JP2024052260A - シート搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024052260000001
【課題】複数枚のシートの印刷時の圧板の動きによる音の発生を抑える。
【解決手段】シート搬送装置500は、圧板102と、伝達切替機構510と、圧板作動機構520と、圧板作動機構520の状態を切替可能な切替機構530を備える。伝達切替機構510は、モータMの駆動力を供給ローラに伝達する伝達状態と、駆動力を供給ローラに伝達しない非伝達状態に切替可能である。圧板作動機構520は、モータMの駆動力で圧板102を作動させる作動状態と、モータMの駆動力を遮断して圧板102を作動させない非作動状態に切替可能である。伝達切替機構510は、圧板作動機構520に連動して状態が切り替わる。切替機構530の作動時間が第1時間の場合、圧板102が移動し、伝達切替機構の状態が切り替わる。切替機構530の作動時間が第1時間よりも短い第2時間の場合、圧板102の位置が維持され、伝達切替機構の状態が切り替わる。
【選択図】図4

Description

本発明は、トレイにセットされたシートを上下動させる圧板を備えたシート搬送装置および画像形成装置に関する。
従来、シート搬送装置として、手差しトレイの上のシートを搬送するためのピックアップローラと、手差しトレイ上のシートをピックアップローラに圧接または離間させるための圧板と、圧板を上下動させる押上部材とを備えるものが知られている(特許文献1参照)。この技術では、押上部材が圧板を押し上げる動作と、1枚のシートを搬送するためのピックアップローラの回転動作とを、シートを1枚搬送するたびに、連動して行っている。
特開2020-104973号公報
しかしながら、従来技術では、複数枚のシートを印刷する場合、シートを1枚搬送するたびに圧板が上下動するので、圧板の上下動による騒音が頻繁に生じるという問題がある。
そこで、本発明は、複数枚のシートを印刷する場合において圧板の動きによる音の発生を抑えることを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るシート搬送装置は、トレイと、供給ローラと、圧板と、モータと、伝達切替機構と、圧板作動機構と、切替機構と、を備える。
供給ローラは、トレイにセットされたシートを搬送する。
圧板は、シートを供給ローラに接触させる接触位置と、シートを供給ローラから離間させる離間位置と、の間で移動する。
伝達切替機構は、モータの駆動力を供給ローラに伝達させる伝達状態と、モータの駆動力を供給ローラに伝達させない非伝達状態とに切り替え可能である。
圧板作動機構は、モータの駆動力を利用して圧板を作動させる作動状態と、モータの駆動力を遮断して圧板を作動させない非作動状態とに切り替え可能である。
切替機構は、圧板作動機構の状態を切替可能である。
圧板作動機構は、入力ギヤと、セクタギヤと、バネと、移動ギヤと、ギヤユニットと、を備える。
入力ギヤは、駆動力が入力されるギヤである。
セクタギヤは、入力ギヤと噛み合うことが可能な第1歯部および第2歯部と、入力ギヤと噛み合わない第1欠歯部および第2欠歯部とが、外周面において第1欠歯部、第1歯部、第2欠歯部、第2歯部の順で並んでいる。
バネは、セクタギヤの回動方向にセクタギヤを付勢する。
移動ギヤは、セクタギヤから駆動力を受ける連結位置と、セクタギヤから駆動力を受けない離脱位置との間で移動可能である。
ギヤユニットは、移動ギヤから伝達される駆動力によって圧板を作動させる。ギヤユニットは、上流ギヤと、下流ギヤと、を備える。
上流ギヤは、連結位置に位置する移動ギヤと噛み合う。
下流ギヤは、上流ギヤが第1角度以上回動した場合に、上流ギヤとともに回動する。
伝達切替機構は、セクタギヤが第2角度回動するごとに状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられるように構成される。
切替機構は、セクタレバーと、ソレノイドアクチュエータと、を備える。
セクタレバーは、セクタギヤに引っ掛かることでバネの付勢力によるセクタギヤの回動を止める回動規制位置と、セクタギヤから外れることでバネの付勢力によるセクタギヤの回動を許容する回動許容位置とに回動可能である。
ソレノイドアクチュエータは、セクタレバーを回動規制位置と回動許容位置との間で動かす。
セクタレバーが回動規制位置に位置するときに移動ギヤが離脱位置に位置する。
セクタレバーが回動許容位置に位置するときに移動ギヤが連結位置に位置する。
セクタレバーを回動許容位置に維持する時間に対応したソレノイドアクチュエータの作動時間が第1時間である場合、下流ギヤが回動することで圧板が移動するとともに、セクタギヤが第2角度回動することで伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられる。
ソレノイドアクチュエータの作動時間が第1時間よりも短い第2時間である場合、下流ギヤが回動しないことで圧板の位置が維持されるとともに、セクタギヤが第2角度回動することで伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられる。
この構成によれば、圧板が接触位置に位置する状態において、ソレノイドアクチュエータを第1時間よりも短い第2時間で作動させると、圧板が接触位置に維持された状態で伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられるので、複数枚のシートを印刷する場合において、圧板を接触位置に維持させたまま、供給ローラの駆動と停止を切り替えることができる。そのため、複数枚のシートを印刷する場合において、圧板の動きによる音の発生を抑えることができる。
また、伝達切替機構は、遊星歯車機構と、伝達切替レバーと、カムと、を備えていてもよい。
遊星歯車機構は、太陽歯車、遊星歯車、遊星キャリアおよび内歯車を備える。
伝達切替レバーは、伝達切替機構を伝達状態にさせる伝達位置と、伝達切替機構を非伝達状態にさせる非伝達位置とに切り替え可能である。伝達切替レバーは、伝達位置において、太陽歯車、遊星キャリアおよび内歯車の3つの構成要素の1つである第1構成要素に引っ掛かる。伝達切替レバーは、非伝達位置において、第1構成要素から外れる。
カムは、セクタギヤと連動して回動する。カムは、伝達切替レバーを伝達位置と非伝達位置とに切り替える。
また、圧板作動機構は、セクタギヤとともに回動する連動ギヤを備えていてもよい。
連動ギヤは、連結位置に位置する移動ギヤと噛み合うことが可能である。連動ギヤは、カムを有する。
また、連動ギヤは、連結位置に位置する移動ギヤと噛み合うことが可能な2つの歯部と、連結位置に位置する移動ギヤと噛み合わない2つの欠歯部とを外周面に有していてもよい。
また、入力ギヤは、遊星歯車機構の3つの構成要素の1つであってもよい。
また、ギヤユニットは、上流ギヤを初期位置に向けて付勢するバネを備えていてもよい。
また、移動ギヤは、セクタレバーに回転可能に支持されていてもよい。
また、本発明に係るシート搬送装置は、トレイと、供給ローラと、圧板と、モータと、伝達切替機構と、圧板作動機構と、ソレノイドアクチュエータと、を備える。
供給ローラは、トレイにセットされたシートを搬送する。
圧板は、シートを供給ローラに接触させる接触位置と、シートを供給ローラから離間させる離間位置と、の間で移動する。
伝達切替機構は、モータの駆動力を供給ローラに伝達させる伝達状態と、モータの駆動力を供給ローラに伝達させない非伝達状態とに切り替え可能である。
圧板作動機構は、モータの駆動力を利用して圧板を作動させる作動状態と、モータの駆動力を遮断して圧板を作動させない非作動状態とに切り替え可能である。
ソレノイドアクチュエータは、圧板作動機構および伝達切替機構の状態を切り替え可能である。
ソレノイドアクチュエータの作動時間が第1時間である場合、圧板作動機構の状態が作動状態に切り替えられて圧板が移動するとともに、伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられる。
ソレノイドアクチュエータの作動時間が第1時間よりも短い第2時間である場合、圧板作動機構の状態が作動状態に切り替えられず圧板の位置が維持されるとともに伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられる。
この構成によれば、圧板が接触位置に位置する状態において、ソレノイドアクチュエータを第1時間よりも短い第2時間で作動させると、圧板が接触位置に維持された状態で伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられるので、複数枚のシートを印刷する場合において、圧板を接触位置に維持させたまま、供給ローラの駆動と停止を切り替えることができる。そのため、複数枚のシートを印刷する場合において、圧板の動きによる音の発生を抑えることができる。
また、トレイは、画像形成装置の本体筐体の側面に位置する手差しトレイであってもよい。
また、本発明に係る画像形成装置は、前記シート搬送装置と、本体筐体と、ドロワと、を備える。
本体筐体は、開口を有する。
ドロワは、複数の現像カートリッジが着脱可能である。ドロワは、開口を通って移動可能である。
供給ローラは、開口の下に位置する。
本発明によれば、複数枚のシートを印刷する場合において圧板の動きによる音の発生を抑えることができる。
第1実施形態に係る画像形成装置を示す図である。 カバーが開いた状態の画像形成装置を示す図である。 手差しトレイが開いた状態の画像形成装置を示す図である。 シート搬送装置を示す図(a)と、遊星歯車機構を示す断面図(b)である。 シート搬送装置を、セクタギヤ側から見た図(a)と、カム側から見た図(b)である。 図5(a),(b)の状態からセクタレバーが第1突起から外れてセクタギヤが回動した状態を示す図(a),(b)である。 図6(a),(b)の状態からセクタギヤが回動して上流ギヤが下流ギヤに対して回動した状態を示す図(a),(b)である。 図7(a),(b)の状態からセクタギヤが回動して下流ギヤが上流ギヤとともに回動した状態を示す図(a),(b)である。 図5(a)の状態からセクタギヤが180°回動した位置でセクタレバーの第2突起がセクタレバーで止められた状態を示す図(a)と、伝達切替レバーが伝達位置に切り替わった状態を示す図(b)である。 図9(a),(b)の状態からセクタレバーが第2突起から外れてセクタギヤが回動した状態を示す図(a),(b)である。 図10(a)の状態からセクタギヤが回動した状態を示す図(a)と、伝達切替レバーが非伝達位置に切り替わった状態を示す図(b)である。 連動ギヤと移動ギヤの連結が切れて上流ギヤが初期位置に戻る状態を示す図(a)と、伝達切替レバーの状態を示す図(b)である。 第2実施形態に係るシート搬送装置を、セクタギヤ側から見た図(a)と、カム側から見た図(b)である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、カラープリンタである。画像形成装置1は、本体筐体10と、カバー11と、供給部20と、画像形成部30と、排出部90とを備えている。
本体筐体10は、開口10Aを有する。カバー11は、開口10Aを開閉する。
供給部20は、本体筐体10内の下部に位置する。供給部20は、シートSを収容するシートトレイ21と、シートトレイ21からシートSを画像形成部30に供給する第1供給機構22とを備えている。シートトレイ21は、本体筐体10から引き出して取り外し可能に構成されている。第1供給機構22は、第1ピックアップローラ23と、第1分離ローラ24と、第1分離パッド25と、レジストレーションローラ26とを備えている。シートSは、画像形成装置1が画像を形成することができる媒体であって、普通紙、封筒、葉書、薄紙、厚紙、光沢紙、樹脂シート、シール等を含む。
供給部20では、シートトレイ21内のシートSが第1ピックアップローラ23により送り出された後、第1分離ローラ24と第1分離パッド25との間でシートSが1枚ずつに分離される。その後、シートSは、回転が停止した状態のレジストレーションローラ26によって先端位置が規制された後、レジストレーションローラ26が回転することで画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、シートSに画像を形成する機能を有する。画像形成部30は、スキャナユニット40と、ドロワ50と、転写ユニット70と、定着ユニット80とを備えている。
スキャナユニット40は、本体筐体10内の上部に設けられ、図示しないレーザ発光部、ポリゴンミラー、レンズおよび反射鏡などを備えている。スキャナユニット40は、レーザビームによって、ドロワ50の各感光ドラム51の表面を露光する。
ドロワ50は、開口10Aを通って、図1に示す収容位置と、図2に示す引出位置との間で移動可能となっている。ドロワ50は、4つの感光ドラム51と、4つの現像カートリッジ52とを備えている。
各感光ドラム51は、ドロワ50に取り付けられている。なお、図示は省略するが、ドロワ50には、感光ドラム51の他、帯電器などが取り付けられている。
各現像カートリッジ52は、ドロワ50に着脱可能となっている。現像カートリッジ52は、感光ドラム51にトナーを供給する現像ローラ53を有する。現像カートリッジ52は、内部にトナーを収容する。
転写ユニット70は、供給部20とドロワ50との間に位置する。転写ユニット70は、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、搬送ベルト73と、転写ローラ74とを備えている。
駆動ローラ71および従動ローラ72は、搬送ベルト73を回転させるためのローラである。搬送ベルト73は、外側面が感光ドラム51に接している。また、搬送ベルト73の内側には、感光ドラム51との間で搬送ベルト73を挟持する転写ローラ74が4つ配置されている。
定着ユニット80は、加熱ローラ81と加圧ローラ82とを備えている。加圧ローラ82は、加熱ローラ81との間でシートSを挟む。
画像形成部30では、まず、感光ドラム51の表面が、帯電器により一様に帯電された後、スキャナユニット40で露光される。これにより、感光ドラム51上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラ53は、感光ドラム51の静電潜像にトナーを供給する。これにより、感光ドラム51上にトナー像が形成される。
次に、搬送ベルト73上に供給されたシートSが感光ドラム51と転写ローラ74との間を通過することで、感光ドラム51上のトナー像がシートSに転写される。そして、シートSが加熱ローラ81と加圧ローラ82との間を通過することで、シートSにトナー像が熱定着される。
排出部90は、画像が形成されたシートSを排出する。排出部90は、シートSを搬送する複数の搬送ローラ91を備えている。トナー像が熱定着されたシートSは、搬送ローラ91によって搬送され、本体筐体10の外部に排出される。
図4(a)に示すように、画像形成装置1は、シート搬送装置500と、制御部CTとをさらに備えている。シート搬送装置500は、図3に示す手差しトレイ101、圧板102および第2供給機構110と、図4(a)に示すモータM、押上部材580、伝達切替機構510、圧板作動機構520および切替機構530とを備えている。
図3に示すように、手差しトレイ101は、シートSがセットされるトレイの一例である。手差しトレイ101は、本体筐体10の側面に位置する。手差しトレイ101は、カバー11に回動可能に取り付けられている。手差しトレイ101は、図1に示す閉位置と、図3に示す開位置との間で回動可能となっている。
図3に示すように、カバー11は、シートSが通過可能な開口11Aを有する。手差しトレイ101は、閉位置に位置するとき、開口11Aを閉じる。手差しトレイ101は、開位置に位置するとき、開口11Aを開ける。
圧板102は、図に実線で示す接触位置と、二点鎖線で示す離間位置と、の間で移動可能となっている。具体的には、圧板102は、手差しトレイ101に対して回動可能となっており、接触位置と離間位置との間で回動可能となっている。ここで、接触位置は、圧板102上のシートSの枚数によって変化する。
圧板102は、接触位置に位置するとき、手差しトレイ101上のシートSを、後述する第2ピックアップローラ111に接触させる。圧板102は、離間位置に位置するとき、手差しトレイ101上のシートSを第2ピックアップローラ111から離間させる。
第2供給機構110は、供給ローラの一例としての第2ピックアップローラ111と、第2分離ローラ112と、第2分離パッド113と、ホルダ114と、バネ115とを備えている。
第2ピックアップローラ111は、手差しトレイ101上のシートSを搬送するためのローラである。第2ピックアップローラ111は、本体筐体10の開口10Aの下に位置する。
第2分離ローラ112および第2分離パッド113は、第2ピックアップローラ111から送り出されたシートSを1枚ずつに分離する機能を有する。第2分離ローラ112は、シートSをレジストレーションローラ26に向けて搬送する。
第2ピックアップローラ111および第2分離ローラ112は、ホルダ114に回転可能に取り付けられている。ホルダ114は、本体筐体10に回動可能に取り付けられている。ホルダ114は、例えば第2分離ローラ112の回転軸を中心に回動する。
バネ115は、本体筐体10とホルダ114の間に位置する。バネ115は、第2ピックアップローラ111を圧板102に向けて付勢する。
図4(a)に示すように、押上部材580は、圧板102を離間位置から接触位置に押し上げる部材である。押上部材580は、押上ギヤ581と、押上カム582とを有する。
押上ギヤ581は、モータMから圧板作動機構520を介して駆動力を受けるギヤである。押上カム582は、押上ギヤ581とともに回動するカムである。押上カム582は、図に実線で示す離間対応位置と、二点鎖線で示す接触対応位置とに切り替え可能となっている。
押上カム582は、圧板102が接触位置に位置するときに圧板102と接触する接触部582Aを有する。接触部582Aは、シートSの幅方向において、第2ピックアップローラ111の範囲内に位置していてもよいし、第2ピックアップローラ111の範囲外に位置していてもよい。ここで、シートSの幅方向は、第2ピックアップローラ111の軸方向と同じ方向である。
伝達切替機構510は、モータMの駆動力を第2ピックアップローラ111に伝達させる伝達状態と、モータMの駆動力を第2ピックアップローラ111に伝達させない非伝達状態とに切り替え可能な機構である。伝達切替機構510は、遊星歯車機構540と、伝達切替レバーLtと、カム511と、を備える。
図4(a),(b)に示すように、遊星歯車機構540は、太陽歯車541と、複数の遊星歯車542と、第1構成要素の一例としての遊星キャリア543と、内歯車544とを備える。遊星歯車機構540は、太陽歯車541、遊星キャリア543および内歯車544の3つの構成要素のうち、1つの構成要素の回転が止められた状態となると、残りの構成要素が連動して回転する構造となっている。
太陽歯車541は、二段ギヤである。太陽歯車541は、大径ギヤ部541Aと、大径ギヤ部541Aよりも直径が小さい小径ギヤ部541Bとを有する。
複数の遊星歯車542は、小径ギヤ部541Bの周囲に配置され、小径ギヤ部541Bと噛み合っている。複数の遊星歯車542は、遊星キャリア543に回転可能に取り付けられている。
遊星キャリア543は、太陽歯車541の回転軸を中心にして回転可能である。遊星キャリア543は、外周面に複数の爪543Aを有する。
内歯車544は、リング状の部材である。内歯車544は、内周面に位置する内歯544Aと、外周面に位置する外歯544Bとを有する。内歯544Aは、遊星歯車542と噛み合う。なお、図4(a)や後述する図5(a)等においては、便宜上、内歯車544の内歯544Aや遊星歯車542等の図示は省略する。
内歯車544の外歯544Bは、モータMの駆動力が入力されるギヤG51と噛み合っている。本実施形態では、内歯車544は、モータMの駆動力が入力される入力ギヤの一例である。なお、内歯車544とモータMは、直接連結されていてもよいし、複数のギヤを介して間接的に連結されていてもよい。また、その他のギヤについても、同様に、2つのギヤの連結は、直接または間接的であってもよい。
太陽歯車541の大径ギヤ部541Aは、第2分離ローラ112および第2ピックアップローラ111に駆動力を出力するギヤG52と噛み合っている。
遊星キャリア543の回転が止められた状態では、モータMからの駆動力が遊星歯車機構540を介して第2分離ローラ112および第2ピックアップローラ111に伝達される。遊星キャリア543の回転が許容された状態では、ギヤG52等が太陽歯車541の回転に対する抵抗になって太陽歯車541の回転を止めることで、モータMからの駆動力が遊星キャリア543に伝達され、遊星キャリア543が空転するようになっている。つまり、遊星キャリア543の回転が許容された状態では、モータMからの駆動力が第2ピックアップローラ111に伝達されず、第2ピックアップローラ111が回転しないようになっている。
伝達切替レバーLtは、遊星キャリア543の回転を、止める、または、許容するためのレバーである。伝達切替レバーLtは、図9(b)に示す伝達位置と、図5(b)に示す非伝達位置との間で回動可能となっている。伝達切替レバーLtは、伝達位置に位置するとき、遊星キャリア543の爪543Aに引っ掛かって、遊星キャリア543の回転を止める。これにより、伝達切替レバーLtは、伝達位置に位置するとき、伝達切替機構510を伝達状態にさせる。
伝達切替レバーLtは、非伝達位置に位置するとき、遊星キャリア543の爪543Aから外れることで、遊星キャリア543の回転を許容する。これにより、伝達切替レバーLtは、非伝達位置に位置するとき、伝達切替機構510を非伝達状態にさせる。伝達切替レバーLtは、図示せぬバネにより、非伝達位置から伝達位置に向けて付勢されている。
カム511は、伝達切替レバーLtを伝達位置と非伝達位置とに切り替えるためのカムである。図5(b)に示すように、カム511は、カム面F1と、退避面F2とを有する。
カム面F1は、セクタギヤ550の回転軸を中心とする円筒面である。カム面F1は、伝達切替レバーLtと接触可能である。退避面F2は、カム面F1よりもセクタギヤ550の回転軸側に退避している。
図9(b)の状態からカム511が回動して、カム面F1が伝達切替レバーLtと接触すると、カム面F1は、伝達切替レバーLtをバネの付勢力に抗して伝達位置から非伝達位置に移動させる。図5(b)の状態からカム511が回動して、伝達切替レバーLtがカム面F1から外れて、退避面F2が伝達切替レバーLtと向かい合うと、伝達切替レバーLtが、バネの付勢力により、非伝達位置から伝達位置に移動する。
カム511は、圧板作動機構520の後述するセクタギヤ550と連動して回動する。詳しくは、カム511は、セクタギヤ550の回転軸を中心に、セクタギヤ550とともに回動する。
セクタギヤ550は、後述するように、第2角度の一例としての180°ずつ回動するように構成されている。これにより、カム511は、セクタギヤ550が180°回動するごとに、図9(b)の位置または図5(b)の位置に切り替えられ、伝達切替レバーLtが伝達位置または非伝達位置に切り替えられるようになっている。そのため、伝達切替機構510は、セクタギヤ550が180°回動するごとに状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられるように構成される。
図4(a)に示すように、圧板作動機構520は、モータMの駆動力を利用して圧板102を作動させる作動状態と、モータMの駆動力を遮断して圧板102を作動させない非作動状態とに切り替え可能な機構である。圧板作動機構520は、前述した内歯車544と、セクタギヤ550と、連動ギヤ560と、バネ521と、移動ギヤ522と、ギヤユニット570と、押上部材580とを備える。
図5(a)に示すように、セクタギヤ550は、外周面に、第1歯部551と、第2歯部552と、第1欠歯部553と、第2欠歯部554とを有する。第1歯部551および第2歯部552は、内歯車544の外歯544Bと噛み合うことが可能な部分である。第1欠歯部553および第2欠歯部554は、内歯車544の外歯544Bと噛み合うことができない部分である。第1歯部551、第2歯部552、第1欠歯部553および第2欠歯部554は、セクタギヤ550の外周面において、第1欠歯部553、第1歯部551、第2欠歯部554、第2歯部552の順で並んでいる。
詳しくは、第1欠歯部553から、セクタギヤ550の回動方向(図6参照)の上流側に向けて、第1歯部551、第2欠歯部554、第2歯部552の順で並んでいる。ここで、セクタギヤ550の回動方向とは、内歯車544からセクタギヤ550が駆動力を受けているときのセクタギヤ550の回動方向であり、図の時計回りの方向をいう。
セクタギヤ550の回動方向において、第1欠歯部553は、第2歯部552の上流側に位置する。セクタギヤ550の回動方向において、第1歯部551は、第1欠歯部553の上流側に位置する。セクタギヤ550の回動方向において、第2欠歯部554は、第1歯部551の上流側に位置する。セクタギヤ550の回動方向において、第2歯部552は、第2欠歯部554の上流側に位置する。
セクタギヤ550は、第1突起555と、第2突起556と、バネ接触部557とを有する。第1突起555、第2突起556およびバネ接触部557は、セクタギヤ550の軸方向における一方側の面から突出する。第1突起555および第2突起556は、後述するセクタレバーLsが引っ掛かることが可能な突起である。
第1突起555にセクタレバーLsが引っ掛かっているとき、第1欠歯部553が、内歯車544と向かい合い、内歯車544からセクタギヤ550に駆動力は伝達されない。図9(a)に示すように、第2突起556にセクタレバーLsが引っ掛かっているとき、第2欠歯部554が、内歯車544と向かい合い、内歯車544からセクタギヤ550に駆動力は伝達されない。
図4(a)に示すように、バネ接触部557は、バネ521が接触する部分である。バネ521は、セクタギヤ550の回動方向にセクタギヤ550を付勢するバネである。バネ521は、例えばトーションバネである。バネ521の一端は、バネ接触部557に接触する。バネ521の他端は、本体筐体10の一部13に接触する。
連動ギヤ560は、セクタギヤ550とともに回動するギヤである。連動ギヤ560は、セクタギヤ550の軸方向の他方側の面に固定または一体に形成されている。図5(b)に示すように、連動ギヤ560は、セクタギヤ550が位置する面とは反対の面に、前述したカム511を有する。カム511は、連動ギヤ560に固定または一体に形成されている。
図5(a)に示すように、連動ギヤ560は、外周面に、第3歯部561と、第4歯部562と、第3欠歯部563と、第4欠歯部564とを有する。第3歯部561および第4歯部562は、後述する連結位置(二点鎖線の位置)に位置する移動ギヤ522と噛み合うことが可能な部分である。第3歯部561および第4歯部562の歯数は、後述する下流ギヤ572を180°回動させることが可能な数となっている。詳しくは、第3歯部561および第4歯部562の歯数は、後述する上流ギヤ571を、第1角度に180°を加えた角度だけ回動させることが可能な数となっている。
第3欠歯部563および第4欠歯部564は、連結位置に位置する移動ギヤ522と噛み合うことができない部分である。第3歯部561、第4歯部562、第3欠歯部563および第4欠歯部564は、連動ギヤ560の外周面において、第3欠歯部563、第3歯部561、第4欠歯部564、第4歯部562の順で並んでいる。
詳しくは、第3欠歯部563から、連動ギヤ560の回動方向の上流側に向けて、第3歯部561、第4欠歯部564、第4歯部562の順で並んでいる。ここで、連動ギヤ560の回動方向とは、セクタギヤ550の回動方向と同じ方向である。
連動ギヤ560の回動方向において、第3欠歯部563は、第4歯部562の上流側に位置する。連動ギヤ560の回動方向において、第3歯部561は、第3欠歯部563の上流側に位置する。連動ギヤ560の回動方向において、第4欠歯部564は、第3歯部561の上流側に位置する。連動ギヤ560の回動方向において、第4歯部562は、第4欠歯部564の上流側に位置する。
第1突起555にセクタレバーLsが引っ掛かっているとき、第3欠歯部563は、移動ギヤ522と向かい合う。図9(a)に示すように、第2突起556にセクタレバーLsが引っ掛かっているとき、第4欠歯部564は、移動ギヤ522と向かい合う。
図5(a)に示すように、移動ギヤ522は、図に二点鎖線で示す連結位置と、実線で示す離脱位置との間で移動可能である。移動ギヤ522は、連結位置に位置するとき、連動ギヤ560の第3歯部561または第4歯部562に噛み合うことが可能となっている。これにより、移動ギヤ522は、連結位置に位置するとき、セクタギヤ550から駆動力を受けることが可能となっている。
移動ギヤ522は、離脱位置に位置するとき、連動ギヤ560の第3歯部561または第4歯部562に噛み合うことができない。これにより、移動ギヤ522は、離脱位置に位置するとき、セクタギヤ550から駆動力を受けることができない。移動ギヤ522は、後述するセクタレバーLsに回転可能に支持されている。
ギヤユニット570は、移動ギヤ522から伝達される駆動力によって圧板102を作動させる機能を有する。詳しくは、ギヤユニット570は、移動ギヤ522から伝達される駆動力を、押上部材580に伝達させることで、圧板102を作動させる。
ギヤユニット570は、上流ギヤ571と、下流ギヤ572と、バネ573とを備える。上流ギヤ571は、連結位置に位置する移動ギヤ522と噛み合っている。なお、本実施形態では、上流ギヤ571は、移動ギヤ522が離脱位置に位置する場合でも、移動ギヤ522と噛み合う。
上流ギヤ571は、2つの溝571Aを有する。各溝571Aは、上流ギヤ571の回動軸を中心とする円弧状に形成されている。2つの溝571Aは、上流ギヤ571の回動軸に対して点対称となっている。
下流ギヤ572は、上流ギヤ571が第1角度以上回動した場合に、上流ギヤ571とともに回動するギヤである。ここで、第1角度は、180°未満の角度であり、本実施形態では、90°未満の角度となっている。
下流ギヤ572は、2つの突起572Aを有する。突起572Aは、上流ギヤ571の溝571Aに入る。詳しくは、一方の突起572Aは一方の溝571Aに入り、他方の突起572Aは他方の溝571Aに入る。
一方の突起572Aは、上流ギヤ571の回動方向において、一方の溝571Aの上流側の端E1から離れている。ここで、上流ギヤ571の回動方向は、モータMの駆動力で上流ギヤ571が回動する方向である。他方の突起572Aは、上流ギヤ571の回動方向において、他方の溝571Aの上流側の端E1から離れている。
バネ573は、上流ギヤ571を初期位置に向けて付勢するバネである。ここで、初期位置とは、上流ギヤ571にモータMの駆動力が入力されていないときの上流ギヤ571の位置をいう。圧板102が離間位置に位置するときの初期位置は、図5(a)に示す位置である。圧板102が接触位置に位置するときの初期位置は、図9(a)に示す位置、つまり図5(a)に示す位置から180°回動した位置である。
バネ573は、一方の溝571A内と他方の溝571A内のそれぞれに1つずつ配置されている。一方のバネ573は、一方の突起572Aと一方の溝571Aの上流側の端E1の間に位置する。他方のバネ573は、他方の突起572Aと他方の溝571Aの上流側の端E1の間に位置する。
下流ギヤ572は、上流ギヤ571からバネ573を介して駆動力が伝達される。詳しくは、図7に示すように、上流ギヤ571が初期位置から第1角度未満の範囲で回動する場合、バネ573が上流ギヤ571と下流ギヤ572の間で縮められるだけで、下流ギヤ572は回動しない。図8に示すように、上流ギヤ571が初期位置から第1角度以上回動した場合、上流ギヤ571がバネ573を介して下流ギヤ572を押すことで、下流ギヤ572が上流ギヤ571とともに回動する。
連動ギヤ560の第3歯部561または第4歯部562のすべての歯が移動ギヤ522の歯を押した場合、下流ギヤ572は、180°回動する。下流ギヤ572は、押上ギヤ581と噛み合っている。そのため、下流ギヤ572が180°回動するたびに、押上部材580も180°ずつ回動する。
図4(a)に示すように、切替機構530は、圧板作動機構520の状態を切り替えるための機構である。切替機構530は、セクタレバーLsと、ソレノイドアクチュエータSAと、バネ531とを備える。
セクタレバーLsは、図に実線で示す回動規制位置と、二点鎖線で示す回動許容位置との間で回動可能である。セクタレバーLsは、回動規制位置に位置するとき、セクタギヤ550の第1突起555または第2突起556に引っ掛かることで、バネ521の付勢力によるセクタギヤ550の回動を止める。セクタレバーLsは、回動許容位置に位置するとき、セクタギヤ550の第1突起555または第2突起556から外れることで、バネ521の付勢力によるセクタギヤ550の回動を許容する。
セクタレバーLsの一端部は、第1突起555または第2突起556に引っ掛かる。セクタレバーLsの他端部は、移動ギヤ522を回転可能に支持する。セクタレバーLsの回動軸は、セクタレバーLsの一端部と他端部の間に位置する。
セクタレバーLsが回動規制位置に位置するとき、移動ギヤ522が離脱位置に位置する。セクタレバーLsが回動許容位置に位置するとき、移動ギヤ522が連結位置に位置する。
ソレノイドアクチュエータSAは、セクタレバーLsを回動規制位置と回動許容位置との間で動かすためのアクチュエータである。ソレノイドアクチュエータSAは、進退可能なピストンSA1を有する。ピストンSA1は、セクタレバーLsに引っ掛かっている。ピストンSA1は、図に示す前進位置と、図示しない後退位置との間で移動可能となっている。
バネ531は、セクタレバーLsを、回動許容位置から回動規制位置に向けて付勢する。
ソレノイドアクチュエータSAに通電すると、ソレノイドアクチュエータSAが作動して、ピストンSA1は、前進位置から後退位置に移動して、セクタレバーLsを引っ張る。これにより、セクタレバーLsが、バネ531の付勢力に抗して回動規制位置から回動許容位置に移動する。
ソレノイドアクチュエータSAへの通電が停止されると、ピストンSA1は、後退位置から前進位置に移動する。これにより、セクタレバーLsが、バネ531の付勢力によって、回動許容位置から回動規制位置に移動する。
図4(a)に示すように、制御部CTは、CPU,ROM,RAM、不揮発性メモリなどを有し、予め用意されたプログラムに基づいて各種制御を行うように構成される。制御部CTは、複数枚のシートSの印刷を実行する場合、圧板102を離間位置から接触位置に移動させた後、圧板102を接触位置から動かさずに、第2ピックアップローラ111を断続的に駆動させることで複数枚のシートSを搬送する機能を有する。
以下に、制御部CTの動作について詳細に説明する。なお、制御部CTが印刷指示を受けていない状態においては、各部品の位置は図4(a)の位置となっている。
制御部CTは、複数枚のシートSを印刷するための印刷指示を受けると、まず、モータMを回転させる。これにより、ギヤG51、内歯車544および遊星キャリア543が回転する。
その後、制御部CTは、ソレノイドアクチュエータSAに通電して、ソレノイドアクチュエータSAを作動させると、図6(a)に示すように、セクタレバーLsが回動規制位置から回動許容位置に回動する。これにより、セクタレバーLsがセクタギヤ550の第1突起555から外れるとともに、移動ギヤ522が離脱位置から連結位置に移動する。
制御部CTは、印刷指示を受けてから最初にソレノイドアクチュエータSAへの通電を行う場合、通電時間を、圧板102を離間位置から接触位置に移動させるために必要な第1時間とする。これにより、ソレノイドアクチュエータSAの作動時間が第1時間となり、セクタレバーLsが、第1時間の間、回動許容位置に維持される。
セクタレバーLsが第1突起555から外れると、図4(a)に示すバネ521の付勢力によって、図6(a),(b)に示すように、セクタギヤ550、連動ギヤ560およびカム511が回動する。これにより、セクタギヤ550の第1歯部551が内歯車544と噛み合うとともに、連動ギヤ560の第3歯部561が、連結位置に位置する移動ギヤ522と噛み合う。
なお、本実施形態では、第1歯部551が内歯車544に噛み合う第1タイミングと、第3歯部561が移動ギヤ522に噛み合う第2タイミングを略同時としているが、第1タイミングよりも第2タイミングが遅いタイミングであればよい。
セクタギヤ550が内歯車544と連結し、連動ギヤ560が移動ギヤ522と連結すると、モータMの駆動力が、内歯車544からセクタギヤ550および連動ギヤ560を介して、移動ギヤ522に伝達される。これにより、移動ギヤ522および上流ギヤ571が回動する。
上流ギヤ571が回動すると、図7(a)に示すように、上流ギヤ571と下流ギヤ572の間でバネ573が縮められていく。この間、下流ギヤ572は動かない。
上流ギヤ571が初期位置から第1角度以上回動すると、図8(a)に示すように、上流ギヤ571がバネ573を介して下流ギヤ572を押すので、下流ギヤ572が上流ギヤ571とともに回動する。下流ギヤ572が回動すると、押上部材580が離間対応位置から接触対応位置に向けて回動して、圧板102が離間位置から接触位置に向けて回動する。
連動ギヤ560の第3歯部561が、連結位置に位置する移動ギヤ522から外れると、図9(a)に示すように、下流ギヤ572が初期位置から180°回動した位置で止まる。これにより、押上部材580が接触対応位置で止まり、圧板102が接触位置に維持される。
また、連動ギヤ560の第3歯部561が移動ギヤ522から外れると、バネ573の付勢力により、停止した状態の下流ギヤ572に対して上流ギヤ571が回動して、初期位置に移動する。
制御部CTは、ソレノイドアクチュエータSAへの通電開始から第1時間経過すると、通電を停止する。なお、第1時間は、ソレノイドアクチュエータSAへの通電開始から、下流ギヤ572が初期位置から180°回動するまでの時間よりも長い時間に設定されている。
ソレノイドアクチュエータSAへの通電が停止されると、セクタレバーLsが回動許容位置から回動規制位置に回動する。これにより、セクタレバーLsがセクタギヤ550の第2突起556と引っ掛かることが可能になるとともに、移動ギヤ522が連結位置から離脱位置に移動する。
セクタギヤ550の第1歯部551が内歯車544から外れると、モータMの駆動力がセクタギヤ550に伝わらなくなるが、セクタギヤ550は、バネ521の付勢力によって回動する。これにより、セクタギヤ550の第2突起556が、回動規制位置に位置するセクタレバーLsと係合して、セクタギヤ550の回動が止められる。つまり、セクタギヤ550は、図5(a)の位置から180°回動した位置で止まる。
セクタギヤ550が180°回動することで、図5から図9の(b)に示すように、カム511も180°回動する。これにより、カム511のカム面F1が伝達切替レバーLtから外れるので、伝達切替レバーLtが非伝達位置から伝達位置に移動する。これにより、伝達切替機構510の状態が非伝達状態から伝達状態に切り替えられる。
伝達切替レバーLtが非伝達位置から伝達位置に移動すると、遊星キャリア543の回転が止められる。これにより、太陽歯車541が内歯車544とともに回転するので、第2ピックアップローラ111が回転して、1枚目のシートSの搬送が開始される。
制御部CTは、回転する第2ピックアップローラ111によってシートSをレジストレーションローラ26まで搬送するために、ソレノイドアクチュエータSAへの通電を停止してから所定時間後に、ソレノイドアクチュエータSAへの通電を第2時間だけ行う。ここで、第2時間は、上流ギヤ571が第1角度以上回転しない時間であり、第1時間よりも短い。
ソレノイドアクチュエータSAの作動時間が第2時間である場合には、図10から図12の(a)に示すように、移動ギヤ522は、第2時間だけ連結位置に位置した後、離脱位置に移動する。これにより、モータMの駆動力は、上流ギヤ571に第2時間だけ伝達されるので、上流ギヤ571は、第1角度未満の小さな角度だけ回動した後、バネ573の付勢力で初期位置に戻される。そのため、ソレノイドアクチュエータSAの作動時間が第2時間である場合には、下流ギヤ572が回動しない。これにより、圧板102の位置が接触位置に維持される。
一方、セクタギヤ550は、ソレノイドアクチュエータSAの作動時間が第2時間である場合にも、180°回動した後、止まる。詳しくは、セクタギヤ550は、セクタレバーLsが第2突起556から外れた後、バネ521の付勢力や内歯車544からの駆動力によって180°回動し、その後、第1突起555がセクタレバーLsに引っ掛かることで止まる。これにより、図10から図12の(b)に示すように、カム511のカム面F1が伝達切替レバーLtを押すので、伝達切替レバーLtが伝達位置から非伝達位置に移動して、伝達切替機構510の状態が伝達状態から非伝達状態に切り替えられる。
その後、制御部CTは、ソレノイドアクチュエータSAへの通電を第2時間だけ行う短時間通電処理を、残りのシートSに応じた回数行う。具体的には、制御部CTは、シートSを1枚分搬送するために、短時間通電処理を2回行うことで、伝達切替機構510の状態を、非伝達状態から伝達状態に切り替えた後、伝達状態から非伝達状態に切り替える。1枚分のシートSに対応した2回の短時間通電処理の間隔は、1枚分のシートSをレジストレーションローラ26まで搬送するための時間に対応した間隔に設定されている。
制御部CTは、最後のシートSを搬送する場合、短時間通電処理を1回行った後、ソレノイドアクチュエータSAへの通電を第1時間行う長時間通電処理を1回行う。これにより、短時間通電処理により、圧板102の位置が接触位置に維持されたままシートSの搬送が開始され、長時間通電処理により、第2ピックアップローラ111の回転が停止するとともに、圧板102の位置が離間位置に戻される。
つまり、制御部CTは、複数枚のシートSを印刷する場合、最初のシートSに対しては、長時間通電処理を行った後、短時間通電処理を行うことで、圧板102を接触位置に移動させるとともに、最初のシートSを搬送する。残りのシートSのうち最後のシートS以外のシートSを印刷する場合、制御部CTは、1枚のシートSに対して、2回の短時間通電処理を行うことで、圧板102を接触位置に維持したまま、シートSを1枚ずつ搬送する。最後のシートSを印刷する場合、制御部CTは、短時間通電処理を行った後、長時間通電処理を行うことで、最後のシートSを搬送した後、圧板102を離間位置に移動させる。
以上、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
圧板102が接触位置に位置する状態において、ソレノイドアクチュエータSAを第1時間よりも短い第2時間で作動させると、圧板102が接触位置に維持された状態で伝達切替機構510の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられる。そのため、複数枚のシートSを印刷する場合において、圧板102を接触位置に維持させたまま、第2ピックアップローラ111の駆動と停止を切り替えることができるので、複数枚のシートSを印刷する場合において、圧板102の動きによる音の発生を抑えることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態は、前記した第1実施形態に係るギヤユニット570の位置を変更したものであるため、第1実施形態と略同様の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図13に示すように、第2実施形態に係るギヤユニット570の上流ギヤ571は、連結位置に位置する移動ギヤ522とは噛み合い、離脱位置に位置する移動ギヤ522とは噛み合わない位置に位置している。第2実施形態によれば、移動ギヤ522をスムーズに移動させることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
トレイは、手差しトレイに限らず、例えばシートトレイであってもよい。また、供給ローラは、第1ピックアップローラであってもよい。
圧板や移動ギヤは、直線的に移動可能であってもよい。
セクタレバーと移動ギヤが別の駆動源で移動する構成であってもよい。この場合、制御部が、第1駆動源を駆動してセクタレバーを回動許容位置に移動させ、第2駆動源を駆動して移動ギヤを連結位置に移動させてもよい。また、制御部が、第1駆動源を駆動してセクタレバーを回動規制位置に移動させ、第2駆動源を駆動して移動ギヤを離脱位置に移動させてもよい。
伝達切替レバーは、伝達位置と非伝達位置とに切り替え可能であればよく、例えば、直線的に移動可能であってもよい。
伝達切替レバーが引っ掛かる遊星歯車機構の第1構成要素は、太陽歯車または内歯車であってもよい。
カムとセクタギヤは一体でなくてもよく、それぞれ別体であってもよい。この場合、例えば、カムとセクタギヤが、ギヤ歯によって直接連結、または、所定数のギヤを介して間接的に連結されていてもよい。
連動ギヤとセクタギヤは一体でなくてもよく、それぞれ別体であってもよい。この場合、例えば、連動ギヤとセクタギヤが、ギヤ歯によって直接連結、または、所定数のギヤを介して間接的に連結されていてもよい。
伝達切替機構は、例えば振子ギヤなどであってもよい。この場合、振子ギヤは、モータの駆動力を供給ローラに伝達させる伝達位置と、モータの駆動力を供給ローラに伝達させない非伝達位置との間で回動可能である。また、振子ギヤは、セクタギヤが第2角度回動するごとに、伝達位置と非伝達位置とに切り替えられる。
第2角度は、180°に限らず、例えば、120°や90°などであってもよい。第2角度が120°の場合、セクタギヤの歯部および欠歯部は、3つであってもよい。第2角度が90°の場合、セクタギヤの歯部および欠歯部は、4つであってもよい。
圧板作動機構は、前記実施形態の構造に限らず、どのような構造であってもよい。
前記実施形態では、セクタレバーLs、ソレノイドアクチュエータSA、カム511および伝達切替レバーLtによって、圧板作動機構と伝達切替機構の状態を切り替えたが、本発明はこれに限定されない。ソレノイドアクチュエータを用いて、圧板作動機構および伝達切替機構の状態を切り替え可能であれば、どのような構造であってもよい。詳しくは、ソレノイドアクチュエータの作動時間が第1時間である場合に、圧板作動機構の状態が作動状態に切り替えられて圧板が移動するとともに、伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられ、ソレノイドアクチュエータの作動時間が第1時間よりも短い第2時間である場合に、圧板作動機構の状態が作動状態に切り替えられず圧板の位置が維持されるとともに伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられる構造であればよい。
連動ギヤは、必ずしも必要ではない。この場合、例えば、移動ギヤを、セクタギヤに噛み合う連結位置と、セクタギヤから外れる離脱位置との間で移動可能としてもよい。
入力ギヤは、内歯車に限らず、例えば前記実施形態の内歯車に直接または間接的に噛み合うギヤであってもよい。
バネは、前記実施形態に限らず、線バネ、板バネなどのその他のバネであってもよい。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
101 手差しトレイ
102 圧板
111 第2ピックアップローラ
500 シート搬送装置
510 伝達切替機構
520 圧板作動機構
521 バネ
522 移動ギヤ
530 切替機構
544 内歯車
550 セクタギヤ
551 第1歯部
552 第2歯部
553 第1欠歯部
554 第2欠歯部
570 ギヤユニット
571 上流ギヤ
572 下流ギヤ
Ls セクタレバー
M モータ
S シート
SA ソレノイドアクチュエータ

Claims (10)

  1. トレイと、
    前記トレイにセットされたシートを搬送する供給ローラと、
    シートを前記供給ローラに接触させる接触位置と、シートを前記供給ローラから離間させる離間位置と、の間で移動する圧板と、
    モータと、
    前記モータの駆動力を前記供給ローラに伝達させる伝達状態と、前記モータの駆動力を前記供給ローラに伝達させない非伝達状態とに切り替え可能な伝達切替機構と、
    前記モータの駆動力を利用して前記圧板を作動させる作動状態と、前記モータの駆動力を遮断して前記圧板を作動させない非作動状態とに切り替え可能な圧板作動機構と、
    前記圧板作動機構の状態を切替可能な切替機構と、を備え、
    前記圧板作動機構は、
    駆動力が入力される入力ギヤと、
    前記入力ギヤと噛み合うことが可能な第1歯部および第2歯部と、前記入力ギヤと噛み合わない第1欠歯部および第2欠歯部とが、外周面において第1欠歯部、第1歯部、第2欠歯部、第2歯部の順で並んだセクタギヤと、
    前記セクタギヤの回動方向に前記セクタギヤを付勢するバネと、
    前記セクタギヤから駆動力を受ける連結位置と、前記セクタギヤから駆動力を受けない離脱位置との間で移動可能な移動ギヤと、
    前記移動ギヤから伝達される駆動力によって前記圧板を作動させるギヤユニットであって、
    前記連結位置に位置する前記移動ギヤと噛み合う上流ギヤと、
    前記上流ギヤが第1角度以上回動した場合に、前記上流ギヤとともに回動する下流ギヤと、を備えるギヤユニットと、を備え、
    前記伝達切替機構は、前記セクタギヤが第2角度回動するごとに状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられるように構成され、
    前記切替機構は、
    前記セクタギヤに引っ掛かることで前記バネの付勢力による前記セクタギヤの回動を止める回動規制位置と、前記セクタギヤから外れることで前記バネの付勢力による前記セクタギヤの回動を許容する回動許容位置とに回動可能なセクタレバーと、
    前記セクタレバーを前記回動規制位置と前記回動許容位置との間で動かすためのソレノイドアクチュエータと、を備え、
    前記セクタレバーが前記回動規制位置に位置するときに前記移動ギヤが前記離脱位置に位置し、
    前記セクタレバーが前記回動許容位置に位置するときに前記移動ギヤが前記連結位置に位置し、
    前記セクタレバーを前記回動許容位置に維持する時間に対応した前記ソレノイドアクチュエータの作動時間が第1時間である場合、前記下流ギヤが回動することで前記圧板が移動するとともに、前記セクタギヤが前記第2角度回動することで前記伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられ、
    前記ソレノイドアクチュエータの前記作動時間が前記第1時間よりも短い第2時間である場合、前記下流ギヤが回動しないことで前記圧板の位置が維持されるとともに、前記セクタギヤが前記第2角度回動することで前記伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられることを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記伝達切替機構は、
    太陽歯車、遊星歯車、遊星キャリアおよび内歯車を備えた遊星歯車機構と、
    前記太陽歯車、前記遊星キャリアおよび前記内歯車の3つの構成要素の1つである第1構成要素に引っ掛かることで前記伝達切替機構を前記伝達状態にさせる伝達位置と、前記第1構成要素から外れることで前記伝達切替機構を前記非伝達状態にさせる非伝達位置とに切り替え可能な伝達切替レバーと、
    前記セクタギヤと連動して回動するカムであって、前記伝達切替レバーを前記伝達位置と前記非伝達位置とに切り替えるカムと、を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記圧板作動機構は、
    前記セクタギヤとともに回動する連動ギヤであって、前記連結位置に位置する前記移動ギヤと噛み合うことが可能な連動ギヤを備え、
    前記連動ギヤは、前記カムを有することを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記連動ギヤは、
    前記連結位置に位置する前記移動ギヤと噛み合うことが可能な2つの歯部と、前記連結位置に位置する前記移動ギヤと噛み合わない2つの欠歯部とを外周面に有することを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記入力ギヤは、前記遊星歯車機構の3つの前記構成要素の1つであることを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  6. 前記ギヤユニットは、前記上流ギヤを初期位置に向けて付勢するバネを備えることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  7. 前記移動ギヤは、前記セクタレバーに回転可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  8. トレイと、
    前記トレイにセットされたシートを搬送する供給ローラと、
    シートを前記供給ローラに接触させる接触位置と、シートを前記供給ローラから離間させる離間位置と、の間で移動する圧板と、
    モータと、
    前記モータの駆動力を前記供給ローラに伝達させる伝達状態と、前記モータの駆動力を前記供給ローラに伝達させない非伝達状態とに切り替え可能な伝達切替機構と、
    前記モータの駆動力を利用して前記圧板を作動させる作動状態と、前記モータの駆動力を遮断して前記圧板を作動させない非作動状態とに切り替え可能な圧板作動機構と、
    前記圧板作動機構および前記伝達切替機構の状態を切り替え可能なソレノイドアクチュエータと、を備え、
    前記ソレノイドアクチュエータの作動時間が第1時間である場合、前記圧板作動機構の状態が作動状態に切り替えられて前記圧板が移動するとともに、前記伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられ、
    前記ソレノイドアクチュエータの前記作動時間が前記第1時間よりも短い第2時間である場合、前記圧板作動機構の状態が作動状態に切り替えられず前記圧板の位置が維持されるとともに前記伝達切替機構の状態が伝達状態または非伝達状態に切り替えられることを特徴とするシート搬送装置。
  9. 前記トレイは、画像形成装置の本体筐体の側面に位置する手差しトレイであることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  10. 請求項9に記載のシート搬送装置と、
    本体筐体と、
    複数の現像カートリッジが着脱可能なドロワと、を備える画像形成装置であって、
    前記本体筐体は、開口を有し、
    前記ドロワは、前記開口を通って移動可能であり、
    前記供給ローラは、前記開口の下に位置することを特徴とする画像形成装置。
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