JP2024068868A - フィンガーポンプ - Google Patents

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陽平 山下
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Abstract

【課題】騒音または振動の発生が抑制されるフィンガーポンプ、を提供する。【解決手段】フィンガーポンプは、第1方向310において対向する一対の壁部266,267を有するフレーム体261と、第1方向310と直交する第2方向320に並び、一対の壁部266,267の間に設けられ、第1方向310および第2方向320と直交する第3方向330に往復移動することによって、チューブを押圧する複数の押し子271とを備える。各壁部266,267と、複数の押し子271との間には、第1隙間342が設けられ、隣り合う押し子271の間には、第2隙間341が設けられる。第1方向310における第1隙間342の大きさは、第2方向320における第2隙間341の大きさよりも小さい。【選択図】図7

Description

この発明は、フィンガーポンプに関する。
たとえば、特開2020-805号公報(特許文献1)には、血液浄化器に向けて透析液を送り出す第1ポンプと、血液浄化器よりも血液回路の上流側に補液を供給する第2ポンプと、血液浄化器から排出された排液を送り出す第3ポンプとを備える血液浄化装置が開示されている。第1ポンプ、第2ポンプおよび第3ポンプには、フィンガーポンプが用いられている。
特開2020-805号公報
上述の特許文献1に開示されるように、透析液等の液体を送り出すためにフィンガーポンプが利用されている。
フィンガーポンプは、液体の流路をなすチューブの延伸方向に沿って並べられた複数の押し子を備える。複数の押し子が互いにタイミングをずらしながら、チューブの延伸方向と直交する方向に沿って往復移動し、順々にチューブを押圧することによって、チューブ内の液体が送り出される。このようなフィンガーポンプにおいては、複数の押し子の往復移動に伴って、過大な騒音または振動が発生する懸念がある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、騒音または振動の発生が抑制されるフィンガーポンプを提供することである。
[1]第1方向において対向する一対の壁部を有するフレーム体と、上記第1方向と直交する第2方向に並び、一対の上記壁部の間に設けられ、上記第1方向および上記第2方向と直交する第3方向に往復移動することによって、チューブを押圧する第1押し子および第2押し子とを備え、各上記壁部と、上記第1押し子および上記第2押し子との間には、第1隙間が設けられ、上記第1押し子および上記第2押し子の間には、第2隙間が設けられ、上記第1方向における上記第1隙間の大きさは、上記第2方向における上記第2隙間の大きさよりも小さい、フィンガーポンプ。
このように構成されたフィンガーポンプによれば、第1押し子および第2押し子の間に設けられる第2隙間の大きさを相対的に大きくすることによって、第1押し子および第2押し子が互いに衝突し難くなる。一方、各壁部と、第1押し子および第2押し子との間に設けられる第1隙間の大きさを相対的に小さくすることによって、仮に、各壁部と、第1押し子および第2押し子とが衝突することがあっても、その衝突時の衝撃を小さく抑えることができる。したがって、第3方向における第1押し子および第2押し子の往復移動に伴って、騒音または振動が発生することを抑制できる。
[2]上記第1押し子および上記第2押し子の各々は、上記チューブを押圧する押し子本体と、上記第1方向において上記押し子本体から各上記壁部に向けて突出し、各上記壁部と上記第1隙間を設けて対向する突出部とを有する、[1]に記載のフィンガーポンプ。
このように構成されたフィンガーポンプによれば、壁部と、第1押し子および第2押し子との対向面積を小さくすることによって、壁部と、第1押し子および第2押し子との間に設けられる第1隙間の大きさを厳密に管理することができる。
[3]上記第1方向における上記第1隙間の大きさは、0.01mm以上0.30mm以下の範囲である、[1]または[2]に記載のフィンガーポンプ。
このように構成されたフィンガーポンプによれば、第1隙間の大きさを0.01mm以上とすることによって、第1隙間の大きさを容易に管理することができる。また、第1隙間の大きさを0.30mm以下とすることによって、壁部と、第1押し子および第2押し子との衝突時の衝撃をより小さく抑えることができる。
[4]上記第1方向における上記第1隙間の大きさは、0.03mm以上0.20mm以下の範囲である、[3]に記載のフィンガーポンプ。
このように構成されたフィンガーポンプによれば、第1隙間の大きさを0.03mm以上とすることによって、第1隙間の大きさをさらに容易に管理することができる。また、第1隙間の大きさを0.20mm以下とすることによって、壁部と、第1押し子および第2押し子との衝突時の衝撃をさらに小さく抑えることができる。
[5]上記チューブに流通する流体の流量は、1000mL/h以上である、[1]から[4]のいずれかに記載のフィンガーポンプ。
このように構成されたフィンガーポンプによれば、チューブに1000mL/h以上の大流量で流体が流通する場合、チューブから第1押し子および第2押し子に対する反発力が大きくなり、騒音または振動が発生し易くなる。このような場合であっても、第1隙間および第2隙間の大小関係を上記のとおり設定することによって、騒音または振動の発生を効果的に抑制することができる。
[6]上記第3方向に延び、上記第3方向における端部に上記第1押し子および上記第2押し子がそれぞれ取り付けられる第1軸体および第2軸体をさらに備え、上記フレーム体は、上記第1軸体を、上記第3方向にスライド可能に、かつ、上記第1軸体の軸周りに回転可能なように支持する第1支持部と、上記第2軸体を、上記第3方向にスライド可能に、かつ、上記第2軸体の軸周りに回転可能なように支持する第2支持部とをさらに有する、[1]から[5]のいずれかに記載のフィンガーポンプ。
このように構成されたフィンガーポンプによれば、第1軸体および第2軸体は、それぞれ、第1軸体および第2軸体の軸周りに回転可能に支持されるため、第1押し子および第2押し子も、それぞれ、第1軸体および第2軸体とともに回転する。このとき、第1押し子および第2押し子が互いに衝突し、騒音または振動が発生し易くなる。このような場合であっても、第1隙間および第2隙間の大小関係を上記のとおり設定することによって、騒音または振動の発生を効果的に抑制することができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、騒音または振動の発生が抑制されるフィンガーポンプを提供することができる。
血液浄化装置を示す回路図である。 この発明の実施の形態におけるフィンガーポンプを示す斜視図である。 図2中のIII-III線上の矢視方向に見たフィンガーポンプを示す断面図である。 図3中の複数の往復移動体およびフレーム体の組み立て体を示す断面図である。 図4中のフレーム体を示す斜視図である。 図4中の押し子を示す斜視図である。 図3中の組み立て体を第3方向に見た前面図である。 図7中のVIII-VIII線上の矢視方向に見た組み立て体を示す断面図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、血液浄化装置を示す回路図である。図1を参照して、まず、本実施の形態におけるフィンガーポンプを用いた血液浄化装置の構造を説明する。
血液浄化装置1は、血液浄化器100と、透析液管路110と、透析液ポンプ111と、排液管路120と、排液ポンプ121と、動脈側血液回路130と、静脈側血液回路140と、補液管路150と、補液ポンプ151と、第1接続管路160と、第1計量バッグ165と、第2接続管路170と、第2計量バッグ175と、秤180と、シリンジポンプ190とを有する。
血液浄化器100は、たとえば、中空糸膜からなる半透膜を内部に含む。血液浄化器100は、透析液入口101と、排液出口102と、血液入口103と、血液出口104とを有する。
透析液管路110は、血液浄化器100の透析液入口101に接続されており、血液浄化器100に透析液を供給する。透析液管路110の上流端は、補液および透析液である、第1液10を供給する第1供給源115と接続されている。透析液管路110には、透析液を送り出す透析液ポンプ111が接続されている。透析液ポンプ111は、フィンガーポンプからなる。透析液管路110を流れた透析液は、血液浄化器100内に供給される。なお、透析液管路110、および、以下において説明するその他の管路は、たとえばポリ塩化ビニル、または、ポリブタジエンなどで構成される軟質のチューブである。
排液管路120は、血液浄化器100の排液出口102に接続されており、血液浄化器100の排液出口102から排出された排液を流す。排液管路120の下流端からは、血液浄化器100から排出された排液が排出される。排液管路120には、排液管路120を流れる排液を送り出す排液ポンプ121が接続されている。排液ポンプ121は、フィンガーポンプからなる。排液管路120には、排液ポンプ121より上流側において、排液管路120内の圧力を測定する排液圧力測定装置122が設けられている。
動脈側血液回路130は、血液浄化器100の血液入口103に接続され、血液浄化器100に血液を流入させるための回路である。動脈側血液回路130には、血液を送り出す血液ポンプ131が設けられている。動脈側血液回路130において、血液ポンプ131と血液浄化器100との間に、動脈側エアートラップチャンバ132が設けられている。動脈側エアートラップチャンバ132には、動脈側エアートラップチャンバ132内の圧力を測定する動脈側圧力測定装置133が設けられている。
患者の動脈から採取された血液は、動脈側血液回路130を流れて動脈側エアートラップチャンバ132を通過する際に圧力を測定された後、血液入口103から血液浄化器100内に流入する。動脈側エアートラップチャンバ132は、動脈側血液回路130内の血液に空気が混入することを防止するために設けられている。
動脈側血液回路130には、さらにプライミング液管路136が接続されている。プライミング液20は、生理食塩液などである。
動脈側血液回路130には、さらにエアレスモニタ138が接続されている。具体的には、エアレスモニタ138は、動脈側血液回路130におけるプライミング液管路136との接続部と血液ポンプ131との間に接続されている。エアレスモニタ138には脱血圧測定装置139が接続されており、動脈側血液回路130に流入した患者の脱血圧を測定する。
静脈側血液回路140は、血液浄化器100の血液出口104に接続され、血液浄化器100から血液を流出させるための回路である。静脈側血液回路140には、静脈側エアートラップチャンバ141が設けられている。静脈側エアートラップチャンバ141には、静脈側エアートラップチャンバ141内の圧力を測定する静脈側圧力測定装置142が設けられている。
血液浄化器100によって浄化された血液は、静脈側血液回路140を流れて静脈側エアートラップチャンバ141を通過する際に圧力を測定された後、患者の静脈に返される。静脈側エアートラップチャンバ141は、静脈側血液回路140内の血液に空気が混入することを防止するために設けられている。
補液管路150は、動脈側血液回路130または静脈側血液回路140に接続され、補液を供給する。本実施形態において、補液管路150は、静脈側血液回路140に接続されており、静脈側血液回路140に補液としての第1液10を供給する。すなわち、本実施形態において血液浄化装置1は、いわゆる後希釈法を採用している。具体的には、補液管路150は、静脈側エアートラップチャンバ141に接続されている。補液管路150を流れた補液は、静脈側エアートラップチャンバ141内に供給される。なお、血液浄化装置1は、いわゆる前希釈法でも適用可能である。前希釈法を採用する場合、補液管路150は、動脈側血液回路130に接続される。
補液管路150には、補液を送り出す補液ポンプ151が接続されている。補液ポンプ151は、フィンガーポンプからなる。
第1接続管路160は、排液管路120に接続されている。具体的には、第1接続管路160は、排液管路120において排液ポンプ121より下流側に接続されている。第1計量バッグ165は、第1接続管路160の排液管路120側とは反対側の端部に接続され、排液を一時的に貯液し、貯液した排液を送出可能である。第1計量バッグ165は、空気抜き用の孔が形成されていない軟質の袋である。
第2接続管路170は、補液管路150に接続されている。具体的には、第2接続管路170は、補液管路150において補液ポンプ151より上流側に接続されている。第2計量バッグ175は、第2接続管路170の補液管路150側とは反対側の端部に接続され、(補液としての)第1液10を一時的に貯液し、貯液した(補液としての)第1液10を送出可能である。第2計量バッグ175は、空気抜き用の孔が形成されていない軟質の袋である。
秤180には、測定部(図示せず)が接続されている。測定部は、秤180に取り付けられた第1計量バッグ165および第2計量バッグ175の全体の重量変化を測定する。本実施の形態においては、秤180は、ロードセルである。ただし、秤180は、ロードセルに限られず、ばねばかりなどであってもよい。
シリンジポンプ190は、シリンジポンプ管路191を介して動脈側血液回路130に接続されている。シリンジポンプ190は、薬液30を動脈側血液回路130内に供給する。薬液30は、たとえば、ヘパリンまたはナファモスタットなどの抗凝固薬である。
続いて、本実施の形態におけるフィンガーポンプ200の構造を説明する。図2は、この発明の実施の形態におけるフィンガーポンプを示す斜視図である。図3は、図2中のIII-III線上の矢視方向に見たフィンガーポンプを示す断面図である。図2中では、図3中に示される開閉扉211の図示が省略されている。
図2および図3と、後出の図4から図8とには、フィンガーポンプ200の構造を説明する便宜上、矢印310に示される方向(以下、「第1方向310」という)と、矢印320に示される方向(以下、「第2方向320」という)と、矢印330に示される方向(以下、「第3方向330」という)とが示されている。第1方向310は、上下方向に対応している。第2方向320は、第1方向310と直交する水平方向に対応している。第3方向330は、第1方向310および第2方向320と直交する水平方向に対応している。
図2および図3を参照して、フィンガーポンプ200は、図1中の透析液ポンプ111、排液ポンプ121および補液ポンプ151が集約されたポンプユニットである。フィンガーポンプ200は、一対の支持プレート220と、内フレーム242と、外フレーム241と、開閉扉211とを有する。
支持プレート220は、金属製であり、板形状を有する。支持プレート220は、第2方向320と直交する平面に対して平行に配置されている。一対の支持プレート220は、第2方向320に延びる連結パイプ225によって互いに連結されている。
内フレーム242は、金属製であり、矩形の枠体からなる。内フレーム242は、第3方向330と直交する平面に対して平行に配置されている。内フレーム242は、第3方向330における一対の支持プレート220の端部に取り付けられている。内フレーム242は、支持プレート220とともに、フィンガーポンプ200の骨格をなしている。
外フレーム241は、樹脂製であり、矩形の枠体からなる。外フレーム241は、第2方向320と直交する平面に対して平行に配置されている。外フレーム241は、内フレーム242の外縁に沿って延びている。
補液ポンプ151、透析液ポンプ111および排液ポンプ121は、第1方向310(上下方向)に並んで設けられている。補液ポンプ151、透析液ポンプ111および排液ポンプ121の各ポンプは、内フレーム242の内側から第3方向330に延び、一対の支持プレート220の間の空間に進入している。なお、第1方向310(上下方向)における補液ポンプ151、透析液ポンプ111および排液ポンプ121の並び順は、特に限定されない。
開閉扉211は、内フレーム242に取り付けられている。開閉扉211は、内フレーム242の内側の透析液ポンプ111、排液ポンプ121および補液ポンプ151を覆う閉状態と、内フレーム242の内側の透析液ポンプ111、排液ポンプ121および補液ポンプ151を露出させる開状態との間で動作が可能である。開閉扉211は、内フレーム242に対して、第2方向320に延びる第1中心軸303(図2を参照)を中心に回動可能なように取り付けられている。
図3中には、閉状態とされた開閉扉211の断面が示されている。開閉扉211は、圧板ホルダ212を有する。圧板ホルダ212は、板形状を有する。開閉扉211の閉状態において、圧板ホルダ212は、第3方向330と直交する平面に対して平行に配置されている。圧板ホルダ212は、第3方向330において、内フレーム242の内側の補液ポンプ151、透析液ポンプ111および排液ポンプ121と対向している。
外フレーム241には、第1ガイド部246および第2ガイド部247が設けられている。第1ガイド部246および第2ガイド部247は、第2方向320における内フレーム242の両側にそれぞれ設けられている。第1ガイド部246および第2ガイド部247の各ガイド部は、前方を向いて開口し、第3方向330に凹む溝形状をなしながら、第2方向320に延びている。
内フレーム242には、第3ガイド部248および第4ガイド部249が設けられている。第3ガイド部248および第4ガイド部249は、第2方向320において、後述する複数の押し子271の両側にそれぞれ設けられている。第3ガイド部248および第4ガイド部249は、前方を向いて開口し、第3方向330に凹む溝形状をなしながら、第2方向320に延びている。
第1ガイド部246、第2ガイド部247および第3ガイド部248および第4ガイド部249は、第2方向320に延びる直線上に並んで設けられている。第1ガイド部246、第2ガイド部247および第3ガイド部248および第4ガイド部249の組は、透析液ポンプ111、排液ポンプ121および補液ポンプ151の各ポンプに対応して設けられている。
チューブTは、第1ガイド部246、第2ガイド部247および第3ガイド部248および第4ガイド部249に配置される。チューブTは、第1ガイド部246、第2ガイド部247および第3ガイド部248および第4ガイド部249によって、第2方向320に沿って案内される。
開閉扉211は、圧板213と、スプリング214とをさらに有する。圧板213は、板形状を有する。圧板213は、圧板ホルダ212と対向して配置されている。スプリング214は、圧板213および圧板ホルダ212の間に介挿されている。圧板ホルダ212は、スプリング214を介して、圧板213を弾性的に保持している。
図3に示される開閉扉211の閉状態において、第1ガイド部246、第2ガイド部247および第3ガイド部248および第4ガイド部249に配置されたチューブTは、後述する複数の押し子271と、圧板213との間に配置されている。複数の押し子271は、互いにタイミングをずらしながら第3方向330に往復移動することにより、順々にチューブTを第3方向330に押圧する。これにより、チューブT内に配置された透析液等の液体が第2方向320に送り出される。なお、チューブTに流通する流体の流量は、1000mL/h以上であってもよい。
透析液ポンプ111、排液ポンプ121および補液ポンプ151は、互いに同一の構造を有する。以下では、代表的に、図3に断面形状が示された補液ポンプ151の構造を説明する。
図3を参照して、フィンガーポンプ200は、ステッピングモータ221と、第1プーリ222と、第2プーリ223と、ベルト224と、カムシャフト226と、複数の偏心カムローラ231(231A,231B,231C,231D,231E)とを有する。
ステッピングモータ221は、図2中の一対の支持プレート220の間に配置されている。ステッピングモータ221は、内フレーム242および外フレーム241から第3方向330に離れた位置に配置されている。ステッピングモータ221は、支持プレート220により支持されている。
ステッピングモータ221の出力軸221jは、第2中心軸306の軸上で延びている。第2中心軸306は、第2方向320と平行である。第1プーリ222は、出力軸221jに取り付けられている。第1プーリ222は、出力軸221jと一体に、第2中心軸306を中心に回転する。
カムシャフト226は、第3中心軸307の軸上で延びている。第3中心軸307は、第2方向320と平行である。カムシャフト226は、図2中の一対の支持プレート220によって、第3中心軸307を中心に回転可能なように支持されている。カムシャフト226は、第3方向330において、内フレーム242および外フレーム241と、ステッピングモータ221との間に配置されている。
第2プーリ223は、カムシャフト226に取り付けられている。ベルト224は、第1プーリ222および第2プーリ223の間で架け渡されている。第1プーリ222の回転は、ベルト224を通じて第2プーリ223に伝達される。カムシャフト226は、第2プーリ223と一体に、第3中心軸307を中心に回転する。
複数の偏心カムローラ231は、カムシャフト226に取り付けられている。偏心カムローラ231A、偏心カムローラ231B、偏心カムローラ231C、偏心カムローラ231Dおよび偏心カムローラ231Eは、挙げた順に、第3中心軸307の軸方向(第2方向320)に並んでいる。
各偏心カムローラ231の外周面には、第3中心軸307の周方向において変化するカム面が設けられている。複数の偏心カムローラ231は、カム面の、第3中心軸307を中心とする周方向の位相が、第3中心軸307の軸方向に隣り合う偏心カムローラ231間で所定角度ずつずれるように設けられている。
図4は、図3中の複数の往復移動体およびフレーム体の組み立て体を示す断面図である。図5は、図4中のフレーム体を示す斜視図である。
図2から図5を参照して、フィンガーポンプ200は、フレーム体261と、複数の往復移動体251(251A,251B,251C,251D,251E)とをさらに有する。
フレーム体261は、複数の往復移動体251を、第3方向330にスライドが可能なように支持している。フレーム体261は、樹脂製である。フレーム体261は、内フレーム242に取り付けられている。
図5に示されるように、フレーム体261は、一対の壁部266,267と、複数の支持部262(262A,262B,262C,262D,262E)とを有する。
壁部266および壁部267は、第1方向310において互いに対向している。壁部266および壁部267は、互いに間隔を開けて対向している。壁部266および壁部267の各壁部は、第1方向310が厚み方向となる板形状を有する。壁部266および壁部267は、内フレーム242の内側に配置されている。
壁部266および壁部267は、それぞれ、対向面266cおよび対向面267cを有する。対向面266cおよび対向面267cは、第1方向310と直交する平面からなる。対向面266cおよび対向面267cは、第1方向310において互いに間隔を開けて対面している。
支持部262は、第3方向330に延びる円筒形状を有する。支持部262A、支持部262B、支持部262C、支持部262Dおよび支持部262Eは、挙げた順に第2方向320に並び、互いに連なっている。複数の支持部262は、第3方向330における一対の壁部266,267の端部に接続されている。
図3から図5を参照して、往復移動体251は、偏心カムローラ231の回転を受けることにより、第3方向330に往復移動する。
往復移動体251A、往復移動体251B、往復移動体251C、往復移動体251Dおよび往復移動体251Eは、挙げた順に、第2方向320に並んでいる。往復移動体251A、往復移動体251B、往復移動体251C、往復移動体251Dおよび往復移動体251Eは、第3方向330において、偏心カムローラ231A、偏心カムローラ231B、偏心カムローラ231C、偏心カムローラ231Dおよび偏心カムローラ231Eとそれぞれ対向している。
複数の往復移動体251(251A,251B,251C,251D,251E)は、複数の軸体381(381A,381B,381C,381D,381E)をそれぞれ有する。各軸体381は、第4中心軸308を中心に軸状に延びている。第4中心軸308は、第3方向330と平行である。支持部262A、支持部262B、支持部262C、支持部262Dおよび支持部262Eは、それぞれ、軸体381A、軸体381B、軸体381C、軸体381Dおよび軸体381Eを、第3方向330(第4中心軸308の軸方向)にスライド可能に、かつ、各軸体381の軸周り(第4中心軸308を中心とする周方向)に回転可能なように支持している。
往復移動体251は、カムフォロア388をさらに有する。カムフォロア388は、第3方向330における軸体381の端部に取り付けられている。
カムフォロア388は、第5中心軸309を中心に回転可能なように設けられている。第5中心軸309は、第2方向320と平行である。カムフォロア388は、第3方向330において、偏心カムローラ231と対向して設けられている。カムフォロア388は、偏心カムローラ231のカム面と当接している。
往復移動体251は、コイルバネ387をさらに有する。コイルバネ387は、第4中心軸308を中心に設けられている。コイルバネ387は、軸体381の外周上に設けられている。
軸体381は、鍔部381kを有する。鍔部381kは、軸体381の外周面から第4中心軸308の半径方向外側に向けて突出し、第4中心軸308の周方向に延びている。コイルバネ387は、第4中心軸308の軸方向において、鍔部381kと、支持部262との間に設けられている。コイルバネ387は、軸体381に対して、第4中心軸308の軸方向において偏心カムローラ231に近接する方向の弾性力を作用させている。
図6は、図4中の押し子を示す斜視図である。図3から図6を参照して、複数の往復移動体251(251A,251B,251C,251D,251E)は、それぞれ、複数の押し子271(271A,271B,271C,271D,271E)をさらに有する。
押し子271は、第3方向330に往復移動することによって、チューブTを押圧する。押し子271は、樹脂製である。押し子271は、鋳物等の金属製であってもよい。
押し子271A、押し子271B、押し子271C、押し子271Dおよび押し子271Eは、挙げた順に、第2方向320に並んでいる。押し子271A、押し子271B、押し子271C、押し子271Dおよび押し子271Eは、それぞれ、第3方向330における軸体381A、軸体381B、軸体381C、軸体381Dおよび軸体381Eの端部に取り付けられている。
図6に示されるように、押し子271は、押し子本体277と、複数の突出部276とを有する。押し子本体277は、チューブTを押圧する押し子271の本体部分である。各突出部276は、押し子本体277から第1方向310に突出している。
押し子本体277は、頂部272と、第1側部273と、第2側部274とを有する。頂部272は、圧板213と対向するように第3方向330に突出し、第1方向310に延びる尾根を形成する山形形状を有する。頂部272は、押し子本体277によるチューブTの押圧時、チューブTと接触する。
第1側部273および第2側部274の各側部は、第2方向320と直交する平面に対して平行に配置されている。第1側部273および第2側部274は、第2方向320において、互いに間隔を開けて設けられている。第1側部273および第2側部274は、それぞれ、第2方向320における頂部272の両端部から第3方向330に延出し、板形状をなしている。
押し子本体277には、軸体381が挿入されている。軸体381は、押し子本体277の内部で、軸体381の軸方向、かつ、周方向に係止されている。
第1側部273は、第1頂面273aと、第1底面273bとを有する。第2側部274は、第2頂面274aと、第2底面274bとを有する。
第1頂面273aおよび第1底面273bは、第1方向310における第1側部273の両端部に設けられている。第2頂面274aおよび第2底面274bは、第1方向310における第2側部274の両端部に設けられている。第1頂面273a、第1底面273b、第2頂面274aおよび第2底面274bの各面は、第1方向310に直交する平面からなる。
複数の突出部276は、それぞれ、第1頂面273a、第1底面273b、第2頂面274aおよび第2底面274bから第1方向310に突出している。各突出部276は、第2方向320において一定の幅を有し、第1方向310において一定の厚みを有しながら、第3方向330に直線状に延びている。
図7は、図3中の組み立て体を第3方向に見た前面図である。図8は、図7中のVIII-VIII線上の矢視方向に見た組み立て体を示す断面図である。
図6から図8を参照して、複数の押し子271は、第2方向320に隣り合う押し子271間において、第1側部273および第2側部274が互いに向かい合わせとなるように設けられている。代表的に、第2方向320に隣り合う押し子271Bおよび押し子271Cに注目すると、押し子271Bの第2側部274と、押し子271Cの第1側部273とが、第2方向320において向かい合っている。
複数の押し子271は、第1頂面273aおよび第2頂面274aが、第1方向310において壁部266(対向面266c)と向かい合い、第1底面273bおよび第2底面274bが、第1方向310において壁部267(対向面267c)と向かい合うように設けられている。
壁部266および壁部267の各壁部と、複数の押し子271との間には、第1隙間342が設けられている。第1隙間342は、壁部266および壁部267の各壁部と、突出部276との間に設けられている。第2方向320に隣り合う押し子271の間には、第2隙間341が設けられている。第2隙間341は、第2方向320において互いに向かい合う第1側部273および第2側部274の間に設けられている。
第1方向310における第1隙間342の大きさC(Ca,Cb)は、第2方向320における第2隙間341の大きさBよりも小さい。
第1方向310における第1隙間342の大きさC(Ca,Cb)、および、第2方向320における第2隙間341の大きさBは、たとえば、隙間ゲージを用いて測定される。第1方向310における第1隙間342の大きさC(Ca,Cb)は、複数の突出部276と、壁部266および壁部267の各壁部と間の複数箇所で隙間の大きさを測定し、得られた複数の測定値を平均することにより特定されてもよい。第2方向320における第2隙間341の大きさBは、第1方向310に間隔を開けた複数箇所で隙間の大きさを測定し、得られた複数の測定値を平均することにより特定されてもよい。
このような構成によれば、第2方向320に隣り合う押し子271間に設けられる第2隙間341の大きさBを、壁部266および壁部267の各壁部と、複数の押し子271との間に設けられる第1隙間342の大きさC(Ca,Cb)よりも大きくすることによって、第3方向330における複数の押し子271の往復移動時、第2方向320に隣り合う押し子271同士が衝突し難くなる。また、壁部266および壁部267の各壁部と、複数の押し子271との間に設けられる第1隙間342の大きさC(Ca,Cb)を、第2方向320に隣り合う押し子271間に設けられる第2隙間341の大きさBよりも小さくすることによって、第3方向330における複数の押し子271の往復移動時、仮に、壁部266および壁部267の各壁部と、押し子271とが衝突することがあっても、その衝突時の衝撃を小さく抑えることができる。これらの理由により、複数の押し子271が第3方向330に往復移動する時に、騒音または振動が発生することを抑制できる。
押し子271およびフレーム体261の樹脂成形時に生じる形状誤差を理由に、押し子271の第1頂面273a、第2頂面274a、第1底面273bおよび第2底面274bにうねりが生じたり、フレーム体261の対向面266cおよび対向面267cの平面度が低くなったりする。これにより、壁部266および壁部267の各壁部と、複数の押し子271との間の隙間の大きさにばらつきが生じ易くなる。これに対して、本実施の形態では、押し子271に壁部266および壁部267の各壁部に向けて突出する複数の突出部276を設け、各突出部276と、壁部266および壁部267の各壁部との間に第1隙間342を設けることによって、第1隙間342の大きさを容易に管理することができる。
第1方向310における第1隙間342の大きさC(Ca,Cb)は、0.01mm以上0.30mm以下の範囲であることが好ましい。第1方向310における第1隙間342の大きさC(Ca,Cb)は、0.03mm以上0.20mm以下の範囲であることがさらに好ましい。
このような構成によれば、第1隙間342の大きさを0.01mm以上または0.03mm以上とすることによって、第1隙間342の大きさをさらに容易に管理することができる。また、第1隙間342の大きさを0.30mm以下または0.20mm以下とすることによって、壁部266および壁部267の各壁部と、押し子271との衝突時の衝撃をさらに小さく抑えることができる。
本実施の形態では、各往復移動体251において、軸体381が、第3方向330にスライド可能に、かつ、軸体381の軸周り(第4中心軸308を中心とする周方向)に回転可能なように支持されている。このような構成では、軸体381の端部に取り付けられた押し子271は、軸体381とともに第4中心軸308を中心に回転するため、第3方向330における複数の押し子271の往復移動時、第2方向320に隣り合う押し子271同士が衝突し、騒音または振動が発生し易くなる。また、チューブTに流通する流体の流量が1000mL/h以上である場合、チューブTから押し子271に対する反発力が大きくなり、騒音または振動が発生し易くなる。
これらの場合であっても、第1隙間342の大きさC(Ca,Cb)を第2隙間341の大きさBよりも小さくすることによって、騒音または振動の発生を効果的に抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 血液浄化装置、1V 第1バルブ、2V 第2バルブ、3V 第3バルブ、4V 第4バルブ、10 第1液、20 プライミング液、30 薬液、100 血液浄化器、101 透析液入口、102 排液出口、103 血液入口、104 血液出口、110 透析液管路、111 透析液ポンプ、115 第1供給源、120 排液管路、121 排液ポンプ、122 排液圧力測定装置、130 動脈側血液回路、131 血液ポンプ、132 動脈側エアートラップチャンバ、133 動脈側圧力測定装置、136 プライミング液管路、138 エアレスモニタ、139 脱血圧測定装置、140 静脈側血液回路、141 静脈側エアートラップチャンバ、142 静脈側圧力測定装置、150 補液管路、151 補液ポンプ、160 第1接続管路、165 第1計量バッグ、170 第2接続管路、175 第2計量バッグ、180 秤、181 取付部、190 シリンジポンプ、191 シリンジポンプ管路、200 フィンガーポンプ、211 開閉扉、212 圧板ホルダ、213 圧板、214 スプリング、220 支持プレート、221 ステッピングモータ、221j 出力軸、222 第1プーリ、223 第2プーリ、224 ベルト、225 連結パイプ、226 カムシャフト、231,231A,231B,231C,231D,231E 偏心カムローラ、241 外フレーム、242 内フレーム、246 第1ガイド部、247 第2ガイド部、248 第3ガイド部、249 第4ガイド部、251,251A,251B,251C,251D,251E 往復移動体、261 フレーム体、262,262A,262B,262C,262D,262E 支持部、266,267 壁部、266c,267c 対向面、271,271A,271B,271C,271D,271E 押し子、272 頂部、273 第1側部、273a 第1頂面、273b 第1底面、274 第2側部、274a 第2頂面、274b 第2底面、275 取り付け部、276 突出部、277 押し子本体、303 第1中心軸、306 第2中心軸、307 第3中心軸、308 第4中心軸、309 第5中心軸、310 第1方向、320 第2方向、330 第3方向、341 第2隙間、342 第1隙間、381,381A,381B,381C,381D,381E 軸体、381k 鍔部、387 コイルバネ、388 カムフォロア、T チューブ。

Claims (6)

  1. 第1方向において対向する一対の壁部を有するフレーム体と、
    前記第1方向と直交する第2方向に並び、一対の前記壁部の間に設けられ、前記第1方向および前記第2方向と直交する第3方向に往復移動することによって、チューブを押圧する第1押し子および第2押し子とを備え、
    各前記壁部と、前記第1押し子および前記第2押し子との間には、第1隙間が設けられ、
    前記第1押し子および前記第2押し子の間には、第2隙間が設けられ、
    前記第1方向における前記第1隙間の大きさは、前記第2方向における前記第2隙間の大きさよりも小さい、フィンガーポンプ。
  2. 前記第1押し子および前記第2押し子の各々は、
    前記チューブを押圧する押し子本体と、
    前記第1方向において前記押し子本体から各前記壁部に向けて突出し、各前記壁部と前記第1隙間を設けて対向する突出部とを有する、請求項1に記載のフィンガーポンプ。
  3. 前記第1方向における前記第1隙間の大きさは、0.01mm以上0.30mm以下の範囲である、請求項1または2に記載のフィンガーポンプ。
  4. 前記第1方向における前記第1隙間の大きさは、0.03mm以上0.20mm以下の範囲である、請求項3に記載のフィンガーポンプ。
  5. 前記チューブに流通する流体の流量は、1000mL/h以上である、請求項1または2に記載のフィンガーポンプ。
  6. 前記第3方向に延び、前記第3方向における端部に前記第1押し子および前記第2押し子がそれぞれ取り付けられる第1軸体および第2軸体をさらに備え、
    前記フレーム体は、前記第1軸体を、前記第3方向にスライド可能に、かつ、前記第1軸体の軸周りに回転可能なように支持する第1支持部と、前記第2軸体を、前記第3方向にスライド可能に、かつ、前記第2軸体の軸周りに回転可能なように支持する第2支持部とをさらに有する、請求項1または2に記載のフィンガーポンプ。
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