JP2024055157A - 配線板、製造方法、電子モジュール、電子ユニットおよび電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 配線板において放射ノイズを抑制し、配線の高密度な配置を可能とすることを目的とする。【解決手段】 信号線およびグランド線を備えた配線層と、前記配線層と平面視で重なるシールド層と、前記配線層と前記シールド層との間に設けられた絶縁層とを備えた配線板であって、前記絶縁層は、前記絶縁層に囲まれた端部を有し、前記端部は、少なくとも前記グランド線の上に存在し、前記端部の一部の上に、前記シールド層と前記グランド線とを導通させる接続配線が設けられることを特徴とする配線板。【選択図】 図2

Description

本発明は、配線板、製造方法、電子モジュール、電子ユニットおよび電子機器に関する。
電子機器、例えば携帯電話、スマートフォン、およびデジタルカメラにおいては、小型化の要求が増加してきており、電子機器に内蔵される配線基板においては、高密度実装のために配置される配線数が増大してきている。加えて、情報通信量増加に伴って、配線に流れる信号の伝送速度も高速化してきているため、配線基板から発生する不要な放射ノイズが増加してきている。
そこで特許文献1では、信号配線の一方の面に絶縁層を介してシールド層が、他方の面に絶縁層を介してグラウンド層が設けられており、絶縁層に設けられたスルーホールを介してシールド層がグラウンド層と電気的に導通しているフレキシブルプリント配線板が提案されている。
特開2007-335455号公報
しかしながら、特許文献1の形態において、より高密度に配線しようとすると、スルーホールの加工サイズや位置精度から制限を受けるため、より高密度実装が可能な構成が求められていた。
そこで本発明は、配線板において放射ノイズを抑制し、配線の高密度な配置を可能とすることを目的とする。
上記課題を解決するための手段は、信号線およびグランド線を備えた配線層と、前記配線層と平面視で重なるシールド層と、前記配線層と前記シールド層との間に設けられた絶縁層とを備えた配線板であって、前記絶縁層は、前記絶縁層に囲まれた端部を有し、前記端部は、少なくとも前記グランド線の上に存在し、前記端部の一部の上に、前記シールド層と前記グランド線とを導通させる接続配線が設けられることを特徴とする。
配線板において放射ノイズを抑制し、配線の高密度な配置を可能とする上で有利な技術を提供する。
配線板を備えた電子ユニットの上面図である。 (a)は図1のA-A線における断面図であり、(b)は図1のB-B線における断面図であり、(c)は図1のC-C線における断面図である。 第2実施形態に係る配線板の上面図である。 第3実施形態に係る配線板の上面図である。 第4実施形態に係る配線板の上面図である。 第5実施形態に係る配線板の上面図および断面図である。 実施例の配線板および比較例の配線板の放射ノイズ特性を評価するのに用いたシステムの模式図である。 実施例5に係る配線板の上面図である。 比較例1に係る配線板の上面図である。 比較例2に係る配線板の上面図である。 比較例3に係る配線板の上面図である。 実施形態に係る電子機器の一例としての撮像装置であるデジタルカメラの説明図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態を説明する。ただし、以下に説明する形態は、発明の1つの実施形態であって、これに限定されるものではない。そして、共通する構成を複数の図面を相互に参照して説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。同じ名称で別々の事項については、それぞれ、第一の事項、第二の事項というように、「第〇」を付けて区別することができる。
<第1実施形態>
図1および図2(a)~図2(c)を用いて、第1実施形態について説明する。図1は、配線板200を備えた電子ユニット100の上面図である。配線板200とは、たとえばフレキシブルプリント配線板である。なお、配線板200における配線の形成方法はプリントであることに限らず、予め形成した電線であってもよく、配線板200はフラットケーブルであってもよい。
電子ユニット100は、回路板101と、回路板102と、回路板101および回路板102を電気的に接続する配線板200とを備える。回路板101および回路板102は、たとえばプリント回路板である。配線板200と、回路板101および回路板102の少なくともいずれかが互いに接続された物品を、電子モジュール10と称することができる。例えば、回路板101に配線板200が接続された電子モジュール10を用意し、この電子モジュール10の配線板200を更に回路板102に接続することで、電子ユニット100を構成することができる。また、電子ユニット100を備えた電子機器を構成することができる。
図1に示すように、配線板200は、長手方向であるX方向に延びている。配線板200は、複数の信号線22および複数のグランド線133を有し、各信号線22および各グランド線133は、X方向に延在している。複数の信号線22および複数のグランド線133は、X方向と交差する、短手方向であるY方向に間隔を開けて並んでいる。X方向およびY方向と直交するZ方向は、配線板200の厚さ方向である。配線板200は、可撓性を有し、屈曲変形可能である。
本実施形態においては、複数の信号線22および複数のグランド線133は、Z方向から見て(平面視で)、全ての部分がY方向に並んで配置されている。ただ、これらの信号線22およびグランド線133は、平面視で少なくとも一部がY方向に並設されていれば良い。
回路板101を構成する配線板110には、コネクタ112が実装されている。コネクタ112は、配線板110上の導体パターンによって半導体装置111に電気的に接続される。配線板110と同様に、回路板102を構成する配線板120には、コネクタ122が実装されている。コネクタ122は、配線板120上の導体パターンによって半導体装置121に電気的に接続される。
配線板110および配線板120は、たとえばリジッド配線板で、樹脂基板あるいはセラミック基板を含むプリント配線板(リジッドプリント配線板)を用いることができる。
以上の構成により、半導体装置111と半導体装置121とは、配線板110、配線板200および配線板120を介して、互いに通信可能に電気的に接続されている。このとき配線板110、120への接続は、コネクタ112、122を介さずに配線板200と配線板110、120とをはんだにて直接接続してもよい。
図2(a)~図2(c)を用いて、本実施形態に係る配線板200の説明を行なう。図2(a)は図1のA-A線における断面図であり、図2(b)は図1のB-B線における断面図であり、図2(c)はC-C線における断面図である。配線板200は、絶縁層(絶縁基板)12と絶縁部14aと絶縁部14b、配線層13およびシールド層15を有する。配線層13は、上述した複数の信号線22およびグランド線133を備える。絶縁層12、絶縁部14a、14bは、電気絶縁性を有する物質で構成されている。各信号線22および各グランド線133は、導電性を有する物質で構成されている。絶縁層12と絶縁部14aと絶縁部14b、信号線22、グランド線133およびシールド層15は、X方向に延在することにより形成されている。配線層13を構成する信号線22およびグランド線133は、絶縁部14aの内部にY方向に間隔をあけて配置されているが、必ずしも絶縁部14aの内部に配置される必要はない。
なお、図2(c)には、複数の信号線22のうち、2本の信号線を1組とする2組を図示しているが、更に多くの組を有していても良い。また、グランド線133間の信号線は2本に限定されるものではなく、1本でも良いし、3本以上の信号線にも適用可能である。絶縁層12、絶縁部14a、14bは、シート状に形成されている。本実施形態では、絶縁部14aは、絶縁層12と絶縁部14bとの間に配置される。絶縁部14aは、絶縁層12と絶縁部14bとを接着する機能を有する。なお、絶縁部14bが接着機能を有していれば、絶縁部14aを省略してもよい。
以下、各信号線22について詳細に説明する。各信号線22は、取り扱うデジタルデータ信号を伝送可能な帯域を有する配線が用いられる。より多くの信号伝送量に対応するため、本実施形態のように、複数の信号線22のうち一対の信号線22を1組とする差動信号配線を構成するのが好ましい。なお、複数の信号線22には、制御信号や応答信号といったシングルエンド信号を伝送する配線が含まれていてもよい。
信号線22の形成方法は特に限定されないが、例えば金属箔の貼り合せ、金属メッキ、インクジェットプロセス等の方法により信号線22を形成することができる。金属箔として銅箔を用いる場合は、接着剤等で貼り合わせたフィルムを用い、フォトリソ・エッチングプロセスで必要な伝送線路パターンを形成することができる。また、インクジェットプロセスを用いる場合は、金属粒子を含む高分子インクを必要なパターンに描画し、絶縁層12のガラス転移点(Tg)以下の温度で当該パターンを焼成して形成できる。信号線22の厚さは特に限定されないが、例えば、0.1μm以上20μm以下であるのが好ましい。
信号線22とグランド線133からなる配線層13は、絶縁層12上に設けられ、絶縁部14aおよび絶縁部14bに被覆されている。絶縁部14b上には、信号線22から電磁放射が発生することによって生じる放射ノイズによるEMI(Electromagnetic interference)を防ぐためのシールド層15が設けられている。配線層13は、信号線22とグランド線133以外に、他の配線や導電パターンを備えていても良い。
シールド層15は、シート状の部材であり、少なくとも信号線22に対向する位置、もしくは信号線22と平面視で重なる位置に配置されていればよい。平面視で重なる位置に配置とはたとえば、配線板200の厚み方向に積層されていることである。配線層13は、絶縁部14aの内部に設けられている。絶縁部14aは、配線層13が配線板200の周囲の部材と接触しないように配線層13を被覆する保護層であり、電気絶縁性を有する部材で構成されている。
図2(b)に示すように、配線板200は絶縁部14a、14bに囲まれた端部140を含み、端部140上に接続配線16を設けることで、グランド線133とシールド層15の導通を取っている。本実施形態の端部140は、全てのグランド線133の上に存在しているが、少なくとも1つのグランド線133の上に存在していればよい。接続配線16はX方向に延びるライン状に形成されており、グランド線133と平面視で重なる部分以外の部分には設けられていないことが好ましい。
図2(c)に示すように、開口領域20と絶縁部14a、14bとが交互に配置されている。開口領域20にはグランド線133と接続配線16が設けられており、端部140の一部の上にのみ接続配線16が設けられている。すなわち、開口領域20における端部140の一部を除く他の部分には接続配線16が設けられていない。たとえば図2(b)ではX方向において、開口領域20における端部140の上に接続配線16が設けられており、図2(c)ではY方向において、開口領域20における端部140の上には、接続配線16が設けられていない。端部140の一部とは、端部140の全てに接続配線16が設けられていないことを表しており、端部140を横断する接続配線16が複数設けられていても良い。以下、この構成を採ることで配線板200の小型化が可能な理由を説明する。
上述したように、本実施形態の配線板200において、端部140の一部分だけを横断するように接続配線16が設けられている。仮に、本実施形態の配線板200と異なり、端部140の全てに接続配線16が設けられている場合、接続配線16は開口領域20の信号線22の近傍にも設けられることになる。接続配線16と信号線22との距離が近い場合、信号線22を流れる信号の品質が悪化する虞がある。また、開口領域20の近傍に信号線22を設けるように設計すると、開口領域20の加工精度によっては、開口領域20が信号線22に掛かってしまうことも考えられる。この場合に、開口領域20の全面に接続配線16を設けると、信号線22が短絡してしまう虞があった。そのため、開口領域20の全面に接続配線16を設ける場合、信号線22は開口領域20とは離れた場所に配置する必要がある。開口領域20と信号線22とが離れた位置に配置されるように設計した場合、配線板の幅が広がってしまうため、配線板の小型化が難しかった。
そこで本実施形態の配線板200は、Y方向において、端部140の一部の上には、接続配線16が設けられていない構成とした。これにより、信号線22を開口領域20近傍に配置することができ、配線板200を小型化することができる。また、本実施形態においては、平面視で開口領域20が信号線22に重なる配置とすることもでき、さらに配線板200を小型化することができる。ここでは接続配線16はX方向に延在しているが、必ずしもX方向に延在する必要はなく、シールド層15とグランド線133とを電気的に接続し、Y方向において開口領域20の一部に設けられていればよい。端部140のうち、接続配線16が設けられていない端部は、接続配線16が設けられている端部に比べて、信号線22側に設けられていれば上記効果をより奏すことができる。ここでは端部140のうち、Y方向の一部に接続配線16が設けられている形態を説明したが、Y方向に限定されるものではない。開口領域20の一部にのみ接続配線16を設けることで、開口領域20の全体に接続配線16を設ける場合に比べ、接続配線16の面積を小さくすることができる。それにより、配線板200の製造コストを低減することが可能となる。本実施形態において、端部140に囲まれた開口領域20は、Y方向に並んで形成された複数の開口部を含んでおり、それぞれの領域の輪郭は閉じている。
各実施形態の配線板200の上面図では、絶縁層14と開口領域20の境界部を明確には示していないが、開口領域20以外の領域には基本的に絶縁層14が設けられている。
図2(c)に示す信号線22と接続配線16との距離dは、配線板200を小型化する上で、グランド線133の幅D1よりも小さいことが好ましい。距離dは、信号線22の幅D3以上であれば、信号品質を確保する上で好ましい。信号線22とグランド線133との距離は、50μm以上100μm未満が好ましく、グランド線133の幅D1は100μm以上200μm以下が好ましい。
接続配線16の幅D2は、グランド線133の幅D1より小さいことが好ましく、幅D2を小さく設計することで、接続配線16が信号線22に干渉するのを抑制することができる。接続配線16の幅D2は、30μm以上であることが好ましい。幅D2が30μm未満となると、強度が弱くなり、破断するおそれがある。
本実施形態の配線板200は、配線板200の表面にシールド層15を設け、開口領域20における絶縁層14の端部140に接続配線16が設けられている部分と設けられていない部分が存在する構成としている。それにより、放射ノイズ抑制効果と配線板200の小型化を両立することが可能である。
開口領域20の加工方法は、例えば、パンチング加工やレーザー加工で、絶縁部14a、14bを積層前に予め除去してから貼り合わせる方法、絶縁部14a、14bを積層する際に樹脂をスクリーン印刷やディスペンサ等によって所定のパターンに塗布し、開口領域20を形成する方法等が適用できる。パンチング加工やレーザー加工で開口領域20を形成する場合、開口領域20を小さくするには限界があるため、開口領域20の直径Rはグランド線133の幅D1より大きくなる。直径Rが幅D1より大きいときに、開口領域20の全面に接続配線16を設けると、信号線22と干渉する虞がある。
図1では、平面視で開口領域20の形状は円形状であるが、特に限定されるものではない。開口領域20は、例えば、楕円、四角、多角形、星形、台形等、Y方向に延びるように形成されたスリット等、必要に応じて各形状を形成することができる。ただ、製造コストおよび膜の強靭性の観点から、円および、楕円が好ましい。開口領域20のY方向における大きさは、加工精度の観点から200μm以上が好ましい。
シールド層15の製造方法は特に限定されないが、スクリーン印刷法やインクジェット印刷法などの各種の印刷法によって直接パターニングするのが好適である。あるいは、導電性を有する膜をフォトリソ・エッチングプロセスによってパターニングしてもよい。型抜き加工や組網によって予め所定の形状に加工されたシールド層15を直接貼り付けてもよい。
更に、絶縁部14b上にシールド層15を形成する方法としては、サブトラクティブ法、無電解メッキ法、電解メッキ法、真空蒸着やスパッタリング法などの物理的蒸着法が挙げられる。また、導電性の繊維を貼り合わせる方法、或いは、スクリーン印刷法などが採用できる。なお、シールド層15を構成する金属として、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄、金、銀、白金、タングステン、クロム、チタン、スズ、鉛、パラジウムなどが挙げられ、それらの1種または2種以上を組み合わせてもよい。このうち導電性、低コストの観点から銀または銅が好ましい。
シールド層15の厚みは、1μm以上であることが好ましく、より好ましくは5μm以上である。厚みが1μm未満であると、十分な屈曲耐性が得られない。またシールド層15の厚みは、20μm以下であれば、配線板200の厚さも薄くすることが出来るため、より柔軟性の高い配線板200を提供することが出来る。シールド層15の表面抵抗値は、1Ω/□以下が好ましく、より好ましくは0.1Ω/□以下である。
接続配線16は、シールド層15とグランド線133とを導通する役割があり、導通させることで、シールド層15で放射ノイズ抑制効果を十分に発揮させることが出来るようになる。
接続配線16の形成方法は特に限定されない。接続配線16を形成する方法としては、例えばマスクを配置し、その上からスキージを用いて導電性ペーストを印刷の手法によって転写させるスクリーン印刷方式、あるいはディスペンサやインクジェットを用いて絶縁層端部に配線を描画する方法等がある。接続配線16を構成する金属は、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄、金、銀、白金、タングステン、クロム、チタン、スズ、鉛、パラジウムなどが挙げられ、それらの1種または2種以上を組み合わせてもよい。このうち導電性、低コストの観点から銀または銅が好ましい。
以下、絶縁層12、絶縁部14a、14bについて詳細に説明する。
まず、絶縁層(絶縁基板)12について詳細に説明する。絶縁基板である絶縁層12の材質は、樹脂であるのが好ましい。樹脂としては、例えば、ポリイミド、ポリアミド、ポリアミドイミド等のポリイミド系樹脂、エポキシ等の熱硬化性樹脂や液晶ポリマー等の熱可塑性樹脂が挙げられる。これらの中でもポリイミドまたは液晶ポリマーが好ましい。ポリイミドは、耐熱性や機械特性に優れ、かつ商業的に入手するのが容易である。また、液晶ポリマーは、比誘電率が低いため高速信号の伝送用途に好適であり、かつ、吸湿性が低く寸法安定性に優れる。
絶縁層12の厚さは、特に限定されないが、10μm以上100μm以下の範囲が好ましい。厚さが10μm未満であると、信号線22とシールド層15との距離が近くなり、特性インピーダンスの値が過剰に大きくなるおそれがある。一方、厚さが100μmを超えると、樹脂の剛性が高くなり、可撓性が不十分となる虞がある。より好ましくは、12μm以上75μm以下の範囲である。絶縁層12の材質は、配線板200がリジッド基板である場合、繊維基材である。繊維基材としては、例えば、ガラス繊布、ガラス不繊布等のガラス繊維基材、あるいはガラス以外の無機化合物を成分とする繊布又は不繊布等の無機繊維基材が挙げられる。また、芳香族ポリアミド、ポリアミド、芳香族ポリエステル、ポリエステル、ポリイミド、フッ素樹脂等の有機繊維で構成される有機繊維基材が挙げられる。これらの中でも強度に優れ、吸水が少ないという観点でガラス繊維基材が好ましい。
次に、絶縁部14aについて詳細に説明する。絶縁部14aは、絶縁層(絶縁基板)12と、絶縁部14bおよび信号線22との間に設けられた接着層である。即ち、絶縁部14aは、接着剤の硬化物である。絶縁部14aは、電気絶縁性が高いことが好ましい。絶縁部14aを形成するのに用いられる接着剤として、例えばアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリエステル系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステルポリウレタン系接着剤、シリコーン系接着剤が挙げられる。
絶縁部14aは、伝送線路である信号線22を十分に被覆でき、かつ、平滑となることが好ましい。よって、絶縁部14aのZ方向の厚さは、2μm以上50μm以下であることが好ましい。絶縁部14aの厚さが2μm以上であると、接着剤の信号線22間への埋め込みが十分となり、絶縁部14aにより強固に接着することができる。また、絶縁部14aの厚さが50μm以下であると、絶縁層12、絶縁部14b間から側方へ接着剤が染み出すのを抑制することができる。更に、以上の観点からは、絶縁部14aのZ方向の厚さは、5μm以上30μm以下であることがより好ましい。
絶縁部14aの形成方法は特に限定されないが、例えばシート状の接着剤を貼り合わせて硬化させる方法、液状の接着剤をディスペンサまたは印刷法等により塗布して熱または紫外線によって硬化させる方法などが挙げられる。
次に、絶縁部14bについて詳細に説明する。絶縁部14bとしては、プラスチックおよび/又は絶縁樹脂を使用することができる。絶縁部14bに用いられるプラスチックとしては、いわゆるエンジニアリングプラスチックが挙げられる。即ち、絶縁部14bに用いられる他のプラスチックとしては、例えば、ポリプロピレン、架橋ポリエチレン、ポリエステル、ポリベンゾイミダゾール、ポリアミド、ポリイミド、ポリイミドアミド、ポリエーテルイミドが挙げられる。また、絶縁部14bに用いられるプラスチックとしては、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)が挙げられる。低コストという観点においては、ポリエステルフィルムを用いることが好ましい。難燃性に優れるという観点においては、ポリフェニレンサルファイドフィルムを用いることが好ましい。さらに耐熱性が要求される場合には、アラミドフィルムやポリイミドフィルムを使用することが好ましい。
絶縁部14bに用いられる絶縁樹脂としては、電気絶縁性を有する樹脂であればよく、例えば、熱硬化性樹脂又は紫外線硬化性樹脂などが挙げられる。熱硬化性樹脂としては、フェノール樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、アクリル変性シリコーン樹脂などが挙げられる。紫外線硬化性樹脂としては、エポキシアクリレート樹脂、ポリエステルアクリレート樹脂、およびそれらのメタクリレート変性品などが挙げられる。なお、硬化形態としては、熱硬化、紫外線硬化、電子線硬化などいずれでもよい。また、必要に応じて、着色顔料や、難燃剤、酸化防止剤、潤滑剤、脱塵防止剤、硬化促進剤等の、その他の添加剤を配合してもよい。
絶縁部14bの形成方法は特に限定されないが、絶縁部14bを絶縁部14aにコーティングする際には、以下の方法で実施できる。例えば絶縁樹脂を溶媒に溶解させた溶解液を、グラビアコート方式、キスコート方式、ダイコート方式、ブレード方式、ロールコート方式、ナイフコート方式、スプレーコート方式、バーコート方式、スピンコート方式、ディップコート方式で塗工できる。溶媒は、使用する樹脂の種類により適宜選択できる。例えば、アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、エチレングリコール、グリセリン、プロピレングリコールモノメチルエーテルなどのアルコール系溶媒を用いることができる。また、酢酸などの酸、ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N-メチルピロリドンなどのアミド系溶媒、アセトニトリル、プロピロニトリルなどのニトリル系溶媒、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル系溶媒を用いることができる。また、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネートなどのカーボネート系溶媒なども用いることができる。塗工の際、必要に応じて溶媒を揮発させるための、加熱あるいは乾燥工程を設けてもよい。加熱および乾燥は、熱風乾燥機および赤外線ヒーター等、加熱装置および乾燥装置が使用でき、加熱温度および乾燥温度や加熱時間および乾燥時間は、適宜選択できる。
絶縁部14bのZ方向の厚さは、5μm以上50μm以下であることが好ましい。絶縁部14bのZ方向の厚さが5μm以上であると、絶縁部14bにおいて十分な強度を確保することができる。絶縁部14bのZ方向の厚さが50μm以下であると、摺動性や屈曲性が向上する。更に、以上の観点からは、絶縁部14bのZ方向の厚さは、10μm以上30μm以下であることがより好ましい。また、絶縁部14bの体積抵抗率は、109Ω・cm以上が好ましく、1013Ω・cm以上であるのがより好ましい。
<第2実施形態>
次に図3を用いて、第2実施形態に係る配線板200を説明する。図3は、本実施形態に係る配線板200の要部の拡大図である。本実施形態に係る配線板200は、シールド層15がメッシュ構造になっている点で第1実施形態と異なる。
本実施形態においても、絶縁層14には開口領域20が設けられており、端部140の一部分だけ横断するように接続配線が設けられている。接続配線16は、シールド層15とグランド線133を電気的に接続し、放射ノイズを抑制することができる。
シールド層15をメッシュ構造とすることで、第1実施形態の配線板200に比べて、より柔軟性に優れた配線板200とすることができる。たとえば配線板200が、柔軟性が必要なフレキシブルプリント配線板の場合、配線板200が屈曲する際に抵抗が少ないように柔軟性が高いほうが好ましい。それにより、放射ノイズ抑制効果、配線板200の小型化および配線板200の柔軟性の向上の3つの要件を備えた配線板200とすることができる。
図3において、接続配線16が開口領域20の外部に設けられた部分が記載されているが、開口領域20の外部に設けられた接続配線16はシールド層15として機能し得る。シールド層15がメッシュ形状である場合、開口領域20に設けられた接続配線16のみでは、導通が取れない場合があるため、シールド層15と開口領域20内の接続配線16との導通を取るための接続配線16が設けられている。
<第3実施形態>
次に図4を用いて、第3実施形態に係る配線板200を説明する。図4は、本実施形態に係る配線板200の要部の拡大図である。本実施形態に係る配線板200は、開口領域20がY方向に向かって配線板200を横断するスリットになっている点で第1実施形態と異なる。スリットは、その端部が平面視で閉じた輪郭を構成していないが、本実施形態においては、このような形状も開口領域20と称する。
開口領域20を、配線板200を横断するスリットにした場合でも、グランド線133上に接続配線16を設け、シールド層15とグランド線133の導通を取っている。本実施形態では、開口領域20がグランド線133上だけでなく、信号線22上にも設けられることになる。ただ、この構成においても、接続配線16がY方向における端部140の一部分だけ横断するように設けられているため、信号線22がシールド層15に短絡することはない。この場合でも、接続配線16と信号線22との距離dは、信号線22の幅D3以上グランド線133の幅D1以下であることが好ましい。
<第4実施形態>
次に図5を用いて、第4実施形態に係る配線板200を説明する。図5は、本実施形態に係る配線板200の要部の拡大図である。本実施形態に係る配線板200は、信号線22の間にコネクタ112に接続されていないグランド線133bが設けられている点で第1実施形態と異なる。
グランド線133bは、コネクタ112に接続されたグランド線133aに接続されたシールド層15を介して、グランド線133aと導通を取っている。コネクタ112に接続されていないグランド線133bを設けることで、コネクタ112に接続するためのコネクタピンが不要となり、コネクタ112近傍における配線板200の幅を小さくすることができる。
グランド線133aは、2組の信号線22の間にある複数の間隙すべてに必ずしも存在させる必要はなく、少なくとも3組の信号線22の間のグランド線133のうち、1つのグランド線133がグランド線133bであってもよい。
<第5実施形態>
次に図6を用いて、第5実施形態に係る配線板200を説明する。図6(a)は本実施形態に係る配線板200の上面図、図6(b)は図6(a)のIV―IV断面における断面図である。本実施形態に係る配線板200は、コネクタ112および端部140が設けられておらず、端部141上でシールド層15とグランド線133との導通を取っている点で第1実施形態と異なる。
本実施形態において、絶縁層14の端部141は、開口領域20を設けた際に形成される端部ではなく、絶縁層14をグランド線133上の一部に設けた際に形成される端部である。すなわち端部141は、絶縁層14に囲まれていない。本実施形態においても、Y方向において、絶縁層14を形成した際に形成される端部141の一部分だけを横断するように接続配線16が設けられている。それにより、開口領域20を形成しないため、配線板200の製造費の低減が可能である。また、コネクタ112を設けていないため、コネクタの設置費も不要である。
しかし、シールド層15のシールド機能を高めるために、本実施形態の構成に加えて他の実施形態に示した開口領域20および端部140を設け、開口領域20においてもシールド層15とグランド線133の導通を取っても良い。その場合でも、第1実施形態で説明したように、Y方向において、開口領域20の端部140の一部分だけを横断するように接続配線16を設けることで、信号線22への干渉を抑制でき、配線板200の小型化が可能である。
<実施例>
次に、実施例および比較例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明は、下記実施例により限定されるものではない。また、本発明における配線板の評価方法(測定方法)は、次のとおりである。
以下に、実施例および比較例に係る配線板の評価方法を説明する。
(1)放射ノイズ測定
実施例の配線板200および比較例の配線板210(図9~図11参照)の放射ノイズ量は、図7に示す構成のシステムを用いて評価した。まず、リファレンスとして、シールド層15が無い配線板の放射ノイズ量を測定するための配線板を用意する。厚さ25μmのポリイミドフィルム(東レ・デュポン(株)社製 カプトン100H)の基材の一方の面に、厚さ12μmの銅箔を配線層として積層させた。その後、エッチング手法により、幅140μm、間隔55μmの全長120mmの差動伝送線路を作製した。次に、配線層の上に、厚さ12.5μmのポリイミドフィルムと、厚さ15μmのカバーレイ(ニッカン工業社製 CISV1215)を貼り付け、シールド層15が無いリファレンス用の差動信号配線を有する基板を得た。次いで、この配線板を接続基板25に接続した。信号発生器31(Keysight社製 M8041A)を用いて、ビットレート5.3GbpsのデータパターンをPRBS(Pseudorandom binary sequence)とした信号を送った。そして、コモンモード電圧の波形をオシロスコープ32(アジレントテクノロジーズ社製の92504A)で観測し、コモンモード電圧が150mVになるように入力振幅を調整した。
次に、測定対象となる配線板(実施例および比較例のもの)を接続基板25に接続し、信号発生器31を用いて、ビットレート5.3GbpsのデータパターンをPRBSとした信号で送った。この時の入力振幅は、シールド層15が無いリファレンス用の差動信号配線を有する配線板を用いて調整した値とした。配線板から発生した1GHzの放射ノイズ26を、ペン形状、長さ110mmの近傍電界プローブ24(Electro metric社製)で検出し、スペクトラムアナライザ33(Keysight社 E4440A)で計測した。配線板から5mmの高さの地点に近傍電界プローブ24を設置し、1点あたり5回スキャンする。そのうえで、配線板上の全領域について、近傍電界プローブ24を1mm間隔で全点走査した際の1GHzの平均ノイズ量を配線基板からの放射ノイズ量とした。放射ノイズ量が小さいほど、放射ノイズを遮蔽できていることを意味し、良好な放射ノイズ抑制効果を有する配線基板となる。なお、放射ノイズ測定は、温度25℃、相対湿度23~50%の雰囲気で、300kHz~20GHzの周波数範囲で測定を行った。
(実施例1)
図2(a)~図2(c)に示した配線板200を作製した。絶縁層(絶縁基板)12として、厚さ25μmのポリイミドフィルム(東レ・デュポン(株)社製 カプトン100H)を用意した。この絶縁層12の上に、厚さ12μmの銅箔を配線層13として積層させ、エッチング手法により、全長100mmの信号線22およびグランド線133を形成する。信号線22同士の間隔55μm、1対の信号線22の幅205μmで信号線22を1対の差動信号配線として形成した。一方、1対の信号線22の両側に幅100μm、隣接する信号線22との間隔150μmの位置にグランド線133を配置し、配線層13を得た。なお、信号線22の絶縁性の観点から、配線板200の両端部に位置するグランド線133が配線板200の外側から500μmになるような絶縁層12を用いた。
次に、配線層13の上に絶縁層14を形成する。絶縁部14aとして厚さ25μmの接着剤と、絶縁部14bとして厚さ15μmのカバーレイ(有沢製作所社製 CEAM0525KA)合計厚さ37.5μmを用い、合計厚さ37.5μmに形成した。開口領域20は、各グランド線133上においてコネクタ112から信号伝送方向に20mm、40mm、60mm、80mmの位置に設けた。開口領域20の形成方法としては、積層する前に予めレーザー加工によって絶縁部14a、14bに直径0.4mmの円形の貫通穴を形成した。その後、配線層13の上に±0.2μmの位置精度で絶縁層14を貼り付けた。
次いで、絶縁層14の上にシールド層15を形成し、開口領域20に接続配線16を形成した。シールド層15および接続配線16は、京都エレックス(株)製の銀ペースト(製品名:DD-1630L-245)を、スクリーン印刷機(マイクロ・テック(株)製:MT-320T)にて、厚さが5μmとなるように印刷することで形成した。この時、スクリーン印刷の印刷位置精度は±30μmであった。シールド層15は、図1に示すように全面ベタパターンとし、接続配線16は、グランド線133とY方向の中心位置が一致する位置に、幅80μmで開口領域20を横切って印刷した。それにより、シールド層15および接続配線16を同時に形成し、実施例1の配線板200を得た。
(実施例2)
図3に示すように信号線22の幅75μm、信号線22同士の間隔を55μmの差動信号配線とし、グランド線133の幅150μm、グランド線133と隣接する信号線22との距離を75μmのグランド線を形成した。さらに、シールド層15を、幅50μm、開口幅500μmの正方形メッシュ形状のパターンとし、正方形の各辺が信号線22に対して45度となるように印刷した。それ以外は実施例1と同様に形成することで、実施例2の配線板200を得た。
(実施例3)
開口領域20の形状を図4に示すように幅0.3mmでY方向に横断した貫通スリットに変更した以外は実施例1と同様に形成することで、実施例3の配線板200を得た。
(実施例4)
図5に示すように、2対の信号線22間にあるグランド線133bを、コネクタ112まで配線せず、コネクタ112からX方向に5mm離して終端させた。それ以外は実施例1と同様に形成することで、実施例4の配線板200を得た。
(実施例5)
実施例1に対して、開口領域20の形状を、図8に示すような一辺が0.5mmの正方形貫通穴に変更した。それ以外は実施例1と同様におこなうことで、実施例5の配線板200を得た。
(比較例1)
図9に示すように、接続配線16を設けない以外は実施例1と同様に形成することで、比較例1の配線板210を得た。
(比較例2)
図10に示すように、シールド層15を形成した後、接続配線16を京都エレックス(株)製の銀ペースト(製品名:DD-1630L-245)を用いてディスペンサで開口領域20を完全に被覆するように塗布した。この時、開口領域20の位置ずれを考慮しても信号線22の絶縁性が確保出来るように、実施例1に対してグランド線133と信号線22間の距離を350μmに変更した。それ以外は実施例1と同様に形成することで、比較例2の配線板210を得た。
(比較例3)
図11に示すように、メッシュ構造のシールド層15を形成した後、接続配線16を京都エレックス(株)製の銀ペースト(製品名:DD-1630L-245)を用いてディスペンサで開口領域20を完全に被覆するように塗布した。この時、開口領域20の位置ずれを考慮しても信号線22の絶縁性が確保出来るように、実施例4に対してグランド線133と信号線22間の距離を275μmに変更した。それ以外は実施例4と同様に形成することで、比較例3の配線板210を得た。
Figure 2024055157000002
表1に示した通り、実施例1~5の配線板200ではいずれも、1GHzにおける放射ノイズ量は少なく、良好であった。実施例1および実施例5を比較すると、実施例5はグランド線133bがコネクタ112に接続されず、シールド層15を介してグランド線133aと導通させている。それによってコネクタピンを1ピン削減することができ、配線板200の端部において配線板200をより小型化することが可能となっている。
比較例1には接続配線16が存在しない。その結果、実施例1と比較して放射ノイズ抑制効果が十分に発揮出来なくなってしまっている。比較例2および比較例3では、開口領域20を接続配線16が完全に被覆している。このような構成において、実施例1および実施例4と同様の配線間隔にすると、信号線22が開口領域20の下に少しでも露出してしまった場合にショートしてしまう。そのため、開口領域20の加工サイズや位置ずれ精度を考慮してグランド線133と信号線22間の距離を広く取る必要があり、実施例1および実施例4と比較して配線板200の幅が増大してしまっている。
実施例2および実施例3では、開口領域20がグランド線133だけでなく信号線22にまでかかっており、信号線22が露出している。しかし、接続配線16がグランド線133とシールド層15のみを電気的に導通していることから、信号線22はショートせずに信号伝送が可能となっている。また、実施例2および実施例3のように、開口領域20が複数の信号線22を横断している場合、グランド線133と信号線22間の距離を小さくすることが可能となり、より小型化出来るようになる。
<第6実施形態>
次に図12を用いて、第1乃至第5実施形態に示した配線板のいずれかを用いた電子機器の一例として、撮像装置であるデジタルカメラ600を説明する。
デジタルカメラ600は、レンズ交換式のデジタルカメラであり、カメラ本体601を備える。カメラ本体601は、レンズを含むレンズユニット(レンズ鏡筒)602が着脱可能となっている。カメラ本体601は、筐体611と、電子ユニット100と、無線通信ユニット150と、を備える。電子ユニット100および無線通信ユニット150は、筐体611の内部に収納されている。電子ユニット100は、撮像装置の場合、撮像ユニットである。
電子ユニット100は、回路板101と、回路板102と、回路板101と回路板102とを電気的に接続する配線板200と、を備える。回路板101は、第1回路板の一例である。回路板102は、第2回路板の一例である。回路板101と回路板102との接続に配線板200を用いることにより、同軸ケーブルよりも配線構造を軽量化することができる。ここで、配線板200として、先に第1乃至第5実施形態で説明したいずれかの配線板を用いる。
回路板101は、配線板110と、配線板110に実装された半導体装置111と、を備える。回路板102は、配線板120と、配線板120に実装される半導体装置121とを備える。半導体装置111や半導体装置121は配線板110、120に実装された電子部品の一例である。配線板110、120に実装された電子部品は、撮像装置や演算装置、表示装置、通信装置、記憶装置、電源装置、演算装置でありうる。配線板110、120に実装された電子部品は、能動部品に限らず受動部品であってもよい。
半導体装置111は、本実施形態ではイメージセンサ(撮像装置)である。イメージセンサは、例えばCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ又はCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサである。イメージセンサは、レンズユニット602を介して入射した光を電気信号に変換する機能を有する。半導体装置121は、本実施形態ではデジタルシグナルプロセッサやイメージシグナルプロセッサなどのプロセッサ(演算装置)である。イメージシグナルプロセッサは、イメージセンサ(撮像装置)である半導体装置111から画像データを示す電気信号を取得し、取得した電気信号を補正する処理を行い、補正された画像データを生成、出力する機能を有する。このように配線板200に接続された回路板101がイメージセンサを含む物品を、撮像モジュールや撮像ユニットと称することができる。撮像モジュールは電子モジュールの一例であり、撮像ユニットは電子ユニット100の一例である。
本実施形態では、電子ユニット100は、回路板101(配線板110および半導体装置111)を移動させる駆動装置160を備える。駆動装置160は、駆動源の一例であるモータを含む。駆動装置160を備える電子ユニット100を備えるデジタルカメラ600において、回路板101を介して半導体装置111を移動させることで、手振れ補正(防振)機能を実現できる。駆動装置160における駆動源は、電磁モータに限らず、超音波モータなどの圧電モータ、静電モータであってもよい。このように、移動される回路板101に接続する配線板200であるため、配線板200には、柔軟性が要求される。
なお、配線板200と、回路板101と、回路板102とを備えた電子ユニット100の代わりに、回路板101および回路板102のいずれかを備え、さらに駆動装置160や他の部品を備えた物品を電子ユニットと称することもできる。
本実施形態において、配線板200は屈曲した状態でデジタルカメラ600に搭載されており、シールド層15側が曲面の外側となるように配置される。すなわち、シールド層15は、筐体611側の面に相当する。
無線通信ユニット150は、GHz帯域の無線通信を行うものであり、モジュール化されている。無線通信ユニット150は、アンテナ(不図示)を含む配線板151の一例であるリジッド配線板と、配線板151に実装された無線通信IC152と、を有する。アンテナは無線通信IC152と同じ面内に設けられて、外部と通信しやすいように筐体611に近い位置に配置される。無線通信IC152は、アンテナを介して、例えばPC又は無線ルータなどの外部機器と無線通信を行うことで、画像データの送信および/又は受信を行うことが可能であるのが好ましい。本実施形態では、無線通信IC152は、アンテナを介して、データの送信および受信を行うことが可能である。具体的には、無線通信IC152は、半導体装置121から取得した画像データを示すデジタル信号を変調し、アンテナから無線規格の通信周波数の電波として送信する。また、無線通信IC152は、アンテナにて受信された電波を、画像データを示すデジタル信号に復調する。無線通信IC152は、例えばWi-Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)といった規格に準拠して外部機器と無線通信する。撮像ユニットとしての電子ユニット100における配線板200に設けられたシールド層15を電磁シールドとして用いれば、無線通信ユニット150から発せられた電磁波が、電子ユニット100にノイズを生じさせることを抑制できる。なお、配線板151と他の配線板との接続に、配線板200を用いることもできる。
以上、説明した実施形態は、技術思想を逸脱しない範囲において適宜変更が可能である。
たとえば複数の実施形態を組み合わせることができる。また、少なくとも1つの実施形態の一部の事項の削除あるいは置換を行うことができる。
また、少なくとも1つの実施形態に新たな事項の追加を行うことができる。なお、本明細書の開示内容は、本明細書に明示的に記載したことのみならず、本明細書および本明細書に添付した図面から把握可能な全ての事項を含む。
また本明細書の開示内容は、本明細書に記載した個別の概念の補集合を含んでいる。すなわち、本明細書に例えば「AはBよりも大きい」旨の記載があれば、たとえ「AはBよりも大きくない」旨の記載を省略していたとしても、本明細書は「AはBよりも大きくない」旨を開示していると云える。なぜなら、「AはBよりも大きい」旨を記載している場合には、「AはBよりも大きくない」場合を考慮していることが前提だからである。
以下に本発明の開示内容を示す。
(構成1)信号線およびグランド線を備えた配線層と、前記配線層と平面視で重なるシールド層と、前記配線層と前記シールド層との間に設けられた絶縁層とを備えた配線板であって、前記絶縁層は、前記絶縁層に囲まれた端部を有し、前記端部は、少なくとも前記グランド線の上に存在し、前記端部の一部の上に、前記シールド層と前記グランド線とを導通させる接続配線が設けられることを特徴とする配線板。
(構成2)前記絶縁層は前記絶縁層を囲む或る端部を有し、前記或る端部の一部の上に前記シールド層と前記グランド線とを導通させる接続配線が設けられることを特徴とする構成1に記載の配線板。
(構成3)信号線およびグランド線を備えた配線層と、前記配線層と平面視で重なるシールド層と、前記配線層と前記シールド層との間に設けられた絶縁層とを備えた配線板であって、前記絶縁層は、前記絶縁層を囲む或る端部を有し、前記或る端部は、少なくとも前記グランド線の上に存在し、前記或る端部の一部の上に、前記シールド層と前記グランド線とを導通させる接続配線が設けられることを特徴とする配線板。
(構成4)前記端部の他の部分は、前記接続配線が設けられている部分よりも、前記信号線の側に配置されていることを特徴とする構成1に記載の配線板。
(構成5)前記端部は、平面視で前記信号線の少なくとも一部と重なるように設けられることを特徴とする構成1、2または4に記載の配線板。
(構成6)前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、前記端部が囲む領域は、前記或る方向に並んで形成された複数の開口部をなすことを特徴とする構成1、2、4または5に記載の配線板。
(構成7)前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、前記端部が囲む領域は、前記或る方向に前記信号線および1つ以上のグランド線を横切るスリット状に形成されたことを特徴とする構成1、2、4または5に記載の配線板。
(構成8)前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、前記信号線および1つ以上のグランド線は、前記或る方向と交差する方向に延在し、前記接続配線は前記或る方向と交差する方向に延びるライン状に形成されることを特徴とする構成1乃至7のいずれか1項に記載の配線板。
(構成9)前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、前記或る方向において、前記接続配線の幅は、前記グランド線の幅より小さいことを特徴とする構成1乃至8のいずれか1項に記載の配線板。
(構成10)前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、前記或る方向において、前記接続配線と前記信号線との距離は、前記グランド線の幅より小さいことを特徴とする構成1乃至9のいずれか1項に記載の配線板。
(構成11)前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、前記或る方向において、前記グランド線と前記信号線との距離は、前記グランド線の幅より小さいことを特徴とする構成1乃至10のいずれか1項に記載の配線板。
(構成12)前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、前記端部に囲まれた領域は平面視で円形状に形成され、前記端部に囲まれた領域の直径は、前記或る方向における前記グランド線の幅より大きいことを特徴とする構成1、2、4、5または7に記載の配線板。
(構成13)前記シールド層は、メッシュ構造であることを特徴とする構成1乃至12のいずれか1項に記載の配線板。
(構成14)前記グランド線は、前記配線板の他の部品と導通を取るためのコネクタに接続された第1グランド線と、複数の前記信号線の間に設けられ前記コネクタに接続されない第2グランド線を含むことを特徴とする構成1乃至13のいずれか1項に記載の配線板。
(構成15)前記信号線は、差動信号を伝送する3組以上の差動信号配線を含み、前記第2グランド線は、前記差動信号配線の各組の間にある複数の間隙の少なくとも2つに1つ設けられていることを特徴とする構成14に記載の配線板。
(構成16)前記信号線は前記コネクタに接続し、前記第2グランド線から前記コネクタまでの距離は、10mm以下であることを特徴とする構成14または15に記載の配線板。
(構成17)前記配線板は、フレキシブルプリント配線板であることを特徴とする構成1乃至16のいずれか1項に記載の配線板。
(方法1)構成1乃至17のいずれか1項に記載の配線板の製造方法であって、前記シールド層および前記接続配線は、スクリーン印刷によって形成することを特徴とする配線板の製造方法。
(モジュール1)構成1乃至17のいずれか1項に記載の配線板と、前記配線板の端部が接続されたリジッド配線板と、前記リジッド配線板に実装された電子部品と、を備えることを特徴とする電子モジュール。
(モジュール2)前記電子部品は、イメージセンサを含むことを特徴とするモジュール1に記載の電子モジュール。
(ユニット1)モジュール1または2に記載の電子モジュールと、前記リジッド配線板を移動させる駆動装置と、を備えることを特徴とする電子ユニット。
(装置1)モジュール1または2に記載の電子モジュールと、前記配線板の前記端部とは別の端部が接続された回路板と、を備え、前記回路板には、前記電子部品から出力された信号を処理するプロセッサが実装されていることを特徴する電子機器。
(装置2)モジュール1または2に記載の電子モジュールと、前記電子モジュールを収納した筐体と、を備え、前記配線板は、屈曲した状態で前記筐体に収納されており、前記シールド層は、前記配線板の屈曲する面のうち外側の面に設けられていることを特徴とする電子機器。
13 配線層
14 絶縁層
15 シールド層
16 接続配線
22 信号線
133 グランド線
140 端部
200 配線板

Claims (23)

  1. 信号線およびグランド線を備えた配線層と、前記配線層と平面視で重なるシールド層と、前記配線層と前記シールド層との間に設けられた絶縁層とを備えた配線板であって、
    前記絶縁層は、前記絶縁層に囲まれた端部を有し、
    前記端部は、少なくとも前記グランド線の上に存在し、
    前記端部の一部の上に、前記シールド層と前記グランド線とを導通させる接続配線が設けられることを特徴とする配線板。
  2. 前記絶縁層は前記絶縁層を囲む或る端部を有し、前記或る端部の一部の上に前記シールド層と前記グランド線とを導通させる接続配線が設けられることを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  3. 信号線およびグランド線を備えた配線層と、前記配線層と平面視で重なるシールド層と、前記配線層と前記シールド層との間に設けられた絶縁層とを備えた配線板であって、
    前記絶縁層は、前記絶縁層を囲む或る端部を有し、
    前記或る端部は、少なくとも前記グランド線の上に存在し、
    前記或る端部の一部の上に、前記シールド層と前記グランド線とを導通させる接続配線が設けられることを特徴とする配線板。
  4. 前記端部の他の部分は、前記接続配線が設けられている部分よりも、前記信号線の側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  5. 前記端部は、平面視で前記信号線の少なくとも一部と重なるように設けられることを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  6. 前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、
    前記端部に囲まれた領域は、前記或る方向に並んで形成された複数の開口部をなすことを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  7. 前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、
    前記端部に囲まれた領域は、前記或る方向に前記信号線および1つ以上のグランド線を横切るスリット状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  8. 前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、
    前記信号線および1つ以上のグランド線は、前記或る方向と交差する方向に延在し、前記接続配線は前記或る方向と交差する方向に延びるライン状に形成されることを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  9. 前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、
    前記或る方向において、前記接続配線の幅は、前記グランド線の幅より小さいことを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  10. 前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、
    前記或る方向において、前記接続配線と前記信号線との距離は、前記グランド線の幅より小さいことを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  11. 前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、
    前記或る方向において、前記グランド線と前記信号線との距離は、前記グランド線の幅より小さいことを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  12. 前記信号線および前記グランド線は或る方向に並設され、
    前記端部に囲まれた領域は平面視で円形状に形成され、前記端部に囲まれた領域の直径は、前記或る方向における前記グランド線の幅より大きいことを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  13. 前記シールド層は、メッシュ構造であることを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  14. 前記グランド線は、前記配線板の他の部品と導通を取るためのコネクタに接続された第1グランド線と、複数の前記信号線の間に設けられ前記コネクタに接続されない第2グランド線を含むことを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  15. 前記信号線は、差動信号を伝送する3組以上の差動信号配線を含み、前記第2グランド線は、前記差動信号配線の各組の間にある複数の間隙の少なくとも2つに1つ設けられていることを特徴とする請求項14に記載の配線板。
  16. 前記信号線は前記コネクタに接続し、前記第2グランド線から前記コネクタまでの距離は、10mm以下であることを特徴とする請求項14に記載の配線板。
  17. 前記配線板は、フレキシブルプリント配線板であることを特徴とする請求項1に記載の配線板。
  18. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の配線板の製造方法であって、前記シールド層および前記接続配線は、スクリーン印刷によって形成することを特徴とする配線板の製造方法。
  19. 請求項1乃至17のいずれか1項に記載の配線板と、
    前記配線板の端部が接続されたリジッド配線板と、
    前記リジッド配線板に実装された電子部品と、を備えることを特徴とする電子モジュール。
  20. 前記電子部品は、イメージセンサを含むことを特徴とする請求項19に記載の電子モジュール。
  21. 請求項19に記載の電子モジュールと、
    前記リジッド配線板を移動させる駆動装置と、を備えることを特徴とする電子ユニット。
  22. 請求項20に記載の電子モジュールと、
    前記配線板の前記端部とは別の端部が接続された回路板と、を備え、
    前記回路板には、前記電子部品から出力された信号を処理するプロセッサが実装されていることを特徴する電子機器。
  23. 請求項20に記載の電子モジュールと、
    前記電子モジュールを収納した筐体と、を備え、
    前記配線板は、屈曲した状態で前記筐体に収納されており、
    前記シールド層は、前記配線板の屈曲する面のうち外側の面に設けられていることを特徴とする電子機器。
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