JP2024062696A - コート - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、着物を着た者が羽織った場合に、衣紋の形状を維持しつつその者の背中上部を露出させないコートの提供を目的とする。【解決手段】本発明のコート10は、着物を着た者Wが羽織れるコート10であって、後身頃14における、上下方向の上側領域かつ幅方向の中央領域に配置され、上下方向に対して対称となるようにU字状を成し、厚み方向の外側に向けて突出しているU字状壁32と、U字状壁32の先端側に取り付けられ、U字状壁32に囲まれる領域を塞ぐ塞ぎ壁34とを備え、着物KMを着た者Wが羽織った場合に、U字状壁32が衣紋EMの外面に対向しかつ塞ぎ壁34が衣紋EMと着物KMを着た者Wとによって形成される空間Sを塞ぐ。【選択図】図2A

Description

本発明は、コートに関する。
日本の伝統的な被服である着物の着方として、衣紋を抜いて(後ろ衿と首の間の空間を大きく開けて)、女性らしさを演出することが知られている。
そして、衣紋を抜いて着物を着た女性が着物のコート(上着)として羽織るものとしては、例えば、羽織又は羽織に準じた構成のものがある(非特許文献1参照)。
ウィキペディア フリー百科事典,[online],[令和4年10月13日検索],インターネット<URL:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%BD%E7%B9%94>
着物を着た女性が例えば防寒のために羽織を羽織ったとしても、衣紋と女性とによって形成される空間はむき出しのままである。
本発明は、着物を着た女性(着物を着た者)が羽織った場合に、衣紋の形状を維持しつつその者の背中上部を露出させないコートの提供を目的の1つとする。
第1態様のコートは、
着物を着た者が羽織れるコートであって、
その後身頃における、上下方向の上側領域かつ幅方向の中央領域に配置され、上下方向に対して対称となるようにU字状を成し、厚み方向の外側に向けて突出しているU字状壁と、
前記U字状壁の先端側に取り付けられ、前記U字状壁に囲まれる領域を塞ぐ塞ぎ壁と
を備え、
着物を着た者が羽織った場合に、前記U字状壁が衣紋の外面に対向しかつ前記塞ぎ壁が衣紋と着物を着た者とによって形成される空間を塞ぐ。
第2態様のコートは、
第1態様のコートであって、
前記塞ぎ壁は、前記U字状壁の先端側の部分に縫われて前記U字状壁に取り付けられ、
前記先端側の部分は、稜線を形成している。
第3態様のコートは、
第1又は第2態様のコートであって、
さらに、着物を着た者の首の周囲に配置される襟であって、その下端が前記塞ぎ壁の上端に繋がっている襟
を備える。
第4態様のコートは、
第1~第3態様のいずれか一態様のコートであって、
さらに、上下方向に対してU字状を成し、前記U字状壁の外面に対向する他の襟
を備える。
第5態様のコートは、
第4態様のコートであって、
前記他の襟の両端かつ先端の部分は、前記襟に外側から接触されている。
第6態様のコートは、
第5態様のコートであって、
前記他の襟は、前方向から見て、その両端が前記コートの肩ラインに沿うように配置されている。
第7態様のコートは、
第1~第6態様のいずれか一態様のコートであって、
前記他の襟は、前記U字状壁における先端側の部分に取り付けられている。
第8態様のコートは、
第7態様のコートであって、
前記他の襟は、前記U字状壁に着脱可能とされている。
第9態様のコートは、
第7態様のコートであって、
前記U字状壁は、前記後身頃に着脱可能とされている。
第10態様のコートは、
第7態様のコートであって、
さらに、
(1)前記後身頃における前記U字状壁及び前記繋ぎ壁が取り外された位置に配置され、前記後身頃に着脱可能なU字状布、又は、(2)前記後身頃における前記U字状壁及び前記繋ぎ壁が取り外された領域を覆うように配置され、前記後身頃に着脱可能なヨーク、
を備える。
第1態様のコートは、着物を着た女性(着物を着た者)が羽織った場合に、衣紋の形状を維持しつつその者の背中上部を露出させない。
第2態様のコートは、U字状壁と塞ぎ壁とが互いの形状を維持し易いため、これらにより覆われる衣紋の形状が維持され易い。
第3態様のコートは、襟により首回りの露出をさせずかつ塞ぎ壁の形状を維持し易い。
第4態様のコートは、他の襟によりU字状壁への外部からの負荷が遮断され易い。
第5態様のコートは、U字状壁の形状が維持され易い。
第6態様のコートは、正面から見た場合に、他の襟が目立ち難い。
第7態様のコートは、U字状壁の形状が維持され易い。
第8態様のコートは、利用者の嗜好に応じて構成を変更することができる。具体的には、利用者は他の襟を取り外して着用することができる。
第9態様のコートは、利用者の嗜好に応じて構成を変更することができる。具体的には、利用者はU字状壁及び塞ぎ壁を取り外して着用することができる。
第10態様のコートは、利用者の嗜好に応じて構成を変更することができる。具体的には、利用者はU字状壁及び塞ぎ壁に換えてU字状布をコート本体に取り付けることで、その後身頃の上側領域を平坦にしたコートとして当該コートを着用することができる。
本実施形態のコートの写真であって、着物を着たマネキンに羽織らせて正面側から撮影したものである。 図1のコートの覆い部及びその周辺部分の写真であって、後ろ側から撮影したものである。 図1のコートの覆い部及びその周辺部分の写真であって、右斜め後ろ側から撮影したものである。 本実施形態のコートの覆い部及びその周辺部分の写真であって、ハンガーにかけて前下方側から撮影したものである。 図3Aのコートの写真を拡大したものである。 変形例のコートの覆い部及びその周辺部分の写真であって、後ろ側から撮影したものである。 変形例のコートの覆い部及びその周辺部分の写真であって、左斜め後ろ側から撮影したものである。 衣紋を抜いた状態で着物を着ている女性の写真であって、左斜め後ろ側から撮影したものである。
≪概要≫
以下、本実施形態のコートについて説明し、次いで、本実施形態の変形例のコートについて説明する。以下の説明では、参照するすべての図面では同様の機能を有する構成要素に同様の符号を付し、明細書では適宜説明を省略する点に留意されたい。
≪本実施形態≫
以下、本実施形態のコート10(図1、図2A、図2B等参照)の機能及び構成並びに効果について図面を参照しながら説明する。
<本実施形態のコートの機能及び構成>
図1は、本実施形態のコート10の写真であって着物を着たマネキンに羽織らせて正面側から撮影したものである。図2Aは、コート10の覆い部30及びその周辺部分の写真であって後ろ側から撮影したものである。図2Bは、コート10の覆い部30及びその周辺部分の写真であって右斜め後ろ側から撮影したものである。図3Aは、コート10の覆い部30及びその周辺部分の写真であってハンガーにかけて前下方側から撮影したものである。図3Bは、図3Aのコート10の写真を拡大したものである。また、図5は、衣紋EMを抜いた状態で着物KMを着ている女性Wの写真であって左斜め後ろ側から撮影したものである。
本実施形態のコート10は、一般的な襟付きのコート(図示省略)とは、後身頃14の上下方向の上側の部分(本実施形態の場合は、一例としてヨーク部分14Aに相当する部分)に、後述する、覆い部30及び副襟40を備えている点で相違する。そして、コート10は、例えば、衣紋EMを抜いて着物を着た者W(図5参照)が羽織った場合に、衣紋EMの形状及び位置を維持しつつその者の背中上部BUを露出させない機能を有する。
本実施形態のコート10は、図1、図2A、図2B等に示されるように、前身頃12と、後身頃14と、一対の袖16と、主襟20(襟の一例)と、覆い部30と、副襟40(他の襟の一例)とを備えている。本実施形態のコート10は、布(織物)と複数の布を繋ぐ糸とを用いて製造されている。布は、一例として、コットン95%+ポリウレタン5%とされている。なお、布に換えて樹脂等のシートであってもよいが、衣服としての機能を発揮するために可撓性を有することが好ましいといえる。
ここで、前述の一般的な襟付きのコートとは、本実施形態のコート10における、ヨーク部分14Aが平坦状のヨーク(図示省略)となって、覆い部30及び副襟40がないものと想定されたい。
(前身頃及び一対の袖)
本実施形態のコート10を構成する、前身頃12及び一対の袖16は、前述のとおり、一般的な襟付きのコートと同等の構成及び機能を有する。そのため、本明細書では、これらについての説明を省略する。
(後身頃及び主襟)
本実施形態の後身頃14の上下方向の上側領域(本実施形態の場合は、一例として、ヨーク部分14A)は、一般的な襟付きのコートにおいて、その幅方向の中央が切り取られたものと捉えることができる(図2A、図2B、図3A及び図3B参照)。そして、図2A及び図2Bに示されるように、切り取られた中央領域には、後述する覆い部30及び副襟40が配置されている。
主襟20は、それを羽織る者の首の周囲に配置される。一般的な襟付きのコートの主襟20はヨークの上下方向の上端に繋がっているが、本実施形態の場合、主襟20の下端は後述する覆い部30の上端に繋がっている(図2A、図3A等参照)。
(覆い部)
本実施形態の覆い部30は、図2Aに示されるように、U字状壁32と、塞ぎ壁34とを有している。
本実施形態のU字状壁32は、上下方向(図1参照)に対して対称となるようにU字状を成し、布(生地)の厚み方向の外側に向けて突出している。U字状壁32の基端部は、その全周に亘ってヨーク部分14Aに糸で縫われて固定されている(図3A及び図3B参照)。なお、U字状壁32の幅(基端部から先端部までの長さ)は、一般的な衣紋EMの幅(一例として100mm)よりも大きく設定されている。また、U字状壁32は、コート10の幅方向の中央に対し幅方向で左右対称の形状を有している。
本実施形態の塞ぎ壁34は、図2A、図3A等に示されるように、U字状壁32の先端側に縫われて取り付けられている。そのため、U字状壁32の先端側の部分、別言すると、塞ぎ壁34におけるU字状壁32に取り付けられている部分は、稜線Rを形成している。また、前述のとおり、塞ぎ壁34の上下方向の上端は、図2A、図3A等に示されるように、主襟20の下端に繋がっている。
以上のような構成により、本実施形態の覆い部30は、着物KMを着た者Wが羽織った場合に、U字状壁32が衣紋EMの外面に対向しかつ塞ぎ壁34が衣紋EMと着物KMを着た者Wとによって形成される空間S(図5参照)を塞ぐ機能を有する。
(副襟)
本実施形態の副襟40は、図2A、図2B等に示されるように、覆い部30のU字状壁32を外側から囲むように配置されている。そのため、副襟40は、上下方向に対してU字状を成し、U字状壁32の外面に対向している。副襟40の幅は、一例として、主襟20の幅よりも大きく設定されている。副襟40は、その周方向に亘る基端側の部分の数カ所でU字状壁32の基端側の部分に着脱可能に取り付けられている。具体的には、副襟40及びU字状壁32の一方にフック(図示省略)、他方に当該フックが引っ掛けられる引っ掛け穴(図示省略)が設けられている。
また、図2A、図2B等に示されるように、副襟40の両端かつ先端(側)の部分は、主襟20に外側から接触されている。そのため、副襟40は、主襟20の自重に起因する力をその径方向外側から受けて姿勢を維持している。
また、図1に示されるように、副襟40は、前方向から見て、その両端がコート10の肩ラインに沿うように配置されている。
以上が、本実施形態のコート10の機能及び構成についての説明である。
<本実施形態のコートの効果>
次に、本実施形態のコート10の効果について図面を参照しながら説明する。
(第1の効果)
本実施形態のコート10は、U字状壁32及び塞ぎ壁34を有する覆い部30を備えている(図2A、図2B等参照)。
そして、着物を着た者W(図5参照)が羽織った場合に、U字状壁32が衣紋EMの外面に対向しかつ塞ぎ壁34が衣紋EMと着物KMを着た者Wとによって形成される空間S(図5参照)を塞ぐ。
したがって、本実施形態のコート10は、着物を着た者Wが羽織った場合に、衣紋EMの形状及び位置を維持しつつその者Wの背中上部BUを露出させない。その結果、着物を着た者Wが羽織った場合に、背中から冷え難くなる。
(第2の効果)
本実施形態のコート10では、図2A、図2B、図3A等に示されるように、塞ぎ壁34がU字状壁32の先端側の部分に縫われてU字状壁32に取り付けられていることで、当該先端側の部分が稜線Rを形成している。そのため、互いに布製、つまり、可撓性を有する、U字状壁と塞ぎ壁とは、外部からの強風等に晒されたとしても、それぞれの形状を維持し易い。
したがって、本実施形態のコート10は、覆い部30により覆われる衣紋EMの形状を維持し易い。
(第3の効果)
本実施形態のコート10では、図2A、図2B、図3A、図3B等に示されるように、主襟20の下端は塞ぎ壁34の上端に繋がっている。そのため、塞ぎ壁34はその上端側から常に主襟20に支持されている。
したがって、本実施形態のコート10は、主襟20により着物KMを着た者Wの首回りの露出をさせずかつ塞ぎ壁34(覆い部30)の形状を維持し易い。
(第4の効果)
本実施形態のコート10は、図2A、図2B等に示されるように、上下方向に対してU字状を成し、覆い部30のU字状壁32の外面に対向する副襟40を備えている。そのため、外部からの強風等に晒されたとしても、強風等は直接的に副襟40に当たり易く、覆い部30のU字状壁32に直接的に当たり難い。
したがって、本実施形態のコート10は、副襟40によりU字状壁32への外部からの負荷が遮断され易い。これに伴い、本実施形態のコート10は、覆い部30の形状を維持し易い。
(第5の効果)
本実施形態のコート10では、図2A、図2B等に示されるように、副襟40の両端かつ先端(側)の部分が主襟20に外側から接触されている。また、副襟40は、前述のとおり、覆い部30のU字状壁32に固定されている。
以上の構成により、副襟40は、主襟20の自重に起因する力をその径方向外側から受けて姿勢を維持している。
したがって、本実施形態のコート10は、覆い部30のU字状壁32の形状が維持され易い。
(第6の効果)
また、本実施形態のコート10では、第5の効果で説明したとおり、副襟40の両端かつ先端(側)の部分が主襟20に外側から接触されている。さらに、副襟40の幅は、一例として、主襟20の幅よりも大きく設定されている。
そのため、本実施形態のコート10は、後ろ側から見て、肩ラインに対し、主襟20と副襟40とが連続的に曲線状を成す意匠性を発揮している点で、衣紋EMを覆う機能を発揮しつつデザイン性にも優れる点で有効である(図2A及び後述する変形例の図4A参照)。
(第7の効果)
本実施形態のコート10では、図1に示されるように、副襟40は、前方向から見て、その両端(上下方向の上端)がコート10の肩ラインに沿うように配置されている。
そのため、本実施形態のコート10では、前方向から見て、副襟40が肩ラインに沿った線状に視認され易い。または、本実施形態のコート10では、前方向から見て、副襟40が主襟20と組み合わせた二重襟のデザインとして視認され易い。
したがって、本実施形態のコート10は、正面から見た場合に、副襟40が目立ち難い。これに伴い、本実施形態のコート10は、着物用のコートとしてだけでなく、通常の洋服用のコートとしても利用し易い。
(第7の効果)
本実施形態のコート10では、前述の説明のとおり、副襟40は、覆い部30のU字状壁32に着脱可能とされている。
したがって、本実施形態のコート10は、その利用者の嗜好に応じて構成を変更することができる。また、例えば、利用者が洋服の上に本実施形態のコート10を羽織るようば場合、着脱可能な副襟40をコート本体から取り外し、かつ、覆い部30を敢えて潰して利用することも可能となる。
以上が本実施形態のコート10の効果についての説明である。また、以上が本実施形態についての説明である。
≪複数の変形例≫
以上のとおり、本発明について前述の実施形態を参照しながら説明したが、本発明の技術的範囲に含まれる形態は前述の実施形態に限られない。例えば、以下のような、複数の変形例が含まれる。
例えば、前述の実施形態では、副襟40は覆い部30のU字状壁32に着脱可能とされているとして説明した。しかしながら、例えば、副襟40はU字状壁32に縫われて固定されていてもよい。
また、例えば、前述の実施形態では、U字状壁32(又は覆い部30)は、ヨーク部分14Aの幅方向の中央領域に配置されているとして説明した(図2A等参照)。
しかしながら、U字状壁32(及び覆い部30)は、ヨーク部分14Aがないコート(図示省略)に適用されてもよい。この場合、U字状壁32(及び覆い部30)は、後身頃14における、上下方向の上側領域かつ幅方向の中央領域であって、着物を着た者Wが羽織る場合に、衣紋EMを囲むことが可能な位置に配置されていればよい。そして、当該位置の一例としては、例えば、コートにおける上下方向の襟ぐりから上下方向の中央に至る手前までの位置であればよい。
また、例えば、前述の実施形態では、副襟40の幅は一例として主襟20の幅よりも大きく設定されているとして説明した。しかしながら、副襟40の幅は主襟20の幅と同等又は主襟20の幅よりも狭く設定されていてもよい。
また、例えば、前述の実施形態では、コート10の一例として図1の写真を用いて説明した。つまり、前述の実施形態では、コート10とはいわゆるロングコートであることを前提に説明した。しかしながら、着物を着た者Wが羽織ることができれば、コートの一例はロングコートでなくてもよい。例えば、ショートコートであってもよく、ジャンパー、ブルゾンその他の上着であればよい。
また、例えば、前述の実施形態では、副襟40は、その周方向に亘る基端側の部分の数カ所でU字状壁32の基端側の部分に着脱可能に取り付けられているとして説明した。しかしながら、図4A及び図4Bに示される変型例のコート10Aのように、副襟40は、その周方向に亘る先端側の部分の数カ所でU字状壁32の先端側の部分に着脱可能に取り付けられていてもよい。
この変形例によれば、覆い部30における稜線Rの付近が副襟40に引っ張られているため、前述の実施形態の場合(図2A)に比べて、U字状壁32及び塞ぎ壁34(覆い部30)の形状が維持され易くなる。
また、例えば、前述の実施形態では、U字状壁32の基端部は、その全周に亘ってヨーク部分14Aに糸で縫われて固定されているとした(図3A及び図3B参照)。しかしながら、U字状壁32は、フック及び引っ掛け穴等の機構(図示省略)を利用して後身頃14に着脱可能にしてもよい。この変形例により、利用者の嗜好に応じて構成を変更することができる。具体的には、利用者は覆い部30を取り外して着用することができる。
さらに、前述の覆い部30が着脱可能な変形例において、例えば、後身頃14から取り外されたU字状壁32(覆い部30)に換えて、後身頃14における覆い部30が取り付けられる位置(別言すると、取り外された位置)に着脱可能な平坦状のU字状布(図示省略)を備えたコートとしてもよい。この変形例により、利用者は覆い部30に換えてU字状布をコート本体に取り付けることで、その後身頃14の上側領域を平坦にしたコートとして当該コートを着用することができる。
また、さらに、前述のU字状布に換えて、後身頃14における覆い部30が取り外された領域を覆うように配置され、後身頃14に着脱可能なヨーク(図示省略)を備えたコートとしてもよい。この変形例の場合、特に、元々ヨークがないコートの場合、1着のコートで多数のバリエーションに変形可能な点で有効といえる。
以上が、本実施形態の複数の変形例についての説明である。
10 コート
12 前身頃
14 後身頃
14A ヨーク部分
16 袖
20 主襟(襟の一例)
30 覆い部
32 U字状壁
34 塞ぎ壁
40 副襟(他の襟の一例)
BU 背中上部
EM 衣紋
KM 着物
R 稜線
S 空間
W 着物を着た者W

Claims (10)

  1. 着物を着た者が羽織れるコートであって、
    その後身頃における、上下方向の上側領域かつ幅方向の中央領域に配置され、上下方向に対して対称となるようにU字状を成し、厚み方向の外側に向けて突出しているU字状壁と、
    前記U字状壁の先端側に取り付けられ、前記U字状壁に囲まれる領域を塞ぐ塞ぎ壁と
    を備え、
    着物を着た者が羽織った場合に、前記U字状壁が衣紋の外面に対向しかつ前記塞ぎ壁が衣紋と着物を着た者とによって形成される空間を塞ぐ、
    コート。
  2. 前記塞ぎ壁は、前記U字状壁の先端側の部分に縫われて前記U字状壁に取り付けられ、
    前記先端側の部分は、稜線を形成している、
    請求項1に記載のコート。
  3. さらに、着物を着た者の首の周囲に配置される襟であって、その下端が前記塞ぎ壁の上端に繋がっている襟
    を備える、
    請求項1に記載のコート。
  4. さらに、上下方向に対してU字状を成し、前記U字状壁の外面に対向する他の襟
    を備える、
    請求項3に記載のコート。
  5. 前記他の襟の両端かつ先端の部分は、前記襟に外側から接触されている、
    請求項4に記載のコート。
  6. 前記他の襟は、前方向から見て、その両端が前記コートの肩ラインに沿うように配置されている、
    請求項5に記載のコート。
  7. 前記他の襟は、前記U字状壁における先端側の部分に取り付けられている、
    請求項1~6のいずれか一項に記載のコート。
  8. 前記他の襟は、前記U字状壁に着脱可能とされている、
    請求項7に記載のコート。
  9. 前記U字状壁は、前記後身頃に着脱可能とされている、
    請求項7に記載のコート。
  10. さらに、
    (1)前記後身頃における前記U字状壁及び前記繋ぎ壁が取り外された位置に配置され、前記後身頃に着脱可能なU字状布、又は、(2)前記後身頃における前記U字状壁及び前記繋ぎ壁が取り外された領域を覆うように配置され、前記後身頃に着脱可能なヨーク、
    を備える、
    請求項9に記載のコート。

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