JP2024059293A - 放送システムおよび放送集約分析システム - Google Patents

放送システムおよび放送集約分析システム Download PDF

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Abstract

Figure 2024059293000001
【課題】情報を発信する者の負担を軽減できる、放送システムおよび放送集約分析システムを提供する。
【解決手段】放送システム1は、放送装置10と、アナウンス音声信号ASに基づいて形成される放送関連情報BIを情報配信システム2に送信する情報送信装置20と、を備える。情報配信システム2は、登録利用者によって選定分類項目に属する情報を登録利用者に送信するように構成される。情報送信装置20は、取得部と、アナウンス音声信号ASに基づいてアナウンス情報を形成する情報形成部と、分類情報を記憶する記憶部と、分類情報をアナウンス情報に付与する分類付与部と、放送関連情報BIを形成するパッケージ部と、放送関連情報BIを提供情報PIとして情報配信システム2に送信する送信部とを有する。
【選択図】図2

Description

本開示は、放送システムおよび放送集約分析システムに関する。
自治体では、災害等の緊急時に情報を住人に知らせるために、防災行政無線による音声放送が行われている(例えば、特許文献1)。また、自治体は、公共施設にあるサイネージ、インターネット上のホームページ、ソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNS)上のホームページに災害等の情報を掲載している。
特開2017-033513号公報
ところで、人々が利用できる情報媒体が多様化している。このため、自治体は、放送だけでなく、上述のようにメディア用に情報を作成している。しかし、災害等の緊急のときに、メディア用に情報を作成することは自治体の負担となっている。そこで、本開示は、情報を発信する者の負担を軽減できる、放送システムおよび放送集約分析システムを提供することを目的とする。
(1)課題を解決する放送システムは、アナウンス音声信号を拡声装置に伝える放送装置と、前記アナウンス音声信号に基づいて形成される放送関連情報を情報配信システムに送信する情報送信装置と、を備え、前記情報配信システムは、システム外部から取得した提供情報を分類項目によって分類し、前記分類項目から予め選定された選定分類項目に属する情報を前記提供情報の中から選択し、選択した情報を登録利用者に送信するように構成され、前記情報送信装置は、前記アナウンス音声信号を取得する取得部と、前記アナウンス音声信号に基づいて前記アナウンス音声信号のアナウンス内容を示すアナウンス情報を形成する情報形成部と、前記情報配信システムの前記分類項目に対応する分類情報を記憶する記憶部と、前記アナウンス情報に関連する前記分類情報を前記アナウンス情報に付与する分類付与部と、前記アナウンス情報と前記分類情報とから前記放送関連情報を形成するパッケージ部と、前記放送関連情報を前記提供情報として前記情報配信システムに送信する送信部とを有する。
この構成によれば、放送システムは、放送とともに、アナウンス音声信号に基づいて放送関連情報を形成できる。放送関連情報は、送信部によって情報配信システムに送信される。これによって、情報配信システムに提供する提供情報を作成する手間を省くことができるため、情報を発信する者の負担が軽減する。
(2)上記(1)に記載の放送システムにおいて、前記分類項目は、前記提供情報を地域によって分類するための地域分類項目を含み、前記分類情報は、前記地域分類項目に対応する地域分類情報を含む。この構成によれば、情報配信システムにおいて、地域分類項目から選定分類項目として1または複数の地域を選定した人に、その人が選定した地域に関する情報を提供できる。
(3)上記(2)に記載の放送システムにおいて、前記情報送信装置は、使用者の操作に基づいて前記分類情報として予め登録されている複数の地域分類情報から1つを選択する第1選択部を有し、前記分類付与部は、前記第1選択部が選択した前記地域分類情報を前記アナウンス情報に付与する。この構成によれば、アナウンス情報に付与する地域分類情報を第1選択部によって選択できる。
(4)上記(1)~(3)のいずれか1つに記載の放送システムにおいて、前記記憶部は、前記分類情報としての固有地域分類情報を記憶し、前記分類付与部は、前記アナウンス情報に前記分類情報として前記固有地域分類情報を付与する。この構成によれば、アナウンス情報に付与される地域分類情報は1つに固定される。このため、地域分類情報を選択する手間を省くことができる。
(5)上記(1)~(4)のいずれか1つに記載の放送システムにおいて、前記情報送信装置は、地域分析部を有し、前記地域分析部は、前記情報形成部によって形成された前記アナウンス情報から前記アナウンス情報に関連する地域を抽出し、抽出した地域に基づいて複数の地域分類情報から前記アナウンス情報に関連する地域分類情報を特定し、前記分類付与部は、前記地域分析部が特定した前記地域分類情報を前記アナウンス情報に付与する。この構成によれば、地域分析部がアナウンス情報に関する地域分類情報を特定するため、地域分類情報を選択する手間を軽減できる。
(6)上記(1)~(5)のいずれか1つに記載の放送システムにおいて、前記分類項目は、前記提供情報を前記提供情報の内容に応じて分類するための内容分類項目を含み、前記分類情報は、前記内容分類項目に対応する内容分類情報を含む。この構成によれば、情報配信システムにおいて、内容分類項目から選定分類項目として1または複数の内容分類項目を選定した人に、その人が選定した内容分類項目に関する情報を提供できる。
(7)上記(6)に記載の放送システムにおいて、前記情報送信装置は、使用者の操作に基づいて前記分類情報として予め登録されている複数の内容分類情報から1つを選択する第2選択部を有し、前記分類付与部は、前記第2選択部が選択した前記内容分類情報を前記アナウンス情報に付与する。この構成によれば、アナウンス情報に付与する内容分類情報を第2選択部によって選択できる。
(8)上記(1)~(7)のいずれか1つに記載の放送システムにおいて、前記情報送信装置は、内容分析部を有し、前記内容分析部は、前記情報形成部によって形成された前記アナウンス情報からアナウンス内容を分析することによって、前記分類項目として予め登録されている複数の内容分類情報から前記アナウンス情報に関連する内容分類情報を特定し、前記分類付与部は、前記内容分析部が特定した前記内容分類情報を前記アナウンス情報に付与する。この構成によれば、内容分析部がアナウンス情報に関する内容分類情報を特定するため、内容分類情報を選択する手間を軽減できる。
(9)上記(1)~(8)のいずれか1つに記載の放送システムにおいて、前記情報形成部は、前記アナウンス音声信号から言葉を抽出し、抽出した言葉をテキスト化することによって、テキスト情報を含む前記アナウンス情報を形成する。この構成によれば、テキストを含むアナウンス情報を形成できる。これによって、テキストを含む放送関連情報を情報配信システムに提供できる。音声の場合に比べて、短時間で情報の内容を情報配信システムの利用者に把握させることができる。
(10)上記(1)~(9)のいずれか1つに記載の放送システムにおいて、前記情報形成部は、前記アナウンス音声信号から言葉を含む部分を音として抽出し、音声信号によって構成される前記アナウンス情報を形成する。この構成によれば、音声信号を含むアナウンス情報を形成できる。これによって、音声信号を含む放送関連情報を情報配信システムに提供できる。この場合、視覚障害者に情報を伝達できる。
(11)課題を解決する放送集約分析システムは、(1)~(10)のいずれか一つに記載の複数の放送システムと、複数の前記放送システムそれぞれから取得する前記放送関連情報に基づいて他の地域の状態を予測する予測装置と、を備え、複数の前記放送システムは、それぞれ異なる地域に設置される。この構成によれば、他の地域の将来の状態を予測できる。
(12)上記(11)に記載の放送集約分析システムにおいて、前記情報配信システムは、システム外部から取得した提供情報を分類項目によって分類し、前記分類項目から予め選定された選定分類項目に属する情報を前記提供情報の中から選択し、選択した情報を登録利用者に送信するように構成され、前記予測装置は、前記放送関連情報を取得する取得部と、異なる地域の前記放送関連情報に基づいて他の地域の将来の状態を予測することによって予測情報を形成する予測部と、前記情報配信システムの前記分類項目に対応する分類情報を記憶する記憶部と、前記予測情報に関連する前記分類情報を前記予測情報に付与する分類付与部と、前記予測情報と前記分類情報とから放送関連予測情報を形成するパッケージ部と、前記放送関連予測情報を前記提供情報として前記情報配信システムに送信する送信部とを有する。この構成によれば、他の地域について予測した将来の状態を、他の地域を選定分類項目として選択した人に、予測した将来の状態を伝えることができる。
(13)上記(12)に記載の放送集約分析システムにおいて、前記予測部は、複数の地域の前記放送関連情報についてのデータベースに基づいて形成された学習済モデルを用いて他の地域の将来の状態を予測する。この構成によれば、将来の状態の予測について、予測が外れることを少なくできる。
(14)上記(11)~(13)のいずれか1つに記載の放送集約分析システムにおいて、前記放送関連情報および前記将来の状態は、災害または交通に関連する情報である。この構成によれば、災害または交通に関する情報について他の地域の将来の状態を予測できる。
放送システムおよび放送集約分析システムによれば、情報を発信する者の負担を軽減できる。
第1実施形態について、放送システムを含む情報伝達系を示す模式図である。 第1実施形態について、情報伝達系のブロック図である。 情報配信システムが有する地域分類項目を示す図である。 情報配信システムが有する内容分類項目を示す図である。 情報配信システムにおいて、登録利用者と、アドレスと、選定分類項目との関係を示す図である。 情報配信システムにおいて、提供情報のデータベースを示す図である。 緊急情報を表示する端末の模式図である。 情報送信装置のブロック図である。 アナウンス音声信号の内容と、アナウンス情報の内容との関係を示す図である。 地域分類情報を選択するための第1選択部の模式図である。 内容分類情報を選択するための第2選択部の模式図である。 放送関連情報の構造を示す図である。 第2実施形態について、情報伝達系のブロック図である。 第3実施形態について、放送集約システムを含む情報伝達系を示す模式図である。 予測装置のブロック図である。 学習に使用されるデータについて、アナウンス内容と、入力データと、教師データとの関係を示す図である。 放送関連情報と、学習済モデルと、予測情報との関係を示す図である。 放送関連予測情報の構造を示す図である。 放送システムの変形例において、放送関連情報の構造を示す図である。 放送システムの変形例において、アナウンス情報と、地域分析部と、地域分類情報との関係を示す図である。 放送システムの変形例において、アナウンス情報と、内容分析部と、内容分類情報との関係を示す図である。
<第1実施形態>
図1~図12を参照して、本実施形態に係る放送システム1を説明する。図1は、情報伝達系ITの全体を示す模式図である。情報伝達系ITは、災害に関する情報(以下、災害情報)の伝達経路を示す。情報伝達系ITには、放送システム1、および、情報配信システム2が含まれる。災害情報には、災害の発生情報、災害が生じる可能性があることを知らせる予報、災害に関する警戒情報、災害に起因する危険を知らせる情報、避難指示、避難勧告、避難所の開設情報、災害に伴う交通情報等が含まれる。本実施形態では、災害は、自然災害および人に起因する災害を含む。例えば、災害は、地震による災害、津波による災害、火山の噴火による災害、土砂災害、河川の増水による氾濫、建物または山の火災、化学工場の火災、災害に伴うインフラ情報、ミサイル発射情報、原子力事故に関する情報、を含む。情報伝達系ITは、災害以外の事項に関する情報を人々に伝達するために使用されてもよい。災害以外の事項に関する情報としては、熱中症に関する情報、インフラ情報(停電・ガスまたは水道の停止、および、給水所に関する情報)、警察から出される行方不明者に関する情報(情報提供依頼・行方不明者の発見情報)等が挙げられる。
図1および図2に示されるように、放送システム1は、放送装置10と、情報送信装置20とを備える。放送装置10は、情報伝達系ITにおける1つの伝達系である。放送装置10は、音によって、放送エリア内の人々に直接に災害情報を伝える。
[放送装置]
放送装置10は、人々に災害情報を伝える目的で使用される。放送装置10は、災害情報の伝達以外の用途に使用されてもよい。例えば、放送装置10は、音楽を流すために使用されてもよい。
放送装置10は、アナウンス音声信号ASを拡声装置3に伝える。アナウンス音声信号ASは、アナログ信号であっても、デジタル信号であってもよい。放送装置10は、所定の建物内に設置される。放送装置10は、人々に災害情報を伝えるために使用される。
例えば、放送装置10は、近隣住民に災害情報を伝えるために、自治体の防災担当者によって使用される。また、放送装置10は、ビル内の人々に災害情報を伝えるために、ビル管理者によって使用されてもよい。
図1に示されるように、放送装置10は、マイク11と、装置本体12とを備える。マイク11は、音声を音信号に変換する。装置本体12は、音信号を増幅および変調した音増幅信号を拡声装置3に出力する。装置本体12は、有線または無線を介して拡声装置3に音増幅信号を伝達する。拡声装置3は、音増幅信号を再生することによって、音を出す。有線は、専用回線でもよいし、インターネットまたは他のネットワークを介した回線でもよい。
アナウンス音声信号ASは、音信号の一例である。アナウンス音声信号ASは、アナウンスに関する信号である。アナウンス音声信号ASは、アナウンスを含む音声がマイク11によって電気信号に変換されたときの音信号である。アナウンスは、人々に伝える言葉を含む。アナウンスの一例は、災害情報を含む災害アナウンスである。災害アナウンスは、災害の虞があるときまたは災害時(以下、これらを含めて「災害等発生時」という。)に発せられる。例えば、災害アナウンスは、災害等発生時に、自治体の防災担当者が、放送装置10を使って近隣住民に向かって行われる。また、災害アナウンスは、災害等発生時に、ビル管理者が、放送装置10を使ってビル内に居る人々に向かって行われる。
拡声装置3は、1または複数のスピーカー4を含む。複数のスピーカー4は、有線または無線によって放送装置10の装置本体12に繋がる。スピーカー4は、屋外に設置される。例えば、スピーカー4は、電柱、鉄塔、公共施設の屋上、官公庁舎の屋上、民間の工場の屋上、または、民間の店舗の屋上に設置される。放送エリア内の住民は、スピーカー4から発せられる災害情報によって、災害が迫っていることを知ることができる。
放送装置10は、従来の放送装置10の技術によって構成できるため、その詳細説明を省略する。また、放送装置10と拡声装置3とを繋ぐ通信についても、従来の通信技術と変わらないため、その詳細説明を省略する。
[情報配信システム]
情報配信システム2は、ネットワークNを介して、登録利用者の端末5に災害情報を伝達するシステムである。端末5は、携帯端末またはデスクに設置されるパーソナルコンピュータを含む。携帯端末は、パーソナルコンピュータまたはスマート端末を含む。スマート端末は、スマートフォン、タブレット、および、ノート型パーソナルコンピュータを含む。情報配信システム2は、次のように、情報を登録利用者に配信する。ネットワークNは、インターネット、電話回線ネットワーク、または、これらが連結された複合ネットワークである。
情報配信システム2は、システム外部から取得した提供情報PIを分類項目CAによって分類する。システム外部は、情報配信システム2以外の情報発信システムまたは情報発信デバイスを示す。システム外部は、気象庁の情報端末、交通情報センターの情報端末、災害情報発信する機関の情報端末、および、個人の情報端末を含む。提供情報PIの一例は、災害情報である。災害情報は、地震、天気特別警報、災害時における鉄道に関する交通情報、災害時における道路に関する交通情報、等である。
情報配信システム2は、災害情報以外の情報をシステム外部から取得してもよい。この場合、提供情報PIには、災害に関係せずに発生する交通情報が含まれる。例えば、鉄道に関しては、提供情報PIとして、人身事故や車両・線路設備のトラブルなどによる運転見合わせに関する情報、列車の振替輸送に関する情報、列車の遅延、列車の運転再開に関する情報が挙げられる。航空に関しては、提供情報PIとして、航空機の運航状況(「天候調査」による出発地への引返し、目的地以外の航行の可能性といった情報)、機材繰りによる欠航、ブッキング等の情報が挙げられる。海運に関しては、提供情報PIとして、船舶の運航状況等の情報が挙げられる。
情報配信システム2において、分類項目CAは予め設定されている。分類項目CAは、情報を分類するための項目である。分類項目CAは、地域分類項目CBを含む。さらに、分類項目CAは、内容分類項目CCを含む。
地域分類項目CBは、提供情報PIを地域によって分類するための項目である。地域は、提供情報PIの内容に関連する地域を示す。具体的には、提供情報PIが災害情報である場合、地域は、災害の発生している地域を示す。提供情報PIが交通関連情報であって通行止めを示す内容である場合、地域は、通行止めの地域を示す。
図3に示されるように、一例では、地域分類項目CBは、全国の市町村の名称によって構成される。地域分類項目CBは、都市名を含んでもよい。地域分類項目CBは、駅名を含んでもよい。地域分類項目CBは、有名施設の名称を含んでもよい。
内容分類項目CCは、提供情報PIを記提供情報PIの内容に応じて分類するための項目である。具体的には、提供情報PIが地震の発生を示すものである場合、提供情報PIの内容は地震である。提供情報PIが大雨等の天気特別警報を示すものである場合、提供情報PIの内容は天気特別警報である。
例えば、図4に示されるように、内容分類項目CCの例として、地震、天気特別警報、交通情報(鉄道)、および、交通情報(道路)が挙げられる。なお、情報伝達系ITが、災害以外の事項に関する情報を人々に伝達するために使用される場合、これらの他に、開花情報、花粉情報、黄砂情報、梅雨前線、紫外線情報、秋雨前線、にわか雨情報、等が内容分類項目CCとして設定されてもよい。
内容分類項目CCは、図4に示される例に限定されない。例えば、内容分類項目CCの例として、津波、洪水、大雨、山火事、ミサイル発射警報、原子力事故等が挙げられる。災害以外の内容分類項目CCの例として、熱中症警戒、インフラ停止等情報、警察からの情報、等が挙げられる。
情報配信システム2は、提供情報PIを受け付ける。提供情報PIは、地域分類項目CBに対応する地域分類情報CY、および、内容分類項目CCに対応する内容分類情報CZを含むように構成される。情報配信システム2を運営する事業者は、情報配信の際に、提供情報PIに地域分類情報CYおよび内容分類情報CZを付与することを、事前に人々にアナウンスしている。例えば、事業者は、提供情報PIのフォーマットを示すことによって、地域分類情報CYおよび内容分類情報CZが付与された提供情報PIを取得している。情報提供者は、フォーマットを利用することによって、地域分類情報CYとしての地域、および、内容分類情報CZとしての内容を、提供する内容とともに情報配信システム2に提供できる。情報配信システム2は、不特定多数の者から提供情報PIを取得する。
情報配信システム2は、選定分類項目CDに属する情報を提供情報PIの中から選択し、そして、選択した情報を登録利用者に送信するように構成される。選定分類項目CDは、登録利用者によって分類項目CAから予め選定された分類項目CAである。このような選定分類項目CDの設定によって、登録利用者は、選定分類項目CDに該当する情報のみを得ることができる。
図5に示されるように、情報配信システム2は、登録利用者の名称と、登録利用者のアドレスと、選定分類項目CDとを関連付けした配信先情報を有する。この配信先情報を参照することによって、情報配信システム2は、登録利用者に、登録利用者が選定した選定分類項目CDに属する情報を提供する。
図6および図7を参照して、情報配信システム2の動作の一例を説明する。情報配信システム2は、提供情報PIを取得すると、取得時間とともに提供情報PIをデータベースに保存する(図6参照)。そして、情報配信システム2は、提供情報PIに付与されている地域分類情報CYおよび内容分類情報CZを参照して、地域分類情報CYに対応する地域分類項目CBおよび内容分類情報CZに対応する内容分類項目CCを得る。そして、情報配信システム2は、地域分類項目CBおよび内容分類項目CCを選定分類項目CDとして設定している利用登録者に、その提供情報PIを送信する。そうすると、利用登録者の端末5には、提供情報PIを受信した受信マークが表示される。受信マークに基づいて、利用登録者が情報配信システム2の利用アプリケーションを開くと、端末5の表示画面5Aには、提供情報PIが表示される(図7参照)。このようにして、登録利用者は、情報配信システム2から、自分が選定した地域および内容についての情報を得ることができる。
情報配信システム2の具体例として、ヤフー株式会社が運用している「Yahoo!(登録商標)防災速報」のような配信システムが挙げられる。情報配信システム2は、災害速報だけでなく、他の情報を配信できるものであってもよい。
[情報送信装置]
情報送信装置20は、アナウンス音声信号ASに基づいて形成される放送関連情報BIをネットワークNを経由して情報配信システム2に送信する。上述のように、アナウンス音声信号ASは、アナウンスに関する信号である。アナウンスは災害情報を含む。したがって、アナウンス音声信号ASに基づいて形成される放送関連情報BIは、災害情報を含む。このような放送関連情報BIが情報配信システム2に送信されることによって、情報配信システム2を利用する人々に災害情報を伝達できる。
図8に示されるように、情報送信装置20は、取得部21と、情報形成部22と、記憶部23と、分類付与部24と、パッケージ部25と、送信部26と、を有する。本実施形態では、情報送信装置20は、さらに、第1選択部27および第2選択部28を有する。
情報送信装置20は、1または複数のCPU(Central Processing Unit)、または、1または複数のMPU(Micro Processing Unit)によって構成される。取得部21、情報形成部22、分類付与部24、パッケージ部25、および、送信部26、第1選択部27、および、第2選択部28は、CPUまたはMPUの一部の機能であってもよい。記憶部23は、CPUまたはMPUに含まれるメモリーを備えてもよいし、外部メモリーを備えてもよい。取得部21、情報形成部22、分類付与部24、パッケージ部25、および、送信部26は、CPUまたはMPUのメモリーの格納されるプログラムの実行によって機能が動作するように構成される。
[取得部]
取得部21は、アナウンス音声信号ASを取得する。具体的には、取得部21は、放送装置10に接続される。取得部21は、放送装置10のマイク11に災害アナウンスが入力されたとき、放送装置10からアナウンス音声信号ASを取得する。取得部21は、放送システム1を使用する使用者によって、アナウンス音声信号ASを取得するタイミングが図られてもよい。例えば、取得部21は、アナウンス音声信号ASを取得するための取得ボタンを有してもよい。取得ボタンは、プッシュされることによって、プッシュされている期間だけ取得部21にアナウンス音声信号ASが流れるように構成される。取得ボタンによれば、災害アナウンスだけを取得部21に取得させることができる。
[情報形成部]
図9を参照して、情報形成部22を説明する。情報形成部22は、アナウンス音声信号ASに基づいてアナウンス音声信号ASのアナウンス内容を示すアナウンス情報AIを形成する。
例えば、情報形成部22は、アナウンス音声信号ASから言葉を抽出し、抽出した言葉をテキスト化することによって、テキスト情報を含むアナウンス情報AIを形成する。言葉の抽出は、音声認識プログラムおよび文字化プログラムの動作によって行われる。言葉の抽出は、インターネットに繋がるクラウド上の音声認識サービスを利用することによって行われてもよい。
図9に示される例では、アナウンス音声信号ASにおいて、アナウンス内容を示す言葉の前後に付けられる注意音が除去され、言葉のみがテキスト化されている。テキスト情報を含むアナウンス情報AIは、パーソナルコンピュータの表示部に表示されることが好ましい。テキスト情報を含むアナウンス情報AIは、編集可能であることが好ましい。例えば、アナウンス情報AIは、情報送信装置20に接続されるパーソナルコンピュータに保存されてもよい。このような構成によれば、パーソナルコンピュータにおいて、アナウンス情報AIの編集が可能である。テキスト情報を含むアナウンス情報AIによれば、テキストを含む提供情報PIを情報配信システム2に提供できる。
また、情報形成部22は、アナウンス音声信号ASから言葉を含む部分を音として抽出し、音声信号によって構成されるアナウンス情報AIを形成してもよい。言葉を含む部分について音の抽出は、音声認識プログラムの動作によって行われる。音の抽出は、インターネットに繋がるクラウド上の音声認識サービスを利用することによって行われてもよい。音の抽出によれば、アナウンス音声信号ASから言葉の部分を切り取る。言葉以外の部分とは、例えば、注意を促す注意音である。言葉に関する音を含むアナウンス情報AIは、再生可能であることが好ましい。言葉に関する音を含むアナウンス情報AIは、編集可能であることが好ましい。例えば、アナウンス情報AIは、情報送信装置20に接続されるパーソナルコンピュータまたはスマート端末に保存されてもよい。このような構成によれば、パーソナルコンピュータまたはスマート端末において、アナウンス情報AIの編集が可能である。言葉に関する音を含むアナウンス情報AIによれば、音声を含む提供情報PIを情報配信システム2に提供できる。
[記憶部]
記憶部23は、情報配信システム2の分類項目CAに対応する分類情報CXを記憶する。分類情報CXは、地域分類項目CBに対応する地域分類情報CYを含む。地域分類情報CYは、地域分類項目CBに一対一に対応することが好ましい。地域分類情報CYの個数は、地域分類項目CBの個数よりも少なくてもよく、多くてもよい。すなわち、複数の地域分類情報CYのうちの1つまたは複数個は、地域分類項目CBのいずれとも対応していない場合があってもよい。
分類情報CXは、内容分類項目CCに対応する内容分類情報CZを含む。内容分類情報CZは、内容分類項目CCに一対一に対応することが好ましい。内容分類情報CZの個数は、内容分類項目CCの個数よりも少なくてもよく、多くてもよい。すなわち、複数の内容分類情報CZのうちの1つまたは複数個は、内容分類項目CCのいずれとも対応していない場合があってもよい。
[分類付与部]
分類付与部24は、アナウンス情報AIに関連する分類情報CXをアナウンス情報AIに付与する。本実施形態では、分類付与部24は、第1選択部27が選択した地域分類情報CYをアナウンス情報AIに付与する。分類付与部24は、第2選択部28が選択した内容分類情報CZをアナウンス情報AIに付与する。
[第1選択部]
図10を参照して、第1選択部27を説明する。第1選択部27は、使用者によって操作される。第1選択部27は、使用者の操作に基づいて、分類情報CXとして予め登録されている複数の地域分類情報CYから1つを選択する。具体的には、第1選択部27は、地域分類情報CYの複数の選択肢から1つの地域分類情報CYを選択できるように構成される。第1選択部27の表示部において表示される地域分類情報CYは、スクロールバーを移動することによって入れ替わる。第1選択部27の表示部に示される複数の地域分類情報CYのうちの1つがポインタによって選択されることによって、地域分類情報CYが選択される。このように選択された地域分類情報CYは、分類付与部24によってアナウンス情報AIに付与される。地域分類情報CYの選択のタイミングは、放送装置10を使って災害アナウンスを行うときである。災害アナウンスの実施の直後、直前または実施中に、使用者は、第1選択部27を使って地域分類情報CYの選択肢から災害アナウンスに関連する地域を選択する。そうすると、災害アナウンスに係るアナウンス情報AIに地域分類情報CYが付与される。一例では、災害アナウンスが所定地域の関する情報である場合、アナウンス情報AIに地域分類情報CYとして所定地域の名称が付与される。
[第2選択部]
図11を参照して、第2選択部28を説明する。第2選択部28は、使用者によって操作される。第2選択部28は、使用者の操作に基づいて分類情報CXとして予め登録されている複数の内容分類情報CZから1つを選択する。具体的には、第2選択部28は、内容分類情報CZの複数の選択肢から1つの内容分類情報CZを選択できるように構成される。第2選択部28の表示部において表示される内容分類情報CZは、スクロールバーを移動することによって入れ替わる。第2選択部28の表示部に示される複数の内容分類情報CZのうちの1つがポインタによって選択されることによって、内容分類情報CZが選択される。このように選択された内容分類情報CZは、分類付与部24によってアナウンス情報AIに付与される。内容分類情報CZの選択のタイミングは、放送装置10を使って災害アナウンスを行うときである。災害アナウンスの実施の直後、直前または実施中に、使用者は、第2選択部28を使って内容分類情報CZの選択肢から災害アナウンスに関連する内容を選択する。そうすると、災害アナウンスに係るアナウンス情報AIに内容分類情報CZが付与される。一例では、災害アナウンスが天気特別警報に関する情報である場合、アナウンス情報AIに内容分類情報CZとして天気特別警報が付与される。
[パッケージ部]
図12に示されるように、パッケージ部25は、アナウンス情報AIと分類情報CXととから放送関連情報BIを形成する。一例では、パッケージ部25は、アナウンス情報AIと分類情報CXとをパッケージすることによって放送関連情報BIを形成する。パッケージ部25は、所定のルールにしたがって、アナウンス情報AIと分類情報CXとを結合することによって、放送関連情報BIを形成する。所定のルールは、情報配信システム2が受け付けることができるデータフォームに準じて構成されたルールである。すなわち、パッケージ部25は、情報配信システム2が放送関連情報BIを提供情報PIとして受け入れることができるように、所定の形式の放送関連情報BIを形成する。他の例では、パッケージ部25は、アナウンス情報AIと分類情報CXとを互いに紐づけることによって、実質的にパッケージしたようなデータ構造にする。このような実質的なパッケージによれば、アナウンス情報AIと分類情報CXとを時間的にずらして、それぞれを放送関連情報BIとして送信できる。時間的にずらして送信される情報は、受信側の装置によって結合される。または、時間的にずらして送信される情報は、受信側の装置によって、互いに関連する情報として取り扱われる。
[送信部]
送信部26は、放送関連情報BIを提供情報PIとして情報配信システム2に送信する。送信部26は、放送関連情報BIが形成されるタイミングで、情報配信システム2に送信する。または、送信部26は、送信ボタンを有してもよい。この例では、送信ボタンが押されるタイミングで、放送関連情報BIが情報配信システム2に送信される。
[本実施形態の作用]
従来、災害発生時、自治体は、従来の放送装置10を使って住民に災害アナウンスを行う。このとき、放送エリア外にいる人々には自治体が発する情報は伝えられない。このため自治体は、放送エリア外にいる人々に災害アナウンスに準じた内容をSNSに投稿したり、ホームページを更新したりする。しかしながら、緊急時、時々刻々と状況が変わる中で、かつ、人手が不足しがちな状況において、これらの対応を的確かつ迅速に行うことは困難を伴う。
本実施形態に係る放送システム1によれば、放送システム1の放送装置10を使うことによって、放送とともに情報配信システム2に、災害アナウンスに準じた内容の放送関連情報BIを送信することができる。放送関連情報BIは、災害アナウンスに係るアナウンス音声信号ASに基づいて形成され、かつ、放送関連情報BIは、災害アナウンスと同じタイミングで放送関連情報BIを送信される。このため、自治体の防災担当者は、情報配信システム2用のデータを自ら用意する必要がなく、また、送信する手間もない。このように、放送システム1によれば、自治体の防災担当者の負担を軽減できる。このため、自治体の防災担当者は、時々刻々と変わる状況を、時機を逸せずに、人々に災害情報を提供できる。
放送システム1は、既存の情報配信システム2を利用する。このため、放送システム1から情報提供を受けて貰う目的で人々に放送システム1への登録を要求することなく、情報配信システム2を利用する既存の登録者に災害情報を提供できる。このように、既存の情報配信システム2を利用することによって、人々に対する放送システム1を周知にする必要もなく、確実に、人々に災害情報を提供できる。
[本実施形態の効果]
(1)放送システム1は、放送装置10と、情報送信装置20とを備える。情報送信装置20は、情報形成部22、パッケージ部25と、送信部26と、を有する。情報形成部22は、アナウンス音声信号ASに基づいてアナウンス音声信号ASのアナウンス内容を示すアナウンス情報AIを形成する。パッケージ部25は、アナウンス情報AIと分類情報CXとから放送関連情報BIを形成する。送信部26は、放送関連情報BIを提供情報PIとして情報配信システム2に送信する。
この構成によれば、放送システム1は、放送とともに、アナウンス音声信号ASに基づいて放送関連情報BIを形成できる。放送関連情報BIは、送信部26によって情報配信システム2に送信される。これによって、情報配信システム2に提供する提供情報PIを作成する手間を省くことができるため、情報を発信する者(例えば、自治体の防災担当者)の負担が軽減する。また、情報配信システム2の利用者に放送エリア外の人々に放送内容に準じた情報を提供できる。
(2)情報配信システム2において、分類項目CAは、提供情報PIを地域によって分類するための地域分類項目CBを含む。放送システム1において、分類情報CXは、地域分類項目CBに対応する地域分類情報CYを含む。
この構成によれば、情報配信システム2において、地域分類項目CBから選定分類項目CDとして1または複数の地域を選定した人に、その人が選定した地域に関する情報を提供できる。
(3)情報送信装置20は、第1選択部27を有する。第1選択部27は、使用者の操作に基づいて分類情報CXとして予め登録されている複数の地域分類情報CYから1つを選択する。分類付与部24は、第1選択部27が選択した地域分類情報CYをアナウンス情報AIに付与する。この構成によれば、アナウンス情報AIに付与する地域分類情報CYを第1選択部27によって選択できる。このように、簡単に、アナウンス情報AIに地域分類情報CYを付与できる。
(4)情報配信システム2において、分類項目CAは、提供情報PIを提供情報PIの内容に応じて分類するための内容分類項目CCを含む。放送システム1において、分類情報CXは、内容分類項目CCに対応する内容分類情報CZを含む。
この構成によれば、情報配信システム2において、内容分類項目CCから選定分類項目CDとして1または複数の内容分類項目CCを選定した人に、その人が選定した内容分類項目CCに関する情報を提供できる。
(5)情報送信装置20は、第2選択部28を有する。第2選択部28は、使用者の操作に基づいて分類情報CXとして予め登録されている複数の内容分類情報CZから1つを選択する。分類付与部24は、第2選択部28が選択した内容分類情報CZをアナウンス情報AIに付与する。この構成によれば、アナウンス情報AIに付与する内容分類情報CZを第2選択部28によって選択できる。このように、簡単に、アナウンス情報AIに内容分類情報CZを付与できる。
(6)情報形成部22は、アナウンス音声信号ASから言葉を抽出し、抽出した言葉をテキスト化することによって、テキスト情報を含むアナウンス情報AIを形成する。この構成によれば、テキストを含むアナウンス情報AIを形成できる。これによって、テキストを含む放送関連情報BIを情報配信システム2に提供できる。音声の場合に比べて、短時間で情報の内容を情報配信システム2の利用者に把握させることができる。
(7)情報形成部22は、アナウンス音声信号ASから言葉を含む部分を音として抽出し、音声信号によって構成されるアナウンス情報AIを形成してもよい。この構成によれば、音声信号を含むアナウンス情報AIを形成できる。これによって、音声信号を含む放送関連情報BIを情報配信システム2に提供できる。この場合、視覚障害者に情報を伝達できる。
<第2実施形態>
図13を参照して、第2実施形態に係る放送システム1および情報伝達系ITを説明する。情報伝達系ITには、放送システム1および情報配信システム2が含まれる。情報配信システム2は、第1実施形態に記載のものと同じである。本実施形態において、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態の構成と同一の符号を付し、重複する構成についてはその説明を省略する。
第1実施形態では、放送システム1内に情報送信装置20が設けられているが、本実施形態では、情報送信装置20の機能の一部が、ネットワークNに接続されるサーバー8に設けられる。情報送信装置20の機能の全部が、ネットワークNに接続されるサーバー8に設けられてもよい。
本実施形態では、放送システム1は、放送装置10と、情報送信装置20とを備える。情報送信装置20の構成のうち、記憶部23X、分類付与部24X、第1選択部27X、および、第2選択部28Xは、放送装置10が収容される筐体に設けられる。記憶部23X、分類付与部24X、第1選択部27X、および、第2選択部28Xは、それぞれ、第1実施形態に示される記憶部23、分類付与部24、第1選択部27、および、第2選択部28の構成に準ずる。分類付与部24Xは、第1選択部27Xが選択した地域分類情報CYをアナウンス音声信号ASに付与する。また、分類付与部24Xは、第2選択部28Xが選択した内容分類情報CZをアナウンス音声信号ASに付与する。
放送装置10は、災害アナウンスに係るアナウンス音声信号AS、地域分類情報CYおよび内容分類情報CZをサーバー8に送信する。アナウンス音声信号ASは、災害アナウンスに係るアナログ信号をデジタル信号に変換した信号である。地域分類情報CYおよび内容分類情報CZは、分類付与部24Xによってアナウンス音声信号ASに紐づけられる。
地域分類情報CYは、第1実施形態に示されるように、災害アナウンスに関連する地域として第1選択部27Xによって選択される情報である。内容分類情報CZは、第1実施形態に示されるように、災害アナウンスに関連する内容として第2選択部28Xによって選択される情報である。
サーバー8は、ネットワークNを介して放送装置10と接続される。さらに、サーバー8は、ネットワークNを介して情報配信システム2と接続される。サーバー8は、取得部21X、情報形成部22X、パッケージ部25X、および、送信部26Xを備える。
取得部21Xは、放送装置10からアナウンス音声信号ASおよび分類情報CXを受ける。情報形成部22X、パッケージ部25Xおよび送信部26Xそれぞれは、第1実施形態に示されるものに準じた構成を有する。情報形成部22Xは、アナウンス音声信号ASから言葉を抽出し、抽出した言葉をテキスト化することによって、テキスト情報を含むアナウンス情報AIを形成する。パッケージ部25Xは、アナウンス情報AIと分類情報CX(地域分類情報CYおよび内容分類情報CZ)とから放送関連情報BIを形成する。送信部26Xは、放送関連情報BIを提供情報PIとして情報配信システム2に送信する。
以上のような構成によっても第1実施形態に準じた効果を奏する。また、第2実施形態の変形としては、サーバー8は、放送装置10から地域分類情報CYおよび内容分類情報CZを取得するのではなく、サーバー8自体によって、アナウンス情報AIから、災害に関する地域および内容を抽出してもよい。そして、サーバー8は、抽出した事項に基づいて地域分類情報CYおよび内容分類情報CZを特定してもよい(図20および図21参照)。この場合、サーバー8は、特定した地域分類情報CYおよび内容分類情報CZとアナウンス情報AIとをパッケージして、情報配信システム2に送信する。
上記放送装置10は、例えば全国各地に設けられる。サーバー8は、データセンターやクラウドサーバーとして提供されてもよい。この場合、サーバー8は、全国各地の放送装置10から放送されるアナウンス音声信号ASを受けて、それぞれに対する放送関連情報BIを形成し、放送関連情報BIを情報配信システム2に送信する。すなわち、各地の放送装置10から放送されるアナウンス音声信号ASから放送関連情報BIを形成することを、クラウド上のサーバー8で集約して一元的に行ってもよい。
<第3実施形態>
図14~図18を参照して、第3実施形態に係る放送集約分析システム30を説明する。本実施形態において、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態の構成と同一の符号を付し、重複する構成についてはその説明を省略する。
放送集約分析システム30は、いくつかの隣接の地域に設置される複数の放送システム1から災害アナウンスを収集し、さらに、収集した情報に基づいて近隣の他の地域の将来の情報を予測する。さらに、放送集約分析システム30は、予測した情報を提供情報PIとして情報配信システム2に送信する。以下、放送集約分析システム30の一例を説明する。
図14に示されるように、放送集約分析システム30は、複数の放送システム1と、予測装置40とを備える。複数の放送システム1は、それぞれ異なる地域に設置される。好ましくは、複数の放送システム1は、互いに隣接する地域に設置される。隣接の地域の一例の組み合わせは、平野を含む地域と、平野と山林との間の中間部を含む地域と、山間部を含む地域とを含む。このような地域では、平野および中間部の災害状態に基づいて山間部の災害状態を予測できる場合がある。また、逆に、山間部の災害状態から平野部および中間部の災害状態を予測できる場合がある。一例では、山間部において大雨の天気特別警報が発せられた後、暫くして、平野部で洪水の警報が発せられるといった、災害の連動が生じる場合がある。放送集約分析システム30は、このような過去の情報を活かして、災害予測に関する情報を提供する。
[予測装置]
図15を参照して予測装置40を説明する。予測装置40は、複数の放送システム1それぞれから取得する放送関連情報BIに基づいて他の地域の状態を予測する。予測装置40は、取得部41と、予測部42と、記憶部43と、分類付与部44と、パッケージ部45と、送信部46と、を有する。
取得部41は、放送システム1から放送関連情報BIを取得する。放送関連情報BIは、アナウンス情報AIと、地域分類情報CYと、内容分類情報CZとを含む。予め設定された複数地域のいずれかの1つの地域において、天気特別警報に関する災害アナウンスが発せられたとき、取得部41は次のように連続して情報を収集する。取得部41は、最初の災害アナウンスに係る放送関連情報BIの取得から所定期間にわたって、複数地域から発せられる放送関連情報BIを収集する。所定期間は、設定変更可能である。
予測部42は、異なる地域の放送関連情報BIに基づいて他の地域の将来の状態を予測することによって予測情報FIを形成する。放送関連情報BIおよび将来の状態は、災害または交通に関連する情報である。本実施形態では、放送関連情報BIおよび将来の状態は、災害に関連する情報である。
一例では、予測部42は、放送関連情報BIを取得した時刻、地域分類情報CY、および内容分類情報CZに基づいて、時間の経過とともに、災害情報が発せられる地域の移り変わり(以下、災害情報の移動)を分析する。予測部42が分析した災害情報の移動は、災害情報が発せられる都度、記憶部43に蓄積され、データベース化される。予測部42は、蓄積された災害情報の移動を参照できる。予測部42は、災害情報が発せられたとき、災害情報の移動のデータベースから最も近い災害情報の移動のデータを抽出する。そして、抽出したデータに基づいて、将来、災害が発生し得る地域を特定する。
他の例では、予測部42は、学習済モデル50を用いて他の地域の将来の状態を予測する。学習済モデル50は、複数の地域の放送関連情報BIについてのデータベースに基づいて形成された予測モデルである。
図16を参照して、学習済モデル50について説明する。データベースにおいて、所定の地域で生じた災害についての複数の放送関連情報BIは、互いに関連する情報であるため1つのグループの情報(以下、グループ情報GI)として管理される。グループ情報GIにおいて、初期から中間段階に発生した前情報と、後期に発生した後情報とに区分される。前情報は学習の入力データとされる。後情報は、教師データとされる(図16参照)。学習済モデル50は、入力データと、入力データに基づく出力データと、出力データと比較される教師データとに基づいて、ディープラーニングすることによって、形成される。
図17を参照して、予測部42が学習済モデル50を有する場合の、予測部42の動作を説明する。取得部41が複数の地域から放送関連情報BIを取得すると、予測部42は、学習済モデル50に複数の地域から発せられる放送関連情報BIを入力する。そうすると、学習済モデル50は、他の地域の将来の状態を予測する。学習済モデル50は、他の地域が所定の状態になる確率を出力する。一例では、予測部42は、学習済モデル50と使うことによって、隣接の複数の地域において大雨の特別警報が発せられたとき、所定期間後において他の地域における大雨の特別警報の確率を出力する。予測部42は、確率が所定値よりも大きいとき、予測した地域についての予測情報FIを作成し、地域分類情報CY、および内容分類情報CZを特定する。予測情報FIには、災害内容の予測およびその発生確率が含まれる。
記憶部43は、情報配信システム2の分類項目CAに対応する分類情報CXを記憶する。また、記憶部43は、予測部42が分析した災害情報の移動をデータベース化して、蓄積する。分類付与部44は、予測情報FIに関連する分類情報CXを予測情報FIに付与する。
図18に示されるように、パッケージ部45は、予測情報FIと分類情報CXとをパッケージすることによって放送関連予測情報BFIを形成する。放送関連予測情報BFIには、分類情報CXとして、地域分類情報CYおよび内容分類情報CZが含まれる。送信部46は、放送関連予測情報BFIを提供情報PIとして情報配信システム2に送信する。
[本実施形態の効果]
(1)放送集約分析システム30は、放送システム1と、予測装置40と、を備える。予測装置40は、複数の放送システム1それぞれから取得する放送関連情報BIに基づいて他の地域の状態を予測する。この構成によれば、他の地域の将来の状態を予測できる。
(2)予測装置40は、予測部42、分類付与部44と、パッケージ部45と、送信部46とを含む。予測部42は、異なる地域の放送関連情報BIに基づいて他の地域の将来の状態を予測することによって予測情報FIを形成する。分類付与部44は、予測情報FIに関連する分類情報CXを予測情報FIに付与する。パッケージ部45は、予測情報FIと分類情報CXとをパッケージすることによって放送関連予測情報BFIを形成する。送信部46は、放送関連予測情報BFIを提供情報PIとして情報配信システム2に送信する。
この構成によれば、他の地域について予測した将来の状態を、他の地域を選定分類項目CDとして選択した人に、予測した将来の状態を伝えることができる。
(3)予測部42は、学習済モデル50を用いて他の地域の将来の状態を予測する。学習済モデル50は、複数の地域の放送関連情報BIについてのデータベースに基づいて形成された予測モデルである。この構成によれば、将来の状態の予測について、予測が外れることを少なくできる。
(4)放送関連情報BIおよび将来の状態は、災害に関連する情報である。この構成によれば、災害に関する情報について他の地域の将来の状態を予測できる。
<変形例>
上記各実施形態は、放送システム1および放送集約分析システム30が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。放送システム1および放送集約分析システム30は、上記実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に実施形態の変形例を示す。
(1)アナウンス情報AIに対して地域分類情報CYを付与する方法が第1実施形態に示される例に限定されない。次の構成は、第1実施形態に追加されてもよく、または、第1実施形態において地域分類情報CYを付与する方法の代替とされてもよい。
放送装置10は、放送エリア内に設置される。このため、実質的に、放送装置10から出される災害アナウンスは、放送エリアを含む地域に関連する情報になる。そこで、放送システム1において、地域分類情報CYは固定されてもよい。具体例では、記憶部23は、分類情報CXとしての固有地域分類情報CRを記憶する。分類付与部24は、アナウンス情報AIに分類情報CXとして固有地域分類情報CRを付与する。
放送装置10は、放送装置10自体の位置を特定する衛星測位システムを備えてもよい。衛星測位システムの例としてGPS(Global Positioning System)、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System)、欧州が運用するGalileo等が挙げられる。この場合、放送装置10は、衛星測位システムによって取得された位置情報を固有地域分類情報CRに設定する。
図19に示されるように、放送関連情報BIには、アナウンス情報AIと、固有地域分類情報CRと、内容分類情報CZとが含まれる。放送関連情報BIのデータ構造は、第1実施形態の放送関連情報BIと同じ構造を有する。
このような構成によれば、アナウンス情報AIに付与される地域分類情報CYは1つに固定される。このため、地域分類情報CYを選択する手間を省くことができる。また、地域分類情報CYの選択を間違えることが抑制される。
(2)アナウンス情報AIに対して地域分類情報CYを付与する方法は、第1実施形態に示される例に限定されない。次の構成は、第1実施形態に追加されてもよく、または、第1実施形態において地域分類情報CYを付与する方法の代替とされてもよい。
図20を参照して、地域分類情報CYの付与方法の他の例を説明する。
災害時、災害アナウンスには、日時と場所とが必ず含まれる。このため、災害アナウンスを分析することによって、アナウンス情報AIに関連する地域分類情報CYを推定できる。このため、放送システム1は、次のように変更され得る。
放送システム1において、情報送信装置20は、地域分析部60を有してもよい。地域分析部60は、情報形成部22によって形成されたアナウンス情報AIからアナウンス情報AIに関連する地域を抽出する。地域分析部60は、抽出した地域に基づいて複数の地域分類情報CYからアナウンス情報AIに関連する地域分類情報CYを特定する。一例では、複数の地域分類情報CYの中に、抽出した地域と同じ地域がある場合、地域分析部60は、その地域をアナウンス情報AIに関連する地域分類情報CYとして特定する。複数の地域分類情報CYの中に、抽出した地域と同じ地域がない場合、地域分析部60は、アナウンス情報AIに関連する地域分類情報CYが見つからない旨を報知する。そして、分類付与部24は、地域分析部60が特定した地域分類情報CYをアナウンス情報AIに付与する。アナウンス情報AIに関連する地域分類情報CYが見つからない場合、第1選択部27によってアナウンス情報AIに地域分類情報CYが付与される。
この構成によれば、地域分析部60がアナウンス情報AIに関する地域分類情報CYを特定するため、地域分類情報CYを選択する手間を軽減できる。これにより、連続して、災害アナウンスを行う場合、間断なく、情報を発信できる。
(3)アナウンス情報AIに対して内容分類情報CZを付与する方法は、第1実施形態に示される例に限定されない。次の構成は、第1実施形態に追加されてもよく、または、内容分類情報CZを付与する方法の代替とされてもよい。
図21を参照して、内容分類情報CZの付与方法の他の例を説明する。
災害時、災害アナウンスには、災害に関する情報が必ず含まれる。このため、災害アナウンスを分析することによって、アナウンス情報AIに関連する内容分類情報CZを推定できる。このような事情から、放送システム1は、次のように変更され得る。
そこで、放送システム1において、情報送信装置20は、内容分析部70を有してもよい。内容分析部70は、情報形成部22によって形成されたアナウンス情報AIからアナウンス内容を分析する。そして、内容分析部70は、この分析によって、分類項目CAとして予め登録されている複数の内容分類情報CZからアナウンス情報AIに関連する内容分類情報CZを特定する。一例では、複数の内容分類情報CZの中に、分析によって得られた内容と同じ内容の情報がある場合、内容分析部70は、その情報をアナウンス情報AIに関連する内容分類情報CZとして特定する。複数の内容分類情報CZの中に、分析によって得られた内容と同じ内容の情報がない場合、内容分析部70は、アナウンス情報AIに関連する内容分類情報CZが見つからない旨を報知する。分類付与部24は、内容分析部70が特定した内容分類情報CZをアナウンス情報AIに付与する。アナウンス情報AIに関連する内容分類情報CZが見つからない場合、第2選択部28によってアナウンス情報AIに内容分類情報CZが付与される。
この構成によれば、内容分析部70がアナウンス情報AIに関する内容分類情報CZを特定するため、内容分類情報CZを選択する手間を軽減できる。これにより、連続して、災害アナウンスを行う場合、間断なく、情報を発信できる。
(4)選定分類項目CDの選定方法は、第1実施形態に示される例に限定されない。次の構成は、第1実施形態に追加されてもよく、または、第1実施形態における選定方法の代替とされてもよい。第1実施形態では、選定分類項目CDは、情報配信システム2の登録利用者によって分類項目CAから予め選定される。分類項目CAは、地域分類項目CBおよび内容分類項目CCを含む。このうち地域分類項目CBについては、次のように設定されてもよい。
情報配信システム2の登録利用者は、予め選定した地域以外の地域について情報を得たい場合がある。例えば、登録利用者が自身の住居または生活エリアから離れたところで被災することがある。このような場合、登録利用者は、当該場所における情報を得たい。屋外にいる場合、携帯電話の基地局やGPSによる位置情報によって、また、屋内にいる場合、非常用放送設備の使用時であればビーコンなどの位置情報によって、登録利用者は、利用者の現在地の位置情報を取得できる。そこで、登録利用者は、現在地の位置情報を取得し、その現在地に係る地域の地域分類項目CBを選定することによって、情報配信システム2から災害に関する情報を受け取ってもよい。また、次のような構成も取り得る。情報配信システム2は、登録利用者から依頼がある場合、登録利用者から送信される現在地の位置情報に基づいて特定した地域分類項目CBを、登録利用者の選定分類項目CDとして設定してもよい。これによれば、登録利用者は、緊急に、登録利用者がいる現在地を含む地域について、情報を得ることができる。
(5)各実施形態において、放送システム1は、文字情報を入力できるテキスト入力部と、文字情報に基づいて音声信号を合成する音声合成部とを備えてもよい。この場合、放送システム1は、合成した音声信号を拡声装置3に伝える。また、放送システム1は、テキスト入力部に文字情報が入力されることを契機として、放送関連情報BIを形成し、放送関連情報BIを提供情報PIとして情報配信システム2に送信する。このような構成でも、第1実施形態または第2実施形態に準じた効果を得ることができる。
(6)各実施形態において、放送システム1は、音声翻訳機能を有してもよい。例えば、放送システム1は、日本語のアナウンスを英語に翻訳し、次いで、英語のアナウンス音声信号ASを形成してもよい。放送システム1は、英語のアナウンスを日本語に翻訳し、次いで、日本語のアナウンス音声信号ASを形成してもよい。
(7)各実施形態において、放送システム1は、テキスト翻訳機能を有してもよい。例えば、放送システム1は、日本語の文字情報を英語に翻訳し、次いで、英語のアナウンス音声信号ASまたは英語の文字情報信号を形成してもよい。また、放送システム1は、英語の文字情報を日本語に翻訳し、次いで、日本語のアナウンス音声信号ASまたは日本語の文字情報信号を形成してもよい。
このような構成によれば、国内で生じる出来事について災害情報または各種の情報を情報配信システム2を介して国内または海外にいる外国人に伝えることができる。また、海外で生じる出来事について災害情報または各種の情報を情報配信システム2を介して国内または海外にいる日本人に伝えることができる。
(8)第3実施形態において、放送関連情報BIおよび将来の状態は、交通に関連する情報であってもよい。例えば、放送関連情報BIは、気象の変化に伴う、鉄道の運行停止および運行再開、並びに、航空機や船舶等の運航停止および運航再開を含む。また、放送関連情報BIは、気象の変化によって生じる事故の内容および事故の経過情報、および、事故に基づく故障の復旧状況を含んでもよい。予測装置40は、互いに隣接する地域において、ある地域の放送関連情報BIに基づいて、他の地域の将来の状態を予測する。この構成によれば、交通に関する情報について、ある地域における放送関連情報BIから他の地域の将来の状態を予測できる。
AI…アナウンス情報、AS…アナウンス音声信号、BFI…放送関連予測情報、BI…放送関連情報、CA…分類項目、CB…地域分類項目、CC…内容分類項目、CD…選定分類項目、CR…固有地域分類情報、CX…分類情報、CY…地域分類情報、CZ…内容分類情報、FI…予測情報、PI…提供情報、1…放送システム、2…情報配信システム、3…拡声装置、10…放送装置、20…情報送信装置、21…取得部、22…情報形成部、23…記憶部、24…分類付与部、25…パッケージ部、26…送信部、27…第1選択部、28…第2選択部、30…放送集約分析システム、40…予測装置、41…取得部、42…予測部、43…記憶部、44…分類付与部、45…パッケージ部、46…送信部、50…学習済モデル、60…地域分析部、70…内容分析部。

Claims (14)

  1. アナウンス音声信号を拡声装置に伝える放送装置と、前記アナウンス音声信号に基づいて形成される放送関連情報を情報配信システムに送信する情報送信装置と、を備え、
    前記情報配信システムは、システム外部から取得した提供情報を分類項目によって分類し、前記分類項目から予め選定された選定分類項目に属する情報を前記提供情報の中から選択し、選択した情報を登録利用者に送信するように構成され、
    前記情報送信装置は、前記アナウンス音声信号を取得する取得部と、前記アナウンス音声信号に基づいて前記アナウンス音声信号のアナウンス内容を示すアナウンス情報を形成する情報形成部と、前記情報配信システムの前記分類項目に対応する分類情報を記憶する記憶部と、前記アナウンス情報に関連する前記分類情報を前記アナウンス情報に付与する分類付与部と、前記アナウンス情報と前記分類情報とから前記放送関連情報を形成するパッケージ部と、前記放送関連情報を前記提供情報として前記情報配信システムに送信する送信部とを有する、
    放送システム。
  2. 前記分類項目は、前記提供情報を地域によって分類するための地域分類項目を含み、前記分類情報は、前記地域分類項目に対応する地域分類情報を含む、
    請求項1に記載の放送システム。
  3. 前記情報送信装置は、使用者の操作に基づいて前記分類情報として予め登録されている複数の地域分類情報から1つを選択する第1選択部を有し、
    前記分類付与部は、前記第1選択部が選択した前記地域分類情報を前記アナウンス情報に付与する、
    請求項2に記載の放送システム。
  4. 前記記憶部は、前記分類情報としての固有地域分類情報を記憶し、
    前記分類付与部は、前記アナウンス情報に前記分類情報として前記固有地域分類情報を付与する、
    請求項1に記載の放送システム。
  5. 前記情報送信装置は、地域分析部を有し、
    前記地域分析部は、前記情報形成部によって形成された前記アナウンス情報から前記アナウンス情報に関連する地域を抽出し、抽出した地域に基づいて複数の地域分類情報から前記アナウンス情報に関連する地域分類情報を特定し、
    前記分類付与部は、前記地域分析部が特定した前記地域分類情報を前記アナウンス情報に付与する、
    請求項1に記載の放送システム。
  6. 前記分類項目は、前記提供情報を前記提供情報の内容に応じて分類するための内容分類項目を含み、前記分類情報は、前記内容分類項目に対応する内容分類情報を含む、
    請求項1に記載の放送システム。
  7. 前記情報送信装置は、使用者の操作に基づいて前記分類情報として予め登録されている複数の内容分類情報から1つを選択する第2選択部を有し、
    前記分類付与部は、前記第2選択部が選択した前記内容分類情報を前記アナウンス情報に付与する、
    請求項6に記載の放送システム。
  8. 前記情報送信装置は、内容分析部を有し、
    前記内容分析部は、前記情報形成部によって形成された前記アナウンス情報からアナウンス内容を分析することによって、前記分類項目として予め登録されている複数の内容分類情報から前記アナウンス情報に関連する内容分類情報を特定し、
    前記分類付与部は、前記内容分析部が特定した前記内容分類情報を前記アナウンス情報に付与する、
    請求項1に記載の放送システム。
  9. 前記情報形成部は、前記アナウンス音声信号から言葉を抽出し、抽出した言葉をテキスト化することによって、テキスト情報を含む前記アナウンス情報を形成する、
    請求項1に記載の放送システム。
  10. 前記情報形成部は、前記アナウンス音声信号から言葉を含む部分を音として抽出し、音声信号によって構成される前記アナウンス情報を形成する、
    請求項1に記載の放送システム。
  11. 請求項1~10のいずれか一項に記載の複数の放送システムと、複数の前記放送システムそれぞれから取得する前記放送関連情報に基づいて他の地域の状態を予測する予測装置と、を備え、
    複数の前記放送システムは、それぞれ異なる地域に設置される、
    放送集約分析システム。
  12. 前記情報配信システムは、システム外部から取得した提供情報を分類項目によって分類し、前記分類項目から予め選定された選定分類項目に属する情報を前記提供情報の中から選択し、選択した情報を登録利用者に送信するように構成され、
    前記予測装置は、前記放送関連情報を取得する取得部と、異なる地域の前記放送関連情報に基づいて他の地域の将来の状態を予測することによって予測情報を形成する予測部と、前記情報配信システムの前記分類項目に対応する分類情報を記憶する記憶部と、
    前記予測情報に関連する前記分類情報を前記予測情報に付与する分類付与部と、
    前記予測情報と前記分類情報とから放送関連予測情報を形成するパッケージ部と、前記放送関連予測情報を前記提供情報として前記情報配信システムに送信する送信部とを有する、
    請求項11に記載の放送集約分析システム。
  13. 前記予測部は、複数の地域の前記放送関連情報についてのデータベースに基づいて形成された学習済モデルを用いて他の地域の将来の状態を予測する、
    請求項12に記載の放送集約分析システム。
  14. 前記放送関連情報および前記将来の状態は、災害または交通に関連する情報である、
    請求項12に記載の放送集約分析システム。
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