JP2024064949A - プログラム、コンピュータ、情報処理システムおよび情報処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】証憑データの誤送信を防止することができるプログラム、コンピュータ、情報処理システムおよび情報処理方法を提供する。【解決手段】コンピュータ(管理サーバ10)を受付手段22と、送信手段24と、照合手段26と、出力手段28として機能させるプログラムにおいて、受付手段22は、取引先企業からクライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、送信手段24は、受付手段22が受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末40、42に表示させる表示指示信号を複数のオペレータ端末40、42に送信し、照合手段26は、受付手段22が複数のオペレータ端末40、42の各々からクライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、各オペレータ端末40、42から受け付けた複数のクライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行う。【選択図】図1
Description
本発明は、プログラム、コンピュータ、情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
従来より、請求書等の証憑のデータを処理する処理システムとして様々なものが知られている。例えば、特許文献1には、請求書の処理効率を向上させることができるデータ処理装置、データ処理方法およびプログラムが開示されている。
クライアント企業の取引先である取引先企業から当該クライアント企業に送付される請求書等の証憑の処理の代行サービスを行うにあたり、取引先企業から受け付けた証憑の画像データに基づいてオペレータがクライアント企業の会社名等を端末により手入力するが、誤って別のクライアント企業の会社名等を入力してしまうと証憑データをこの別のクライアント企業の端末に誤送信してしまうおそれがある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、証憑データの誤送信を防止することができるプログラム、コンピュータ、情報処理システムおよび情報処理方法を提供することを目的とする。
本発明のプログラムは、
コンピュータを受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能させるプログラムであって、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段は、前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力することを特徴とする。
コンピュータを受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能させるプログラムであって、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段は、前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力することを特徴とする。
本発明のプログラムは、
前記コンピュータを記憶手段として更に機能させ、
前記記憶手段は、表記ゆれ情報を記憶部に予め記憶させておき、
前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記照合手段は、受け付けた前記クライアント企業に関する入力情報の表記ゆれを前記記憶部に記憶されている前記表記ゆれ情報に基づいて修正し、表記ゆれが修正された複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行ってもよい。
前記コンピュータを記憶手段として更に機能させ、
前記記憶手段は、表記ゆれ情報を記憶部に予め記憶させておき、
前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記照合手段は、受け付けた前記クライアント企業に関する入力情報の表記ゆれを前記記憶部に記憶されている前記表記ゆれ情報に基づいて修正し、表記ゆれが修正された複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行ってもよい。
本発明のプログラムは、
前記コンピュータを記憶手段として更に機能させ、
前記記憶手段は、前記クライアント企業に関する表記ゆれ情報を記憶部に予め記憶させておき、
前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記照合手段は、受け付けた前記クライアント企業に関する入力情報の表記ゆれを前記記憶部に記憶されている前記表記ゆれ情報に基づいて修正し、表記ゆれが修正された複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行ってもよい。
前記コンピュータを記憶手段として更に機能させ、
前記記憶手段は、前記クライアント企業に関する表記ゆれ情報を記憶部に予め記憶させておき、
前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記照合手段は、受け付けた前記クライアント企業に関する入力情報の表記ゆれを前記記憶部に記憶されている前記表記ゆれ情報に基づいて修正し、表記ゆれが修正された複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行ってもよい。
本発明のプログラムは、
前記コンピュータを記憶手段として更に機能させ、
前記記憶手段は、前記クライアント企業に関する表記ゆれ情報を記憶部に予め記憶させておき、
前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記照合手段は、前記記憶部に記憶されている前記表記ゆれ情報に基づいて、受け付けた前記クライアント企業に関する複数の入力情報が同じ前記クライアント企業の表記ゆれによるものであることを検出した場合は、受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致すると判断してもよい。
前記コンピュータを記憶手段として更に機能させ、
前記記憶手段は、前記クライアント企業に関する表記ゆれ情報を記憶部に予め記憶させておき、
前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記照合手段は、前記記憶部に記憶されている前記表記ゆれ情報に基づいて、受け付けた前記クライアント企業に関する複数の入力情報が同じ前記クライアント企業の表記ゆれによるものであることを検出した場合は、受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致すると判断してもよい。
この場合、前記出力手段は、前記記憶部に記憶されている前記表記ゆれ情報に基づいて、表記ゆれが修正された前記クライアント企業に関する入力情報を出力してもよい。
また、データ照合数が予め設定されており、
前記送信手段は、前記表示指示信号を前記データ照合数分の前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段が、各前記オペレータ端末から受け付けた前記データ照合数分の前記クライアント企業に関する入力情報が一致しないと判断した場合は、前記データ照合数分の前記クライアント企業に関する入力情報が一致するまで前記送信手段は更に別の前記オペレータ端末に前記表示指示信号を送信してもよい。
前記送信手段は、前記表示指示信号を前記データ照合数分の前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段が、各前記オペレータ端末から受け付けた前記データ照合数分の前記クライアント企業に関する入力情報が一致しないと判断した場合は、前記データ照合数分の前記クライアント企業に関する入力情報が一致するまで前記送信手段は更に別の前記オペレータ端末に前記表示指示信号を送信してもよい。
本発明のプログラムは、
コンピュータを受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能させるプログラムであって、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号をオペレータのアカウント毎に前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段は、複数のオペレータがそれぞれ前記オペレータ端末に前記クライアント企業に関する情報を入力することにより前記受付手段が前記オペレータ端末から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力することを特徴とする。
コンピュータを受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能させるプログラムであって、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号をオペレータのアカウント毎に前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段は、複数のオペレータがそれぞれ前記オペレータ端末に前記クライアント企業に関する情報を入力することにより前記受付手段が前記オペレータ端末から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力することを特徴とする。
本発明のコンピュータは、
プログラムを実行することにより受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能するコンピュータであって、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段は、前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力することを特徴とする。
プログラムを実行することにより受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能するコンピュータであって、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段は、前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力することを特徴とする。
本発明のシステムは、
コンピュータと、
オペレータ端末と、
を備え、
前記コンピュータは、プログラムを実行することにより受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能し、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データを前記オペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
各前記オペレータ端末において、当該オペレータ端末に表示される証憑の画像データに基づいて前記クライアント企業に関する情報が入力され、入力された情報は前記オペレータ端末から前記コンピュータに送信され、
前記照合手段は、前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力することを特徴とする。
コンピュータと、
オペレータ端末と、
を備え、
前記コンピュータは、プログラムを実行することにより受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能し、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データを前記オペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
各前記オペレータ端末において、当該オペレータ端末に表示される証憑の画像データに基づいて前記クライアント企業に関する情報が入力され、入力された情報は前記オペレータ端末から前記コンピュータに送信され、
前記照合手段は、前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力することを特徴とする。
本発明の情報処理方法は、
コンピュータにより行われる情報処理方法であって、
前記コンピュータは、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記コンピュータは、受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記コンピュータは、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記コンピュータは、略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力することを特徴とする。
コンピュータにより行われる情報処理方法であって、
前記コンピュータは、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記コンピュータは、受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記コンピュータは、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記コンピュータは、略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力することを特徴とする。
本発明のプログラム、コンピュータ、情報処理システムおよび情報処理方法によれば、証憑データの誤送信を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図3は、本実施の形態に係る情報処理システム1を示す図である。
本実施の形態による情報処理システム1は、管理サーバ10と、第1オペレータ端末40と、第2オペレータ端末42と、第3オペレータ端末44と、取引先端末50と、クライアント端末60と、クラウドサービス70とを備えている。本実施の形態による情報処理システム1は、取引先端末50が設置されている取引先企業から、クライアント端末60が設置されているクライアント企業に送付されるべき請求書の処理の代行サービスに関するものである。すなわち、本実施の形態による情報処理システム1によって、取引先企業がクライアント企業に対して行った役務について当該取引先企業が請求書を発行する際に、従来では請求書が取引先企業からクライアント企業に送付されて当該クライアント企業にて請求書の処理(具体的には、請求書データの入力や請求書一覧の作成等)を行うところ、本実施の形態では管理サーバ10の管理を行う管理会社が代行して請求書の処理を行うようになる。管理サーバ10は、インターネット回線を通じて利用できるサーバであり、インターネットでアクセスできる物理サーバ内に仮想的な専用サーバを構築した状態で提供される。管理サーバ10には、インターネット回線等のネットワークを介して第1オペレータ端末40、第2オペレータ端末42、第3オペレータ端末44、取引先端末50、クライアント端末60およびクラウドサービス70にそれぞれ通信可能に接続されている。また、クラウドサービス70は、インターネット回線を通じて利用できるものであり、取引先の従業員が取引先端末50を用いてクラウドサービス70に請求書のデータをアップロードすることができるようになっている。このような情報処理システム1の各構成要素について以下に説明する。
第1オペレータ端末40、第2オペレータ端末42および第3オペレータ端末44は、それぞれ、管理サーバ10の管理を行う管理会社のオフィス等に設置されているパーソナルコンピュータ等を含み、この管理会社の社員や外部委託会社の社員、個人事業主等のオペレータが各オペレータ端末40、42、44を操作することにより管理サーバ10に対して情報の送受信を行うようになっている。具体的には、オペレータが第1オペレータ端末40や第2オペレータ端末42を操作することによりクライアント企業の名称等のクライアント企業情報を入力するようになっている。また、オペレータが第3オペレータ端末44を操作することにより請求書の請求日、明細、金額、支払期限日等の情報を入力するようになっている。
取引先端末50は、クライアント企業に対して請求書を発行すべきクライアント企業の取引先の企業に設置されているパーソナルコンピュータ等を含み、この取引先企業の社員等が操作するようになっている。
クライアント端末60は、従来であれば取引先企業から請求書が送付されるクライアント企業に設置されているパーソナルコンピュータ等を含み、このクライアント企業の社員等が操作するようになっている。
クラウドサービス70は、管理サーバ10の管理を行う管理会社が管理するものであり、例えばインターネット空間にウェブサイトを構築して当該ウェブサイトに請求書のデータ(具体的には、請求書の画像)をアップロード可能とするものである。このようにして、取引先企業の経理担当者は取引先端末50により、発行した請求書のデータを、クラウドサービス70により構築されたウェブサイトにアップロードすることができるようになっている。ウェブサイトにアップロードされた請求書のデータはクラウドサービス70から管理サーバ10に送信される。
管理サーバ10は、制御部20と、記憶部36と、通信部38とを備えている。制御部20は、例えばCPU(中央演算処理装置)等であり、記憶部36に記憶されているプログラムを実行することにより受付手段22、送信手段24、照合手段26、出力手段28および記憶手段30として機能する。受付手段22は、外部装置(例えば、各オペレータ端末40、42、44、取引先端末50、クラウドサービス70)から様々な情報を受け付ける。送信手段24は、外部装置(例えば、各オペレータ端末40、42、44、クライアント端末60)に対して様々な情報を送信する。本実施の形態では、送信手段24は、受付手段22が受け付けた請求書の画像データを第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42にそれぞれ表示させる表示指示信号を各オペレータ端末40、42に送信する。照合手段26は、受付手段22が第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42からそれぞれクライアント企業に関する入力情報(以下、クライアント企業情報ともいう)を受け付けたときに、各オペレータ端末40、42から受け付けた複数のクライアント企業情報が略一致するか否かの判断を行う。出力手段28は、照合手段26により略一致すると判断されたクライアント企業情報を出力する。記憶手段30は、クライアント企業に関する表記ゆれ情報を記憶部36に予め記憶させておく。これらの受付手段22、送信手段24、照合手段26、出力手段28および記憶手段30の機能の詳細については後述する。
なお、制御部20により実行されるプログラムは記憶部36に記憶されたものであることに限定されることはない。制御部20により実行されるプログラムとして、外部装置から通信部38を介して制御部20に送信されるものや、管理サーバ10に装着されたUSBメモリ等の記憶媒体に記憶されているもの、管理サーバ10とは別のサーバ(例えば、クラウドサーバ)等に記憶されているもの等が用いられてもよい。
記憶部36は例えばHDD(Hard Disk Drive)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)およびSSD(Solid State Drive)などで構成され、様々な情報が記憶部36に記憶されるようになっている。記憶部36には、取引先企業に関する情報およびクライアント企業に関する情報が予め記憶されている。取引先企業に関する情報は、取引先企業の識別情報、会社名、部署名、担当者名、連絡先(電話番号やメールアドレス)等の情報を含む。また、クライアント企業に関する情報は、クライアント企業の識別情報、会社名、部署名、担当者名、連絡先(電話番号やメールアドレス)等の情報を含む。また、記憶部36には、クライアント企業に関する表記ゆれ情報が記憶されている。具体的には、クライアント企業に関する表記ゆれ情報として、正しいクライアント企業の会社名に対して送り仮名が異なるもの、文字の種類(例えば、ひらがな、カタカナ、漢字、アラビア数字、漢数字)が異なるもの、漢字が類似しているもの、長音符の有無が異なるもの、「株式会社」の表示の位置が異なるもの等が挙げられる。具体的には、例えば正しいクライアント企業の会社名が「ABC引っ越し株式会社」であれば、表記ゆれ情報として「abc引っ越し株式会社」「Abc引っ越し株式会社」「ABC引越株式会社」「ABC引越し株式会社」「株式会社ABC引っ越し」等が記憶部36に記憶されている。このような表記ゆれ情報は記憶手段30によって記憶部36に予め記憶されるようになっている。
通信部38は、制御部20を外部装置(例えば、各オペレータ端末40、42、44、取引先端末50、クライアント端末60、クラウドサービス70等)と通信可能に接続するものである。制御部20は通信部38を介して外部装置に対して信号の送受信を行うことができるようになっている。
次に、このような情報処理システム1による情報処理方法について図2および図3を用いて説明する。図2は、図1に示す情報処理システム1において請求書の処理の代行処理を行う際の各構成要素間での情報の流れを示すチャートである。また、図3は、図1に示す情報処理システム1において請求書の処理の代行処理が行われるときの動作を示すフローチャートである。
取引先企業の経理担当者は、管理サーバ10の管理会社に紙の請求書を送付するか、取引先端末50によって管理サーバ10のメールアドレスに請求書のデータ(具体的には、請求書の画像)が添付されたメールを送信するか、取引先端末50によってクラウドサービス70のウェブサイトに請求書のデータをアップロードする。この際に、取引先企業の経理担当者が管理サーバ10の管理会社に紙の請求書を送付する場合は、前もってクライアント企業から取引先企業に伝えられた管理サーバ10の管理会社の住所に紙の請求書が送付される。また、取引先企業の経理担当者が取引先端末50によって管理サーバ10のメールアドレスに請求書のデータが添付されたメールを送信する場合は、前もってクライアント企業から取引先企業に伝えられた管理サーバ10のメールアドレスに請求書のデータが添付されたメールが送信される。また、取引先企業の経理担当者が取引先端末50によってクラウドサービス70のウェブサイトに請求書のデータをアップロードする場合は、前もってクライアント企業から取引先企業に伝えられた請求書の送付先のURLに係るウェブサイトにアクセスすることにより請求書のデータに関する情報をアップロードすることが可能となる。
取引先企業の経理担当者により管理サーバ10の管理会社に紙の請求書が送られた場合は、管理サーバ10の管理会社において紙の請求書がスキャナ等の読み取り装置により読み取られる。そして、読み取り装置から請求書のデータ(具体的には、請求書の画像)が管理サーバ10に送信されることにより受付手段22が請求書の画像データを受け付ける(図3のSTEP1)。また、取引先企業の経理担当者により取引先端末50によって管理サーバ10のメールアドレスに請求書のデータが添付されたメールが送信された場合は、受付手段22が請求書の画像データを受け付ける(図3のSTEP1)。また、取引先企業の経理担当者により取引先端末50によってクラウドサービス70のウェブサイトに請求書のデータがアップロードされた場合は、クラウドサービス70から管理サーバ10に請求書のデータが送信されることにより、受付手段22が請求書の画像データを受け付ける(図3のSTEP1)。
その後、送信手段24は、請求書データ(具体的には、請求書の画像データ)を第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42にそれぞれ表示させる表示指示信号を第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42に送信する(図3のSTEP2)。このことにより、第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42のモニタに同じ請求書の画像データがそれぞれ表示される。第1オペレータ端末40を操作するオペレータは、当該第1オペレータ端末40に表示された請求書の画像を見ながらこの請求書に記載されているクライアント企業の情報(具体的には、クライアント企業の会社名)を入力する。また、第2オペレータ端末42を操作するオペレータは、当該第2オペレータ端末42に表示された請求書の画像を見ながらこの請求書に記載されているクライアント企業の情報(具体的には、クライアント企業の会社名)を入力する。第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42にそれぞれ入力されたクライアント企業の情報は管理サーバ10に送信される。このことにより、管理サーバ10の受付手段22は第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42からそれぞれクライアント企業の情報(具体的には、クライアント企業の会社名)を受け付ける(図3のSTEP3)。
次に、照合手段26は、第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42からそれぞれ受け付けた複数のクライアント企業に関する入力情報(具体的には、クライアント企業の会社名)が一致するか否かの判断を行う(図3のSTEP4)。この際に、照合手段26はクライアント企業の会社名の表記ゆれも考慮して判断を行う。具体的には、上述したように、本実施の形態では、記憶手段30がクライアント企業に関する表記ゆれ情報(具体的には、クライアント企業の会社名の表記ゆれ情報)を記憶部36に予め記憶させておく。そして、受付手段22が第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42からそれぞれクライアント企業の情報を受け付けたときに、照合手段26は、まず受け付けたクライアント企業に関する入力情報の表記ゆれを記憶部36に記憶されている表記ゆれ情報に基づいて修正する。具体的には、例えば、クライアント企業に関する情報として、正しい会社名である「ABC引っ越し株式会社」および表記ゆれ情報として「abc引っ越し株式会社」等が記憶部36に記憶されているときに、第1オペレータ端末40からクライアント企業に関する入力情報として「ABC引っ越し株式会社」という情報を受け付けるとともに第2オペレータ端末42からクライアント企業に関する入力情報として「abc引っ越し株式会社」という情報を受け付けた場合には、第2オペレータ端末42からクライアント企業に関する入力情報が記憶部36に記憶されている表記ゆれ情報に基づいて「ABC引っ越し株式会社」に修正される。そして、照合手段26は、表記ゆれが修正された複数のクライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行う。出力手段28は、照合手段26により略一致すると判断されたクライアント企業の情報(具体的には、クライアント企業の会社名の情報)を出力する(図3のSTEP5)。また、記憶部36には特定のクライアント企業に紐付かない表記ゆれ情報が記憶されていてもよい。例えば、表記ゆれ情報として、クライアント企業の会社名に含まれる空白文字を半角スペースに統一することが記憶されていてもよい。この場合、照合手段26は、会社名に含まれる空白文字が半角スペースに統一された複数のクライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行う。
なお、照合手段26によるクライアント企業の会社名の表記ゆれも考慮した判断方法は上述した態様に限定されることはない。他の方法として、受付手段22が第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42からそれぞれクライアント企業の情報を受け付けたときに、照合手段26は、記憶部36に記憶されている表記ゆれ情報に基づいて、受付手段22が受け付けたクライアント企業に関する複数の入力情報が同じクライアント企業の表記ゆれによるものであるか否かを判断する。例えば、クライアント企業に関する情報として、正しい会社名である「ABC引っ越し株式会社」および表記ゆれ情報として「abc引っ越し株式会社」等が記憶部36に記憶されているときに、第1オペレータ端末40からクライアント企業に関する入力情報として「ABC引っ越し株式会社」という情報を受け付けるとともに第2オペレータ端末42からクライアント企業に関する入力情報として「abc引っ越し株式会社」という情報を受け付けた場合には、照合手段26は、記憶部36に記憶されている表記ゆれ情報に基づいて、各オペレータ端末40、42から受け付けた「ABC引っ越し株式会社」「abc引っ越し株式会社」という情報が同じクライアント企業の表記ゆれによるものであると判断する。そして、出力手段28は、記憶部36に記憶されている表記ゆれ情報に基づいて、表記ゆれが修正されたクライアント企業の情報(具体的には、クライアント企業の会社名の情報)を出力する(図3のSTEP5)。
なお、照合手段26が、第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42からそれぞれ受け付けたクライアント企業に関する入力情報(具体的には、クライアント企業の会社名)が一致しないとの判断を行った場合は(図3のSTEP4の「NO」)、第1オペレータ端末40、第2オペレータ端末42とは更に別のオペレータ端末(図示せず)に、第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42に送信された請求書データ(具体的には、請求書の画像データ)と同じ請求書データが送信される(図3のSTEP6)。このことにより、この更に別のオペレータ端末のモニタに請求書の画像データが表示される。このオペレータ端末を操作するオペレータは、当該オペレータ端末に表示された請求書の画像を見ながらこの請求書に記載されているクライアント企業の情報(具体的には、クライアント企業の会社名)を入力する。更に別のオペレータ端末に入力されたクライアント企業の情報は管理サーバ10に送信される。このことにより、管理サーバ10の受付手段22は更に別のオペレータ端末からクライアント企業の情報(具体的には、クライアント企業の会社名)を受け付ける(図3のSTEP7)。その後、照合手段26は、更に別のオペレータ端末から受け付けたクライアント企業に関する入力情報(具体的には、クライアント企業の会社名)と、第1オペレータ端末40および第2オペレータ端末42からそれぞれ受け付けたクライアント企業に関する入力情報とが一致するか否かの判断を行う(図3のSTEP4)。このようにして、照合手段26が、各オペレータ端末から受け付けた複数のクライアント企業に関する入力情報が一致しないと判断した場合は、少なくとも2つのクライアント企業に関する入力情報が一致するまで送信手段24は更に別のオペレータ端末に表示指示信号を送信する。
照合手段26が、複数のオペレータ端末からそれぞれ受け付けたクライアント企業に関する入力情報が一致するとの判断を行い(図3のSTEP4の「YES」)、略一致すると判断されたクライアント企業の情報が出力されると(図3のSTEP5)、出力されたクライアント企業の情報および請求書のデータ(具体的には、請求書の画像データ)が送信手段24により第3オペレータ端末44に送信される(図3のSTEP8)。第3オペレータ端末44を操作するオペレータは、当該第3オペレータ端末44に表示された請求書の画像を見ながら当該第3オペレータ端末44により請求書の情報として請求日、明細、金額、支払期限日の情報を入力する。第3オペレータ端末44により入力された請求書の情報は管理サーバ10に送信される。このようにして、受付手段22が第3オペレータ端末44から入力情報を受け付けると(図3のSTEP9の「YES」)、出力手段28により出力されたクライアント企業の情報に対応するクライアント端末60に、請求書のデータ(具体的には、請求書の画像データ)および第3オペレータ端末44から受け付けた入力情報が送信される。このことにより、クライアント企業の経理担当者は、クライアント端末60のモニタに表示される請求書の画像および入力情報に基づいて、取引先企業への請求金額の支払い処理(例えば、銀行振込処理)を行うことができるようになる。
また、本実施の形態では、管理サーバ10の管理を行う管理会社のオペレータには、担当するクライアント企業が割り当てられていてもよい。この場合は、このオペレータが第3オペレータ端末44にログインして請求書の情報として請求日、明細、金額、支払期限日の情報を入力するにあたり、出力手段28によりクライアント企業の情報(具体的には、クライアント企業の会社名)が出力された場合にこのクライアント企業が割り当てられているオペレータがログインしている第3オペレータ端末44にのみ請求書データ(具体的には、請求書の画像データ)が表示される。このことにより、オペレータが第3オペレータ端末44にログインして請求書の情報として請求日、明細、金額、支払期限日の情報を入力するにあたり、自分が担当していないクライアント企業に関する請求書の画像がモニタには表示されないので、自分が担当しているクライアント企業に関する請求書の情報の入力に専念することができるようになる。
以上のような構成からなる本実施の形態の情報処理システム1、管理サーバ10、プログラムおよび情報処理方法によれば、プログラムを実行することにより管理サーバ10(コンピュータ)は受付手段22と、送信手段24と、照合手段26と、出力手段28として機能し、受付手段22は、クライアント企業の取引先である取引先企業からクライアント企業に送付されるべき請求書の画像データを受け付け、送信手段24は、受付手段22が受け付けた請求書の画像データを第1オペレータ端末40、第2オペレータ端末42に表示させる表示指示信号を第1オペレータ端末40、第2オペレータ端末42に送信する。照合手段26は、受付手段22が複数のオペレータ端末40、42の各々からクライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、各オペレータ端末40、42から受け付けた複数のクライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、出力手段28は、照合手段26により略一致すると判断されたクライアント企業に関する入力情報を出力する。このことにより、請求書の情報(具体的には、例えば請求日、明細、金額、支払期限日等の情報)の誤送信を防止することができる。具体的には、従来技術では、取引先企業からクライアント企業に送付される請求書の処理の代行サービスを行うにあたり、取引先企業から受け付けた請求書の画像データに基づいてオペレータがクライアント企業の会社名等を端末により手入力していたが、誤って別のクライアント企業の会社名等を入力してしまうと請求書の情報をこの別のクライアント企業の端末に誤送信してしまうおそれがあった。これに対し、本実施の形態では、照合手段26が、複数のオペレータ端末40、42から受け付けた複数のクライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行うため、請求書の情報を誤って別のクライアント企業の端末に誤送信してしまうことを防止することができる。なお、上記の説明ではクライアント企業に関する入力情報(すなわち、クライアント企業情報)がクライアント企業の会社名である場合について述べたが、本実施の形態はこのような態様に限定されることはない。クライアント企業に関する入力情報としてクライアント企業の会社名以外のもの(例えば、クライアント企業のコード情報等)が用いられてもよい。
また、本実施の形態の情報処理システム1、管理サーバ10、プログラムおよび情報処理方法においては、上述したように、プログラムは管理サーバ10(コンピュータ)を記憶手段30として更に機能させ、記憶手段30は、表記ゆれ情報を記憶部36に予め記憶させておき、受付手段22が複数のオペレータ端末40、42の各々からクライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、照合手段26は、受け付けたクライアント企業に関する入力情報の表記ゆれを記憶部36に記憶されている表記ゆれ情報に基づいて修正し、表記ゆれが修正された複数のクライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行う。このことにより、各オペレータ端末40、42においてオペレータにより入力されたクライアント企業に関する入力情報に表記ゆれがあった場合でも、表記ゆれを修正したものについて照合手段26が判断を行うことができるようになる。なお、本実施の形態では記憶部36に予め記憶されている表記ゆれ情報は必ずしもクライアント企業に紐付いていなくてもよい。上述したように、例えば、表記ゆれ情報として、クライアント企業の会社名に含まれる空白文字を半角スペースに統一することが記憶部36に記憶されていてもよい。
あるいは、本実施の形態の情報処理システム1、管理サーバ10、プログラムおよび情報処理方法においては、上述したように、プログラムは管理サーバ10(コンピュータ)を記憶手段30として更に機能させ、記憶手段30は、クライアント企業に関する表記ゆれ情報を記憶部36に予め記憶させておき、受付手段22が複数のオペレータ端末40、42の各々からクライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、照合手段26は、記憶部36に記憶されている表記ゆれ情報に基づいて、受け付けたクライアント企業に関する複数の入力情報が同じクライアント企業の表記ゆれによるものであることを検出した場合は、受け付けた複数のクライアント企業に関する入力情報が略一致すると判断してもよい。この場合でも、各オペレータ端末40、42においてオペレータにより入力されたクライアント企業に関する入力情報に表記ゆれがあった場合に、表記ゆれを修正したものについて照合手段26が判断を行うことができるようになる。また、この場合、出力手段28は、記憶部36に記憶されている表記ゆれ情報に基づいて、表記ゆれが修正されたクライアント企業に関する入力情報を出力する。
なお、本実施の形態による情報処理システム1や情報処理方法等は、上述したような態様に限定されることはなく、様々な変更を加えることができる。
本実施の形態の情報処理システム1や情報処理方法等により処理される証憑は請求書に限定されることはない。情報処理システム1や情報処理方法等により処理される証憑として、請求書以外の国税関係書類等の書類が用いられてもよい。
また、上記の説明では、受付手段22が請求書データ(具体的には、請求書の画像データ)を受け付けたときに送信手段24が2つのオペレータ端末40、42にそれぞれ請求書データを送信する態様について述べたが、本実施の形態はこのような態様に限定されることはない。本実施の形態による情報処理システム1や情報処理方法において、データ照合数が予め設定されており、送信手段24は、表示指示信号をデータ照合数分のオペレータ端末に送信してもよい。この場合、データ照合数は2ではなく3以上であってもよい。この場合、照合手段26が、各オペレータ端末から受け付けたデータ照合数分のクライアント企業に関する入力情報が一致しないと判断した場合は、データ照合数分のクライアント企業に関する入力情報が一致するまで送信手段24は更に別のオペレータ端末に前記表示指示信号を送信してもよい。例えば、データ照合数が3である場合は、照合手段26が、3つのオペレータ端末から送信されたクライアント企業に関する入力情報が全て一致すると判断すると、出力手段28により略一致すると判断されたクライアント企業に関する入力情報を出力する。また、照合手段26が、3つのオペレータ端末から送信されたクライアント企業に関する入力情報が全て一致するまでは、送信手段24は更に別のオペレータ端末に表示指示信号を送信する。
また、更に別の態様として、送信手段24は、受付手段22が受け付けた請求書の画像データをオペレータ端末40、42に表示させる表示指示信号を複数のオペレータ端末40、42に送信するのではなく、オペレータのアカウント毎に表示指示信号をオペレータ端末に送信してもよい。この場合、異なるオペレータが同じオペレータ端末を操作する場合でも、あるオペレータがオペレータ端末にログインしたときと、別のオペレータが同じオペレータ端末にログインしたときで、それぞれ請求書の画像がモニタに表示される。そして、それぞれのオペレータが同じオペレータ端末でクライアント企業の情報(具体的には、クライアント企業の会社名)を入力する度に入力情報がオペレータ端末から管理サーバ10に送信され、照合手段26はオペレータ端末から受け付けた複数のクライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行う。このような態様でも、請求書の情報(具体的には、例えば請求日、明細、金額、支払期限日等の情報)の誤送信を防止することができる。このように、送信手段24は、受付手段22が受け付けた請求書の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数のオペレータ端末に送信するのではなく、オペレータのアカウント毎に表示指示信号をオペレータ端末に送信し、各オペレータがオペレータ端末にログインしたときに請求書の画像データがそれぞれ表示されるようにしてもよい。
また、本実施の形態に係る情報処理システム1のコンピュータは管理サーバ10に限定されることはない。本実施の形態に係る情報処理システム1のコンピュータとして、インターネットでアクセスできる物理サーバ内に構築される仮想的な専用サーバではなく、有体物としてのコンピュータが用いられてもよい。
1 情報処理システム
10 管理サーバ
20 制御部
22 受付手段
24 送信手段
26 照合手段
28 出力手段
30 記憶手段
36 記憶部
38 通信部
40 第1オペレータ端末
42 第2オペレータ端末
44 第3オペレータ端末
50 取引先端末
60 クライアント端末
70 クラウドサービス
10 管理サーバ
20 制御部
22 受付手段
24 送信手段
26 照合手段
28 出力手段
30 記憶手段
36 記憶部
38 通信部
40 第1オペレータ端末
42 第2オペレータ端末
44 第3オペレータ端末
50 取引先端末
60 クライアント端末
70 クラウドサービス
Claims (10)
- コンピュータを受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能させるプログラムであって、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段は、前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力する、プログラム。 - 前記コンピュータを記憶手段として更に機能させ、
前記記憶手段は、表記ゆれ情報を記憶部に予め記憶させておき、
前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記照合手段は、受け付けた前記クライアント企業に関する入力情報の表記ゆれを前記記憶部に記憶されている前記表記ゆれ情報に基づいて修正し、表記ゆれが修正された複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行う、請求項1記載のプログラム。 - 前記コンピュータを記憶手段として更に機能させ、
前記記憶手段は、前記クライアント企業に関する表記ゆれ情報を記憶部に予め記憶させておき、
前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記照合手段は、受け付けた前記クライアント企業に関する入力情報の表記ゆれを前記記憶部に記憶されている前記表記ゆれ情報に基づいて修正し、表記ゆれが修正された複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行う、請求項1記載のプログラム。 - 前記コンピュータを記憶手段として更に機能させ、
前記記憶手段は、前記クライアント企業に関する表記ゆれ情報を記憶部に予め記憶させておき、
前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記照合手段は、前記記憶部に記憶されている前記表記ゆれ情報に基づいて、受け付けた前記クライアント企業に関する複数の入力情報が同じ前記クライアント企業の表記ゆれによるものであることを検出した場合は、受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致すると判断する、請求項1記載のプログラム。 - 前記出力手段は、前記記憶部に記憶されている前記表記ゆれ情報に基づいて、表記ゆれが修正された前記クライアント企業に関する入力情報を出力する、請求項4記載のプログラム。
- データ照合数が予め設定されており、
前記送信手段は、前記表示指示信号を前記データ照合数分の前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段が、各前記オペレータ端末から受け付けた前記データ照合数分の前記クライアント企業に関する入力情報が一致しないと判断した場合は、前記データ照合数分の前記クライアント企業に関する入力情報が一致するまで前記送信手段は更に別の前記オペレータ端末に前記表示指示信号を送信する、請求項1記載のプログラム。 - コンピュータを受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能させるプログラムであって、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号をオペレータのアカウント毎に前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段は、複数のオペレータがそれぞれ前記オペレータ端末に前記クライアント企業に関する情報を入力することにより前記受付手段が前記オペレータ端末から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力する、プログラム。 - プログラムを実行することにより受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能するコンピュータであって、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
前記照合手段は、前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力する、コンピュータ。 - コンピュータと、
オペレータ端末と、
を備え、
前記コンピュータは、プログラムを実行することにより受付手段と、送信手段と、照合手段と、出力手段として機能し、
前記受付手段は、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記送信手段は、前記受付手段が受け付けた証憑の画像データを前記オペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
各前記オペレータ端末において、当該オペレータ端末に表示される証憑の画像データに基づいて前記クライアント企業に関する情報が入力され、入力された情報は前記オペレータ端末から前記コンピュータに送信され、
前記照合手段は、前記受付手段が複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記出力手段は、前記照合手段により略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力する、情報処理システム。 - コンピュータにより行われる情報処理方法であって、
前記コンピュータは、クライアント企業の取引先である取引先企業から前記クライアント企業に送付されるべき証憑の画像データを受け付け、
前記コンピュータは、受け付けた証憑の画像データをオペレータ端末に表示させる表示指示信号を複数の前記オペレータ端末に送信し、
複数の前記オペレータ端末の各々から前記クライアント企業に関する入力情報を受け付けたときに、前記コンピュータは、各前記オペレータ端末から受け付けた複数の前記クライアント企業に関する入力情報が略一致するか否かの判断を行い、
前記コンピュータは、略一致すると判断された前記クライアント企業に関する前記入力情報を出力する、情報処理方法。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (2)
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JP2022173444A JP7272543B1 (ja) | 2022-10-28 | 2022-10-28 | プログラム、コンピュータおよび情報処理方法 |
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Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP6463863B1 (ja) * | 2018-06-20 | 2019-02-06 | 弥生株式会社 | 情報処理装置、プログラム、及び管理システム |
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