JP2024044973A - 監視支援システム、監視支援装置の制御方法、および監視支援装置の制御プログラム - Google Patents

監視支援システム、監視支援装置の制御方法、および監視支援装置の制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】自動運転車両の乗客に応じた、適切な監視支援が可能な監視支援システム等を提供すること。【解決手段】自動運転車両の乗客からの問い合わせに対する、遠隔の監視者による人的対応を支援する監視支援システムは、非接触バイタルセンサを備える自動運転車両から、当該自動運転車両の乗客の生体情報を取得する生体情報取得部と、自動運転車両の乗客からの問い合わせを受け付け、問い合わせの内容に応じて、人的対応の要否を判定する受付部と、取得部が取得した乗客の生体情報に応じ、人的対応を要する問い合わせである有人問い合わせに優先度を設定する設定部と、有人問い合わせに関する情報を、設定された優先度に関する情報とともに、監視者へ通知する通知処理部とを備える。【選択図】 図2

Description

本発明は、監視支援システム、監視支援装置の制御方法、および監視支援装置の制御プログラムに関する。
現在、自動運転に関し、レベル4以上の自動運転に係るサービスの商用化を目指した自動運転システム(ADS:Automatic Driving System)の技術開発、および関連制度の整備が進められている。レベル4では、自動運転車両に搭載された自動運転システムが、全ての動的運転タスク(DDT:Dynamic Driving Task)を実行するため、自動運転車両は、ドライバー不在で走行する。このため、自動運転車両の乗客からの走行中の問い合わせには、遠隔の監視者が対応する必要がある。
このような、自動運転車両の監視者による監視を支援する技術として、例えば、特許文献1には、自動運転車両から受信した車両状態のデータに基づいて、自動運転車両の状態が、オペレータによる支援の条件を満たしたと判定された場合に、オペレータに支援要求を通知する技術が開示されている。
特開2021-056745号公報
特許文献1では、自動運転車両がおかれた状況に変化がない場合には、前回とは異なる条件により支援の要否を判定するので、前回と同じ条件でオペレータが呼び出されることがなくなり、オペレータの負荷を減らすことができるとされている。しかしながら、例えば乗合バスを自動運転車両で実現した場合、乗客は様々であり、自動運転車両の状態が前回と同じ条件であっても、乗客によってはオペレータの支援が必要な場合がある。すなわち、自動運転車両の乗客に応じた、適切な監視支援が求められていた。
本発明の一実施形態に係る、自動運転車両の乗客からの問い合わせに対する、遠隔の監視者による人的対応を支援する監視支援システムは、非接触バイタルセンサを備える自動運転車両から、当該自動運転車両の乗客の生体情報を取得する生体情報取得部と、自動運転車両の乗客からの問い合わせを受け付け、問い合わせの内容に応じて、人的対応の要否を判定する受付部と、取得部が取得した乗客の生体情報に応じ、人的対応を要する問い合わせである有人問い合わせに優先度を設定する設定部と、有人問い合わせに関する情報を、設定された優先度に関する情報とともに、監視者へ通知する通知処理部と、を備える。なお、各機能部は機械学習により実現されてもよい。
本発明の一実施形態に係る監視支援システムは、自動運転車両の走行中の動作のうち、乗客による問い合わせへとつながり得る動作を、通報動作としてあらかじめ記憶する記憶部と、走行中の自動運転車両から、当該自動運転車両が実行する動作に関する情報を動作前に、または、自動運転車両が実行した動作に関する情報を動作後に取得する動作情報取得部と、をさらに備え、通知処理部は、実行する動作および実行した動作の少なくともいずれかの動作が通報動作に相当する場合、動作について説明する情報を、乗客に通知してよい。
本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおいて、通知処理部は、問い合わせの有無に関わらず、乗客の生体情報に所定の第1条件が成立する場合に、自動運転車両の走行状況に関する情報を、乗客に通知してよい。
本発明の一実施形態に係る監視支援システムは、自動運転車両に備えられた撮像装置から、自動運転車両内外の画像を取得する画像取得部をさらに備え、通知処理部は、問い合わせの有無に関わらず、画像から判別される乗客の挙動に所定の第2条件が成立する場合に、自動運転車両の走行状況に関する情報を、乗客に通知してよい。
本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおいて、設定部は、有人問い合わせのうち、目的地が医療機関である自動運転車両の乗客による有人問い合わせの優先度を、最も高く設定してよい。
本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおいて、受付部は、通知処理部によって、動作について説明する情報が通知された乗客から受け付けた問い合わせを、人的対応を要する問い合わせであると判定してよい。
本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおいて、設定部は、取得部が取得した生体情報に第1条件が成立する場合に、第1条件の成立の継続時間、第1条件が成立する生体情報を有する乗客数の少なくともいずれかに応じて、優先度を設定してよい。
本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおいて、設定部は、取得部が取得した乗客の挙動に第2条件が成立する場合に、第2条件の成立の継続時間、第2条件が成立する乗客数の少なくともいずれかに応じて、優先度を設定してよい。
本発明の一実施形態に係る、自動運転車両の乗客からの問い合わせに対する、遠隔の監視者による人的対応を支援する監視支援装置の制御方法は、監視支援装置が、非接触バイタルセンサを備える自動運転車両から、当該自動運転車両の乗客の生体情報を取得するステップと、自動運転車両の乗客からの問い合わせを受け付け、問い合わせの内容に応じて、人的対応の要否を判定するステップと、取得するステップで取得した乗客の生体情報に応じ、人的対応を要する問い合わせである有人問い合わせに優先度を設定するステップと、有人問い合わせに関する情報を、設定された優先度に関する情報とともに、監視者へ通知するステップと、を含む。
本発明の一実施形態に係る、自動運転車両の乗客からの問い合わせに対する、遠隔の監視者による人的対応を支援する監視支援装置の制御プログラムは、監視支援装置に、非接触バイタルセンサを備える自動運転車両から、当該自動運転車両の乗客の生体情報を取得する機能と、自動運転車両の乗客からの問い合わせを受け付け、問い合わせの内容に応じて、人的対応の要否を判定する機能と、取得する機能が取得した乗客の生体情報に応じ、人的対応を要する問い合わせである有人問い合わせに優先度を設定する機能と、有人問い合わせに関する情報を、設定された優先度に関する情報とともに、監視者へ通知する機能と、を実現させる。
本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおいて、通知処理部は、乗客の特性に応じて、乗客への通知態様を変化させてよい。
本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおいて、通知処理部は、乗客の特性として、乗客の人数、年齢、自動運転車両への乗車履歴、目的地、乗車支援の要否、及び感情の少なくともいずれかに応じて、乗客への通知態様として、文体、並びに、音声通知の場合の話速、声音、及び音量の少なくともいずれかを変化させてよい。
本発明によれば、自動運転車両の乗客に応じた、適切な監視支援が可能な監視支援システム等を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る監視支援システム構成の概略図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るサーバ(監視支援装置)の機能ブロック図の一例である。 図3は、本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおける、人的対応要否情報の一例である。 図4(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおける、生体情報、挙動情報に関する条件の一例である。 図5は、本発明の一実施形態に係る監視支援システムで用いられるマップの概略図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおける、遠隔監視者の利用端末の表示画面の一例を示す図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおける、通報動作情報の一例である。 図8(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおける、ユーザ端末の表示画面の一例を示す図である。 図9は、本発明の一実施形態に係るサーバの動作例を示すフローチャートである。 図10は、本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおける、通知態様情報の一例である。 図11(a)、(b)は、本発明の一実施形態に係る監視支援システムにおける、通知態様情報の一例である。
以降、図を用いて、本開示に係る発明(本発明ともいう)の一実施形態を説明する。なお、図は一例であって、本発明は図に示すものに限定されない。例えば、図示したサーバ(監視支援装置)、ユーザ端末(通信端末)、記憶装置、車両(自動運転車両)等の数、データセット(テーブル)、フローチャート、表示画面等は一例であって、本発明はこれらに限定されるものではない。
<本願発明の背景>
上述のように、ドライバー不在の自動運転車両では、乗客からの問い合わせには遠隔の監視者が対応する必要がある。自動運転車両が定着するまでには、その動作に乗客も不慣れであり、問い合わせが多く発生すると考えられるが、監視者は複数台の自動運転車両を監視するため、問い合わせに対し即座に対応できない場合も起こり得る。問い合わせの内容によっては、プログラムやAI(Artificial Intelligence)による無人での対応で十分な場合もあるため、問い合わせの内容に応じて、監視者が対応すべき問い合わせを抽出することにより、監視者の監視支援につながる。しかしながら、有人での対応を要する問い合わせの中には、乗客の体調不良のように緊急性を有するものもあり、乗客の状態に即した対応が必要となってくる。本願発明は、上記の事柄を背景としてなされたものである。
<システム構成>
図1は、本発明の一実施形態による監視支援システム構成の概略図である。監視支援システム600は、監視者による、自動運転車両200(200A~200C)の遠隔での監視を支援するシステムであってよい。
なお、以降では、一例として、監視支援システム600を、自動運転車両である乗合バスの監視支援を実行するシステムとして説明する。しかしながら、監視支援システム600の監視対象は、乗合バスに限定されない。また、図1では、自動運転車両として乗合バスを3台のみ示してあるが、監視支援システム600によって監視を支援される自動運転車両は、これ以上であってもこれ以下であってもよい。
監視支援システム600は、自動運転車両200(200A~200C)と、サーバ(監視支援装置)100と、自動運転車両200(200A,200B)の乗客であるユーザ30(30A,30B)の通信端末(ユーザ端末)300(300A,300B)と、記憶装置400とを少なくとも含んでよい。サーバ100は、自動運転車両200A~200Cの監視者による遠隔での監視を支援する情報処理装置であって、自動運転車両200A~200C、ユーザ端末300A,300Bと、ネットワーク500を介して通信可能に接続される。なお、図1において、サーバ100は1つのみ示してあるが、これに限られるものではなく、複数存在してもよい。また、サーバ100は、ネットワークを介して通信を行うことで協調動作する分散型サーバシステムであって、エッジサーバを含んでもよく、いわゆるクラウドサーバでもよい。すなわち、サーバ100は、物理的なサーバに限らず、仮想的なサーバも含まれてよい。また、サーバ100の各機能部の機能又は処理は、実現可能な範囲において、機械学習又はAI(Artificial Intelligence)により実現されてもよい。なお、特に区別する必要がない場合、自動運転車両200A~200C、ユーザ端末300A,300B、乗客であるユーザ30A~30Cを、それぞれ、単に車両200、ユーザ端末300、乗客30と表記することもある。
車両200は、自動運転システムを搭載してドライバー不在で走行可能な、一般的な自動運転車両であってよく、詳細な説明は省略する。本発明の一実施形態において、車両200は、乗客の生体情報を非接触で検知する非接触バイタルセンサ201(201A~201C)を備えてよい。非接触バイタルセンサ201は、脈拍、呼吸、体温、体動等の生体情報(バイタル情報)を非接触で検出可能なセンサであって、生体情報を検出可能であれば検出方式は問わず、既存のものであってよい。なお、図では、非接触バイタルセンサ201を各車両200に1つのみ示してあるが、非接触バイタルセンサ201は、車両200の大きさや最大乗客数等に応じて、乗客の生体情報を十分に検出可能な数が備えられてよい。
また、車両200は、車両内を撮像する撮像装置202(202A~202C)を備えてよい。撮像装置202は、例えばカメラであって、車両内を一瞥可能な場所等に複数設けられ、車両200内の乗客30を撮影してよい。撮像装置202によって撮影されたデータは、動画であってもよいし、静止画像であってもよい。また、車両200は、車両外を撮像する図示しない撮像装置を備え、車両200の周囲を撮像してよい。
さらに、車両200は、図示しない通報装置を備えてよい。通報装置は、乗客30が遠隔の監視者に対し何らかの問い合わせをする際に用いる装置であって、例えば、通信機能を有するタブレット端末等であってよい。乗客30は、通報装置としてのタブレット端末を操作し、問い合わせ内容を入力可能であってよい。なお、問い合わせは、タブレット端末にあらかじめ設定された順序で表示される選択肢を選択することによって、問い合わせ内容のカテゴリー等を選択した上で、詳細を音声やテキストで入力するものであってもよいし、特に選択肢等は表示されず、通報装置を起動してすぐに、問い合わせ内容を音声やテキストによって入力するものであってもよい。あるいは、乗客30による問い合わせは、通報装置を介さず、乗客30が有する通信端末300から可能であってもよい。例えば、通信端末300に、乗合バスを利用するためのアプリケーションがインストールされ、そのアプリケーションを介して問い合わせが可能であってもよい。
監視支援システム600は、さらに、監視者が待機し、車両200を遠隔監視・管理する図示しない監視センターを含んでよい。そして、サーバ100は、監視センターに設置された表示装置に、各車両200に関する情報を表示させてよい(詳細は後述する)。
ネットワーク500は、無線ネットワークや有線ネットワークを含む。具体的には、例えば、ネットワーク500は、ワイヤレスLAN(wireless LAN:WLAN)や広域ネットワーク(wide area network:WAN)、LTE(long term evolution)、LTE-Advanced、第4世代通信(4G)、第5世代通信(5G)、および第6世代通信(6G)以降の移動体通信システム等であってよい。なお、ネットワーク500は、これらの例に限られず、例えば、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)やブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、光回線、衛星通信網、専用網等であってもよい。また、ネットワーク500は、これらの組み合わせであってもよい。
ユーザ端末300は、乗合バスを利用するユーザの通信端末である。ここで、乗合バスが、ユーザの予約に応じて設定したルート上を走行する、いわゆるオンデマンドバスである場合、ユーザ端末300は、ユーザから受け付けた乗合バスの利用に関する情報を、サーバ100との間で送受信してよい。なお、乗合バスの利用に関する情報とは、乗合バスの予約時に必要な、乗車位置・降車位置を指定する情報や、乗合バスの利用時に必要なユーザ情報、監視支援システムからの通知等を指してよい。なお、乗合バスが、時刻表に定められた時間に停留所を発着する、いわゆる定時定路線バスである場合、ユーザ端末300は用いられなくてもよい。ここで、図1では、ユーザ端末300としてスマートフォンを示してあるが、ユーザ端末300としては、これ以降に説明する各実施形態において記載する機能を実現できる端末であればどのような端末であってもよい。
記憶装置400は、監視支援システム600で利用する各種情報(データ)を記憶(格納)する。なお、図1において、記憶装置400はサーバ100とは別に1つのみ示してあるが、サーバ100に一体化されていてもよい。すなわち、記憶装置400は、サーバ100の揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよい。また、記憶装置400は、複数の記憶装置から構成されていてもよい。なお、記憶装置400は、ネットワーク500とは異なる専用の内部ネットワークにて、サーバ100と接続されてもよいし、ネットワーク500を介してサーバ100と接続されてもよい。
ここで、記憶装置400に記憶される情報の一例として、本発明の一実施形態に係る監視支援システム600において用いられる、人的対応要否情報、および所定の第1・第2条件、について、図3,4を用いて説明する。
図3は、人的対応要否情報を格納する人的対応要否情報テーブルTB10の一例である。人的対応要否情報は、人的対応要否情報DB(データベース)410に格納され、乗客30からの問い合わせに対し、問い合わせ内容に応じて、有人での人的対応が必要であるか否かを示す情報であってよい。なお、図3においては、有人対応が不要である場合に「不要」、有人対応を要する場合に「要」を示してある。例えば、問い合わせ内容が「走行」、「支払い」、「目的地変更」等に関する場合、人的対応は不要であって、あらかじめ設定されたプログラムやAI(Artificial Intelligence)による無人対応がなされてよい。これに対し、問い合わせ内容が「乗客同士のトラブル」、「車内機器トラブル」等である場合、また、問い合わせ内容を判別できないことを示す「判別不可」である場合、監視者による有人対応がなされてよい。なお、図3は一例であって、人的対応要否情報テーブルTB10に格納される情報は、これ以上でもこれ以下でもよい。例えば、人的対応が「要」である問い合わせには、あらかじめ優先度が設定され、人的対応要否情報テーブルTB10に、当該優先度が関連付けられていてもよい。さらに、人的対応要否情報は、乗合バスを提供するサービス側によってあらかじめ設定されてよく、また、適宜更新可能であってよい。
図4(a)、(b)は、人的対応を要する問い合わせに優先度を設定するための所定の第1・第2条件に関する情報テーブルであって、図4(a)は、生体情報に関する第1条件テーブルTB20、図4(b)は、挙動情報に関する第2条件テーブルTB30の一例である。第1条件テーブルTB20、第2条件テーブルTB30は、生体情報/挙動情報に関する条件DB420に格納されてよい。なお、図4は一例であって、各テーブルTB20、TB30に格納される情報は、これ以上でもこれ以下でもよく、適宜更新されてよい。
上述のように、車両200には非接触バイタルセンサ201が備えられ、乗客30の生体情報をセンシングする。本発明の一実施形態によれば、人的対応を要する問い合わせが送信された車両200の乗客30について、生体情報に第1条件が成立する場合に、問い合わせへの対応順位が高く設定されてよい。生体情報に関する第1条件は、ひとが不安感や焦りを感じた場合に起こり得る生体情報の変化を規定するものであってよい。例えば、図4(a)のように、乗客30の生体情報において、「体温の低下」、「体温の上昇」、「脈拍の増加」、「脈拍の減少」、「呼吸の乱れ」等が検出された場合、それらの生体情報が検出された乗客30が乗車する車両200からの人的対応を要する問い合わせには、優先度が高く設定されてよい。なお、これらに限定するものではないが、「体温の低下」は、体温が35度以下に低下することであってよい。また、「体温の上昇」は、体温が37.5度以上に上昇することであってよい。「脈拍の増加」は、脈拍が1分当たり25回以上となること、「脈拍の減少」は、脈拍が1分当たり9回以下となることであってよい。また、「呼吸の乱れ」は、呼吸回数の減少・増加、一回換気量の減少・増加、呼吸リズムの異常等であってよい。なお、詳細は後述するが、問い合わせの有無に限らず、生体情報に第1条件が成立する乗客30が乗車する車両200について、監視者から通知がおこなわれてもよい。
また、上述のように、車両200には撮像装置202が備えられ、乗客30の挙動を撮影する。本発明の一実施形態によれば、人的対応を要する問い合わせが送信された車両200の乗客30について、挙動に第2条件が成立する場合に、問い合わせへの対応順位が高く設定されてよい。挙動に関する第2条件は、ひとが不安感や焦りを感じた場合に取り得る挙動を規定するものであってよい。例えば、図4(b)のように、乗客30の挙動において、「車両外を見回す」、「進行方向へ身を乗り出す」、「頻繁な席の移動」、「車両内のカメラを凝視」、「表情に焦り」、「顔色が青ざめる」等が検出された場合、それらの挙動が検出された乗客30が乗車する車両200からの問い合わせには、優先度が高く設定されてよい。なお、詳細は後述するが、問い合わせの有無に限らず、挙動に第2条件が成立する乗客30が乗車する車両200について、監視者から通知がおこなわれてもよい。
<サーバ>
次に、図2を用いて、本発明の一実施形態に係るサーバ100のハードウェア構成、機能構成について説明する。
(1)サーバのハードウェア構成
サーバ100は、制御部110、通信部120、および記憶部170を備える。
制御部110は、典型的にはプロセッサであって、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等であってよい。制御部110は、記憶部170に記憶されたプログラムを読み出し、読み出したプログラムに含まれるコード又は命令を実行することによって、各実施形態に示す機能、方法を実行してよい。
通信部120は、NIC(Network Interface Card)等のハードウェアや通信用ソフトウェア、およびこれらの組み合わせとして実装されてよい。通信部120は、ネットワーク500を介して、車両200、ユーザ端末300との間でそれぞれ各種データの送受信を行う。また、通信部120は、自動運転ではないものの、通信機能を備えたいわゆるコネクテッドカーから、車両200の監視に必要な各種データを受信したり、図示しない監視者の端末に、監視の結果を送信したりしてよい。
記憶部170は、サーバ100が動作するうえで必要とする各種プログラムや各種データを記憶する。記憶部170は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等を含んでよい。また、記憶部170は、制御部110に対する作業領域を提供するメモリを含んでよい。
(2)サーバの機能構成
サーバ100は、制御部110によって実現される機能として、取得部111、受付部115、設定部116、および通知処理部117を含む。なお、取得部111は、生体情報取得部112、動作情報取得部113、および画像取得部114を含んでよい。なお、図2において、これ以降に説明する各実施形態に必須でない機能部はなくともよい。また、各機能部の機能又は処理は、実現可能な範囲において、機械学習又はAIにより実現されてもよい。
取得部111は、車両200の監視に必要な情報を取得するものであって、例えば、車両200が走行する道路の道路状況に関する情報を、通信部120を介して取得してよい。道路の道路状況に関する情報とは、コネクテッドカーや車両200が道路を走行中に取得したデータであって、例えば、工事や事故等による交通規制、道路上の落下物や障害物、降雨、降雪といった情報を、取得した時刻情報とともに、情報を取得した道路の道路ID(IDentifier)に関連付けたデータであってよい。なお、道路の道路状況に関する情報は、コネクテッドカーに備えられたカメラや、車両200に備えられた各種センサ(測距センサ(LiDAR(light detection and ranging)、ミリ波レーダー、超音波センサ、赤外線センサ等)、およびカメラ(単眼カメラ、ステレオカメラ、マルチカメラ等)等から取得される、静止画像や動画像、センシングデータ等であってよい。
ここで、道路IDは、各道路を一意に識別する識別子であって、車両200の監視者側であらかじめ設定されてもよいし、既存のダイナミックマップで設定された道路IDを用いてもよい。なお、ダイナミックマップは、従来、自動運転の制御に利用される静的情報である高精度3次元地図(High Definition 3D Map)データに、準静的情報(交通規制や道路工事の予定、広域気象予報情報など)と、動的情報(周辺の車両・歩行者、信号機情報など)および準動的情報(交通事故、交通規制、渋滞、狭域気象情報など)のリアルタイムで変化する情報とを組み合わせたマップである。
図5は、ダイナミックマップ(以下、単に「マップ」とも称する)の模式図である。マップMAP10において、道路IDは、例えば、各道路R1~Riを一意に識別する識別子であってよい。また、マップMAP10には、停留所11~15、事業所・営業所21の位置等が含まれてよく、車両200は、それらのデータを用いて、走行ルートの設定を行ってよい。
図2に戻り、生体情報取得部112は、車両200から、車両200の非接触バイタルセンサ201によって検出された乗客30の生体情報を取得してよい。生体情報は、例えば、これに限定されるものではないが、3分間毎、5分毎等の所定の間隔で、各車両200A~200Cから取得されてよい。なお、動作情報取得部113については後述する。
画像取得部114は、車両200内の撮像装置202や、車両200外の撮像装置が撮像した静止画像や動画像を取得してよい。また、画像取得部114は、上述した車両200に備えられた、測距センサ等の各種センサが検出したデータを取得してよい。
受付部115は、自動運転車両200の乗客30からの問い合わせを受け付け、問い合わせの内容に応じて、人的対応の要否を判定してよい。受付部115は、受け付けた問い合わせに関する情報を、既知の音声認識処理や言語処理の手法を用いて解析し、問い合わせ内容のカテゴリーを決定してよい。そして、受付部115は、問い合わせ内容が、図3の人的対応要否情報テーブルTB10において、人的対応が「要」とされた問い合わせであるかに応じて、人的対応の要否を判定してよい。
設定部116は、生体情報取得部112が取得した乗客30の生体情報に応じ、人的対応を要する問い合わせである有人問い合わせに、優先度を設定してよい。すなわち、設定部116は、生体情報に関する第1条件テーブルTB20を参照して、有人問い合わせが送信された車両200のうち、乗客30の生体情報に第1条件が成立するか否かを判定してよい。そして、設定部116は、生体情報に第1条件が成立する車両200からの有人問い合わせに対し、優先的な対応を要する問い合わせであることを示す優先度を設定してよい。なお、優先度の設定とは、優先的に対応すべき有人問い合わせであることを示すフラグ等が関連づけられることで行われてよい。
通知処理部117は、有人問い合わせに関する情報を、設定された優先度に関する情報とともに、車両200の監視者が用いる監視端末(図示せず)へ通知する通知処理部として機能してよい。図6に、有人問い合わせに関する情報が表示された監視端末の画面例を示す。なお、図は一例であって、これに限定されない。有人問い合わせの表示画面DIS10は、例えば、有人問い合わせが送信された車両200の箇所を示す地図領域、有人問い合わせの内容、および優先順位に関する情報を含んでよい。
なお、図6の例では、一の監視者に対し、第1条件の成立した有人問い合わせが複数表示されている。このように、設定部116は、生体情報に第1条件が成立する車両200からの有人問い合わせが複数存在する場合、第1条件の成立の継続時間、第1条件が成立する生体情報を有する乗客数の少なくともいずれかに応じて、優先度を設定してよい。例えば、第1条件が成立してからの経過時間が最も長い有人問い合わせを、優先度を最も高く設定してよい。あるいは、第1条件が成立する乗客数を車両200間で比較し、乗客数に応じて、多い車両ほど優先度を高く設定してよい。
これにより、早急な対応が必要な有人問い合わせにより早く監視者を対応させることができ、ユーザビリティの高い監視支援システムを提供することができる。
なお、第1条件の成立した有人問い合わせが複数存在する場合、監視者につき一の有人問い合わせが通知されてもよい。すなわち、通知処理部117は、監視者が現在対応中の問い合わせや監視対象である車両の状況から、有人問い合わせに即座に対応可能な監視者を複数抽出し、それぞれの監視者に対し、有人問い合わせに関する情報を1つずつ通知してもよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、乗客30の生体情報から、優先的に対応すべき有人問い合わせが監視者に通知される。したがって、問い合わせに対し、乗客30の状況に応じた迅速な対応をしつつ、監視者の負担を減らすことが可能となる。
なお、監視者の負担を減らすために、問い合わせ自体を減らす仕組みがあってよい。このため、本発明の一実施形態によれば、自動運転車両200の走行中の動作のうち、乗客30による問い合わせへとつながり得る動作を、通報動作としてあらかじめ記憶してよい。図7は、通報動作情報DB430に格納される、通報動作情報テーブルTB40の一例である。なお、図7は一例であって、通報動作情報テーブルTB40に格納される情報は、これ以上でもこれ以下でもよく、適宜更新されてよい。通報動作情報は、自動運転車両200の走行中の動作のうち、乗客30に不安感や焦りを与えうる動作であって、乗客30が監視センターへ問い合わせを行う契機となり得る動作であってよい。例えば、図7において、車両200による「急ブレーキ」、「車線変更」、「標識のない場所での一時停止」等は、車両200がその動作を行った原因が不明である場合、乗客30に不安感を与えうる。本発明の一実施形態によれば、図7のような通報動作情報をあらかじめ記憶し、車両200によって通報動作が行われた場合に、乗客30に対して適切な通知が行われてよい。
詳細に説明する。動作情報取得部113は、車両200から、車両200が実行する動作に関する情報を動作前に、または、車両200が実行した動作に関する情報を動作後に取得してよい。車両200の動作は、車両200が搭載する自動運転システムから送信されてよく、自動運転システムが次に実行する動作(加速・減速、左折・右折、一時停止等)に関する情報であったり、動作後に蓄積されるログデータであってよい。通知処理部118は、車両200が実行する動作、および実行した動作の少なくともいずれかの動作が、通報動作情報テーブルTB40に記憶された通報動作に相当する場合、当該動作について説明する情報を、乗客30に通知してよい。なお、乗客30への通知は、車両200内に設置されたディスプレイを介して行われてもよいし、ユーザ端末300を介して行われてもよい。
図8に、車両200の動作について説明する情報が表示されたユーザ端末300の画面の一例を示す。図8(a)の画面81aは、車両200の動作後に、当該動作について説明する情報が表示された例であって、「自転車の飛び出しにより急停止」する「急ブレーキ」が行われた旨が表示されている。また、図8(b)の画面81bは、車両200がこれから実行予定の動作に関する情報の表示例であって、「緊急車両の通過により一時停止予定」である旨が表示されている。なお、ユーザへの通知内容については、図示したものに限定されない。車両200の動作後の通知内容として、例えば、「他車両から救急車情報が入ったため路肩に一時的に停止する」等であってよい。また、車両200の動作前の通知内容として、例えば、「事故による車線規制のため、経路を変更して走行する」、「道路上の落下物を検知したため、徐行しながら回避している」等であってよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、車両200の動作に対し、その理由が乗客に通知されるため、問い合わせへとつながり得る不安感を乗客に抱かせず、監視者の負担を減らすよりユーザビリティの高い監視支援システムを提供することができる。
上述のように、本発明の一実施形態によれば、問い合わせがない場合でも、車両200の動作について説明する情報が表示されてよいが、動作について説明する情報が提供されてもなお、乗客30によっては、問い合わせを行うことも考えられる。この場合、乗客30は強い不安感を抱いていると考えられ、有人による対応が望ましい。したがって、本発明の一実施形態によれば、受付部115は、通知処理部118によって、動作について説明する情報が通知された乗客30から受け付けた問い合わせを、人的対応を要する問い合わせであると判定してよい。これにより、人的対応を要する乗客30を抽出し、乗客30の不安を解消させることが可能となる。
なお、上述では、有人問い合わせに対し、乗客30の生体情報に応じて優先度が設定される態様について説明した。しかしながら、本発明の一実施形態によれば、問い合わせの有無に限らず、乗客30の生体情報に第1条件が成立する場合、車両200の走行状況に関する情報が、乗客30に通知されてもよい。走行状況に関する情報とは、車両200の走行に関係する情報であって、車両200の走行位置、走行速度、周囲環境(外気温、観光名所等)等に関する情報であってよい。なお、走行状況に関する情報は、通知処理部117によって、車両200内のタブレット装置やスピーカーを介して自動音声等で提供されてもいいし、車両200のディスプレイに表示されてもよい。また、監視者が音声で呼びかけてもよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、乗客の生体情報に応じて、乗客の不安を低減する通知が提供される。したがって、問い合わせの数を減らし、監視者の負担の低減へつなげることができる。
なお、本発明の一実施形態によれば、乗客30の動作に応じて、問い合わせの有無に限らず、乗客30の動作に第2条件が成立する場合、車両200の走行状況に関する情報が、乗客30に通知されてもよい。画像取得部114は、車両200に備えられた撮像装置202や図示しない車両外の撮像装置から、車両200内外の画像を取得し、既知の画像認識手法を用いて、画像内の乗客の動作を判別してよい。通知処理部118は、画像から判別される乗客30の挙動に、第2条件テーブルTB30に記憶された第2条件が成立する場合に、車両200の走行状況に関する情報を、乗客30に通知してよい。なお、通知手法については上述の通りである。
このように、本発明の一実施形態によれば、乗客の挙動に応じて、乗客の不安を低減する通知が提供される。したがって、問い合わせの数を減らし、監視者の負担の低減へつなげることができる。
なお、設定部116は、生体情報に関する第1条件と同様に、乗客30の挙動に第2条件が成立する車両200からの有人問い合わせが複数存在する場合、第2条件の成立の継続時間、第2条件が成立する生体情報を有する乗客数の少なくともいずれかに応じて、優先度を設定してよい。これにより、早急な対応が必要な有人問い合わせにより早く監視者を対応させることができ、ユーザビリティの高い監視支援システムを提供することができる。
<サーバの制御フロー>
本発明の一実施形態による監視支援装置の処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。まず、取得部111は、非接触バイタルセンサ201を備える自動運転車両200から、当該自動運転車両200の乗客30の生体情報を取得する(ステップS11)。受付部115は、自動運転車両200に備えられた通報装置を介した乗客30からの問い合わせを受け付け、問い合わせの内容に応じて、人的対応の要否を判定する(ステップS12,S13)。人的対応が不要と判定された場合は(ステップS13でNO)、問い合わせの内容は、プログラムやAIによって無人で対応される(ステップS16)。人的対応を要すると判定された場合は(ステップS13でYES)、設定部116は、取得した乗客30の生体情報に応じ、人的対応を要する問い合わせである有人問い合わせに優先度を設定する(ステップS14)。通知処理部117は、有人問い合わせに関する情報を、設定された優先度に関する情報とともに、監視者へ通知する(ステップS15)。
<具体例>
本発明の一実施形態を適用した具体例について説明する。近年の感染症の流行において、消防救急、及び民間救急の車両で患者を輸送する際には、患者と健常者との接触を極力避けることが求められている。このような背景を受け、自動運転車両には、医療行為を望む者をドライバー不在で輸送する目的での活用が期待される。一方で、医療行為を望む者の中には、急な体調変化が起きる場合も考えられ、遠隔から乗客の体調の変化を監視し、体調の変化に応じた迅速な対応を行う必要がある。
そこで、設定部116は、有人問い合わせのうち、目的地が医療機関である自動運転車両の乗客による有人問い合わせの優先度を、最も高く設定してよい。すなわち、病院へ向かうタクシー、民間救急車、及び消防救急車等の、患者を搬送する車両(以降、「患者搬送車」とも称する)を自動運転車両で実現し、自動運転車両に非接触バイタルセンサ及び撮像装置を設けることによって、本発明の一実施形態に係る監視支援システムを利用した患者の監視が可能となる。具体的には、生体情報の悪化や患者挙動異変を検知し、監視者からの声かけが行われてよい。また、患者搬送車の走行に関し、患者からの問い合わせがあった場合に、上述のように生体情報の悪化や挙動の異変が検出された場合に、監視者による対応を優先的に行うように、設定することができてよい。
これにより、輸送時における患者と健常者との接触機会を減らしつつ、患者の生体情報に応じて遠隔での有人対応が可能となる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、上記実施の形態に示す構成を適宜組み合わせることとしてもよい。例えば、サーバ100が備えるとして説明した各構成部は、複数のサーバによって分散されて実現されてもよい。
また、上述でサーバ100が行うとして説明した処理は、車両200、ユーザ端末300が実行してもよい。
また、上述では、自動運転車両200の走行中の動作のうち、乗客30による問い合わせへとつながり得る動作(通報動作)に関して、乗客30に対してその理由が通知される態様について説明した。しかしながら、通報動作後の乗客30の生体情報や挙動情報に、第1条件または第2条件が成立しない場合、乗客30への通知は行われなくてもよい。
なお、本発明の一実施形態によれば、乗客30の特性に応じて、乗客30への通知態様を変化させてよい。乗客の特性とは、乗客を特徴づける情報であって、例えば、乗客の人数、年齢、自動運転車両への乗車履歴、目的地、乗車支援の要否、性別、感情、声音、声量等を含んでよい。ここで、乗車支援の要否とは、車いす、杖、スロープといった福祉用具の利用の有無や、視覚や聴覚の障害等により、乗降に際し支援が必要であるか否かを判別可能な情報であってよい。また、「乗車中の感情」とは、上述した「不安感」の他に、「怒り」、「嫌悪」、「恐れ」、「喜び」、「悲しみ」、「驚き」、「平静」等の乗客の心情を指してよい。なお、上述した乗客の特性は、乗合バスの利用に関する情報として、乗合バスの予約時にユーザから取得してもよいし、乗合バスを提供するサービスへの利用登録時にユーザに入力させることで取得してもよい。しかしながら、乗客の特性の取得手法についてはこれらに限定されない。例えば、乗客の特性は、図示しないサーバ100の識別処理部が、乗客の動画像、生体情報、動作情報等を識別処理することで取得されてよい。
ここで、識別処理部による識別処理について説明する。例えば、識別処理部は、車両200内外に設置された撮像装置から取得した乗客の画像を、既知の画像認識技術を用いて処理し、乗客の人数、性別、乗車支援の要否、乗客の感情等を識別してよい。既知の画像認識技術としては、例えば、機械学習(ニューラルネットワーク、サポートベクターマシン、決定木、k-近傍法等)による手法が用いられてよい。ここで、識別処理部は、認識した乗客の顔の表情から、乗客の感情を推定してよい。表情に基づく感情推定にも、予め、表情とその際の感情との組み合わせを機械学習して生成された学習モデルによる識別手法等が用いられてよいが、これらに限定されず、既知の感情推定技術が用いられてよい。また、識別処理部は、車両200内の乗客の音声に基づいて、乗客の感情認識(感情推定)処理を行ってよい。音声による感情認識には、既知の音声による感情認識技術が用いられてよい。音声による感情認識としては、例えば、時系列で複数個抽出された声の高さ(周波数)や声の大きさといった特徴量の統計量(平均値、分散、傾き等)を算出することで、音声信号から変換された多次元の特徴量ベクトルから、特徴量ベクトルが所属する感情のカテゴリや、感情空間上での座標値を推定することで、音声に含まれる感情が認識されてよい。ここで、特徴量ベクトルに基づく感情の推定には、上述した機械学習の手法が用いられてよい。
通知処理部117は、乗客の特性に応じて、乗客への通知態様を変化させてよい。ここで、通知態様とは、通知に関して変更し得る情報であって、例えば、乗客へ通知する内容、文面及び文体であったり、自動音声通知の場合、合成する音声の話速、声音、音量等であったりしてよい。このことを、図10,11を用いて説明する。なお、図10,11は一例であって、通知態様の変化は図示したものに限定されず、乗客特性がより細かく分類されてもよいし、より大まかに分類されてもよい。
図10は、乗客の特性に応じて用いるべき通知態様を関連付けた通知態様テーブルTB50の一例である。なお、通知態様テーブルTB50は、記憶装置400に格納されてよい。通知処理部117は、通知態様テーブルTB50を参照して、乗客の特性に応じた通知を行ってよい。例えば、乗客の年令が10歳以下である場合、通知すべき内容を、子供でも理解可能な平易な表現で生成してよい。なお、通知すべき内容とは、上述した乗客からの問い合わせに対する回答のほか、車両の乗降方法、乗車料金の支払い方法、行先案内、広告といった、テキストまたは自動音声による車両アナウンスを指してよい。ここで、通知すべき内容は、あらかじめ記憶装置400に、乗客の特性ごとに文面や文体を変えたものが記憶されていてもよい。あるいは、通知すべき内容のキーワード(単語)が記憶装置400に記憶され、既知の自然言語処理技術を用いて、乗客の特性に応じた通知態様で文章が自動生成され、テキスト及び音声の少なくともいずれかによって出力されてもよい。
図10の通知態様テーブルTB50の説明を続ける。乗客の特性として、年令が60歳以上であれば、通知処理部117は、外来語や、使用が開始されてからまだ日が浅いIT(Information Technology)用語を避けた、平易な表現で通知を行ってよい。なお、乗客の特性として、年令が11歳以上59歳以下の場合、上述した平易な表現を特に用いることなく、日常で用いられる用語を用いた文面で通知を行ってよい。
また、通知処理部117は、車両200の乗降に際し支援を必要とする乗客の場合、スロープ等の要支援者対応設備に関する案内を通知してよい。また、通知処理部117は、乗客の乗車履歴に応じて、車両200への乗車が初めてである乗客や、前回の乗車から所定期間以上経過している乗客に対しては、乗降方法、支払い方法、走行ルートのほか、車両200の速度や一旦停止するポイント等の、車両の挙動に関する案内を通知してよい。
また、車両200の乗客の人数が多い場合、乗客同士の会話等により通知が聞こえづらいことも想定される。したがって、乗客の人数に応じて、通知処理部117は、通知の音量を上下させたり、声音を高低させてよい。同様に、通知処理部117は、乗客の声音や声量、及び、車両200外の騒音に応じて、通知処理部117は、通知の音量や声音を変化させてよい。なお、上述の通知態様は、乗客の特性に応じて組み合わされてよい。
図11(a)、(b)は、乗客の特性に応じて用いるべき通知態様を関連付けた通知態様テーブルTB60,TB70の一例である。通知態様テーブルTB60,70は、通知すべき内容を音声で出力する際の通知態様を、乗客の特性ごとに関連付けたテーブルであってよい。なお、図10,11に示すテーブルは一例であって、本発明はこれらに限定されない。
通知処理部117は、通知態様テーブルTB60,70を参照して、乗客の特性に応じた音声通知を行ってよい。例えば、乗客の目的地が「行楽地」である場合、通知処理部117は、音声の話速を基準値よりも「1.1倍速」としてよい。なお、話速の基準値はあらかじめ設定されてよく、例えば、「5.1~6字/秒」であってよいが、これに限定されない。さらに、通知処理部117は、乗客の特性に応じて、感情表現を含ませた音声を合成してよい。例えば、乗客の目的地が「行楽地」である場合、通知処理部117は、通知すべき内容を、「楽しさ・喜び」の感情表現が含まれる音声で出力してよい。なお、感情表現を含む音声の生成には、既存の音声合成技術が用いられてよい。図11(a)の通知態様テーブルTB60の例では、通知処理部117は、乗客の目的地が「病院」である場合、音声の話速を基準値よりも「0.8倍速」とし、「落ち着き」の感情表現が含まれる音声を出力してよい。なお、話速の変更、及び感情表現を含む音声の出力の少なくともいずれかが行われてもよい。
また、通知処理部117は、通知態様テーブルTB70を参照して、乗客の感情に応じて通知態様を変化させてよい。上述した識別処理部による識別処理より、乗客の感情として「恐れ・驚き」が強いと推定される場合、通知処理部117は、話速を基準値よりも「0.7倍速」とし、「安心感・落着き」の感情表現が含まれる音声を出力してよい。例えば、車両200の急ブレーキにより、乗客に「恐れ・驚き」の感情が推定される場合、通知処理部117は、「自転車の飛び出しにより急停止」した旨を音声で出力してよいが、この際に、話速を基準値よりも低速とし、「落ち着き」の感情表現が含まれる音声を出力してよい。これにより、乗客に安心感を与え、落ち着かせることができる。
また、乗客の目的地が「行楽地」である場合、通知処理部117は、話速を基準値よりも「1.1倍速」とし、「楽しさ・喜び」の感情表現が含まれる音声を出力してよい。例えば、目的地が動物園である乗客に対し、乗車料金の支払い方法を案内する場合、通知処理部117は、話速を基準値よりも速くし、「楽しさ・喜び」の感情表現が含まれる音声を出力してよい。これにより、乗客の気持ちに寄り添い、乗客に受け入れられる案内を行うことができる。なお、図10,11の通知態様は組み合わされてもよい。例えば、乗客の年令が10歳以下であって、目的地が行楽地である場合、通知処理部117は、子供の理解できる平易な文面で、かつ、話速を基準値より1.1倍速とし、楽しさ・喜びの感情表現を含む音声で通知を行ってよい。
このように、本発明の一実施形態によれば、乗客の特性に応じて、乗客への通知態様が変化してよい。これにより、運転者不在の自動運転車両によるサービスの提供時に、ユーザに適切な声掛けを行うことができるとともに、乗客の感情に即した、乗客により受け入れられる案内を行うことができる。
なお、音声による感情認識は、上述した音声信号によるものに加え、発話内容からも行われてよい。また、乗客の感情は、上述した表情、音声のみならず、脈拍や呼吸の回数、発汗といった生体情報や、あたりを見回す、車両内を歩き回るといった乗客の動作情報などによって、またこれらの情報を組み合わせることによって推定されてもよい。
また、ユーザへの通知に際し、ユーザが利用している楽曲視聴サービスやソーシャルネットワーキングサービス(SNS:Social Networking Service)から推定された声音や文体が用いられてもよい。
サーバ100、車両200の各機能部は、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))等に形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。また、各機能部は、1または複数の集積回路により実現されてよく、複数の機能部の機能を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。さらに、上述したサーバ100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよいし、機能によっては、外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)等で呼び出して実現してもよい。
サーバ100の各機能部をソフトウェアにより実現する場合、サーバ100は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。すなわち、本発明に係るサーバ100は、CPUがRAM上にロードされたプログラムを実行することにより、上述した各構成部として機能する。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、上記プログラムは、例えば、ActionScript、JavaScript(登録商標)、Python、Rubyなどのスクリプト言語、C言語、C++、C#、Objective-C、Swift、Java(登録商標)などのオブジェクト指向プログラミング言語、HTML5などのマークアップ言語などを用いて実装されてよい。さらに、特許請求の範囲における「部(section、module、unit)」との記載は、「手段」や「回路」に読み替えてもよい。例えば、通信部は、通信手段や通信回路に読み替えることができる。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して、サーバ100に提供されてもよい。
以上説明した本開示の各態様によれば、高齢者や小児が乗車した場合でも安全かつ快適な自動運転車両の運行が可能となることにより、持続可能な開発目標(SDGs)の目標11「住み続けられるまちづくりを」の達成に貢献できる。
100 サーバ(監視支援装置)
110 制御部
111 取得部
112 生体情報取得部
113 動作情報取得部
114 画像取得部
115 受付部
116 設定部
117 通知処理部
120 通信部
170 記憶部
200 自動運転車両
300 ユーザ端末(通信端末)
400 記憶装置
500 ネットワーク
600 監視支援システム
30 乗客(ユーザ)

Claims (12)

  1. 自動運転車両の乗客からの問い合わせに対する、遠隔の監視者による人的対応を支援する監視支援システムであって、
    非接触バイタルセンサを備える前記自動運転車両から、当該自動運転車両の乗客の生体情報を取得する生体情報取得部と、
    前記自動運転車両の乗客からの問い合わせを受け付け、前記問い合わせの内容に応じて、人的対応の要否を判定する受付部と、
    前記取得部が取得した前記乗客の生体情報に応じ、人的対応を要する問い合わせである有人問い合わせに優先度を設定する設定部と、
    前記有人問い合わせに関する情報を、設定された優先度に関する情報とともに、前記監視者へ通知する通知処理部と、
    を備える監視支援システム。
  2. 前記自動運転車両の走行中の動作のうち、前記乗客による問い合わせへとつながり得る動作を、通報動作としてあらかじめ記憶する記憶部と、
    走行中の自動運転車両から、当該自動運転車両が実行する動作に関する情報を動作前に、または、前記自動運転車両が実行した動作に関する情報を動作後に取得する動作情報取得部と、
    をさらに備え、
    前記通知処理部は、前記実行する動作および前記実行した動作の少なくともいずれかの動作が前記通報動作に相当する場合、前記動作について説明する情報を、前記乗客に通知する、
    請求項1に記載の監視支援システム。
  3. 前記通知処理部は、前記問い合わせの有無に関わらず、前記乗客の生体情報に所定の第1条件が成立する場合に、前記自動運転車両の走行状況に関する情報を、前記乗客に通知する、
    請求項1に記載の監視支援システム。
  4. 前記自動運転車両に備えられた撮像装置から、前記自動運転車両内外の画像を取得する画像取得部をさらに備え、
    前記通知処理部は、前記問い合わせの有無に関わらず、前記画像から判別される前記乗客の挙動に所定の第2条件が成立する場合に、前記自動運転車両の走行状況に関する情報を、前記乗客に通知する、
    請求項1に記載の監視支援システム。
  5. 前記設定部は、前記有人問い合わせのうち、目的地が医療機関である自動運転車両の乗客による有人問い合わせの優先度を、最も高く設定する、
    請求項1に記載の監視支援システム。
  6. 前記受付部は、前記通知処理部によって、前記動作について説明する情報が通知された乗客から受け付けた問い合わせを、人的対応を要する問い合わせであると判定する、
    請求項2~4のいずれか一項に記載の監視支援システム。
  7. 前記設定部は、前記取得部が取得した前記生体情報に前記第1条件が成立する場合に、前記第1条件の成立の継続時間、前記第1条件が成立する前記生体情報を有する乗客数の少なくともいずれかに応じて、前記優先度を設定する、
    請求項3に記載の監視支援システム。
  8. 前記設定部は、前記取得部が取得した前記乗客の挙動に前記第2条件が成立する場合に、前記第2条件の成立の継続時間、前記第2条件が成立する乗客数の少なくともいずれかに応じて、前記優先度を設定する、
    請求項4に記載の監視支援システム。
  9. 自動運転車両の乗客からの問い合わせに対する、遠隔の監視者による人的対応を支援する監視支援装置の制御方法であって、
    監視支援装置が、
    非接触バイタルセンサを備える前記自動運転車両から、当該自動運転車両の乗客の生体情報を取得するステップと、
    前記自動運転車両の乗客からの問い合わせを受け付け、前記問い合わせの内容に応じて、人的対応の要否を判定するステップと、
    前記取得するステップで取得した前記乗客の生体情報に応じ、人的対応を要する問い合わせである有人問い合わせに優先度を設定するステップと、
    前記有人問い合わせに関する情報を、設定された優先度に関する情報とともに、前記監視者へ通知するステップと、
    を含む監視支援装置の制御方法。
  10. 自動運転車両の乗客からの問い合わせに対する、遠隔の監視者による人的対応を支援する監視支援装置の制御プログラムであって、
    監視支援装置に、
    非接触バイタルセンサを備える前記自動運転車両から、当該自動運転車両の乗客の生体情報を取得する機能と、
    前記自動運転車両の乗客からの問い合わせを受け付け、前記問い合わせの内容に応じて、人的対応の要否を判定する機能と、
    前記取得する機能が取得した前記乗客の生体情報に応じ、人的対応を要する問い合わせである有人問い合わせに優先度を設定する機能と、
    前記有人問い合わせに関する情報を、設定された優先度に関する情報とともに、前記監視者へ通知する機能と、
    を実現させる監視支援装置の制御プログラム。
  11. 前記通知処理部は、前記乗客の特性に応じて、前記乗客への通知態様を変化させる、
    請求項2~5のいずれか一項に記載の監視支援システム。
  12. 前記通知処理部は、前記乗客の特性として、前記乗客の人数、年齢、前記自動運転車両への乗車履歴、目的地、乗車支援の要否、及び感情の少なくともいずれかに応じて、前記乗客への通知態様として、文体、並びに、音声通知の場合の話速、声音、及び音量の少なくともいずれかを変化させる、
    請求項11に記載の監視支援システム。
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