JP2024059067A - 掘削機、資源回収システム、及び、潜水機 - Google Patents

掘削機、資源回収システム、及び、潜水機 Download PDF

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浩造 都築
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Yoshiro Arisawa
谷本 敏明
Toshiaki Tanimoto
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Shinei Kato
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Abstract

【課題】輸送コストを低減することができる掘削機を提供する。【解決手段】掘削機は、海底へ降ろされる本体と、本体の両端側に設けられた一対の掘削装置とを備え、掘削装置は、上部が本体内に回転可能に配置され、下部の周端面がレアアース泥層を掘削する掘削刃に形成された円筒体と、円筒体の外周面に形成された螺旋状のフィンと、円筒体の下部内に回転可能に配置されたカッターヘッドと、円筒体とカッターヘッドとを回転させてレアアース泥層を掘削させる回転駆動部と、レアアース泥層の掘削により得られたレアアース泥を本体内へ圧送する圧送装置とを有し、本体の内部または掘削装置の内部に、レアアース泥を本体内へ吸引する吸引装置を有し、本体の内部には、レアアース泥からレアアースを含有する粒体を分離する分離装置と、粒体をリーチング処理するリーチング処理装置と、分離装置によって粒体が分離された残渣を貯蔵する残渣貯蔵庫とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、海洋資源を採鉱する技術に係り、特に、深海に存在する泥からレアアースまたは鉱物などの資源を採鉱する上で好適な海洋資源の採鉱技術に関する。
近年、海洋資源として、鉱物などの資源だけでなく、深海で極めて高濃度なレアアースを含む泥が注目されている。このような泥の回収技術としては、深海まで降ろした掘削装置を用いてレアアース泥を掘り起こした後、その掘り起こしたレアアース泥を海上に引き揚げて、船上で遠心分離機にかけて固液分離処理を施して、レアアースを含む固体の分離が行われる。そして、レアアースを水又は水溶液等中に溶解させるリーチング処理等の従来公知の方法により、レアアースの回収が行われている。
小林誠ら著「別冊宝島2530号 大発見!南鳥島の巨大資源300兆円ビジネス」株式会社宝島社 2017年
ところが、上記の回収技術では、レアアースを含む泥などの海洋資源を深海から海上まで輸送する必要があるため、輸送コストが大きいという問題があった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、輸送コストを低減することができる掘削機、資源回収システム、及び、潜水機を提供することを目的とする。
(1) 本発明の掘削機は、海底へ降ろされる本体と、前記本体の両端側に設けられた一対の掘削装置と、を備え、海底泥層の下にあるレアアースを含有するレアアース泥層、または、鉱物を含有する資源層を掘削する掘削機であって、前記掘削装置は、上部が前記本体に回転可能に配置されるとともに、下部の周端面が前記レアアース泥層または前記資源層を掘削する掘削刃に形成され且つ前記本体の下部から下方へ突出された円筒体と、前記円筒体の外周面に形成され且つ前記円筒体の回転によって前記円筒体を前記海底泥層内に侵入させていく螺旋状のフィンと、前記円筒体の下部内に回転可能に配置されたカッターヘッドと、前記円筒体の内部に設けられるとともに前記円筒体と前記カッターヘッドとを回転させて前記レアアース泥層を掘削させる回転駆動部と、前記円筒体の内部に設けられるとともに、前記レアアース泥層または前記資源層の掘削により得られたレアアース泥または資源を前記本体内へ圧送する圧送装置と、を有し、前記本体の内部または前記掘削装置の内部に、前記圧送装置によって圧送されてきた前記レアアース泥または前記資源を前記本体内へ吸引する吸引装置を有し、前記本体の内部には、前記本体内へ吸引された前記レアアース泥または前記資源から前記レアアースまたは前記鉱物を含有する粒体を分離する分離装置と、前記分離装置によって分離された前記粒体をリーチング処理するリーチング処理装置と、前記分離装置によって前記粒体が分離された残渣を貯蔵する残渣貯蔵庫と、を備えていることを特徴とするものである。
(2) 上記(1)の掘削機においては、前記本体は、炭素繊維を含む強化複合材を有する強化複合層と、鉄鋼を有する鉄鋼層とを交互に複数重ねて水平方向に延びた軸線を有する円筒状に形成されていることが好ましい。
(3) 上記(2)の掘削機においては、前記強化複合層はパイプを内部に含み、前記パイプ内に高圧気体又は高圧液体が充填され、前記パイプは、前記本体の周面上に軸線方向に平行に配置され両端部で折り返されることにより、前記本体の周面全体を一本の前記パイプで覆ったことが好ましい。
(4) 本発明の掘削機は、海底へ降ろされる本体と、前記本体に設けられた一対の掘削装置と、を備え、海底泥層の下にあるレアアースを含有するレアアース泥層、または、鉱物を含有する資源層を掘削する掘削機であって、前記掘削装置は、前記本体の下部から下方へ突出された筒体と、前記筒体の下部内に回転可能に配置されたカッターヘッドと、を有し、前記本体の内部には、前記カッターヘッドによる前記レアアース泥層または前記資源層の掘削により得られたレアアース泥または資源を吸引する吸引装置と、前記吸引装置によって吸引された前記レアアース泥または資源から前記レアアースまたは前記鉱物を含有する粒体を分離する分離装置と、前記分離装置によって分離された前記粒体を海上へ搬送する搬送装置と、前記分離装置によって前記粒体が分離された残渣を貯蔵する残渣貯蔵庫と、前記筒体の下部内から排出されるセメントを貯蔵するセメント貯蔵庫と、を備えていることを特徴とするものである。
(5) 上記(4)の掘削機においては、前記本体は、水平方向に延びた軸線を有する円筒状に形成され、前記本体の内部には、前記本体の軸線方向に並び、中空である3つの球状体をさらに備え、前記3つの球状体のうち真ん中の第1球状体の内部には、前記吸引装置と、前記分離装置と、前記セメント貯蔵庫と、が配置され、前記3つの球状体のうち前記第1球状体よりも前記本体の前記軸線方向の中央に近い位置に配置される第2球状体の内部には、前記分離装置が配置され、前記3つの球状体のうち前記第1球状体よりも前記本体の前記軸線方向の中央から遠い位置に配置される第3球状体は、前記残渣貯蔵庫であることが好ましい。
(6) 本発明の資源回収システムは、上記(1)~(5)のいずれかの掘削機と、洋上に設置された洋上リグと、前記洋上リグに設けられた溶出液回収棟と、前記掘削機の前記本体と前記洋上リグとを連結した海底パイプラインと、を備え、前記本体の前記リーチング処理装置で処理されたリーチング溶出液を、前記海底パイプラインを介して前記洋上リグの前記溶出液回収棟へ回収させることを特徴とするものである。
(7) 本発明の潜水機は、本体と、前記本体の外周面に設けられ、前記本体を推進させる推進機構と、を備え、前記本体は、炭素繊維を含む強化複合材を有する強化複合層と、鉄鋼を有する鉄鋼層とを交互に複数重ねて水平方向に延びた軸線を有する円筒状に形成されていることを特徴とするものである。なお、本発明の潜水機は、上記(1)~(5)の掘削機の本体、潜水艦、潜水艇などを含むものである。
(8) 上記(7)の潜水機においては、前記本体の内部には、高圧気体又は高圧液体を収容可能なタンクと、前記タンクに接続されるポンプと、を備え、前記炭素繊維は、パイプ状に形成され、前記本体の周面上に軸線方向に平行に配置され両端部で折り返されることにより、前記本体の周面全体が、一本の前記パイプで覆われており、前記パイプの内部に、前記ポンプによって前記高圧気体又は前記高圧液体を循環させることが好ましい。
本発明によれば、従来のようにレアアースを含むレアアース泥を海底から海上に輸送する場合と比べて輸送コストを低減することができる。
資源回収システムを示した概念図である。 掘削機の内部構造を示した概念図である。 掘削機の正面図である。 掘削機の本体の一部の拡大断面図である。 潜水艦の本体の概略断面図である。 掘削機本体のシール機構付近を示した概略断面図である。 他の実施形態に係る資源回収システムの一部を示した概念図である。 他の実施形態に係る掘削機の一部の内部構造を示した概念図である。 図8のAで示す破線で囲まれた部分を示す概念図である。 さらに他の実施形態に係る掘削機の一部の内部構造を示した概念図である。
以下、本発明に係る掘削機及び資源回収システムを実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。なお、ここでは、レアアースを回収する場合を例に説明するが、本発明に係る掘削機及び資源回収システムは、レアアースの回収だけでなく、鉱物を含有する資源層を掘削でき、鉱物などの海洋資源の回収にも用いることができる。
図1に示すように、資源回収システム1は、海底に降ろされた掘削機2と、洋上の所定位置に設置された洋上リグ3と、この洋上リグ3に設けられた溶出液回収棟4及びガスタービン発電所5と、掘削機2と洋上リグ3とを連結した海底パイプライン6とを備えている。本実施形態では、8つの掘削機2が調整棟7に並設されている。なお、調整棟7は、8つの掘削機2が洋上リグ3の真下から離れて掘削場所を移動する場合に、送電線などを当該移動に応じて延ばすことができるように、余分に長く設けた送電線の一部などが保管されている箇所である。
掘削機2は、図2に示すように、海底泥層の下にあるレアアースを含有するレアアース泥層を掘削する掘削機であって、海底へ降ろされた本体20と、この本体20の両端側に設けられた一対の掘削装置21、22とを備えている。
なお、一対で構成されていて特別に区別して説明する必要がない掘削装置21、22は、説明を簡略化するために、以下では、一方の掘削装置21についてのみ各部位の説明を行うことを予め断っておく。なお、掘削装置21、22の上部において、本体20から出た泥の吸引・排出管23が挿入されている部分は、後述の円筒体21A(外側の筒体)およびカッターヘッド21C(内側の筒体)の回転時でもシールされており、液体等が入ってこない。なお、泥の吸引・排出管23は、本体20に固定された状態で、本体20から掘削装置21、22側へ突出するようにして設けられている。
掘削装置21は、図2及び図3に示すように、円筒体21Aと、螺旋状のフィン21Bと、カッターヘッド21Cと、回転駆動部21Dと、圧送装置21Eと、軸パイプ21Fとを有している。
円筒体21Aは、上部が本体20内に回転可能に配置されるとともに、下部の周端面がレアアース泥層を掘削する掘削刃に形成され且つ本体20の下部から下方へ突出されて構成されている。
螺旋状のフィン21Bは、円筒体21Aの外周面に形成され且つ円筒体21Aの回転によって円筒体21Aを海底泥層内に侵入させていくように構成されている。
カッターヘッド21Cは、円筒体21Aの下部内に回転可能に配置されて構成されている。カッターヘッド21Cは、円筒体21Aの下端位置よりも所定距離だけ高い位置に配置されている。なお、カッターヘッド21C(内側の筒体)の上部において、円筒体21A(外側の筒体)とカッターヘッド21C(内側の筒体)との間は、シール部材によってシールされている。また、円筒体21Aの内圧を円筒体21Aの外圧と同様になるように調整可能な圧力調整装置(図示せず)が、海上から配管を介して円筒体21Aの内部に接続されている。これにより、円筒体21A(外側の筒体)およびカッターヘッド21C(内側の筒体)の回転時でも、円筒体21A(外側の筒体)の内部に液体等が入ってこないようになっている。また、カッターヘッド21Cは、必ずしも内側の筒体の下端部に設けられていなくてもよい。例えば、カッターヘッド21Cは、円筒体21A(外側の筒体)の下端部に設けられ、円筒体21Aの回転に連動して回転するように構成されていてもよい。
回転駆動部21Dは、例えば、油圧駆動式の油圧ユニット(たとえば油圧モータなど)及びその電源である変圧器等で構成され、図示しないが、円筒体21Aの内部に設けられるとともにこの円筒体21Aとカッターヘッド21Cとを回転させて海底泥層およびレアアース泥層を掘削させるように構成されている。円筒体21A(外側の筒体)とカッターヘッド21C(内側の筒体)は、油圧ユニットによって回転駆動される。なお、一対の掘削装置21、22の円筒体21A、22Aは、油圧ユニットによって互いに逆方向に回転されることが好ましい。また、円筒体21A、22Aは、図示しない制御部における所定のプログラムに基づいて動作することも可能であるし、操作者の操作によっても動作することが可能である。また、操作者の操作データを人工知能(AI)に学習させ、掘削機2の掘削中において、操作者の操作データに基づいて円筒体21A、22Aを動作させるようにしてもよい。
圧送装置21Eは、例えば加圧エアリフトポンプ等で構成され、円筒体21Aの内部に設けられるとともに、レアアース泥層の掘削により得られたレアアース泥を本体20内へ圧送するように構成されている。
軸パイプ21Fは、円筒体21A内に且つその軸線に合わせて配置されている。軸パイプ21Fには、円筒体21A及びカッターヘッド21Cが回転可能に取り付けられている。カッターヘッド21Cの回転によるレアアース泥層の掘削により得られたレアアース泥は、軸パイプ21F内の吸引・排出管23を通って圧送装置21Eによって本体20内へ圧送される。
本体20の内部には、図2に示すように、吸引装置(バキューム装置)20Aと、分離装置20Bと、リーチング処理装置20Cと、残渣貯蔵庫20Dと、逆送装置20Eと、スクリュウ20Fが設けられている。なお、本実施形態では、吸引装置20Aが本体20内に設けられているが、掘削装置21の内部に設けてもよい。掘削装置22についても同様である。
吸引装置20Aは、圧送装置21Eによって圧送されてきたレアアース泥を本体20内へ吸引するように構成されている。
分離装置20Bは、本体20内へ吸引されたレアアース泥からレアアースを含有する粒体を分離するように構成されている。本実施形態では、遠心分離機を用いた遠心分離処理により、泥が粒体と泥水とに分離される。
リーチング処理装置20Cは、分離装置20Bによって分離された粒体をリーチング処理するように構成されている。リーチング処理では、レアアースを含有する固形成分に対してリーチング液を用いた処理が行われる。リーチング液としては、たとえば希塩酸が用いられる。リーチング処理装置20Cで処理されたリーチング溶出液は上記の海底パイプライン6を介して洋上リグ3の溶出液回収棟4に回収される。
残渣貯蔵庫20Dは、分離装置20Bによって粒体が分離された残渣を貯蔵するように構成されている。残渣貯蔵庫20Dには、分離装置20Bによる分離後の泥水が埋め戻し材として再利用するために貯蔵される。
逆送装置20Eは、例えば加圧エアリフトポンプ等で構成され、残渣貯蔵庫20Dに貯蔵された残渣を軸パイプ21F内へ逆送させるように構成されている。カッターヘッド21Cによるレアアース泥層の掘削終了後に、本体20の吸引装置20Aと掘削装置21の圧送装置21Eとを逆転駆動させることにより、逆送装置20Eによって軸パイプ21F内に逆送された残渣(泥水)が、掘削によって形成された凹部に埋め戻される。
スクリュウ20Fは、本体20の外周面に所定間隔をおいて複数設けられている。この複数のスクリュウ20Fの作動により、掘削機2は、所定の掘削場所へ移動可能となっている。なお、スクリュウ20Fは、図示しない制御部における所定のプログラムに基づいて動作することも可能であるし、操作者の操作によっても動作することが可能である。また、図示しない測定装置で海底流を測定し、測定したデータを人工知能(AI)に学習させ、掘削機2の掘削中において、当該海底流の影響を抑制するようにスクリュウ20Fを動作させるようにしてもよい。
本体20は、炭素繊維を有する強化複合材からなる強化複合層と、鉄鋼からなる鉄鋼層とを交互に複数重ねて水平方向に延びた軸線を有する円筒状に形成されている。炭素繊維を有する強化複合材としては、一例として、エポキシ樹脂またはフェノール樹脂のような熱硬化性樹脂中に炭素繊維を混入したCFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastic)を挙げることができる。なお、本実施形態に係るCFRPは、海底(例えば、深度6000m)の高圧環境に耐え得る厚み方向の圧縮強度を有するように改良されたものであることが好ましい。これにより、炭素繊維を有する強化複合材を鉄鋼の代わりに用いることで、鉄鋼を分厚くしないで済み、鉄鋼の量を少なくすることができる。
ここで、本体20の一例としては、図4に示すように、鉄鋼層L2、L4とこの鉄鋼層L2、L4に重ねられた炭素繊維を有する強化複合層L1、L3とを交互に重ねた4層構造からなる円筒状の容器体であり、この容器体の軸線が左右方向に延びているものである。最も外側の強化複合層L1の炭素繊維は容器体の一端から他端へ軸線方向と平行に配設され、他端で折り返されてその一本目の線に隣接して一端に向けて配設されるとともに、一端で折り返され、これらが繰り返して配設されることにより、周面全体が隙間なく一本の炭素繊維で覆われている。また、炭素繊維はパイプ状に形成され、このパイプ内に高圧気体又は高圧液体が充填されている。なお、強化複合層L1の厚みは、例えば、5cmに設定される。また、鉄鋼層L2の厚みは、例えば、100cmに設定される。また、強化複合層L3の厚みは、例えば、5cmに設定される。また、鉄鋼層L4の厚みは、例えば、70cmに設定される。
図4に示すように、強化複合層L1は、パイプ(管)24を内部に含むシート状のCFRPで形成され、このパイプ内に高圧気体又は高圧液体が充填されていてもよい。パイプ(管)24は、本体20の周面上に軸線方向に平行に配置され両端部で折り返されることにより(ジグザグに蛇行して形成され)、その周面全体を一本のパイプで覆われていてもよい。すなわち、パイプの配管を全て繋いで、一本線で本体20の全体表面にパイプを這わせることができる。
これにより、水圧に対抗できる反発力が確保され、本体20の内側に加わる圧力を弱めることができ、水圧に耐え易い構造を確保できる。具体的に、海底(たとえば、500気圧(約50MPa)~1000気圧(約100MPa))では、大気圧との圧力差が大きくなるのに対し、本体20の内部において遠心分離処理およびリーチング処理が行われるところは大気圧で維持されるように必要がある。従って、本体20の外側の耐圧を確保しておく必要がある。このため、強度を高める梁を本体20の内部空間に適宜設けてもよい。また、円筒体21A(外側の筒体)およびカッターヘッド21C(内側の筒体)の内部空間においても、強度を高める梁を泥の吸引・排出管23および軸パイプ21F、22Fに接触しないように適宜設けてもよい。
本実施形態では、炭素繊維を有する強化複合層L1、L3のうち、最も外側にある強化複合層L1のみがパイプ状に形成された炭素繊維部材(パイプ24)を含んでおり、鉄鋼と鉄鋼の間に挟まれた強化複合層L3は、例えばCFRPだけで形成されている。勿論、強化複合層L3においても、パイプ状に形成された炭素繊維部材(パイプ24と同様のパイプ)が含まれていてもよい。
本実施形態では、最も外側にある強化複合層L1において、例えばパイプ24を内部に含むCFRPで形成されているが、これに限らず、強化複合層L1はCFRPおよびパイプ24のうちいずれか一種類のみで形成されてもよい。すなわち、強化複合層L1は、例えばCFRPだけで形成されてもよく、パイプ状に形成されたもののみで形成されてもよい。パイプ状に形成されたもののみの場合、炭素繊維は、本体20の周面上に軸線方向に平行に配置され両端部で折り返されることにより(ジグザグに蛇行して形成され)、その周面全体を一本のパイプで覆われていてもよい。すなわち、パイプの配管を全て繋いで、一本線で本体20の全体表面にパイプを這わせることができる。
以上説明したように、本実施形態の掘削機及び資源回収システムによれば、海底に降ろされた本体20内で、レアアースを水又は水溶液等中に溶解させるリーチング処理が行われるので、レアアースを高純度で効率よく回収することができる。このため、レアアースを含むレアアース泥を従来のようにそのまま海底から海上に輸送する場合と比べて輸送コストを低減することができる。
なお、本発明の掘削機及び資源回収システムについて図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
上記実施形態において、炭素繊維で構成されたパイプ内に高圧気体又は高圧液体が充填されるのは洋上リグ3からになるが、これに限らず、本体20の内部(分離装置20Bおよびリーチング処理装置20Cが収容されている内部空間)に、パイプ内に高圧気体又は高圧液体を充填する装置が収容されていてもよい。これにより、水中を移動する潜水艦(例えば、図5に示すような潜水艦100)においても本技術を適用することができる。以下、図5を参照して、潜水艦100について具体的に説明する。
図5に示すように、潜水艦100は、本体30と、本体30を推進させる推進機構としてスクリュウ35と、を有している。なお、スクリュウ35は、本体30の外周面に所定間隔をおいて複数設けられている。また、本体30の内部には、1000気圧の高圧気体又は高圧液体を収容可能な第1タンク36および第2タンク37と、第2タンク37に接続されるポンプ38と、を備えている。なお、第1タンク36と第2タンク37とは、調整弁39を介して接続されており、第1タンク36には、潜水前に予め高圧気体又は高圧液体が充填されている。以下では、第1タンク36に、高圧気体の一例として、1000気圧の高圧空気が、潜水前に予め充填されている場合について説明する。
潜水艦100の本体30は、炭素繊維を有する強化複合材からなる強化複合層と、鉄鋼からなる鉄鋼層とを交互に複数重ねて水平方向に延びた軸線を有する円筒状に形成されている。具体的には、図5に示すように、本体30は、鉄鋼層L32、L34とこの鉄鋼層L32、L34に重ねられた炭素繊維を有する強化複合層L31、L33とを交互に重ねた4層構造からなる円筒状のものである。なお、強化複合層L31の厚みは、例えば、13cmに設定される。また、鉄鋼層L32の厚みは、例えば、100cmに設定される。また、強化複合層L33の厚みは、例えば、5cmに設定される。また、鉄鋼層L34の厚みは、例えば、70cmに設定される。
また、炭素繊維を有する強化複合材としては、一例として、CFRPを挙げることができる。なお、潜水艦100の本体30に用いられるCFRPは、海底(例えば、深度6000m)の高圧環境に耐え得る厚み方向の圧縮強度を有するように改良されたものであることが好ましい。
また、最も外側の強化複合層L31の内部に含まれるパイプ41は、上記実施形態と同様、本体30の一端から他端へ軸線方向と平行に配設され、他端で折り返されてその一本目の線に隣接して一端に向けて配設されるとともに、一端で折り返され、これらが繰り返して配設されている。すなわち、本体30の周面全体が、隙間なく一本のパイプで覆われているような状態となっている。また、強化複合層L31のパイプ41は、一端部が管路40aを介してポンプ38に接続され、他端部が管路40bを介して第1タンク36に接続されている。
上記構成を有する潜水艦100においては、ポンプ38の作動および図示しない制御部により調整弁39の開度が制御されることで、第1タンク36内の高圧空気が、第2タンク37内に所定量供給される。続いて、第2タンク37内の高圧空気が、ポンプ38から管路40aを経由して強化複合層L31のパイプの一端部に所定量供給されることになる。そして、パイプの一端部に供給された高圧空気は、本体30の周面全体を覆うパイプ内を経由してパイプの他端部から管路40bを介して第1タンク36内に戻り、再度第2タンク37内を経由してパイプの一端部に供給されることになる。したがって、本体30の最も外側の強化複合層L31のパイプの内部に、ポンプ38によって高圧空気を循環させることができ、水圧に対抗できる反発力が確保され、本体30の内側に加わる圧力を弱めることができる。また、第1タンク36内の高圧空気が、第2タンク37内を経由することで、作動時のポンプ38に負荷を低減させることができる。
なお、上記潜水艦100では、本体30の最も外側にある強化複合層L31において、例えばパイプ41を内部に含むCFRPで形成されているが、これに限らず、強化複合層L31はCFRPおよびパイプ41のうちいずれか一種類のみで形成されてもよい。すなわち、強化複合層L31は、例えばCFRPだけで形成されてもよく、パイプ状に形成されたもののみで形成されてもよい。
また、上記潜水艦100では、本体30の炭素繊維を有する強化複合層L31、L33のうち、最も外側にある強化複合層L31のみがパイプ状に形成されたパイプ41を含んでおり、鉄鋼と鉄鋼の間に挟まれた強化複合層L33は、例えばCFRPだけで形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、強化複合層L33においても、パイプ41と同様のパイプが含まれていてもよい。
また、上記潜水艦100において、必ずしも本体30の内部に第2タンク37を設けなくてもよい。例えば、ポンプ38は、第1タンク36に直接接続されるように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、掘削装置21、22の上部において、本体20から出た泥の吸引・排出管23が挿入されている部分の周囲は、後述の円筒体21A(外側の筒体)およびカッターヘッド21C(内側の筒体)の回転時でもシールされており、液体等が入ってこないようにシール機構が設けられている。このシール機構の具体例について説明する。なお、上記実施形態と下二桁が同じ符号は、同じ部位であるので、説明を省略することがある。また、本具体例において、特に説明しない部位および図示していない部位は、上記実施形態の各部位と同様である。
シール機構150は、図6に示したように、断面が略T字型の蓋部151と、シール部材152、153、154、155と、中蓋160と、ドーム状部170と、軸パイプ121Fと、を備えている。
蓋部151は、鉄鋼製であり、軸部151aと、軸部151aの上部に設けられたヘッド部151bと、中心を貫通する穴部151cと、を有している。穴部151cは内部に雌ねじが切られており、後述する中蓋160の上部の雄ねじ部162が螺合し、蓋部151と中蓋160とが固定されている。なお、穴部151cに雄ねじ部162を螺合させた後、上部を接着剤などで固定しシールする。また、軸部151aの外部は、円筒体121Aの上部の穴部121A1に固定されている。
中蓋160は、鉄鋼製であり、円筒体121Aの上部の内部に密着する土台161と、土台161の上部に設けられた雄ねじ部162と、軸パイプ121Fが貫通可能に形成された穴部163と、を備えている。
シール部材152は、軸パイプ121Fと穴部163との間のシールを行うものである。シール部材153は、軸部151aと本体120との間のシールを行うものである。シール部材154は、ヘッド部151bと本体120との間のシールを行うものである。シール部材155は、軸部151aと穴部121A1との間のシールを行うものである。
ドーム状部170は、蓋部151の上部(ヘッド部151b)および中蓋160の上部(雄ねじ部162)を覆うように、本体120の底部の内側に形成されたドーム形状をした部材である。また、ドーム状部170、ヘッド部151b、雄ねじ部162に囲まれた空間171には、図示しない配管を介して圧力調整部が接続されている。この圧力調整部は、外部の海水圧に合わせて、1000気圧程度まで発生させることが可能なものである。すなわち、この圧力調整部によって、空間171の気圧を外部の海水圧に合わせて調整することができるようになっている。これにより、空間171内に海水が流入することを抑制することができる。
軸パイプ121Fは、本体120に一端部がシールされた状態で固定されている固定軸であって、上記実施形態の21Fと対応する。また、軸パイプ121Fは、内部において、本体120の内部から延設されている吸引・排出管123を通過させた状態で、円筒体121Aの下部まで配設するためのものである。なお、吸引・排出管123の先端部は、軸パイプ121Fの他端部に設けられた蓋部から飛び出るように設けられており、軸パイプ121Fの内部空間は本体120の内部と同じく大気圧となっている。
なお、円筒体121Aの内部においても、シール部材152を設けずに空間171から軸パイプ121Fと穴部163との隙間を介して、または、図示しない配管を直接的に介して上記圧力調整部と接続された状態として、内圧を外部の海水圧に合わせて調整することができるようにしてもよい。これにより、円筒体121Aの内部の空間180に海水が流入することを抑制することができる。
このようなシール機構150によって、本体120内部を大気圧で保持しつつ、本体120は、円筒体121Aを回転支持することができる。
また、本発明に係る掘削機によれば、吸引装置および吸引・排出管などを用いて、海底熱水鉱床の採掘、すなわち、マグマから吹き上がる蒸気を吸引することで、金または希少金属などの回収も可能である。
また、本発明に係る掘削機によれば、従来よりも潜水能力を向上できるので、従来の潜水艦潜水海域より2000m~3000m以上深い部分での作業が可能となる。また、本発明に係る潜水機については、従来よりも潜水能力を向上できるので、従来の潜水艦潜水海域より2000m~3000m以上深く潜水することが可能である。
以下、本発明に係る掘削機及び資源回収システムを実施するための他の形態について図面を参照しながら説明する。
図7に示すように、資源回収システム201は、掘削機2に代えて掘削機202を備えており、さらに、移動艇290と、移動艇291とを備えている点において、資源回収システム1と主に異なっている。本実施形態では、4つの掘削機202が配置されている。なお、図7では、洋上リグ3等の図示を省略している。
移動艇290は、調整棟7よりも掘削機202側において、海底パイプライン6に接続されている。移動艇290は、スクリュウ(図示せず)を有しており、水中を移動可能であるとともに、水中で停止可能である。
移動艇291は、移動艇290よりも掘削機202側において、海底パイプライン6に接続されている。移動艇291は、スクリュウ(図示せず)を有しており、水中を移動可能であるとともに、水中で停止可能である。
海底パイプライン6は、調整棟7と移動艇290との間、および移動艇290と移動艇291との間においては、軟質を有している。これによって、調整棟7を移動させることなく、移動艇290および移動艇291を移動させて、掘削機202を移動させることができる(図7の二点鎖線を参照)。
また、海底パイプライン6は、移動艇291と掘削機202との間においては、硬質を有している。これによって、移動艇291の移動に合わせて掘削機202を移動させることができるので、掘削機202を所望の位置に容易に移動させることができる。
掘削機202は、海底泥層の下にあるレアアースを含有するレアアース泥層を掘削する掘削機であって、海底へ降ろされた本体220と、この本体220に設けられた一対の掘削装置221、222とを備えている。本実施形態では、本体220は、水平方向に延びた軸線を有する円筒状に形成されている。
なお、一対で構成されていて特別に区別して説明する必要がない掘削装置221、222は、説明を簡略化するために、以下では、一方の掘削装置221についてのみ各部位の説明を行うことを予め断っておく。掘削装置222は、本体220の軸線方向の中央を基準として、掘削装置221と対称的に配置されている。
掘削装置221は、図8に示すように、筒体221Aと、カッターヘッド221Cと、軸パイプ221Fとを有している。
筒体221Aは、上部が本体220に固定され、本体220の下部から下方へ突出されて構成されている。筒体221Aの軸線は、上下方向に延びている。本実施形態では、筒体221Aは、円筒体である。
カッターヘッド221Cは、筒体221Aの下部内に回転可能に配置されて構成されている。カッターヘッド221Cは、筒体221Aおよび軸パイプ221Fに対して、筒体221Aの軸線を中心として回転可能である。カッターヘッド221Cは、筒体221Aの下端位置よりも所定距離だけ高い位置に配置されている。なお、筒体221Aとカッターヘッド221Cとの間は、シール部材(図示せず)によってシールされている。また、軸パイプ221Fとカッターヘッド221Cとの間は、シール部材(図示せず)によってシールされている。また、筒体221Aの内圧を筒体221Aの外圧と同様になるように調整可能な圧力調整装置(図示せず)が、海上から配管を介して筒体221Aの内部に接続されている。これにより、カッターヘッド221Cの回転時でも、筒体221Aの内部に液体等が入ってこないようになっている。
カッターヘッド221Cは、複数(たとえば4つまたは8つ)のスポーク部221Gを有している。複数のスポーク部221Gは、筒体221Aの軸線を中心とする周方向に等間隔で並んでいる。複数のスポーク部221Gのそれぞれは、筒体221Aの軸線を中心とする径方向に延びている。つまり、複数のスポーク部221Gのそれぞれの軸線は、筒体221Aの軸線を中心とする径方向に延びている。4つのスポーク部221Gのそれぞれは、当該スポーク部221Gの軸線を中心として回転可能に支持されている。
カッターヘッド221Cは、図9に示すように、複数のカッタービット221Hを有している。複数のカッタービット221Hは、4つのスポーク部221Gのそれぞれに配置されている。なお、図8および図9では、4つのスポーク部221Gのうち、1つのスポーク部221Gに配置されているカッタービット221Hのみを図示しており、当該スポーク部221G以外のスポーク部221Gに配置されているカッタービット221Hの図示を省略している。
スポーク部221Gの軸線を中心とする周方向において、180度の間隔を空けて一対のカッタービット221Hが配置されている。このような一対のカッタービット221Hは、スポーク部221Gの軸線方向において間隔を空けて複数配置されている。一対のカッタービット221Hは、スポーク部221Gの軸線方向において1つ内側に配置されている一対のカッタービット221Hに対して、スポーク部221Gの軸線を中心とする周方向において60度ずれた位置に配置されている。複数のカッタービット221Hのそれぞれは、当該カッタービット221Hが配置されているスポーク部221Gとともに回転する。
カッターヘッド221Cは、回転駆動部21Dのような回転駆動部(図示せず)によって回転する。当該回転駆動部は、例えば、筒体221Aの内部に設けられるとともに、カッターヘッド221Cを回転させて海底泥層およびレアアース泥層を掘削させるように構成されている。具体的には、当該回転駆動部は、カッターヘッド221Cを筒体221Aの軸線を中心として回転させるとともに、4つのスポーク部221Gのそれぞれを当該スポーク部221Gの軸線を中心として回転させる。これによって、複数のカッタービット221Hのそれぞれは、筒体221Aの軸線を中心として回転しながら、当該カッタービット221Hが配置されているスポーク部221Gの軸線を中心として回転する。当該回転駆動部は、このようにカッターヘッド221Cを回転させて海底泥層およびレアアース泥層を掘削させるように構成されている。なお、掘削装置221のカッターヘッド221Cと掘削装置222のカッターヘッド(図示せず)とは、油圧ユニットによって互いに逆方向に回転されることが好ましい。また、掘削装置221のカッターヘッド221Cと掘削装置222のカッターヘッドとは、図示しない制御部における所定のプログラムに基づいて動作することも可能であるし、操作者の操作によっても動作することが可能である。また、操作者の操作データを人工知能(AI)に学習させ、掘削機202の掘削中において、操作者の操作データに基づいて掘削装置221のカッターヘッド221Cと掘削装置222のカッターヘッドとを動作させるようにしてもよい。
軸パイプ221Fは、図8に示すように、筒体221A内に且つその軸線に合わせて配置されている。軸パイプ221Fは、本体220の内部まで延び、軸パイプ221Fの上部は、本体220の内部に位置している。軸パイプ221Fは、本体220に固定されている。軸パイプ221Fには、カッターヘッド221Cが回転可能に取り付けられている。カッターヘッド221Cの回転によるレアアース泥層の掘削により得られたレアアース泥は、軸パイプ221F内の吸引管223Aを通って本体220内へ圧送される。また、セメント貯蔵庫220Gに貯蔵されているセメントおよび球状体220Jに貯蔵されている残渣は、軸パイプ221F内の排出管223Bを通って筒体221Aの下部内から排出される。吸引管223Aおよび排出管223Bは、本体220から掘削装置221側へ突出するようにして設けられている。
本体220の内部には、吸引装置(バキューム装置)220Aと、分離装置220Bと、収集部220Cと、セメント貯蔵庫220Gと、3つの球状体220H、220I、220Jと、複数の板材220Kとが設けられている。吸引装置(バキューム装置)220Aと、分離装置220Bと、セメント貯蔵庫220Gと、3つの球状体220H、220I、220Jとは、掘削装置221用に設けられている。なお、図示は省略しているが、本体220の軸線方向の中央を基準として、これらとは対称的に、掘削装置222用に、吸引装置(バキューム装置)と、分離装置と、セメント貯蔵庫と、3つの球状体とが設けられている。
吸引装置220Aは、カッターヘッド221Cによるレアアース泥層の掘削により得られたレアアース泥を吸引するように構成されている。吸引装置220Aは、吸引管223Aに接続されており、カッターヘッド221Cによるレアアース泥層の掘削により得られたレアアース泥は、吸引管223Aの先端部から吸引される(図8の太線実線矢印を参照)。なお、吸引管223Aの先端部には、開閉弁(図示せず)が設けられ、吸引管223Aによる吸引が行われるときには当該開閉弁が開き、吸引管223Aによる吸引が行われないときには当該開閉弁が閉じるように構成されている。
分離装置220Bは、本体220内へ吸引されたレアアース泥からレアアースを含有する粒体を分離するように構成されている。分離装置220Bは配管を介して吸引装置220Aに接続されており、吸引装置220Aに吸引されたレアアース泥は当該配管を通って分離装置220Bに供給され(図8の太線実線矢印を参照)、分離装置220Bによってレアアース泥からレアアースを含有する粒体が分離される。本実施形態では、遠心分離機を用いた遠心分離処理により、泥が粒体と泥水とに分離される。
収集部220Cは、分離装置220Bによって分離された粒体を収集してから、上記の海底パイプライン6を介して洋上リグ3の溶出液回収棟4に回収されるように、ポンプなどを用いて搬送する部位である。収集部220Cは、本体220の軸線方向の中央に配置されている。収集部220Cは配管を介して分離装置220Bに接続されており、分離装置220Bによって分離された粒体は当該配管を通って収集部220Cに供給される(図8の太線一点鎖線矢印を参照)。なお、図示は省略しているが、収集部220Cは、球状体220Hの内部に配置されている分離装置220Bにも配管を介して接続されている。洋上に搬送された流体は、その場でリーチング処理装置(図示せず)によってリーチング処理が行われる。リーチング処理では、レアアースを含有する固形成分に対してリーチング液を用いた処理が行われる。リーチング液としては、たとえば希塩酸が用いられる。当該リーチング処理装置で処理されたリーチング溶出液は、輸送船で陸地に輸送する。
セメント貯蔵庫220Gは、筒体221Aの下部内から排出されるセメントを貯蔵する。セメント貯蔵庫220Gは、排出管223Bに接続されており、セメント貯蔵庫220Gに貯蔵されているセメントは、排出管223Bを通って排出管223Bの先端部から排出され(図8の太線破線矢印を参照)、筒体221Aの下部内から排出される。なお、排出管223Bの先端部には、開閉弁(図示せず)が設けられ、排出管223Bからセメントが排出されるときには当該開閉弁が開き、排出管223Bからセメントが排出されないときには当該開閉弁が閉じるように構成されている。
3つの球状体220H、220I、220Jは、本体220の軸線方向に並んでいる。3つの球状体220H、220I、220Jのそれぞれは、中空である。3つの球状体220H、220I、220Jは、本体220の内面に接触し、本体220に固定されている。
3つの球状体220H、220I、220Jのうち真ん中の球状体220H(第1球状体)の内部には、一時貯蔵層でもある吸引装置220Aと、分離装置220Bと、セメント貯蔵庫220Gとが配置されている。球状体220Hは、掘削装置221の上方に配置されている。球状体220Hの内部に配置されている分離装置220Bによって粒体が分離された残渣は、一時的に球状体220Hの内部に貯蔵され、配管(図示せず)を介して球状体220Jに送られる。
3つの球状体220H、220I、220Jのうち球状体220H(第1球状体)よりも本体220の軸線方向の中央に近い位置に配置される球状体220I(第2球状体)の内部には、分離装置220Bが配置されている。球状体220Iの内部に配置されている分離装置220Bによって粒体が分離された残渣は、一時的に球状体220Iの内部に貯蔵され、配管を介して球状体220Jに送られる。
3つの球状体220H、220I、220Jのうち球状体220H(第1球状体)よりも本体220の軸線方向の中央から遠い位置に配置される220J(第3球状体)は、分離装置220Bによって粒体が分離された残渣を貯蔵するように構成されている残渣貯蔵庫である。球状体220Jには、分離装置220Bによる分離後の泥水が埋め戻し材として再利用するために貯蔵される。球状体220Jは、配管(図示せず)を介して球状体220Hに接続され、球状体220Hに貯蔵された残渣は、当該配管を介して球状体220Jに送られ、球状体220Jに貯蔵される。また、球状体220Jは、配管を介して球状体220Iに接続され、球状体220Iに貯蔵された残渣は、当該配管を介して球状体220Jに送られ(図8の太線二点鎖線矢印を参照)、球状体220Jに貯蔵される。球状体220Jに貯蔵されている残渣は、筒体221Aの下部内から排出される。球状体220Jは、排出管223Bに接続されており、球状体220Jに貯蔵されている残渣は、排出管223Bを通って排出管223Bの先端部から排出され(図8の太線二点鎖線矢印を参照)、筒体221Aの下部内から排出される。カッターヘッド221Cによるレアアース泥層の掘削終了後に、掘削によって形成された凹部に残渣が埋め戻される。そして、残渣が埋め戻された箇所に、セメント貯蔵庫に貯蔵されているセメントが排出されて被せられる。なお、排出管223Bの先端部には、開閉弁(図示せず)が設けられ、排出管223Bから残渣が排出されるときには当該開閉弁が開き、排出管223Bから残渣が排出されないときには当該開閉弁が閉じるように構成されている。
なお、レアアース泥を送るため、粒体を送るため、リーチング溶出液を送るため、残渣を送るため、またはセメントを送るため等に、本システムの各配管などに、適宜、加圧エアリフトポンプ等で構成される圧送装置、および開閉弁等を設けてもよい。
複数の板材220Kは、本体220の強度を高める部材である。複数の板材220Kは、本体220の軸線方向に並んで配置されている。本実施形態では、複数の板材220Kは、本体220の軸線方向において、間隔を空けずに並んで配置されているが、間隔を空けて並んで配置されていてもよい。複数の板材220Kのそれぞれは、本体220の軸線方向が当該板材220Kの厚み方向となるように配置されている。複数の板材220Kのそれぞれには、球状体220H、220I、220Jおよび配管等と干渉しないように、適宜、貫通孔等が形成されている。
以上説明したように、本実施形態の掘削機及び資源回収システムによれば、海上でレアアースを効率よく回収することができる。
以下、本発明に係る掘削機及び資源回収システムを実施するためのさらに他の形態について図面を参照しながら説明する。
図10に示すように、本実施形態に係る資源回収システムは、掘削機202(図8参照)に代えて掘削機302を備えている点において、資源回収システム201と主に異なっている。なお、図10では、洋上リグ3等の図示を省略している。
掘削機302は、掘削装置221(図8参照)に代えて掘削装置321を備えており、掘削装置222(図8参照)に代えて掘削装置321と対称的に配置されている掘削装置(図示せず)を備えている点において、掘削機202(図8参照)と主に異なっている。
掘削装置321は、カッターヘッド221Cに代えてカッターヘッド321Cを有しており、軸パイプ221F(図8参照)に代えて軸パイプ321Fを有しており、開閉弁321I、321Jと開閉駆動部321K、321Lとをさらに有している点において、掘削装置221(図8参照)と主に異なっている。
カッターヘッド321Cは、カッターヘッド321Cの内部に、開閉弁321I、321Jと開閉駆動部321K、321Lとが配置される空間を有している点において、カッターヘッド221Cと主に異なっている。
軸パイプ321Fは、軸パイプ221F(図8参照)よりも短く、先端部に開閉弁321I、321Jが図10紙面の左右方向(図10の符号321I、321Jの部材付近の左右方向の矢印参照)に摺動可能に取り付けられている点において、軸パイプ221F(図8参照)と主に異なっている。
吸引管323Aは、吸引管223A(図8参照)よりも短く、軸パイプ321Fの下端部よりも下方に突出しないように配置されている点において、吸引管223A(図8参照)と主に異なっている。
排出管323Bは、排出管223B(図8参照)よりも短く、軸パイプ321Fの下端部よりも下方に突出しないように配置されている点において、排出管223B(図8参照)と主に異なっている。
開閉弁321I、321Jは、図示しない取付部材等によって、軸パイプ321Fに対して、図10紙面の左右方向(図10の符号321I、321Jの部材付近の左右方向の矢印参照)に摺動可能に取り付けられている。具体的には、開閉弁321Iは、吸引管323Aの吸引口を塞ぐ閉位置と、吸引管323Aの吸引口を塞がない開位置とに位置できるように、摺動可能に取り付けられている。開閉弁321Jは、排出管323Bの排出口を塞ぐ閉位置と、排出管323Bの排出口を塞がない開位置とに位置できるように、図10紙面の左右方向(図10の符号321I、321Jの部材付近の左右方向の矢印参照)に摺動可能に取り付けられている。ここで、一変形例として、開閉弁321I、321Jは、相互に引き合う磁石または電磁石であってもよい。
開閉駆動部321Kは、図示しない取付部材等によって、開閉弁321Iに取り付けられている。開閉駆動部321Lは、図示しない取付部材等によって、開閉弁321Jに取り付けられている。開閉駆動部321K、321Lは、例えば、油圧駆動式の油圧ユニット(たとえば油圧モータなど)及びその電源である変圧器等で構成されている。なお、開閉駆動部321K、321Lが設けられているカッターヘッド321Cの内部空間は、外部環境に合わせて加圧(たとえば掘削装置321外部の水圧に合わせて加圧)可能なように、加圧装置が設けられていてもよい。
開閉駆動部321Kは、吸引管323Aからレアアース泥を吸引するとき、開閉弁321Iを図10紙面の左方向に摺動させて吸引管323Aの吸引口を塞がない開位置に位置させる。また、開閉駆動部321Lは、吸引管323Aからレアアース泥を吸引するとき、開閉弁321Jを摺動させて排出管323Bの排出口を塞ぐ閉位置に位置させる。
開閉駆動部321Kは、排出管323Bから残渣またはセメントを排出するとき、開閉弁321Iを摺動させて吸引管323Aの吸引口を塞ぐ閉位置に位置させる。また、開閉駆動部321Lは、排出管323Bから残渣またはセメントを排出するとき、開閉弁321Jを摺動させて排出管323Bの排出口を塞がない開位置に位置させる。
開閉駆動部321Kは、掘削機302が移動中であるとき、開閉弁321Iを摺動させて吸引管323Aの吸引口を塞ぐ閉位置に位置させる。また、開閉駆動部321Lは、掘削機302が移動中であるとき、開閉弁321Jを摺動させて排出管323Bの排出口を塞ぐ閉位置に位置させる。
以上説明したように、本実施形態の掘削機及び資源回収システムによれば、海上でレアアースを効率よく回収することができる。
1、201 資源回収システム
2、202、302 掘削機
3 洋上リグ
4 溶出液回収棟
5 ガスタービン発電所
6 海底パイプライン
7 調整棟
20、30、120、220 本体
20A、120A、220A 吸引装置
20B、220B 分離装置
20C リーチング処理装置
20D 残渣貯蔵庫
20E 逆送装置
20F、35 スクリュウ
21、22、221、222、321 掘削装置
21A、22A、121A 円筒体
21B、22B、121B フィン
21C、22C、221C、321C カッターヘッド
21D、22D 回転駆動部
21E、22E 圧送装置
21F、22F、121F、221F、321F 軸パイプ
23、123 吸引・排出管
24、41 パイプ(管)
L1、L3、L31、L33 強化複合層
L2、L4、L32、L34 鉄鋼層
36 第1タンク
37 第2タンク
38 ポンプ
39 調整弁
40a、40b 管路
100 潜水艦
121A1、151c、163 穴部
150 シール機構
151 蓋部
151a 軸部
151b ヘッド部
152、153、154、155 シール部材
160 中蓋
161 土台
162 雄ねじ部
170 ドーム状部
171、180 空間
220C 収集部
220G セメント貯蔵庫
220H、220I、220J 球状体
220K 板材
221A 筒体
221G スポーク部
221H カッタービット
223A、323A 吸引管
223B、323B 排出管
290、291 移動艇
321I、321J 開閉弁
321K、321L 開閉駆動部

Claims (8)

  1. 海底へ降ろされる本体と、前記本体の両端側に設けられた一対の掘削装置と、を備え、海底泥層の下にあるレアアースを含有するレアアース泥層、または、鉱物を含有する資源層を掘削する掘削機であって、
    前記掘削装置は、
    上部が前記本体に回転可能に配置されるとともに、下部の周端面が前記レアアース泥層または前記資源層を掘削する掘削刃に形成され且つ前記本体の下部から下方へ突出された円筒体と、
    前記円筒体の外周面に形成され且つ前記円筒体の回転によって前記円筒体を前記海底泥層内に侵入させていく螺旋状のフィンと、
    前記円筒体の下部内に回転可能に配置されたカッターヘッドと、
    前記円筒体の内部に設けられるとともに前記円筒体と前記カッターヘッドとを回転させて前記レアアース泥層を掘削させる回転駆動部と、
    前記円筒体の内部に設けられるとともに、前記レアアース泥層または前記資源層の掘削により得られたレアアース泥または資源を前記本体内へ圧送する圧送装置と、
    を有し、
    前記本体の内部または前記掘削装置の内部に、前記圧送装置によって圧送されてきた前記レアアース泥または前記資源を前記本体内へ吸引する吸引装置を有し、
    前記本体の内部には、
    前記本体内へ吸引された前記レアアース泥または前記資源から前記レアアースまたは前記鉱物を含有する粒体を分離する分離装置と、
    前記分離装置によって分離された前記粒体をリーチング処理するリーチング処理装置と、
    前記分離装置によって前記粒体が分離された残渣を貯蔵する残渣貯蔵庫と、を備えていることを特徴とする掘削機。
  2. 前記本体は、炭素繊維を含む強化複合材を有する強化複合層と、鉄鋼を有する鉄鋼層とを交互に複数重ねて水平方向に延びた軸線を有する円筒状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の掘削機。
  3. 前記強化複合層はパイプを内部に含み、前記パイプ内に高圧気体又は高圧液体が充填され、
    前記パイプは、前記本体の周面上に軸線方向に平行に配置され両端部で折り返されることにより、前記本体の周面全体を一本の前記パイプで覆ったことを特徴とする請求項2に記載の掘削機。
  4. 海底へ降ろされる本体と、前記本体に設けられた一対の掘削装置と、を備え、海底泥層の下にあるレアアースを含有するレアアース泥層、または、鉱物を含有する資源層を掘削する掘削機であって、
    前記掘削装置は、
    前記本体の下部から下方へ突出された筒体と、
    前記筒体の下部内に回転可能に配置されたカッターヘッドと、
    を有し、
    前記本体の内部には、
    前記カッターヘッドによる前記レアアース泥層または前記資源層の掘削により得られたレアアース泥または資源を吸引する吸引装置と、
    前記吸引装置によって吸引された前記レアアース泥または資源から前記レアアースまたは前記鉱物を含有する粒体を分離する分離装置と、
    前記分離装置によって分離された前記粒体を海上へ搬送する搬送装置と、
    前記分離装置によって前記粒体が分離された残渣を貯蔵する残渣貯蔵庫と、
    前記筒体の下部内から排出されるセメントを貯蔵するセメント貯蔵庫と、を備えていることを特徴とする掘削機。
  5. 前記本体は、水平方向に延びた軸線を有する円筒状に形成され、
    前記本体の内部には、前記本体の軸線方向に並び、中空である3つの球状体をさらに備え、
    前記3つの球状体のうち真ん中の第1球状体の内部には、前記吸引装置と、前記分離装置と、前記セメント貯蔵庫と、が配置され、
    前記3つの球状体のうち前記第1球状体よりも前記本体の前記軸線方向の中央に近い位置に配置される第2球状体の内部には、前記分離装置が配置され、
    前記3つの球状体のうち前記第1球状体よりも前記本体の前記軸線方向の中央から遠い位置に配置される第3球状体は、前記残渣貯蔵庫であることを特徴とする請求項4に記載の掘削機。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の掘削機と、
    洋上に設置された洋上リグと、
    前記洋上リグに設けられた溶出液回収棟と、
    前記掘削機の前記本体と前記洋上リグとを連結した海底パイプラインと、
    を備え、
    前記本体の前記リーチング処理装置で処理されたリーチング溶出液を、前記海底パイプラインを介して前記洋上リグの前記溶出液回収棟へ回収させることを特徴とする資源回収システム。
  7. 本体と、前記本体の外周面に設けられ、前記本体を推進させる推進機構と、を備え、
    前記本体は、炭素繊維を含む強化複合材を有する強化複合層と、鉄鋼を有する鉄鋼層とを交互に複数重ねて水平方向に延びた軸線を有する円筒状に形成されていることを特徴とする潜水機。
  8. 前記本体の内部には、高圧気体又は高圧液体を収容可能なタンクと、前記タンクに接続されるポンプと、
    を備え、
    前記強化複合層は、パイプを内部に含み、前記本体の周面上に軸線方向に平行に配置され両端部で折り返されることにより、前記本体の周面全体が、一本の前記パイプで覆われており、
    前記パイプの内部に、前記ポンプによって前記高圧気体又は前記高圧液体を循環させることを特徴とする請求項7に記載の潜水機。
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