JP2024059387A - 空気調和機、及びプログラム - Google Patents

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豪 小塩
Go Koshio
光徳 西田
Mitsunori Nishida
和之 岸本
Kazuyuki Kishimoto
憲史 合田
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Abstract

【課題】空気清浄機能の有無に応じた制御を行うことができる空気調和機、及びプログラムを提供する。【解決手段】空気調和機は、室内熱交換器、及びファンを収納しており、空清アタッチメントが着脱可能な本体と、前記室内熱交換器を含む冷凍サイクル、及び前記ファンを制御する空調制御部と、前記ファンの吸気経路に配置される第1エアフィルタと、前記本体に対する前記空清アタッチメントの着脱を検知する空清検知部と、を備え、前記空清アタッチメントは、前記第1エアフィルタよりも目が細かい第2エアフィルタを有しており、前記本体における前記ファンの前記吸気経路に装着可能であり、前記空調制御部は、前記空清検知部の検知結果に応じて、前記冷凍サイクルと前記ファンとの少なくとも一方を制御する。【選択図】図7

Description

本発明は、空気調和機、及びプログラムに関する。
従来、空気清浄機能を備えた空気調和機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この空気調和機は、HEPAフィルタ、あるいはこれに準ずる塵埃の除去性能を有する準HEPAフィルタが、空気清浄フィルタとして用いられ、吸込口をなす開口の全領域に対応して設けられている。
特開2021-127913号公報
空気調和機の空気清浄機能の有無をユーザが選択的に切り替えることができず、空気清浄機能の有無に応じた制御もできなかった。
本開示は、空気清浄機能の有無に応じた制御を行うことができる空気調和機、及びプログラムを提供する。
本開示の一態様に係る空気調和機は、室内熱交換器、及びファンを収納しており、空清アタッチメントが着脱可能な本体と、前記室内熱交換器を含む冷凍サイクル、及び前記ファンを制御する空調制御部と、前記ファンの吸気経路に配置される第1エアフィルタと、前記本体に対する前記空清アタッチメントの着脱を検知する空清検知部と、を備え、前記空清アタッチメントは、前記第1エアフィルタよりも目が細かい第2エアフィルタを有しており、前記本体における前記ファンの前記吸気経路に装着可能であり、前記空調制御部は、前記空清検知部の検知結果に応じて、前記冷凍サイクルと前記ファンとの少なくとも一方を制御する。
本開示の一態様に係るプログラムは、前記空気調和機と通信可能でありタッチパネルを有する端末が備えるプロセッサを、前記タッチパネルへの操作内容に応じて前記空気調和機に動作命令を送信する命令部、及び、前記空気調和機に空清アタッチメントが装着されている場合、冷凍サイクルを停止させ、かつファンを動作させる空清モードでの動作を命令するための空清ボタンを、前記タッチパネルに表示させる表示制御部として機能させる。
図1は、実施形態1に係る空調システムの外観斜視図である。 図2は、同上の空調システムの分解斜視図である。 図3は、同上の空調システムの空清アタッチメントの分解斜視図である。 図4は、同上の空清アタッチメントの下方からの斜視図である。 図5は、同上の空清アタッチメントの下面図である。 図6は、同上の空清アタッチメントの装着説明図である。 図7は、同上の空調システムのブロック図である。 図8は、実施形態2に係る空調システムの概略構成を示す断面図である。 図9は、同上の空調システムにおける空気調和機の本体の前面通気口の拡大図である。 図10は、同上の空気調和機の本体の前面通気口の拡大断面図である。 図11は、同上の空調システムにおける第2空清アタッチメントの正面図である。 図12は、同上の第2空清アタッチメントの背面図である。 図13は、同上の第2空清アタッチメントの上面図である。 図14は、同上の第2空清アタッチメントの装着説明図である。 図15は、同上の空気調和機の本体の保持部の拡大断面図である。 図16は、第3エアフィルタの変形例を備えた空調システムの概略構成を示す断面図である。 図17は、同上の第3エアフィルタの取り外し説明図である。 図18は、実施形態2の空調システムの変形例1における第2空清アタッチメントの正面図である。 図19は、同上の第2空清アタッチメントの上面図である。 図20は、同上の空調システムにおける空気調和機の本体の前面通気口の拡大図である。 図21は、同上の第2空清アタッチメントの装着途中の第1説明図である。 図22は、同上の第2空清アタッチメントの装着途中の第2説明図である。 図23は、同上の第2空清アタッチメントの装着状態の正面図である。 図24は、同上の第2空清アタッチメントの装着状態の上面図である。 図25は、実施形態2の空調システムの変形例2における第2空清アタッチメントの上面図である。 図26は、同上の空調システムにおける空気調和機の本体の前面通気口の拡大図である。 図27は、同上の第2空清アタッチメントの装着状態の上面図である。
以下に説明する実施形態及び変形例は、本開示の一例に過ぎず、本開示は、実施形態及び変形例に限定されない。この実施形態及び変形例以外であっても、本開示の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(実施形態1)
以下、実施形態1に係る空調システム100について、図1~図6を参照して説明する。
本実施形態の空調システム100は、空気調和機1と、空清アタッチメント2と、を備えている。空清アタッチメント2は、空気調和機1に着脱可能である。
まず、空気調和機1について説明する。
本実施形態の空気調和機1は、いわゆるルームエアコンであって、室内の壁面に取り付けられる。以下の説明では、空気調和機1における壁面側を後方、壁面と反対側を前方とし、天井側を上方、床側を下方とする。また、上下方向、及び前後方向と直交する方向を左右方向とする。
空気調和機1は、本体10、ファン11、室内熱交換器12、及び第1エアフィルタ13を備えている(図2参照)。
本体10は、左右方向を長手方向とする矩形体状に形成されている。本体10は、上方吸気型であって、上面101に通気口102が形成されている。通気口102は、本体10の内側と外側とを通気可能とする開口であって、本体10の上面101の略全体にわたって形成されている。本体10は、通気口102を左右方向及び前後方向に分割するように、左右方向又は前後方向に沿った複数のリブ103を有している。通気口102から吸い込まれた空気は、送風口104から吹き出される。送風口104は、本体10の下面に形成されている。本体10は、送風口104を開閉する導風板105を備えている。なお、図1、図2では、導風板105が送風口104を閉じている状態を示している。
ファン11は、本体10に収納されている。ファン11は、クロスフローファンである。ファン11は、駆動することによって、本体10の外部から通気口102を介して本体10の内部に空気を吸入し、送風口104を介して本体10の外部に空気を吹き出す。
室内熱交換器12は、本体10に収納されている。室内熱交換器12は、本体10内におけるファン11の吸気経路106に配置されている。言い換えれば、室内熱交換器12は、本体10内の吸気経路106において、ファン11と通気口102との間に配置されている。吸気経路106は、空調システム100の外部からファン11に至るまでの空間であって、ファン11によって吸気される空気が通過する。本実施形態では、室内熱交換器12は、ファン11の前方及び上方を覆うように配置されている。空気が室内熱交換器12を通過する際に、空気と室内熱交換器12との間で熱交換が行われ、空気が冷却又は加熱される。これにより、室内の冷房又は暖房が行われる。
第1エアフィルタ13は、いわゆるプレフィルタであって、メッシュ状に形成されている。第1エアフィルタ13は、本体10内におけるファン11の吸気経路106に配置されている。第1エアフィルタ13は、本体10における通気口102の内側に配置されており、室内熱交換器12の前方及び上方を覆っている。第1エアフィルタ13は、本体10に吸入される空気から塵埃などを除去し、室内熱交換器12、ファン11等に塵埃などが付着することを抑制する。第1エアフィルタ13は、本体10に対して着脱可能である。例えば、ユーザは、本体10から第1エアフィルタ13を取り外して、第1エアフィルタ13を清掃することができる。なお、後述する空清アタッチメント2が空気調和機1に装着されている場合、第1エアフィルタ13を本体10から取り外した状態で空気調和機1を動作させてもよい。
次に、空清アタッチメント2について参照して説明する。
図2に示すように、空清アタッチメント2は、本体10に載せられ、本体10の通気口102を覆うように空気調和機1に装着可能である。空清アタッチメント2は、空気調和機1に空気清浄機能を付加するアタッチメントであって、空気調和機1の本体10に吸入される空気から塵埃などを除去する。
図3に示すように、空清アタッチメント2は、第2エアフィルタ21、第3エアフィルタ22、及び第1保持枠23を備えている。
第2エアフィルタ21は、第1エアフィルタ13よりも目が細かいエアフィルタである。本実施形態では、第2エアフィルタ21は、HEPA(High Efficiency Particulate Air Filter)である。第2エアフィルタ21は、プリーツ状に形成されており、左右方向に沿った複数の折目を有している。本実施形態では、空清アタッチメント2は、2つの第2エアフィルタ21を備えている。2つの第2エアフィルタ21は、互いに同一構成であって、左右方向に並べて配置されており、2つの第2エアフィルタ21で本体10の通気口102を全体的に覆うように構成されている。なお、空清アタッチメント2は、1つのエアフィルタで本体10の通気口102を全体的に覆うように構成されていてもよいし、3つ以上の第2エアフィルタ21で本体10の通気口102を全体的に覆うように構成されていてもよい。
第3エアフィルタ22は、いわゆるプレフィルタであって、メッシュ状に形成されている。第3エアフィルタ22は、第2エアフィルタ21よりも目が粗いエアフィルタである。第3エアフィルタ22と第2エアフィルタ21とは、目の細かさが互いに同程度であってもよい。本実施形態では、空清アタッチメント2は、2つの第3エアフィルタ22を備えている。2つの第3エアフィルタ22は、互いに同一の構成であって、左右方向に並べて配置されている。2つの第3エアフィルタ22は、2つの第2エアフィルタ21と一対一に対応している。各第3エアフィルタ22は、対応する第2エアフィルタ21と上下方向に対向するように、第2エアフィルタ21の上方に配置される。
第2エアフィルタ21及び第3エアフィルタ22は、本体10に吸入される空気から塵埃などを除去する。第3エアフィルタ22は、比較的大きい塵埃を除去し、第2エアフィルタ21は、第3エアフィルタ22で除去できなかった比較的小さい塵埃を除去する。
第1保持枠23は、第2エアフィルタ21及び第3エアフィルタ22を保持するように構成されている。第1保持枠23は、開口240内に第2エアフィルタ21及び第3エアフィルタ22を保持する第1フレーム24を有している。
第1フレーム24は、前壁241、後壁242、一対の側壁243、及び中央リブ244を有している。前壁241と後壁242と一対の側壁243とで矩形状の枠を構成している。前壁241は、後壁242よりも上下方向の寸法が大きく、前壁241の下端が後壁242の下端よりも下方に位置するように形成されている。中央リブ244は、前壁241における左右方向の中央部と、後壁242における左右方向の中央部とを繋ぐように、前後方向に沿って設けられている。第1フレーム24は、上端部が前後方向及び左右方向に沿って形成されているのに対して、下端部は本体10の上面101に沿うように湾曲している。具体的には、第1フレーム24の下端部は、前方から後方に向かうにつれて上方に向かうにように湾曲している。
中央リブ244の左右両側には、矩形状の開口240が形成されている。中央リブ244、及び一対の側壁243は、開口240の内側に向かって突出した載置リブ245が形成されている。載置リブ245は、前後方向に沿って形成されている。第2エアフィルタ21は、載置リブ245に載せられることにより、第1フレーム24の開口240内に保持される。
また、前壁241、後壁242、一対の側壁243、及び中央リブ244の上端部には、段差部246が形成されている。第3エアフィルタ22は、第1フレーム24の段差部246に嵌るように保持されている。
図4、図5に示すように、第1フレーム24は、4つの凸部25と4つの爪部26を更に有している。
各凸部25は、第1フレーム24の下端から下方に突出するように形成されている。4つの凸部25は、前壁241、後壁242、及び一対の側壁243で構成される矩形枠の四隅に設けられており、開口240の縁に沿うように下方から見て略L字状に形成されている。空清アタッチメント2を本体10に装着する際に、4つの凸部25が、本体10の通気口102の四隅に嵌ることによって、前後方向及び左右方向に対する第1フレーム24と本体10との位置決めがされる。
また、4つの凸部25のうち2つの凸部25は、第1フレーム24の後端部に設けられている。空清アタッチメント2を本体10に装着する方法の一例として、まず第1フレーム24の後端部に設けられた2つの凸部25を本体10の通気口102に嵌めて、この2つの凸部25が通気口102の周縁の後端に当たるまで第1フレーム24を後方に移動させる。そして、図6に示すように、第1フレーム24の後端部に設けられた2つの凸部25を支点として、第1フレーム24の前壁241を本体10に近づけるように回転させて、第1フレーム24の前端部に設けられた2つの凸部25を通気口102に嵌める。これにより、本体10が天井付近の高い位置に設けられていて、本体10の通気口102、及び第1フレーム24の後端部が見えにくい状況であったとしても、空清アタッチメント2を本体10の所定位置に装着しやすくなる。
各爪部26は、第1フレーム24の下端から下方に突出するように形成されている。4つの爪部26のうち、2つの爪部26は、前壁241における左右両端部の近傍から下方に向かって突出するように形成されている。残りの2つの爪部26は、中央リブ244の左右両側面における後端部の近傍から下方に向かって突出するように形成されている。各爪部26は、先端が第1フレーム24の開口240の外側に向かって突出している。空清アタッチメント2を本体10に装着する際に、4つの爪部26の先端が、本体10の通気口102の周縁に引っ掛かることによって、第1フレーム24が本体10に固定される。
上述したように、本体10の上面101に通気口102が形成されており、空清アタッチメント2は、第1保持枠23の第1フレーム24が通気口102の周縁と対向するように、本体10の上面101に乗るように装着される。したがって、本体10の通気口102と、第1フレーム24の開口240とは、上下方向に対向することとなり、本体10の通気口102及び第1フレーム24の開口240には、上方から下方に向かって空気が通過する。第1フレーム24の開口240には、第2エアフィルタ21、及び第3エアフィルタ22が設けられており、第2エアフィルタ21及び第3エアフィルタ22は、上方から下方に向かう気流を受ける。これにより、第2エアフィルタ21及び第3エアフィルタ22を保持している第1フレーム24には、下向きの力が作用し、本体10の通気口102の周縁に押し付けられる。第1フレーム24の下端部が、本体10の通気口102の周縁に押し付けられることによって、本体10における通気口102の周縁と第1フレーム24との隙間が低減する。第1フレーム24と本体10との隙間が低減することによって、第2エアフィルタ21及び第3エアフィルタ22を通過せず隙間を通過して本体10に吸入される空気が低減するので、本体10に吸入される塵埃を抑制し、空気清浄効率の向上を図ることができる。
また、図5に示すように、本実施形態の空清アタッチメント2は、シール部材27を更に備えている。なお、図4では、簡略化のため、シール部材27の図示を省略している。
シール部材27は、スポンジ状の弾性部材であり、弾性を有している。シール部材27は、例えば発泡ウレタン等である。シール部材27は、第1フレーム24の下端の全周にわたって設けられている。シール部材27は、空清アタッチメント2が本体10に装着されることによって、第1フレーム24と通気口102の周縁とで挟まれ、上下方向に縮むように弾性変形し、第1フレーム24と本体10の通気口102の周縁との隙間を埋める。シール部材27が、第1フレーム24と本体10の通気口102の周縁との隙間を埋めることによって、第2エアフィルタ21及び第3エアフィルタ22を通過せず隙間を通過して本体10に吸入される空気が低減する。これにより、本体10に吸入される塵埃をより抑制することができる。
このように、本実施形態の空調システム100は、空気調和機1と、空気調和機1に着脱可能な空清アタッチメント2と、を備えている。空清アタッチメント2は、本体10に第1エアフィルタ13が装着されている場合における第1エアフィルタ13の位置よりも本体10の外側に第2エアフィルタ21が位置するように、本体10に装着される。
第2エアフィルタ21は、第1エアフィルタ13よりも目が細かいので、集塵能力が高い。したがって、本実施形態の空調システム100では、空気調和機1に空清アタッチメント2を装着することによって、空気調和機1に空気清浄機能を付加することできる。また、空清アタッチメント2は、空気調和機1に着脱可能であるため、空気清浄機能を付加するか否かをユーザが任意に選択することができる。これにより、利便性が向上する。
また、本実施形態の空清アタッチメント2は、第2エアフィルタ21よりも目が粗い第3エアフィルタ22を備えている。第3エアフィルタ22は、第2エアフィルタ21よりもファン11の吸気経路106の上流側に位置している。
したがって、第3エアフィルタ22は、第2エアフィルタ21に対してプレフィルタとして機能し、比較的大きい塵埃を集塵することによって、第2エアフィルタ21の目詰まりを抑制することができる。
なお、空気調和機1に空清アタッチメント2を装着する場合、第2エアフィルタ21よりも吸気経路106の下流側に位置し、第2エアフィルタ21よりも目が粗い第1エアフィルタ13が、本体10から取り外されていてもよい。この場合、取り外した第1エアフィルタ13を、第3エアフィルタ22として第1フレーム24に取り付けられてもよい。つまり、1つのエアフィルタが、第1エアフィルタ13と第3エアフィルタ22とを兼用していてもよい。
次に、空気調和機1の制御につい説明する。
図7に空気調和機1のブロック図を示す。上述したように、本実施形態の空気調和機1は、空清アタッチメント2が着脱可能である。空気調和機1は、空清アタッチメント2の装着有無に応じた制御を行う。
具体的には、空気調和機1は、空調制御部31と、空清検知部32と、センサ33と、を備えている。
空調制御部31は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、空調制御部31は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。そして、プロセッサが適宜のプログラムを実行することにより、空調制御部31として機能する。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。例えば、空調制御部31は、複数のマイクロコンピュータで実現されていてもよい。
空調制御部31は、冷凍サイクル40、及びファン11を制御するように構成されている。
冷凍サイクル40は、冷媒が循環する機構であって、室内熱交換器12、室外熱交換器41、圧縮機42、及び膨張弁43を含む。室内熱交換器12は、室内機の本体10(筐体)に収納され、室外熱交換器41、圧縮機42、及び膨張弁43は、室外機4の筐体に収納される。
空調制御部31は、動作モードとして、空調モードと空清モードとを有する。
空調モードは、暖房モードと冷房モードとを含む。空調制御部31は、空調モードで動作する場合、冷媒が循環するように冷凍サイクル40を動作させると共に、気流が生成されるようにファン11を動作させる。冷房モードと暖房モードとで冷凍サイクル40を循環する冷媒の方向が異なる。冷房モードの場合、室内熱交換器12は、蒸発器として機能し、室外熱交換器41は、凝縮器として機能する。暖房モードの場合、室内熱交換器12は、凝縮器として機能し、室外熱交換器41は、蒸発器として機能する。これにより、室内熱交換器12との間で熱交換された空気が室内に送出され、冷媒が循環する方向に応じて暖房又は冷房が行われる。
空調制御部31は、空清モードで動作する場合、冷媒が循環しないように冷凍サイクル40を停止させると共に、気流が生成されるようにファン11を動作させる。冷凍サイクル40が停止していることによって、室内熱交換器12と室内空気との間で熱交換が行われない。したがって、空清モードでは、室内空間と略同温度の空気が本体10から送出される。
空調制御部は、空清モードで動作する場合、センサ33の測定結果に基づいてファン11を制御する。センサ33は、空気環境を測定するように構成されている。本実施形態のセンサ33は、空気環境として臭いを測定する臭いセンサ33、又は空気環境として塵埃の量を測定するほこりセンサ33で構成されている。空調制御部31は、センサ33の測定結果に基づいて、空気が汚れていると判断した場合、ファン11の回転数を向上させて、空気清浄機能を強める。
空清検知部32は、本体10に対する空清アタッチメント2の着脱を検知するように構成されている。空清検知部32は、例えば、リミットスイッチであって、本体10の通気口102の周縁等に設けられている。空清検知部32は、本体10に空清アタッチメント2が装着されている場合、第1保持枠23で押されてオン状態となり、空清アタッチメント2が未装着である場合、オフ状態となる。空清検知部32は、オン/オフ状態を、空清アタッチメント2の着脱検知結果として空調制御部31に出力する。
空調制御部31は、空清検知部32の検知結果に基づいて、空清モードの動作可否を決定する。具体的には、空調制御部31は、空清アタッチメント2が本体10に装着されている場合、空清モードの実行を可能とする。言い換えれば、空調制御部31は、空清アタッチメント2が本体10に未装着である場合、空清モードを実行しない。これにより、空清アタッチメント2の未装着時に、空清モードを実行することを抑制できる。
また、空調制御部31は、空清検知部32の検知結果に応じて、冷凍サイクル40とファン11との少なくとも一方を制御する。本実施形態では、空調制御部31は、空清アタッチメントの着脱有無に応じて、冷凍サイクル40及びファン11の制御内容を変更する。
具体的には、空調制御部31は、空清アタッチメント2が装着されている場合と、空清アタッチメント2が未装着である場合とで、本体10から出力される風量の差が小さくなるようにファン11を制御する。より具体的には、空調制御部31は、空清アタッチメント2が装着されている場合、空清アタッチメント2が未装着である場合に比べて、ファン11の回転数が高くなるようにファン11を制御する。なお、空清アタッチメント2の装着時、及び未装着時における、風量、及びファン11の回転数の比較は、空調制御部31による風量設定が同一の場合の比較である。例えば、空調制御部31による風量設定には、「静音」、「微」、「弱」、「強」、「急速」などの複数段階がある。
上述したように、空清アタッチメント2は、第1エアフィルタ13よりも目が細かい第2エアフィルタ21を備えている。したがって、第2エアフィルタ21を備えた空清アタッチメント2が本体10に装着されている場合、第1エアフィルタ13のみが本体10に装着されている空清アタッチメント2の未装着時に比べて、本体10に吸入される空気の吸気経路106の通気抵抗が大きくなる。したがって、空清アタッチメント2の装着時と未装着時とでファン11の回転数が同一である場合、空清アタッチメント2の装着時における風量は、空清アタッチメント2の未装着時における風量よりも小さくなる。本実施形態の空調制御部31は、空清アタッチメント2が装着されている場合、風量の低減を抑制するようにファン11の回転数を上昇させる。例えば、空清アタッチメント2が未装着である場合、風量設定が「強」であるときのファン11の回転数が第1回転数N1であるとする。空調制御部31は、空清アタッチメント2が装着されている場合、風量設定が「強」であるときのファン11の回転数を第1回転数N1よりも大きい第2回転数N2とする。これにより、空清アタッチメント2の装着時の通気抵抗の増加による風量の低減が抑制され、空清アタッチメント2の装着時と未装着時とで、本体10から出力される風量の差が小さくなる。したがって、空清アタッチメント2の装着時と未装着時とで、冷暖房効率の差を抑制することができる。
また、空調制御部31は、冷凍サイクル40の圧縮機42や膨張弁43を、空清アタッチメント2の装着時と未装着時とで互いに異なる制御特性に基づいて制御してもよい。これにより、圧縮機42や膨張弁43を、空清アタッチメント2の装着時と未装着時のそれぞれに適した制御特性で制御することができ、冷暖房効率の向上を図ることができる。
また、空調制御部31は、ファン11の動作中に空清アタッチメント2が取り外された場合、ファン11の回転数を低下させるように構成されている。上述したように、本体10に空清アタッチメント2が装着されている場合、本体10に第1エアフィルタ13が装着されていない場合がある。空清アタッチメント2が装着されていない場合、通気抵抗が大きく変化して内部に埃等が侵入しやすくなり、埃等がカビの温床になるおそれがある。そこで、本実施形態の空調制御部31は、ファン11の動作中に空清アタッチメント2が取り外された場合、ファン11の回転数を低下させて停止させる。これにより、カビの発生を抑制することができる。
空気調和機1は、赤外線の受光部35を備えており、赤外線リモコン350での遠隔操作が可能である。空調制御部31は、赤外線リモコン350からの信号に基づいて、冷凍サイクル40、ファン11を制御する。ユーザは、赤外線リモコン350を操作することによって、例えば空気調和機1の起動/停止、運転モードの切り替え、設定温度の変更、風量の変更などを行うことができる。本実施形態では、空調制御部31は、空清アタッチメント2が装着され、かつ空調モードで動作している状態において、赤外線リモコン350から運転停止信号を受信した場合、空調モードを停止して、空清モードを開始する。これにより、空調モードの停止後に空清モードを開始させる操作忘れを抑制でき、利便性が向上する。
また、本実施形態の空気調和機1は、赤外線リモコン350の代わりに端末5での遠隔操作が可能に構成されている。端末5は、例えば、スマートフォン、タブレット端末等の通信端末である。空気調和機1は、通信部34をさらに備えており、端末5と通信可能に構成されている。空調制御部31は、通信部34を介して受信した端末5からの信号に基づいて、冷凍サイクル40、ファン11を制御する。
通信部34は、例えばWi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の無線通信に対応した無線通信モジュールである。通信部34は、端末5からの信号を受信する。
端末5は、通信部51と、タッチパネル52と、処理部53と、を備えている。
通信部51は、例えばWi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の無線通信に対応した無線通信モジュールである。
タッチパネル52は、例えば液晶パネル、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイなどの表示装置と、タッチパッドなどの入力装置とを兼ねたデバイスであり、ユーザへの画面表示と、ユーザからのタッチ操作の受け付けとを行う。
処理部53は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータで構成されている。つまり、処理部53は、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムで実現されている。プログラムは、メモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて、又はメモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよい。コンピュータシステムのプロセッサは、半導体集積回路(IC)又は大規模集積回路(LSI)を含む1ないし複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集約されていてもよいし、複数のチップに分散して設けられていてもよい。複数のチップは、1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に分散して設けられていてもよい。例えば、処理部53は、複数のマイクロコンピュータで実現されていてもよい。
本実施形態の端末5には、空調機器の遠隔操作を可能とするプログラム(アプリケーション)がインストールされている。このプログラムは、いわゆるリモコンアプリであって、例えばサーバから端末5にダウンロードされ、端末5のメモリに記憶されている。処理部53のプロセッサは、プログラム(リモコンアプリ)を実行することにより命令部531、及び表示制御部532として機能する。言い換えれば、プログラム(リモコンアプリ)は、端末5のプロセッサを、命令部531及び表示制御部532として機能させる。
表示制御部532は、タッチパネル52を制御するように構成されている。表示制御部532は、空気調和機1を遠隔操作するための複数の操作ボタンをタッチパネル52に表示させる。操作ボタンは、例えば、空気調和機1の起動/停止、運転モードの切り替え、設定温度の変更、風量の変更などを命令するためのアイコンである。
命令部531は、タッチパネル52への操作内容に応じた動作命令を、通信部51を介して空気調和機1に送信する。具体的には、命令部531は、ユーザによりタッチされた操作ボタンに対応する動作命令を、通信部51を介して空気調和機1に送信する。空気調和機1の空調制御部31は、端末5からの動作命令に応じて、冷凍サイクル40、ファン11等を制御する。例えば、ユーザによって設定温度を上げる操作ボタン(設定温度上昇ボタン)がタッチされた場合、命令部531は、設定温度を上げる動作命令を、通信部51を空気調和機1に送信する。空調制御部31は、端末5からの動作命令に基づいて、設定温度を上げる。
また、表示制御部532は、空気調和機1の状態に応じてタッチパネル52に表示する操作ボタンの種類を変更する。例えば、表示制御部532は、空気調和機1が停止中である場合、設定温度を変更する操作ボタン、風量を変更する操作ボタンをタッチパネル52に表示させない。また、表示制御部532は、空気調和機1に空清アタッチメント2が装着されている場合、冷凍サイクル40を停止させ、かつファン11を動作させる空清モードでの動作を命令する操作ボタン(空清ボタン)をタッチパネル52に表示する。言い換えれば、表示制御部532は、空気調和機1に空清アタッチメント2が未装着である場合、空清ボタンをタッチパネル52に表示させない。これにより、空清アタッチメント2の未装着によって、空清モードの実行が不可状態であるにもかかわらず、空清モードでの動作を命令が送信されることを抑制することができる。
(実施形態2)
実施形態2に係る空調システム100について、図8~図15を参照して説明する。
本実施形態の空調システム100は、空気調和機1と空清アタッチメント2(以下、第1空清アタッチメント2ともいう)に加えて、第2空清アタッチメント6を備えている点が実施形態1の空調システム100と相違する。
図8に示すように、本実施形態の空気調和機1の本体10は、本体10の前面を構成する前面パネル14を有している。前面パネル14は、ファン11の前方に位置している。前面パネル14は、開閉可能であり、上端部を支点として上方に開くように構成されている。
また、空気調和機1の本体10は、上面101に形成された通気口102(以下の説明では、上面通気口102ともいう)と、前面に形成された前面通気口107(図9参照)と、を有する。前面通気口107は、前面パネル14の後方に形成された矩形状の開口であり、前面パネル14とファン11との間においてファン11の吸気経路106の一部を形成している。前面通気口107は、前面パネル14と前面通気口107との間からファン11に向かうように、前方から後方に向かって空気が流れる。
また、図9、図10に示すように、前面通気口107の周縁には、第2空清アタッチメント6が取り付けられる取付枠15が形成されている。取付枠15は、矩形枠状に形成されており、本体10の前面よりも後方に位置している。また、空気調和機1の本体10は、前面通気口107の周縁から横方向に突出した保持部151を有している。本実施形態では、保持部151は、取付枠15の左右両端を繋ぐように形成されている。また、取付枠15の下端から前方に突出するように下壁152が形成されている。
第2空清アタッチメント6は、第4エアフィルタ61と第2保持枠62とを備えており、前面通気口107を前方から覆うように本体10に装着可能である。
第4エアフィルタ61は、第1エアフィルタ13よりも目が細かいエアフィルタである。本実施形態では、第4エアフィルタ61は、第2エアフィルタ21と同様の構成であってHEPAである。
第2保持枠62は、第4エアフィルタ61を保持するように構成されている。第2保持枠62は、開口630内に第4エアフィルタ61を保持する第2フレーム63を有している。第2フレーム63は、矩形の枠状に形成されており、第4エアフィルタ61を囲むように保持する。
また、図13に示すように、第2保持枠62は、第2フレーム63から突出して引掛け爪64を有している。引掛け爪64は、接続片641と係止片642とを有している。
接続片641は、第2フレーム63における側壁の後端から開口630の内側に向かって突出するように形成されており、第2フレーム63と係止片642とを接続する。接続片641は、上下方向から見て略L字状に形成されており、一端が第2フレーム63の側壁における上下方向の中央部に接続され、他端が第2フレーム63よりの後方に位置している。
係止片642は、上下方向を長手方向、前後方向を厚さ方向とする矩形板状に形成されている。係止片642は、前面における上下方向の中央部に接続片641の端部が接続されている。つまり、係止片642は、接続片641の端部から上下方向の両方に突出するように形成されている。
図14に示すように、第2空清アタッチメント6は、引掛け爪64が本体10の保持部151に引掛けられることにより、本体10に装着される。具体的には、引掛け爪64が保持部151の上方の空間を通り、第2フレーム63が前面通気口107の周縁である取付枠15に接触するまで、第2保持枠62を前面通気口107に挿入する。そして、引掛け爪64における係止片642が保持部151と前後方向に対向し、引掛け爪64の接続片641が保持部151に接触するまで、第2保持枠62を下方に移動させる。これにより、第2保持枠62の引掛け爪64が本体10の保持部151に引掛けられることにより、第2空清アタッチメント6が本体10に装着される。第2空清アタッチメント6が本体10に装着されることにより、前面通気口107が第4エアフィルタ61で覆われる。
第2空清アタッチメント6は、第2保持枠62の第2フレーム63が前面通気口107の周縁である取付枠15と前後方向に対向するように装着される。したがって、前面通気口107の周縁である取付枠15と、第2フレーム63の開口630とは、前後方向に対向することとなり、前面通気口107及び第2フレーム63の開口630には、前方から後方に向かって空気が通過する。第2フレーム63の開口630には、第4エアフィルタ61が設けられており、第4エアフィルタ61は、前方から後方に向かう気流を受ける。これにより、第4エアフィルタ61を保持している第2フレーム63には、後向きの力が作用し、前面通気口107の周縁である取付枠15に押し付けられる。第2フレーム63の後端が取付枠15に押し付けられることによって、第2フレーム63と取付枠15との隙間が低減する。第2フレーム63と取付枠15との隙間が低減することによって、第4エアフィルタ61を通過せず隙間を通過して本体10に吸入される空気が低減するので、本体10に吸入される塵埃を抑制し、空気清浄効率の向上を図ることができる。
また、図12に示すように、本実施形態の第2空清アタッチメント6は、シール部材65を更に備えている。なお、図13、図14等では、簡略化のため、シール部材65の図示を省略している。
シール部材65は、スポンジ状の弾性部材であり、弾性を有している。シール部材65は、例えば発泡ウレタン等である。シール部材65は、第2フレーム63の後面の全周にわたって設けられている。シール部材65は、第2空清アタッチメント6が本体10に装着されることによって、第2フレーム63と前面通気口107の周縁である取付枠15とで挟まれ、前後方向に縮むように弾性変形し、第2フレーム63と取付枠15との隙間を埋める。シール部材65が、第2フレーム63と取付枠15との隙間を埋めることによって、第4エアフィルタ61を通過せず隙間を通過して本体10に吸入される空気が低減する。これにより、本体10に吸入される塵埃をより抑制し、空気清浄効率の向上を図ることができる。
ここで、図15に示すように、本実施形態の保持部151は、第2空清アタッチメント6が本体10に装着されている状態において引掛け爪64と対向する面である後面にテーパ面153を有する。具体的には、保持部151の後面に形成されたテーパ面153は、下方に向かうにつれて後方に傾斜している。言い換えれば、保持部151の後面は、下端が上端よりも後方に突出するように傾斜している。これにより、第2空清アタッチメント6を装着する際に、第2保持枠62を下方に移動させるにつれて、保持部151の後面であるテーパ面153に沿って第2保持枠62が後方に移動する。これにより、第2フレーム63の後面が、前面通気口107の周縁に押し付けられ、第2フレーム63と前面通気口107の周縁との隙間が低減する。第2フレーム63と前面通気口107の周縁との隙間が低減することによって、第4エアフィルタ61を通過せず隙間を通して本体10に吸入される空気が低減するので、本体10に吸入される塵埃を抑制し、空気清浄効率の向上を図ることができる。
なお、本実施形態では、保持部151の後面にテーパ面153が形成されているが、引掛け爪64の係止片642における保持部151の後面と対向する面である前面にテーパ面が形成されていてもよい。この場合、係止片642の前面は、テーパ面の下端よりもテーパ面の上端が前方に突出するように傾斜する。保持部151の後面と引掛け爪64の係止片642の前面との両方にテーパ面が形成されていてもよい。
また、本実施形態の第2保持枠62は、上下対称に形成されている。具体的には、引掛け爪64の係止片642は、接続片641の端部から上下方向の両方に突出するように形成されている。したがって、第2保持枠62を図12に記載の状態から上下反転させた状態でも本体10に装着することができる。つまり、第2保持枠62が上下いずれの向きでも、第2空清アタッチメント6を本体10に装着することができるので、利便性が向上する。
また、本実施形態の空気調和機1では、第1空清アタッチメント2は、一部が第2空清アタッチメント6と上下方向に重なるように、本体10に装着される。具体的には、第1空清アタッチメント2は、第1保持枠23の下面が第2空清アタッチメント6の第2保持枠62の上面101と上下方向に対向するように装着される。実施形態1で述べたように、第1保持枠23は、第2エアフィルタ21を通過する気流によって下向きの力が作用するので、第2空清アタッチメント6の第2保持枠62の上面101に押し付けられる。これにより、第1保持枠23と第2保持枠62との隙間が低減することによって、第1保持枠23と第2保持枠62との隙間から本体10に吸入される塵埃を抑制し、空気清浄効率の向上を図ることができる。
また、図8に示すように、本実施形態の空気調和機1では、第1空清アタッチメント2の第3エアフィルタ22は、第1空清アタッチメント2の第2エアフィルタ21と、第2空清アタッチメント6の第4エアフィルタ61との両方のエアフィルタに対するプレフィルタとして機能する。本実施形態の第3エアフィルタ22は、第2エアフィルタ21よりも前後方向の寸法が長く、第1保持枠23から前方にはみ出している。第3エアフィルタ22の前端は、前面パネル14の上端に固定されている。第3エアフィルタ22は、第1領域221と、第2領域222とを含む。第1領域221は、第3エアフィルタ22における第2エアフィルタ21と対向している領域であり、主に第2エアフィルタ21のプレフィルタとして機能する。第2領域222は、第3フィルタにおける第1領域221よりも前方の領域である。つまり、第2領域222は、第3フィルタにおける第1保持枠23から前方にはみ出した部分であり、主に第4エアフィルタ61のプレフィルタとして機能する。第2領域222を通過した空気は、前面パネル14と第4エアフィルタ61との間から第4エアフィルタ61、前面通気口107を介して本体10に吸入される。
ここで、ファン11の吸引力は、ファン11から離れるにつれて低減する。図8に示すように、第3フィルタの第1領域221の真下にファン11が配置されている。したがって、第2領域222は、第1領域221よりもファン11から遠い領域となるので、第1領域221に比べてファン11の吸引力が低くなる。そこで、本実施形態では、第3エアフィルタ22は、第1領域221と第2領域222とで目の密度が異なるように構成されており、第1領域221と第2領域222とで単位面積当たりの通気量の差の低減を図っている。具体的には、第3エアフィルタ22は、第2領域222が第1領域221よりも目が粗い。したがって、第2領域222は、第1領域221に比べてファン11の吸引力が低いものの、通気抵抗が小さいので、第1領域221と第2領域222とで単位面積当たりの通気量の差の低減を図ることができる。これにより、室内熱交換器12の全体的に空気を通過させやすくなるので、冷暖房効率の向上、局所的な結露の抑制を図ることができる。
なお、第3エアフィルタ22は、第1領域221と第2領域222とで別体に構成されていてもよい。また、第1領域221は、一部が第1保持枠23から前方にはみ出していてもよいし、第2領域222は、一部が第2エアフィルタ21と対向していてもよい。
また、上述した例では、第3エアフィルタ22の前端部が前面パネル14の上端に固定されていたが、これに限らない。図16に示すように、第3エアフィルタ22は、第3エアフィルタ22の前端部が前面パネル14と本体10とに挟まれるように設けられていてもよい。この場合、図17に示すように、前面パネル14を第3エアフィルタ22と干渉することなく開くことができる。また、前面パネル14を開いた状態で第3エアフィルタ22を引き抜くことができ、メンテナンス性が向上する。
(変形例1)
次に、実施形態2の空調システム100の変形例1について図18~図24を参照して説明する。
図11~図13に示した例では、引掛け爪64、及び保持部151が第4エアフィルタ61の後方に設けられている。したがって、引掛け爪64、及び保持部151がファン11の吸気経路106に位置するため、引掛け爪64、及び保持部151が気流を阻害するおそれがあった。
本変形例では、図18、図19に示すように、第2保持枠62は、第2フレーム63から外向きに突出した嵌合爪部66を有している。嵌合爪部66は、第2フレーム63の側壁から、第4エアフィルタ61と反対向きである外向きに向かって突出している。本変形例では、一対の嵌合爪部66を1組として、6組の嵌合爪部66が第2フレーム63に設けられている。一対の嵌合爪部66は、前後方向に離れて設けられており、前後方向に撓むように弾性変形可能に構成されている。6組の嵌合爪部66は、第2フレーム63の各側壁に3組ずつ設けられている。3組の嵌合爪部66は、上下方向に離れて設けられており、第2フレーム63の側壁の、上端部、中央部、下端部に設けられている。
本変形例では、図20に示すように、本体10は、嵌合爪部66が嵌る嵌合溝16を有している。嵌合溝16は、前面通気口107の周縁の一部に形成されている。具体的には、嵌合溝16は、前面通気口107の周縁における側辺に、上下方向に沿うように形成されている。嵌合溝16は、前面通気口107の内側に向かって開口するように形成されている。本体10は、嵌合溝16を形成する溝壁として、前後方向に対向する前壁161と後壁162とを有する。後壁162は、前面通気口107の周縁の各側辺における上端から下端にわたって形成されている。また、後壁162は、前面通気口107の周縁の下辺に沿って形成されている。なお、後壁162は、前面通気口107の周縁の上辺に沿って形成されていてもよい。一方、前面通気口107の周縁の各側辺には、前壁161が3つずつ形成されている。3つの前壁161は、上下方向に離れて設けられている。したがって、本変形例では、本体10は、6箇所で前壁161と後壁162とが対向しているので、6つの嵌合溝16を有する。6つの嵌合溝16は、6組の嵌合爪部66と一対一に対応する。各嵌合溝16に対応する1組の嵌合爪部66が嵌められることにより、第2空清アタッチメント6が本体10に装着される。
ここで、本変形例では、前壁161が上下方向に離れている。したがって、図21~図24に示すように、第2空清アタッチメント6を装着する際に、嵌合爪部66が前壁161と前壁161との間を通り後壁162に当たるまで第2保持枠62を後方に移動させてから、第2保持枠62を下方に移動させて嵌合爪部66を嵌合溝16に嵌める。これにより、天井付近に設置された本体10に対して、下方から第2空清アタッチメント6を装着しやすくなる。また、各組の嵌合爪部66において、前後方向に対向する一対の嵌合爪部66が互いに近づくように弾性変形しながら、嵌合溝16に嵌められる。したがって、嵌合爪部66の弾性力によって、第2フレーム63の後面が、前面通気口107の周縁である後壁162に押し付けられ、第2フレーム63と後壁162との隙間が低減する。第2フレーム63と後壁162との隙間が低減することによって、第4エアフィルタ61を通過せず隙間を通して本体10に吸入される空気が低減するので、本体10に吸入される塵埃を抑制し、空気清浄効率の向上を図ることができる。
また、本変形例の第2空清アタッチメント6は、上下対称、かつ前後対称に形成されている。したがって、本変形例では、第2空清アタッチメント6を装着する際に、上下方向及び前後方向に規定の向きがなく、上下いずれの向きでも本体10に装着することができるし、前後いずれの向きでも本体10に装着することができる。
(変形例2)
次に、実施形態2の変形例2について説明する。
実施形態2の変形例1では、第2空清アタッチメント6は、前後対称に形成されていたが、図25に示すように、前後非対称に形成されていてもよい。本変形例では、第2フレーム63には6つの嵌合爪部66が設けられている。6つの嵌合爪部66は、第2フレーム63の各側壁243に3つずつ設けられている。3つの嵌合爪部66は、上下方向に離れて設けられており、第2フレーム63の側壁243の上端部、中央部、下端部に設けられている。各嵌合爪部66は、第2フレーム63の側壁243における後端部に設けられている。各嵌合爪部66の後端部と、第2フレーム63の後端部とは、前後方向の位置が一致している。
このように本変形例の第2空清アタッチメント6は、嵌合爪部66の位置が後端部寄りであり、前後非対称に形成されている。これにより、本変形例では、第2空清アタッチメント6を装着する際に、前後方向の向きが規定され、逆向きに装着されることを抑制できる。
また、図26、図27に示すように、本変形例では、後壁162は、前壁161よりも前面通気口107の内側に突出するように形成されている。また、後壁162は、前面通気口107の周縁の下辺に沿って形成されている。なお、後壁162は、前面通気口107の周縁の上辺に沿って形成されていてもよい。したがって、第2空清アタッチメント6を装着した際に、第2フレーム63が後壁162に対向する。第2フレーム63の開口630には、第4エアフィルタ61が設けられており、第4エアフィルタ61は、前方から後方に向かう気流を受ける。これにより、第4エアフィルタ61を保持している第2フレーム63には、後向きの力が作用し、前面通気口107の周縁である後壁162に押し付けられる。第2フレーム63の後端が後壁162に押し付けられることによって、第2フレーム63と後壁162との隙間が低減する。第2フレーム63と後壁162との隙間が低減することによって、第4エアフィルタ61を通過せず隙間を通過して本体10に吸入される空気が低減するので、本体10に吸入される塵埃を抑制し、空気清浄効率の向上を図ることができる。
また、本変形例の本体10は、嵌合爪部66と対向する前壁161の後面にテーパ面を有する。前壁161の後面に形成されたテーパ面153は、下方に向かうにつれて後方に傾斜している。言い換えれば、前壁161の後面は、下端が上端よりも後方に突出している。これにより、第2空清アタッチメント6を装着する際に、第2保持枠62を下方に移動させるにつれて、前壁161の後面であるテーパ面153に沿って第2保持枠62が後方に移動する。これにより、第2フレーム63の後面が、前面通気口107の周縁である後壁162に押し付けられ、第2フレーム63と後壁162との隙間が低減する。第2フレーム63と後壁162との隙間が低減することによって、第4エアフィルタ61を通過せず隙間を通して本体10に吸入される空気が低減するので、本体10に吸入される塵埃を抑制し、空気清浄効率の向上を図ることができる。
1 空気調和機
10 本体
11 ファン
12 室内熱交換器
13 第1エアフィルタ
2 空清アタッチメント
21 第2エアフィルタ
31 空調制御部
32 空清検知部
33 センサ
40 冷凍サイクル

Claims (8)

  1. 室内熱交換器、及びファンを収納しており、空清アタッチメントが着脱可能な本体と、
    前記室内熱交換器を含む冷凍サイクル、及び前記ファンを制御する空調制御部と、
    前記ファンの吸気経路に配置される第1エアフィルタと、
    前記本体に対する前記空清アタッチメントの着脱を検知する空清検知部と、を備え、
    前記空清アタッチメントは、前記第1エアフィルタよりも目が細かい第2エアフィルタを有しており、前記本体における前記ファンの前記吸気経路に装着可能であり、
    前記空調制御部は、前記空清検知部の検知結果に応じて、前記冷凍サイクルと前記ファンとの少なくとも一方を制御する、
    空気調和機。
  2. 前記空調制御部は、前記空清アタッチメントが装着されている場合と、前記空清アタッチメントが未装着である場合とで、前記本体から出力される風量の差が小さくなるように前記ファンを制御する、
    請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記空調制御部は、前記空清アタッチメントが装着されている場合、前記空清アタッチメントが未装着である場合に比べて、前記ファンの回転数が高くなるように前記ファンを制御する、
    請求項1に記載の空気調和機。
  4. 前記空調制御部は、動作モードとして、前記冷凍サイクル及び前記ファンを動作させる空調モードと、前記冷凍サイクルを停止させ、かつ前記ファンを動作させる空清モードとを有し、
    前記空清モードは、前記空清アタッチメントが装着されている場合に実行可能である、
    請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記空調制御部は、前記空清アタッチメントが装着され、かつ前記空調モードで動作している状態において、運転停止信号を受信した場合、前記空清モードを開始する、
    請求項4に記載の空気調和機。
  6. 前記空調制御部は、前記空清モードで動作している場合、空気環境を測定するセンサの測定結果に基づいて、前記ファンを制御する、
    請求項4に記載の空気調和機。
  7. 前記空調制御部は、前記ファンの動作中に前記空清アタッチメントが取り外された場合、前記ファンの回転数を低下させる、
    請求項1に記載の空気調和機。
  8. 請求項1~7のいずれか1項に記載の空気調和機と通信可能でありタッチパネルを有する端末が備えるプロセッサを、
    前記タッチパネルへの操作内容に応じて前記空気調和機に動作命令を送信する命令部、及び、
    前記空気調和機に空清アタッチメントが装着されている場合、冷凍サイクルを停止させ、かつファンを動作させる空清モードでの動作を命令するための空清ボタンを、前記タッチパネルに表示させる表示制御部として機能させる、
    プログラム。
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