JP2024046490A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】 吐出異常に対応する補正処理を効果的に行う画像形成装置を得る。【解決手段】 複数の記録ヘッド1a~1d、複数のインク色について、プリントすべき画像に対応するインクを配列されたノズルでそれぞれ吐出する。制御部81は、プリントシートの位置に応じて、プリントすべき画像に対応するノズルを決定し、記録ヘッド1a~1dに、ノズルからインクを吐出させる。補正処理部83は、複数のインク色のそれぞれについて吐出異常ノズルを特定し、吐出異常ノズルの一部を除外し、上述の画像において、吐出異常ノズルに対応する補正処理を実行する。【選択図】 図3

Description

本発明は、画像形成装置に関するものである。
あるインクジェット方式の画像形成装置は、記録ヘッドにおけるインクを吐出するノズルのうち、インクを正常に吐出できなくなった吐出異常ノズルを検出し、吐出異常ノズルの異常の程度を示す数値を導出して、その数値が閾値を超えたノズルについてはインクの吐出を禁止しつつ、隣接ドットの吐出量を変化させている(例えば特許文献1参照)。この数値としては、吐出される液滴の着滴位置のずれ量が使用されている。
特開2014-43076号公報
カットシートへのプリントの場合、シート搬送状態によってシートごとに搬送されてくるシートの位置(搬送方向とは垂直方向の位置)が異なるため、その位置に応じて、プリントすべき画像における各画素の描画に使用するノズルが決定される。上述のように、吐出異常ノズルに起因してインク吐出量の補正を行う場合、シート位置が特定されてからインク吐出までの短時間に、プリントすべき画像において吐出異常ノズルに対応する画素を特定し、その画素の周辺に対して補正処理を行うため、その短時間で補正処理を行う必要がある。
しかしながら、上述の画像形成装置では、上述の数値が閾値を超えたノズルが多くなると、補正処理が間に合わず、効果的に補正処理を行えない可能性がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、吐出異常に対応する補正処理を効果的に行う画像形成装置を得ることを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、複数のインク色について、プリントすべき画像に対応するインクを配列されたノズルでそれぞれ吐出する複数の記録ヘッドと、プリントシートの位置に応じて、プリントすべき画像に対応するノズルを決定し、前記記録ヘッドに、前記ノズルからインクを吐出させる制御部と、前記複数のインク色のそれぞれについて吐出異常ノズルを特定し、前記吐出異常ノズルの一部を除外し、前記画像において、前記吐出異常ノズルに対応する補正処理を実行する補正処理部とを備える。
本発明によれば、吐出異常に対応する補正処理を効果的に行う画像形成装置が得られる。
本発明の上記又は他の目的、特徴および優位性は、添付の図面とともに以下の詳細な説明から更に明らかになる。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機械的な内部構成を説明する側面図である。 図2は、図1に示す画像形成装置10における記録ヘッド1a,1b,1c,1dの一例を示す平面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の電気的な構成を示すブロック図である。 図4は、補正除外領域について説明する図である。 図5は、各インク色について補正除外領域に基づく補正処理の対象の吐出異常ノズルの除外について説明する図である。
以下、図に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機械的な内部構成を説明する側面図である。この実施の形態に係る画像形成装置10は、プリンター、コピー機、ファクシミリ機、複合機などといった装置である。
図1に示す画像形成装置10は、プリントエンジン10aと、シート搬送部10bとを備える。プリントエンジン10aは、プリントすべきページ画像をプリントシート(プリントシートなど)上に物理的に形成する。この実施の形態では、プリントエンジン10aは、ライン型のインクジェット方式のプリントエンジンである。
この実施の形態では、プリントエンジン10aは、シアン、マゼンタ、イエロー、およびブラックといった4つのインク色に対応するライン型の記録ヘッド1a~1dを備える。
図2は、図1に示す画像形成装置10における記録ヘッド1a,1b,1c,1dの一例を示す平面図である。例えば図2に示すように、この実施の形態では、各記録ヘッド1a,1b,1c,1dは、複数(ここでは3個)のヘッド部11を有する。それらのヘッド部11は、主走査方向に沿って配列されており、装置本体に対して着脱可能になっている。なお、記録ヘッド1a,1b,1c,1dのヘッド部11は、1つでもよい。記録ヘッド1a,1b,1c,1dのヘッド部11は、2次元状に配列されたノズルを備え、プリントすべき画像に対応するインクをそのノズルで吐出する。
シート搬送部10bは、所定の搬送路に沿って、プリント前のプリントシートをプリントエンジン10aに搬送するとともに、プリント後のプリントシートをプリントエンジン10aから所定の排出先(排出トレイ10cなど)へ搬送する。
シート搬送部10bは、メインシート搬送部10b1と循環シート搬送部10b2とを備える。両面プリントにおいて、メインシート搬送部10b1は、第1面のページ画像のプリントに使用するプリントシートをプリントエンジン10aへ搬送し、循環シート搬送部10b2は、所定枚数のプリントシートを滞留させつつ、プリントエンジン10aの後段から前段へプリントシートを搬送する。
この実施の形態では、メインシート搬送部10b1は、プリントエンジン10aに対向して配置されプリントシートを搬送する環状の搬送ベルト2と、搬送ベルト2を懸架される駆動ローラー3および従動ローラー4と、搬送ベルト2ととともにプリントシートをニップする吸着ローラー5と、排出ローラー対6,6aとを備える。
駆動ローラー3および従動ローラー4は、搬送ベルト2を周回させる。そして、後述の給紙カセット20-1,20-2から搬送されてきたプリントシートを吸着ローラー5がニップし、ニップされたプリントシートは、搬送ベルト2によって記録ヘッド1a~1dのプリント位置へ順番に搬送されていき、記録ヘッド1a~1dによりそれぞれの色の画像をプリントされる。そして、カラープリント完了後のプリントシートが排出ローラー対6,6aによって、排出トレイ10cなどに排出される。
さらに、メインシート搬送部10b1は、複数の給紙カセット20-1,20-2を備えている。給紙カセット20-1,20-2は、プリントシートSH1,SH2を収容しており、リフト板21,24でプリントシートSH1,SH2を上方に押し上げてピックアップローラー22,25に当接させる。給紙カセット20-1,20-2に載置されたプリントシートSH1,SH2は上側から1枚ずつピックアップローラー22,25によって給紙ローラー23,26へピックアップされる。給紙ローラー23,26は、給紙カセット20-1,20-2からピックアップローラー22,25によって給紙されたプリントシートSH1,SH2を1枚ずつ搬送路上へ搬送するローラーである。搬送ローラー27は、給紙カセット20-1,20-2から搬送されてくるプリントシートSH1,SH2に共通な搬送路上の搬送ローラーである。
循環シート搬送部10b2は、両面プリントの際にプリントシートをプリントエンジン10aの下流側の所定位置から上流側の所定位置(ここでは、後述のラインセンサー31の上流側の所定位置)へ戻す。循環シート搬送部10b2は、搬送ローラー41と、プリントエンジン10aに面するプリントシートの面を第1面から第2面へ切り替えるためにプリントシートの進行方向を反転させるスイッチバック搬送路41aを備える。
さらに、画像形成装置10は、ラインセンサー31と、シート検知センサー32とを備える。
ラインセンサー31は、プリントシートの搬送方向の垂直方向に沿って配置され、プリントシートの両端エッジ(両側面エッジ)の位置を検出する光学センサーである。例えば、ラインセンサー31は、CIS(Contact Image Sensor)である。この実施の形態では、ラインセンサー31は、レジストローラー28とプリントエンジン10aとの間に配置されている。
シート検知センサー32は、プリントシートSH1,SH2の先端が搬送路上の所定の位置を通過したことを検知する光学式センサーである。ラインセンサー31は、シート検知センサー32によりプリントシートSH1,SH2の先端が検出された時点で、プリントシートの両端エッジの位置を検出する。
なお、例えば、図1に示すように、プリントエンジン10aは、プリントシートの搬送路の上方および下方の一方(ここでは上方)に配置され、ラインセンサー31は、プリントシートの搬送路の上方および下方の他方(ここでは下方)に配置され、循環シート搬送部10b2は、プリントエンジン10aより下流側からラインセンサー31より上流側へスイッチバックさせてプリントシートを搬送する。
図3は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置10の電気的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、画像形成装置10は、図1および図2に示すような機械的構成を有する画像出力部71の他、さらに、操作パネル72、記憶装置73、画像読取装置74、およびコントローラー75を備える。
操作パネル72は、画像形成装置10の筐体表面に配置され、液晶ディスプレイなどの表示装置72a、およびハードキー、タッチパネルなどの入力装置72bを備え、その表示装置72aでユーザーに対して各種メッセージを表示し、その入力装置72bでユーザー操作を受け付ける。
記憶装置73は、画像形成装置10の制御に必要なデータ、プログラムなどを記憶する不揮発性の記憶装置(フラッシュメモリー、ハードディスクドライブなど)である。
画像読取装置74は、プラテングラスおよび自動原稿給紙装置を備え、プラテングラス上に載置された原稿、または自動原稿給紙装置によって搬送されてくる原稿の画像を光学的に読み取り、その画像の画像データを生成する。
コントローラー75は、プログラムに従ってソフトウェア処理を実行するコンピューター、所定のハードウェア処理を実行するASIC(Application Specific Integrated Circuit)などを備え、各種処理部として動作する。そのコンピューターは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを備え、ROM、記憶装置73などに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することで、(必要に応じてASICとともに)各種処理部として動作する。ここでは、コントローラー75は、制御部81、画像処理部82、および補正処理部83として動作する。
制御部81は、画像出力部71(プリントエンジン10a、シート搬送部10bなど)を制御し、ユーザーにより要求されたプリントジョブを実行する。この実施の形態では、制御部81は、画像処理部82に所定の画像処理を実行させ、プリントエンジン10a(ヘッド部11)を制御してインクを吐出させてプリントシート上にプリント画像を形成する。画像処理部82は、RIP(Raster Image Processing)、色変換、ハーフトーニングなどの所定の画像処理を、プリントシートにプリントすべき画像の画像データに対して実行する。
具体的には、制御部81は、プリントエンジン10aに、ユーザーにより指定されたプリント画像データに基づくユーザー原稿画像をプリントさせる。
また、この実施の形態では、制御部81は、(a)ラインセンサー31によって検出されたプリントシートの両端エッジの位置に基づきプリントシートのセンター位置をシートセンター実際位置として特定し、(b)シートセンター実際位置に基づいてプリントすべき画像のセンター位置を調整する自動センタリング機能を有し、自動センタリング機能をハードウェア処理として実行する。
具体的には、自動センタリング機能において、制御部81は、主走査方向に沿って、プリントすべき画像の描画位置を、プリントエンジン10aの基準センター位置とシートセンター実際位置との差分だけ変更させている。この実施の形態では、記録ヘッド1a~1dにおけるノズルは移動しないため、プリントすべき画像の描画位置に応じて、プリントすべき画像における各画素に対応するノズルが変更される。
このように、制御部81は、プリントシートの位置に応じて、プリントすべき画像に対応するノズル(各画素に対応するノズル)を決定し、記録ヘッド1a~1dに、ノズルからインクを吐出させる。
補正処理部83は、制御部81を使用して、(a)上述の複数のインク色のそれぞれについて、上述の記録ヘッド1a~1dでテストパターン(各ノズルに対応する1ドット細線、主走査方向に沿ったバンドなど)をプリントし、そのテストパターンの読取画像に基づいて吐出異常ノズルおよび吐出異常種別(吐出ヨレ、不吐出など)を特定し、(b)上述の複数のインク色のそれぞれについて、吐出異常ノズルの一部を除外し、プリントすべき画像において、除外されなかった吐出異常ノズルに対応する補正処理を実行する。
なお、既存の方法で、上述のテストパターンの読取画像の濃度分布に基づいて吐出異常位置が特定され、その吐出異常位置に対応するノズル(つまり、吐出異常位置にインクを吐出すべきだったノズル)が吐出異常ノズルとして特定される。なお、「吐出ヨレ」は、ノズルから吐出した液滴の着滴位置に、主走査方向のズレが生じている状態である。また、このテストパターンの読取画像は、ラインセンサー31や画像読取装置74を使用して取得される。ラインセンサー31でテストパターンの画像読取を行う場合、プリントエンジン10aでテストパターンがプリントされたプリントシートが、循環シート搬送部10b2を使用してラインセンサー31の位置に搬送される。
また、この補正処理では、例えば、吐出異常ノズルに対応する画素の画像データ(画素値)が、インク不吐出となるように補正され、吐出異常ノズルに隣接するノズルに対応する画素の画像データ(画素値)が、その画素の濃度が高くなるように補正される。つまり、補正処理部83は、補正処理を実行する吐出異常ノズルのインク吐出を禁止する。
さらに、補正処理部83は、上述の複数のインク色のうちの有彩インク色(ここでは、シアン、マゼンタ、およびイエロー)について、すべての吐出異常ノズルのうち、プリントすべき画像における補正除外領域以外の領域に対応するノズルについて補正処理を実行し、補正除外領域に対応するノズルについて補正処理を実行しない。ここで、補正除外領域は、主走査方向におけるプリントすべき画像の一部の領域であって、カラー画像部分の割合が所定値以下である領域である。例えば、この所定値は、ゼロでもよいし、5%などといった特定の数値でもよい。これにより、使用可能性の低いノズルに対する補正処理が実行されず、使用可能性の高いノズルに対する補正処理が実行されるようになる。
なお、補正処理部83は、プリントすべき画像の色分布に基づいて、補正除外領域を自動的に設定してもよいし、プリントすべき画像においてユーザーにより(つまり、操作パネル72に対するユーザー操作などにより)指定された領域を補正除外領域として設定してもよい。例えば、補正処理部83は、プリントすべき画像における背景およびオブジェクトと抽出し、その背景およびオブジェクトの色を特定し、主走査方向において、その背景およびオブジェクトのうち、カラーの背景およびカラーのオブジェクトを含まない領域を補正除外領域として自動的に特定してもよい。
ここで、補正処理部83は、検出された吐出異常ノズルの数(全数)が所定上限数を超えていない場合には、補正除外領域以外の領域に対応するノズルを特定せずに、そのすべての吐出異常ノズルについて補正処理を実行する。
また、補正処理部83は、上述の複数のインク色のうちのブラックについて、すべての吐出異常ノズルのうち、プリントすべき画像における補正除外領域以外の領域に対応するノズルについて補正処理を実行し、補正除外領域に対応するノズルについて補正処理を実行しない。ここで、ブラックについての補正除外領域は、主走査方向におけるプリントすべき画像の一部の領域であって、モノクロ画像部分の割合が所定値以下である領域である。例えば、この所定値は、ゼロでもよいし、5%などといった特定の数値でもよい。
図4は、補正除外領域について説明する図である。図5は、各インク色について補正除外領域に基づく補正処理の対象の吐出異常ノズルの除外について説明する図である。
例えば図4に示すプリントすべき画像の場合、主走査方向(つまり、プリントシートの搬送方向に対して垂直な方向)において、カラー画像部分が含まれていない領域(主走査方向の範囲)が、シアン、マゼンタおよびイエローについての補正除外領域とされる。ここで、例えば図5に示すように、各インク色についての上述の補正処理のノズル上限数が20である場合において、シアンの吐出異常ノズル数が23、マゼンタの吐出異常ノズル数が44、イエローの吐出異常ノズル数が16であるとき、シアンおよびマゼンタの吐出異常ノズル数が補正処理のノズル上限数を超えているため、補正除外領域に対応するシアン、マゼンタおよびイエローのノズルが除外され、補正処理の対象となるシアン、マゼンタおよびイエローのノズルの数は、それぞれ、8、15、9となり、補正処理のノズル上限数以下となっている。なお、上述のようにブラックについても同様に特定の吐出異常ノズルの除外を行うことで図5に示すように補正処理の対象となるブラックのノズルの数が補正処理のノズル上限数以下となっている。
なお、図5における比較例は、上述ように吐出異常ノズルの除外を行わなかった場合において、補正除外領域以外の領域に対応する吐出異常ノズルのうち、補正処理の対象となった吐出異常ノズルの数を示している。このように、比較例に比べ、当該実施の形態では、補正除外領域以外の領域における多くの吐出異常ノズルに対して補正処理が実行される(つまり、インク吐出を行う可能性が高い吐出異常ノズルがより多く補正処理の対象となっている)。
次に、上記画像形成装置10の動作について説明する。
(a)吐出異常ノズルの特定
補正処理部83は、制御部81を使用して、画像出力部71に、吐出異常ノズルを特定するためのテストパターンをプリントシートへプリントさせる。補正処理部83は、上述のように、ラインセンサー31や画像読取装置74を使用して、プリントシートにプリントされたテストパターンの読取画像(各インク色の画像データ)を取得する。
補正処理部83は、テストパターンの読取画像についての主走査方向の濃度分布に基づいて、その濃度分布における吐出異常位置(濃度欠損などが発生している位置)から吐出異常ノズルを特定し、その吐出異常ノズルのデータを記憶装置73に記憶する。
このようにして、吐出異常ノズルが特定される。
(b)プリント時の動作(補正処理の対象となる吐出異常ノズルの選択)
制御部81は、プリント要求を受け付けると、画像処理部82で、そのプリント要求により指定された画像に対して画像処理を実行して、プリントすべき画像の画像データを取得し、画像出力部71で、プリントシートを搬送し、その画像データに基づいて、そのプリントすべき画像をそのプリントシート上にプリントする。
その際、補正処理部83は、プリント開始前に(a)記憶装置73から吐出異常ノズルのデータを読み出して吐出異常ノズルを特定し、また、(b)特定した吐出異常ノズルの数(ここでは、吐出ヨレのノズル数と不吐出のノズル数の合計)が所定上限値(上述の短時間内での補正処理を実行する吐出異常位置の限界数)を超えているか否かを判定し、特定した吐出異常ノズルの数が所定上限値を超えていない場合には、特定したすべての吐出異常ノズルを補正処理の対象として決定する。一方、特定した吐出不良ノズルの数が所定上限値を超えている場合には、補正処理部83は、各インク色について、上述のように、プリントすべき画像における補正除外領域を特定する。
その後、補正処理部83は、ラインセンサー31でプリントシートの位置が検出されると、(a)上述の画像における各画素に対応するノズルを特定し、(b)上述の画像について使用される吐出異常ノズルを特定し、(c)その吐出異常ノズルのうち、特定した補正除外領域に対応するノズル(つまり、補正除外領域にインク吐出するためのノズル)以外のノズルに対応する補正処理を実行する。つまり、補正除外領域に対応するノズルは補正処理の対象から除外される。これにより、その画像において、補正処理の対象となった吐出異常ノズルおよびその隣接ノズルに対応する箇所に対して補正処理が実行される。そして、制御部81は、補正処理後の画像データに基づいて、上述のプリントを実行する。
以上のように、上記実施の形態によれば、複数の記録ヘッド1a~1dは、複数のインク色について、プリントすべき画像に対応するインクを配列されたノズルでそれぞれ吐出する。制御部81は、プリントシートの位置に応じて、プリントすべき画像に対応するノズルを決定し、記録ヘッド1a~1dに、ノズルからインクを吐出させる。補正処理部83は、上述の複数のインク色のそれぞれについて、吐出異常ノズルの一部を除外し、プリントすべき画像において、除外されなかった吐出異常ノズルに対応する補正処理を実行する。
これにより、プリントに使用される可能性の低い吐出異常ノズルが補正処理の対象から除外されるため、吐出異常に対応する補正処理が効果的に行われる。
なお、上述の実施の形態に対する様々な変更および修正については、当業者には明らかである。そのような変更および修正は、その主題の趣旨および範囲から離れることなく、かつ、意図された利点を弱めることなく行われてもよい。つまり、そのような変更および修正が請求の範囲に含まれることを意図している。
例えば、上記実施の形態において、吐出異常ノズルの数に拘わらず、補正除外領域を特定し、補正除外領域に対応するノズルを補正処理の対象から除外するようにしてもよい。
また、上記実施の形態において、吐出異常種別(不吐出、吐出ヨレなど)に基づく順番で吐出異常ノズルを選択して補正処理を行っていき、補正処理を行った吐出異常ノズルの数が上述の上限数に到達した場合には、残りの吐出異常ノズルの補正処理をキャンセルするようにしてもよい。その場合、吐出ヨレの吐出異常ノズルより優先的に(先に)不吐出の吐出異常ノズルに対して補正処理が実行される。
本発明は、例えば、インクジェット方式の画像形成装置に適用可能である。
1a~1d 記録ヘッド
10 画像形成装置
81 制御部
83 補正処理部

Claims (6)

  1. 複数のインク色について、プリントすべき画像に対応するインクを配列されたノズルでそれぞれ吐出する複数の記録ヘッドと、
    プリントシートの位置に応じて、プリントすべき画像に対応するノズルを決定し、前記記録ヘッドに、前記ノズルからインクを吐出させる制御部と、
    前記複数のインク色のそれぞれについて吐出異常ノズルを特定し、前記吐出異常ノズルの一部を除外し、前記画像において、前記吐出異常ノズルに対応する補正処理を実行する補正処理部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正処理部は、前記複数のインク色のうちの有彩インク色について、すべての吐出異常ノズルのうち、前記プリントすべき画像における補正除外領域以外の領域に対応するノズルについて前記補正処理を実行し、前記補正除外領域に対応するノズルについて前記補正処理を実行せず、
    前記補正除外領域は、主走査方向における前記プリントすべき画像の一部の領域であって、カラー画像部分の割合が所定値以下である領域であること、
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記補正処理部は、前記吐出異常ノズルの数が所定上限数を超えていない場合には、前記補正除外領域以外の領域に対応するノズルを特定せずに、前記すべての吐出異常ノズルについて前記補正処理を実行することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記補正処理部は、前記プリントすべき画像の色分布に基づいて、前記補正除外領域を自動的に設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記補正処理部は、前記プリントすべき画像においてユーザーにより指定された領域を前記補正除外領域として設定することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記補正処理部は、前記補正処理を実行する前記吐出異常ノズルの吐出を禁止することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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