JP2024049859A - 狙い位置設定方法、狙い位置設定装置及びプログラム - Google Patents

狙い位置設定方法、狙い位置設定装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】造形物を造形する際に、溶接ビードを形成するトーチの狙い位置を正確に設定することが可能な狙い位置設定方法、狙い位置設定装置及びプログラムを提供する。【解決手段】造形途中の積層体Whの形状を形状計測センサ25によって計測して形状プロファイルFpを取得する形状プロファイル取得工程と、溶接ビードBの積層方向に延伸する直線Lpが形状プロファイルFpと交差する交点位置Piを取得する交点位置取得工程と、交点位置Piを基準として予め設定された範囲A1,A2内における形状プロファイルFpの情報量を算出する情報量算出工程と、情報量が閾値Nth以上である場合に、交点位置Piを基準に、次に積層させる溶接ビードBを形成する際のトーチ11の狙い位置候補として抽出する狙い位置抽出工程と、をこの順で含む。【選択図】図6

Description

本発明は、狙い位置設定方法、狙い位置設定装置及びプログラムに関する。
近年、生産手段としての3Dプリンタのニーズが高まっており、特に金属材料への適用については航空機業界等で実用化に向けて研究開発が行われている。金属材料を用いた3Dプリンタは、レーザーやアーク等の熱源を用いて、金属粉体や金属ワイヤを溶融させ、溶融金属を積層させて造形物を造形する。
特許文献1には、溶加材を溶融及び凝固させたビードをベース上に積層させて互いに対向する側壁部を造形し、側壁部の上端から側方へビードを積層させて側壁部の上端同士を連結させ、内部空間が形成された造形物を造形する技術が開示されている。
特開2020-66027号公報
上記のように、ビードを積層させて造形物を造形する場合、造形途中の積層体の形状を計測センサによって計測して形状プロファイルを取得し、次パスのビードを形成するためのトーチの狙い位置を設定する。
しかし、造形途中の積層体の形状を計測する際に、死角や積層体のビードの表面性状によっては、次パスのビードの積層に必要な形状プロファイルの情報を十分に把握することが困難な場合がある。
このような場合、次パスのビードを形成する際のトーチの狙い位置を正確に把握することが困難になり、積層の失敗や装置のエラーを引き起こすおそれがある。特に、オーバーハング部の造形では、正確なトーチの狙い位置の設定が要求されるため、形状プロファイルの情報が不十分であると、オーバーハング部を有する造形物を造形することが困難となる。
そこで本発明は、造形物を造形する際に、溶接ビードを形成するトーチの狙い位置を正確に設定することが可能な狙い位置設定方法、狙い位置設定装置及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明は下記の構成からなる。
(1) 複数の溶接ビードを積層させた積層体へトーチによって溶接ビードを形成する際の狙い位置を設定する狙い位置設定方法であって、
造形途中の前記積層体の形状を形状計測センサによって計測して形状プロファイルを取得する形状プロファイル取得工程と、
前記溶接ビードの積層方向に延伸する直線が前記形状プロファイルと交差する交点位置を取得する交点位置取得工程と、
前記交点位置を基準として予め設定された範囲内における前記形状プロファイルの情報量を算出する情報量算出工程と、
前記情報量が閾値以上である場合に、前記交点位置を基準に次に積層させる前記溶接ビードを形成する際の前記トーチの狙い位置候補を抽出する狙い位置抽出工程と、
をこの順で含む、
狙い位置設定方法。
(2) 複数の溶接ビードを積層させた積層体へトーチによって溶接ビードを形成する際の狙い位置を設定する狙い位置設定装置であって、
造形途中の前記積層体の形状を形状計測センサによって計測して形状プロファイルを取得する形状プロファイル取得部と、
前記溶接ビードの積層方向に延伸する直線が前記形状プロファイルと交差する交点位置を取得する交点位置取得部と、
前記交点位置を基準として予め設定された範囲内における前記形状プロファイルの情報量を算出する情報量算出部と、
前記情報量が閾値以上である場合に、前記交点位置を基準に次に積層させる前記溶接ビードを形成する際の前記トーチの狙い位置候補を抽出する狙い位置抽出部と、
を含む、
狙い位置設定装置。
(3) 複数の溶接ビードを積層させた積層体へトーチによって溶接ビードを形成する際の狙い位置を設定するプログラムであって、
コンピュータに、
造形途中の前記積層体の形状を形状計測センサによって計測して形状プロファイルを取得する形状プロファイル取得機能と、
前記溶接ビードの積層方向に延伸する直線が前記形状プロファイルと交差する交点位置を取得する交点位置取得機能と、
前記交点位置を基準として予め設定された範囲内における前記形状プロファイルの情報量を算出する情報量算出機能と、
前記情報量が閾値以上である場合に、前記交点位置を次に積層させる前記溶接ビードを形成する際の前記トーチの狙い位置候補として抽出する狙い位置抽出機能と、
を実現させるための、
プログラム。
本発明によれば、造形物を造形する際に、溶接ビードを形成するトーチの狙い位置を正確に設定できる。
図1は、積層造形システムの全体構成を示す概略図である。 図2は、形状計測センサによる形状計測の様子を模式的に示す説明図である。 図3は、積層体におけるトーチの狙い位置を模式的に示す説明図である。 図4は、狙い位置設定装置の機能ブロック図である。 図5は、狙い位置設定装置による狙い位置の設定手順を示すフローチャートである。 図6は、形状プロファイルを取得する工程を説明する模式図である。 図7は、計測条件を修正する工程を説明する模式図である。 図8は、変形例における形状計測センサによる形状計測の仕方を説明する模式図である。 図9は、合成形状プロファイルの生成工程を説明する模式図である。 図10は、交点位置の抽出工程を説明する模式図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。ここで示す積層造形システムは、マニピュレータに保持された溶加材(溶接ワイヤ)を熱源装置によって溶融させて溶接ビードを形成し、形成された溶接ビードを所望の形状に繰り返し積層して、溶接ビードが積層されてなる造形物を造形するものである。狙い位置設定装置は、このような造形物を造形する積層造形装置において、造形途中の積層体に対してトーチの狙い位置を設定する。
<積層造形システムの構成>
上記の狙い位置設定装置を備えた積層造形システムの一構成例を説明する。
図1は、積層造形システムの全体構成を示す概略図である。
積層造形システム100は、造形制御装置15と、マニピュレータ17と、溶加材供給装置19と、マニピュレータ制御装置21と、熱源制御装置23とを含んで構成される。
マニピュレータ制御装置21は、マニピュレータ17と、熱源制御装置23とを制御する。マニピュレータ制御装置21には不図示のコントローラが接続されて、マニピュレータ制御装置21の任意の操作がコントローラを介して操作者から指示可能となっている。
マニピュレータ17は、例えば多関節ロボットであり、先端軸に設けたトーチ11には、溶加材Mが連続供給可能に支持される。トーチ11は、溶加材Mを先端から突出した状態に保持する。また、マニピュレータ17の先端軸には、トーチ11とともに形状計測センサ25が設けられている。トーチ11及び形状計測センサ25の位置及び姿勢は、マニピュレータ17を構成するロボットアームの自由度の範囲で3次元的に任意に設定可能となっている。マニピュレータ17は、6軸以上の自由度を有するものが好ましく、先端の熱源の軸方向を任意に変化させられるものが好ましい。マニピュレータ17は、図1に示す4軸以上の多関節ロボットの他、2軸以上の直交軸に角度調整機構を備えたロボット等、種々の形態であってもよい。
トーチ11は、不図示のシールドノズルを有し、シールドノズルからシールドガスが供給される。シールドガスは、大気を遮断し、溶接中の溶融金属の酸化、窒化などを防いで溶接不良を抑制する。本構成で用いるアーク溶接法としては、被覆アーク溶接又は炭酸ガスアーク溶接等の消耗電極式、TIG(Tungsten Inert Gas)溶接又はプラズマアーク溶接等の非消耗電極式のいずれであってもよく、造形対象に応じて適宜選定される。ここでは、ガスメタルアーク溶接を例に挙げて説明する。消耗電極式の場合、シールドノズルの内部にはコンタクトチップが配置され、電流が給電される溶加材Mがコンタクトチップに保持される。トーチ11は、溶加材Mを保持しつつ、シールドガス雰囲気で溶加材Mの先端からアークを発生する。
溶加材供給装置19は、トーチ11に向けて溶加材Mを供給する。溶加材供給装置19は、溶加材Mが巻回されたリール19aと、リール19aから溶加材Mを繰り出す繰り出し機構19bとを備える。溶加材Mは、繰り出し機構19bによって必要に応じて正方向又は逆方向に送られながらトーチ11へ送給される。繰り出し機構19bは、溶加材供給装置19側に配置されて溶加材Mを押し出すプッシュ式に限らず、ロボットアーム等に配置されるプル式、又はプッシュ-プル式であってもよい。
熱源制御装置23は、マニピュレータ17による溶接に要する電力を供給する溶接電源である。熱源制御装置23は、溶加材Mを溶融、凝固させるビード形成時に供給する溶接電流及び溶接電圧を調整する。また、熱源制御装置23が設定する溶接電流及び溶接電圧等の溶接条件に連動して、溶加材供給装置19の溶加材供給速度が調整される。
溶加材Mを溶融させる熱源としては、上記したアークに限らない。例えば、アークとレーザーとを併用した加熱方式、プラズマを用いる加熱方式、電子ビーム又はレーザーを用いる加熱方式等、他の方式による熱源を採用してもよい。電子ビーム又はレーザーにより加熱する場合、加熱量を更に細かく制御でき、形成するビードの状態をより適正に維持して、積層構造物の更なる品質向上に寄与できる。また、溶加材Mの材質についても特に限定するものではなく、例えば、軟鋼、高張力鋼、アルミ、アルミ合金、ニッケル、ニッケル基合金など、造形物Wの特性に応じて、用いる溶加材Mの種類が異なっていてよい。
形状計測センサ25は、トーチ11に並設されており、トーチ11とともに移動される。この形状計測センサ25は、溶接ビードBを形成する際の下地となる部分の形状を計測するセンサである。この形状計測センサ25としては、例えば、照射したレーザー光の反射光を高さデータとして取得するレーザーセンサが用いられる。なお、形状計測センサ25としては、3次元形状計測用カメラを用いてもよい。
造形制御装置15は、上記した各部を統括して制御する。
上記した構成の積層造形システム100は、造形物Wの造形計画に基づいて作成された造形プログラムに従って動作する。造形プログラムは、多数の命令コードにより構成され、造形物の形状、材質、入熱量等の諸条件に応じて、適宜なアルゴリズムに基づいて作成される。この造形プログラムに従って、トーチ11を移動させつつ、送給される溶加材Mを溶融及び凝固させると、溶加材Mの溶融凝固体である線状の溶接ビードBがベース13上に形成される。つまり、マニピュレータ制御装置21は、造形制御装置15から提供される所定のプログラムに基づいてマニピュレータ17、熱源制御装置23を駆動させる。マニピュレータ17は、マニピュレータ制御装置21からの指令により、溶加材Mをアークで溶融させながらトーチ11を移動させて溶接ビードBを形成する。このようにして溶接ビードBを順次に形成、積層することで、目的とする形状の造形物Wが得られる。
また、積層造形システム100では、図2に示すように、溶接ビードBを順次に形成して積層する際に、造形途中の積層体Whの形状を形状計測センサ25が計測して形状プロファイルを取得する。そして、図3に示すように、形状プロファイルに基づいて、次パスの溶接ビードBを形成するためのトーチ11の狙い位置Ptを設定し、この狙い位置Ptにトーチ11を位置決めして溶接ビードBを形成する。
ところで、造形途中の積層体Whの形状を計測する際に、形状計測センサ25の計測範囲Ma(図2参照)の死角や積層体Whの溶接ビードBの表面性状によっては、次パスの溶接ビードBの積層に必要な形状プロファイルの情報を十分に取得することが困難な場合がある。特に、オーバーハング部を造形する場合、死角ができやすく、しかも、正確なトーチ11の狙い位置Ptの設定が要求されるため、形状プロファイルの情報が不十分であることで、造形が困難となることがある。
このため、本実施形態に係る積層造形システム100は、造形制御装置15が、狙い位置設定装置として機能し、下地となる造形途中の積層体Whの溶接ビードBの形状プロファイルを正確に取得する。
図4は、造形制御装置15の機能ブロック図である。造形制御装置15は、形状プロファイル取得部31と、交点位置取得部33と、情報量算出部35と、狙い位置抽出部37と、を含んで構成され、狙い位置設定装置として機能する。各部の詳細については後述するが、概略的な機能は次のとおりである。
形状プロファイル取得部31は、造形途中の積層体Whの形状を形状計測センサ25によって計測して形状プロファイルを取得する。
交点位置取得部33は、予め与えられた積層方向および積層体Whを構成する溶接ビードBを形成した際の溶接ビードBの狙い位置に基づいて求めた積層方向に延伸する直線が形状プロファイルと交差する交点位置を取得する。
情報量算出部35は、交点位置を基準として予め設定された算出範囲内の形状プロファイルの情報量を算出する。
狙い位置抽出工程は、形状プロファイルの情報量が閾値以上である場合に、交点位置を次パスの溶接ビードBを形成する際のトーチ11の狙い位置候補として抽出する。
上記の狙い位置設定装置として機能する造形制御装置15は、例えば、PC(Personal Computer)などの情報処理装置を用いたハードウェアにより構成される。造形制御装置15の各機能は、不図示の制御部が不図示の記憶装置に記憶された特定の機能を有するプログラムを読み出し、これを実行することで実現される。記憶装置としては、揮発性の記憶領域であるRAM(Random Access Memory)、不揮発性の記憶領域であるROM(Read Only Memory)等のメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等のストレージを例示できる。また、制御部としては、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processor Unit)などのプロセッサ、又は専用回路等を例示できる。造形制御装置15は、上記した形態のほか、ネットワーク等を介して積層造形システム100から遠隔から接続される他のコンピュータであってもよい。
<軌道計画の修正手順>
図5は、狙い位置設定装置による狙い位置の設定手順を示すフローチャートである。図6は、形状プロファイルFpを取得する工程を説明する模式図である。図7は、計測条件を修正する工程を説明する模式図である。
図6に示すように、形状プロファイル取得部31が、造形途中の積層体Whの形状を形状計測センサ25によって計測して形状プロファイルFpを取得する(ステップS1)。形状計測センサ25がレーザーセンサの場合、形状計測センサ25は、レーザー照射部及び検出センサ部を備え、公知の形状計測方法によって形状プロファイルFpを取得する。例えば、光切断法によって形状を計測する場合、レーザー照射部からスリット光を照射し、イメージセンサである検出センサ部によって既設の溶接ビードBからの反射光を検出する。検出センサ部で検出された2次元画像には、溶接ビードBの高さに応じたパターンが含まれており、そのパターンによって溶接ビードBの形状が求められる。なお、形状計測の初期条件としては、標準的な計測条件であってよく、例えば、形状計測センサ25の計測方向を鉛直下方に設定した条件などである。また、形状プロファイルは、複数点の計測点群により表され、各計測点を曲線近似した結果を形状プロファルとして扱ってもよい。各計測点は、例えばセンサ出力に応じた検出サンプリング間隔で、等間隔に設定されるのがよいが、不等間隔であってもよい。センサ出力が等間隔でない場合、以下に示す工程の実施前に、間引き、外層、内挿等により等間隔化してもよい。
交点位置取得部33が、予め与えられた積層方向および積層体Whの溶接ビードBを形成した際の狙い位置Ptから求めた積層方向に延伸する直線Lpが形状プロファイルFpと交差する交点位置Piを取得する(ステップS2)。図6には、形状プロファイルFpの溶接ビードの前層(前回のパスによる形成層)となる溶接ビードBの外縁を模式的に破線で示し、次層の溶接ビードを形成する際の狙い位置Ptが、一例として破線上に設定された様子を示している。積層方向については、予め交点位置取得部33に与えておくか、あるいは複数の狙い位置Ptを通る直線ないし曲線の傾きとして抽出してもよい。なお、得られた形状プロファイルFpと積層方向に延伸する直線Lpが直接交わらない場合は、形状プロファイルFpの端を直線または曲線で延伸して交点位置Piを求めてよい。
情報量算出部35が、交点位置Piを基準として予め設定された算出範囲A1,A2内の形状プロファイルFpの情報量を算出する(ステップS3)。本例では、形状計測センサ25の計測点Sp(図6における白丸部分)の数を、形状プロファイルFpの情報量とし、その計測点数Spnを算出する。計測点数Spnは、算出範囲A1,A2における交点位置Piを境とした片側ずつ算出する。なお、形状プロファイルFpの情報量としては、計測長さなどの他のデータでもよい。
計測点数Spnの算出範囲A1,A2は、例えば、交点位置Piを中心とした半径r以内としてもよく、積層方向に延伸する直線Lpを中心とした幅d以内としてもよい。なお、この算出範囲A1,A2は、任意に設定してもよい。
狙い位置抽出部37は、形状プロファイルFpの情報量である計測点数Spnと、予め設定した閾値Nthと比較し、計測点数Spnが閾値Nth以上であるか否かを判定する(ステップS4)。なお、狙い位置抽出部37は、算出範囲A1,A2のそれぞれについて計測点数Spnを算出する場合は、これらの算出範囲A1,A2のそれぞれについて設定された閾値Nthと比較する。なお、閾値Nthについては計測前に予め定めた所定の定数であってよい。例えば計測点に対してビード形状を模擬した曲線を内挿補間した際に、実際のビード形状と十分に一致するために必要な計測点の最低点数を閾値としてもよい。あるいは過去の実験から経験的に閾値を定めてもよい。このように閾値を定めることで実際のビード形状によく合致する形状プロファイルが得られるので、適切な狙い位置を正確に得ることができる。
この計測点数Spnの判定において、算出された計測点数Spnが閾値Nth以上である場合(ステップS4:YES)、交点位置Piの近傍における形状プロファイルFpの情報量が十分に取得されているとし、交点位置Pi、又は交点位置Piを基準に設定される位置を、次パスの溶接ビードBを形成する際のトーチ11の狙い位置候補として抽出する(ステップS5)。
ところで、前述したように、形状計測センサ25の計測範囲Maの死角や積層体Whの溶接ビードBの表面性状によっては、計測点数Spnが交点位置Piを境として偏りが生じ、算出された計測点数Spnが閾値Nth未満となる場合がある。
このように、算出された計測点数Spnが閾値Nth未満である場合(ステップS4:No)、狙い位置抽出部37は、交点位置Piの近傍における形状プロファイルFpの情報量の取得が不十分であるとし、形状計測センサ25の計測条件の修正を行う(ステップS6)。
修正する形状計測センサ25の計測条件としては、例えば、形状計測センサ25の傾斜角などの姿勢及び位置の少なくとも一方を変更した条件であり、例えば、計測点数Spnが不足している方向へ形状計測センサ25を傾けたり、形状計測センサ25の位置を積層体Whの溶接ビードBに近づけたりすることにより修正する。なお、計測条件を修正する場合、形状計測センサ25の積層体Whへの干渉を避けるために、形状計測センサ25の傾斜角や移動量について、予め上限値を設定するのが好ましい。
図7に示す修正例では、計測方向を鉛直下方に向けた計測条件とされていた形状計測センサ25を、計測点数Spnが不足している方向へ傾けている。このように、形状計測センサ25を傾けることにより、形状計測センサ25の計測範囲Maに積層体Whにおける死角領域が入り込むこととなる。これにより、算出範囲A1,A2のそれぞれについて、形状プロファイルFpの情報量である計測点数Spnが十分に取得可能となる。
そして、形状プロファイルFpの取得(ステップS1)、積層方向に延伸する直線Lpと形状プロファイルFpとが交差する交点位置Piの取得(ステップS2)、算出範囲A1,A2における計測点数Spnの算出(ステップS3)、計測点数Spnと閾値Nthとの比較(ステップS4)、形状計測センサ25の計測条件の修正(ステップS5)を、計測点数Spnが閾値Nth以上(ステップS4:YES)となるまで繰り返す。
このように、本構成例によれば、積層方向に延伸する直線Lpと形状プロファイルFpとの交点位置Piの近傍における形状プロファイルFpの情報量が十分な場合に、その交点位置Pi、又は交点位置Piを基準に設定される位置を次パスの溶接ビードBの狙い位置Ptの候補として抽出する。これにより、積層計画上の狙い位置Ptが実際の形状から乖離していても、狙い位置Ptを適切に修正でき、また、計測誤差の影響が及ぶことを抑制できる。したがって、積層体Whを構成する溶接ビードBの表面から内部に入り込んだ位置や溶接ビードBの表面から宙に浮いた位置などに狙い位置Ptが設定されることによる造形の中断やエラー等を回避できる。したがって、特に、正確なトーチ11の狙い位置Ptの設定が要求されるオーバーハング部を円滑に造形できる。
また、情報量である計測点数Spが閾値Nth未満である場合に、形状計測センサ25の姿勢及び位置の少なくとも一方を修正することにより、信頼性が担保された狙い位置Ptのみを抽出できる。しかも、情報量である計測点数Spが閾値Nthに達したら処理の繰り返しを終了するので、計測の繰り返しを必要最小限に抑えられる。
特に、積層体のビード形成方向に直交する断面視で、交点位置Piを境とした両側(交点位置Piを中心とする、溶接ビードの積層方向とビード形成方向とに直交するビード幅方向の両側)の情報量である計測点数Spを閾値Nthとそれぞれ比較すれば、計測上の死角などによって交点位置Piの近傍の計測点数Spに偏りがあっても信頼性の高い狙い位置Ptのみを抽出できる。
ところで、マニピュレータ17の先端に取り付けた形状計測センサ25によって積層体Whの形状を計測する場合、マニピュレータ17の姿勢制御に伴う誤差が形状プロファイルFpの情報に影響することがある。この場合、マニピュレータ17の姿勢制御に伴う誤差分を修正するように、形状計測センサ25の計測点Spの位置情報を補正してもよい。このマニピュレータ17の姿勢制御に伴う誤差量は、マニピュレータ17の先端の傾斜や移動に伴う狙い位置ずれ量を予め計測し、その計測データをデータベース化しておくとことにより、データベースを検索するだけで容易に抽出できる。
次に、変形例について説明する。
図8は、変形例における形状計測センサ25による形状計測の仕方を説明する模式図である。図9は、合成形状プロファイルFpsの生成工程を説明する模式図である。図10は、交点位置Piの抽出工程を説明する模式図である。
変形例では、交点位置取得部33による交点位置Piの取得工程(ステップS2)において、計測条件が異なる複数の形状プロファイルFpを合成して合成形状プロファイルFpsを生成し、この合成形状プロファイルFpsから積層方向に延伸する直線Lpとの交点位置Piを取得する。
具体的には、図8に示すように、形状計測センサ25によって異なる計測条件で積層体Whを計測し、それぞれの計測点Sp1(図8における四角で示す点)と、計測点Sp2(図8における三角で示す点)とから形状プロファイルFp1,Fpを取得する。このとき、図9に示すように、計測点Sp1,Sp2において、互いに重複または近接する部位を、座標位置を平均化させた計測点Sp3(図9における黒丸で示す点)に変換して形状プロファイルFp1,Fp2を取得してもよい。その後、図10に示すように、形状プロファイルFp1,Fp2を合成して合成形状プロファイルFpsを生成し、積層方向に延伸する直線Lpが合成形状プロファイルFpsと交差する交点位置Piを取得する。
この変形例によれば、計測条件によって取得できる情報量が敏感に変わる場合でも、複数の形状プロファイルFp1,Fp2を合成して合成形状プロファイルFpsを生成することにより、情報量を広範囲に確保できる。これにより、信頼性の高い狙い位置候補を抽出できる。
しかも、変形例では、各計測条件で求めた計測点Sp1,Sp2の計測点数Spnが偏っていても、総合的に溶接ビードBの形状を把握することができ、交点位置Piの近傍において十分な計測点数Spnを確保できる。したがって、合成形状プロファイルFpsに、積層方向に延伸する直線Lpが交差する交点位置Pi、又は交点位置Piを基準に設定される位置を、次パスの溶接ビードBを形成する際のトーチ11の狙い位置Ptとして設定してもよい。また、変形例では、形状プロファイルFp1,Fp2の一部に外れ値が含まれていても、その影響を小さくできるので、次パスの溶接ビードBの積層時におけるアークエラーや位置ずれを抑制できる。
なお、この変形例においても、積層体Whにおける計測箇所に対するマニピュレータ17による形状計測センサ25の位置や傾きなどの姿勢制御に伴う誤差を補正して合成形状プロファイルFpsを生成するのが好ましい。このようにすれば、マニピュレータ17の姿勢制御に伴う誤差の影響を排除できるので、合成形状プロファイルFpsの情報の精度を高められる。なお、マニピュレータ17による誤差分としては、予め複数姿勢における狙い位置のずれを把握しておき、その位置ずれから内挿補間した値などを利用してもよい。また、生成した合成形状プロファイルFpsに対して、溶接ビードBのモデル関数をフィッティングした情報を重ね、情報の精度をさらに高めてもよい。
このように、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 複数の溶接ビードを積層させた積層体へトーチによって溶接ビードを形成する際の狙い位置を設定する狙い位置設定方法であって、
造形途中の前記積層体の形状を形状計測センサによって計測して形状プロファイルを取得する形状プロファイル取得工程と、
前記溶接ビードの積層方向に延伸する直線が前記形状プロファイルと交差する交点位置を取得する交点位置取得工程と、
前記交点位置を基準として予め設定された範囲内における前記形状プロファイルの情報量を算出する情報量算出工程と、
前記情報量が閾値以上である場合に、前記交点位置を基準に、次に積層させる前記溶接ビードを形成する際の前記トーチの狙い位置候補を抽出する狙い位置抽出工程と、
をこの順で含む、狙い位置設定方法。
この狙い位置設定方法によれば、積層方向に延伸する直線と形状プロファイルとの交点位置の近傍における形状プロファイルの情報量が十分な場合に、その交点位置を基準に、次パスの溶接ビードの狙い位置候補を抽出する。これにより、積層計画上の狙い位置が実際の形状から乖離していても、狙い位置を適切に修正することができ、また、計測の誤差をなるべく排除できる。したがって、積層体を構成する溶接ビードの表面から内部に入り込んだ位置や溶接ビードの表面から宙に浮いた位置などに狙い位置が設定されることによる造形の中断やエラー等を回避できる。したがって、特に、正確なトーチの狙い位置の設定が要求されるオーバーハング部を円滑に造形できる。
(2) 前記狙い位置抽出工程において、前記情報量が前記閾値未満である場合に、前記形状計測センサの姿勢及び位置の少なくとも一方を修正し、前記プロファイル取得工程以降の工程を行う、(1)に記載の狙い位置設定方法。
この狙い位置設定方法によれば、情報量が十分になるまで計測を繰り返して交点位置を抽出するので、信頼性が担保された狙い位置のみを抽出できる。また、情報量が閾値に達したら繰り返しを終了するので、計測の繰り返しを必要最小限に抑えられる。
(3) 前記狙い位置抽出工程において、前記積層体の断面視で、前記交点位置を境とした両側の前記情報量を前記閾値とそれぞれ比較する、(1)または(2)に記載の狙い位置設定方法。
この狙い位置設定方法によれば、交点位置を境とした両側で情報量を閾値とそれぞれ比較することにより、計測上の死角などによって交点位置の近傍の情報量に偏りがあっても信頼性の高い狙い位置のみを抽出できる。
(4) 前記交点位置取得工程において、計測条件が異なる複数の前記形状プロファイルを合成して合成形状プロファイルを生成し、前記積層方向に延伸する直線が前記合成形状プロファイルと交差する前記交点位置を取得する、(1)~(3)のいずれか一つに記載の狙い位置設定方法。
この狙い位置設定方法によれば、計測条件によって取得できる情報量が敏感に変わる場合でも、これらの複数の形状プロファイルを合成して合成形状プロファイルを生成することにより、情報量を広範囲に確保できる。これにより、信頼性の高い狙い位置候補を抽出できる。
(5) 前記積層体における計測箇所に対する前記形状計測センサの位置または傾斜角に基づく誤差を補正して前記合成形状プロファイルを生成する、(4)に記載の狙い位置設定方法。
この狙い位置設定方法によれば、計測時の形状計測センサの位置や傾斜角などの姿勢に伴う誤差の影響を排除できるので、合成形状プロファイルの情報の精度を高められる。
(6) 前記情報量算出工程において、前記形状計測センサによる前記積層体の形状の計測点数を前記情報量として算出する、(1)~(5)のいずれか一つに記載の狙い位置設定方法。
この狙い位置設定方法によれば、形状計測センサによる計測点数を情報量として算出し、この計測点数からなる情報量に基づいて狙い位置を精度よく抽出できる。
(7) 複数の溶接ビードを積層させた積層体へトーチによって溶接ビードを形成する際の狙い位置を設定する狙い位置設定装置であって、
造形途中の前記積層体の形状を形状計測センサによって計測して形状プロファイルを取得する形状プロファイル取得部と、
前記溶接ビードの積層方向に延伸する直線が前記形状プロファイルと交差する交点位置を取得する交点位置取得部と、
前記交点位置を基準として予め設定された範囲内における前記形状プロファイルの情報量を算出する情報量算出部と、
前記情報量が閾値以上である場合に、前記交点位置を基準に、次に積層させる前記溶接ビードを形成する際の前記トーチの狙い位置候補を抽出する狙い位置抽出部と、
を含む、狙い位置設定装置。
この狙い位置設定装置によれば、積層方向に延伸する直線と形状プロファイルとの交点位置の近傍における形状プロファイルの情報量が十分な場合に、その交点位置を基準に、次パスの溶接ビードの狙い位置候補を抽出する。これにより、積層計画上の狙い位置が実際の形状から乖離していても、狙い位置を適切に修正することができ、また、計測の誤差をなるべく排除できる。したがって、積層体を構成する溶接ビードの表面から内部に入り込んだ位置や溶接ビードの表面から宙に浮いた位置などに狙い位置が設定されることによる造形の中断やエラー等を回避できる。したがって、正確なトーチの狙い位置の設定が要求されるオーバーハング部を円滑に造形できる。
(8) 複数の溶接ビードを積層させた積層体へトーチによって溶接ビードを形成する際の狙い位置を設定するプログラムであって、
コンピュータに、
造形途中の前記積層体の形状を形状計測センサによって計測して形状プロファイルを取得する形状プロファイル取得機能と、
前記溶接ビードの積層方向に延伸する直線が前記形状プロファイルと交差する交点位置を取得する交点位置取得機能と、
前記交点位置を基準として予め設定された範囲内における前記形状プロファイルの情報量を算出する情報量算出機能と、
前記情報量が閾値以上である場合に、前記交点位置を基準に、次に積層させる前記溶接ビードを形成する際の前記トーチの狙い位置候補を抽出する狙い位置抽出機能と、
を実現させるための、プログラム。
このプログラムによれば、積層方向に延伸する直線と形状プロファイルとの交点位置の近傍における形状プロファイルの情報量が十分な場合に、その交点位置を基準に、次パスの溶接ビードの狙い位置候補を抽出する。これにより、積層計画上の狙い位置が実際の形状から乖離していても、狙い位置を適切に修正することができ、また、計測の誤差をなるべく排除できる。したがって、積層体を構成する溶接ビードの表面から内部に入り込んだ位置や溶接ビードの表面から宙に浮いた位置などに狙い位置が設定されることによる造形の中断やエラー等を回避できる。したがって、正確なトーチの狙い位置の設定が要求されるオーバーハング部を円滑に造形できる。
11 トーチ
15 造形制御装置(狙い位置設定装置)
25 形状計測センサ
31 形状プロファイル取得部
33 交点位置取得部
35 情報量算出部
37 狙い位置抽出部
A1,A2 算出範囲(範囲)
B 溶接ビード
Fp,Fp1,Fp2 形状プロファイル
Fps 合成形状プロファイル
Lp 直線
Nth 閾値
Pi 交点位置
Pt 狙い位置
Spn 計測点数(情報量)
Wh 積層体

Claims (8)

  1. 複数の溶接ビードを積層させた積層体へトーチによって溶接ビードを形成する際の狙い位置を設定する狙い位置設定方法であって、
    造形途中の前記積層体の形状を形状計測センサによって計測して形状プロファイルを取得する形状プロファイル取得工程と、
    前記溶接ビードの積層方向に延伸する直線が前記形状プロファイルと交差する交点位置を取得する交点位置取得工程と、
    前記交点位置を基準として予め設定された範囲内における前記形状プロファイルの情報量を算出する情報量算出工程と、
    前記情報量が閾値以上である場合に、前記交点位置を基準に次に積層させる前記溶接ビードを形成する際の前記トーチの狙い位置候補を抽出する狙い位置抽出工程と、
    をこの順で含む、
    狙い位置設定方法。
  2. 前記狙い位置抽出工程において、前記情報量が前記閾値未満である場合に、前記形状計測センサの姿勢及び位置の少なくとも一方を修正し、前記プロファイル取得工程以降の工程を行う、
    請求項1に記載の狙い位置設定方法。
  3. 前記狙い位置抽出工程において、前記積層体の断面視で、前記交点位置を境とした両側の前記情報量を前記閾値とそれぞれ比較する、
    請求項1に記載の狙い位置設定方法。
  4. 前記交点位置取得工程において、計測条件が異なる複数の前記形状プロファイルを合成して合成形状プロファイルを生成し、前記積層方向に延伸する直線が前記合成形状プロファイルと交差する前記交点位置を取得する、
    請求項1に記載の狙い位置設定方法。
  5. 前記積層体における計測箇所に対する前記形状計測センサの位置または傾斜角に基づく誤差を補正して前記合成形状プロファイルを生成する、
    請求項4に記載の狙い位置設定方法。
  6. 前記情報量算出工程において、前記形状計測センサによる前記積層体の形状の計測点数を前記情報量として算出する、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の狙い位置設定方法。
  7. 複数の溶接ビードを積層させた積層体へトーチによって溶接ビードを形成する際の狙い位置を設定する狙い位置設定装置であって、
    造形途中の前記積層体の形状を形状計測センサによって計測して形状プロファイルを取得する形状プロファイル取得部と、
    前記溶接ビードの積層方向に延伸する直線が前記形状プロファイルと交差する交点位置を取得する交点位置取得部と、
    前記交点位置を基準として予め設定された範囲内における前記形状プロファイルの情報量を算出する情報量算出部と、
    前記情報量が閾値以上である場合に、前記交点位置を基準に、次に積層させる前記溶接ビードを形成する際の前記トーチの狙い位置候補を抽出する狙い位置抽出部と、
    を含む、
    狙い位置設定装置。
  8. 複数の溶接ビードを積層させた積層体へトーチによって溶接ビードを形成する際の狙い位置を設定するプログラムであって、
    コンピュータに、
    造形途中の前記積層体の形状を形状計測センサによって計測して形状プロファイルを取得する形状プロファイル取得機能と、
    前記溶接ビードの積層方向に延伸する直線が前記形状プロファイルと交差する交点位置を取得する交点位置取得機能と、
    前記交点位置を基準として予め設定された範囲内における前記形状プロファイルの情報量を算出する情報量算出機能と、
    前記情報量が閾値以上である場合に、前記交点位置を基準に、次に積層させる前記溶接ビードを形成する際の前記トーチの狙い位置候補を抽出する狙い位置抽出機能と、
    を実現させるための、
    プログラム。
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