JP2024048864A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御部の負荷を低減しつつも、表示される虚像の歪みの低減を図ることができるヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】車両200に搭載されたウインドシールド201へ表示光Lを出射することで虚像V1,V2を表示するヘッドアップディスプレイ100であって、表示光Lを出射する表示面21を有する表示器20と、表示面21から出射された表示光Lが透過するプリズム40と、を備え、プリズム40は、表示面21からの表示光Lを入射する入射面41iと、入射面41iからプリズム40に入射した表示光Lを出射する出射面41oと、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、ヘッドアップディスプレイ装置に関する。
例えば、特許文献1に記載の表示装置は、制御部の制御に基づいて表示部に画像を表示する。この際、制御部は、表示光を投影する光学部材で発生する歪みを相殺するように、記憶装置に記憶されたワーピングパラメータに基づいて予め歪んだ画像データを表示部へ出力する。制御部は、3D表示を行える表示部へ制御を行う場合には、奥行方向へのワーピングをも制御する。
特開2022-114602号公報
上記特許文献1に記載の構成においては、制御部がワーピングパラメータに基づいて歪んだ画像を都度生成するため、演算のために必要なリソースが増大しがちであった。
本開示は、上記実状を鑑みてなされたものであり、制御部の負荷を低減しつつも、虚像の歪みの低減を図ることができるヘッドアップディスプレイ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係るヘッドアップディスプレイ装置は、
車両に搭載された透過反射部材へ表示光を出射することで虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記表示光を出射する表示面を有する表示器と、
前記表示面から出射された前記表示光が透過するプリズムと、を備え、
前記プリズムは、
前記表示面からの前記表示光を入射する入射面と、
前記入射面から前記プリズムに入射した前記表示光を出射する出射面と、を備え、
前記入射面と前記出射面の間には、前記出射面での屈折に因って生じる前記表示面の見かけ上の位置である仮想ディスプレイ面が形成され、
前記仮想ディスプレイ面は、
前記透過反射部材での反射に因って生じる、前記虚像の奥行方向の歪みを低減するように形成される。
上記目的を達成するため、本開示に係るヘッドアップディスプレイ装置は、
車両に搭載された透過反射部材へ表示光を出射することで虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記表示光を出射する表示面を有する表示器と、
前記表示面から出射された前記表示光が透過するプリズムと、を備え、
前記プリズムは、
前記表示面からの前記表示光を入射する入射面と、
前記入射面から前記プリズムに入射した前記表示光を出射する出射面と、を備え、
前記入射面と前記出射面の間には、前記出射面での屈折に因って生じる前記表示面の見かけ上の位置である仮想ディスプレイ面が形成され、
前記出射面は、前記虚像の幅方向に対応した方向に対称な凸形状を為す。
本開示によれば、ヘッドアップディスプレイ装置において、制御部の負荷を低減しつつも、表示される虚像の歪みの低減を図ることができる。
本開示の第1の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置の概略図である。 本開示の第1の実施形態に係る実風景に重なる虚像を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係るプリズム及び表示器の斜視図である。 本開示の第1の実施形態に係るプリズム及び表示器の縦断面図である。 本開示の第1の実施形態に係るプリズム及び表示器の側面図である。 本開示の第1の実施形態に係る表示器、プリズム、凹面ミラー及びウインドシールドの模式図である。 比較例に係る表示器、凹面ミラー及びウインドシールドの模式図である。
(第1の実施形態)
本開示の第1の実施形態に係るヘッドアップディスプレイ装置について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置100は、車両200のダッシュボードの下などに搭載されている。ヘッドアップディスプレイ装置100は、表示光Lを被投射部材(透過反射部材)の一例であるウインドシールド201に投射することにより、車両情報を含む複数の虚像V1,V2を表示する。視認者1の視点EPが可視領域R内にあるときに、視認者1が虚像V1,V2を視認可能となる。虚像V1は虚像表示仮想領域K1内に表示される。虚像V2は虚像表示仮想領域K2内に表示される。複数の虚像表示仮想領域K1,K2は、それぞれ実体のない面で形成され、互いに異なる向きで形成される。
虚像表示仮想領域K1は、高さ方向に沿って延びる。ここで、高さ方向に沿うとは、虚像表示仮想領域K1が高さ方向に対して±45°未満であることを指す。虚像表示仮想領域K2は、虚像表示仮想領域K1の下方に連なりつつ傾斜して存在する。例えば、虚像表示仮想領域K2は、路面に沿う。ここで、路面に沿うとは、虚像表示仮想領域K2が水平方向に対して±45°未満であることを指す。
図2に示す通り、虚像V2は、視認者1から見て実風景である路面に沿うように表示される。虚像V1は、視認者1から見て実風景である路面に対して立設するように表示される。虚像V2には、路面に関連付けられた情報、例えば、経路案内矢印等の記号情報が含まれている。虚像V1には、車速等の文字情報又は標識情報が含まれている。文字とは、数字、アルファベット、ひらがな、カタカナ、漢字等である。
なお、虚像V1には、建物又は樹木等の地面に立設する構造物を示すアイコンが含まれていてもよい。このアイコンとの比較により、このアイコン以外の虚像V1の表示も高さ方向に沿って表示されていることが視認者1から認識されやすくなる。
次に、ヘッドアップディスプレイ装置100の構成について説明する。
図1に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置100は、光学リレーである凹面ミラー12と、表示器20と、制御部25と、ケース30と、虚像向き調整手段の一例であるプリズム40と、を備える。
ケース30は遮光性の樹脂又は金属により箱状に形成されている。ケース30内には、凹面ミラー12、表示器20及びプリズム40が収容されている。ケース30は、ケース30の内部空間で生成される表示光Lをウインドシールド201に向けて透過する光透過性部材からなる窓部31を備える。
表示器20は、画像を表す表示光Lを放射する表示面21を有する。表示器20は、液晶パネル及び照明装置を有するタイプであってもよいし、DMD(Digital Micro mirror Device)素子等の反射型表示素子及びプロジェクタを有するタイプであってもよい。表示面21は、車両200の前方下側を向いている。表示面21に表示される画像には、視認者1が視認する虚像V1,V2の面内方向に生じる歪みを補正する歪み補正が施されている。この歪み補正は、ワーピング処理と呼ばれる。表示面21は、表示光Lの光軸中心Laに対して傾斜している。光軸中心Laは、表示光Lの横断面の中心に位置する。
図4に示すように、表示面21は、虚像V1に対応する表示光Lを出射する第1領域2
0aと、虚像V2に対応する表示光Lを出射する第2領域20bと、を備える。第1領域
20aには文字情報が表示され、第2領域20bには記号情報が表示される。第1領域20aと第2領域20bとのそれぞれに対応するプリズム40の内部の空間には、第1仮想ディスプレイ面と第2仮想ディスプレイ面とが形成される。
図1に示すように、制御部25は、CPU(Central Processing Unit)、GDC(Graphics Display Controller)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を有する。制御部25は、外部から車速及び経路案内等の情報に係る情報を取得し、これらの情報に基づき表示面21に表示する画像を生成する。
プリズム40は、表示面21に設置され、表示面21から出射された表示光Lが透過する。プリズム40については後で詳述する。
図1に示すように、凹面ミラー12は、車両の高さ方向及び幅方向に沿って凹状に湾曲する反射面12aを有する。凹面ミラー12は、プリズム140を透過した表示光Lをウインドシールド201に向けて反射する。凹面ミラー12は、表示面21からの表示光Lを拡大するようにウインドシールド201に向けて反射する。凹面ミラー12の反射面12aは、車両200の後方上側を向いている。凹面ミラー12は、ウインドシールド201での反射による虚像の歪みを抑制する機能を有する。
次に、プリズム40の構成について説明する。
図3及び図4に示すように、プリズム40は、屈折率nが空気(n=1)よりも大きい材質、例えば、ガラス又は光学樹脂により形成されている。プリズム40は、表示面21を覆う略板状で形成されている。
プリズム40は、表示面21に対向して位置し、表示面21からの表示光を入射する入射面41iと、入射面41iの反対側に位置し、入射した表示光Lを出射する出射面41oと、を備える。入射面41iは矩形平面状に形成されている。プリズム40の入射面41iはオプティカルボンディングにより表示面21に固定されていてもよいし、プリズム40は図示しない支持機構により支持されていてもよい。
プリズム40及び表示器20は、高さ方向に長い板状をなす。プリズム40は、表示面21に対応して位置し、表示面21からの表示光を入射する入射面41iと、入射面41iを介してプリズム40に入射した表示光Lを出射する出射面41oと、を備える。出射面41oは、表示面21に沿って延びる半円筒状をなす第1天面42と、第1天面42に対して傾斜して半円筒状を為す傾斜面43と、を備える。第1天面42及び傾斜面43は高さ方向に連続している。第1天面42は、傾斜面43よりも上方向に位置する。傾斜面43は、下方に向かうにつれて表示器20に近づくように傾斜している。第1天面42及び傾斜面43の半円筒状は、表示器20と反対方向に向かって凸状を為す。換言すると、第1天面42及び傾斜面43は、表示光Lが出射する方向へ凸である曲面形状を為す。
プリズム40には、プリズム40の厚さ方向の中心に位置する第1仮想ディスプレイ面48A及び第2仮想ディスプレイ面48Bが形成される。プリズム40は、自身の屈折率nにより、表示面21を、あたかも第1仮想ディスプレイ面48A及び第2仮想ディスプレイ面48Bに位置しているかのように機能させる。よって、プリズム40により、1枚の表示面21で、複数枚の表示面と同様の働きを可能とする。第1仮想ディスプレイ面48Aは、第1天面42と入射面41iの間に位置し、第1天面42と類似の面状に形成される。第2仮想ディスプレイ面48Bは、傾斜面43と入射面41iの間に形成される。第2仮想ディスプレイ面48Bは、入射面41iと傾斜面43がなす角度αを2等分するように延びる。第1仮想ディスプレイ面48Aは虚像表示仮想領域K1に対応する。第2仮想ディスプレイ面48Bは虚像表示仮想領域K2に対応する。
表示光Lの光軸中心Laは、第1仮想ディスプレイ面48A及び第2仮想ディスプレイ面48Bの境界部を通過する。なお、表示光Lの光軸中心Laは、境界部を通過せず、第1仮想ディスプレイ面48A及び第2仮想ディスプレイ面48Bを通過してもよい。
光軸中心Laに対する第1仮想ディスプレイ面48Aの延長線(図4の破線で示す線)の角度θ1は、光軸中心Laに対する第2仮想ディスプレイ面48Bの角度θ2よりも小さい角度である。角度θ2(図4参照)が大きくなるほど、高さ方向に対する虚像表示仮想領域K2の傾斜角度が大きくなる。
図1及び図4に示すように、第1仮想ディスプレイ面48Aは高さ方向に沿う虚像表示仮想領域K1に対応する。第2仮想ディスプレイ面48Bは虚像表示仮想領域K1に対して傾斜する虚像表示仮想領域K2に対応する。第1仮想ディスプレイ面48Aの上端は虚像表示仮想領域K1の下端に対応しており、第2仮想ディスプレイ面48Bの下端は虚像表示仮想領域K2の上端に対応している。すなわち、第1仮想ディスプレイ面48A及び第2仮想ディスプレイ面48Bそれぞれの画像は、高さ方向及び車両前後方向に反転して虚像V1,V2として表示される。
図1及び図2に示すように、虚像表示仮想領域K2は、視認者1から見て、虚像表示仮想領域K1よりも上方に位置する。虚像表示仮想領域K1の上端は、虚像表示仮想領域K2の下端に接している。虚像表示仮想領域K2は、視認者1から離れるにつれて上方向に向かうように傾斜する。
(天面形状について)
図5は、高さ方向からの平面視におけるプリズム40及び表示器20の外観を示す図である。出射面42oは、この視点において曲面形状を為す第1天面42を有する。ここまで、仮想ディスプレイ面48A,48Bは、車幅方向からの平面視における形状に基づいて説明された。しかし、実際の仮想ディスプレイ面48A,48Bは、第1天面42及び傾斜面43の形状による作用で、図面内の点線のように曲面形状を為す。
ここで、図7を参照しつつ、従来の構成について説明する。図7は、表示器20、凹面ミラー12、ウインドシールド201とを備えるヘッドアップディスプレイを鉛直下向きに見下ろした際の構成を模式的に示した図である。このヘッドアップディスプレイは、プリズム40を備えない。
表示光Lは、矩形平面を為す表示面を有する表示器20から出射される。表示光Lは、凹面ミラー12、ウインドシールド201で反射された後に、可視領域へ到達する。同時に、可視領域から視認可能な虚像Voは、ウインドシールド201の前方に結像する。
この際、図7に示す通り、虚像Voは、図面内の点線のように湾曲して結像する。具体的には、反射面面がともに凹状である凹面ミラー12やウインドシールド201で反射されると、虚像Voの両端は、中心位置と比較して、可視領域により近い位置で結像する。これは、内側の光路長と外側の光路長とを比較したとき、反射面が凹状の凹面ミラー12と、同じく反射面が凹状のウインドシールド201とが向かい合って接地されている場合に、外側の光路長が極端に短くなることに因って発生する。
このようにして、たとえ表示面が平面であったとしても、虚像は必ずしも平面として結像せず、虚像奥行方向の歪みが生じる場合がある。
従来の技術では、表示器に表示される画像をワーピング処理することで、虚像の面内における歪みを軽減する構成はあったものの、立体表示が可能な表示器を使わない限り、虚像の奥行き方向の歪みを低減することは困難であった。
そこで本開示では本実施形態のようにヘッドアップディスプレイ装置が構成される。
具体的には、ヘッドアップディスプレイ装置100では、
プリズム40は、
表示面21からの表示光Lを入射する入射面41iと、
入射面41iからプリズム40に入射した表示光Lを出射する出射面41oと、を備え、
入射面41iと出射面41oの間には、出射面41oでの屈折に因って生じる表示面21の見かけ上の位置である仮想ディスプレイ面48A,48Bが形成され、
仮想ディスプレイ面48A,48Bは、
ウインドシールド201での反射に因って生じる、虚像V1,V2の奥行方向の歪みを低減するように形成される。
第一実施形態では、プリズム40の作用により仮想ディスプレイが表示光Lの出射方向に凸(すなわち、可視領域Rに向かって凸)である。プリズムを除く光学リレー(凹面ミラー12やウインドシールド201)の反射によって、虚像は本来可視領域Rに向かって凹となるように歪むはずであるからして、このようなヘッドアップディスプレイでは、虚像V1,V2の奥行方向の歪みを低減できる。
また別の観点では、ヘッドアップディスプレイ装置100では、
プリズム40は、
表示面21からの表示光Lを入射する入射面41iと、
入射面41iからプリズム40に入射した表示光Lを出射する出射面41oと、を備え、
入射面41iと出射面41oの間には、出射面41oでの屈折に因って生じる表示面21の見かけ上の位置である仮想ディスプレイ面48A,48Bが形成され、
出射面41oは、虚像V1,V2の幅方向に対応した方向に凸形状を為す。
第一実施形態では、プリズム40の作用により仮想ディスプレイが表示光Lの出射方向に凸(すなわち、可視領域Rに向かって凸)である。プリズムを除く光学リレー(凹面ミラー12やウインドシールド201)の反射によって、虚像は本来可視領域Rに向かって凹となるように歪むはずであるからして、このようなヘッドアップディスプレイでは、虚像V1,V2の奥行方向の歪みを低減できる。なお、この凸形状は、幅方向に対応した方向に対称な凸形状であると、なお良い。この構成に依れば、車両が右ハンドル車であっても左ハンドル車であっても、共通の部材を使用可能となり、製造性に優れるヘッドアップディスプレイ装置となる。
加えて、このように虚像V1,V2の幅方向に対応した方向に対称な凸形状であれば、車両200のハンドル位置が中央に対して右左にずれていようとも、共通のプリズム40を利用できるので、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイとして特に好適である。
なお、本開示は以上の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本開示の要旨を変更しない範囲で、適宜、変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。以下に、変形の一例を説明する。
(変形例)
上記実施形態では、傾斜面43が備わったプリズム40が示されたが、これに限らず、出射面41oの全体が第1天面42で構成されてもよい。
上記実施形態は、一様な曲率の曲面である第1天面42及び傾斜面43が示されたが、これに限らず、曲率は部分的または全体的に変更されてもよい。特に、一般的にウインドシールドの曲率は、比較的、上側が大きい。したがって、出射面41oの曲率も当該箇所に対応した部分が高い曲率であると、より効果的に歪みを低減できる。
上記実施形態では、表示面21から凹面ミラー12に表示光Lが直接照射されていたが、これに限らず、表示面21から照射された表示光Lを凹面ミラー12に向けて反射する補正鏡や平面鏡が新たに設けられていてもよい。この補正鏡は、例えば、縦断面が凹状の凹面鏡である。この補正鏡と凹面ミラー12により、表示面21から表示光Lをウインドシールド201に導く光学リレーが構成されてもよい。
上記各実施形態において、凹面ミラー12は、車幅方向に沿って延びる回転軸を中心に回動可能に構成されてもよい。凹面ミラー12がこの回転軸を中心に回転することにより、視認者1に対して表示光Lが投射される高さが調整される。
上記実施形態において、表示面21のうち仮想ディスプレイ面48A,48Bの境界部分に対応する非表示領域21aからは表示光Lが出射されない構成としてもよい。これにより、視認者の視点を可視領域内で移動させたときに、表示が虚像V1,V2を行き来することが抑制され、視認者に与える違和感を低減できる。なお、この変形例に限らず、遮光部材等の遮光手段を用いて、仮想ディスプレイ面48A,48Bの境界部分に表示光Lが到達しないように構成されてもよい。
上記プリズム40は、ウレキサイト、すなわち、テレビ石で形成されていてもよい。これにより、プリズム40の光出射面に、仮想ディスプレイ面を形成可能となる。
プリズム40Aは、図4の一点鎖線で示すように、表示面21からはみ出すはみ出し部49を備えていてもよい。はみ出し部49は、表示光Lのうち表示面21から凹面ミラー12の上端部へ向かう光が透過する。はみ出し部49は、上記実施形態のプリズム40の上側面に設けられ、表示面21から出射面41oに近づくにつれて高さが高くなるように形成されている。これにより、凹面ミラー12の反射面12aの全域を有効に利用でき、虚像表示仮想領域K1のサイズを大きくすることができる。
また、上記プリズム40の天面と傾斜面の間のエッジ部分には丸みを付けてもよい。
上記プリズム40の天面部分と傾斜面部分は別体で形成されてもよい。
上記各実施形態においては、ヘッドアップディスプレイ装置100が車載されていたが、これに限らず、飛行機、船等の乗り物に搭載されてもよい。また、被投射部材はウインドシールド201に限られず、専用のコンバイナであってもよい。
また、表示光Lは、ミラーやレンズの収斂作用によって光路内でクロスされてもよい。この場合であっても、所望の虚像の形態に対応して、適宜プリズムや表示器が構成されると本発明の効果が発揮される。
例えば、表示光Lが光路内において上下方向へ1回クロスする場合、クロスされない場合と比較して、プリズムや表示器は上下反転して設けられるとよい。
1 視認者
12 凹面ミラー
20 表示器
21 表示面
21a 非表示領域
25 制御部
30 ケース
31 窓部
40 プリズム
41i 入射面
41o 出射面
42 第1天面
43 傾斜面
48A,48B 仮想ディスプレイ面
49 はみ出し部
100 ヘッドアップディスプレイ装置
200 車両
201 ウインドシールド
205 視点検出部
α,θ1,θ2 角度
C 中心線
L 表示光
K1,K2 虚像表示仮想領域
R 可視領域
V1,V2 虚像
X 横軸
Z 縦軸
EP 視点
La 光軸中心

Claims (6)

  1. 車両に搭載された透過反射部材へ表示光を出射することで虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記表示光を出射する表示面を有する表示器と、
    前記表示面から出射された前記表示光が透過するプリズムと、を備え、
    前記プリズムは、
    前記表示面からの前記表示光を入射する入射面と、
    前記入射面から前記プリズムに入射した前記表示光を出射する出射面と、を備え、
    前記入射面と前記出射面の間には、前記出射面での屈折に因って生じる前記表示面の見かけ上の位置である仮想ディスプレイ面が形成され、
    前記仮想ディスプレイ面は、
    前記透過反射部材での反射に因って生じる、前記虚像の奥行方向の歪みを低減するように形成される
    ヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 車両に搭載された透過反射部材へ表示光を出射することで虚像を表示するヘッドアップディスプレイ装置であって、
    前記表示光を出射する表示面を有する表示器と、
    前記表示面から出射された前記表示光が透過するプリズムと、を備え、
    前記プリズムは、
    前記表示面からの前記表示光を入射する入射面と、
    前記入射面から前記プリズムに入射した前記表示光を出射する出射面と、を備え、
    前記入射面と前記出射面の間には、前記出射面での屈折に因って生じる前記表示面の見かけ上の位置である仮想ディスプレイ面が形成され、
    前記出射面は、前記虚像の幅方向に対応した方向に凸形状を為す
    ヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記出射面は、前記虚像の幅方向に対応した方向に対称な凸形状を為す
    請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記出射面は、
    前記表示面に沿う方向に延びる第1天面と、
    前記第1天面に対して傾斜した傾斜面と、を備える、
    請求項1又は2に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  5. 前記表示面は、
    前記第1天面を通過する前記表示光を出射する第1領域と、
    前記傾斜面を通過する前記表示光を出射する第2領域と、を備え、
    前記第1領域には文字情報が表示され、
    前記第2領域には記号情報が表示される、
    請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  6. 前記第1天面と前記プリズムの前記入射面の間には第1仮想ディスプレイ面が形成され、
    前記傾斜面と前記プリズムの前記入射面の間には第2仮想ディスプレイ面が形成され、
    前記表示面は、前記第1仮想ディスプレイ面と前記第2仮想ディスプレイ面の境界部に対応する領域を非表示とする非表示領域を備える、
    請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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