JP2024067995A - 駆動ユニット - Google Patents

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陽平 田崎
直樹 竹内
貴之 大西
侑希 西原
京佑 澤田
朋宏 野村
洋介 木村
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Abstract

【課題】発熱部品のモータの冷却を好適に行う。【解決手段】駆動ユニット12は、モータ16と、外部から導入される冷却風が流れる冷却風通路24と、を備え、冷却風通路24は、モータ16の軸線方向と交差するように形成されており、冷却風通路24は、モータ16の外周面(上面40、湾曲面48)に沿って延びる第1部分通路(部分通路24c)を含み、第1部分通路は、軸線方向に沿った第2方向視において、モータ16の径方向外側に突出するように屈曲する。【選択図】図9

Description

本発明は、モータを用いた駆動ユニットに関する。
特許文献1には、第1、第2実施例で、交流モータとインバータとを備えるエンジン始動装置が開示されている。このエンジン始動装置は、インバータに沿って長孔が形成される。長孔には、ファンの駆動によって空気の流れが発生する。この空気によってインバータは冷却される。長孔に近接してモータの外周部が配置されているため、モータの外周部も長孔を通る空気によって冷却される。更に、モータの端部には通気孔が形成されている。この通気孔からモータの内部に空気が供給されることによって、モータが冷却される。
特開2015-91190号公報
近時は、発熱部品の冷却を好適に行う技術が待望されている。特許文献1の第1、第2実施例では、空気の流れが発生する長孔は、モータの周方向において、モータの外周部の一部にしか配置されていないため、モータの冷却は限定的になる。特許文献1の第3実施例では、モータを冷却するために、モータの端部に通気孔が形成される。しかし、モータに通気孔が形成されると、モータの内部に塵が入る。このため、冷却のためにモータに通気孔を設けることは好ましくない。
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
本発明の態様の駆動ユニットは、モータと、外部から導入される冷却風が流れる冷却風通路と、を備え、前記冷却風通路は、前記モータの軸線方向と交差するように形成されており、前記冷却風通路は、前記モータの径方向外側の外周面に沿って延びる第1部分通路を含み、前記第1部分通路は、前記軸線方向に沿った第2方向視において、前記モータの径方向外側に突出するように屈曲する。
本発明によれば、モータの外周面と冷却風との接触面積を広くすることができるため、発熱部品であるモータを好適に冷却することができる。
図1は、鞍乗型車両の模式図である。 図2は、駆動ユニットの斜視図である。 図3は、駆動ユニットの平面図である。 図4は、駆動ユニットの底面図である。 図5は、駆動ユニットの正面図である。 図6は、駆動ユニットの右側面図である。 図7は、図6のVII-VII線断面図である。 図8は、図3のVIII-VIII線断面図である。 図9は、図3のIX-IX線断面図である。 図10は、図6のX-X線断面図である。 図11は、カバーが外された駆動ユニットの平面図である。 図12は、部分通路の部分拡大図である。
[1 鞍乗型車両10]
図1は、鞍乗型車両10の模式図である。鞍乗型車両10は、電動車両である。例えば、鞍乗型車両10は、電動二輪車である。鞍乗型車両10は、駆動ユニット12を搭載する。駆動ユニット12の動力は、図示しない駆動系部品(チェーン、ベルト、ドライブシャフト等)を介して、後輪14に伝達される。鞍乗型車両10は、後輪14が駆動することによって前方向に進行する。
[2 駆動ユニット12の構造]
図2は、駆動ユニット12の斜視図である。図3は、駆動ユニット12の平面図である。図4は、駆動ユニット12の底面図である。図5は、駆動ユニット12の正面図である。図6は、駆動ユニット12の右側面図である。図7は、図6のVII-VII線断面図である。図8は、図3のVIII-VIII線断面図である。図9は、図3のIX-IX線断面図である。図10は、図6のX-X線断面図である。図11は、カバー62が外された駆動ユニット12の平面図である。なお、以下の説明で使用する「前後方向」とは、鞍乗型車両10の「前後方向」に対応する。また、以下の説明で使用する「上下方向」とは、鞍乗型車両10の「上下方向」に対応する。また、以下の説明で使用する「左右方向」とは、鞍乗型車両10の「左右方向」に対応する。
図2等で示されるように、駆動ユニット12は、モータ16と、減速機構18と、インバータ20と、ファン22(図7)とを備える。モータ16と、減速機構18と、インバータ20と、ファン22とは一体化されている。また、図8、図9等で示されるように、駆動ユニット12は、冷却風が流れる冷却風通路24を備える。冷却風通路24には、ファン22によって駆動ユニット12の内部に導入された冷却風(外気)が流れる。冷却風は、モータ16及びインバータ20を冷却する。
モータ16は、交流モータである。モータ16は、インバータ20から電流が供給されることによって動作する。図7、図9等で示されるように、モータ16は、モータハウジング26と、ステータ28と、ロータ30と、回転軸32とを備える。図7、図9等で示されるモータ16は、インナーロータ型モータである。モータ16は、モータ16の軸線A(ステータ28、ロータ30及び回転軸32の各々の軸線A)が前後方向(第1方向)及び上下方向と直交するように配置される。言い換えると、モータ16は、モータ16の軸線Aが左右方向(第2方向)に延びるように配置される。
本明細書では、モータ16のうち、相対的に後方向に位置する部分を、後部34と称する。また、モータ16のうち、相対的に前方向に位置する部分を、前部36と称する。前後方向に関する後部34と前部36との境界は、モータ16の軸線Aを含み、上下方向及び左右方向に拡がる面である。更に、本明細書では、モータハウジング26の外壁面のうち、ステータ28を軸周りに囲む部分を、モータ16の外周面38とする。
図9等で示されるように、後部34において、モータハウジング26の外周面38は、上面40と、後面42と、下面44とを含む。上面40は、上方向に向けられる。後面42は、後方向に向けられる。下面44は、下方向に向けられる。一方、前部36において、モータ16の外周面38は、湾曲面48を含む。湾曲面48は、上面40の前端部から下面44の前端部に至る部位に位置する。湾曲面48は、ステータ28の外周に沿って前方に突出する円弧状である。前部36の外周面38が円弧状であることにより、走行時に駆動ユニット12に発生する空気抵抗を少なくすることができる。また、図7等で示されるように、モータハウジング26の右面50は、右方向に向けられる。モータハウジング26の左面52は、左方向に向けられる。
図9、図11等で示されるように、後面42には、後溝54が形成される。なお、後溝54の内部の面は、後面42に含まれる。後溝54は、後面42に沿って回転軸32と直交する方向(上下方向)に延びる。後溝54は、後面42の下端部から後面42の上端部まで直線状に延びる。上面40には、上溝56が形成される。なお、上溝56の内部の面は、上面40に含まれる。上溝56は、上面40に沿って回転軸32と直交する方向(前後方向)に延びる。上溝56は、上面40の後端部から上面40と湾曲面48との境界まで直線状に延びる。湾曲面48には、湾曲溝58が形成される。なお、湾曲溝58の内部の面は、湾曲面48に含まれる。湾曲溝58は、湾曲面48に沿って回転軸32と直交する方向(ステータ28の周方向)に延びる。湾曲溝58は、上面40と湾曲面48との境界から湾曲面48と下面44との境界まで延びる。
図9等で示されるように、後溝54の上端部と上溝56の後端部とは互いに接続されている。また、上溝56の前端部と湾曲溝58の後端部とは互いに接続されている。更に、上溝56の内部及び湾曲溝58の内部には、複数の放熱フィン60が形成されている。放熱フィン60は、溝の底部から溝の外部に向かって突出する。放熱フィン60は、溝の長手方向に沿って延びる。
図3、図5、図9等で示されるように、上面40及び湾曲面48には、樹脂製のカバー62が取り付けられている。カバー62は、上溝56の全部及び湾曲溝58の一部を覆う。図9で示されるように、上溝56と、湾曲溝58と、カバー62とによって冷却風通路24の一部が画定される。この冷却風通路24の一部を、部分通路24cと称する。部分通路24cは、モータ16の径方向外側の上面40及び湾曲面48に沿って延びる。つまり、部分通路24cは、右側面視において、モータ16の径方向外側に突出するように屈曲する。
図9等で示されるように、カバー62は、上面40の後端部に位置する第1端部から湾曲面48の前端部と下端部との間に位置する第2端部まで延びる。カバー62の第2端部は、排出位置Pに位置する。排出位置Pには、冷却風通路24の開口部64が形成される。開口部64は、冷却風の排出口である。開口部64は、冷却風通路24(部分通路24c)を流れた冷却風を排出する。開口部64は、冷却風を下方向と後方向との間の方向に排出するように形成されている。
図3等で示されるように、減速機構18は、モータ16の左側に位置する。減速機構18は、モータ16の回転を減速して後輪14に伝達する。図7、図10等で示されるように、減速機構18は、減速機ケース66と、複数のギア68と、出力軸70とを備える。減速機ケース66は、モータハウジング26に取り付けられている。減速機ケース66は、複数のギア68を覆う。モータハウジング26の左面52からは、回転軸32の左端部が突出する。
図7、図10等で示されるように、本実施形態において、複数のギア68には、第1ギア68a、第2ギア68b、第3ギア68c及び第4ギア68dが含まれる。第1ギア68aは、回転軸32の左端部に取り付けられている。第2ギア68b及び第3ギア68cは、中間軸69に取り付けられている。第4ギア68dは、出力軸70に取り付けられている。回転軸32と中間軸69と出力軸70の各々は、互いに平行する。第1ギア68aと第2ギア68bとは互いに噛み合っている。第3ギア68cと第4ギア68dとは互いに噛み合っている。出力軸70は、駆動系部品(チェーン、ベルト、ドライブシャフト等)を介して、後輪14に連結される。以上の構成により、モータ16の動力は、回転軸32、第1ギア68a、第2ギア68b、中間軸69、第3ギア68c、第4ギア68d、出力軸70及び駆動系部品を介して、後輪14に伝達される。
減速機構18に含まれるギア68及び軸部材が増えるほど、減速機ケース66は大きくなる。図7、図10等で示されるように、本実施形態の減速機ケース66は、ステータ28と比較して、後方向に突出している。本明細書では、減速機構18のうち、ステータ28の後端29よりも後に位置する部分を、突出部72と称する。出力軸70は、突出部72に含まれる。出力軸70は、モータ16の回転軸32と平行である。左右方向に関して、出力軸70の右端部は、モータハウジング26の左面52よりも左に位置する。
図3等で示されるように、インバータ20は、モータ16の後側に位置する。インバータ20は、バッテリ(不図示)から供給される直流電流を交流電流に変換してモータ16に供給する。図7等で示されるように、インバータ20は、インバータケース74と、インバータ基板76と、ヒートシンク78とを備える。ヒートシンク78の後側には、インバータ基板76及びインバータケース74が取り付けられている。インバータケース74は、インバータ基板76を覆う。インバータ基板76は、インバータケース74及びヒートシンク78によって封止される。ヒートシンク78のうち、前方向に向けられる部分を、前面80とする。ヒートシンク78は、モータハウジング26の後面42に取り付けられている。上述したように、後面42は、後溝54の内部の面を含む。つまり、ヒートシンク78の前面80(第1壁面)と、モータハウジング26の後面42(第2壁面)とによって、冷却風通路24の一部が画定される。言い換えると、前面80(第1壁面)と、後溝54の内部の面とによって、冷却風通路24の一部が画定される。この冷却風通路24の一部を、部分通路24bと称する。図9で示されるように、部分通路24bは、部分通路24aに接続される。部分通路24bは、部分通路24aよりも上流に位置する。
図12は、部分通路24bの部分拡大図である。図12は、前後方向及び左右方向と平行する平面における断面図である。ヒートシンク78は、部分通路24bの内部に突出する複数の放熱フィン82を備える。放熱フィン82は、部分通路24bの長手方向(上下方向)に沿って延びる。後面42のうち、後溝54の底部に位置する壁面を底面42bと称する。互いに隣り合う複数の放熱フィン82の間の距離D1は、放熱フィン82の先端84と後面42の底面42bとの間の距離D2よりも大きい。仮に、距離D2が距離D1よりも大きい場合、冷却風は、放熱フィン82の先端84と底面42bとの間を流れやすくなる。その一方で、冷却風は、互いに隣り合う放熱フィン82の間を流れにくくなる。すると、ヒートシンク78の冷却効果が低くなる。本実施形態のように、距離D1を距離D2よりも大きくすることで、冷却風は、互いに隣り合う放熱フィン82の間を流れやすくなる。その結果、ヒートシンク78の冷却効果が高くなる。
図7等で示されるように、ファン22は、モータ16の右側に位置する。ファン22は、例えばシロッコファンである。ファン22は、駆動ユニット12の内部に冷却風としての外気を導入する。モータハウジング26の右面50からは、回転軸32の右端部が突出する。ファン22は、回転軸32の右端部に取り付けられている。ファン22の外周は、樹脂製のシュラウド88で覆われる。シュラウド88は、モータハウジング26に取り付けられている。シュラウド88は、開口部90と導入部92とを備える。
開口部90は、冷却風の吸気口である。開口部90は、冷却風通路24に外部から冷却風としての外気を導入する。開口部90は、外気を右側から導入するように形成されている。図8で示されるように、導入部92は、ファン22の外周を覆う。更に、図4、図8等で示されるように、導入部92は、モータハウジング26の下面44の一部を覆う。導入部92は、後溝54(部分通路24b)の下端部まで延びる。これにより、図8で示されるように、モータハウジング26の右面50と、モータハウジング26の下面44と、シュラウド88とによって冷却風通路24の一部が画定される。この冷却風通路24の一部を、部分通路24aと称する。図9で示されるように、部分通路24aは、部分通路24bに接続される。部分通路24aは、部分通路24bよりも上流に位置する。
[3 モータ16と減速機構18とインバータ20との位置関係]
図3、図5等から解るように、前面視において、インバータ20は、モータ16の後ろに隠れている。言い換えると、第1方向視において、インバータ20は、モータ16の後ろに隠れている。つまり、前面視(第1方向視)において、モータ16とインバータ20とは重なり合っている。また、図3、図6等から解るように、右側面視において、減速機構18は、インバータ20及びモータ16の後ろに隠れている。言い換えると、第2方向視において、減速機構18は、インバータ20及びモータ16の後ろに隠れている。つまり、右側面視(第2方向視)において、減速機構18とインバータ20とは重なり合っている。また、右側面視において、減速機構18とモータ16とは重なり合っている。更に、図10から解るように、右側面視において、突出部72内の出力軸70と部分通路24bとは重なり合っている。なお、右側面視において、突出部72内の出力軸70とインバータ20とが重なり合っていてもよい。このように、本実施形態においては、モータ16の後側に位置し且つ減速機構18の右側に位置する空間に、インバータ20が配置される。この構造により、モータ16及び減速機構18からのインバータ20の突出を抑制することができる。結果として、駆動ユニット12を小型化することができる。
なお、前面視において、モータ16の少なくとも一部とインバータ20の少なくとも一部とが重なり合っていれば、駆動ユニット12をある程度小型化することが可能である。また、右側面視において、減速機構18の少なくとも一部とインバータ20の少なくとも一部とが重なり合っていれば、駆動ユニット12をある程度小型化することが可能である。
[4 冷却風の流れ]
本実施形態においては、ファン22が回転することによって、冷却風通路24に冷却風が導入される。
ファン22は、モータ16と連動して回転する。例えば、図8で示されるように、ファン22は、右側面視において、時計回りに回転する。すると、開口部90から駆動ユニット12の内部に外気からなる冷却風が導入される。図8及び図9の矢印94aで示されるように、開口部90から導入された冷却風は、部分通路24aを流れ、部分通路24bの下端部に達する。
図9の矢印94bで示されるように、冷却風は、部分通路24bの下端部から部分通路24bの上端部に向かって流れ、部分通路24cの後端部に達する。すなわち、冷却風は、部分通路24bを上方向(モータ16の軸線方向と交差する方向)に流れる。部分通路24bを流れる冷却風は、インバータケース74に取り付けられる放熱フィン82、及び、モータハウジング26に形成される後溝54の底面42bに接触する。これにより、冷却風は、インバータ20及びモータ16から吸熱する。すると、インバータ20及びモータ16は冷却される。
図9の矢印94cで示されるように、冷却風は、部分通路24cに沿って流れ、開口部64に達する。部分通路24cを流れる冷却風は、上溝56の内壁と、上溝56内の放熱フィン60とに接触する。また、部分通路24cを流れる冷却風は、湾曲溝58の内壁と、湾曲溝58内の放熱フィン60とに接触する。これにより、冷却風は、モータ16から吸熱する。冷却風は、開口部64から、下方向と後方向との間の方向に排出される。
インバータ20は、モータ16と比較して耐熱性が低い。これに対応するために、冷却風通路24においては、インバータ20を冷却する部分通路24bが相対的に上流に配置される。更に、冷却風通路24においては、モータ16を冷却する部分通路24cが相対的に下流に配置される。この構造により、インバータ20を優先して冷却することができ、インバータ20の故障を防止することができる。
本実施形態によれば、冷却風通路24を流れた冷却風は、開口部64から下方向と後方向との間の方向に排出される。開口部64から排出される冷却風は、鞍乗型車両10の搭乗者に当たりにくい。また、開口部64は、鞍乗型車両10の進行方向と逆方向に冷却風を排出する。このため、冷却風に起因する走行抵抗を低減することができる。また、開口部64が前方向に向けられていないため、鞍乗型車両10の走行中に開口部64から異物が入りにくい。
[5 その他の実施形態]
駆動ユニット12は、ファン22を備えなくてもよい。例えば、モータハウジング26に取り付けられるカバー部材、又は、モータハウジング26自体に、部分通路24aが形成されてもよい。この場合、部分通路24aの吸気口は、前方向に向けられる。これにより、鞍乗型車両10の走行に伴い、吸気口から部分通路24aに外気が導入される。
上記実施形態では、前部36に位置する部分通路24cは、右側面視において、前方に曲線状に屈曲する形状である。これに代わり、前部36に位置する部分通路24cは、右側面視において、複数の直線状の通路が接続されて屈曲する形状であってもよい。
[6 実施形態から得られる発明]
上記実施形態から把握しうる発明について、以下に記載する。
本発明の態様の駆動ユニット(12)は、モータ(16)と、外部から導入される冷却風が流れる冷却風通路(24)と、を備え、前記冷却風通路は、前記モータの軸線方向と交差するように形成されており、前記冷却風通路は、前記モータの径方向外側の外周面(40、48)に沿って延びる第1部分通路(24c)を含み、前記第1部分通路は、前記軸線方向に沿った第2方向視において、前記モータの径方向外側に突出するように屈曲する。
上記構成によれば、モータの外周面と冷却風との接触面積を広くすることができる。このため、モータの温度上昇をより抑制することができ、モータの効率を向上させることができる。
本発明の態様において、駆動ユニットは、前記モータの回転軸(32)と連動して回転して外気からなる前記冷却風を前記冷却風通路に導入するファン(22)を備えてもよい。
上記構成によれば、ファンが導入する冷却風によってモータを効率よく冷却することができる。
本発明の態様において、駆動ユニットは、前記モータを制御するインバータ(20)を備え、前記冷却風通路の一部である第2部分通路(24b)は、前記インバータと前記モータとの間に位置してもよい。
上記構成によれば、モータとインバータとを同時に冷却することができる。また、上記構成によれば、冷却風通路がモータとインバータとの間に位置するため、モータ及びインバータからの冷却風通路の突出を抑制することができる。
本発明の態様において、前記インバータには、前記第2部分通路内に突出するヒートシンク(78)が備えられており、前記ヒートシンクは、前記第2部分通路の長手方向に沿って延びる複数の放熱フィン(82)を備えてもよい。
上記構成によれば、放熱フィンによりインバータを効率よく冷却することができる。
本発明の態様において、前記第2部分通路は、前記インバータの壁面である第1壁面(80)と、前記第1壁面に沿うと共に前記モータの壁面である第2壁面(42、42b)とによって画定され、前記ヒートシンクは、前記第1壁面に備えられており、互いに隣り合う複数の前記放熱フィンの間の距離(D1)は、前記放熱フィンの先端(84)と前記第2壁面との間の距離(D2)よりも大きくてもよい。
上記構成によれば、冷却風が、放熱フィンの先端と第2壁面との間よりも互いに隣り合う放熱フィンの間を流れやすくなる。その結果、ヒートシンクの冷却効果が高くなる。
本発明の態様において、前記第2部分通路は、前記第1部分通路よりも上流に位置してもよい。
上記構成によれば、モータに比してインバータを優先して冷却することができ、インバータの耐久性を向上させることができる。
本発明の態様において、前記駆動ユニットは、鞍乗型車両(10)に設けられ、前記モータの前記軸線方向は、前記鞍乗型車両の左右方向に対応し、前記モータの前部(36)は、前記第2方向視において、円弧状に成形されており、前記インバータは、前記モータの後側に位置してもよい。
上記構成によれば、前部の外周面が円弧状であり、インバータがモータの後側に位置する。これにより、モータの上下方向及び左右方向から突出するインバータの突出量を少なくすることができる。このため、車両走行時に駆動ユニットに発生する空気抵抗を少なくすることができる。また、上記構成によれば、インバータがモータの後方向に位置するため、車両走行時に石等の異物がインバータに当たりにくい。
本発明の態様において、前記駆動ユニットは、鞍乗型車両に設けられ、前記モータの前記軸線方向は、前記鞍乗型車両の左右方向に対応し、前記第1部分通路は、前記冷却風を外部に排出するための開口部(64)を備え、前記開口部は、前記冷却風を下方向と後方向との間の方向に排出するように形成されていてもよい。
上記構成によれば、開口部から排出される冷却風は、鞍乗型車両の搭乗者に当たりにくい。また、上記構成によれば、開口部は、鞍乗型車両の進行方向と逆方向に冷却風を排出する。このため、冷却風に起因する走行抵抗を低減することができる。また、上記構成によれば、開口部が前方向に向けられていないため、鞍乗型車両の走行中に開口部から異物が入りにくい。
本発明の態様において、駆動ユニットは、前記ファンの周囲に、樹脂製のシュラウド(88)を備え、前記冷却風通路の一部である第3部分通路(24a)は、前記シュラウドによって形成され、前記第3部分通路は、前記ファンに吸入された外気を前記第1部分通路に導入してもよい。
樹脂製のシュラウドは成形が容易である。このため、上記構成によれば、冷却風通路の一部を容易に形成することができる。
本発明の態様において、駆動ユニットは、前記モータの前記外周面を覆う樹脂製のカバー(62)を備え、前記第1部分通路は、前記モータの前記外周面と前記カバーとの間に形成されてもよい。
樹脂製のカバーは成形が容易である。このため、上記構成によれば、冷却風通路の一部を容易に形成することができる。
本発明の態様において、駆動ユニットは、前記モータの回転を減速して出力軸(70)に伝達する減速機構(18)を備え、前記モータと前記減速機構とが一体化されており、前記減速機構は、前記モータの前記軸線方向と直交する第1方向に前記モータのステータ(28)の外周部よりも突出する突出部(72)を備え、前記第1方向に沿った第1方向視において、前記モータと前記冷却風通路の一部とが重なり合っており、前記第2方向視において、前記突出部と前記冷却風通路の一部とが重なり合っていてもよい。
上記構成によれば、モータ及び減速機構からの冷却風通路の突出を抑制することができる。結果として、駆動ユニットを小型化することができる。また、冷却風通路は、モータの軸線方向と交差するように形成されていることから、減速機構の突出部が冷却風通路を流れる冷却風の進行の妨げとならない。このため、冷却風がスムーズに流れ、モータの冷却効率が高い。
本発明の態様において、モータ及び減速機構は、前記モータを制御するインバータを備え、前記モータと前記減速機構と前記インバータとが一体化されており、前記冷却風通路の一部である第2部分通路は、前記インバータと前記モータとの間に位置し、前記第1方向視において、前記モータと前記インバータとが重なり合っており、前記第2方向視において、前記突出部と前記インバータとが重なり合っていてもよい。
上記構成によれば、モータ及び減速機構からのインバータの突出を抑制することができる。結果として、駆動ユニットを小型化することができる。
本発明の態様において、前記減速機構の前記出力軸は、前記突出部に備えられており、前記出力軸は、前記突出部から前記冷却風通路側又は前記インバータ側に突出せず、前記第2方向視において、前記インバータ又は前記冷却風通路と前記出力軸とが重なり合っていてもよい。
上記構成によれば、突出部の横にインバータ又は冷却風通路が配置される空間を確保することができる。上記構成によれば、モータ及び減速機構からのインバータ又は冷却風通路の突出を抑制することができる。結果として、駆動ユニットを小型化することができる。
なお、本発明は、上述した開示に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得る。
10…鞍乗型車両 12…駆動ユニット
16…モータ 18…減速機構
20…インバータ 22…ファン
24…冷却風通路
24a…部分通路(第3部分通路)
24b…部分通路(第2部分通路)
24c…部分通路(第1部分通路) 28…ステータ
32…回転軸 36…前部
40…上面(外周面) 42…後面(第2壁面)
42b…底面(第2壁面) 48…湾曲面(外周面)
62…カバー 64…開口部
70…出力軸 72…突出部
78…ヒートシンク 80…前面(第1壁面)
82…放熱フィン 84…先端
88…シュラウド

Claims (13)

  1. モータと、
    外部から導入される冷却風が流れる冷却風通路と、
    を備え、
    前記冷却風通路は、前記モータの軸線方向と交差するように形成されており、
    前記冷却風通路は、前記モータの径方向外側の外周面に沿って延びる第1部分通路を含み、
    前記第1部分通路は、前記軸線方向に沿った第2方向視において、前記モータの径方向外側に突出するように屈曲する、
    駆動ユニット。
  2. 請求項1に記載の駆動ユニットであって、
    前記モータの回転軸と連動して回転して外気からなる前記冷却風を前記冷却風通路に導入するファンを備える、
    駆動ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載の駆動ユニットであって、
    前記モータを制御するインバータを備え、
    前記冷却風通路の一部である第2部分通路は、前記インバータと前記モータとの間に位置する、
    駆動ユニット。
  4. 請求項3に記載の駆動ユニットであって、
    前記インバータには、前記第2部分通路内に突出するヒートシンクが備えられており、
    前記ヒートシンクは、前記第2部分通路の長手方向に沿って延びる複数の放熱フィンを備える、
    駆動ユニット。
  5. 請求項4に記載の駆動ユニットであって、
    前記第2部分通路は、前記インバータの壁面である第1壁面と、前記第1壁面に沿うと共に前記モータの壁面である第2壁面とによって画定され、
    前記ヒートシンクは、前記第1壁面に備えられており、
    互いに隣り合う複数の前記放熱フィンの間の距離は、前記放熱フィンの先端と前記第2壁面との間の距離よりも大きい、
    駆動ユニット。
  6. 請求項3に記載の駆動ユニットであって、
    前記第2部分通路は、前記第1部分通路よりも上流に位置する、
    駆動ユニット。
  7. 請求項3に記載の駆動ユニットであって、
    前記駆動ユニットは、鞍乗型車両に設けられ、
    前記モータの前記軸線方向は、前記鞍乗型車両の左右方向に対応し、
    前記モータの前部は、前記第2方向視において、円弧状に成形されており、
    前記インバータは、前記モータの後側に位置する、
    駆動ユニット。
  8. 請求項1に記載の駆動ユニットであって、
    前記駆動ユニットは、鞍乗型車両に設けられ、
    前記モータの前記軸線方向は、前記鞍乗型車両の左右方向に対応し、
    前記第1部分通路は、前記冷却風を外部に排出するための開口部を備え、
    前記開口部は、前記冷却風を下方向と後方向との間の方向に排出するように形成されている、
    駆動ユニット。
  9. 請求項2に記載の駆動ユニットであって、
    前記ファンの周囲に、樹脂製のシュラウドを備え、
    前記冷却風通路の一部である第3部分通路は、前記シュラウドによって形成され、
    前記第3部分通路は、前記ファンに吸入された外気を前記第1部分通路に導入する、
    駆動ユニット。
  10. 請求項1に記載の駆動ユニットであって、
    前記モータの前記外周面を覆う樹脂製のカバーを備え、
    前記第1部分通路は、前記モータの前記外周面と前記カバーとの間に形成される、
    駆動ユニット。
  11. 請求項1に記載の駆動ユニットであって、
    前記モータの回転を減速して出力軸に伝達する減速機構を備え、
    前記モータと前記減速機構とが一体化されており、
    前記減速機構は、前記モータの前記軸線方向と直交する第1方向に前記モータのステータの外周部よりも突出する突出部を備え、
    前記第1方向に沿った第1方向視において、前記モータと前記冷却風通路の一部とが重なり合っており、
    前記第2方向視において、前記突出部と前記冷却風通路の一部とが重なり合っている、
    駆動ユニット。
  12. 請求項11に記載の駆動ユニットであって、
    前記モータを制御するインバータを備え、
    前記モータと前記減速機構と前記インバータとが一体化されており、
    前記冷却風通路の一部である第2部分通路は、前記インバータと前記モータとの間に位置し、
    前記第1方向視において、前記モータと前記インバータとが重なり合っており、
    前記第2方向視において、前記突出部と前記インバータとが重なり合っている、
    駆動ユニット。
  13. 請求項11又は12に記載の駆動ユニットであって、
    前記減速機構の前記出力軸は、前記突出部に備えられており、
    前記出力軸は、前記突出部から前記冷却風通路側又は前記インバータ側に突出せず、
    前記第2方向視において、前記インバータ又は前記冷却風通路と前記出力軸とが重なり合っている、
    駆動ユニット。
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