JP2024051364A - 作業機械の遠隔情報取得システム、及び遠隔情報取得システム - Google Patents

作業機械の遠隔情報取得システム、及び遠隔情報取得システム Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワークの負担を軽減する。【解決手段】作業機械の遠隔情報取得システムは、作業機械が作業している作業領域を測定する空間認識装置によって生成された測定情報から、当該作業領域に存在する物体の位置と種類とを特定し、当該位置と種類とを送信する第1の装置と、作業機械を遠隔操作するように構成されている第2の装置と、を備え、第2の装置は、位置と種類とを受信した場合に、画面に表示するための仮想的な3次元空間に、種類に対応するモデルを、位置に対応する座標に配置するように構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、作業機械の遠隔情報取得システム、及び遠隔情報取得システムに関する。
従来、油圧ショベルなどの作業機械の遠隔操作を支援する遠隔操作システムが知られている(特許文献1参照)。この遠隔操作システムは、作業現場にある作業機械に取り付けられたカメラが撮像した画像を、遠隔操作室に設置された表示装置に表示するように構成されている。
特開2018-207244号公報
しかしながら、特許文献1に記載の遠隔操作システムでは、表示装置にカメラが撮像した画像を表示するためには、作業機械から遠隔操作室まで通信ネットワークを介して画像を送信する必要があるため、通信ネットワークの通信速度と比べて、画像のデータ量が大きい場合には、遠隔操作室にカメラが撮像した画像を表示するのが難しい可能性がある。
上述に鑑み、撮像するカメラと、撮像された領域を確認するための装置と、の間の通信量を削減することで、ネットワークの負担を軽減する。
本発明の一態様に係る作業機械の遠隔情報取得システムは、作業機械が作業している作業領域を測定する空間認識装置によって生成された測定情報から、当該作業領域に存在する物体の位置と種類とを特定し、当該位置と種類とを送信する第1の装置と、作業機械を遠隔操作するように構成されている第2の装置と、を備え、第2の装置は、位置と種類とを受信した場合に、画面に表示するための仮想的な3次元空間に、種類に対応するモデルを、位置に対応する座標に配置するように構成されている。
本発明の一態様によれば、データ量を削減することで、ネットワークの負担を軽減する。
図1は、第1の実施形態に係る遠隔操作システムの一例を示す概要図である。 図2は、第1の実施形態に係るショベル(掘削機)を示す側面図である。 図3は、第1の実施形態に係るショベルの駆動系の構成例を示すブロック図である。 図4は、第1の実施形態に係るショベルに搭載される電気系の構成例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る遠隔操作システムの構成例を示す機能ブロック図である。 図6は、第1の実施形態に係る遠隔操作室の配置例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係るショベルに設けられた空間認識装置が検出対象とする空間を表した図である。 図8は、第1の実施形態に係る物体検出コントローラにより検出された物体を表した図である。 図9は、第1の実施形態に係る配置部によって特定された物体のサイズ、傾き、及び位置を直方体で示した図である。 図10は、第1の実施形態に係る表示制御部により表示された表示装置の表示画面を例示した図である。 図11は、変形例に係るクローラークレーンの作業現場を示した図である。 図12は、変形例に係る遠隔操作室の表示装置に表示される画面例を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。また、以下で説明する実施形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述される全ての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の又は対応する符号を付し、説明を省略することがある。
(第1の実施形態)
まず、図1を参照して、第1の実施形態に係る遠隔操作システム(遠隔情報取得システムの一例)SYSの概要を説明する。図1は、第1の実施形態に係る遠隔操作システムSYSの一例を示す概要図である。
<遠隔操作システムを構成する機器>
図1に示すように、第1の実施形態に係る遠隔操作システムSYSは、ショベル100と、ドローンDRと、定点カメラ(定点計測装置の一例)C12と、遠隔操作室RCと、を含んでいる。
ショベル100及びドローンDRの無線通信が可能とする。そして、ショベル100及びドローンDRは、無線通信装置NT1を介して、公衆ネットワークNTに接続された機器(例えば、遠隔操作室RC)との間でデータの送受信を可能とする。定点カメラC12は、公衆ネットワークNTに接続された機器(例えば、遠隔操作室RC)との間でデータの送受信を可能とする。
ショベル100、ドローンDR、及び定点カメラC12は、ショベル100が作業を行う作業現場に存在する。このように本実施形態では、作業現場に複数種類の装置が設けられている。そして、ショベル100、ドローンDR、及び定点カメラ(定点計測装置の一例)C12は、作業現場に関する情報を、遠隔操作室RCに送信できる。これにより、遠隔操作室RCは、複数種類の装置からの検出結果に応じて、作業現場を多角的に確認することができる。なお、本実施形態は、測定情報を送信するため装置(第1の装置)を、ショベル100、ドローンDR、及び定点カメラC12に制限するものではなく、ユーザが所持可能な空間認識装置など、他の態様の装置であってもよい。
例えば、ショベル100には空間認識装置C1(図2参照)が設けられ、ドローンDRには空間認識装置C11が設けられている。定点カメラC12は、空間認識装置としての機能を有している。したがって、ショベル100、ドローンDR、及び定点カメラC12は、空間認識装置による作業現場の測定結果を示した測定情報を生成できる。ショベル100、ドローンDR、及び定点カメラC12の各々の測定結果である測定情報を、遠隔操作室RCに送信すると、公衆ネットワークNTの負荷が大きくなる。そこで、本実施形態に係る遠隔操作システムSYSは、測定情報の代わりに、測定情報に基づいて検知した物体に関する情報を送信する。
空間認識装置C1、C11、及び定点カメラC12は、作業現場を撮像するためにLIDAR(Light Detection and Ranging)を用いてもよい。LIDARは、例えば、監視範囲内にある100万点以上の点とLIDARとの間の距離を測定する。なお、本実施形態は、LIDARを用いる手法に制限するものではなく、物体との間の距離を計測可能な空間認識装置であればよい。さらに、本実施形態は、色等を検出可能な撮像装置と組み合わせてもよい。他の例としては、ステレオカメラを用いてもよいし、ミリ波レーダなどの測距装置を組み合わせてもよい。
遠隔操作システムSYSに含まれるドローンDRは、一台であってもよいし、複数台であってもよい。これにより、遠隔操作システムSYSは、複数台のドローンDRを通じて、遠隔操作室RCに作業現場に関する情報提供を行うことができる。
遠隔操作システムSYSに含まれる定点カメラC12は、一台であってもよいし、複数台であってもよい。これにより、遠隔操作システムSYSは、複数台のC12を通じて、遠隔操作室RCに作業現場に関する情報提供を行うことができる。
遠隔操作システムSYSに含まれるショベル100は、一台であってもよいし、複数台であってもよい。これにより、遠隔操作システムSYSは、複数台のショベル100を通じて、遠隔操作室RCに作業現場に関する情報提供を行うことができる。
<遠隔操作室の構成例>
遠隔操作室RCには、通信装置T2、遠隔コントローラ40、操作装置26、操作センサ29、及び表示装置D1を備えている。また、遠隔操作室RCには、ショベル100を遠隔操作する操作者OPが座る操作席DSが設置されている。
通信装置T2は、ショベル100に取り付けられた通信装置T1(図2参照)、ドローンDRに取り付けられた通信装置T3、及び定点カメラC12に取り付けられた(図示しない)通信装置との間で通信を制御するように構成されている。
遠隔コントローラ(第2の装置の一例)40は、各種演算を実行する演算装置である。本実施形態では、遠隔コントローラ40は、CPU及びメモリを含むマイクロコンピュータで構成されている。そして、遠隔コントローラ40の各種機能は、CPUがメモリに格納されたプログラムを実行することで実現される。
表示装置D1は、遠隔操作室RCにいる操作者OPがショベル100の周囲を視認するために、ショベル100、ドローンDR、及び定点カメラC12の各々から送信された情報に基づいた画面を表示する。表示装置D1は、操作者が遠隔操作室RCにいるにもかかわらず、ショベル100の周囲を含む作業現場の状況を確認できる。
操作装置26(操作部の一例)には、操作装置26の操作内容を検出するための操作センサ29が設置されている。操作センサ29は、例えば、操作レバーの傾斜角度を検出する傾斜センサ、又は、操作レバーの揺動軸回りの揺動角度を検出する角度センサ等である。操作センサ29は、圧力センサ、電流センサ、電圧センサ、又は距離センサ等の他のセンサで構成されていてもよい。操作センサ29は、検出した操作装置26の操作内容に関する情報を遠隔コントローラ40に対して出力する。遠隔コントローラ40は、受信した情報に基づいて操作信号を生成し、生成した操作信号をショベル100に向けて送信する。操作センサ29は、操作信号を生成するように構成されていてもよい。この場合、操作センサ29は、遠隔コントローラ40を経由せずに、操作信号を通信装置T2に出力してもよい。これにより、遠隔操作室RCから、ショベル100の遠隔操作を実現できる。
<ショベルの構成>
図2は、実施形態に係る建設機械としてのショベル100を示している。ショベル100の下部走行体1には、旋回機構2を介して上部旋回体3が旋回可能に搭載されている。上部旋回体3にはブーム4が取り付けられている。ブーム4の先端にはアーム5が取り付けられ、アーム5の先端にはエンドアタッチメントとしてのバケット6が取り付けられている。
ブーム4、アーム5、及びバケット6は、アタッチメントの一例である掘削アタッチメントを構成している。ブーム4はブームシリンダ7により駆動され、アーム5はアームシリンダ8により駆動され、バケット6はバケットシリンダ9により駆動される。
ブーム4にはブーム角度センサS1が取り付けられ、アーム5にはアーム角度センサS2が取り付けられ、バケットリンクにはバケット角度センサS3が取り付けられている。上部旋回体3には、旋回角速度センサS4が取り付けられている。
ブーム角度センサS1は、姿勢検出センサの1つであり、ブーム4の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、ブーム角度センサS1は、ブームシリンダ7のストローク量を検出するストロークセンサであり、ブームシリンダ7のストローク量に基づいて上部旋回体3とブーム4とを連結するブームフートピン回りのブーム4の回動角度を導き出す。
アーム角度センサS2は、姿勢検出センサの1つであり、アーム5の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、アーム角度センサS2は、アームシリンダ8のストローク量を検出するストロークセンサであり、アームシリンダ8のストローク量に基づいてブーム4とアーム5とを連結する連結ピン回りのアーム5の回動角度を導き出す。
バケット角度センサS3は、姿勢検出センサの1つであり、バケット6の回動角度を検出するように構成されている。本実施形態では、バケット角度センサS3は、バケットシリンダ9のストローク量を検出するストロークセンサであり、バケットシリンダ9のストローク量に基づいてアーム5とバケット6とを連結する連結ピン回りのバケット6の回動角度を導き出す。
なお、ブーム角度センサS1、アーム角度センサS2、及びバケット角度センサS3のそれぞれは、ロータリエンコーダ、加速度センサ、ポテンショメータ(可変抵抗器)、傾斜センサ、又は、慣性計測装置等であってもよい。慣性計測装置は、例えば、加速度センサとジャイロセンサとの組み合わせで構成されていてもよい。
旋回角速度センサS4は、上部旋回体3の旋回角速度を検出するように構成されている。本実施形態では、旋回角速度センサS4は、ジャイロセンサである。旋回角速度センサS4は、旋回角速度に基づいて旋回角度を算出するように構成されていてもよい。旋回角速度センサS4は、ロータリエンコーダ等の他のセンサで構成されていてもよい。
上部旋回体3には、運転室としてのキャビン10、エンジン11、測位装置18、集音装置A1、空間認識装置C1、及び通信装置T1等が搭載されている。また、キャビン10内には、コントローラ30が搭載されている。また、キャビン10内には、運転席及び操作装置等が設置されている。
エンジン11は、ショベル100の駆動源である。本実施形態では、エンジン11は、ディーゼルエンジンである。エンジン11の出力軸は、メインポンプ14及びパイロットポンプ15のそれぞれの入力軸に連結されている。
測位装置18は、ショベル100の位置を測定するように構成されている。本実施形態では、測位装置18は、GNSS(Global Navigation Satellite System)コンパスであり、上部旋回体3の位置及び向きを測定できるように構成されている。
集音装置A1は、ショベル100の周囲で発生する音を集めるように構成されている。本実施形態では、集音装置A1は、上部旋回体3に取り付けられたマイクである。
空間認識装置C1は、ショベル100(作業機械の一例)が作業している作業領域を測定するように構成されている。本実施形態では、空間認識装置C1は、上部旋回体3の上面後端に取り付けられた後カメラC1B、キャビン10の上面前端に取り付けられた前カメラC1F、上部旋回体3の上面左端に取り付けられた左カメラC1L、及び、上部旋回体3の上面右端に取り付けられた右カメラC1Rを含む。空間認識装置C1は、キャビン10内の所定位置に設置された全天球カメラであってもよい。所定位置は、例えば、キャビン10内に設置された運転席に着座する操作者の目の位置に対応する位置である。
通信装置T1は、ショベル100の外部にある機器との通信を制御するように構成されている。本実施形態では、通信装置T1は、無線通信網を介し、通信装置T1とショベル100の外部にある機器との間の無線通信を制御するように構成されている。通信装置T1は、例えば、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)等の移動体通信規格に対応する移動体通信モジュールや衛星通信網に接続するための衛星通信モジュール等を含む。
コントローラ30は、各種演算を実行する演算装置である。コントローラ30は、例えば、キャビン10内に設けられ、ショベル100の駆動制御を行う。コントローラ30は、その機能が任意のハードウェア、ソフトウェア、或いは、その組み合わせにより実現されてよい。例えば、コントローラ30は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等のメモリ装置、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性の補助記憶装置、及び各種入出力用のインターフェース装置等を含むマイクロコンピュータを中心に構成される。コントローラ30は、例えば、不揮発性の補助記憶装置にインストールされる各種プログラムをCPU上で実行することにより各種機能を実現する。
図3は、図2のショベル100の駆動系の構成例を示すブロック図である。図3において、機械的動力伝達ラインは二重線、作動油ラインは太実線、パイロットラインは破線、電気制御ラインは点線でそれぞれ示されている。
ショベル100の駆動系は、エンジン11、レギュレータ13、メインポンプ14、パイロットポンプ15、コントロールバルブユニット17、コントローラ30、及び電磁弁ユニット45等で構成されている。エンジン11は、エンジンコントロールユニット74により駆動制御される。
メインポンプ14は、作動油ライン16を介して作動油をコントロールバルブユニット17に供給する。本実施形態では、メインポンプ14は、斜板式可変容量型油圧ポンプである。
レギュレータ13は、メインポンプ14の吐出量を制御するように構成されている。本実施形態では、レギュレータ13は、メインポンプ14の吐出圧又はコントローラ30からの制御信号等に応じてメインポンプ14の斜板傾転角を調節するように構成されている。メインポンプ14は、レギュレータ13により1回転当たり吐出量(押し退け容積)が制御される。
パイロットポンプ15は、パイロットライン25を介して各種油圧制御機器に作動油を供給するように構成されている。本実施形態では、パイロットポンプ15は、固定容量型油圧ポンプである。但し、パイロットポンプ15は、省略されてもよい。この場合、パイロットポンプ15が担っていた機能は、メインポンプ14によって実現されてもよい。すなわち、メインポンプ14は、コントロールバルブユニット17に作動油を供給する機能とは別に、絞り等を介して電磁弁ユニット45等に作動油を供給する機能を備えていてもよい。
コントロールバルブユニット17は、メインポンプ14から受け入れた作動油を1又は複数の油圧アクチュエータに選択的に供給できるように構成されている。本実施形態では、コントロールバルブユニット17は、複数の油圧アクチュエータに対応する複数の制御弁を含む。そして、コントロールバルブユニット17は、1又は複数の油圧アクチュエータに対し、メインポンプ14から吐出される作動油を選択的に供給できるように構成されている。油圧アクチュエータは、例えば、ブームシリンダ7、アームシリンダ8、バケットシリンダ9、左側走行用油圧モータ1L、右側走行用油圧モータ1R、及び旋回用油圧モータ2Aを含む。
コントローラ30は、通信装置T1を通じて受信する操作信号に基づき、電磁弁ユニット45を制御するように構成されている。本実施形態では、操作信号は、遠隔操作室RCから送信されてくる。操作信号は、キャビン10内に設けられた操作装置によって生成されてもよい。
電磁弁ユニット45は、パイロットポンプ15とコントロールバルブユニット17内の各制御弁のパイロットポートとを繋ぐ各パイロットライン25に配置された複数の電磁弁を含む。
本実施形態では、コントローラ30は、複数の電磁弁のそれぞれの開口面積を個別に制御することで、各制御弁のパイロットポートに作用するパイロット圧を制御することができる。そのため、コントローラ30は、各油圧アクチュエータに流入する作動油の流量、及び、各油圧アクチュエータから流出する作動油の流量を制御することができ、ひいては、各油圧アクチュエータの動きを制御することができる。
このようにして、コントローラ30は、遠隔操作室等の外部からの操作信号に応じ、ブーム4の上げ下げ、アーム5の開閉、バケット6の開閉、上部旋回体3の旋回、及び下部走行体1の走行等を実現できる。
図4は、図1のショベルに搭載される電気系の構成例を示す図である。エンジン11は、図4に示すように、エンジンコントロールユニット74に接続されている。エンジンコントロールユニット74からは、エンジン11の状態を示す各種データがコントローラ30に送信される。コントローラ30は、エンジン11の状態を示す各種データをメモリ30aに蓄積できるように構成されている。なお、遠隔操作室RCは、図1と同様のため、説明を省略する。
バッテリ70は、ショベル100に搭載されている各種電気負荷に電力を供給するように構成されている。オルタネータ11a(発電機)、スタータ11b、コントローラ30、及び電装品72等は、バッテリ70に蓄えられた電力で動作するように構成されている。スタータ11bは、バッテリ70に蓄えられた電力で駆動され、エンジン11を始動させるように構成されている。また、バッテリ70は、オルタネータ11aが発電した電力で充電されるように構成されている。
水温センサ11cは、エンジン冷却水の温度に関するデータをコントローラ30に送信する。レギュレータ13は、斜板傾転角に関するデータをコントローラ30に送信する。吐出圧センサ14bは、メインポンプ14の吐出圧に関するデータをコントローラ30に送信する。測位装置18は、ショベル100の位置に関するデータをコントローラ30に送信する。
メインポンプ14が吸入する作動油が貯蔵された作動油タンクとメインポンプ14との間の管路14-1には、油温センサ14cが設けられている。油温センサ14cは、管路14-1を流れる作動油の温度に関するデータをコントローラ30に送信する。
尿素水タンク21に設けられた尿素水残量センサ21aは、尿素水の残量に関するデータをコントローラ30に送信する。燃料タンク22に設けられた燃料残量センサ22aは、燃料の残量に関するデータをコントローラ30に送信する。
通信装置T1は、無線通信を介し、遠隔操作室RCに設置された通信装置T2との間で情報を送受信するように構成されている。本実施形態では、通信装置T1と通信装置T2とは、第5世代移動通信回線(5G回線)、LTE回線、又は衛星回線等を介して情報を送受信するように構成されている。
<遠隔操作システムのブロック構成>
図5は、本実施形態に係る遠隔操作システムSYSの構成例を示す機能ブロック図である。図5に示される例では、遠隔操作システムSYSに含まれる、遠隔操作室RC、ドローンDR、及び、ショベル100の各々のブロック構成を示している。
ショベル100は、測位装置18、コントローラ30、電磁弁ユニット45、補助記憶装置48、空間認識装置C1、及び通信装置T1を備えている。遠隔操作室RCには、操作センサ29、遠隔コントローラ40、表示装置D1、及び通信装置T2を備えている。ドローンDRは、測位装置D18、物体検出コントローラD30、空間認識装置C11、補助記憶装置D48、及び通信装置T3を備えている。
ショベル100に搭載されているコントローラ30が有する機能について説明する。コントローラ30は、図5に示されるように、機能ブロックとして、物体検出コントローラ31と、ショベル状態特定部32と、アクチュエータ駆動部33と、を有する。
物体検出コントローラ31は、検出部31aと、位置算出部31bと、タグ情報付与部31cと、送信情報生成部31dと、を有し、空間認識装置C1によって検知された測定情報に基づいて、ショベル100の周囲に存在する物体を認識し、当該物体に関する情報を、遠隔操作室RCに送信するための処理を行う。
本実施形態においては、ショベル100が、遠隔操作室RCにショベル100の周囲の状況を伝えるために、空間認識装置C1によって検知された測定情報を送信する代わりに、測定情報から抽出された、ショベル100の周囲に存在する物体に関する情報を送信する。
つまり、空間認識装置C1によって生成された測定情報は、データ量が大きくなる。このような測定情報を、遠隔操作室RCに送信する場合に、通信に用いる公衆ネットワークNTに対する負担が大きくなる。特にショベル100が都市郊外で作業を行う場合等における公衆ネットワークNTの環境によっては、測定情報の送信に遅延が生じる可能性がある。
そこで、本実施形態に係る物体検出コントローラ31は、空間認識装置C1によって生成された測定情報から、ショベル100の周囲に存在する物体を検知し、当該物体に関する情報を、遠隔操作室RCに送信するための情報(以下、送信情報)を生成する。
送信情報としては、例えば、"{tag、x、y、z、roll、pitch、yaw、x_len、y_len、z_len、α}"(以下、物体検知情報と称する)を検出された物体の数だけ含んだ情報とする。
"tag"(以下タグ情報と称する)は、検出された物体の種類を示す情報とする。例えば、"tag"には、人(避ける対象)、建造物(避ける対象)、地面(作業対象)、土砂(作業対象)、又は、吊り荷(作業対象)等を示した情報が格納される。
"x、y、z"は、検出された物体の3次元座標上の位置を示す情報とする。本実施形態における物体の位置を示す情報は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)に基づいた世界座標系における位置情報としてもよい。本実施形態では、緯度、経度をx軸及びy軸で示し、高度をz軸で示している。
"roll、pitch、yaw"は、検出された物体の3次元座標上の傾きを示す情報とする。本実施形態における物体の傾きを示す情報は、ロール角、ピッチ角、及びヨー角の各々を示している。
"x_len、y_len、z_len"は、検出された物体の3次元のサイズを示す情報とする。つまり、"x_len"は、x軸方向の長さであり、"y_len"は、y軸方向の長さであり、"z_len"は、z軸方向の長さである。本実施形態においては、検出された物体の形状を、直方体として保持する。また、空間認識装置C1で検出できない軸方向の長さの設定手法は、任意の手法でよい。例えば、検出されなかった旨の情報を設定してもよいし、検出された物体に対応する標準的な長さを割り当ててもよい。標準的な長さを設定する場合、安全性を考慮したマージンを含めてもよい。
"α"は、検出された物体の属性情報とする。例えば、"tag"が人を示す場合、"α"には、当該人の状態(立っている、しゃがんでいる、横になっている)、又は当該人の着ている服の色などが含まれてもよい。また、"α"が土砂を示す場合、"α"には、当該土砂の形状を示す情報(例えば、土砂の表面をモデル化したポリゴン情報)などが含まれてもよいし、当該土砂の表面の模様を表すテクスチャ画像が含まれてもよい。
次に送信情報を送信するまでに行われる処理について説明する。
検出部31aは、空間認識装置C1によって検知された測定情報から、検知範囲に存在する物体を検出する。検出部31aにより検出される物体の情報には、当該物体の形状、大きさ、及び色が含まれる。物体、及び当該物体の形状等の検出手法については、周知の手法を問わずどのような手法を用いてもよい。なお、検出される物体の情報は、物体の形状、大きさ、及び色に制限するものではなく、例えば色が含まれなくともよいし、他の情報が含まれてもよい。
位置算出部31bは、検出部31aにより検出された物体の位置、傾き、及びサイズを特定する。本実施形態においては、位置算出部31bは、物体が直方体とみなした場合の位置、傾き及びサイズを特定する。物体の位置とは、物体を特定するための位置であれば、任意の位置でよい。例えば、物体を直方体とみなした場合、当該直方体の底面の中心位置を、物体の位置としてもよい。
具体的な物体の位置の特定手法としては、位置算出部31bは、空間認識装置C1の測定情報から、空間認識装置C1から物体までの方向及び距離を認識できる。また、位置算出部31bは、測位装置18からの信号から、ショベル100の世界座標系の位置情報を特定できる。よって、位置算出部31bは、ショベル100の世界座標系の位置情報と、ショベル100に設けられた空間認識装置C1から物体までの方向及び距離と、に基づいて、世界座標系における物体の位置情報を取得できる。
このように、位置算出部31bは、世界座標系における位置情報、傾き、及び物体(直方体)のサイズを、測定情報から検出された物体毎に特定する。
タグ情報付与部31cは、検出部31aにより検出された物体に対して、当該物体に対応するタグ情報及び属性情報を付与する。タグ情報付与部31cは、補助記憶装置48に記憶されているタグ情報記憶部48aを参照する。
本実施形態に係るタグ情報記憶部48aには、測定情報から検出された物体を表す情報(例えば、検出された物体の形状、サイズ(大きさ)、及び色の組み合わせ)と、当該物体に対して割り当てるタグ情報と、属性情報と、の対応関係が記憶されている。つまり、タグ情報付与部31cは、タグ情報記憶部48aを参照することで、検出部31aにより検出された物体に対応するタグ情報(物体の種類の一例)、及び属性情報(物体の状態の一例)を特定できる。
また、検出された物体が、地面(作業対象)、土砂(作業対象)の場合、タグ情報付与部31cは、当該物体を示す情報に基づいて、物体の表面をモデル化したポリゴン情報を生成してもよい。
送信情報生成部31dは、位置算出部31bにより算出された物体(直方体)の位置、傾き、及びサイズと、タグ情報付与部31cにより特定されたタグ情報(物体の種類の一例)及び属性情報と、に基づいて、検知された物体毎の物体検知情報"{tag、x、y、z、roll、pitch、yaw、x_len、y_len、z_len、α}"を含む、送信情報を生成する。そして、送信情報生成部31dは、生成した送信情報を、遠隔操作室RCに送信する。
本実施形態では、物体検知情報"{tag、x、y、z、roll、pitch、yaw、x_len、y_len、z_len、α}"が物体毎に含まれた送信情報が、送信される。x、y、z、roll、pitch、yaw、x_len、y_len、z_lenの各々は、所定のサイズ(例えば8~16ビットの数値)の数値データであって、tag、αの各々は、所定のサイズ(例えば数文字)の文字列データである。このため、送信情報として送信されるデータ量は、空間認識装置C1の測定情報を送信する場合と比べて少なくできる。
ショベル状態特定部32は、ショベル100の状態を特定するように構成されている。本実施形態では、ショベル100の状態は、ショベル100の位置と向きを含む。ショベル100の位置は、例えば、ショベル100の世界座標系における位置(ショベル100基準点の緯度、経度、及び高度)である。ショベル状態特定部32は、測位装置18の出力に基づいてショベル100の位置及び向きを特定する。そして、ショベル状態特定部32は、特定されたショベル100の位置及び向きを示す情報を、遠隔操作室RCに送信する。
アクチュエータ駆動部33は、ショベル100に搭載されているアクチュエータを駆動するように構成されている。本実施形態では、アクチュエータ駆動部33は、遠隔コントローラ40から送信されてくる操作信号に基づき、電磁弁ユニット45に含まれる複数の電磁弁のそれぞれに対する作動信号を生成して出力する。
作動信号を受けた各電磁弁は、コントロールバルブユニット17における対応する制御弁のパイロットポートに作用するパイロット圧を増減させる。その結果、各制御弁に対応する油圧アクチュエータは、制御弁のストローク量に応じた速度で動作する。
次に、ドローンDRに搭載されている物体検出コントローラD30が有する機能について説明する。物体検出コントローラD30は、図5に示されるように、機能ブロックとして、検出部D30aと、位置算出部D30bと、タグ情報付与部D30cと、送信情報生成部D30dと、を有し、空間認識装置C11によって検知された測定情報に基づいて、作業現場に存在する物体を認識し、当該物体に関する情報を、遠隔操作室RCに送信するための処理を行う。ドローンDRの操作は、空間認識装置C11の検出対象に作業現場が含まれていればよく、自動制御であってもよいし、任意の操作者による手動制御であってもよい。
検出部D30aは、空間認識装置C11によって検知された測定情報から、検知範囲に存在する物体を検出する。検出部D30aにより検出される物体の情報には、当該物体の形状、大きさ、及び色が含まれる。なお、検出される物体の情報は、物体の形状、大きさ、及び色に制限するものではなく、例えば色が含まれなくともよいし、他の情報が含まれてもよい。
位置算出部D30bは、上述した位置算出部31bと同様に、空間認識装置C11の測定情報、及び測位装置D18からの世界座標系におけるドローンDRの位置情報に基づいて、世界座標系における物体の位置情報、物体(直方体)の傾き、及び物体(直方体)のサイズを、検出された物体毎に算出する。
タグ情報付与部D30cは、補助記憶装置D48のタグ情報記憶部D48aを参照して、検出部D30aにより検出された物体に対して、当該物体に対応するタグ情報及び属性情報を付与する。タグ情報及び属性情報を付与するための手法は、ショベル100のタグ情報付与部31cと同様として説明を省略する。
送信情報生成部D30dは、位置算出部D30bにより算出された物体(直方体)の位置、傾き、及びサイズと、タグ情報付与部D30cにより特定されたタグ情報及び属性情報と、に基づいて、検知された物体毎の物体検知情報"{tag、x、y、z、roll、pitch、yaw、x_len、y_len、z_len、α}"を含む、送信情報を生成する。そして、送信情報生成部D30dは、生成した送信情報を、遠隔操作室RCに送信する。
本実施形態では、ショベル100及びドローンDRが送信情報を送信するためのブロック構成について説明した。しかしながら、本実施形態は、送信情報を送信する機器を、ショベル100及びドローンDRに制限するものではなく、定点カメラC12も送信情報を送信する。また、作業者が有する空間認識装置を含む計測装置から送信情報を送信してもよい。このように作業現場に存在する機器であれば送信情報を送信してよい。これら機器が備える構成は、ショベル100及びドローンDRと同様として説明を省略する。
次に、遠隔操作室RCに設置されている遠隔コントローラ40が有する機能について説明する。遠隔コントローラ40は、ショベル100を遠隔操作するように構成されている。
機能ブロックとして、物体復元コントローラ41、及び操作信号生成部42を有する。
物体復元コントローラ41は、仮想3次元空間生成部41aと、配置部41bと、表示制御部41cと、を有し、ショベル100及びドローンDR等からの送信情報を受信した場合、仮想3次元空間に、送信情報に含まれるタグ情報に対応する3次元モデルを、送信情報に含まれる位置、傾きに対応する座標に配置し、当該仮想3次元空間を表示装置D1に表示する。
仮想3次元空間生成部41aは、仮想的な3次元空間(以下、仮想3次元空間と称する)を生成する。仮想3次元空間の形状はどのような形状であってもよく、例えば、仮想的な円筒形状として生成する。当該仮想3次元空間の中心座標は、任意の位置でよく、例えば、作業現場の中心を示す座標でもよい。
そして、仮想3次元空間生成部41aは、仮想3次元空間の内周面に所定の画像を投影する。所定の画像は、任意の画像であってよく、作業現場に対応する画像が好ましい。例えば、作業現場が森の場合には、森を表した画像を投影してもよい。また、投影する画像は、現在の作業時刻に応じて切り替えてもよい。これにより、遠隔操作室RCで作業している操作者OPは、現在の時間帯を認識できる。
配置部41bは、送信情報に含まれている物体毎の物体検知情報"{tag、x、y、z、roll、pitch、yaw、x_len、y_len、z_len、α}"に基づいて、仮想3次元空間に、物体を表す3次元モデルを配置する。本実施形態に係る配置部41bは、"x_len、y_len、z_len"によって物体(直方体)のサイズを特定し、"roll、pitch、yaw"によって当該物体(直方体)の傾きを特定し、"x、y、z"によって仮想3次元空間における位置を特定する。本実施形態では、当該仮想3次元座標の座標と、世界座標系の座標と、を(図示しない)所定の変換テーブル等に応じて変換可能とする。これにより、物体検知情報に含まれる世界座標系の位置、サイズ、及び傾きを、当該仮想3次元空間で対応する位置、サイズ、及び傾きに変換できる。
さらに、配置部41bは、"tag"によって物体の種類を特定すると共に、"α"によって物体の状態又は形状等を特定する。その際に、配置部41bは、3次元モデル記憶部49aを参照する。
補助記憶装置49は、3次元モデル記憶部49aを記憶する。3次元モデル記憶部49aは、"tag"で示される物体の種類に応じて3次元形状のモデル(以下、3次元モデルと称する)を記憶する。さらに、3次元モデル記憶部49aは、"α"で示される物体の状態に応じた、3次元モデルの形状を記憶する。これにより、本実施形態では、検出した物体の3次元表示が可能となる。従って、本実施形態は、操作者OPが3次元表示を参照することで、作業現場の把握が容易になる。したがって、操作者OPの作業負担を軽減できる。
よって、配置部41bは、"tag"で示される物体の種類に応じた3次元モデルを、"α"で示された物体の状況に応じた形状で特定できる。
そして、配置部41bは、仮想3次元空間に、当該物体の位置、傾き及びサイズで示される直方体に、特定された3次元モデルの形状を当てはめる。これにより、配置部41bは、仮想3次元空間に、3次元モデルを配置する。
配置部41bは、送信情報に含まれている全ての物体に対応する3次元モデルを配置する。配置部41bは、遠隔操作室RCに送信した全ての機器(例えば、ショベル100、ドローンDR、及び定点カメラC12)の送信情報に基づいて、3次元モデルを配置する。これにより、配置部41bは、例えばショベル100では死角となる領域に物体が存在しても、当該物体に対応する3次元モデルを配置できる。
表示制御部41cは、3次元モデルが配置された仮想3次元空間を、表示装置D1に表示する。表示制御部41cが、仮想3次元空間を表示する際の視点及び注視点は、任意の位置でよい。例えば、表示制御部41cは、ショベル100のキャビンが存在する位置を始点の初期値とし、キャビンの前方から所定の距離だけ離れた位置を注視点の初期値として設定してもよい。仮想3次元空間の表示を行うための注視点及び視点は、遠隔操作室RCに存在する操作装置26からの操作に応じて、仮想3次元空間内を移動させることが可能となる。
操作信号生成部42は、操作信号を生成するように構成されている。本実施形態では、操作信号生成部42は、操作センサ29の出力に基づいて操作信号を生成するように構成されている。
次に、遠隔操作室RCについて説明する。図6は、遠隔操作室RCの配置例を示す図である。遠隔操作室RCには、操作席DSを基準に、複数の操作装置26が設けられている。
本実施形態では、表示装置D1は、図6に示すように、縦3段、横3列の9つのモニタで構成されるマルチディスプレイである。具体的には、表示装置D1は、中央モニタD1a、上モニタD1b、下モニタD1c、左モニタD1d、右モニタD1e、左上モニタD1f、右上モニタD1g、左下モニタD1h、及び右下モニタD1iを含む。
そして、表示装置D1は、表示制御部41cによって、3次元モデルが配置された仮想3次元空間を表示する。操作者OPは、操作装置26を介して、ショベル100の操作に加えて、仮想3次元空間の表示を切り替える(例えば、視点の移動させる)ための操作を行うことができる。
<作業現場側で行われる処理>
次にショベル100側で行われる処理について説明する。図7は、ショベル100に設けられた空間認識装置C1が検出対象とする空間を表した図である。図7に示されるように、空間認識装置C1は、ショベル100周辺の空間6000に関する情報を取得して、測定情報を生成する。
図7に示されるように、測定情報は、検出対象である空間6000の情報として、人6001と、人6002と、建造物6003と、が含まれている。
物体検出コントローラ31は、計測情報に基づいて、送信情報を生成する。図8は、物体検出コントローラ31により検出された物体を表した図である。
検出部31aは、測定情報に基づいて、図7に示される空間6000に存在する物体を検出する。図8に示されるように、検出部31aは、物体7001と、物体7002と、物体7003と、を検出する。
そして、位置算出部31bは、物体7001の基準点7001A、物体7002の基準点7002A、物体7003の基準点7003Aの各々の、世界座標系における位置情報を算出する。さらに、位置算出部31bは、物体7001、物体7002、及び物体7003のサイズ及び傾きを算出する。空間認識装置C1で検出できない奥行き方向の長さは設定しなくともよい。例えば、ドローンDRが、物体7001、物体7002、及び物体7003の各々の奥行方向の長さを取得し、設定してもよい。この場合、物体復元コントローラ41が、複数の空間認識装置の認識結果を組み合わせることで物体のサイズを特定できる。
タグ情報付与部31cは、物体7001、物体7002、及び物体7003の各々にタグ情報及び属性情報を付与する。例えば、タグ情報付与部31cは、物体7001に対して、タグ情報"人"及び属性情報"立っている"を付与し、物体7002に対して、タグ情報"人"及び属性情報"立っている"を付与し、物体7003に対して、タグ情報"建造物"を付与する。例えば、タグ情報記憶部48aには、人の形状及び大きさと、タグ情報"人"とを対応付けている。さらに、タグ情報記憶部48aには、人が立っている場合の垂直方向のサイズ(大きさ)又は人が立っている場合の形状と、属性情報"立っている"と、を対応付けている。これにより、タグ情報付与部31cは、タグ情報記憶部48aを参照することで、タグ情報"人"及び属性情報"立っている"を付与できる。
そして、送信情報生成部31dは、位置算出部31bにより算出された物体の位置、傾き、及びサイズと、タグ情報付与部31cにより特定された物体のタグ情報及び属性情報と、に基づいて送信情報を生成し、送信情報を送信する。
本実施形態では、送信情報生成部31dが送信情報を送信することで、空間認識装置C1による測定情報を送信する場合と比べてデータ量を低減できる。本実施形態において、送信情報を送信する間隔は、任意の間隔でよく、例えば、通常の遠隔監視で画像情報を送信する間隔と同様でもよい。
<遠隔操作室側で行われる処理>
次に遠隔操作室RC側で行われる処理について説明する。本実施形態に係る遠隔操作室RCは、ショベル100、ドローンDR、及び定点カメラC12の各々からの送信情報に基づいて、作業現場の状況を表示装置D1に表示する。
まず、仮想3次元空間生成部41aが、仮想3次元空間を生成する。本実施形態に係る配置部41bは、"x_len、y_len、z_len"によって物体(直方体)のサイズを特定し、"roll、pitch、yaw"によって当該物体(直方体)の傾きを特定し、"x、y、z"によって仮想3次元空間における位置を特定する。
図9は、本実施形態に係る配置部41bによって特定された物体のサイズ、傾き、及び位置を直方体で示した図である。図9に示される例では、物体9001、物体9002、及び物体9003が特定されたサイズで、特定された位置に配置されている。さらに、仮想3次元空間においては、ショベル100から受信した、ショベル100の位置及び向きを示す情報に基づいて、視点9011を設定する。そして、ショベル100の向きに対応する位置に注視点を設定すればよい。
そして、配置部41bは、物体9001、物体9002、及び物体9003の各々に示される直方体に収まるように、タグ情報に示される3次元モデルを配置する。3次元モデルは、属性情報で示された状態で配置される。このように、本実施形態では、物体の現在の状況を表した3次元モデルを表示できる。したがって、操作者OPは、3次元モデルの表示であっても、物体の現在の状況を認識できるので、作業負担を軽減できる。
つまり、物体9001、物体9002の各々には、"立っている"状態の"人"を表した3次元モデルが配置される。物体9003には、"建造物"を表した3次元モデルが配置される。
また、仮想3次元空間に配置される物体は、ショベル100の送信情報の他に、ドローンDR及び定点カメラC12の各々の送信情報を用いて配置されてもよい。これにより、ショベル100の空間認識装置C1では死角となる位置に存在する物体等も配置できる。
表示制御部41cは、3次元モデルが配置された仮想3次元空間を、表示装置D1に表示する。図10は、表示制御部41cにより表示された表示装置D1の表示画面を例示した図である。本実施形態では、図10に示される表示画面を、表示装置D1の9個のモニタのうち、いずれか一つに表示してもよいし、複数のモニタ(例えば、4×4、又は3×3)に表示してもよい。
図10に示される表示画面は、図9に示される視点9011から、仮想3次元空間を見た場合を示している。これにより、ショベル100の向きに従って、人を示した3次元モデル1001と、人を示した3次元モデル1002と、建造物を示した3次元モデル1003とが表れている。
操作者OPは、操作装置26を用いることで、表示装置D1に作業現場を表示するための視点を、仮想3次元空間内であれば移動できる。例えば、操作者OPは、視点を移動させることで、ショベル100のキャビンから見えない領域の状況を確認できる。このように、視点の移動によって、仮想3次元空間内であれば表示することが可能となる。したがって、操作席DSにいる操作者OPが、作業現場の状況を把握するのが容易になる。
このように、本実施形態では、操作席DSにいる操作者OPは、送信情報に基づいた仮想3次元空間を参照することで、作業現場の状況を確認できる。
(変形例)
上述した実施形態では、ショベルの遠隔操作を行う場合について説明した。しかしながら、上述した実施形態は、ショベルの遠隔操作に制限するものではない。そこで、変形例では、クローラークレーンの遠隔操作を行う場合について説明する。
図11は、変形例に係るクローラークレーンの作業現場を示した図である。図11に示される例では、クローラークレーン1100を、遠隔操作室RCに存在する操作者OPが操作する例とする。なお、遠隔操作室RCは、上述した実施形態と同様として、説明を省略する。なお、上述した実施形態と同様の構成については同一符号を割り当て、説明を省略する。
図11に示される例では、クローラークレーン1100が、下部走行体1102と、上部旋回体1103と、ブーム1104と、カウンターウェイト1105と、を備えている。クローラークレーン1100は、測位装置18と、通信装置T1と、コントローラ1130と、を搭載している。
ブーム1104の先端近傍には空間認識装置C1101が設けられている。空間認識装置C1101は、光軸1151が下方向を向くように設けられている。これにより、空間認識装置C1101は、クローラークレーン1100の作業現場に関する状況を検知する。
さらには、クローラークレーン1100のコントローラ1130は、上述した実施形態と同様に、物体検出コントローラ31を備えている。これにより、物体検出コントローラ31は、空間認識装置C1101によって検知された測定情報に基づいて、送信情報を生成し、通信装置T1を用いて送信情報を遠隔操作室RCに送信する。
図11に示される例では、クローラークレーン1100が、積み荷1112を、建造物1114の上に存在する作業者1113に、受け渡す状況とする。
図11で示されるような状況で、クローラークレーン1100のキャビンからの視点で、遠隔操作室RCから操作を行った場合、建造物1114が障害物となって、積み荷1112の状況の確認が難しい。
そこで、本変形例では、上述した実施形態で説明した仮想3次元空間を表示するための手段を用いる。本変形例では、空間認識装置C1101が検出を行っている範囲内1114内であれば、視点を移動させることができる。例えば、視点1111から作業現場を表示することができる。
図12は、遠隔操作室RCの表示装置D1に表示される画面例を示した図である。図12に示される例は、視点1111からの作業現場の表した仮想3次元空間である。
図12に示されるように表示画面には、作業者1113の3次元モデル1201と、積み荷1112の3次元モデル1202と、が表示されている。このように遠隔操作室RCの操作者OPは、作業者1113が存在する位置から、積み荷1112の位置を確認できる。
つまり、遠隔操作室RCの操作者OPは、図12に示される表示画面を確認することで、作業者1113に、積み荷1112を受け渡せるように、クローラークレーン1100の上部旋回体1103の旋回制御、及びブーム1104の下げ動作と、を行うことができる。
本変形例では、遠隔操作室RCの操作者OPが、仮想3次元空間を視認する際の視点を、作業に応じて移動させることで、作業効率を向上させることができる。
ところで、建造物1114の建築を行う場合、遠隔操作室RCの操作者OPは、建造物1114の現在の状況を確認するほうが、作業が容易となる。このため、建造物1114の3次元モデルとしては、より詳細な構造を有する3次元モデルの方が好ましい。
そこで、本変形例に示される建造物1114の3次元モデルとして、建造物1114の3次元CADデータを用いてもよい。例えば、遠隔操作室RCの補助記憶装置49に、建造物1114の3次元CADデータを記憶する。クローラークレーン1100からの送信情報には、タグ情報として、建造物1114を特定する情報が含まれていればよい。これにより、物体復元コントローラ41が、仮想3次元空間に、建造物1114の3次元CADデータに基づいた3次元モデルを表示できる。
また、物体復元コントローラ41の配置部41bが、CADデータに基づいた3次元モデルを配置する際に、現在の建築状況に基づいた3次元モデルを配置してもよい。例えば属性情報には、現在の建築状況として、現在の建築済みの階数、又は、現在の建築状況を表すためのCADデータの差分等が含まれていてもよい。これにより、物体復元コントローラ41は、現在の建築状況を考慮した3次元モデルを表示できる。
(変形例2)
本実施形態及び変形例では、送信情報を送信する場合について説明した。しかしながら、本実施形態は、このような送信手法に制限するものではなく、例えば、送信するデータを、遠隔操作室RCからの操作に応じて、送信情報及び測定情報から切り替えてもよい。
例えば、遠隔操作室RCにおいて仮想3次元空間ではなく、具体的な測定情報に基づいた画面を表示したい場合には、遠隔コントローラ40が、操作装置26等からの操作に従って、送信するデータの切り替え要求を、作業機械(例えば、ショベル100、又はクローラークレーン1100)に送信する。これにより、作業機械は、空間認識装置C1、C1101等で特定された測定情報を送信する。そして、遠隔操作室RCの表示装置D1には、測定情報に基づいた表示画面が表示される。これにより、操作者は、測定情報に基づいた現在の状況を認識できる。例えば、作業現場に存在する作業者が所定の作業を行っている場合に、当該作業の進捗を認識したい場合に、測定情報に基づいた表示画面に切り替えることで、遠隔操作室RCの操作者OPも当該作業状況を認識できる。このように表示画面を切り替えることで、操作者OPは、作業現場の状況に応じた表示が可能となるので、作業負担を軽減できる。
<作用>
上述した実施形態及び変形例においては、遠隔操作室RCで、作業現場の状況を確認できるので、作業機械(例えば、ショベル100、又はクローラークレーン1100)の遠隔操作が可能となる。その際に、作業機械(例えば、ショベル100、又はクローラークレーン1100)、ドローン、又は定点カメラなどの装置が、空間認識装置で生成された測定情報に基づいて、測定情報と比べてデータ量が小さい送信情報を生成し、当該送信情報を遠隔操作室RCに送信する。送信される送信情報は、測定情報と比べてデータ量が小さいのでネットワークに対する負担を小さくできる。さらには、送信情報のデータ量が小さいので、遠隔操作室RCに到達するまでの時間を短縮できる。または、遠隔操作室RCに到達するまでの、時間に遅延が生じるのを抑制できる。
したがって、遠隔操作室RCでは、操作者OPは、作業現場の現在の状況をすぐに認識できるので、現在の状況に応じた対応をすぐに行うことができる。これにより、安全性の向上を実現できる。
以上、作業機械の一例としてショベルを用いた場合の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、および組み合わせが可能である。それらについても当然に本発明の技術的範囲に属する。
つまり、上述した遠隔操作システムは、遠隔情報取得システムの一例として、作業機械の操作を行うシステムに適用した場合について説明したが、他の態様のシステムに適用してもよい。例えば、道路を走行している車両の遠隔監視、又は当該車両の遠隔操作するためのシステムに適用してもよい。さらには、多くの人が存在する領域における防犯監視システム(人及び人の所持物の3次元モデルの表示)に適用してもよい。このように、遠隔地において、物体の監視又は操作を行うシステムであれば適用できる。
100 ショベル
1100 クローラークレーン
C1、C11 空間認識装置
T1、T2、T3 通信装置
1、1102 下部走行体
2 旋回機構
3、1103 上部旋回体
4、1104 ブーム
5 アーム
6 バケット
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 ブームシリンダ
8 アームシリンダ
9 バケットシリンダ
11 エンジン
1105 カウンターウェイト
18、D18 測位装置
26 操作装置
29 操作センサ
30、1130 コントローラ
31、D30 物体検出コントローラ
31a、D30a 検出部
31b、D30b 位置算出部
31c、D30c タグ情報付与部
31d、D30d 送信情報生成部
32 ショベル状態特定部
33 アクチュエータ駆動部
45 電磁弁ユニット
48、D48 補助記憶装置
48a、D48a タグ情報記憶部
DR ドローン
C12 定点カメラ(定点計測装置の一例)
RC 遠隔操作室
40 遠隔コントローラ
26 操作装置
29 操作センサ
D1 表示装置
49 補助記憶装置
49a 3次元モデル記憶部
40 遠隔コントローラ
41 物体復元コントローラ
41a 仮想3次元空間生成部
41b 配置部
41c 表示制御部
42 操作信号生成部

Claims (7)

  1. 作業機械が作業している作業領域を測定する空間認識装置によって生成された測定情報から、当該作業領域に存在する物体の位置と種類とを特定し、当該位置と種類とを送信する第1の装置と、
    前記作業機械を遠隔操作するように構成されている第2の装置と、を備え、
    前記第2の装置は、前記位置と前記種類とを受信した場合に、画面に表示するための仮想的な3次元空間に、前記種類に対応するモデルを、前記位置に対応する座標に配置するように構成されている、
    作業機械の遠隔情報取得システム。
  2. 前記仮想的な3次元空間の表示を行うための視点は、操作部からの操作に応じて前記仮想的な3次元空間内を移動させることが可能に構成されている、
    請求項1に記載の遠隔情報取得システム。
  3. 前記第1の装置は、前記作業機械、ドローン、及び、前記作業領域を撮像するように設けられた定点計測装置のうち少なくとも一つである、
    請求項1に記載の遠隔情報取得システム。
  4. 前記第1の装置は、異なる種類の装置として複数設けられている、
    請求項3に記載の遠隔情報取得システム。
  5. 前記第2の装置は、
    前記種類に対応する3次元形状のモデルを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記種類を受信した場合に、前記種類に対応する3次元形状の前記モデルを前記座標に配置するように構成されている、
    請求項1に記載の遠隔情報取得システム。
  6. 前記第1の装置は、前記物体の状態を特定し、特定された前記物体の状態を送信し、
    前記第2の装置は、
    前記物体の状態を受信した場合に、当該状態に対応する形状で、前記モデルを前記座標に配置するように構成されている、
    請求項1に記載の遠隔情報取得システム。
  7. 所定の領域を測定する空間認識装置によって生成された測定情報から、当該所定の領域に存在する物体の位置と種類とを検出し、当該位置と種類とを送信する第1の装置と、
    前記位置と前記種類とを受信した場合に、画面に表示するための仮想的な3次元空間に、前記種類に対応するモデルを、前記位置に対応する座標に配置するように構成されている第2の装置と、
    を備える遠隔情報取得システム。
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