JP2024057678A - システム、登録装置、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】顧客の不正行為への対策を好適に実施する。【解決手段】顧客自ら商品を登録する登録手段と、顧客による不正の有無を判定する判定手段と、前記判定手段の判定基準を変更する変更手段とを備え、前記変更手段は、顧客の利用環境に関する情報に基づいて前記判定手段の判定基準を変更する。【選択図】図1
Description
本発明は、システム、登録装置、プログラムに関する。
携帯端末を用いて顧客自ら商品を登録するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
顧客自ら商品を登録するシステムでは、顧客による不正行為への対策が必要になるが、顧客による不正行為への対策が十分であるとは言い難い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客の不正行為への対策を好適に実施する技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するための一態様であるシステムは、顧客自ら商品を登録する登録手段と、顧客による不正の有無を判定する判定手段と、前記判定手段の判定基準を変更する変更手段とを備え、前記変更手段は、顧客の利用環境に関する情報に基づいて前記判定手段の判定基準を変更するシステムである。
図1は、本実施形態の販売システム1を説明するためのネットワークの概念図である。図2は、携帯端末60を取り付け可能なカート70について説明する説明図である。図1に示す販売システム1は、本部サーバ10、クラウドサーバ20、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、精算装置50、登録精算装置51、携帯端末60を含む。
販売システム1は、種々の業態(スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストア、ホームセンタ、家電量販店等)に導入可能である。図1において、破線Tは、店舗内(商品陳列エリア、会計エリア、バックヤード等)を示している。図1に示すように、ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、精算装置50、登録精算装置51は、店舗内に設置される。これらは、LAN19(有線でも無線でもよい)を介して通信可能に接続される。店舗内には、携帯端末60が存在する。携帯端末60は、基本的には、カート(ショッピングカート)70(具体的にはホルダ部72)に取り付けられた状態(セットされた状態)で使用される。本部サーバ10及びクラウドサーバ20は、店舗外(例えば、本社やデータセンタ等)に設置される。店舗内に設置されている装置(ストアコントローラ30、取引状況管理装置40、精算装置50、登録精算装置51)と店舗外に設置されている装置(本部サーバ10、クラウドサーバ20)とは、通信(直接的に通信、又は、ストアコントローラ30を介して通信)可能である。
なお、図1において、各装置(端末)の台数は例示である。例えば、図1において、精算装置50の右側に「…」を図示したが、店舗内に設置される精算装置50の数は1台以上であればよい。また例えば、図1において、2台の携帯端末60を図示したが、店舗内において使用される携帯端末60の数は客の数に応じて変化する。また、店舗内には、他の装置を設置してもよい。例えば、店舗内には、店員の操作に基づいて商品を登録し、顧客の操作に基づいて精算するセミセルフの装置群(登録装置、精算装置)を設置してもよい。
(携帯端末60)
携帯端末60は、顧客によって使用される。具体的には、携帯端末60は、店舗内において顧客自身が商品を登録する際に使用される。携帯端末60は、例えば、スマートフォンであるが、タブレット端末であってもよい。
携帯端末60は、顧客によって使用される。具体的には、携帯端末60は、店舗内において顧客自身が商品を登録する際に使用される。携帯端末60は、例えば、スマートフォンであるが、タブレット端末であってもよい。
図示は省略するが、携帯端末60は、例えば、CPU、記憶部、表示部、操作部、音声出力部(スピーカ)、音声入力部(マイク)、撮像部(カメラ)、検出部(センサ)、及び、通信部を備える。
CPUは、中央演算処理装置であって、記憶部に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、携帯端末60全体を制御する。記憶部は、種々の情報(例えば、CPUが参照又は生成等する情報、外部から取得した情報等)を記憶する。記憶部は、1以上の種々の記憶部材(例えば、メモリやストレージとなるもの。例えば、RAM、ROM、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等)の総称である。表示部は、例えば、液晶ディスプレイであって、種々の情報(画像情報を含む)を表示する。表示部は、表示画面への操作を受付可能なタッチパネルとして構成される。操作部は、操作者(顧客)の操作を受け付ける。操作部は、1以上の種々の操作部材(筐体に設けられた種々の操作子(ハードボタン)の総称である。なお、表示部はタッチパネルとして構成されため、操作部の一部として捉えてもよい。音声出力部は、音声を出力する。音声入力部は、音声を入力する。撮像部は、撮像画像(静止画像、動画像)を取得(生成)する。検出部(測定部)は、種々の事象等を検出又は測定する。検出部は、例えば、1以上の種々の検出部材(GPSセンサ、加速度センサ、ジャイロセンサ、環境光センサ(輝度センサ)等)の総称である。なお、操作部や音声入力部や撮像部も検出部の一部として捉えてもよい。通信部は、種々の情報を送受信する。通信部は、1以上の種々の通信部材(例えば、5G等の携帯無線通信、無線LAN、近距離無線通信、非接触通信等の通信部材)の総称である。
携帯端末60は、撮像部による撮像画像をいわゆるスルー画像(ライブビュー画像)として表示部に表示可能である。携帯端末60は、撮像画像をスルー画像として表示部に表示することに代えて又は加えて、撮像画像を記憶部に記憶してもよい。つまり、携帯端末60は、撮像画像をスルー画像として表示部に表示せずに記憶部に記憶してもよいし、撮像画像を記憶部に記憶せずにスルー画像として表示部に記憶してもよいし、撮像画像をスルー画像として表示部に表示しつつ記憶部に記憶してもよい。
携帯端末60は、種々の画像処理機能を備える。例えば、携帯端末60は、撮像画像からオブジェクトを認識するオブジェクト認識機能や、撮像画像から商品に付されたバーコードをスキャンする(つまり、オブジェクト認識機能によってバーコードを認識して商品コード(例えば、JANコード等)を取得する)スキャナ機能(コード取得機能、コード認識機能とも称する)や、撮像画像から顧客による商品のスキャン動作(翳(かざ)し動作)を検出するスキャン動作検出機能や、複数の撮像画像(背景画像、観測画像等)を用いて物体(新たなオブジェクト)の出現を検出する検出する物体検出機能(背景差分処理機能)を備える。なお、スキャン動作検出機能によってスキャン動作を検出することは、撮像部の前に商品が翳されていることの特定することであるとも言える。また、撮像部の前に商品が翳されることは新たなオブジェトの出現であるため、スキャン動作検出機能は、物体検出機能であるとも言える。
携帯端末60は、上述したような画像処理機能によって、登録された商品(商品コードを取得した商品)が所定時間内に確保(買物籠内に投入)されたか否か(登録後の商品の確保待ち時間がタイムアウトとなったか否か)を判断することができる。換言すれば、携帯端末60は、登録された商品が所定時間内に確保されなかった旨(登録後の商品の確保待ち時間がタイムアウトした旨)を検出することができる。
また、携帯端末60は、上述したような画像処理機能によって、スキャン動作の有無にかかわらず商品が登録されずに確保されたか否かを判断することができる。換言すれば、携帯端末60はスキャン動作の有無にかかわらず商品が登録されずに確保された旨を検出することができる。
また、携帯端末60は、上述したような画像処理機能によって、所定時間に亘ってスキャン動作が継続しかつ商品が登録されなかったか否か、すなわち、商品が登録されないままスキャン動作の継続時間が所定時間に達したか否か(スキャン動作がタイムアウトとなったか否か)を判断する判断することができる。換言すれば、携帯端末60は、商品が登録されないままスキャン動作の継続時間が所定時間に達した旨(スキャン動作がタイムアウトした旨)を検出することができる。
(カート70)
カート70は、図2に示すように、買物籠(非図示)を載置可能な買物籠載置部71、携帯端末60を取り付け可能なホルダ部72を有する。また、カート70には、精算時において店員による確認が必要となる商品を一時的に保管するための専用バッグ90が取り付けられている。
カート70は、図2に示すように、買物籠(非図示)を載置可能な買物籠載置部71、携帯端末60を取り付け可能なホルダ部72を有する。また、カート70には、精算時において店員による確認が必要となる商品を一時的に保管するための専用バッグ90が取り付けられている。
図2に示した例では、買物籠載置部71には買物籠が載置されておらず、ホルダ部72には携帯端末60が取り付けられていないが、来店した顧客は、買物籠載置部71に買物籠を載置し、ホルダ部72に携帯端末60を取り付ける。携帯端末60は、ホルダ部72に取り付けられている状態において、撮像部による撮像が行われた場合、ホルダ部72の位置から買物籠側を見下ろした方向の撮像画像を取得する。
(1品目の商品コードを取得する迄の基本的な流れ)
1品目の商品コードを取得する迄の基本的な流れは以下の通りである。
(1)顧客は、ホルダ部72に携帯端末60を取り付けた後(又はホルダ部72に携帯端末60を取り付ける前)に、サービス開始画面(メニュー画面。非図示)を表示させる操作を行う。例えば、顧客は、会員登録したときに生成されるアイコンを操作する。
(2)携帯端末60は、上記操作に基づいてサービス開始画面を表示する。サービス開始画面には買物の開始を指示(宣言)するボタン(買物開始指示ボタン)が表示されている。
(3)顧客は、サービス開始画面において買物開始指示ボタンを操作する。
(4)携帯端末60は、上記操作に基づいて初期登録画面(1品目の商品の登録前の登録画面。図3(A)の登録画面)を表示する。
(5)顧客は、商品の陳列エリア(陳列棚)にて所望の商品(購入する商品)に付されたバーコードを読み取らせるために、該商品をホルダ部72の下方(ホルダ部72と買物籠との間の空間)に移動させる(ホルダ部72の下方に翳す)。
(6)携帯端末60は、顧客による商品のスキャン動作(翳し動作)を検出し(スキャン動作検出機能)、当該商品の商品コードを取得する(コード取得機能)。
1品目の商品コードを取得する迄の基本的な流れは以下の通りである。
(1)顧客は、ホルダ部72に携帯端末60を取り付けた後(又はホルダ部72に携帯端末60を取り付ける前)に、サービス開始画面(メニュー画面。非図示)を表示させる操作を行う。例えば、顧客は、会員登録したときに生成されるアイコンを操作する。
(2)携帯端末60は、上記操作に基づいてサービス開始画面を表示する。サービス開始画面には買物の開始を指示(宣言)するボタン(買物開始指示ボタン)が表示されている。
(3)顧客は、サービス開始画面において買物開始指示ボタンを操作する。
(4)携帯端末60は、上記操作に基づいて初期登録画面(1品目の商品の登録前の登録画面。図3(A)の登録画面)を表示する。
(5)顧客は、商品の陳列エリア(陳列棚)にて所望の商品(購入する商品)に付されたバーコードを読み取らせるために、該商品をホルダ部72の下方(ホルダ部72と買物籠との間の空間)に移動させる(ホルダ部72の下方に翳す)。
(6)携帯端末60は、顧客による商品のスキャン動作(翳し動作)を検出し(スキャン動作検出機能)、当該商品の商品コードを取得する(コード取得機能)。
(精算装置50)
精算装置50は、顧客によって使用される。具体的には、精算装置50は、携帯端末60によって登録された商品を顧客の操作に基づいて精算する。
精算装置50は、顧客によって使用される。具体的には、精算装置50は、携帯端末60によって登録された商品を顧客の操作に基づいて精算する。
図示は省略するが、精算装置50は、CPU、記憶部、表示部、スキャナ部、カード決済部(非現金決済部)、釣銭機(現金決済部)、印刷部、音声出力部、撮像部、通信部及びサインポールを備える。例えば、スキャナ部は、種々のコード(例えば、精算用コード(後述)、商品コード、品券類やポイントカードや店員の名札等に付された店員コード)をスキャンし、夫々のコードを読み取る。また例えば、表示部は、商品一覧画面(非図示)を表示する。なお、精算装置50は、1以上の種々の操作部材からなるキー操作部や、人の存在を検出(検知、認識)する人感センサ等を更に備えてもよい。
(登録精算装置51)
登録精算装置51は、顧客によって使用される。具体的には、登録精算装置51は、顧客の操作に基づいて商品を登録し、顧客の操作に基づいて精算する。
登録精算装置51は、顧客によって使用される。具体的には、登録精算装置51は、顧客の操作に基づいて商品を登録し、顧客の操作に基づいて精算する。
図示は省略するが、登録精算装置51は、CPU、記憶部、表示部、スキャナ部、カード決済部(非現金決済部)、釣銭機(現金決済部)、印刷部、音声出力部、撮像部、通信部及びサインポールを備える。例えば、スキャナ部は、種々のコード(例えば、商品コード、品券類やポイントカードや店員の名札等に付された店員コード)をスキャンし、夫々のコードを読み取る。また例えば、表示部は、登録画面(非図示)や精算画面(非図示)を表示する。なお、登録精算装置51は、1以上の種々の操作部材からなるキー操作部や、人の存在を検出する人感センサ等を更に備えてもよい。また、登録精算装置51に計量器(計量装置)を接続してもよい(図8参照)。
(本部サーバ10)
本部サーバ10は、販売システム1全体を管理するサーバである。本部サーバ10は、例えば、種々の情報(例えば、商品マスタファイル(商品マスタ)等)を記憶する。商品マスタは、商品コードに対応付けて商品名や価格等を記憶するファイルである。また、本部サーバ10は、例えば、クラウドサーバ20やストアコントローラ30に種々の情報(例えば、商品マスタ等)を供給する。図示は省略するが、本部サーバ10は、少なくとも、CPU、記憶部及び通信部を備える。本部サーバ10は、複数台のサーバから構成されてもよい。
本部サーバ10は、販売システム1全体を管理するサーバである。本部サーバ10は、例えば、種々の情報(例えば、商品マスタファイル(商品マスタ)等)を記憶する。商品マスタは、商品コードに対応付けて商品名や価格等を記憶するファイルである。また、本部サーバ10は、例えば、クラウドサーバ20やストアコントローラ30に種々の情報(例えば、商品マスタ等)を供給する。図示は省略するが、本部サーバ10は、少なくとも、CPU、記憶部及び通信部を備える。本部サーバ10は、複数台のサーバから構成されてもよい。
(クラウドサーバ20)
クラウドサーバ20は、主に携帯端末60による商品の登録をサポートするサーバである。クラウドサーバ20は、種々の情報(例えば、商品マスタ、取引情報(カート情報)等)を記憶する。また、クラウドサーバ20は、例えば、携帯端末60や精算装置50に種々の情報(例えば、画面情報等)を供給する。図示は省略するが、クラウドサーバ20は、少なくとも、CPU、記憶部及び通信部を備える。クラウドサーバ20は、複数台のサーバから構成されてもよい。
クラウドサーバ20は、主に携帯端末60による商品の登録をサポートするサーバである。クラウドサーバ20は、種々の情報(例えば、商品マスタ、取引情報(カート情報)等)を記憶する。また、クラウドサーバ20は、例えば、携帯端末60や精算装置50に種々の情報(例えば、画面情報等)を供給する。図示は省略するが、クラウドサーバ20は、少なくとも、CPU、記憶部及び通信部を備える。クラウドサーバ20は、複数台のサーバから構成されてもよい。
(ストアコントローラ30)
ストアコントローラ30は、主に店舗内に設置されている装置(取引状況管理装置40、精算装置50、登録精算装置51)と店舗外に設置されている装置(本部サーバ10、クラウドサーバ20)との間における情報の通信を担当するサーバである。図示は省略するが、ストアコントローラ30は、少なくとも、CPU、記憶部及び通信部を備える。
ストアコントローラ30は、主に店舗内に設置されている装置(取引状況管理装置40、精算装置50、登録精算装置51)と店舗外に設置されている装置(本部サーバ10、クラウドサーバ20)との間における情報の通信を担当するサーバである。図示は省略するが、ストアコントローラ30は、少なくとも、CPU、記憶部及び通信部を備える。
(取引状況管理装置40)
取引状況管理装置40は、例えば、精算装置50、登録精算装置51、携帯端末60を管理(監視、制御等)する装置(例えば、パーソナルコンピュータ)である。例えば、取引状況管理装置40は、精算装置50や登録精算装置51の処理状況、動作状況を監視(表示)する。また、取引状況管理装置40は、携帯端末60の処理状況、動作状況を監視する(クラウドサーバ20にアクセスし、クラウドサーバ20に記憶されている取引情報等を表示又は修正する)。また、取引状況管理装置40は、携帯端末60や登録精算装置51の判定レベル(後述)を変更する操作を受け付けてもよい。また、取引状況管理装置40は、本部サーバ10等にアクセスし、本部サーバ10等に記憶されている商品マスタをメンテナンス(商品の設定等)してもよい。
取引状況管理装置40は、例えば、精算装置50、登録精算装置51、携帯端末60を管理(監視、制御等)する装置(例えば、パーソナルコンピュータ)である。例えば、取引状況管理装置40は、精算装置50や登録精算装置51の処理状況、動作状況を監視(表示)する。また、取引状況管理装置40は、携帯端末60の処理状況、動作状況を監視する(クラウドサーバ20にアクセスし、クラウドサーバ20に記憶されている取引情報等を表示又は修正する)。また、取引状況管理装置40は、携帯端末60や登録精算装置51の判定レベル(後述)を変更する操作を受け付けてもよい。また、取引状況管理装置40は、本部サーバ10等にアクセスし、本部サーバ10等に記憶されている商品マスタをメンテナンス(商品の設定等)してもよい。
図示は省略するが、取引状況管理装置40は、少なくとも、CPU、記憶部、表示部(タッチパネルとして構成してもよい)、操作部(キーボード、マウス等)、通信部を備える。取引状況管理装置40は、印刷装置(非図示)と通信可能であり、種々の情報を印刷装置から出力してもよい。
(携帯端末60、クラウドサーバ20、精算装置50の動作の概要)
携帯端末60、クラウドサーバ20、精算装置50の動作の概要を説明する。具体的には、携帯端末60が、初期登録画面(例えば図3(A)参照)を表示してから、精算装置50が商品一覧画面(非図示)を表示する迄の、各装置(携帯端末60、クラウドサーバ20、精算装置50)の動作の概要(携帯端末60の画像処理機能に関係する部分は省略)を説明する。なお、携帯端末60は、初期登録画面を表示する際に(買物開始指示ボタンの操作に基づいて)、当該携帯端末60による取引(又は当該取引の取引識別情報)を識別する取引識別情報をクラウドサーバ20から取得(受信)しているものとする。
携帯端末60、クラウドサーバ20、精算装置50の動作の概要を説明する。具体的には、携帯端末60が、初期登録画面(例えば図3(A)参照)を表示してから、精算装置50が商品一覧画面(非図示)を表示する迄の、各装置(携帯端末60、クラウドサーバ20、精算装置50)の動作の概要(携帯端末60の画像処理機能に関係する部分は省略)を説明する。なお、携帯端末60は、初期登録画面を表示する際に(買物開始指示ボタンの操作に基づいて)、当該携帯端末60による取引(又は当該取引の取引識別情報)を識別する取引識別情報をクラウドサーバ20から取得(受信)しているものとする。
(1)携帯端末60は、顧客による商品のスキャン動作によって商品コードを取得する。
(2)携帯端末60は、当該取引の取引識別情報と(1)にて取得した商品コードとをクラウドサーバ20に送信する。
(2)携帯端末60は、当該取引の取引識別情報と(1)にて取得した商品コードとをクラウドサーバ20に送信する。
(3)クラウドサーバ20は、取引識別情報と商品コードとを携帯端末60から受信する。
(4)クラウドサーバ20は、当該取引((3)にて受信した取引識別情報に対応する取引)の取引情報を当該商品コードに基づいて更新する。つまり、クラウドサーバ20は、ステップ(3)にて受信した商品コードに対応する商品名や価格を商品マスタから取得(抽出)し、当該取引の取引情報に記憶する。
(5)クラウドサーバ20は、更新後の取引情報を携帯端末60に送信する。例えば、クラウドサーバ20は、更新後の取引情報の内容を反映した登録画面(例えば図3(C)参照)を生成し、該登録画面の画面情報を携帯端末60に送信する。
(4)クラウドサーバ20は、当該取引((3)にて受信した取引識別情報に対応する取引)の取引情報を当該商品コードに基づいて更新する。つまり、クラウドサーバ20は、ステップ(3)にて受信した商品コードに対応する商品名や価格を商品マスタから取得(抽出)し、当該取引の取引情報に記憶する。
(5)クラウドサーバ20は、更新後の取引情報を携帯端末60に送信する。例えば、クラウドサーバ20は、更新後の取引情報の内容を反映した登録画面(例えば図3(C)参照)を生成し、該登録画面の画面情報を携帯端末60に送信する。
(6)携帯端末60は、画面情報(取引情報)をクラウドサーバ20から受信する。
(7)携帯端末60は、(6)にて受信した画面情報に基づいて登録画面を表示する。具体的には、1品目の商品の場合には、携帯端末60は、初期登録画面に代えて当該1品目の商品を反映した登録画面を表示し、2品目以降の商品の場合には、携帯端末60は、当該2品目以降の商品を反映した登録画面を表示する。
(7)携帯端末60は、(6)にて受信した画面情報に基づいて登録画面を表示する。具体的には、1品目の商品の場合には、携帯端末60は、初期登録画面に代えて当該1品目の商品を反映した登録画面を表示し、2品目以降の商品の場合には、携帯端末60は、当該2品目以降の商品を反映した登録画面を表示する。
(7)の後には、顧客による商品のスキャン動作によって商品コードを取得する場合((1)に戻る場合)と、会計(精算)に進む旨(商品の登録を終える旨)を指示する操作(例えば会計指示ボタンBT50。図3(C)参照)によって精算用コード(後述)を生成、表示する場合((8)に進む場合)と、がある。つまり、(1)~(7)は、商品コードを取得する毎、繰り返し実行される。
(8)携帯端末60は、会計に進む旨の操作に基づいて精算用コード(例えば精算用コードGA60。図3(D)参照)を生成し、表示する。精算用コードとは、精算用情報をコード化(例えば2次元コード化)したものである。精算用情報とは、当該取引の取引情報をクラウドサーバ20から取得するために必要な情報(例えば、当該取引を識別する取引識別情報)である。
顧客は、携帯端末60に表示されている精算用コードを精算装置50に読み取らせる。 なお、精算装置50は、待機状態において、精算用コードの読取(読取動作)を案内する案内画面を表示してもよい。
(9)精算装置50は、顧客の読取動作に基づいて、携帯端末60に表示されている精算用コードを読み取る。つまり、精算装置50は、当該取引を識別する取引識別情報を取得する。
(10)精算装置50は、当該取引の取引情報をクラウドサーバ20に要求する。例えば、精算装置50は、当該取引を識別する取引識別情報を含む要求情報(取引情報取得要求情報)をクラウドサーバ20に送信する。
(11)クラウドサーバ20は、要求(取引情報取得要求情報)を受信し、当該取引(取引情報取得要求情報に含まれる取引識別情報に対応する取引)の取引情報を精算装置50に送信する。例えば、クラウドサーバ20は、当該取引の取引情報の内容を反映した商品一覧画面(非図示)を生成し、該商品一覧画面の画面情報を精算装置50に送信する。
(12)精算装置50は、画面情報(取引情報)をクラウドサーバ20から受信し、受信した画面情報に基づいて商品一覧画面を表示する。
(10)精算装置50は、当該取引の取引情報をクラウドサーバ20に要求する。例えば、精算装置50は、当該取引を識別する取引識別情報を含む要求情報(取引情報取得要求情報)をクラウドサーバ20に送信する。
(11)クラウドサーバ20は、要求(取引情報取得要求情報)を受信し、当該取引(取引情報取得要求情報に含まれる取引識別情報に対応する取引)の取引情報を精算装置50に送信する。例えば、クラウドサーバ20は、当該取引の取引情報の内容を反映した商品一覧画面(非図示)を生成し、該商品一覧画面の画面情報を精算装置50に送信する。
(12)精算装置50は、画面情報(取引情報)をクラウドサーバ20から受信し、受信した画面情報に基づいて商品一覧画面を表示する。
(携帯端末60の表示例)
図3は、携帯端末60の表示例である。携帯端末60は、既にカート70(ホルダ部72)に取り付けられているものとする。なお、ホルダ部72の位置から買物籠を見下ろした方向の撮像画像には、スキャン動作が行われていないときには買物籠や既に買物籠に投入された商品等が撮像され、スキャン動作が行われているときには当該スキャン動作の対象商品と当該対象商品の後方に買物籠や既に買物籠に投入された商品等が撮像されるが、図3では、簡略化のため、スキャン動作の対象商品以外のもの(買物籠や既に買物籠に投入された商品等)については、図示を省略している。
図3は、携帯端末60の表示例である。携帯端末60は、既にカート70(ホルダ部72)に取り付けられているものとする。なお、ホルダ部72の位置から買物籠を見下ろした方向の撮像画像には、スキャン動作が行われていないときには買物籠や既に買物籠に投入された商品等が撮像され、スキャン動作が行われているときには当該スキャン動作の対象商品と当該対象商品の後方に買物籠や既に買物籠に投入された商品等が撮像されるが、図3では、簡略化のため、スキャン動作の対象商品以外のもの(買物籠や既に買物籠に投入された商品等)については、図示を省略している。
図3(A)は、スキャン動作が行われていない状態の登録画面(初期登録画面)である。図3(A)の登録画面(他の登録画面も同様)には、撮像画像表示領域HR610や登録情報表示領域HR620が設けられている。撮像画像表示領域HR610は、主に撮像画像を表示する領域である。登録情報表示領域HR620は、主に商品の登録情報を表示する領域である。
図3(B)は、図3(A)の場面に続く場面である。具体的には、図3(B)は、顧客が商品(食パン)のスキャン動作を行っている場面である。
図3(C)は、図3(B)の場面に続く場面である。具体的には、図3(C)は、図3(B)に示したスキャン動作によって商品(食パン)が登録された場面である。つまり、スキャン動作によって商品コードを取得した携帯端末60は、商品コード等をクラウドサーバ20に送信し、図3(C)に示したような登録画面を表示する。携帯端末60は、商品(1品目の商品)の登録後には、図3(C)に示すように、会計指示操作を受け付ける会計指示ボタンBT50を操作可能に表示する。
図3(D)は、例えば図3(C)の場面に続く場面の表示例である。携帯端末60は、会計指示ボタンBT50の操作があった場合、精算用コードGA60を生成し、図3(D)に示したような画面(精算用コード表示画面)に表示する。
図3(E)は、例えば図3(C)の場面に続く場面である。携帯端末60は、登録された商品が所定時間内に確保されなかったと判断した場合、図3(E)に示したような小画面SG30を表示する。小画面SG30には、商品を投入したか否かを確認するメッセージMS33と表示され、OKボタンBT35が操作可能に表示されている。
図3(F)は、例えば図3(A)や図3(B)の場面に続く場面である。携帯端末60は、スキャン動作の有無にかかわらず商品が登録されずに確保されたと判断した場合、図3(F)に示したような小画面SG10を表示する。小画面SG10には、未登録の商品が確保された可能性がある旨のメッセージMS13と、精算機(精算装置50)で店員が対応する旨を報知するメッセージMS14とが表示され、OKボタンBT15が操作可能に表示されている。
図3(G)は、例えば図3(B)の場面に続く場面である。携帯端末60は、商品が登録されないままスキャン動作の継続時間が所定時間に達したと判断した場合、図3(G)に示したような小画面SG20を表示する。小画面SG20には、商品の登録ができなかった旨のメッセージMS23と、精算機(精算装置50)で店員が対応する旨を報知するメッセージMS24とが表示され、OKボタンBT25が操作可能に表示されている。図3(H)については後述する。
図4及び図5は、携帯端末60の動作の一例を説明するフローチャートである。具体的には、図4及び図5のフローチャートは、商品毎の動作(スキャン動作の有無の状況や商品の確保の状況に応じた動作を示している。図5(A)のフローチャートは、商品不正確保判定処理(図4のステップS2、ステップS11)を示している。図5(B)のフローチャートは、商品確保タイムアウト判定処理(図4のステップS8)を示している。図5(C)のフローチャートは、スキャン動作タイムアウト判定処理(図4のステップS14)を示している。
(図4のフローチャート)
ステップS1:携帯端末60は、顧客による商品のスキャン動作を検出したか否かを判断する。スキャン動作を検出した場合(ステップS1:YES)、ステップS2に進む。スキャン動作を検出していない場合(ステップS1:NO)、ステップS5に進む。なお、スキャン動作を検出する処理は、上述したように、当該携帯端末60の画像処理機能(スキャン動作検出機能、物体検出機能等)によって撮像部の前に商品が翳されていることを特定する処理であるとも言える。
ステップS1:携帯端末60は、顧客による商品のスキャン動作を検出したか否かを判断する。スキャン動作を検出した場合(ステップS1:YES)、ステップS2に進む。スキャン動作を検出していない場合(ステップS1:NO)、ステップS5に進む。なお、スキャン動作を検出する処理は、上述したように、当該携帯端末60の画像処理機能(スキャン動作検出機能、物体検出機能等)によって撮像部の前に商品が翳されていることを特定する処理であるとも言える。
ステップS2:携帯端末60は、商品不正確保判定処理を実行する。詳細は後述するが、商品不正確保判定処理は、商品が登録されずに確保されたか否かを判定する処理である。続いてステップS3に進む。
ステップS3:携帯端末60は、商品不正確保判定処理の判定結果が、商品が登録されずに確保された旨の判定結果であったか否かを判断する。商品が登録されずに確保された旨の判定結果であった場合(ステップS3:YES)、ステップS4に進む。商品が登録されずに確保された旨の判定結果でなかった場合(ステップS3:NO)、本フローチャートは終了する(ステップS1から再開する。図4の他の場面における「本フローチャートは終了する」についても同様)。
ステップS3:携帯端末60は、商品不正確保判定処理の判定結果が、商品が登録されずに確保された旨の判定結果であったか否かを判断する。商品が登録されずに確保された旨の判定結果であった場合(ステップS3:YES)、ステップS4に進む。商品が登録されずに確保された旨の判定結果でなかった場合(ステップS3:NO)、本フローチャートは終了する(ステップS1から再開する。図4の他の場面における「本フローチャートは終了する」についても同様)。
ステップS4:携帯端末60は、不正確保処理を実行する。例えば、携帯端末60は、図3(F)に示したような小画面SG10を表示する。また、携帯端末60は、当該状況を示した処理状況情報(例えば、スキャン動作もなく未登録の商品が確保されたと判定した旨や小画面SG10を表示した旨を示した情報)をクラウドサーバ20に送信する。なお、上記処理状況情報に受信したクラウドサーバ20は、スキャン動作もなく未登録の商品が確保されたと判定した旨や小画面SG10を表示した旨を取引情報に記憶する。そして本フローチャートは終了する。
ステップS5:携帯端末60は、スキャン動作を検出中であるか否かを判断する。つまり、携帯端末60は、スキャン動作が継続して行われているか否かを判断する。スキャン動作を検出中である場合(ステップS5:YES)、ステップS6に進む。スキャン動作を検出中でない場合(ステップS5:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS6:携帯端末60は、商品コードを取得したか否かを判断する。商品コードを取得した場合(ステップS6:YES)、ステップS7に進む。商品コードを取得していない場合(ステップS6:NO)、ステップS11に進む。
ステップS7:携帯端末60は、商品を登録する。つまり、携帯端末60は、ステップS6にて取得した商品コード等をクラウドサーバ20に送信し、当該商品を反映した登録画面を表示する。続いて、ステップS8に進む。
ステップS8:携帯端末60は、商品確保タイムアウト判定処理を実行する。詳細は後述するが、商品確保タイムアウト判定処理は、登録後の商品の確保待ち時間がタイムアウトとなったか否かを判定する処理である。続いてステップS9に進む。
ステップS9:携帯端末60は、商品確保タイムアウト判定処理の判定結果が、タイムアウトとなった旨の判定結果であるか否かを判断する。タイムアウトとなった旨の判定結果であった場合(ステップS9:YES)、ステップS10に進む。タイムアウトとなった旨の判定結果でなかった場合(ステップS9:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS9:携帯端末60は、商品確保タイムアウト判定処理の判定結果が、タイムアウトとなった旨の判定結果であるか否かを判断する。タイムアウトとなった旨の判定結果であった場合(ステップS9:YES)、ステップS10に進む。タイムアウトとなった旨の判定結果でなかった場合(ステップS9:NO)、本フローチャートは終了する。
ステップS10:携帯端末60は、商品未確保処理を実行する。例えば、携帯端末60は、図3(E)に示したような小画面SG30を表示する。また、携帯端末60は、当該状況を示した処理状況情報(例えば、登録後に商品が確保されなかったと判定した旨や小画面SG30を表示した旨を示した情報)をクラウドサーバ20に送信する。なお、上記処理状況情報に受信したクラウドサーバ20は、登録後に商品が確保されなかったと判定した旨や小画面SG30を表示した旨を取引情報に記憶する。そして本フローチャートは終了する。
ステップS11:携帯端末60は、商品不正確保判定処理を実行する。続いてステップS12に進む。
ステップS12:携帯端末60は、商品不正確保判定処理の判定結果が、商品が登録されずに確保された旨の判定結果であったか否かを判断する。商品が登録されずに確保された旨の判定結果であった場合(ステップS12:YES)、ステップS13に進む。商品が登録されずに確保された旨の判定結果でなかった場合(ステップS12:NO)、ステップS14に進む。
ステップS12:携帯端末60は、商品不正確保判定処理の判定結果が、商品が登録されずに確保された旨の判定結果であったか否かを判断する。商品が登録されずに確保された旨の判定結果であった場合(ステップS12:YES)、ステップS13に進む。商品が登録されずに確保された旨の判定結果でなかった場合(ステップS12:NO)、ステップS14に進む。
ステップS13:携帯端末60は、不正確保処理を実行する。例えば、携帯端末60は、図3(F)に示したような小画面SG10を表示する。また、携帯端末60は、当該状況を示した処理状況情報(例えば、スキャン動作はあったが未登録の商品が確保されたと判定した旨や小画面SG10を表示した旨を示した情報)をクラウドサーバ20に送信する。なお、上記処理状況情報に受信したクラウドサーバ20は、スキャン動作はあったが未登録の商品が確保されたと判定した旨や小画面SG10を表示した旨を取引情報に記憶する。そして本フローチャートは終了する。
ステップS14:携帯端末60は、スキャン動作タイムアウト判定処理を実行する、詳細は後述するが、スキャン動作タイムアウト判定処理は、スキャン動作がタイムアウトとなったか否かを判定する処理である。続いてステップS15に進む。
ステップS15:携帯端末60は、スキャン動作タイムアウト判定処理の判定結果が、タイムアウトとなった旨の判定結果であったか否かを判断する。タイムアウトとなった旨の判定結果であった場合(ステップS15:YES)、ステップS16に進む。タイムアウトとなった旨の判定結果でなかった場合(ステップS15:NO)、ステップS5に戻る。
ステップS15:携帯端末60は、スキャン動作タイムアウト判定処理の判定結果が、タイムアウトとなった旨の判定結果であったか否かを判断する。タイムアウトとなった旨の判定結果であった場合(ステップS15:YES)、ステップS16に進む。タイムアウトとなった旨の判定結果でなかった場合(ステップS15:NO)、ステップS5に戻る。
ステップS16:携帯端末60は、商品コード未取得処理を実行する。例えば、携帯端末60は、図3(G)に示したような小画面SG20を表示する。また、携帯端末60は、当該状況を示した処理状況情報(例えば、スキャン動作がタイムアウトとなったと判定した旨や小画面SG20を表示した旨を示した情報)をクラウドサーバ20に送信する。なお、上記処理状況情報に受信したクラウドサーバ20は、スキャン動作がタイムアウトとなったと判定した旨や小画面SG20を表示した旨を取引情報に記憶する。そして本フローチャートは終了する。
(図5(A)のフローチャート)
上述したように、図5(A)のフローチャートは商品不正確保判定処理(図4のステップS2、ステップS11)を示している。
上述したように、図5(A)のフローチャートは商品不正確保判定処理(図4のステップS2、ステップS11)を示している。
ステップS100:携帯端末60は、撮像画像の変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上であるか否かを判断する。商品不正確保判定用の判定基準量以上である場合(ステップS100:YES)、ステップS102に進む。商品不正確保判定用の判定基準量以上でない場合(ステップS100:NO)、本フローチャートは終了する(図4のステップS2の商品不正確保判定処理の場合には図4のステップS3に進む。図4のステップS11の商品不正確保判定処理の場合には図4のステップS12に進む。ステップS102の実行後も同様)。
ステップS102:携帯端末60は、商品が登録されずに確保されたと判定する。そして本フローチャートは終了する。
ステップS102:携帯端末60は、商品が登録されずに確保されたと判定する。そして本フローチャートは終了する。
(ステップS100の補足)
携帯端末60は、あるタイミングT0の撮像画像G0(背景画像)と、次のタイミングT1の撮像画像G1(観測画像)との間の変化量(差分)が、商品不正確保判定用の判定基準量(閾値)以上であるか否かを判断する(物体検出機能)。撮像画像の変化量と比較される商品不正確保判定用の判定基準量は、携帯端末60の記憶部に記憶(設定)されている(携帯端末60が参照可能な外部(例えば、クラウドサーバ20。以下、同様)に記憶されていてもよい)。
携帯端末60は、あるタイミングT0の撮像画像G0(背景画像)と、次のタイミングT1の撮像画像G1(観測画像)との間の変化量(差分)が、商品不正確保判定用の判定基準量(閾値)以上であるか否かを判断する(物体検出機能)。撮像画像の変化量と比較される商品不正確保判定用の判定基準量は、携帯端末60の記憶部に記憶(設定)されている(携帯端末60が参照可能な外部(例えば、クラウドサーバ20。以下、同様)に記憶されていてもよい)。
まず、携帯端末60は、撮像画像G0と撮像画像G1との間の変化量を算出する。例えば、携帯端末60は、撮像画像G0及び撮像画像G1をグレースケール化し、両撮像画像における対応する領域(1以上の画素からなる領域)毎の画素値の差を画像全体で積分し、撮像画像G0と撮像画像G1との間の変化量としてもよい。なお、タイミングT0とタイミングT1が微小な時間であればブレ等による影響は無視できるが、夫々の撮像画像における対応する領域の位置は、例えば、上記変化量が最小になるように調整してもよい。また、グレースケール化は必須ではなく、例えばRGB毎に処理してもよい。
続いて、携帯端末60は、上述のようにして算出した変化量と、自身の記憶部に記憶している商品不正確保判定用の判定基準量とを比較し、変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上であるか否かを判断する。
なお、詳細は後述するが、携帯端末60が、記憶部に記憶している商品不正確保判定用の判定基準量の値(図6の値A)は、候補として別途記憶されている2つの値(図6の値a1、値a2)のうちの判定レベル(後述)に対応する一方の値である。つまり、携帯端末60の記憶部に記憶されている商品不正確保判定用の判定基準量の値は、判定レベル(後述)に応じて更新される。
(図5(B)のフローチャート)
上述したように、図5(B)のフローチャートは、商品確保タイムアウト判定処理(図4のステップS8)を示している。
上述したように、図5(B)のフローチャートは、商品確保タイムアウト判定処理(図4のステップS8)を示している。
ステップS110:携帯端末60は、撮像画像の変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上であるか否かを判断する。商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上である場合(ステップS110:YES)、本フローチャートは終了する(図4のステップS9に進む。ステップS112の実行後も同様)。商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上でない場合(ステップS110:NO)、ステップS111に進む。
ステップS111:携帯端末60は、商品コード取得時からの経過時間が商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間に達したか否かを判断する。商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間に達した場合(ステップS111:YES)、ステップS112に進む。商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間に達していない場合(ステップS111:NO)、ステップS110に戻る。
ステップS112:携帯端末60は、登録後の商品の確保待ち時間がタイムアウトとなったと判定する。そして本フローチャートは終了する。
ステップS111:携帯端末60は、商品コード取得時からの経過時間が商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間に達したか否かを判断する。商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間に達した場合(ステップS111:YES)、ステップS112に進む。商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間に達していない場合(ステップS111:NO)、ステップS110に戻る。
ステップS112:携帯端末60は、登録後の商品の確保待ち時間がタイムアウトとなったと判定する。そして本フローチャートは終了する。
(ステップS110の補足)
図5(A)のステップS100では撮像画像の変化量と比較する閾値として商品不正確保判定用の判定基準量を用いるのに対し、図5(B)のステップS110では撮像画像の変化量と比較する閾値として商品確保タイムアウト判定用の判定基準量を用いる点が異なるが、他は同様である。
図5(A)のステップS100では撮像画像の変化量と比較する閾値として商品不正確保判定用の判定基準量を用いるのに対し、図5(B)のステップS110では撮像画像の変化量と比較する閾値として商品確保タイムアウト判定用の判定基準量を用いる点が異なるが、他は同様である。
図5(B)の商品確保タイムアウト判定用の判定基準量は、携帯端末60の記憶部に記憶(設定)されている(携帯端末60が参照可能な外部に記憶されていてもよい)。詳細は後述するが、携帯端末60が、記憶部に記憶している商品確保タイムアウト判定用の判定基準量の値(図6の値B)は、候補として別途記憶されている2つの値(図6の値b1、値b2)のうちの判定レベル(後述)に対応する一方の値である。つまり、携帯端末60の記憶部に記憶されている商品確保タイムアウト判定用の判定基準量の値は、判定レベル(後述)に応じて更新される。
(ステップS111の補足)
商品コード取得時からの経過時間と比較される商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間は、携帯端末60の記憶部に記憶(設定)されている(携帯端末60が参照可能な外部に記憶されていてもよい)。携帯端末60が、記憶部に記憶している商品確保タイムアウト判定用の判定基準量の値(図6の値C)は、一定の値(所定時間(図6の値c))である。
商品コード取得時からの経過時間と比較される商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間は、携帯端末60の記憶部に記憶(設定)されている(携帯端末60が参照可能な外部に記憶されていてもよい)。携帯端末60が、記憶部に記憶している商品確保タイムアウト判定用の判定基準量の値(図6の値C)は、一定の値(所定時間(図6の値c))である。
(図5(C)のフローチャート)
上述したように、図5(C)のフローチャートは、スキャン動作タイムアウト判定処理(図4のステップS14)を示している。
上述したように、図5(C)のフローチャートは、スキャン動作タイムアウト判定処理(図4のステップS14)を示している。
ステップS120:携帯端末60は、スキャン動作の継続時間がスキャン動作タイムアウト判定用の判定基準時間に達したか否かを判断する。スキャン動作タイムアウト判定用の判定基準時間に達した場合(ステップS120:YES)、本フローチャートは終了する(図4のステップS15に進む。ステップS122の実行後も同様)。スキャン動作タイムアウト判定用の判定基準時間に達していない場合(ステップS120:NO)、ステップS122に進む。
ステップS122:携帯端末60は、スキャン動作がタイムアウトとなったと判定する。そして本フローチャートは終了する。
ステップS122:携帯端末60は、スキャン動作がタイムアウトとなったと判定する。そして本フローチャートは終了する。
(ステップS120の補足)
スキャン動作の継続時間と比較されるスキャン動作タイムアウト判定用の判定基準時間は、携帯端末60の記憶部に記憶(設定)されている(携帯端末60が参照可能な外部に記憶されていてもよい)。詳細は後述するが、携帯端末60が、記憶部に記憶しているスキャン動作タイムアウト判定用の判定基準時間の値(図6の値D)は、候補として別途記憶されている2つの値(図6の値d1、値d2)のうちの判定レベル(後述)に対応する一方の値である。つまり、携帯端末60の記憶部に記憶されているスキャン動作タイムアウト判定用の判定基準時間の値は、判定レベル(後述)に応じて更新される。
スキャン動作の継続時間と比較されるスキャン動作タイムアウト判定用の判定基準時間は、携帯端末60の記憶部に記憶(設定)されている(携帯端末60が参照可能な外部に記憶されていてもよい)。詳細は後述するが、携帯端末60が、記憶部に記憶しているスキャン動作タイムアウト判定用の判定基準時間の値(図6の値D)は、候補として別途記憶されている2つの値(図6の値d1、値d2)のうちの判定レベル(後述)に対応する一方の値である。つまり、携帯端末60の記憶部に記憶されているスキャン動作タイムアウト判定用の判定基準時間の値は、判定レベル(後述)に応じて更新される。
以下の説明において、図4に示した判定処理(ステップS2、S4の商品不正確保判定処理、ステップS8の商品確保タイムアウト判定処理、ステップS14のスキャン動作タイムアウト判定処理)における判定用の情報(例えば、図5(A)の商品不正確保判定用の判定基準量、図5(B)の商品確保タイムアウト判定用の判定基準量、図5(B)の商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間、図5(C)のスキャン動作タイムアウト判定用の判定基準時間)を判定基準情報と総称する場合がある。
図4に示した判定処理の判定には、判定の厳しさ(緩やかさ)が異なる2つの判定レベル(高判定レベル、低判定レベル)が存在する。判定処理に適用する判定レベルは、適宜更新(変更)され、現在適用するとしている判定レベル(現在の判定レベル)に関する情報(高判定レベルである旨を示す情報又は低判定レベルである旨を示す情報)が、携帯端末60の記憶部に記憶(設定)されている(携帯端末60が参照可能な外部に記憶されていてもよい)。
判定基準情報は、判定レベルに対応付けられている。つまり、判定基準情報(商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間を除く)には2つの値があると説明したが、具体的には、判定基準情報の値として高判定レベル用の値と低判定レベル用の値とが存在する。携帯端末60は、現在の判定レベル(設定されている判定レベル)に対応する判定基準情報(高判定レベル用の値、又は、低判定レベル用の値)を用いて、各種の判定処理を実行する。
図6は、判定基準情報、判定レベルを説明する説明図である。図6に示すように、撮像画像の変化量と比較される商品不正確保判定用の判定基準量(値A)として、高判定レベル用の第1判定基準量(値a1)と低判定レベル用の第2判定基準量(値a2)とが存在する。第2判定基準量(値a2)は、第1判定基準量(値a1)よりも大きい。携帯端末60は、設定中の判定レベルが高判定レベルであれば(高判定レベルである旨を示す情報を記憶している場合には)第1判定基準量(値a1)を用いて商品不正確保判定処理(ステップS100)を実行し、設定中の判定レベルが低判定レベルであれば(低判定レベルである旨を示す情報を記憶している場合には)第2判定基準量(値a2)を用いて商品不正確保判定処理を実行する。
なお、小さい値である第1判定基準量(値a1)を用いて商品不正確保判定処理を実行した場合の方が、大きい値である第2判定基準量(値a2)を用いて商品不正確保判定処理を実行した場合よりも、図5(A)のフローチャートのステップS100において、変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上であると判断され易い(ステップS100(YES)となり易い)。つまり、高判定レベル用の第1判定基準量(値a1)を用いて商品不正確保判定処理を実行した場合の方が、低判定レベル用の第1判定基準量(値a2)を用いて商品不正確保判定処理を実行した場合よりも、商品が登録されずに確保されたと判定され易い(図3(F)に示したような未登録商品の確保が検出され易い)。
また、撮像画像の変化量と比較される商品確保タイムアウト判定用の判定基準量(値B)として、高判定レベル用の第1判定基準量(値b1)と低判定レベル用の第2判定基準量(値b2)とが存在する。第2判定基準量(値b2)は、第1判定基準量(値b1)よりも小さい。携帯端末60は、設定中の判定レベルが高判定レベルであれば第1判定基準量(値b1)を用いて商品確保タイムアウト判定処理(ステップS110)を実行し、設定中の判定レベルが低判定レベルであれば第2判定基準量(値b2)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行する。
なお、大きい値である第1判定基準量(値b1)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合の方が、小さい値である第2判定基準量(値b2)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合よりも、図5(B)のフローチャートのステップS110において、変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上でないと判断され易い(ステップS110(NO)となり易い)。つまり、高判定レベル用の第1判定基準量(値b1)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合の方が、低判定レベル用の第2判定基準量(値b2)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合よりも、ステップS111の処理に進み易い。また、ステップS111の処理に進み易い程、時間が刻々と経過しステップS112の処理に進み易い。よって、高判定レベル用の第1判定基準量(値b1)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合の方が、低判定レベル用の第2判定基準量(値b2)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合よりも、登録後の商品の確保待ち時間がタイムアウトとなったと判定され易い(図3(E)に示したような商品登録後の未投入が検出され易い)。
また、商品コード取得時からの経過時間と比較される商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間(値C)として、高判定レベルと低判定レベルに共通する所定時間(値c)が存在する。携帯端末60は、設定中の判定レベルが高判定レベルであっても低判定レベルであっても所定時間(値c)を用いて商品確保タイムアウト判定処理(ステップS111)を実行する。
なお、判定基準時間(値C)として、高判定レベル用の第1判定基準時間(値c1)と、第1判定基準時間(値c1)よりも長い低判定レベル用の第2判定基準時間(値c2)とを設けるようにしてもよい。つまり、高判定レベルである場合の方が、低判定レベルの場合よりも、登録後の商品の確保待ち時間がタイムアウトとなったと判定され易い(図3(E)に示したような商品登録後の未投入が検出され易い)ようにしてもよい。
また、スキャン動作の継続時間と比較されるスキャン動作タイムアウト判定用の基準時間(値D)として、高判定レベル用の第1判定基準時間(値d1)と低判定レベル用の第2判定基準時間(値d2)とが存在する。第2判定基準時間(値d2)は、第1判定基準時間(値d1)よりも長い。携帯端末60は、設定中の判定レベルが高判定レベルであれば第1判定基準時間(値d1)を用いてスキャン動作タイムアウト判定処理(ステップS120)を実行し、設定中の判定レベルが低判定レベルであれば第2判定基準時間(値d2)を用いてスキャン動作タイムアウト判定処理を実行する。
なお、短い時間である第1判定基準時間(値d1)を用いてスキャン動作タイムアウト判定処理を実行した場合の方が、長い時間である第2判定基準時間(値d2)を用いてスキャン動作タイムアウト判定処理を実行した場合よりも、図5(C)のフローチャートのステップS120において、スキャン動作の継続時間がスキャン動作タイムアウト判定用の判定基準時間に達したと判断され易い(ステップS120(YES)となり易い)。つまり、高判定レベル用の第1判定基準時間(値d1)を用いてスキャン動作タイムアウト判定処理を実行した場合の方が、低判定レベル用の第2判定基準時間(値d2)を用いてスキャン動作タイムアウト判定処理を実行した場合よりも、スキャン動作がタイムアウトとなったと判定され易い(図3(G)に示したような商品登録の失敗が検出され易い)。
なお、計量値の変化量と比較される商品不正確保判定用の判定基準量(値E)、及び、計量値の変化量と比較される商品確保タイムアウト判定用の判定基準量(値F)については後述する。
図7は、携帯端末60の動作の一例を説明するフローチャートである。図7のフローチャートは、判定レベルの決定、判定基準情報の更新に関する動作を示している。図7のフローチャートは、例えば、定期的に(例えば、10秒毎に)開始される。
ステップS150:携帯端末60は、自端末の現在の店内位置(店内における位置)を特定する。続いてステップS160に進む。
ステップS160:携帯端末60は、自端末の現在の店内位置に基づいて判定レベルを決定する。続いてステップS170に進む。
ステップS160:携帯端末60は、自端末の現在の店内位置に基づいて判定レベルを決定する。続いてステップS170に進む。
ステップS170:携帯端末60は、ステップS170にて決定した判定レベルは高判定レベルであるか否かを判断する。高判定レベルである場合(ステップS170:YES)、ステップS171に進む。高判定レベルでない場合(ステップS170:NO)、ステップS174に進む。
ステップS171:携帯端末60は、設定中の判定レベルは高判定レベルであるか否かを判断する。携帯端末60は、記憶部を参照し、高判定レベルである旨を示す情報を記憶している場合には高判定レベルであると判断し、低判定レベルである旨を示す情報を記憶している場合には高判定レベルでないと判断する。高判定レベルである場合(ステップS171:YES)、本フローチャートは終了する。高判定レベルでない場合(ステップS171:NO)、ステップS172に進む。
ステップS172:携帯端末60は、記憶部に記憶している判定基準情報の値を、低判定レベル用の値から高判定レベル用の値に更新する。具体的には、携帯端末60は、記憶部に記憶している商品不正確保判定用の判定基準量(値A)の値を第2判定基準量(値a2)から第1判定基準量(値a1)に更新し、記憶部に記憶している商品確保タイムアウト判定用の判定基準量(値B)の値を第2判定基準量(値b2)から第1判定基準量(値b1)に更新し、記憶部に記憶しているスキャン動作タイムアウト判定用の基準時間(値D)の値を第2判定基準時間(値d2)から第1判定基準時間(値d1)に更新する。続いてステップS173に進む。
ステップS173:携帯端末60は、現在の判定レベルとして高判定レベルを設定する。つまり、携帯端末60は、記憶部に高判定レベルである旨を示す情報を記憶する。そして本フローチャートは終了する。
ステップS174:携帯端末60は、設定中の判定レベルは低判定レベルであるか否かを判断する。携帯端末60は、記憶部を参照し、低判定レベルである旨を示す情報を記憶している場合には低判定レベルであると判断し、高判定レベルである旨を示す情報を記憶している場合には低判定レベルでないと判断する。低判定レベルである場合(ステップS174:YES)、本フローチャートは終了する。低判定レベルでない場合(ステップS174:NO)、ステップS175に進む。
ステップS175:携帯端末60は、記憶部に記憶している判定基準情報の値を、高判定レベル用の値から低判定レベル用の値に更新する。具体的には、携帯端末60は、記憶部に記憶している商品不正確保判定用の判定基準量(値A)の値を第1判定基準量(値a1)から第2判定基準量(値a2)に更新し、記憶部に記憶している商品確保タイムアウト判定用の判定基準量(値B)の値を第1判定基準量(値b1)から第1判定基準量(値b2)に更新し、記憶部に記憶しているスキャン動作タイムアウト判定用の基準時間(値D)の値を第1判定基準時間(値d1)から第2判定基準時間(値d2)に更新する。続いてステップS176に進む。
ステップS176:携帯端末60は、現在の判定レベルとして低判定レベルを設定する。つまり、携帯端末60は、記憶部に低判定レベルである旨を示す情報を記憶する。そして本フローチャートは終了する。
(ステップS150の補足)
携帯端末60は、店内の各所(例えば、陳列棚)に設置された送信装置から送信されるビーコン信号に基づいて自端末の現在の店内位置を特定する。つまり、店内の各所にビーコン信号を送信する送信装置を設置しておく。また、携帯端末60は、ビーコン信号(又は送信装置)と店内位置の対応関係を示した情報(テーブル)を記憶しておく(携帯端末60が参照可能な外部に記憶しておいてもよい)。携帯端末60は、各送信装置から送信されるビーコン信号の受信状態(例えば、夫々のビーコン信号の受信強度)に基づいて自端末の現在の店内位置を特定する。
携帯端末60は、店内の各所(例えば、陳列棚)に設置された送信装置から送信されるビーコン信号に基づいて自端末の現在の店内位置を特定する。つまり、店内の各所にビーコン信号を送信する送信装置を設置しておく。また、携帯端末60は、ビーコン信号(又は送信装置)と店内位置の対応関係を示した情報(テーブル)を記憶しておく(携帯端末60が参照可能な外部に記憶しておいてもよい)。携帯端末60は、各送信装置から送信されるビーコン信号の受信状態(例えば、夫々のビーコン信号の受信強度)に基づいて自端末の現在の店内位置を特定する。
携帯端末60は、ビーコン信号に代えて又は加えて自端末が備える位置特定機能(GPS機能、基地局との間の制御信号の送受信等)に基づいて自端末の現在の店内位置を特定してもよい。
携帯端末60は、ビーコン信号や上記位置特定機能に代えて又は加えて、直前に登録した商品に基づいて自端末の現在の店内位置を特定してもよい。つまり、携帯端末60は、商品と店内位置(例えば、陳列棚)との対応関係を示した情報(テーブル)を記憶しておき(携帯端末60が参照可能な外部に記憶しておいてもよい)、直前に登録した商品に基づいて自端末の現在の店内位置を特定してもよい。また、携帯端末60は、直前に登録した商品と加速度センサ等の検出結果とに基づいて自端末の現在の店内位置を特定してもよい。つまり、携帯端末60は、直前の位置(直前に商品を登録した位置)からの移動を考慮し、自端末の現在の店内位置を特定してもよい。携帯端末60は、直前に登録した商品に代えて又は加えて、直前に登録した商品を含む複数の商品(又は直前に登録した商品を含まない1以上の商品)の登録履歴に基づいて特定してもよい。
(ステップS160の補足)
携帯端末60は、店内位置と判定レベルとの対応関係を示した情報(テーブル)を記憶しておく(携帯端末60が参照可能な外部に記憶しておいてもよい)。携帯端末60は、上記テーブルを参照し、自端末の現在の店内位置に対応する判定レベルを決定する。上記テーブルは、比較的高価な商品を陳列する位置に高判定レベルを対応付け、比較的安価な商品を陳列する位置に低判定レベルを対応付けたものであってもよい。また、上記テーブルは、不正の対象となり易い商品(例えば、統計上若しくは経験上、万引きされ易い商品)を陳列する位置に高判定レベルを対応付け、不正の対象となり難い商品を陳列する位置に低判定レベルを対応付けたものであってもよい。また、上記テーブルは、不正の対象となり易い位置(例えば、統計上若しくは経験上、万引きされ易い位置)に高判定レベルを対応付け、不正の対象となり難い位置に低判定レベルを対応付けたものであってもよい。
携帯端末60は、店内位置と判定レベルとの対応関係を示した情報(テーブル)を記憶しておく(携帯端末60が参照可能な外部に記憶しておいてもよい)。携帯端末60は、上記テーブルを参照し、自端末の現在の店内位置に対応する判定レベルを決定する。上記テーブルは、比較的高価な商品を陳列する位置に高判定レベルを対応付け、比較的安価な商品を陳列する位置に低判定レベルを対応付けたものであってもよい。また、上記テーブルは、不正の対象となり易い商品(例えば、統計上若しくは経験上、万引きされ易い商品)を陳列する位置に高判定レベルを対応付け、不正の対象となり難い商品を陳列する位置に低判定レベルを対応付けたものであってもよい。また、上記テーブルは、不正の対象となり易い位置(例えば、統計上若しくは経験上、万引きされ易い位置)に高判定レベルを対応付け、不正の対象となり難い位置に低判定レベルを対応付けたものであってもよい。
なお、携帯端末60は、判定レベルについて顧客に報知してもよい。例えば、図3(C)の場面では低判定レベルであったが、その後、高判定レベルになった場合(ステップS173)、図3(H)に示したように、高判定レベルである旨を示した画像GA02と、判定レベルが高くなった旨を報知するメッセージMS01を表示してもよい。なお、携帯端末60は、低判定レベルであるときには低判定レベルである旨を示した画像を表示してもよい。
(他の状況等に基づく判定レベルの決定)
図7のフローチャートのステップS160では、携帯端末60は、自端末の現在の店内位置に基づいて判定レベルを決定しているが、他(他の状況や状態)に基づいて判定レベルを決定してもよい。
図7のフローチャートのステップS160では、携帯端末60は、自端末の現在の店内位置に基づいて判定レベルを決定しているが、他(他の状況や状態)に基づいて判定レベルを決定してもよい。
(現在の自端末の周辺の明るさ)
携帯端末60は、自端末の現在の店内位置に代えて又は加えて、現在の自端末の周辺の明るさに基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、携帯端末60は、現在の自端末の周辺の明るさが所定値以上である場合には高判定レベルとし、所定値未満である場合には低判定レベルとしてもよい。つまり、周辺が暗い場合には画像処理の精度を保てなくなり、誤検出が生じる可能性が高まるため、低判定レベルとしてもよい。
携帯端末60は、自端末の現在の店内位置に代えて又は加えて、現在の自端末の周辺の明るさに基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、携帯端末60は、現在の自端末の周辺の明るさが所定値以上である場合には高判定レベルとし、所定値未満である場合には低判定レベルとしてもよい。つまり、周辺が暗い場合には画像処理の精度を保てなくなり、誤検出が生じる可能性が高まるため、低判定レベルとしてもよい。
なお、携帯端末60は、環境光センサによって現在の自端末の周辺の明るさを特定してもよい。また、携帯端末60は、自端末の現在の店内位置に基づいて現在の自端末の周辺の明るさを特定してもよい。例えば、携帯端末60は、店内位置と明るさとの対応関係を示した情報(テーブル)を記憶しておく(携帯端末60が参照可能な外部に記憶しておいてもよい)。携帯端末60は、上記テーブルを参照し、自端末の現在の店内位置に対応する明るさを現在の自端末の周辺の明るさとして特定してもよい。また例えば、携帯端末60は、自端末の現在の店内位置を示した位置情報を他の装置(例えば、クラウドサーバ20、取引状況管理装置40等)に送信し、当該他の装置から自端末の現在の店内位置の周辺の明るさを示した情報(明暗情報)を受信し、受信した明暗情報によって示される明るさを現在の自端末の周辺の明るさとして特定してもよい。なお、他の装置は、上述のようなテーブルを記憶し、携帯端末60から位置情報を受信した場合、上記テーブルを参照して当該携帯端末60の現在の店内位置の明るさを特定し、特定した明るさを示した明暗情報を当該携帯端末60に送信する。
なお、上述の「位置情報」は店内における売り場との関係を説明したものであるが、「位置情報」は、店舗の位置を含む店舗情報であってもよい。従って、例えば10店舗を抱える企業において、A店の不正検出数が他の9店に比べ少ない場合にはA店の判定レベルを他店よりも柔和に設定し、A店の不正検出数が他の9店に比べ多い場合にはA店の判定レベルを他店よりも厳格に設定してもよい。換言すれば、2以上の店舗の店舗情報を含むエリア(地域)情報に基づいて、個々の店舗における判定レベルを設定してもよい。なお、店内における位置と同様、ビーコンやGPSを用いて店舗を特定してもよい。
(現在の店舗全体の混雑度(顧客数))
携帯端末60は、自端末の現在の店内位置や現在の自端末の周辺の明るさに代えて又は加えて、現在の店舗全体の混雑度に基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、携帯端末60は、現在の店舗全体の混雑度が所定値未満である場合には高判定レベルとし、所定値以上である場合には低判定レベルとしてもよい。つまり、他の顧客の目が少ない場合には不正がし易くなるため、高判定レベルとしてもよい。
携帯端末60は、自端末の現在の店内位置や現在の自端末の周辺の明るさに代えて又は加えて、現在の店舗全体の混雑度に基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、携帯端末60は、現在の店舗全体の混雑度が所定値未満である場合には高判定レベルとし、所定値以上である場合には低判定レベルとしてもよい。つまり、他の顧客の目が少ない場合には不正がし易くなるため、高判定レベルとしてもよい。
なお、携帯端末60は、他の装置(例えば、クラウドサーバ20、取引状況管理装置40等)から現在の店舗全体の混雑度を示した情報(混雑度情報)を受信し、受信した混雑度情報によって示される混雑度を現在の店舗全体の混雑度として特定してもよい。つまり、他の装置は、現在の店舗全体の混雑度を算出し、算出した混雑度を示した混雑度情報を携帯端末60に送信してもよい。
他の装置は、来店者数と退店者数から現在の店内全体の混雑度を算出してもよい。来店者数は、店舗の入口付近に設置した監視カメラの撮像画像に基づいて算出してもよいし、店舗の入口付近に人感センサを設置して算出してもよいし、人の通過を検出可能な入店ゲートを設置して検出してもよい。また、来店者数は、携帯端末60において買物開始指示ボタンの操作が行われた回数に基づいて(全顧客に占める携帯端末60の利用者の割合を示した情報を用意、利用して)算出してもよい。また、来店者数は、カート(カート70又は携帯端末60を設置しない非図示のカート)の貸出数(センサやカメラによって把握)に基づいて(全顧客に占めるカートの利用者の割合を示した情報を用意、利用して)算出してもよい。
退店者数は、店舗の出口付近に設置した監視カメラの撮像画像に基づいて算出してもよいし、店舗の出口付近に人感センサを設置して算出してもよいし、人の通過を検出可能な退店ゲートを設置して検出してもよい。また、来店者数は、携帯端末60において精算用コードGA60を表示させる操作(会計指示ボタンBT50の操作)が行われた回数に基づいて(全顧客に占める携帯端末60の利用者の割合を示した情報を用意、利用して)算出してもよい。また、来店者数は、カート(カート70又は携帯端末60を設置しない非図示のカート)の返却数(センサやカメラによって把握)に基づいて(全顧客に占めるカートの利用者の割合を示した情報を用意、利用して)算出してもよい。また、来店者数は、精算装置50や登録精算装置51における顧客の通過数(処理数)に基づいて算出してもよい。
現在の店内全体の混雑度は、現在の特定の位置の混雑度から算出してもよい。例えば、精算装置50や登録精算装置51の周辺の混雑度(例えば、監視カメラの撮像画像に基づいて把握する稼働数、待ち人数)から算出(店内全体の混雑度と、精算装置50や登録精算装置51の周辺の混雑度との関係性を示した情報を用意、利用して)してもよい。
(現在の自端末の周辺の混雑度(顧客数))
携帯端末60は、自端末の現在の店内位置や現在の自端末の周辺の明るさや現在の店舗全体の混雑度に代えて又は加えて、現在の自端末の周辺の混雑度に基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、携帯端末60は、現在の自端末の周辺の混雑度が所定値未満である場合には高判定レベルとし、所定値以上である場合には低判定レベルとしてもよい。つまり、自端末の周辺の他の顧客の目が少ない場合には不正がし易くなるため、高判定レベルとしてもよい。
携帯端末60は、自端末の現在の店内位置や現在の自端末の周辺の明るさや現在の店舗全体の混雑度に代えて又は加えて、現在の自端末の周辺の混雑度に基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、携帯端末60は、現在の自端末の周辺の混雑度が所定値未満である場合には高判定レベルとし、所定値以上である場合には低判定レベルとしてもよい。つまり、自端末の周辺の他の顧客の目が少ない場合には不正がし易くなるため、高判定レベルとしてもよい。
なお、携帯端末60は、自端末の現在の店内位置を示した位置情報を他の装置に送信し、当該他の装置から自端末の現在の店内位置の周辺の混雑度(人口密度)を示した情報(混雑度情報)を受信し、受信した混雑度情報によって示される混雑度を現在の自端末の周辺の混雑度として特定してもよい。なお、他の装置は、例えば、監視カメラの撮像画像に基づいて、位置毎の混雑度を算出し、携帯端末60から位置情報を受信した場合、当該携帯端末60の現在の店内位置の混雑度を示した混雑度情報を当該携帯端末60に送信する。他の装置は、店内全体の混雑度に基づいて(店内の全顧客の位置毎の分布を示した情報を用意、利用して)、位置毎の混雑度を算出してもよい。
(現在の店舗スタッフ(店員、監視員等)の人数)
携帯端末60は、自端末の現在の店内位置や現在の自端末の周辺の明るさや現在の店舗全体の混雑度や現在の自端末の周辺の混雑度に代えて又は加えて、現在の店舗スタッフの人数に基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、携帯端末60は、現在の店舗スタッフの人数が所定値未満である場合には高判定レベルとし、所定値以上である場合には低判定レベルとしてもよい。つまり、監視の目が少ない場合には不正がし易くなるため、高判定レベルとしてもよい。
携帯端末60は、自端末の現在の店内位置や現在の自端末の周辺の明るさや現在の店舗全体の混雑度や現在の自端末の周辺の混雑度に代えて又は加えて、現在の店舗スタッフの人数に基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、携帯端末60は、現在の店舗スタッフの人数が所定値未満である場合には高判定レベルとし、所定値以上である場合には低判定レベルとしてもよい。つまり、監視の目が少ない場合には不正がし易くなるため、高判定レベルとしてもよい。
なお、携帯端末60は、他の装置(例えば、クラウドサーバ20、取引状況管理装置40等)から店舗スタッフの人数を示した情報(人数情報)を受信し、受信した人数情報によって示される店舗スタッフの人数を現在の店舗スタッフの人数として特定してもよい。つまり、他の装置は、現在の店舗スタッフの人数を算出し、算出した人数を示した人数情報を携帯端末60に送信してもよい。
他の装置は、勤怠情報(出勤、退勤の打刻の有無)を参照し、現在の店舗スタッフの人数を特定してもよいし、勤務予定表(勤務シフト表)を参照し、現在の店舗スタッフの人数を特定してもよい。また、他の装置は、監視カメラの撮像画像に基づいて、現在の店舗スタッフの人数を特定してもよい。
(取引状況管理装置40の前に店員がいるか否か)
携帯端末60は、自端末の現在の店内位置や現在の自端末の周辺の明るさや現在の店舗全体の混雑度や現在の自端末の周辺の混雑度や現在の店舗スタッフの人数に代えて又は加えて、取引状況管理装置40の前に店員がいるか否か基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、携帯端末60は、取引状況管理装置40の前に店員がいる場合には低判定レベルとし、店員がいない場合には高判定レベルしてもよい。つまり、店員が画面を介して店内を監視している場合には、低判定レベルとしてもよい。
携帯端末60は、自端末の現在の店内位置や現在の自端末の周辺の明るさや現在の店舗全体の混雑度や現在の自端末の周辺の混雑度や現在の店舗スタッフの人数に代えて又は加えて、取引状況管理装置40の前に店員がいるか否か基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、携帯端末60は、取引状況管理装置40の前に店員がいる場合には低判定レベルとし、店員がいない場合には高判定レベルしてもよい。つまり、店員が画面を介して店内を監視している場合には、低判定レベルとしてもよい。
店員が取引状況管理装置40の前にいるか否かは、店員が取引状況管理装置40にログインしているか否かや、人感センサの検出結果や、監視カメラの撮像画像に基づいて判断してもよい。携帯端末60は、取引状況管理装置40やクラウドサーバ20から、取引状況管理装置40の前に店員がいるか否かを示した情報を取得する。
(一緒に来店した人数)
携帯端末60は、上記に代えて又は加えて、一緒に来店した人数(又は、単身で来店したか集団で来店したか)に基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、1人で来店した場合に比べ、複数人(例えば家族連れ等)で来店した場合には不正を働く可能性が低くなるといった考えに基づいて、一緒に来店した人数が少なければ(所定の基準人数未満であれば)高判定レベルとし、一緒に来店した人数が多ければ(所定の基準人数以上であれば)低判定レベルとしてもよい。逆に、複数人の場合には集団心理が働いて不正を働く可能性が高くなるといった考えに基づいて、あるいは、悪意をもって集団で来店し、例えばショッピングカート周りに人の壁を作り不正行為を店側から隠すような行為も想定されるため、一緒に来店した人数が多ければ高判定レベルとし、少なければ低判定レベルとしてもよい。一緒に来店した人数の情報は、例えば、入店時に顧客自らスマホに人数を入力させることによって取得してもよいし、監視カメラの撮像画像から取得してもよい。来店者の取引情報と人数情報とを紐づけるための店内にいる間、継続的に監視カメラ等によって監視してもよい。
携帯端末60は、上記に代えて又は加えて、一緒に来店した人数(又は、単身で来店したか集団で来店したか)に基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、1人で来店した場合に比べ、複数人(例えば家族連れ等)で来店した場合には不正を働く可能性が低くなるといった考えに基づいて、一緒に来店した人数が少なければ(所定の基準人数未満であれば)高判定レベルとし、一緒に来店した人数が多ければ(所定の基準人数以上であれば)低判定レベルとしてもよい。逆に、複数人の場合には集団心理が働いて不正を働く可能性が高くなるといった考えに基づいて、あるいは、悪意をもって集団で来店し、例えばショッピングカート周りに人の壁を作り不正行為を店側から隠すような行為も想定されるため、一緒に来店した人数が多ければ高判定レベルとし、少なければ低判定レベルとしてもよい。一緒に来店した人数の情報は、例えば、入店時に顧客自らスマホに人数を入力させることによって取得してもよいし、監視カメラの撮像画像から取得してもよい。来店者の取引情報と人数情報とを紐づけるための店内にいる間、継続的に監視カメラ等によって監視してもよい。
(利用環境/端末の種類)
携帯端末60は、上記に代えて又は加えて、利用環境として自端末の機種情報(メーカー、カメラ能力、OSの種類等)に基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、機種毎の特性(癖)を履歴情報(経験値)として蓄積し、機種毎に誤認識し易さ等の傾向が存在する可能性があるため、機種情報を取得し、判定レベルを決定してもよい。
携帯端末60は、上記に代えて又は加えて、利用環境として自端末の機種情報(メーカー、カメラ能力、OSの種類等)に基づいて判定レベルを決定してもよい。例えば、機種毎の特性(癖)を履歴情報(経験値)として蓄積し、機種毎に誤認識し易さ等の傾向が存在する可能性があるため、機種情報を取得し、判定レベルを決定してもよい。
携帯端末60は、(1)自端末の現在の店内位置、(2)現在の自端末の周辺の明るさ、(3)現在の店舗全体の混雑度、(4)現在の自端末の周辺の混雑度、(5)現在の店舗スタッフの人数、(6)取引状況管理装置40の前に店員がいるか否か、(7)一緒に来店した人数、(8)利用環境/端末の種類のうちの2つ以上に基づいて判定レベルを決定する場合には、夫々をスコア化して合算し、合算したスコアに基づいて判定レベルを決定してもよい。夫々のスコアに高い重み付けをして合算してもよい。
(計量値に基づく商品の確保の判断)
図5(A)のフローチャートのステップS100や図5(B)のフローチャートのステップS110では、携帯端末60は、撮像画像の変化量に基づいて商品が確保されたか否かを判断しているが、撮像画像の変化量に代えて又は加えて、計量値の変化量に基づいて商品が確保されたか否かを判断してもよい。
図5(A)のフローチャートのステップS100や図5(B)のフローチャートのステップS110では、携帯端末60は、撮像画像の変化量に基づいて商品が確保されたか否かを判断しているが、撮像画像の変化量に代えて又は加えて、計量値の変化量に基づいて商品が確保されたか否かを判断してもよい。
例えば、カート70の買物籠載置部71に、計量部(ロードセル)や通信部を備える計量器(非図示)を設置する。具体的には、買物籠載置部71に載置した買物籠に商品が投入されると、該商品の重量分、計量器による計量値が増加するように、買物籠載置部71に設置する。なお、計量器は、カート70と一体的に構成されてもよい。
携帯端末60は、計量器から、商品の投入による計量値の変化量(増加量)を受信する。商品の投入による計量値の変化量は、携帯端末60側で算出してもよいし、計量器側で算出してもよい。前者の場合、携帯端末60が最新の計量値(前回計量器から受信した計量値)を記憶しておき、計量器が商品投入後の計量値(変化後の計量値)を携帯端末60に送信し、携帯端末60が今回受信した計量値と自端末に記憶している計量値とから商品投入による計量値の変化量を算出する。後者の場合、計量器が前回の計量値(前回携帯端末60に送信した計量値)を記憶しておき、商品投入後の計量値(変化後の計量値)と自機器に記憶している計量値とから商品投入による計量値の変化量を算出し、算出した変化量を携帯端末60に送信する。なお、携帯端末60は、計量値をクラウドサーバ20等の上位装置に送信し、計量器を受信した上位装置において変化量を算出してもよい。
(図5(A)のフローチャート(計量値の変化量で判断する場合))
携帯端末60は、計量値の変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上であるか否かを判断する(ステップS100)。計量値の変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上であれば(ステップS100:YES)、ステップS102に進む。計量値の変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上でなければ(ステップS100:NO)、図5(A)のフローチャートは終了する。
携帯端末60は、計量値の変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上であるか否かを判断する(ステップS100)。計量値の変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上であれば(ステップS100:YES)、ステップS102に進む。計量値の変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上でなければ(ステップS100:NO)、図5(A)のフローチャートは終了する。
ステップS100において、携帯端末60は、撮像画像の変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上であるか否かと、計量値の変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上であるか否か、の両方を判断してもよい。この場合、撮像画像の変化量も計量値の変化量も共に判定基準量以上であればステップS102に進むようにしてもよいし、少なくとも一方が判定基準量以上であればステップS102に進むようにしてもよい。
計量値の変化量と比較される商品不正確保判定用の判定基準量は、携帯端末60の記憶部に記憶(設定)されている(携帯端末60が参照可能な外部に記憶されていてもよい)。図6に示すように、計量値の変化量と比較される商品不正確保判定用の判定基準量(値E)として、高判定レベル用の第1判定基準量(値e1)と低判定レベル用の第2判定基準量(値e2)とが存在する。第2判定基準量(値e2)は、第1判定基準量(値e1)よりも大きい。携帯端末60は、設定中の判定レベルが高判定レベルであれば第1判定基準量(値e1)を用いて商品不正確保判定処理(ステップS100)を実行し、設定中の判定レベルが低判定レベルであれば第2判定基準量(値e2)を用いて商品不正確保判定処理を実行する。
なお、小さい値である第1判定基準量(値e1)を用いて商品不正確保判定処理を実行した場合の方が、大きい値である第2判定基準量(値e2)を用いて商品不正確保判定処理を実行した場合よりも、図5(A)のフローチャートのステップS100において、変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上であると判断され易い(ステップS100(YES)となり易い)。つまり、高判定レベル用の第1判定基準量(値e1)を用いて商品不正確保判定処理を実行した場合の方が、低判定レベル用の第1判定基準量(値e2)を用いて商品不正確保判定処理を実行した場合よりも、商品が登録されずに確保されたと判定され易い(図3(F)に示したような未登録商品の確保が検出され易い)。
(図5(B)のフローチャート(計量値の変化量で判断する場合))
携帯端末60は、計量値の変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上であるか否かを判断する(ステップS110)。計量値の変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上であれば(ステップS110:YES)、図5(B)のフローチャートは終了する。計量値の変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上でなければ(ステップS110:NO)、ステップS111に進む。
携帯端末60は、計量値の変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上であるか否かを判断する(ステップS110)。計量値の変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上であれば(ステップS110:YES)、図5(B)のフローチャートは終了する。計量値の変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上でなければ(ステップS110:NO)、ステップS111に進む。
ステップS110において、携帯端末60は、撮像画像の変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上であるか否かと、計量値の変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上であるか否か、の両方を判断してもよい。この場合、撮像画像の変化量も計量値の変化量も共に判定基準量以上であれば図5(B)のフローチャートを終了してもよいし、少なくとも一方が判定基準量以上であれば図5(B)のフローチャートを終了してもよい。
計量値の変化量と比較される商品確保タイムアウト判定用の判定基準量は、携帯端末60の記憶部に記憶(設定)されている(携帯端末60が参照可能な外部に記憶されていてもよい)。図6に示すように、計量値の変化量と比較される商品確保タイムアウト判定用の判定基準量(値F)として、高判定レベル用の第1判定基準量(値f1)と低判定レベル用の第2判定基準量(値f2)とが存在する。第2判定基準量(値f2)は、第1判定基準量(値f1)よりも小さい。携帯端末60は、設定中の判定レベルが高判定レベルであれば第1判定基準量(値f1)を用いて商品確保タイムアウト判定処理(ステップS110)を実行し、設定中の判定レベルが低判定レベルであれば第2判定基準量(値f2)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行する。
なお、大きい値である第1判定基準量(値f1)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合の方が、小さい値である第2判定基準量(値f2)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合よりも、図5(B)のフローチャートのステップS110において、変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上でないと判断され易い(ステップS110(NO)となり易い)。つまり、高判定レベル用の第1判定基準量(値f1)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合の方が、低判定レベル用の第2判定基準量(値f2)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合よりも、ステップS111の処理に進み易い。また、ステップS111の処理に進み易い程、時間が刻々と経過しステップS112の処理に進み易い。よって、高判定レベル用の第1判定基準量(値f1)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合の方が、低判定レベル用の第2判定基準量(値f2)を用いて商品確保タイムアウト判定処理を実行した場合よりも、登録後の商品の確保待ち時間がタイムアウトとなったと判定され易い(図3(E)に示したような商品登録後の未投入が検出され易い)。
(計量値の変化量を商品毎に判断する場合)
クラウドサーバ20は、商品マスタに商品(商品コード)毎に重量を記憶してもよい。携帯端末60は、図5(B)のフローチャートに代えて、非図示のフローチャートA(ステップS130~S134)を実行してもよい。
クラウドサーバ20は、商品マスタに商品(商品コード)毎に重量を記憶してもよい。携帯端末60は、図5(B)のフローチャートに代えて、非図示のフローチャートA(ステップS130~S134)を実行してもよい。
ステップS130:携帯端末60は、計量値の変化量と実際に登録した商品の重量(クラウドサーバ20から取得した重量)との誤差が許容範囲内であるか否かを判断する。上記誤差が許容範囲内であれば(ステップS130:YES)、フローチャートAは終了する(図4のステップS9に進む)。上記誤差が許容範囲内でなければ(ステップS130:NO)、ステップS131に進む。
ステップS131:携帯端末60は、計量値の変化量が実際に登録した商品の重量以上であるか否かを判断する。つまり、計量値の変化量が実際に登録した商品の重量よりも許容範囲を超えて大きいか否かを判断する。計量値の変化量が実際に登録した商品の重量以上である場合(ステップS131:YES)、ステップS134に進む。計量値の変化量が実際に登録した商品の重量以上でない場合(ステップS131:NO)、ステップS132に進む。
ステップS132:携帯端末60は、商品コード取得時からの経過時間が商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間に達したか否かを判断する。商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間に達した場合(ステップS132:YES)、ステップS133に進む。商品確保タイムアウト判定用の判定基準時間に達していない場合(ステップS132:NO)、ステップS130に戻る。
ステップS133:携帯端末60は、登録後の商品の確保待ち時間がタイムアウトとなったと判定する。そしてフローチャートAは終了する(図4のステップS9に進む)。
ステップS133:携帯端末60は、登録後の商品の確保待ち時間がタイムアウトとなったと判定する。そしてフローチャートAは終了する(図4のステップS9に進む)。
ステップS134:携帯端末60は、実際に登録した商品とは異なる商品が確保されたと判定する。携帯端末60は、例えば、実際に登録した商品とは異なる商品が確保された旨の小画面(非図示)を表示してもよい。そしてフローチャートAは終了する(図4のフローチャートも終了する)。
第1判定基準量(値f1)や第2判定基準量(値f2)は、ステップS130における許容範囲に関する値であってもよい。第2判定基準量(値f2)は、第1判定基準量(値f1)よりも大きい。一例として、第1判定基準量(値f1)は5%の誤差を許容する「5」、第2判定基準量(値f2)は10%の誤差を許容する「10」であってもよい。仮に、第1判定基準量(値f1)が「5」、第2判定基準量(値f2)が「10」、実際に登録した商品の重量が100gであった場合、携帯端末60は、高判定レベルであるときは計量値が105gを超えていれば実際に登録した商品とは異なる商品が確保されたと判定し、低判定レベルであるときは計量値が110gを超えていれば実際に登録した商品とは異なる商品が確保されたと判定する。
(登録精算装置51の場合)
登録精算装置51の近傍に計量器を設置し、登録精算装置51は、計量器から計量値を取得してもよい。
登録精算装置51の近傍に計量器を設置し、登録精算装置51は、計量器から計量値を取得してもよい。
図8は、登録精算装置51、計量器300の設置例である。図8に示すように、登録精算装置51の両脇には、上流側カウンタ231と、下流側カウンタ241とが配置されている。上流側カウンタ231には、登録前の商品や、当該商品を収容した買い物カゴが載置される。下流側カウンタ241には、登録を終えた商品や、当該商品を収容した買物袋(マイバッグ、有料レジ袋等)等が載置される。下流側カウンタ241は、作業支援システム240に含まれる。作業支援システム240は、下流側カウンタ241のほか、金券収納部242と、計量器300と、作業支援ラック243とを含む。金券収納部242は、下流側カウンタ241の下部に配置される。計量器300は、下流側カウンタ241に載置される。作業支援ラック243は、計量器300の上に載置され、登録を終えた商品の袋詰め作業等を支援するラックである。
登録精算装置51は、携帯端末60と同様、図4に示した処理を実行してもよい。商品不正確保判定処理や商品確保タイムアウト判定処理では、登録精算装置51は、計量値の変化量に基づいて商品が確保されたか否かを判断する。例えば、登録精算装置51は、商品不正確保判定処理では、計量値の変化量が商品不正確保判定用の判定基準量以上であるか否かを判断する(ステップS100)。また、登録精算装置51は、商品確保タイムアウト判定処理では、計量値の変化量が商品確保タイムアウト判定用の判定基準量以上であるか否かを判断する(ステップS110)。
また、登録精算装置51は、(1)現在の店舗全体の混雑度、(2)現在の自装置の周辺の混雑度、(3)現在の店舗スタッフの人数、(4)取引状況管理装置40の前に店員がいるか否か、(5)一緒に来店した人数、(6)利用環境/端末の種類のうちの1つ以上に基づいて判定レベルを決定する(ステップS160)。なお、2つ以上に基づいて判定レベルを決定する場合には、夫々をスコア化して合算し、合算したスコアに基づいて判定レベルを決定してもよい。夫々のスコアに高い重み付けをして合算してもよい。また、登録精算装置51は、決定した判定レベルが、現在の判定レベルと異なる場合には、判定基準情報を更新する(ステップS172、S175)。
(取引状況管理装置40の表示)
図9は、取引状況管理装置40の表示例である。具体的には、図9は、携帯端末60を監視する取引一覧画面の一例である。図9に示した取引一覧画面には、取引数表示領域HR300(HR300-1、HR300-2、HR300-3)、表示指示ボタンBT300(BT300-1、BT300-2、BT300-3)、取引一覧表示領域HR400が配置されている。
図9は、取引状況管理装置40の表示例である。具体的には、図9は、携帯端末60を監視する取引一覧画面の一例である。図9に示した取引一覧画面には、取引数表示領域HR300(HR300-1、HR300-2、HR300-3)、表示指示ボタンBT300(BT300-1、BT300-2、BT300-3)、取引一覧表示領域HR400が配置されている。
取引数表示領域HR300-1は、登録中の携帯端末60の取引数(全取引の取引数)を表示する領域である。取引数表示領域HR300-2は、全取引のうちの非正常取引(店員の確認を要する取引)の取引数を表示する領域である。取引数表示領域HR300-2は、強調表示(同図では太枠)でされているが、該強調表示は、取引一覧表示領域HR400に非正常取引の一覧が表示されている旨を示している。取引数表示領域HR300-3は、全取引のうちの正常取引(店員の確認を要しない取引)の取引数を表示する領域である。表示指示ボタンBT300は、取引一覧表示領域HR400における表示の切り換えを指示するボタンである。なお、非正常取引は、例えば、NONファイルの商品(商品マスタに登録されていない商品)や、売買に際し年齢の確認が必要な商品(年齢確認商品)や、不正が疑われる商品(いわゆるカゴ抜けの可能性がある商品等)等が1品以上含まれている取引である。非正常取引は、店員が介在して状況を確認し、店員による適切な処置(NONファイルの商品については店員による登録、年齢確認商品については年齢の確認、カゴ抜けの商品であれば店員による登録や該商品の引き取り)が必要な取引である。
取引一覧表示領域HR400は、表示指示ボタンBT300にて指示された取引を一覧表示する領域である。同図では、1番目から7番目までの非正常取引の概略情報が表示されている。なお、表示対象の取引の取引数が11以上である場合には、スクロールやページ送り等によって11番目以降の取引を表示してもよい。
取引状況管理装置40は、夫々の取引について、概略情報として、取引開始時刻、会員番号、現時点の登録済み商品数、現段階の合計金額、取引開始からの経過時間を表示している。
また、取引状況管理装置40は、夫々の取引が非正常取引である理由を報知している(同図ではアイコンを用いて表示している)。
1番目及び6番目の取引の「年」と表示されたアイコンは、上記理由として、ビール等の年齢確認商品の登録があった旨を報知している。
2番目の取引の「抜A」と表示されたアイコンは、上記理由として、スキャン動作がなく未登録の商品が確保された虞(スキャン動作無のいわゆるカゴ抜けがあった虞)がある旨を報知している。つまり、「抜A」のアイコンは、図3のステップS4の処理が行われた旨(例えば、図3(F)の小画面SG10の表示があった旨)を示している。
3番目及び7番目の取引の「抜B」と表示されたアイコンは、上記理由として、スキャン動作はあったものの未登録の商品が確保された虞(スキャン動作有のいわゆるカゴ抜け(疑似スキャン)があった虞)がある旨を報知している。つまり、「抜B」のアイコンは、図3のステップS13の処理が行われた旨(例えば、図3(F)の小画面SG10の表示があった旨)を示している。
4番目の取引の「確保無」と表示されたアイコンは、上記理由として、登録後に商品が確保されていない虞がある旨を報知している。つまり、「確保無」のアイコンは、図3のステップS10の処理が行われた旨(例えば、図3(E)の小画面SG30の表示があった旨)を示している。
5番目及び6番目の取引の「失敗」と表示されたアイコンは、上記理由として、スキャンに失敗した虞(商品コードの取得に失敗した虞)がある旨を報知している。つまり、「失敗」のアイコンは、図3のステップS16の処理が行われた旨(例えば、図3(G)の小画面SG20の表示があった旨)を示している。
なお、上記理由として実際に登録した商品とは異なる商品が確保された旨のアイコン(例えば、「異商品」)を表示してもよい。つまり、「異商品」のアイコンによって、非図示のフローチャートAのステップS134が行われた旨を報知してもよい。
また、取引状況管理装置40は、夫々の取引の携帯端末60の現在の判定レベルを報知している。図9によれば、1番目、3番目~5番目、7番目の取引の携帯端末60は、現在、高判定レベルに設定され、2番目、6番目の取引の携帯端末60は、現在、低判定レベルに設定されている。
なお、取引状況管理装置40は、夫々の携帯端末60の判定レベルが更新された場合には更新された旨を報知してもよい。例えば、1番目の取引の携帯端末60の判定レベルは、現在、高判定レベルであるが、高判定レベルから低判定ベルに更新された場合には、暫くの間(例えば、更新から所定時間(例えば1分間)が経過する迄の間、又は、更新後に商品が登録される迄の間、又は、店員が確認の操作(タッチ等)をする迄の間)、更新後の「低判定レベル」を他と異なる態様(例えば、異なる文字色、異なる背景色、点滅等)によって報知してもよい。また、2番目の取引の携帯端末60の判定レベルは、現在、低判定レベルであるが、低判定レベルから高判定ベルに更新された場合には、暫くの間、更新後の「高判定レベル」を他と異なる態様によって報知してもよい。
また、取引状況管理装置40は、上記取引一覧画面において、夫々の取引の携帯端末60の現在の位置を報知してもよい。例えば、携帯端末60は、自端末の現在の位置をクラウドサーバ20に送信(通知)し、取引状況管理装置40は、クラウドサーバ20を参照し、夫々の取引の携帯端末60の現在の位置を表示する。なお、携帯端末60は、自端末の現在の位置を取引状況管理装置40に送信してもよい。
また、取引状況管理装置40は、登録精算装置51を監視する取引一覧画面(携帯端末60を監視する取引一覧画面と同様の取引一覧画面)を表示してもよい。
(判定レベルの履歴)
上述したように、携帯端末60(登録精算装置51も同様)は、環境(店内位置、混雑度(顧客数)、店舗スタッフの人数等)に応じて判定レベルを決定するが(換言すれば、判定レベルは、環境に応じて変化するが)、判定レベルの変化(推移)を履歴情報として記憶してもよい。また、高判定レベルによる判定であったか低判定レベルによる判定であったかを履歴情報として記憶してもよい。履歴情報は、販売システム1(例えば、取引状況管理装置40)において出力(表示、印刷)可能である。
上述したように、携帯端末60(登録精算装置51も同様)は、環境(店内位置、混雑度(顧客数)、店舗スタッフの人数等)に応じて判定レベルを決定するが(換言すれば、判定レベルは、環境に応じて変化するが)、判定レベルの変化(推移)を履歴情報として記憶してもよい。また、高判定レベルによる判定であったか低判定レベルによる判定であったかを履歴情報として記憶してもよい。履歴情報は、販売システム1(例えば、取引状況管理装置40)において出力(表示、印刷)可能である。
例えば、クラウドサーバ20は、夫々の携帯端末60の判定レベルの変化を取引情報(カート情報)内に又は取引情報とは別に記憶してもよい。また、クラウドサーバ20は、夫々の携帯端末60が、商品不正確保判定処理(ステップS2、S11)において商品確保と判定した際の判定レベル(高判定レベル、低判定レベルの別)や、商品確保タイムアウト判定処理(ステップS8)においてタイムアウトしたと判定した際の判定レベルや、スキャン動作タイムアウト判定処理(ステップS14)おいてタイムアウトしたと判定した際の判定レベルを取引情報内に又は取引情報とは別に記憶してもよい。
また、夫々の登録精算装置51は、自装置の判定レベルの変化を取引情報内に又は取引情報とは別に記憶してもよい。また、夫々の登録精算装置51は、商品不正確保判定処理において商品確保と判定した際の判定レベルや、商品確保タイムアウト判定処理においてタイムアウトしたと判定した際の判定レベルや、スキャン動作タイムアウト判定処理においてタイムアウトしたと判定した際の判定レベルを取引情報内に又は取引情報とは別に記憶してもよい。
以上、実施形態について説明したが、実施形態によれば、顧客の不正行為への対策を好適に実施することができる。例えば、不正の検出漏れによる影響と不正の誤検出による影響とを考慮した好適な不正対策の仕組み(例えば、複数の判定レベルのなかから状況に応じた一の判定レベルを設定して不正を検出する構成)を提供することができる。
(変形例等)
以上、各実施形態について説明したが、機器の構成、データの構成、処理の流れ、表示及び出力の態様などは、例えば下記(1)~(8)に示すように、適宜変更が可能である。また、下記(1)~(8)は、夫々適宜組み合わされてよい。
以上、各実施形態について説明したが、機器の構成、データの構成、処理の流れ、表示及び出力の態様などは、例えば下記(1)~(8)に示すように、適宜変更が可能である。また、下記(1)~(8)は、夫々適宜組み合わされてよい。
(1)上記実施形態では、判定レベルは2段階(低判定レベル、高判定レベル)であったが、3段階以上であってもよい。判定レベルが3段階以上である場合も、各段階の判定レベルに判定基準情報が対応付けられていればよい。なお、2以上の段階の判定レベルに同一の値を対応付けてもよい。
多くの場合、入店時にはデフォルトの判定レベル(基本的には低判定レベル)が自動的にセットされており、利用環境に応じて高判定レベルが一時的に適用されるという使い方であってもよい。この場合、判定レベルを高からデフォルト(低)に戻すタイミングは、基本的には利用環境が変わるまで継続されるものだが、例えば利用環境の変化に基づき判定レベルを変更するとともに計時を開始し、あらかじめ設定した時間を経過した場合には、利用環境が変化しなくても判定レベルをデフォルトに戻すという制御があってもよい。判定レベルが3段階以上であるときには段階的に変化させてもよい。
(2)上記実施形態では、環境(店内位置、混雑度(顧客数)、店舗スタッフの人数等)に基づいて判定レベルを決定する例を説明したが(図7)、店員が判定レベルを決定してもよい。つまり、手動で判定レベルを変更してもよい。例えば、取引状況管理装置40を操作して、夫々の携帯端末60(登録精算装置51も同様)の判定レベルを変更してもよい。一例として、取引一覧画面(図9)において判定レベルを変更する操作を受け付けるようにしてもよい。店員から一の携帯端末60の判定レベルを変更する操作を受け付けた取引状況管理装置40は、クラウドサーバ20を介して又はクラウドサーバ20を介さずに当該携帯端末60に判定レベルの変更を指示する変更指示情報を送信してもよい。店員から一の登録精算装置51の判定レベルを変更する操作を受け付けた取引状況管理装置40は、店内のLAN19を介して当該登録精算装置51に変更指示情報を送信してもよい。他の装置(例えば、店員が使用する携帯端末)において、同様に、判定レベルを変更できるようにしてもよい。なお、手動によって変更した判定レベルは、所定の時間が経過する迄維持してもよいし(時間経過で手動変更前に戻してもよいし)、店員の再度の手動操作を受け付けるまで継続してもよい。
変更指示情報を受信した端末は、その旨を表示してもよい。例えば、図3(H)の画像GA02のようにレベル情報を表示するだけでもよいし、店員が手動で判定レベルを変更した旨の情報を表示してもよい。店員が手動で判定レベルを変更した旨を敢えて表示させることで、当該顧客に自身が監視(マーク)されていることを認識させることができる。
(3)上記実施形態では、環境に基づいて判定レベルを決定し、決定した判定レベルに基づいて判定基準情報を更新する例を説明したが、環境に基づいて判定基準情報を更新してもよい。つまり、判定レベルの決定を介さずに、環境に基づいて直接的に判定基準情報を更新してもよい。店内位置を環境とする場合を例に説明する。上記実施形態では、安価な商品の陳列エリアから高価な商品の陳列エリアに移動した場合、判定レベルとして高判定レベルを決定し(ステップS160)、高判定レベルに基づいて例えば判定基準量(値A)の値を第2判定基準量(値a2)から第1判定基準量(値a1)に更新するが(ステップS173)、安価な商品の陳列エリアから高価な商品の陳列エリアに移動した場合、例えば、単に、判定基準量(値A)の値を第2判定基準量(値a2)から第1判定基準量(値a1)に更新してもよい。
(4)上記実施形態では、判定処理に適用する値に判定基準情報を更新する例(必要に応じて変更する例)を説明したが、判定処理に適用する値が特定されればよい。判定基準量(値A)を例に説明する。上記実施形態では、低判定レベルから高判定レベルになった場合(ステップS171(NO)には判定基準量(値A)の値を第2判定基準量(値a2)から第1判定基準量(値a1)に更新し(ステップS172)、高判定レベルから低判定レベルになった場合(ステップS174(NO))には判定基準量(値A)の値を第1判定基準量(値a1)から第2判定基準量(値a2)に更新するが(ステップS175)、低判定レベルから高判定レベルになった場合には第2判定基準量(値a2)に付していたフラグ(適用フラグ)を第2判定基準量(値a2)から外して第1判定基準量(値a1)に付し、高判定レベルから低判定レベルになった場合には第1判定基準量(値a1)に付していた適用フラグを第1判定基準量(値a1)から外して第2判定基準量(値a2)に付してもよい。つまり、判定処理に適用する値(値a1、値a2の一方)が特定されればよい。
適用フラグに代えて、図6に示したようなテーブルを記憶し、現在の判定レベルに応じた判定基準情報(例えば、高判定レベルであれば値a1、値b1、…、低判定レベルであれば値a2、値b2、…)を図4に示した判定処理に適用してもよい。なお、上記テーブルは、夫々の携帯端末60が自身のテーブルとして参照可能な場所(例えば、夫々の携帯端末60の記憶部)に記憶されていればよい。
(5)上記実施形態では、判定処理に適用する値に判定基準情報を更新する例(必要に応じて変更する例)を説明したが、判定処理における判定の回数を異ならせてもよい。具体的には、低判定レベルとなるようなとき(例えば混雑しているときや店員が多いときには)には、高判定レベルとなるようなとき(例えば混雑していないときや店員が少ないとき)よりも、簡単に(安易に)異常が生じたと判定(商品が登録されずに確保されたと判定、登録後の商品の確保待ち時間がタイムアウトとなったと判定、スキャン動作がタイムアウトとなったと判定)されないように、低判定レベルとなるようなときと、高判定レベルとなるようなときとで、判定処理における判定の回数を異ならせてもよい。
一例として、商品不正確保判定処理(具体的にはステップS100)の場合、低判定レベルとなるようなときにはステップS100の判断を1回実行し、該1回の判断がステップS100(YES)であればステップS102に進むが、高判定レベルとなるようなときにはステップS100の判断を複数回(例えば2回)実行し、何れもステップS100(YES)であればステップS102に進むようにしてもよい。なお、ステップS100の1回目の判断は、タイミングT0の撮像画像G0(背景画像)と、次のタイミングT1の撮像画像G1(観測画像)との間の差分量を用い、2回目の判断は、タイミングT0の撮像画像G0(背景画像)と、更に次のタイミングT2の撮像画像G2(観測画像)との間の差分量を用いてもよい。計量値による商品不正確保判定処理についても同様である。
(6)上記実施形態では、説明を省略したが、図4に示した判定処理の判定結果に基づいて店員呼出処理を実行してもよい。例えば、携帯端末60は、店員呼出処理として、店員が使用する装置(例えば、取引状況管理装置40、店員が使用する携帯端末)に店員呼出情報を送信(クラウドサーバ20を介して又はクラウドサーバ20を介さずに送信)してもよい。また、登録精算装置51は、店員呼出処理として、店員が使用する装置に店員呼出情報を送信してもよいし、店員呼出情報の送信に代えて又は加えてサインポールを発光してもよい。
(7)上記実施形態では、説明を省略したが、携帯端末60は顧客の所有物であってもよいし、店舗から貸与されるものであってもよい。また、携帯端末60は、カート70と一体的に構成され、カート70として貸与されるものであってもよい。なお、貸与される携帯端末60の場合、現在の店舗全体の混雑度に関連し、貸与したときに来店者数をカウントアップし、返却したときに退店者数をカウントアップしてもよい。
(8)各装置(携帯端末60、精算装置50、登録精算装置51、取引状況管理装置40等)における各機能(入出力、記憶、処理(判断含む))の一部又は全部は、当該機能の実行主体として説明した装置とは異なる他の装置において実現してもよい。例えば、各装置は、入出力のインターフェース等に特化したいわゆるシンクライアントとして機能してもよい。一例として、各装置の動作を制御するためのプログラムをクラウドサーバ(クラウドサーバ20と同一であってもよいし他のクラウドサーバであってもよい)が実行し、各装置はブラウジング機能によって画面を表示等してもよい。一例として、クラウドサーバ20が、図4に示した判定処理(商品不正確保判定処理、商品確保タイムアウト判定処理、商品確保タイムアウト判定処理)を実行してもよい。また、クラウドサーバ20が、夫々の携帯端末60の判定レベルに関する情報を保持し、夫々の判定レベルを設定等してもよい。換言すれば、図7の少なくとも一部の処理をクラウドサーバ20が実行してもよい。
<実施形態の総括>
[技術分野]
本発明は、システム、登録装置、プログラムに関する。
[背景技術]
携帯端末を用いて顧客自ら商品を登録するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2021-152771号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
顧客自ら商品を登録するシステムでは、顧客による不正行為への対策が必要になるが、顧客による不正行為への対策が十分であるとは言い難い。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客の不正行為への対策を好適に実施する技術を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
[技術分野]
本発明は、システム、登録装置、プログラムに関する。
[背景技術]
携帯端末を用いて顧客自ら商品を登録するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1]特開2021-152771号公報
[発明の概要]
[発明が解決しようとする課題]
顧客自ら商品を登録するシステムでは、顧客による不正行為への対策が必要になるが、顧客による不正行為への対策が十分であるとは言い難い。本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、顧客の不正行為への対策を好適に実施する技術を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
(1)上述した課題を解決するための一態様は、顧客自ら商品を登録する登録手段と、顧客による不正の有無を判定する判定手段と、前記判定手段の判定基準(例えば、判定レベル)を変更する変更手段(例えば、図7参照)とを備え、前記変更手段は、顧客の利用環境(例えば、自携帯端末60の現在の店内位置、現在の自携帯端末60の周辺の明るさ、現在の店舗全体の混雑度、現在の自携帯端末60の周辺の混雑度、現在の店舗スタッフの人数、取引状況管理装置40の前に店員がいるか否か、一緒に来店した人数、利用環境/端末の種類)に関する情報に基づいて前記判定手段の判定基準を変更することを特徴とするシステムである。
(1)のシステムによれば、顧客の不正行為への対策を好適に実施することができる。例えば、(1)のシステムによれば、顧客の利用環境に基づいて判定基準が変更されるため、顧客の利用環境に応じた最適な判定基準で不正の有無を判定することができる。
(1)のシステムによれば、顧客の不正行為への対策を好適に実施することができる。例えば、(1)のシステムによれば、顧客の利用環境に基づいて判定基準が変更されるため、顧客の利用環境に応じた最適な判定基準で不正の有無を判定することができる。
(2)前記変更手段によって前記判定基準が変更された旨を出力(例えば、図3(H)の画像GA02、図9において更新後の「判定レベル」を点滅等によって表示等)する出力手段を備える(1)に記載のシステムである。
(2)のシステムによれば、例えば、顧客は、判定基準が変更された旨を認識することができる。
(2)のシステムによれば、例えば、顧客は、判定基準が変更された旨を認識することができる。
(3)顧客が確保している商品を撮像する撮像手段を備え、前記判定手段は、前記撮像手段による撮像画像の変化量に基づいて顧客による不正の有無を判定し、前記変更手段は、前記撮像画像の変化量と比較する判定基準を変更することを特徴とする(1)又は(2)に記載のシステムである。
(3)のシステムによれば、商品を撮像して不正の有無を判定する態様においても、好適に、不正の有無を判定することができる。
(3)のシステムによれば、商品を撮像して不正の有無を判定する態様においても、好適に、不正の有無を判定することができる。
(4)顧客が確保している商品の重量を計量する計量手段を備え、前記判定手段は、前記計量手段による計量値の変化量に基づいて顧客による不正の有無を判定し、前記変更手段は、前記計量値の変化量と比較する判定基準を変更することを特徴とする(1)又は(2)に記載のシステムである。
(4)のシステムによれば、商品を計量して不正の有無を判定する態様においても、好適に、不正の有無を判定することができる。
(4)のシステムによれば、商品を計量して不正の有無を判定する態様においても、好適に、不正の有無を判定することができる。
(5)上述した課題を解決するための一態様は、顧客自ら商品を登録する登録手段と、顧客による不正の有無を判定する判定手段(例えば、判定レベル)と、前記判定手段の判定基準を変更する変更手段(例えば、図7参照)とを備え、前記変更手段は、顧客の利用環境に関する情報(例えば、自携帯端末60の現在の店内位置、現在の自携帯端末60の周辺の明るさ、現在の店舗全体の混雑度、現在の自携帯端末60の周辺の混雑度、現在の店舗スタッフの人数、取引状況管理装置40の前に店員がいるか否か、一緒に来店した人数、利用環境/端末の種類)に基づいて前記判定手段の判定基準を変更することを特徴とする登録装置(例えば、携帯端末60)である。
(5)の登録装置によれば、(1)のシステムと同様、顧客の不正行為への対策を好適に実施することができる。
(5)の登録装置によれば、(1)のシステムと同様、顧客の不正行為への対策を好適に実施することができる。
(6)上述した課題を解決するための一態様は、顧客自ら商品を登録する登録装置(例えば、携帯端末60)としてコンピュータを機能させるプログラムであって、前記コンピュータを、商品を登録する登録手段、顧客による不正の有無を判定する判定手段、前記判定手段の判定基準を変更する変更手段として機能させ、前記変更手段は、顧客の利用環境に関する情報に基づいて前記判定手段の判定基準を変更することを特徴とするプログラムである。
(6)のシステムによれば、(1)のシステムと同様、顧客の不正行為への対策を好適に実施することができる。
(6)のシステムによれば、(1)のシステムと同様、顧客の不正行為への対策を好適に実施することができる。
なお、以上に説明した各装置(例えば、クラウドサーバ20、取引状況管理装置40、精算装置50、登録精算装置51、携帯端末60等)の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより上記各装置の処理を行ってもよい。ここで、「記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行する」とは、コンピュータシステムにプログラムをインストールすることを含む。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、インターネットやWAN、LAN、専用回線等の通信回線を含むネットワークを介して接続された複数のコンピュータ装置を含んでもよい。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。このように、プログラムを記憶した記録媒体は、CD-ROM等の非一過性の記録媒体であってもよい。また、記録媒体には、当該プログラムを配信するために配信サーバからアクセス可能な内部または外部に設けられた記録媒体も含まれる。配信サーバの記録媒体に記憶されるプログラムのコードは、端末装置で実行可能な形式のプログラムのコードと異なるものでもよい。すなわち、配信サーバからダウンロードされて端末装置で実行可能な形でインストールができるものであれば、配信サーバで記憶される形式は問わない。なお、プログラムを複数に分割し、それぞれ異なるタイミングでダウンロードした後に端末装置で合体される構成や、分割されたプログラムのそれぞれを配信する配信サーバが異なっていてもよい。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、ネットワークを介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、上述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
1…販売システム 10…本部サーバ 20…クラウドサーバ 30…ストアコントローラ 40…取引状況管理装置 50…精算装置 51…登録精算装置 60…携帯端末 70…カート
Claims (6)
- 顧客自ら商品を登録する登録手段と、
顧客による不正の有無を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定基準を変更する変更手段と
を備え、
前記変更手段は、
顧客の利用環境に関する情報に基づいて前記判定手段の判定基準を変更する
ことを特徴とするシステム。 - 前記変更手段によって前記判定基準が変更された旨を出力する出力手段
を備える請求項1に記載のシステム。 - 顧客が確保している商品を撮像する撮像手段
を備え、
前記判定手段は、
前記撮像手段による撮像画像の変化量に基づいて顧客による不正の有無を判定し、
前記変更手段は、
前記撮像画像の変化量と比較する判定基準を変更する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシステム。 - 顧客が確保している商品の重量を計量する計量手段
を備え、
前記判定手段は、
前記計量手段による計量値の変化量に基づいて顧客による不正の有無を判定し、
前記変更手段は、
前記計量値の変化量と比較する判定基準を変更する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシステム。 - 顧客自ら商品を登録する登録手段と、
顧客による不正の有無を判定する判定手段と、
前記判定手段の判定基準を変更する変更手段と
を備え、
前記変更手段は、
顧客の利用環境に関する情報に基づいて前記判定手段の判定基準を変更する
ことを特徴とする登録装置。 - 顧客自ら商品を登録する登録装置としてコンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
商品を登録する登録手段、
顧客による不正の有無を判定する判定手段、
前記判定手段の判定基準を変更する変更手段
として機能させ、
前記変更手段は、
顧客の利用環境に関する情報に基づいて前記判定手段の判定基準を変更する
ことを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022164475A JP2024057678A (ja) | 2022-10-13 | 2022-10-13 | システム、登録装置、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022164475A JP2024057678A (ja) | 2022-10-13 | 2022-10-13 | システム、登録装置、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024057678A true JP2024057678A (ja) | 2024-04-25 |
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ID=90790191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022164475A Pending JP2024057678A (ja) | 2022-10-13 | 2022-10-13 | システム、登録装置、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2024057678A (ja) |
-
2022
- 2022-10-13 JP JP2022164475A patent/JP2024057678A/ja active Pending
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