JP2024048792A - ケーブル送り出し装置 - Google Patents

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【課題】把状のケーブルを送り出すためのケーブル送り出し装置であって、ケーブルの牽引を停止したときに、ケーブルが余分に送り出されることを抑制することができ、かつ把の内径が変化しても容易にケーブルを把状に保持することができるケーブル送り出し装置を提供すること。【解決手段】上記ケーブル送り出し装置100は、回転軸110を中心に回転可能な、ケーブル10を載置するための回転板120と、前記回転板120の回転を制動させるための制動部130と、前記回転板120上において前記ケーブル10の把を内側から保持するための複数の保持部140と、を有し、前記複数の保持部140は、前記回転軸110を中心として回転対称となる位置に、前記回転板120から上方に突出するように配置されており、かつ互いに連動して前記回転の径方向に移動できるように構成されていることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ケーブル送り出し装置に関する。
従来から、各種通信用ケーブルや電力ケーブルなどのケーブルを把状に保持し、かつ把状に保持されたケーブルを送り出すための装置が知られている。
例えば、特許文献1では、ケーブルドラムに巻き付けられ、把状に保持されたケーブルを送り出すケーブルドラム自動回転機が開示されている。特許文献1において、上記ケーブルドラム自動回転機は、牽引されたケーブルの弛み量を検出して、ケーブルドラムの回転速度を制御することができるとされている。
特開平5-278942号公報
しかしながら、特許文献1に記載された装置では、ケーブルの牽引を停止した後も、惰性でケーブルドラムが回転してしまい、余分にケーブルが送り出されてしまう問題が生じた。ケーブルが余分に送り出されると、ケーブルが弛んで把状を維持できなくなるため、余分に送り出された分を巻き戻す作業を行わなければならなかった。
また、ケーブルを把状に保持するとき、ケーブルの太さや材質に応じて、適切な把の内径が経験的に決められている。このとき、特許文献1に記載された装置では、ケーブルを把状に保持するために、把の内径に応じて、ケーブルドラムに被覆部材を被せてドラム径(以下、胴径と称する。)を調整するか、または異なる胴径のケーブルドラムに交換する必要があった。しかしながら、この方法では、把の内径に応じて、その都度、被覆部材またはケーブルドラムを交換しなければならず、作業が繁雑になる問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、把状のケーブルを送り出すためのケーブル送り出し装置であって、ケーブルの牽引を停止したときに、ケーブルが余分に送り出されることを抑制することができ、かつ把の内径が変化しても容易にケーブルを把状に保持することができるケーブル送り出し装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのケーブル送り出し装置は、把状のケーブルを送り出すためのケーブル送り出し装置であって、回転軸を中心に回転可能な、前記ケーブルを載置するための回転板と、前記回転板の回転を制動させるための制動部と、前記回転板上において前記ケーブルの把を内側から保持するための複数の保持部と、を有し、前記複数の保持部は、前記回転軸を中心として回転対称となる位置に、前記回転板から上方に突出するように配置されており、かつ互いに連動して前記回転の径方向に移動できるように構成されていることを特徴とする。
本発明により、ケーブルの牽引を停止したときに、ケーブルが余分に送り出されることを抑制することができ、かつ把の内径が変化しても容易にケーブルを把状に保持することができるケーブル送り出し装置を提供することができる。
図1は、本実施の形態に係るケーブル送り出し装置の斜視図である。 図2は、本実施の形態に係るケーブル送り出し装置の平面図である。 図3は、本実施の形態に係るケーブル送り出し装置の左側面図である。 図4Aは、本実施の形態における制動部の構成を示す平面模式図である。図4Bは、本実施の形態における制動部の構成を示す側面模式図である。 図5は、複数の保持部によって、ケーブルが把状に保持されている状態を示す斜視図である。 図6は、移動機構の構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本発明は、以下の形態に限定されるものではない。
図1~3は、本発明の一実施の形態に係るケーブル送り出し装置100の構成を示す図である。図1は、ケーブル送り出し装置100の斜視図であり、図2は、ケーブル送り出し装置100の平面図であり、図3は、ケーブル送り出し装置100の左側面図である。
本実施の形態に係るケーブル送り出し装置100は、回転軸110と、回転板120と、制動部130と、複数の保持部140と、を有する。本実施の形態では、ケーブル送り出し装置100は、任意の構成要素である基台190をさらに有しており、回転軸110、回転板120、制動部130および複数の保持部140は、基台190上に載置されている。
ケーブル送り出し装置100により送り出されるケーブル10の種類は、特に限定されず、例えば、電力ケーブルおよび光通信ケーブルである。この後説明するように、ケーブル10は、把状の状態で回転板120の上において複数の保持部140により保持される(図5参照)。
回転軸110は、回転板120を回転可能に支持している。本実施の形態では、回転軸110は、鉛直方向に沿うように配置されており、回転板120を下方から支持している。回転軸110は、自らは回転せずに回転板120のみが回転するように回転板120を支持してもよいし、回転板120と共に回転するように回転板120を支持してもよい。本実施の形態では、回転軸110は、回転板120と共に回転板120の周方向(図1における矢印Aの方向)に回転できるように構成されており、基台190に固定された支持部193(後述)により回転可能に支持されている。
回転板120は、回転軸110を中心に回転可能な、ケーブル10を載置するための板状部材である。回転板120の平面視形状は、特に限定されない。本実施の形態では、回転板120の平面視形状は、円形であり、回転軸110の延長線上に回転中心122を有する。
回転板120の材料および厚みは、必要な強度を確保でき、かつ回転板120の回転が妨げられるほどの重量にならなければ特に限定されない。回転板120の材料の例には、アルミニウム合金やステンレス鋼などの金属や、樹脂、木材などが含まれる。本実施の形態では、回転板120は、厚み10mmのアルミニウム合金板である。
回転板120は、固定された回転軸110を中心に回転軸110とは別に回転してもよいし、回転軸110と共に回転してもよい。本実施の形態では、回転板120は、回転軸110に固定されており、回転軸110と共に回転する。
制動部130は、回転板120の回転を制動する。制動部130によって、回転板120の回転が制動されることで、ケーブル送り出し装置100からケーブル10が牽引されるときの回転板120の回転速度が制御される。これにより、ケーブル10の牽引を停止したときに、回転板120が停止しやすくなるため、ケーブル10が余分に送り出されにくくなる。その結果、ケーブル10が余分に送り出されることによるケーブル10の弛みを抑制することができ、ケーブル10を把状に維持しやすくすることができる。
回転板120の回転を制動する方法は、特に限定されない。たとえば、制動部130は、回転する回転板120に対して摩擦力を加えることで回転板120の回転を制動させてもよい。また、回転軸110が回転板120と共に回転する場合には、制動部130は、回転する回転軸110に対して摩擦力を加えることで回転板120の回転を制動させてもよい。本実施の形態では、制動部130は、回転する回転軸110に対して摩擦力を加えることで回転板120の回転を制動させる。
制動部130の構成は、上記機能を発揮できれば特に限定されず、公知の制動機構(ブレーキ)から適宜選択されうる。たとえば、制動部130は、バンドブレーキやサーボブレーキ、ディスクブレーキ、およびドラムブレーキなどであってもよい。このとき、回転板120の回転が急減速することを抑制する観点から、制動部130は、バンドブレーキであることが好ましい。回転板120の急減速を抑制することで、ケーブル10に過張力が生じることを抑制することができる。これにより、ケーブル10が上記過張力により伸びることを抑制することができる。
また、制動部130は、回転する回転板120または回転軸110に対して、任意のタイミング(例えば、ケーブル10の牽引を停止する時)に摩擦力を付与してもよいし、回転中常に摩擦力を付与してもよい。
図4Aは、本実施の形態における制動部130の構成を示す平面模式図である。図4Bは、本実施の形態における制動部130の構成を示す側面模式図である。図4A、Bに示されるように、本実施の形態における制動部130は、制動ハンドル131と、弾性体132と、バンド133と、固定部134とを有するバンドブレーキである。上記構成を備えた制動部130は、回転軸110の回転中常に回転軸110に対して摩擦力を付与する。
制動ハンドル131は、操作部131aと、ねじ軸131bと、を有し、操作部131aの回転操作により、ねじ軸131bを軸方向(図4A、Bの矢印Bの方向)に移動させることができる。
弾性体132は、一端が制動ハンドル131のねじ軸131bに接続され、他端がバンド133と接続されている。弾性体132の種類は、特に限定されず、例えば、ばねやゴムである。本実施の形態では、弾性体132は、コイルばねである。
バンド133は、一端が弾性体132に接続され、他端が固定部134に接続され、回転軸110に当接できるように配置されている。バンド133の回転軸110に当接する面には、クローム革などの摩擦材が配置されている。
かかる構成を備えた本実施の形態における制動部130では、制動ハンドル131の回転操作により、ねじ軸131bを操作部131a側の方向(図4Bの矢印Cの方向)に移動させると、回転軸110に対するバンド133の押圧力が大きくなる。これにより、バンド133によって回転軸110に付与される摩擦力が大きくなり、回転軸110および回転板120が回転しにくくなる。一方、制動ハンドル131の回転操作により、ねじ軸131bを弾性体132側の方向(図4Bの矢印Dの方向)に移動させると、回転軸110に対するバンド133の押圧力が小さくなる。これにより、バンド133によって回転軸110に付与される摩擦力が小さくなり、回転軸110および回転板120が回転しやすくなる。
このように、制動ハンドル131の操作により、バンド133の回転軸110への当接の度合いを調節して回転軸110に付与される摩擦力の大きさを調整することができる。これにより、使用するケーブル10の太さに応じて、回転板120の回転しやすさを調整することができる。例えば、ケーブル10の線径がより小さいときは、ケーブル10を牽引したときにケーブル10に係る張力によってケーブル10が伸びやすいため、回転板120を適度に回転させやすくして、ケーブル10に過剰な張力がかかることを抑制することが好ましい。そのため、ケーブル10の線径がより小さいときは、上記摩擦力をより小さくすることが好ましい。
図4Bに示すように、制動部130は、さらに目盛り135および針136を有していてもよい。針136は、制動ハンドル131の回転操作に応じて目盛り135に対して移動可能に配置されている。針136が指す目盛り135を読み取ることで、回転軸110に付与する摩擦力(すなわち回転板120の回転しやすさ)を視認することが可能となり、ケーブル10の太さに応じてより調整しやすくすることができる。
複数の保持部140は、回転板120上においてケーブル10の束を内側から保持するための部材である。複数の保持部140は、回転板120の回転軸110(回転中心122)を中心として回転対象となる位置に、回転板120から上方に突出するように配置されており、かつ互いに連動して回転板120の回転の径方向に移動できるように構成されている。
図5は、複数の保持部140によって、ケーブル10が把状に保持されている状態を示す斜視図である。把状のケーブル10は、把の内側が複数の保持部140に接触するように回転板120に載置される。これにより、ケーブル10が牽引されると、複数の保持部140および回転板120もケーブル10と共に回転する。
複数の保持部140は、回転板120の回転軸110(回転中心122)を中心として回転対称となる位置に配置されており、かつ互いに連動して回転板120の回転の径方向に移動できるように構成されている。例えば、把の内径が小さいケーブル10を用いるときは、複数の保持部140を回転中心122に近い位置に移動させればよく、把の内径がより大きいケーブル10を用いるときは、複数の保持部140を回転中心122から離れた位置に移動させればよい。このように、複数の保持部140が上記のように構成されていることで、把の内径に応じてケーブル10を把状に適切に保持することができる。
上述のように、特許文献1に記載の装置では、把の内径に対応させてケーブル10を把状に保持するために、被覆部材を用いて胴径を調整したり、ケーブルドラムを交換したりする必要があった。このとき、例えば、被覆部材によって胴径を適切に調整できずに把の内径が胴径よりも大きくなる場合、ケーブル10を送り出す際に、把が空回りしてケーブル10が適切に送り出されない可能性がある。さらに、把の空回りにより、ケーブル10同士の摩擦によりケーブル10が傷つく可能性がある。
これに対して、本実施の形態に係るケーブル送り出し装置100では、複数の保持部140によって把の内径が変化してもケーブル10を把状に保持することができるため、把の空回りや、把の空回りによってケーブル10が傷つくことを抑制することができる。
保持部140の形状は、上記機能を発揮できれば特に限定されず、例えば、棒状、板状などである。保持部140の材料も、上記機能を発揮できれば特に限定されず、例えば、炭素鋼などの金属や、樹脂、木材などである。本実施の形態では、保持部140は、炭素鋼の棒である。
ケーブル送り出し装置100が有する保持部140の数は、上記の機能を発揮できれば特に限定されないが、ケーブル10をより把状に保持しやすくする観点から、3つ以上が好ましく、4つ以上がより好ましい。本実施の形態では、ケーブル送り出し装置100は、保持部140を4つ有する。
複数の保持部140のそれぞれにおいて、保持部140の先端140aは、基端140bよりも、回転板120の回転の径方向の内側に配置されていることが好ましい。このように配置されていることで、ケーブル10の把の内側が複数の保持部140に接するようにケーブル10を回転板120により載置しやすくすることができる。本実施の形態では、複数の保持部140は、先端140aを基端140bよりも上記回転の径方向の内側に配置させるための屈曲部141を有する。
複数の保持部140は、弾性部材で被覆されていることが好ましい。複数の保持部140が弾性部材で被覆されていることで、複数の保持部140によってケーブル10が傷つくことを抑制することができる。
上記弾性部材の種類は、特に限定されず、例えば、ポリオレフィンなどの樹脂やゴムなどである。例えば、弾性部材として樹脂製の熱収縮チューブを用いて、複数の保持部140を被覆してもよい。
複数の保持部140を互いに連動させて移動させる方法は、特に限定されない。本実施の形態では、複数の保持部140は、移動機構150によって互いに連動して移動することができる。図6は、移動機構150の構成を示した平面図である。
移動機構150は、複数のレール151と、複数の台座152と、複数のねじ軸153と、複数のかさ歯車154とを有する。本実施の形態では、移動機構150は、4対のレール151と、4つの台座152と、4本のねじ軸153と、4つのかさ歯車154とを有している。複数のレール151は、回転板120の、回転軸110側の面(裏面)に配置され、回転板120の回転の径方向に延在している。複数の台座152は、それぞれ保持部140を保持しつつ1対のレール151上を移動できるように構成されている。それぞれの台座152には、回転板120の回転の径方向に延在する、内周面にねじ山が形成された貫通孔(雌ねじ)が設けられている。この貫通孔(雌ねじ)には、回転板120の回転の径方向に沿うように配置された、外周面にねじ山が形成されたねじ軸153(雄ねじ)が挿入されている。ねじ軸153の一方の端部(回転板120の中心側の端部)にはかさ歯車154が固定されており、他方の端部はハンドル挿入口155に接続されている。複数のネジ軸153に対応する複数のかさ歯車154は、互いに連動して回転できるように、互いの歯が噛み合うように配置されている。本実施の形態では、複数の台座152に保持された複数の保持部140が、回転板120の上方に突出できるように、回転板120に複数のレール151に沿った貫通孔121が形成されている(図1、2参照)。
本実施の形態における移動機構150では、この後説明するハンドル160によって1つのねじ軸153を回転させると、当該ねじ軸153に対応する台座152を回転板120の回転の径方向に移動させることができる。このとき、当該ねじ軸153に対応するかさ歯車154も回転するため、他のかさ歯車154は、上記かさ歯車154とは逆方向または同方向に回転する。これにより、他のねじ軸153も連動して回転し、他の台座152も連動して移動する。その結果、複数の台座152に保持された複数の保持部140は、互いに連動して移動することができる。
なお、本実施の形態では、台座152および保持部140の移動方向に対するねじ軸153の回転方向が、隣接するねじ軸153どうしで互いに逆向きになるように構成されている。
本実施の形態では、ケーブル送り出し装置100は、複数の保持部140を移動させるための着脱可能なハンドル160を有する(図1参照)。本実施の形態では、ハンドル160は、複数のねじ軸153の延長上の回転板120の縁に配置された複数のハンドル挿入口155のいずれかに挿入されて使用される。ハンドル160を回転操作することにより、ハンドル160が挿入されたハンドル挿入口に対応するねじ軸153が回転し、これに伴い、他のねじ軸153が連動して回転する。これにより、複数のレール151上に配置された複数の台座152が、互いに連動して上記回転の径方向に移動する。その結果、複数の台座152に保持された複数の保持部140が、互いに連動して上記回転の径方向に移動する。
なお、ケーブル送り出し装置100は、ハンドル160を収納するための収納部170を有していてもよい(図1参照)。
また、ケーブル送り出し装置100は、回転板120上に配置された、樹脂製の保護部材180を有していてもよい(図1~3参照)。保護部材180が回転板120上に配置されることで、把状のケーブル10が送り出される際、回転板120とケーブル10との摩擦により、ケーブル10が傷つくことを抑制することができる。保護部材180に含まれる樹脂の種類は、特に限定されず、例えば、ウレタン樹脂などが含まれる。また、回転板120上に配置される保護部材180の数は、特に限定されず、例えば、2つ以上である。本実施の形態では、保護部材180は、回転板120上に4つ配置されている。
上述のように、本実施の形態では、ケーブル送り出し装置100は、複数のキャスター191が取り付けられた基台190をさらに有しており、回転軸110、回転板120、制動部130および複数の保持部140は、基台190上に載置されている。
回転軸110、回転板120、制動部130および複数の保持部140が、複数のキャスター191を有する基台190上に載置されていることで、作業者がこれらを容易に運搬することが可能になる。基台190上に載置された回転軸110、回転板120、制動部130および複数の保持部140を、より容易に運搬する観点から、基台190には、運搬用ハンドル192が取り付けられていることが好ましい。
なお、基台190には、回転軸110を支持するための支持部193が載置されていてもよい。本実施の形態では、支持部193は、基台190に固定されており、回転軸110を回転可能に支持している。
かかる構成を備えた本実施形態におけるケーブル送り出し装置100では、把状のケーブル10が複数の保持部140によって保持され、ケーブル10が(図5における矢印Eの方向に)牽引されると、回転軸110の回転によって回転板120が回転板120の周方向(図5における矢印Aの方向)に回転し、ケーブル10が送り出される。このとき、制動部130により、回転中の回転軸110に摩擦力が付与され、回転軸110および回転板120の回転速度が制御される。これにより、ケーブル10の牽引を停止したときに、回転板120が惰性で回転することによるケーブル10の余分な送り出しを抑制することができる。
また、複数の保持部140が、互いに連動して回転の径方向に移動できるように構成されていることで、ケーブル10の把の内径に応じて、簡易的にケーブル10を把状に保持することができる。
本発明のケーブル送り出し装置は、ケーブルの牽引を停止したときに、ケーブルが余分に送り出されることを抑制し、把の内径に応じて簡易的にケーブルを把状に保持することができる。そのため、本発明のケーブル送り出し装置は、例えば、各種電力・通信分野に用いられるケーブルを取り扱う際に有用である。
10 ケーブル
100 ケーブル送り出し装置
110 回転軸
120 回転板
121 貫通孔
122 回転中心
130 制動部
131 制動ハンドル
131a 操作部
131b ねじ軸
132 弾性体
133 バンド
134 固定部
135 目盛り
140 保持部
141 屈曲部
150 移動機構
151 レール
152 台座
153 ねじ軸
154 かさ歯車
155 ハンドル挿入口
160 ハンドル
170 収納部
180 保護部材
190 基台
191 キャスター
192 運搬用ハンドル
193 支持部

Claims (6)

  1. 把状のケーブルを送り出すためのケーブル送り出し装置であって、
    回転軸を中心に回転可能な、前記ケーブルを載置するための回転板と、
    前記回転板の回転を制動させるための制動部と、
    前記回転板上において前記ケーブルの把を内側から保持するための複数の保持部と、
    を有し、
    前記複数の保持部は、前記回転軸を中心として回転対称となる位置に、前記回転板から上方に突出するように配置されており、かつ互いに連動して前記回転の径方向に移動できるように構成されていることを特徴とする、
    ケーブル送り出し装置。
  2. 請求項1に記載のケーブル送り出し装置において、
    前記制動部は、バンドブレーキであることを特徴とする、ケーブル送り出し装置。
  3. 請求項1に記載のケーブル送り出し装置において、
    前記複数の保持部の先端は、前記複数の保持部の基端よりも、前記回転板の径方向の内側に配置されていることを特徴とする、ケーブル送り出し装置。
  4. 請求項1に記載のケーブル送り出し装置において、
    前記複数の保持部は、弾性部材で被覆されていることを特徴とする、ケーブル送り出し装置。
  5. 請求項1に記載のケーブル送り出し装置において、
    前記複数の保持部を移動させるための着脱可能なハンドルと、
    前記ハンドルを収納するための収納部と、をさらに有することを特徴とする、ケーブル送り出し装置。
  6. 請求項1~5のいずれか一項に記載のケーブル送り出し装置において、
    複数のキャスターが取り付けられた基台をさらに有し、
    前記回転板、前記制動部および前記複数の保持部は、前記基台上に載置されていることを特徴とする、ケーブル送り出し装置。
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