JP2024056184A - 加熱装置、定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

加熱装置、定着装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

Figure 2024056184000001
【課題】筒状の回転体の変形及び摩耗を抑制可能な加熱装置、及びこれを備えた定着装置並びに画像形成装置を提供する。
【解決手段】加熱装置において、筒状の回転体と、前記回転体を加熱するヒータと、前記回転体の長手方向において、前記回転体の一端部を保持する保持部と、を備える。前記保持部は、前記回転体の内周面に対向すると共に前記内周面に接触可能な第1面と、前記回転体の前記長手方向における端面に対向すると共に前記端面に接触可能な第2面と、を有し、前記第1面と前記第2面とが一体に設けられた可動部材と、前記可動部材を、傾動支点を中心に傾動可能に保持する保持部材と、を有する。前記傾動支点は、シート搬送方向において前記第1面の上流端と下流端との間に配置される。
【選択図】図6

Description

本発明は、シートに形成されたトナー像を加熱する加熱装置、及びこれを備える定着装置並びに画像形成装置に関する。
従来、ハロゲンランプによって加熱される定着フィルムと、定着フィルムと共にニップを形成する加圧ローラと、を有し、用紙に転写されたトナー像をニップ部において熱定着させる定着装置が提案されている(特許文献1,2参照)。特許文献1に記載の定着フィルムの長手方向における両端部には、ガイド部材が設けられており、該ガイド部材は、定着フィルムの回転を案内する内面ガイド部材と、定着フィルムの左右方向への移動を規制する規制部材と、を有している。規制部材は、内面ガイド部材に対して傾動可能に取り付けられている。内面ガイド部材と規制部材との間には、規制部材が傾動できるように、隙間が設けられている。
特開2012-137517号公報 特開2014-149361号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のガイド部材は、内面ガイド部材に対して規制部材のみが傾動する構成となっているので、以下のような課題がある。すなわち、定着フィルムが、加圧ローラの軸線方向に対して傾いた状態で規制部材に押し当てられると、規制部材は、内面ガイド部材に対して傾動する。すると、規制部材と内面ガイド部材との間の隙間が、大きく広がってしまう箇所があり、該広がった隙間に定着フィルムの端部が入り込んで定着フィルムが変形してしまう虞がある。
また、定着フィルム及び規制部材が上記加圧ローラの軸線方向に対して傾いた状態であっても、内面ガイド部材は移動しないので、内面ガイド部材と定着フィルムとが干渉し、定着フィルムが摩耗してしまう虞がある。
そこで、本発明は、筒状の回転体の変形及び摩耗を抑制可能な加熱装置、及びこれを備えた定着装置並びに画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シートに形成されたトナー像を加熱する加熱装置において、可撓性を有し、シート搬送方向に搬送されるシートに接触しつつ回転する筒状の回転体と、前記回転体を加熱するヒータと、前記回転体の長手方向において、前記回転体の一端部を保持する保持部と、を備え、前記保持部は、前記回転体の内周面に対向すると共に前記内周面に接触可能な第1面と、前記回転体の前記長手方向における端面に対向すると共に前記端面に接触可能な第2面と、を有し、前記第1面と前記第2面とが一体に設けられた可動部材と、前記可動部材を、傾動支点を中心に傾動可能に保持する保持部材と、を有し、前記傾動支点は、前記シート搬送方向において前記第1面の上流端と下流端との間に配置される、ことを特徴とする。
本発明によると、筒状の回転体の変形及び摩耗を抑制することができる。
第1の実施の形態に係る画像形成装置を示す全体概略図。 定着装置を示す断面図。 (a)は定着装置を示す斜視図、(b)は定着装置をシート搬送方向における上流側から見たときの断面図。 (a)はフランジを示す斜視図、(b)はフランジをシート搬送方向における上流側から見たときの断面図。 フランジを示す分解斜視図。 (a)はフィルムが変形する様子を示す上面図、(b)は寄り力発生前のフランジを示す上面図、(c)は寄り力が発生しフィルムがフランジの可動部材に突き当たっている状態を示す上面図。 第2の実施の形態に係るフランジを示す分解斜視図。 比較例に係るフィルムが変形する様子を示す上面図。 比較例に係るフィルムから可動部材に作用する力を示す上面図。 (a)は、寄り力発生前の第2の実施の形態に係るフランジを示す上面図。(b)は寄り力が発生し一方向に傾いたフィルムがフランジの可動部材に突き当たっている状態を示す上面図。(c)は寄り力が発生し他方向に傾いたフィルムがフランジの可動部材に突き当たっている状態を示す上面図。 第3の実施の形態に係るフランジを示す分解斜視図。 (a)はフランジを示す斜視図、(b)はフランジを示す上面図、(c)はフランジを示す正面図。
<第1の実施の形態>
〔画像形成装置の全体構成〕
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、画像形成装置100を示す模式図である。第1の実施の形態に係る画像形成装置100は、電子写真方式のレーザビームプリンタである。画像形成装置100は、図1に示すように、装置本体1に挿入及び引出し可能に設けられた給送カセット2と、給送部3と、を有している。また、画像形成装置100は、給送部3によって給送されたシートSに画像(トナー像)を形成する画像形成部20と、定着装置10と、排出ローラ対11と、を有している。なお、本実施の形態において、シートは、用紙及び封筒等の紙、オーバーヘッドプロジェクタ用シート(OHP)等のプラスチックフィルム、布などを含む。
画像形成装置100に画像形成の指令が出力されると、画像形成装置100に接続された外部のコンピュータやオプションとして接続される画像読取装置等から入力された画像情報に基づいて、画像形成部20による画像形成プロセスが開始される。画像形成部20は、感光ドラム7、帯電器、現像ローラ等を有するプロセスカートリッジ6と、スキャナユニット8と、転写ローラ9と、を有している。
スキャナユニット8は、入力された画像情報に基づいて、感光ドラム7に向けてレーザー光を照射する。このとき感光ドラム7は、帯電器により予め帯電されており、レーザー光が照射されることで感光ドラム7上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラによりこの静電潜像が現像され、感光ドラム7上にトナー像が形成される。
上述の画像形成プロセスに並行して、給送カセット2に積載されたシートSが給送部3によって送り出される。給送部3は、例えば給送カセット2に積載されたシートSを給送する給送ローラ及び分離パッドから構成される。なお、給送部3は、このような構成に限らず、例えば給送ローラ、搬送ローラ及び分離ローラ等から構成されてもよい。給送部3によって給送されたシートSは、搬送ローラ対4によってレジストレーションローラ対5に搬送され、停止状態のレジストレーションローラ対5のニップに突き当たりシートSの先端がこのニップに倣うことで斜行が補正される。
斜行が補正されたシートSは、画像形成部20による画像形成タイミングに合わせて、レジストレーションローラ対5によって感光ドラム7及び転写ローラ9によって形成される転写ニップTに向けて搬送される。転写ローラ9に転写バイアスが印加されることで、転写ニップTにおいて、感光ドラム7上に形成されたトナー像がシートSに転写される。転写ニップTによってトナー像が転写されたシートSは、定着装置10によって加熱・加圧処理され、トナー像が定着される。そして、トナー像が定着されたシートSは、排出ローラ対11によって排出トレイ12に排出される。
[定着装置の構成]
次に、図2乃至図3(b)を用いて、定着装置10の構成について説明する。図2は、定着装置10を示す断面図である。図3(a)は、定着装置10を示す斜視図であり、図3(b)は、定着装置10をシート搬送方向における上流側から見た断面図である。定着装置10は、図2に示すように、加熱ユニット13、加圧ローラ101及びフレーム102等を有している。
加熱装置としての加熱ユニット13は、可撓性を有し筒状に形成されたフィルム103と、フィルム103の内面に接触し、フィルム103を加熱するヒータ104と、ヒータ104を保持するヒータホルダ105と、ステー106と、を有している。回転体としてのフィルム103は、シート搬送方向Aに搬送されるシートSに接触しつつ回転する。ステー106は、加熱ユニット13の剛性を保っている。ヒータ104、ヒータホルダ105及びステー106は、フィルム103の内面において、フィルム103の長手方向の全長に亘って接触するバックアップユニット30を構成している。
なお、ヒータ104は、ハロゲンヒータ、セラミックヒータ、IHヒータ等、様々な種類のヒータを適用できる。また、ヒータ104にIHヒータを適用する場合には、フィルム103は、磁性金属の発熱層を有する。また、フィルム103に代えて、可撓性を有する無端状のベルト等でもよい。
加圧ローラ101は、金属製の芯金と、ゴム層と、を有し、フィルム103の外周面103cに当接する。加圧ローラ101は、フィルム103を介してバックアップユニット30と共にシートSを挟持搬送する定着ニップ部Nを形成する。また、加圧ローラ101は、不図示のモータによりギアを介して駆動されている。加圧ローラ101が回転すると、フィルム103は加圧ローラ101の回転に追従して回転する。
図3(a)に示すように、定着装置10のフレーム102には、加圧ローラ101の軸受101aを装着するためのU字形状の凹部102aが2か所設けられている。加圧ローラ101の軸端部に設けられた2つの軸受101aは、この凹部102aに保持されている。また、バックアップユニット30の両端部は、2つのフランジ107を介してフレーム102に支持されており、各フランジ107は、図5に示すように、保持部材108と可動部材109とで構成される。保持部材108には、溝部108bが設けられており、該溝部108bがフレーム102のU字形状の凹部102aに係合することにより、加熱ユニット13が、フランジ107を介してフレーム102に保持される。
図3(a)に示すように、保持部材108の上面には、加圧機構40が配置されており、該加圧機構40は、加圧バネ110及び加圧板111を有している。加圧板111は、長手方向の一端部に設けられた回動軸111aを中心にフレーム102に回動可能に支持されている。加圧ばね110は、加圧板111の回動軸111aとは反対側の端部111bとフレーム102との間に張設されており、加圧板111は、加圧ばね110の付勢力により、保持部材108を下方に押圧している。
そして、保持部材108が下方に押圧されることで、保持部材108に支持される可動部材109、ステー106、及びヒータホルダ105を介して、ヒータ104が加圧ローラ101に向かって付勢される。これにより、加圧ローラ101のゴム層が圧縮され、フィルム103を介してバックアップユニット30と加圧ローラ101が定着ニップ部Nを形成する。言い換えれば、加圧機構40は、保持部材108を加圧ローラ101に向けて付勢することで、フィルム103を加圧ローラ101に圧接させる。
トナー画像を担持するシートSは、フィルム103と接触しつつ定着ニップ部Nで挟持搬送される。この期間にトナー画像は、フィルム103を介してヒータ104によって加熱され、シートSに定着される。
図3(b)に示すように、ヒータ104は、定着装置10及びフィルム103の長手方向LDに細長い形状である。ヒータ104は、セラミック基板上に発熱抵抗体が印刷されたセラミックヒータであり、電力供給用のコネクタを介して電力が供給される。ヒータ104の温度は、不図示の温度検出素子でモニタされており、ヒータ104は、温度検出素子の検出温度が目標温度を保つように電力制御される。ヒータホルダ105は、LCP(Liquid Crystal Plastic)やPPS(Poly Phenylene Sulfide Resin)等の耐熱樹脂を成型したものである。ヒータホルダ105には、ヒータ104を嵌め込むための溝が設けてあり、この溝にヒータ104を嵌め込むことによりヒータ104を長手方向LDに亘って保持している。ステー106は、断面がU字形状で、材質は金属であり、ヒータホルダ105に対して長手方向LDに亘って接触し、ヒータホルダ105を補強している。
[フランジの構成]
次に、図4(a)乃至図5を用いて、フランジ107の構成について詳述する。図4(a)は、フランジ107を示す斜視図であり、図4(b)は、フランジ107をシート搬送方向Aにおける上流側から見たときの断面図である。図5は、フランジ107を示す分解斜視図である。
図4(a)乃至図5に示すように、保持部としてのフランジ107は、上述したように、フィルム103の長手方向LDにおける一端部を保持し、保持部材108と可動部材109とで構成される。可動部材109は、保持部材108に対して傾動可能に支持されており、保持部材108は、フレーム102に支持されると共に、ヒータホルダ105とステー106を支持している。
可動部材109は、半筒形状に形成される内面受け部109aと、内面受け部109a及びフィルム103の長手方向LDにおける外側に設けられる端面受け部109bと、内面受け部109aの下面から下方に突出する軸部109cと、を有している。内面受け部109aは、フィルム103の内周面103aに対向すると共に内周面103aに接触可能な第1面51を有し、第1面51は、フィルム103の内周面103aに沿って、略半円周面形状に形成されている。フィルム103の内周面103aと内面受け部109aの第1面51との間には、若干のクリアランスが設けられており、第1面51は、フィルム103が回転する時に、内周面103aをガイドする機能を有する。
また、端面受け部109bは、フィルム103の長手方向LDにおける端面103bに対向すると共に端面103bに接触可能な第2面52を有ししている。第2面52は、内面受け部109aから、長手方向LDに直交する径方向外側に延びている。フィルム103が長手方向LDにおいて第2面52に向けて寄ると、フィルム103の端面103bが第2面52に突き当たり、フィルム103の長手方向LDにおける移動が規制される。
内面受け部109aの下面から下方に突出する軸部109cは、シート搬送方向Aにおいて内面受け部109aの略中央部に配置されている。保持部材108は、軸部109cが遊嵌する孔部108aを有しており、可動部材109は、軸部109cと孔部108aとの係合により、保持部材108に対して傾動可能に支持されている。より詳しくは、可動部材109は、図4(a)(b)に示すように、軸部109c及び孔部108aの中心を通り、長手方向LD及びシート搬送方向Aに直交する直交方向としての鉛直方向VDに延びる軸線ALを中心に傾動する。すなわち、軸線ALは、可動部材109の傾動支点である。本実施の形態では、軸線ALは、図6(b)(c)に示すように、シート搬送方向Aにおいて第1面51の上流端51aと下流端51bとの間に配置され、かつ長手方向LDにおいてフィルム103に対して第2面52よりも遠い位置に配置されている。
[可動部材の動作]
次に、図6(a)~(c)を用いて、フィルム103が寄り力により可動部材109の端面受け部109bに突き当たった際の可動部材109の動作について説明する。なお、以下では、寄り力とは、フィルム103に作用する、フィルム103を長手方向LD(軸方向)におけるいずれか一方側へ寄せる力を言う。図6(a)は、フィルム103が変形する様子を示す上面図であり、図6(b)は、寄り力発生前のフランジ107を示す上面図である。図6(c)は、寄り力が発生しフィルム103がフランジ107の可動部材109に突き当たっている状態を示す上面図である。
図6(a)に示すように、シートSが定着装置10を通過している最中に、フィルム103は、定着ニップ部Nによるシートの搬送力によって長手方向LDにおける中央部がシート搬送方向Aにおける下流へ膨出するように変形する場合がある。このような状態で、フィルム103が、例えば加圧ローラ101とフィルム103との相対的なアライメントがずれている等の要因により、可動部材109側、すなわち矢印Y方向へ寄った場合を考える。すなわち、図6(a)に示すように変形したフィルム103に、寄り力が作用した場合を考える。
すると、フィルム103の端面103bが、図6(b)に示すように、ヒータホルダ105のスラスト方向に対して多少傾きながら、可動部材109の端面受け部109bの第2面52に当接する。図6(c)に示すように、フィルム103は、定着ニップ部Nにおいて加圧ローラ101に対して従動回転しており、フィルム103は、シート搬送方向Aにおける上流側が定着ニップ部Nに向けて引っ張られる。また、可動部材109は、フィルム103に対して、シート搬送方向Aにおいて上流側の隙間が、下流側の隙間よりも狭くなるように配置されている。このため、可動部材109の内面受け部109aには、フィルム103の内周面103aから力F1がシート搬送方向Aにおける下流方向にかかる。同時に、端面受け部109bには、フィルム103の端面103bから、力F2(寄り力)がかかる。
フィルム103の内周面103aと端面103bに接している可動部材109は、フィルム103から、内面受け部109aと端面受け部109bに力F1,F2がかかる。これにより、フィルム103には、軸線ALを中心とする矢印B1方向のモーメントが発生し、保持部材108に対して矢印B1方向に傾動する。すなわち、可動部材109は、第1面51及び第2面52の少なくともいずれか一方がフィルム103から受ける力により、軸線ALを中心に傾動する。
その結果、可動部材109は、フィルム103の内周面103aと端面103bに倣って傾いた姿勢になる。よって、傾いたフィルム103の端面103bと可動部材109の端面受け部109bの第2面52が、シート搬送方向Aにおける上流側と下流側でバランスよく当接する。
以上のように、フィルム103が長手方向LD及びシート搬送方向Aに対して傾いた状態で、端面受け部109bの第2面52と当接しても、可動部材109が傾動することで、フィルム103の端面103bへの応力集中を低減させることができる。これにより、フィルム103の摩耗や変形を抑制することができる。
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態のフランジの構成を変更したものである。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
[フランジの構成]
まず、図7を用いて、第2の実施の形態に係るフランジ207の構成について詳述する。なお、第2の実施の形態では、第1の実施の形態のフランジ107をフランジ207に置き換えたこと以外は、第1の実施の形態と同様の構成を有している。図7は、フランジ207を示す分解斜視図である。
図7に示すように、フランジ207は、フィルム103の長手方向LDにおける一端部を保持し、保持部材208と可動部材209とで構成される。可動部材209は、保持部材208に対して傾動可能に支持されており、保持部材208は、フレーム102(図3(a)参照)に支持されると共に、ヒータホルダ105とステー106を支持している。
第1の実施の形態と同様に、可動部材209は、第1面51を有する内面受け部109aと、第2面52を有する端面受け部109bと、を有している。一方で、可動部材209は、第1の実施の形態の軸部109cとは異なる軸部209cを有している。軸部209cは、内面受け部109aの下面から下方に突出しており、シート搬送方向Aにおいて内面受け部109aの略中央部に配置されている。上記内面受け部109a、端面受け部109b及び軸部209cは一体に設けられている。言い換えれば、内面受け部109aの第1面51と、端面受け部109bの第2面52と、は一体に設けられている。
保持部材208は、軸部209cが遊嵌する孔部208aを有しており、可動部材209は、軸部209cと孔部208aとの係合により、保持部材208に対して傾動可能に支持されている。より詳しくは、可動部材209は、軸部209c及び孔部208aの中心を通り、長手方向LD及びシート搬送方向Aに直交する直交方向としての鉛直方向VDに延びる軸線AL2を中心に傾動する。すなわち、軸線AL2は、可動部材209の傾動支点である。
本実施の形態では、軸線AL2は、図10(a)に示すように、シート搬送方向Aにおいて第1面51の上流端51aと下流端51bとの間に配置され、かつ長手方向LDにおいて第2面52よりもフィルム103側に配置されている。言い換えれば、傾動支点としての軸線AL2は、長手方向LD及びシート搬送方向Aに直交する鉛直方向VD(図7参照)に見たとき、第1面51に重なるように配置されている。
また、図7に示すように、軸部209cには、弾性変形可能な2つの爪部253a,253bが設けられている。可動部材209の軸部209cが保持部材208の孔部208aに挿入されると、爪部253a,253bは、孔部208aを通り抜けた後に孔部208aの縁部に係合する。これにより、軸部209cは、孔部208aから抜け止めされ、保持部材208と可動部材209との係合状態を維持することができる。言い換えれば、規制部としての爪部253a,253bは、可動部材209が保持部材208から取り外されることを規制する。なお、爪部253a,253bの代わりに、孔部208aに抜け止め構成を設けてもよい。
[比較例(第1の実施の形態)]
次に、図8及び図9を用いて、比較例を説明する。図8は、比較例に係るフィルム103が変形する様子を示す上面図である。図9は、比較例に係るフィルム103から可動部材109に作用する力を示す上面図である。本比較例においては、例えば小サイズのシートS2を搬送する場合を想定している。この場合、フィルム103は、加圧ローラ101上のシート搬送領域外において、ヒータ104の熱がシートS2へ供給されずに加圧ローラ101に直接与えられる。これにより、加圧ローラ101の長手方向LDにおける端部が、シートS2の搬送領域よりも温度が高くなって熱膨張する。そして、加圧ローラ101の長手方向LDにおける端部が、中央部よりもシート搬送速度が速くなる。
その結果、図8に示すように、フィルム103は、長手方向LDにおける中央部がシート搬送方向Aにおける上流へ膨出するように変形する。本比較例では、第1の実施の形態のフランジ107を採用している。この場合、フィルム103は、図9に示すように、ヒータホルダ105のスラスト方向に対して傾いた姿勢となる。可動部材109の傾動支点である軸線ALは、内面受け部109aの第1面51よりも長手方向LDにおける外側に配置される。言い換えれば、軸線ALは、長手方向LDにおいてフィルム103に対して第2面52よりも遠い位置に配置されている。
すると、内面受け部109aにはフィルム103から上述した力F1がかかるが、軸線ALが上記述べた配置のため、力F1による軸線ALを中心とするモーメントは、矢印B1方向にかかる。すなわち、フィルム103の傾きに倣わない方向のモーメントが、可動部材109にかかってしまう。
[可動部材の動作]
そこで、本実施の形態では、軸線AL2を図10(a)~(c)で示す位置に配置した。図10(a)~(c)を用いて、フィルム103が寄り力により可動部材209の端面受け部109bに突き当たった際の可動部材209の動作について説明する。図10(a)は、寄り力発生前のフランジ207を示す上面図である。図10(b)は、寄り力が発生し一方向に傾いたフィルム103がフランジ207の可動部材209に突き当たっている状態を示す上面図である。図10(c)は、寄り力が発生し他方向に傾いたフィルム103がフランジ207の可動部材209に突き当たっている状態を示す上面図である。
図10(a)に示すように軸線AL2を配置すると、フィルム103から内面受け部109aに作用する上述の力F1は、可動部材209を軸線AL2を中心として回転させるモーメントとして働きにくくなる。これは、力F1が、軸線AL2の方向(鉛直方向VD)に見て、軸線AL2に向けた方向のベクトルを持つからである。すなわち、フィルム103に寄り力が作用した時に可動部材209に発生するモーメントは、端面受け部109bにフィルム103の端面103bが当接して発生する力F2(寄り力)に起因するもののみとなる。
例えば、図10(b)は、図8に示すように変形したフィルム103に寄り力が発生した場合の可動部材209を示している。例えば、図10(b)に示すように、フィルム103の端面103bのシート搬送方向Aにおける上流側が端面受け部109bの第2面52に対して先に当接する。すると、可動部材209には、軸線AL2を中心とする矢印B2方向のモーメントが発生し、可動部材209が矢印B2方向に回転する。次に、フィルム103の端面103bのシート搬送方向Aにおける下流側が端面受け部109bの第2面52に当接する。すると、可動部材209には、軸線AL2を中心に矢印B2方向とは反対方向(矢印B1方向)のモーメントが発生する。
このようにして、端面受け部109bのシート搬送方向Aにおける上流側と下流側の両方に力F2(寄り力)が作用し、これら上流側と下流側の力F2の差が小さくなるような姿勢でモーメントがつり合い、可動部材209の姿勢が決まる。すなわち、可動部材209は、フィルム103の傾きに倣った姿勢に傾動する。
一方で、図10(c)は、図6(a)に示すように変形したフィルム103に寄り力が発生した場合の可動部材209を示している。図10(b)で説明した場合と同様に、可動部材209は、フィルム103の傾きに倣った姿勢に傾動する。
以上のように、可動部材209は、フィルム103がシート搬送方向Aにおける上流及び下流のどちらに傾いていても、フィルム103の傾きに倣った姿勢となる。このため、フィルム103の端面103bへの応力集中を低減させることができ、フィルム103の摩耗や変形を抑制することができる。
なお、上述した比較例においては、小サイズのシートが搬送された場合を例にしてフィルム103の変形を説明したが、これに限定されない。例えば、フィルム103の形状や傾きは、搬送されるシートのサイズ以外にも、ヒータホルダ105、加圧ローラ101及び定着ニップ部Nの形状や、加圧ローラ101のアライメントずれなどにより、様々に変化しうる。
<第3の実施の形態>
次いで、本発明の第3の実施の形態について説明するが、第3の実施の形態は、第2の実施の形態のフランジの構成を変更したものである。このため、第2の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
[フランジの構成]
図11乃至図12(c)を用いて、第3の実施の形態に係るフランジ307の構成について詳述する。なお、第3の実施の形態では、第2の実施の形態のフランジ207をフランジ307に置き換えたこと以外は、第1の実施の形態と同様の構成を有している。図11は、フランジ307を示す分解斜視図である。図12(a)は、フランジ307を示す斜視図である。図12(b)は、フランジ307を示す上面図である。図12(c)は、フランジ307を示す正面図である。
図11乃至図12(c)に示すように、フランジ307は、フィルム103の長手方向LDにおける一端部を保持し、保持部材308と可動部材309とで構成される。可動部材309は、保持部材308に対して傾動可能に支持されており、保持部材308は、フレーム102(図3(a)参照)に支持されると共に、ヒータホルダ105とステー106を支持している。
第2の実施の形態と同様に、可動部材309は、第1面51を有する内面受け部109aと、第2面52を有する端面受け部109bと、を有している。一方で、可動部材309は、第2の実施の形態の軸部209cとは異なる球部309cを有している。球形状の球部309cは、内面受け部109aの下面から下方に突出しており、シート搬送方向Aにおいて内面受け部109aの略中央部に配置されている。
保持部材308は、球部309cが遊嵌する被係合部としての孔部308aを有しており、可動部材309は、球部309cと孔部308aとの係合により、保持部材308に対して傾動可能に支持されている。より詳しくは、可動部材309は、図12(b)(c)に示すように、球部309cの中心CPを中心にあらゆる方向に傾動可能である。すなわち、中心CPは、可動部材309の傾動支点である。
本実施の形態では、中心CPは、図12(b)に示すように、シート搬送方向Aにおいて第1面51の上流端51aと下流端51bとの間に配置され、かつ長手方向LDにおいて第2面52よりもフィルム103側に配置されている。言い換えれば、傾動支点としての中心CPは、長手方向LD及びシート搬送方向Aに直交する鉛直方向VD(図12(a)参照)に見たとき、第1面51に重なるように配置されている。第2の実施の形態と同様に、可動部材309は、フィルム103の傾きに倣った姿勢に傾動する。
以上のように、本実施の形態の可動部材209は、球部309cの中心CPを中心にあらゆる方向に傾動可能なので、よりフィルム103の傾きに沿って傾動することができる。このため、フィルム103に寄り力が作用した際に、フィルム103の形状や傾きに依らず、フィルム103の端面103bへの応力集中を低減させることができ、フィルム103の摩耗や変形を抑制することができる。
<その他の実施形態>
なお、既述のいずれの形態においても、定着装置10は、シートSを水平方向に搬送していたが、これに限定されない。すなわち、シート搬送方向A及び長手方向LDに直交する直交方向は、既述のいずれの実施の形態においても鉛直方向VDであったが、これに限定されない。画像形成装置100の搬送路は、自由に設定してよく、定着装置10は、例えば鉛直方向にシートSを搬送してもよい。
また、既述のいずれの形態においても、フランジ107,207,307をフィルム103の両端に対向する位置にそれぞれ設けているが、これに限定されない。例えば、フィルム103の寄り方向を予め一方向に定めておき、フランジ107,207,307をフィルム103の寄り方向側にのみ設ける構成としても良い。
また、既述のいずれの形態においても、ヒータ104が直接的にフィルム103に当接するようにバックアップユニット30を構成していたが、これに限定されない。例えば、バックアップユニット30は、鉄合金やアルミ等の熱伝導性が高いシート材を介してヒータ104がフィルム103に接触する構成としてもよい。
また、既述のいずれの形態においても、加圧ローラ101はフレーム102に対して鉛直方向VDに移動不能に設けられ、加熱ユニット13が保持部材108を介してフレーム102に対して鉛直方向VDに移動可能に設けられていたが、これに限定されない。例えば、加熱ユニット13がフレーム102に対して鉛直方向VDに移動不能に設けられ、加圧ローラ101が保持部材108を介してフレーム102に対して鉛直方向VDに移動可能に設けられてもよい。この場合、加圧ローラ101は、加圧機構40によって加熱ユニット13に向けて付勢される。
また、第1及び第2の実施の形態では、可動部材109,209に軸部109c,209cを設け、保持部材108,208に孔部108a,208aを設けていたが、これに限定されない。例えば、可動部材109,209に孔部108a,208aを設け、保持部材108,208に軸部109c,209cを設けてもよい。同様に、第3の実施の形態では、可動部材309に球部309cを設け、保持部材308に孔部308aを設けていたが、これに限定されない。例えば、可動部材309に孔部308aを設け、保持部材308に球部309cを設けてもよい。
また、第3の実施の形態において、球部309cの中心CPは、第1の実施の形態と同じように、長手方向LDにおいてフィルム103に対して第2面52よりも遠い位置に配置されてもよい。
また、本実施の形態の開示は、以下の構成例及び方法例を含む。
(構成1)
シートに形成されたトナー像を加熱する加熱装置において、
可撓性を有し、シート搬送方向に搬送されるシートに接触しつつ回転する筒状の回転体と、
前記回転体を加熱するヒータと、
前記回転体の長手方向において、前記回転体の一端部を保持する保持部と、を備え、
前記保持部は、
前記回転体の内周面に対向すると共に前記内周面に接触可能な第1面と、前記回転体の前記長手方向における端面に対向すると共に前記端面に接触可能な第2面と、を有し、前記第1面と前記第2面とが一体に設けられた可動部材と、
前記可動部材を、傾動支点を中心に傾動可能に保持する保持部材と、を有し、
前記傾動支点は、前記シート搬送方向において前記第1面の上流端と下流端との間に配置される、
ことを特徴とする加熱装置。
(構成2)
前記可動部材は、前記第1面及び前記第2面の少なくともいずれか一方が前記回転体から受ける力により、前記傾動支点を中心に傾動する、
ことを特徴とする構成1に記載の加熱装置。
(構成3)
前記可動部材は、前記回転体の前記内周面及び前記端面に倣うように、前記傾動支点を中心に傾動する、
ことを特徴とする構成1又は2に記載の加熱装置。
(構成4)
前記傾動支点は、前記長手方向において、前記第2面よりも前記回転体側に配置される、
ことを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の加熱装置。
(構成5)
前記傾動支点は、前記長手方向及び前記シート搬送方向に直交する直交方向に見たとき、前記第1面に重なるように配置される、
ことを特徴とする構成1乃至4のいずれか1項に記載の加熱装置。
(構成6)
前記傾動支点は、前記長手方向において、前記回転体に対して前記第2面よりも遠い位置に配置される、
ことを特徴とする構成1乃至3のいずれか1項に記載の加熱装置。
(構成7)
前記可動部材及び前記保持部材のいずれか一方は、前記長手方向及び前記シート搬送方向に直交する直交方向に延びる軸部を有し、
前記可動部材及び前記保持部材のいずれか他方は、前記直交方向に延び、前記軸部に係合する孔部を有し、
前記傾動支点は、前記軸部及び前記孔部の中心を通り、前記直交方向に延びる軸線である、
ことを特徴とする構成1乃至6のいずれか1項に記載の加熱装置。
(構成8)
前記可動部材及び前記保持部材のいずれか一方は、球形状の球部を有し、
前記可動部材及び前記保持部材のいずれか他方は、前記球部に係合する被係合部を有し、
前記傾動支点は、前記球部の中心である、
ことを特徴とする構成1乃至6のいずれか1項に記載の加熱装置。
(構成9)
前記可動部材が前記保持部材に保持された状態で、前記可動部材が前記保持部材から取り外されることを規制する規制部を更に備える、
ことを特徴とする構成1乃至8のいずれか1項に記載の加熱装置。
(構成10)
構成1乃至9のいずれか1項に記載の加熱装置と、
前記回転体の外周面に当接し、シートに前記トナー像を定着させる定着ニップ部を前記回転体と共に形成する加圧ローラを更に備える、
ことを特徴とする定着装置。
(構成11)
前記回転体はフィルムであり、
前記ヒータは、前記フィルムの内部空間に配置されており、かつ前記加圧ローラと共に前記フィルムを挟持しており、
シートに形成された前記トナー像は、前記定着ニップ部で前記フィルムを介して加熱されることでシートに定着される、
ことを特徴とする構成10に記載の定着装置。
(構成12)
前記保持部材を前記加圧ローラに向けて付勢することで、前記回転体を前記加圧ローラに圧接させる加圧機構を更に備える、
ことを特徴とする構成10又は11に記載の定着装置。
(構成13)
シートに前記トナー像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部によって形成されたシート上の前記トナー像を、シートに定着させる構成10乃至12のいずれか1項に記載の定着装置と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。
10:定着装置/13:加熱装置(加熱ユニット)/20:画像形成部/40:加圧機構/51:第1面/51a:上流端/51b:下流端/52:第2面/100:画像形成装置/101:加圧ローラ/103:回転体(フィルム)/103a:内周面/103b:端面/103c:外周面/104:ヒータ/107:保持部(フランジ)/108,208,308:保持部材/108a,208a:孔部/109,209,309:可動部材/109c,209c:軸部/253a:規制部(爪部)/308a:被係合部(孔部)/309c:球部/A:シート搬送方向/AL,AL2:傾動支点、軸線/CP:中心/LD:長手方向/N:定着ニップ部/VD:直交方向

Claims (13)

  1. シートに形成されたトナー像を加熱する加熱装置において、
    可撓性を有し、シート搬送方向に搬送されるシートに接触しつつ回転する筒状の回転体と、
    前記回転体を加熱するヒータと、
    前記回転体の長手方向において、前記回転体の一端部を保持する保持部と、を備え、
    前記保持部は、
    前記回転体の内周面に対向すると共に前記内周面に接触可能な第1面と、前記回転体の前記長手方向における端面に対向すると共に前記端面に接触可能な第2面と、を有し、前記第1面と前記第2面とが一体に設けられた可動部材と、
    前記可動部材を、傾動支点を中心に傾動可能に保持する保持部材と、を有し、
    前記傾動支点は、前記シート搬送方向において前記第1面の上流端と下流端との間に配置される、
    ことを特徴とする加熱装置。
  2. 前記可動部材は、前記第1面及び前記第2面の少なくともいずれか一方が前記回転体から受ける力により、前記傾動支点を中心に傾動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記可動部材は、前記回転体の前記内周面及び前記端面に倣うように、前記傾動支点を中心に傾動する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  4. 前記傾動支点は、前記長手方向において、前記第2面よりも前記回転体側に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  5. 前記傾動支点は、前記長手方向及び前記シート搬送方向に直交する直交方向に見たとき、前記第1面に重なるように配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  6. 前記傾動支点は、前記長手方向において、前記回転体に対して前記第2面よりも遠い位置に配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  7. 前記可動部材及び前記保持部材のいずれか一方は、前記長手方向及び前記シート搬送方向に直交する直交方向に延びる軸部を有し、
    前記可動部材及び前記保持部材のいずれか他方は、前記直交方向に延び、前記軸部に係合する孔部を有し、
    前記傾動支点は、前記軸部及び前記孔部の中心を通り、前記直交方向に延びる軸線である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  8. 前記可動部材及び前記保持部材のいずれか一方は、球形状の球部を有し、
    前記可動部材及び前記保持部材のいずれか他方は、前記球部に係合する被係合部を有し、
    前記傾動支点は、前記球部の中心である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  9. 前記可動部材が前記保持部材に保持された状態で、前記可動部材が前記保持部材から取り外されることを規制する規制部を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の加熱装置と、
    前記回転体の外周面に当接し、シートに前記トナー像を定着させる定着ニップ部を前記回転体と共に形成する加圧ローラを更に備える、
    ことを特徴とする定着装置。
  11. 前記回転体はフィルムであり、
    前記ヒータは、前記フィルムの内部空間に配置されており、かつ前記加圧ローラと共に前記フィルムを挟持しており、
    シートに形成された前記トナー像は、前記定着ニップ部で前記フィルムを介して加熱されることでシートに定着される、
    ことを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
  12. 前記保持部材を前記加圧ローラに向けて付勢することで、前記回転体を前記加圧ローラに圧接させる加圧機構を更に備える、
    ことを特徴とする請求項10に記載の定着装置。
  13. シートに前記トナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部によって形成されたシート上の前記トナー像を、シートに定着させる請求項10に記載の定着装置と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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