JP2024066581A - コネクタ嵌合体 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易形状でランスの撓み変形抑制効果を得ること。【解決手段】コネクタ1の端子保持部22は、筒状の嵌合部22aと、嵌合部の筒内における端子収容室22bの室内で端子金具10を係止する端子係止突起22c1が設けられたランス22cと、を有し、ランスは、嵌合部の外周壁面22a1から飛び出る方向で且つ端子係止突起を端子金具から引き離す方向に撓み変形させる可撓部22c2を有し、相手方嵌合部品101の相手方嵌合部121は、その内部空間の内周壁面121aとの間に筒状の筒形空間部122aを空けて相手方端子金具110が収容され、かつ、筒形空間部に嵌合部を同心で嵌入させる相手方端子収容室122と、内周壁面から突出させ、かつ、嵌合完了位置でランスに対向配置させ、かつ、嵌合完了位置でランスを係止してランスの撓み変形を抑制するランス係止突起123と、を有すること。【選択図】図6

Description

本発明は、コネクタ嵌合体に関する。
コネクタは、端子金具と、この端子金具が収容される端子収容室を有するハウジングと、を備え、相手方嵌合部品に嵌合接続させることによって、端子金具を相手方端子金具に嵌合接続させる。コネクタ嵌合体とは、このコネクタと相手方嵌合部品とが嵌合接続された嵌合体のことをいう。ここで、コネクタのハウジングには、端子金具を端子収容室に係止するランスを有する。ランスは、端子金具を端子収容室に対して挿抜させる際に、端子収容室の室外側へと撓み変形する。下記の特許文献1から4には、この種のコネクタについて開示されている。
特開2022-068907号公報 特開2007-103087号公報 国際公開第2005/064754号 特開2002-033149号公報
ところで、コネクタにおいては、ランスが端子収容室の室外側へと撓み変形してしまうと、このランスで端子金具を端子収容室に保持し続けることができなくなってしまう可能性がある。このため、例えば、上記特許文献1から3のコネクタにおいては、ハウジングに端子金具を組み付けた後、このハウジングに組み付けたフロントホルダでランスの撓み変形を抑制している。従って、このコネクタは、フロントホルダの形状を複雑にしてしまう虞がある。また、例えば、上記特許文献4のコネクタにおいては、端子収容室を有するインナハウジングとインナハウジングを内方で嵌合させるアウタハウジングとにハウジングが分割されており、インナハウジングにランスが設けられ、アウタハウジングにランスに対する撓み阻止部が設けられている。このコネクタにおいては、インナハウジングとアウタハウジングとが仮嵌合位置のときに端子金具が端子収容室に収容されて、この端子金具がランスで係止される。その後、このコネクタにおいては、インナハウジングとアウタハウジングを本嵌合させることによって、ランスの撓み変形を撓み阻止部で係止する。従って、このコネクタは、インナハウジングとアウタハウジングを仮嵌合位置で止めておく必要があるなど、このインナハウジングとアウタハウジングの形状を複雑にしてしまう虞がある。
そこで、本発明は、簡易形状でランスの撓み変形抑制効果が得られるコネクタ嵌合体を提供することを、その目的とする。
本発明は、コネクタと、前記コネクタが嵌合接続される相手方嵌合部品と、を備え、前記コネクタは、端子金具と、筒内の端子収容室に前記端子金具を収容し且つ保持する筒状の端子保持部が設けられたハウジングと、を備え、前記端子保持部は、筒状の嵌合部と、前記嵌合部の筒内における前記端子収容室の室内で前記端子金具を係止する端子係止突起が設けられたランスと、を有し、前記ランスは、前記嵌合部の外周壁面から飛び出る方向で且つ前記端子係止突起を前記端子金具から引き離す方向に撓み変形させる可撓部を有し、前記相手方嵌合部品は、前記コネクタとの嵌合完了位置で前記端子金具を嵌合接続させる相手方端子金具と、前記嵌合部を内部空間に嵌入させ、前記嵌合完了位置で前記嵌合部を嵌合接続させる相手方嵌合部が設けられた相手方ハウジングと、を備え、前記相手方嵌合部は、その内部空間の内周壁面との間に筒状の筒形空間部を空けて前記相手方端子金具が収容され、かつ、前記筒形空間部に前記嵌合部を同心で嵌入させる相手方端子収容室と、前記内周壁面から突出させ、かつ、前記嵌合完了位置で前記ランスに対向配置させ、かつ、前記嵌合完了位置で前記ランスを係止して前記ランスの前記撓み変形を抑制するランス係止突起と、を有することを特徴とする。
本発明に係るコネクタ嵌合体は、相手方嵌合部の簡易形状のランス係止突起でランスの撓み変形を抑制して、このランスによる端子金具の係止状態を保つことができる。
図1は、実施形態のコネクタを示す斜視図である。 図2は、実施形態のコネクタを示す平面図である。 図3は、図2のX-X線断面図である。 図4は、実施形態のコネクタを示す分解斜視図である。 図5は、図2のY-Y線断面を部分的に抜き出した拡大図である。 図6は、図2のY-Y線断面に相当するコネクタ嵌合体の要部を示す図である。 図7は、端子金具とインナハウジングを示す分解斜視図である。 図8は、実施形態の相手方嵌合部品を示す斜視図である。 図9は、実施形態の相手方嵌合部品を示す平面図である。 図10は、ランスとランス係止突起の隙間について説明する断面図である。 図11は、ランスとランス係止突起の隙間について説明する断面図である。 図12は、ランスとランス係止突起のそれぞれの幅の関係について説明する断面図である。
以下に、本発明に係るコネクタ嵌合体の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
[実施形態]
本発明に係るコネクタ嵌合体の実施形態の1つを図1から図12に基づいて説明する。
コネクタ嵌合体は、コネクタ1(図1から図6)と、このコネクタ1が嵌合接続される相手方嵌合部品101(図6)と、を備える。コネクタ1は、端子金具10と、この端子金具10を収容するハウジング20と、このハウジング20に組み付けるカバー部材30と、を備える(図1から図4)。相手方嵌合部品101は、コネクタ1との嵌合完了位置で端子金具10を嵌合接続させる相手方端子金具110と、この相手方端子金具110を収容し、嵌合完了位置でハウジング20を嵌合接続させる相手方ハウジング120と、を備える(図6)。コネクタ嵌合体は、そのハウジング20に設けた嵌合部22a(図1から図7)と相手方ハウジング120に設けた相手方嵌合部121(図6、図8及び図9)とを嵌合接続させることによって、その嵌合完了位置で嵌合部22aの内方の端子金具10と相手方嵌合部121の内方の相手方端子金具110とを嵌合接続させる。
コネクタ1は、電線Weの一方の端末に取り付けられ(図1から図4)、この電線Weの他方の端末の先の電気機器(図示略)と相手方嵌合部品101側の相手方電気機器(図示略)とを電気的に接続させる。相手方嵌合部品101とは、例えば、相手方電気機器側に設けられた端子台や相手方コネクタのことである。ここで示すコネクタ嵌合体においては、電線Weの一方の端末の端部に取り付けられた端子金具10をコネクタ1が2つ備え、相手方嵌合部品101が端子金具10毎の相手方端子金具110を備えている。
端子金具10は、電線Weの一方の端末の端部に対して物理的且つ電気的に接続させる電線接続部11と、相手方端子金具110の相手方嵌合接続部112に嵌合接続させる嵌合接続部12と、を有する(図3から図9)。ここで示す端子金具10においては、電線接続部11と嵌合接続部12が1列に並べられており、この電線接続部11と嵌合接続部12の配列方向が嵌合接続部12と相手方嵌合接続部112の嵌合接続方向となる。嵌合接続部12と相手方嵌合接続部112は、その内の一方が雌端子部として形成され、その内の他方が雄端子部として形成される。ここで示す端子金具10は、筒状の雌端子部として嵌合接続部12が形成された雌端子金具である。そして、ここで示す相手方端子金具110は、嵌合接続部12の内方に挿入嵌合させる雄端子部として相手方嵌合接続部112が形成された雄端子金具である。
コネクタ1においては、互いに組み付けられたハウジング20とカバー部材30がその内方に収容室Sを形成し、この収容室Sに端子金具10と電線Weの一方の端末が収容される。その収容室Sは、組付け後のハウジング20とカバー部材30における第1収容室20aと第2収容室30aを組み合わせて形成された空間である(図3及び図4)。電線Weは、一方の端末が直角に折り曲げられたまま収容室Sに収容され、この一方の端末よりも他方の端末側が電線引出口Opから収容室Sの外に引き出される。その電線引出口Opは、収容室Sの室内と室外を連通させるべく、組付け後のハウジング20とカバー部材30における第1溝部20bと第2溝部30bを組み合わせて形成された連通口である(図3及び図4)。
ハウジング20とカバー部材30は、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される。ハウジング20は、先に示した第1収容室20aと第1溝部20bと嵌合部22aを有すると共に、端子金具10と電線Weの一方の端末の挿入口20cを有する(図3及び図4)。第1収容室20aには、その挿入口20cから挿入された端子金具10と電線Weの一方の端末が収容される。また、カバー部材30は、先に示した第2収容室30aと第2溝部30bを有すると共に、ハウジング20の挿入口20cを塞ぐカバー主体31を有する(図3及び図4)。ここでは、そのカバー主体31を内壁面側から収容室Sの室外に向けて凹ませてできた空間が第2収容室30aとして利用される。このハウジング20とカバー部材30において、第1溝部20bと第2溝部30bは、各々半円形の溝部として形成され、これらを組み合わせて円形の電線引出口Opを成す。
ハウジング20には、筒内の端子収容室22bに端子金具10を収容し且つ保持する筒状の端子保持部22が設けられている(図1から図7)。この端子保持部22は、第1収容室20aの室内に配置される。そして、この端子保持部22は、筒状の嵌合部22aと、この嵌合部22aの筒内における端子収容室22bの室内で端子金具10を係止する端子係止突起22cが設けられたランス22cと、を有する(図3及び図5から図7)。
具体的に、ハウジング20は、第1収容室20aと電線We毎の第1溝部20bと挿入口20cが形成されたアウタハウジング21を備える(図1から図5)。そして、このハウジング20は、端子保持部22としてのインナハウジング22を端子金具10毎に備える(図1から図5)。
アウタハウジング21は、2本の電線Weのそれぞれの一方の端末が収容される電線収容部21aと、2つの端子金具10がそれぞれのインナハウジング22と一緒に収容される端子収容部21bと、を有する(図1から図4)。このアウタハウジング21においては、電線収容部21aの内方の空間と端子収容部21bの内方の空間とで第1収容室20aが形成される。第1溝部20bと挿入口20cは、電線収容部21aに形成される。その電線収容部21aには、カバー部材30が組み付けられ、詳述しないが爪部等から成る複数箇所のロック機構28Aでカバー部材30が保持される(図1)。
インナハウジング(端子保持部)22は、アウタハウジング21の挿入口20cから第1収容室20aに挿入され、この第1収容室20aの室内でアウタハウジング21に組み付けられる。このインナハウジング(端子保持部)22は、筒状の端子収容部21bの内方の空間に収容され、この端子収容部21bに対して爪部等から成る複数箇所のロック機構28Bで保持される(図3)。
このインナハウジング(端子保持部)22における筒軸方向の一端の開口は、端子金具10を端子収容室22bに挿入する際の挿入口(以下、「第1端子挿入口」という。)22dとして利用される(図3及び図5から図7)。
また、このインナハウジング(端子保持部)22における筒軸方向の他端の開口は、相手方嵌合接続部112を端子収容室22bに挿入する際の挿入口(以下、「第2端子挿入口」という。)22eとして利用される(図3、図5及び図7)。端子収容室22bの端子金具10においては、その第2端子挿入口22eから端子収容室22bに挿入された相手方嵌合接続部112が嵌合接続部12の内方に嵌入される。よって、このインナハウジング(端子保持部)22においては、筒軸方向で第2端子挿入口22e側が嵌合部22aとなり、この嵌合部22aの内方に嵌合接続部12を収容して、この嵌合部22aを相手方ハウジング120の相手方嵌合部121に嵌合接続させる。
その嵌合部22aは、円筒形状に形成されており、端子収容室22bの室内と室外を連通させる貫通孔22fを有する(図5及び図7)。ランス22cは、端子金具10を第1端子挿入口22dから抜け出させないように、その貫通孔22fに配置される。よって、このランス22cは、端子金具10の貫通孔13に挿入され、この貫通孔13における第2端子挿入口22e側の周縁部を係止して端子金具10を端子収容室22bの収容完了位置に止める端子係止突起22cと、貫通孔22fの周縁部に固定端を設け、かつ、この固定端よりも自由端側に端子係止突起22cを設けた可撓性を持つ片持ちの可撓部22cと、を有する(図3及び図5から図7)。貫通孔13は、端子金具10の嵌合接続部12に形成されている。
端子係止突起22cは、無荷重時の初期位置で、嵌合部22aの内周壁面よりも端子収容室22b側に突出させておく。つまり、この端子係止突起22cは、無荷重時の初期位置で、端子収容室22bの室内に配置されている。可撓部22cは、端子収容室22bの室外側に向けた第1方向の撓み変形と端子収容室22bの室内側に向けた第2方向の撓み変形を可能にするものである。例えば、この可撓部22cは、端子金具10を端子収容室22bに対して挿抜させる際に、嵌合部22aの外周壁面22a(図6及び図7)から飛び出る方向で且つ端子係止突起22cを端子金具10から引き離す方向(つまり、第1方向)に撓み変形させる。この可撓部22cは、嵌合部22aの筒軸方向における一端側に固定端を設け、かつ、この嵌合部22aの筒軸方向における他端側に自由端を設けており、その筒軸方向に延在させている。
このランス22cにおいては、第1端子挿入口22dから端子収容室22bに端子金具10が挿入されてきたときに、初期位置の端子係止突起22cが嵌合接続部12の外周壁面に押動されて、可撓部22cを第1方向に撓み変形させる。そして、このランス22cにおいては、その端子金具10の挿入が進み、端子金具10が端子収容室22bの収容完了位置に到達したときに、可撓部22cが初期位置に向けて戻りながら、端子係止突起22cが端子金具10の貫通孔13に挿入される。
このコネクタ1においては、相手方嵌合部品101の相手方壁部の貫通孔(図示略)に端子収容部21bを先端から挿入嵌合させる。このため、このコネクタ1は、端子収容部21bの外周面と相手方壁部の貫通孔の内周面との間の環状の隙間を埋める環状の第1防水部材41を備える。この第1防水部材41は、所謂パッキンであり、端子収容部21bの外周面に組み付ける(図1、図3及び図4)。そこで、ハウジング20は、端子収容部21bの先端から外周面に組み付けて、第1防水部材41を端子収容部21bに対する組付け位置のまま保持する環状のフロントホルダ23を備える(図1から図4)。
ここで、電線収容部21aは、端子収容部21bの根元の外周面よりも外側が端子収容部21bと同心の環状を成しており、端子収容部21bを相手方壁部の貫通孔に挿入嵌合させた状態でその環状部を相手方壁部の壁面に対向配置させる。このため、このコネクタ1は、その電線収容部21aの環状部と相手方壁部の壁面との間の隙間を埋める環状の第2防水部材42を備える(図1、図3及び図4)。この第2防水部材52は、所謂パッキンであり、電線収容部21aの環状部に組み付ける。
また、このコネクタ1は、電線収容部21aにおける挿入口20cの周縁とカバー主体31との間の隙間を埋めると共に、電線引出口Opを収容室Sの室内側から塞ぐ第3防水部材43を備える(図3及び図4)。この第3防水部材43は、所謂パッキンであり、電線引出口Opよりも収容室S側に配置され、電線Weをその外周面に一周に亘って密着させた状態で挿通させる。この第3防水部材43は、電線Weを電線We毎に挿通させている。
更に、このコネクタ1は、収容室Sに収容され、この収容室Sの中での電線Weの振れを抑止する振れ抑止具50を備える(図3及び図4)。この振れ抑止具50は、互いに組み付けられた一対の振れ抑止部材51によって構成される所謂インナホルダであり、合成樹脂等の絶縁性材料で成形される(図3及び図4)。
振れ抑止具50には、電線Weを挿通させ且つ保持する電線保持通路50aが電線We毎に設けられる(図3及び図4)。振れ抑止部材51は、電線We毎の半円柱の電線保持溝51aを有している(図3及び図4)。この振れ抑止具50においては、一対の振れ抑止部材51を組み付けることで組み合わされた一対の電線保持溝51aによって、円柱状の電線保持通路50aが形成される。その電線保持通路50aでは、それぞれの電線保持溝51aの溝壁から突出させた複数の突起部51bによって、電線Weがその外周面側から挟み込まれて保持される(図4)。
第1収容室20aは、振れ抑止具50における一方の振れ抑止部材51が嵌入される嵌入部20aを有する(図3)。また、第2収容室30aは、振れ抑止具50における他方の振れ抑止部材51が嵌入される嵌入部30aを有する(図3)。振れ抑止具50は、組付け後のハウジング20とカバー部材30にて、そのそれぞれの嵌入部20a,40aに挟み込まれて保持される。
このコネクタ1においては、相手方壁部の貫通孔に端子収容部21bを先端から挿入嵌合させることによって、その端子収容部21bに組み付けたインナハウジング22が内方の端子金具10と一緒に貫通孔に差し込まれる。これにより、このコネクタ1においては、その貫通孔に配置されている相手方ハウジング120の相手方嵌合部121の内部空間にインナハウジング22の嵌合部22aを嵌入させ、この相手方嵌合部121に嵌合完了位置で嵌合部22aを嵌合接続させる。相手方嵌合部121は、相手方端子金具110毎に筒状に形成されている。このコネクタ1は、その嵌合接続に伴い、相手方嵌合部121の内方の相手方端子金具110の相手方嵌合接続部112に嵌合完了位置で端子金具10の嵌合接続部12を嵌合接続させる。
ここで、このコネクタ1においては、ランス22cが端子収容室22bの室外側へと第1方向に撓み変形してしまうと、このランス22cで端子金具10を端子収容室22bに保持し続けることができなくなってしまう可能性がある。このコネクタ1は、相手方嵌合部121でランス22cの第1方向への撓み変形を抑制して、ランス22cによる端子金具10の係止状態を保たせる(図6)。
相手方嵌合部121は、その内部空間の内周壁面121aとの間に筒状の筒形空間部122aを空けて相手方端子金具110が収容され、かつ、その筒形空間部122aにインナハウジング22の嵌合部22aを同心で嵌入させる相手方端子収容室122を有する(図6、図8及び図9)。端子金具10は、この相手方端子収容室122の相手方端子金具110の相手方嵌合接続部112に嵌合完了位置で嵌合接続部12を嵌合接続させる。
また、相手方嵌合部121は、内周壁面121aから突出させ、かつ、嵌合完了位置でランス22cに対向配置させ、かつ、嵌合完了位置でランス22cを係止してランス22cの撓み変形を抑制するランス係止突起123を有する(図6、図8及び図9)。コネクタ1は、このランス係止突起123によってランス22cの第1方向への撓み変形を抑制し、ランス22cによる端子金具10の係止状態を保たせる。ここで示すランス係止突起123は、相手方嵌合部121の内周壁面121aに沿って、この相手方嵌合部121の筒軸方向に延在させている。
ここで、ランス係止突起123は、ランス22cが第1方向への撓み変形に伴いランス係止突起123に係止されるまで端子係止突起22cによる端子金具10の係止状態を解消させない隙間gを空けてランス22cに対向配置させることが望ましい(図10及び図11)。その隙間gは、ランス22cの可撓部22cとランス係止突起123との間に設ける。これにより、このコネクタ1は、相手方嵌合部121の筒形空間部122aにインナハウジング22の嵌合部22aを嵌入させる際に、ランス22cとランス係止突起123の接触を回避することができ、また、その接触を回避できなくてもランス22cとランス係止突起123との間の摺動抵抗を軽減させることができる。このため、このコネクタ1は、その隙間gによって、相手方嵌合部121に嵌合部22aを嵌入させる際の挿入力を軽減させることができる。
更に、ランス係止突起123は、相手方嵌合部121の内周壁面121aの周方向に沿う自身の大きさ(幅W1)がランス22cの可撓部22cにおける嵌合部22aの外周壁面22aの周方向に沿う大きさ(幅W2)と同等以上になる形状に形成されることが望ましい(図12)。これにより、このランス係止突起123は、先の隙間gが設定されていなければ、第1方向に撓み変形しようとするランス22cを内周壁面121aの周方向に逃がすことなく受け止めて係止することができるので、このランス22cの第1方向への撓み変形を抑制して、ランス22cによる端子金具10の係止状態を保たせることができる。また、ランス係止突起123は、先の隙間gが設定されていれば、第1方向に撓み変形してきたランス22cを内周壁面121aの周方向に逃がすことなく受け止めて係止することができるので、これ以上のランス22cの第1方向への撓み変形を抑制して、このランス22cによる端子金具10の係止状態を保たせることができる。
以上示したように、本実施形態のコネクタ嵌合体は、相手方嵌合部121の簡易形状のランス係止突起123でランス22cの第1方向への撓み変形を抑制して、このランス22cによる端子金具10の係止状態を保つことができる。
1 コネクタ
10 端子金具
20 ハウジング
22 インナハウジング(端子保持部)
22a 嵌合部
22a 外周壁面
22b 端子収容室
22c ランス
22c 端子係止突起
22c 可撓部
101 相手方嵌合部品
110 相手方端子金具
120 相手方ハウジング
121 相手方嵌合部
121a 内周壁面
122 相手方端子収容室
122a 筒形空間部
123 ランス係止突起
g 隙間
W1,W2 幅

Claims (4)

  1. コネクタと、
    前記コネクタが嵌合接続される相手方嵌合部品と、
    を備え、
    前記コネクタは、端子金具と、筒内の端子収容室に前記端子金具を収容し且つ保持する筒状の端子保持部が設けられたハウジングと、を備え、
    前記端子保持部は、筒状の嵌合部と、前記嵌合部の筒内における前記端子収容室の室内で前記端子金具を係止する端子係止突起が設けられたランスと、を有し、
    前記ランスは、前記嵌合部の外周壁面から飛び出る方向で且つ前記端子係止突起を前記端子金具から引き離す方向に撓み変形させる可撓部を有し、
    前記相手方嵌合部品は、前記コネクタとの嵌合完了位置で前記端子金具を嵌合接続させる相手方端子金具と、前記嵌合部を内部空間に嵌入させ、前記嵌合完了位置で前記嵌合部を嵌合接続させる相手方嵌合部が設けられた相手方ハウジングと、を備え、
    前記相手方嵌合部は、その内部空間の内周壁面との間に筒状の筒形空間部を空けて前記相手方端子金具が収容され、かつ、前記筒形空間部に前記嵌合部を同心で嵌入させる相手方端子収容室と、前記内周壁面から突出させ、かつ、前記嵌合完了位置で前記ランスに対向配置させ、かつ、前記嵌合完了位置で前記ランスを係止して前記ランスの前記撓み変形を抑制するランス係止突起と、を有することを特徴としたコネクタ嵌合体。
  2. 前記ランス係止突起は、前記ランスが前記撓み変形に伴い前記ランス係止突起に係止されるまで前記端子係止突起による前記端子金具の係止状態を解消させない隙間を空けて前記ランスに対向配置させることを特徴とした請求項1に記載のコネクタ嵌合体。
  3. 前記ランス係止突起は、前記相手方嵌合部の前記内周壁面の周方向に沿う自身の大きさが前記ランスの前記可撓部における前記嵌合部の前記外周壁面の周方向に沿う大きさと同等以上になる形状に形成されることを特徴とした請求項1に記載のコネクタ嵌合体。
  4. 前記端子金具は、雌端子金具であり、
    前記相手方端子金具は、雄端子金具であることを特徴とした請求項1,2又は3に記載のコネクタ嵌合体。
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