JP2024068847A - 電子処方箋システム、電子処方箋管理方法 - Google Patents

電子処方箋システム、電子処方箋管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】よりセキュリティの高い電子処方箋システム、電子処方箋管理方法及びプログラムを提供する。【解決手段】電子処方箋システム100において、電子処方箋管理装置1は、マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいてマイナンバーカードから読み取られたIDと、電子処方箋データとを含む格納要求を病院管理装置から取得し、IDと前記電子処方箋データとを紐づけて記録する。そしてマイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいてマイナンバーカードから読み取られたIDを少なくとも含む取得要求を薬局管理装置5から取得し、IDに紐づいて記録されている電子処方箋データを薬局管理装置5へ送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子処方箋システム、電子処方箋管理方法、プログラムに関する。
日本国においては個人番号や保有者の顔写真が印刷され、当該個人番号や顔写真を記憶部に記憶するメモリ等の記憶部を回路構成に含むIC(Integrated Circuit)チップを備えたマイナンバーカード(個人番号カード:Individual Number Card)が、国民に広く発行されている。当該マイナンバーカードに保険証の機能を持たせることが検討されている。
マイナンバーカードが保険証の機能を備えた場合、マイナンバーカードを保険証として利用し診察を受けた医療機関の発行する電子処方箋が、当該マイナンバーカードに備わるICチップのメモリ等の記憶部に格納されることが想定できる。特許文献1には、電子処方箋情報をマイナンバーカードに書き込む技術が開示されている。
特開2022-118236号公報
しかしながら、電子処方箋の情報をマイナンバーカードに記録した場合、当該マイナンバーカードを紛失し、不正に読み取られる可能性もある。秘密性の高い処方箋の情報をマイナンバーカードに記録することは好ましくない。従って、よりセキュリティの高い電子処方箋システムを提供することが求められている。
そこでこの発明は、上述の課題を解決する電子処方箋システム、電子処方箋管理方法、プログラムを提供することを目的としている。
本発明の第一の態様によれば、電子処方箋システムは、病院管理装置と薬局管理装置とが電子処方箋管理装置と通信接続して構成された電子処方箋システムの前記電子処方箋管理装置が、マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDと、電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置から取得し、前記IDと前記電子処方箋データとを紐づけて記録する記録手段と、前記マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDを少なくとも含む取得要求を前記薬局管理装置から取得し、前記IDに紐づいて記録されている前記電子処方箋データを前記薬局管理装置へ送信する処方箋管理手段と、を備える。
本発明の第二の態様によれば、電子処方箋管理方法は、病院管理装置と薬局管理装置とが電子処方箋管理装置と通信接続して構成された電子処方箋システムの前記電子処方箋管理装置が、マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDと、電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置から取得し、前記IDと前記電子処方箋データとを紐づけて記録し、前記マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDを少なくとも含む取得要求を前記薬局管理装置から取得し、前記IDに紐づいて記録されている前記電子処方箋データを前記薬局管理装置へ送信する。
本発明の第三の態様によれば、プログラムは、病院管理装置と薬局管理装置とが電子処方箋管理装置と通信接続して構成された電子処方箋システムの前記電子処方箋管理装置のコンピュータを、マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDと、電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置から取得し、前記IDと前記電子処方箋データとを紐づけて記録する記録手段、前記マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDを少なくとも含む取得要求を前記薬局管理装置から取得し、前記IDに紐づいて記録されている前記電子処方箋データを前記薬局管理装置へ送信する処方箋管理手段、として機能させる。
本発明によれば、よりセキュリティの高い電子処方箋システムを提供することができる。
本発明の一実施形態による電子処方箋システムのシステム構成図である。 本発明の一実施形態による電子処方箋管理装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態による病院端末と病院管理装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態による薬局端末と薬局管理装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態による各情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の一実施形態による電子処方箋システムの処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態による電子処方箋管理装置の最小構成を示す図である。 最小構成の電子処方箋管理装置による処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態による病院端末の最小構成を示す図である。 最小構成の病院端末による処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態による薬局端末の最小構成を示す図である。 最小構成の薬局端末による処理フローを示す図である。
図1は本実施形態による電子処方箋システムのシステム構成図である。
電子処方箋システム100は、図1で示すように、電子処方箋管理装置1、病院端末2、病院管理装置3、薬局端末4、薬局管理装置5により構成されている。病院端末2と病院管理装置3は病院に敷設されている。病院端末2と病院管理装置3は通信接続する。薬局端末4と薬局管理装置5は薬局に敷設されている。薬局端末4と薬局管理装置5は通信接続する。電子処方箋管理装置1は、インターネットなどの通信ネットワークを介して病院管理装置3、薬局管理装置5と通信接続している。これにより、病院端末2は病院管理装置3を介して電子処方箋管理装置1と通信接続する。また同様に薬局端末4は薬局管理装置5を介して電子処方箋管理装置1と通信接続する。
病院端末2は病院の受付近傍に設置されているコンピュータ端末である。病院管理装置3はコンピュータサーバやパーソナルコンピュータを想定するが、病院外に病院端末2と通信接続されたクラウドサーバであってもよい。同様に薬局端末4は薬局の受付近傍に設置されているコンピュータ端末である。薬局管理装置5はコンピュータサーバやパーソナルコンピュータを想定するが、薬局外に薬局端末4と通信接続されたクラウドサーバであってもよい。電子処方箋管理装置1は、電子処方箋システムを管理する業者が管理するコンピュータサーバであり、クラウドサーバ内に設けられていてよい。
図2は電子処方箋管理装置の機能ブロック図である。
電子処方箋管理装置1は、電子処方箋管理プログラムを起動する。これにより、電子処方箋管理装置1は、制御部11、認証部12、記録部13、処方箋管理部14、送受信部15の各機能を発揮する。
制御部11は、他の機能部を制御する。
認証部12は、病院管理装置3を利用する医師、看護師等のユーザと、薬局管理装置5を利用する薬剤師等のユーザの電子証明書を用いて、当該ユーザの認証を行う。
記録部13は、病院管理装置3からの格納要求に基づいて、電子処方箋データをデータベースに記録する。
処方箋管理部14は、薬局管理装置5から取得要求に基づいて、対象の患者の電子処方箋データをデータベースから読み取る。
送受信部15は、格納要求や取得要求の受信、電子処方箋データの薬局管理装置5へ送信などを行う。
図3は病院端末と病院管理装置の機能ブロック図である。
病院端末2は、病院端末制御プログラムを起動する。これにより病院端末2は、制御部21、UI機能部22、認証部23、送受信部24、カード管理部25の各機能を発揮する。
制御部21は、病院端末2の他の機能部を制御する。
UI機能部22は、マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの発行を希望するかの選択情報と、の入力を促す情報をタッチパネルディスプレイ等に出力する。またUI機能部22は、タッチパネルディスプレイによりユーザから入力された情報を受け付ける。つまりUI機能部22はユーザインタフェース(User Interface)の機能を有する。
認証部23は、利用態様に関しマイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、当該マイナンバーカードに記録された生体情報を用いて患者を認証する。生体情報は患者の顔の特徴量情報であってよい。認証部23は、顔の特徴量情報以外の患者の生体情報を用いて認証を行うようにしてもよい。
送受信部24は、認証が成功した場合に、マイナンバーカードの記憶する保険証IDと患者の電子処方箋データとを含む格納要求を病院管理装置3が電子処方箋管理装置1へ行う為の、選択情報と保険証IDとを含む処理要求を病院管理装置3へ送信する。
カード管理部25は、マイナンバーカードのICチップと通信接続してマイナンバーカードに記録されている各種情報を読み取る等の処理を行う。
なお病院端末2は、マイナンバーカードのICチップと通信接続するカード接続機構201を備える。一例としては、カード接続機構201の端子が、マイナンバーカードのICチップの端子と接続し、カード管理部25の制御により病院端末2は当該ICチップの記憶する情報を読み取ることができる。また病院端末2は情報の入出力を行うためのタッチパネルディスプレイ202、患者の顔を撮影するカメラ203を備える。
病院管理装置3は、病院管理プログラムを起動する。これにより病院管理装置3は、制御部31、取得部32、格納要求部33、管理部34、送受信部35の各機能を発揮する。
制御部31は、他の機能部を制御する。
取得部32は、病院端末から情報を取得する。
格納要求部33は、病院端末から取得した電子処方箋または紙処方箋の何れかを示す選択情報が電子処方箋を示す場合に、電子処方箋データの格納要求を電子処方箋管理装置1へ送信する等の送信処理を行う。
管理部34は、病院端末から取得したマイナンバーカードの利用態様に関する情報が、保険証としての利用を行うことを示す情報である場合に、電子処方箋データの格納要求の電子処方箋管理装置1への送信を停止する等の管理処理を行う。
送受信部35は、病院端末2や電子処方箋管理装置1との間で各種情報の送受信を行う。
図4は薬局端末と薬局管理装置の機能ブロック図である。
薬局端末4は、薬局端末制御プログラムを起動する。これにより薬局端末4は、制御部41、UI機能部42、認証部43、送受信部44、カード管理部45の各機能を発揮する。
制御部41は、薬局端末4の他の機能部を制御する。
UI機能部42は、マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの発行を希望するかの選択情報と、の入力を促す情報をディスプレイ等に出力する。またUI機能部42は、タッチパネルディスプレイによりユーザから入力された情報を受け付ける。つまりUI機能部42はユーザインタフェース(User Interface)の機能を有する。
認証部43は、利用態様に関しマイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、当該マイナンバーカードに記録された生体情報を用いて患者を認証する。病院端末2において説明したように、生体情報は患者の顔の特徴量情報であってよい。認証部43は、顔の特徴量情報以外の患者の生体情報を用いて認証を行うようにしてもよい。
送受信部44は、認証が成功した場合に、マイナンバーカードの記憶する保険証IDを少なくとも含む電子処方箋データの取得要求を薬局管理装置5が電子処方箋管理装置1へ行う為の、選択情報と保険証IDとを含む処理要求を薬局管理装置5へ送信する。
カード管理部45は、マイナンバーカードのICチップと通信接続してマイナンバーカードに記録されている各種情報を読み取る等の処理を行う。
なお薬局端末4は、マイナンバーカードのICチップと通信接続するカード接続機構401を備える。一例としては、カード接続機構401の端子が、マイナンバーカードのICチップの端子と接続し、カード管理部45の制御により病院端末2は当該ICチップの記憶する情報を読み取ることができる。また薬局端末4は情報の入出力を行うためのタッチパネルディスプレイ402、患者の顔を撮影するカメラ403を備える。
薬局管理装置5は、薬局管理プログラムを起動する。これにより薬局管理装置5は、制御部51、取得部52、取得要求部53、管理部54、送受信部55の各機能を発揮する。
制御部51は、他の機能部を制御する。
取得部52は、薬局端末4から情報を取得する。
取得要求部53は、薬局端末4から取得した電子処方箋または紙処方箋の何れかを示す選択情報が電子処方箋を示す場合に、電子処方箋データの取得要求を電子処方箋管理装置1へ送信する等の送信処理を行う。
管理部54は、薬局端末4から取得したマイナンバーカードの利用態様に関する情報が、保険証としての利用を行うことを示す情報である場合に、電子処方箋データの取得要求の電子処方箋管理装置1への送信を停止する等の管理処理を行う。
送受信部35は、薬局端末4や電子処方箋管理装置1との間で各種情報の送受信を行う。
図5は、電子処方箋管理装置、病院端末、病院管理装置、薬局端末、薬局管理装置、等の情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。図5が示すように電子処方箋管理装置1、病院端末2、病院管理装置3、薬局端末4、薬局管理装置5、等の情報処理装置6は、例えば、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Hard Disk Drive)104、通信モジュール105等の各ハードウェアを備えたコンピュータである。またこれらの情報処理装置6は、HDD104に代えて、またはHDD104に加えて、データベースを備えてよい。当該データベースはHDD104内に構築されてもよい。
図6は、電子処方箋システムの処理フローを示す図である。
まず患者は病院で受信する場合、保険証機能を備えたマイナンバーカードを、受付などに設置されている病院端末2のカード接続機構201に挿入する。
病院端末2のカード管理部25は、マイナンバーカードとの接続を認識する(ステップS101)。カード管理部25は、制御部21にマイナンバーカードとの接続を通知する。制御部21は、認証部23に認証の開始を指示する。
認証部23は、カード管理部25に生体情報の一例である顔特徴量情報の取得を要求する。カード管理部25はマイナンバーカードの記憶部から顔特徴量情報を取得し、認証部23へ出力する。認証部23は顔特徴量情報を取得すると、カメラ203を制御して患者の顔を撮影する。認証部23の要求により制御部21はUI機能部22を制御して、タッチパネルディスプレイ202の画面に、カメラ203に撮影している患者の顔の表示し、カウントダウンの数値を表示するなどしてよい。カメラ203は制御部21の制御によりカウントダウンの数値が0になった場合にシャッターを切る。カメラ203はユーザの顔画像を認証部23へ出力する。認証部23は、顔画像から患者の顔特徴量情報を生成する。認証部23は、マイナンバーカードから読み取られた顔特徴量情報と、撮影画像から生成した顔特徴量情報とを比較して、同一人物かを判定する。つまり認証部23は顔認証を行う(ステップS102)。認証部23は、マイナンバーカードから読み取られた顔特徴量情報と、撮影画像から生成した顔特徴量情報とを比較して、同一人物であると判定した場合には、認証成功を制御部21へ出力する。認証部23は同一人物でないと判定した場合には、認証不成功を制御部21へ出力する。
制御部21は、認証成功を取得した場合、カード管理部25に保険証IDの取得を指示し、またUI機能部22に受付開始を指示する。制御部21は、認証不成功を取得した場合、認証不成功を示す情報の出力をUI機能部22に指示し処理を終了する。この場合、UI機能部22は、認証不成功を示す画面をタッチパネルディスプレイ202に数秒などの一定時間表示する。保険証IDの取得の指示を取得したカード管理部25は、カード接続機構201を制御してマイナンバーカードから保険証IDを取得し、制御部21へ出力する。制御部21は保険証IDを特定する(ステップS103)。
UI機能部22は、制御部21からの受付開始の指示を受けると、タッチパネルディスプレイ202に、受付画面を出力する。当該受付画面には、マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの発行を希望するかの処方箋の選択情報と、過去の処方箋情報や医療データを利用してよいかについて同意するかの意思確認情報と、の入力を促すアイコンを表示する。患者は受付画面に表示されている利用態様のアイコンをクリックする。するとUI機能部22は、受付画面に「マイナンバーカード」と「保険証」の2つのアイコンを表示する。患者は、「マイナンバーカード」のアイコンをクリックするとマイナンバーカードとしての利用を示す利用態様を選択することができる。患者は、「保険証」のアイコンをクリックすると保険証としての利用を示す利用態様を選択することができる。
また患者は受付画面に表示されている選択情報のアイコンをクリックする。するとUI機能部22は、受付画面に「電子処方箋」と「紙処方箋」の2つのアイコンを表示する。患者は、「電子処方箋」のアイコンをクリックすると電子処方箋の発行を選択することができる。患者は、「紙処方箋」のアイコンをクリックすると紙処方箋の発行を選択することができる。なお、UI機能部22は、患者がマイナンバーカードの利用態様として「保険証」を選択した場合には、選択情報のアイコンを削除してよい。これにより患者は、保険証としてのマイナンバーカードを受け付けに渡して、診察を受け、紙処方箋の発行を受ける。UI機能部22は、患者がマイナンバーカードの利用態様として「保険証」を選択した場合には、制御部21に利用態様「保険証」の情報を出力し、制御部21が処理を終了してもよい。
また患者は受付画面に表示されている意思確認情報のアイコンをクリックする。するとUI機能部22は、受付画面に過去の処方箋情報や医療データを利用してよいかについての意思を入力するための「同意」と「不同意」の2つのアイコンを表示する。患者は、「同意」のアイコンをクリックすると過去の処方箋情報や医療データを利用してよいことに同意することを指示できる。患者は、「不同意」のアイコンをクリックすると過去の処方箋情報や医療データの利用に同意しないことを指示できる。なお、UI機能部22は、過去の処方箋情報の利用可否の入力を促す意思確認情報を受付画面に出力しているが、自装置や外部装置などに記録される院内薬局の有無を示す情報に基づいて、当該情報が院内薬局有りを示す場合に意思確認情報の受付画面への出力を停止してもよい。薬局が病院内にある場合には、そもそも過去の処方箋情報や医療データを病院側が利用できるため、意思確認情報を出力する必要はない。
UI機能部22は、患者の選択に基づいて、マイナンバーカードまたは保険証の何れかを示す利用態様と、発行する処方箋の形態である電子処方箋または紙処方箋の何れかを示す選択情報と、過去の処方箋情報や医療データを利用してよいかについての「同意」または「不同意」を示す意思確認情報とをタッチパネルディスプレイから取得する(ステップS104)。UI機能部22は、取得した利用態様と選択情報と意思確認情報とを制御部21へ出力する。制御部21は利用態様と選択情報と意思確認情報とを取得すると、保険証ID、処方箋の選択情報を含む処理要求を病院管理装置3へ出力する(ステップS105)。
病院管理装置3の取得部32は処理要求を取得すると、処理要求に含まれる保険証IDと処方箋の選択情報とを管理部34へ出力する。管理部34は、一時的に保険証IDと処方箋の選択情報とを紐づけてデータベース等に記録する。管理部34は、その後、保険証IDと、電子処方箋データと、処方箋を作成した医師の秘密鍵で電子処方箋データのハッシュ値を暗号化した電子証明書のデータとを、医師や看護師が利用する医療者端末から取得する。病院管理装置3が医療者端末であるような場合には、医療者端末である病院管理装置3が電子処方箋データや電子証明書のデータを生成してよい。電子処方箋データには薬の情報や、備考情報が含まれてよい。備考情報には薬剤師に申し送りすべき事項が含まれる。管理部34は、保険証IDに紐づけて、データベースに電子処方箋データと電子証明書とを記録する(ステップS106)。これにより、保険証ID、処方箋の選択情報、電子処方箋データ、電子証明書のデータ、の組が病院管理装置3のデータベースに登録される。なお病院端末2が、マイナンバーカードから12桁のマイナンバーのIDを読み取って病院管理装置3へ送信し、病院管理装置3の管理部は保険証IDにさらにマイナンバーのIDを紐づけてデータベースに登録してもよい。なお管理部34は、処方箋の選択情報が「紙処方箋」を示すが、電子処方箋データを医療者端末から取得した場合には、エラー情報を医療者端末に出力して、患者が紙の処方箋の発行を希望していることを通知するようにしてもよい。
管理部34は、保険証IDに紐づいてデータベースに記録される処方箋の選択情報が「電子処方箋」を示し、かつ電子処方箋データがその保険証IDに紐づいて記録されている場合には、電子処方箋データの用意の格納の用意ができたため、電子処方箋データの格納要求を行うと検知する。管理部34は、保険証ID、処方箋の選択情報、電子処方箋データ、医師の電子証明書を含む格納要求を生成し、送受信部35へ出力する。送受信部35は格納要求を電子処方箋管理装置1へ送信する(ステップS107)。
電子処方箋管理装置1は格納要求を取得する。制御部11は、格納要求に含まれる医師の電子証明書を認証部12に出力し認証処理を指示する。認証部12は、医師の電子証明書を用いて認証を行う(ステップS108)。この認証の手法は公知の電子証明書により署名された電子処方箋データの認証処理であって良い。つまり、認証部12は、電子証明書を医師の公開鍵で復号したハッシュ値と、電子処方箋データのハッシュ値とを比較して一致している場合には、認証成功と判定する認証処理を行う。電子処方箋管理装置1の記録部13は、認証成功の場合に、格納要求に含まれる保険証ID、処方箋の選択情報、電子処方箋データ、医師の電子証明書を紐づけて、自装置のデータベースに記録する(ステップS109)。
以上の処理により、患者の電子処方箋データを、電子処方箋管理装置1で記憶しておくことができる。患者の電子処方箋データを、電子処方箋管理装置1で記憶する際に、医師の秘密鍵で生成された電子証明書を用いて認証を行う為、信頼度の高い患者の電子処方箋データをデータベースに記憶しておくことができる。また電子処方箋データをマイナンバーカードに記録せずに、クラウドサーバである電子処方箋管理装置1で管理するため、セキュリティ高く電子処方箋データを保管することができる。
また上述の処理によれば、ユーザが処方箋を電子証明書で発行するか紙で発行するかを容易に入力でき、電子処方箋データや紙処方箋の発行に係る手間をシステム化により省力化することができる。
患者は病院における診察が完了すると、受付で会計を済ませた後に薬局へ移動する。この時、患者が電子処方箋の発行を望んだ場合には、会計の際に紙処方箋の発行を受けない。また患者が紙処方箋の発行を望んだ場合には、会計の際に、発行された紙処方箋の発行を受ける。患者は、薬局の受付にて薬局端末4を用いて薬の受け渡し処理の開始を依頼する。この場合患者は、マイナンバーカードを、薬局端末4のカード接続機構401に挿入する。
薬局端末4のカード管理部45は、マイナンバーカードとの接続を認識する(ステップS201)。カード管理部45は、制御部41にマイナンバーカードとの接続を通知する。制御部41は、認証部43に認証の開始を指示する。
認証部43は、カード管理部45に生体情報の一例である顔特徴量情報の取得を要求する。カード管理部45はマイナンバーカードの記憶部から顔特徴量情報を取得し、認証部43へ出力する。認証部43は顔特徴量情報を取得すると、カメラ403を制御して患者の顔を撮影する。認証部43の要求により制御部21はUI機能部42を制御して、タッチパネルディスプレイ402の画面に、カメラ403に撮影している患者の顔の表示し、カウントダウンの数値を表示するなどしてよい。カメラ403は制御部21の制御によりカウントダウンの数値が0になった場合にシャッターを切る。カメラ403はユーザの顔画像を認証部43へ出力する。認証部43は、顔画像から患者の顔特徴量情報を生成する。認証部43は、マイナンバーカードから読み取られた顔特徴量情報と、撮影画像から生成した顔特徴量情報とを比較して、同一人物かを判定する。つまり認証部43は顔認証を行う(ステップS202)。認証部43は、マイナンバーカードから読み取られた顔特徴量情報と、撮影画像から生成した顔特徴量情報とを比較して、同一人物であると判定した場合には、認証成功を制御部41へ出力する。認証部43は同一人物でないと判定した場合には、認証不成功を制御部41へ出力する。
制御部41は、認証成功を取得した場合、カード管理部45に保険証IDの取得を指示し、またUI機能部42に受付開始を指示する。制御部41は、認証不成功を取得した場合、認証不成功を示す情報の出力をUI機能部42に指示し処理を終了する。この場合、UI機能部42は、認証不成功を示す画面をタッチパネルディスプレイ402に数秒などの一定時間表示する。保険証IDの取得の指示を取得したカード管理部45は、カード接続機構401を制御してマイナンバーカードから保険証IDを取得し、制御部41へ出力する。制御部41は保険証IDを特定する(ステップS203)。
UI機能部42は、制御部41からの受付開始の指示を受けると、タッチパネルディスプレイ402に、受付画面を出力する。当該受付画面には、マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの処方箋を用いた薬の受け取りを希望するかの選択情報と、過去の処方箋情報や医療データを利用してよいかについて同意するかの意思確認情報と、の入力を促すアイコンを表示する。患者は受付画面に表示されている利用態様のアイコンをクリックする。するとUI機能部42は、受付画面に「マイナンバーカード」と「保険証」の2つのアイコンを表示する。患者は、「マイナンバーカード」のアイコンをクリックするとマイナンバーカードとしての利用を示す利用態様を選択することができる。患者は、「保険証」のアイコンをクリックすると保険証としての利用を示す利用態様を選択することができる。
また患者は受付画面に表示されている処方箋の選択情報のアイコンをクリックする。するとUI機能部42は、受付画面に「電子処方箋」と「紙処方箋」の2つのアイコンを表示する。患者は、「電子処方箋」のアイコンをクリックすると電子処方箋を用いた薬の受け取りを選択することができる。患者は、「紙処方箋」のアイコンをクリックすると紙処方箋を用いた薬の受け取りを選択することができる。なお、UI機能部42は、患者がマイナンバーカードの利用態様として「保険証」を選択した場合には、処方箋の選択情報のアイコンを押下できないように制御してよい。利用態様として「保険証」を選択した患者は、保険証としてのマイナンバーカードと紙処方箋とを受け付けに渡して、薬を受け取る。UI機能部42は、患者がマイナンバーカードの利用態様として「保険証」を選択した場合には、制御部41に利用態様「保険証」の情報を出力し、制御部21が処理を終了してもよい。
また患者は受付画面に表示されている意思確認情報のアイコンをクリックする。するとUI機能部42は、受付画面に過去の処方箋情報や医療データを利用してよいかについての意思を入力するための「同意」と「不同意」の2つのアイコンを表示する。患者は、「同意」のアイコンをクリックすると過去の処方箋の情報や医療データを利用してよいことに同意することを指示できる。患者は、「不同意」のアイコンをクリックすると過去の処方箋情報や医療データの利用に同意しないことを指示できる。なお、UI機能部42は、過去の処方箋情報の利用可否の入力を促す意思確認情報を受付画面に出力しているが、薬局端末4に設定された院内薬局か否かを示す情報に基づいて、当該情報が院内薬局を示す場合に当該意思確認情報の受付画面への出力を停止してもよい。薬局端末4が病院内にある場合には、そもそも過去の処方箋情報や医療データを病院側が利用できるため、意思確認情報を出力する必要はない。
UI機能部42は、患者の選択に基づいて、マイナンバーカードまたは保険証の何れかを示す利用態様と、薬の受け取りに利用する処方箋の形態である電子処方箋または紙処方箋の何れかを示す選択情報と、過去の処方箋情報や医療データを利用してよいかについての「同意」または「不同意」を示す意思確認情報とをタッチパネルディスプレイから取得する(ステップS204)。UI機能部42は、取得した利用態様と選択情報と意思確認情報とを制御部41へ出力する。
制御部41は利用態様、処方箋の選択情報、意思確認情報を取得すると、処理要求を生成する(ステップS205)。処理要求には、利用態様、処方箋の選択情報、意思確認情報、保険証IDが含まれてよい。なお薬局端末4が、マイナンバーカードから12桁のマイナンバーのIDを読み取って処理要求に含めてもよい。制御部41は送受信部44に処理要求を送信するよう指示する。送受信部44は処理要求を薬局管理装置5へ送信する(ステップS206)。
薬局管理装置5の取得部52は処理要求を取得する。取得部52は処理要求に含まれる情報を取得要求部53と管理部54へ出力する。なお薬局管理装置5の管理部54は、処理要求に含まれる利用態様を確認し、当該利用態様が「保険証」を示す場合に、取得要求の送信を停止するよう取得要求部53を制御してよい。取得要求部53は、処理要求に含まれる処方箋の選択情報が「電子処方箋」を示す場合、保険証IDを含む、電子処方箋の取得要求を生成する(ステップS207)。取得要求には少なくとも保険証IDが含まれる。取得要求にはマイナンバーのIDが含まれてよい。取得要求部53は、意思確認情報が「同意」であるかを判定し、「同意」である場合には、過去の処方箋情報や医療データを利用してよいかについて「同意」であることを示す意思確認情報を取得要求に含めてよい。取得要求部53は、電子処方箋の取得要求を電子処方箋管理装置1へ送信する。管理部54は、取得要求部53が生成した生成要求のデータのハッシュ値を算出し、そのハッシュ値を、薬局管理装置5を利用する薬剤師の秘密鍵で暗号化して電子証明書を生成する。管理部54は電子証明書を取得要求部53へ出力する。取得要求部53は、取得要求と電子証明書とを電子処方箋管理装置1へ送信する(ステップS208)。
電子処方箋管理装置1は取得要求と電子証明書とを取得する。制御部11は取得要求と電子証明書を認証部12に出力する。認証部12は、取得要求の情報とハッシュ関数とを用いてハッシュ値を算出し、そのハッシュ値を、薬局管理装置5を利用する薬剤師の公開鍵で電子証明書を復号して得られたハッシュ値と比較して一致するかを判定する。つまり認証部12は取得要求の認証を行う(ステップS209)。認証部12はその比較においてハッシュ値が一致した場合には認証成功と判定し、制御部11に認証成功を出力する。制御部11は、認証成功の場合には処方箋管理部14に処理要求を出力する。処方箋管理部14は、処理要求に含まれる保険証IDを取得する。処方箋管理部14は、保険証IDに紐づいてデータベースに記録される電子処方箋データを取得する(ステップS210)。処方箋管理部14はマイナンバーのIDに紐づいてデータベースに記録される電子処方箋データを取得してもよい。処方箋管理部14は取得した電子処方箋データに含まれる有効期限が現在の日付以前の日であるかを判定する(ステップS211)。処方箋管理部14は、電子処方箋データに含まれる有効期限が現在の日付以前の日でない場合には、期限満了を示す第一エラー情報を生成する。
処方箋管理部14は、取得要求に含まれる処方箋の選択情報と、保険証IDに紐づいてデータベースに記録されている処方箋の選択情報を比較して一致するかを判定する(ステップS212)。処方箋管理部14は、それら処方箋の選択情報が示す「電子処方箋」または「紙処方箋」の情報が一致しない場合には、選択情報が一致しないことを示す第二エラー情報を生成する。
処方箋管理部14は、処理要求に「同意」を示す意思確認情報が含まれるかを判定する(ステップS213)。処方箋管理部14は、処理要求に「同意」を示す意思確認情報が含まれる場合、データベースに、患者の保険証IDに紐づいて別途記録される、過去の電子処方箋データや、過去の医療情報などの患者履歴情報を取得してよい。処方箋管理部14は、少なくとも取得した電子処方箋データを含む応答データを薬局管理装置5へ送信するよう送受信部15に指示する。送受信部15は、応答データを薬局管理装置5へ送信する(ステップS214)。応答データには期限満了を示す第一エラー情報、選択情報が一致しないことを示す第二エラー情報、患者履歴情報の少なくとも一つがさらに含まれてよい。
なお薬局管理装置5は、薬局端末4において「紙処方箋」が選択された場合には、電子処方箋データの取得要求を送信しない。従って、電子処方箋管理装置1の処方箋管理部14の処理における処方箋の選択情報が一致しない場合とは、薬局管理装置5からの電子処方箋データの取得要求に含まれる処方箋の選択情報が「電子処方箋」を示すが、データベースに記録される病院管理装置3から取得した処方箋の選択情報が「紙処方箋」を示す場合である。この場合、処方箋管理部14は、電子処方箋を送信しないと判定し、第二エラー情報のみを生成して、当該第二エラー情報を含む応答データを薬局管理装置5へ送信してよい。処方箋管理部14は、処方箋の選択情報が一致することで電子証明書データを応答すると判定し、期限満了と判定して第一エラー情報を生成した場合に、応答データに処方箋データを含めても含めなくてもよい。
薬局管理装置5は応答データを取得する。制御部51は応答データを管理部54へ出力する。管理部54は、応答データに、期限満了を示す第一エラー情報、選択情報が一致しないことを示す第二エラー情報が含まれるかを判定する(ステップS215)。管理部54は、期限満了を示す第一エラー情報が応答データに含まれる場合には、薬局管理装置5のディスプレイに期限満了を示す第一エラー情報を表示する。管理部54は、選択情報が一致しないことを示す第二エラー情報が応答データに含まれる場合には、薬局管理装置5のディスプレイに処方箋の選択が誤っていることを示す第二エラー情報を表示する。薬局管理装置5を利用する薬剤師は、処方箋の有効期限満了や、処方箋の選択が誤っていることを患者に伝えることができる。処方箋の選択が誤っている場合、患者は、再度、マイナンバーカードを、薬局端末4のカード接続機構401に挿入する。
薬局管理装置5の管理部54は、第一エラー情報や第二エラー情報が応答データに含まれていない場合には、電子処方箋データをディスプレイに表示する(ステップS216)。また管理部54は、応答データに患者履歴情報が含まれる場合にはその情報をディスプレイに表示してよい。管理部54は、電子処方箋データの備考欄に含まれる備考情報を検出した場合、備考情報があることを示すポップアップ情報をディスプレイに表示する(ステップS217)。これにより薬局管理装置5を利用する薬剤師等は、電子証明書データの期限満了、患者が選択した処方箋の選択ミス、医師等が薬剤師に宛てて記載した備考情報を、確認することができる。
なお薬剤師は薬局管理装置5の入力装置を用いて、医師に伝達する情報を登録することができてよい。管理部54は、薬剤師に入力装置を用いた備考情報の入力に基づいて、患者履歴情報の備考欄において医師に伝達すべき新たな備考情報を加える(ステップS218)。薬剤師は薬局管理装置5に更新した患者履歴情報の送信を指示する。管理部54は、送受信部55に保険証IDと更新した患者履歴情報の送信を指示する。送受信部55は保険証IDと患者履歴情報とを含む更新データを電子処方箋管理装置1へ送信する(ステップS219)。電子処方箋管理装置1の記録部13は、更新データに含まれる保険証IDと更新した患者履歴情報をデータベースに記録する(ステップS220)。
病院管理装置3を利用する医師等は、診察時などに保険証IDに基づいて患者履歴情報を確認することができる。この場合、病院管理装置3の管理部34は、保険証IDに紐づく患者履歴情報を取得して、患者履歴情報の備考欄に含まれる備考情報を検出した場合、備考情報があることを示すポップアップ情報をディスプレイに表示してもよい。これにより病院管理装置3を利用する医師等は、薬剤師により伝達された患者の投薬等に関する情報を確認することができる。
なお、上述のステップS102において病院端末2は、顔特徴量情報に基づいて顔認証を行うと共に、カメラ203が撮影した顔画像等の患者のセンシング情報に基づいて、生体であるかどうかの生体検知を行うようにしてもよい。例えばカメラ203が赤外線カメラの機能を備える場合、撮影した顔の画像の温度が所定の生体温度以上であり生体検知が成功と判定した場合に、認証成功と判定してもよい。また同様に、上述のステップS202において薬局端末4は、顔特徴量情報に基づいて顔認証を行うと共に、カメラ403が撮影した顔画像等の患者のセンシング情報に基づいて、生体であるかどうかの生体検知を行うようにしてもよい。例えばカメラ403が赤外線カメラの機能を備える場合、撮影した顔の画像の温度が所定の生体温度以上であり生体検知が成功と判定した場合に、認証成功と判定してもよい。また病院端末2や薬局端末2は、マイナンバーカードに記録されている顔画像の情報を取得して当該顔画像から顔特徴量情報を算出し、カメラ203,403から取得した顔画像から顔特徴量情報を算出して比較することにより認証を行うようにしてもよい。
図7は電子処方箋管理装置の最小構成を示す図である。
図8は最小構成の電子処方箋管理装置による処理フローを示す図である。
病院管理装置3と薬局管理装置5とに通信接続した電子処方箋管理装置1は、少なくとも、記録部13(記録手段)と、処方箋管理部14(処方箋管理手段)とを備える。
記録部13は、マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいてマイナンバーカードから読み取られた保険証IDと、電子処方箋データとを含む格納要求を病院管理装置から取得し、保険証IDと電子処方箋データとを紐づけて記録する(ステップS801)。
処方箋管理部14は、マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいてマイナンバーカードから読み取られた保険証IDを少なくとも含む取得要求を薬局管理装置から取得し、保険証IDに紐づいて記録されている電子処方箋データを薬局管理装置へ送信する(ステップS802)。
図9は病院端末の最小構成を示す図である。
図10は最小構成の病院端末による処理フローを示す図である。
病院管理装置3を介して電子処方箋管理装置1と通信接続する病院端末2は、少なくともUI機能部22(出力手段)、認証部23(認証手段)、送受信部24(送信手段)を備える。
UI機能部22は、マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの発行を希望するかの選択情報と、の入力を促す情報を出力する(ステップS1001)。
認証部23は、利用態様に関しマイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、当該マイナンバーカードに記録された生体情報を用いて患者を認証する(ステップS1002)。
送受信部24は、認証が成功した場合に、マイナンバーカードの記憶する保険証IDと患者の電子処方箋データとを含む格納要求を病院管理装置3が電子処方箋管理装置1へ行う為の、処方箋の選択情報と保険証IDとを含む処理要求を病院管理装置3へ送信する(ステップS1003)。
図11は薬局端末の最小構成を示す図である。
図12は最小構成の薬局端末による処理フローを示す図である。
薬局管理装置5を介して電子処方箋管理装置1と通信接続する薬局端末4は、少なくともUI機能部42(出力手段)、認証部43(認証手段)、送受信部44(送信手段)を備える。
UI機能部42は、マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの発行を希望したか選択情報と、の入力を促す情報を出力する(ステップS1201)。
認証部43は、利用態様に関しマイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、当該マイナンバーカードに記録された生体情報を用いて患者を認証する(ステップS1202)。
送受信部44は、認証が成功した場合に、マイナンバーカードの記憶する保険証IDを少なくとも含む電子処方箋の取得要求を薬局管理装置5が電子処方箋管理装置1へ行う為の、処方箋の選択情報と保険証IDとを含む処理要求を薬局管理装置5へ送信する(ステップS1203)。
上述の各装置は、内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。
上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
なお、上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
病院管理装置と薬局管理装置とが電子処方箋管理装置と通信接続して構成された電子処方箋システムの前記電子処方箋管理装置が、
マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDと、電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置から取得し、前記IDと前記電子処方箋データとを紐づけて記録する記録手段と、
前記マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDを少なくとも含む取得要求を前記薬局管理装置から取得し、前記IDに紐づいて記録されている前記電子処方箋データを前記薬局管理装置へ送信する処方箋管理手段と、
を備える電子処方箋システム。
(付記2)
前記病院管理装置が病院端末と通信接続し、
前記病院管理装置が、
前記生体情報に対応する患者の選択情報であって電子処方箋または紙処方箋の何れかを示す選択情報を前記病院端末から取得する取得手段と、
当該選択情報が電子処方箋を示す場合に、前記格納要求を前記電子処方箋管理装置へ送信する格納要求手段と、
を備える付記1に記載の電子処方箋システム。
(付記3)
前記病院端末は、
前記マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様の入力を促す情報を出力する出力手段と、
前記利用態様に関し前記マイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、前記格納要求を行う為の前記選択情報と前記IDとを含む処理要求を前記病院管理装置へ送信する送信手段と、
を備える付記2に記載の電子処方箋システム。
(付記4)
前記病院管理装置は、前記利用態様に関し前記保険証としての利用を行うことを示す情報が前記病院端末に入力された場合に、前記格納要求の送信を停止する管理手段と、
を備える付記3に記載の電子処方箋システム。
(付記5)
前記薬局管理装置が薬局端末と通信接続し、
前記薬局管理装置が、
前記薬局端末から前記生体情報に対応する患者の選択情報であって電子処方箋または紙処方箋の何れかを示す選択情報を取得する取得手段と、
当該選択情報が電子処方箋を示す場合に、前記取得要求を前記電子処方箋管理装置へ送信する取得要求手段と、
を備える付記1から付記4の何れか一つに記載の電子処方箋システム。
(付記6)
前記薬局端末は、
前記マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様の入力を促す情報を出力する出力手段と、
前記利用態様に関し前記マイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、前記取得要求を行う為の前記選択情報と前記IDとを含む処理要求を前記薬局管理装置へ送信する送信手段と、
を備える付記5に記載の電子処方箋システム。
(付記7)
前記薬局管理装置は、前記利用態様に関し前記保険証としての利用を行うことを示す情報が前記薬局端末に入力された場合に、前記取得要求の送信を停止する管理手段と、
を備える付記6に記載の電子処方箋システム。
(付記8)
前記薬局端末の前記出力手段は、過去の電子処方箋データの利用可否の入力を促す情報を出力し、前記薬局端末に設定された院内薬局か否かを示す情報に基づいて、当該情報が院内薬局を示す場合に前記過去の電子処方箋データの利用可否の入力を促す情報の出力を停止する
付記6に記載の電子処方箋システム。
(付記9)
前記電子処方箋管理装置は、
前記格納要求または前記取得要求に含まれる電子署名情報に基づく認証が成功した場合に、当該格納要求または取得要求に対する処理を行う認証手段と、
を備える付記1から付記8の何れか一つに記載の電子処方箋システム。
(付記10)
前記病院管理装置の管理手段は、取得要求に基づいて前記電子処方箋管理装置から取得した前記電子処方箋データに備考情報が格納されている場合、当該備考情報に基づくポップアップ情報を出力先に出力する
付記1から付記9の何れか一つに記載の電子処方箋システム。
(付記11)
前記薬局管理装置の管理手段は、取得要求に基づいて前記電子処方箋管理装置から取得した前記電子処方箋データに備考情報が格納されている場合、当該備考情報に基づくポップアップ情報を出力先に出力する
付記1から付記10の何れか一つに記載の電子処方箋システム。
(付記12)
前記電子処方箋管理装置の前記処方箋管理手段は、前記生体情報に対応する患者の選択情報であって電子処方箋または紙処方箋の何れかを示す選択情報を前記病院管理装置と前記薬局管理装置のそれぞれから取得し、前記薬局管理装置から取得した選択情報に含まれる電子処方箋または紙処方箋の何れかを示す情報が、前記病院管理装置から取得した選択情報に含まれる電子処方箋または紙処方箋の何れかを示す情報と異なる場合には、前記病院管理装置へエラー情報を出力する
付記1から付記11の何れか一つに記載の電子処方箋システム。
(付記13)
病院管理装置と薬局管理装置とが電子処方箋管理装置と通信接続して構成された電子処方箋システムの前記電子処方箋管理装置が、
マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDと、電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置から取得し、前記IDと前記電子処方箋データとを紐づけて記録し、
前記マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDを少なくとも含む取得要求を前記薬局管理装置から取得し、前記IDに紐づいて記録されている前記電子処方箋データを前記薬局管理装置へ送信する
電子処方箋管理方法。
(付記14)
病院管理装置と薬局管理装置とが電子処方箋管理装置と通信接続して構成された電子処方箋システムの前記電子処方箋管理装置のコンピュータを、
マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDと、電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置から取得し、前記IDと前記電子処方箋データとを紐づけて記録する記録手段、
前記マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDを少なくとも含む取得要求を前記薬局管理装置から取得し、前記IDに紐づいて記録されている前記電子処方箋データを前記薬局管理装置へ送信する処方箋管理手段、
として機能させるプログラム。
(付記15)
病院管理装置を介して電子処方箋管理装置と通信接続し、
マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの発行を希望するかの選択情報と、の入力を促す情報を出力する出力手段と、
前記利用態様に関し前記マイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、当該マイナンバーカードに記録された生体情報を用いて患者を認証する認証手段と、
前記認証が成功した場合に、前記マイナンバーカードの記憶するIDと前記患者の電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置が前記電子処方箋管理装置へ行う為の、前記選択情報と前記IDとを含む処理要求を前記病院管理装置へ送信する送信手段と、
を備える病院端末。
(付記16)
病院管理装置を介して電子処方箋管理装置と通信接続した病院端末が、
マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの発行を希望するかの選択情報と、の入力を促す情報を出力し、
前記利用態様に関し前記マイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、当該マイナンバーカードに記録された生体情報を用いて患者を認証し、
前記認証が成功した場合に、前記マイナンバーカードの記憶するIDと前記患者の電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置が前記電子処方箋管理装置へ行う為の、前記選択情報と前記IDとを含む処理要求を前記病院管理装置へ送信する
処理方法。
(付記17)
病院管理装置を介して電子処方箋管理装置と通信接続した病院端末のコンピュータを、
マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの発行を希望するかの選択情報と、の入力を促す情報を出力する出力手段、
前記利用態様に関し前記マイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、当該マイナンバーカードに記録された生体情報を用いて患者を認証する認証手段、
前記認証が成功した場合に、前記マイナンバーカードの記憶するIDと前記患者の電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置が前記電子処方箋管理装置へ行う為の、前記選択情報と前記IDとを含む処理要求を前記病院管理装置へ送信する送信手段、
として機能させるプログラム。
(付記18)
薬局管理装置を介して電子処方箋管理装置と通信接続し、
マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの発行を希望したか選択情報と、の入力を促す情報を出力する出力手段と、
前記利用態様に関し前記マイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、当該マイナンバーカードに記録された生体情報を用いて患者を認証する認証手段と、
前記認証が成功した場合に、前記マイナンバーカードの記憶するIDを少なくとも含む前記電子処方箋の取得要求を前記薬局管理装置が前記電子処方箋管理装置へ行う為の、前記選択情報と前記IDとを含む処理要求を前記薬局管理装置へ送信する送信手段と、
を備える薬局端末。
(付記19)
薬局管理装置を介して電子処方箋管理装置と通信接続した薬局端末が、
マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの発行を希望したか選択情報と、の入力を促す情報を出力し、
前記利用態様に関し前記マイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、当該マイナンバーカードに記録された生体情報を用いて患者を認証し、
前記認証が成功した場合に、前記マイナンバーカードの記憶するIDを少なくとも含む前記電子処方箋の取得要求を前記薬局管理装置が前記電子処方箋管理装置へ行う為の、前記選択情報と前記IDとを含む処理要求を前記薬局管理装置へ送信する
処理方法。
(付記20)
薬局管理装置を介して電子処方箋管理装置と通信接続した薬局端末のコンピュータを、
マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様と、電子処方箋または紙処方箋の何れの発行を希望したか選択情報と、の入力を促す情報を出力する出力手段、
前記利用態様に関し前記マイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、当該マイナンバーカードに記録された生体情報を用いて患者を認証する認証手段、
前記認証が成功した場合に、前記マイナンバーカードの記憶するIDを少なくとも含む前記電子処方箋の取得要求を前記薬局管理装置が前記電子処方箋管理装置へ行う為の、前記選択情報と前記IDとを含む処理要求を前記薬局管理装置へ送信する送信手段、
として機能するためのプログラム。
1・・・電子処方箋管理装置
2・・・病院端末
3・・・病院管理装置
4・・・薬局端末
5・・・薬局管理装置
11、21、31、41、51・・・制御部
12、23、43・・・認証部
13・・・記録部
14・・・処方箋管理部
15、24、35、44、55・・・送受信部
22、42・・・UI機能部
25、45・・・カード管理部
32、52・・・取得部
33・・・格納要求部
34、54・・・管理部
53・・・取得要求部
201、401・・・カード接続機構
202、402・・・タッチパネルディスプレイ
203、403・・・カメラ
なお薬局端末4は、マイナンバーカードのICチップと通信接続するカード接続機構401を備える。一例としては、カード接続機構401の端子が、マイナンバーカードのICチップの端子と接続し、カード管理部45の制御により薬局端末4は当該ICチップの記憶する情報を読み取ることができる。また薬局端末4は情報の入出力を行うためのタッチパネルディスプレイ402、患者の顔を撮影するカメラ403を備える。

Claims (10)

  1. 病院管理装置と薬局管理装置とが電子処方箋管理装置と通信接続して構成された電子処方箋システムの前記電子処方箋管理装置が、
    マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDと、電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置から取得し、前記IDと前記電子処方箋データとを紐づけて記録する記録手段と、
    前記マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDを少なくとも含む取得要求を前記薬局管理装置から取得し、前記IDに紐づいて記録されている前記電子処方箋データを前記薬局管理装置へ送信する処方箋管理手段と、
    を備える電子処方箋システム。
  2. 前記病院管理装置が病院端末と通信接続し、
    前記病院管理装置が、
    前記生体情報に対応する患者の選択情報であって電子処方箋または紙処方箋の何れかを示す選択情報を前記病院端末から取得する取得手段と、
    当該選択情報が電子処方箋を示す場合に、前記格納要求を前記電子処方箋管理装置へ送信する格納要求手段と、
    を備える請求項1に記載の電子処方箋システム。
  3. 前記病院端末は、
    前記マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様の入力を促す情報を出力する出力手段と、
    前記利用態様に関し前記マイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、前記格納要求を行う為の前記選択情報と前記IDとを含む処理要求を前記病院管理装置へ送信する送信手段と、
    を備える請求項2に記載の電子処方箋システム。
  4. 前記病院端末または前記病院管理装置は、前記利用態様に関し前記保険証としての利用を行うことを示す情報が前記病院端末に入力された場合に、前記格納要求の送信を停止する管理手段と、
    を備える請求項3に記載の電子処方箋システム。
  5. 前記薬局管理装置が薬局端末と通信接続し、
    前記薬局管理装置が、
    前記薬局端末から前記生体情報に対応する患者の選択情報であって電子処方箋または紙処方箋の何れかを示す選択情報を取得する取得手段と、
    当該選択情報が電子処方箋を示す場合に、前記取得要求を前記電子処方箋管理装置へ送信する取得要求手段と、
    を備える請求項1に記載の電子処方箋システム。
  6. 前記薬局端末は、
    前記マイナンバーカードの保険証としての利用またはマイナンバーカードとしての利用の何れの利用を行うかを示す利用態様の入力を促す情報を出力する出力手段と、
    前記利用態様に関し前記マイナンバーカードとしての利用を行うことを示す情報が入力された場合に、前記取得要求を行う為の前記選択情報と前記IDとを含む処理要求を前記薬局管理装置へ送信する送信手段と、
    を備える請求項5に記載の電子処方箋システム。
  7. 前記薬局端末または前記薬局管理装置は、前記利用態様に関し前記保険証としての利用を行うことを示す情報が前記薬局端末に入力された場合に、前記取得要求の送信を停止する管理手段と、
    を備える請求項6に記載の電子処方箋システム。
  8. 前記薬局端末の前記出力手段は、過去の電子処方箋データの利用可否の入力を促す情報を出力し、前記薬局端末に設定された院内薬局か否かを示す情報に基づいて、当該情報が院内薬局を示す場合に前記過去の電子処方箋データの利用可否の入力を促す情報の出力を停止する
    請求項6に記載の電子処方箋システム。
  9. 病院管理装置と薬局管理装置とが電子処方箋管理装置と通信接続して構成された電子処方箋システムの前記電子処方箋管理装置が、
    マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDと、電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置から取得し、前記IDと前記電子処方箋データとを紐づけて記録し、
    前記マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDを少なくとも含む取得要求を前記薬局管理装置から取得し、前記IDに紐づいて記録されている前記電子処方箋データを前記薬局管理装置へ送信する
    電子処方箋管理方法。
  10. 病院管理装置と薬局管理装置とが電子処方箋管理装置と通信接続して構成された電子処方箋システムの前記電子処方箋管理装置のコンピュータを、
    マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDと、電子処方箋データとを含む格納要求を前記病院管理装置から取得し、前記IDと前記電子処方箋データとを紐づけて記録する記録手段、
    前記マイナンバーカードに記録された生体情報を用いた認証の成功に基づいて前記マイナンバーカードから読み取られたIDを少なくとも含む取得要求を前記薬局管理装置から取得し、前記IDに紐づいて記録されている前記電子処方箋データを前記薬局管理装置へ送信する処方箋管理手段、
    として機能させるプログラム。
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