。
規制ブレード334の材質は、例えばステンレス(SUS304)であり、本実施形態では自由長を10mmとしている。規制ブレード334の先端部334bには曲げ加工が施され、湾曲部分334cが形成される。この湾曲部分334cが現像ローラー331の外周面に当接する。湾曲部分334cの曲率半径は0.1mm以上である。
図4に示すように、規制ブレード334が一定の規制圧(接触線圧)で現像ローラー331に当接するので、現像ローラー331の外周面に担持されたトナー層が均一な厚さに調整される。これにより、規制ブレード334は、現像ローラー331の外周面トナーの量を規制する。また、規制ブレード334は、現像ローラー331の外周面に担持されたトナーを摩擦することで、トナーを帯電させる。規制ブレード334の現像ローラー331に対する接触線圧とは、規制ブレード334と現像ローラー331の外周面との接触位置における規制ブレード334の単位長さ当たりの接触圧である。
図5に示すように、現像ローラー331と供給ローラー332の当接部分(供給ニップN)では現像ローラー331が供給ローラー332に喰い込んだ構成となっている。また、現像ローラー331の回転方向に対し供給ニップNの下流側(図5の右上側)にはトナー溜まりTが形成されている。
現像ローラー331と供給ローラー332が供給ニップNで線接触していると、トナー溜まりTが形成されずトナー供給性が著しく低下することが知られている。そこで、現像ローラー331と供給ローラー332が適度な喰い込み量になるように現像ローラー331と供給ローラー332の軸間距離、直径および硬度を設計する必要がある。現像ローラー331は感光体ドラム31という硬い部材と接触するためアスカーC硬度で50~80程度に設計する。そのため、現像ローラー331が供給ローラー332に喰い込んだ構成にするためには、供給ローラー332の硬度を現像ローラー331より下げる必要がある。
供給ローラー332と現像ローラー331との間に電位差を発生させることで、トナーが供給ローラー332から現像ローラー331へ移動する方向の電界エネルギーが発生する。また、トナー粒子間には電位差に関係なくファンデルワールス力が作用する。この電界エネルギーやファンデルワールス力により供給ローラー332から現像ローラー331へトナーが供給される。ベタ画像の濃度追随性(画像の先端と後端の濃度差がないこと)を向上させるためには、供給ローラー332を現像ローラー331に押圧する力である圧縮荷重を最適な範囲にすることも重要である。
(3.画像形成装置1の制御経路)
図6は、本実施形態の画像形成装置1に用いられる制御経路の一例を示すブロック図である。なお、画像形成装置1を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置1全体の制御経路は複雑なものとなる。そこで、ここでは制御経路のうち、本発明の実施に必要となる部分を重点的に説明する。
メインモーター50は、制御部90からの出力信号により給紙ローラー21B、感光体ドラム31、現像部33内の現像ローラー331、供給ローラー332、攪拌パドル333、定着部40内の定着ローラー41等を所定の回転速度で回転駆動する。
電圧制御回路51は、帯電電圧電源52、現像電圧電源53、転写電圧電源54と接続され、制御部90からの出力信号によりこれらの各電源を作動させる。電圧制御回路51からの制御信号によって、帯電電圧電源52は帯電部32内のチャージワイヤー321に帯電電圧を印加する。現像電圧電源53は現像部33内の現像ローラー331に現像電圧を印加し、供給ローラー332に供給電圧を印加する。現像部33内の規制ブレード334に規制電圧を印加する場合、現像電圧電源は規制ブレード334に規制電圧を印加する。転写電圧電源54は転写ローラー34に転写電圧を印加する。
画像入力部60は、画像形成装置1にパソコン等から送信される画像データを受信する受信部である。画像入力部60より入力された画像信号はデジタル信号に変換された後、一時記憶部94に送出される。
機内温湿度センサー61は、画像形成装置1内部の温度および湿度、特に現像部33周辺の温度および湿度を検知するものであり、画像形成部30の近傍に配置される。
操作部70には、液晶表示部71、各種の状態を示すLED72が設けられており、画像形成装置1の状態を示したり、画像形成状況や印刷部数を表示したりするようになっている。画像形成装置1の各種設定はパソコンのプリンタードライバーから行われる。
制御部90は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)91、読み出し専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)92、読み書き可能な記憶部であるRAM(Random Access Memory)93、一時的に画像データ等を記憶する一時記憶部94、カウンター95、画像形成装置1内の各装置に制御信号を送信したり操作部70からの入力信号を受信したりする複数(ここでは2つ)のI/F(インターフェイス)96を少なくとも備えている。
ROM92には、画像形成装置1の制御用プログラムや、制御上の必要な数値等、画像形成装置1の使用中に変更されることがないようなデータ等が収められている。RAM93には、画像形成装置1の制御途中で発生した必要なデータや、画像形成装置1の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。
一時記憶部94は、パソコン等から送信される画像データを受信する画像入力部60より入力され、デジタル信号に変換された画像信号を一時的に記憶する。カウンター95は、印刷枚数を累積してカウントする。
また、制御部90は、画像形成装置1における各部分、装置に対し、CPU91からI/F96を通じて制御信号を送信する。また、各部分、装置からその状態を示す信号や入力信号がI/F96を通じてCPU91に送信される。制御部90が制御する各部分、装置としては、例えば、画像形成部30、定着部40、メインモーター50、電圧制御回路51、画像入力部60、操作部70等が挙げられる。
(4.現像部の現像ローラーの表面粗さ、および規制ブレードの接触線圧の設定)
以下、本実施形態の画像形成装置1の特徴部分である、現像部33の現像ローラー331の表面粗さ、および規制ブレード334の接触線圧の設定について説明する。本実施形態では、現像ローラー331のローラー部331bの、周方向の十点平均粗さRz1と軸方向の十点平均粗さRz2の比であるRz1/Rz2(周軸比率)を、Rz1/Rz2≦1.5を満たすように設定している。なお、本明細書でいう十点平均粗さRzは、日本工業規格(JISB0601:1994)で規定されたものをいう。
現像ローラー331の製法は、大別すると研磨法と非研磨法がある。研磨法は、ローラー部331bを構成する基材ゴム(本実施形態ではシリコーンゴム)の外径を調整するために研磨機によって研磨する。研磨法では回転軸331aを中心として回転する現像ローラー331のローラー部331bに砥石を接触させてローラー部331bの外周面を研磨する。そのため、ローラー部331bの周方向に波状の研磨目が形成され、ローラー部331bの周方向と軸方向で表面粗さが異なる。具体的には、ローラー部331bの周方向の表面粗さ(十点平均粗さRz1)が大きくなる。
ローラー部331bの研磨速度を遅くするか、若しくは一度研磨したローラー部331bを目の細かい研磨機によって再研磨することで、周方向の研磨目を限りなく低減する(0に近づける)ことができる。即ち、Rz1/Rz2=1.0である場合は周方向の研磨目がほぼ0(軸方向と同一)の状態である。また、Rz1/Rz2=1.5である場合は、周方向の研磨目が残存しており、Rz2に比べてRz1の方が大きい状態である。周方向の研磨目が残っている状態、即ち、周方向の微細な凹凸が大きい状態では、特に凸部と規制ブレード334の間にトナーが挟まれ易くなる。その結果、トナーに強い摩擦力が加わり、トナーが劣化しやすくなり、同時に規制ブレード334へのトナー融着も発生し易くなっていると考えられる。
要するに、ローラー部331bの周方向の研磨目を低減するほど、規制ブレード334の接触線圧の低減によるトナー融着の抑制効果がさらに向上すると考えられる。一方、ローラー部331bの研磨目を低減するためには研磨速度を遅くしたり、再研磨を行ったりする必要があり、加工時間が長くなる。そのため、現像ローラー331の製造コストと相反する関係(トレードオフ)になる。
後述する試験結果に示すように、Rz1/Rz2が1.5以下になるとトナー融着が急激に抑制され、現像部33の寿命が延長されることが確認できた。前述したように、Rz1/Rz2=1.0は周方向の研磨目が無い状態であるため、研磨法によって製造された現像ローラー331でRz1/Rz2<1.0である場合は存在しない。トナー融着を効果的に低減するためには、Rz1/Rz2≦1.5であることが好ましく、Rz1/Rz2=1.0であることがより好ましい。
なお、Rz2が大きい場合、Rz1/Rz2≦1.5を満たすようにRz1を調整するとRz1もRz2に比例して大きくなる。しかし、Rz1およびRz2の両方が大きい場合、凹凸の凸部と規制ブレード334の間に挟まれるトナー粒子の数が増加するため、トナーに加わる摩擦力が分散され、トナー粒子1個当たりの摩擦力が小さくなる。そのため、Rz2が大きい場合であってもRz1/Rz2≦1.5を満たすようにRz1を調整すればトナー融着が悪化するおそれはない。
上記のように、トナー融着の観点からはローラー部331bのRz2の大きさについては特に制限はないが、Rz2が小さすぎると、ローラー部331bによるトナー搬送量(=紙面上に転写されるトナー量)が少なくなり、画像濃度が薄くなる。一方、Rz2が大きすぎると、ローラー部331bによるトナー搬送量が増加しすぎてトナー帯電量が低下し、画像カブリが発生し易くなる。また、紙面上に転写されるトナー量も増加するため、トナー消費量の増大や定着不良の発生などの不具合が生じる。そのため、Rz2の範囲は2~20μmが好ましく、3~15μmがより好ましく、4~10μmがさらに好ましい。
ローラー部331bのRz1、Rz2は、研磨のみで所望の表面粗さに調整してもよいし、研磨後に粒子を含むコート層を積層して調整してもよい。
また、規制ブレード334の接触線圧が大きくなるほどトナー劣化が促進されるため、規制ブレード334へのトナー固着が発生し易くなる。一方、規制ブレード334の接触線圧が小さすぎると現像ローラー331の外周面に担持されたトナー層を規制できなくなり、現像ローラー331上のトナー量が急激に増大してしまう。本実施形態では、規制ブレード334の接触線圧を15[N/m]以上40[N/m]以下とすることで、トナー劣化を極力抑制しつつ、現像ローラー331上のトナー量を一定に維持している。
(5.現像部の現像ローラーの接触面積率の設定)
現像部33の寿命(トナー融着が発生するまでの累積印刷枚数)をさらに延長(3000枚を達成)するために、現像ローラー331の表面形状(表面粗さ)を新たなパラメーターとして調整を行う。
図7は、ローラー部331bの表面形状の測定方法(測定機器)を模式的に示す図である。図7に示すように、現像ローラー331のローラー部331bの表面形状を測定するための測定機器は、プリズム101(透明部材)と光源102を構成要素として含む。
プリズム101はガラス製であり、互いに非平行な3つの平面を有する三角柱である。プリズム101は、側面視において、二等辺三角形状である。具体的には、プリズム101は、側面視において直角二等辺三角形状である。なお、プリズム101以外の透明部材をローラー部331bの表面形状の測定に用いてもよい。
ローラー部331bの表面形状を測定するとき、プリズム101の互いに非平行な3つの平面のいずれか1つが押圧面101aとしてローラー部331bの外周面に押し当てられる。本実施形態では、プリズム101の互いに非平行な3つの平面のうち、側面視において互いに垂直な2面に挟まれた面を押圧面101aとしている。
光源102は、プリズム101の互いに非平行な3つの平面のうち押圧面101aとは異なる平面である光入射面101bに白色光を入射する。光源102としては、LEDおよび半導体レーザーなどが用いられてもよい。本実施形態では、プリズム101の側面視において互いに垂直な2面のうち一方の面(図7の垂直面)を入射面101bとしている。また、図7では、光源102から出射されてプリズム101内を進む光を破線矢印で示す。
ローラー部331bの表面形状の測定では、プリズム101の互いに非平行な3つの平面のうち、押圧面101aおよび光入射面101bとは異なる平面である観察面101cから、光入射面101bに光を入射したときのローラー部331bの外周面とプリズム101の押圧面101aとの接触状態が観察される。本実施形態では、側面視において互いに垂直な2面のうち光入射面101bとは異なる面(図7の水平面)を観察面101cとしている。
プリズム101は、ローラー部331bの外周面に規制ブレード334が接触した状態を再現するため、押圧面101aがローラー部331bの外周面に押し当てられる。また、ローラー部331bは、外周面に微細な凹凸を有する。即ち、現像ローラー331は、凹部および凸部を外周面に有する。このため、プリズム101の押圧面101aの全領域(100%の面積)がローラー部331の外周面に接触するわけではない。
プリズム101の押圧面101aのうち、ローラー部331bの外周面に接触するのは凸部と対向する領域(以下、凸部領域と称する)であり、凹部と対向する領域(以下、凹部領域と称する)はローラー部331bの外周面には接触しない。ローラー部331bの外周面とプリズム101の押圧面101aの凹部領域との間には隙間(空隙)が生じる。
これにより、プリズム101の押圧面101aでは、凹部領域であるか凸部領域であるかによって光の強弱に差が生じる。プリズム101の押圧面101aのうち凹部領域では、光源102の白色光が全反射する。一方で、プリズム101の押圧面101aのうち凸部領域には隙間が生じない。このため、プリズム101の押圧面101aのうち凸部領域では、光源102の白色光が乱反射するか、若しくは吸収され、凹部領域よりも光が弱くなる。
図8は、図7の状態でプリズム101の観察面101cを顕微鏡により観察したときの結果を模式的に示す図である。プリズム101の観察面101cを観察することにより、図8に示すように、押圧面101aでの反射光の陰影(暗い領域と明るい領域)を検出できる。凸部領域(プリズム101の押圧面101aのうち現像ローラー331の外周面20に実際に接触した領域)は、暗い領域となって出現する。即ち、凸部領域を検出できる。なお、図8では、暗い領域を黒丸で示す。
ローラー部331bの表面形状の測定では、プリズム101の押圧面101aがローラー部331bの外周面に50[N/m]の線圧で押し当てられる。なお、規制ブレード334は、現像ローラー331の外周面20に20N/m以上60N/m以下の線圧で接触する。そこで、ローラー部331bの外周面に規制ブレード334が接触した状態を再現するために、ローラー部331bの外周面にプリズム101の押圧面101aを押し当てるときの線圧が20[N/m]以上60[N/m]以下に設定される。
そして、プリズム101の押圧面101aをローラー部331bの外周面に50[N/m]の線圧で接触させたときのニップ面積に対する実接触面積の比率が求められる。ニップ面積は、ニップ幅とニップ長との積である。ここでのニップ幅は、現像ローラー331の周方向におけるローラー部331の外周面とプリズム101の押圧面101aとの間の接触幅である。ニップ長は、現像ローラー331の回転軸方向におけるローラー部331bの外周面とプリズム101の押圧面101aとの間の接触長である。
また、実接触面積は、ローラー部331bの外周面とプリズム101の押圧面101aとが実際に接触した面積である。即ち、実接触面積は、プリズム101の押圧面101aのうち凸部領域の面積である。なお、本明細書では、プリズム101の押圧面101aをローラー部331bの外周面に50[N/m]の線圧で接触させたときのニップ面積に対する実接触面積の比率を接触面積率とする。
プリズム101の観察面101cを観察することにより、プリズム101の押圧面101aのうちローラー部331bの外周面と実際に接触している領域を検出できる。また、その検出した領域の面積を求めることができる。即ち、プリズム101の観察面101cを観察することにより、後述する接触面積率を求めることができる。具体的には、撮影した画像の輝度情報に閾値を設定して二値化処理し、二値化処理後の画像全体の面積に対する黒色の領域が占める面積比率(=黒色の領域の面積/二値化処理後の画像面積)を算出することで、接触面積率を数値化できる。
接触面積率が小さくなるほど、現像ローラー331と感光体ドラム31および規制ブレード334との隙間が大きくなる。その結果、トナーに加わる物理的ストレスが低減されるため、規制ブレード334へのトナー融着を抑制することができる。後述する試験結果に示すように、接触面積率が20%以下になると規制ブレード334へのトナー融着、およびそれに伴う現像ローラー331上のトナー薄層における薄層スジの発生が抑制され、現像部33の寿命が延長される。
一方、接触面積率が5%以下になると、現像ローラー331上のトナー薄層の層厚ムラが大きくなり、画像ムラが発生する。そのため、接触面積率の範囲は5%以上20%以下が好ましい。接触面積率は、ローラー部331bの表層(コート層)に含まれる粗さ剤(シリコーンやウレタン等の微粒子)の大きさや添加量を調整することにより調整可能である。
(6.現像部の現像ローラーの静電容量の設定)
現像部33の寿命をさらに延長するために、現像ローラー331の静電容量を新たなパラメーターとして調整を行う。
現像ローラー331のローラー部331bの静電容量を調整することでトナー搬送量のコントロールが可能である。具体的には、現像ローラー331の静電容量を大きくすることで、現像ローラー331とトナーとの間の電気的付着力(鏡像力)が大きくなる。そのため、現像ローラー331の表面粗さを極端に大きくしなくても、現像ローラー331上に保持できるトナー量を増やすことができる。
後述する試験結果に示すように、ローラー部331bの静電容量が大きくなるほど、現像ローラー331上に保持できるトナー量が増加する。また、規制ブレード334へのトナー融着が発生し難くなる。一方、静電容量を大きくしすぎると、現像ローラー331とトナーとの間の電気的付着力が大きくなりすぎて、感光体ドラム31と現像ローラー331との間の電界(現像電界)に対してトナーが応答できなくなり、画像濃度が低下してしまう。
ローラー部331bの静電容量は4.0×10-7[F/m]以上、7.0×10-7[F/m]以下であることが好ましい。静電容量は、ローラー部331bの表層(コート層)に添加するカーボンブラック等の導電材の添加量を調整することにより調整可能である。
(7.現像部の設定による画像評価)
以下、本実施形態のように現像部33における現像ローラー331の表面粗さ、および規制ブレード334の接触線圧を設定した場合の画像評価結果について説明する。先ず、印刷条件(現像ローラー331のRz1/Rz2、規制ブレード334の接触線圧)を変化させて耐久印刷試験を行い、規制ブレード334へのトナー融着に対する効果を検証した。試験機として、図1に示したような画像形成装置1(京セラドキュメントソリューションズ社製)を用いた。
現像ローラー331は、シャフト径6mmの回転軸331aと、基材層として層厚3.5mmのシリコーンゴム層にウレタンコーティグを施した外径13mm、軸方向長さ232mmのローラー部331bとを有し、アスカーC硬度が70°、ローラー抵抗が7.1[logΩ]であるローラーを用いた。アスカーC硬度は定圧荷重器(CL-150、高分子計器社製)を用いて測定した。ローラー抵抗は、現像ローラー331を金属ローラーに接触させて回転させ、100Vの直流電圧を印加して測定した。
現像ローラー331のRz1/Rz2は、ローラー部331bの表面粗さを研磨条件により調整してRz1/Rz2=1.0または1.5に設定した。規制ブレード334は、ステンレス(SUS304)製の板状部材を用い、板厚および自由長を変更することで接触線圧を15~50[N/m]の間で増減させた。
感光体ドラム31は、外径24mm、感光層膜厚22μmの正帯電単層OPC感光体ドラム(京セラドキュメントソリューションズ社製)を用いた。
トナーは、粉砕法により製造した中心粒径8.0μm、円形度0.96のポリエステル樹脂製のトナーを用いた。
(規制ブレードの接触線圧とトナー融着との関係)
先ず、規制ブレード334の接触線圧とトナー融着との関係について調査した。試験方法としては、テスト画像としてISO/IEC19752に規定された標準データ(印字率3.9%の文字パターン)をA4サイズで出力した。規制ブレード334へのトナー融着は、出力されたテスト画像に白筋画像が発生しているか否かを目視により判定した。現像部33の寿命は、現像部33内のトナーが空になったとき、若しくは出力されたテスト画像の文字が白筋画像の悪化により途切れたときのいずれか早いほうの累積印刷枚数によって判定し、目標値を1500枚とした。結果を図9に示す。
図9に示すように、現像ローラー331のRz1/Rz2を1.0とした場合(図の●のデータ系列)、Rz1/Rz2を1.5とした場合(図の*のデータ系列)のいずれにおいても、規制ブレード334の接触線圧が低下するにつれて、トナー融着発生枚数(トナー融着が発生するまでの累積印刷枚数)が増加した。これは、規制ブレード334の接触線圧が低下すると規制部においてトナーに加わる摩擦力が低減されるためであると考えられる。一方、接触線圧が15[N/m]よりも小さくなると現像ローラー331の外周面に担持されたトナー層を規制できなくなり、画像安定性が維持できない(図7のハッチング領域)。以上より、接触線圧が15[N/m]以上40[N/m]以下の場合に、トナー融着を抑制しつつ画像安定性も維持できることが確認された。
また、Rz1/Rz2が1.0の場合と1.5の場合とを比較すると、1.0の方がトナー融着発生枚数が増加した。即ち、Rz1/Rz2を小さくすると、トナー融着発生枚数の延長効果がさらに向上することが確認された。
(現像ローラー331のRz1/Rz2とトナー融着との関係)
次に、現像ローラー331のRz1/Rz2とトナー融着との関係について調査した。試験方法としては、規制ブレード334の接触線圧を20[N/m]に固定し、現像ローラー331のRz2を4.7μmとして、Rz1/Rz2を1.0~2.25の範囲で変化させて規制ブレード334へのトナー融着発生枚数を調査した。トナー融着の発生は、上記と同様のテスト画像を出力し、白筋画像が発生しているか否かにより判定した。結果を図10に示す。
図10に示すように、現像ローラー331のRz1/Rz2が1.5よりも小さくなると、トナー融着発生枚数が急激に増加した。即ち、Rz1/Rz2を1.5以下、より好ましくは1.0にすると、トナー融着発生枚数の延長効果がさらに向上することが確認された。
(現像ローラーの接触面積率とトナー融着との関係)
次に、現像ローラー331の接触面積率とトナー融着との関係について調査した。試験方法としては、規制ブレード334の接触線圧を15~50[N/m]の範囲で変化させ、現像ローラー331のRz1/Rz2を1.0~2.0の範囲で変化させ、接触面積率を5~30%の範囲で変化させて耐久試験を実施(テスト画像を3000枚連続して印刷)し、初期および目標寿命(3000枚印刷後)における画像および現像ローラー331上のトナー薄層を目視で確認した。
評価基準は、3000枚印刷後における現像ローラー331上のトナー薄層が均一であり、画像も正常で、薄層スジの発生が無い場合を○、現像ローラー331上のトナー薄層に軽微な薄層スジ若しくは層厚ムラが認められるが、画像には現れず実使用上問題のない場合を△、現像ローラー331上および画像上に異常が確認でき、画像品質がNGである場合を×、現像ローラー331上のトナー薄層に層厚ムラ、画像上に濃度ムラが発生し、画像品質がNGである場合を*とした。結果を表1~表5に示す。
Figure 2024071331000002
Figure 2024071331000003
Figure 2024071331000004
Figure 2024071331000005
Figure 2024071331000006
表5に示すように、現像ローラー331の接触面積率が30%である場合、規制ブレード334の接触線圧と現像ローラー331のRz1/Rz2をどのように調整しても目標寿命である3000枚に到達する前に現像ローラー331上のトナー薄層に薄層スジが発生した。これに対し、表1~表4に示すように、現像ローラー331の接触面積率が20%以下である場合、規制ブレード334の接触線圧を15~50[N/m]の範囲で調整し、現像ローラー331のRz1/Rz2を1.0~2.0の範囲で調整することで、3000枚到達後におけるトナー薄層の薄層スジおよび層厚ムラが実用上問題のない範囲とすることができた。なお、接触面積率が5%である場合、規制ブレード334の接触線圧が15[N/m]では現像ローラー331上のトナー薄層に層厚ムラ、画像上に濃度ムラが発生した。
以上の結果より、現像ローラー331の接触面積率を従来の30%程度から20%以下とすることで、トナー薄層の薄層スジおよび層厚ムラを抑制できることが確認された。また、接触面積率を下げるにつれて、目標寿命(3000枚)を達成するための規制ブレード334の接触線圧および現像ローラー331のRz1/Rz2の調整範囲が広がるが、接触面積率が5%以下になると、現像ローラー331上のトナー薄層に層厚ムラが生じ、画像ムラが発生することが確認された。
(現像ローラーの静電容量とトナー融着との関係)
次に、現像ローラー331の静電容量とトナー融着との関係について調査した。試験方法としては、Rz1/Rz2を1.5に固定し、静電容量を6水準に変化させた現像ローラー331を作製した。静電容量は、ローラー部331bの表層への導電材(カーボンブラック)の添加量を変更することで調整した。作製した現像ローラー331の静電容量を表6に示す。
Figure 2024071331000007
規制ブレード334の接触線圧を20[N/m]に固定して耐久試験を実施(テスト画像を1000枚連続して印刷)し、現像ローラー331上のトナー搬送量、規制ブレード334へのトナー融着発生枚数、および耐久試験終了時の画像濃度(反射濃度)を測定した。トナー融着の発生は、テスト画像を出力し、白筋画像が発生しているか否かにより判定した。結果を図11および図12に示す。
図11に示すように、導電材を添加した場合(図11の●のデータ系列)は、導電材を添加しない場合(図11の▲のデータ系列)に比べてトナー搬送量が多く、さらに現像ローラー331の静電容量が大きくなるほどトナー搬送量が増加することがわかる。
また、図12に示すように、トナー融着発生枚数(図11の実線で表示)は静電容量が大きくなるほど増加し(発生が遅くなり)、現像部33の寿命延長効果が確認できた。一方、画像濃度(図11の破線で表示)は静電容量が大きくなるほど低下した。これは、静電容量を大きくし過ぎると、現像ローラー331とトナーとの間の電気的付着力が大きくなり過ぎて、トナーが現像電界に対して応答できなくなり、画像濃度が低下してしまうためであると考えられる。図12に示す結果より、静電容量が4.0×10-7[F/m]以上、7.0×10-7[F/m]以下の範囲であれば、トナー融着に対する現像ローラー331の寿命延長効果と画像濃度の維持とを両立できることがわかる。
(現像ローラーの静電容量およびRz1/Rz2とトナー融着との関係)
規制ブレード334の接触線圧を20[N/m]に固定し、静電容量を2水準に変化させた現像ローラー331(表6のNo.1、No.4)を用いて、Rz1/Rz2を変化させながら耐久試験を実施(テスト画像を1000枚連続して印刷)し、規制ブレード334へのトナー融着発生枚数を確認した。結果を図13に示す。
図13に示すように、静電容量が3.2×10-7[F/m]である現像ローラー331(図13の実線)では、Rz1/Rz2が1.0であるときのトナー融着発生枚数が2200枚であり、Rz1/Rz2が1.5であるときのトナー融着発生枚数が1900枚であった。一方、静電容量が5.7×10-7[F/m]である現像ローラー331(図13の破線)では、Rz1/Rz2が1.0であるときのトナー融着発生枚数が2700枚であり、Rz1/Rz2が1.5であるときのトナー融着発生枚数が2400枚であった。この結果より、Rz1/Rz2の低減と、静電容量の増大の組み合わせにより、トナー融着に対する現像部33の寿命延長効果をさらに高めることができることが確認された。
(8.その他の構成)
本実施形態では粉砕法により製造されたトナー(粉砕トナー)、重合法により製造されたトナー(重合トナー)の両方を使用することができる。重合トナーは円形度が高い真球形状のため付着力が低く、現像性が良いため使用可能領域が広い。本発明は、重合トナーに比べて低コストであるが、使用可能領域が狭い粉砕トナーを用いる非磁性一成分現像方式において特に有効である。
また、本実施形態では中心粒径が6.0~8.0μmのトナーで良好な結果が得られることを確認している。中心粒径の範囲の選択理由は、中心粒径が6.0μmより小さくなるとトナーの製造コストアップにつながり、8.0μmより大きいとトナー消費量が増えて定着性が悪化し、好ましくないためである。
また、本実施形態では円形度が0.93~0.97のトナーで良好な結果が得られることを確認している。円形度が0.93以下の場合は画像品質が低下する傾向にある。円形度が0.97以上である場合は製造コストが大幅にアップするため、それぞれ好ましくない。
また、本実施形態では90℃における溶融粘度が100,000Pa・s以下のトナーで良好な結果が得られることを確認している。90℃における溶融粘度が100,000Pa・sを超える場合はトナーの定着性が悪くなるため、省エネルギーの観点から好ましくない。
感光体ドラム31と現像ローラー331の線速差は、1.1~1.6倍(感光体ドラム31よりも現像ローラー331の方が速い)の範囲にて同様の結果を得られていることを確認している。線速差が1.1倍よりも小さくなると、白紙部にトナーが付着する画像カブリが発生し易くなるため好ましくない。線速差が1.6倍よりも大きくなると、現像部33の駆動トルクや振動、トナーに加わる物理的ストレスが増加するため、現像部33の寿命の観点から好ましくない。
また、感光体ドラム31の表面電位V0は500~800V、露光後電位VLは70~200Vの範囲で同様の結果が得られることを確認している。
その他、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、画像形成装置1の例として、モノクロプリンターについて説明したが、例えば、タンデム方式やロータリー式のカラープリンターにも適用できる。また、複写機、ファクシミリ或いはこれらの機能を備えた複合機等の画像形成装置にも適用できる。ただし、感光体ドラム31と、非磁性一成分現像方式の現像部33を備える必要はある。また、上記実施形態では、現像部33の現像ハウジング330の内部に非磁性トナーを貯留する構成について説明したが、現像ハウジング330とは別に非磁性トナーを収容するトナーコンテナ、トナーカートリッジを有していてもよい。
また、上記実施形態における感光体ドラム31は、支持体として円筒状の素管を利用したが、他の形状の支持体を利用しても良い。他の形状としては、板状、無端ベルト状であってもよい。また、上記実施形態における感光体ドラム31は、感光層としてアモルファスシリコンを利用したが、例えば、支持体からの電荷の注入を阻止する電荷注入阻止層を有してもよい。
本発明は、非磁性トナーを用いた非磁性一成分現像方式の現像装置に利用可能である。本発明の利用により、非磁性一成分現像方式を用いる構成において、規制ブレードへのトナー融着を簡易な構成で効果的に抑制可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
1 画像形成装置
30 画像形成部
31 感光体ドラム(像担持体)
32 帯電部(帯電装置)
33 現像部(現像装置)
330 現像ハウジング(現像容器)
331 現像ローラー(現像剤担持体)
331a 回転軸
331b ローラー部
332 供給ローラー
334 規制ブレード
35 露光部(露光装置)
53 現像電圧電源
61 機内温湿度センサー
90 制御部

Claims (7)

  1. トナーのみからなる非磁性一成分現像剤を収容する現像容器と、
    回転軸と、前記回転軸の外周面に積層され、像担持体に所定の押圧力で圧接されるローラー部と、を備え、前記ローラー部の外周面に前記トナーを担持することによりトナー層が形成される現像剤担持体と、
    前記ローラー部の外周面に接触して前記ローラー部の外周面に形成される前記トナー層の層厚を規制する規制ブレードと、
    を有し、静電潜像が形成された前記像担持体に前記トナーを供給する現像装置において、
    前記現像剤担持体は、前記回転軸を中心として回転させた状態で前記ローラー部に砥石を接触させて研磨する研磨法により製造されたものであり、
    前記ローラー部の周方向および軸方向における十点平均粗さを、それぞれRz1、Rz2とするとき、Rz1/Rz2≦1.5であり、
    前記ローラー部に対する前記規制ブレードの接触線圧が15[N/m]以上40[N/m]以下であることを特徴とする現像装置。
  2. 3[μm]≦Rz2≦15[μm]を満たすことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤担持体は、前記ローラー部の外周面に押圧部材の平面を50[N/m]の線圧で接触させたときの、前記外周面と前記平面との間のニップ面積に対する前記外周面と前記平面とが実際に接触した面積の比率である接触面積率が、5%以上20%以下となる凹凸を前記外周面に有することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  4. 前記押圧部材は、側面視において直角二等辺三角形状のプリズムであり、
    前記プリズムの互いに垂直な2面に挟まれた面を前記外周面に50[N/m]の線圧で接触させ、前記互いに垂直な2面のうち一方の面に光を入射したときの前記外周面と前記平面との接触状態を、前記互いに垂直な2面のうち他方の面から観察して求められた前記接触面積率が5%以上20%以下である前記現像剤担持体を備えることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記現像剤担持体は、前記ローラー部の静電容量が4.0×10-7[F/m]以上7.0×10-7[F/m]以下であることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  6. 前記トナーは、粉砕法により製造されたものであることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  7. 表面に感光層が形成される像担持体と、
    前記像担持体を所定の表面電位に帯電させる帯電装置と、
    前記帯電装置により帯電された前記像担持体の表面を露光して帯電を減衰させた静電潜像を形成する露光装置と、
    前記静電潜像が形成された前記像担持体に前記トナーを供給する請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の現像装置と、
    を備える画像形成装置。
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