JP2024053150A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不純物又は欠陥の影響を抑制可能な半導体装置を提供する。【解決手段】実施形態に係る半導体装置は、第1層と、第2層と、を含む。第1層は、第1半導体部と、第1絶縁体部と、を含む。第1半導体部は、第1導電形の第1材料を含む。第1絶縁体部は、第1半導体部の一部と第1半導体部の別の一部との間に配置される。第1絶縁体部は、トポロジカル絶縁体を含む。第2層は、第2半導体部を含む。第1導電形がn形の場合、トポロジカル絶縁体および第1材料の一方の伝導帯の少なくとも一部のエネルギーは、トポロジカル絶縁体および第1材料の他方の伝導帯のエネルギーよりも低い。第1導電形がp形の場合、トポロジカル絶縁体および第1材料の一方の価電子帯の少なくとも一部のエネルギーは、トポロジカル絶縁体および第1材料の他方の価電子帯のエネルギーよりも高い。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、半導体装置に関する。
例えば、構成材料に半導体材料を用いた固体電池(以降、半導体固体電池という)など、電荷を蓄積する半導体装置が開発されている。半導体装置を構成する材料、またはそれらの材料間(界面)に不純物又は欠陥が存在すると、蓄電容量が低下する可能性がある。
特開2021-97151号公報 特許第6977929号公報
本発明が解決しようとする課題は、不純物又は欠陥の影響を抑制可能な半導体装置を提供することである。
実施形態に係る半導体装置は、第1層と、第2層と、を含む積層体を含む。前記第1層は、第1半導体部と、第1絶縁体部と、を含む。前記第1半導体部は、第1導電形の第1材料を含む。前記第1絶縁体部は、前記第1半導体部の一部と前記第1半導体部の別の一部との間に配置される。前記第1絶縁体部は、トポロジカル絶縁体を含む。前記第2層は、第2半導体部を含む。前記第2半導体部は、第2導電形の第2材料を含む。前記第1導電形がn形の場合、前記トポロジカル絶縁体および前記第1材料の一方の伝導帯の少なくとも一部のエネルギーは、前記トポロジカル絶縁体および前記第1材料の他方の伝導帯のエネルギーよりも低い。前記第1導電形がp形の場合、前記トポロジカル絶縁体および前記第1材料の一方の価電子帯の少なくとも一部のエネルギーは、前記トポロジカル絶縁体および前記第1材料の他方の価電子帯のエネルギーよりも高い。
図1は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。 図2(a)及び図2(b)は、実施形態に係る半導体装置の一部を例示する模式的断面図である。 図3(a)及び図3(b)は、トポロジカル絶縁体のエネルギーバンド構造を説明する模式図である。 図4(a)~図4(d)は、実施形態に係る半導体装置のエネルギーバンド構造を説明する模式図である。 図5は、実施形態に係る半導体装置の動作を説明する模式図である。 図6(a)及び図6(b)は、実施形態に係る半導体装置の変形例の一部を例示する模式的断面図である。 図7(a)及び図7(b)は、実施形態に係る半導体装置の別の変形例の一部を例示する模式的断面図である。 図8(a)~図8(d)は、実施形態に係る半導体装置の変形例のエネルギーバンド構造を説明する模式図である。
以下に、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
本願明細書と各図において、既に説明したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
以下で説明する各実施形態について、各半導体領域のp形(第2導電形の一例)とn形(第1導電形の一例)を反転させて各実施形態を実施してもよい。
図1は、実施形態に係る半導体装置を例示する模式的断面図である。
図1に表したように、実施形態に係る半導体装置100は、第1層21と、第2層22と、絶縁膜30と、を含む積層体を有する。半導体装置100は、さらに、第1電極11と第2電極12とを有する。半導体装置100は、例えば電荷蓄積素子である。
第1層21は、第1電極11の上に設けられている。第1電極11は、第1層21と接し、第1層21と電気的に接続されている。第1電極11の材料には、例えばAu(金)、Au/Ti(Auとチタンとの積層体)、または、ITO(酸化インジウムスズ)が用いられる。第1層21は、後述するように、第1導電形の半導体(第1材料)を含む。なお、この例において、第1導電形は、n形である。
絶縁膜30は、第1層21の上に設けられている。絶縁膜30は、第1層21と接している。絶縁膜30は、例えば、酸化物、窒化物及び酸窒化物のいずれかを含む。より具体的には、絶縁膜30には、例えば、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(SiN)、または酸窒化シリコン(SiON)を用いることができる。
第2層22は、絶縁膜30の上に設けられている。言い換えれば、絶縁膜30は、第1層21と第2層22との間に設けられる。絶縁膜30を設けることにより、例えば、第2層22(例えばp形半導体)に蓄積される正孔と、第1層21(例えばn形半導体)に蓄積される電子とが、再結合することを抑制できる。第2層22は、絶縁膜30と接している。第2層22は、後述するように、第2導電形の半導体(第2材料)を含む。なお、この例において、第2導電形は、p形である。
第2電極12は、第2層22の上に設けられている。第2電極12は、第2層22と接し、第2層22と電気的に接続されている。第2電極12の材料には、例えばAu(金)、Au/Ti(Auとチタンとの積層体)、または、ITO(酸化インジウムスズ)が用いられる。
なお、実施形態の説明においては、第1層21から第2層22へ向かう方向をZ方向とし、Z方向に対して垂直な1つの方向をX方向とし、Z方向及びX方向に垂直な方向をY方向としている。また、説明のために、第1層21から第2層22へ向かう方向を「上」と言い、その反対方向を「下」と言う。これらの方向は、第1層21と第2層22との相対的な位置関係に基づき、重力の方向とは無関係である。
図2(a)及び図2(b)は、実施形態に係る半導体装置の一部を例示する模式的断面図である。
図2(a)は、第1層21の断面を拡大して表す。図2(b)は、第2層22の断面を拡大して表す。
図2(a)に表したように、第1層21は、第1半導体部41と、第1絶縁体部51と、を含む。第1半導体部41は、第1導電形の第1材料を含む。第1半導体部41の材料には、例えばアモルファスシリコンなど、導電性の低い(高抵抗な)半導体材料が用いられる。これにより、後述するポテンシャル井戸にキャリアを蓄積できる。第1絶縁体部51は、トポロジカル絶縁体材料を含む。第1絶縁体部51の表面は、トポロジカル絶縁体で形成されている。
この例において、第1絶縁体部51は、複数の粒子51aである。第1半導体部41は、連続した1つの膜状である。複数の粒子51aは、膜状の第1半導体部41内に配置されている。例えば、複数の粒子51aが、母材(母相)である第1半導体部41内に分散されている。1つの粒子51aは、周囲を第1半導体部41に囲まれている。複数の粒子51aは、互いに離れており、粒子51a同士の間に第1半導体部41が配置されている。例えば、複数の粒子51aは、母材内に実質的に一様に分散配置された、トポロジカル絶縁体の微粒子でよい。
このように、実施形態においては、第1絶縁体部51の一部は、第1半導体部41の一部と、第1半導体部41の別の一部との間に配置される。また、第1半導体部41の一部は、第1絶縁体部51の一部と、第1絶縁体部51の別の一部との間に配置される。
例えば、1つの粒子51aの表面の全体は、第1半導体部41と接する。ただし、第1絶縁体部51は、必ずしも第1半導体部41と接していなくてもよい。例えば、第1絶縁体部51と第1半導体部41との間に、第1半導体部41よりも高抵抗の膜を設けてもよい。
同様に、この例では、図2(b)に表したように、第2層22は、第2半導体部42と、第2絶縁体部52と、を含む。第2半導体部42は、第2導電形の第2材料を含む。第2絶縁体部52は、トポロジカル絶縁体材料を含む。第2絶縁体部52の表面は、トポロジカル絶縁体で形成されている。
この例において、第2絶縁体部52は、複数の粒子52aである。第2半導体部42は、連続した1つの膜状である。複数の粒子52aは、膜状の第2半導体部42内に配置されている。例えば、複数の粒子52aが、母材である第2半導体部42内に分散されている。1つの粒子52aは、周囲を第2半導体部42に囲まれている。複数の粒子52aは、互いに離れており、粒子52a同士の間に第2半導体部42が配置されている。
図3(a)及び図3(b)は、トポロジカル絶縁体のエネルギーバンド構造を説明する模式図である。
図3(a)及び図3(b)において、縦軸は電子のエネルギーEであり、横軸は波数kである。図3(a)は、トポロジカル絶縁体の内部のバンド構造を表し、図3(b)は、トポロジカル絶縁体の表面のバンド構造を表す概念図である。
図3(a)に表したように、トポロジカル絶縁体の内部において、バンド構造は、価電子帯Evと伝導帯Ecとの間のバンドギャップEgを有する。一方、トポロジカル絶縁体の表面においては、図3(b)に表したように、状態ES(エッジ状態)が形成される。状態ESにおいて、キャリアのエネルギーは、価電子帯と伝導帯との間のエネルギーをとり得る。これにより、トポロジカル絶縁体の表面においては、バンドギャップEgが閉じている。言い換えれば、トポロジカル絶縁体の表面においては、バンドギャップEgが形成されない。
トポロジカル絶縁体とは、表面にバンドギャップのない金属状態が生じるが、内部が絶縁体(又は高抵抗体)である物質である。表面の金属状態(エッジ状態)は、例えば電子のスピン軌道相互作用によりエネルギーバンドが交差し、表面に電流が流れる状態である。トポロジカル絶縁体の表面における電気抵抗は、トポロジカル絶縁体の内部における電気抵抗よりも低い。例えば、トポロジカル絶縁体は、表面には電流が流れるが、内部には電流が流れない物質である。
図4(a)~図4(d)は、実施形態に係る半導体装置のエネルギーバンド構造を説明する模式図である。
図4(a)は、第1層21の一部の構造を例示する。上述したように、第1層21においては、第1半導体部41内に、トポロジカル絶縁体の粒子51aが配置されている。図4(b)は、図4(a)の構造におけるエネルギーバンドを表す概念図である。図4(b)においては縦軸は電子のエネルギーであり、横軸は位置である。後述の図4(d)、図8(b)、図8(d)の縦軸及び横軸についても同様である。
図4(b)に表したように、第1半導体部41における伝導帯のエネルギーEc1と、第1半導体部41における価電子帯のエネルギーEv1と、の間には、バンドギャップG1が形成されている。なお、エネルギーEc1は、例えば第1半導体部41に含まれる第1材料の伝導帯の下端のエネルギー(極小値)である。エネルギーEv1は、例えば第1材料の価電子帯の上端のエネルギー(極大値)ある。バンドギャップG1の大きさは、エネルギーEc1とエネルギーEv1との差である。第1半導体部41には、適宜、ドナー(不純物等)を添加し、価電子帯と伝導帯との間にドナー準位を設けてもよい。
第1絶縁体部51における伝導帯のエネルギーEcaと、第1絶縁体部51における価電子帯のエネルギーEvaと、の間には、バンドギャップGaが形成されている。ただし、上述したように、トポロジカル絶縁体の粒子51aの表面(界面)においては、バンドギャップが形成されていない。なお、エネルギーEcaは、例えば第1絶縁体部51に含まれるトポロジカル絶縁体(第1絶縁体材料)の内部の伝導帯の下端のエネルギー(極小値)である。エネルギーEvaは、例えば第1絶縁体材料の内部の価電子帯の上端のエネルギー(極大値)である。バンドギャップGaの大きさは、エネルギーEcaとエネルギーEvaとの差である。
エネルギーEcaは、エネルギーEc1とエネルギーEv1との間である。第1層21がn形の場合、エネルギーEcaがエネルギーEc1よりも低くなるように、第1半導体部41と第1絶縁体部51との間にバンドオフセットが設けられる。これにより、電子を蓄積する量子井戸が形成される。また、この例では、エネルギーEvaは、エネルギーEc1とエネルギーEv1との間である。ただし、第1層21がn形の場合、エネルギーEvaは、エネルギーEv1よりも低くてもよい。このように、実施形態においては、第1絶縁体部51のトポロジカル絶縁体の価電子帯及び伝導帯の少なくともいずれかは、第1材料の価電子帯と、第1材料の伝導帯と、の間のエネルギーを有する。これにより、第1絶縁体部51の位置に応じて、量子井戸QW1(ポテンシャル井戸)が形成される。
例えば、第1絶縁体部51に含まれるトポロジカル絶縁体(第1絶縁体材料)は、セレン化ビスマス(BiSe)、テルル化ビスマス(BiTe)及びテルル化アンチモン(SbTe)の少なくともいずれかを含む。例えば、BiSeのバンドギャップは、0.3eV程度であり、BiTeのバンドギャップは、0.17eV程度であり、SbTeのバンドギャップは、0.3eV程度である。
第1半導体部41におけるバンドギャップG1は、第1絶縁体部51におけるバンドギャップGaよりも大きい。すなわち、第1半導体部41に含まれる第1材料は、第1絶縁体部51に含まれるトポロジカル絶縁体の結晶よりも、大きいバンドギャップを有する結晶である。具体的には、例えば、第1半導体部41は、アモルファスシリコン、リン化インジウム(InP)、フッ化バリウム(BaF)、酸化カドミウム(CdO)及び酸化銅(CuO)の少なくともいずれかを含む。
なお、本願明細書において、「絶縁体部」、「絶縁体材料」、「絶縁体膜」及び「トポロジカル絶縁体」等における「絶縁体」の用語は、バンドギャップが半導体よりも大きいという性質や、キャリアの伝導に寄与しないという性質を表すものではなくてよい。
量子井戸内において、キャリアのエネルギー準位は、例えば実質的に連続している。ただし、量子井戸内には、サブバンドが形成されてもよい。すなわち、伝導帯の量子井戸及び価電子帯の量子井戸は、複数の離散的なエネルギー準位であってもよい。
図4(c)は、第2層22の一部の構造を例示する。図4(d)は、図4(c)の構造におけるエネルギーバンドを表す概念図である。第2層22におけるエネルギーバンド構造についても、第1層21と同様に量子井戸が形成される。すなわち、図4(d)に表したように、第2半導体部42における伝導帯のエネルギーEc2と、第2半導体部42における価電子帯のエネルギーEv2と、の間には、バンドギャップG2が形成されている。第2半導体部42には、適宜、アクセプタ(不純物等)を添加し、価電子帯と伝導帯との間にアクセプタ準位を設けてもよい。第2絶縁体部52における伝導帯のエネルギーEcbと、第2絶縁体部52における価電子帯のエネルギーEvbと、の間には、バンドギャップGbが形成されている。ただし、トポロジカル絶縁体の粒子52aの表面においては、バンドギャップが形成されていない。この例では、エネルギーEcbは、エネルギーEc2とエネルギーEv2との間である。ただし、第2層22がp形の場合、エネルギーEcbは、エネルギーEc2よりも高くてもよい。エネルギーEvbは、エネルギーEc2とエネルギーEv2との間である。第2層22がp形の場合、エネルギーEvbがエネルギーEv2よりも高いことにより、正孔を蓄積する量子井戸が形成される。このように、実施形態においては、第2絶縁体部52のトポロジカル絶縁体の価電子帯及び伝導帯の少なくともいずれかは、第2材料の価電子帯と、第2材料の伝導帯と、の間のエネルギーを有する。これにより、第2絶縁体部52の位置に応じて、量子井戸QW2が形成される。
第2絶縁体部52に含まれるトポロジカル絶縁体(第2絶縁体材料)は、BiSe、BiTe及びSbTeの少なくともいずれかを含む。第2半導体部42は、Si、InP、BaF、CdO及びCuOの少なくともいずれかを含む。
粒子(第1絶縁体部51及び第2絶縁体部52)は、例えば、パルスレーザデポジション法(PLD)、スパッタ法、または、分子線エピタキシー法(MBE)などを用いて形成することができる。粒子の形成には、量子ドットを形成する方法を用いてもよい。
母材(第1半導体部41及び第2半導体部42)及び絶縁膜30は、例えば、スパッタ法、化学気相成長法(CVD)、原子層堆積法(ALD)、または蒸着法などを用いて形成することができる。
図5は、実施形態に係る半導体装置の動作を説明する模式図である。
半導体装置100は、例えば半導体固体電池である。図5は、充電時のバンド構造を模式的に表す。
既に述べたように、第1層21には、第1絶縁体部51によって、量子井戸QW1が形成されている。この例では、複数の粒子51aによって、複数の量子井戸QW1が形成されている。第2層22には、第2絶縁体部52によって、量子井戸QW2が形成されている。この例では、複数の粒子52aによって、複数の量子井戸QW2が形成されている。
例えば、絶縁膜30の伝導帯は、第1層21の伝導帯よりも高く、絶縁膜30の価電子帯は、第1層21の価電子帯よりも低い。すなわち、絶縁膜30のバンドギャップは、第1層21のバンドギャップ(第1半導体部41のバンドギャップ)よりも大きい。同様に、絶縁膜30のバンドギャップは、第2層22のバンドギャップ(第2半導体部42のバンドギャップ)よりも大きい。
例えば、図5に表したように、第2電極12に対して負の電圧を第1電極11に印加する。これにより、第1電極11を介して第1層21へ流れた(注入された)電子eは、第1層21の伝導帯に形成された量子井戸QW1に蓄積される。第2電極12を介して第2層22へ流れた正孔hは、第2層22の価電子帯に形成された量子井戸QW2に蓄積される。電荷が量子井戸に蓄積された状態において、例えば第1電極11と第2電極12との間に負荷抵抗を接続すると、蓄積された電荷にって形成される電位差によって、第1層21に蓄積された電子及び第2層22に蓄積された正孔が放出され、半導体装置100が放電される。
例えば、電子eは、量子井戸QW1から隣接する量子井戸QW1へのホッピング伝導により、第1層21内を移動する。例えば、正孔hは、量子井戸QW2から隣接する量子井戸QW2へホッピング伝導することにより、第2層22内を移動する。電子e又は正孔hは、量子井戸間の半導体膜に形成された準位を介してホッピングしてもよい。
実施形態の効果について説明する。
上述したように、例えば第1層21において、第1絶縁体材料(第1絶縁体部51のトポロジカル絶縁体)の価電子帯、及び、第1絶縁体材料の伝導帯の少なくともいずれかは、第1材料(第1半導体部41)の価電子帯と、第1材料の伝導帯と、の間のエネルギー準位を有する。上述の例のように、第1導電形がn形の場合、第1絶縁体材料(第1絶縁体部51のトポロジカル絶縁体)の伝導帯の少なくとも一部の電子のエネルギーは、第1材料(第1半導体部41)の伝導帯の電子のエネルギーよりも低い。第2導電形がp形の場合、第2絶縁体材料(第2絶縁体部52のトポロジカル絶縁体)の価電子帯の少なくとも一部の電子のエネルギーは、第2材料(第2半導体部42)の価電子帯の電子のエネルギーよりも高い。これにより、量子井戸を形成することができ、キャリアを蓄積することができる。なお、上記とは逆に、第1導電形がp形の場合には、第1絶縁体材料(第1絶縁体部51のトポロジカル絶縁体)の価電子帯の少なくとも一部の電子のエネルギーは、第1材料(第1半導体部41)の価電子帯の電子のエネルギーよりも高い。第2導電形がn形の場合には、第2絶縁体材料(第2絶縁体部52のトポロジカル絶縁体)の伝導帯の少なくとも一部の電子のエネルギーは、第2材料(第2半導体部42)の伝導帯の電子のエネルギーよりも低い。
ここで、量子井戸を形成する微粒子と、その微粒子に接する他の材料と、の界面に、不純物又は欠陥が存在すると、量子井戸中への蓄電が妨害され、蓄電量が少なくなる恐れがある。例えば、欠陥又は不純物によって界面に準位が形成され、その準位にキャリアがトラップされる場合がある。その結果、ポテンシャルの形状が変化し、蓄電性能が低下する可能性がある。例えば、微粒子がトポロジカル絶縁体ではない半導体材料(又は絶縁体材料)で構成されている場合、微粒子と、その微粒子に接する材料との界面に、不純物や欠陥等に起因する界面準位が発生し、電荷の蓄積又は放出が妨害され、蓄電効果が低下する恐れがある。これに対して、実施形態において、第1絶縁体部51は、トポロジカル絶縁体を含む。トポロジカル絶縁体の表面は導電性を有するため、第1絶縁体部51と、第1絶縁体部51に接する他の材料と、の界面における不純物又は欠陥(例えば他の材料の結晶欠陥)の影響を抑制することができ、ロバストな蓄電素子を提供できる。例えば、第1絶縁体部51と第1半導体部41との界面において、不純物又は欠陥が存在しても、トポロジカル絶縁体の表面にはバンドギャップが形成されないため、欠陥又は不純物による準位の影響を抑制することができる。したがって、欠陥又は不純物によって蓄電量が減少することを抑制できる。例えば界面に不純物又は欠陥が存在しても、トポロジカル絶縁体の表面は原理的に導電性を有する(界面欠陥の影響を受けない)ため、蓄電効果を向上することができる。
この例では、第1絶縁体部51は、第1層21内に配置された複数の粒子51aである。粒子51aの粒径や粒子51a間の距離を調整することにより、ポテンシャル分布(例えば複数の粒子51aで形成される全体のポテンシャル形状)を変化させ、蓄電容量やキャリアの伝導性を調整することができる。
例えば、第1層21内の粒子51aの数(密度)を増やすことにより、蓄電容量を増やすことができる。これに伴って、例えば界面の面積が増えたとしても、粒子51aがトポロジカル絶縁体で形成されることにより、粒子51aの界面における欠陥又は不純物の影響を抑制することができる。
複数の粒子51a間の最短距離L1m(図2(a)参照)は、例えば1ナノメートル(nm)以上20nm以下である。最短距離L1mが20nm以下であることにより、キャリアが1つの粒子(量子井戸)から隣接する粒子(量子井戸)へホッピングしやすい。最短距離L1mが1nm以上であることにより、粒子同士の接触が抑制できる。
粒子51aの平均粒子径は、例えば、5nm以上100nm以下である。粒子51aの粒径を大きくすることにより、1つの量子井戸に蓄積されるキャリア数を増やすことができる。粒子51aの粒径を小さくすることにより、例えば第1層21中の粒子51aの密度を増やすことができる。また、粒子51aの粒径を小さくすることにより、量子井戸にサブバンドを形成することができる。
なお、最短距離L1mや平均粒子径を算出する際には、第1層21のZ-X平面の断面を例えば透過型電子顕微鏡(Transmission Electron Microscope:TEM)で観察した画像を取得する。観察範囲の大きさは、例えば1μm×1μmとする。Z-X断面の当該観察範囲内(画像内)における、複数の粒子51a同士の間の距離L1(図2(a)参照)のうちの最小値を、複数の粒子51a間の最短距離L1mと見なす。Z-X断面の当該観察範囲内における、粒子51aの幅R1(図2(a)参照)の平均値を、平均粒子径と見なす。粒子51aの幅R1は、当該Z-X断面における粒子51aの最大長さである。
第2層22における粒子52a間の最短距離、粒子52aの平均粒子径、粒子52aの密度は、それぞれ、第1層21における粒子51a間の最短距離L1m、粒子51aの平均粒子径、粒子51aの密度と同様でよい。
図6(a)及び図6(b)は、実施形態に係る半導体装置の変形例の一部を例示する模式的断面図である。
この例は、第1層21における第1半導体部41及び第1絶縁体部51の配置、ならびに、第2層22における第2半導体部42及び第2絶縁体部52の配置において、前述の例と異なる。これ以外の構成については、図1~図5に関して説明した例と同様でよい。
具体的には、図6(a)に表したように、第1層21の第1半導体部41は、Z方向において並ぶ複数の半導体膜41bを含む。第1層21の第1絶縁体部51は、Z方向において並ぶ複数の絶縁体膜51bを含む。複数の絶縁体膜51bは、複数の半導体膜41bと交互に積層されている。すなわち、Z方向において最近接の2つの半導体膜41bの間に、1つの絶縁体膜51bが配置されている。Z方向において最近接の2つの絶縁体膜51bの間に、1つの半導体膜41bが配置されている。
同様に、図6(b)に表したように、第2層22の第2半導体部42は、Z方向において並ぶ複数の半導体膜42bを含む。第2層22の第2絶縁体部52は、Z方向において並ぶ複数の絶縁体膜52bを含む。複数の絶縁体膜52bは、複数の半導体膜42bと交互に積層されている。
このように、第1層21及び第2層22は、トポロジカル絶縁体で形成された絶縁体膜と半導体膜とが積層された構造でもよい。
例えば、半導体膜41b、42bの厚さや絶縁体膜51b、52bの厚さを調整することにより、ポテンシャル井戸の幅や井戸の間隔を比較的容易に調整することができる。半導体膜41bの厚さ(Z方向の長さ)は、例えば1nm以上20nm以下である。例えば、絶縁体膜51bの厚さ(Z方向の長さ)は、例えば5nm以上100nm以下である。複数の半導体膜41bの厚さ及び複数の絶縁体膜51bの厚さは、それぞれ一定でも良いし、例えばZ方向に沿って変化してもよい。半導体膜42bの厚さ、絶縁体膜52bの厚さは、それぞれ、半導体膜41bの厚さ、絶縁体膜51bの厚さと同様でよい。
図7(a)及び図7(b)は、実施形態に係る半導体装置の別の変形例の一部を例示する模式的断面図である。
この例は、図2(a)及び図2(b)に関して説明した構造と比較して、粒子及び母材の材料が異なる。この例では、母材にトポロジカル絶縁体が用いられ、粒子に半導体が用いられる。これに伴い、後述するように、エネルギーバンドの大小関係が適宜、変更される。これ以外の構成に関する説明は、図1~図5に関する説明と同様でよい。
具体的には、図7(a)に表したように、第1半導体部41は、複数の粒子41aである。第1絶縁体部51は、連続した1つの膜状である。複数の粒子41aは、膜状の第1絶縁体部51内に配置されている。例えば、複数の粒子41aが、母材である第1絶縁体部51内に分散されている。1つの粒子41aは、周囲を第1絶縁体部51に囲まれている。複数の粒子41aは、互いに離れており、粒子41a同士の間に第1絶縁体部51が配置されている。例えば、複数の粒子41aは、トポロジカル絶縁体の母材内に実質的に一様に分散配置された、半導体の微粒子でよい。
図7(b)に表したように、第2半導体部42は、複数の粒子42aである。第2絶縁体部52は、連続した1つの膜状である。複数の粒子42aは、膜状の第2絶縁体部52内に配置されている。例えば、複数の粒子42aが、母材である第2絶縁体部52内に分散されている。1つの粒子42aは、周囲を第2絶縁体部52に囲まれている。複数の粒子42aは、互いに離れており、粒子42a同士の間に第2絶縁体部52が配置されている。
図8(a)~図8(d)は、実施形態に係る半導体装置の変形例のエネルギーバンド構造を説明する模式図である。
図8(a)は、図7(a)の第1層21の一部の構造を表す。図8(b)は、図8(a)の構造におけるエネルギーバンドを表す概念図である。図8(b)に表したように、第1半導体部41の粒子41aにおいてバンドギャップG1が形成されている。なお、第1半導体部41は例えば第1導電形であり、第1半導体部41の価電子帯と伝導帯との間には例えばドナー準位が形成されてもよい。第1絶縁体部51においては、バンドギャップGaが形成されている。ただし、トポロジカル絶縁体である第1絶縁体部51の表面(界面)においては、バンドギャップが形成されていない。
エネルギーEc1は、エネルギーEcaとエネルギーEvaとの間である。第1層21がn形の場合、エネルギーEc1がエネルギーEcaよりも低くなるように、第1半導体部41と第1絶縁体部51との間にバンドオフセットが設けられる。これにより、電子を蓄積する量子井戸が形成される。また、この例では、エネルギーEv1は、エネルギーEcaとエネルギーEvaとの間である。ただし、第1層21がn形の場合、エネルギーEv1は、エネルギーEvaよりも低くてもよい。このように、この例では、第1半導体部41の価電子帯及び伝導帯の少なくともいずれかは、第1絶縁体部51のトポロジカル絶縁体の価電子帯と、第1絶縁体部51のトポロジカル絶縁体の伝導帯と、の間のエネルギーを有する。これにより、第1半導体部41の位置に応じて、量子井戸QW3が形成される。第1半導体部41におけるバンドギャップG1は、第1絶縁体部51におけるバンドギャップGaよりも小さい。
図8(c)は、図7(b)の第2層22の一部の構造を表す。図8(d)は、図7(c)の構造におけるエネルギーバンドを表す概念図である。図8(d)に表したように、第2半導体部42の粒子42aにおいて、バンドギャップG2が形成されている。なお、第2半導体部42は、例えば第2導電形であり、第2半導体部42の価電子帯と伝導帯との間には例えばアクセプタ準位が形成されてもよい。第2絶縁体部52においては、バンドギャップGbが形成されている。ただし、トポロジカル絶縁体である第2絶縁体部52の表面においては、バンドギャップが形成されていない。
この例では、エネルギーEc2は、エネルギーEcbとエネルギーEvbとの間である。ただし、第2層22がp形の場合、エネルギーEc2は、エネルギーEcbよりも高くてもよい。エネルギーEv2は、エネルギーEcbとエネルギーEvbとの間である。第2層22がp形の場合、エネルギーEv2が、エネルギーEvbよりも高いことにより、正孔を蓄積する量子井戸が形成される。このように、この例では、第2半導体部42の価電子帯及び伝導帯の少なくともいずれかは、第2絶縁体部52のトポロジカル絶縁体の価電子帯と、第2絶縁体部52のトポロジカル絶縁体の伝導帯と、の間のエネルギーを有する。これにより、第2絶縁体部52の位置に応じて、量子井戸QW4が形成される。第1半導体部41におけるバンドギャップG1は、第1絶縁体部51におけるバンドギャップGaよりも小さい。
このように、母材と粒子の材料を逆にしてもよい。上述の例のように、第1導電形がn形の場合、第1材料(第1半導体部41)の伝導帯の少なくとも一部の電子のエネルギーは、第1絶縁体材料(第1絶縁体部51のトポロジカル絶縁体)の伝導帯の電子のエネルギーよりも低い。第2導電形がp形の場合、第2材料(第2半導体部42)の価電子帯の少なくとも一部の電子のエネルギーは、第2絶縁体材料(第2絶縁体部52のトポロジカル絶縁体)の価電子帯の電子のエネルギーよりも高い。なお、上記とは逆に、第1導電形がp形の場合には、第1材料(第1半導体部41)の価電子帯の少なくとも一部の電子のエネルギーは、第1絶縁体材料(第1絶縁体部51のトポロジカル絶縁体)の価電子帯の電子のエネルギーよりも高い。第2導電形がn形の場合には、第2材料(第2半導体部42)の伝導帯の少なくとも一部の電子のエネルギーは、第2絶縁体材料(第2絶縁体部52のトポロジカル絶縁体)の伝導帯の電子のエネルギーよりも低い。この場合でも、トポロジカル絶縁体を用いることにより、母材と粒子との界面における欠陥や不純物の影響を抑制することができる。
すなわち、母材と粒子の材料を逆にしたものもまとめると、実施形態においては、第1導電形がn形の場合、第1絶縁体材料(第1絶縁体部51のトポロジカル絶縁体)および第1材料(第1半導体部41)の一方の伝導帯の少なくとも一部の電子のエネルギーは、第1絶縁体材料(第1絶縁体部51のトポロジカル絶縁体)および第1材料(第1半導体部41)の他方の伝導帯の電子のエネルギーよりも低い。第2導電形がp形の場合、第2絶縁体材料(第2絶縁体部52のトポロジカル絶縁体)および第2材料(第2半導体部42)の一方の価電子帯の少なくとも一部の電子のエネルギーは、第2絶縁体材料(第2絶縁体部52のトポロジカル絶縁体)および第2材料(第2半導体部42)の他方の価電子帯の電子のエネルギーよりも高い。
実施形態によれば、欠陥又は不純物の影響を抑制可能な半導体装置が提供できる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を例示したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更などを行うことができる。これら実施形態やその変形例は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
11 第1電極
12 第2電極
21 第1層
22 第2層
30 絶縁膜
41 第1半導体部
41a 粒子
41b 半導体膜
42 第2半導体部
42a 粒子
42b 半導体膜
51 第1絶縁体部
51a 粒子
51b 絶縁体膜
52 第2絶縁体部
52a 粒子
52b 絶縁体膜
100 半導体装置
ES 状態
Ec 伝導帯
Ec1、Ec2、Eca、Ecb、Ev1、Ev2、Eva、Evb エネルギー
Ev 価電子帯
Eg、G1、G2、Ga、Gb バンドギャップ
L1 距離
L1m 最短距離
QW1~QW4 量子井戸
R1 幅
e 電子
h 正孔

Claims (6)

  1. 第1導電形の第1材料を含む第1半導体部と、
    前記第1半導体部の一部と前記第1半導体部の別の一部との間に配置され、トポロジカル絶縁体を含む第1絶縁体部と、
    を含む第1層と、
    第2導電形の第2材料を含む第2半導体部を含む第2層と、
    を含む積層体を備え、
    前記第1導電形がn形の場合、前記トポロジカル絶縁体および前記第1材料の一方の伝導帯の少なくとも一部のエネルギーは、前記トポロジカル絶縁体および前記第1材料の他方の伝導帯のエネルギーよりも低く、
    前記第1導電形がp形の場合、前記トポロジカル絶縁体および前記第1材料の一方の価電子帯の少なくとも一部のエネルギーは、前記トポロジカル絶縁体および前記第1材料の他方の価電子帯のエネルギーよりも高い、半導体装置。
  2. 前記第1層と前記第2層との間に設けられた絶縁膜をさらに備えた、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1絶縁体部は、前記第1層内に配置された複数の粒子である、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記複数の粒子間の最短距離は、1ナノメートル以上20ナノメートル以下である、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1半導体部は、複数の半導体膜を含み、
    前記第1絶縁体部は、複数の絶縁体膜を含み、
    前記複数の絶縁体膜は、前記複数の半導体膜と交互に積層された、請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. 前記トポロジカル絶縁体は、BiSe、BiTe及びSbTeの少なくともいずれかを含む、請求項1または2に記載の半導体装置。
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